JP4700260B2 - 無段変速機 - Google Patents

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    • B60Y2200/124Buggies, Quads

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両に搭載される無段変速機に関し、特に、ゴム製の駆動ベルトを備える無段変速機に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両の動力伝達系に適用されるベルト式の無段変速機(CVT)は、入力軸に設けられるプライマリプーリと、出力軸に設けられるセカンダリプーリとを有しており、2つのプーリ間には駆動ベルトが掛け渡される。この駆動ベルトの巻き付け径を変化させることにより、入力軸から出力軸に伝達される回転は無段階に変速される。
【0003】
このような無段変速機には、駆動ベルトの巻き付け径を変化させるため、走行状況に応じて油圧によりプライマリプーリの溝幅を可変制御するようにした油圧式と、プライマリプーリの回転数に応じて遠心ウエイトによりプライマリプーリの溝幅を可変制御するようにしたウエイト式とがある。
【0004】
走行状況に応じて変速比を高精度に制御する上では、ウエイト式よりも油圧式無段変速機が好適であるが、油圧式無段変速機には車両の走行状況に応じて油圧制御を行う油圧制御装置が必要であるため、油圧式無段変速機の採用には高コスト化を伴うことになる。一方、ウエイト式無段変速機は、プライマリプーリの回転数に応じて変速することができるために構造が簡潔であり、無段変速機のコストを低く抑えることができる。このため、ウエイト式無段変速機は、全地形走行車であるATV(All Terrain Vehicle)や二輪車などに搭載されることが多い。
【0005】
ウエイト式無段変速機にはゴム製の駆動ベルトが組み込まれており、駆動ベルトの劣化を防止して耐久性を向上させるために駆動ベルトを冷却する必要がある。このため、プライマリプーリにファンブレードを形成することによって、プーリや駆動ベルトが収容されるケース内に冷却風を送り込むようにした無段変速機が開発されている(たとえば、特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−11171号公報(第5頁、図5及び図7)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ファンブレードが形成されるプライマリプーリやセカンダリプーリの径寸法は限られており、ファンブレードの長さ寸法を拡大することは困難であった。特に、プーリの径寸法を超えてファンブレードの長さ寸法を拡大することや、ファンブレードの幅寸法を拡大することは無段変速機の不要な大型化を招くことになる。
【0008】
このように、プーリに形成されるファンブレードの大型化は制限されるため、ケース内を冷却する冷却風の流量を増大することは困難となっていた。このため、駆動ベルトを十分に冷却することができず、駆動ベルトの耐久性を低下させるおそれがあった。
【0009】
本発明の目的は、無段変速機のケース内を十分に冷却することにより、無段変速機の耐久性を向上させることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の無段変速機は、エンジンに駆動されるプライマリプーリの回転を駆動ベルトを介して無段階に変化させてセカンダリプーリに伝達する無段変速機であって、前記プライマリプーリの側部と前記セカンダリプーリの側部との少なくともいずれか一方に、冷却風を送風するファンブレードを前記プーリの径方向外方に伸ばして形成し、前記プライマリプーリと前記セカンダリプーリとを回転自在に収容するケースに、冷却風の吸入領域から吐出領域に向けて前記ファンブレードの先端面から径方向外方に徐々に離れるスクロール面を形成し、前記ファンブレードの先端面と前記スクロール面との間を流れる冷却風の流路を区画して冷却風を前記ファンブレードの回転方向に整流する整流板を前記ケースに取り付けたことを特徴とする。
【0011】
本発明の無段変速機は、前記ケース内に冷却風を導入する吸入ポートと排出する排出ポートとを前記ケースに形成することを特徴とする。
【0012】
本発明の無段変速機は、前記整流板は前記吐出領域に設けられることを特徴とする。
【0013】
