JPH1131985A - Bs・csブースタ - Google Patents

Bs・csブースタ

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JPH1131985A
JPH1131985A JP19938097A JP19938097A JPH1131985A JP H1131985 A JPH1131985 A JP H1131985A JP 19938097 A JP19938097 A JP 19938097A JP 19938097 A JP19938097 A JP 19938097A JP H1131985 A JPH1131985 A JP H1131985A
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JP
Japan
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voltage
polarization
tuner
switching
polarization switching
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JP19938097A
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English (en)
Inventor
Satoshi Ogura
聰 小倉
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ANTEN KK
Original Assignee
ANTEN KK
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Publication date
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  • Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 偏波切替対応アンテナとチューナとの間にブ
ースタを挿入しても所望の偏波に切り替えて受信するこ
とができるようにする。 【解決手段】 コンバータ15からブースタ16に入力
される受信信号は、アンプ20で増幅されて偏波切替機
能付チューナ14に伝送することにより、受信信号の減
衰が補償される。一方、偏波切替機能付チューナ14か
ら供給される偏波切替電圧は、電圧比較部30に入力さ
れ、切替選択部36で選択されたモードに応じた比較基
準電圧と比較され、その比較結果が電流増幅回路32に
入力される。電流増幅回路32では、定電圧部34から
入力される一定の電源を電圧比較部30から入力される
比較結果に応じて電流増幅を行い、モードに応じた電圧
と電流とからなる電源を作成してコンバータ15に供給
する。コンバータ15では、供給された電源に応じて偏
波を切り替えて受信を行い、偏波切替機能付チューナ1
4ヘ伝送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、BS・CSブース
タに係り、さらに詳しくは、偏波切替対応アンテナで受
信された受信信号を増幅してチューナ側へ送出する信号
増幅部を有するBS・CSブースタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば、通信衛星(CS:Co
mmunication Satellite )から発射されるCS波と称さ
れる電波は、チャンネルごとに異なる偏波で電波が発射
され、その偏波には水平偏波と垂直偏波の2種類があっ
た。そして、このCS波を受信する場合は、各偏波ごと
に個別のコンバータがパラボラアンテナに設置されてい
て、受信するチャンネルごとにコンバータを切り替えな
がら受信を行っていた。ところが、この方式では、複数
のコンバータを必要とするとともに、それらのコンバー
タの切り替えを行わなくてはならず不便であった。そこ
で、最近では、偏波切替機能付チューナを用いてパラボ
ラアンテナ側に設置されたコンバータに供給する電圧を
切り替えることによって、一つのコンバータで水平偏波
と垂直偏波とを切り替え受信することが可能な受信シス
テムが開発されている。また、上記した通信衛星からの
CS波や衛星放送(BS:BroadcastingSatellite )に
よるBS波などを地上で受信する受信設備には、テレビ
受信共聴設備や通信衛星(CS)・衛星放送(BS:Br
oadcasting Satellite)受信設備などがあり、これらの
