JP4697535B2 - 排気部材、並びに、熱源装置 - Google Patents

排気部材、並びに、熱源装置 Download PDF

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Description

本発明は、排気部材、並びに、熱源装置に関するものである。
熱源装置の多くは、下記特許文献1に開示されている燃焼排気部のように、燃料ガスの燃焼に伴って発生する燃焼ガスを外部に排出するために、一般的に排気トップと称される排気部材を設けた構成とされている。従来技術の熱源装置において、排気部材は、耐熱性や酸性のドレンに対する耐腐食性の観点からステンレスなどの金属で形成されている。
特開2003−287224号公報
上記したように、排気部材を金属製とした場合は、所望の形状に加工するのに相当の労力を要し、排気騒音まで配慮した形状に加工することが困難であるという問題があった。また、排気部材を金属板を加工して成形する場合は、金属板の端面で手を切るなどの不具合が予測されるため、上記特許文献1に開示されているように、金属板の端部を折り曲げたりカールさせるなどの加工を施さねばならず、加工に手間がかかるばかりか、入り組んだ構造になってしまうという問題があった。また、上記したように端部を折り曲げるなどした場合は、当該部位に段差が生じ、排気部を通過する燃焼ガスの流れが乱れてしまい、排気騒音を発生するという問題があった。
また、従来技術のように排気部材を金属製とする場合、上記したような燃焼ガスの乱れに伴う騒音を防止するためには、例えば上記特許文献1で開示されている渦流防止板のように別途燃焼ガスの流れを整える構造物を配する必要がある。そのため、従来技術の排気部材は、構造が複雑で作製が困難であるばかりか、排気騒音を防止しようとすると構造がさらに複雑化してしまうという問題があった。
そこで、本発明では、構造がシンプルで、排気騒音の小さな排気部材、並びに、当該排気部材を備えた熱源装置の提供を目的とする。
上記した課題を解決すべく提供される請求項1に記載の発明は、気体との熱交換を行う熱交換器の下流側に配置される樹脂製の排気部材であって、熱交換器のケース部材に設けられた排気用の開口を覆うように装着されるものであり、熱交換器を通過した気体を排出するための排気筒部を有し、当該排気筒部は、気体の吹き出し方向上流側から下流側に向けて開口面積が連続的に拡大するように形成され、ケース部材内に発生したドレンを排出可能なドレン排出部が一体的に成形されていることを特徴とする排気部材である。
本発明の排気部材は、樹脂製であるため、排気筒部を任意の形状に一体的に成形することができる。そのため、本発明によれば、従来技術のように他部材を組み合わせるなどの方策を講じなくても所望の形状の排気部材を提供できる。従って、本発明によれば、加工が容易で、構造がシンプルな排気部材を提供することができる。
ここで、例えば潜熱回収型の熱源装置に採用される熱交換器のように、ケース部材内においてドレンが発生する懸念がある場合は、ドレン排出用の孔やドレン排出用の管を接続するための接続部等からなるドレン排出部を設ける必要がある。熱交換器のケース部材は、耐熱性等を考慮して金属等で構成されることが多いため、ドレン排出部を設けると、その分だけ構造が複雑化したり、製造が困難になる。また、金属製のケース部材に管等を接続する場合は、ケース部材とドレン排出用の管との接続部分のシール性の確保に十分注意を払う必要がある。
そこで、本発明の排気部材は、樹脂製であるため、ドレン排出部を容易に一体成形することができる。そのため、本発明の排気部材によれば、熱交換器のケース部材にドレン排出用のドレン排出部を別途設ける必要がなく、ケース部材の構造をシンプルで製造しやすいものとすることができる。また、本発明の排気部材は、ドレン排出部を一体成形しているため、ドレン排出部と他の部位との接続部分のシール性を十分確保することができる。
また、本発明の排気部材は、気体の吹き出し用に設けられた排気筒部が、気体の吹き出し方向上流側から下流側に向けて開口面積が拡大する構成とされている。そのため、本発明の排気部材において排気筒部から吹き出る気体の速度は緩やかである。さらに、本発明の排気部材は、排気筒部の開口面積が連続的に拡大する構成とされているため、排気筒部内で渦流が発生したり、燃焼ガスの流れが乱れるといった現象が生じにくい。そのため、本発明によれば、排気騒音の小さな排気部材を提供することができる。
請求項2に記載の発明は、気体との熱交換を行う熱交換器の下流側に配置される樹脂製の排気部材であって、熱交換器を通過した気体を排出するための排気筒部を有し、当該排気筒部が、内周面に囲まれた気体通路を有し、前記内周面が、連続面によって構成されており、前記気体通路が、気体の吹き出し方向上流側の端部又は上流側の端部から下流側の端部との中間位置に、流路断面積が気体の吹き出し方向下流側の端部の開口面積よりも小さい狭窄部が設けられていることを特徴とする排気部材である。
本発明の排気部材は、樹脂製であるため、従来技術のように様々な部材を組み合わせたり曲げ加工等を行わなくても所望の形状に成形することができる。そのため、本発明の排気部材は、構造が極めてシンプルである。
