JP4681310B2 - 高周波増幅装置,共同受信用増幅装置,及び,共同受信システム - Google Patents

高周波増幅装置,共同受信用増幅装置,及び,共同受信システム Download PDF

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Description

本発明は,利得調整回路を備えた高周波増幅装置,及び,この高周波増幅装置を備えた共同受信用増幅装置並びに共同受信システムに関する。
従来,アンテナで受信したテレビ信号或いはCATVにおける上下信号を増幅する共同受信用増幅装置には,電源部が増幅部内に内蔵されたAC100V方式のものや,増幅部が同軸ケーブルを介して電源部に接続されている電源分離型の共同受信用増幅装置があった。
ところでこの共同受信用増幅装置の一般的な構成としては,入力端子としてアンテナからの信号である,例えばVHF帯の信号を入力する入力端子と,UHF帯の信号を入力する入力端子が備えられたもので,それぞれの周波数帯域に対応した高周波増幅装置を複数備えさせることで所定レベルまで増幅した信号を混合して出力する構成(所謂,ライン入力)のものであったり,VHF帯の信号とUHF帯の信号を外部に接続した混合器で混合した信号を入力するVHF・UHF混合入力端子が備えられたもので,この混合入力端子から入力された信号は,共同受信用増幅装置内部に備えられたVHFとUHF帯の分離フィルタで持ってVHF帯とUHF帯とに分離してから,それぞれの帯域を増幅回路で所定レベルまで増幅させ,増幅した信号を混合して出力する構成(ヘッド入力)のものであったり,ライン入力とヘッド入力を選択的に切替可能に構成したものでホーム用に構成されたり,CATV伝送路からの上下信号を増幅する棟内CATV用に構成されたものが一般的である。
(例えば,特許文献1参照)
特許第3455850号公報
ところで,地上テレビ放送は,従来からの地上アナログ放送VHF帯の放送とUHF帯の放送に加えて,UHF帯を利用した地上ディジタル放送が開始され,2011年までの間はサイマル放送がなされ,2011年以降は完全にディジタル放送に移行し,地上アナログ放送は終了となる。
しかし,従来の共同受信用増幅装置における通常知られている構成では,内蔵された電源部若しく外部に設置された電源部の電源回路において生成された電源は,VHF帯の増幅回路とUHF帯の増幅回路との全ての高周波増幅装置に常に同時に供給されている状態である。
このため,例えば地上ディジタル放送だけでテレビを楽しむ場合や,2011年以降において完全に地上ディジタル放送に移行した場合のように,VHF帯の増幅回路が必要のない状態においても,VHF帯の増幅回路には電源が供給され続け,無駄な電力を消費するといった問題があった。
本発明は,こうした問題点を解決するためになされたものであり,その目的は,省エネルギーに対応可能な高周波増幅装置,及び,この高周波増幅装置を備えた共同受信用増幅装置並びに共同受信システムを提供することにある。
かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は,
少なくとも操作手段で利得を制御することができる利得調整回路と増幅回路とを備えた高周波増幅装置において,
前記利得調整回路は,
操作手段の操作によって抵抗値を可変可能であると共にスイッチのON/OFF状態を切り換え可能なスイッチ付き可変抵抗器を備え,当該スイッチ付き可変抵抗器を高周波信号の伝送線路に設けて,前記操作手段の操作に伴う抵抗値の変化によって前記利得を変化させるよう構成された,抵抗値制御型の利得調整回路であり,
前記増幅回路には,前記スイッチ付き可変抵抗器に設けられた前記スイッチを介して電源供給がなされ,前記スイッチがON状態であるときには前記増幅回路が動作し,前記スイッチがOFF状態であるときには前記増幅回路が動作を停止するよう構成され,
しかも,前記スイッチ付き可変抵抗器は,前記操作手段を,前記利得が減少する方向に操作し,前記利得が最少になった位置からさらに同方向に操作することによって,前記スイッチがOFF状態となるように構成されていることを特徴とする。
また,請求項2に記載の発明は,
少なくとも操作手段で利得を制御することができる利得調整回路と増幅回路とを備えた高周波増幅装置において,
前記利得調整回路は,高周波信号の伝送線路に設けられて,制御電圧に応じた損失量にて高周波信号を減衰させる電圧制御型の利得調整回路であり,
