JP2000032293A - 衛星受信システム及び受信信号混合器 - Google Patents

衛星受信システム及び受信信号混合器

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JP2000032293A
JP2000032293A JP10197600A JP19760098A JP2000032293A JP 2000032293 A JP2000032293 A JP 2000032293A JP 10197600 A JP10197600 A JP 10197600A JP 19760098 A JP19760098 A JP 19760098A JP 2000032293 A JP2000032293 A JP 2000032293A
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信敬 井上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CSアンテナ及びBSアンテナからの受信信
号を1本の伝送線を使って端末側に伝送できるようにし
た衛星受信システムを提供する。 【解決手段】 CSアンテナ2及びBSアンテナ4から
の受信信号をミキサ10にて混合し、その混合した受信
信号を1本の同軸ケーブルで分波器12まで伝送し、分
波器12にて各受信信号を分波して、CSチューナ14
及びテレビ16に出力させる。分波器12からCSチュ
ーナ14に至る伝送経路には、CSチューナ14から出
力される偏波切換・電源供給兼用の電圧信号(直流11
又は15V)を受けて、この信号と同電圧で各アンテナ
を動作可能な電力量の電圧信号を生成する電源装置20
を設け、この電圧信号をミキサ10に伝送する。ミキサ
10は、CSアンテナ2には端末側から伝送されてきた
電圧信号をそのまま供給するが、BSアンテナ4には、
この電圧信号をBSアンテナ4が動作可能な電圧に変換
して供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信衛星から送信
された相互に偏波面の異なる2種類の電波を受信するC
Sアンテナと、放送衛星からの送信電波を受信するBS
アンテナとを備えた衛星受信システム、及び、このシス
テムで各アンテナからの受信信号を混合するのに好適な
受信信号混合器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、通信衛星(以下、単にCSと
もいう)からの送信電波を受信するCSアンテナとし
て、CSから送信された偏波面が直交する2種類の電
波、又は偏波面の旋回方向が互いに異なる2種類の電波
を受信可能なものが知られている。
【0003】そして、この種のCSアンテナには、例え
ば、受信信号の出力端子に偏波切換・電源供給兼用の第
1の電圧信号(一般には直流11V)を受けると、直交
2偏波の内の垂直偏波の電波を所定周波数帯のCS受信
信号に変換して出力し、受信信号の出力端子に偏波切換
・電源供給兼用の第2の電圧信号(一般には直流15
V)を受けると、直交2偏波の内の水平偏波の電波を所
定周波数帯のCS受信信号に変換して出力するCSコン
バータが備えられている。
【0004】なお、このCSコンバータの偏波切換動作
は、直交2偏波の電波を受信する一般的なCSアンテナ
のものであり、例えば、旋回方向が異なる円偏波の電波
を受信するCSアンテナでは、通常、右旋回の円偏波を
受信する際には、第1の電圧信号として直流13VをC
Sコンバータに供給し、左旋回の円偏波を受信する際に
は、第2の電圧信号として直流18VをCSコンバータ
に供給するようにされている。
【0005】一方、従来より、放送衛星(以下、単にB
Sともいう)からの送信電波を受信するBSアンテナも
知られている。そして、BSアンテナには、通常、受信
信号の出力端子に電源供給用の電圧信号として直流15
Vを受けることにより動作し、放送衛星からの送信信号
を所定周波数帯のBS受信信号に変換して出力するBS
コンバータが備えられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に、V
HFアンテナやUHFアンテナ等の複数の受信アンテナ
を屋外に設置し、各受信アンテナからの受信信号を、屋
内に設置したテレビ受像器等の端末装置まで伝送する場
合には、各アンテナからの受信信号を、アンテナ近傍に
設けた混合器(所謂ミキサ)にて混合し、混合器と屋内
の端末装置とを1本の伝送線(通常、同軸ケーブルが使
用される)にて接続するようにしている。
【0007】ところが、CSアンテナとBSアンテナと
を屋外に設置した場合、これら各アンテナからの受信信
号を同時に得られるようにするには、端末側から、各ア
ンテナのコンバータに、異なる電圧信号を供給する必要
があり、各アンテナからの受信信号を1本の伝送線を使
って屋内に引き込むことができなかった。
【0008】つまり、CSアンテナからの受信信号を受
けるCSチューナには、偏波面切替用の2種類の電圧信
号をCSアンテナ側に出力する機能があり、BSアンテ
ナからの受信信号を受けるBSチューナやBSチューナ
内蔵テレビには、BSコンバータ駆動用の電圧信号をB
Sアンテナ側に出力する機能があるが、これら各端末装
置とCSアンテナ及びBSアンテナとの間を、1本の伝
送線で接続するようにすると、この伝送線で各コンバー
タ駆動用の電圧信号が混合されて、CSアンテナの偏波
面切換を正常に行うことができなくなる。このため、従
来では、CSアンテナとBSアンテナとを屋外に設置し
て、これら各アンテナからの受信信号を屋内の端末装置
に伝送する際には、屋内の端末装置と各アンテナのコン
バータとを、夫々、専用の伝送線を使って接続するよう
にしていた。
【0009】従って、CSアンテナとBSアンテナとを
屋外に設置した施設では、伝送線の配線工事が面倒であ
るという問題があった。本発明は、こうした問題に鑑み
なされたものであり、CSアンテナとBSアンテナとの
両方を設置した施設において、これら各アンテナからの
受信信号を1本の伝送線を使って端末側に伝送できるよ
うにした衛星受信システム、及び、このシステムにおい
て使用するのに好適な受信信号混合器を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】かかる目
的を達成するためになされた請求項1に記載の衛星受信
システムにおいては、通信衛星から送信された相互に偏