また、本発明の排気部材は、気体通路を構成する内周面が連続面によって構成されているため、気体通路を通過する気体が渦流を発生したり、気体の流れが乱れるような現象が起こりにくい。さらに、本発明の排気部材は、気体通路の下流端の開口面積が、気体通路の上流端あるいは中途に設けられた狭窄部よりも大きい。そのため、本発明の排気部材を採用した場合、気体通路の下流端から排出される気体の速度は緩やかである。そのため、本発明によれば、排気騒音の小さな排気部材を提供することができる。
請求項3に記載の発明は、排気筒部の開口領域内に、気体を整流する整流手段が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の排気部材である。
かかる構成によれば、排気筒部から気体を整流された状態で排出することができる。従って、本発明の排気部材を採用すれば、排気騒音を最小限に抑制することができる。
請求項4に記載の発明は、整流手段が、排気筒部に流入する気体の吹き出し方向上流側に偏在していることを特徴とする請求項3に記載の排気部材である。
かかる構成によれば、排気筒部から排出される気体を整流できる。さらに、上記した構成では、整流手段が排気筒部の上流側に偏在しているため、整流手段を配しても排気筒部の下流側における流路断面積は縮小されない。そのため、本発明の排気部材は、排気筒部から吹き出す気体の流速が緩やかである。従って、本発明の排気部材によれば、排気騒音を最小限に抑制することができる。
上記請求項1乃至4のいずれかに記載の排気部材において、排気筒部を構成する壁面は、気体の吹き出し方向上流側と下流側とで肉厚が異なることが望ましい(請求項5)。
かかる構成によれば、気体から排気筒部を構成する壁面に振動が伝播しても排気部材が殆ど共振しない。そのため、本発明によれば、排気筒部を通過する気体から伝播する振動に基づく騒音を最小限に抑制することができる。
ここで、上記した排気部材が熱源装置のケース部材に装着して使用される場合は、ケース部材内でドレンが発生すると、このドレンは燃焼によって発生した気体(燃焼ガス)にさらされて酸性になる。
そこで、かかる知見に基づき、上記請求項1乃至のいずれかに記載の排気部材は、耐酸性を有する樹脂によって成形されていることが望ましい(請求項)。
かかる構成によれば、例えケース部材内において発生するドレンが酸性になる場合であっても、変形や破損等の懸念のない排気部材を提供することができる。
請求項に記載の発明は、熱交換器のケース部材と異なる材質で成形されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の排気部材である。
本発明の排気部材は、ケース部材と異なる材質で作製されているため、ケース部材側から振動が伝播してきたとしても排気部材は殆ど共振しない。そのため、本発明によれば、ケース部材と排気部材との間における振動の伝播に伴う騒音を最小限に抑制することができる。
請求項に記載の発明は、燃焼バーナと、燃焼バーナにおいて発生した燃焼ガスが流れるガス流路とを有し、前記ガス流路の中途に、ガス流路を流れる燃焼ガスとの熱交換により湯水または熱媒体を加熱する熱交換手段が設けられており、請求項1乃至のいずれかに記載の排気部材が前記熱交換手段よりも燃焼ガスの流れ方向下流側に配されていることを特徴とする熱源装置である。
請求項に記載の発明は、燃焼バーナと、燃焼バーナにおいて発生した燃焼ガスが流れるガス流路とを有し、前記ガス流路の中途に、ガス流路を流れる燃焼ガスとの熱交換により湯水または熱媒体を加熱する熱交換手段が設けられており、当該熱交換手段が、一次熱交換手段と、当該一次熱交換手段よりも燃焼ガスの流れ方向下流側に配される二次熱交換手段とを有し、請求項1乃至のいずれかに記載の排気部材が前記二次熱交換手段よりも燃焼ガスの流れ方向下流側に配されていることを特徴とする熱源装置である。
請求項および請求項に記載の熱源装置は、それぞれ上記した排気部材を備えているため、構造がシンプルであり、排気騒音が小さい。
本発明によれば、構造がシンプルであると共に、排気騒音の小さな排気部材、並びに、当該排気部材を備えた熱源装置を提供できる。
続いて、本発明の一実施形態である熱源装置について図面を参照しながら詳細に説明する。図1において、1は本実施形態の熱源装置である。熱源装置1は、缶体2に主として燃焼ガスのもつ顕熱を回収する一次熱交換器3(顕熱回収型熱交換手段)と、燃焼バーナ5(燃焼手段)および送風手段6を設けた構成とされている。また、一次熱交換器3の下流側(図1において上方側)には主として燃焼ガス中から潜熱を回収する潜熱回収用の二次熱交換器7(潜熱回収用熱交換手段)が配されている。
一次熱交換器3は、主要部分が銅製のいわゆるフィン・アンド・チューブ型の熱交換器である。一次熱交換器3は、燃焼バーナ5で発生する高温の燃焼ガスが流れる燃焼ガス流路8内に配置されている。一次熱交換器3は、主として燃焼ガスが持つ顕熱を回収する顕熱回収手段として機能するものであり、内部を流れる湯水を加熱するものである。一次熱交換器3は、それぞれ燃焼ガス流路8の断面領域の全域を占領する。
