JP4679950B2 - ループアンテナ - Google Patents

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Description

本発明は、室内で使用するのに適したループアンテナに関する。
UHF帯におけるテレビ放送は13ch(470MHz)ないし62ch(770MHz)で行われており、このUHF帯を受信するアンテナの一つとしてループアンテナが知られている。ループアンテナは形状を小型化することができるため、室内用のUHF帯のアンテナとして好適なアンテナとなる。このようなループアンテナの一例を図102および図103に示す。図102は従来のループアンテナ100の構成を示す正面図であり、図103は従来のループアンテナ100の側面図である。これらの図に示すループアンテナ100は、矩形状のループ素子100aを備えその1辺の中央部が外側に折曲されて、その先端が給電点100bとされている。このループ素子の幅wを約150mm、高さhを約150mm、給電点100b間の間隔dを約10mmとした際のゲインの周波数特性を図104に示し、反射損失の周波数特性を図105に示す。図104および図105に示す周波数特性における周波数範囲は470MHz(13ch)〜770MHz(62ch)のUHF帯とされており、これらの図を参照すると、約500MHzにおいて最も特性が良好となっており、500MHzの1波長がループ素子100aの長さにほぼ相当していることから、図102および図103に示すループアンテナ100は1波長のアンテナとして動作していることが分かる。なお、ゲインの周波数特性における横軸のゲインの単位dBdは、アンテナの利得を完全半波長アンテナ(絶対利得2.15dBi)との比で表す単位である。
また、従来のループアンテナの他の例を図106に示す。図106に示す従来のループアンテナ101は、ひし形のループ素子101aを備え1つの頂点から外側に折曲されて、その先端が給電点101bとされている。このループ素子101aの1辺を約150mmとしてループ素子101aの長さを約600mmとすると共に、給電点101b間の間隔を約10mmとした際のゲインの周波数特性を図107に示し、反射損失の周波数特性を図108に示す。図107および図108に示す周波数特性における周波数範囲は470MHz(13ch)〜770MHz(62ch)のUHF帯とされており、これらの図を参照すると、図106に示すループアンテナ101は1波長のアンテナとして動作しており、ループアンテナ100より若干電気的特性が良好になっていることが分かる。
さらに、従来のループアンテナの他の例を図109に示す。図109に示す従来のループアンテナ102は、長方形のループ素子102aを備え1辺のほぼ中央から外側に折曲されて、その先端が給電点102bとされている。このループ素子102aの長さを約600mmとすると共に、給電点102b間の間隔を約10mmとした際のゲインの周波数特性を図110に示し、反射損失の周波数特性を図111に示す。図110および図111に示す周波数特性における周波数範囲は470MHz(13ch)〜770MHz(62ch)のUHF帯とされており、これらの図を参照すると、図109に示すループアンテナ102は1波長のアンテナとして動作しており、ループアンテナ100より若干電気的特性が良好になっていることが分かる。
さらにまた、従来のループアンテナの他の例を図112に示す。図112に示す従来のループアンテナ103は、円形のループ素子103aを備えループ素子103aの切断された部位が外側に折曲されて、その先端が給電点103bとされている。このループ素子103aの長さを約600mmとすると共に、給電点103b間の間隔を約10mmとした際のゲインの周波数特性を図113に示し、反射損失の周波数特性を図114に示す。図113および図114に示す周波数特性における周波数範囲は470MHz(13ch)〜770MHz(62ch)のUHF帯とされており、これらの図を参照すると、図112に示すループアンテナ103は1波長のアンテナとして動作しており、ループアンテナ100より若干電気的特性が劣化されていることが分かる。
さらにまた、従来のループアンテナの他の例を図115に示す。図115に示す従来のループアンテナ104は、矩形の双ループ素子104aを備えている。双ループ素子104aは矩形の大きさの異なるループ素子が同じ中心とされるよう2重に配置されて構成され、2つのループ素子の1辺の中央部が接続されて外側に延伸され、その先端が2つのループ素子に共通の給電点104bとされている。この双ループ素子104aの外側のループ素子の長さを約600mmとすると共に、内側のループ素子の長さを約520mmとして、給電点104b間の間隔を約10mmとした際のゲインの周波数特性を図116に示し、反射損失の周波数特性を図117に示す。図116および図117に示す周波数特性における周波数範囲は470MHz(13ch)〜770MHz(62ch)のUHF帯とされており、これらの図を参照すると、図114に示すループアンテナ104は1波長のアンテナとして動作しており、ループアンテナ100より大幅に電気的特性が良好となっていることが分かる。
さらにまた、従来のループアンテナのさらに他の例を図118に示す。図118に示す従来のループアンテナ105は、導電板を矩形のループ状に切り抜いて形成されたループ素子105aを備えている。
さらにまた、従来のループアンテナの他の例を図119に示す。図119に示す従来のループアンテナ106は、導電板を矩形状に折曲して形成されたループ素子106aを備えている。ループアンテナ105、ループアンテナ106のゲインおよび反射損失の周波数特性については図示しないが、ループアンテナ104のゲインおよび反射損失の周波数特性を超えるものではない。
上記した従来のループアンテナ100ないしループアンテナ103のゲインおよび反射損失の周波数特性を参照すると、良好なゲインおよび反射損失の周波数特性を示す周波数範囲が狭くなっており、UHF帯におけるテレビチャンネルの数チャンネルでしか実用的に動作しないという問題点があった。
また、従来の双ループ素子104aを備えるループアンテナ104においては良好なゲインおよび反射損失の周波数特性を示す周波数範囲がある程度広帯域となっているが、UHF帯におけるテレビ放送の周波数帯域は300MHzもの広帯域に亘っていることから、より広帯域において実用的に動作するループアンテナが望まれている。
そこで、本発明は、実用的に動作する周波数帯域を広帯域化するようにしたループアンテナを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のループアンテナは、使用周波数帯域の低域あるいは高域において共振する長さとされており、ループ素子の給電点をほぼ中心として、該ループ素子に近接して、前記使用周波数帯域の高域あるいは低域において共振する長さとされている無給電素子を配置するようにしたことを最も主要な特徴としている。
本発明によれば、使用周波数帯域の低域あるいは高域において共振する長さとされており、ループ素子の給電点をほぼ中心として、該ループ素子に近接して、前記使用周波数帯域の高域あるいは低域において共振する長さとされている無給電素子を配置することで、実用的に動作する周波数帯域を広帯域化することができるようになった。
UHF帯において実用的に動作する周波数帯域を広帯域化するようにしたループアンテナを提供するという目的を、ループ素子の給電点をほぼ中心として、該ループ素子に近接して無給電素子を配置することで実現した。
本発明の第1実施例のループアンテナ1の構成を図1および図2に示す。図1は本発明の第1実施例のループアンテナ1の構成を示す正面図であり、図2は本発明の第1実施例のループアンテナ1の側面図である。
これらの図に示すループアンテナ1は、金属線を矩形状に折曲して構成されたループ素子1aを備え、その1辺の中央部が切断されて外側に折曲されて延伸され、その先端が給電点1cとされている。そして、ループ素子1aの給電点1cをほぼ中心とする辺に対向すると共に、当該辺に近接して導電性の直線状とされた無給電素子1bが配置されている。本発明の第1実施例のループアンテナ1は、無給電素子1bがループ素子1aにおける給電点1cを中心とする辺に近接して配置されていることを特徴的な構成としている。無給電素子1bは、例えば金属線により構成されており、その長さはループ素子1aの幅wとほぼ等しい長さとされている。
本発明の第1実施例のループアンテナ1は、ループ素子1aが1波長のアンテナとして動作するようになり、ループ素子1aの幅wを約150mm、高さhを約150mm、給電点1c間の間隔Dを約10mm、無給電素子1bの長さを約150mm、ループ素子1aと無給電素子1bとの間隔D1を約1mmとした際のゲインの周波数特性を図3に示し、その反射損失の周波数特性を図4に示す。図3および図4に示す周波数特性における周波数範囲は470MHz(13ch)〜770MHz(62ch)のUHF帯のテレビ放送の周波数範囲とされており、これらの周波数特性と従来のループアンテナ100のゲインおよび反射損失の周波数特性(図104,図105参照)とを対比すると、本発明の第1実施例のループアンテナ1は、高域における特性が格段に向上されて実用的に動作する周波数範囲が格段に広帯域化されていることが分かる。このように、無給電素子1bを設けることにより実用的に動作する周波数範囲が格段に広帯域化されたループアンテナ1とすることができるのである。
次に、本発明の第2実施例のループアンテナ2の構成を図5および図6に示す。図5は本発明の第2実施例のループアンテナ2の構成を示す正面図であり、図6は本発明の第2実施例のループアンテナ2の側面図である。
これらの図に示すループアンテナ2は、金属線をひし形状に折曲して構成されたループ素子2aを備え、1つの頂点が切断されて外側に折曲されて延伸され、その先端が給電点2cとされている。そして、ループ素子2aの給電点2cから両側に延伸されている辺に対向すると共に、当該辺に近接して導電性のL字状に折曲された無給電素子2bが配置されている。本発明の第2実施例のループアンテナ2においては、無給電素子2bがループ素子2aにおける給電点2cの両側の辺に近接して配置されていることを特徴的な構成としている。無給電素子2bは、例えば金属線により構成されており、その長さはループ素子2aの長さの約1/4の長さとされている。
本発明の第2実施例のループアンテナ2は、1波長のアンテナとして動作するようになり、ループ素子2aの長さを約600mm、給電点2c間の間隔を約10mm、無給電素子2bの長さを約150mm、ループ素子2aと無給電素子2bとの間隔を約1mmとした際のゲインの周波数特性を図7に示し、その反射損失の周波数特性を図8に示す。図7および図8に示す周波数特性における周波数範囲は470MHz(13ch)〜770MHz(62ch)のUHF帯のテレビ放送の周波数範囲とされており、これらの周波数特性と従来のループアンテナ101のゲインおよび反射損失の周波数特性(図107,図108参照)とを対比すると、本発明の第2実施例のループアンテナ2は、高域における特性が格段に向上されて実用的に動作する周波数範囲が格段に広帯域化されていることが分かる。このように、無給電素子2bを設けることにより実用的に動作する周波数範囲が格段に広帯域化されたループアンテナ2とすることができるのである。
