JP4698390B2 - 筆記具用油性インキ組成物及びそれを用いた筆記具 - Google Patents
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Description
また、この界面膜形成能力の存在、又は溶存状態によっては、経時的に、あるいは寒暖差により、保存中のインキの気液界面等にワックス膜が発生したり、また、インキ内の原材料と相互作用して沈降物を生成する場合がある。さらには、ワックスのインキ溶剤への濡れ性が悪いことから、ワックスの継紛状化又は沈降が発生する等の問題が多かった。
本発明の目的は、書き出し時にカスレを生じないで滑らかな筆感を付与するために添加したオレフィン系ワックス分散体を含むインキ組成物において、経時的な安定性を格段に向上させた油性インキ組成物を提供することである。
・筆記性の向上(筆記する上のスティック性Up)
・ペン先を下にした場合のペン先端でのインキ付着性(直流性)の抑制
・筆記時、過剰なインキがペン先や描線に付着又は転写される現象(ボテ性)の抑制
等の効果を有することができる。
本発明に係る分散体調製手順によって得られるオレフィン系ワックス分散体は、分散粒子の径が10nm〜50μmである。
(1) 60℃〜250℃の間の温度で前記オレフィン系ワックスと相溶する媒体、
(2) グリコールエーテル性水酸基を有する溶剤と相溶する媒体、
(3) 0℃以上且つ50℃以下の温度で、前記オレフィン系ワックスの溶解度が10質量%以下である媒体、及び
(4) 150℃以上の沸点を有する媒体。
また、それら以外としては日本テルペン化学(株)社製の n-Bomeol、dl-Camphor、I-Carveol、I-Carvyl acetate、Caryophylene、Caryopyllene oxide、1,4-Cineole、1,8-Cineole、Citronellal、I-Citroncol、p-Cymene、d-Dihydrocarveol、I-Dihydrocarveol、d-Dihydrocarvone、d-Dihydrocarvyl acetate、I-Dihydrocarvyl acetate、Dihydroterpineol、Dihydroterpinyl acetate、Dimal H、Elemene、Eugenol、β-Famesene、Isobornyl acetate、Isobornyl cyclohexanol、d-Limonene、I-Limonene、d-Limonene oxide、I-Limonene oxide、Linalool oxide furanoid、Linalool oxide pyranoid、p-Menthane、I-Menthol、I-Menthone、β-Myrcene、Myrtenal、Myrtenol、Myrtenyl acetate、I-perillyl alcohol、I-Perillyl acctate、3-Octanol、3-Octyl acetate、I-Pcrillaldehyde、α-Pinene、β-Pinene、α-Pinene oxide、d-Puregone、dl-Rose oxide、Sobrerol、α-Terpinene、γ-Terpinene、Terpineol C、α-Terpineol、I-α-Terpineol、4-Terpineol、Terpinolene、α-Terpinyl acetate、Verbenol、Verbenone、3-Carene、Carane oxide、Terusolve DTO-210、Terusolve THA-90、Terusolve THA-70、Terpinyloxy ethanol、Dihydroterpinyloxy ethanol、Terpinyloxy methylether、Dihydroterpinyl methylether、等があり、それらを主成分とした製品類等が挙げられる。
界面活性剤を添加する場合、その量はワックス粒子を形成するために使用するオレフィン系ワックスの質量に対して2倍量以下である。
蒸気圧が低すぎると油性インキ組成物として紙面に筆記した際に描線乾燥性、裏抜け等の問題が発生する。蒸気圧が高すぎるとボールペンとした際にペン先から溶剤が揮発し、初筆性が悪くなり、筆記不能の原因となる。また、ペン後端部にインキ追従体を置き直接揮発を抑制したとしても経時的に溶剤がインキ追従性を透過しインキの物性が変化する不具合が発生する。
