JP4692486B2 - 光学フィルタおよび光学フィルタの製造方法 - Google Patents

光学フィルタおよび光学フィルタの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、光学フィルタおよび光学フィルタの製造方法に関し、特に、基体の歪みを抑えた光学フィルタおよび光学フィルタの製造方法に関する。
現在、撮像機器などの電子機器には、水晶などの基体の主面にイオンアシストなどの蒸着法を用いて薄膜を形成し、所定の光学特性を得る透過型の光学フィルタが用いられている。
この基体の主面に薄膜を形成する際、基体への薄膜の蒸着により応力が発生する。そのため、基体は、蒸着方向に向けて歪みが生じる。この歪みにより、光学特性が変化し、所定の光学特性を得ることは難しい。
そこで、従来の技術に、基体への薄膜の蒸着によって生じる歪みを補正する技術がある(例えば、特許文献1参照。)。
下記する特許文献1に記載のフィルタでは、表側面に多層膜を蒸着した基体の裏側面に,この基体と略等しい屈折率を有する対称構造の等価屈折膜ユニットを,繰り返し積層し,多層膜と略等しい厚さにした構成からなる。
このフィルタによれば,フィルタの分光特性を損なうことなく歪みを除去できる。
特許3034668号公報
ところで、上記した特許文献1に記載のフィルタによれば、基体の歪みを補正するために、表面に形成した多層膜と同厚である等価屈折膜ユニットを形成している。しかしながら、この等価屈折膜ユニットを基体に積層すると、その厚みに比例して透過率が下がる。
そこで、上記課題を解決するために、本発明は、透過率の低下を抑えるとともに、基体への薄膜の形成の際に生じる基体の歪みを補正する光学フィルタおよび光学フィルタの製造方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明にかかる光学フィルタは、基体の両主面を貫通する方向に光を透過させる光学フィルタにおいて、前記基体の前記一主面に第1側膜が形成され、前記第1側膜の形成によって生じる前記基体への応力を補正する応力補正膜が、前記他主面に形成され、前記応力補正膜の屈折率は、前記基体の屈折率に近似し、前記応力補正膜上に第2側膜が形成されたことを特徴とする。本構成において、前記応力補正膜はSiO 2 であり、前記基体は透明の基体であってもよい。
本発明によれば、前記基体の前記一主面に第1側膜が形成され、前記第1側膜の形成によって生じる前記基体への応力を補正する応力補正膜が、前記他主面に形成される、前記応力補正膜の屈折率は、前記基体の屈折率に近似し、前記応力補正膜上に第2側膜が形成されるので、前記基体への前記第1側膜の形成の際に生じる前記基体の歪みを補正することが可能となる。例えば、イオンアシスト方式の蒸着法を用いて応力が強い膜形成を行った場合であっても前記基体の歪みを補正することが可能となり、膜の質を向上させることが可能となる。また、前記応力補正膜の屈折率は、前記基体の屈折率に近似しているので、前記基体との境界面における光の反射を抑えることが可能となる。例えば、前記基体に水晶を用いた場合、前記応力補正膜にSiO2を用いることが好ましく、この場合、前記応力補正膜の応力が強く、前記応力補正膜の厚さを薄くすることが可能となる。そのため、上記した背景技術で述べたフィルタと比較して、前記応力補正膜の形成による透過率の低下を抑えることが可能となる。また、前記応力補正膜上に第2側膜が形成されるので、前記応力補正膜が前記基体と前記第2側膜とに挟まれた状態で形成され、前記応力補正膜によりそれぞれの境界面における光の反射が抑えられる。そのため、透過型の光学フィルタにおいて前記応力補正膜上に第2側膜が形成されることは好ましい。例えば、第2側膜上に応力補正膜を形成する場合と比較して、前記応力補正膜による光の反射を防止することが可能となる。
前記構成において、前記応力補正膜は、単層膜であってもよい。