一次熱交換器3は、入水口10と、出水口11とを備えている。入水口10は、二次熱交換器7の出水口47側に接続されている。一次熱交換器3には二次熱交換器7において熱交換された湯水が流入する。
一次熱交換器3は、燃焼バーナ5が配された缶体2の燃焼ガス流路8内を流れる燃焼ガスと熱交換を行うものであり、出水口11には図示しない暖房装置等の負荷端末や給湯栓が接続されている。
二次熱交換器7は、図2に示すように、排気集合部材14を介して缶体2に接続されている。排気集合部材14は、缶体2の開口部分に接続される集合部14aと、接続部14bとが略「L」字型に設けられたものであり、内部に連通した流路を形成している。集合部14aは、缶体2の内部を通過してきた燃焼ガスが集合する部分であると共に、二次熱交換器7が搭載される部分である。集合部14aの天面14eは、図2に示すように前方、すなわち接続部14bから離れる程、下方に傾くように形成されている。すなわち、集合部14aの天面14eは前傾している。そのため、二次熱交換器7は、集合部14aに搭載されると、図5等に示すように排気部材19側に傾いた状態になる。
接続部14bは、二次熱交換器7のケース部材15の背面に対して面接触し、気密状態となるように接続される部分であり、缶体2側から排気集合部材14内に流入した燃焼ガスをケース部材15に向けて排出するための開口14cが設けられている。
二次熱交換器7は、図3に示すように外観が略直方体であり、図4に示すように中空で箱状のケース部材15の両端部に平行に配置されたヘッダ16,17に多数の受熱管18をろう付けして接続し、ケース部材15を排出部材19で閉塞したものである。二次熱交換器7は、各受熱管18を流れる湯水がヘッダ16,17において流れ方向を折り返し、ケース部材15に対して往復動してから排出される多流路型の多管型熱交換器である。
ケース部材15は、図3および図4に示すように金属板によって形成されている。ケース部材15は、天板15a、底板15b、背面板15cと、管板20a,20bとによって囲まれており、正面15d側が開口している。背面板15cには、排気集合部材14から排出される燃焼ガスを導入するための導入口15eが設けられている。
ケース部材15の内部には、金属製の受熱管18が多数、燃焼ガスが通過可能な程度の隙間を空けて平行に配置されている。各受熱管18は、図3や図4に示すように、並行に配された2枚の管板20a,20bに対してろう付けして固定されている。各受熱管18は、管板20a,20bにろう付け固定されており、管板20a,20bに多数(本実施形態では縦4列、横8列)設けられた貫通孔20cと連通している。
ヘッダ16,17は、図3および図4に示すように、管板20a,20bに対してカップ部材21a,21b,22を装着した構成とされている。カップ部材21a,21b,22は、外周にフランジを有する角形で容器状の部材である。カップ部材21a,21bは、それぞれ管板20aに縦横に複数設けられた貫通孔20cのうち横4列、縦4列分の領域、すなわち図4において破線で囲んだ領域Z1,Z2に覆い被さるように取り付けられる。カップ部材21aには、二次熱交換器7に湯水を導入するための入水口46が設けられており、カップ部材21bには、二次熱交換器7から湯水を排出するための出水口47が設けられている。
カップ部材22は、管板20b側に取り付けられるものであり、カップ部材21a,21bと同様に外周にフランジを有する角形で容器状の部材である。カップ部材22は、管板20bに複数設けられた全ての貫通孔20cに覆い被さるように取り付けられる。これにより、二次熱交換器7は、湯水を管板20a,20b間で往復動させる間に各受熱管18内を流れる湯水を熱交換加熱し、外部に排出可能な構成とされている。
さらに具体的には、二次熱交換器7に対して入水口46からカップ部材21aに湯水を導入すると、領域Z1に設けられた貫通孔20cと連通している受熱管18内を流れて管板20b側に固定されているカップ部材22内に流れ込む。カップ部材22内に流れ込んだ湯水は、ここで流れを折り返し、上記した領域Z2に接続されている受熱管18内に流れ込んで管板20a側に向けて流れ、カップ部材21bに流入し、出水口47から外部に排出される。そのため、二次熱交換器7は、背面板15cに設けられた導入口15eから燃焼ガスを導入することにより、この燃焼ガスとの熱交換により受熱管18内を流れる湯水を加熱することができる。
図3や図4に示すように、ケース部材15には、正面15d側の開口部分を閉塞するように排出部材19が装着されている。排出部材19は、全体が樹脂により一体成型されており、本体部19a、排気部(排気筒部)19bおよびドレン排出部19cに大別される。排出部材19を構成する樹脂は、二次熱交換器7において発生するドレンが燃焼ガスにさらされて酸性になる。さらに詳細には、二次熱交換器7において発生するドレンの水素イオン指数(ph)は、約2.7〜2.8程度になることが想定されるため、排気部材19を構成する樹脂は、水素イオン指数が2.5程度のドレンに対して耐食性を有するものであることが好ましい。さらに具体的には、排出部材19は、例えばフェノール樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリ四フッ化エチレン等のフッ素樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、メラミン樹脂、ポリカーボネート樹脂、メタクリルスチレン(MS)樹脂、メタクリル樹脂、AS樹脂、ABS樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、塩化ビニル樹脂等のような耐酸性を有する樹脂を採用することができる。
