JP2003209478A - Tv信号受信システム - Google Patents

Tv信号受信システム

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JP2003209478A
JP2003209478A JP2002006485A JP2002006485A JP2003209478A JP 2003209478 A JP2003209478 A JP 2003209478A JP 2002006485 A JP2002006485 A JP 2002006485A JP 2002006485 A JP2002006485 A JP 2002006485A JP 2003209478 A JP2003209478 A JP 2003209478A
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JP
Japan
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signal
satellite
input
circularly polarized
uhf
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Application number
JP2002006485A
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English (en)
Inventor
Takashi Oshima
孝 尾島
Narikazu Ahiko
成和 阿彦
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Hitachi Kokusai Electric Inc
Original Assignee
Hitachi Kokusai Electric Inc
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Publication date
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  • Details Of Television Systems (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の衛星からの各偏波信号とVHF/UHF
信号波を1部屋または1世帯の信号受信部に1本のケー
ブルで伝送できると共に、複数の部屋または世帯の信号
受信部に分配できるようにする。 【解決手段】第1/第2衛星用アンテナ31で受信した
第1/第2衛星放送の偏波信号を第1/第2衛星放送受
信用コンバータ35でIF信号に変換して信号分配器に
入力する。第3/第4衛星用アンテナ32で受信した第
3/第4衛星放送の右旋円偏波と左旋円偏波を第3/第
4衛星放送受信用コンバータ38で分解し、IF信号に
変換して信号分配器に入力する。VHFアンテナ41及
びUHFアンテナ42で受信したVHF/UHF信号を
VHF/UHF混合増幅器43で混合して信号分配器に
入力する。信号分配器は、上記各入力信号を分配及び混
合し複数の部屋又は世帯の信号受信部にそれぞれ1本の
同軸ケーブルにより分配する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の衛星からの
複数の偏波信号とVHF・UHF波信号を受信するTV
信号受信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、東経128°、124°、110
°に位置している第1と第2ないし第3の衛星によりT
V放送が行なわれているが、更に、今後、上記第3の衛
星と同じ東経110°に位置している第4の衛星による
TV放送の開始が予定されている。
【0003】従来、行なわれているVHF、UHFのT
V放送及び第1,第2ないし第3の衛星によるTV放送
と共に、今後予定されている第4の衛星によるTV放送
を受信する場合、図11に示すTV信号受信システムが
考えられる。
【0004】図11において、1は第1及び第2の衛星
放送(CS)(12.25〜12.75GHz:垂直偏
波及び水平偏波)を受信する第1/第2衛星用アンテ
ナ、3は第3の衛星放送(BS)(11.7〜12.2
GHz:右旋円偏波)を受信する第3衛星用アンテナ、
4は第4の衛星放送(CS)(12.25〜12.75
GHz:右旋円偏波及び左旋円偏波)を受信する第4衛
星用アンテナである。上記衛星用アンテナ1、3、4
は、例えばパラボラアンテナを用いて構成される。
【0005】上記第1/第2衛星用アンテナ1は、第1
の衛星放送受信用一次放射器5、第2の衛星放送受信用
一次放射器6及び第1/第2衛星放送受信用コンバータ
7を備えている。この第1/第2衛星放送受信用コンバ
ータ7は、一次放射器5、6により受信した信号をIF
信号(中間周波信号)に変換し、出力端子8から同軸ケ
ーブル9aを介して1部屋または1世帯の信号受信部2
0の電流通過型壁面端子21に出力する。
【0006】上記第4衛星用アンテナ4は、第4の衛星
放送受信用一次放射器10及び第4衛星放送受信用コン
バータ11を備えている。この第4衛星放送受信用コン
バータ11は、一次放射器10で受信した信号をIF信
号に変換し、出力端子12から同軸ケーブル9bを介し
て上記信号受信部20の電流通過型壁面端子22に出力
する。
【0007】上記第3衛星用アンテナ3は、第3の衛星
放送受信用一次放射器13及び第3衛星放送受信用コン
バータ14を備えている。この第3衛星放送受信用コン
バータ14は、一次放射器13で受信した信号をIF信
号に変換し、出力端子15から混合増幅器16に出力す
る。また、この混合増幅器16には、VHFアンテナ1
7の受信信号及びUHFアンテナ18の受信信号が入力
される。上記混合増幅器16は、第3衛星放送受信用コ
ンバータ14からのIF信号及びVHFアンテナ17、
UHFアンテナ18の受信信号を増幅し、同軸ケーブル
9cを介して上記信号受信部20の電流通過型壁面端子
23に出力する。
【0008】上記信号受信部20の電流通過型壁面端子
21には、第1/第2衛星放送受信用チューナ24が接
続される。この場合、上記第1/第2衛星放送受信用チ
ューナ24は、チャンネルの選択に応じて図4に示す偏
波切換信号「11V、15V、11V+パルス、15V
+パルス」を同軸ケーブル9aにより第1/第2衛星放
送受信用コンバータ7の出力端子8へ送出する。第1/
第2衛星放送受信用コンバータ7は、上記偏波切換信号
に従って第1/第2衛星放送の偏波を切換えて受信す
る。
【0009】すなわち、第1/第2衛星放送受信用コン
バータ7は、図4(a)に示すように「11V」の偏波
切換信号で第1の衛星(12.25〜12.75GH
z)の垂直偏波信号を受信し、「15V」の偏波切換信
号で第1の衛星の水平偏波信号を受信し、また、図4
(b)に示すように「11V+パルス(32〜53kH
z。0.5Vp−p)」の偏波切換信号で第2の衛星
(12.25〜12.75GHz)の垂直偏波信号を受
信し、「15V+パルス」の偏波切換信号で第2の衛星
の水平偏波信号を受信する。
【0010】また、上記信号受信部20の電流通過型壁
面端子23には、電源部26を介して分波器27が接続
される。電源部26は、AC100V(商用交流電源)
をDC(直流)15Vに変換し、このDC15Vを信号