次に、本発明の第3実施例のループアンテナ3の構成を図9および図10に示す。図9は本発明の第3実施例のループアンテナ3の構成を示す正面図であり、図10は本発明の第3実施例のループアンテナ3の側面図である。
これらの図に示すループアンテナ3は、金属線を長方形状に折曲して構成されたループ素子3aを備え、短辺の1つのほぼ中央が切断されて外側に折曲されて延伸され、その先端が給電点3cとされている。そして、ループ素子3aの給電点3cをほぼ中心とする辺と当該辺から約90°折曲されて延伸している2辺に対向して、ループ素子1aに近接するよう導電性のコ字状に折曲された無給電素子3bが配置されている。本発明の第3実施例のループアンテナ3においては、無給電素子3bがループ素子3aにおける給電点3cを中心とする辺と、当該辺から延伸される2辺に近接して配置されていることを特徴的な構成としており、無給電素子3bは、例えば金属線により構成されており、その長さはループ素子3aの長さの約1/4の長さとされている。
本発明の第3実施例のループアンテナ3は、1波長のアンテナとして動作するようになり、ループ素子3aの長さを約600mm、給電点3c間の間隔を約10mm、無給電素子3bの長さを約150mm、ループ素子3aと無給電素子3bとの間隔を約1mmとした際のゲインの周波数特性を図11に示し、その反射損失の周波数特性を図12に示す。図11および図12に示す周波数特性における周波数範囲は470MHz(13ch)〜770MHz(62ch)のUHF帯のテレビ放送の周波数範囲とされており、これらの周波数特性と従来のループアンテナ102のゲインおよび反射損失の周波数特性(図110,図111参照)とを対比すると、本発明の第3実施例のループアンテナ3は、高域における特性が格段に向上されて実用的に動作する周波数範囲が格段に広帯域化されていることが分かる。このように、無給電素子3bを設けることにより実用的に動作する周波数範囲が格段に広帯域化されたループアンテナ3とすることができるのである。
次に、本発明の第4実施例のループアンテナ4の構成を図13および図14に示す。図13は本発明の第4実施例のループアンテナ4の構成を示す正面図であり、図14は本発明の第4実施例のループアンテナ4の側面図である。
これらの図に示すループアンテナ4は、金属線を円形状に折曲して構成されたループ素子4aを備え、ループ素子4aにおいて切断された部位が外側に折曲されて延伸され、その先端が給電点4cとされている。そして、ループ素子4aの給電点4cから両側に延伸されているループ素子4aに対向すると共に、ループ素子4aに近接して導電性の円弧状に折曲された無給電素子4bが配置されている。本発明の第4実施例のループアンテナ4においては、無給電素子4bがループ素子4aにおける給電点4cを中心とする部分に近接して配置されていることを特徴的な構成としている。無給電素子4bは、例えば金属線により構成されており、その長さはループ素子4aの長さの約1/4の長さとされている。
本発明の第4実施例のループアンテナ4は、1波長のアンテナとして動作するようになり、ループ素子4aの長さを約600mm、給電点4c間の間隔を約10mm、無給電素子4bの長さを約150mm、ループ素子4aと無給電素子4bとの間隔を約1mmとした際のゲインの周波数特性を図15に示し、その反射損失の周波数特性を図16に示す。図15および図16に示す周波数特性における周波数範囲は470MHz(13ch)〜770MHz(62ch)のUHF帯のテレビ放送の周波数範囲とされており、これらの周波数特性と従来のループアンテナ103のゲインおよび反射損失の周波数特性(図113,図114参照)とを対比すると、本発明の第4実施例のループアンテナ4は、高域における特性が格段に向上されて実用的に動作する周波数範囲が格段に広帯域化されていることが分かる。このように、無給電素子4bを設けることにより実用的に動作する周波数範囲が格段に広帯域化されたループアンテナ4とすることができるのである。
次に、本発明の第5実施例のループアンテナ5の構成を図17および図18に示す。図17は本発明の第5実施例のループアンテナ5の構成を示す正面図であり、図18は本発明の第5実施例のループアンテナ5の側面図である。
これらの図に示すループアンテナ5は、金属線を矩形状に折曲して構成された外側のループ素子と、金属線を矩形状に折曲して構成された外側のループ素子より小型とされて動作周波数帯域が高くされた内側のループ素子からなる双ループ素子5aを備えている。双ループ素子5aを構成している外側のループ素子と内側のループ素子とはそれぞれの中心が同じ位置となるように配置されて、各辺間の間隔はほぼ等間隔とされている。外側のループ素子と内側のループ素子における対向する辺の中央部が切断されて接続され、外側に延伸されて、その先端が給電点5cとされている。そして、双ループ素子5aの給電点5cをほぼ中心とする辺に対向すると共に、当該辺に近接して導電性の直線状とされた無給電素子5bが配置されている。本発明の第5実施例のループアンテナ5は、無給電素子5bが双ループ素子5aにおける給電点5cを中心とする辺に近接して配置されていることを特徴的な構成としている。無給電素子5bは、例えば金属線により構成されており、その長さは双ループ素子5aの幅とほぼ等しい長さとされている。
本発明の第5実施例のループアンテナ5は、1波長のアンテナとして動作するようになる。第5実施例のループアンテナ5において、双ループ素子5aに対して無給電素子5bを上下に移動させるとループアンテナ5の電気的特性が変化するようになる。そこで、双ループ素子5aにおける外側のループ素子の給電点5cをほぼ中心とする辺の高さを基準として無給電素子5bを下方向から上方向に移動させた際のゲインと反射損失の周波数特性を次に示す。この場合、双ループ素子5aの外側のループ素子の幅を約150mm、高さを約150mm、内側のループ素子の幅を約130mm、高さを約130mm、外側のループ素子と内側のループ素子との間隔を約10mm、給電点5c間の間隔を約10mm、無給電素子5bの長さを約150mm、双ループ素子5aと無給電素子5bとの間隔を約1mmとする。
まず、無給電素子5bを双ループ素子5aにおける外側のループ素子の給電点5cをほぼ中心とする辺の高さから下方向に約5mm移動した際のゲインの周波数特性を図19に示し、その反射損失の周波数特性を図20に示す。図19および図20に示す周波数特性における周波数範囲は470MHz(13ch)〜770MHz(62ch)のUHF帯のテレビ放送の周波数範囲とされており、これらの周波数特性と従来のループアンテナ104のゲインおよび反射損失の周波数特性(図116、図117参照)とを対比すると、この本発明の第5実施例のループアンテナ5は、高域における特性が格段に向上されて実用的に動作する周波数範囲が格段に広帯域化されていることが分かる。このように、無給電素子5bを設けることにより実用的に動作する周波数範囲が格段に広帯域化されたループアンテナ5とすることができるのである。上記した本発明の第5実施例のループアンテナ5においては、UHF帯のほとんどのチャンネルにおいて実用的に十分動作するループアンテナとなる。
次に、無給電素子5bを双ループ素子5aにおける外側のループ素子の給電点5cをほぼ中心とする辺の高さから下方向に約2.5mm移動した際のゲインの周波数特性を図21に示し、その反射損失の周波数特性を図22に示す。図21および図22に示す周波数特性における周波数範囲は470MHz(13ch)〜770MHz(62ch)のUHF帯のテレビ放送の周波数範囲とされており、これらの周波数特性と従来のループアンテナ104のゲインおよび反射損失の周波数特性(図116、図117参照)とを対比すると、この本発明の第5実施例のループアンテナ5は、高域における特性が格段に向上されて実用的に動作する周波数範囲が格段に広帯域化されていることが分かる。このように、無給電素子5bを設けることにより実用的に動作する周波数範囲が格段に広帯域化されたループアンテナ5とすることができるのである。上記した本発明の第5実施例のループアンテナ5においては、UHF帯のほとんどのチャンネルにおいて実用的に十分動作するループアンテナとなる。
次に、無給電素子5bを双ループ素子5aにおける外側のループ素子の給電点5cをほぼ中心とする辺の高さと同じ高さとした際のゲインの周波数特性を図23に示し、その反射損失の周波数特性を図24に示す。図23および図24に示す周波数特性における周波数範囲は470MHz(13ch)〜770MHz(62ch)のUHF帯のテレビ放送の周波数範囲とされており、これらの周波数特性と従来のループアンテナ104のゲインおよび反射損失の周波数特性(図116、図117参照)とを対比すると、この本発明の第5実施例のループアンテナ5は、高域における特性が格段に向上されて実用的に動作する周波数範囲が格段に広帯域化されていることが分かる。このように、無給電素子5bを設けることにより実用的に動作する周波数範囲が格段に広帯域化されたループアンテナ5とすることができるのである。上記した本発明の第5実施例のループアンテナ5においては、UHF帯の高域のチャンネルを除く6割以上のチャンネルにおいて実用的に十分動作するループアンテナとなる。なお、反射損失特性に見られるようにこの場合のループアンテナ5は約600MHzで共振する特性を示すようになる。
次に、無給電素子5bを双ループ素子5aにおける外側のループ素子の給電点5cをほぼ中心とする辺の高さから上方向に約2.5mm移動した際のゲインの周波数特性を図25に示し、その反射損失の周波数特性を図26に示す。図25および図26に示す周波数特性における周波数範囲は470MHz(13ch)〜770MHz(62ch)のUHF帯のテレビ放送の周波数範囲とされており、これらの周波数特性と従来のループアンテナ104のゲインおよび反射損失の周波数特性(図116、図117参照)とを対比すると、この本発明の第5実施例のループアンテナ5は、高域における特性が格段に向上されて実用的に動作する周波数範囲が格段に広帯域化されていることが分かる。このように、無給電素子5bを設けることにより実用的に動作する周波数範囲が格段に広帯域化されたループアンテナ5とすることができるのである。上記した本発明の第5実施例のループアンテナ5においては、UHF帯の高域のチャンネルを除く6割以上のチャンネルにおいて実用的に十分動作するループアンテナとなる。なお、反射損失特性に見られるようにこの場合のループアンテナ5は約610MHzで共振する特性を示すようになる。