本体部19aは、ケース部材15に対して外嵌合し、ケース部材15の正面15dの開口部分を覆う蓋の役目を果たす部分である。本体部19aは、閉塞部50と、この四方を取り囲むように形成された周部51とを有する。
閉塞部50は、ケース部材15の正面15d全体を覆うことが可能な大きさを有し、二次熱交換器7において燃焼ガスの流れ方向(図5に示す矢印の方向)の最下流側の壁面を構成するものである。閉塞部50は、図5や図7に示すように、周部51に取り囲まれた領域側を向く面、すなわち内周面50aが排気部19bの開口部分に向けてなだらかに繋がる湾曲した面によって構成されている。また、閉塞部50と排気部19bの開口部分との境界部Rについても、面取りあるいは湾曲した形状とされている。そのため、ケース部材15内に導入された燃焼ガスは、閉塞部50の内周面50aに沿って排気部19bの開口部分にスムーズに案内される。
周部51は、図5や図6に示すように、ケース部材15を構成する天板15aと、管板20a,20bの端部を差し込み可能なスリット状の溝51aを設けた構成とされている。そのため、ケース部材15の天板15aや、管板20a,20bの端部を溝51aに差し込むことにより、排気部材19をケース部材15に装着することができる。
排気部19bは、ケース部材15内に存在している燃焼ガスを外部に排出するために設けられた部分である。排気部19bは、上壁55、下壁56、左壁57および右壁58で上下左右を囲まれ、閉塞部50に対して略垂直方向に突出した筒状の形状とされている。排気部19bは、上壁55とこれに対向する下壁56が、左壁57や右壁58よりも長い。すなわち、排気部19bの開口形状は、図4に示すように正面視した際に左右方向に細長い形状とされている。排気部19bは、本体部19aをケース部材15の正面15dに装着した状態で、高さ方向中央部よりもわずかに上方にずれた位置に形成されている。排気部19bは、ケース部材15に装着した際に、ケース部材15の外側に向けて張り出している。
排気部19bは、図5に示すように、ケース部材15に装着した際に、上壁55および下壁56がケース部材15の内側を向く排気部19bの入口部分から、外側に張り出した先端部分(出口部分)に向かうに従って、その肉厚が薄くなり、両者の間隔が徐々に拡大する構成とされている。すなわち、排気部19bにおいて、上壁55と下壁56との間隔は、排出部材19をケース部材15に取り付けた際に、ケース部材15側に形成される入口部分(図5のX1部)が最も狭く、排出部材19の先端側の出口部分(図5のX2部)が最も広い。すなわち、排気部19bは、図5に矢印で示す燃焼ガスの吹き出し方向の上流側の端部が狭窄された状態となっている。
図3のA−A断面、すなわち排気部19bを構成する壁面のうち長手方向に広がる上壁55および下壁56に対して交差し、燃焼ガスの吹き出し方向に沿う方向に広がる平面で排気部19bを切断した断面において、排気部19bを構成する上壁55および下壁56の内周面55a,56aの形状は、燃焼ガスの吹き出し方向に連続する直線によって構成されるテーパー状の形状とされている。また、排気部19bの開口領域は、燃焼ガスの流れ方向上流側から下流側に至るに従って末広がりになっている。そのため、燃焼ガスは、排気部19bから緩やかに排出される。
また、上壁55および下壁56の内周面55a,56aは、それぞれ燃焼ガスの流れ方向に連続的な連続面によって構成されている。すなわち、図5に示すように、内周面55a,56aは不連続部がなく、燃焼ガスの流れ方向に直線的になだらかに繋がっている。そのため、燃焼ガスは、排気部19bの中途で渦や淀みを発生することなくスムーズに排出される。
ドレン排出部19cは、図5等に示すように、本体部19aの周部51であって、ケース部材15に装着した際に底板15b側の位置に設けられた筒状の部位である。ドレン排出部19cは、ケース部材15に排出部材19を装着すると、ケース部材15の底板15b側から下方に向けて突出し、ケース部材15の内外が連通した状態になる。そのため、二次熱交換器7は、ケース部材15の内側に発生したドレンをドレン排出部19cを介して外部に排出することができる。
また、排出部材19は、周部51がケース部材15の外側から被さるように装着される、いわゆるかぶせ蓋状の部材である。そのため、排出部材19の周部51とケース部材15の底板15bとの間には、図5に示すように段部60が形成されるが、この段部60は、周部51がケース部材15の底板15bよりも下方に存在した状態で形成される。さらに、上記したように、二次熱交換器7は、前傾した天面14eの上に搭載されるため、排気部材19側に傾いた状態になる。そのため、ケース部材15内に発生したドレンは、底板15bを伝ってスムーズにドレン排出部19cに流れ込み、二次熱交換器7の外部に排出される。
