JP4709081B2 - スイッチ装置 - Google Patents

スイッチ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4709081B2
JP4709081B2 JP2006182025A JP2006182025A JP4709081B2 JP 4709081 B2 JP4709081 B2 JP 4709081B2 JP 2006182025 A JP2006182025 A JP 2006182025A JP 2006182025 A JP2006182025 A JP 2006182025A JP 4709081 B2 JP4709081 B2 JP 4709081B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
moderation
electromagnet
support
switch
plunger
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006182025A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007059382A (ja
Inventor
正幸 栗原
誠司 石垣
雅彦 宮田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd filed Critical Tokai Rika Co Ltd
Priority to JP2006182025A priority Critical patent/JP4709081B2/ja
Publication of JP2007059382A publication Critical patent/JP2007059382A/ja
Priority to US11/811,545 priority patent/US7767916B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4709081B2 publication Critical patent/JP4709081B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)

Description

本発明は、各種機器を作動させる際に操作するスイッチ装置に係り、詳しくは操作時の節度感を可変可能なスイッチ装置に関する。
従来、各種機器を作動させる際に操作するスイッチ装置として、回転操作によって機器電源のオンオフ又は機器作動量を切り換えるロータリスイッチが用いられ、この種のロータリスイッチが例えば特許文献1〜3に開示されている。このようなロータリスイッチでは、確実なスイッチ切り換えや快適なスイッチ操作感を有するように、一般的に節度機構を備える。節度機構が例えば機械式の場合、ロータリスイッチの固定側と回転側との一方に凹部を他方に凸部を各々設け、これら凹部及び凸部の噛合いによって節度を発生させる。
ここで、例えば機器がナビゲーションシステムの場合、メニュー画面(即ち、ナビゲーションシステムの各種入力画面)が多岐に亘るため、各メニュー画面で1つのロータリスイッチを共用することになる。ところで、この種のシステムにおいては、各メニュー画面でメニュー項目数が変化するため、同じ操作角度でもロータリスイッチの節度を異ならせて、各メニュー画面ごとに節度感を変えることが望ましい。
節度可変機構としては、ロータリスイッチのスイッチノブに直接又はギヤやワイヤ等の伝達機構を介してモータを取り付け、モータの駆動力によってスイッチノブに節度を付与する電気式節度機構が考えられる。電気式節度機構の場合、モータに流す電流値を変えることでロータリスイッチの節度の値を設定する。例えば、カーナビゲーションシステムがボタン指定画面の際には、節度を大きめに設定して確実なスイッチ切り換えを確保し、データ入力画面の際には、節度を小さめに設定してスムーズなデータ入力を確保する。
特開2004−22301号公報 特開2004−220957号公報 特開2003−086059号公報
しかし、モータを用いた節度可変機構の場合、回転操作中のスイッチノブを反対側に回してスイッチノブの回転方向を変えた際、節度付与のために回転していたモータの回転子には慣性力が生じることから、モータは直ぐに逆回転することができず、間をおいて逆回転を始める。従って、直ぐスイッチノブに逆向きの節度を発生させることができず、スイッチノブの操作時において制御遅れ、つまりスイッチノブを操作した際の応答遅れが生じる問題があった。
また、モータがギヤやワイヤ等の伝達機構を介してスイッチノブに連結される場合、スイッチノブを回転操作した際には、ギヤのバックラッシやワイヤの延び等によって、モータの駆動力が直ぐにスイッチノブに伝達されず、このこともスイッチノブの制御遅れの要因となる。更に、この種の伝達機構を用いると、伝達機構が原因となって装置にガタツキや剛性の低下が生じる問題も生じてしまう。更に、モータを用いた節度可変機構は、それなりの配置スペースが必要なモータや伝達機構等を使用することから、その分だけスイッチサイズが大きくなる問題もあった。
本発明の目的は、1つのスイッチノブの節度感を可変とする場合であっても、スイッチ
ノブに節度を付与する際の制御遅れを生じ難くすることができるスイッチ装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明では、スイッチノブが操作された際に、機器の作動状態を設定すべくスイッチ状態を切り換えるスイッチ装置において、凹部及び凸部の噛合いによって前記スイッチノブに節度を付与する節度機構と、磁界の誘起に基づいて前記節度機構の節度感を調整する調整機構とを備え、前記調整機構に磁界を誘起させる制御手段をさらに備え、前記調整機構は、前記節度機構の凹部及び凸部の一方が形成され、前記スイッチノブに前記節度機構を介して連結される磁性体と、前記磁界を誘起して前記磁性体と吸着し、前記節度機構を介して前記スイッチノブに節度感を付与する電磁石とからなることを要旨とする。
この発明によれば、スイッチノブを操作した際には、節度機構の凹部及び凸部の噛合いによってスイッチノブの操作に節度が生じる。スイッチノブを操作する際、調整機構によって磁界の強さを制御することができることから、スイッチノブに付与する節度を調整することが可能となる。従って、本発明の節度可変機構は、モータを用いてスイッチノブに節度を付与するモータ方式よりも応答性高く節度を付与可能な磁気方式を用いるので、スイッチノブを操作した際に、直ぐに節度感を付与できない制御遅れが生じ難くなる。また、モータ方式の場合、モータの駆動力が伝達機構を介してスイッチノブに伝達される構造を用いると、伝達機構に起因する制御の遅れも生じるが、本発明の磁気方式を用いれば、この種の伝達機構を用いずに済むため、このことも制御遅れ抑制に効果がある。
尚、制御手段により節度機構の節度感が調整される。
特に、電磁石によって磁界を発生させて磁性体を該電磁石に吸着させることによって、スイッチノブに節度感を与えることができる。
請求項に記載の発明では、スイッチノブが操作された際に、機器の作動状態を設定すべくスイッチ状態を切り換えるスイッチ装置において、凹部及び凸部の噛合いによって前記スイッチノブに節度を付与する節度機構と、磁界を誘起して該磁界の強さに基づき前記節度機構の節度感を調整する調整機構と、前記調整機構が誘起する前記磁界の強さを制御する制御手段とを備え、前記調整機構は、前記節度機構の凹部及び凸部の一方が形成され、前記スイッチノブに前記節度機構を介して連結される磁性体と、前記磁性体に向かって前記磁界を誘起し、当該磁界による前記磁性体との間の吸着度合いに基づき前記節度機構の節度感を変更する電磁石とからなることを要旨とする。
この発明によれば、スイッチノブを操作した際には、節度機構の凹部及び凸部の噛合いによってスイッチノブの操作に節度が生じる。スイッチノブを操作する際、調整機構が誘起する磁界を制御手段が制御し、その磁界によって凹部側及び凸部側の一方の部材の働きを制限することで、節度機構の節度発生間隔を変えて節度感を適宜設定する。従って、スイッチノブには磁界の強さに応じた節度感が付与され、制御手段により状況に応じて磁界の強さを変えることによって、1つのスイッチノブの節度感が可変となる。
従って、本発明の節度可変機構は、モータを用いてスイッチノブに節度を付与するモータ方式よりも応答性高く節度を付与可能な磁気方式を用いるので、スイッチノブを操作した際に、直ぐに節度感を付与できない制御遅れが生じ難くなる。また、モータ方式の場合、モータの駆動力が伝達機構を介してスイッチノブに伝達される構造を用いると、伝達機構に起因する制御の遅れも生じるが、本発明の磁気方式を用いれば、この種の伝達機構を用いずに済むため、このことも制御遅れ抑制に効果がある。
特に、電磁石が弱い磁界を生じた場合、磁性体が電磁石に強く吸着せず、磁性体の動きは弱い状態で制限されるため、節度発生間隔が大きくなり、スイッチノブには小さな節度感が生じる状態となる。一方、電磁石が強い磁界を生じた場合、磁性体が電磁石に強く吸着し、磁性体の動きが大きく制限されて、スイッチノブには大きな節度感が生じる状態となる。従って、電磁石が誘起する磁界の強さを調整することで、節度機構の節度感を所望の値に設定する。この結果、電磁石が誘起する磁界により磁性体を吸着するという簡単な方法で、節度機構の節度感を適宜設定することが可能となる。
請求項に記載の発明では、請求項1又は2に記載の発明において、前記スイッチノブを回動操作することで前記スイッチ状態を切り換えるロータリ式であることを要旨とする。
この発明によれば、請求項1又は2に記載の発明の作用に加え、例えば、スイッチ装置がスイッチノブを直線方向にスライド移動するスライド式であると、スイッチノブがスライド移動するスペースをケース内に確保する必要がある。しかし、スイッチ装置がロータリ式であれば、このスイッチノブのスライド移動を許容するスペースを設ける必要がなく、スイッチ装置の更なる小サイズ化に効果がある。
請求項に記載の発明では、請求項のいずれか1に記載の発明において、前記制御手段は、前記機器の作動モードが切り換え操作された際、前記節度機構の節度感を前記機器の作動モードに応じた値に設定することを要旨とする。
この発明によれば、請求項のいずれか1に記載の発明の作用に加え、1つのスイッチノブを機器の各作動モードで共用する場合であっても、スイッチノブを機器の各作動モードに適した節度に設定することが可能となり、スイッチノブの操作感向上に寄与する。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化したスイッチ装置の一実施形態を図1〜図5に従って説明する。
車両のセンタークラスター(図示略)には、カーナビゲーションシステム等の各種機器が配設されている。
カーナビゲーションシステムには、同システムを作動させる際のスイッチ操作部分として図1及び図2に示すスイッチ装置1が配設されている。スイッチ装置1は、複数(図1及び図2では1つのみ図示)のロータリノブ2を備え、これらロータリノブ2を摘んで回転操作することでカーナビゲーションシステムを作動させるロータリスイッチである。なお、ロータリノブ2がスイッチノブに相当する。
カーナビゲーションシステムの装置内部には、スイッチ装置1のケース3が取付固定されている。このケース3は中空状に形成され、上方が開口した箱状のケース本体3aに開
板状の蓋部3bを取り付けることによって組み立てられている。
ケース3は、その内部が収容室4となっており、この収容室4にスイッチ装置1の各種部品が内蔵される。
ケース3には、複数のロータリノブ2が回転可能な状態で支持されている。各ロータリノブ2は、断面円形で棒状の軸部5と、軸部5よりも大径で円柱形上の頭部6とを備えている。各ロータリノブ2は、頭部6がケース3から外部に露出するとともに、蓋部3bの中心に形成された孔部3cに軸部5が回転可能に挿通された取付状態をとっている。
各ロータリノブ2の軸部5には、収容室4内において頭部6寄りの位置に略円形形状の節度発生部7が一体形成されている。この節度発生部7は軸部5に対して同一軸心の位置状態をとり、蓋部3bの裏面に当接することでロータリノブ2の抜け止めとして機能する。
各ロータリノブ2の軸部5には、収容室4内において軸部5の中心部寄りの位置に略円板形状の支持体8が相対回動可能な状態で取り付けられている。支持体8は、節度発生部7と対向する位置に配置され、磁性体を材質としている。支持体8の中央部には挿通孔8aが形成され、この挿通孔8aにロータリノブ2の軸部5が相対回動可能な状態で挿通されている。なお、支持体8が調整機構(磁性体)を構成する。
各ロータリノブ2の軸部5には、収容室4内において軸部5の先端位置に、略円板形状の電磁石9が相対回動可能な状態で取り付けられている。電磁石9は円柱状の鉄心9a(図2参照)と、鉄心9aに巻回されたコイル9b(図2参照)とからなり、支持体8と対向する位置に配置されている。
コイル9bに電流が流された場合、電磁石9にはコイル9b内を通り抜ける方向(図2の一点鎖線矢印方向)に磁界Hが発生し、支持体8が磁性体を材質としていることから、この磁界Hによって支持体8が電磁石9に吸着する。このとき、電磁石9の磁界Hが強ければ支持体8が強く電磁石9に吸着し、電磁石9の磁界Hが弱ければ支持体8が弱い力で電磁石9に吸着する。鉄心9aの中央部分には挿通孔9cが形成され、この挿通孔9cにロータリノブ2の軸部5が相対回動可能な状態で挿通されている。なお、電磁石9が調整機構を構成する。