本発明によれば、冷却風の吸入領域から吐出領域に向けてファンブレードの先端面から徐々に離れるスクロール面をケースに形成するようにしたので、吐出された冷却風の流れを阻害する背圧を抑制することができ、冷却風の送風効率を高めることができる。
【0014】
これにより、ケース内を十分に冷却することができるため、駆動ベルトの耐久性を高めることができ、無段変速機の耐久性を高めることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は車両を示す斜視図であり、この車両はバギー車とも言われるATVつまり不整地走行車である。図1に示すように、車体1には前輪2a,2bと後輪3a,3bが設けられており、鞍乗り型の座席4が車体1の中央部に設けられている。乗員は座席4に跨って車両に乗り込み、ハンドル5を操作して走行することになる。
【0016】
図2は図1の車両に搭載されるエンジンユニット10と駆動ユニット11とを示す概略図であり、図3は図2のA−A線に沿う断面図である。図2および図3に示すように、車両前方側にはエンジン動力を出力するエンジンユニット10が設けられており、車両後方側には本発明の一実施の形態である無段変速機55を介してエンジン動力を駆動輪に伝達する駆動ユニット11が設けられている。
【0017】
図2に示すように、エンジンユニット10のクランクケース12には、クランク軸13が軸受を介して回転自在に収容されている。また、図3に示すように、クランクケース12の上方に形成される開口部にはシリンダ14が取り付けられ、シリンダ14の上端面にはシリンダヘッド15が搭載されている。シリンダ14に形成されるシリンダボア内には、ピストン16が往復動自在に組み込まれており、ピストン16に取り付けられるピストンピン17と、クランク軸13にその回転中心から偏心して固定されるクランクピン18とは、コネクティングロッド19を介して連結されている。
【0018】
シリンダヘッド15には燃焼室15aが形成されるとともに、燃焼室15aに開口する吸気ポート15bと排気ポート15cとが形成されている。この吸気ポート15bと燃焼室15aとを連通状態と遮断状態とに切り換える吸気弁20がシリンダヘッド15に組み込まれており、排気ポート15cと燃焼室15aとを連通状態と遮断状態とに切り換える排気弁21がシリンダヘッド15に組み込まれている。
【0019】
また、シリンダヘッド15には2つのカム面を備えたカムシャフト22が回転自在に装着され、これと平行に設けられたロッカシャフト23には、吸気弁20を開閉駆動するためのロッカアーム23aと、排気弁21を開閉駆動するためのロッカアーム23bとが回動自在に装着されている。カムシャフト22に固定された図示しないスプロケットと、図2に示すようにクランク軸13の端部に固定されたスプロケット24との間には図示しないタイミングチェーンが掛け渡されており、カムシャフト22はクランク軸13の回転に同期して回転駆動される。クランク軸13の回転位置つまりピストン16の移動位置に応じて、カムシャフト22はロッカアーム23a,23bの一端にカム面を接触させるため、吸気弁20および排気弁21のそれぞれは所定のタイミングで開閉駆動される。
【0020】
このようなクランクケース12、シリンダ14、およびシリンダヘッド15を備えるエンジン25は、クランク軸13が車幅方向を向くように車体1に搭載される。このエンジン25は単気筒の空冷エンジンであり、シリンダ14およびシリンダヘッド15には放熱フィン26が形成されている。
【0021】
エンジン25に混合気を供給することによってエンジン25を駆動するため、エンジン25の車両後方側には気化器27が配置されている。この気化器27の入力ポート28aは図示しないエアクリーナに接続され、気化器27の出力ポート28bは吸気管32を介してシリンダヘッド15の吸気ポート15bに接続されている。また、気化器27にはスロットルケーブル30の一端が組み付けられ、スロットルケーブル30の他端は図1に示すアクセルグリップ6に組み付けられている。さらに、気化器27には図1に示す燃料タンク7から燃料を案内する燃料ホース31が接続されている。
【0022】
乗員のアクセルグリップ6の操作に応じて気化器27から吸気ポート15bに案内される混合気は、吸気弁20が開口駆動する吸気行程時に燃焼室15aに送り込まれ、圧縮行程、燃焼行程を経て燃焼することによりエンジン動力に変換される。燃焼した混合気は排気ガスとなって排気行程時に排気ポート15cより図示しない排気管を介して外部に排出されることになる。混合気の燃焼によって押し下げられるピストン16は、コネクティングロッド19を介してクランク軸13を回転駆動することにより、後述する駆動ユニット11にエンジン動力を出力する。