当該利得調整回路には,操作手段の操作によって抵抗値を可変可能であると共にスイッチのON/OFF状態を切り換え可能なスイッチ付き可変抵抗器が備えられ,前記操作手段の操作に伴い変化する抵抗値により前記制御電圧を設定して前記利得を調整するよう構成され,
前記増幅回路には,前記スイッチ付き可変抵抗器に設けられた前記スイッチを介して電源供給がなされ,前記スイッチがON状態であるときには前記増幅回路が動作し,前記スイッチがOFF状態であるときには前記増幅回路が動作を停止するよう構成され,
しかも,前記スイッチ付き可変抵抗器は,前記操作手段を,前記利得が減少する方向に操作し,前記利得が最少になった位置からさらに同方向に操作することによって,前記スイッチがOFF状態となるように構成されていることを特徴とする。
また,請求項3に記載の発明は,請求項1又は請求項2に記載の高周波増幅装置において,
前記スイッチ付き可変抵抗器に設けられた前記スイッチは,ON状態であるとき,前記増幅回路に加えて,当該高周波増幅装置に前記高周波信号を入力してくる衛星アンテナへも電源供給を行い,OFF状態であるとき,前記増幅回路及び前記衛星アンテナへの電源供給を停止することを特徴とする。
一方,請求項4に記載の発明は,増幅可能な高周波信号の周波数帯域がそれぞれ異なる複数の高周波増幅装置を備え,各高周波増幅装置にて増幅された高周波信号を混合して1つの出力端子から出力するよう構成された共同受信用増幅装置であって,
前記各高周波増幅装置は,請求項1〜請求項3のいずれかに記載の高周波増幅装置にて構成されていることを特徴とする。
また,請求項5に記載の発明は,アンテナからの受信信号を,同軸ケーブルを介して端末側に伝送する共同受信システムであって,
前記同軸ケーブルには,請求項1請求項3の何れか1項に記載の高周波増幅装置,又は,請求項4に記載の共同受信用増幅装置が備えられていることを特徴とする。
請求項1及び請求項2に記載の高周波増幅装置によれば,利得調整回路に設けられる利得調整用の可変抵抗器を,スイッチ付き可変抵抗器にて構成し,増幅回路にはそのスイッチを介して電源供給を行うようにされている。
このため,本発明の高周波増幅装置によれば,操作手段を操作することにより,利得調整ができるだけでなく,スイッチのON/OFF状態を切り換えて,増幅回路を動作させたり停止させたりすることができる。
また,スイッチ付き可変抵抗器は,操作手段を,利得が減少する方向に操作し,利得が最少になった位置からさらに同方向に操作することによって,スイッチがOFF状態となるように構成されている。
このため,本発明の高周波増幅装置は,スイッチ付き可変抵抗器のスイッチをOFF状態した状態で製品を出荷するようにすれば,当該高周波増幅装置を高周波信号が流れる同軸ケーブルに取り付けて電源に接続したとしても,スイッチ付き可変抵抗器のスイッチをONにしない限り増幅回路は動作しないので,例えば強電界地域において設置する場合のように,いきなり強いレベルの信号が増幅回路に入力されることによって,トランジスタなどの半導体が破壊若しくは劣化してしまう,といったことを防止できる。また,スイッチをONにしても利得調整回路の減衰量が最大となる状態から利得調整を開始できるので,この点からも安全な高周波増幅装置を提供できる。
次に,請求項3に記載の高周波増幅装置においては,スイッチ付き可変抵抗器に設けられるスイッチが,増幅回路への電源供給だけでなく,当該高周波増幅装置に高周波信号を入力してくる衛星アンテナへの電源供給にも利用される。
このため,上記のようにスイッチをオフ状態にした状態で設置工事を行うようにすれば,設置工事の際に衛星アンテナに対する電源供給を停止させて,ショートなどによって機器に故障が発生するのを防止することができるようになり,極めて安全性の良い製品を提供できることになる。
次に,請求項4に記載の共同受信用増幅装置においては,増幅可能な高周波信号の周波数帯域がそれぞれ異なる複数の高周波増幅装置が備えられており,これら各高周波増幅装置が,上述した本発明(請求項1〜請求項3)の高周波増幅装置にて構成されている。
このため,例えば,高周波増幅装置の一つがVHF帯の高周波信号を増幅するよう構成されている場合,2011年以降において地上テレビ放送が完全にUHF帯の地上ディジタル放送に移行し,VHF帯の高周波信号を増幅する高周波増幅装置が必要のない状態になったときに,その高周波増幅装置の増幅回路への電源供給を停止することができる。よって,請求項4に記載の発明によれば,無駄な電力を消費することがない共同受信用増幅装置を提供できる。