設備で受信信号を伝送する伝送ラインが長くなると伝送
周波数の高いBS帯やCS帯では減衰が大きくなって映
りが悪くなることから、伝送ラインの途中にブースタを
挿入することによって減衰分を補償していた。
【0003】例えば、図3には、従来のCS波の受信設
備50の概略構成図が示され、図4には、図3中の従来
のブースタ56の回路構成例が示されている。図3に示
されるように、従来の受信設備50は、パラボラアンテ
ナ側に設置されたコンバータ53に供給される電圧を変
化させることによって水平偏波と垂直偏波とを切り替え
て受信することができる偏波切替対応アンテナ52、コ
ンバータ53に偏波切替用電圧を供給するとともに偏波
切替対応アンテナ52で受信された電波を同調させる偏
波切替機能付チューナ54、コンバータ53と偏波切替
機能付チューナ54との間を結ぶ伝送ライン58が長く
なって信号成分が減衰する際に、間に挿入することによ
り信号成分の減衰を補償するブースタ56などにより構
成されている。また、このブースタ56の回路構成例と
しては、図4に示されるように、偏波切替対応アンテナ
52のコンバータ53と偏波切替機能付チューナ54と
の間に受信電波の信号成分を増幅させるアンプ60、そ
のアンプ60の入力側と出力側にそれぞれ配置され、電
流成分を遮断して信号成分を通すコンデンサ62,6
4、電源66に接続されて常に一定の電圧を供給する定
電圧部68を備えている。そして、その定電圧部68か
ら供給される一定の電圧は、ブースタ56のアンプ60
に供給されるとともに、電源供給スイッチ70とチョー
クコイル72とを介して、前記コンデンサ62と前記偏
波切替対応アンテナ52側のコンバータ53との間に供
給される。この電源供給スイッチ70は、コンバータ5
3に対して電源を供給する際にオンにしておき、マンシ
ョンなどのテレビ受信共聴設備等で電源供給が不要な場
合にはオフにしておくスイッチである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の受信
設備にあっては、本来ならば図3における偏波切替対応
アンテナ52と偏波切替機能付チューナ54とが直接接
続されていて、偏波切替機能付チューナ54からの偏波
切替用電圧を偏波切替対応アンテナ52に供給すること
によって、水平偏波と垂直偏波とを切り替えて所望の電
波を受信することが可能であった。しかしながら、上述
したように、伝送周波数の高い信号(BS帯,CS帯)
を長い伝送ライン58中に通す場合は、減衰が大きくな
るため、図3のように、ブースタ56を間に挿入するこ
とによって減衰分を補償していたが、ブースタ56を挿
入すると偏波切替機能付チューナ54から出力される偏
波切替用電圧がブースタ56までしか供給されなくな
り、偏波切替対応アンテナ52を偏波切替用電圧によっ
て偏波を切り替えながら受信することができなくなると
いう不都合があった。すなわち、ブースタ56を間に介
在させた場合は、ブースタ56内で作られた固定の電圧
(例えば、アンプ60に供給する15Vの電圧)を偏波
切替対応アンテナ52側に供給していたため、偏波切替
用電圧により偏波を切り替えて受信することができなか
った。因みに、偏波切替対応アンテナ52に15Vの電
圧を印加した場合は、常に水平偏波しか受信できなくな
っていた。
【0005】本発明は、かかる従来技術の有する不都合
に鑑みてなされたもので、請求項1に記載の発明の目的
は、偏波切替対応アンテナとチューナとの間にブースタ
を挿入しても所望の偏波に切り替えて受信することが可
能なBS・CSブースタを提供することにある。請求項
2に記載の発明の目的は、偏波切替対応アンテナとチュ
ーナとの間にブースタを挿入しても、入力される偏波切
替電圧に応じた電源を偏波切替対応アンテナに供給して
偏波を切り替えることが可能なBS・CSブースタを提
供することにある。請求項3に記載の発明の目的は、偏
波切替対応アンテナとチューナとの間にブースタを挿入
しても、入力される偏波切替電圧に応じた電源やそれ以
外の電源を偏波切替対応アンテナに対して選択的に供給
することによって偏波を切り替えることが可能なBS・
CSブースタを提供することにある。請求項4に記載の
発明の目的は、偏波切替対応アンテナとチューナとの間
に挿入されたブースタ内における受信信号の流れと、偏
波切替対応アンテナに供給される電源の流れとを分離さ
せて、所望の電波を適正に受信することが可能なBS・
CSブースタを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、供給電源に応じて受信電波の偏波を切り替えて受信