波面の異なる2種類の電波を、夫々、第1の偏波信号及
び第2の偏波信号として受信し、端末側への受信信号の
出力端子に偏波切換・電源供給兼用の第1の電圧信号を
受けると、前記第1の偏波信号を所定周波数帯のCS受
信信号に周波数変換して前記出力端子から端末側に出力
し、前記出力端子に前記第1の電圧信号よりも高い電圧
に設定された偏波切換・電源供給兼用の第2の電圧信号
を受けると、前記第2の偏波信号を所定周波数帯のCS
受信信号に変換して前記出力端子から端末側に出力する
CSコンバータを備えたCSアンテナと、放送衛星から
の送信電波を受信し、端末側への受信信号の出力端子に
電源供給用の電圧信号を受けると、前記受信した衛星放
送からの送信信号を所定周波数帯のBS受信信号に周波
数変換して前記出力端子から端末側に出力するBSコン
バータを備えたBSアンテナとを備える。そして、CS
コンバータの出力端子及びBSコンバータの出力端子に
は、夫々、混合器の入力端子が接続され、混合器におい
て、各コンバータからの受信信号が混合される。
【0011】また、この混合器にて混合された受信信号
は、混合器の出力端子から、1本の伝送線を介して、分
波器に伝送される。分波器は、その伝送線を介して伝送
されてきた受信信号をCS受信信号とBS受信信号とに
分波して、各受信信号復調用の端末装置に出力する。こ
の結果、CSアンテナ及びBSアンテナからの受信信号
は、夫々、各受信信号復調用の端末装置まで伝送される
ことになる。
【0012】一方、混合器から出力されたCS受信信号
をCS受信信号復調用の端末装置に伝送する伝送経路上
には、その端末装置から出力された偏波切換信号に応じ
て、少なくともCSコンバータ及びBSコンバータを動
作させるに充分な電力量の第1の電圧信号又は第2の電
圧信号を生成して、混合器側に出力する電源装置が設け
られる。そして、分波器は、CS受信信号復調用の端末
装置側から受けた信号を混合器側に出力し、混合器は、
出力端子に受けた電圧信号を各入力端子から各コンバー
タの出力端子に出力する。
【0013】従って、CSコンバータは、混合器側より
供給される第1の電圧信号又は第2の電圧信号を受けて
動作し、この電圧信号に対応した偏波面の信号(第1の
偏波信号又は第2の偏波信号)を所定周波数帯のCS受
信信号に周波数変換して、出力端子から端末側に出力
し、また、BSコンバータは、混合器側より供給される
電圧信号を受けて動作し、放送衛星からの送信電波を所
定周波数帯のBS信号に周波数変換して、出力端子から
端末側に出力する。
【0014】また本発明では、CSコンバータ及びBS
コンバータは、各受信信号を周波数変換するのに使用す
る局部発振周波数として、略同じ周波数を使用するよう
にされている。これは、従来のように、CSコンバータ
における周波数変換用の局部発振周波数を11.2GH
z、BSコンバータにおける周波数変換用の局部発振周
波数を10.678GHzとしていると、日本国内で打
ち上げられている通信衛星からの送信電波をCSコンバ
ータで周波数変換したCS受信信号の周波数帯と、放送
衛星からの送信電波をBSコンバータで周波数変換した
BS受信信号の周波数帯とが重なり、これら各受信信号
を1本の伝送線で伝送することができなくなってしまう
からである。つまり、本発明では、これら各コンバータ
の局部発振周波数を略同じ周波数にすることにより、各
コンバータから出力される受信信号の周波数帯をずら
し、各受信信号を混合して1本の伝送線で伝送できるよ
うにしているのである。
【0015】よって本発明によれば、CSアンテナとB
Sアンテナとを備えた衛星受信システムにおいて、各ア
ンテナのコンバータを正常動作させつつ、各コンバータ
からの受信信号を1本の伝送線を使って端末側に伝送す
ることが可能になり、各アンテナと端末装置とを接続す
る配線作業を簡単に行うことができるようになる。
【0016】ここで、請求項1記載の衛星受信システム
において、BSコンバータが、電源供給用の電圧信号と
して、第2の電圧信号を受けることにより動作するよう
構成されている場合には、CSコンバータに第1の偏波
信号を周波数変換させるために、電源装置から第2の電
圧信号よりも電圧が低い第1の電圧信号が出力される
と、BSコンバータが正常に動作しなくなってしまう。
【0017】このため、BSコンバータがこのように構
成されている場合には、請求項2に記載のように、混合
器に、出力端子に受けた電圧信号が第1の電圧信号,第
2の電圧信号のいずれであっても、この電圧信号からB
Sコンバータ駆動用の第2の電圧信号を生成して、その
生成した第2の電圧信号を、BSコンバータに接続され
た入力端子からBSコンバータの出力端子に出力させる
定電圧回路を設けるとよい。つまり、このようにすれ
ば、BSコンバータが第2の電圧信号にて動作するよう
構成されていても、BSコンバータを常に正常動作させ
ることが可能になる。
【0018】一方、請求項1に記載の衛星受信システム
において、BSコンバータが、衛星放送からの送信信号
を所定周波数帯のBS受信信号に周波数変換する周波数
変換部として、第2の電圧信号を受けて動作する周波数
変換部を備え、混合器が、出力端子に受けた電圧信号
を、CSコンバータ及びBSコンバータの出力端子に接
続される各入力端子からそのまま出力するように構成さ
れている場合には、請求項3に記載のように、BSコン
バータに、出力端子に受けた混合器からの電圧信号が第
1の電圧信号,第2の電圧信号のいずれであっても、こ
の電圧信号から周波数変換部駆動用の第2の電圧信号を
生成して、周波数変換部に供給する定電圧回路を設ける
ようにすればよい。
【0019】また次に、本発明は、CSアンテナとBS
アンテナとの2つのアンテナだけでなく、VHFアンテ
ナやUHFアンテナ等の他の受信アンテナを備えた衛星
受信システムにも適用できる。そして、このようなシス
テムでは、混合器を、請求項4に記載のように構成する
とよい。
【0020】つまり、請求項4に記載の衛星受信システ
ムにおいては、混合器が、CSアンテナ及びBSアンテ
ナの各コンバータから受信信号とは別に、他の受信アン
テナからの受信信号を入力するための1又は複数の入力
端子を備え、この入力端子に入力された他の受信アンテ
ナからの受信信号と各コンバータからの受信信号とを全
て混合して、出力端子から出力するよう構成される。こ
のため、請求項4に記載の衛星受信システムによれば、
CS受信信号及びBS受信信号だけでなく、VHFアン