図1〜図4に示すように、節度発生部7と支持体8との間には、ロータリノブ2の操作時においてロータリノブ2に節度を付与する節度機構10が配設されている。節度機構10を以下に説明すると、節度発生部7の裏面には径方向外側寄りの位置に複数の溝部11が形成されている。溝部11は断面溝形状が、略半円弧形状をなし、節度発生部7の周方向に沿ってほぼ等間隔に配置されている。
支持体8の表面には、径方向外側の位置に収容穴12が凹設されている。この収容穴12には、先端が略半球状をなす円柱状の節度ピース13が相対移動可能に状態で収容されている。収容穴12の底面と節度ピース13との間には、節度ピース13を節度発生部7側に常時付勢するコイルスプリング14が介装されている。節度ピース13の底部には穴部13a(図1参照)が貫設され、コイルスプリング14はこの穴部13aに収容された取付状態をとっている。なお、溝部11が凹部に相当し、節度ピース13が凸部に相当する。
節度ピース13に係止した図3に示す状態から、ロータリノブ2が図3の矢印方向に回動操作されると、節度ピース13がコイルスプリング14の付勢力に抗して、隣接する溝部11の間にある山部15を登り、節度ピース13が収容穴12に入り込んだ図4に示す
状態をとる。このとき、山部15の乗り越えに必要な操作力が、節度としてロータリノブ2に付与される。ロータリノブ2が更に回動操作され、節度ピース13が隣の溝部11と対向する位置状態をとると、節度ピース13がコイルスプリング14の付勢力によって飛び出し、その溝部11に係止する。そして、節度ピース13が山部15を乗り越えて溝部11に係止動作が、ロータリノブ2の回動操作に伴って繰り返される。
電磁石9がオフ状態の場合、支持体8は電磁石9に吸着しないことから、支持体8の自由回動が許容された状態となる。よって、ロータリノブ2が回動操作された際には、支持体8が節度ピース13を介して節度発生部7に係止状態となっているため、ロータリノブ2に同期して支持体8も回動する。従って、節度ピース13が節度発生部7の山部15を乗り越える動きはとらず、ロータリノブ2には節度が生じない状態となる。
一方、電磁石9がオン状態の場合、電磁石9が発生する磁界Hによって支持体8が電磁石9に吸着するため、支持体8の回動が制限された状態となる。このとき、例えば、電磁石9の磁界Hが非常に強い値であれば、支持体8が電磁石9に強く吸着して支持体8の回動が禁止された状態となる。よって、ロータリノブ2が回動操作された際にはロータリノブ2のみが回動する状態となり、その状況下で節度ピース13が山部15を乗り越える動きをとることから、ロータリノブ2には小さな節度発生部間隔(短い周期)で節度が生じる。
また、電磁石9が発生する磁界Hが相対的に小さい値に設定されれば、支持体8が電磁石9に吸着するものの、自身の回動については許容された状態となる。従って、ロータリノブ2が回動操作された際には、ロータリノブ2の回動に連れて支持体8も回動する動きをとり、その回動途中で節度ピース13が山部15を乗り越える動作をとることから、ロータリノブ2には大きな節度発生間隔(長い周期)で節度が生じる。従って、支持体8及び電磁石9の吸着度合いを変えたい場合には、ロータリノブ2が同じ操作角度であっても、その節度発生間隔が変わることになる。このため、電磁石9の磁界Hの強さを調整することによって、ロータリノブ2の節度発生間隔を段階的に制御することが可能となり、これによってロータリノブ2の節度感が変更可能である。
図5に示すように、スイッチ装置1は、スイッチ装置1の作動を制御するスイッチ制御回路16を備えている。スイッチ制御回路16は、CPU(Central Processing Unit)
17、ROM(Read-Only-Memory)18、RAM(Random-access Memory)19及びインターフェース20を備えている。CPU17は、その入力側が駆動回路23を介してロータリノブ2に接続され、その出力側がインターフェース20を介してカーナビゲーションシステムの表示装置21に接続されている。CPU17は、ROM18内の各種プログラムに基づき、RAM19を作業領域として電磁石9や表示装置21を制御する。なお、CPU17が制御手段に相当する。
ROM18には、CPU17がカーナビゲーションシステムを動作させる際に実行する制御プログラムが記憶されている。CPU17は、ロータリノブ2が操作された際、ロータリノブ2からスイッチ回路22を介して各種スイッチ信号を入力し、ROM18内の制御プログラムを基に作動して、ノブ操作に応じた各種画面が表示装置21で表示されるように表示装置21を表示制御する。なお、画面が作動モードに相当する。
ROM18には、電磁石9の磁界の強さを制御する磁界制御プログラムが記憶されている。CPU17は、ロータリノブ2が操作された際、電磁石9が表示装置21の各種画面に応じた磁界Hを発生するように、駆動回路23を介して電磁石9の発生磁界(磁界H)を制御する。CPU17は、電磁石9にコイル9bに流す電流量を制御することで、電磁石9の磁界Hの強さを制御する。例えば、発生間隔の小さな節度を必要とするメニュー画
面を表示装置21に表示する際に、電磁石9に大きな磁界Hが発生され、発生間隔の大きな節度を必要とするメニュー画面を表示装置21に表示する際には、電磁石9に小さな磁界Hが発生される。
次に、本例のスイッチ装置1の作用を説明する。
まず、カーナビゲーションシステムの電源ボタン(図示略)が押されて電源が投入されると、カーナビゲーションシステムが立ち上がり、表示装置21には初期画面が表示される。このとき、CPU17は、電磁石9のコイル9bに駆動回路23を介して所定量の電流を流して、初期画面に応じた強さの磁界Haを電磁石9から発生される。これにより、支持体8及び電磁石9が磁界Haの強さに基づく吸着力で吸着し、ロータリノブ2が支持体8に対して回動可能な状態となる。
ここで、例えば支持体8及び電磁石9が相対的に弱い吸着力で吸着したとすると、ロータリノブ2が回動操作された際には、支持体8は電磁石9に吸着しているものの自身の回動は許されていることから、ロータリノブ2の回動に伴って支持体8が回動する動きをとり、この回動途中で節度ピース13が山部15を乗り越える動作をとる。よって、この場合のロータリノブ2の節度発生間隔は、電磁石9の磁界Haに応じた間隔、つまりロータリノブ2を多く回さなければ節度ピース13が山部15を乗り越えない間隔に設定される。このため、ロータリノブ2には弱めの節度感が付与された状態となる。
続いて、初期画面表示装置でロータリノブ2が操作され、表示装置21に第1メニュー画面が表示されたとする。ここで、第1メニュー画面では、ロータリノブ2に相対的に小さな節度発生間隔を付与する必要があるとすると、CPU17は磁界Ha発生時よりも多量の電流をコイル9bに流して、磁界Haよりも強い値の磁界Hb(>Ha)を電磁石9から発生させる。これにより、支持体8及び電磁石9が磁界Hbの強さに基づく大きな吸着力で吸着し、支持体8の回動が大きく制限された状態でロータリノブ2が支持体8に対して回動可能となる。
よって、ロータリノブ2が回動操作された際には、ロータリノブ2が支持体8に対して回動する途中で節度ピース13が山部15を乗り越える動きをとるものの、表示装置21に初期画面が表示されたときよりも、支持体8の回動量が少ない時点で節度ピース13が山部15を乗り越える。従って、表示装置21に第1メニュー画面が表示されている場合、ロータリノブ2の節度発生間隔は、磁界Hb(>Ha)に応じた間隔、つまり磁界Ha発生時よりも小さい間隔に設定される。このため、ロータリノブ2には、磁界Ha発生時よりも強めの節度感が付与された状態となる。
続いて、第1メニュー画面表示状態でロータリノブ2が操作され、表示装置21に第2メニュー画面が表示されたとする。ここで、第2メニュー画面では、ロータリノブ2に極力小さな節度発生間隔を付与する必要があるとすると、CPU17は磁界Hb発生時よりも多量の電流をコイル9bに流して、磁界Hbよりも強い値の磁界Hc(>Hc)を電磁石9から発生させる。これにより、支持体8及び電磁石9が磁界Hcの強さに基づく非常に大きな吸着力で吸着し、回動できない状態の支持体8に対してロータリノブ2が回動可能となる。
よって、ロータリノブ2が回動操作された際には、回動禁止状態の支持体8に対してロータリノブ2が回動し、ロータリノブ2の回動に伴って節度ピース13が山部15を乗り越える動きをとる。従って、表示装置21に第2メニュー画面に表示されている場合、ロータリノブ2の節度発生間隔は、磁界Hc(>Hb)に応じた間隔、つまり磁界Hb発生時よりも強い感覚で節度感が付与された状態となる。
従って、ロータリノブ2の操作角度が同じであっても、ロータリノブ2を操作した際の節度発生間隔が、表示装置21の画面内容に応じて変わることになる。このため、ロータリノブ2を操作した際の節度感が、表示装置21の画面内容に応じた値に設定されることになり、ロータリノブ2を各種画面で共有する場合であっても、ロータリノブ2の節度感を各画面の最適な値に設定することが可能となる。よって、ロータリノブ2の操作性が向上し、データの入力ミスや表示ボタンの選択ミスが生じ難くなる。
また、本例のように電磁石9を用いてロータリノブ2の節度を可能とする方法は、モータを用いてロータリノブ2の節度を可変とする方法に比べて、ロータリノブ2へ節度を付与する際に、モータ回転子の慣性による遅れ等が生じないため、ロータリノブ2に応答性高く節度を付与可能である。従って、ロータリノブ2へ節度を付与する際に制御遅れが生じ難くなり、ロータリノブ2の好適な操作感を確保することが可能となる。
更に、モータを用いてロータリノブ2の節度を可変とする場合、モータの駆動力がギヤやワイヤ等の伝達機構を介してロータリノブ2に伝達される機構をとると、ギヤのバックラッシやワイヤの伸び等による制御遅れが生じてしまうが、本例は伝達機構を用いる必要がないため、伝達機構に起因する制御遅れも生じ難くなる。また、伝達機構を用いる必要がなければ、伝達機構に起因するガタツキや剛性感の低下も発生しにくくなる。また、それなりの配置スペースが必要なモータや伝達機構を用いず、配置スペースが小さく済む電磁石9を用いることから、スイッチ装置1の装置サイズを小さく抑えることも可能である。
本実施形態の構成によれば、以下の記載の効果を得ることができる。
(1)ロータリノブ2の節度感を与える方式として、電磁石9を用いた磁気方式をしているので、磁気方式を用いればモータに比べて節度を応答性高くロータリノブ2に付与可能であることから、ロータリノブ2へ節度を付与する際の制御遅れを生じ難くすることができる。また、ロータリノブ2の節度感を変える方式として磁気方式を使用すれば、ギヤやワイヤ等の伝達機構を使用せずに済むため、ギヤのバックラッシやワイヤの伸び等に起因する制御遅れが生じないことから、このことも制御遅れの抑制に効果がある。
(2)上記したギヤやワイヤ等の伝達機構を用いると、伝達機構の機械寸法等が要因となって装置にガタツキが発生したり、剛性感が低下したりする場合がある。しかし、本例のように電磁石9を用いた磁気方式を用いれば、この種の伝達機構を用いる必要がないため、ガタツキや剛性感低下を生じ難くすることができる。
(3)比較的配置スペースの必要なモータや伝達機構を用いず、配置スペースが小さく済む電磁石9を用いてロータリノブ2の節度感を変えているので、スイッチ装置1の装置サイズを小さく抑えることができる。
(4)磁性体からなる支持体8と電磁石9とを吸着する方法でロータリノブ2の節度感を変えるので、簡単かつ安価な方法でロータリノブ2の節度感を変えることができる。
(5)本例のスイッチ装置1は、ノブを回すことでスイッチ操作をするロータリ式であるので、例えばスライド式の場合にはノブのスライドスペースを確保しなければならないが、これに比べてスイッチ部分に必要な配置スペースが小さく済み、スイッチ装置1の更なる小型化に効果がある。
(6)表示装置21に表示される画面に合わせてロータリノブ2の節度感が切り換わるので、ロータリノブ2の節度感を各画面に応じた好適な値に設定することができる。
(第2実施形態)
以下、本発明を具体化したスイッチ装置の第2実施形態を図6〜図8に従って説明する
図6は、本実施形態に係るスイッチ装置1Aの構成を説明するための図である。図6に示すように、スイッチ装置1Aは、上記第1実施形態と同様に、カーナビゲーションシステムを作動させるためのロータリスイッチである。
スイッチ装置1Aは、ケース30を備えている。ケース30は、上方が開口したケース本体30aとそのケース本体30aの開口部を閉塞する平板状の蓋体30bとから構成されている。ケース本体30aの底部Tには、電磁石31がケース30に対して移動不能に固設されている。また、ケース本体30aの底部Tの略中央部には平断面円形状の軸孔Rが凹設されている。
電磁石31は、上下方向に沿って貫通する貫通穴H1を有したドーナツ状の鉄心31aと、該貫通穴H1を中心として鉄心31a内に内蔵されたコイル31bとから構成されている。また、電磁石31は、その鉄心31aの上面Mであって、貫通穴H1の周辺には貫通穴H1を中心とした円環の凹部31cを備えている。そして、電磁石31は、ケース30の外からコイル31bに電流が供給されると磁界を発生する。