ラインに重畳し、電流通過型壁面端子23から混合増幅
器16に動作電圧として供給すると共に、更に第3衛星
放送受信用コンバータ14に供給する。なお、第3衛星
用アンテナ3は、右旋円偏波のみを受信するので、偏波
切換えは不要である。
【0011】上記分波器27は、混合増幅器16から電
流通過型壁面端子23及び電源部26を介して入力され
るアンテナ受信信号に対し、第3衛星用アンテナ3によ
り受信した第3衛星放送の信号と、VHFアンテナ17
及びUHFアンテナ18により受信されたVHF/UH
Fの信号とを分波し、VHF/UHFの信号をTV受信
機25に入力すると共に、第3衛星放送の信号をコンデ
ンサ28を介して分波器29に入力する。
【0012】分波器29は、分波器27により分波され
た第3衛星放送の信号と、第4衛星放送受信用コンバー
タ11から電流通過型壁面端子22を介して送られてく
る第4衛星放送の信号を混合し、第3/第4衛星放送受
信用チューナ30に入力する。この第3/第4衛星放送
受信用チューナ30は、11Vと15Vの偏波切換信号
を出力し、11Vの偏波切換信号で図4(d)に示すよ
うに第4衛星放送の左旋円偏波信号を受信し、15Vの
偏波切換信号で図4(c)、(d)に示すように第3/
第4衛星放送の右旋円偏波信号を受信する。上記第3/
第4衛星放送受信用チューナ30は、第3衛星放送及び
第4衛星放送のチャンネルを選択し、TV受信機25に
出力する。
【0013】上記の構成とすることにより、第1/第2
衛星放送受信用チューナ24で第1及び第2衛星放送の
垂直偏波信号/水平偏波信号を受信し、第3/第4衛星
放送受信用チューナ30で第3衛星放送の右旋円偏波信
号、及び第4衛星放送の右旋円偏波信号/左旋円偏波信
号を受信することができる。また、TV受信機25で
は、上記衛星放送とVHF/UHFのTV信号とを選択
して受信することができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記図11に示した構
成とすることにより、4つの衛星からの各偏波信号とV
HF/UHF信号を受信することができる。しかし、上
記従来の受信システムでは、各アンテナから3本の同軸
ケーブルを使用して部屋または1世帯の信号受信部20
に接続する必要があり、構成が非常に複雑になる。ま
た、上記従来のシステム構成では、複数の部屋や世帯に
アンテナの受信波を伝送することが困難である。
【0015】本発明は上記実情に鑑みなされたもので、
複数の衛星からの各偏波信号とVHF/UHF信号波を
1部屋または1世帯の信号受信部に1本のケーブルで伝
送でき、また複数の部屋また世帯の信号受信部に分配で
きるTV信号受信システムを提供することを目的とす
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1/第2衛
星用アンテナで受信した第1/第2衛星放送の偏波信号
をIF信号に変換する第1/第2衛星放送受信用コンバ
ータ、第3/第4衛星用アンテナで受信した第3/第4
衛星放送の偏波信号をIF信号に変換する第3/第4衛
星放送受信用コンバータ、VHFアンテナ及びUHFア
ンテナで受信したVHF信号とUHF信号を混合するV
HF/UHF混合増幅器の各出力信号を信号分配器に入
力し、前記分配器により衛星受信用チューナ及びTV受
信機を備えた複数の信号受信部に分配するTV信号受信
システムにおいて、前記信号分配器は、前記第1/第2
衛星放送受信用コンバータにより変換されたIF信号が
入力される第1の入力端子と、第3/第4衛星放送受信
用コンバータにより変換された右旋円偏波IF信号が入
力される第2の入力端子と、前記第3/第4衛星放送受
信用コンバータにより変換された左旋円偏波IF信号が
入力される第3の入力端子と、前記VHF/UHF混合
増幅器の出力信号が入力される第4の入力端子と、前記
第2の入力端子に入力された右旋円偏波IF信号を複数
に分配する第1の分配回路と、前記第3の入力端子に入
力された左旋円偏波IF信号を複数に分配する第2の分
配回路と、前記第4の入力端子に入力されたVHF/U
HF信号を分配する第3の分配回路と、前記第1の分配
回路により分配された右旋円偏波IF信号と前記第2の
分配回路により分配された左旋円偏波IF信号とを衛星
受信用チューナからの偏波切換信号により選択する複数
の選択回路と、前記第1の入力端子に入力された第1/
第2衛星放送IF信号と、前記第2の入力端子に入力さ
れた信号中の第3衛星放送の右旋円偏波IF信号と、前
記第3の分配回路により分配されたVHF/UHF信号
とを混合する第1の混合回路と、前記複数の選択回路に
より選択された信号と前記第3の分配回路により分配さ
れたVHF/UHF信号とをそれぞれ混合する複数の第
2の混合回路と、前記第1の混合回路の出力信号と第2
の混合回路の出力信号とを切換える複数の切換器と、前
記各切換器により選択された信号をそれぞれケーブルを
介して信号受信部に送出する複数の分配信号出力端子
と、前記分配信号出力端子に各衛星受信用チューナから
供給される偏波切換信号を前記切換器より第1の入力端
子を介して前記第1/第2衛星放送受信用コンバータに
出力し、受信する衛星放送の偏波を切換える偏波切換手
段とを具備したことを特徴とする。
【0017】上記の構成とすることにより、複数の衛星
からの各偏波信号とVHF/UHF信号波を1部屋また
は1世帯の信号受信部に1本のケーブルで伝送でき、ま
た複数の部屋また世帯の信号受信部に分配することがで
きる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係
るTV信号受信システムにおいて、4つの衛星からの各
偏波信号とVHF/UHF信号波を受信するアンテナの
構成例を示したものである。
【0019】図1において、31は第1及び第2の衛星
放送(12.25〜12.75GHz:垂直偏波及び水
平偏波)を受信する第1/第2衛星用アンテナ、32は
第3の衛星放送(11.7〜12.2GHz:右旋円偏
波)及び第4の衛星放送(12.25〜12.75GH
z:右旋円偏波及び左旋円偏波)を受信する第3/第4
衛星用アンテナである。上記衛星用アンテナ31、32
は、例えばパラボラアンテナを用いて構成される。
【0020】上記第1/第2衛星用アンテナ31は、第
1の衛星放送受信用一次放射器33、第2の衛星放送受
信用一次放射器34及び第1/第2衛星放送受信用コン
バータ35を備えている。この第1/第2衛星放送受信
用コンバータ35は、一次放射器33、34により受信
した信号をIF信号(中間周波信号)に変換し、出力端
子36から図2に示す信号分配器50へ出力する。上記
第1/第2衛星放送受信用コンバータ35は、例えば図
5(a)、(b)に示すように10.678GHzの局
部発振周波数を使用し、第1/第2衛星放送(垂直偏
波、水平偏波)の信号を1572〜2072MHzのI
F信号に変換する。
【0021】上記第3/第4衛星用アンテナ32は、第
3/第4衛星放送受信用一次放射器37、第3/第4衛
星放送受信用コンバータ38を備えている。第3/第4
衛星放送受信用コンバータ38は、第3/第4衛星放送
受信用一次放射器37により受信した第3/第4衛星放
送の信号をIF信号に変換し、出力端子39から第3/
第4衛星放送の右旋円偏波IF信号を出力し、出力端子
40から第4衛星放送の左旋円偏波IF信号を図2の信
号分配器50へ出力する。
【0022】上記第3/第4衛星放送受信用コンバータ
38は、例えば図5(c)、(d)に示すように10.