次に、無給電素子5bを双ループ素子5aにおける外側のループ素子の給電点5cをほぼ中心とする辺の高さから上方向に約5.0mm移動した際のゲインの周波数特性を図27に示し、その反射損失の周波数特性を図28に示す。図27および図28に示す周波数特性における周波数範囲は470MHz(13ch)〜770MHz(62ch)のUHF帯のテレビ放送の周波数範囲とされており、これらの周波数特性と従来のループアンテナ104のゲインおよび反射損失の周波数特性(図116、図117参照)とを対比すると、この本発明の第5実施例のループアンテナ5は、高域における特性が格段に向上されて実用的に動作する周波数範囲が格段に広帯域化されていることが分かる。このように、無給電素子5bを設けることにより実用的に動作する周波数範囲が格段に広帯域化されたループアンテナ5とすることができるのである。上記した本発明の第5実施例のループアンテナ5においては、UHF帯の高域のチャンネルを除く6割以上のチャンネルにおいて実用的に十分動作するループアンテナとなる。
次に、無給電素子5bを双ループ素子5aにおける外側のループ素子の給電点5cをほぼ中心とする辺の高さから上方向に約7.5mm移動した際のゲインの周波数特性を図29に示し、その反射損失の周波数特性を図30に示す。図29および図30に示す周波数特性における周波数範囲は470MHz(13ch)〜770MHz(62ch)のUHF帯のテレビ放送の周波数範囲とされており、これらの周波数特性と従来のループアンテナ104のゲインおよび反射損失の周波数特性(図116、図117参照)とを対比すると、この本発明の第5実施例のループアンテナ5は、高域における特性が格段に向上されて実用的に動作する周波数範囲が格段に広帯域化されていることが分かる。このように、無給電素子5bを設けることにより実用的に動作する周波数範囲が格段に広帯域化されたループアンテナ5とすることができるのである。上記した本発明の第5実施例のループアンテナ5においては、UHF帯の高域のチャンネルを除く6割以上のチャンネルにおいて実用的に十分動作するループアンテナとなる。
次に、無給電素子5bを双ループ素子5aにおける外側のループ素子の給電点5cをほぼ中心とする辺の高さから上方向に約10.0mm移動した際のゲインの周波数特性を図31に示し、その反射損失の周波数特性を図32に示す。図31および図32に示す周波数特性における周波数範囲は470MHz(13ch)〜770MHz(62ch)のUHF帯のテレビ放送の周波数範囲とされており、これらの周波数特性と従来のループアンテナ104のゲインおよび反射損失の周波数特性(図116、図117参照)とを対比すると、この本発明の第5実施例のループアンテナ5は、高域における特性が格段に向上されて実用的に動作する周波数範囲が格段に広帯域化されていることが分かる。このように、無給電素子5bを設けることにより実用的に動作する周波数範囲が格段に広帯域化されたループアンテナ5とすることができるのである。上記した本発明の第5実施例のループアンテナ5においては、UHF帯の高域のチャンネルを除く5割以上のチャンネルにおいて実用的に十分動作するループアンテナとなる。
上記した本発明の第5実施例のループアンテナ5における図19ないし図32に示すゲインおよび反射損失の周波数特性を参照すると、双ループ素子5aにおける外側のループ素子の給電点5cをほぼ中心とする辺の高さから下方向に無給電素子5bを移動するにつれて広帯域化されていることが分かる。なお、無給電素子5bは下方向に約5mm移動させた場合にゲインおよび反射損失の周波数特性は最も広帯域化される。
また、第5実施例のループアンテナ5において、双ループ素子5aに対向している無給電素子5bの長さを変化させるとループアンテナ5の電気的特性が変化するようになる。そこで、無給電素子5bの長さを変化させた際のループアンテナ5のゲインと反射損失の周波数特性を次に示す。
まず、無給電素子5bの長さを約150mmとした際のゲインの周波数特性を図33に示し、その反射損失の周波数特性を図34に示す。この場合、無給電素子5bの高さを双ループ素子5aにおける外側のループ素子の給電点5cをほぼ中心とする辺の高さと同じにしている。図33および図34に示す周波数特性における周波数範囲は470MHz(13ch)〜770MHz(62ch)のUHF帯のテレビ放送の周波数範囲とされており、これらの周波数特性と従来のループアンテナ104のゲインおよび反射損失の周波数特性(図116、図117参照)とを対比すると、この本発明の第5実施例のループアンテナ5は、高域における特性が格段に向上されて実用的に動作する周波数範囲が格段に広帯域化されていることが分かる。このように、無給電素子5bを設けることにより実用的に動作する周波数範囲が格段に広帯域化されたループアンテナ5とすることができるのである。上記した本発明の第5実施例のループアンテナ5においては、UHF帯のほとんどのチャンネルにおいて実用的に十分動作するループアンテナとなる。
次に、無給電素子5bの長さを約145mmとした際のゲインの周波数特性を図35に示し、その反射損失の周波数特性を図36に示す。この場合、無給電素子5bの高さを双ループ素子5aにおける外側のループ素子の給電点5cをほぼ中心とする辺の高さと同じにしている。図34および図35に示す周波数特性における周波数範囲は470MHz(13ch)〜770MHz(62ch)のUHF帯のテレビ放送の周波数範囲とされており、これらの周波数特性と無給電素子5bの長さを約150mmとした際のゲインおよび反射損失の周波数特性(図33、図34参照)とを対比すると、無給電素子5bの長さを約145mmと短くすると、高域における特性がさらに向上されて実用的に動作する周波数範囲がより広帯域化されていることが分かる。そして、無給電素子5bの長さを約145mmとした本発明の第5実施例のループアンテナ5においては、UHF帯のほとんどのチャンネルにおいて実用的に十分動作するループアンテナとなる。
次に、無給電素子5bの長さを約140mmとした際のゲインの周波数特性を図37に示し、その反射損失の周波数特性を図38に示す。この場合、無給電素子5bの高さを双ループ素子5aにおける外側のループ素子の給電点5cをほぼ中心とする辺の高さと同じにしている。図37および図38に示す周波数特性における周波数範囲は470MHz(13ch)〜770MHz(62ch)のUHF帯のテレビ放送の周波数範囲とされており、これらの周波数特性と無給電素子5bの長さを約145mmとした際のゲインおよび反射損失の周波数特性(図35、図36参照)とを対比すると、無給電素子5bの長さを約140mmとより短くすると、高域における特性がさらに向上されて実用的に動作する周波数範囲がより広帯域化されていることが分かる。そして、無給電素子5bの長さを約140mmとした本発明の第5実施例のループアンテナ5においては、UHF帯のほとんどのチャンネルにおいて実用的に十分動作するループアンテナとなる。
次に、無給電素子5bの長さを約135mmとした際のゲインの周波数特性を図39に示し、その反射損失の周波数特性を図40に示す。この場合、無給電素子5bの高さを双ループ素子5aにおける外側のループ素子の給電点5cをほぼ中心とする辺の高さと同じにしている。図39および図40に示す周波数特性における周波数範囲は470MHz(13ch)〜770MHz(62ch)のUHF帯のテレビ放送の周波数範囲とされており、これらの周波数特性と無給電素子5bの長さを約140mmとした際のゲインおよび反射損失の周波数特性(図37、図38参照)とを対比すると、無給電素子5bの長さを約135mmと短くすると、高域における特性がさらに向上されて実用的に動作する周波数範囲がより広帯域化されていることが分かる。そして、無給電素子5bの長さを約135mmとした本発明の第5実施例のループアンテナ5においては、UHF帯のほとんどのチャンネルにおいて実用的に十分動作するループアンテナとなる。
次に、無給電素子5bの長さを約130mmとした際のゲインの周波数特性を図41に示し、その反射損失の周波数特性を図42に示す。この場合、無給電素子5bの高さを双ループ素子5aにおける外側のループ素子の給電点5cをほぼ中心とする辺の高さと同じにしている。図41および図42に示す周波数特性における周波数範囲は470MHz(13ch)〜770MHz(62ch)のUHF帯のテレビ放送の周波数範囲とされており、これらの周波数特性と無給電素子5bの長さを約135mmとした際のゲインおよび反射損失の周波数特性(図39、図40参照)とを対比すると、無給電素子5bの長さを約130mmと短くすると、高域における特性がさらに向上されて実用的に動作する周波数範囲がより広帯域化されていることが分かる。そして、無給電素子5bの長さを約130mmとした本発明の第5実施例のループアンテナ5においては、UHF帯のほとんどのチャンネルにおいて実用的に十分動作するループアンテナとなる。
次に、無給電素子5bの長さを約125mmとした際のゲインの周波数特性を図43に示し、その反射損失の周波数特性を図44に示す。この場合、無給電素子5bの高さを双ループ素子5aにおける外側のループ素子の給電点5cをほぼ中心とする辺の高さと同じにしている。図43および図44に示す周波数特性における周波数範囲は470MHz(13ch)〜770MHz(62ch)のUHF帯のテレビ放送の周波数範囲とされており、これらの周波数特性と無給電素子5bの長さを約130mmとした際のゲインおよび反射損失の周波数特性(図41、図42参照)とを対比すると、無給電素子5bの長さを約125mmと短くすると、高域における特性がさらに向上されて実用的に動作する周波数範囲がより広帯域化されていることが分かる。そして、無給電素子5bの長さを約125mmとした本発明の第5実施例のループアンテナ5においては、UHF帯のほとんどのチャンネルにおいて実用的に十分動作するループアンテナとなる。
上記した本発明の第5実施例のループアンテナ5における図33ないし図44に示すゲインおよび反射損失の周波数特性を参照すると、双ループ素子5aにおける無給電素子5bの長さを約150mmから短くするにつれて広帯域化されていることが分かる。しかし、無給電素子5bの長さを短くするにつれて中域のゲインおよび反射損失は少しずつ劣化していくようになる。すなわち、無給電素子5bの長さは約125mmとした場合にゲインおよび反射損失の周波数特性は最も広帯域化される。
ここで、本発明のループアンテナにおいて無給電素子を設けたことによりゲインおよび反射損失特性が広帯域化されることの原理について図101に示す無給電素子を備える本発明のループアンテナの等価回路図を参照して考察する。