テナやUHFアンテナ等の他の受信アンテナからの受信
信号をも、1本の伝送線を介して端末側に伝送でき、伝
送線の配線作業をより簡単に行うことができる。
【0021】また、請求項1〜請求項4いずれか記載の
衛星受信システムにおいて、混合器には、請求項5に記
載のように、各入力端子から入力される受信信号の少な
くとも一つを、他の受信信号と混合する前に増幅する増
幅回路を内蔵させてもよい。そして、混合器をこのよう
に構成すれば、各入力端子から入力される受信信号を単
に混合するのではなく、受信信号の一部或いは全てを増
幅することができるので、伝送線が長く、受信信号の減
衰が大きくなるシステムや、各受信信号を端末側で複数
の端末装置に分配させるようにしたシステムにおいて、
各受信信号を所定レベル以上に保持したまま端末装置に
供給することができるようになる。
【0022】尚、以上説明した請求項1〜請求項5いず
れか記載の衛星受信システムにおいては、請求項6に記
載のように、分波器に代えて、伝送線を介して伝送され
てきた受信信号を複数に分配して各受信信号復調用の端
末装置に出力する分配器を設けるようにしてもよい。
【0023】次に、請求項7〜請求項9に記載の発明
は、上述のCSアンテナ及びBSアンテナを備えた衛星
受信システムにおいて、各コンバータから出力される受
信信号を混合して端末側に出力するのに好適な受信信号
混合器に関する発明である。そして、請求項7に記載の
受信信号混合器においては、混合回路が、入力端子に入
力された各コンバータからの受信信号を混合し、その混
合した受信信号を出力端子から端末側に出力し、電圧信
号出力回路が、出力端子に端末側より伝送されてきた偏
波切換・電源供給兼用の第1の電圧信号又は第2の電圧
信号を、CSコンバータからのCS受信信号を受ける入
力端子側にそのまま出力し、定電圧回路が、出力端子に
端末側より伝送されてきた偏波切換・電源供給兼用の電
圧信号が第1の電圧信号,第2の電圧信号のいずれであ
っても、この電圧信号からBSコンバータ駆動用の第2
の電圧信号を生成して、その生成した第2の電圧信号を
BSコンバータからのBS受信信号を受ける入力端子に
出力する。
【0024】つまり、請求項7に記載の受信信号混合器
は、請求項2に記載の衛星受信システムを構築するのに
最適な混合器であり、前述したように、BSコンバータ
が第2の電圧信号にて動作するよう構成されていても、
BSコンバータを常に正常動作させつつ、CSコンバー
タ及びBSコンバータからの受信信号を1本の伝送線を
用いて端末側に伝送させることが可能になる。
【0025】次に、請求項8記載の受信信号混合器は、
上記請求項7記載の受信信号混合器に、更に、前記各コ
ンバータから出力される受信信号とは別に、他の受信ア
ンテナからの受信信号を入力するための1又は複数の入
力端子を設け、この入力端子に入力された他の受信アン
テナからの受信信号と各コンバータからの受信信号とを
全て混合して、出力端子から端末側に出力するよう構成
したものである。
【0026】つまり、この受信信号混合器は、請求項4
に記載の衛星受信システムを構築するのに最適な混合器
であり、CS受信信号及びBS受信信号だけでなく、V
HFアンテナやUHFアンテナ等の他の受信アンテナか
らの受信信号をも、1本の伝送線を介して端末側に伝送
させることが可能になる。
【0027】また次に、請求項9記載の受信信号混合器
は、請求項7又は請求項8記載の受信信号混合器に、各
入力端子から入力される受信信号の少なくとも一つを、
他の受信信号と混合する前に増幅する増幅回路を内蔵さ
せたものである。従って、この受信信号混合器は、請求
項5に記載の衛星受信システムを構築するのに最適な混
合器であり、混合器から端末までの伝送線が長く、受信
信号の減衰が大きくなるシステムや、各受信信号を端末
側で複数の端末装置に分配させるようにしたシステムに
おいて、各受信信号を所定レベル以上に保持したまま端
末装置に供給させることが可能になる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図面と共
に説明する。まず図1は本発明が適用された実施例の衛
星受信システム全体の構成を表わす概略構成図である。
【0029】図1に示す如く、本実施例の衛星受信シス
テムは、一般家庭で、屋外に設置したCSアンテナ2及
びBSアンテナ4からの各受信信号(CS受信信号,B
S受信信号)を、屋内に設置したCSチューナ14及び
BSチューナ内蔵テレビ(TV:以下、単にテレビとい
う)16まで伝送する受信システムである。
【0030】CSアンテナ2は、通信衛星(CS)から
送信された直交2偏波の送信電波を受信するオフセット
型のパラボラアンテナであり、反射鏡2aと、図示しな
い支持腕を介して反射鏡2aの焦点位置に配置されたC
Sコンバータ2bとからなる。そして、CSコンバータ
2bは、端末側より受信信号の出力端子に入力される偏
波切換・電源供給兼用の電圧信号によって動作し、反射
鏡2aにて集波されたCSからの直交2偏波の送信電波
を第1の偏波信号,第2の偏波信号として夫々受信する
と共に、出力端子に入力された電圧信号に応じて第1の
偏波信号,第2の偏波信号の内のいずれか一方を選択
し、その選択した偏波信号を、図示しない局部発振器に
て生成した周波数10.678GHzの局部発振信号L
oを用いて、所定周波数帯(具体的には1572〜20
72MHz)のCS受信信号(図に示すCS・IF)に
変換して出力する。
【0031】なお、本実施例では、CSコンバータ2b
は、第1の電圧信号として出力端子に直流11Vを受け
ると、第1の偏波信号としての垂直偏波信号を周波数変
換したCS受信信号を出力端子から出力し、第2の電圧
信号として出力端子に直流15Vを受けると、第2の偏
波信号としての水平偏波信号を周波数変換したCS受信
信号を出力端子から出力するものとする。
【0032】また、BSアンテナ4は、放送衛星(B
S)からの送信電波を受信するオフセット型のパラボラ
アンテナであり、反射鏡4aと、図示しない支持腕を介
して反射鏡4aの焦点位置に配置されたBSコンバータ
4bとからなる。そして、BSコンバータ4bは、端末
側より受信信号の出力端子に入力される電源供給用の電
圧信号(本実施例では直流15V)によって動作し、反
射鏡4aにて集波されたBSからの送信電波を受信し、
これを図示しない局部発振器(CSコンバータ2bに内
蔵されたものと同じである)にて生成した周波数10.