この場合、前記応力補正膜は、単層膜であるので、多層膜で形成した場合の応力補正膜と比較して前記応力補正膜の形成による透過率の低下を抑えることが可能となる。さらに、前記第1側膜の形成によって前記基体に生じる歪みに基づいてこの歪みを補正するために、単層の応力補正膜を形成するので、多層膜で形成した場合の応力補正膜と比較して製造コストを抑えることが可能となる。さらに、応力補正膜が単層であるので、応力補正膜を形成する際の厚み調整や製造工程の管理が容易となる。
前記構成において、前記応力補正膜は、同一材料であって、前記基体への応力がその厚さ方向に沿って可変する多層膜であってもよい。
この場合、前記応力補正膜は、同一材料であって、前記基体への応力がその厚さ方向に沿って可変する多層膜であるので、単層膜で形成した場合の応力補正膜と比較して、前記応力補正膜の形成によって反射防止の機能を有することが可能となる。また、前記応力補正膜の厚さは、当該応力補正膜と前記同一材料からなる単層膜の厚さ相当に設定されているので、上記した背景技術で述べたフィルタと比較して、膜厚が薄く、前記応力補正膜の形成による透過率の低下を抑えることが可能となる。
前記構成において、前記応力補正膜の厚さは、波長λの2/4の整数倍に設定されてもよい。
この場合、前記応力補正膜の厚さは、波長λの2/4の整数倍に設定されるので、前記応力補正膜の前記基体との境界面における光の反射を抑えることが可能となる。
前記構成において、前記応力補正膜上に外部部品が貼り合わされてもよい。
この場合、前記応力補正膜上に前記外部部品が貼り合わされるので、上記した背景技術で述べたフィルタの等価屈折膜ユニット上に外部部品が設けられた場合と比較して、貼り合わせ面での前記基体の歪みを抑えることが可能となる。また、前記応力補正膜は、境界面における光の反射を抑えることができるので、透過型の光学フィルタにおいて前記応力補正膜上に前記外部部品が貼り合わされることは好ましい。例えば、第1側膜上に外部部品が貼り合わされる場合と比較して、貼り合わせ面における光の透過率の低下を抑えるのに好ましい。
前記構成において、前記外部部品は、前記応力補正膜の屈折率に近似している接着剤を介して前記応力補正膜上に貼り合わされてもよい。
この場合、前記外部部品は、前記応力補正膜の屈折率に近似している接着剤を介して前記応力補正膜上に貼り合わされるので、前記外部部品との貼り合わせ面における光の透過率の低下を抑えるのに好ましい。
また、上記の目的を達成するため、本発明にかかる光学フィルタの製造方法は、基体の両主面を研磨加工して前記両主面の少なくとも一方の上に膜を形成し、前記基体の両主面を貫通する方向に光を透過させる光学フィルタの製造方法において、前記基体の前記両主面を研磨加工した後に、前記一主面に第1側膜を形成する第1膜形成工程と、前記第1側膜の形成によって生じる前記基体への応力を補正する応力補正膜を前記他主面に形成する第2膜形成工程と、を有し、前記応力補正膜の屈折率は、前記基体の屈折率に近似し、さらに、前記応力補正膜上に第2側膜を形成することを特徴とする。
本発明によれば、前記第1膜形成工程と前記第2膜形成工程とを有し、前記応力補正膜の屈折率は、前記基体の屈折率に近似し、さらに、前記応力補正膜上に第2側膜を形成するので、前記基体への前記第1側膜の形成の際に生じる前記基体の歪みを補正することが可能となる。例えば、イオンアシスト方式の蒸着法を用いて応力が強い膜形成を行った場合であっても前記基体の歪みを補正することが可能となり、膜の質を向上させることが可能となる。さらに、第1膜形成工程と第2膜形成工程との膜形成工程順は限定されずに、どちらの膜形成工程を先に起こってもよい。また、前記応力補正膜の屈折率は、前記基体の屈折率に近似しているので、前記基体との境界面における光の反射を抑えることが可能となる。例えば、前記基体に水晶を用いた場合、前記応力補正膜にSiO2を用いることが好ましく、この場合、前記応力補正膜の応力が強く、前記応力補正膜の厚さを薄くすることが可能となる。そのため、上記した背景技術で述べたフィルタと比較して、前記応力補正膜の形成による透過率の低下を抑えることが可能となる。さらに前記応力補正膜上に第2側膜を形成するので、前記応力補正膜が前記基体と前記第2側膜とに挟まれた状態で形成され、前記応力補正膜によりそれぞれの境界面における光の反射が抑えられる。そのため、透過型の光学フィルタにおいて前記応力補正膜上に第2側膜が形成されることは好ましい。例えば、第2側膜上に応力補正膜を形成する場合と比較して、前記応力補正膜による光の反射を防止することが可能となる。
