JP4947653B2 - 節度装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被操作部材の操作に節度を与える節度装置に関する。
従来、自動車の各種コントロールに使用されるロータリスイッチ装置は、例えば、特許文献1に開示されているスイッチ装置のように、ケース内面に形成された山部及び谷部を交互に有する節度面部と、ケース内のロータ側に設けられたコイルばね及びこのコイルばねにより節度面部に当接するように付勢されたボールとからなる節度機構を有している。
このような構成の節度機構によれば、使用者が操作ノブを回動してスイッチ操作を行う場合、ロータの回動に伴ってボールが山部を超えて谷部に移動し、この谷部に落ち込む。すなわち、ボールが山部を超える前後において操作ノブに与えられるフィードバック力が変化する。これにより、操作ノブ(被操作部材)の回動に節度が与えられている。
実開平5−94922号公報
上述の特許文献1のものでは、被操作部材を回動した時に節度が与えられる回動角度(以下、節度角度という)が、節度面の山部及び谷部の形成ピッチ(角度ピッチ)に制約されてしまう問題がある。この問題を解決するものとして、図4に示す構成の節度装置が考えられている。
図8において、例えばインストルメントパネル1の裏面側の適宜部位に取り付けられた装置本体2には、被操作部材としての軸3が回動可能に支承されている。この軸3においてインストルメントパネル1の表面側に突出する前端部(図では右端部)には、操作部4が軸3と一体回動する形態に取り付けられている。さらに、この軸3の後端には、操作部4の回動位置を検出するためのロータリーエンコーダ5のディスク5aが軸3と一体回動する形態に取り付けられている。
さらに、軸3の後端側に被吸着部6が軸3と一体回動する形態に設けられており、この被吸着部材6の右端面には磁性板からなる被吸着体6aが取着されている。この被吸着体6aの前方部には、電磁石7が、軸3とは無関係に回動可能に、且つ微小距離で軸方向への移動可能に設けられている。この電磁石7と装置本体2との間には、合成樹脂からなるばね板8、8が設けられており、このばね板8、8の一端は前記装置本体2に取着され、他端は前記電磁石7に取着されている。このばね板8、8は、軸3の回動に対して抵抗を与えるものである。なお軸3には適宜の操作対象物が付設あるいは連結される。
この図の構成において、通常は、電磁石7が断電されており、操作部4が使用者により回動操作されると、軸3、ディスク5a、被吸着部6が一体回動する。そして、操作部4が所定角度回動されると、ロータリーエンコーダ5がこの所定角度を検出し、これに基づいて図示しない制御部が電磁石7に通電する。すると、電磁石7と被吸着体6aとが吸着状態となって当該電磁石7、被吸着体6a、軸3、操作部4が一体化状態となる。従って、この状態から使用者が操作部4をさらに回動すると、板ばね8、8の他端がその回動方向へ弾性変形することによって復元方向へばね力を発生し、使用者が回動抵抗を受け、電磁石が断電したときに回動抵抗がなくなる。回動抵抗の差により節度が与えられる。
しかし、この構成では、合成樹脂製のばね板8、8を使用するため、ばね機能を奏するための形状の設定が難しいとともに、ばね力設定のための材料選定も難しく、総じて節度の設定が難しいといった問題があった。また、節度の滑らか度合いとか、急激度合いなどの微妙な設定も困難であった。
更に、上記構成では、操作部4(或は被操作部材)を所定の回動位置で停止させるには、例えば、インストルメントパネル1に、操作部4の回動を規制するための係止部を設ける必要がある。つまり、この節度装置は、単に節度を付与するにすぎず、操作部4の回動範囲を規制することは考慮されていないのである。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、外部からの操作力により回動操作される被操作部材を備えた節度装置であって、節度角度の設定や節度の強弱などの設定を容易にすることができると共に、被操作部材を任意の回動範囲に規制することができる節度装置を提供することにある。