無給電素子を備える本発明のループアンテナ20は、図101に示す等価回路で表される。コイルL1、コイルL2、コンデンサC1、抵抗R1が直列接続され、給電点22を有する直列回路がループ素子20aの等価回路に相当し、直列接続されたコイルL3、コイルL4、コンデンサC2、抵抗R2からなる閉回路が無給電素子20bの等価回路に相当している。本発明のループアンテナ20において、無給電素子20bがループ素子20aに近接配置されて電磁気的に結合していることが、コイルL1とコイルL3とが結合していると共に、コイルL2とコイルL4とが結合していることで表されている。図示するようにループ素子20aと無給電素子20bとは共振回路を構成しており、これらの共振回路が相互に結合されてループアンテナ20の総合的な電気的特性となっている。そこで、共振回路とされているループ素子20aの動作周波数(共振周波数)をUHF帯の低域に設定し、共振回路とされている無給電素子20bの動作周波数(共振周波数)をUHF帯の高域に設定すると、低域において良好な特性を示すループ素子20aは、高域において劣化した特性を示すようになるが無給電素子20bが高域において良好な特性を示すことから、ループ素子20aの特性が無給電素子20bの特性により補われて周波数特性が広帯域化されるようになる。これが、本発明のループアンテナにおいて無給電素子を設けたことによりゲインおよび反射損失特性が広帯域化されることの原理と推察される。
上述した本発明の第1実施例のループアンテナ1ないし第4実施例のループアンテナ4においては、ループ素子1aないしループ素子4aの共振周波数は、その長さが約600mmとされてUHF帯の低域で共振するようになり、無給電素子1bないし無給電素子4bの長さは約150mmとされてUHF帯の中域から高域で共振するようになる。すると、低域で共振するループ素子1a〜4aと、中域から高域で共振する無給電素子1b〜4bとの電気的特性が総合されて第1実施例ないし第4実施例のループアンテナ1〜4の電気的特性が広帯域化されるものと推察される。本発明の第5実施例のループアンテナ5においても同様であり、無給電素子5bを短くしてその共振周波数が高くなると、図33ないし図44に示すようにループアンテナ5の高域の特性が向上するものと考えられる。また、無給電素子5bの高さをループ素子5aに対して上下することにより、コイルL1、L2とコイルL3、L4との結合度が変わり電気的特性が変化するものと考えられる。
次に、本発明の第5実施例の変形例のループアンテナ6の構成を図45および図46に示す。図45は本発明の第5実施例の変形例のループアンテナ6の構成を示す正面図であり、図46は本発明の第5実施例の変形例のループアンテナ6の側面図である。
これらの図に示すループアンテナ6は、金属線を矩形状に折曲して構成された外側のループ素子と、金属線を矩形状に折曲して構成された外側のループ素子より小型とされた内側のループ素子からなる双ループ素子6aを備えている。双ループ素子6aを構成している外側のループ素子と内側のループ素子とはそれぞれの中心が同じ位置となるように配置されて、各辺間の間隔はほぼ等間隔とされている。外側のループ素子と内側のループ素子における対向する辺の中央部が切断されて接続され、外側に延伸されて、その先端が給電点6cとされている。そして、双ループ素子6aの給電点6cをほぼ中心とする辺に対向すると共に、当該辺に近接して導電性の直線状とされた棒状の無給電素子6bが配置されている。本発明の第5実施例の変形例のループアンテナ6は、棒状の無給電素子6bが双ループ素子6aにおける給電点6cを中心とする辺に近接して配置されていることを特徴的な構成としている。無給電素子6bは、例えば金属棒や金属管により構成されており、その長さは双ループ素子6aの幅とほぼ等しい長さとされている。
本発明の第5実施例の変形例のループアンテナ6は、1波長のアンテナとして動作するようになる。第5実施例の変形例のループアンテナ6において、無給電素子6bの太さを変化させるとループアンテナ6の電気的特性が変化するようになる。そこで、無給電素子6bの太さを変化させた際のゲインと反射損失の周波数特性を次に示す。この場合、双ループ素子6aの外側のループ素子の幅を約150mm、高さを約150mm、内側のループ素子の幅を約130mm、高さを約130mm、外側のループ素子と内側のループ素子との間隔を約10mm、給電点6c間の間隔を約10mm、無給電素子6bの長さを約150mm、双ループ素子6aと無給電素子6bとの間隔を約1mmとする。
まず、無給電素子6bの径を約0.25mmとした際のゲインの周波数特性を図47に示し、その反射損失の周波数特性を図48に示す。この場合、無給電素子6bの高さを双ループ素子6aにおける外側のループ素子の給電点6cをほぼ中心とする辺の高さと同じにしている。図47および図48に示す周波数特性における周波数範囲は470MHz(13ch)〜770MHz(62ch)のUHF帯のテレビ放送の周波数範囲とされており、これらの周波数特性と従来のループアンテナ104のゲインおよび反射損失の周波数特性(図116、図117参照)とを対比すると、この本発明の第5実施例の変形例のループアンテナ6は、高域における特性が格段に向上されて実用的に動作する周波数範囲が格段に広帯域化されていることが分かる。このように、棒状の無給電素子6bを設けることにより実用的に動作する周波数範囲が格段に広帯域化されたループアンテナ6とすることができるのである。上記した本発明の第5実施例の変形例のループアンテナ6においては、UHF帯のほとんどのチャンネルにおいて実用的に十分動作するループアンテナとなる。
次に、無給電素子6bの径を約0.55mmとした際のゲインの周波数特性を図49に示し、その反射損失の周波数特性を図50に示す。この場合、無給電素子6bの高さを双ループ素子6aにおける外側のループ素子の給電点6cをほぼ中心とする辺の高さと同じにしている。図49および図50に示す周波数特性における周波数範囲は470MHz(13ch)〜770MHz(62ch)のUHF帯のテレビ放送の周波数範囲とされており、これらの周波数特性と無給電素子6bの径を約0.25mmとした際のゲインおよび反射損失の周波数特性(図47、図48参照)とを対比すると、無給電素子6bの径を太くすると、無給電素子6bの共振特性が広帯域化されて高域における特性が若干向上され、実用的に動作する周波数範囲が若干広帯域化されていることが分かる。そして、無給電素子6bの径を約0.55mmとした本発明の第5実施例の変形例のループアンテナ6においては、UHF帯のほとんどのチャンネルにおいて実用的に十分動作するループアンテナとなる。
次に、無給電素子6bの径を約1.0mmとした際のゲインの周波数特性を図51に示し、その反射損失の周波数特性を図52に示す。この場合、無給電素子6bの高さを双ループ素子6aにおける外側のループ素子の給電点6cをほぼ中心とする辺の高さと同じにしている。図51および図52に示す周波数特性における周波数範囲は470MHz(13ch)〜770MHz(62ch)のUHF帯のテレビ放送の周波数範囲とされており、これらの周波数特性と無給電素子6bの径を約0.55mmとした際のゲインおよび反射損失の周波数特性(図49、図50参照)とを対比すると、無給電素子6bの径をより太くすると、無給電素子6bの共振特性が広帯域化されて高域における特性が若干向上され、実用的に動作する周波数範囲が若干広帯域化されていることが分かる。そして、無給電素子6bの径を約1.0mmとした本発明の第5実施例の変形例のループアンテナ6においては、UHF帯のほとんどのチャンネルにおいて実用的に十分動作するループアンテナとなる。
上記した本発明の第5実施例の変形例のループアンテナ6における図47ないし図52に示すゲインおよび反射損失の周波数特性を参照すると、無給電素子6bの径を太くするにつれて広帯域化されているが、その改善度は余り大きくないことが分かる。このことから、無給電素子6bの径は0.25mmあれば十分広帯域とされたゲインおよび反射損失の周波数特性が得られ、径に対する改善度は余り大きくないことから無給電素子6bの径が0.25mm以下であっても同様の電気的特性が得られることが分かる。
次に、本発明の第6実施例のループアンテナ7の構成を図53および図54に示す。図53は本発明の第6実施例のループアンテナ7の構成を示す正面図であり、図54は本発明の第6実施例のループアンテナ7の側面図である。
これらの図に示すループアンテナ7は、金属線を矩形状に折曲して構成された外側のループ素子と、金属線を矩形状に折曲して構成された外側のループ素子より小型とされて動作周波数帯域が高くされた内側のループ素子からなる双ループ素子7aを備えている。双ループ素子7aを構成している外側のループ素子と内側のループ素子とはそれぞれの中心が同じ位置となるように配置されて、各辺間の間隔はほぼ等間隔とされている。外側のループ素子と内側のループ素子における対向する辺の中央部が切断されて接続され、外側に延伸されて、その先端が給電点7cとされている。そして、双ループ素子7aの給電点7cをほぼ中心とする辺に対向すると共に、当該辺に近接して導電性の直線状とされた棒状の無給電素子7bが配置されている。本発明の第6実施例のループアンテナ7は、板状の無給電素子7bが双ループ素子7aにおける給電点7cを中心とする辺に近接して配置されていることを特徴的な構成としている。無給電素子7bは、例えば金属板により構成されており、その長さは双ループ素子7aの幅とほぼ等しい長さとされている。
本発明の第6実施例のループアンテナ7は、1波長のアンテナとして動作するようになる。第6実施例のループアンテナ7において、板状の無給電素子7bの幅を変化させるとループアンテナ7の電気的特性が変化するようになる。そこで、板状の無給電素子7bの太さを変化させた際のゲインと反射損失の周波数特性を次に示す。この場合、双ループ素子7aの外側のループ素子の幅を約150mm、高さを約150mm、内側のループ素子の幅を約130mm、高さを約130mm、外側のループ素子と内側のループ素子との間隔を約10mm、給電点7c間の間隔を約10mm、無給電素子7bの長さを約150mm、双ループ素子7aと無給電素子7bとの間隔を約1mmとする。
まず、板状の無給電素子7bの幅を約1mmとした際のゲインの周波数特性を図55に示し、その反射損失の周波数特性を図56に示す。この場合、無給電素子7bの高さを双ループ素子7aにおける外側のループ素子の給電点7cをほぼ中心とする辺の高さと同じにしている。図55および図56に示す周波数特性における周波数範囲は470MHz(13ch)〜770MHz(62ch)のUHF帯のテレビ放送の周波数範囲とされており、これらの周波数特性と従来のループアンテナ104のゲインおよび反射損失の周波数特性(図116、図117参照)とを対比すると、この本発明の第6実施例のループアンテナ7は、高域における特性が格段に向上されて実用的に動作する周波数範囲が格段に広帯域化されていることが分かる。このように、板状の無給電素子7bを設けることにより実用的に動作する周波数範囲が格段に広帯域化されたループアンテナ7とすることができるのである。上記した本発明の第6実施例のループアンテナ7においては、UHF帯のほとんどのチャンネルにおいて実用的に十分動作するループアンテナとなる。