前記方法において、前記応力補正膜は、単層で形成してもよい。
この場合、前記応力補正膜は、単層で形成するので、多層膜で形成した場合の応力補正膜と比較して前記応力補正膜の形成による透過率の低下を抑えることが可能となる。また、前記第1側膜の形成によって生じる前記基体への応力を補正するために、単層の前記応力補正膜を形成するので、多層膜で形成した場合の応力補正膜と比較して製造コストを抑えることが可能となる。また、応力補正膜が単層であるので、応力補正膜を形成する際の厚み調整や製造工程の管理が容易となる。
前記方法において、前記応力補正膜は、同一材料であって、前記基体への応力が弱い層と、前記基体への応力が強い層とを積層して形成してもよい。
この場合、前記応力補正膜は、同一材料であって、前記基体への応力が弱い層と、前記基体への応力が強い層とを積層して形成するので、単層膜で形成した場合の応力補正膜と比較して、前記応力補正膜の形成によって反射防止の機能を有することが可能となる。また、前記応力補正膜の厚さを、当該応力補正膜と前記同一材料からなる単層膜の厚さ相当に設定する場合、上記した背景技術で述べたフィルタと比較して、膜厚が薄く、前記応力補正膜の形成による透過率の低下を抑えることが可能となる。
本発明にかかる光学フィルタおよび光学フィルタの製造方法によれば、透過率の低下を抑えるとともに、基体への薄膜の形成の際に生じる基体の歪みを補正することができる。
図1(a)〜図1(c)は、本実施の形態1にかかる光学フィルタの製造工程の工程図である。 図2は、本実施の形態1にかかる、応力補正膜上に外部部品を貼り付けた光学フィルタの概略側面図である。 図3は、本実施の形態1にかかる、応力補正膜上に第2側膜を形成した光学フィルタの概略側面図である。 図4(a)〜図4(c)は、本実施の形態2にかかる光学フィルタの製造工程の工程図である。 図5(a)〜図5(d)は、本実施の形態2の変形例にかかる光学フィルタの製造工程の工程図である。 図6(a)〜図6(c)は、本実施の形態3にかかる光学フィルタの製造工程の工程図である。
符号の説明
1 光学フィルタ
2 基体
3 一主面
4 第1側膜
5 他主面
6 応力補正膜
63 基体への応力が弱い層
64 基体への応力が強い層
7 外部部品
8 接着剤
9 第2側膜
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
〔実施の形態1〕
本実施の形態1にかかる光学フィルタ1は、図1(c)に示すように、基体2と、この基体2の一主面3に形成された薄膜の第1側膜4と、この基体2の他主面5に形成された単層の応力補正膜6とから構成され、基体2の両主面3、5を貫通する方向に光を透過させるものである。
基体2には、水晶複屈折板が用いられ、その厚さが0.3Tである。本実施の形態で用いる基体2の屈折率は、1.54である。
第1側膜4には、赤外線カットコートが用いられている。この第1側膜4は、基体2側からTiO2とSiO2とが交互に順に積層してなる。
応力補正膜6は、第1側膜4の形成によって生じる基体2への応力を補正するものであり、材料にSiO2が用いられている。本実施の形態で用いるSiO2の屈折率は、1.46であり、基体2の屈折率に近似している。また、応力補正膜の厚さは、波長λの2/4の整数n倍(2/4・nλ)に設定される。
上記した構成からなる光学フィルタ1の製造工程を、図1を用いて以下に説明する。なお、この製造工程における膜形成には、イオンアシスト方式の蒸着法が用いられる。
まず、基体2の両主面3、5が研磨機(図示省略)を用いて研磨加工される(図1(a)参照)。
