JP3268469B2 - 衛星放送受信施設 - Google Patents

衛星放送受信施設

Info

Publication number
JP3268469B2
JP3268469B2 JP29082092A JP29082092A JP3268469B2 JP 3268469 B2 JP3268469 B2 JP 3268469B2 JP 29082092 A JP29082092 A JP 29082092A JP 29082092 A JP29082092 A JP 29082092A JP 3268469 B2 JP3268469 B2 JP 3268469B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
transmission line
address
circuit
antennas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP29082092A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06120852A (ja
Inventor
信敬 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maspro Denkoh Corp
Original Assignee
Maspro Denkoh Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Maspro Denkoh Corp filed Critical Maspro Denkoh Corp
Priority to JP29082092A priority Critical patent/JP3268469B2/ja
Publication of JPH06120852A publication Critical patent/JPH06120852A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3268469B2 publication Critical patent/JP3268469B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Radio Relay Systems (AREA)
  • Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数の通信衛星等(例え
ばJCSATやスーパーバード等の通信衛星或いは放送
衛星)からの電波を屋外に設置されたアンテナで受信
し、それら複数の受信信号の内から一つのみを選択して
それを1本の伝送線で屋内へ引き込み受信する為の装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の通信衛星からの電波を夫々アンテ
ナで受信し、得た多数の受信信号を混合器により混合し
て1本の伝送線によって屋内へ引き込むようにしてある
受信施設がある。この場合、各アンテナからの受信信号
の周波数帯域(伝送周波数帯)が、通常用いられる衛星
第1中間周波数の1.3 〜1.5GHz帯であると混信を起こし
てしまう為、各アンテナのコンバータにおいて各々から
出力される受信信号の伝送周波数帯を相互にずらしてい
る。例えば一つの受信信号に対して他の受信信号の周波
数帯域を高い方へずらしている。このような施設では複
数の衛星からの電波の受信の選択を屋内での操作により
行うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし1本の伝送線で
それら周波数帯域をずらした全ての受信信号を屋内へ引
き込むと、伝送線には極めて広い周波数帯域に渡る信号
が通ることとなる。この為、伝送線としては広帯域用の
高価な伝送線が必要となる問題点や、伝送線の周波数特
性によって高い周波数の受信信号ほど大きく減衰されて
屋内へ届く為、各受信信号の信号レベルを受信機入力に
おいて略均一にするための等化器が必要になる問題点
や、上記伝送線に増幅器や混合器等の他の機器を介設す
る場合には広帯域用の高価なものが必要となる問題点が
あった。
【0004】本願発明は上記従来技術の問題点(技術的
課題)を解決する為になされたもので、複数の衛星から
の電波の受信の選択を屋内での操作により行うことがで
き、しかもそのようなものであっても、電波を受信して
得た受信信号を同じ周波数帯域で1本の伝送線に通すこ
とができ、更にアンテナの増設が容易に行えるようにし
た衛星放送受信施設を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願発明における衛星放
送受信施設は、夫々異なる通信衛星等からの電波を受信
して相互に周波数帯域が重なる受信信号を出力するよう
にしてある受信要素を備えている複数のアンテナと、上