また,請求項5に記載の共同受信システムにおいては,アンテナからの受信信号を端末側に伝送する同軸ケーブルに,請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の高周波増幅装置,又は,請求項4に記載の共同受信用増幅装置が設けられる。
このため,請求項5に記載の共同受信システムによれば,地上ディジタル放送だけでテレビを楽しむ場合や,2011年以降において完全に地上ディジタル放送に移行した場合のように,VHF帯の高周波信号を増幅する必要がない場合に,VHF帯の高周波信号を増幅する増幅回路への電源供給を停止し,無駄な電力が消費されるのを防止することができる。
また,例えば,増幅装置を設置した状態では地上ディジタル放送だけを受信していたのであるが,加えて衛星ディジタル放送を受信しようとする場合には,BS・CS−IF帯アンテナを設置し,そのアンテナからの受信信号を増幅する増幅回路への電源供給を開始するようにすればよい。つまり,請求項5に記載の発明によれば,システムの構築状態に合わせて任意の高周波増幅装置を動作させることができる汎用性の良い共同受信システムを提供できる。
以下に,本発明を具体化した実施形態の例を,図面を基に詳細に説明する。
図1は本願に係る共同受信用増幅装置の概略構成図とこれを用いた共同受信システムの例を示す。図2は本願に係る高周波増幅回路の具体的な実施例である。図3は本願に係る高周波増幅回路の異なる実施例を示す回路図である。図5は本願に係る共同受信用増幅装置の正面図である。
図1に示す如く,本願の実施例における共同受信システムは,アンテナからの受信信号を,家庭若しくはアパート・マンション等の棟内に設置した共同受信用増幅装置を介して端末側に同軸ケーブル引き込む例を示している。
この実施例において1は共同受信用増幅装置であり,前記アンテナとしては地上局から送信されたVHF帯の信号とUHF帯の信号を夫々受信するVHFアンテナ2及びUHFアンテナ3と,BS・110°CSの信号を受信する衛星アンテナ4を備えた例を示す。
上記各アンテナの出力端子は,夫々,同軸ケーブルを介して共同受信用増幅装置1の1aに示すVHF入力端子,1bに示すUHF入力端子,1cに示すBS・CSーIF入力端子に接続されており,上記各アンテナ2,3,4からの受信信号は,夫々,各入力端子1a,1b,1cから共同受信用増幅装置1に入力される。
共同受信用増幅装置1は,上記各入力端子1a,1b,1cから入力された受信信号を,夫々増幅周波数帯域がこれら各受信信号の周波数帯域に設定された高周波増幅装置AMP1,AMP2,AMP3を用いて増幅し,その増幅後の各受信信号を混合して,1つの出力端子1dから出力する。
尚,本願の実施例にでは11はVHF帯の信号を通過帯域しUHF帯及びBS・CS−IF帯の信号を阻止帯域とする例えばバンドパスフィルタからなるフィルタ回路であり,15はUHF帯の信号を通過帯域としVHF帯の信号を阻止帯域とする例えばハイパスフィルタからなるフィルタ回路で構成されている。21はBS・CS−IF帯の信号を通過しVHF帯及びUHF帯の信号を阻止帯域とする例えばハイパスフィルタからなるフィルタ回路である。
また,13,18はVHF帯の高周波増幅器AMP1から出力される受信信号とUHF帯の高周波増幅装置AMP2から出力される受信信号とを混合するフィルタであり,13はVHF帯の信号を通過帯域としUHF帯とBS・CS−IF帯の信号を阻止帯域とする例えばローパスフィルタ,18はUHF帯の信号を通過帯域としVHF帯の信号を阻止帯域とする例えばハイパスフィルタから構成され,夫々の信号を合成するためのものである。
更にこの混合されたVHF帯の信号とUHF帯の信号は,19に示すVHF帯及びUHF帯を通過帯域としてBS・CS−IF帯の信号を阻止帯域とする例えばローパスフィルタと,高周波増幅装置AMP3の出力に接続された,BS・CS−IF帯の信号を通過しVHF帯及びUHF帯の信号を阻止する例えばハイパスフィルタ25によってBS・CS−IF帯の信号と混合される。
前記出力端子2dには,受信信号の伝送経路となる同軸ケーブル5を介して端末側に設置された地上ディジタルチューナ9等の端末装置と接続される。