基体2の両主面3、5が研磨されると、基体2の一主面3に蒸着法を用いて第1側膜4が蒸着形成される(本発明でいう第1膜形成工程)。なお、膜の蒸着形成時、イオンが一主面に射出されて蒸着形成される第1側膜により一主面3に応力が加わり、一主面3の対向する端辺31が他主面側の方向へ歪む(図1(b)参照)。
第1膜形成工程の後に、一主面3への第1側膜4の形成による歪み量に基づいて、他主面5への応力補正膜6の蒸着量が設定される。そして、図1(c)に示すように、蒸着法を用いて応力補正膜6が他主面5に蒸着形成され(本発明でいう第2膜形成工程)、一主面3への第1側膜4の形成による歪みが補正されて、光学フィルタ1が製造される。
上記したように、本実施の形態1にかかる光学フィルタ1によれば、基体2の一主面3に第1側膜4が形成され、第1側膜4の形成によって生じる基体2への応力を補正する単層の応力補正膜6が、他主面5に形成されるので、基体2への第1側膜4の形成の際に生じる基体2の歪みを補正することができる。例えば、イオンアシスト方式の蒸着法を用いて応力が強い膜形成を行った場合であっても基体2の歪みを補正することができ、膜の質を向上させることができる。また、上記した背景技術で述べたフィルタの等価屈折膜ユニットと比較して応力補正膜6の形成による透過率の低下を抑えることができる。
また、第1側膜4の形成によって基体2に生じる歪みに基づいてこの歪みを補正するために、単層の応力補正膜6を形成するので、上記した背景技術で述べたフィルタの等価屈折膜ユニットと比較して製造コストを抑えることができる。
また、応力補正膜6の屈折率が基体2の屈折率に近似しているので、基体2との境界面61における光の反射を抑えることができる。例えば、本実施の形態1に示すように、基体2に水晶を用いた場合、応力補正膜6にSiO2を用いることが好ましく、この場合、応力補正膜6の応力が強く、応力補正膜6の厚さを薄くすることができる。そのため、上記した背景技術で述べたフィルタの等価屈折膜ユニットと比較して応力補正膜6の形成による透過率の低下を抑えることができる。
また、応力補正膜6の厚さは、2/4λの整数倍に設定されるので、応力補正膜6の基体2との境界面61における光の反射を抑えることができる。
また、上記したように本実施の形態にかかる光学フィルタ1の製造方法によれば、第1膜形成工程と第2膜形成工程とを有するので、基体2への第1側膜4の形成の際に生じる基体2の歪みを補正することができる。また、上記した背景技術で述べたフィルタの等価屈折膜ユニットと比較して応力補正膜6の形成による透過率の低下を抑えることができる。さらに、第1側膜4の形成によって生じる基体2への応力を補正するために、単層の応力補正膜6を形成するので、上記した背景技術で述べたフィルタの等価屈折膜ユニットと比較して製造コストを抑えることができる。さらに、応力補正膜6が単層であるので、応力補正膜6を形成する際の厚み調整や製造工程の管理が容易となる。
なお、本実施の形態1では、基体として水晶を用いているが、これに限定されるものではなく、透明の基体であれば他の材料を用いてもよい。
また、本実施の形態1では、光学フィルタ1としてローパスフィルタを用いているが、これに限定されるものではなく、他の光学特性を得るための光学フィルタであってもよく、例えば、位相板であってもよい。光学フィルタを位相板として用いる場合、光学フィルタ1に形成する第1側膜4には反射防止コートが用いられる。
また、本実施の形態1では、第1側膜4に赤外線カットコートを用いているが、これに限定されるものではなく、紫外線カットコートなどの他の色補正コートを用いてもよい。また、色補正コートだけでなく反射防止コートなどの他の用途のコートを用いてもよい。
また、本実施の形態1では、応力補正膜6にSiO2を用いているが、これに限定されるものではなく、応力が強い材料であればよく、例えばAl23などを用いてもよい。