本発明は、装置本体に回動操作可能に設けられ、外部からの操作力により操作される被操作部材と、略V形の凹面部を有する回動抵抗受部と、ばね及び押圧部材を有し、前記ばねのばね力により、前記押圧部材を前記回動抵抗受部の凹面部に対し押圧して回動抵抗を与えるための抵抗付与手段と、前記回動抵抗受部に前記凹面部の両端部側に位置して設けられ、前記抵抗付与手段に対し当接して係止する一対の回動規制部と、前記装置本体に設けられた電磁石と、前記被操作部材の回動位置を検出する回動位置検出手段と、この位置検出手段により検出された前記被操作部材の回動位置に応じて前記電磁石を通断電制御する制御手段とを備え、前記回動抵抗受部と前記抵抗付与手段との一方を、前記被操作部材と一体回動可能に設けると共に、他方を、前記電磁石の断電時に前記被操作部材と一体回動し電磁石の通電時に該電磁石に吸着されて非回動状態に固定される構成としてなることを特徴とする。
上記構成において、使用者による外部からの操作力によって被操作部材を回動操作すると、前記回動抵抗受部と前記抵抗付与手段との一方が、前記被操作部材と一体回動し、他方が、前記電磁石の断電時に前記被操作部材と一体回動する。従って、電磁石の断電時には、被操作部材の回動操作に伴って前記回動抵抗受部と前記抵抗付与手段との両方が回動し、節度は発生しない。そして、被操作部材が所定の回動位置に達すると、位置検出手段により当該所定の回動位置が検出され、制御手段により、電磁石が通電される。この通電により、前記回動抵抗受部と前記抵抗付与手段とのうちの他方が、該電磁石に吸着されて非回動状態に固定される。すると、抵抗付与手段の押圧部材がばねのばね力に抗して回動抵抗受部の凹面部を絶対的に(或は相対的に)摺動するようになり、ばねのばね力が増加して抵抗感が強くなる。そして、被操作部材が所定の回動位置に達すると、電磁石が断電され、この抵抗感がなくなる。ばねによる抵抗感の急変により節度が発生する。
本発明によれば、前記所定の回動位置の変更により、節度角度を容易に変更できる。また、略V形の凹面部を有する回動抵抗受部と、ばね及び押圧部材を有し、該ばねのばね力により、前記押圧部材を回動抵抗受部の前記凹面部に対して押圧して回動抵抗を与えるための抵抗付与手段とで、節度を与える構成であるから、ばねの選定と、凹面部の傾斜角度の設定により節度の間隔と強弱の設定が容易となる。
更に、上記構成によれば、被操作部材が所定の回動位置に達した場合に、電磁石の通電を継続すると、上記のように押圧部材が凹面部を摺動した後、抵抗付与手段が回動規制部に当接して係止されるので、被操作部材の回動を規制することができる。従って、制御手段による電磁石の通断電制御によって、節度を付与するだけでなく被操作部材を所望の回動範囲に規制することができる。
<第1の実施例>
以下、本発明を例えば自動車の温度コントロール用スイッチに適用した第1の実施例につき図1ないし図5を参照して説明する。
温度コントロール用スイッチの操作装置(以下、節度装置20と称す)は、装置本体としての装置ケース21を備えている。装置ケース21は、インストルメントパネル22の裏面側の適宜部位に取り付け固定されている。装置ケース21の後端部(図では左端部)および前端部には、軸受部21aおよび21bが形成されており、これら軸受部21a,21bに、被操作部材に相当する軸23が回動可能に支承されている。この軸23においてインストルメントパネル22の表面側に突出する前端部には、ノブ24が軸23と一体回動する形態に取り付けられている。図3に示すように、ノブ24は、正面視にて円形をなし、インストルメントパネル22の表面に、前記の温度コントロール用であることを示す「TEMP」の文字が印刷表示されている。つまり、温度コントロール用スイッチは、使用者によるノブ24の回動操作によって、例えば18℃〜32℃の温度に設定可能な所謂ロータリスイッチとして構成されている。尚、後述するように、ノブ24の回動は、図中18℃〜32℃で示す目盛りMの範囲内に規制されるようになっている。
前記軸23には、後側の軸受部21aの近傍部に、回動位置検出手段としての位置センサ25が軸23と一体回動する形態に取り付けられている。位置センサ25は、例えばポテンショメータから構成されており、軸23(乃至ノブ24)の回動位置を検出する。
前記装置ケース21内の電磁石ホルダ21aには、略円筒形の電磁石26が取着されており、この電磁石26の中空部を軸23が挿通している。