尚,32は共同受信用増幅装置1に内蔵させた直流電源生成回路であり,ACコンセント31において商用電源から得られた電源を例えば直流定電圧電源15Vとして生成するものであり,この電源生成回路32によって生成された直流電源は夫々高周波増幅装置AMP1,AMP2,AMP3に供給される。
次に高周波増幅回路AMP1について図2を用いて詳細を説明する。本願の実施例ではこの高周波増幅回路AMP1は少なくとも利得調整回路40と増幅回路12とからなる。 前記バンドパスフィルタ11から出力されたVHF帯の信号は利得調整回路40に入力される。この利得調整回路40はボリュームVR1と抵抗R41,R42とからなる所謂L型の減衰回路であり,高周波信号が通過する伝送線路に可変抵抗器VR1を介設し,この可変抵抗器VR1の抵抗値を可変することによって高周波信号を可変するように構成されている。
この利得調整回路40から出力された受信信号は増幅回路12において所定レベルまで増幅されてからAMP1より出力される。尚,本願の実施例では増幅回路12はトランジスタTR1から構成されており,C2,C4はカップリングコンデンサー,R1はバイアス抵抗,抵抗R2・R3及びコンデンサーC3で帰還回路が構成され,L1,L2はマッチング用のコイルである。
尚,この高周波増幅装置AMP1は,前記フィルタ手段11,13を備えさせるように構成しても良い等実施例に限定されるものではない。
本願の高周波増幅装置に備えられた前記可変抵抗器VR1はスイッチ付で構成されている。このスイッチは例えば可変抵抗器VR1に備えた操作手段を操作することによって,抵抗値を所定範囲内で可変できると共に,操作手段と連動して前記スイッチのON・OFF操作ができるものである。
尚,このスイッチの操作は前記操作手段の回転動作に対して連動するロータリースイッチあっても良いし,操作手段のプッシュ操作に対して動作するプッシュスイッチであっても良い。
ここで,ロータリースイッチを用いた場合の説明を行う。この利得調整回路40では操作ツマミの回転操作によって,VR1の抵抗値を最少状態から最大状態まで可変させ,この利得調整回路40を通過する信号の減衰量を小さい値(利得が最大)から大きく(利得が最少)調整できるのである。スイッチは減衰量が最少を示す位置から減衰量が最大を示す位置までの操作ツマミの回転操作においてON状態を維持し,減衰量が最大を示す位置からその回転方向に更に回転することによってOFF状態となるように構成されている。
増幅回路12は前記スイッチを介して電源供給できるように接続されており,スイッチがON状態のときは増幅回路12が動作し,スイッチがOFFのときは増幅回路12の動作が停止するように構成されている。
即ちスイッチがOFFの時から,操作ツマミを回転操作させることによってスイッチをONにする。すると増幅回路12には電源供給されるので増幅回路が操作する。この状態ではVR1は減衰量が最大となる位置にあるから増幅回路12の出力レベルは利得調整回路の調整範囲において最少となる。
次に操作ツマミを徐々に回転操作することによって減衰量が最少となっていくので,増幅回路の出力レベルが最大となるまで利得調整回路の調整範囲において任意のレベルに調整可能となるのである。
尚,高周波増幅装置AMP2は,前記高周波増幅装置AMP1の利得調整回路の前に増幅回路16を供えたものであり,利得調整回路に備えられたボリュームのスイッチと連動して増幅回路16のON・OFF操作ができるような構成となっており,特に利得調整回路40の前後に配設される増幅回路の段数に限定されることなく基本的な構成はAMP1と同じである。
以上説明したように,第1実施例に示すAMP1,AMP2に示す各高周波増幅装置においては,それぞれの利得調整回路40に備えたボリュームの操作手段によって利得調整ができるばかりでなく,このボリュームと連動するスイッチによって増幅回路を動作させたり停止させたりできるのである。このスイッチのON・OFFの切替を,例えば操作ツマミが利得を最大から最少の間で可変する状態ではONに,最少の位置において更なる操作を加えるとOFFとなるように構成しておいて,スイッチをOFF状態として製品出荷をすれば,これらの高周波増幅装置を取付けて電源に接続したとしても増幅回路は動作しないので,例えば強電界地域において設置する場合のように,いきなり強いレベルの信号が増幅回路の入力されることによって,トランジスタなどの半導体が破壊若しくは劣化してしまうと言ったミスが完全に防止できるのである。そして正しく設置されたのならば操作ツマミによってスイッチをONにして,夫々の利得調整回路40を徐々に調整して出力レベルを必要とするレベルまで上げていけば良いのである。