また、本実施の形態1では、イオンアシストを用いた蒸着法を用いているが、これは、好適な例であり、これに限定されるものでない。そのため、他の蒸着法、例えば、電子ビームを用いた蒸着法や、スパッタリング法などであってもよい。
また、本実施の形態1では、第1膜形成工程の後に第2膜形成工程を行っているが、第2膜形成工程の後に第1膜形成工程を行ってもよい。この場合、一主面3への第1側膜4の形成による歪み量を算出して設定しておき、この設定した歪み量に対する他主面5への応力補正膜6の蒸着量を設定する。
また、本実施の形態1では、図1(b)に示すような基体1の歪みが生じるが、これは、膜の材料によって可変するものであり、材料および条件によっては、基体1の歪みが図1(b)とは逆方向になる場合もある。
また、本実施の形態1では、基体2の両主面3、5にそれぞれ第1側膜4と応力補正膜6が形成されて光学フィルタ1が構成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、図2に示すように、応力補正膜6上に外部部品7が貼り合わされてもよい。
図2に示す外部部品7として、光学フィルタ1を備える電子機器(例えば、撮像機器など)に備えられた電子部品や、他の特性の光学フィルタなどの光学素子などが用いられる。
また、外部部品7は、接着剤8を介して応力補正膜6上に貼り合わされている。ここで用いる接着剤8の屈折率は、1.50であり、応力補正膜6の屈折率に近似しており、基体2と応力補正膜6の中間値に設定することが好ましい。
図2に示す光学フィルタ1によれば、単層の応力補正膜6上に外部部品7が貼り合わされたので、上記した背景技術で述べたフィルタの等価屈折膜ユニット上に外部部品7が設けられた場合と比較して、貼り合わせ面62での基体の歪みを抑えることができる。また、応力補正膜6は、貼り合わせ面62における光の反射を抑えることができるので、本実施の形態1に示すような透過型の光学フィルタ1において応力補正膜6上に外部部品7が貼り合わされることは好ましい。
また、図2に示す光学フィルタ1によれば、外部部品7は、応力補正膜6の屈折率に近似している接着剤8を介して応力補正膜6上に貼り合わされたので、外部部品7との貼り合わせ面62における光の透過率の低下を抑えるのに好ましい。
また、上記した本実施の他の形態では、応力補正膜6上に外部部品7を貼り付けているが、これに限定されるものではなく、図3に示すように、応力補正膜6上に他の特性の薄膜(以下、本発明でいう第2側膜9とする)が形成されてもよい。
図3に示す第2側膜9として、応力補正膜6側から例えば、Al23、ZrO2、MgF2が順に積層してなる反射防止膜が用いられる。
図3に示す光学フィルタ1によれば、応力補正膜6上に第2側膜9が形成されるので、応力補正膜6が基体2と第2側膜9とに挟まれた状態で形成され、応力補正膜6によりそれぞれの膜境界面61、91における光の反射が抑えられる。そのため、本実施の形態1に示すように透過型の光学フィルタ1において応力補正膜6上に第2側膜9が形成されることは好ましい。例えば、第1側膜上に外部部品が貼り合わされる場合と比較して、貼り合わせ面における光の透過率の低下を抑えるのに好ましい。
〔実施の形態2〕
本実施の形態2にかかる光学フィルタは、上記した実施の形態1にかかる光学フィルタ1と、同一の構成からなる。しかしながら、光学フィルタの製造方法が異なる。そのため、光学フィルタの各構成については、同一の符号を付し、その説明を省略する。また、実施の形態1とは異なる作用効果について説明し、同一の作用効果についてはその説明を省略する。
本実施の形態2にかかる光学フィルタ1は、図4(c)に示すように、基体2と、この基体2の一主面3に形成された薄膜の第1側膜4とから構成される。
次に、この光学フィルタ1の製造工程を、図4を用いて以下に説明する。なお、この製造工程における膜形成には、イオンアシスト方式の蒸着法が用いられる。