【0023】
図3に示すように、クランクケース12には2本のバランサ軸40,41が軸受を介して回転自在に装着されており、それぞれのバランサ軸40,41にはバランサウエイト40a,41aが一体に設けられている。それぞれのバランサ軸40,41に設けられた歯車40b,41bは、クランク軸13に設けられた歯車42に噛合っており、クランク軸13の回転変動がバランサウエイト40a,41aにより吸収される。なお、図2には2つのバランサ軸のうち一方のバランサ軸40が示されている。
【0024】
クランク軸13の一端にはクランク軸13によって駆動されるオイルポンプ43が設けられており、このオイルポンプ43から吐出される潤滑油は図示しない油路を介して駆動ユニット11の摺動部に供給される。また、クランク軸13の他端にはクランク軸13によって駆動される発電体44が設けられており、この発電体44より発電される電力は図示しないバッテリに充電される。さらに、発電体44に隣接してスタータモータ45が設けられており、エンジン始動時に駆動されるスタータモータ45の回転は歯車46a,46bを介してクランク軸13に伝達される。
【0025】
図2に示すように、クランクケース12には副軸47がクランク軸13に平行となって回転自在に装着されている。この副軸47に設けられた歯車48aはクランク軸13に設けられた歯車48bに噛合っており、クランク軸13の回転は副軸47に伝達される。副軸47の一端側のクランクケース12にはリコイルカバー49が組み付けられており、リコイルカバー49にはバッテリの充電量が不足してエンジン25を始動することが困難な場合に手動でエンジン25を始動させるリコイルスタータ50が装着されている。リコイルスタータ50は、リコイルカバー49内に収容されてリコイルロープ50aが巻き付けられるリコイルプーリ50bと、副軸47に取り付けられたリコイルドラム50cとを備えており、リコイルロープ50aを引いてリコイルプーリ50bを回転させることにより、副軸47を介してクランク軸13を回転させてエンジン25を始動することができる。
【0026】
また、副軸47の他端には遠心クラッチ51が取り付けられており、この遠心クラッチ51はクランクケース12内に回転自在に装着されるクラッチドラム51aと、副軸47に固定される回転板51bとを有している。回転板51bには円弧状のクラッチシュー51cが複数個取り付けられており、それぞれのクラッチシュー51cは一端に取り付けられるピン51dにより回動自在となっている。クラッチシュー51cの他端には引張コイルばね51eが取り付けられており、クラッチシュー51cにはクラッチドラム51aの内周面から離れる方向にばね力が加えられている。したがって、副軸47が所定の回転数を超えると、クラッチシュー51cに加えられる遠心力がばね力を上回るため、クラッチシュー51cがクラッチドラム51aの内周面に係合して遠心クラッチ51は締結状態となり、クランク軸13からのエンジン動力が副軸47を介してクラッチドラム51aに伝達され、クラッチドラム51aから無段変速機55にエンジン動力が入力される。
【0027】
無段変速機55はクランクケース12に組み付けられる変速機ケース53を有しており、変速機ケース53はケース本体53aとケースカバー53bとにより形成されている。変速機ケース53内にはクラッチドラム51aに固定されるプライマリ軸52と、プライマリ軸52に平行となるセカンダリ軸54とが回転自在に収容されている。
【0028】
また、無段変速機55はプライマリ軸52に設けられるプライマリプーリ(プーリ)56と、セカンダリ軸54に設けられるセカンダリプーリ(プーリ)57とを備えている。プライマリプーリ56は円錐面が形成される固定シーブ56aと、この固定シーブ56aに対向する円錐面が形成される可動シーブ56bとを備えており、固定シーブ56aはプライマリ軸52に固定され、可動シーブ56bはプライマリ軸52に設けられたスプラインに軸方向に移動自在となって装着されている。一方、セカンダリプーリ57は円錐面が形成される固定シーブ57aと、この固定シーブ57aに対向する円錐面が形成される可動シーブ57bとを備えており、固定シーブ57aはセカンダリ軸54に固定され、可動シーブ57bはセカンダリ軸54に設けられたスプラインに軸方向に移動自在となって装着されている。
【0029】