次に、無給電素子7bの幅を約2mmとした際のゲインの周波数特性を図57に示し、その反射損失の周波数特性を図58に示す。この場合、無給電素子7bの高さを双ループ素子7aにおける外側のループ素子の給電点7cをほぼ中心とする辺の高さと同じにしている。図57および図58に示す周波数特性における周波数範囲は470MHz(13ch)〜770MHz(62ch)のUHF帯のテレビ放送の周波数範囲とされており、これらの周波数特性と無給電素子7bの幅を約1mmとした際のゲインおよび反射損失の周波数特性(図55、図56参照)とを対比すると、無給電素子7bの幅を広くすると、無給電素子7bの共振特性が広帯域化されて高域における特性が向上され、実用的に動作する周波数範囲がより広帯域化されていることが分かる。そして、無給電素子7bの幅を約2mmとした本発明の第6実施例のループアンテナ7においては、UHF帯のほとんどのチャンネルにおいて実用的に十分動作するループアンテナとなる。
次に、無給電素子7bの幅を約3mmとした際のゲインの周波数特性を図59に示し、その反射損失の周波数特性を図60に示す。この場合、無給電素子7bの高さを双ループ素子7aにおける外側のループ素子の給電点7cをほぼ中心とする辺の高さと同じにしている。図59および図60に示す周波数特性における周波数範囲は470MHz(13ch)〜770MHz(62ch)のUHF帯のテレビ放送の周波数範囲とされており、これらの周波数特性と無給電素子7bの幅を約2mmとした際のゲインおよび反射損失の周波数特性(図57、図58参照)とを対比すると、無給電素子7bの幅を広くすると、無給電素子7bの共振特性が広帯域化されて高域における特性が向上され、実用的に動作する周波数範囲が若干広帯域化されていることが分かる。そして、無給電素子7bの幅を約3mmとした本発明の第6実施例のループアンテナ7においては、UHF帯のほとんどのチャンネルにおいて実用的に十分動作するループアンテナとなる。
次に、無給電素子7bの幅を約4mmとした際のゲインの周波数特性を図61に示し、その反射損失の周波数特性を図62に示す。この場合、無給電素子7bの高さを双ループ素子7aにおける外側のループ素子の給電点7cをほぼ中心とする辺の高さと同じにしている。図61および図62に示す周波数特性における周波数範囲は470MHz(13ch)〜770MHz(62ch)のUHF帯のテレビ放送の周波数範囲とされており、これらの周波数特性と無給電素子7bの幅を約3mmとした際のゲインおよび反射損失の周波数特性(図59、図60参照)とを対比すると、無給電素子7bの幅を広くすると、無給電素子7bの共振特性が広帯域化されて高域における特性が向上され、ゲイン特性は若干低下するが実用的に動作する周波数範囲が若干広帯域化されていることが分かる。そして、無給電素子7bの幅を約4mmとした本発明の第7実施例のループアンテナ7においては、UHF帯のほとんどのチャンネルにおいて実用的に十分動作するループアンテナとなる。
次に、無給電素子7bの幅を約5mmとした際のゲインの周波数特性を図63に示し、その反射損失の周波数特性を図64に示す。この場合、無給電素子7bの高さを双ループ素子7aにおける外側のループ素子の給電点7cをほぼ中心とする辺の高さと同じにしている。図63および図64に示す周波数特性における周波数範囲は470MHz(13ch)〜770MHz(62ch)のUHF帯のテレビ放送の周波数範囲とされており、これらの周波数特性と無給電素子7bの幅を約4mmとした際のゲインおよび反射損失の周波数特性(図61、図62参照)とを対比すると、無給電素子7bの幅を広くしても、実用的に動作する周波数範囲はほぼ同様となることが分かる。なお、無給電素子7bの幅を約5mmとした本発明の第7実施例のループアンテナ7においては、UHF帯のほとんどのチャンネルにおいて実用的に十分動作するループアンテナとなる。
上記した本発明の第6実施例のループアンテナ7における図47ないし図52に示すゲインおよび反射損失の周波数特性を参照すると、板状の無給電素子7bの幅を広くするにつれて広帯域化されているが、その改善度は余り大きくないことが分かる。このことから、板状の無給電素子7bとした場合は、無給電素子7bの幅として1mm以上あれば十分広帯域とされたゲインおよび反射損失の周波数特性が得られることが分かる。
次に、本発明の第7実施例のループアンテナ8の構成を図65および図66に示す。図65は本発明の第7実施例のループアンテナ8の構成を示す正面図であり、図66は本発明の第7実施例のループアンテナ8の側面図である。
これらの図に示すループアンテナ8は、金属線を矩形状に折曲して構成された外側のループ素子と、金属線を矩形状に折曲して構成された外側のループ素子より小型とされて動作周波数帯域が高くされた内側のループ素子からなる双ループ素子8aを備えている。双ループ素子8aを構成している外側のループ素子と内側のループ素子とはそれぞれの中心が同じ位置となるように配置されて、各辺間の間隔はほぼ等間隔とされている。外側のループ素子と内側のループ素子における対向する辺のほぼ中央部が切断されて接続され、外側に延伸されて、その先端が給電点8dとされている。そして、双ループ素子8aの給電点8dをほぼ中心とする辺に対向すると共に、当該辺に近接して導電性の直線状とされた第1無給電素子8bが配置されていると共に、第1無給電素子8bの直下に並列に第2無給電素子8cが配置されている。本発明の第7実施例のループアンテナ8は、第1無給電素子8bと第2無給電素子8cが双ループ素子8aにおける給電点8dを中心とする辺に近接して配置されていることを特徴的な構成としている。第1無給電素子8bと第2無給電素子8cは、例えば金属線により構成されており、第1無給電素子8bの長さは内側のループ素子の幅とほぼ等しい長さとされ、第2無給電素子8cの長さは外側のループ素子の幅とほぼ等しい長さとされている。
本発明の第7実施例のループアンテナ8は、1波長のアンテナとして動作するようになる。第7実施例のループアンテナ8のゲインの周波数特性を図67に示し、反射損失の周波数特性を図68に示す。この場合、双ループ素子8aの外側のループ素子の幅を約150mm、高さを約150mm、内側のループ素子の幅を約130mm、高さを約130mm、外側のループ素子と内側のループ素子との間隔を約10mm、給電点8d間の間隔を約10mm、第1無給電素子8bの長さを約150mm、第2無給電素子8cの長さを約130mm、双ループ素子8aと第1無給電素子8bおよび第2無給電素子8cとの間隔を約1mmとする。図67および図68に示す周波数特性における周波数範囲は470MHz(13ch)〜770MHz(62ch)のUHF帯のテレビ放送の周波数範囲とされており、これらの周波数特性と従来のループアンテナ104のゲインおよび反射損失の周波数特性(図116、図117参照)とを対比すると、この本発明の第7実施例のループアンテナ8は、高域における特性が格段に向上されてUHF帯の全体に亘り実用的に動作することが分かる。このように、長さの異なる第1無給電素子8bおよび第2無給電素子8cを設けることにより、ループアンテナ8の実用的に動作する周波数範囲をUHF帯の全体とすることができるのである。すなわち、上記した本発明の第7実施例のループアンテナ8においては、UHF帯の全てのチャンネルにおいて実用的に十分動作するループアンテナとなる。
次に、本発明の第8実施例のループアンテナ9の構成を図69および図70に示す。図69は本発明の第8実施例のループアンテナ9の構成を示す正面図であり、図70は本発明の第8実施例のループアンテナ9の結合部9bを拡大して示す図である。
これらの図に示すループアンテナ9は、金属線を矩形状に折曲して構成された外側のループ素子と、金属線を矩形状に折曲して構成された外側のループ素子より小型とされて動作周波数帯域が高くされた内側のループ素子からなる双ループ素子9aを備えている。双ループ素子9aを構成している外側のループ素子と内側のループ素子とはそれぞれの中心が同じ位置となるように配置されて、各辺間の間隔はほぼ等間隔とされている。外側のループ素子と内側のループ素子における対向する辺のほぼ中央部が切断されて結合部9bで接続されている。
結合部9bでは、図70に示すように結合部9bに左側から導入された外側のループ素子と内側のループ素子とが1ターンの略円形のLコイル部9b2により接続され、結合部9bに右側から導入された外側のループ素子と内側のループ素子とが1ターンの略円形のRコイル部9b1により接続されている。Rコイル部9b1とLコイル部9b2とは、重なるよう配置されて相互に電磁気的に結合しているが、直流的には絶縁されている。そして、右側から導入された外側のループ素子とRコイル部9b1との接続点から給電点9c1へのラインが延伸され、左側から導入された外側のループ素子とLコイル部9b2との接続点から給電点9c2へのラインが延伸されている。本発明の第8実施例のループアンテナ9の特徴的な構成は、結合部9bにおいて形成されているRコイル部9b1とLコイル部9b2が重なるよう配置されて電磁気的に結合している構成とされている。この構成により、本発明の第8実施例のループアンテナ9のゲインおよび反射損失の周波数特性は広帯域化されるようになる。
本発明の第8実施例のループアンテナ9は、1波長のアンテナとして動作するようになる。第8実施例のループアンテナ9のゲインの周波数特性を図71に示し、反射損失の周波数特性を図72に示す。この場合、双ループ素子9aの外側のループ素子の幅を約150mm、高さを約150mm、内側のループ素子の幅を約130mm、高さを約130mm、外側のループ素子と内側のループ素子との間隔を約10mmとする。図71および図72に示す周波数特性における周波数範囲は470MHz(13ch)〜770MHz(62ch)のUHF帯のテレビ放送の周波数範囲とされており、これらの周波数特性と従来のループアンテナ104のゲインおよび反射損失の周波数特性(図116、図117参照)とを対比すると、この本発明の第8実施例のループアンテナ9は、高域における特性が格段に向上されてUHF帯の全体に亘り実用的に動作することが分かる。このように、結合部9bにおいてRコイル部9b1とLコイル部9b2とが電磁気的に結合していることにより、ループアンテナ9の実用的に動作する周波数範囲をUHF帯の全体とすることができるのである。すなわち、上記した本発明の第8実施例のループアンテナ9においては、UHF帯の全てのチャンネルにおいて実用的に十分動作するループアンテナとなる。
次に、本発明の第9実施例のループアンテナ10の構成を図73および図74に示す。図73は本発明の第9実施例のループアンテナ10の構成を示す正面図であり、図74は本発明の第9実施例のループアンテナ10の結合部10bを拡大して示す図である。