まず、図4(a)に示す基体2の両主面3、5が研磨機(図示省略)を用いて研磨加工される。この研磨加工では、基体2の両主面3、5を研磨する際に各主面3、5によって摩擦係数を可変させている。そのため、図4(b)に示すように、基体2が他主面5から一主面3にかけてその厚さ方向に湾曲される(本発明でいう湾曲工程)。また、この湾曲工程における湾曲量は、下記する第3膜形成工程における一主面3に第1側膜4が形成されることによる歪み量に基づいて設定される。
湾曲工程の後に、基体2の一主面3に蒸着法を用いて第1側膜4が蒸着形成されて(本発明でいう第3膜形成工程)、基体2の歪みが補正されて両主面3、5が平坦に形成され、図4(c)に示すような光学フィルタ1が製造される。
上記したように本実施の形態2にかかる光学フィルタ1および光学フィルタ1の製造方法によれば、基体2への第1側膜4の形成の際に生じる基体2の歪みを補正することができる。例えば、イオンアシスト方式の蒸着法を用いて応力が強い膜形成を行った場合であっても基体2の歪みを補正することができ、膜の質を向上させることができる。また、上記した実施の形態1のような応力補正膜6を用いないので、応力補正膜6の形成による透過率の低下を防止することができる。
また、本実施の形態2にかかる光学フィルタ1の製造方法によれば、湾曲工程と第3膜形成工程とを有し、湾曲工程では、基体2の両主面3、5を研磨する際に各主面3、5によって摩擦係数を可変させるので、基体2の両主面3、5を研磨する工程における工数が増えるが、全体としての製造工程を増やすことなく基体2を湾曲させることができ、製造コストを抑えることができる。
なお、本実施の形態2の湾曲工程では、基体2の両主面3、5を研磨する際に各主面3、5によって摩擦係数を可変させるが、これに限定されるものではなく、下記する他の形態であってもよい。
本実施の他の形態の湾曲工程では、曲面に形成された研磨面を有する研磨機(図示省略)を用いて基体2の両主面3、5の研磨加工を行い、基体2の両主面3、5を湾曲させる形状に形成する。
この他の形態にかかる光学フィルタ1の製造方法によれば、図4を参照して、湾曲工程と第3膜形成工程とを有し、湾曲工程では、基体2の両主面3、5を研磨する際に曲面に形成された研磨面を有する研磨機を用いて、両主面3、5を湾曲させるので、光の透過率を維持するとともに、基体への第1側膜の形成の際に生じる基体の歪みを補正することが可能となる。
また、湾曲工程では、基体2の両主面3、5を研磨する際に曲面に形成された研磨面を有する研磨機を用いて、両主面3、5を湾曲させるので、基体2の両主面3、5を研磨する工程における工数を増やすことなく基体2の両主面3、5を湾曲させることができ、製造コストを抑えることができる。
また、上記した他の形態と別の形態の湾曲工程では、図5に示すように、第1側膜4の形成によって生じる基体2への応力を補正する単層の応力補正膜6を他主面5に第3膜形成工程前に形成し、形成した後に応力補正膜6を除去する。なお、応力補正膜6の除去は、第3膜形成工程の前後のどちらであってもよい。
この別の形態にかかる光学フィルタ1の製造方法によれば、図5(a)〜(d)に示すように、湾曲工程と第3膜形成工程とを有し、湾曲工程では、第1側膜4の形成によって生じる基体2への応力を補正する単層の応力補正膜6を他主面5に第3膜形成工程前に形成し、形成した後に応力補正膜6を除去するので、基体2への第1側膜4の形成の際に生じる基体2の歪みを補正することができる。
また、応力補正膜6が除去されるので、応力補正膜6の形成による透過率の低下を防止することができる。
また、除去する応力補正膜6は単層膜であるので、上記した背景技術で述べたフィルタの等価屈折膜ユニットと比較して製造コストを抑えることができる。さらに、応力補正膜6を形成する際の厚み調整や製造工程の管理が容易となる。なお、本実施の形態2では、応力補正膜6を単層膜としたが、これは製造コストを削減する好適な例である。しかしながら、これに限定されるものではなく、応力補正膜が除去されるので、応力補正膜が多層膜であってもよい。
次に、応力補正膜6が多層膜である実施の形態を以下に示す。
〔実施の形態3〕