記各アンテナにおける受信要素からの受信信号を引込む
為の1本の伝送線とを備える衛星放送受信施設におい
て、上記各アンテナにおける受信要素にあっては、一次
放射器からの電波を受信するプローブと、そのプローブ
からの受信信号を増幅する為の前段増幅回路と、前段増
幅回路からの受信信号の周波数を変換して次段の混合器
に接続する為の出力端子に向けて出力するようにした周
波数変換回路とを順に接続された状態で備えさせてあ
り、さらに上記各アンテナにおける受信要素には、上記
伝送線を通して与えられるアドレス信号が自身に設定さ
れているアドレス信号の場合に対応信号を出力するアド
レス判別手段と、該アドレス判別手段からの対応信号の
出力信号があった場合には、上記前段増幅回路及び周波
数変換回路とに向けての直流電源を通過させ、該アドレ
ス判別手段からの対応信号の出力信号がない場合には、
上記直流電源を遮断するようにしてある電源スイッチと
を備えさせ、さらに、上記各アンテナにおける受信要素
の出力端子は夫々混合器に接続し、その混合器を経由し
て1本の伝送線を通して屋内の受信機に向けて上記受信
信号を選択的に送出出来るようにしてあり、一方、上記
伝送線における屋内側には、上記伝送線にアドレス信号
を送出する為の信号送出手段を接続したものである。
【0006】
【作用】種々の通信衛星等からの電波は夫々個別のアン
テナで受信される。屋内のアドレス信号送出手段からア
ドレス信号が伝送線に送出される。上記アンテナの内そ
のアドレスに当該するアンテナのみが受信信号を伝送線
に送出する。その受信信号は伝送線を経て受信機に与え
られる。
【0007】
【実施例】以下本願の実施例を示す図面について説明す
る。衛星信号の受信施設を示す図1において、符号1a〜
21は屋外に設置される部材を示すもので、1a,1bはCS
アンテナで、反射鏡2と、反射鏡2で反射された電波を
受信して受信信号を出力する受信要素3(例えばコンバ
ータ付き一次放射器)から成っている。上記通信衛星と
してはJCSATやスーパーバードがある。各アンテナ
1a,1bの受信要素3から得られる受信信号は衛星第1中
間周波信号であって、各々の周波数帯域は重なっている
(1300MHz〜1550MHz程度)。1cは増設予
定のCSアンテナである。4はBSアンテナで、反射鏡
5と、受信要素6(例えばコンバータ付き一次放射器)
からなる。受信要素6から得られる受信信号の周波数は
例えば1030MHz〜1330MHz程度で、上記受
信要素3からの受信信号の周波数帯域と一部が重なって
いる。尚9はVHFのテレビアンテナ、10はUHFのテ
レビアンテナを夫々示す。次に11は混合器、12a〜12c
はその入力端子、13は出力端子を夫々示す。17は受信信
号を屋外から屋内に引き込む為の伝送線で、例えば同軸
ケーブルが用いられる。18は伝送線17に介設した混合増
幅器で、VHF及びUHF用の入力端には伝送線20, 21
を介してVHF及びUHFのアンテナ9,10が接続して
ある。
【0008】次に符号25,29〜32は屋内に設置される部
材を示す。25は切替操作器で、26は入力端、27は出力
端、28は電源入力端である。29は受信機を示し、例えば
衛星チューナー30及びそれに接続したテレビ受像機31で
構成される。32は電源供給装置である。
【0009】次に受信要素3を詳細に示す図2(A)に
ついて説明する。84は一次放射器の円形導波管で、85は
電波受入用の開口部である。86は垂直偏波受信部、87は
水平偏波受信部で、夫々導波管84に付設したプローブ8
8, 90と各々に接続した前段増幅回路89, 91によって構
成してある。92は合成器である。93は周知の周波数変換
部で、高周波増幅回路94、ミキサ95、局部発振回路96、
中間周波増幅回路97で構成してある。尚98は周知の電源
分離フィルタ、99は出力端子である。次に100は信号抽
出部で、アドレス信号と偏波指定信号とを抽出する為の
ものである。101はアドレス判別手段で、アドレス信号
が自身のアンテナに設定されたものであるか否かを判別
する為のものであり、信号分離回路102とアドレス設定
スイッチ103とで構成してある。信号分離回路102は入力
端102aに入力する種々のパルス列(後述のエンコーダか
ら出力されるパルス列a〜パルス列g)に応じて出力端
102b〜102fが次の表1に示される状態となるデコーダが
用いてある。このようなデコーダとしてはリモコン用I
C例えば三菱電気製のM50117XPがある。他の相
当品でも良い。設定スイッチ103は、アンテナ1aでは出
力端102bに、アンテナ1bでは出力端102cに、アンテナ1c
では出力端102dに、アンテナ4では出力端102eに夫々予
め切り替えてある。104は受信信号送出抑止手段として
例示する電源スイッチで、アドレス判別手段からの信号
がHレベルのとき受信部86,87、周波数変換部93の電源
をオンとし、Lレベルのときはオフとするようにしてあ
る。該手段は周波数変換部93と電源分離フィルタ98間に