プライマリプーリ56とセカンダリプーリ57との間には、ゴム製の駆動ベルトであるVベルト60が掛け渡されており、Vベルト60のプライマリプーリ56とセカンダリプーリ57とに対する巻き付け径が変化すると、プライマリ軸52の回転は変速比が無段階に変化してセカンダリ軸54に伝達される。プライマリプーリ56の可動シーブ56bには、プライマリ軸52の回転中心に対して直角方向を向いて円柱形状の遠心ウエイト61が複数個、たとえば6個装着されている。可動シーブ56bには遠心ウエイト61に対応するカム面62が形成されており、このカム面62は可動シーブ56bの径方向外側部がプライマリ軸52の端部に向けて迫り出す形状となっている。プライマリ軸52にはカム面62に対向するようにカムプレート63が固定されており、このカムプレート63の径方向外側部がカム面62に向けて接近するように傾斜している。一方、セカンダリ軸54にはばね受け64が固定されており、このばね受け64と可動シーブ57bとの間にはVベルト60への締め付け力を加えるための圧縮コイルばね65が装着されている。
【0030】
プライマリ軸52の回転数が高くなると遠心ウエイト61に加えられる遠心力は大きくなるため、遠心ウエイト61は可動シーブ56bとカムプレート63との間を押し広げながら径方向外方に移動する。ここで、カムプレート63はプライマリ軸52に固定されているため、遠心ウエイト61の移動により可動シーブ56bが固定シーブ56aに向けて近づくことになる。これにより、プライマリプーリ56の溝幅が狭められてVベルト60のプライマリプーリ56に対する巻き付け径が大きくなる一方、Vベルト60によってセカンダリプーリ57の溝幅はばね力に抗して広げられるため、Vベルト60のセカンダリプーリ57に対する巻き付け径は小さくなる。つまり、プライマリ軸52の回転数が高くなるほど無段変速機55の変速比は高速側に変化する。
【0031】
また、プライマリ軸52の回転数が低下して遠心ウエイト61に加えられる遠心力が小さくなると、セカンダリプーリ57に加えられるばね力によってセカンダリプーリ57の溝幅は狭められるため、Vベルト60のセカンダリプーリ57に対する巻き付け径が大きくなる一方、Vベルト60によってプライマリプーリ56の溝幅は広げられるため、Vベルト60のプライマリプーリ56に対する巻き付け径は小さくなる。つまり、プライマリ軸52の回転数が低くなるほど無段変速機55の変速比は低速側に変化する。
【0032】
セカンダリ軸54の一端は変速機ケース53から突き出され、変速機ケース53に組み付けられるギヤケース66に軸受を介して支持されている。ギヤケース66には、セカンダリ軸54に平行となって出力軸67が回転自在に収容されるとともに、この出力軸67に平行となって車軸68が回転自在に装着されている。
【0033】
セカンダリ軸54には前進用の歯車69aが一体に設けられ、この歯車69aは出力軸67に回転自在に装着された歯車69bに常時噛み合っている。また、セカンダリ軸54には後退用のスプロケット70aが一体に設けられ、このスプロケット70aと出力軸67に回転自在に装着されたスプロケット70bとの間にはチェーン70cが掛け渡されている。つまり、セカンダリ軸54からの動力によって歯車駆動される歯車69bの回転方向はセカンダリ軸54の回転方向と逆向きになり、チェーン駆動されるスプロケット70bの回転方向はセカンダリ軸54の回転方向と同じ向きになる。
【0034】
また、歯車69bとスプロケット70bとの間には前後進切換機構71が装着されており、前後進切換機構71の切換操作に応じて歯車69bやスプロケット70bからの動力が選択的に出力軸67に伝達される。この前後進切換機構71は出力軸67のスプラインにそれぞれ噛み合う一対の切換ディスク72a,72bを有しており、これらの切換ディスク72a,72bは出力軸67に軸方向に摺動自在となっている。一方の切換ディスク72aには歯車69bの側面に設けられた噛合い歯73aと係合する噛合い歯73bが設けられており、他方の切換ディスク72bにはスプロケット70bの側面に設けられた噛合い歯74aと係合する噛合い歯74bが設けられている。したがって、一対の切換ディスク72a,72bを歯車69bに向けて移動させて噛合い歯73a,73bを係合させると、セカンダリ軸54の回転は前進用の歯車69a,69bを介して出力軸67に伝達される。一方、切換ディスク72a,72bをスプロケット70bに向けて移動させて噛合い歯74a,74bを係合させると、セカンダリ軸54の回転は後退用のスプロケット70a,70bを介して出力軸67に伝達される。なお、図2に示すように、切換ディスク72a,72bをいずれの噛合い歯にも係合させない場合には、セカンダリ軸54と出力軸67との間は遮断されることになる。