する偏波切替対応アンテナで受信した受信信号を増幅し
てチューナへ送出する信号増幅部を備えたBS・CSブ
ースタにおいて、前記偏波切替対応アンテナで所望の偏
波を受信させるための電源を作成して前記偏波切替対応
アンテナに供給する電源供給手段を備えている。これに
よれば、電源供給手段により偏波切替対応アンテナで所
望の偏波を受信する電源を作成して、偏波切替対応アン
テナ供給するようにしたため、偏波切替対応アンテナと
チューナとの間にブースタを挿入しても所望の偏波に切
り替えて受信することができる。請求項2に記載の発明
は、請求項1に記載のBS・CSブースタにおいて、前
記電源供給手段は、入力される偏波切替電圧と所定の比
較基準電圧とを比較する電圧比較部と、一定の電源を供
給する電源部と、前記電圧比較部の比較結果に基づいて
前記電源部から供給される電源の電圧調整と電流増幅と
を行う電源作成部と、を備えている。これによれば、電
源供給手段が電圧比較部と電源部と電源作成部とを備え
ているため、入力される偏波切替電圧に応じた電源を偏
波切替対応アンテナに供給して偏波の切り替えを行うこ
とができる。請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
のBS・CSブースタにおいて、前記電源供給手段は、
前記電圧比較部で用いる比較基準電圧をモード別に切り
替えて前記偏波切替対応アンテナに供給される電圧を変
化させる切替選択部をさらに備えている。これによれ
ば、電源供給手段が切替選択部をさらに備えているた
め、入力される偏波切替電圧に応じた電源やそれ以外の
電源を偏波切替対応アンテナに対して選択的に供給する
ことによって、所望の偏波に切り替えることができる。
【0007】請求項4に記載の発明は、請求項2または
3に記載のBS・CSブースタにおいて、前記チューナ
は、偏波切替電圧が供給可能な偏波切替えチューナであ
って、前記偏波切替対応アンテナは、コンバータを有
し、前記コンバータと前記信号増幅部との間に設けられ
た第1コンデンサと、前記信号増幅部と前記偏波切替え
チューナとの間に設けられた第2コンデンサと、前記コ
ンバータと前記第1コンデンサとの間と、前記電源作成
部の出力側との間に介在させた第1チョークコイルと、
前記第2コンデンサと前記偏波切替えチューナとの間
と、前記電圧比較部との間に介在させた第2チョークコ
イルと、を備えている。これによれば、第1コンデンサ
がコンバータと信号増幅部との間に設けられ、第2コン
デンサが信号増幅部と偏波切替えチューナとの間に設け
られ、第1チョークコイルがコンバータと第1コンデン
サとの間と、電源作成部の出力側との間に介在させ、第
2チョークコイルが第2コンデンサと偏波切替えチュー
ナとの間と、電圧比較部との間に介在させている。この
ため、ブースタ内において受信信号の流れと、偏波切替
対応アンテナに供給される電源の流れとが分離されて、
所望の電波を適正に受信することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
1および図2に基づいて説明する。図1には、本実施の
形態に係るブースタ16が挿入されたBS・CS受信シ
ステム10の概略構成図が示され、図2には、図1中の
ブースタ16の回路構成例が示されている。ここでは、
衛星放送(BS:Broadcasting Satellite)や通信衛星
(CS:Communication Satellite )からチャンネルご
とに異なる偏波(水平偏波,垂直偏波)で電波が発射さ
れ、そのBS波やCS波をパラボラアンテナで受信する
BS・CS受信システム10として実施したものであ
る。このBS・CS受信システム10は、図1に示され
るように、通信衛星11からパラボラアンテナ12に対
して電波13が発射される。このパラボラアンテナ12
には、コンバータ15が接続されていて、このコンバー
タ15に供給される電圧によって水平偏波と垂直偏波と
を切り替えて受信することができる。ここでは、パラボ
ラアンテナ12とコンバータ15とにより、偏波切替対
応アンテナ17が構成されている。この偏波切替対応ア
ンテナ17で受信されRF信号に変換された受信信号
は、伝送ライン18を介してブースタ16に入力され
る。
【0009】ブースタ16は、後述するように、受信さ
れたRF信号の減衰を補償するために信号成分を増幅さ
せるとともに、偏波切替対応アンテナ17に供給する電
源を作成するものである。ブースタ16から出力され減
衰分の補償されたRF信号は、伝送ライン18を経て偏