ケース30の蓋体30bには、回転操作が可能なシャフト32が貫挿されている。このシャフト32は、円柱形状であって、蓋体30bの略中央部に形成された貫通穴Hoに貫挿され、貫通穴Hoに対して回転可能に支持されている。シャフト32の基端部(ケース30から外側に突出した側の端部)には、ノブ33が固着されている。そして、シャフト32とノブ33とでロータリノブ34が構成されている。
シャフト32の先端部には節度発生部35が一体的に固設されている。節度発生部35は、円筒形状を有し、ケース30の収容室36内に配置されている。
図7(a)は、節度発生部35の平面図であり、図7(b)は、節度発生部35の側面図であり、図7(c)は、節度発生部35の底面図である。また、図7(d)は、節度発生部35の側断面図である。
図7(a)〜(d)に示すように、節度発生部35はシャフト32よりも大径の円板形状をなし、その中心軸心が該シャフト32と同一軸心上にある。そして、図6に示すように、節度発生部35は、そのノブ33側の表面(上面MA)がケース30の蓋体30bの裏面に当接することでケース30の収容室36から抜け出さないようになっている。
図7(c),(d)に示すように、節度発生部35は、上面MAと対向する側の面(下面MB)に、シャフト32と同一軸心上の位置に連結穴H2が凹設されている。また、この節度発生部35の下面MBには、その径方向側の位置に収容穴38が凹設されている。図7(d)に示すように、収容穴38には、凸部としての第1プランジャーP1が収容されている。第1プランジャーP1は、先端が略半球状をなす円柱状を有し、相対移動可能状態で収容されている。収容穴38の底面と第1プランジャーP1との間には、第1コイルスプリングCS1が配設されている。第1コイルスプリングCS1は、その付勢力にて第1プランジャーP1を図7(d)において下向き(即ち、電磁石31向き)に付勢している。
図6に示すように、ケース30の収容室36内において、電磁石31と節度発生部35との間に、支持体40が配設されている。
図8(a)は、支持体40の平面図であり、図8(b)は、支持体40の側面図であり、図8(c)は、支持体40の底面図である。また、図8(d)は、支持体40の断面図である。
図8(a)〜(d)に示すように、支持体40は、回転軸41と、回転軸41と回転不能に固設された円板状の大径部42と、大径部42の下側(電磁石31側)に大径部42と一体的に連結された小径部43とを備えている。回転軸41は、シャフト32と同一軸心上に延出され、上側部が前記節度発生部35の下面MBに形成した連結穴H2に回転可能に支持され、下側部が前記電磁石31の貫通穴H1を回転可能に貫通してケース本体30aの底部Tに形成した軸孔Rに回転可能に支持されている。尚、支持体40は、磁性体を材質としている。
図8(a)に示すように、大径部42は、その節度発生部35側の上面NAに、回転軸41から径方向外側に向かって放射状に山部45a及び凹部としての谷部45bが配置形成されている。詳しくは、山部45a及び谷部45bは、大径部42の上面NA上に周方向に沿って交互に繰り返されて配置されている。そして、図6に示すように、この山部45aと谷部45bとが形成された上面NAには前記節度発生部35の収容穴38に収容された第1プランジャーP1が弾圧するようになっている。
小径部43は、その外径が電磁石31の前記凹部31c(図6参照)の内径とほぼ同じである。従って、小径部43は、前記凹部31cに回転可能に嵌入可能である。
そして、このように構成された支持体40は、ケース本体30aの底部Tと節度発生部35の軸孔Rとの間を上下方向に移動可能となっている。
従って、電磁石31のコイル31bに電流が供給されず電磁石31がオフ状態で、ノブ33を摘んでシャフト32を回動させると、第1プランジャーP1が支持体40に形成された谷部45bに当接することから、節度発生部35は第1プランジャーP1を介して支持体40に係止状態となる。従って、支持体40は、シャフト32(ノブ33)に同期して回動する。
一方、電磁石31のコイル31bに電流が供給されて電磁石31がオン状態になると、図6に示すように、電磁石31が発生する磁界によって支持体40は下方向に移動し支持体40が電磁石31(鉄心31aの上面M)に吸着する。支持体40は、電磁石31が発生する磁界によって該電磁石31に吸着されると、電磁石31がケース30に固設されていることから、支持体40は移動不能になり、支持体40の回動が禁止された状態となる。この結果、ノブ33を摘んでシャフト32を回動させると、節度発生部35のみが回動する状態となる。
尚、本実施形態のケース30内には、上記第1実施形態と同様に、図示しない前記シャフト32の回動と連動してその回動を検出する図示しないスイッチ機構が設けられているとともに、そのスイッチ機構を介してスイッチ装置1Aの作動を制御するスイッチ制御回路に接続されている。本実施形態のスイッチ機構は、上記第1実施形態と同様に、シャフト32(ノブ33)の回動量に相対した電気信号を出力するようになっている。また、本実施形態のスイッチ制御回路は、上記CPUからオン信号が出力されると、前記電磁石31のコイル31bに電流を供給し、上記CPUからオフ信号が出力されると、前記電磁石31のコイル31bへの電流の供給を遮断するようになっている。そして、上記CPUからオン・オフ信号の出力は、予め前記スイッチ制御回路に設けられたROMに記憶された磁界制御プログラムに従って決定されるようになっている。
次に、上記のように構成したスイッチ装置1Aの作用について説明する。
いま、前記スイッチ制御回路に設けられたROMに記憶された磁界制御プログラムに従って、上記CPUからオフ信号が出力されると、電磁石31のコイル31bへの電流の供給が遮断される。従って、電磁石31がオフ状態となることから、ノブ33を摘んでシャ
フト32を回動させると、支持体40は、シャフト32(ノブ33)に同期して回動する。このとき、第1プランジャーP1は節度発生部35の山部45aを乗り越える動きはとらないことから、シャフト32(ノブ33)には節度が生じない状態となる。
暫くして、前記スイッチ制御回路に設けられたROMに記憶された磁界制御プログラムに従って、上記CPUからオン信号が出力されると、電磁石31のコイル31bへ電流がされる。従って、電磁石31がオン状態となることから、支持体40が電磁石31に吸着する。このとき、支持体40の回動が禁止された状態となり、ノブ33を摘んでシャフト32を回動させると、節度発生部35のみが回動する状態となる。
このとき、節度発生部35の回動に伴って第1プランジャーP1が支持体40の上面NAに形成した山部45aを乗り越える動きをとることから、シャフト32(ノブ33)には節度が生じる。このため、電磁石31をオン・オフ制御することによって、シャフト32(ノブ33)の節度感(クリック感)の有無を制御することが可能となる。
本実施形態の構成によれば、以下の記載の効果を得ることができる。
(1)節度発生部35に第1プランジャーP1を設けるとともに、節度発生部35の下側に、第1プランジャーP1と当接する位置に対して山部45aと谷部45bとを交互に配置形成した支持体40を設けた。そして、電磁石31をオン制御することによって、支持体40を電磁石31に吸着させることで支持体40を節度発生部35と接離可能にした。この結果、シャフト32(ノブ33)には、第1プランジャーP1が支持体40に形成された山部45aを乗り越える際の節度感(クリック感)を与えることができる。
また、電磁石31をオフ制御することによって、第1プランジャーP1を介して節度発生部35を支持体40と同期させて回動させることで節度感(クリック感)を与えないようにすることができる。
(第3実施形態)
以下、本発明を具体化したスイッチ装置の第3実施形態を図9〜図11に従って説明する。本実施形態のスイッチ装置1Bは、上記第2実施形態と同様に、カーナビゲーションシステムを作動させるロータリスイッチである。また、本実施形態のスイッチ装置1Bは、支持体40と電磁石31の構成が異なっている他は、上記第2実施形態のスイッチ装置1Aと同じ構成である。従って、以下の説明では、上記第2実施形態と同じ部材については上記第2実施形態と同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
図9に示すように、本実施形態に係るスイッチ装置1Bの支持体40は、その小径部43の下面Moに凸部としての第2プランジャーP2を備えている。
詳しくは、図10(a)〜(d)に示すように、本実施形態の小径部43は、その下面Mo上の径方向外側の位置に収容穴51が凹設されている。図10(d)に示すように、その収容穴51には第2プランジャーP2が収容されている。第2プランジャーP2は、先端が略半球状をなす円柱状を有し、相対移動可能状態で収容されている。収容穴51の底面と第2プランジャーP2との間には、第2コイルスプリングCS2が配設されている。第2コイルスプリングCS2は、その付勢力にて第2プランジャーP2を図10(d)において下向き(即ち、電磁石31向き)に付勢している。
尚、この第2コイルスプリングCS2は、そのバネ定数が、第1コイルスプリングCS1のバネ定数に比べて小さいコイルスプリングである。従って、第2プランジャーP2は、第1プランジャーP1に比べて小さな荷重で図10(d)において上下方向に相対移動することとなる。
また、図9に示すように、本実施形態に係るスイッチ装置1Bの電磁石31は、その凹部31cの上面には山部53a及び凹部としての谷部53bが配置形成されている。
詳しくは、図11に示すように、本実施形態の電磁石31の凹部31cには、貫通穴H1から径方向外側に向かって放射状に山部53a及び谷部53bが配置形成されている。山部53a及び谷部53bは、凹部31cの周方向に沿って交互に繰り返されて配置されている。そして、この山部53a及び谷部53b上に前記第2プランジャーP2(図10参照)が弾圧するようになっている。
従って、電磁石31のコイル31bに電流が供給されず電磁石31がオフ状態で、ノブ33を摘んでシャフト32を回動させると、節度発生部35の第1プランジャーP1は支持体40に形成された山部45a及び谷部45bに当接するとともに、支持体40の第2プランジャーP2は電磁石31に形成された山部53a及び谷部53bに当接する。
このとき、前述したように、第2コイルスプリングCS2のバネ定数は、第1コイルスプリングCS1のバネ定数に比べて小さいことから、第1プランジャーP1は支持体40の山部45aを乗り越える動きはとらず、第2プランジャーP2が電磁石31の山部53aを乗り越える動きをとる。この結果、支持体40は第1プランジャーP1を介して節度発生部35に係止状態となることから、ノブ33を摘んでシャフト32を回動させると、支持体40は、電磁石31上をシャフト32(ノブ33)に同期して回動する。従って、シャフト32が回動操作された際には、第2プランジャーP2が電磁石31の山部53aを乗り越える動きをとることから、シャフト32(ノブ33)には第2プランジャーP2を介して電磁石31に形成された山部53a及び谷部53bによる節度(クリック感)が生じる。
一方、電磁石31のコイル31bに電流が供給されて電磁石31がオン状態になると、図9に示すように、電磁石31が発生する磁界によって、支持体40は下方向に移動し電磁石31に吸着する。支持体40は電磁石31が発生する磁界によって該電磁石31に吸着されると、電磁石31がケース30に固設されていることから、支持体40は移動不能になり、支持体40の回動が禁止された状態となる。この結果、ノブ33を摘んでシャフト32を回動させると、節度発生部35のみが回動する状態となることから、シャフト32(ノブ33)には第1プランジャーP1を介して支持体40に形成された山部45a及び谷部45bによる節度(クリック感)が生じる。
このため、電磁石31をオン・オフ制御することによって、2種類のシャフト32(ノブ33)の節度感(クリック感)を制御することが可能となる。
本実施形態の構成によれば、以下の記載の効果を得ることができる。
(1)節度発生部35に第1プランジャーP1を設けるとともに、節度発生部35の下方に第1プランジャーP1と当接する位置に対して山部45aと谷部45bとを交互に配置形成した支持体40を設けた。また、支持体40の小径部43に第2プランジャーP2を設けるとともに、該第2プランジャーP2に対向する電磁石31の凹部31cに山部53aと谷部53bとを交互に配置形成した。
従って、電磁石31をオン制御することによって、シャフト32(ノブ33)に、第1プランジャーP1を介して支持体40に形成された山部45aを乗り越える際の節度感(クリック感)を与えることができる。また、電磁石31をオフ制御することによって、シャフト32(ノブ33)に、第2プランジャーP2を介して電磁石31に形成された山部53aを乗り越える際の節度感(クリック感)を与えることができる。
(第4実施形態)
以下、本発明を具体化したスイッチ装置の第4実施形態を図12に従って説明する。本実施形態のスイッチ装置1Cは、上記各実施形態と同様に、カーナビゲーションシステムを作動させるロータリスイッチである。また、本実施形態のスイッチ装置1Cは、上記電磁石31にプランジャーが設けられ、上記支持体40の小径部43に該プランジャーに当接する山部及び谷部が形成されている点で上記第3実施形態に係るスイッチ装置1Bと異なっている。従って、以下の説明では、上記第3実施形態と同じ部材については上記第3実施形態と同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