678GHzの局部発振周波数を使用し、第3衛星放送
(右旋円偏波)の信号を1022〜1522MHzのI
F信号に変換すると共に、第4衛星放送(右旋円偏波及
び左旋円偏波)の信号を1572〜2072MHzのI
F信号に変換する。この場合、第3/第4衛星放送受信
用コンバータ38は、出力端子39から図6(a)に示
すように第3衛星の1022〜1522MHz(右旋円
偏波)、第4衛星の1572〜2072MHz(右旋円
偏波)のIF信号を出力し、出力端子40から図6
(b)に示すように第4衛星の1572〜2072MH
z(左旋円偏波)のIF信号を出力する。
【0023】また、図1において、VHFアンテナ41
で受信されたVHF信号及びUHFアンテナ42で受信
されたUHF信号は、VHF/UHF混合増幅器43で
増幅されて図2の信号分配器50へ送られる。
【0024】信号分配器50は、図2に示すように第1
/第2衛星IF入力端子51、第3/第4衛星右旋円偏
波IF入力端子52、第4衛星左旋円偏波IF入力端子
53、VHF/UHF入力端子54を備えている。
【0025】図1に示した各アンテナから上記第1/第
2衛星IF入力端子51、第3/第4衛星右旋円偏波I
F入力端子52、及び第4衛星左旋円偏波IF入力端子
53に送られてくる信号は、それぞれIF増幅器55、
56、57で増幅される。
【0026】上記IF増幅器55で増幅された信号は混
合回路58のZ1端子に入力され、IF増幅器56で増
幅された信号は3分配回路59に入力され、IF増幅器
57で増幅された信号は混合回路60のY2端子に入力
される。
【0027】上記3分配回路59で分配された第1の分
配信号は、1522MHz以下の信号(第3衛星の右旋
円偏波IF信号)を通過させるローパスフィルタ(LP
F)61を介して混合回路58のZ2端子に入力され、
第2の分配信号は4分配回路62に入力され、第3の分
配信号は混合回路60のY1端子に入力される。
【0028】上記混合回路60は、3分配回路59から
Y1端子に入力される第3/第4衛星放送の右旋円偏波
IF信号のうち、第3衛星放送の右旋円偏波IF信号
(1022〜1522MHz)をローパスフィルタ(図
示せず)により選択し、Y2端子に入力される第4衛星
放送の左旋円偏波IF信号(1572〜2072MH
z)と混合し、Y3端子から4分配回路63へ出力す
る。
【0029】上記IF増幅器55は混合回路58におけ
る信号のレベル低下を補うために設けられ、IF増幅器
56、57は4分配回路62、63における信号のレベ
ル低下を補うために設けられる。
【0030】また、図1のVHF/UHF混合増幅器4
3からVHF/UHF入力端子54に入力される信号
は、5分配回路64で5分配され、その分配信号L0は
混合回路58のZ3端子に入力される。
【0031】混合回路58は、詳細を後述するようにZ
1端子に入力される第1または第2衛星放送の任意の偏
波信号(垂直偏波または水平偏波:1572〜2072
MHz)と、3分配回路59からローパスフィルタ61
を介してZ2端子に入力される第3衛星放送の右旋円偏
波IF信号(1022〜1522MHz)と、5分配回
路64からZ3端子に入力されるVHF/UHF信号を
混合し、切換器91〜94のX1端子に出力する。
【0032】また、信号分配器50には、電源部100
からDC15Vが与えられる。電源部100は、AC1
00V(商用交流電源)をDC15Vに変換して信号分
配器50に供給する。このDC15Vの電圧は、ダイオ
ード65を介してIF増幅器55、56、57に動作電
圧として供給されると共に、ダイオード66及びチョー
クコイル67を介して第3/第4衛星右旋円偏波IF入
力端子52に偏波切換信号として供給される。上記ダイ
オード66は、第3/第4衛星右旋円偏波IF入力端子
52に間違って逆起電力が印加された場合でも、逆電流
が流れないように設けている。
【0033】上記電源部100からのDC15Vは、1
1V定電圧回路68によりDC11Vの電圧に変換さ
れ、ダイオード69及びチョークコイル70を介して第
4衛星左旋円偏波IF入力端子53に偏波切換信号とし
て供給される。上記ダイオード69は、第4衛星左旋円
偏波IF入力端子53に間違って逆起電力が印加された
場合でも、逆電流が流れないように設けている。
【0034】更に、電源部100からのDC15Vは、
ダイオード71を介して切換器72の切換端子W3に入
力される。切換器72は、2つの端子W1、W2を切換
端子W3で切換えるもので、端子W1はチョークコイル
73を介してVHF/UHF入力端子54に接続され、
端子W2はコンデンサ74を介して接地される。上記V
HF/UHF入力端子54に入力されたDC15Vは、
図1のVHF/UHF混合増幅器43に動作電圧として
供給される。VHF/UHF混合増幅器43自体が電源
を備えている場合には、切換器72をオフすることによ
り、VHF/UHF混合増幅器43への電源を遮断でき
るようになっている。上記ダイオード71は、VHF/
UHF入力端子54に間違って逆起電力が印加された場
合でも、逆電流が流れないように設けている。
【0035】そして、上記4分配回路62で4分配され
た信号は、選択回路81〜84のY1端子に入力され、
4分配回路63で4分配された信号は、選択回路81〜
84のY2端子に入力される。選択回路81〜84のY
3端子から出力される信号は、混合回路85〜88の一
方の入力端子に入力され、この混合回路85〜88の他
方の入力端子には上記5分配回路64で分配された信号
L1〜L4が入力される。
【0036】上記混合回路85〜88の出力信号は、手
動の切換器91〜94のX2端子に入力される。この切
換器91〜94のX2端子と選択回路81〜84のY3
端子との間にはチョークコイル95〜98が接続され