【0035】
さらに、出力軸67には、出力軸67のスプラインにそれぞれ噛み合う一対の切換ディスク75a,75bが軸方向に摺動自在に装着され、一方の切換ディスク75bにはギヤケース66に設けられた噛合い歯76aに係合する噛合い歯76bが設けられている。したがって、一対の切換ディスク75a,75bをギヤケース66に向けて移動させて両方の噛合い歯76a,76bを係合させると、出力軸67とギヤケース66とは締結されて出力軸67の回転が規制される一方、図2に示すように、噛合い歯76a,76bの係合を解くと、出力軸67は回転可能な状態となる。
【0036】
このような切換ディスク72a,72b,75a,75bは、切換ホルダ77,78によって切り換えられる。切換ホルダ77,78は図示しない作動リンクを介して図1に示す車両の切換レバー8に連結されており、乗員による切換レバー8の操作によって切換ディスク72a,72b,75a,75bの切り換えが行われる。切換レバー8には、前進走行に対応したF位置、後退走行に対応したR位置、駆動ユニット11の中立状態に対応したN位置、そして車両の駐車状態に対応したP位置が設定される。
【0037】
切換レバー8をF位置に操作すると、切換ディスク72aの噛合い歯73bが歯車69bの噛合い歯73aに係合する一方、切換ディスク75a,75bは中立位置となる。また、R位置に操作すると、切換ディスク72bの噛合い歯74bがスプロケット70bの噛合い歯74aに係合する一方、切換ディスク75a,75bは中立位置となる。そして、N位置に操作すると、全ての切換ディスク72a,72b,75a,75bが中立位置となり、P位置に操作すると、切換ディスク72a,72bが中立位置となり、切換ディスク75bの噛合い歯76bがギヤケース66の噛合い歯76aに係合する。
【0038】
このような切換レバー8の操作に応じて動力が伝達される出力軸67には歯車79aが固定され、この歯車79aに常時噛み合う歯車79bが車軸68に固定されている。車軸68の端部には後輪3a,3bが連結されており、駆動輪である後輪3a,3bが車軸68によって駆動される。なお、図3に示すように、歯車79bに噛み合う歯車80aを備えた前輪2a,2b用の駆動軸80が変速機ケース53とギヤケース66とにより回転自在に支持されており、この駆動軸80に傘歯車81aを介して連結される前輪出力軸81がギヤケース66に回転自在に支持される。このように、出力軸67からの動力は駆動軸80を介して前輪出力軸81に伝達されるため、後輪3a,3bとともに前輪2a,2bが駆動されることになる。
【0039】
また、走行時における車両を制動するために、図2に示すように出力軸67にはブレーキディスク82が取り付けられており、ギヤケース66にはこのブレーキディスク82にブレーキパッド83aを係合させるブレーキキャリパー83が取り付けられている。乗員がハンドル5に設けられたブレーキレバー9を操作することにより、ブレーキキャリパー83を駆動して出力軸67に制動力を加えることができる。
【0040】
次いで、無段変速機55の冷却構造について説明する。図4は図2の無段変速機55を拡大して示す部分断面図である。また、図5は図4の矢印A方向から見た無段変速機55を示す側面図であり、ケースカバー53bを取り外した状態で示している。なお、図4および図5に示す白抜きの矢印は変速機ケース53内を流れる冷却風の流れ方向を示しており、図5に示す矢印Aはプーリ56,57の回転方向を示している。
【0041】
図4および図5に示すように、無段変速機55を構成するプライマリプーリ56、セカンダリプーリ57およびVベルト60を冷却するために、変速機ケース53には冷却風としての外気が導入されるようになっている。変速機ケース53のケース本体53aには冷却風を導入する吸入ポート85aが形成されており、吸入ポート85aはクランクケース12内の流路から吸入ダクト85bを介して外部に連通する。また、変速機ケース53のケースカバー53bには冷却風を排出する排出ポート86aが形成されており、排出ポート86aはケースカバー53bに形成される排出ダクト86bを介して外部に連通する。なお、吸入ダクト85bや排出ダクト86bには図示しない延長ダクトが接続されており、変速機ケース53内に対する水やダストの侵入が防止される。
【0042】