これらの図に示すループアンテナ10は、金属線を矩形状に折曲して構成された外側のループ素子と、金属線を矩形状に折曲して構成された外側のループ素子より小型とされて動作周波数帯域が高くされた内側のループ素子からなる双ループ素子10aを備えている。双ループ素子10aを構成している外側のループ素子と内側のループ素子とはそれぞれの中心が同じ位置となるように配置されて、各辺間の間隔はほぼ等間隔とされている。外側のループ素子と内側のループ素子における対向する辺のほぼ中央部が切断されて結合部10bで接続されている。
結合部10bでは、図74に示すように結合部10bに左側から導入された外側のループ素子と内側のループ素子とが数ターンの矩形のLコイル部10b2により接続され、結合部10bに右側から導入された外側のループ素子と内側のループ素子とが数ターンの矩形のRコイル部10b1により接続されている。Rコイル部10b1とLコイル部10b2とは間隔が置かれて配置されているが電磁気的に結合している。そして、右側から導入された外側のループ素子とRコイル部10b1との接続点から給電点10c1へのラインが延伸され、左側から導入された外側のループ素子とLコイル部10b2との接続点から給電点10c2へのラインが延伸されている。本発明の第9実施例のループアンテナ10の特徴的な構成は、結合部10bにおいて形成されているRコイル部10b1とLコイル部10b2が対向して配置されて電磁気的に結合している構成とされている。
本発明の第9実施例のループアンテナ10は、1波長のアンテナとして動作するようになる。第9実施例のループアンテナ10のゲインの周波数特性を図75に示し、反射損失の周波数特性を図76に示す。この場合、双ループ素子10aの外側のループ素子の幅を約150mm、高さを約150mm、内側のループ素子の幅を約130mm、高さを約130mm、外側のループ素子と内側のループ素子との間隔を約10mmとする。図75および図76に示す周波数特性における周波数範囲は470MHz(13ch)〜770MHz(62ch)のUHF帯のテレビ放送の周波数範囲とされており、これらの周波数特性と従来のループアンテナ104のゲインおよび反射損失の周波数特性(図116、図117参照)とを対比すると、この本発明の第9実施例のループアンテナ10は、従来のループアンテナ104とほぼ同様の特性とされている。この場合、結合部10bにおいてRコイル部10b1とLコイル部10b2との間隔を縮めて電磁気的な結合度を強くすることにより、高域における特性が向上されて実用的に動作する周波数範囲を広帯域化することができる。
次に、本発明の第10実施例のループアンテナ11の構成を図77および図78に示す。図77は本発明の第10実施例のループアンテナ11の構成を示す正面図であり、図78は本発明の第10実施例のループアンテナ11の結合部11bを拡大して示す図である。
これらの図に示すループアンテナ11は、金属線を矩形状に折曲して構成された外側のループ素子と、金属線を矩形状に折曲して構成された外側のループ素子より小型とされて動作周波数帯域が高くされた内側のループ素子からなる双ループ素子11aを備えている。双ループ素子11aを構成している外側のループ素子と内側のループ素子とはそれぞれの中心が同じ位置となるように配置されて、各辺間の間隔はほぼ等間隔とされている。外側のループ素子と内側のループ素子における対向する辺のほぼ中央部が切断されて結合部11bで接続されている。
結合部11bでは、図78に示すように結合部11bに左側から導入された外側のループ素子と内側のループ素子とが1ターンの細長い矩形状のLコイル部11b2により接続され、結合部11bに右側から導入された外側のループ素子と内側のループ素子とが1ターンの細長い矩形状のRコイル部11b1により接続されている。Rコイル部11b1とLコイル部11b2とは間隔が置かれて配置されているが電磁気的に結合している。そして、右側から導入された外側のループ素子とRコイル部11b1との接続点から給電点11c1へのラインが延伸され、左側から導入された外側のループ素子とLコイル部11b2との接続点から給電点11c2へのラインが延伸されている。本発明の第10実施例のループアンテナ11の特徴的な構成は、結合部11bにおいて形成されているRコイル部11b1とLコイル部11b2が対面して配置されて電磁気的に結合している構成とされている。
本発明の第10実施例のループアンテナ11は、1波長のアンテナとして動作するようになる。第10実施例のループアンテナ11のゲインの周波数特性を図79に示し、反射損失の周波数特性を図80に示す。この場合、双ループ素子11aの外側のループ素子の幅を約150mm、高さを約150mm、内側のループ素子の幅を約130mm、高さを約130mm、外側のループ素子と内側のループ素子との間隔を約10mmとする。図79および図80に示す周波数特性における周波数範囲は470MHz(13ch)〜770MHz(62ch)のUHF帯のテレビ放送の周波数範囲とされており、これらの周波数特性と従来のループアンテナ104のゲインおよび反射損失の周波数特性(図116、図117参照)とを対比すると、この本発明の第10実施例のループアンテナ11は、従来のループアンテナ104とほぼ同様の特性とされている。この場合、結合部11bにおいてRコイル部11b1とLコイル部11b2との間隔を縮めて電磁気的な結合度を強くすることにより、高域における特性が向上されて実用的に動作する周波数範囲を広帯域化することができる。
そこで、本発明の第10実施例の変形例のループアンテナ12の構成を図81および図82に示す。図81は本発明の第10実施例の変形例のループアンテナ12の構成を示す正面図であり、図82は本発明の第10実施例の変形例のループアンテナ12の結合部12bを拡大して示す図である。
これらの図に示すループアンテナ12は、金属線を矩形状に折曲して構成された外側のループ素子と、金属線を矩形状に折曲して構成された外側のループ素子より小型とされて動作周波数帯域が高くされた内側のループ素子からなる双ループ素子12aを備えている。双ループ素子12aを構成している外側のループ素子と内側のループ素子とはそれぞれの中心が同じ位置となるように配置されて、各辺間の間隔はほぼ等間隔とされている。外側のループ素子と内側のループ素子における対向する辺のほぼ中央部が切断されて結合部12bで接続されている。
結合部12bでは、図82に示すように結合部12bに左側から導入された外側のループ素子と内側のループ素子とが1ターンの細長い矩形状のLコイル部12b2により接続され、結合部12bに右側から導入された外側のループ素子と内側のループ素子とが1ターンの細長い矩形状のRコイル部12b1により接続されている。Rコイル部12b1とLコイル部12b2とは近接した間隔で配置されて電磁気的に強く結合している。そして、右側から導入された外側のループ素子とRコイル部12b1との接続点から給電点12c1へのラインが延伸され、左側から導入された外側のループ素子とLコイル部12b2との接続点から給電点12c2へのラインが延伸されている。本発明の第10実施例の変形例のループアンテナ12の特徴的な構成は、結合部12bにおいて形成されているRコイル部12b1とLコイル部12b2が近接して配置されて電磁気的に強く結合している構成とされている。
本発明の第10実施例の変形例のループアンテナ12は、1波長のアンテナとして動作するようになる。第10実施例の変形例のループアンテナ12のゲインの周波数特性を図83に示し、反射損失の周波数特性を図84に示す。この場合、双ループ素子12aの外側のループ素子の幅を約150mm、高さを約150mm、内側のループ素子の幅を約130mm、高さを約130mm、外側のループ素子と内側のループ素子との間隔を約10mmとする。図79および図80に示す周波数特性における周波数範囲は470MHz(13ch)〜770MHz(62ch)のUHF帯のテレビ放送の周波数範囲とされており、これらの周波数特性と従来のループアンテナ104のゲインおよび反射損失の周波数特性(図116、図117参照)とを対比すると、この本発明の第10実施例の変形例のループアンテナ12は、高域における特性が向上されてUHF帯のほぼ全体に亘り実用的に動作することが分かる。このように、結合部12bにおいてRコイル部12b1とLコイル部12b2とが電磁気的に強く結合していることにより、ループアンテナ12の実用的に動作する周波数範囲をUHF帯の全体とすることができるのである。すなわち、上記した本発明の第10実施例の変形例のループアンテナ12においては、UHF帯のほぼ全てのチャンネルにおいて実用的に十分動作するループアンテナとなる。
次に、本発明の第11実施例のループアンテナ13の構成を図85および図86に示す。図85は本発明の第11実施例のループアンテナ13の構成を示す正面図であり、図86は本発明の第11実施例のループアンテナ13の結合部13bを拡大して示す図である。
これらの図に示すループアンテナ13は、金属線を矩形状に折曲して構成された外側のループ素子と、金属線を矩形状に折曲して構成された外側のループ素子より小型とされた内側のループ素子からなる双ループ素子13aを備えている。双ループ素子13aを構成している外側のループ素子と内側のループ素子とはそれぞれの中心が同じ位置となるように配置されて、各辺間の間隔はほぼ等間隔とされている。外側のループ素子と内側のループ素子における対向する辺のほぼ中央部が切断されて結合部13bで接続されている。
結合部13bでは、図86に示すように結合部13bに左側から導入された外側のループ素子と内側のループ素子とが1ターンの細長い矩形状のLコイル部13b2により接続され、結合部13bに右側から導入された外側のループ素子と内側のループ素子とが1ターンの細長い矩形状のRコイル部13b1により接続されている。Rコイル部13b1とLコイル部13b2とは、重なるよう配置されて相互に電磁気的に結合しているが、直流的には絶縁されている。そして、右側から導入された外側のループ素子とRコイル部13b1との接続点から給電点13c1へのラインが延伸され、左側から導入された外側のループ素子とLコイル部13b2との接続点から給電点13c2へのラインが延伸されている。本発明の第11実施例のループアンテナ13の特徴的な構成は、結合部13bにおいて形成されているRコイル部13b1とLコイル部13b2が重なるよう配置されて電磁気的に結合している構成とされている。この構成により、本発明の第11実施例のループアンテナ13のゲインおよび反射損失の周波数特性は広帯域化されるようになる。