る。
【0037】また、切換器91〜94のX1端子は、混
合回路58のZ4端子に接続(J1点)される。この混
合回路58のZ4端子と第1/第2衛星IF入力端子5
1との間には、チョークコイル99が接続される。
【0038】上記切換器91〜94は、X1とX3端
子、またはX2とX3端子とを切換えるもので、選択さ
れた信号は分配信号出力端子101〜104からそれぞ
れ同軸ケーブルを介して図3に示す信号受信部111〜
114へ送られる。なお、切換器91〜94は、偏波切
換の誤動作を防止するため、任意の1個所のみ例えば切
換器91のみX1とX3端子を導通させ、その他の3個
所、この場合には切換器92〜94はX2とX3端子を
導通させる。
【0039】図3は、4部屋または4世帯で共同受信す
る場合の受信システム例を示したものである。図3にお
いて、111〜114は、それぞれ1部屋または1世帯
の信号受信部で、それぞれ電流通過型壁面端子120a
〜120dが設けられている。上記電流通過型壁面端子
120a〜120dには図2の分配信号出力端子101
〜104からの分配信号がそれぞれ入力される。
【0040】信号受信部111には、分波器121、1
22、第1/第2衛星受信用チューナ123、第3衛星
受信用チューナ124、TV受信機125が設けられて
いる。分波器121は、電流通過型壁面端子120aに
入力される信号から第1/第2衛星放送と、第3衛星放
送及びVHF/UHFの信号とを分波し、第1/第2衛
星放送の信号を第1/第2衛星受信用チューナ123に
入力する。分波器122は、分波器121で分波された
第3衛星放送及びVHF/UHFの信号を、更に第3衛
星放送とVHF/UHFの信号に分波し、第3衛星放送
の信号を第3衛星受信用チューナ124に入力し、VH
F/UHFの信号をTV受信機125に入力する。
【0041】第1/第2衛星受信用チューナ123は、
「11V」、「15V」、「11V+パルス(32〜5
3kHz。0.5Vp−p)」、「15V+パルス」の
偏波切換信号を出力する。第3衛星受信用チューナ12
4は、「15V」の偏波切換信号をオフ(0V)に設定
するか、分波器122を電流通過型でないものを使用す
る。すなわち、第3衛星受信用チューナ124から偏波
切換信号を出力すると、第1/第2衛星受信用チューナ
123から出力される偏波切換信号と混合されて誤動作
の原因となるので、第3衛星受信用チューナ124から
は偏波切換信号が出力されないように設定する。なお、
第3/第4衛星放送受信用コンバータ38に対する偏波
切換信号は、電源部100から出力されるDC15Vが
ダイオード66、チョークコイル67を介して第3/第
4衛星右旋円偏波IF入力端子52から第3/第4衛星
放送受信用コンバータ38に供給される。
【0042】信号受信部112には、分波器122、第
3/第4衛星受信用チューナ126、TV受信機125
が設けられている。分波器122は、電流通過型壁面端
子120bに入力される信号から第3/第4衛星放送
と、VHF/UHFの信号とを分波し、第3/第4衛星
放送の信号を第3/第4衛星受信用チューナ126に入
力し、VHF/UHFの信号をTV受信機125に入力
する。
【0043】信号受信部113には、分波器122、第
3/第4衛星受信用チューナ126、VTR127、T
V受信機125が設けられている。分波器122は、電
流通過型壁面端子120cに入力される信号から第3/
第4衛星放送と、VHF/UHFの信号とを分波し、第
3/第4衛星放送の信号を第3/第4衛星受信用チュー
ナ126に入力し、VHF/UHFの信号をVTR12
7を介してTV受信機125に出力する。また、第3/
第4衛星受信用チューナ126で選択された衛星放送
は、VTR127を介してTV受信機125へ送られ
る。
【0044】次に、上記混合回路58及び選択回路81
〜84の詳細について説明する。混合回路58は、図7
に示すようにハイパスフィルタ(HPF)58a、バン
ドパスフィルタ(BPF)58b、及びローパスフィル
タ(LPF)58cからなっている。図8は、上記ハイ
パスフィルタ58a、バンドパスフィルタ58b、ロー
パスフィルタ58cにより選択される信号波の詳細を示
したものである。
【0045】ハイパスフィルタ58aは、第1/第2衛
星IF入力端子51からIF増幅器55を介してZ1端
子に入力される信号、すなわち、図8に示すように第1
衛星または第2衛星のIF信号(1572MHz以上の
垂直偏波信号または水平偏波信号)を通過させる。
【0046】バンドパスフィルタ58bは、第3/第4
衛星右旋円偏波IF入力端子52からIF増幅器56、
3分配回路59及びローパスフィルタ61を介してZ2
端子に入力される信号、すなわち、第3衛星のIF信号
(1022〜1522MHzの右旋円偏波IF信号)を
通過させる。
【0047】ローパスフィルタ58cは、VHF/UH
F入力端子54から5分配回路64により分配された信
号L0、すなわち、770MHz以下のVHF/UHF
信号を通過させる。
【0048】上記ハイパスフィルタ58a、バンドパス
フィルタ58b、ローパスフィルタ58cで選択された
信号は、Z4端子から出力され、上記したように切換器
91のX1端子に入力される。
【0049】また、選択回路81〜84は、図9に示す
ように構成される。選択回路81〜84のY1端子に
は、4分配回路62で分配された第3/第4衛星放送の
右旋円偏波IF信号が入力され、Y2端子には4分配回
路63で分配された第3衛星放送の右旋円偏波IF信号
及び第4衛星放送の左旋円偏波IF信号が入力される。
【0050】上記Y1端子には、コンデンサ131、ピ
ンダイオード132、133が接続され、Y2端子は、
コンデンサ134、ピンダイオード135、136が接