図12に示すように、本実施形態に係る支持体40は、その小径部43の下面Moに、山部61a及び凹部としての谷部61bが配置形成されている。この山部61a及び谷部61bは、回転軸41から径方向外側に向かって放射状に延設されている。また、各山部61a及び谷部61bは、小径部43の周方向に沿って交互に繰り返されて配置されている。
本実施形態に係る電磁石31は、その凹部31cの表面上に、収容穴66が凹設されている。収容穴66には凸部としての第3プランジャーP3が収容されている。第3プランジャーP3は、先端が略半球状をなす円柱状を有し、相対移動可能状態で収容されている。収容穴66の底面と第3プランジャーP3との間には、第3コイルスプリングCS3が配設されている。第3コイルスプリングCS3は、その付勢力にて第3プランジャーP3を支持体40の小径部43に形成された山部61a及び谷部61bに弾圧している。
尚、この第3コイルスプリングCS3は、そのバネ定数が第1コイルスプリングCS1のバネ定数に比べて小さいコイルスプリングである。
このように構成したスイッチ装置1Cでは、その電磁石31のコイル31bに電流が供給されず電磁石31がオフ状態で、ノブ33を摘んでシャフト32を回動させた場合、第1プランジャーP1は鉄心31aの凹部31cに形成した山部45a及び谷部45bに当接するとともに、第3プランジャーP3は山部61a及び谷部61bに当接する。
このとき、前述したように、第3コイルスプリングCS3のバネ定数は、第1コイルスプリングCS1のバネ定数に比べて小さいことから、第1プランジャーP1は山部45aを乗り越える動きはとらず、第3プランジャーP3は山部61aを乗り越える動きをとる。
この結果、シャフト32が回動操作された際には、第3プランジャーP3が山部61aを乗り越える動きをとることから、シャフト32(ノブ33)には第3プランジャーP3を介して山部61a及び谷部61bによる節度(クリック感)が生じる。
一方、電磁石31のコイル31bに電流が供給されて電磁石31がオン状態になると、図12に示すように、電磁石31が発生する磁界によって、支持体40が下方向に移動して電磁石31に吸着する。支持体40は電磁石31が発生する磁界によって該電磁石31に吸着されると、電磁石31がケース30に固設されていることから、支持体40は移動不能になり、支持体40の回動が禁止された状態となる。この結果、ノブ33を摘んでシャフト32を回動させると、節度発生部35のみが回動する状態となることから、シャフト32(ノブ33)には第1プランジャーP1を介して支持体40に形成された山部45a及び谷部45bによる節度(クリック感)が生じる。
このため、電磁石31をオン・オフ制御することによって、2種類のシャフト32(ノブ33)の節度感(クリック感)を制御することが可能となる。
本実施形態の構成によれば、以下の記載の効果を得ることができる。
(1)節度発生部35に第1プランジャーP1を設けるとともに、支持体40の上面NAに第1プランジャーP1と当接する山部45a及び谷部45bを備えた。また、支持体40の小径部43の下面Moに山部61a及び谷部61bを備えた。さらに、電磁石31の凹部31c上に山部61a及び谷部61bを弾圧する位置に第3プランジャーP3を設けた。
従って、電磁石31をオフ制御することによって、シャフト32(ノブ33)には、第3プランジャーP3を介して支持体40に形成された山部61aを乗り越える際の節度感(クリック感)を与えることができる。また、電磁石31をオン制御することによって、シャフト32(ノブ33)には、第1プランジャーP1を介して支持体40に形成された山部45aを乗り越える際の節度感(クリック感)を与えることができる。
(第5実施形態)
以下、本発明を具体化したスイッチ装置の第5実施形態を図13及び図14に従って説明する。本実施形態のスイッチ装置1Dは、上記各実施形態と同様に、カーナビゲーションシステムを作動させるロータリスイッチである。また、本実施形態のスイッチ装置1Dは、上記ケース30及び上記支持体40の構成が上記第2実施形態に係るスイッチ装置1Bと異なっている。従って、以下の説明では、上記第2実施形態と同じ部材については上記第3実施形態と同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
図13に示すように、本実施形態のスイッチ装置1Dのケース30を構成するケース本体30aの一側壁71(図13においては左側壁)の内面72の所定の位置に、収容穴73が凹設されている。収容穴73には、凸部としての第4プランジャーP4が収容されている。第4プランジャーP4は、先端が略半球状をなす円柱状を有し、相対移動可能状態で収容されている。収容穴73の底面と第4プランジャーP4との間には、第4コイルスプリングCS4が配設されている。第4コイルスプリングCS4は、その付勢力にて第4プランジャーP4をケース30の収容室36内側に向かって(図13においては右側に向かって)付勢している。
尚、この第4コイルスプリングCS4は、そのバネ定数が、第1コイルスプリングCS1のバネ定数に比べて小さいコイルスプリングである。従って、第4プランジャーP4は、第1プランジャーP1に比べて小さな荷重で相対移動することとなる。
また、図14(a)〜(b)に示すように、本実施形態のスイッチ装置1Dの支持体40は、その外周面75上に周方向に沿って山部76a及び凹部としての谷部76bが交互に繰り返されて配置形成されている。また、本実施形態の支持体40は、上記第2実施形態と同様に、上面NA上に放射状に山部45a及び谷部45bが配置形成されている。そして、前記ケース本体30aの前記一側壁71に形成された収容穴73は、支持体40の外周面75と対向する位置になるように形成されている。従って、第4プランジャーP4は、支持体40の外周面75に形成された山部76a及び谷部76bを弾圧するようになっている。
上記のように構成したスイッチ装置1Dでは、その電磁石31のコイル31bに電流が供給されず電磁石31がオフ状態で、ノブ33を摘んでシャフト32を回動させた場合、第1プランジャーP1は山部45a及び谷部45bに当接するとともに、第4プランジャーP4は山部76a及び谷部76bに当接する。
このとき、前述したように、第4コイルスプリングCS4のバネ定数は、第1コイルスプリングCS1のバネ定数に比べて小さいことから、第1プランジャーP1は山部45aを乗り越える動きはとらず、第4プランジャーP4は山部76aを乗り越える動きをとる
この結果、シャフト32が回動操作された際には、第4プランジャーP4が山部76aを乗り越える動きをとることから、シャフト32(ノブ33)には第4プランジャーP4を介して第4プランジャーP4と山部76a及び谷部76bによる節度(クリック感)が生じる。
一方、電磁石31のコイル31bに電流が供給されて電磁石31がオン状態になると、電磁石31が発生する磁界によって、支持体40が電磁石31に吸着する。支持体40は電磁石31が発生する磁界によって該電磁石31に吸着されると、電磁石31がケース30に固設されていることから、支持体40は移動不能になり、支持体40の回動が禁止された状態となる。この結果、ノブ33を摘んでシャフト32を回動させると、節度発生部35のみが回動する状態となることから、シャフト32(ノブ33)には第1プランジャーP1を介して支持体40に形成された山部45a及び谷部45bによる節度(クリック感)が生じる。
このため、電磁石31をオン・オフ制御することによって、2種類のシャフト32(ノブ33)の節度感(クリック感)の制御することが可能となる。
本実施形態の構成によれば、以下の記載の効果を得ることができる。
(1)節度発生部35に第1プランジャーP1を設けるとともに、その第1プランジャーP1と当接する位置に山部40aと谷部40bとが交互に配置形成された支持体40を設けた。また、支持体40の外周面75に山部76a及び谷部76bを設けた。さらに、支持体40の外周面75に対向したケース30の内面72に、第4プランジャーP4を設けた。
従って、電磁石31をオン制御することによって、シャフト32(ノブ33)には、第1プランジャーP1を介して節度発生部35に形成された山部45aを乗り越える際の節度感(クリック感)を与えることができる。また、電磁石31をオフ制御することによって、シャフト32(ノブ33)には、第4プランジャーP4を介して支持体40の外周面75に形成された山部76aを乗り越える際の節度感(クリック感)を与えることができる。
(第6実施形態)
以下、本発明を具体化したスイッチ装置の第6実施形態を図15及び図16に従って説明する。本実施形態のスイッチ装置1Eは、上記各実施形態と同様に、カーナビゲーションシステムを作動させるロータリスイッチである。
図15に示すように、本実施形態のスイッチ装置1Eは、ケース30、ロータリノブ34、節度発生部35、第1及び第2支持体80a,80b、及び、第1及び第2電磁石81a,81bを備えている。
本実施形態のロータリノブ34は、ケース本体30aの底部Tの略中央部に形成された軸孔Rと蓋体30bに形成された貫通穴Hoとの間で、回転可能で軸方向に移動不能に支持されたシャフト82を備えている。シャフト82は、円柱形状であって、その一端(基端)が蓋体30bの貫通穴Hoから外側に突出してノブ33が固着されている。
節度発生部35は、そのシャフト82の略中央部に、該シャフト82に対して回転不可能となるように一体に設けられている。以下、説明の便宜上、シャフト82において、節度発生部35よりも上方向側に延出されたシャフト82を上部シャフト82aといい、節
度発生部35よりも下方向側に延出されたシャフト82を下部シャフト82bという。
上部シャフト82aの外周には、第1支持体80a及び第1電磁石81aが、節度発生部35から上方向に向かって第1支持体80a、第1電磁石81aの順に配置されている。一方、下部シャフト82bの外周には、第2支持体80b及び第2電磁石81bが、節度発生部35から下方向に向かって第2支持体80b、第2電磁石81bの順に配置されている。
第1及び第2支持体80a,80bは、それぞれ、上記第2実施形態の支持体40と同じ構造をしたものであって、それぞれ前記上部及び下部シャフト82a,82bに回転可能かつ軸線方向に移動可能に支持されているとともに、その各山部及び谷部が節度発生部35側の下面NC1、上面NC2にそれぞれ配置形成されている。
つまり、第1支持体80aの下面NC1には山部57aと凹部としての谷部57bが配置形成され、第2支持体80bの上面NC2には山部58aと凹部としての谷部58bとが配置形成されている。そして、本実施形態においては、第1支持体80aの山部57aと谷部57bとの配置ピッチは、第2支持体80bの山部58aと谷部58bとの配置ピッチに比べて狭く配置されるように予め形成されている。
また、第1及び第2電磁石81a,81bは、本実施形態においては、互いに同じ構造をしたものであって、上記第2実施形態と同じ構造をしたものである。そして、第1電磁石81aは、オンすることによって第1支持体80aを吸着することが可能な電磁石であり、第2電磁石81bは、オンすることによって第2支持体80bを吸着することが可能な電磁石である。
図16(a)は、本実施形態に係る節度発生部35の平面図であり、図16(b)は、その側面図であり、図16(c)は、その底面図である。また、図16(d)は、本実施形態に係る節度発生部35の断面図である。
図16(a)〜(d)に示すように、本実施形態の節度発生部35は、シャフト82よりも大径の円形形状をなしシャフト82に対して同一軸心の位置状態をとっている。また、節度発生部35は、図16(c)に示すように、その第2支持体80b側の面(下面MB)であって径方向外側の位置に第1収容穴Qaが、また、図16(a)に示すように、その第1支持体80a側の面(上面MA)であって径方向外側の位置に第2収容穴Qbが、それぞれ凹設されている。
図16(d)に示すように、第1収容穴Qaには、凸部としての第5プランジャーP5が収容されている。第5プランジャーP5は、先端が略半球状をなす円柱状を有し、相対移動可能状態で収容されている。第1収容穴Qaの底面と第5プランジャーP5との間には、第5コイルスプリングCS5が配設されている。第5コイルスプリングCS5は、その付勢力にて第5プランジャーP5を第2支持体80bの上面NC2上に形成された山部58a及び谷部58b(図15参照)を弾圧する。
一方、第2収容穴Qbには、凸部としての第6プランジャーP6が収容されている。第6プランジャーP6は、先端が略半球状をなす円柱状を有し、相対移動可能状態で収容されている。第2収容穴Qbの底面と第6プランジャーP6との間には、第6コイルスプリングCS6が配設されている。第6コイルスプリングCS6は、その付勢力にて第6プランジャーP6を第1支持体80aの下面NC1上に形成された山部57a及び谷部57b(図15参照)を弾圧する。
このように構成された各第1及び第2支持体80a,80bは、それぞれ、ロータリノブ34と第1及び第2電磁石81a,81bとの間で、シャフト82に沿って所定量だけ上下方向に移動可能となるように嵌挿支持されている。