本実施の形態3にかかる光学フィルタは、上記した実施の形態1にかかる光学フィルタ1と、応力補正膜6が異なるだけであり、他の構成は同一の構成からなる。そのため、本実施の形態3では、光学フィルタの同一構成については、同一の符号を付し、その説明を省略する。また、実施の形態1とは異なる作用効果について説明し、同一の作用効果及び変形例についてはその説明を省略する。
本実施の形態3にかかる光学フィルタ1は、図6(c)に示すように、基体2と、この基体2の一主面3に形成された薄膜の第1側膜4と、この基体2の他主面5に形成された応力補正膜6とから構成され、基体2の両主面3、5を貫通する方向に光を透過させるものである。
応力補正膜6は、第1側膜4の形成によって生じる基体2への応力を補正するものであり、材料にSiO2が用いられている。本実施の形態で用いるSiO2の屈折率は、1.46であり、基体2の屈折率に近似している。また、応力補正膜の厚さは、波長λの2/4の整数n倍(2/4・nλ)に設定される。
さらに、この応力補正膜6は、基体2への応力がその厚さ方向に沿って可変する多層膜である。すなわち、応力補正膜6は、基体2への応力が弱い層63と、基体2への応力が強い層64とが積層して形成される。また、応力補正膜6の厚さは、本実施の形態1にかかる単層の応力補正膜6の厚さ相当に設定されている。
上記した構成からなる光学フィルタ1の製造工程を、図6を用いて以下に説明する。なお、この製造工程における膜形成には、イオンアシスト方式の蒸着法及び、熱蒸着法が用いられる。
まず、基体2の両主面3、5が研磨機(図示省略)を用いて研磨加工される(図6(a)参照)。
基体2の両主面3、5が研磨されると、基体2の一主面3に蒸着法を用いて第1側膜4が蒸着形成される(本発明でいう第1膜形成工程)。なお、膜の蒸着形成時、イオンが一主面に射出されて蒸着形成される第1側膜により一主面3に応力が加わり、一主面3の対向する端辺31が他主面側の方向へ歪む(図6(b)参照)。
第1膜形成工程の後に、一主面3への第1側膜4の形成による歪み量に基づいて、他主面5への応力補正膜6の蒸着量が設定される。本製造工程では、まず、エネルギーが強いイオンアシスト方式の蒸着法と、エネルギーが弱い熱蒸着法とによって、応力補正膜6の蒸着量の目安となる応力補正膜6の厚さを最小限の厚みとなるように調整する。すなわち、応力補正膜6の基体2への応力を、基体2にかかる蒸着に関するエネルギーを可変させることで調整する。
図6(c)に示すように、蒸着法を用いて応力補正膜6のうち基体2への応力が強い層64がイオンアシストにより他主面5に形成され、その後に、熱蒸着のみにより基体2への応力が弱い層63が、基体2への応力が強い層64上に蒸着形成され(本発明でいう第2膜形成工程)、一主面3への第1側膜4の形成による歪みが補正されて、光学フィルタ1が製造される。
上記したように、本実施の形態3にかかる光学フィルタ1によれば、応力補正膜6が、同一材料のSiO2であって、基体2への応力が弱い層64と、基体2への応力が強い層63とを積層して形成し、応力補正膜6の厚さは、本実施の形態1にかかる単層の応力補正膜6の厚さ相当に設定されるので、単層膜で形成した場合の応力補正膜6と比較して、応力補正膜6の形成によって反射防止の機能を有することができる。また、応力補正膜6の厚さを、本実施の形態1にかかる単層の応力補正膜6の厚さ相当に設定することができるので、上記した背景技術で述べたフィルタと比較して、膜厚が薄く、応力補正膜6の形成による透過率の低下を抑えることができる。さらに、上記した本実施の形態1にかかる光学フィルタ1と同一の構成要件を有するので、例えば、基体2の一主面3に第1側膜4が形成され、第1側膜4の形成によって生じる基体2への応力を補正する単層の応力補正膜6が、他主面5に形成されるので、基体2への第1側膜4の形成の際に生じる基体2の歪みを補正することができる。
