JP2516534Y2 - 混合器付分配器 - Google Patents
混合器付分配器Info
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- JP2516534Y2 JP2516534Y2 JP1987146155U JP14615587U JP2516534Y2 JP 2516534 Y2 JP2516534 Y2 JP 2516534Y2 JP 1987146155 U JP1987146155 U JP 1987146155U JP 14615587 U JP14615587 U JP 14615587U JP 2516534 Y2 JP2516534 Y2 JP 2516534Y2
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- signal
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、パラボラ・アンテナで受信した衛星放送
信号をコンバータで変換して得られたBS-IF信号(1GHz
帯)と、ブースタで増幅されたFM放送信号および(また
は)VHF、UHFの各テレビジヨン放送信号(以下では通常
のテレビジヨン放送信号と称す)とを混合し、この混合
信号を2以上の出力端子に分配する混合器付分配器に関
するもので、特に上記コンバータおよびブースタに適正
に動作用電圧が供給されているか否かを表示する表示手
段を具えた混合器付分配器に関する。
信号をコンバータで変換して得られたBS-IF信号(1GHz
帯)と、ブースタで増幅されたFM放送信号および(また
は)VHF、UHFの各テレビジヨン放送信号(以下では通常
のテレビジヨン放送信号と称す)とを混合し、この混合
信号を2以上の出力端子に分配する混合器付分配器に関
するもので、特に上記コンバータおよびブースタに適正
に動作用電圧が供給されているか否かを表示する表示手
段を具えた混合器付分配器に関する。
衛星放送を受信する場合は12GHz帯の周波数の受信放
送信号を、アンテナの1次放射器に接続して設けられた
コンバータで1GHz帯のBS-IF信号に変換し、変換されたB
S-IF信号をケーブルで衛星放送受信用チューナに伝送す
る方式をとつている。この場合、上記コンバータの動作
用電源としては、ケーブルに重畳して送られる例えば15
ボルトの直流電圧を使用している。一方、FM放送信号を
含む通常のテレビジヨン放送信号を、アンテナの近くに
設けられた増幅器やブースタ(以下ではブースタと総称
する)でテレビジヨン信号を増幅してケーブルでテレビ
ジヨン受像機に伝送する場合には、上記ブースタの動作
用電源として、通常24ボルトの交流低電圧をケーブルに
重畳して送つている。
送信号を、アンテナの1次放射器に接続して設けられた
コンバータで1GHz帯のBS-IF信号に変換し、変換されたB
S-IF信号をケーブルで衛星放送受信用チューナに伝送す
る方式をとつている。この場合、上記コンバータの動作
用電源としては、ケーブルに重畳して送られる例えば15
ボルトの直流電圧を使用している。一方、FM放送信号を
含む通常のテレビジヨン放送信号を、アンテナの近くに
設けられた増幅器やブースタ(以下ではブースタと総称
する)でテレビジヨン信号を増幅してケーブルでテレビ
ジヨン受像機に伝送する場合には、上記ブースタの動作
用電源として、通常24ボルトの交流低電圧をケーブルに
重畳して送つている。
従来、上記のようなBS-IF信号と通常のテレビジヨン
放送信号とを混合すると共に、コンバータやブースタに
動作電圧を供給するために例えば第3図に示すようなシ
ステムが用いられていた。同図で、1は通常のテレビジ
ヨン放送の受信アンテナで、該受信アンテナで受信され
た信号はブースタ2で増幅され、ケーブル3で分配器4
に送られる。分配器4の一方の出力は混合器5の第1の
入力に供給される。
放送信号とを混合すると共に、コンバータやブースタに