678GHzの局部発振信号Loを用いて、所定周波数
帯(具体的には1035〜1335MHz)のBS受信
信号(図に示すBS・IF)に変換して出力する。
【0033】次に、上記各コンバータ2b,4bの出力
端子は、夫々、同軸ケーブルを介して混合器(以下、ミ
キサという)10の入力端子TCS,TBS(図3参照)に
接続されており、各コンバータ2b,4bから出力され
るCS受信信号及びBS受信信号は、ミキサ10にて混
合され、ミキサ10の出力端子TMO(図3参照)から端
末側に出力される。尚、ミキサ10の構成については後
述する。
【0034】また、ミキサ10の出力端子TMOは、伝送
線である1本の同軸ケーブルを介して、屋内に設置され
た分波器12の入力端子に接続されている。分波器12
は、同軸ケーブルを介してミキサ10から伝送されてき
た受信信号を、CS受信信号とBS受信信号とに分波す
るためのものであり、分波後のCS受信信号を同軸ケー
ブルを介してCSチューナ14側に出力し、BS受信信
号を同軸ケーブルを介してテレビ16に出力する。
【0035】また更に、分波器12からCSチューナ1
4に至るCS受信信号の伝送経路(同軸ケーブル)上に
は、電源装置20が設けられている。この電源装置20
には、図2に示すように、CS受信信号の入力端子TIN
と出力端子Tout とが設けられており、入力端子TINに
は、同軸ケーブルを介して分波器12のCS受信信号出
力端子が接続され、出力端子TOUT には、同軸ケーブル
を介してCSチューナ14のCS受信信号入力端子に接
続されている。
【0036】尚、CSチューナ14は、使用者からの指
示に従い、CS受信信号の入力端子から、CSアンテナ
2に対する偏波切換・電源供給用の2種類の電圧信号
(垂直偏波受信時には直流11V,水平偏波受信時には
直流15Vとなる)の内の一方を選択的に出力するよう
構成された一般的なCSチューナである。
【0037】また、分波器12は、所謂電流通過型であ
り、CS受信信号出力端子に端末側より入力された電圧
信号(具体的には電源装置20が出力する直流11V又
は15Vの信号)を入力端子側(延いては、同軸ケーブ
ルを介して接続されたミキサ10側)へとバイパスさせ
る機能を有する。
【0038】次に、電源装置20の構成を詳しく説明す
る。図2に示すように、電源装置20は、ACプラグを
介して入力される商用電源からの交流電圧(例えば交流
100V)を、所定の交流電圧(例えば交流24V)に
変圧する電源トランス22と、電源トランス22による
変圧後の交流電圧を全波整流して直流電源電圧を生成す
る全波整流回路24と、全波整流回路24からの出力電
圧を受けて、所定の直流定電圧(本実施例では直流15
V)を生成する定電圧回路26と、定電圧回路26にて
生成された直流定電圧15Vを受けて、これよりも低い
直流定電圧(本実施例では直流11V)を生成する定電
圧回路28とを備える。
【0039】定電圧回路26,28は、CSアンテナ2
のCSコンバータ2bとBSアンテナ4のBSコンバー
タ4bとを同時に動作させるに充分な電力量(電流容
量;400〜500mA程度)の電圧信号(直流15V
又は直流11V)を生成するためのものであり、夫々、
15V出力,11V出力の3端子レギュレータ26a,
28aを中心に構成されている。そして、定電圧回路2
6には、3端子レギュレータ26aからの出力(直流1
5V)を安定化させるためのコンデンサC2,C3及び
チョークコイルL3が設けられ、定電圧回路28には、
3端子レギュレータ28aからの出力(直流11V)を
安定化させるためのコンデンサC4が設けられている。
【0040】また、電源装置20には、分波器12から
入力端子TINに入力されたCS受信信号を、入力端子T
IN−出力端子TOUT 間に接続された直流及び低周波信号
遮断・高周波信号通過用のコンデンサC1を介して、出
力端子TOUT から端末(つまりCSチューナ14)に出
力すると共に、定電圧回路26又は28で生成された直
流定電圧(直流11V又は直流15V)を、一端が入力
端子TINに接続された直流及び低周波信号通過・高周波
信号遮断用のチョークコイルL2を介して、入力端子T
INから分波器12側に出力し、更に、CSチューナ14
から出力され出力端子TOUT に入力された電圧信号(直
流11V又は直流15V)を、一端が出力端子TOUT に
接続された直流及び低周波信号通過・高周波信号遮断用
のチョークコイルL1を介して内部に取り込む、電源分
離回路32が備えられている。
【0041】そして、電源分離回路32のチョークコイ
ルL1を介して入力されたCSチューナ14からの電圧
信号は、偏波切換信号として電圧判定回路34に入力さ
れ、電圧判定回路34において、その偏波切換信号の電
圧レベルから、現在端末側では、垂直偏波及び水平偏波
のいずれの受信信号が必要であるのかが判断される。
【0042】即ち、電圧判定回路34は、カソードが抵
抗器R2を介してチョークコイルL1の他端に接続され
たツェナーダイオードD1と、コレクタが抵抗器R1及
びリレー30のリレーコイル30bを介してチョークコ
イルL1の他端に接続され、ベースがツェナーダイオー
ドD1のアノードに接続されると共に抵抗器R3を介し
て接地され、エミッタがそのまま接地されたNPN型の
トランジスタTR1とを備え、チョークコイルL1を介
して偏波切換信号として入力された電圧信号の電圧レベ
ルが、ツェナーダイオードD1の降伏電圧及び抵抗器R
2,R3の抵抗値で決定される判定電圧(例えば直流1
3V)以上であるとき(つまり、水平偏波の受信信号が
必要なとき)には、トランジスタTR1がオンして、リ
レーコイル30bに電流を流し、逆に、チョークコイル
L1を介して入力された電圧信号の電圧レベルが、上記
判定電圧よりも低いとき(つまり、垂直偏波の受信信号
が必要なとき)には、トランジスタTR1がオフして、
リレーコイル30bへの通電を遮断するよう動作する。
【0043】また、リレー30には、リレーコイル30
bの通電時には、電源分離回路32のチョークコイルL
2の他端を定電圧回路26の出力に接続し、リレーコイ
ル30bの非通電時には、チョークコイルL2の他端を
定電圧回路28の出力に接続する接点30aが備えられ
ている。
【0044】この結果、CSチューナ14の入力端子か
ら、垂直偏波選択用の電圧信号(直流11V)が出力さ