なお、本発明の油性インキ組成物を用いたボールペンにおいては、上述した好適溶剤を使用したとしてもペン後端部からインキ溶剤の揮発を抑制し、インキ溶剤の吸湿を抑制するためにインキ追従体をインキリフィル後端部に充填することが好ましい。
これらの溶剤が、溶剤の蒸気圧に起因する油性インキ組成物の性能面、安全性及び経口毒性等の点から好ましい。
樹脂に染料を染着した染料としては、keiko−Colot MPI−500シリーズ、keiko−Colot MPI−500Cシリーズ、keiko−Colot NKS−1000シリーズがある。
補助溶剤としては、脂肪族系の溶剤だけでなく、芳香族系の溶剤も使用可能である。特に、ベンジルアルコール、エチレングリコールモノフェニルエーテルは染料の溶解助剤として有効であるため、補助溶剤として使用すると好ましい場合がある。
オレフィン系ワックス:AC−9A 6.0%
オレフィン系ワックス溶解媒体:YSオイルDA 30.0%
グリコールエーテルと相溶可能な溶剤:3−メトキシ,3−メチル,1−ブタノール
58.0%
表面被覆用分散剤:POE(40)ラノリンアルコール 6.0%
オレフィン系ワックスAC−9Aとこのオレフィン系ワッスを溶解させるための媒体YSオイルDAを、所定量容器に入れる。これを70〜160℃の範囲で加熱撹枠する。その後、冷却して70〜100℃程度に温度調節する。そして、溶剤3−メトキシ,3−メチル,1−ブタノールに、分散剤POE(40)ラノリンアルコールを所定量溶解させて70〜100℃に加熱した溶液を、このワックス溶液に徐々に添加すると、溶解していたオレフィン系ワックスが3−メトキシ,3−メチル,1−ブタノール中に析出して粒子化し、分散体が得られる。更に、放置して冷却して温度を下げながら撹拌を続けて本発明のオレフィン系ワックス分散体を得た。
オレフィン系ワックス:AC−629 7.0%
オレフィン系ワックス溶解媒体:α−Limonene 12.0%
オレフィン系ワックス溶解媒体:Isobornyl cyclohexanol
8.0%
グリコールエーテルと相溶可能な溶剤:3−メトキシ,3−メチル,1−ブタノール
71.0%
表面被覆用分散剤:POE(40)ラノリンアルコール 2.0%
オレフィン系ワックス:45192BA 3.0%
オレフィン系ワックス溶解媒体:YSオイルDA 20.0%
グリコールエーテルと相溶可能な溶剤:3−メトキシ,3−メチル,1−ブタノール
76.0%
表面被覆用分散剤:POE(15)オクチルフェニルエーテル 1.0%
オレフィン系ワックス:AC−597 8.0%
オレフィン系ワックス溶解媒体:YSオイルDA 25.0%
グリコールエーテルと相溶可能な溶剤:3−メトキシ,3−メチル,1−ブタノール
60.0%
表面被覆用分散剤:POE(20)POP(8)セチルエーテル 7.0%
オレフィン系ワックス:AC−8A 5.0%
オレフィン系ワックス溶解媒体:p−Menthane 5.0%
オレフィン系ワックス溶解媒体:Isobornyl cyclohexanol
10.0%
グリコールエーテルと相溶可能な溶剤:3−メトキシ,3−メチル,1−ブタノール
77.0%
表面被覆用分散剤:POE(4)オレイルエーテル 3.0%
オレフィン系ワックス:ネオワックスLA05 4.0%
オレフィン系ワックス溶解媒体:YSオイルDA 18.0%
グリコールエーテルと相溶可能な溶剤:3−メトキシ,3−メチル,1−ブタノール
74.0%
表面被覆用分散剤:POE(23)ラウリルエーテル 4.0%
オレフィン系ワックス:AC−629 5.0%
オレフィン系ワックス溶解媒体:Dihydroterpinyl acetate
25.0%
グリコールエーテルと相溶可能な溶剤:3−メトキシ,3−メチル,1−ブタノール
68.0%
表面被覆用分散剤:POE(5)ラノリンアルコール 2.0%
オレフィン系ワックス:HW26502PE 8.0%
オレフィン系ワックス溶解媒体:YSオイルDA 25.0%
グリコールエーテルと相溶可能な溶剤:3−メトキシ,3−メチル,1−ブタノール
65.0%
表面被覆用分散剤:ポリビニルブチラール 2.0%
オレフィン系ワックス:AC−597 5.0%
オレフィン系ワックス溶解媒体:YSオイルDA 25.0%
グリコールエーテルと相溶可能な溶剤:3−メトキシ,3−メチル,1−ブタノール
68.0%
表面被覆用分散剤:POE(15.2)トリベンジルフェニルエーテル 2.0%