動作電圧を供給するために例えば第3図に示すようなシ
ステムが用いられていた。同図で、1は通常のテレビジ
ヨン放送の受信アンテナで、該受信アンテナで受信され
た信号はブースタ2で増幅され、ケーブル3で分配器4
に送られる。分配器4の一方の出力は混合器5の第1の
入力に供給される。
6は衛星放送受信用のパラボラ・アンテナで、受信し
た衛星放送信号はこのパラボラアンテナの1次放射器と
共に設けられたコンバータ7でBS-IF信号に変換され、
変換されたBS-IF信号はケーブル8を経て混合器5の第
2の入力に供給される。混合器5の出力はケーブル9を
経てBSチユーナ10に供給される。混合器5の出力のうち
BS-IF信号はチユーナ10で復同調と変換がとられてテレ
ビジヨン端子11に供給され、通常のテレビジヨン放送信
号は上記BSチユーナ10の前で分波器によつて分離し、チ
ユーナ10を介してテレビジヨン端子11に供給される。BS
チユーナ10には商用交流電圧100ボルトから例えば直流1
5ボルトに変換する電源装置を内蔵しており、この直流1
5ボルトはケーブル9→混合器5→ケーブル8の直流導
電路を経て1次放射器に接続されたコンバータ7に、そ
の動作電圧として供給される。
た衛星放送信号はこのパラボラアンテナの1次放射器と
共に設けられたコンバータ7でBS-IF信号に変換され、
変換されたBS-IF信号はケーブル8を経て混合器5の第
2の入力に供給される。混合器5の出力はケーブル9を
経てBSチユーナ10に供給される。混合器5の出力のうち
BS-IF信号はチユーナ10で復同調と変換がとられてテレ
ビジヨン端子11に供給され、通常のテレビジヨン放送信
号は上記BSチユーナ10の前で分波器によつて分離し、チ
ユーナ10を介してテレビジヨン端子11に供給される。BS
チユーナ10には商用交流電圧100ボルトから例えば直流1
5ボルトに変換する電源装置を内蔵しており、この直流1
5ボルトはケーブル9→混合器5→ケーブル8の直流導
電路を経て1次放射器に接続されたコンバータ7に、そ
の動作電圧として供給される。
分配器4の他方の出力はケーブル12より例えば交流24
ボルトの電源装置13を経てテレビジヨン端子14に供給さ
れる。電源装置13は商用交流電圧100ボルトを24ボルト
の交流低電圧に変圧して、これをケーブル12→分配器4
→ケーブル3の信号路に重畳して交流導電路を経てブー
スタ2に、その動作電圧として供給される。
ボルトの電源装置13を経てテレビジヨン端子14に供給さ
れる。電源装置13は商用交流電圧100ボルトを24ボルト
の交流低電圧に変圧して、これをケーブル12→分配器4
→ケーブル3の信号路に重畳して交流導電路を経てブー
スタ2に、その動作電圧として供給される。
上記のような従来のシステムでは、テレビジヨン端子
11からは衛星放送のBS-IF信号と通常のテレビジヨン放
送信号とを選択的にとり出して受信することができる
が、電源装置13のテレビジョン端子14からはBS-IF信号
を取り出すことができない欠点があった。この欠点は、
例えばケーブル9の混合器5とは反対側の端部に分配器
を設け、この分配器によって複数のチューナに混合信号
を分配するようにすれば解消できる。しかし、混合器5
の混合出力は、それぞれ周波数の異なるBS-IF信号と通
常のテレビジョン信号とを混合したものであるので、ケ
ーブル9を伝送されている間に、BS-IF信号が受ける減
衰と、通常のテレビジョン信号が受ける減衰との量が異
なり、たとえ混合器5の出力側での両信号のレベルが揃
っていても、分配器の入力側に伝送されてきたときには
レベルが異なってしまっている。各チューナに供給され
るBS-IF信号と通常のテレビジョン放送信号とのレベル
は、いずれの放送を視聴した場合でも同じように視聴で
きるようにする観点から揃っているのが望ましい。ま
た、第3図の構成では、ブースタ4が交流電圧で動作
し、BS-IFコンバータ7が直流電圧で動作する関係上、