続いて、本実施形態の熱源装置1における燃焼ガスおよび湯水の流れについて図面を参照しながら詳細に説明する。燃焼バーナ5の燃焼作動に伴って発生した燃焼ガスは、缶体2の燃焼ガス流路8内を下流側、すなわち上方に向かって流れる。燃焼バーナ5において発生した高温の燃焼ガスは、燃焼ガス流路8の中途に設けられた一次熱交換器3を通過し、一次熱交換器3内を流れる湯水を加熱する。一次熱交換器3において主として顕熱が回収された燃焼ガスは、燃焼ガス流路8の下流に配された排気集合部材14に至る。
一次熱交換器3を通過した燃焼ガスは、排気集合部材14の集合部14aに集まり、接続部14bの開口14cに気密状態に接続された導入口15eを通り、二次熱交換器7内に流入する。二次熱交換器7内に流入した燃焼ガスは、平行に配された多数の受熱管18の間を流れる。これにより、二次熱交換器7において主として燃焼ガスの持つ潜熱が受熱管18内を流れる湯水に回収され、約50℃程度の温度まで低温になる。その後、燃焼ガスは、ケース部材15の正面15d側に取り付けられた排気部材19の排気部19bからケース部材15の外部に排出される。
一方、外部から給水配管30を介して供給された湯水は、二次熱交換器7の入水口46からカップ部材21a内に流れ込む。この湯水は、管板20aの領域Z1に設けられた貫通孔20cに連通した受熱管18に流入して管板20b側に流れた後、カップ部材22において流れ方向を転換して領域Z2の貫通孔20cに接続された受熱管18に流れ込む。二次熱交換器7に導入された湯水は、この様にしてヘッダ16,17間を往復する間にケース部材15に導入された燃焼ガスとの熱交換によて加熱された後、カップ部材21bに流入する。カップ部材21に流入した湯水は、出水口47に接続された接続配管31を介して一次熱交換器3に供給される。すなわち、外部から供給された湯水は、先ず二次熱交換器7において熱交換された後に一次熱交換器3に導入される。一次熱交換器3に導入された湯水は、燃焼ガス流路8内を流れる高温の燃焼ガスとの熱交換により加熱され、出水口11から図示しない給湯栓や負荷端末に供給される。
上記したように、熱源装置1において採用されている排気部材19は、排気部19bの開口面積が、燃焼ガスの流れ方向上流側から下流側に向けて拡大する構成とされている。そのため、排気部19bの出口、すなわち排気部19bを通過する燃焼ガスの流れ方向下流端近傍(図5のX2部)において燃焼ガスの流れが緩やかになる。さらに、排気部材19は、排気部19bを構成する上壁55や下壁56の内周面55a,56aや、排気部19bと本体部19aとの境界部分などがなだらかに連なる形状とされている。換言すれば、排気部19bの内周面55a,56aは連続面によって構成されており、段部等の不連続な部分が存在しない。そのため、本実施形態の熱源装置1では、ケース部材15に導入された燃焼ガスをスムーズにケース部材15の外部に排出することができ、燃焼ガスの流れが乱れにくい。従って、排気部材19は、燃焼ガスの整流効果および燃焼ガスの吹き出し速度の抑制効果に優れており、熱源装置1の排気騒音を最小限に抑制することができる。
なお、上記実施形態では、排気部19bの上壁55および下壁56の内周面55a,56aを燃焼ガスの吹き出し方向になだらかに繋がる形状とした例を例示したが、上壁55や下壁56に代わって左壁57や右壁58の内周面が燃焼ガスの吹き出し方向になだらかに繋がる形状としたり、上壁55、下壁56、左壁57、右壁58のいずれか一つ又は複数の内周面が燃焼ガスの吹き出し方向になだらかに繋がる形状としてもよい。また、左壁57および右壁58についても、内周面が燃焼ガスの吹き出し方向下流側に近づくにつれて開口領域の面積が排気部材19の幅方向(左右方向)に広がるような形状としてもよい。
上記したように、本実施形態の熱源装置1では、二次熱交換器7を構成するケース部材15の正面15dの開口部分に装着される排気部材19を樹脂製としているため、従来技術のように複数の部材を組み合わせたり、折り曲げるなどの加工を施さなくても、排気部19の入口(図5のX1部)側から出口(図5のX2部)側になだらかに繋がる形状に成形することができる。従って、本実施形態で採用されている排気部材19は、構造が極めてシンプルであり、加工についても極めて簡便に実施できる。
上記したように、排気部材19は、排気部19bを構成する上壁55および下壁56が、燃焼ガスの吹き出し方向上流側と下流側とで肉厚が異なる。そのため、燃焼ガスから排気部19bに振動が伝播しても排気部19bが殆ど共振しない。また、本実施形態では、二次熱交換器7のケース部材15と、排気部材19とが異なる材質で作製されているため、燃焼ガスが流入することによってケース部材15に振動が伝播したとしても、排気部材は殆ど共振しない。従って、燃焼ガスが排気部材19を通過しても排気部材19に振動が伝播しにくく、その分だけ排気騒音が小さい。