また、軸23における電磁石26の前方には、略円筒状の回動抵抗受部27が軸23と一体回動するように設けられている。図2の縦断正面図に示すように、回動抵抗受部27の中空部は、軸23と同心の半円部28と、この半円部28に連続する菱形部29とからなり、菱形部29の外周側の周縁部は、略V形の凹面部30とされている。この凹面部30は、斜面30aと斜面30bとで略V形をなす。他方、菱形部29の周縁部において半円部28に連続する部分は、外周側に拡開するハ形(図2中、逆V形)の回動規制部31とされている。この回動規制部31は、斜面31aと斜面31bとで略ハ形をなす。
また、この回動抵抗受部27の内部における軸23部分には、抵抗付与手段32が設けられている。抵抗付与手段32は、鋼線製コイルばね34、押圧部材35及びガイド筒部36を有し、被吸着部材33に固着されている。
この被吸着部材33は磁性材からなり、円筒部33aと、これの後端部に形成された径大な被吸着部33bとを有した構成である。前記被吸着部33bは、前記電磁石26の前端面と軸方向で対向している。この被吸着部材33は、軸23に回動可能に嵌合されている。
前記ガイド筒部36は前記被吸着部材33の円筒部33aに遠心方向へ延びるように取着されており、このガイド筒部36の先端側の内部には前記押圧部材35を移動可能に収容配置している。更にこのガイド筒部36の内部には、前記コイルばね34が圧縮状態で収容配置されており、このコイルばね34は例えば、ばね用鋼線から構成されたものである。このコイルばね34のばね力により、図2に示すように、押圧部材35が前記凹面部30の谷中心部に押圧付勢されている。
インストルメントパネル22の裏面側の適宜部位には、図示しない制御ユニットが設けられており、この制御ユニットに、制御手段としての制御装置37(図4にのみ図示)が備えられている。制御装置37は、位置センサ25から回動位置検出信号を受けて、電磁石26を所定の回動位置で通電及び断電制御する。また制御ユニットには、手動操作されて前記通断電パターン(所定の回動位置)を任意に設定するための設定部37a(図4参照)が設けられている。つまり、設定部37aは、設定手段に相当し、その操作に基づいて前記制御装置37における電磁石26に対する通断電パターンを変更可能としており、後述するクリック感(或はバリヤ感)が付与される位置や間隔、幅などを自由に設定することができるように構成されている。
この場合、所定の回動位置は、前記設定温度の目盛りMに対応しており、例えば目盛りMのピッチ角A°(図5参照)で通電及び断電が行われるように設定されている。詳細には、ノブ24の操作により軸23が回動される際に、図5に示すようにピッチ角A°ごとに角度範囲a1°の領域で通電され、角度範囲a2°の領域で断電される。また、目盛りMの範囲外の領域である、下限目盛り点Pc未満の領域および上限目盛り点Phを超える領域についても通電される。
図1及び図2の状態では、電磁石26が断電されている状態を示しており、この状態では、押圧部材35は、回動抵抗受部27の凹面部30の谷中心部に押圧付勢されており、前記被吸着部材33が軸23に対して回動可能である。この場合、図3に示すように、軸23(ノブ24)は設定温度が24℃となる回動位置にある。
この状態から、使用者が設定温度を下げるべくノブ24を矢印D1方向(図2、図3参照)に回動操作すると、軸23、回動抵抗受部27、位置センサ25が一体回動する。このとき、上述したように、押圧部材35が回動抵抗受部27の凹面部30の谷中心部に押圧付勢され、且つ被吸着部材33が軸23に対して回動可能であるから、押圧部材35も一体回動する。つまり、電磁石26の断電時には、ノブ24の回動操作に伴って前記回動抵抗受部27と前記抵抗付与手段27との両方が回動し、節度は発生しない。
制御装置37は、位置センサ25からの信号によって、軸23の回動位置を検出し、角度範囲a1°の領域で電磁石26を通電する(図5参照)。この通電により電磁石26が被吸着部材33において対向する被吸着部33bを吸着固定もしくは吸引固定する。