次に、第1及び第2電磁石81a,81bがそれぞれオンまたはオフ制御した場合のスイッチ装置1Eの動作について説明する。
(第1電磁石81aがオン状態、第2電磁石81bがオフ状態の場合)
この場合、第1支持体80aは第1電磁石81aに吸着することから、第1支持体80aの回動が禁止された状態となる。一方、第2支持体80bは第2電磁石81bに吸着しないことから、第2支持体80bの自由回動が許容された状態となる。すると、第2支持体80bは第5プランジャーP5を介して節度発生部35に係止状態となる。
この結果、ロータリノブ34が回動操作された際には、その状況下で第6プランジャーP6が第1支持体80aに形成された山部57aを乗り越える動きをとることから、ロータリノブ34には、第6プランジャーP6を介して第1支持体80aに形成された山部57a及び谷部57bの配置ピッチに応じた節度(クリック感)を与えることが可能となる。
(第1電磁石81aがオフ状態、第2電磁石81bがオン状態の場合)
この場合、第1支持体80aは第1電磁石81aに吸着しないことから、第1支持体80aの自由回動が許容された状態となる。すると、第1支持体80aは第6プランジャーP6を介して節度発生部35に係止状態となる。一方、第2支持体80bは第2電磁石81bに吸着することから、第2支持体80bの回動が禁止された状態となる。
この結果、ロータリノブ34が回動操作された際には、その状況下で第5プランジャーP5が第2支持体80bに形成された山部58aを乗り越える動きをとることから、ロータリノブ34には、第5プランジャーP5を介して第2支持体80bに形成された山部58a及び谷部58bの配置ピッチに応じた節度(クリック感)を与えることが可能となる。尚、このとき、第1支持体80aの山部57aと谷部57bとの配置ピッチは、第2支持体80bの山部58aと谷部58bとの配置ピッチに比べて狭いことから、第1電磁石81aをオフ状態、第2電磁石81bをオン状態にした場合に比べて、長い感覚のクリック感を与えることが可能となる。
(第1電磁石81a及び第2電磁石81bがともにオフ状態の場合)
この場合、第1及び第2支持体80a,80bはともに各電磁石81a,81bに吸着しないことから、各支持体80a,80bの自由回動が許容された状態となる。つまり、第1支持体80aは第6プランジャーP6を介して節度発生部35に係止状態となり、第2支持体80bは第5プランジャーP5を介して節度発生部35に係止状態となる。
この結果、ロータリノブ34が回転操作された際には、第1及び第2支持体80a,80bはともにロータリノブ34の回転に同期して回転操作されることから、ロータリノブ34には、節度(クリック感)が生じない状態となる。
(第1電磁石81a及び第2電磁石81bがともにオン状態の場合)
この場合、第1支持体80aは第1電磁石81aに吸着し、第2支持体80bは第2電磁石81bに吸着する。従って、第1及び第2支持体80a,80bはともに回動が禁止された状態となる。
この結果、ロータリノブ34が回動操作された際には、その状況下で第6プランジャーP6が第1支持体80aに形成された山部57aを乗り越えるともに、第5プランジャー
P5が第2支持体80bに形成された山部58aを乗り越える動きをとる。従って、ロータリノブ52には、第1及び第2支持体80a,80bに形成された各山部57a,58a及び谷部57b,58bの配置ピッチに応じた節度(クリック感)を与えることが可能となる。
本実施形態の構成によれば、以下の記載の効果を得ることができる。
(1)節度発生部35の上面MAと下面MBに、それぞれ、第5及び第6プランジャーP5,P6を設けるとともに、その各プランジャーP5,P6に対向する第1及び第2支持体80a,80bの下面NC1、上面NC2に、それぞれ、山部57a,58a及び谷部57b,58bを設けた。また、第1支持体80aを介して節度発生部35と対向する位置に第1支持体80aを吸着する第1電磁石81aを、第2支持体80bを介して節度発生部35と対向する側に第2支持体80bを吸着する第2電磁石81bを設けた。
従って、第1電磁石81aをオン、第2電磁石81bをオフ制御することによって、ロータリノブ34には、第6プランジャーP6を介して第1支持体80aに形成された山部57aを乗り越える際の節度感(クリック感)を与えることができる。
また、第1電磁石81aをオフ、第2電磁石81bをオン制御することによって、ロータリノブ34には、第5プランジャーP5を介して第2支持体80bに形成された山部58aを乗り越える際の節度感(クリック感)を与えることができる。さらに、第1及び第2電磁石81a,81bをともにオフ制御することによって、ロータリノブ34には、節度感(クリック感)を与えないようにすることができる。
またさらに、第1及び第2電磁石81a,81bをともにオン制御することによって、ロータリノブ34には、第5プランジャーP5を介して第2支持体80bに形成された山部58aを乗り越える際の節度感(クリック感)と第6プランジャーP6を介して第1支持体80aに形成された山部57aを乗り越える際の節度感(クリック感)とが加わった節度感(クリック感)を与えることができる。
つまり、本実施形態では、第1及び第2電磁石81a,81bをオン・オフ制御するだけで複数種類の節度間(クリック感)を生成することができる。
(第7実施形態)
以下、本発明を具体化したスイッチ装置の第7実施形態を図17に従って説明する。本実施形態のスイッチ装置1Fは、上記各実施形態と同様に、カーナビゲーションシステムを作動させるロータリスイッチである。
図17に示すように、本実施形態のスイッチ装置1Fのケース30は、上記第5実施形態と同様に、その一側壁71に収容穴73が凹設され、その収容穴73に第4コイルスプリングCS4及び第4プランジャーP4が収容されている。
また、本実施形態のスイッチ装置1Fのロータリノブ34は、上記第6実施形態と同様に、シャフト82の略中央部に、節度発生部35が一体的に形成されている。さらに、シャフト82の上部シャフト82aの外周には第1支持体80a及び第1電磁石81aが、下部シャフト82bの外周には第2支持体80b及び第2電磁石81bが、それぞれ配置されている。
さらに、本実施形態のスイッチ装置1Fの第2支持体80bは、上記第5実施形態に係る支持体40と同様に、その外周面75上に、周方向に沿って山部76a及び谷部76bが交互に繰り返されて配置されている。この第2支持体80bの外周面75に設けられた山部76a及び谷部76bは、前記したケース30の一側壁71に設けられた第4プラン
ジャーP4によって弾圧されるようになっている。
そして、本実施形態の第4コイルスプリングCS4は、そのバネ定数が節度発生部35に設けられた第5コイルスプリングCS5のバネ定数に比べて小さいコイルスプリングである。従って、本実施形態の第4プランジャーP4は、第5コイルスプリングCS5に比べて小さな荷重で相対移動することとなる。
尚、他の部材については、上記第6実施形態と同じであるので、上記第6実施形態と同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
次に、第1及び第2電磁石81a,81bがそれぞれオンまたはオフ制御した場合のスイッチ装置1Fの動作について説明する。
(第1電磁石81aがオン状態、第2電磁石81bがオフ状態の場合)
この場合、第1支持体80aは第1電磁石81aに吸着することから、第1支持体80aの回動が禁止された状態となる。一方、第2支持体80bは第2電磁石81bに吸着しないことから、第2支持体80bの自由回動が許容された状態となる。前記したように、本実施形態の第4プランジャーP4のバネ定数は、第5コイルスプリングCS5のバネ定数に比べて小さいことから、第2支持体80bは第5プランジャーP5を介して節度発生部35に係止状態となる。
従って、ロータリノブ34が回動操作された際には、第6プランジャーP6が第1支持体80aに形成された山部57aを乗り越える動きをとる。また、第4プランジャーP4が第2支持体80bの外周面75に設けられた山部76aを乗り越える動きをとる。この結果、ロータリノブ34には、第1及び第2支持体80a,80bに形成された各山部57a,76a及び谷部57b,76bの配置ピッチに応じた節度(クリック感)を与えることが可能となる。
(第1電磁石81aがオフ状態、第2電磁石81bがオン状態の場合)
この場合、第1支持体80aは第1電磁石81aに吸着しないことから、第1支持体80aの自由回動が許容された状態となる。すると、第1支持体80aは第6プランジャーP6を介して節度発生部35に係止状態となる。一方、第2支持体80bは第2電磁石81bに吸着することから、第2支持体80bの回動が禁止された状態となる。
この結果、ロータリノブ34が回動操作された際には、その状況下で第5プランジャーP5が第2支持体80bに形成された山部58aを乗り越える動きをとることから、ロータリノブ34には、第2支持体80bに形成された山部58a及び谷部58bの配置ピッチに応じた節度(クリック感)を与えることが可能となる。
(第1電磁石81a及び第2電磁石81bがともにオフ状態の場合)
この場合、図17に示すように、第1及び第2支持体80a,80bはともに各電磁石81a,81bに吸着しないことから、各支持体80a,80bの自由回動が許容された状態となる。従って、第1支持体80aは第6プランジャーP6を介して節度発生部35に係止状態となり、第2支持体80bは第5プランジャーP5を介して節度発生部35に係止状態となる。
この結果、ロータリノブ34が回転操作された際には、第1及び第2支持体80a,80bはともにロータリノブ34の回転に同期して回転操作されることから、ロータリノブ34には、その状況下で第4プランジャーP4が第2支持体80bの外周面75に設けられた山部76aを乗り越える動きをとる。この結果、ロータリノブ34には、第2支持体80bの外周面75に形成された各山部76の配置ピッチに応じた節度(クリック感)を
与えることが可能となる。
(第1電磁石81a及び第2電磁石81bがともにオン状態の場合)
この場合、第1支持体80aは第1電磁石81aに吸着し、第2支持体80bは第2電磁石81bに吸着する。従って、第1及び第2支持体80a,80bはともに回動が禁止された状態となる。
この結果、ロータリノブ34が回動操作された際には、その状況下で第6プランジャーP6が第1支持体80aに形成された山部57aを乗り越えるともに、第5プランジャーP5が第2支持体80bに形成された山部58aを乗り越える動きをとる。従って、ロータリノブ34には、第1及び第2支持体80a,80bに形成された各山部57a,58a及び谷部57b,58bの配置ピッチに応じた節度(クリック感)を与えることが可能となる。
本実施形態の構成によれば、以下の記載の効果を得ることができる。
(1)節度発生部35の上面MAと下面MBに、それぞれ、第5及び第6プランジャーP5,P6を設けるとともに、その各プランジャーP5,P6に対向する第1及び第2支持体80a,80bの下面NC1、上面NC2に、それぞれ、山部57a,58a及び谷部57b,58bを設けた。また、第1支持体80aを介して節度発生部35と対向する位置に第1電磁石81aを、第2支持体80bを介して節度発生部35と対向する側に第2電磁石81bを設けた。さらに、第2支持体80bの外周面75に対向したケース30の一側壁71に第4プランジャーP4を設けた。
従って、第1電磁石81aをオン、第2電磁石81bをオフ制御することによって、ロータリノブ34には、第6プランジャーP6を介して第1支持体80aに形成された山部57aを乗り越える際の節度感(クリック感)と、第4プランジャーP4を介して第2支持体80bの外周面75に形成された山部76aを乗り越える際の節度感(クリック感)とが加わった節度感(クリック感)を与えることができる。
また、第1電磁石81aをオフ、第2電磁石81bをオン制御することによって、ロータリノブ34には、第5プランジャーP5を介して第2支持体80bに形成された山部58aを乗り越える際の節度感(クリック感)を与えることができる。
さらに、第1及び第2電磁石81a,81bをともにオフ制御することによって、ロータリノブ34には、第4プランジャーP4を介して第2支持体80bの外周面75に形成された山部76aを乗り越える際の節度感(クリック感)を与えることができる。
またさらに、第1及び第2電磁石81a,81bをともにオン制御することによって、ロータリノブ34には、第5プランジャーP5を介して第2支持体80bに形成された山部58aを乗り越える際の節度感(クリック感)と第6プランジャーP6を介して第1支持体80aに形成された山部57aを乗り越える際の節度感(クリック感)とが加わった節度感(クリック感)を与えることができる。
つまり、本実施形態では、第1及び第2電磁石81a,81bをオン・オフ制御するだけで複数種類の節度間(クリック感)を生成することができる。
(第8実施形態)
以下、本発明を具体化したスイッチ装置の第8実施形態を図18〜図21に従って説明する。本実施形態のスイッチ装置1Gは、上記各実施形態と同様に、カーナビゲーションシステムを作動させるロータリスイッチである。