また、本実施形態の熱源装置1は、排気部材19を構成する周部51にドレン排出部19cが一体的に成形されている。そのため、熱源装置1は、従来技術のようにケース部材15にドレン排出用の孔を設けたり、配管の接続部(継手)を設ける必要がない。また、排気部材19は、ドレン排出部19cを排気部材19に一体成形しているため、ドレン排出部19cの接続部分のシール性を十分確保できる。
上記実施形態の熱源装置1は、燃焼ガス通路8の中途に一次熱交換器3を設け、これに対して燃焼ガスの流れ方向下流側に二次熱交換器7を配した、いわゆる潜熱回収型の熱源装置であったが、本発明はこれに限定されるものではなく、一次熱交換器3のみを配した構成であってもよい。この場合、排気部材19の本体部19aの形状は、ケース部材15に代わって燃焼ガスが流れる流路を構成する部材に装着可能な形状に適宜変更することが望ましい。また、このように一次熱交換器3のみを持つ構成とする場合は、燃焼ガスの排出温度が高いものと想定される。そのため、排気部材19は、フッ素樹脂やフェノール樹脂、ポリウレタン樹脂等の耐熱性に優れた樹脂を採用して成型したり、排気部材19を一次熱交換器3からなるべく離れた位置に配されていることが望ましい。
また、上記実施形態において、二次熱交換器7は、ケース部材15に受熱管18を多数装着して構成される、いわゆる多管型の熱交換器であったが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば受熱管18の一端側のみを固定した、いわゆる遊動頭型と称されるものや、直管型の受熱管18に代わってU字形の受熱管を採用した、いわゆるU字管型と称されるものとしてもよい。また、二次熱交換器7は、従来技術の潜熱回収型熱源装置において多用されているプレートフィン型の熱交換器や、一次熱交換器として採用されることの多いフィン・アンド・チューブ型の熱交換器等、適宜のものを採用してもよい。
上記実施形態の熱源装置1において採用されている排気部材19は、排気部19bを構成する上壁55および下壁56の内周面55a,56aの断面形状が直線的に連続したものであったが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば図7に示すよう排気部材70のような断面形状を有するものであっても良い。
さらに具体的に説明すると、排気部材70は、上記した排気部材19と大部分が同一であるが、排気部71の断面形状が排気部材19の排気部19bと異なる。すなわち、排気部71を構成する上壁72と下壁73は、内周面72a,73aの断面形状が図7に示すように、燃焼ガスの吹き出し方向になだらかに繋がる曲線状とされている。上壁72および下壁73は、断面形状が略流線型である。そのため、排気部71を通過する燃焼ガスは、渦や淀みを発生することなく、整流された状態で排出される。
また、排気部71は、燃焼ガスの吹き出し方向下流端における上壁72の内周面72aと下壁73の内周面73aの間隔D1が、排気部71の中途に設けられた狭窄部75における内周面72a,73aの間隔D2よりも広い。すなわち、排気部71は、燃焼ガスの吹き出し方向下流端における開口面積が、排気部71の中途に設けられた狭窄部75の流路断面積よりも大きい。そのため、排気部71から排出される燃焼ガスの流速は緩やかである。従って、上記した熱源装置1において、排気部材19に代わって排気部材70をケース部材15に装着した場合についても排気騒音を最小限に抑制することができる。
排気部材70は、排気部71の中途に狭窄部75を設けたものであったが、本発明はこれに限定されるものではなく、上記した排気部材19と同様に、排気部71の入口(上流端)が最も流路断面積が狭くなるように成形されたものであってもよい。すなわち、狭窄部75は、排気部71の出口、すなわち燃焼ガスの吹き出し方向下流側の端部よりも燃焼ガスの流れ方向上流側に存在していればよい。なお、燃焼ガスの流速を低速に抑制するためには、排気部71の入口、すなわち燃焼ガスの吹き出し方向上流側の端部あるいはこれに近い部位に狭窄部75を設けた構成とすることがより一層望ましい。
上記した排気部材19,70は、排気部19b,71内が中空とされていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば図8に示す排気部材70のように整流部材80を一体的に設けた構成としてもよい。かかる構成とした場合は、排気部19b,71を通過する燃焼ガスの流れを整流し、一様に排気部19b,71の下流側に向かわせることができ、排気部19b,71における排気騒音の発生を最小限に抑制できる。
上記したように整流部材80を排気部19b,71内に設ける場合は、整流部材80の分だけ流路断面積が狭くなり、当該部位における燃焼ガスの流速が高くなる可能性がある。また、排気部19b,71の出口(下流端)近傍において燃焼ガスの流速が高いと、排気騒音が高くなる傾向にある。そのため、整流部材80は、燃焼ガスの流れ方向上流側に偏在するように設けられることが望ましい。また、同様の知見に基づき、整流部材80は、図8に示すように燃焼ガスの流れ方向上流側よりも下流側の方が肉薄になる構成とすることが望ましい。
また、上記したように排気部19b,71内に整流部材80を設ける場合は、燃焼ガスの渦流や淀みの発生を抑制すべく、図8に示すように不連続部のない、なだらかな形状であることが望ましい。