直流電圧と交流電圧とを同じケーブル9に重畳すること
ができないので、たとえば通常のテレビジョン放送信号
のみを受信することがなくても、電源装置13や分配器4
を設けなければならず、構成が複雑になっていた。仮
に、同じケーブル9に直流電圧と交流電圧とを重畳した
場合、混合器5を通電型にした上で、混合器5のブース
タ4側の端子に直流電圧と交流電圧との合成電圧から直
流電圧のみを取り出すフィルタを設け、さらに混合器5
のBS-IFコンバータ7側の端子に、直流電圧と交流電圧
との合成電圧から交流電圧のみを取り出すフィルタを設
けなければならず、この場合でも構成が複雑になってい
た。さらに、コンバータ2、分配器4、混合器5は、屋
外に配置され、電源装置13やBSチユーナ10は屋内に配置
され、分配器4にはケーブル12を介して電源装置13を、
混合器5にはケーブル9を介してBSチユーナ10を接続し
なければならないが、混合器5や分配器4は屋外にあ
り、直流電源装置13やBSチユーナ10は屋内にあるので、
応々にしてケーブル12、9の接続を逆にする可能性があ
り、接続を逆にしたということに即座に気がつかないと
いう欠点があつた。
11からは衛星放送のBS-IF信号と通常のテレビジヨン放
送信号とを選択的にとり出して受信することができる
が、電源装置13のテレビジョン端子14からはBS-IF信号
を取り出すことができない欠点があった。この欠点は、
例えばケーブル9の混合器5とは反対側の端部に分配器
を設け、この分配器によって複数のチューナに混合信号
を分配するようにすれば解消できる。しかし、混合器5
の混合出力は、それぞれ周波数の異なるBS-IF信号と通
常のテレビジョン信号とを混合したものであるので、ケ
ーブル9を伝送されている間に、BS-IF信号が受ける減
衰と、通常のテレビジョン信号が受ける減衰との量が異
なり、たとえ混合器5の出力側での両信号のレベルが揃
っていても、分配器の入力側に伝送されてきたときには
レベルが異なってしまっている。各チューナに供給され
るBS-IF信号と通常のテレビジョン放送信号とのレベル
は、いずれの放送を視聴した場合でも同じように視聴で
きるようにする観点から揃っているのが望ましい。ま
た、第3図の構成では、ブースタ4が交流電圧で動作
し、BS-IFコンバータ7が直流電圧で動作する関係上、
直流電圧と交流電圧とを同じケーブル9に重畳すること
ができないので、たとえば通常のテレビジョン放送信号
のみを受信することがなくても、電源装置13や分配器4
を設けなければならず、構成が複雑になっていた。仮
に、同じケーブル9に直流電圧と交流電圧とを重畳した
場合、混合器5を通電型にした上で、混合器5のブース
タ4側の端子に直流電圧と交流電圧との合成電圧から直
流電圧のみを取り出すフィルタを設け、さらに混合器5
のBS-IFコンバータ7側の端子に、直流電圧と交流電圧
との合成電圧から交流電圧のみを取り出すフィルタを設
けなければならず、この場合でも構成が複雑になってい
た。さらに、コンバータ2、分配器4、混合器5は、屋
外に配置され、電源装置13やBSチユーナ10は屋内に配置
され、分配器4にはケーブル12を介して電源装置13を、
混合器5にはケーブル9を介してBSチユーナ10を接続し
なければならないが、混合器5や分配器4は屋外にあ
り、直流電源装置13やBSチユーナ10は屋内にあるので、
応々にしてケーブル12、9の接続を逆にする可能性があ
り、接続を逆にしたということに即座に気がつかないと
いう欠点があつた。
この考案による混合器付分配器は、衛星放送のBS-IF
信号が供給される第1の入力端子と、FM放送信号および
通常のテレビジヨン放送信号が供給される第2の入力端
子と、各々テレビジヨン受像機が接続される複数の出力
端子と、上記第1の入力端子に供給されるBS-IF信号と
第2の入力端子に供給される通常のテレビジヨン放送信
号とを混合して混合信号を生成するミキサと、該ミキサ
に接近して配置されると共に該ミキサに直結されており