図18に示すように、本実施形態のスイッチ装置1Gは、ケース30に対して回転可能に貫挿されたシャフト32の略中央部に、該シャフト32に対して回転可能に貫通支持された節度発生部35を備えている。また、シャフト32には、その節度発生部35よりも上側に該シャフト32に対して回転不可能に固着された第1支持体91が、また、節度発生部35よりも下側に電磁石31に対して回転不可能に固着された第2支持体92がそれぞれ備えられている。
図19(a),(b)に示すように、節度発生部35は、円盤形状を成した基体93と、該基体93の上側面93a上に固着された形成体94を備えている。
図19(b),(c)に示すように、基体93は、その下側面93bの中心部に凸部95が一体的に形成されている。この凸部95は、電磁石31の上面M上に形成された前記円環の凹部31cに対して嵌入される大きさである(図18参照)。尚、基体93(凸部95)は、金属(本実施形態では、鉄)で構成されている。
図19(d)に示すように、形成体94は、その一側壁94aに上下方向に沿って2つの収容穴96,97が凹設され、その収容穴96には、第7コイルスプリングCS7及び凸部としての第7プランジャーP7が、また、収容穴97には、第8コイルスプリングCS8及び凸部としての第8プランジャーP8が、それぞれ収容されている。各収容穴96,97に収容されたコイルスプリングCS7,CS8は、対応するプランジャーP7,P8を横方向に向かって(図19(d)においては右側に向かって)付勢している。
尚、この第7コイルスプリングCS7は、そのバネ定数が、第8コイルスプリングCS8のバネ定数に比べて大きいコイルスプリングである。従って、第7プランジャーP7は、第8プランジャーP8に比べて大きな荷重で相対移動することとなる。
また、各基体93及び形成体94の中心軸線上には、上下方向に沿ってシャフト32が貫通する貫通穴Hpが連通形成されている。
図20(a),(b)に示すように、第1支持体91は、円盤形状を成しており、その中心軸上に上下方向に沿って穴Hq1を備えている。この穴Hq1は、節度発生部35の貫通穴Hpに連通する位置に形成されている。また、第1支持体91は、その上側面91aにシャフト32に対して回転不可能に連結固定するための固定部材99が一体的に突設形成されている。例えば本実施形態では、図20(d)に示すように、固定部材99の一側部に前記穴Hq1に連通したネジ穴daが設けられており、そのネジ穴daに雄ネジQ1(図18参照)を螺合し、該雄ネジQ1の先端をシャフト32に圧着する。この結果、第1支持体91はシャフト32に対して回転不可能に連結固定されるようになっている。
図20(c),(d)に示すように、第1支持体91はその下側に凹部100が形成されている。凹部100は、前記形成体94の一部(第7プランジャーP7が設けられた部分)を収納する大きさであって、その内周面101に山部102a及び凹部としての谷部102bがそれぞれ所定のピッチをもって交互に繰り返されて配置形成されている。図18に示すように、内周面101に形成された山部102a及び谷部102bは、第7プランジャーP7によって弾圧される。
図21(a),(b)に示すように、第2支持体92は筒状体を成しており、その側壁103によって形成された内部空間104にて前記形成体94の一部(第8プランジャーP8が設けられた部分)及び電磁石31の全体を収納する。また、第2支持体92は電磁石31に対して回転不可能に固着されている。例えば本実施形態では、図21(b)に示すように、第2支持体92の側壁103の所定の位置に内部空間104に連通したネジ穴dbが設けられており、そのネジ穴dbに雄ネジQ2(図18参照)を螺合し、該雄ネジQ2の先端を電磁石31に圧着する。この結果、第2支持体92が電磁石31に対して回
転不可能に連結固定されるようになっている。
さらに、第2支持体92の上部内周面105には、山部106a及び凹部としての谷部106bがそれぞれ所定のピッチをもって交互に繰り返されて配置形成されている。この第2支持体92に形成された山部106aと谷部106bとの配置ピッチは、第1支持体91に形成された山部102aと谷部102bとの配置ピッチと異なっている。本実施形態では、第2支持体92の山部106aと谷部106bとの配置ピッチは、第1支持体91の山部102aと谷部102bとの配置ピッチに比べて狭く配置されるように形成されている。図18に示すように、第2支持体92に形成された山部106a及び谷部106bは、第8プランジャーP8によって弾圧される。
上記のように構成したスイッチ装置1Gでは、その電磁石31のコイル31bに電流が供給されず電磁石31がオフ状態のとき、節度発生部35は、電磁石31に対して回転可能な状態となる。このとき、ノブ33を摘んでシャフト32を回動させた場合、第1支持体91はシャフト32に回転不可能に固着されていることから、第1支持体91はシャフト32の回動に同期して回転する。また、このとき、第7プランジャーP7は第1支持体91の山部102a(谷部102b)に当接するとともに、第8プランジャーP8は第2支持体92の山部106a(谷部106b)に当接しているが、前記したように、第7コイルスプリングCS7のバネ定数は、第8コイルスプリングCS8のバネ定数に比べて大きいことから、第7プランジャーP7は、第8プランジャーP8が第2支持体92の山部106a(谷部106b)に対して当接(弾圧)する力よりも強い力で第1支持体91の山部102a(谷部102b)を当接(弾圧)することとなる。
従って、第7プランジャーP7は第1支持体91の山部102aを乗り越えることができず節度発生部35と同期して回転するとともに、第8プランジャーP8は第2支持体92の山部106aを乗り越える動きをとる。この結果、ロータリノブ34には、第2支持体92に形成された各山部106a及び谷部106bの配置ピッチに応じた節度(クリック感)を与えることが可能となる。
一方、電磁石31のコイル31bに電流が供給されて電磁石31がオン状態になると、電磁石31が発生する磁界によって、節度発生部35の基体93が磁化されて電磁石31に固定される。これによって、節度発生部35は、電磁石31に対して回転不可能な状態となる。この状態で、ノブ33を摘んでシャフト32を回動させた場合、第2支持体92は、電磁石31に対して回転不可能に固着されていることから、節度発生部35の第8プランジャーP8は第2支持体92の山部106aを乗り越える動きをとらない。従って、第7プランジャーP7が第1支持体91の山部102aを乗り越える動きをとる。この結果、ロータリノブ34には、第1支持体91に形成された各山部102a及び谷部102bの配置ピッチに応じた節度(クリック感)を与えることが可能となる。
このため、電磁石31をオン・オフ制御することによって、2種類のシャフト32(ノブ33)の節度感(クリック感)の制御することが可能となる。
本実施形態の構成によれば、以下の記載の効果を得ることができる。
(1)節度発生部35に第7及び第8プランジャーP7,P8を設けるとともに、第7プランジャーP7と当接する山部102a及び谷部102bを有した第1支持体91をシャフト32に回転不可能に固着した。また、節度発生部35の第8プランジャーP8と当接する山部106a及び谷部106bを有した第2支持体92を電磁石31に回転不可能に固着した。
従って、電磁石31をオン制御することによって、シャフト32(ノブ33)には、第
7プランジャーP7を介して第1支持体91に形成された各山部102a及び谷部102bの配置ピッチに応じた節度(クリック感)を与えることができる。また、電磁石31をオフ制御することによって、シャフト32(ノブ33)には、第8プランジャーP8を介して第2支持体92に形成された各山部106a及び谷部106bの配置ピッチに応じた節度(クリック感)を与えることができる。
なお、上記実施形態は上記構成に限定されず、例えば以下の様態に変更してもよい。
・上記第1実施形態では、スイッチ制御回路16のCPUは電磁石9の磁界Hの強さを調整し、それにより、ロータリノブ2の節度発生間隔を段階的に制御するようにしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、スイッチ制御回路16のCPUは電磁石9のオン・オフ制御を行うようにする。これにより、ロータリノブ2を、節度が生じない状態と節度が生じる状態とに制御することができる。
・ロータリノブ2,34が複数ある場合、これらロータリノブ2,34の節度感は全て同じであることに限定されず、各々の節度感が異なる値に設定されてもよい。
・節度機構10は溝部11が節度発生部7に設けられ、節度ピース13が支持体8に設けられることに限定されず、この組み合わせは逆でもよい。
・スイッチ装置1,1A,1B,1C,1D,1E,1F,1Gは、それぞれロータリ式に限らず、ノブをスライド移動してスイッチ状態を切り換えるスライド式でもよい。
・溝部11の断面溝形状は、節度ピース13が係止可能であれば、その形状は特に限定されない。節度ピース13の形状は円柱状に限らず、溝部11に係止可能であれば、その形状は特に限定されない。
・ロータリノブ2,34の節度感は、表示装置21の画面に応じて切り換えられることに限定されない。例えば、カーナビゲーションシステムにモード切換スイッチを設け、この切換スイッチが操作された際に、そのスイッチ操作に応じた節度をロータリノブ2に付与してもよい。
・上記第8実施形態においては、第1支持体91は、その内周面101の全面に山部102a及び谷部102bを交互に繰り返して配置形成したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図22(a),(b)に示すように、その内周面101に、一つの谷部102bと該谷部102bを挟むように谷部102bに連続してなだらかな形状をした斜部102cを備えたものであってもよい。このようにすることで、電磁石31をオン制御した状態でシャフト32(ノブ33)を回動させると、シャフト32(ノブ33)には、第7プランジャーP7が一旦斜部102cに沿って回動した後に再び谷部102bに戻る力が働く。従って、ロータリノブ34に、所定の位置に自動復帰するような節度を与えることが可能となる。
・上記第8実施形態においては、第1支持体91は、その内周面101の全面に山部102a及び谷部102bを交互に繰り返して配置形成したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図23に示すように、全面ではなく所定の範囲内にのみ山部102aと谷部102bとを交互に繰り返して配置形成してもよい。このようにすることで、電磁石31をオン制御した状態では、ロータリノブ34に、山部102aと谷部102bとが配置形成された範囲内でのみ、その山部102a及び谷部102bの配置ピッチに応じたクリック感を与えることができる。
・スイッチ装置1,1A,1B,1C,1D,1E,1F,1Gは、それぞれの搭載先は、カーナビゲーションシステムに限定されず、例えばオーディオシステム等の他の機器に搭載してもよい。また、スイッチ装置1,1A,1B,1C,1D,1E,1F,1G
の搭載先は車載機器に限定されず、家庭用電化製品等の他の機器に搭載してもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(a)スイッチ装置において、前記制御手段は、前記機器の表示装置の画面が切り換え操作された際、前記節度機構の節度感を前記画面に応じた値に設定すること。この場合、ロータリノブの節度感を表示装置の画面に応じた値に設定することができる。
第1実施形態に係るスイッチ装置の縦断面図。 スイッチ装置を構成する主部品の分解斜視図。 ノブ操作時に節度ピースが溝部に係止した際の一部拡大断面図。 ノブ操作時に節度ピースが山部を乗り越えた際の一部拡大断面図。 スイッチ装置の電気構成を示す構成図。 第2実施形態に係るスイッチ装置の縦断面図。 (a),(b),(c),(d)は、それぞれ、第2実施形態に係る支持体の構成を説明するための図。 (a),(b),(c),(d)は、それぞれ、第2実施形態に係る節度発生部の構成を説明するための図。 第3実施形態に係るスイッチ装置の縦断面図。 (a),(b),(c),(d)は、それぞれ、第3実施形態に係る節度発生部の構成を説明するための図。 第3実施形態に係る電磁石の構成を説明するための図。 第4実施形態に係るスイッチ装置の縦断面図 第5実施形態に係るスイッチ装置の縦断面図。 (a),(b),(c)は、それぞれ、第5実施形態に係る節度発生部の構成を説明するための図。 第6実施形態に係るスイッチ装置の縦断面図。 (a),(b),(c),(d)は、それぞれ、第6実施形態に係る節度発生部の構成を説明するための図。 第7実施形態に係るスイッチ装置の縦断面図。 第8実施形態に係るスイッチ装置の縦断面図。 (a),(b),(c),(d)は、それぞれ、第8実施形態に係る節度発生部の構成を説明するための図。 (a),(b),(c),(d)は、それぞれ、第8実施形態に係る第1支持体の構成を説明するための図。 (a),(b)は、それぞれ、第8実施形態に係る第2支持体の構成を説明するための図。 (a),(b)は、それぞれ、別例を説明するための図。 別例を説明するための図。
符号の説明
1,1A,1B,1C,1D,1E,1F,1G…スイッチ装置、2,34…スイッチノブとしてのロータリノブ、8…調整機構(磁性体)を構成する支持体、9…調整機構を構成する電磁石、10…節度機構、11…凹部としての溝部、13…凸部としての節度ピース、17…制御手段としてのCPU、H(Ha〜Hc)…磁界。