上記した排気部材19,70は、いずれも排気部19b,71を構成する上壁55,72や下壁56,73を燃焼ガスの流れ方向上流側と下流側とで肉厚を異なる構成とすることによって、排気部材19,70の流路断面積が燃焼ガスの流れ方向に変化させたものであった。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば図9に示す排気部材90のように排気部91を構成する上壁92や下壁93を所定の角度に傾けた構成としてもよい。
上記した排気部材19,70は、閉塞部50の内周面50aを排気部19bの開口部分になだらかに繋がるように湾曲させた構成であったが、本発明はこれに限定されるものではなく、図9に示す排気部材90のように内周面50aの断面形状が直線的であってもよい。また、図10に示す排気部材100〜102のように、上記した排気部材19,70と同様の構成を具備し、内周面50aが排気部19bの開口に繋がる平面で構成されたものであってもよい。
閉塞部50の内周面50aに沿って流れる燃焼ガスの流れをスムーズにするためには、上記実施形態に例示したもののように内周面50aと排気部19bとの境界部分に段差等がないことが望ましいが、図9に示す排気部材90のように多少の段差があってもよい。
上記した排気部材19,70は、閉塞部50の内周面50aが曲面によって構成され、外周面50bが平面によって構成されたものであり、部位によって肉厚が異なり、燃焼ガスから閉塞部50に振動が伝播しても、排気部材19,70は殆ど共振しないものであった。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば図10に示す排気部材100〜102のように内周面50aと外周面50bとが略平行な構成としたり、図11に示す排気部材110のように、閉塞部50を構成する外周面50bの一部あるいは全部を内周面50aに沿うように湾曲させた構成としてもよい。かかる構成とした場合、肉厚が略均一となる分だけ燃焼ガスから伝播する振動による共振の抑制効果は多少低下するが、燃焼ガスが排気部19bを通過することによる排気騒音は最小限に抑制できる。また、上記した排気部材100〜102や排気部材110のように肉厚を略均一とした場合は、成形性が良く、ヒケ等が起こりにくい。
また、上記した排気部材19,70,90は、上壁55,72,92および下壁56,73,93がそれぞれ燃焼ガスの吹き出し方向に対して所定の傾きを持つように成形されたテーパー状の形状を有するものであったが、上壁55,72,92あるいは下壁56,73,93のいずれか一方が燃焼ガスの吹き出し方向に対して略平行になるように配されていてもよい。すなわち、排気部材19,70,90は、上壁55,72,92あるいは下壁56,73,93のいずれか一方の内周面だけが燃焼ガスの吹き出し方向に対して所定の角度で傾いた構成としてもよい。
上記した排気部材19等は、幅方向に細長い開口形状を有するものであったが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば開口形状を縦長としたり、略正方形、多角形、円形等としてもよい。また、上記した排気部材19等は、二次熱交換器7を構成する一部品として使用されるものであったが、本発明はこれに限定されない。さらに具体的には、例えば図12に示すように、排気部19b等に相当する部分と、これを固定するためのフランジ部121をもつ排気部材120を採用することも可能である。すなわち、排気部材19等は、従来公知の熱源装置に取り付けられている、いわゆる排気トップと称される部材のように、熱交換器や排気集合筒等に取り付けられる構成であってもよい。排気部材120を採用する場合は、例えば二次熱交換器7のケース部材15の正面15dを金属板等で閉塞し、これに排気口15fを設け、この排気口15fに覆い被さるように排気部材120を取り付けることにより、上記した排気部材19等を取り付けた場合と同様に排気騒音を抑制することができる。
上記した排気部材19等は、それぞれ溝51aを備えたものであり、ケース部材15の端部を溝51a差し込むことにより排気部材19をケース部材15に装着可能なものであったが、本発明はこれに限定されるものではない。さらに具体的には、例えば図13(a)に示すように、排気部材19等の周部51がケース部材15と密接するような構成としてもよい。また、図13(b)のように排気部材19等の周部51がケース部材15とをネジ止め固定した構成としたり、両者の間を接着固定する構成としてもよい。さらに、図13(c)のように、排気部材19等の周部51とケース部材15のいずれか一方(図13(c)では排気部材19等の側)に突起や突条のような凸部65を設け、他方に凸部65が嵌る窪みや溝のような凹部66を設け、凸部65と凹部66とによる嵌合構造により両者を固定する構成としてもよい。また、図13(d)のように、排気部材19等の周部51とケース部材15の双方に突起や突条のような凸部67,68を設け、排気部材19側の凸部67がケース部材15側に設けられた凸部68を乗り越えるまで排気部材19をケース部材15側に押し込んで排気部材19とケース部材15とを一体化してもよい。