オレフィン系ワックス:2203A 8.0%
オレフィン系ワックス溶解媒体:YSオイルDA 25.0%
グリコールエーテルと相溶可能な溶剤:3−メトキシ,3−メチル,1−ブタノール
65.0%
表面被覆用分散剤:レジンSK 2.0%
オレフィン系ワックス:ネオワックスLA05を溶解しないで粉体の状態でグリコールエーテルと相溶可能な溶剤:3−メトキシ,3−メチル,1−ブタノールに投入して分散体を調製した。
得られた分散体は、<オレフィン系ワックス再析出粒子分散体−6>のところで記載したものと同様な配合となるが、オレフィン系ワックス溶解しないで粉体の状態で投入することからオレフィン系ワックス溶解用媒体及び表面被覆用分散剤は使用していない。
ワックス:ヒマシ油ワックス系DISPALON4300 8.0%
ワックス溶解媒体:YSオイルDA 25.0%
グリコールエーテルと相溶可能な溶剤:3−メトキシ,3−メチル,1−ブタノール
60.0%
表面被覆用分散剤:POE(5)ラノリンアルコール 7.0%
ワックス:ヒマシ油ワックス系DISPALON305 8.0%
ワックス溶解媒体:YSオイルDA 25.0%
グリコールエーテルと相溶可能な溶剤:3−メトキシ,3−メチル,1−ブタノール
67.0%
<オレフィン系ワックス再析出粒子分散体−1>のところで用いたオレフィン系ワックスAC−9Aを変性アマイドワックスに変え、表面被覆用分散剤を用いなかった以外は、同じ操作手順で分散体を調製した。
ワックス:変性アマイドワックスDISPALON6650 5.0%
ワックス溶解媒体:YSオイルDA 25.0%
グリコールエーテルと相溶可能な溶剤:3−メトキシ,3−メチル,1−ブタノール
70.0%
<オレフィン系ワックス再析出粒子分散体−1>のところで用いたオレフィン系ワックスAC−9Aをアマイド/ポリエチレン系に変え、表面被覆用分散剤を用いなかった以外は、同じ操作手順で分散体を調製した。
ワックス:アマイド/ポリエチレン系ワックスDISPALON F−9050
5.0%
ワックス溶解媒体:YSオイルDA 25.0%
グリコールエーテルと相溶可能な溶剤:3−メトキシ,3−メチル,1−ブタノール
70.0%
<オレフィン系ワックス再析出粒子分散体−1>のオレフィン系ワックスをオレフィン系ワックスであるLA05に変え、溶剤3−メトキシ,3−メチル,1−ブタノールをキシレンに変えた以外は同じ操作手順で分散体を調製した。
オレフィン系ワックス:ネオワックスLA05 5.0%
オレフィン系ワックス溶解媒体:YSオイルDA 25.0%
溶剤:キシレン 68.0%
表面被覆用分散剤:POE(5)ラノリンアルコール 2.0%
<オレフィン系ワックス再析出粒子分散体−1>のオレフィン系ワックスをオレフィン系ワックスである30200Bに変え、ワックス溶解媒体YSオイルDAをポリプロピレングリコールに変えた以外は同じ操作手順で分散体を調製した。
オレフィン系ワックス:30200B 5.0%
オレフィン系ワックス溶解媒体:ポリプロピレングリコール(分子量400)
25.0%
グリコールエーテルと相溶可能な溶剤:3−メトキシ,3−メチル,1−ブタノール
68.0%
表面被覆用分散剤:POE(5)ラノリンアルコール 2.0%
オレフィン系ワックス系再析出粒子分散体は添加せず、3−メトキシ,3−メチル,1−ブタノールだけを5重量%添加した。
<評価用インキ組成物−1>
スピロンバイオレットC−RH [保土ヶ谷化学工業製] 8.0%
スピロンイエローC−GNH [保土ヶ谷化学工業製] 5.0%
Printex#35 [デグッサ社製] 8.0%
ポリビニルブチラール BL−1 [積水化学製] 4.0%
ハイラック110H [日立化成製] 5.0%
GWIS−125 [日本エマルジョン製] 5.0%
3−メトキシ,3−メチル,1−ブタノール 65.0%
スピロンブルーC−RH [保土ヶ谷化学工業製] 8.0%
スピロンバイオレットC−RH [保土ヶ谷化学工業製] 4.0%
クロモフタルブルーA−3R [チバガイギー社製] 8.0%
ポリビニルブチラール BL−1 [積水化学製] 4.0%
ハイラック110H [日立化成製] 8.0%
オレイン酸 0.5%
エチレングリコールモノフェニルエーテル 5.0%
3−メトキシ,3−メチル,1−ブタノール 62.5%
スピロンバイオレットC−RH [保土ヶ谷化学工業製] 10.0%
クロモフタルバイオレット B [チバガイギー社製] 5.0%