続される。上記ピンダイオード133及びピンダイオー
ド136のカソード電極は共通接続され、抵抗137を
介して設置されると共に、コンデンサ138を介してY
3端子に接続される。
【0051】また、図3に示した各衛星受信用チューナ
からY3端子に入力される偏波切換信号は、チョークコ
イル139を介して偏波切換信号判別回路140に入力
される。この偏波切換信号判別回路140には、電源部
100からDC15Vが供給されている。偏波切換信号
判別回路140は、衛星受信用チューナからの偏波切換
信号が15Vのときに、チョークコイル141を介して
ピンダイオード132、133に動作電流I1を供給
し、Y1端子に入力されている第3/第4衛星放送の右
旋円偏波IF信号を選択してY3端子に出力する。この
ときピンダイオード135、136は、オフ状態に保持
される。
【0052】また、偏波切換信号判別回路140は、衛
星受信用チューナからの偏波切換信号が0Vまたは11
Vのときに、チョークコイル142を介してピンダイオ
ード135、136に動作電流I2を供給し、Y2端子
に入力されている第3衛星放送の右旋円偏波IF信号及
び第4衛星放送の左旋円偏波IF信号を選択してY3端
子に出力する。このときピンダイオード132、133
は、オフ状態に保持される。上記選択回路81〜84で
選択された衛星放送のIF信号は、混合回路85〜88
でVHF/UHFの信号と混合され、切換器91〜94
に入力され、分配信号出力端子101〜104から図3
の信号受信部111〜114へ送られる。
【0053】次に上記実施形態の全体の動作を説明す
る。 [信号受信部111における受信動作]先ず、信号受信
部111における受信動作について説明する。今、図2
に示すように切換器91はX1とX3端子との間を接続
し、その他の切換器92〜94はX2とX3端子との間
を接続しているものとする。
【0054】図3に示す信号受信部111の第1/第2
衛星受信用チューナ123からは、チャンネル選択に応
じて「11V」、「15V」、「11V+パルス」、
「15V+パルス」の何れかの偏波切換信号が出力され
る。この偏波切換信号は、分波器121、電流通過型壁
面端子120aより図2の分配信号出力端子101に入
力され、更に、切換器91、チョークコイル99及び第
1/第2衛星IF入力端子51を介して図1の第1/第
2衛星放送受信用コンバータ35に入力される。
【0055】第1/第2衛星放送受信用コンバータ35
は、第1/第2衛星受信用チューナ123から送られて
くる偏波切換信号に応じて第1の衛星放送の垂直偏波信
号/水平偏波信号、または第2の衛星放送の垂直偏波信
号/水平偏波信号を選択する。すなわち、第1/第2衛
星放送受信用コンバータ35は、図4に示すように偏波
切換信号が「11V」であれば、第1の衛星放送の垂直
偏波信号、「15V」であれば第1の衛星放送の水平偏
波信号、「11V+パルス」であれば、第2の衛星放送
の垂直偏波信号、「15V+パルス」であれば第2の衛
星放送の水平偏波信号を選択し、IF信号に変換して信
号分配器50の第1/第2衛星IF入力端子51に入力
する。
【0056】上記第1/第2衛星IF入力端子51に入
力されたIF信号は、IF増幅器55で増幅された後、
混合回路58に入力される。
【0057】一方、図1の第3/第4衛星放送受信用コ
ンバータ38には、図2の電源部100から出力される
DC15Vが偏波切換信号として、ダイオード66、チ
ョークコイル67及び第3/第4衛星右旋円偏波IF入
力端子52を介して供給される。第3/第4衛星放送受
信用コンバータ38は、「15V」の偏波切換信号が与
えられると、図4(c)、(d)に示すように第3/第
4衛星放送の右旋円偏波信号をIF信号に変換して出力
端子39より出力する。
【0058】上記第3/第4衛星放送受信用コンバータ
38の出力端子39から出力されるIF信号は、信号分
配器50の第3/第4衛星右旋円偏波IF入力端子52
に入力され、IF増幅器56で増幅された後、3分配回
路59、ローパスフィルタ61を介して混合回路58に
入力される。
【0059】また、図1のVHFアンテナ41及びUH
Fアンテナ42で受信されたVHF/UHFのTV信号
は、信号分配器50のVHF/UHF入力端子54に入
力され、5分配回路64により分配された信号L0が混
合回路58へ送られる。
【0060】混合回路58は、上記第1/第2衛星IF
入力端子51からIF増幅器55を介して入力される第
1/第2衛星のIF信号、第3/第4衛星右旋円偏波I
F入力端子52からIF増幅器56、3分配回路59及
びローパスフィルタ61を介して入力される第3衛星の
右旋円偏波IF信号、及びVHF/UHF入力端子54
から5分配回路64を介して入力されるVHF/UHF
のTV信号を混合し、切換器91、分配信号出力端子1
01を介して図3に示す第4衛星放送受信用コンバータ
11の電流通過型壁面端子120aに入力する。
【0061】上記電流通過型壁面端子120aに入力さ
れた信号を分波器121、122で分波し、第1または
第2衛星放送のIF信号を第1/第2衛星受信用チュー
ナ123に、第3衛星放送の右旋円偏波IF信号を第3
衛星受信用チューナ124に、VHF/UHFのTV信
号をTV受信機125に入力する。
【0062】第1/第2衛星受信用チューナ123は、
分波器121により分波された第1または第2衛星放送
のIF信号(垂直偏波信号/水平偏波信号)任意のチャ
ンネルを選択し、TV受信機125に出力する。また、
第3衛星受信用チューナ124は、分波器122で分波
された第3衛星放送(右旋円偏波)のチャンネルを任意
に選択し、TV受信機125に出力する。
【0063】また、TV受信機125は、上記第1/第