れているときには、電圧判定回路34内のトランジスタ
TR1がオフ状態となって、リレーコイル30bが非通
電状態となり、定電圧回路28にて生成された直流11
Vの電圧信号が、分波器12側に出力され、逆に、CS
チューナ14の入力端子から、水平偏波選択用の電圧信
号(直流15V)が出力されているときには、電圧判定
回路34内のトランジスタTR1がオン状態となって、
リレーコイル30bが通電状態となり、定電圧回路26
にて生成された直流15Vの電圧信号が、分波器12側
に出力されることになる。そして、この電圧信号は、分
波器12及び同軸ケーブルを介して、ミキサ10の出力
端子TMOに伝送される。
【0045】一方、ミキサ10は、図3に示す如く構成
されており、分波器12及び同軸ケーブルを介して電源
装置20から出力端子TMOに伝送されてきた電圧信号
(直流11V又は直流15V)を、そのまま、CS受信
信号の入力端子TCSからCSコンバータ2bへと出力す
ると共に、BS受信信号の入力端子TBSからBSコンバ
ータ4bには、電源装置20から伝送されてきた電圧信
号が直流11V,直流15Vのいずれであっても、この
電圧信号からBSコンバータ4b駆動用の直流15Vを
生成して出力する。
【0046】即ち、ミキサ10内では、CSコンバータ
2b側より入力端子TCSに入力されたCS受信信号が、
CS受信信号を通過させBS受信信号を遮断するハイパ
スフィルタ(HPF)42を介して、出力端子TMOまで
伝送され、BSコンバータ4b側より入力端子TBSに入
力されたBS受信信号が、直流及び低周波信号遮断・高
周波信号通過用のコンデンサC12、BS受信信号を通過
させCS受信信号を遮断するローパスフィルタ(LP
F)44、及び、直流及び低周波信号遮断・高周波信号
通過用のコンデンサC11を介して、出力端子TMOまで導
かれる。
【0047】この結果、入力端子TCSに入力されたCS
受信信号と、入力端子TBSに入力されたBS受信信号と
は、互いに混合されて、出力端子TMOから出力されるこ
とになる。尚、ハイパスフィルタ42、コンデンサC1
2、ローパスフィルタ44、及び、コンデンサC11は、
請求項7に記載の混合回路として機能する。
【0048】また、CS受信信号伝送用のハイパスフィ
ルタ42には、直流及び低周波信号通過・高周波信号遮
断用のチョークコイルL10が並列に接続されており、こ
のチョークコイルL10によって、電源装置20から出力
端子TMOに伝送されてきた電圧信号(直流11V又は直
流15V)が、そのまま、入力端子TCSからCSコンバ
ータ2bへと出力される。
【0049】この結果、CSコンバータ2bは、この電
圧信号に対応した偏波信号(垂直偏波信号又は水平偏波
信号)を周波数変換したCS受信信号を出力し、CSチ
ューナ14には、使用者が要求する偏波面の受信信号が
伝送されることになる。尚、チョークコイルL10は、請
求項7に記載の電圧信号出力回路として機能する。
【0050】また次に、コンデンサC11,C12とローパ
スフィルタ44とからなるBS受信信号伝送用経路に
は、直流及び低周波信号通過・高周波信号遮断用のチョ
ークコイルL11,L12を介して、DC−DCコンバータ
46が並列接続されている。このDC−DCコンバータ
46は、電源装置20から出力端子TMOに伝送されてき
た電圧信号(直流11V又は直流15V)をチョークコ
イルL11を介して取り込み、この電圧信号からBSコン
バータ4b駆動用の直流15Vを生成し、その生成した
電圧信号をチョークコイルL12を介して、入力端子TBS
に出力することにより、入力端子TBSからBSコンバー
タ4bに直流15Vの電圧信号を供給するものであり、
請求項7に記載の定電圧回路として機能する。尚、DC
−DCコンバータ46としては、直流15Vを効率よく
生成するために、例えば、所謂電力変換回路として用い
られるチョッパ回路にて構成されたものを使用するとよ
い。
【0051】この結果、BSコンバータ4bには、電源
装置20が生成した電圧信号に関わらず、常に直流15
Vが供給され、BSコンバータ4bは正常動作する。従
って、使用者は、例えば、CSチューナ14で受信・復
調したテレビ信号を図示しないビデオデッキで録画しつ
つ、テレビ16でBS放送を楽しむ、といったことがで
きる。尚、DC−DCコンバータ46が生成する電圧信
号の電力量は、BSコンバータ4bを動作させるのに必
要な電力量(電流容量:100〜200mA程度)であ
り、電源装置20からの供給電力の内の残りは、CSコ
ンバータ2bの動作に利用される。
【0052】以上説明したように、本実施例の衛星受信
システムによれば、電源装置20にて、CSコンバータ
2bにおける偏波面切換用の電圧に対応し、且つ、CS
コンバータ2b及びBSコンバータ4bを同時に動作さ
せるのに必要な電力量の電圧信号を生成し、この電圧信
号をミキサ10を介してCSコンバータ2bにそのまま
供給すると共に、BSコンバータ4bには、この電圧信
号からミキサ10内のDC−DCコンバータ46で生成
したBSコンバータ4b駆動用の電圧信号を供給するよ
うにされている。このため、CSコンバータ2b及びB
Sコンバータ4bを常時正常動作させつつ、各コンバー
タ2b,4bからの受信信号を1本の同軸ケーブルで端
末側に伝送できることになり、同軸ケーブルの配線作業
を簡単にできると共に、使い勝手のよい衛星受信システ
ムを構築できる。
【0053】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、
種々の態様を採ることができる。例えば、上記実施例で
は、電源装置20において、2つの定電圧回路28,2
6を用いて、第1の電圧信号及び第2の電圧信号として
の直流11V,直流15Vを生成するものとして説明し
たが、例えば図4に示す如く、上記2つの定電圧回路2
6,28に代えて、出力電圧を直流11Vと直流15V
とのいずれかに切り換え可能な出力可変定電圧回路29
を設け、電圧判定回路34による判定結果に応じて、こ
の定電圧回路29からの出力電圧を直接切り換えるよう
にしてもよい。
【0054】即ち、図4に示す出力可変定電圧回路29
は、基本的には、図2に示した定電圧回路26と同じ
で、3端子レギュレータ29aと、電圧安定化用コンデ
ンサC2,C3とで主要部を構成してある。図2のもの
と異なる点は、3端子レギュレータ29aの基準電位設