本発明の第11実施例のループアンテナ13は、1波長のアンテナとして動作するようになる。第11実施例のループアンテナ13のゲインの周波数特性を図87に示し、反射損失の周波数特性を図88に示す。この場合、双ループ素子13aの外側のループ素子の幅を約150mm、高さを約150mm、内側のループ素子の幅を約130mm、高さを約130mm、外側のループ素子と内側のループ素子との間隔を約10mmとする。図87および図88に示す周波数特性における周波数範囲は470MHz(13ch)〜770MHz(62ch)のUHF帯のテレビ放送の周波数範囲とされており、これらの周波数特性と従来のループアンテナ104のゲインおよび反射損失の周波数特性(図116、図117参照)とを対比すると、この本発明の第11実施例のループアンテナ13は、高域における特性が格段に向上されてUHF帯の全体に亘り実用的に動作することが分かる。このように、結合部13bにおいてRコイル部13b1とLコイル部13b2とが電磁気的に結合していることにより、ループアンテナ13の実用的に動作する周波数範囲をUHF帯の全体とすることができるのである。すなわち、上記した本発明の第11実施例のループアンテナ13においては、UHF帯の全てのチャンネルにおいて実用的に十分動作するループアンテナとなる。
次に、本発明の第12実施例のループアンテナ14の構成を図89および図90に示す。図89は本発明の第12実施例のループアンテナ14の構成を示す正面図であり、図90は本発明の第12実施例のループアンテナ14の構成を示す側面図である。
これらの図に示すループアンテナ14は、第8実施例のループアンテナ9(図69、図70参照)に無給電素子14cを設けた構成とされている。すなわち、金属線を矩形状に折曲して構成された外側のループ素子と、金属線を矩形状に折曲して構成された外側のループ素子より小型とされて動作周波数帯域が高くされた内側のループ素子からなる双ループ素子14aを備えている。双ループ素子14aを構成している外側のループ素子と内側のループ素子とはそれぞれの中心が同じ位置となるように配置されて、各辺間の間隔はほぼ等間隔とされている。外側のループ素子と内側のループ素子における対向する辺のほぼ中央部が切断されて結合部14bで接続されている。結合部14bの構成は、第8実施例のループアンテナ9における結合部9bと同様とされているので、その説明は省略する。
双ループ素子14aの給電点14dをほぼ中心とする辺に対向すると共に、当該辺に近接して導電性の直線状とされた無給電素子14cが配置されている。本発明の第12実施例のループアンテナ14の特徴的な構成は、結合部14bにおいて形成されているRコイル部とLコイル部が重なるよう配置されて電磁気的に結合していると共に、無給電素子14cが双ループ素子14aにおける給電点14dを中心とする辺に近接して配置されている構成とされている。この構成により、本発明の第12実施例のループアンテナ14のゲインおよび反射損失の周波数特性は広帯域化されるようになる。また、無給電素子14cは、例えば金属線により構成されており、無給電素子14cの長さは双ループ素子14aにおける外側のループ素子の幅とほぼ等しい長さあるいはそれより短い長さとされている。
本発明の第12実施例のループアンテナ14は、1波長のアンテナとして動作するようになる。第12実施例のループアンテナ14のゲインの周波数特性を図91に示し、反射損失の周波数特性を図92に示す。この場合、双ループ素子14aの外側のループ素子の幅を約150mm、高さを約150mm、内側のループ素子の幅を約130mm、高さを約130mm、外側のループ素子と内側のループ素子との間隔を約10mm、無給電素子14cの長さを約150mm、双ループ素子14aと第1無給電素子14cとの間隔を約1mmとする。図91および図92に示す周波数特性における周波数範囲は470MHz(13ch)〜770MHz(62ch)のUHF帯のテレビ放送の周波数範囲とされており、これらの周波数特性と従来のループアンテナ104のゲインおよび反射損失の周波数特性(図116、図117参照)とを対比すると、この本発明の第12実施例のループアンテナ14は、高域における特性が格段に向上されてUHF帯の全体に亘り実用的に動作することが分かる。このように、結合部14bにおいてRコイル部とLコイル部とが電磁気的に結合していると共に、無給電素子14cが双ループ素子14aにおける給電点14dを中心とする辺に近接して配置されていることにより、ループアンテナ14の実用的に動作する周波数範囲をUHF帯の全体とすることができるのである。すなわち、上記した本発明の第12実施例のループアンテナ14においては、UHF帯の全てのチャンネルにおいて実用的に十分動作するループアンテナとなる。
なお、上述した本発明の第9実施例のループアンテナ10ないし第11実施例のループアンテナ13においても、無給電素子を双ループ素子10a〜13aにおける給電点10c〜13cを中心とする辺に近接して配置することにより、高域における特性を格段に向上させてUHF帯の全体に亘り実用的に動作することのできるループアンテナ10〜13とすることができる。
次に、本発明の第7実施例の変形例のループアンテナの構成を図93および図94に示す。図93は本発明の第7実施例の変形例のループアンテナ15の構成を示す正面図であり、図94は本発明の第7実施例の変形例のループアンテナ15の側面図である。
これらの図に示すループアンテナ15は、金属線を矩形状に折曲して構成された外側のループ素子と、金属線を矩形状に折曲して構成された外側のループ素子より小型とされて動作周波数帯域が高くされた内側のループ素子からなる双ループ素子15aを備えている。双ループ素子15aを構成している外側のループ素子と内側のループ素子とはそれぞれの中心が同じ位置となるように配置されて、各辺間の間隔はほぼ等間隔とされている。外側のループ素子と内側のループ素子における対向する辺のほぼ中央部が切断されて接続され、外側に延伸されて、その先端が給電点15dとされている。そして、双ループ素子15aの給電点15dをほぼ中心とする辺に対向すると共に、当該辺に近接して導電性の直線状とされた第1無給電素子15bが配置されていると共に、第1無給電素子15bの斜め下に並列に第2無給電素子15cが配置されている。
本発明の第7実施例の変形例のループアンテナ15は、第1無給電素子15bと双ループ素子8aとの間隔が、第2無給電素子15cと双ループ素子15aとの間隔より若干大きくされていることを特徴的な構成としている。第1無給電素子15bと第2無給電素子15cは、例えば金属線により構成されており、第1無給電素子15bの長さは内側のループ素子の幅とほぼ等しい長さとされ、第2無給電素子15cの長さは外側のループ素子の幅とほぼ等しい長さとされている。この構成により、本発明の第7実施例の変形例のループアンテナ15は、高域における特性が格段に向上されてUHF帯の全体に亘り実用的に動作するようになる。
次に、本発明の第13実施例のループアンテナの構成を図95および図96に示す。図95は本発明の第13実施例のループアンテナ16の構成を示す正面図であり、図96は本発明の第13実施例のループアンテナ16の側面図である。
これらの図に示すループアンテナ16は、金属線を矩形状に折曲して構成された外側のループ素子と、金属線を矩形状に折曲して構成された外側のループ素子より小型とされて動作周波数帯域が高くされた内側のループ素子からなる双ループ素子16aを備えている。双ループ素子16aを構成している外側のループ素子と内側のループ素子とはそれぞれの中心が同じ位置となるように配置されて、各辺間の間隔はほぼ等間隔とされている。外側のループ素子と内側のループ素子における対向する辺のほぼ中央部が切断されて接続され、外側に延伸されて、その先端が給電点16dとされている。そして、双ループ素子16aの給電点16dをほぼ中心とする辺に対向すると共に、当該辺の一側に近接して導電性の直線状とされた第1無給電素子16bが配置されていると共に、第1無給電素子16bとで前記辺を挟持するよう前記辺の他側に近接して導電性の直線状とされた第2無給電素子16cが並列に配置されている。
本発明の第13実施例のループアンテナ16は、第1無給電素子16bと第2無給電素子16cとが双ループ素子16aを挟持するように配置されていることを特徴的な構成としている。第1無給電素子16bと第2無給電素子16cは、例えば金属線により構成されており、第1無給電素子16bおよび第2無給電素子16cの長さは内側のループ素子の幅とほぼ等しい長さとされたり、それより短い長さとされる。この構成により、本発明の第13実施例のループアンテナ16は、高域における特性が格段に向上されてUHF帯の全体に亘り実用的に動作するようになる。
次に、本発明の第5実施例の変形例のループアンテナ17の構成を図97および図98に示す。図97は本発明の第5実施例の変形例のループアンテナ17の構成を示す正面図であり、図98は本発明の第5実施例の変形例のループアンテナ17の側面図である。
これらの図に示すループアンテナ17は、金属線を矩形状に折曲して構成された外側のループ素子と、金属線を矩形状に折曲して構成された外側のループ素子より小型とされて動作周波数帯域が高くされた内側のループ素子からなる双ループ素子17aを備えている。双ループ素子17aを構成している外側のループ素子と内側のループ素子とはそれぞれの中心が同じ位置となるように配置されて、各辺間の間隔はほぼ等間隔とされている。外側のループ素子と内側のループ素子における対向する辺の中央部が切断されて接続され、外側に延伸されて、その先端が給電点17cとされている。そして、双ループ素子17aの給電点17cをほぼ中心とする辺より下方に位置すると共に、当該辺に近接して導電性の直線状とされた無給電素子17bが配置されている。
本発明の第5実施例の変形例のループアンテナ17は、無給電素子17bが双ループ素子17aにおける給電点17cを中心とする辺より下方に近接して配置されていることを特徴的な構成としている。無給電素子17bは、例えば金属線により構成されており、その長さは双ループ素子17aの幅とほぼ等しい長さとされたり、それより短い長さとされる。この構成により、本発明の第5実施例の変形例のループアンテナ17は、高域における特性が格段に向上されて、例えば図19,図20に示すようにUHF帯の全体に亘り実用的に動作するゲインおよび反射損失の周波数特性となる。
次に、本発明の第14実施例のループアンテナ18の構成を図99および図100に示す。図99は本発明の第14実施例のループアンテナ18の構成を示す正面図であり、図100は本発明の第14実施例のループアンテナ18の側面図である。
これらの図に示すループアンテナ18は、金属線を矩形状に折曲して構成された第1ループ素子18a1と、この第1ループ素子18a1と同形状の金属線を矩形状に折曲して構成された第2ループ素子18a2からなる双ループ素子を備えている。双ループ素子を構成している第1ループ素子18a1と第2ループ素子18a2とは所定の間隔で対面してほぼ平行に配置されて、各辺間の間隔はほぼ等間隔とされている。第1ループ素子18a1と第2ループ素子18a2における対向する辺のほぼ中央部が切断されて外側に延伸されて接続され、その先端が給電点18dとされている。そして、双ループ素子の給電点18dをほぼ中心とする辺に対向すると共に、第1ループ素子18a1あるいは第2ループ素子18a2の辺に近接して導電性の直線状とされた無給電素子18bが配置されている。