吸入ポート85aから変速機ケース53内に冷却風を吸入するとともに、Vベルト60などから熱を吸収した冷却風を排出ポート86aから排出するため、プライマリプーリ56の固定シーブ56aの背面には複数のファンブレード87が径方向外方に延びて形成されている。また、セカンダリプーリ57の固定シーブ57aと可動シーブ57bとの背面にはそれぞれファンブレード88a,88bが径方向外方に延びて形成されている。
【0043】
図5に示すように、変速機ケース53のケース本体53aに形成される吸入ポート85aの近傍、つまりファンブレード87が冷却風を吸入する吸入領域Aiには、ファンブレード87の先端面87aに沿うスクロール面89を備えたシュラウド壁90がケース本体53aに形成されている。スクロール面89はファンブレード87が冷却風を吐出する吐出領域Aoに向けてシュラウド壁90からケース本体53aの内周面に滑らかに連続して形成されており、このスクロール面89は吸入領域Aiから吐出領域Aoに向けてファンブレード87の先端面87aから径方向外方に徐々に離れるように形成されている。つまり、吸入領域Aiにおいてはファンブレード87の先端面87aとスクロール面89との間にクリアランスC1が形成されるのに対して、吐出領域AoにおいてはクリアランスC1よりも大きなクリアランスC2が形成されることになる。
【0044】
また、ケース本体53aの吐出領域Aoにはスクロール面89に案内される冷却風を整流する整流板91が設けられている。この整流板91はファンブレード87の先端面87aとスクロール面89との間を流れる冷却風の流路を区画するように取り付けられており、ファンブレード87の回転方向に冷却風を整流することによって冷却風の不要な拡散を防止する。
【0045】
続いて、無段変速機55の駆動時に変速機ケース53内を流れる冷却風による冷却過程について説明する。スタータモータ45の作動によりエンジン25を始動させた後に、乗員が切換レバー8をF位置に操作することによって車両は前進走行状態に切り換えられる。この状態のもとでアクセルグリップ6を操作することにより、エンジン回転数の上昇に伴って遠心クラッチ51が締結状態に切り換えられ、車両は前進走行を開始する。
【0046】
車両の走行状態においては、図5に示すように、プライマリプーリ56が矢印A方向に回転駆動するとともに、Vベルト60を介してセカンダリプーリ57も矢印A方向に回転駆動しており、それぞれのプーリ56,57に形成されるファンブレード87,88a,88bによって、変速機ケース53の吸入ポート85aから排出ポート86aに向けて冷却風が送風される。なお、後退走行であってもプーリ56,57は矢印A方向に回転するため、後退走行時にも冷却風は同様に送風されることになる。
【0047】
まず、プライマリプーリ56の吸入領域Aiにおいてファンブレード87に取り込まれた冷却風は、プライマリプーリ56の回転駆動により吐出領域Aoに向けて圧送され、吐出領域Aoからセカンダリプーリ57に向けて送風される。このとき、ファンブレード87の先端面87aに沿って形成された吸入領域Aiのスクロール面89により、吸入ポート85aを通過した冷却風を確実にファンブレード87に取り込むことができる。また、吸入領域Aiから吐出領域Aoにかけてファンブレード87の先端面87aから徐々に離れるように形成されたスクロール面89により、ファンブレード87から吐出された冷却風の流れを阻害する背圧を抑制することができ、冷却風の送風効率を高めることができる。さらに、整流板91により冷却風の不要な拡散を防止することができ、冷却風をセカンダリプーリ57に向けて確実に供給することができる。
【0048】
次いで、プライマリプーリ56のファンブレード87から吐出された冷却風は、図4に示すように変速機ケース53内を幅方向に広がりながらセカンダリプーリ57に向けて流れ、動力伝達時の摩擦により発熱するプライマリプーリ56、セカンダリプーリ57およびVベルト60を冷却した後に、排出ポート86aより外部に排出される。冷却風を排出ポート86aより排出する際にも、セカンダリプーリ57に形成されるファンブレード88a,88bによって冷却風が排出ポート86aに向けて送風されるため、セカンダリプーリ57付近の圧力上昇を抑制することができ、冷却風の送風効率を更に高めることができる。
【0049】
このように、変速機ケース53内を流れる冷却風の送風効率を高めるようにしたので、プライマリプーリ56、セカンダリプーリ57およびVベルト60を十分に冷却することができ、無段変速機55の耐久性を高めることができる。特に、熱によって劣化が促進されるゴム製のVベルト60を備える無段変速機55にあっては、Vベルト60の耐久性を高めることができ、無段変速機55のランニングコストを低く抑えることができる。また、ファンブレード87,88a,88bを大型化することなく冷却風の送風効率を高めることができるため、無段変速機55の大型化や高コスト化を抑制することができる。