Claims (4)

  1. スイッチノブが操作された際に、機器の作動状態を設定すべくスイッチ状態を切り換えるスイッチ装置において、
    凹部及び凸部の噛合いによって前記スイッチノブに節度を付与する節度機構と、
    磁界の誘起に基づいて前記節度機構の節度感を調整する調整機構と
    を備え
    前記調整機構に磁界を誘起させる制御手段をさらに備え、
    前記調整機構は、前記節度機構の凹部及び凸部の一方が形成され、前記スイッチノブに前記節度機構を介して連結される磁性体と、
    前記磁界を誘起して前記磁性体と吸着し、前記節度機構を介して前記スイッチノブに節度感を付与する電磁石と
    からなることを特徴とするスイッチ装置。
  2. スイッチノブが操作された際に、機器の作動状態を設定すべくスイッチ状態を切り換えるスイッチ装置において、
    凹部及び凸部の噛合いによって前記スイッチノブに節度を付与する節度機構と、
    磁界を誘起して該磁界の強さに基づき前記節度機構の節度感を調整する調整機構と、
    前記調整機構が誘起する前記磁界の強さを制御する制御手段と
    を備え
    前記調整機構は、前記節度機構の凹部及び凸部の一方が形成され、前記スイッチノブに前記節度機構を介して連結される磁性体と、
    前記磁性体に向かって前記磁界を誘起し、当該磁界による前記磁性体との間の吸着度合いに基づき前記節度機構の節度感を変更する電磁石と
    からなることを特徴とするスイッチ装置。
  3. 前記スイッチノブを回動操作することで前記スイッチ状態を切り換えるロータリ式であることを特徴とする請求項1又は2に記載のスイッチ装置。
  4. 前記制御手段は、前記機器の作動モードが切り換え操作された際、前記節度機構の節度感を前記機器の作動モードに応じた値に設定することを特徴とする請求項のいずれか1に記載のスイッチ装置。
JP2006182025A 2005-07-27 2006-06-30 スイッチ装置 Expired - Fee Related JP4709081B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006182025A JP4709081B2 (ja) 2005-07-27 2006-06-30 スイッチ装置
US11/811,545 US7767916B2 (en) 2006-06-30 2007-06-11 Switch device