上記ミキサから供給される上記混合信号を上記各出力端
子に分配する分配器と、上記複数の出力端子のうちの1
つと上記第1の入力端子との間に接続されていて、該第
1の入力端子に接続されるBS-IFコンバータの動作用直
流電圧を供給する直流導電路と、上記複数の出力端子の
うちの他の1つと上記第2の入力端子との間に接続され
ていて、該第2の入力端子に接続されるブースタの動作
用交流低電圧を供給する交流導電路と、該交流導電路中
に接続されていて、上記第1の入力端子に動作用直流電
圧が供給され、上記第2の入力端子に動作用交流低電圧
が供給されたときに発光する極性で接続された発光素子
と整流用ダイオードとの直列回路からなる表示手段と
を、1つの筐体内に設けたものである。
信号が供給される第1の入力端子と、FM放送信号および
通常のテレビジヨン放送信号が供給される第2の入力端
子と、各々テレビジヨン受像機が接続される複数の出力
端子と、上記第1の入力端子に供給されるBS-IF信号と
第2の入力端子に供給される通常のテレビジヨン放送信
号とを混合して混合信号を生成するミキサと、該ミキサ
に接近して配置されると共に該ミキサに直結されており
上記ミキサから供給される上記混合信号を上記各出力端
子に分配する分配器と、上記複数の出力端子のうちの1
つと上記第1の入力端子との間に接続されていて、該第
1の入力端子に接続されるBS-IFコンバータの動作用直
流電圧を供給する直流導電路と、上記複数の出力端子の
うちの他の1つと上記第2の入力端子との間に接続され
ていて、該第2の入力端子に接続されるブースタの動作
用交流低電圧を供給する交流導電路と、該交流導電路中
に接続されていて、上記第1の入力端子に動作用直流電
圧が供給され、上記第2の入力端子に動作用交流低電圧
が供給されたときに発光する極性で接続された発光素子
と整流用ダイオードとの直列回路からなる表示手段と
を、1つの筐体内に設けたものである。
上記のような構造の混合器付分配器において、出力端
子の1つから第1の入力端子にコンバータの動作用直流
電圧を供給し、出力端子の他の1つから第2の入力端子
にブースタの動作用交流低電圧を供給することにより衛
星放送受信用のコンバータおよび通常のテレビジヨン放
送受信用のブースタは共に動作し、各出力端子に衛星放
送のBS-IF信号と通常のテレビジヨン放送信号の混合さ
れたものが供給される。しかも、混合器と分配器とが接
近して配置されると共に、直結されているので、各出力
端子のBS-IF信号と通常のテレビジョン信号とは、殆ど
減衰を受けることなく、分配器に供給される。従って、
両信号のレベルは揃っている。この場合、第1の入力端
子に動作用直流電圧が供給され、第2の入力端子に動作
用交流低電圧が供給されると、交流の一方の半サイクル
で表示手段の発光素子が発光して、コンバータおよびブ
ースタにそれぞれ適正な動作電圧が供給されていること
が確認できる。もし、誤つて第1の入力端子に交流低電
圧が供給され、第2の入力端子に動作用直流電圧が供給
されると、直流はダイオードによつて阻止され、発光素
子は発光しない。この場合は、各出力端子に接続される
動作用電源装置を入れ換える。
子の1つから第1の入力端子にコンバータの動作用直流
電圧を供給し、出力端子の他の1つから第2の入力端子
にブースタの動作用交流低電圧を供給することにより衛
星放送受信用のコンバータおよび通常のテレビジヨン放
送受信用のブースタは共に動作し、各出力端子に衛星放
送のBS-IF信号と通常のテレビジヨン放送信号の混合さ
れたものが供給される。しかも、混合器と分配器とが接
近して配置されると共に、直結されているので、各出力
端子のBS-IF信号と通常のテレビジョン信号とは、殆ど
減衰を受けることなく、分配器に供給される。従って、
両信号のレベルは揃っている。この場合、第1の入力端
子に動作用直流電圧が供給され、第2の入力端子に動作
用交流低電圧が供給されると、交流の一方の半サイクル