【0050】
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。たとえば、無段変速機55はATVつまり不整地走行車に搭載されているが、この無段変速機55を二輪車などに搭載しても良い。
【0051】
また、変速機ケース53に形成されるスクロール面89は、プライマリプーリ56側に形成されているが、セカンダリプーリ57側にスクロール面89を形成するようにしても良い。この場合には、セカンダリプーリ57の吐出領域である排出ポート86aの近傍に向けて、ファンブレード88a,88bの先端面から徐々に離れるスクロール面が形成されることになる。
【0052】
さらに、プライマリプーリ56からセカンダリプーリ57に向けて冷却風が送風されているが、セカンダリプーリ57側に吸入ポートを形成するとともに、プライマリプーリ56側に排出ポートを形成することにより、セカンダリプーリ57からプライマリプーリ56に向けて冷却風を送風しても良い。
【0053】
さらに、図示する場合には、プライマリプーリ56やセカンダリプーリ57に形成されるファンブレード87,88a,88bは直線状に延びるラジアルファンであるが、これに限定されることはなく、回転方向に向けて凸面となるように湾曲した遠心ファンであっても良く、回転方向に向けて凹面となるように湾曲した多翼ファンであっても良い。
【0054】
なお、プライマリプーリ56とセカンダリプーリ57とにそれぞれファンブレード87,88a,88bが形成されているが、プライマリプーリ56だけにファンブレード87を形成しても良く、セカンダリプーリ57だけにファンブレード88a,88bを形成しても良いことはいうまでもない。
【0055】
【発明の効果】
本発明によれば、冷却風の吸入領域から吐出領域に向けてファンブレードの先端面から徐々に離れるスクロール面をケースに形成するようにしたので、吐出された冷却風の流れを阻害する背圧を抑制することができ、冷却風の送風効率を高めることができる。
【0056】
これにより、ケース内を十分に冷却することができるため、駆動ベルトの耐久性を高めることができ、無段変速機の耐久性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両を示す斜視図である。
【図2】図1の車両に搭載されるエンジンユニットと駆動ユニットとを示す概略図である。
【図3】図2のA−A線に沿う断面図である。
【図4】図2の無段変速機を拡大して示す部分断面図である。
【図5】図4の矢印A方向から見た無段変速機を示す側面図である。
【符号の説明】
25 エンジン
53 変速機ケース(ケース)
55 無段変速機
56 プライマリプーリ
57 セカンダリプーリ
60 Vベルト(駆動ベルト)
85a 吸入ポート
86a 排出ポート
87 ファンブレード
87a 先端面
88a,88b ファンブレード
89 スクロール面
91 整流板
Ai 吸入領域
Ao 吐出領域

Claims (3)

  1. エンジンに駆動されるプライマリプーリの回転を駆動ベルトを介して無段階に変化させてセカンダリプーリに伝達する無段変速機であって、
    前記プライマリプーリの側部と前記セカンダリプーリの側部との少なくともいずれか一方に、冷却風を送風するファンブレードを前記プーリの径方向外方に伸ばして形成し、
    前記プライマリプーリと前記セカンダリプーリとを回転自在に収容するケースに、冷却風の吸入領域から吐出領域に向けて前記ファンブレードの先端面から径方向外方に徐々に離れるスクロール面を形成し、
    前記ファンブレードの先端面と前記スクロール面との間を流れる冷却風の流路を区画して冷却風を前記ファンブレードの回転方向に整流する整流板を前記ケースに取り付けたことを特徴とする無段変速機。
  2. 請求項1記載の無段変速機において、前記ケース内に冷却風を導入する吸入ポートと排出する排出ポートとを前記ケースに形成することを特徴とする無段変速機。
  3. 請求項1または2記載の無段変速機において、前記整流板は前記吐出領域に設けられることを特徴とする無段変速機。
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