なお、本実施の形態では、応力補正膜6は、基体2への応力が弱い層63と、基体2への応力が強い層64とが積層して形成されているが、これに限定されるものではなく、基体2への応力がその厚さ方向に沿って可変する多層膜であればよく、3層以上であってもよい。また、多層膜の厚さを、同一材料からなる単層の応力補正膜6の厚さ相当に設定すれば、多層膜の層数を任意に設定可能である。
また、本実施の形態では、製造工程における膜形成に、イオンアシスト方式の蒸着法及び、熱蒸着法を用い、イオンアシストの有無によって、応力補正膜6の基体2への応力を、基体2にかかる蒸着に関するエネルギーを可変させることで調整しているが、エネルギーを可変させる方法であれば、これに限定されるものではない。例えば、製造工程における膜形成に、イオンアシスト方式の蒸着を用い、イオンの出力を調整することで、応力補正膜6の基体2への応力を、基体2にかかる蒸着に関するエネルギーを可変させることで調整してもよい。
なお、本発明は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他のいろいろな形で実施することができる。そのため、上述の実施の形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
また、この出願は、2004年7月9日に日本で出願された特願2004−203440号に基づく優先権を請求する。これに言及することにより、その全ての内容は本出願に組み込まれるものである。
光学フィルタおよび光学フィルタの製造方法に適用できる。特に薄型の光学フィルタに有用である。

Claims (10)

  1. 基体の両主面を貫通する方向に光を透過させる光学フィルタにおいて、
    前記基体の前記一主面に第1側膜が形成され、
    前記第1側膜の形成によって生じる前記基体への応力を補正する応力補正膜が、前記他主面に形成され、
    前記応力補正膜の屈折率は、前記基体の屈折率に近似し、
    前記応力補正膜上に第2側膜が形成されたことを特徴とする光学フィルタ。
  2. 前記応力補正膜は、単層膜であることを特徴とする請求項1に記載の光学フィルタ。
  3. 前記応力補正膜は、同一材料であって、前記基体への応力がその厚さ方向に沿って可変する多層膜であることを特徴とする請求項1に記載の光学フィルタ。
  4. 前記応力補正膜の厚さは、波長λの2/4の整数倍に設定されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の光学フィルタ。
  5. 前記応力補正膜はSiO 2 であり、前記基体は透明の基体であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の光学フィルタ。
  6. 前記応力補正膜上に外部部品が貼り合わされることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載の光学フィルタ。
  7. 前記外部部品は、前記応力補正膜の屈折率に近似している接着剤を介して前記応力補正膜上に貼り合わされることを特徴とする請求項6に記載の光学フィルタ。
  8. 基体の両主面を研磨加工して前記両主面の少なくとも一方の上に膜を形成し、前記基体の両主面を貫通する方向に光を透過させる光学フィルタの製造方法において、
    前記基体の前記両主面を研磨加工した後に、前記一主面に第1側膜を形成する第1膜形成工程と、
    前記第1側膜の形成によって生じる前記基体への応力を補正する応力補正膜を前記他主面に形成する第2膜形成工程と、を有し、
    前記応力補正膜の屈折率は、前記基体の屈折率に近似し、
    さらに、前記応力補正膜上に第2側膜を形成することを特徴とする光学フィルタの製造方法。
  9. 前記応力補正膜は、単層で形成する請求項8に記載の光学フィルタの製造方法。
  10. 前記応力補正膜は、同一材料であって、前記基体への応力が弱い層と、前記基体への応力が強い層とを積層して形成することを特徴とする請求項8に記載の光学フィルタの製造方法。
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