介設したスイッチであってもよい。105は偏波選択部
で、偏波指定信号に対応して上記垂直偏波受信部86と水
平偏波受信部87とを交換的に作動させる為のものであ
り、上記信号分離回路102の一部と切替回路106とで構成
してある。切替回路106は分離回路102の制御端106aがL
レベルのとき接点が106Vの側に、Hレベルのとき106Hの
側に夫々切り替わるようになっている。107は定電圧電
源回路で、上記の各回路要素に動作用の電力を供給する
為のものである。
【0010】
【表1】
【0011】次に上記信号抽出部100の回路の一例を示
す図2(B)について説明する。202,203は干渉防止用
のダイオード、204,205は平滑用コンデンサ、206,206',
207は抵抗、208はコンパレータである。該信号抽出部10
0はこのような回路構成によって、入力端201に動作用電
力に重畳した状態で入来する上記アドレス信号及び偏波
指定信号を抽出して出力端209に出力する。
【0012】次に混合器11の回路の一例を示す図3
(A)について説明する。該混合器は分配回路を入出力
逆接続した構成であり、且つ電源電流通過形のものが用
いてある。211〜213は分配トランス、214,215は整合ト
ランス、216〜219は電源分離フィルタ、220は電源電流
及びアドレス信号、偏波指定信号を通過させるための電
流通過回路である。
【0013】次に切替操作器25及び電源供給装置32を詳
細に示す図4について説明する。先ず電源供給装置32は
周知の回路構成のもので、61は電源プラグ、62はトラン
ス、63は整流回路で、例えばブリッジ全波整流回路が用
いてある。64は平滑用のコンデンサである。
【0014】次に切替操作器25について説明する。66は
入力端26と出力端27との間を接続する受信信号伝送回
路、67は周知の電源分離フィルタである。次に70はアド
レス信号と偏波指定信号とを入力端26に向けて送出する
ようにした信号送出手段で、信号発生部71とそれにより
発生された信号を電源用電力に重畳する為の重畳部72と
から構成してある。信号発生部71は、パルス列発生回路
73と、その入力端74a〜74dと電圧出力端76との間に接
続したアドレス指定スイッチ78及び入力端75V,75Hと
電圧出力端76との間に接続した偏波指定スイッチ79とか
ら構成してある。パルス列発生回路73は、次の表2に示
されるように、上記スイッチ78,79の状態によって出力
端77から相互に異なるパルス列a〜パルス列gが出力さ
れるエンコーダを用いて構成してある。このようなエン
コーダとしてはリモコン用IC例えば三菱電気製のM5
0115XPがある。他の相当品でも良い。
【0015】
【表2】
【0016】上記パルス列a〜パルス列gは夫々次の表
3に示される6個のパルスの繰り返しである。尚1個目
〜4個目まではアドレス信号であり、5個目と6個目は
偏波指定信号である。
【0017】
【表3】
【0018】次に重畳部72は夫々シンボルで示されるト
ランジスタや抵抗等を図示の如く結線して、信号発生部
71からの信号(前記パルス列a〜パルス列g)を、電源
入力端28から入力端26に送られる電源用電力に図の如く
重畳するようにしてある。これらの内、INVはノット
回路、Q1はスイッチング用のトランジスタ、Q2は同
じくスイッチング用のトランジスタで、高電圧値(図5
のVHで、入力電圧より例えば0.2V低下する)設定
用である。R1,R2は分圧用抵抗、D1,D2は低電
圧値(図5のVLで、入力電圧より約1.5V低下させ
る)設定用のダイオード、D3は避雷器である。80は選
択信号発生部71に動作用の電力を供給する定電圧回路で
ある。信号発生部71から重畳部72に与えられるパルスと
上記トランジスタ及びダイオードD1,D2との関係は
表4の通りである。
【0019】
【表4】
【0020】次にアドレス及び偏波指定信号が重畳した
電源用電力の電圧波形を示す図5において、符号81はデ
ータ送り開始を示すパルス、82はデータ即ち一つのパル
ス列を夫々示す。上記パルス及びパルス列は次々と繰り
返される。繰り返し周波数は例えば20〜30KHzで
ある。
【0021】次に上記構成の受信施設の動作を説明す
る。図1において、種々の通信衛星からアンテナ1a,1b
に向けて到来する電波は夫々反射鏡2で反射され、受信
要素3に至る。放送衛星からアンテナ4に向けて到来す
る電波は反射鏡5で反射され、受信要素6に至る。又、
VHF或いはUHFのテレビ電波は夫々アンテナ9,10
で受信される。
【0022】一方、電源供給装置32から送り出された電
源用電力は切替操作器25に至り、そこの重畳部72(図4
参照)を介して伝送線17に送り出され、その伝送線17を
経て混合器11に至り、更に各アンテナの受信要素に至
る。途中、電力の一部を用いて混合増幅器18が動作す
る。各アンテナの受信要素においては、上記電力により
信号抽出部100、信号分離回路102等が動作する。