2衛星受信用チューナ123、第3衛星受信用チューナ
124からの衛星放送の他、分波器122で分波された
VHF/UHFのチャンネルを任意に選択して受信す
る。
【0064】[信号受信部112〜124における受信
動作]次に、信号受信部112〜124における受信動
作について説明する。信号分配器50の第3/第4衛星
右旋円偏波IF入力端子52に入力された第3/第4衛
星の右旋円偏波IF信号は、IF増幅器56で増幅され
た後、3分配回路59により分配されて混合回路60の
Y1端子に入力されると共に、4分配回路62により選
択回路81〜84のY1端子に入力される。
【0065】また、第4衛星左旋円偏波IF入力端子5
3に入力された第4衛星の左旋円偏波IF信号は、IF
増幅器57により増幅された後、混合回路60のY2端
子に入力される。混合回路60は、3分配回路59から
Y1端子に入力される第3/第4衛星放送の右旋円偏波
IF信号のうち、第3衛星放送の右旋円偏波IF信号
(1022〜1522MHz)を選択し、Y2端子に入
力される第4衛星の左旋円偏波IF信号(1572〜2
072MHz)とを混合し、4分配回路63により選択
回路81〜84のY2端子に分配する。
【0066】上記選択回路82〜84は、図9に詳細を
示したように端末の衛星受信用チューナから送られてく
る偏波切換信号が「15V」であればY1とY3端子と
を接続し、第3/第4衛星の右旋円偏波IF信号をY3
端子から出力する。また、選択回路82〜84は、端末
の衛星受信用チューナから送られてくる偏波切換信号が
「11V」であればY2とY3端子とを接続し、第3衛
星の右旋円偏波IF信号及び第4衛星の左旋円偏波IF
信号をY3端子から出力する。
【0067】上記選択回路82〜84から出力される信
号は、5分配回路64で分配されたVHF/UHF信号
と混合され、それぞれ切換器92〜94及び分配信号出
力端子102〜104を介して図3の信号受信部112
〜114へ送られる。
【0068】従って、信号受信部112では、第3/第
4衛星受信用チューナ126により、第3/第4衛星の
右旋円偏波、及び第4衛星の左旋円偏波のチャンネルを
任意に選択することができる。
【0069】また、信号受信部113では、信号受信部
112と同様に第3/第4衛星受信用チューナ126に
より、第3/第4衛星の右旋円偏波、及び第4衛星の左
旋円偏波のチャンネルを任意に選択できる。VTR12
7は、分波器122で分波されたVHF/UHFのTV
信号並びに第3/第4衛星受信用チューナ126で選択
された衛星放送を録画することができる。また、分波器
122で分波されたVHF/UHFのTV信号並びに第
3/第4衛星受信用チューナ126で選択された衛星放
送は、TV受信機125で受信することができる。
【0070】そして、信号受信部114では、第3衛星
受信用チューナ124により、第3衛星放送における右
旋円偏波のチャンネルを任意に選択することができる。
TV受信機125は、上記第3衛星受信用チューナ12
4により選択されたチャンネル、あるいは分波器122
により分波されたVHF/UHFのチャンネルを任意に
選択して受信することができる。
【0071】上記のように信号分配器50の分配信号出
力端子101〜104から出力される信号をそれぞれ1
本の同軸ケーブルで各信号受信部111〜114に伝送
することができる。また、第1/第2衛星用アンテナ3
1、第3/第4衛星用アンテナ32、及びVHFアンテ
ナ17、UHFアンテナ18で受信したTV信号を信号
分配器50により、複数の部屋また世帯の信号受信部1
11〜114に分配することができる。
【0072】なお、上記の説明では、図2の信号分配器
50において、切換器91をX1とX3端子に接続した
場合について説明したが、X2とX3端子側に切換えて
も良い。切換器91をX2とX3端子側に切換えてた場
合には、第3/第4衛星放送の右旋円偏波/左旋円偏
波、及びVHF/UHF信号を任意に選択して受信する
ことができる。また、切換器91〜94は、何れか1つ
をX1とX3端子側に切換えて使用することができる。
X1とX3端子側に切換えた場合には、第1/第2衛星
放送の垂直偏波/水平偏波、第3衛星放送の右旋円偏
波、及びVHF/UHF信号を任意に選択して受信する
ことができる。切換器91〜94を2つ以上、X1とX
3端子側に切換えると、各衛星受信用チューナからの偏
波切換信号が混合されて誤動作する場合があるので、1
つの切換器のみX1とX3端子側に切換えて使用する。
【0073】なお、図2に示した信号分配器50におい
て、混合回路85〜88の位置は、選択回路81〜84
の出力側に配置する必要がある。以下に、その理由を説
明する。混合回路が選択回路81〜84の入力側にある
場合、ここでは分配器なので入力側とは、図2の4分配
回路62、63の入力端K1.K2に混合回路85、8
6を挿入したときを考える。また、その時の図を図10
に示す。
【0074】図10において、混合回路85には第3/
第4衛星右旋円偏波IF入力端子52からの第3/第4
衛星の右旋円偏波IF信号及び分配回路64aで分配さ
れたVHF/UHF信号が入力される。また、混合回路
86には第4衛星左旋円偏波IF入力端子53からの第
4衛星の左旋円偏波IF信号及び分配回路64aで分配
されたVHF/UHF信号が入力される。そして、上記
混合回路85、86で混合された信号が4分配回路6
2、63を介して選択回路81〜84のY1、Y2端子
に分配される。
【0075】上記選択回路81〜84は、Y1端子に第
3/第4衛星の右旋円偏波IF信号及びVHF/UHF
信号が、Y2端子に第4衛星の左旋円偏波IF信号及び
VHF/UHF信号が入力され、Y3端子に衛星受信用
チューナ例えば図3の第3/第4衛星受信用チューナ1