定用端子を、抵抗器R4を介して定電圧出力用端子に接
続すると共に、リレー30の接点30aに接続し、基準
電位設定用端子を、リレー30の接点30aにより、直
接接地するか、抵抗器R5を介して接地するかを切り換
えるようにしたことである。
【0055】そして、このように構成された出力可変定
電圧回路29では、リレー30の接点30aが3端子レ
ギュレータ29aの基準電位設定用端子を直接接地して
いるときには、出力電圧が予め設定された設定電圧とな
り、リレー30の接点30aが3端子レギュレータ29
aの基準電位設定用端子を抵抗器R5を介して接地して
いるときには、出力電圧が、設定電圧よりも抵抗器R5
の両端電圧分だけ高い電圧となる。
【0056】そこで、図4に示す出力可変定電圧回路2
9では、3端子レギュレータ29aに11V出力のもの
を用い、抵抗器R4,R5の抵抗値を、3端子レギュレ
ータ29aの出力が直流15Vであるときに、抵抗器R
5の両端電圧が4Vとなるように設定することにより、
リレー30におけるリレーコイル30bの通電・非通電
によって出力電圧を11V又は15Vに切り換えること
ができるようにされている。
【0057】従って、図2に示した電源装置20におい
て、定電圧回路26,28の代わりに図4に示す出力可
変定電圧回路29を用いるようにしても、電圧判定回路
34の動作によって、CSコンバータ2bに供給する電
圧信号を、直流11V及び直流15Vのいずれかに切り
換えることが可能になり、しかも、電源装置20の構成
をより簡単にできる。尚、このように電圧判定回路34
の動作によって出力可変定電圧回路29からの出力電圧
を切り換えることにより、CSコンバータ2bに供給す
る電圧信号を直流11V及び直流15Vのいずれかに切
り換える場合、図5に示すように、出力可変定電圧回路
29において、3端子レギュレータ29aの基準電位設
定用端子を、抵抗器R6を介して接地しておき、電圧判
定回路34側のリレーコイル30bの通電・非通電によ
りON・OFF状態が切り換えられるリレー30の接点
30aにより、抵抗器R6に対して、抵抗器R7を並列
に接続するか否かを切り換えるように構成してもよい。
【0058】つまり、リレーコイル30bの通電時に
は、接点30aがOFF状態となって、3端子レギュレ
ータ29aの基準電位設定用端子が抵抗器R6により接
地されて、3端子レギュレータ29aからの出力が15
Vとなり、リレーコイル30bの非通電時には、接点3
0aがON状態となって、3端子レギュレータ29aの
基準電位設定用端子が抵抗器R6と抵抗器R7との合成
抵抗により接地されて、3端子レギュレータ29aから
の出力が11Vとなるようにするのである。
【0059】そして、このようにすれば、接点30aの
ON・OFF状態が切り変わる際に、3端子レギュレー
タ29aの基準電位設定用端子が一時的にオープン状態
になるのを防止し、3端子レギュレータ29aから常に
11V又は15Vの電圧を出力させることができる。
【0060】また次に、上記実施例では、BSコンバー
タ4bが直流15Vで動作するものとして説明したが、
図6に示すBSコンバータ4b′のように、これを構成
する周波数変換部54が直流15Vで動作するものであ
っても、ミキサ10側から出力端子TBOに入力された電
圧信号(直流11V又は15V)を電源分離回路56に
て分離し、その分離された電圧信号(直流11V又は1
5V)から、周波数変換部54駆動用の電圧信号(直流
15V)を定電圧回路58で生成するように、BSコン
バータを構成してもよい。つまり、BSコンバータ4b
を、従来のように単に受信部52と周波数変換部54と
で構成するのではなく、その内部に、上述のDC−DC
コンバータ46と同じ機能を有する定電圧回路58を設
けることにより、BSコンバータ4b′にCSコンバー
タ2bと同じ電圧信号を入力するだけで、BSコンバー
タ4b′が動作するように構成するのである。
【0061】そして、このように構成されたBSコンバ
ータ4b′を使用すれば、CS,BSの各受信信号を混
合するミキサ10′には、図7に示すように、上記実施
例のミキサ10からチョークコイルL11,L12,及びD
C−DCコンバータ46を除去し、代わりに、出力端子
TMOから入力端子TBSへと電圧信号をバイパスさせるチ
ョークコイルL21を設けた、構成の簡単なミキサを使用
することができる。
【0062】また、上記実施例では、CSアンテナ2に
設けられるCSコンバータ2bは、1つの通信衛星から
の送信電波を受信し、その内の水平偏波又は垂直偏波の
信号のいずれかを周波数変換して、端末側に出力するも
のとして説明したが、CSアンテナ2が、2つの通信衛
星からの送信電波を受信できるように構成されている場
合には、電源装置20を図8(a)又は(b)に示す如
く構成すればよい。
【0063】つまり、CSアンテナには、2つの通信衛
星からの送信電波を各々受信するための2つの受信部を
備え、CSコンバータが、端末側から供給される偏波切
換・電源供給兼用の電圧信号に受信衛星切換用のパルス
信号(周波数;30kHz〜60kHz程度)が重畳さ
れているか否かによって、2つの受信部の一方を選択的
に動作させ、その動作している受信部からの信号の中か
ら、偏波切換・電源供給兼用の電圧信号に対応した垂直
又は水平偏波の信号を選択して周波数変換するように構
成されたものが知られている。
【0064】そして、このような2衛星受信用のCSア
ンテナを備えたシステムでは、受信衛星切り換えのため
に、CSチューナ等の端末装置から、偏波切換・電源供
給兼用の電圧信号にパルス信号を重畳した電圧信号が出
力されることになる。従って、このようなシステムで使
用する電源装置20は、上記のように生成した11V又
は15Vの電圧信号に、CSチューナ等の端末装置側よ
り入力される電圧信号に重畳されたパルス信号と同じパ
ルス信号を重畳して、CSアンテナ側に出力できるよう
に構成する必要がある。
【0065】そして、電源装置20をこのように構成す
る場合には、例えば、図8(a)に示す如く、図4に示
した電源装置20内に、出力端子TOUT 及び電源分離回
路32を介してCSチューナ14側より入力された電圧
信号の中から、この電圧信号に重畳されたパルス信号を
抽出して増幅するパルス抽出・増幅回路80を設け、こ
のパルス抽出・増幅回路80からの出力(換言すればパ