これにより押圧部材35が回動不能状態に固定され、回動抵抗受部27は、引き続き使用者による回動操作力を受けて矢印A方向へ回動される。このときに、該回動抵抗受部27の凹面部30の斜面30aが押圧部材35と摺接し、押圧方向へのコイルばね34のばね力により、該回動抵抗受部27が回動抵抗を使用者が感じるようになる。(図5(b)参照)。制御装置37は、この電磁石26に対する通電を、角度範囲a1°からa2°領域側へ回動したことを検出するまで行い、断電する。この断電により、押圧部材35は、斜面30aの谷中心部へ戻り、回動抵抗がなくなる。このときに節度(クリック感)が与えられる。この断電は、角度範囲a2°からa1°領域側へ回動したことを検出するまで行われる。
こうして、ノブ24の矢印D1方向への回動操作に伴い、設定温度が1℃変化するたびに使用者に節度が付与される。そして、軸23が下限目盛り点Pcを超えて矢印D1方向へ回動されると、制御装置37は電磁石26を通電する。この通電では、前述のように押圧部材35が回動不能状態に固定され凹面部30の斜面30aが押圧部材35と摺接するだけでなく、回動規制部31の斜面31aが抵抗付与手段32のガイド筒部36に対し当接して軸23を係止するようになっている。つまり、下限目盛り点Pc未満の領域において、通電される角度範囲a0°(図5参照)は、通電を開始してから回動規制部31の斜面31aとガイド筒部36が当接するまでの回動角度b1°(図2参照)よりも大きく設定されている(a0°>b1°)。このため、軸23が下限目盛り点Pcを超えて、引き続き使用者による矢印D1方向へ回動操作力を受けると、回動規制部31の斜面31aとガイド筒部36が当接した際に使用者が大きな回動抵抗(所謂バリア感)を感じる。ここで、使用者が回動操作力を解除すると、回動抵抗受部27はコイルばね34のばね力により、凹面部30の谷中心部が押圧部材35へ向かうように矢印D2方向へ回動する。そして、制御装置37は、下限目盛り点Pcの回動位置を検出した時点で断電すると共に、押圧部材35が凹面部30の谷中心部に押圧付勢された状態となる。
尚、詳細な説明は省略するが、軸23が上限目盛り点Phを超えて矢印D2方向へ回動操作された場合、通電される角度範囲a3°は、通電を開始してから回動規制部31の斜面31bとガイド筒部36が当接するまでの回動角度b2°よりも大きく設定されている(a3°>b2°)。これにより、ノブ24の回動操作を目盛りMの範囲内に規制することができる。
このように本実施例によれば、凹面部30の両端部側に一対の回動規制部31を設け、抵抗付与手段32に対し当接して係止するように構成したので、被操作部材たる軸23を所望の回動範囲に規制することができる。従って、設定部37aにより通断電パターンを変更することで軸23を任意の回動範囲に規制することができ、様々なロータリスイッチや適宜の操作対象物に適用することができる。
本実施例とは異なり、軸23(ノブ24)を所定の回動位置で停止させるには、例えばインストルメントパネル22に、ノブ24の回動を規制するための係止部を設ける必要がある。これに対し、節度装置20によれば、回動規制部31が回動抵抗受部27の内周面を利用して形成されているので、部品点数を増加させることなく軸23の回動範囲を規制することができる。また、回動規制部31は回動抵抗受部27に対し直接当接して係止する構成であるので、大きな回動抵抗を得ることができる。
また、電磁石26を通電及び断電するタイミングである前記所定の回動位置の変更により、節度角度を容易に変更できる。また、コイルばね34と凹面部30の傾斜角度の設定により節度の強弱や間隔の設定が容易となり、所望の回動抵抗を得ることができる。
更に、本実施例によれば、使用者によって操作される設定部37aを備え、制御装置37が、該設定部37aの操作に基づいて、前記電磁石26に対する通断電パターンを変更するから、節度角度を任意且つ容易に変更できて、利便性に優れている。つまり、前述したピッチ角A°、角度範囲a1°角度範囲a2°、下限目盛り点Pc及び上限目盛り点Phは一例にすぎず、設定部37aの操作によって通電領域と断電領域を自由に設定することができる。従って、上記構成の節度装置20によれば、任意の位置で前記のバリヤ感とクリック感とを実現することができると共に、その位置の設定および変更も容易に行うことができる。
<第2の実施例>
図6、図7は本発明の第2の実施例を示すものであり、第1の実施例と異なるところを説明する。尚、第1の実施例と同一部分には同一符号を付している。