26から送られてくる偏波切換信号0/11/15Vに
より、Y1とY3端子またはY2とY3端子を選択す
る。
【0076】今、例えば信号受信部113において、V
HF/UHF信号をVTR127で録画をしながら、第
3/第4衛星受信用チューナ126で選局しているとす
ると、この第3/第4衛星受信用チューナ126から偏
波切換信号0/11/15Vが出力され、選択回路83
のY1とY3端子、またはY2とY3端子が選択され
る。上記Y1とY3端子からY2とY3端子に切換える
ときに切換時間が発生し、この切換時間により、例えば
データ等を受信しているとエラーが発生することにな
る。このため図2に示したように選択回路81〜84の
出力側に混合回路85〜88を配置することにより、V
HF/UHFの受信信号に、受信エラーを発生させない
で各衛星の偏波信号を切換選択することができる。
【0077】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、複
数の衛星からの各偏波信号とVHF/UHF信号波を1
部屋または1世帯の信号受信部に1本のケーブルで伝送
でき、また複数の部屋また世帯の信号受信部に分配でき
るTV信号受信システムを提供することを目的とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るTV信号受信システ
ムにおける4衛星対応の受信アンテナの構成図。
【図2】同実施形態における信号分配器の回路構成図。
【図3】同実施形態における共同受信時の信号受信部の
構成例を示す図。
【図4】同実施形態における4衛星からのダウンリンク
周波数、偏波及び位置と受信アンテナ切換信号の詳細を
示す図。
【図5】同実施形態における4衛星の受信信号をコンバ
ータで周波数変換したIF周波数の関係を示す図。
【図6】同実施形態における第3/第4衛星放送受信用
コンバータから出力されるIF信号の関係を示す図。
【図7】同実施形態における混合回路58の回路構成
図。
【図8】同実施形態における混合回路58の出力信号の
詳細を示す図。
【図9】同実施形態における選択回路81〜84の詳細
を示す回路構成図。
【図10】同実施形態における信号分配器の動作を説明
するための回路図。
【図11】従来のTV信号受信システムの構成図。
【符号の説明】
31…第1/第2衛星用アンテナ 32…第3/第4衛星用アンテナ 33…第1の衛星放送受信用一次放射器 34…第2の衛星放送受信用一次放射器 35…第1/第2衛星放送受信用コンバータ 36…第1/第2衛星放送受信用コンバータの出力端子 37…第3/第4衛星放送受信用一次放射器 38…第3/第4衛星放送受信用コンバータ 39、40…第3/第4衛星放送受信用コンバータの出
力端子 41…VHFアンテナ 42…UHFアンテナ 43…VHF/UHF混合増幅器 50…信号分配器 51…第1/第2衛星IF入力端子 52…第3/第4衛星右旋円偏波IF入力端子 53…第4衛星左旋円偏波IF入力端子 54…VHF/UHF入力端子 55〜57…IF増幅器 58…混合回路 58a…ハイパスフィルタ(HPF) 58b…バンドパスフィルタ(BPF) 58c…ローパスフィルタ(LPF) 59…3分配回路 60…混合回路 61…ローパスフィルタ(LPF) 62、63…4分配回路 64…5分配回路 65、66、69…ダイオード 67、70、73…チョークコイル 68…11V定電圧回路 71…ダイオード 72…切換器 74…コンデンサ 81〜84…選択回路 85〜88…混合回路 91〜94…切換器 95〜99…チョークコイル 100…電源部 101〜104…分配信号出力端子 111〜114…信号受信部 120a〜120d…電流通過型壁面端子 121、122…分波器 123…第1/第2衛星受信用チューナ 124…第3衛星受信用チューナ 125…TV受信機 126…第3/第4衛星受信用チューナ 127…VTR 131、134、138…コンデンサ 132、133、135、136…ピンダイオード 137…抵抗 139、141、142…チョークコイル 140…偏波切換信号判別回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C025 AA21 DA04 5C056 FA08 HA01 HA14 5C064 DA02 5K062 AA07 AA08 AA09 AE01 AE04 BA01 BB17

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1/第2衛星用アンテナで受信した第
    1/第2衛星放送の偏波信号をIF信号に変換する第1
    /第2衛星放送受信用コンバータ、第3/第4衛星用ア
    ンテナで受信した第3/第4衛星放送の右旋円偏波と左
    旋円偏波を分解しIF信号に変換する第3/第4衛星放
    送受信用コンバータ、VHFアンテナ及びUHFアンテ
    ナで受信したVHF信号とUHF信号を混合するVHF
    /UHF混合増幅器の各出力信号を信号分配器に入力
    し、前記分配器により衛星受信用チューナ及びTV受信
    機を備えた複数の信号受信部に分配するTV信号受信シ
    ステムにおいて、 前記信号分配器は、前記第1/第2衛星放送受信用コン
    バータにより変換されたIF信号が入力される第1の入
    力端子と、第3/第4衛星放送受信用コンバータにより
    変換された右旋円偏波IF信号が入力される第2の入力
    端子と、前記第3/第4衛星放送受信用コンバータによ
    り変換された左旋円偏波IF信号が入力される第3の入
    力端子と、前記VHF/UHF混合増幅器の出力信号が
    入力される第4の入力端子と、 前記第2の入力端子に入力された右旋円偏波IF信号を