また,図1に実施例に示すように上記高周波増幅装置を複数個備えたものであれば,地上アナログ放送が終了してUHF帯を利用した地上ディジタル放送に完全に移行した場合のように,VHF帯の増幅回路が必要のない状態になった場合であっても,VHF帯の増幅回路に供給される電源供給を選択的に停止し,受信に必要なUHF帯だけの増幅回路に電源供給できるように,高周波増幅装置を個別に動作させたりさせなかったりできるので,電波の状態に合わせて無駄な電力を消費することがないといった利便性の優れた高周波増幅装置を提供できるのである。
尚,高周波増幅装置を複数個そなえたものが請求孔に記載の共同受信用増幅装置1である。
次に本発明の第2の実施形態として図3を参照して説明する。この第2実施例では前記第1の実施形態の利得調整回路を,所謂π型の減衰回路で構成したものであり,上記第1の実施形態と同様の構成要素については同一符号を付与し,詳細な説明は省略する。
高周波増幅回路AMP3について図3を用いて詳細を説明する。本願の実施例ではこの高周波増幅回路AMP3は少なくとも利得調整回路50と増幅回路22,23とからなる。
前記ハイパスフィルタ21から出力されたBS・CSーIF帯の信号はトランジスタTR2からなる増幅回路22において所定レベルまで増幅された後に利得調整回路50に入力される。この利得調整回路50はピンダイオードD51,D52,D53と抵抗R51,R52等からなる所謂π型の減衰回路であり,高周波信号が通過する伝送線路に電圧で減衰量を制御するピンダイオードを介設し,このピンダイオードを制御する電圧を,可変抵抗器VR3の抵抗値を可変することによって制御し,ピンダイオードを通過する高周波信号を調整するように構成されている。
この利得調整回路50から出力された受信信号は増幅回路23(必要に応じて増幅回路24など増幅段数は任意の数でよい)において所定レベルまで増幅されてからAMP3より出力される。尚,本願の実施例では増幅回路23はトランジスタTR3から構成されている。
尚,この高周波増幅装置AMP3は,上述のように増幅段を限定するものではないし,前記フィルタ手段11,13を備えさせるように構成しても良い。
この第2実施例においても前記可変抵抗器VR3はスイッチ付で構成されている。このスイッチは例えば前記可変抵抗器VR1と同様な構成をしている。
即ち,この利得調整回路50は,ボリュームに備えた操作ツマミの回転操作によって,VR3の抵抗値を最少状態から最大状態まで可変させることによって生じる制御電圧をチョークコイルL51を介して供給することによって,この利得調整回路50を通過する信号の減衰量を小さい値(利得が最大)から大きく(利得が最少)調整できるのである。スイッチは減衰量が最少を示す位置から減衰量が最大を示す位置までの操作ツマミの回転操作においてON状態を維持し,減衰量が最大を示す位置からその回転方向に更に回転することによってOFF状態となるように構成されている。
本発明の実施例においては高周波増幅装置の好適な例としてVHF帯用の増幅回路としてAMP1を,UHF帯用の増幅回路としてAMP2を,BS・CS−IF帯の増幅回路としてAMP3を夫々用いて構成した例を示しており,これらの増幅回路を備えた共同受信用増幅装置1の正面図を図4に示す。
この実施例では共同受信用増幅装置1は図示されない高周波増幅装置を金属製のケース100に収納して,該ケース100の下面にはF型端子からなる入力端子1a,1B,1cと出力端子1d,AVコード31を備え,収納ボックスや壁面等への取付性がよく,広帯域特性及びシールド性の良好な構成となっている。
ケース100の正面には,各高周波増幅装置の利得を調整するための操作ツマミVR1,VR2,VR3が,ケース前面に形成された孔から突出するように備えられており,増幅器を例えば収納ボックス等に設置した状態であっても,指先や簡単な工具等で簡単に操作ツマミを操作することによって利得調整ができるように構成されている。
このケース表面の詳細について図5に示す正面図を基に説明する。この図においてVR1はch1〜12のVHF帯用であり,VR2はch13〜62のUHF帯用であり,VR3はBS・CS−IF帯用である。