で表示手段の発光素子が発光して、コンバータおよびブ
ースタにそれぞれ適正な動作電圧が供給されていること
が確認できる。もし、誤つて第1の入力端子に交流低電
圧が供給され、第2の入力端子に動作用直流電圧が供給
されると、直流はダイオードによつて阻止され、発光素
子は発光しない。この場合は、各出力端子に接続される
動作用電源装置を入れ換える。
第1図において、20はBS-IF信号が供給される第1の
出力端子、21は通常のテレビジヨン放送信号が供給され
る第2の入力端子、22は混合器、23は分配器、24は第1
の出力端子、25は第2の出力端子である。第1の入力端
子20はコンデンサC1、C2、C3、およびインダクタL1
よりなるBS-IF信号を通すハイパスフイルタを介して分
配器23を構成する分配変成器26の入力27に結合されてい
る。第2の入力端子21はコンデンサC4、C5、C6、お
よびインダクタL2、L3、L4、L5よりなる通常のテレ
ビジヨン放送信号を通すローパスフイルタを介して分配
変成器26の上記入力27に直接に結合されている。なお、
C7はブースタの動作用交流電流の阻止コンデンサであ
る。分配変成器26の第1の出力28は直流阻止コンデンサ
C8を経て第1の出力端子24に結合され、分配変成器26
の第2の出力29は直流および動作用交流電圧阻止コンデ
ンサC9を経て第2の出力端子25に結合されている。第
1の出力端子24に供給される動作用直流電圧は、コンデ
ンサC10とインダクタL6、L7からなる高周波阻止直流
導電路を経て第1の入力端子20に送られる。また、第2
の出力端子25に供給される動作用交流低電圧は、コンデ
ンサC11とインダクタL8、L9からなる高周波阻止交流
導電路を経て第2の入力端子21に送られる。インダクタ
L8とL9との接続点34とアースとの間には発光ダイオー
ド35と整流用ダイオード36と保護抵抗37との直列回路か
らなる表示手段が接続されている。以上述べた混合器付
分配器は、4個の端子を持つ1個の小形電子機器筐体に
収容されている。1つの電子機器筐体内に、この混合器
付き分配器が収容されているので、混合器22と分配器23
とは非常に接近して配置されている。
出力端子、21は通常のテレビジヨン放送信号が供給され
る第2の入力端子、22は混合器、23は分配器、24は第1
の出力端子、25は第2の出力端子である。第1の入力端
子20はコンデンサC1、C2、C3、およびインダクタL1
よりなるBS-IF信号を通すハイパスフイルタを介して分
配器23を構成する分配変成器26の入力27に結合されてい
る。第2の入力端子21はコンデンサC4、C5、C6、お
よびインダクタL2、L3、L4、L5よりなる通常のテレ
ビジヨン放送信号を通すローパスフイルタを介して分配
変成器26の上記入力27に直接に結合されている。なお、
C7はブースタの動作用交流電流の阻止コンデンサであ
る。分配変成器26の第1の出力28は直流阻止コンデンサ
C8を経て第1の出力端子24に結合され、分配変成器26
の第2の出力29は直流および動作用交流電圧阻止コンデ
ンサC9を経て第2の出力端子25に結合されている。第
1の出力端子24に供給される動作用直流電圧は、コンデ
ンサC10とインダクタL6、L7からなる高周波阻止直流
導電路を経て第1の入力端子20に送られる。また、第2
の出力端子25に供給される動作用交流低電圧は、コンデ
ンサC11とインダクタL8、L9からなる高周波阻止交流
導電路を経て第2の入力端子21に送られる。インダクタ
L8とL9との接続点34とアースとの間には発光ダイオー
ド35と整流用ダイオード36と保護抵抗37との直列回路か
らなる表示手段が接続されている。以上述べた混合器付
分配器は、4個の端子を持つ1個の小形電子機器筐体に
収容されている。1つの電子機器筐体内に、この混合器
付き分配器が収容されているので、混合器22と分配器23
とは非常に接近して配置されている。
第2図は第1図に示すこの発明による混合器付分配器