    複数に分配する第1の分配回路と、前記第3の入力端子
    に入力された左旋円偏波IF信号を複数に分配する第2
    の分配回路と、前記第4の入力端子に入力されたVHF
    /UHF信号を分配する第3の分配回路と、 前記第1の分配回路により分配された右旋円偏波IF信
    号と前記第2の分配回路により分配された左旋円偏波I
    F信号とを衛星受信用チューナからの偏波切換信号によ
    り選択する複数の選択回路と、 前記複数の選択回路により選択された信号と前記第3の
    分配回路により分配されたVHF/UHF信号とをそれ
    ぞれ混合する複数の混合回路と、 前記第1の入力端子に前記第1/第2衛星放送受信用コ
    ンバータから出力されるIF信号と前記混合回路の出力
    信号とを切換える複数の切換器と、 前記各切換器により選択された信号をそれぞれケーブル
    を介して信号受信部に送出する複数の分配信号出力端子
    と、 前記分配信号出力端子に各衛星受信用チューナから供給
    される偏波切換信号を前記切換器より第1の入力端子を
    介して前記第1/第2衛星放送受信用コンバータに出力
    し、受信する衛星放送の偏波を切換える偏波切換手段と
    を具備したことを特徴とするTV信号受信システム。
  2. 【請求項2】 第1/第2衛星用アンテナで受信した第
    1/第2衛星放送の偏波信号をIF信号に変換する第1
    /第2衛星放送受信用コンバータ、第3/第4衛星用ア
    ンテナで受信した第3/第4衛星放送の右旋円偏波と左
    旋円偏波を分解しIF信号に変換する第3/第4衛星放
    送受信用コンバータ、VHFアンテナ及びUHFアンテ
    ナで受信したVHF信号とUHF信号を混合するVHF
    /UHF混合増幅器の各出力信号を信号分配器に入力
    し、前記分配器により衛星受信用チューナ及びTV受信
    機を備えた複数の信号受信部に分配するTV信号受信シ
    ステムにおいて、 前記信号分配器は、前記第1/第2衛星放送受信用コン
    バータにより変換されたIF信号が入力される第1の入
    力端子と、第3/第4衛星放送受信用コンバータにより
    変換された右旋円偏波IF信号が入力される第2の入力
    端子と、前記第3/第4衛星放送受信用コンバータによ
    り変換された左旋円偏波IF信号が入力される第3の入
    力端子と、前記VHF/UHF混合増幅器の出力信号が
    入力される第4の入力端子と、 前記第2の入力端子に入力された右旋円偏波IF信号を
    複数に分配する第1の分配回路と、前記第3の入力端子
    に入力された左旋円偏波IF信号を複数に分配する第2
    の分配回路と、前記第4の入力端子に入力されたVHF
    /UHF信号を分配する第3の分配回路と、 前記第1の分配回路により分配された右旋円偏波IF信
    号と前記第2の分配回路により分配された左旋円偏波I
    F信号とを衛星受信用チューナからの偏波切換信号によ
    り選択する複数の選択回路と、 前記第1の入力端子に入力された第1/第2衛星放送I
    F信号と、前記第2の入力端子に入力された信号中の第
    3衛星放送の右旋円偏波IF信号と、前記第3の分配回
    路により分配されたVHF/UHF信号とを混合する第
    1の混合回路と、 前記複数の選択回路により選択された信号と前記第3の
    分配回路により分配されたVHF/UHF信号とをそれ
    ぞれ混合する複数の第2の混合回路と、 前記第1の混合回路の出力信号と第2の混合回路の出力
    信号とを切換える複数の切換器と、 前記各切換器により選択された信号をそれぞれケーブル
    を介して信号受信部に送出する複数の分配信号出力端子
    と、 前記分配信号出力端子に各衛星受信用チューナから供給
    される偏波切換信号を前記切換器より第1の入力端子を
    介して前記第1/第2衛星放送受信用コンバータに出力
    し、受信する衛星放送の偏波を切換える偏波切換手段と
    を具備したことを特徴とするTV信号受信システム。
  3. 【請求項3】 前記信号分配器は、第1/第2衛星放送
    受信用コンバータ及び第3/第4衛星放送受信用コンバ
    ータにそれぞれ第2、第3の入力端子を介して偏波切換
    電圧を供給する電圧供給手段と、前記電圧供給手段と前
    記第2、第3の入力端子との間にそれぞれ逆流防止用ダ
    イオードを設けたことを特徴とする請求項1又は2記載
    のTV信号受信システム。
  4. 【請求項4】 前記信号分配器は、VHF/UHF混合
    増幅器に第1の入力端子を介して動作電源を供給する電
    源部と、電源部から前記VHF/UHF混合増幅器への
    供給電源をオン/オフする切換器及び逆流防止用ダイオ
    ードとを備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の
    TV信号受信システム。
  5. 【請求項5】 前記信号分配器は、第2の入力端子に入
    力される第3/第4衛星放送の右旋円偏波IF信号のう
    ちの第3衛星放送の右旋円偏波IF信号と第3の入力端
    子に入力される第4衛星放送の左旋円偏波IF信号とを
    混合して前記第2の分配回路に出力する混合手段を備
    え、前記第1の分配回路及び第2の分配回路による分配
    信号中に第3衛星放送の右旋円偏波IF信号が含まれる
    ように構成したことを特徴とする請求項1又は2記載の
    TV信号受信システム。
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