波切替えチューナとしての偏波切替機能付チューナ14
に入力される。偏波切替機能付チューナ14は、偏波切
替対応アンテナ17のコンバータ15に供給するための
偏波切替用電圧を出力するとともに、偏波切替対応アン
テナ17から送られてくるRF信号を同調させて受信す
るものである。また、本実施の形態に係るブースタ16
は、図2において、信号増幅部としてのアンプ20、第
1コンデンサおよび第2コンデンサとしてのコンデンサ
22,24、第1チョークコイルおよび第2チョークコ
イルとしてのチョークコイル26,28、電圧比較部3
0、電源作成部としての電流増幅回路32、電源部とし
ての定電圧部34、切替選択部36などを備えている。
【0010】アンプ20は、コンバータ15から入力さ
れるRF信号の信号成分を増幅させるもので、増幅され
たRF信号は偏波切替機能付チューナ14へ送出され
る。コンデンサ22,24は、上述したアンプ20の入
力側と出力側にそれぞれ配置されており、電流成分を遮
断して信号成分(RF信号)を通す作用を有している。
また、チョークコイル26,28は、上述したコンデン
サとは逆の作用を有しており、信号成分(RF信号)を
阻止して電流成分を通すものである。このため、これら
の作用を有するコンデンサ22,24とチョークコイル
26,28とを図2のように配置することにより、信号
成分と電流成分とをそれぞれ分離することで、同一の伝
送ライン18を使ってRF信号の偏波切替機能付チュー
ナ14への伝送と、コンバータ15への電源供給とを支
障なく行うことができる。とりわけ、チョークコイル2
8は、アンプ20で増幅されたRF信号を阻止し、偏波
切替機能付チューナ14から供給される偏波切替電圧を
分離して、後述する電圧比較部30に供給する機能を有
している。また、チョークコイル26は、コンバータ1
5からのRF信号を阻止し、後述する電流増幅回路32
で電流増幅された電源をコンバータ15へ供給して、偏
波を切り替える機能を有している。
【0011】電圧比較部30は、図示していない比較基
準電圧を作成する基準電圧部と、その比較基準電圧と偏
波切替機能付チューナ14から入力される偏波切替電圧
とを比較するコンパレータとを備えている。上述した基
準電圧部で作成される比較基準電圧は、必ずしも1種類
とは限らず、複数種類の比較基準電圧を作成可能とし、
その中から必要に応じて選択できるようにしてもよい。
本実施の形態では、後述する切替選択部36により選択
したモードの種類に応じて比較基準電圧を選択したり、
コンバータ15に他から電源が供給される場合は電圧比
較を行うことなく電源供給を中止するようにする。電流
増幅回路32は、ここではトランジスタで構成されてお
り、後述される定電圧部34から供給される一定の電圧
を電圧比較部30の比較結果に基づいて電流増幅を行
い、コンバータ15に対して偏波を切り替えるための安
定かつ所望の電源を供給するものである。このトランジ
スタは、電流増幅率が一定であって、トランジスタのベ
ースに上記の電圧比較部30から比較出力される偏波切
替電圧を印加することによって電流増幅が制御され、ト
ランジスタのエミッタからその制御電圧(偏波切替電
圧)に応じた電圧が電流増幅の結果として出力される。
例えば、偏波切替機能付チューナ14からコンバータ1
5に供給される電流が数百mA程度であったため、上記
の電流増幅回路32で電流増幅を行うことにより、倍以
上の電流をコンバータ15に供給することが可能とな
る。
【0012】定電圧部34は、図示しない電源に接続さ
れ、ブースタ16を動作させるための一定の電圧から成
る直流電流を作り出すもので、ツェナーダイオード等が
用いられている。この定電圧部34から供給される一定
の電圧は、アンプ20に供給されるとともに、電源増幅
回路32にも供給される。切替選択部36は、切り替え
スイッチで構成されており、ここでは水平偏波・BS
受信モード、垂直偏波モード、水平・垂直自動切り
替えモード、電源オフモードの4種類の切り替えモー
ドがあって、そのうちの1つのモードが選択されるとス
イッチが切り替わり、その選択結果が上記の電圧比較部
30に入力される。そして、本実施の形態では、上述し
た電圧比較部30、電流増幅回路32、定電圧部34お
よび切替選択部36などにより、偏波切替対応アンテナ
17に供給される電源を作成する電源供給手段が構成さ
れている。
【0013】このように、本実施の形態に係るBS・C
S受信システム10が構成されており、以下に動作を説
明する。まず、図1に示されるように、通信衛星(C
S)からは、チャンネルごとに異なる水平偏波や垂直偏
波による電波13が発射され、そのCS波をパラボラア