を使用した受信システムの一例を示す概略図で、第1図
の混合器付分配器39の第1の入力端子20はケーブル8を
経て衛星放送受信用のパラボラアンテナ6のコンバータ
7に接続され、第2の入力端子21はケーブル3を経てブ
ースタ2に接続されている。混合器付分配器39の第1の
出力端子24には、例えば15ボルトのコンバータの動作用
直流電圧を生成する直流電源装置を内蔵したBSチユーナ
10が分岐端子と入力端子間が通電用の分岐器32aを介し
て接続されており、このBSチユーナ10にはテレビジヨン
受像機30が接続されている。混合器付分配器39の第2の
出力端子25には例えば24ボルトのブースタの動作用交流
低電圧を生成する電源装置13が分岐端子と入力端子間が
通電用の分岐器33aを介して接続されており、この電源
装置13には他のテレビジヨン受像機31が接続されてい
る。32b、33b…は他のテレビジヨン受像機との接続用の
分岐器である。
を使用した受信システムの一例を示す概略図で、第1図
の混合器付分配器39の第1の入力端子20はケーブル8を
経て衛星放送受信用のパラボラアンテナ6のコンバータ
7に接続され、第2の入力端子21はケーブル3を経てブ
ースタ2に接続されている。混合器付分配器39の第1の
出力端子24には、例えば15ボルトのコンバータの動作用
直流電圧を生成する直流電源装置を内蔵したBSチユーナ
10が分岐端子と入力端子間が通電用の分岐器32aを介し
て接続されており、このBSチユーナ10にはテレビジヨン
受像機30が接続されている。混合器付分配器39の第2の
出力端子25には例えば24ボルトのブースタの動作用交流
低電圧を生成する電源装置13が分岐端子と入力端子間が
通電用の分岐器33aを介して接続されており、この電源
装置13には他のテレビジヨン受像機31が接続されてい
る。32b、33b…は他のテレビジヨン受像機との接続用の
分岐器である。
第2のシステムで、電源プラグ34、35を100ボルトの
商用電圧コンセントに差込むと、ブースタ2には、電源
装置13よりケーブル12a→分岐器33a→ケーブル12b→混
合器付分配器39のL8、L9→ケーブル3よりなる導電路
を経て24ボルトの動作用交流電圧が供給され、アンテナ
1で受信したテレビジヨン信号が増幅する。またコンバ
ータ7には、BSチユーナ10よりケーブル9a→分岐器32a
→ケーブル9b→混合器付分配器39のL6、L7→ケーブル
8よりなる導電路を経て動作用直流電圧が供給され、衛
星放送信号を12GHz帯から1GHz帯に変換する。従つて、
混合器付分配器39の各出力端子24、25、32、33…にはBS
-IF信号と通常のテレビジヨン放送信号、つまりFM放送
信号およびVHF、UHFのテレビジヨン放送信号が分配さ
れ、チユーニング操作により任意の放送信号を受信する
ことができる。
商用電圧コンセントに差込むと、ブースタ2には、電源
装置13よりケーブル12a→分岐器33a→ケーブル12b→混
合器付分配器39のL8、L9→ケーブル3よりなる導電路
を経て24ボルトの動作用交流電圧が供給され、アンテナ
1で受信したテレビジヨン信号が増幅する。またコンバ
ータ7には、BSチユーナ10よりケーブル9a→分岐器32a
→ケーブル9b→混合器付分配器39のL6、L7→ケーブル
8よりなる導電路を経て動作用直流電圧が供給され、衛
星放送信号を12GHz帯から1GHz帯に変換する。従つて、
混合器付分配器39の各出力端子24、25、32、33…にはBS
-IF信号と通常のテレビジヨン放送信号、つまりFM放送
信号およびVHF、UHFのテレビジヨン放送信号が分配さ
れ、チユーニング操作により任意の放送信号を受信する
ことができる。
ここで、出力端子25にブースタの動作用交流低電圧を
生成する電源装置13が接続され、出力端子24にコンバー
タの動作用直流電源装置を含むBSチユーナ10が接続され
ているときは、交流の負の半サイクルで発光ダイオード
35が発光して、接続が正しいことを知ることができる。