上記した排気部材19,70等は、閉塞部50から天面側の周部51に繋がる部分の内周面50aが上に凸の対数曲線的な断面形状を有するものであったが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば図14に示すように変曲点Pを有し、排気部19bの開口端になだらかに繋がる3次曲線的な断面形状を有するものであってもよい。かかる構成とすれば、燃焼ガスを排気部19bに向けてスムーズに流すことができる。
本発明の一実施形態である熱源装置の作動原理図である。 図1に示す熱源装置の二次熱交換器近傍の構造を示す分解斜視図である。 二次熱交換器を示す斜視図である。 図3に示す二次熱交換器の分解斜視図である。 図3のA−A断面図である。 (a)は図5のA方向矢視図、(b)は図5のB−B断面図、(c)は排気部材を背面側から観察した状態を示す斜視図である。 二次熱交換器の変形例を示す断面図である。 二次熱交換器の別の変形例を示す断面図である。 二次熱交換器のさらに別の変形例を示す断面図である。 (a)〜(c)はそれぞれ二次熱交換器のさらに別の変形例を示す斜視図である。 二次熱交換器のさらに別の変形例を示す断面図である。 二次熱交換器のさらに別の変形例を示す断面図である。 (a)〜(d)はそれぞれケース部材と排気部材との接続構造の変形例を示す断面図である。 排気部材の変形例を示す要部拡大断面図である。
1 熱源装置
2 缶体
3 一次熱交換器(顕熱回収型熱交換手段)
7 二次熱交換器(潜熱回収用熱交換手段)
8 燃焼ガス流路
15 ケース部材
19,70,90,100,101,102,103,110,120 排気部材
19a 本体部
19b,71,91 排気部
19c ドレン排出部
55,72,92 上壁
55a,56a 内周面
56,73,93 下壁
75 狭窄部
80 整流部材

Claims (9)

  1. 気体との熱交換を行う熱交換器の下流側に配置される樹脂製の排気部材であって、
    熱交換器のケース部材に設けられた排気用の開口を覆うように装着されるものであり、
    熱交換器を通過した気体を排出するための排気筒部を有し、
    当該排気筒部は、気体の吹き出し方向上流側から下流側に向けて開口面積が連続的に拡大するように形成され
    ケース部材内に発生したドレンを排出可能なドレン排出部が一体的に成形されていることを特徴とする排気部材。
  2. 気体との熱交換を行う熱交換器の下流側に配置される樹脂製の排気部材であって、
    熱交換器のケース部材に設けられた排気用の開口を覆うように装着されるものであり、
    熱交換器を通過した気体を排出するための排気筒部を有し、
    当該排気筒部は、内周面に囲まれた気体通路を有し、
    前記内周面は、連続面によって構成されており、
    前記気体通路は、気体の吹き出し方向上流側の端部又は上流側の端部から下流側の端部との中間位置に、流路断面積が気体の吹き出し方向下流側の端部の開口面積よりも小さい狭窄部が設けられ、
    ケース部材内に発生したドレンを排出可能なドレン排出部が一体的に成形されていることを特徴とする排気部材。
  3. 排気筒部の開口領域内に、気体を整流する整流手段が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の排気部材。
  4. 整流手段が、排気筒部に流入する気体の吹き出し方向上流側に偏在していることを特徴とする請求項3に記載の排気部材。
  5. 排気筒部を構成する壁面は、気体の吹き出し方向上流側と下流側とで肉厚が異なることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の排気部材。
  6. 耐酸性を有する樹脂によって成形されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の排気部材。
  7. 熱交換器のケース部材と異なる材質で成形されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の排気部材。
  8. 燃焼バーナと、燃焼バーナにおいて発生した燃焼ガスが流れるガス流路とを有し、
    前記ガス流路の中途には、ガス流路を流れる燃焼ガスとの熱交換により湯水または熱媒体を加熱する熱交換手段が設けられており、
    請求項1乃至のいずれかに記載の排気部材が前記熱交換手段よりも燃焼ガスの流れ方向下流側に配されていることを特徴とする熱源装置。
  9. 燃焼バーナと、燃焼バーナにおいて発生した燃焼ガスが流れるガス流路とを有し、
    前記ガス流路の中途には、ガス流路を流れる燃焼ガスとの熱交換により湯水または熱媒体を加熱する熱交換手段が設けられており、
    当該熱交換手段は、一次熱交換手段と、当該一次熱交換手段よりも燃焼ガスの流れ方向下流側に配される二次熱交換手段とを有し、
    請求項1乃至のいずれかに記載の排気部材が前記二次熱交換手段よりも燃焼ガスの流れ方向下流側に配されていることを特徴とする熱源装置。
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