ンテナ12で受信される。パラボラアンテナ12とこれ
に接続されるコンバータ15により偏波切替対応アンテ
ナ17が構成され、コンバータ15に供給される電源に
よって水平偏波や垂直偏波を切り替えて受信することが
できる。本実施の形態では、図2に示されるように、ブ
ースタ16の切替選択部36を用いて、水平偏波・B
S受信モード、垂直偏波モード、水平・垂直自動切
り替えモード、電源オフモードの4種類のモード選択
が可能である。例えば、オペレータが切替選択部36を
使っての水平・垂直自動切り替えモードを選択してい
ると、偏波切替機能付チューナ14からチョークコイル
28を介して電圧比較部30に入力される偏波切替電圧
と、電圧比較部30内の基準電圧部で作成された所定の
比較基準電圧とをコンパレータで比較することにより、
偏波切替機能付チューナ14が何れの偏波を選択してい
るかを判断することができる。電流増幅回路32では、
電圧比較部30による比較結果をトランジスタのベース
に印加することにより、定電圧部34から供給される一
定の電源に対して電流増幅が行われて、偏波切替機能付
チューナ14から入力される偏波切替電圧に応じた電圧
と適正な電流容量を持った電源を作成することができ
る。この電流増幅回路32で作成された電源は、チョー
クコイル26と伝送ライン18を介してコンバータ15
へ供給することにより、偏波切替機能付チューナ14で
選択された水平偏波あるいは垂直偏波に自動的に切り替
えて受信することができる。
【0014】また、オペレータは、ブースタ16の切替
選択部36を用いて、の水平偏波・BS受信モードや
の垂直偏波モードを選択すると、偏波切替機能付チュ
ーナ14から供給される偏波切替電圧とは関係なく、常
に一定の電圧(垂直偏波選択時:11V、水平偏波選択
時:15V)と電流容量から成る電源を電流増幅回路3
2で作成してコンバータ15へ供給することができる。
このため、偏波切替対応アンテナ17で受信される偏波
をブースタ16を用いて手動で切り替えることができ
る。さらに、オペレータは、マンションなどの集合住宅
におけるテレビ受信共聴システム等でコンバータ15に
対する電源供給が不要な場合、ブースタ16の切替選択
部36を用いての電源オフモードを選択すると、電圧
比較部30からの電圧比較結果が電流増幅回路32に出
力されなくなり、コンバータ15への電源供給を停止す
ることができる。
【0015】以上説明したように、本実施の形態による
と、アンテナ17とチューナ14との間にブースタ16
を挿入することによって、ケーブルの伝送損失が大きい
伝送周波数の高い衛星放送(BS)や通信衛星(CS)
からの電波(BS波、CS波)を受信する場合であって
も、受信信号の減衰を補償して受信信号の品位を向上さ
せることが可能となり、受信画面の劣化や受信不能を防
止することができる。また、本実施の形態によると、チ
ューナ14から供給される偏波切替電圧を偏波切替対応
アンテナ17に供給することによって受信する偏波を切
り替える受信システム10を使用しても、間に挿入する
ブースタ16内でチューナ14からの偏波切替電圧に基
づいて偏波切替対応アンテナ17に供給する電源を作成
するので、チューナ14からの偏波切替電圧により偏波
切替対応アンテナ17で受信される偏波(水平偏波、垂
直偏波)を自動的に切替えることができる。
【0016】さらに、本実施の形態によると、ブースタ
16内の切替選択部36でモード選択を行うことによ
り、水平偏波や垂直偏波を自動的に切替える他、水平偏
波や垂直偏波を固定的に受信させたり、テレビ受信共聴
システム等でコンバータ15に電源供給が不要な場合は
電源供給を停止することができる。また、本実施の形態
によると、コンデンサ22,24やチョークコイル2
6,28により、チューナ14へ伝送する受信信号の信
号成分と偏波切替対応アンテナ17に供給される電源と
しての電流成分とを分離して処理するため、所望の電波
が適正に受信することができる。なお、本実施の形態に
係るブースタの切替選択部で選択可能なモードとして4
種類をあげて説明したが、もちろんこれに限定されるも
のではなく、種々のモード設定を行って、その中から所
望のモードを選択するようにしても良い。また、本実施
の形態では、1つのアンテナで受信された信号をブース
タを介して1つのチューナに伝送する例を説明したが、
1つのアンテナで受信された信号を複数のチューナに分
配する際に、分配損失を補償する際のブースタとして適
用しても良い。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、偏波切替対応アンテナとチューナとの間