ところが、上記電源装置13とBSチユーナ10の接続が逆で
あると、ダイオード36はオフ状態で、発光ダイオード35
は発光せず、電源装置13とBSチユーナ10の接続が誤りで
あることを知ることができる。この場合は、電源装置13
とBSチユーナ10とを繋ぎかえる。
生成する電源装置13が接続され、出力端子24にコンバー
タの動作用直流電源装置を含むBSチユーナ10が接続され
ているときは、交流の負の半サイクルで発光ダイオード
35が発光して、接続が正しいことを知ることができる。
ところが、上記電源装置13とBSチユーナ10の接続が逆で
あると、ダイオード36はオフ状態で、発光ダイオード35
は発光せず、電源装置13とBSチユーナ10の接続が誤りで
あることを知ることができる。この場合は、電源装置13
とBSチユーナ10とを繋ぎかえる。
この考案によれば、1つの出力端子から第1の入力端
子に直流電圧用の導電路を形成し、他の出力端子から第
2の入力端子に交流電圧用導電路を形成しているので、
直流、交流と異なる型の電圧によって動作するBS-IFコ
ンバータ及び通常のテレビジョン放送受信用のブースタ
それぞれに互いに干渉することなく、動作電圧を供給す
ることができ、そのための構成も、直流電圧用導電路
と、交流電圧用導電路とを設けるだけでよく、コンバー
タやブースタへの動作電圧供給用のコードを別途に敷設
するような作動は不要であり、構成が簡単である。ま
た、混合器と分配器とが、1つの筐体内に配置されてい
るので、両者の距離は非常に短く、その上に両者が直結
されているので、両信号は殆ど減衰を受けることがな
く、いずれの出力端子でも、衛星放送と、通常のテレビ
ジョン放送信号とのレベルが揃っており、両者を同じ状
態で視聴することができる。しかも、発光素子とダイオ
ードとの直列回路からなる表示手段を設けているので、
衛生放送受信用コンバータに直流電圧が、通常のテレビ
ジョン放送信号用のブースタに交流電圧が、それぞれ適
正に供給されているか否かを発光素子の点灯の有無によ
って容易に確認することができる。さらに、この混合器
付き分配器では、1つの筐体内にまとめて収容されてい
るので、アンテナポールへの取付も容易である。
子に直流電圧用の導電路を形成し、他の出力端子から第
2の入力端子に交流電圧用導電路を形成しているので、
直流、交流と異なる型の電圧によって動作するBS-IFコ
ンバータ及び通常のテレビジョン放送受信用のブースタ
それぞれに互いに干渉することなく、動作電圧を供給す
ることができ、そのための構成も、直流電圧用導電路
と、交流電圧用導電路とを設けるだけでよく、コンバー
タやブースタへの動作電圧供給用のコードを別途に敷設
するような作動は不要であり、構成が簡単である。ま
た、混合器と分配器とが、1つの筐体内に配置されてい
るので、両者の距離は非常に短く、その上に両者が直結
されているので、両信号は殆ど減衰を受けることがな
く、いずれの出力端子でも、衛星放送と、通常のテレビ
ジョン放送信号とのレベルが揃っており、両者を同じ状
態で視聴することができる。しかも、発光素子とダイオ
ードとの直列回路からなる表示手段を設けているので、
衛生放送受信用コンバータに直流電圧が、通常のテレビ
ジョン放送信号用のブースタに交流電圧が、それぞれ適
正に供給されているか否かを発光素子の点灯の有無によ
って容易に確認することができる。さらに、この混合器
付き分配器では、1つの筐体内にまとめて収容されてい
るので、アンテナポールへの取付も容易である。
第1図はこの考案による混合器付分配器の一実施例の概
略回路図、第2図はこの考案による混合器付分配器を使
用した受信システムの一例を示す概略図、第3図は従来
の受信システムの一例を示す概略図である。 20……第1の入力端子、21……第2の入力端子、22……
混合器、23……分配器、24……第1の出力端子、25……
第2の出力端子、27……分配器の入力端子、L6、L7、
L10……動作用直流導電路、L8、L9、C11……動作用