これらの操作ツマミは図における右側にいっぱいに(MAX.表示まで)回転操作したときは利得が最大にでき,左側のMIN.表示まで回転操作すれば利得が最少になる。この状態から更にツマミを左側に回転操作しOFF表示まで回転させることによって,各増幅回路を停止することができるのである。
尚,この図においてVR1はOFF状態にあり,VR2は利得最大の状態にあり,VR3は利得を調整した状態にある例を示している。
尚,この実施例の如く各アンテナの入力端子が別入力(所謂ライン入力)でなくても良く,例えばCATV伝送路からの信号や外部に個別に備えた混合器からの信号を入力できる入力端子を備えて,共同受信用増幅装置の内部に備えたフィルタ回路で夫々の高周波増幅装置に分波するように構成しても良い。
またCATV伝送線に介在させるCATV増幅器用の増幅器であって,上り信号用増幅回路と下り信号用の増幅回路を備えたCATV増幅器に応用しても良いし,下り信号を低域側と広域側に分波し,低域側の周波数帯域の適応した高周波増幅装置と広域側の周波数帯に適応した高周波増幅装置を備えさせたCATV共同受信であっても良いなど,上記実施例に限定されるものではない。
更に本願の実施例では電源部内蔵のAC100Vタイプを示したが,電源分離型であってもよく特に限定されるものではない。
またスイッチの切替手段としてはロータリースイッチばかりでなく,プッシュスイッチで構成しても良いなど特に限定されるものではない。
以上説明したように,本願における利得調整回路40,50は,それぞれの利得調整回路に備えたボリュームVRの操作手段によって利得調整ができるばかりでなく,このボリュームと連動するスイッチによって増幅回路の動作させたり停止させたりできるのである。 つまり,このスイッチのON・OFFの切替を,例えば操作ツマミが利得を最大から最少の間で可変する状態ではONに,最少の位置において更なる操作を加えるとOFFとなるように構成しておいて,調整・検査が終了した時点でスイッチをOFF状態とするようにすれば,スイッチは測定器等によって確実にOFF状態が確認されて製品出荷され,これによってこの高周波増幅装置を取付けてAC100V電源に接続したとしても増幅回路は全く動作していないので,例えば強電界地域において設置する場合のように,設置工事が終わって電源を入れたときに,いきなり強いレベルの信号が増幅回路に入力されることによって,トランジスタやICなどの半導体が破壊若しくは劣化してしまうと言ったミスが完全に防止できるのである。
また,衛星アンテナへの電源供給を前記スイッチを介して行うようにするれば,設置工事の状態で衛星アンテナに対する電源供給を確実に停止することができるので,ショートなどによって機器に故障が発生することがないと言った極めて安全性の良い製品を提供できるのである。
更に,上記高周波増幅装置AMPを複数個備えたものであれば,地上アナログ放送が終了してUHF帯を利用した地上ディジタル放送に完全に移行した場合のように,VHF帯の増幅回路が必要のない状態になったような場合であっても,VHF帯の増幅回路に供給される電源供給を選択的に停止し,受信に必要なUHF帯だけの増幅回路に電源供給できるように,高周波増幅装置を個別に動作させたりさせなかったりできるので,電波の状態に合わせて無駄な電力の消費を押えることができる優れた共同受信用増幅装置1を提供できるのである。
更に加えて,例えば,とりあえずUHF帯の地上ディジタル放送だけを受信できる状態にしておいて,衛星放送を見る必要がない場合のように,必要がない高周波増幅回路は個別にOFF状態にしておくことができ,衛星放送を追加して見たい場合はアンテナを設置しさえすれば,いつでもボリュームの操作によって増幅回路を動作させると連動して利得の調整が行うことができ,システムの構築状態に合わせて使用する増幅回路をONにしたり,必要としない増幅回路をOFFにしたり,適宜に省エネルギーに対応できるといった利便性の極めてよい共同受信用増幅装置,及びこれを用いた共同受信システムを提供できるのである。
尚,本願に記載の実施例は例えば棟内に設置された収容ボックス等に設置される増幅装置や共同受信システムに好適なものであるが,アンテナマストや壁面等に取り付けた場合であってもよく同様の効果が得られる。

尚,上記記実施の形態に限定されるものではなく,本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各部の構成を適宜に変更して実施することも可能である。