【0023】上記状態において切替操作器25におけるア
ドレス指定スイッチ78及び偏波指定スイッチ79が図4の
如き状態となっていると、信号発生部71からは表2のパ
ルス列aが出力され、それが重畳部72を経て上記電源用
電力に重畳されて伝送線17に送出される。そのパルス列
aは伝送線17を経て各受信要素3に至る。各受信要素に
おいては上記パルス列aが信号抽出部100で抽出後、信
号分離回路102で分離される。すると予め設定されてい
るスイッチ103の条件によって、アンテナ1aにおいての
みスイッチ104がオンとなり、又スイッチ106は端子106V
の側に切り替わって垂直偏波受信部が作動する状態とな
る。その結果、受信要素3に到来する電波のうち垂直偏
波の電波がプローブ88で受信され、受信信号は増幅回路
89で増幅される。その信号は更に周波数変換部93で衛星
第1中間周波に周波数変換されて出力端子99から出力さ
れる。他のアンテナ1b,4においては受信信号送出抑止
手段によって受信信号の送出は抑止される。上記信号は
伝送線17、混合増幅器18、切替操作器25を経てチューナ
ー30に至る。チューナー30においてはその信号の中から
使用者の操作によって好みのチャンネルの信号が選択さ
れ、その信号がテレビ受像機31に至る。又VHFアンテ
ナ9やUHFアンテナ10で受信された各々のテレビ信号
は、伝送線20, 21、混合増幅器18、伝送線17、切替操作
器25、チューナー30を経てテレビ受像機31に至る。
【0024】アドレス指定スイッチ78及び偏波指定スイ
ッチ79を他の状態に切替えた場合は、上記の場合と均等
の動作によって、上記切替状態に応じて表2のパルス列
b〜パルス列gが出力され、指定されたアドレスのアン
テナにおいてのみ受信信号の送出がなされる。
【0025】次にアンテナ1cを増設する場合について説
明する。この場合には3入力の混合器11から4入力の混
合器11'に取り替える。そして各アンテナ1a〜1c,4及
び伝送線17の接続を行う。これでもって作業が完了す
る。上記混合器11'としては例えば図3(B)に示され
るものが用いられる。尚図3(B)において図3(A)
に示されたものと機能上同一又は均等構成と考えられる
部分には、同一の符号を付して重複する説明を省略す
る。12dは入力端子、218'は電源分離フィルタである。
【0026】次に図6は本願の異なる実施例を示すもの
で、アンテナにおいて電源電圧の高低で水平、垂直偏波
を切り換える方式の受信要素3に対して、外付けのアド
レス判別装置301を付設することによって前述の如きア
ドレスの指定によるアンテナの切替ができるようにした
例を示すものである。図において、302は入力端子、303
は出力端子である。受信信号送出抑止手段104は図示の
如きスイッチ回路をもって構成してある。スイッチ回路
104はリレー37とその駆動回路38とで構成され、駆動回
路38はトランジスタ39と抵抗40で構成してある。41はダ
イオードである。偏波選択部105は電圧値変更回路304
と、受信要素3に備えられた電圧判別部305とを有して
いる。電圧値変更回路304は夫々シンボルで示される電
子回路要素を図示の如く結線して構成してあり、制御入
力端52がLレベルとなると電源用電力の電圧値を18V
にし、Hレベルとなると13Vにするようにしてある。
電圧判別部305はコンパレータ306とそれに基準電圧を与
える基準電圧回路307とで構成してある。コンパレータ3
06は、入力端306aに与えられる電圧が上記基準電圧に対
し高いか又は低いかに応じて出力がH又はLとなる。上
記基準電圧は前記電源用電力の高低(18Vと13V)
の電圧値の中間に設定してある。尚308は平滑回路、309
は電源分離フィルタで、54は高周波を通過し直流を阻止
するコンデンサ、55は直流を通過し高周波を阻止するコ
イルである。
【0027】上記構成のものにあっては、偏波指定信号
が垂直(水平)偏波の場合、電圧変更回路304を通って
受信要素3に送られる電圧が18V(13V)となり、
切替回路106は端子106V(106H)の側に切り替わる。な
お、機能上前図のものと同一又は均等構成と考えられる
部分には、前図と同一の符号を付して重複する説明を省
略した。
【0028】
【発明の効果】以上のように本願発明にあっては、種々
の通信衛星等から夫々到来する電波を屋外のアンテナで
受信し、屋内にて好みのものを選択利用できる利点があ
る。
【0029】しかも上記の場合、アドレス指定したアン
テナからのみ受信信号を送出させるから、伝送線17を通
して引込まれる受信信号は一つのみであるという特長が
ある。このことは、いずれのアンテナを選択した場合で
あっても、それらのアンテナからの信号を同じ周波数帯
域で伝送線17に通すことができることであり、その結
果、第1に、伝送線17は比較的狭い周波数帯域幅のもの
で足りて安価なものの利用が可能であり、第2に、何れ
の信号が伝送線17を通るときもその減衰は同じであっ
て、従って従来技術の如き等化器の必要性はもとより無
く、第3に、伝送線17の途中に増幅器や混合器などを介
設する場合、それらの機器としては比較的狭い周波数帯
域幅の安価なものの利用が可能となる等の数々の効果が
ある。
【0030】しかも本願発明にあってはアドレス指定に
より各アンテナの各々において自身が選択されたか否か
を判別するようにしているから、アンテナの増設時には
同タイプのアンテナを接続するのみで容易に増設ができ
る効果がある。さらに本願発明にあっては、アンテナ1c
を増設する場合においては、上記各アンテナにおける受
信要素の出力端子は夫々混合器11に接続するものである
から、混合器における予備端子に上記の増設すべきアン
テナ1cを接続するだけで行うことができ、その配線は単
純であり、配線ミスを未然に防止できる効果がある。さ
らに本願発明にあっては、夫々異なる通信衛星等からの
電波を受信して相互に周波数帯域が重なる受信信号を出
力するようにしてある複数アンテナの受信要素から、受
信信号を選択的に受信する場合、アドレス判別手段から
の対応信号の出力信号があると前段増幅回路及び周波数
変換回路に直流電源を送り、該アドレス判別手段からの
対応信号の出力信号がない場合には、前段増幅回路及び
周波数変換回路の直流電源を遮断してその動作を停止さ
せるようにした直流の電源スイッチ備えさせるものであ
るから、その直流のスイッチに係わる構成は極めて簡易
であり、安価なコストで切替手段が構成できる効果があ
る。さらに本願発明にあっては、複数のアンテナの内、
選択されなかったアンテナについては、上記のように前
段増幅回路及び周波数変換回路の直流電源が遮断されて
その動作は停止されるので、複数のアンテナが夫々混合
器11に接続され、1本の伝送線に連なるものであって
も、選択されなかったアンテナからの雑音によって、他
のアンテナに係わる信号に悪影響を及ぼすことがなく受
信信号の質を高める上に著しい効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】衛星放送受信施設の回路図。
【図2】(A)は受信要素の回路図、(B)は信号抽出
部の回路図。
【図3】(A)は3入力混合器の回路図、(B)は4入
力混合器の回路図。
【図4】切替操作器及び電源供給装置の回路図。
【図5】電源用電力の電圧波形図。
【図6】異なる実施例を示す回路図。
【符号の説明】
1a,1b,1c アンテナ 17 伝送線 101 アドレス判別手段
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 1/18 H04B 7/155 H04N 7/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 夫々異なる通信衛星等からの電波を受信
    して相互に周波数帯域が重なる受信信号を出力するよう
    にしてある受信要素を備えている複数のアンテナと、上
    記各アンテナにおける受信要素からの受信信号を引込む
    為の1本の伝送線とを備える衛星放送受信施設におい
    て、上記各アンテナにおける受信要素にあっては、一次
    放射器からの電波を受信するプローブと、そのプローブ
    からの受信信号を増幅する為の前段増幅回路と、前段増
    幅回路からの受信信号の周波数を変換して次段の混合器
    に接続する為の出力端子に向けて出力するようにした周
    波数変換回路とを順に接続された状態で備えさせてあ
    り、さらに上記各アンテナにおける受信要素には、上記
    伝送線を通して与えられるアドレス信号が自身に設定さ
    れているアドレス信号の場合に対応信号を出力するアド
    レス判別手段と、該アドレス判別手段からの対応信号の
    出力信号があった場合には、上記前段増幅回路及び周波
    数変換回路とに向けての直流電源を通過させ、該アドレ
    ス判別手段からの対応信号の出力信号がない場合には、
    上記直流電源を遮断するようにしてある電源スイッチと
    を備えさせ、さらに、上記各アンテナにおける受信要素
    の出力端子は夫々混合器に接続し、その混合器を経由し
    て1本の伝送線を通して屋内の受信機に向けて上記受信
    信号を選択的に送出出来るようにしてあり、一方、上記
    伝送線における屋内側には、上記伝送線にアドレス信号
    を送出する為の信号送出手段を接続したことを特徴とす
    る衛星放送受信施設。
JP29082092A 1992-10-05 1992-10-05 衛星放送受信施設 Expired - Lifetime JP3268469B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29082092A JP3268469B2 (ja) 1992-10-05 1992-10-05 衛星放送受信施設

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29082092A JP3268469B2 (ja) 1992-10-05 1992-10-05 衛星放送受信施設

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06120852A JPH06120852A (ja) 1994-04-28
JP3268469B2 true JP3268469B2 (ja) 2002-03-25

Family

ID=17760908

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29082092A Expired - Lifetime JP3268469B2 (ja) 1992-10-05 1992-10-05 衛星放送受信施設

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3268469B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5761605A (en) 1996-10-11 1998-06-02 Northpoint Technology, Ltd. Apparatus and method for reusing satellite broadcast spectrum for terrestrially broadcast signals
KR100859557B1 (ko) 2005-12-26 2008-09-23 주식회사 케이엠더블유 알에프 중계기

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06120852A (ja) 1994-04-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3162728B2 (ja) デジタル移動電話機のダイバーシチアンテナ回路
JPH10135858A (ja) 衛星信号分配器
JP2778293B2 (ja) 衛星放送受信システム及び切換分配器
US4646319A (en) Bidirectional bus coupler presenting peak impedance at carrier frequency
JP2001520847A (ja) 衛星受信機
JP3268469B2 (ja) 衛星放送受信施設
JP4041584B2 (ja) 衛星受信システム及び受信信号混合器
JP3824369B2 (ja) 衛星受信システム及び電源装置
JPH05136704A (ja) 衛星放送受信施設
JP3947031B2 (ja) 衛星信号受信伝送システム及び切替分配器
JP3431579B2 (ja) 衛星受信コンバータ,ブロックコンバータ,ダウンコンバータ及び衛星受信システム
JP2501370B2 (ja) テレビジョン受信機
JP3478486B2 (ja) 受信電波切替制御システム、屋内ユニット及び受信電波切替制御方法
JP2003209478A (ja) Tv信号受信システム
JP4414049B2 (ja) 衛星受信システム
JP3594796B2 (ja) 衛星信号受信システム及び信号分配切換装置
JP3418491B2 (ja) 偏波切換器
JP3892557B2 (ja) 衛星信号分配器及び共同受信システム
JP4125545B2 (ja) 信号混合器及び衛星通信システム
JPS61195094A (ja) 衛星放送受信装置
JPH05136703A (ja) 衛星放送受信施設
JPH0346572Y2 (ja)
JPS6236932A (ja) 衛星放送受信装置
JP3281257B2 (ja) 混合器付保安器
JPH11239069A (ja) 衛星受信システム,受信変動防止装置,コンバータ,分配装置及び増幅装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080118

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090118

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090118

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100118

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110118

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120118

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130118

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130118

Year of fee payment: 11