ポリビニルブチラール BL−S [積水化学製] 3.0%
ハイラック110H [日立化成製] 8.0%
エチレングリコールモノフェニルエーテル 5.0%
3−メトキシブタノール 13.0%
3−メトキシ,3−メチル,1−ブタノール 56.0%
スピロンバイオレットC−RH [保土ヶ谷化学工業製] 8.0%
スピロンイエローC−GNH [保土ヶ谷化学工業製] 5.0%
Printex#35 [デグッサ社製] 8.0%
ポリビニルブチラール BL−1 [積水化学製] 4.0%
ハイラック110H [日立化成製] 5.0%
3−メトキシブタノール 10.0%
3−メトキシ,3−メチル,1−ブタノール 60.0%
ワックス粒子分散体:5重量%
評価用インキ組成物:95重量%
種々の評価用インキ組成物と、発明例及び比較例分散体の組合せは評価結果をまとめた表を参照されたい。
試験に用いたボールペンは、内径1.60mmのポリプロピレンチューブ、ステンレスチップ(ボールは超硬合金で、直径1.0mmである)を有するものである。また、充填した後、25℃65%条件下にて30分後に以下の評価を行った。
「三菱」という文字を書き、文字のカスレ度合いを次の基準を用いて判定した。
ほとんどカスレないもの(「三」の2番目の線以降かすれない);○
少し多いもの(「菱」以降かすれない);△
非常に多いもの(「菱」が最後まで書けない);×
とした。
25℃65%条件下にて、ペンを角度60°にセットし、200gの荷重をかけ、接触する紙を2m/minの速度で動かし、その筆記描線を観察した。その際の、始点から書出が開始した描線の距離を測定する。ペンは5本用意し、その平均値を計算して測定値とした。
尚、長期的なカスレ性を観察するために、充填後の放置期間は1日間とした。
測定値≦50mm:○
50mm<測定値≦100mm:△
100mm<測定値:×
とした。
室温下でPPC用紙を用い、連続的にラセン状に筆記した時の描線の線割れ(筆記時にインキが転写しない部分)度合いを観察し、以下の基準を用いて判定した。
ほとんど線割れしないもの、僅かに線割れする程度のもの;○
少し線割れが多いもの;△
非常に線割れが多いもの;×
とした。
0℃の周囲環境に3日間放置し、取り出し1時間後に、室温下でPPC用紙を用い、連続的にラセン状に筆記した時の描線の線割れ(筆記時にインキが転写しない部分)度合いを観察し、以下の基準を用いて判定した。
ほとんど線割れしないもの、又は僅かに線割れする程度のもの;○
少し線割れが多いもの;△
非常に線割れが多いもの;×
とした。
調製したインキ組成物を20mlのガラス瓶に密栓して保存し、0℃と50℃とを12時間サイクルで変化する恒温層に2週間放置した。取り出した後、気液界面上に異物の発生を目視にて観察し、また、沈降物の発生を金属製のヘラ(スパチュラ)にて低部をすくい取る様にかき混ぜ観察し、以下の基準を用いて判定した。
気液界面上での異物や沈降物がほとんど確認できないもの、無いもの;○
気液界面上での異物や沈降物が僅かに確認できるもの;△
気液界面上での異物や沈降物がはっきりと確認できるもの;×
とした。
Claims (6)
- 一価アルコール、多価アルコール、及びグリコールエーテルからなる群より選ばれる溶剤、顔料、染料、及び顔料と染料との混合物からなる群より選ばれる色材、樹脂、さらに、オレフィン系ワックス再析出粒子分散体を含んで成る油性インキ組成物であって、前記オレフィン系ワックス再析出粒子分散体が、一旦、60℃〜250℃の間で当該オレフィン系ワックスを相溶又は溶解させることができるモノテルペン系溶媒又は液状テルペン系樹脂に溶解させたあと、前記溶剤に析出させたものであることを特徴とする油性インキ組成物。
- 前記オレフィン系ワックス再析出粒子分散体の配合量が、オレフィン系ワックスの固体分量として、インキ組成物の全質量に対して0.001%〜30%である請求項1記載の油性インキ組成物。
- 前記溶剤が、25℃で0.001mmHg以上の蒸気圧を有しており、インキ組成物中の全溶剤の50%以上を占めている請求項1又は2に記載の油性インキ組成物。
- 前記溶剤が、25℃で0.1mmHg以上の蒸気圧を有しており、インキ組成物中の全溶剤の50%以上を占めている請求項3記載の油性インキ組成物。
- 請求項1〜5のいずれか一項記載のインキ組成物を用いる筆記具。
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