交流導電路。
略回路図、第2図はこの考案による混合器付分配器を使
用した受信システムの一例を示す概略図、第3図は従来
の受信システムの一例を示す概略図である。 20……第1の入力端子、21……第2の入力端子、22……
混合器、23……分配器、24……第1の出力端子、25……
第2の出力端子、27……分配器の入力端子、L6、L7、
L10……動作用直流導電路、L8、L9、C11……動作用
交流導電路。
Claims (1)
- 【請求項1】BS-IFコンバータから衛星放送のBS-IF信号
が供給される第1の入力端子と、ブースタから通常のテ
レビジョン放送信号が供給される第2の入力端子と、複
数の出力端子と、上記第1の入力端子のBS-IF信号と第
2の入力端子の通常のテレビジョン放送信号とを混合し
て混合信号を生成するミキサと、該ミキサに接近して配
置されると共に該ミキサに直結されており上記ミキサか
ら供給される上記混合信号を上記各出力端子に分配する
分配器と、上記各出力端子のうちの1つと上記第1の入
力端子との間に接続されていて上記コンバータの動作用
直流電圧を第1の入力端子に供給する第1の導電路と、
上記各出力端子のうちの他の1つと上記第2の入力端子
との間に接続されていて上記ブースタの動作用交流電圧
を第2の入力端子に供給する第2の導電路と、第1の入
力端子に上記動作用直流電圧が供給され第2の入力端子
に上記動作用交流電圧が供給されたときに発光する極性
で第2の導電路中に接続された発光素子と整流用ダイオ
ードとの直列回路からなる表示手段とを、1つの筐体内
に設けてなる混合器付分配器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987146155U JP2516534Y2 (ja) | 1987-09-24 | 1987-09-24 | 混合器付分配器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987146155U JP2516534Y2 (ja) | 1987-09-24 | 1987-09-24 | 混合器付分配器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6451383U JPS6451383U (ja) | 1989-03-30 |
JP2516534Y2 true JP2516534Y2 (ja) | 1996-11-06 |
Family
ID=31415380
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987146155U Expired - Lifetime JP2516534Y2 (ja) | 1987-09-24 | 1987-09-24 | 混合器付分配器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2516534Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5066515U (ja) * | 1973-10-19 | 1975-06-14 | ||
JPS60165832A (ja) * | 1984-02-08 | 1985-08-29 | Maspro Denkoh Corp | 共同受信システムにおける加入者装置 |
JPS61385U (ja) * | 1984-06-05 | 1986-01-06 | ホーチキ株式会社 | 衛星放送受信装置 |
-
1987
- 1987-09-24 JP JP1987146155U patent/JP2516534Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6451383U (ja) | 1989-03-30 |
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