ルス信号)を、パルス重畳回路82にて、出力可変定電
圧回路29等の内部回路で生成した電圧信号(11V又
は15V)に重畳し、そのパルス信号重畳後の電圧信号
を、電源分離回路32及び入力端子TINを介して、分波
器12(延いてはミキサ10)側に出力するように構成
すればよい。
【0066】また、例えば、図8(b)に示す如く、図
4に示した電源装置20内に、出力端子TOUT 及び電源
分離回路32を介してCSチューナ14側より入力され
た電圧信号の内の高周波成分(つまりパルス信号)をバ
イパスさせるハイパスフィルタ(HPF)90を設け、
このハイパスフィルタ90を通過したパルス信号をその
まま電源分離回路32及び入力端子TINを介して、分波
器12(延いてはミキサ10)側に出力するように構成
してもよい。
【0067】尚、電源装置20を図8(b)に示す如く
構成する場合には、CSチューナ14側より入力された
電圧信号に重畳されたパルス信号が電圧判定回路34に
入力されたり、或いは、ハイパスフィルタ90を通過し
たパルス信号が出力可変定電圧回路29側に回り込むこ
とによって、分波器12側に出力されるパルス信号が減
衰することのないよう、電源分離回路32から電圧判定
回路34に至る電圧信号の経路、及び、出力可変定電圧
回路29から電源分離回路32に至る電圧信号の経路に
は、夫々、パルス信号を遮断し、電圧信号の直流成分の
みを通過させるローパスフィルタ(LPF)92,94
を設けるようにするとよい。
【0068】また次に、上記実施例では、CSアンテナ
2とBSアンテナ4との2つのアンテナを備えた衛星受
信システムについて説明したが、本発明は、VHFアン
テナやUHFアンテナ等の他の受信アンテナを備えた衛
星受信システムにも適用できるのはいうまでもない。そ
してこの場合には、ミキサ10を、これら各アンテナか
らの受信信号の全てを混合して端末側に出力するように
構成するとよい。また、ミキサ10には、入力端子を介
してアンテナ側より入力される受信信号の一部或いは全
てを増幅する増幅回路を内蔵してもよい。また、分波器
12の代わりに、単にミキサから伝送されてきた受信信
号を分配する分配器を用いるようにしてもよい。
【0069】また、電源装置は、ミキサからCSチュー
ナに至る伝送経路上に配置すればよく、分波器或いは分
波器の代わりに用いる分配器とミキサとの間の伝送線
(同軸ケーブル)上に設けてもよい。また、この分波器
や分配器は、電源装置に内蔵するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の衛星受信システムの構成を表わす構
成図である。
【図2】 実施例の電源装置の構成を表わす電気回路図
である。
【図3】 実施例のミキサの構成を表す電気回路図であ
る。
【図4】 図2に示した電源装置の変形例を表わす構成
図である。
【図5】 図4に示した電源装置におけるリレーの接点
による電圧切り換え部分の変形例を表す説明図である。
【図6】 BSコンバータの他の構成例を表すブロック
図である。
【図7】 図6に示したBSコンバータと共に使用され
るミキサの構成例を表す電気回路図である。
【図8】 CSアンテナとして2衛星受信用のCSアン
テナを備えたシステムで使用する場合の電源装置の変形
例を説明する説明図である。
【符号の説明】
2…CSアンテナ、2b…CSコンバータ、4…BSア
ンテナ、4b…BSコンバータ、10…ミキサ、12…
分波器、14…CSチューナ、16…テレビ、20…電
源装置、46…DC−DCコンバータ、58…定電圧回
路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C025 AA21 BA25 BA26 BA28 DA04 5C056 FA11 HA01 HA08 HA12 HA13 HA14 HA15 5C064 DA01 DA08 DA12

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信衛星から送信された相互に偏波面の
    異なる2種類の電波を、夫々、第1の偏波信号及び第2
    の偏波信号として受信し、端末側への受信信号の出力端
    子に偏波切換・電源供給兼用の第1の電圧信号を受ける
    と、前記第1の偏波信号を所定周波数帯のCS受信信号
    に周波数変換して前記出力端子から端末側に出力し、前
    記出力端子に前記第1の電圧信号よりも高い電圧に設定
    された偏波切換・電源供給兼用の第2の電圧信号を受け
    ると、前記第2の偏波信号を所定周波数帯のCS受信信
    号に変換して前記出力端子から端末側に出力するCSコ
    ンバータを備えたCSアンテナと、 放送衛星からの送信電波を受信し、端末側への受信信号
    の出力端子に電源供給用の電圧信号を受けると、前記受
    信した衛星放送からの送信信号を所定周波数帯のBS受
    信信号に周波数変換して前記出力端子から端末側に出力
    するBSコンバータを備えたBSアンテナと、 前記CSコンバータの出力端子及び前記BSコンバータ
    の出力端子に夫々接続される一対の入力端子を備え、該
    各入力端子に入力された前記各コンバータからの受信信
    号を混合して出力端子から出力する混合器と、 該混合器の出力端子に1本の伝送線を介して接続され、
    該伝送線を介して伝送されてきた受信信号を前記CS受
    信信号とBS受信信号とに分波して、各受信信号復調用
    の端末装置に出力する分波器と、 前記混合器からCS受信信号復調用の端末装置に至る伝
    送経路上に設けられ、該端末装置から出力された偏波切
    換信号に応じて、少なくとも前記CSコンバータ及びB
    Sコンバータを動作させるに充分な電力量の第1の電圧
    信号又は第2の電圧信号を生成して、前記混合器側に出
    力する電源装置と、 を備え、前記分波器は、前記CS受信信号復調用の端末
    装置側から受けた信号を前記混合器側に出力し、前記混
    合器は、前記出力端子に受けた電圧信号を前記各入力端
    子から前記各コンバータの出力端子に出力するよう構成
    され、しかも、前記CSコンバータ及び前記BSコンバ
    ータは、夫々、前記各受信信号の周波数変換に使用する
    局部発振周波数として、略同じ周波数を使用するよう構