軸23には、電磁石26と軸受部21bとの間に、径大な円筒部38が形成されている。抵抗付与手段32は、この円筒部38の内周面に、中心へ向かうように固着されることにより、ノブ24と一体回動可能に配設されている。
被吸着部材33に代わる被吸着部材39は、被吸着部33bと回動抵抗受部40とを一体に有して構成されている。回動抵抗受部40は、図7の縦断正面図に示すように、全体として肉厚な円筒状をなし、その外周部(図中、下側部)には、外周側が拡開する略V形の凹面部41が形成されている。凹面部41は、斜面41aと斜面41bとで略V形をなす。他方、凹面部41の両端部側には、抵抗付与手段32のガイド筒部36に対し当接して係止する一対の凸部(回動規制部に相当する)42a,42bが形成されている。
上記構成によれば、回動抵抗受部40は、電磁石26の断電時にノブ24と一体回動し、電磁石26の通電時に該電磁石26に吸着されて非回動状態に固定されため、第1の実施例と同様の効果を得ることができる。
尚、回動位置検出手段としては、ポテンショメータに限られず、ロータリーエンコーダや、複数のホールICと磁極との組み合わせ構成でもよい。押圧部材は球状に形成しても良いし、鋼球を用いてもよい。また、電磁石26の通電と断電の角度範囲は前述したa1°やa2°等に限るものではなく、任意に設定することができる。
回動規制部は、上記構成に限定するものではなく、抵抗付与手段32の少なくとも一部に対し当接して係止するよう凹面部の両端部側に設けられたものであればよい。
凹面部30は全体として略V形であればよく、その谷中心部の形状は、図示した角部に限定するものではない。例えば凹面部30の谷中心部は丸みを帯びていてもよいし、狭小な平坦部であってもよい。
また、本発明は、ロータリスイッチ以外の各種の操作対象物にも適用できるものである。例えば、ジョイスティック装置において、使用者により操作されるジョイスティック部材によって、節度装置20の軸23が回動操作されるように構成してもよい。これにより、ジョイスティック部材の回動に対し節度を付与することができると共に、その回動範囲を規制することができる。
本発明の第1の実施例を示す自動車の温度コントロール用スイッチの操作装置の縦断側面図 抵抗付与手段部分での縦断正面図 温度コントロール用スイッチの操作装置の正面図 電気的構成のブロック図 (a)は電磁石の通断電パターンを示す図、(b)は回動抵抗の変化の様子を示す図、(c)は目盛りを示す図 本発明の第2の実施例を示す図1相当図 図2相当図 従来例を示す図1相当図
符号の説明
図面中、20は節度装置、21は装置本体、22はインストルメントパネル、23は軸(被操作部材)、25は位置センサ(回動位置検出手段)、26は電磁石、27は回動抵抗受部、30は凹面部、31は回動規制部、32は抵抗付与手段、33は被吸着部材、34はばね、35は押圧部材、37は制御装置(制御手段)、37aは設定部(設定手段)40は回動抵抗受部、41は凹面部、42a,42bは凸部(回動規制部)を示す。

Claims (2)

  1. 装置本体に回動操作可能に設けられ、外部からの操作力により操作される被操作部材と、
    略V形の凹面部を有する回動抵抗受部と、
    ばね及び押圧部材を有し、前記ばねのばね力により、前記押圧部材を前記回動抵抗受部の凹面部に対し押圧して回動抵抗を与えるための抵抗付与手段と、
    前記回動抵抗受部に前記凹面部の両端部側に位置して設けられ、前記抵抗付与手段に対し当接して係止する一対の回動規制部と、
    前記装置本体に設けられた電磁石と、
    前記被操作部材の回動位置を検出する回動位置検出手段と、
    この位置検出手段により検出された前記被操作部材の回動位置に応じて前記電磁石を通断電制御する制御手段とを備え、
    前記回動抵抗受部と前記抵抗付与手段との一方を、前記被操作部材と一体回動可能に設けると共に、他方を、前記電磁石の断電時に前記被操作部材と一体回動し電磁石の通電時に該電磁石に吸着されて非回動状態に固定される構成としてなることを特徴とする節度装置。
  2. 使用者によって操作される設定手段を備え、
    前記制御手段は、該設定手段の操作に基づいて、前記電磁石に対する通断電パターンを変更することを特徴とする請求項1に記載の節度装置。
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