にブースタを挿入しても所望の偏波に切り替えて受信す
ることができる。請求項2に記載の発明によれば、偏波
切替対応アンテナとチューナとの間にブースタを挿入し
ても、入力される偏波切替電圧に応じた電源を偏波切替
対応アンテナに供給して偏波を切り替えることができ
る。請求項3に記載の発明によれば、偏波切替対応アン
テナとチューナとの間にブースタを挿入しても、入力さ
れる偏波切替電圧に応じた電源やそれ以外の電源を偏波
切替対応アンテナに対して選択的に供給することによ
り、偏波を切り替えることができる。請求項4に記載の
発明によれば、偏波切替対応アンテナとチューナとの間
に挿入されたブースタ内における受信信号の流れと、偏
波切替対応アンテナに供給される電源の流れとを分離さ
せて、所望の電波を適正に受信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るブースタが挿入されたBS
・CS受信システムの概略構成図である。
【図2】図1中のブースタの回路構成例を示す図であ
る。
【図3】従来のCS波の受信設備の概略構成図である。
【図4】図3中の従来のブースタの回路構成例を示す図
である。
【符号の説明】
10 BS・CS受信システム 12 パラボラアンテナ 13 電波(受信電波) 14 偏波切替機能付チューナ(偏波切替えチュー
ナ) 15 コンバータ 16 ブースタ 17 偏波切替対応アンテナ 20 アンプ(信号増幅部) 22 コンデンサ(第1コンデンサ) 24 コンデンサ(第2コンデンサ) 26 チョークコイル(第1チョークコイル) 28 チョークコイル(第2チョークコイル) 30 電圧比較部(電源供給手段の一部) 32 電流増幅回路(電源作成部、電源供給手段の一
部) 34 定電圧部(電源部、電源供給手段の一部) 36 切替選択部(電源供給手段の一部)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給電源に応じて受信電波の偏波を切り
    替えて受信する偏波切替対応アンテナで受信した受信信
    号を増幅してチューナへ送出する信号増幅部を備えたB
    S・CSブースタにおいて、 前記偏波切替対応アンテナで所望の偏波を受信させるた
    めの電源を作成して前記偏波切替対応アンテナに供給す
    る電源供給手段を備えていることを特徴とするBS・C
    Sブースタ。
  2. 【請求項2】 前記電源供給手段は、 入力される偏波切替電圧と所定の比較基準電圧とを比較
    する電圧比較部と、 一定の電源を供給する電源部と、 前記電圧比較部の比較結果に基づいて前記電源部から供
    給される電源の電圧調整と電流増幅とを行う電源作成部
    と、を備えていることを特徴とする請求項1に記載のB
    S・CSブースタ。
  3. 【請求項3】 前記電源供給手段は、 前記電圧比較部で用いる比較基準電圧をモード別に切り
    替えて前記偏波切替対応アンテナに供給される電圧を変
    化させる切替選択部をさらに備えていることを特徴とす
    る請求項2に記載のBS・CSブースタ。
  4. 【請求項4】 前記チューナは、偏波切替電圧が供給可
    能な偏波切替えチューナであって、 前記偏波切替対応アンテナは、コンバータを有し、 前記コンバータと前記信号増幅部との間に設けられた第
    1コンデンサと、 前記信号増幅部と前記偏波切替えチューナとの間に設け
    られた第2コンデンサと、 前記コンバータと前記第1コンデンサとの間と、前記電
    源作成部の出力側との間に介在させた第1チョークコイ
    ルと、 前記第2コンデンサと前記偏波切替えチューナとの間
    と、前記電圧比較部との間に介在させた第2チョークコ
    イルと、 を備えていることを特徴とする請求項2または3に記載
    のBS・CSブースタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006253833A (ja) * 2005-03-08 2006-09-21 Maspro Denkoh Corp テレビ受信用増幅器

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JP2006253833A (ja) * 2005-03-08 2006-09-21 Maspro Denkoh Corp テレビ受信用増幅器

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