本願に係る共同受信用増幅装置の概略構成図とこれを用いた受信システムの例を示す。 本願に係る高周波増幅装置の具体的な実施例である。 本願に係る高周波増幅装置の異なる実施例を示す回路図である。 本願に係る共同受信用増幅装置の正面図である。
符号の説明
AMP1・AMP2・AMP3…高周波増幅装置,1…増幅部,1a,1b,1c…入力端子,1d…出力端子,2…VHFアンテナ,3…UHFアンテナ,4…衛星アンテナ,5…同軸ケーブル,9…ディジタルチューナ,11…バンドパスフィルタ,12…増幅回路,13…ローパスフィルタ,15…ハイパスフィルタ,16…増幅回路,17…増幅回路,18…ハイパスフィルタ,19…ローパスフィルタ,21…ハイパスフィルタ,22…増幅回路,23…増幅回路,24…増幅回路,25…ハイパスフィルタ,31…ACコンセント,32…電源生成手段,40…利得調整回路,50…利得調整回路,100…シールドケース,

Claims (5)

  1. 少なくとも操作手段で利得を制御することができる利得調整回路と増幅回路とを備えた高周波増幅装置において,
    前記利得調整回路は,
    操作手段の操作によって抵抗値を可変可能であると共にスイッチのON/OFF状態を切り換え可能なスイッチ付き可変抵抗器を備え,当該スイッチ付き可変抵抗器を高周波信号の伝送線路に設けて,前記操作手段の操作に伴う抵抗値の変化によって前記利得を変化させるよう構成された,抵抗値制御型の利得調整回路であり,
    前記増幅回路には,前記スイッチ付き可変抵抗器に設けられた前記スイッチを介して電源供給がなされ,前記スイッチがON状態であるときには前記増幅回路が動作し,前記スイッチがOFF状態であるときには前記増幅回路が動作を停止するよう構成され,
    しかも,前記スイッチ付き可変抵抗器は,前記操作手段を,前記利得が減少する方向に操作し,前記利得が最少になった位置からさらに同方向に操作することによって,前記スイッチがOFF状態となるように構成されていることを特徴とする高周波増幅装置。
  2. 少なくとも操作手段で利得を制御することができる利得調整回路と増幅回路とを備えた高周波増幅装置において,
    前記利得調整回路は,高周波信号の伝送線路に設けられて,制御電圧に応じた損失量にて高周波信号を減衰させる電圧制御型の利得調整回路であり,
    当該利得調整回路には,操作手段の操作によって抵抗値を可変可能であると共にスイッチのON/OFF状態を切り換え可能なスイッチ付き可変抵抗器が備えられ,前記操作手段の操作に伴い変化する抵抗値により前記制御電圧を設定して前記利得を調整するよう構成され,
    前記増幅回路には,前記スイッチ付き可変抵抗器に設けられた前記スイッチを介して電源供給がなされ,前記スイッチがON状態であるときには前記増幅回路が動作し,前記スイッチがOFF状態であるときには前記増幅回路が動作を停止するよう構成され,
    しかも,前記スイッチ付き可変抵抗器は,前記操作手段を,前記利得が減少する方向に操作し,前記利得が最少になった位置からさらに同方向に操作することによって,前記スイッチがOFF状態となるように構成されていることを特徴とする高周波増幅装置。
  3. 前記スイッチ付き可変抵抗器に設けられた前記スイッチは,ON状態であるとき,前記増幅回路に加えて,当該高周波増幅装置に前記高周波信号を入力してくる衛星アンテナへも電源供給を行い,OFF状態であるとき,前記増幅回路及び前記衛星アンテナへの電源供給を停止することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の高周波増幅装置。
  4. 増幅可能な高周波信号の周波数帯域がそれぞれ異なる複数の高周波増幅装置を備え,各高周波増幅装置にて増幅された高周波信号を混合して1つの出力端子から出力するよう構成された共同受信用増幅装置であって,
    前記各高周波増幅装置は,請求項1〜請求項3のいずれかに記載の高周波増幅装置にて構成されていることを特徴とする共同受信用増幅装置。
  5. アンテナからの受信信号を,同軸ケーブルを介して端末側に伝送する共同受信システムであって,
    前記同軸ケーブルには,請求項1請求項3の何れか1項に記載の高周波増幅装置,又は,請求項4に記載の共同受信用増幅装置が備えられていることを特徴とする共同受信システム。
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