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005217942 2005-07-27
JP2005217942 2005-07-27
JP2006182025A JP4709081B2 (ja) 2005-07-27 2006-06-30 スイッチ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007059382A JP2007059382A (ja) 2007-03-08
JP4709081B2 true JP4709081B2 (ja) 2011-06-22

Family

ID=37922656

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006182025A Expired - Fee Related JP4709081B2 (ja) 2005-07-27 2006-06-30 スイッチ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4709081B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107591273A (zh) * 2017-07-31 2018-01-16 惠州市德赛西威汽车电子股份有限公司 一种扭矩可在线调整的旋钮
EP3850273A4 (en) * 2018-11-13 2021-11-17 Samsung Electronics Co., Ltd. BUTTON AND COOKING UNIT WITH DUDIT BUTTON
IT202200007877A1 (it) * 2022-04-21 2023-10-21 Ferrari Spa Manopola di comando per un autoveicolo

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4590432B2 (ja) * 2007-06-25 2010-12-01 株式会社オートネットワーク技術研究所 操作装置及び操作システム
WO2008129974A1 (ja) * 2007-04-13 2008-10-30 Autonetworks Technologies, Ltd. 操作装置及び操作システム
CN101657871B (zh) 2007-04-13 2012-12-19 株式会社自动网络技术研究所 操作装置和操作系统
JP4590459B2 (ja) * 2007-04-13 2010-12-01 株式会社オートネットワーク技術研究所 操作装置及び操作システム
JP2009004240A (ja) * 2007-06-22 2009-01-08 Vertex Standard Co Ltd 操作ノブのロック機構
DE102007032395A1 (de) * 2007-07-10 2009-01-15 Preh Gmbh Drehsteller mit veränderbarem Rastverlauf
JP4947653B2 (ja) * 2007-08-28 2012-06-06 株式会社東海理化電機製作所 節度装置
JP5202111B2 (ja) * 2008-05-30 2013-06-05 株式会社オートネットワーク技術研究所 操作装置
JP2009301097A (ja) * 2008-06-10 2009-12-24 Tokai Rika Co Ltd 節度装置
JP5332985B2 (ja) * 2009-07-09 2013-11-06 株式会社ニコン ダイヤル操作装置およびこれを備えたカメラ
JP6226425B2 (ja) * 2014-01-31 2017-11-08 アルプス電気株式会社 回転入力装置
KR102470442B1 (ko) * 2015-12-31 2022-11-24 에스엘 주식회사 차량용 변속 장치
KR102659241B1 (ko) * 2019-03-08 2024-04-18 현대자동차주식회사 다이얼 타입 변속레버 장치

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03109241U (ja) * 1990-02-23 1991-11-11
JP2002189556A (ja) * 2000-12-22 2002-07-05 Alps Electric Co Ltd 手動入力装置及びこれを用いた車載機器制御装置
JP2003263234A (ja) * 2002-03-11 2003-09-19 Alps Electric Co Ltd 力覚付与装置
JP2004355500A (ja) * 2003-05-30 2004-12-16 Alps Electric Co Ltd 力覚付与型入力装置
JP2005174807A (ja) * 2003-12-12 2005-06-30 Calsonic Kansei Corp 回転型スイッチ

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3034910B2 (ja) * 1989-06-06 2000-04-17 武田薬品工業株式会社 合わせガラス用接着性合成樹脂中間膜

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03109241U (ja) * 1990-02-23 1991-11-11
JP2002189556A (ja) * 2000-12-22 2002-07-05 Alps Electric Co Ltd 手動入力装置及びこれを用いた車載機器制御装置
JP2003263234A (ja) * 2002-03-11 2003-09-19 Alps Electric Co Ltd 力覚付与装置
JP2004355500A (ja) * 2003-05-30 2004-12-16 Alps Electric Co Ltd 力覚付与型入力装置
JP2005174807A (ja) * 2003-12-12 2005-06-30 Calsonic Kansei Corp 回転型スイッチ

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107591273A (zh) * 2017-07-31 2018-01-16 惠州市德赛西威汽车电子股份有限公司 一种扭矩可在线调整的旋钮
CN107591273B (zh) * 2017-07-31 2019-06-07 惠州市德赛西威汽车电子股份有限公司 一种扭矩可在线调整的旋钮
EP3850273A4 (en) * 2018-11-13 2021-11-17 Samsung Electronics Co., Ltd. BUTTON AND COOKING UNIT WITH DUDIT BUTTON
US11365887B2 (en) 2018-11-13 2022-06-21 Samsung Electronics Co., Ltd. Knob and cooking appliance having the same
IT202200007877A1 (it) * 2022-04-21 2023-10-21 Ferrari Spa Manopola di comando per un autoveicolo
EP4266145A1 (en) 2022-04-21 2023-10-25 FERRARI S.p.A. Control knob for a motor vehicle

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007059382A (ja) 2007-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4709081B2 (ja) スイッチ装置
US7767916B2 (en) Switch device
US10579090B2 (en) Rotatable input mechanism having adjustable output
US10865875B2 (en) Dial shift lever device for vehicle
EP3266640B1 (en) Multi mode screen device for a vehicle and a method for providing a multi mode screen device in a vehicle
EP1217496A2 (en) Manual input device which provides its control knob with plural modes of operation feeling, and car-mounted apparatus controller based thereon
KR100985283B1 (ko) 햅틱 피드백을 가지는 제어 휠과 조향 핸들 시스템
JP3083070U (ja) ノブ制御装置
JP2003263940A (ja) 複合操作型電子部品
KR20030078717A (ko) 역각부여장치
CN109578565B (zh) 使用双铰链的换档控制装置
JP2008153121A (ja) ロータリスイッチ
JP4758322B2 (ja) スイッチ装置
JP2017019433A (ja) レバー装置
EP3106716B1 (en) Manipulation apparatus
US8586885B2 (en) Force-feedback multidirectional input device
JP2002189560A (ja) 手動入力装置及びこれを用いた車載機器制御装置
JP2006227873A (ja) 車輌空調用コントロ−ル操作装置
JP3813806B2 (ja) 多方向入力装置
JP2003252074A (ja) バイワイヤ方式の車両用シフトレバー装置
JP2003031074A (ja) 入力装置
JP2010003424A (ja) 多方向入力装置
JP2009004322A (ja) 操作装置及び操作システム
JP2008262835A (ja) 操作装置
EP3680746A1 (en) Operating device

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081028

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101116

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101222

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110308

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110317

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees