JPH10256929A - 衛星受信システム用受信信号増幅装置 - Google Patents

衛星受信システム用受信信号増幅装置

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JPH10256929A
JPH10256929A JP9059611A JP5961197A JPH10256929A JP H10256929 A JPH10256929 A JP H10256929A JP 9059611 A JP9059611 A JP 9059611A JP 5961197 A JP5961197 A JP 5961197A JP H10256929 A JPH10256929 A JP H10256929A
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JP
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signal
power supply
unit
output
reception
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JP9059611A
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Hiroshi Matsubara
寛至 松原
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Maspro Denkoh Corp
Original Assignee
Maspro Denkoh Corp
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Publication date
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  • Details Of Television Systems (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成が簡単で、しかも電力損失の少ない衛星
受信システム用受信信号増幅装置を提供する。 【解決手段】 VHF,UHF,BS,CSの各アンテ
ナ2〜8からの受信信号を、夫々、増幅・混合して端末
側に出力する増幅ユニット20と、端末側より増幅ユニ
ット20及びBS,CSアンテナ6,8に電源供給を行
う電源装置50とからなる装置において、電源装置50
を、CSチューナ42が出力した偏波切換信号に応じて
直流15V又は直流15V+パルス信号の電源供給信号
を生成して出力するように構成する。そして、増幅ユニ
ット20側では、この電源供給信号を受けて、内部回路
及びBSアンテナ6に直流15Vで電源供給を行う。ま
た、電圧信号発生回路34により、電源供給信号にパル
ス信号が重畳されているか否かによって、偏波切換・電
源供給兼用の電圧信号(11V又は15V)を生成し、
これをCSアンテナ8に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、偏波面の異なる電
波を各々受信可能な衛星受信アンテナからの受信信号を
増幅して端末側に伝送する衛星受信システム用受信信号
増幅装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、通信衛星(以下、単にCSと
もいう)からの送信電波を受信する衛星受信アンテナ
(以下、CSアンテナともいう)には、CSから送信さ
れた偏波面が異なる電波(例えば偏波面が直交する2種
類の電波,偏波面の旋回方向が互いに異なる2種類の電
波等)を各々受信可能なものが知られている。
【0003】例えば、受信信号の出力端子に偏波切換・
電源供給兼用の第1電圧信号(一般には直流11V)を
受けると、垂直偏波の電波を所定周波数帯の受信信号に
変換して出力し、出力端子に第2電圧信号(一般には直
流15V)を受けると水平偏波の電波を所定周波数帯の
受信信号に変換して出力する受信部を備えた偏波面切換
方式のCSアンテナや、受信信号の出力端子に電源供給
用の電圧信号を受けて動作し、特定の偏波面の電波を所
定周波数帯の受信信号に変換して出力する周波数変換部
を複数備えたCSアンテナがそれである。
【0004】また、CSアンテナからの受信信号を受け
て、映像信号や音声信号を復調するCSチューナ等の端
末装置は、通常、CSアンテナへの電源供給及び受信信
号の偏波切換のために、受信信号の入力端子から、受信
すべき偏波面に対応して電圧レベルを設定した偏波切換
・電源供給兼用の偏波切換信号(一般には直流11V,
15Vに切換られる)を出力できるようにされている。
【0005】従って、偏波切換方式のCSアンテナを備
えた衛星受信システムでは、端末装置が出力した偏波切
換信号をCSアンテナの受信部まで伝送するようにすれ
ば、端末装置に所望偏波面の受信信号を入力させること
ができ、複数の周波数変換部を備えたCSアンテナを備
えた衛星受信システムでは、CSアンテナから端末装置
に至る伝送経路上に、各周波数変換部から出力される受
信信号の一つを偏波切換信号に応じて選択して端末側に
出力し、且つ偏波切換信号をCSアンテナの各周波数変
換部側に出力する偏波切換器を設けるようにすれば、端
末装置に所望偏波面の受信信号を入力させることができ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、CSアンテ
ナを実際に設置し、CSアンテナからの受信信号を分配
器等で分配して複数の端末装置に伝送するようにした場
合や、CSアンテナから端末装置までの受信信号の伝送
経路が長くなった場合等には、CSアンテナから端末装
置までの伝送経路上で受信信号が減衰し、端末装置で良
好な受信特性が得られなくなることがある。
【0007】このような問題を解決するには、CSアン
テナから端末装置までの伝送経路上に、CSアンテナか
らの受信信号を増幅する増幅器を設ければよいが、増幅
器には端末装置から電源供給を行なうことができないこ
とから、受信信号の伝送経路を使って増幅器に電源供給
を行うには、別途電源装置を設ける必要がある。つま
り、CSチューナ等の端末装置に内蔵されるCSアンテ
ナ駆動用の電源回路は、CSアンテナの受信部や周波数
変換部に電源供給を行うためのものであり、電力容量が
小さいことから、端末装置からの偏波切換信号を利用し
て増幅器に電源供給を行うことはできず、別途電源装置
が必要になる。
【0008】そして、この電源装置を利用し、伝送経路
を介して端末側から増幅器に電源供給を行うには、電源
供給用の電圧信号を、端末装置が出力する偏波切換信号
の電圧レベルに対応させる必要がある。つまり、衛星受
信システムでは、端末側からCSアンテナ側に、偏波切
換・電源供給兼用の偏波切換信号として、受信すべき偏
波面に対応して電圧レベルを設定した電圧信号を伝送す
る必要があるため、上記増幅器に伝送経路を介して電源
供給を行うには、電源供給用の電圧信号を偏波切換信号
と同じ電圧レベルにする必要があるのである。
【0009】しかし、電源装置から、偏波切換信号に応
じて電圧レベルを設定した電圧信号を出力させるには、
例えば、直流11V,15Vといった異なる電源電圧を
生成可能な大容量の定電圧回路を設ける必要があり、電
源装置のコストアップを招くといった問題がある。
【0010】また、この電源装置からの電圧信号を受け
る増幅器には、電圧信号の電圧レベルが変化しても内部
回路を安定して動作させるために、電圧信号を一定の電
源電圧に変換する電圧変換回路を設ける必要があり、こ
の電圧変換回路で大きな発熱が発生する、といった問題
があった。例えば、電圧変換回路を、電源装置から直流
11V,15Vのいずれかに変化する電圧信号を受けて
直流11Vの電源電圧を生成するように構成した場合に
は、電源装置からの電圧信号が直流15Vである場合
に、これを直流11Vにまで降圧しなければならず、し
かもこの変換時には、増幅器の内部回路が動作している
ため、電圧変換回路で生じる電力損失が極めて大きくな
り、増幅器内で大きな発熱が生じるようになるのであ
る。
【0011】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
のであり、構成が簡単で、しかも電力損失の少ない衛星
受信システム用受信信号増幅装置を提供することを目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】かかる目
的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、
偏波面切換方式の衛星受信アンテナを備えた衛星受信シ
ステムにおいて使用される受信信号増幅装置に関するも
のであり、衛星受信アンテナから端末装置に至る伝送経
路上に配置され、受信信号を増幅する増幅ユニットと、
端末装置近傍に配置され、伝送経路を介して端末側より
増幅ユニットに電源供給を行う電源ユニットとから構成
される。
【0013】そして、増幅ユニットにおいては、増幅手
段が、電源ユニットから伝送されてきた電源供給信号に
より動作して、衛星受信アンテナからの受信信号を増幅
して端末側に出力し、電圧信号出力手段が、電源ユニッ
トから伝送されてきた電源供給信号に所定のパルス信号
が重畳されているか否かを判定して、重畳されていなけ
れば第1偏波面の受信信号を出力させるための第1電圧
信号を生成して衛星受信アンテナ側に出力し、重畳され
ていれば第2偏波面の受信信号を出力させるための第2
電圧信号を生成して衛星受信アンテナ側に出力する。
【0014】一方、電源ユニットにおいては、電源供給
信号生成手段が、商用電源から電源供給を受けて、少な
くとも増幅ユニット及び衛星受信アンテナを動作させる
に充分な電力量の電源供給信号を生成し、電源供給信号
出力手段が、端末装置から出力された偏波切換信号に基
づき、第1偏波面の受信信号を衛星受信アンテナから出
力させる場合は電源供給信号生成手段にて生成された電
源供給信号をそのまま、逆に第2偏波面の受信信号を出
力させる場合は電源供給信号生成手段にて生成された電
源供給信号にパルス信号を重畳して、増幅ユニット側に
出力する。
【0015】このように、請求項1に記載の装置におい
ては、増幅ユニットに設けられた電圧信号出力手段が、
電源ユニットから出力された電源供給信号にパルス信号
が重畳されているか否かによって、偏波切換・電源供給
兼用の電圧信号(第1電圧信号又は第2電圧信号)を生
成して、衛星受信アンテナに出力することから、電源ユ
ニット側では、衛星受信アンテナから端末装置が出力し
た偏波切換信号に対応した偏波面の受信信号を出力させ
るために、偏波切換信号と同じ電圧レベルの電源供給信
号を生成する必要はなく、電源供給信号生成手段が生成
した電源供給信号にパルス信号を重畳するか否かを切り
換えればよい。従って、本発明によれば、電源ユニット
内の電源供給信号生成手段を、常に一定レベルの電源供
給信号を生成するように構成すればよく、電源ユニット
から偏波切換信号に対応した電圧レベルの電源供給信号
を出力するようにした場合に比べて、電源ユニットの構
成を簡単にすることができる。
【0016】また、電源ユニットから出力される電源供
給信号には、パルス信号が重畳されるものの、電源供給
信号自体は常に一定レベルであることから、増幅ユニッ
ト側では、増幅手段を安定動作させるために、電源供給
信号を昇圧或いは降圧する必要はなく、電源供給信号を
そのまま利用して増幅手段を動作させることができる。
このため、本発明によれば、電源ユニットから偏波切換
信号に対応した電圧レベルの電源供給信号を出力するよ
うにした場合に比べて、増幅ユニットにおいて生じる電
力損失を低減でき、電源ユニットからの供給電力を効率
よく利用することができる。従って、電源ユニットの電
力容量を低減することもできる。
【0017】尚、増幅ユニットには、衛星受信アンテナ
への電源供給及び偏波面切換のために、電源ユニットか
ら供給された電源供給信号にパルス信号が重畳されてい
るか否かによって、衛星受信アンテナに供給する電圧信
号(第1電圧信号又は第2電圧信号)を生成する電圧信
号出力手段が設けられるが、この電圧信号出力手段は、
衛星受信アンテナ駆動用の電圧信号を生成すればよく、
この生成した電圧信号によって増幅手段を駆動する必要
はないので、電圧信号出力手段において電圧信号生成の
ために消費される電力量は小さく、電圧信号出力手段の
発熱が問題になることはない。
【0018】一方、請求項2に記載の発明は、複数の偏
波信号を受信して各々出力する衛星受信アンテナを備え
た衛星受信システムにおいて使用される受信信号増幅装
置に関するものであり、衛星受信アンテナから出力され
た偏波面の異なる2種類の受信信号を増幅すると共に、
その受信信号の内の一方を選択して一つの伝送経路にて
端末側に出力する増幅ユニットと、端末装置近傍に配置
され、伝送経路を介して端末側より増幅ユニットに電源
供給を行う電源ユニットとから構成される。
【0019】そして、増幅ユニットには、衛星受信アン
テナからの2種類の受信信号を増幅する増幅手段が設け
られ、電源供給手段が、電源ユニットから伝送されてき
た電源供給信号によって、これら各増幅手段と衛星受信
アンテナとに夫々電源供給を行う。また、2種類の受信
信号は受信信号選択手段に入力され、受信信号選択手段
は、電源ユニットから伝送されてきた電源供給信号に所
定のパルス信号が重畳されているか否かを判断し、重畳
されていなければ2種類の受信信号の内の第1偏波面の
受信信号を選択して端末側に出力し、パルス信号が重畳
されていれば2種類の受信信号の内の第2偏波面の受信
信号を選択して端末側に出力する。尚、増幅ユニット内
での増幅手段及び受信信号選択手段の配置は、例えば、
増幅手段にて各受信信号を夫々増幅した後、受信信号選
択手段にて一方の受信信号を選択するようにしてもよ
く、逆に、衛星受信アンテナから入力された受信信号の
一方を受信信号選択手段で選択した後、増幅手段で増幅
するようにしてもよい。
【0020】一方、電源ユニットでは、請求項1に記載
のものと同様、電源供給信号生成手段が、商用電源から
電源供給を受けて、少なくとも増幅ユニット及び衛星受
信アンテナを動作させるに充分な電力量の電源供給信号
を生成し、電源供給信号出力手段が、端末装置から出力
された偏波切換信号に基づき、第1偏波面の受信信号を
増幅ユニットから出力させる場合は電源供給信号生成手
段にて生成された電源供給信号をそのまま、逆に第2偏
波面の受信信号を出力させる場合は電源供給信号生成手
段にて生成された電源供給信号に前記パルス信号を重畳
して、増幅ユニット側に出力する。
【0021】即ち、請求項2に記載の装置は、増幅ユニ
ットに偏波切換機能を持たせ、その偏波切換を、電源ユ
ニットから供給される電源供給信号にパルス信号が重畳
されているか否かによって行うようにしたものである。
そして、本発明においても、請求項1に記載の装置と同
様、電源ユニット内の電源供給信号生成手段を、常に一
定レベルの電源供給信号を生成するように構成すればよ
いため、電源ユニットから偏波切換信号に対応した電圧
レベルの電源供給信号を出力するようにした場合に比べ
て、電源ユニットの構成を簡単にすることができると共
に、その電力容量を低減することができる。
【0022】また、電源ユニットから出力される電源供
給信号には、パルス信号が重畳されるものの、電源供給
信号自体は常に一定レベルであることから、増幅ユニッ
ト側では、2つの増幅手段を安定動作させるために、電
源供給信号を昇圧或いは降圧する必要はなく、電源供給
信号をそのまま利用して各増幅手段を動作させることが
できる。このため、本発明においても、請求項1に記載
の装置と同様、電源ユニットから偏波切換信号に対応し
た電圧レベルの電源供給信号を出力するようにした場合
に比べて、増幅ユニットにおいて生じる電力損失を低減
でき、電源ユニットからの供給電力を効率よく利用する
ことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図面と共
に説明する。まず図1は請求項1に記載の発明が適用さ
れた第1実施例の衛星受信システム全体の構成を表わす
概略構成図である。
【0024】図1に示す如く、本実施例の衛星受信シス
テムは、一般家庭で、屋外に設置したアンテナからの受
信信号を各部屋に伝送する所謂ホーム共同受信用の受信
システムであり、テレビ放送受信用のアンテナとして、
地上局から送信されたVHF帯及びUHF帯のテレビ放
送電波を夫々受信するVHFアンテナ2及びUHFアン
テナ4と、放送衛星(BS)からの送信電波を受信する
BSアンテナ6と、通信衛星(CS)からの直交2偏波
の送信電波を受信するCSアンテナ8とを備える。
【0025】CSアンテナ8は、請求項1に記載の衛星
受信アンテナに相当するものであり、反射鏡8aと、支
持腕8bを介して反射鏡8aの焦点位置に配置された受
信部8cとからなる、オフセット型のパラボラアンテナ
である。受信部8cは、端末側より受信信号の出力端子
に入力される偏波切換・電源供給兼用の電圧信号(直流
11V又は15V)によって動作し、この電圧信号に応
じて、反射鏡8aにて集波されたCSからの直交2偏波
の内の第1偏波面又は第2偏波面の信号を所定周波数帯
(例えば1.38〜1.88GHz)の受信信号に変換
して出力する。尚、本実施例では、受信部8cは、出力
端子に第1電圧信号としての直流11Vを受けると、垂
直偏波の受信信号を出力端子から出力し、出力端子に第
2電圧信号として直流15Vを受けると、水平偏波の受
信信号を出力端子から出力するものとする。
【0026】またBSアンテナ6は、CSアンテナ8と
同様、反射鏡6aと、支持腕6bを介して反射鏡6aの
焦点位置に配置された受信部6cとから構成されてい
る。そして、受信部6cは、端末側より受信信号の出力
端子に入力される電圧信号(本実施例では直流15V)
によって動作し、反射鏡6aにて集波されたBSからの
送信電波を所定周波数帯(例えば1.0〜1.3GH
z)の受信信号に変換して出力する。
【0027】上記各アンテナ2〜8の出力端子は、夫
々、同軸ケーブルを介して、増幅ユニット20の各信号
入力用の入力端子20a,20b,20c,20dに接
続されており、上記各アンテナ2〜8からの受信信号
は、夫々、これら各入力端子20a〜20dを介して増
幅ユニット20に入力される。増幅ユニット20は、各
入力端子20a〜20dに入力された受信信号を、夫
々、増幅周波数帯域がこれら各受信信号の周波数帯域に
設定された増幅回路22,24,26,28を用いて増
幅し、更に、その増幅後の各受信信号を混合器30に混
合して、一つの出力端子20eから出力する。
【0028】一方、この出力端子20eには、受信信号
の伝送経路となる同軸ケーブルを介して、4分配器40
の入力端子が接続されており、増幅ユニット20から出
力された受信信号は、4分配器40に入力されて4分配
され、CSチューナ42やテレビ受像機44が配置され
た端末側に伝送される。また4分配器40において、4
分配後の受信信号を夫々端末側に出力する4つの分配出
力端子の内の一つと、増幅ユニット20の出力端子20
eに接続される入力端子とは、チョークコイル等を介し
て接続されている。つまり、この4分配器40は、所謂
電流通過型のものであり、電流通過用の分配出力端子に
入力された電圧信号を入力端子から増幅ユニット20に
出力することができる。そして、4分配器40の4個の
分配出力端子の内、上記電流通過用の分配出力端子から
端末に至る同軸ケーブル上には、本発明の電源ユニット
としての電源装置50が設けられている。
【0029】尚、例えば、電源装置50よりも端末側に
設けられるテレビ受像機44が、VHF,UHF及びB
Sの各放送を受信可能なものである場合には、図1に示
す如く、電源装置50からCSチューナ42に至る同軸
ケーブル上に、VHF・UHF・BSの各受信信号(V
U・BS信号)とCSからの受信信号(CS信号)とを
分離し、CS信号のみをCSチューナ42に伝送する分
波器SP1が設けられ、更にこの分波器SP1にて分離
されたVU・BS信号は、VU・BS信号をVHF・U
HFの各受信信号(VU信号)とBSからの受信信号
(BS信号)とに分離する分波器SP2を介して、テレ
ビ受像機44に入力される。
【0030】次に、電源装置50は、図2に示すよう
に、ACプラグを介して入力される商用電源からの交流
電圧(例えば交流100V)を、所定の交流電圧(例え
ば交流24V)に変圧して、全波整流することにより、
直流電圧を生成する変圧・整流回路52と、変圧・整流
回路52からの出力電圧を受けて、増幅ユニット20,
BSアンテナ6の受信部6c及びCSアンテナ8の受信
部8cを夫々動作させるに充分な電力量の直流定電圧
(本実施例では高い方の電圧である直流15V)を生成
する定電圧回路54と、所定周期でレベルが変化するパ
ルス信号(例えば周波数20〜30kHzのパルス信
号、その他三角波・正弦波信号も含む)を発生するパル
ス発生回路56と、パルス発生回路56からのパルス信
号を定電圧回路54で生成された直流定電圧15Vに重
畳するためのパルス重畳回路58と、パルス重畳回路5
8に対してパルス信号の重畳動作を実行させるか否かを
切り換える電圧判別回路60とを備える。
【0031】また、電源装置50には、増幅ユニット2
0側(詳しくは4分配器40)からの受信信号が同軸ケ
ーブルを介して入力される入力端子Tin、及び、この受
信信号を同軸ケーブルを介してCSチューナ42等の端
末側に出力する出力端子Tout が備えられ、更に、この
入力端子Tinに入力された受信信号を、入力端子Tin−
出力端子Tout 間に接続された直流及び低周波信号遮断
・高周波信号通過用のコンデンサC5を介して、出力端
子Tout から端末側に出力すると共に、パルス重畳回路
58からの出力を電源供給信号として、直流及び低周波
信号通過・高周波信号遮断用のチョークコイルL5を介
して入力端子Tinから増幅ユニット20側に出力し、更
に、CSチューナ42側から出力端子Tout に入力され
た偏波切換信号(本実施例では直流11V又は直流15
V)を、直流及び低周波信号通過・高周波信号遮断用の
チョークコイルL6を介して電圧判別回路60に入力す
る電源分離回路62が備えられている。
【0032】そして、電圧判別回路60は、CSチュー
ナ42側より、直流15Vの偏波切換信号が入力される
と、パルス重畳回路58を動作させて、パルス重畳回路
58から直流定電圧(直流15V)にパルス信号を重畳
した信号を出力させ、CSチューナ42側より、直流1
1Vの偏波切換信号が入力されると、パルス重畳回路5
8によるパルス信号の重畳動作を停止させて、パルス重
畳回路58から定電圧回路54にて生成された直流定電
圧(直流15V)をそのまま出力させる。
【0033】このため、本実施例の電源装置50におい
ては、CSチューナ42側から出力端子Tout に、水平
偏波選択用の直流15Vの偏波切換信号が入力される
と、入力端子Tinから直流15Vにパルス信号を重畳し
た電源供給信号が出力され、CSチューナ42側から出
力端子Tout に、垂直偏波選択用の直流11Vの偏波切
換信号が入力されると、入力端子Tinから直流15Vの
電源供給信号が出力されることになる。そして、この電
源供給信号は、同軸ケーブル及び4分配器40を介し
て、増幅ユニット20に入力される。
【0034】尚、本実施例では、電源装置20における
変圧・整流回路52及び定電圧回路54が本発明の電源
供給信号生成手段に相当し、パルス発生回路56,パル
ス重畳回路58,電圧判別回路60及び電源分離回路6
2が本発明の電源供給信号出力手段に相当する。
【0035】一方、増幅ユニット20において、電源装
置50側より電源供給信号を受ける出力端子20eは、
高周波信号通過・直流及び低周波信号遮断用のコンデン
サC3を介して、混合器30の出力に接続されると共
に、直流及び低周波信号通過・高周波信号遮断用のチョ
ークコイルL3を介して、定電圧回路32及び電圧信号
発生回路34に接続されている。
【0036】定電圧回路32は、出力端子20eに入力
された電源供給信号(直流15V又は直流15V+パル
ス信号)を直流15Vに安定化させ、これを、増幅ユニ
ット20内の各増幅回路22〜28及びBSアンテナ6
の受信部6cに電源電圧として供給するためのものであ
り、その出力は、各増幅回路22〜28の電源ラインに
接続されると共に、直流及び低周波信号通過・高周波信
号遮断用のチョークコイルL1,BS信号入力用の入力
端子20c,及び同軸ケーブルを介して、BSアンテナ
6の受信部6cに接続される。尚、BS信号入力用の入
力端子20cとBS信号増幅用の増幅回路26とは、高
周波信号通過・直流及び低周波信号遮断用のコンデンサ
C1を介して接続され、定電圧回路32から出力される
電圧信号(直流15V)が受信信号の入力経路を介して
増幅回路26に入らないようにされている。
【0037】一方、電圧信号発生回路34は、請求項1
に記載の電圧信号出力手段に相当するものであり、出力
端子20eに入力された電源供給信号(直流15V又は
直流15V+パルス信号)にパルス信号が重畳されてい
るか否かを判断するパルス判別回路36と、パルス判別
回路36による判定結果に従い、電源供給信号にパルス
信号が重畳されている場合には、この電源供給信号を直
流15Vに変換して出力し、電源供給信号にパルス信号
が重畳されていない場合には、この電源供給信号を直流
11Vに安定化させて出力する定電圧回路38とから構
成されている。
【0038】そして、この定電圧回路38から出力され
る直流11V又は直流15Vの電圧信号は、CSアンテ
ナ8に対する偏波切換・電源供給兼用の電圧信号とし
て、直流及び低周波信号通過・高周波信号遮断用のチョ
ークコイルL2,CS信号入力用の入力端子20d,及
び同軸ケーブルを介して、CSアンテナ8の受信部8c
に出力される。尚、CS信号入力用の入力端子20dと
CS信号増幅用の増幅回路28とは、高周波信号通過・
直流及び低周波信号遮断用のコンデンサC2を介して接
続され、電圧信号発生回路34から出力される電圧信号
(直流11V又は15V)が受信信号の入力経路を介し
て増幅回路28に入らないようにされている。また、こ
のCS信号増幅用の増幅回路28は、請求項1に記載の
増幅手段に相当する。
【0039】以上説明したように、第1実施例の衛星受
信システムにおいては、増幅ユニット20に設けられた
電圧信号発生回路34が、電源装置50から出力された
電源供給信号にパルス信号が重畳されていない場合に
は、直流11Vの電圧信号を生成して、CSアンテナ8
に出力し、電源供給信号にパルス信号が重畳されていれ
ば、直流15Vの電圧信号を生成して、CSアンテナ8
に出力することから、電源装置50側では、CSアンテ
ナ8からCSチューナ42が出力した偏波切換信号に対
応した偏波面の受信信号を出力させるために、偏波切換
信号と同じ電圧レベルの電源供給信号を生成する必要は
なく、定電圧回路54にて生成した電源供給信号(直流
15V)にパルス信号を重畳するか否かを切り換えれば
よい。従って、本実施例によれば、電源装置50内で常
に一定レベルの電源供給信号(直流15V)を生成する
ように構成すればよく、電源装置50から偏波切換信号
に対応した電圧レベル(11V又は15V)の電源供給
信号を出力するようにした場合に比べて、電源装置50
の構成を簡単にすることができる。
【0040】また、電源装置50から出力される電源供
給信号には、パルス信号が重畳されるものの、電源供給
信号自体は常に一定レベルであることから、増幅ユニッ
ト20側では、各増幅回路22〜28及びBSアンテナ
6を動作させるために、電源供給信号を昇圧或いは降圧
する必要はなく、電源供給信号を定電圧回路32で安定
化させるだけで、各増幅回路22〜28及びBSアンテ
ナ6を安定動作させることができる。このため、本実施
例によれば、電源装置50から偏波切換信号に対応した
電圧レベル(11V又は15V)の電源供給信号を出力
するようにした場合に比べて、増幅ユニット20におい
て生じる電力損失を低減でき、電源装置50からの供給
電力を効率よく利用することができる。従って、電源装
置50の電力容量も低減できる。
【0041】尚、増幅ユニット20には、CSアンテナ
8の電源供給及び偏波面切換のために、電源回路50か
ら供給された電源供給信号にパルス信号が重畳されてい
るか否かによって、CSアンテナ8に供給する電圧信号
(直流11V又は直流15V)を生成する電圧信号発生
回路34が設けられるが、この電圧信号発生回路34で
は、CSアンテナ8の受信部8cを動作させる電圧信号
を生成すればよく、この生成した電圧信号によって増幅
回路22〜28やBSアンテナ6を動作させる必要はな
いので、電圧信号発生回路34において消費される電力
量は小さく、その発熱が問題になることはない。
【0042】次に、請求項2に記載の発明が適用された
第2実施例の衛星受信システムについて図3を用いて説
明する。図3に示す如く、本実施例の衛星受信システム
は、第1実施例と同様のVHFアンテナ2,UHFアン
テナ4及びBSアンテナ6を備えると共に、CSから送
信された直交2偏波の送信電波を各々受信可能なCSア
ンテナ9を備える。このCSアンテナ9は、反射鏡9a
と、支持腕9bを介して反射鏡9aの焦点位置に配置さ
れた受信部9cとを備えたオフセット型パラボラアンテ
ナであるが、受信部9cは、一般に2出力型コンバータ
と呼ばれ、反射鏡9aにて集波されたCSからの送信電
波を受信・増幅し、夫々独立に相異なる偏波の選択をし
て、所定周波数帯(例えば1.38〜1.88GHz)
の受信信号に変換する一対のコンバータ(つまり周波数
変換部)を備えた周知のものである。尚、本実施例で
は、これら一対のコンバータは、夫々、端末側より直流
15Vの電圧信号を受けて動作するものとする。
【0043】そして、VHFアンテナ2,UHFアンテ
ナ4,及びBSアンテナ6からの受信信号(VU・BS
信号)は、増幅器68に入力され、この増幅器68にお
いて夫々増幅・混合されて、端末側に出力される。ま
た、この増幅器68の出力端子は、同軸ケーブルを介し
て増幅ユニット70のVU・BS信号専用の入力端子7
0iに接続され、CSアンテナ9の受信部9cを構成す
る一対のコンバータの出力端子は、夫々、増幅ユニット
70の垂直・水平偏波の受信信号(以下、CS(v)信
号,CS(h)信号という)専用の入力端子70v,7
0hに接続されている。
【0044】増幅ユニット70は、入力端子70iに入
力されたVU・BS信号を、入力端子70v及び70h
に夫々入力されたCS(v)信号及びCS(h)信号と
夫々混合して、その混合信号(以下、垂直受信信号,水
平受信信号という)を夫々専用の分配回路72v,72
hにて4分配し、その4分配した垂直受信信号及び水平
受信信号のいずれかを4個の分配出力端子70a〜70
dから端末側に出力する。そして、各分配出力端子70
a〜70dは、受信信号伝送用の同軸ケーブルを介し
て、当該共同受信システムが設置される施設の各部屋に
配置されたCSチューナ42に夫々接続されている。
【0045】尚、入力端子70,分配回路72,CS信
号等に付与した添え字v,hは、夫々、垂直偏波,水平
偏波を表わし、以下の説明においても、CS信号の各偏
波面に対応したものにはこの添え字v,hを付与する。
また、本実施例では、分配出力端子70dからCSチュ
ーナ42に至る伝送経路(同軸ケーブル)上に、第1実
施例と同様の電源装置50が設けられ、この電源装置5
0にて、CSチューナ42から出力された偏波切換信号
に対応して直流15V又は直流15V+パルス信号の電
圧信号を生成し、この生成した電圧信号にて、増幅ユニ
ット70の内部回路,増幅器68,BSアンテナ6の受
信部,及びCSアンテナ9の受信部(詳しくは一対のコ
ンバータ)に電源供給を行うようにされている。また、
図に示すように、電源装置50からCSチューナ42に
至る同軸ケーブル上には、第1実施例と同様、分波器S
P1が設けられており、この分波器SP1にて分離され
たVU・BS信号は、分波器SP2にてVU信号とBS
信号とに分離されて、テレビ受像機44に入力される。
【0046】次に、増幅ユニット70内では、入力端子
70iに入力されたVU・BS信号が分配回路72iに
て2分配される。そして、この2分配されたVU・BS
信号は、夫々、VU・BS信号通過・CS信号遮断用の
ローパスフィルタ(LPF)74a,74b、及び高周
波信号通過・直流及び低周波信号遮断用のコンデンサC
11,C12を介して、上記各分配回路72v,72hに入
力される。また、入力端子70v,70hに夫々入力さ
れたCS(v)信号,CS(h)信号は、夫々、高周波
信号通過・直流及び低周波信号遮断用のコンデンサC1
3,C14を介して、各信号増幅用の増幅回路76v,7
6hに入力され、これら各増幅回路76v,76hにて
増幅された後、CS信号通過・VU・BS信号遮断用の
ハイパスフィルタ(HPF)78v,78h及び上記各
コンデンサC11,C12を介して、上記各分配回路72
v,72hに入力される。この結果、分配回路72v,
72hには、VU・BS信号とCS(v)信号及びCS
(h)信号とを混合した垂直受信信号,水平受信信号が
夫々入力されることになる。
【0047】次に、上記各分配出力端子70a〜70d
には、夫々、偏波切換回路80a〜80dが接続されて
いる。そして、この偏波切換回路80a〜80dの内、
CSチューナ等の端末装置から出力された偏波切換信号
が入力される分配出力端子70a〜70cに接続された
偏波切換回路80a〜80cは、端末側より分配出力端
子70a〜70cに供給された偏波切換信号に対応した
受信信号を選択し、これを対応する分配出力端子70a
〜70cから端末側に出力するためのものであり、各分
配回路72v,72hから分配・出力された垂直受信信
号及び水平受信信号の一方を選択し、高周波信号通過・
直流及び低周波信号遮断用のコンデンサCa〜Ccを介
して、対応する分配出力端子70a〜70cに出力する
切換スイッチ82a〜82cと、分配出力端子70a〜
70cに端末側より入力された偏波切換信号を、直流及
び低周波信号通過・高周波信号遮断用のチョークコイル
La〜Lcを介して取り込み、その取り込んだ偏波切換
信号の電圧レベルから、垂直受信信号及び水平受信信号
の内のいずれを選択するかを判定し、その判定結果に従
い切換スイッチ82a〜82cを駆動する判定・駆動回
路84a〜84cとから構成されている。
【0048】一方、電源装置50からの電源供給信号が
入力される分配出力端子70dに接続された偏波切換回
路80dは、電源供給信号にパルス信号が重畳されてい
るか否かによって受信信号を選択し、これを対応する分
配出力端子70dから端末側に出力するためのものであ
り、各分配回路72v,72hから分配・出力された垂
直受信信号及び水平受信信号の一方を選択し、高周波信
号通過・直流及び低周波信号遮断用のコンデンサCdを
介して、対応する分配出力端子70dに出力する切換ス
イッチ82dと、分配出力端子70dに端末側より入力
された電源供給信号を、直流及び低周波信号通過・高周
波信号遮断用のチョークコイルLdを介して取り込み、
その取り込んだ電源供給信号にパルス信号が重畳されて
いるか否かを判定し、その判定結果に従い切換スイッチ
82dを駆動する判定・駆動回路84dとから構成され
ている。
【0049】尚、この偏波切換回路80dは、本発明
(請求項2)の受信信号選択手段に相当するものであ
り、電源装置50から受けた電源供給信号にパルス信号
が重畳されていない場合には、切換スイッチ82dを分
配回路72v側に切り換えて、分配出力端子70dから
垂直受信信号を出力させ、電源装置50から受けた電源
供給信号にパルス信号が重畳されている場合には、切換
スイッチ82dを分配回路72h側に切り換えて、分配
出力端子70dから水平受信信号を出力させる。
【0050】また、分配出力端子70dには、上記チョ
ークコイルLdを介して、電源回路88が接続されてい
る。この電源回路88は、本発明(請求項2)の電源供
給手段に相当するものであり、電源装置50から供給さ
れた電源供給信号を直流15Vに安定化させる。そし
て、この電源回路88から出力される電圧信号(直流1
5V)は、各増幅回路76v,76hに直接供給される
と共に、直流及び低周波信号通過・高周波信号遮断用の
チョークコイルL11,L12、入力端子70v,70h及
び伝送経路を介してCSアンテナ9の受信部9cを構成
する一対のコンバータに夫々供給され、更に、直流及び
低周波信号通過・高周波信号遮断用のチョークコイルL
13、LPF74b、分配回路72i、入力端子70i及
び伝送経路を介して、増幅器68及びBSアンテナ6に
供給される。
【0051】このように構成された第2実施例の衛星受
信システムにおいては、電源装置50からの電源供給信
号(直流15V又は直流15V+パルス信号)が入力さ
れる分配出力端子70dに接続された偏波切換回路80
dが、電源供給信号にパルス信号が重畳されているか否
かによって受信信号を選択して、端末側に出力する。こ
のため、本実施例の衛星受信システムにおいても、第1
実施例と同様、偏波切換のために電源装置50にて偏波
切換信号と同じ電圧レベルの電源供給信号を生成する必
要はなく、電源装置50の構成を簡単にすることができ
る。また、増幅ユニット70側では、電源装置50から
の電源供給信号を昇圧或いは降圧することなく、内部回
路やBSアンテナ6,CSアンテナ9等に電源供給を行
うことができるので、増幅ユニット70において生じる
電力損失を低減でき、電源装置50からの供給電力を効
率よく利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例の衛星受信システムの構成を表わ
す構成図である。
【図2】 実施例の電源装置の構成を表わす構成図であ
る。
【図3】 第2実施例の衛星受信システムの構成を表わ
す構成図である。
【符号の説明】
8,9…CSアンテナ 42…CSチューナ 20,70…増幅ユニット 22〜28,76v,7
6h…増幅回路 32…定電圧回路 34…電圧信号発生回路 80
d…偏波切換回路 88…電源回路 50…電源装置 52…変圧・整
流回路 54…定電圧回路 56…パルス発生回路 58…
パルス重畳回路 60…電圧判別回路 62…電源分離回路 42…
CSチューナ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏波面切換方式の衛星受信アンテナから
    の受信信号を増幅して端末側に伝送する衛星受信システ
    ム用受信信号増幅装置であって、 前記衛星受信アンテナから端末装置に至る伝送経路上に
    配置され、前記受信信号を増幅する増幅ユニットと、端
    末装置近傍に配置され、前記伝送経路を介して端末側よ
    り前記増幅ユニットに電源供給を行う電源ユニットとか
    らなり、 前記増幅ユニットは、前記電源ユニットから伝送されて
    きた電源供給信号により動作し、前記衛星受信アンテナ
    からの受信信号を増幅して端末側に出力する増幅手段
    と、該電源供給信号に所定のパルス信号が重畳されてい
    るか否かを判定し、重畳されていなければ第1偏波面の
    受信信号を出力させるための第1電圧信号を生成し、重
    畳されていれば第2偏波面の受信信号を出力させるため
    の第2電圧信号を生成して、前記衛星受信アンテナ側に
    出力する電圧信号出力手段と、を備え、 前記電源ユニットは、商用電源から電源供給を受けて、
    少なくとも前記増幅ユニット及び前記衛星受信アンテナ
    を動作させるに充分な電力量の電源供給信号を生成する
    電源供給信号生成手段と、前記端末装置から出力された
    偏波切換信号に基づき、前記第1偏波面の受信信号を前
    記衛星受信アンテナから出力させる場合には前記電源供
    給信号生成手段にて生成された電源供給信号をそのまま
    で、また前記第2偏波面の受信信号を出力させる場合に
    は前記電源供給信号生成手段にて生成された電源供給信
    号に前記パルス信号を重畳して、前記増幅ユニット側に
    出力する電源供給信号出力手段と、を備えたことを特徴
    とする衛星受信システム用受信信号増幅装置。
  2. 【請求項2】 複数の偏波信号を受信して各々出力する
    衛星受信アンテナからの受信信号を増幅して端末側に伝
    送する衛星受信システム用受信信号増幅装置であって、 前記衛星受信アンテナから出力された偏波面の異なる2
    種類の受信信号を増幅すると共に、該受信信号の内の一
    方を選択して一つの伝送経路にて端末側に出力する増幅
    ユニットと、端末装置近傍に配置され、前記伝送経路を
    介して端末側より前記増幅ユニットに電源供給を行う電
    源ユニットとからなり、 前記増幅ユニットは、前記衛星受信アンテナからの2種
    類の受信信号を増幅する増幅手段と、前記電源ユニット
    から伝送されてきた電源供給信号により前記増幅手段及
    び衛星受信アンテナに電源供給を行う電源供給手段と、
    前記電源供給信号に所定のパルス信号が重畳されている
    か否かを判断し、重畳されていなければ前記2種類の受
    信信号の内の第1偏波面の受信信号を、重畳されていれ
    ば前記2種類の受信信号の内の第2偏波面の受信信号
    を、いずれか選択して端末側に出力する受信信号選択手
    段と、を備え、 前記電源ユニットは、商用電源から電源供給を受けて、
    少なくとも前記増幅ユニット及び前記衛星受信アンテナ
    を動作させるに充分な電力量の電源供給信号を生成する
    電源供給信号生成手段と、前記端末装置から出力された
    偏波切換信号に基づき、前記第1偏波面の受信信号を前
    記増幅ユニットから出力させる場合には前記電源供給信
    号生成手段にて生成された電源供給信号をそのままで、
    また前記第2偏波面の受信信号を出力させる場合には前
    記電源供給信号生成手段にて生成された電源供給信号に
    前記パルス信号を重畳して、前記増幅ユニット側に出力
    する電源供給信号出力手段と、を備えたことを特徴とす
    る衛星受信システム用受信信号増幅装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001346064A (ja) * 2000-06-05 2001-12-14 Maspro Denkoh Corp 共同受信機器
JP2008193540A (ja) * 2007-02-07 2008-08-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 分配器システム
CN113727554A (zh) * 2021-08-27 2021-11-30 北京北方华创微电子装备有限公司 电源组件、等离子体浸没离子注入设备及其使用方法

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