    成されたことを特徴とする衛星受信システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の衛星受信システムにおい
    て、 前記BSコンバータは、前記電源供給用の電圧信号とし
    て、前記第2の電圧信号を受けることにより動作するよ
    う構成され、 前記混合器は、前記出力端子に受けた電圧信号が第1の
    電圧信号,第2の電圧信号のいずれであっても、該電圧
    信号からBSコンバータ駆動用の第2の電圧信号を生成
    して、該生成した第2の電圧信号を、前記BSコンバー
    タに接続された入力端子から前記BSコンバータの出力
    端子に出力させる定電圧回路を備えたことを特徴とする
    衛星受信システム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の衛星受信システムにおい
    て、 前記混合器は、前記出力端子に受けた電圧信号を、前記
    CSコンバータ及びBSコンバータの出力端子に接続さ
    れる各入力端子からそのまま出力するよう構成され、 前記BSコンバータは、 前記第2の電圧信号を受けることにより、前記衛星放送
    からの送信信号を所定周波数帯のBS受信信号に周波数
    変換する周波数変換部と、 前記出力端子に受けた前記混合器からの電圧信号が第1
    の電圧信号,第2の電圧信号のいずれであっても、該電
    圧信号から前記周波数変換部駆動用の第2の電圧信号を
    生成して、前記周波数変換部に供給する定電圧回路と、 を備えたことを特徴とする衛星受信システム。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3いずれか記載の衛星
    受信システムにおいて、 前記混合器は、前記各コンバータから出力される受信信
    号とは別に、他の受信アンテナからの受信信号を入力す
    るための1又は複数の入力端子を備え、該入力端子に入
    力された他の受信アンテナからの受信信号と前記各コン
    バータからの受信信号とを全て混合して、前記出力端子
    から出力するよう構成されたことを特徴とする衛星受信
    システム。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4いずれか記載の衛星
    受信システムにおいて、 前記混合器は、前記各入力端子から入力される受信信号
    の少なくとも一つを、他の受信信号と混合する前に増幅
    する増幅回路を内蔵したことを特徴とする衛星受信シス
    テム。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項5いずれか記載の衛星
    受信システムにおいて、 前記分波器に代えて、前記伝送線を介して伝送されてき
    た受信信号を複数に分配して各受信信号復調用の端末装
    置に出力する分配器を備えたことを特徴とする衛星受信
    システム。
  7. 【請求項7】 通信衛星から送信された相互に偏波面の
    異なる2種類の電波を、夫々、第1の偏波信号及び第2
    の偏波信号として受信し、端末側への受信信号の出力端
    子に偏波切換・電源供給兼用の第1の電圧信号を受ける
    と、前記第1の偏波信号を所定周波数帯のCS受信信号
    に周波数変換して前記出力端子から端末側に出力し、前
    記出力端子に前記第1の電圧信号よりも高い電圧に設定
    された偏波切換・電源供給兼用の第2の電圧信号を受け
    ると、前記第2の偏波信号を所定周波数帯のCS受信信
    号に変換して前記出力端子から端末側に出力するCSコ
    ンバータを備えたCSアンテナと、 放送衛星からの送信電波を受信し、端末側への受信信号
    の出力端子に電源供給用の電圧信号として前記第2の電
    圧信号を受けると、前記受信した衛星放送からの送信信
    号を所定周波数帯のBS受信信号に周波数変換して前記
    出力端子から端末側に出力するBSコンバータを備えた
    BSアンテナと、 を備えた衛星受信システムにおいて、前記各コンバータ
    から出力される受信信号を混合して端末側に出力するの
    に使用される受信信号混合器であって、 前記各コンバータの出力端子に接続されて前記各コンバ
    ータから出力された各受信信号を入力するための一対の
    入力端子と、 該各入力端子に入力された前記各コンバータからの受信
    信号を混合する混合回路と、 該混合回路にて混合された受信信号を端末側に出力する
    出力端子と、 該出力端子に端末側より伝送されてきた前記偏波切換・
    電源供給兼用の第1の電圧信号又は第2の電圧信号を、
    前記CSコンバータからのCS受信信号を受ける入力端
    子側にそのまま出力する電圧信号出力回路と、 前記出力端子に端末側より伝送されてきた前記偏波切換
    ・電源供給兼用の電圧信号が第1の電圧信号,第2の電
    圧信号のいずれであっても、該電圧信号から前記BSコ
    ンバータ駆動用の第2の電圧信号を生成して、該生成し
    た第2の電圧信号を、前記BSコンバータからのBS受
    信信号を受ける入力端子に出力する定電圧回路と、 を備えたことを特徴とする受信信号混合器。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の受信信号混合器におい
    て、 前記各コンバータから出力される受信信号とは別に、他
    の受信アンテナからの受信信号を入力するための1又は
    複数の入力端子を設け、 該入力端子に入力された他の受信アンテナからの受信信
    号と前記各コンバータからの受信信号とを全て混合し
    て、前記出力端子から端末側に出力するよう構成したこ
    とを特徴とする受信信号混合器。
  9. 【請求項9】 請求項7又は請求項8記載の受信信号混
    合器において、 前記各入力端子から入力される受信信号の少なくとも一
    つを、他の受信信号と混合する前に増幅する増幅回路を
    内蔵したことを特徴とする受信信号混合器。
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