本発明の第14実施例のループアンテナ18は、同形状のループ素子18a1、18a2が重なるよう配置された双ループ素子を備え、無給電素子18bが双ループ素子に近接して配置されていることを特徴的な構成としている。無給電素子18bは、例えば金属線により構成されており、無給電素子18bの長さは第1ループ素子18a1、第2ループ素子18a2の幅とほぼ等しい長さとされたり、それより短い長さとされる。この構成により、本発明の第14実施例のループアンテナ18は、高域における特性が格段に向上されてUHF帯の全体に亘り実用的に動作するようになる。
以上説明したように、本発明におけるループ素子と無給電素子を備える各実施例のループアンテナにおいては、ループ素子の動作周波数帯域を低域とすると共に、無給電素子の動作周波数帯域を高域として、全体として広帯域において動作するようにしている。これに替えて、ループ素子の動作周波数帯域を高域とすると共に、無給電素子の動作周波数帯域を低域として、全体として広帯域において動作するようにさせてもよい。また、動作させる周波数帯域の広さに応じて無給電素子が動作する周波数帯を決めることにより、所望の広さの周波数帯域の全体に亘り良好に動作するループアンテナとすることができる。なお、以上の説明ではループ素子と無給電素子との間隔と約1mmとしたが、これに限るものではなくループ素子に無給電素子が電磁気的に結合する間隔であればよい。また、本発明のループアンテナにおいては、ループ素子から外側に折曲されて延伸されることにより給電点が形成されていたが、外側に限らず内側や横方向に折曲して延伸することにより給電点を形成するようにしてもよい。
以上の説明では、第5実施例のループアンテナ5ないし第14実施例のループアンテナ18は矩形状の双ループ素子を備えるようにしたが、これに限るものではなくひし形、長方形、円形の双ループ素子としても良い。また、本発明にかかるループアンテナにおいて、無給電素子はループ素子に電磁気的に結合していると共に、結合度に応じて電気的特性が変化することから、無給電素子の位置は得たい電気的特性に応じて適宜決定することができる。
本発明の第1実施例のループアンテナの構成を示す正面図である。 本発明の第1実施例のループアンテナの構成を示す側面図である。 本発明の第1実施例のループアンテナにおけるゲインの周波数特性を示す図である。 本発明の第1実施例のループアンテナにおける反射損失の周波数特性を示す図である。 本発明の第2実施例のループアンテナの構成を示す正面図である。 本発明の第2実施例のループアンテナの構成を示す側面図である。 本発明の第2実施例のループアンテナにおけるゲインの周波数特性を示す図である。 本発明の第2実施例のループアンテナにおける反射損失の周波数特性を示す図である。 本発明の第3実施例のループアンテナの構成を示す正面図である。 本発明の第3実施例のループアンテナの構成を示す側面図である。 本発明の第3実施例のループアンテナにおけるゲインの周波数特性を示す図である。 本発明の第3実施例のループアンテナにおける反射損失の周波数特性を示す図である。 本発明の第4実施例のループアンテナの構成を示す正面図である。 本発明の第4実施例のループアンテナの構成を示す側面図である。 本発明の第4実施例のループアンテナにおけるゲインの周波数特性を示す図である。 本発明の第4実施例のループアンテナにおける反射損失の周波数特性を示す図である。 本発明の第5実施例のループアンテナの構成を示す正面図である。 本発明の第5実施例のループアンテナの構成を示す側面図である。 本発明の第5実施例のループアンテナにおいて無給電素子を第1の位置とした際のゲインの周波数特性を示す図である。 本発明の第5実施例のループアンテナにおいて無給電素子を第1の位置とした際の反射損失の周波数特性を示す図である。 本発明の第5実施例のループアンテナにおいて無給電素子を第2の位置とした際のゲインの周波数特性を示す図である。 本発明の第5実施例のループアンテナにおいて無給電素子を第2の位置とした際の反射損失の周波数特性を示す図である。 本発明の第5実施例のループアンテナにおいて無給電素子を第3の位置とした際のゲインの周波数特性を示す図である。 本発明の第5実施例のループアンテナにおいて無給電素子を第3の位置とした際の反射損失の周波数特性を示す図である。 本発明の第5実施例のループアンテナにおいて無給電素子を第4の位置とした際のゲインの周波数特性を示す図である。 本発明の第5実施例のループアンテナにおいて無給電素子を第4の位置とした際の反射損失の周波数特性を示す図である。 本発明の第5実施例のループアンテナにおいて無給電素子を第5の位置とした際のゲインの周波数特性を示す図である。 本発明の第5実施例のループアンテナにおいて無給電素子を第5の位置とした際の反射損失の周波数特性を示す図である。 本発明の第5実施例のループアンテナにおいて無給電素子を第6の位置とした際のゲインの周波数特性を示す図である。 本発明の第5実施例のループアンテナにおいて無給電素子を第6の位置とした際の反射損失の周波数特性を示す図である。 本発明の第5実施例のループアンテナにおいて無給電素子を第7の位置とした際のゲインの周波数特性を示す図である。 本発明の第5実施例のループアンテナにおいて無給電素子を第7の位置とした際の反射損失の周波数特性を示す図である。 本発明の第5実施例のループアンテナにおいて無給電素子の長さを第1の長さとした際のゲインの周波数特性を示す図である。 本発明の第5実施例のループアンテナにおいて無給電素子の長さを第1の長さとした際の反射損失の周波数特性を示す図である。 本発明の第5実施例のループアンテナにおいて無給電素子の長さを第2の長さとした際のゲインの周波数特性を示す図である。 本発明の第5実施例のループアンテナにおいて無給電素子の長さを第2の長さとした際の反射損失の周波数特性を示す図である。 本発明の第5実施例のループアンテナにおいて無給電素子の長さを第3の長さとした際のゲインの周波数特性を示す図である。 本発明の第5実施例のループアンテナにおいて無給電素子の長さを第3の長さとした際の反射損失の周波数特性を示す図である。 本発明の第5実施例のループアンテナにおいて無給電素子の長さを第4の長さとした際のゲインの周波数特性を示す図である。 本発明の第5実施例のループアンテナにおいて無給電素子の長さを第4の長さとした際の反射損失の周波数特性を示す図である。 本発明の第5実施例のループアンテナにおいて無給電素子の長さを第5の長さとした際のゲインの周波数特性を示す図である。 本発明の第5実施例のループアンテナにおいて無給電素子の長さを第5の長さとした際の反射損失の周波数特性を示す図である。 本発明の第5実施例のループアンテナにおいて無給電素子の長さを第6の長さとした際のゲインの周波数特性を示す図である。 本発明の第5実施例のループアンテナにおいて無給電素子の長さを第6の長さとした際の反射損失の周波数特性を示す図である。 本発明の第5実施例の変形例のループアンテナの構成を示す正面図である。 本発明の第5実施例の変形例のループアンテナの構成を示す側面図である。 本発明の第5実施例の変形例のループアンテナにおいて無給電素子の径を第1の径とした際のゲインの周波数特性を示す図である。 本発明の第5実施例の変形例のループアンテナにおいて無給電素子の径を第1の径とした際の反射損失の周波数特性を示す図である。 本発明の第5実施例の変形例のループアンテナにおいて無給電素子の径を第2の径とした際のゲインの周波数特性を示す図である。 本発明の第5実施例の変形例のループアンテナにおいて無給電素子の径を第2の径とした際の反射損失の周波数特性を示す図である。 本発明の第5実施例の変形例のループアンテナにおいて無給電素子の径を第3の径とした際のゲインの周波数特性を示す図である。 本発明の第5実施例の変形例のループアンテナにおいて無給電素子の径を第3の径とした際の反射損失の周波数特性を示す図である。 本発明の第6実施例のループアンテナの構成を示す正面図である。 本発明の第6実施例のループアンテナの構成を示す側面図である。 本発明の第6実施例のループアンテナにおいて無給電素子の幅を第1の幅とした際のゲインの周波数特性を示す図である。 本発明の第6実施例のループアンテナにおいて無給電素子の幅を第1の幅とした際の反射損失の周波数特性を示す図である。 本発明の第6実施例のループアンテナにおいて無給電素子の幅を第2の幅とした際のゲインの周波数特性を示す図である。 本発明の第6実施例のループアンテナにおいて無給電素子の幅を第2の幅とした際の反射損失の周波数特性を示す図である。 本発明の第6実施例のループアンテナにおいて無給電素子の幅を第3の幅とした際のゲインの周波数特性を示す図である。 本発明の第6実施例のループアンテナにおいて無給電素子の幅を第3の幅とした際の反射損失の周波数特性を示す図である。 本発明の第6実施例のループアンテナにおいて無給電素子の幅を第4の幅とした際のゲインの周波数特性を示す図である。 本発明の第6実施例のループアンテナにおいて無給電素子の幅を第4の幅とした際の反射損失の周波数特性を示す図である。 本発明の第6実施例のループアンテナにおいて無給電素子の幅を第5の幅とした際のゲインの周波数特性を示す図である。 本発明の第6実施例のループアンテナにおいて無給電素子の幅を第5の幅とした際の反射損失の周波数特性を示す図である。 本発明の第7実施例のループアンテナの構成を示す正面図である。 本発明の第7実施例のループアンテナの構成を示す側面図である。 本発明の第7実施例のループアンテナにおけるゲインの周波数特性を示す図である。 本発明の第7実施例のループアンテナにおける反射損失の周波数特性を示す図である。 本発明の第8実施例のループアンテナの構成を示す正面図である。 本発明の第8実施例のループアンテナの結合部を拡大して示す図である。 本発明の第8実施例のループアンテナにおけるゲインの周波数特性を示す図である。 本発明の第8実施例のループアンテナにおける反射損失の周波数特性を示す図である。 本発明の第9実施例のループアンテナの構成を示す正面図である。 本発明の第9実施例のループアンテナの結合部を拡大して示す図である。 本発明の第9実施例のループアンテナにおけるゲインの周波数特性を示す図である。 本発明の第9実施例のループアンテナにおける反射損失の周波数特性を示す図である。 本発明の第10実施例のループアンテナの構成を示す正面図である。 本発明の第10実施例のループアンテナの結合部を拡大して示す図である。 本発明の第10実施例のループアンテナにおけるゲインの周波数特性を示す図である。 本発明の第10実施例のループアンテナにおける反射損失の周波数特性を示す図である。 本発明の第10実施例の変形例のループアンテナの構成を示す正面図である。 本発明の第10実施例の変形例のループアンテナの結合部を拡大して示す図である。 本発明の第10実施例の変形例のループアンテナにおけるゲインの周波数特性を示す図である。 本発明の第10実施例の変形例のループアンテナにおける反射損失の周波数特性を示す図である。 本発明の第11実施例のループアンテナの構成を示す正面図である。 本発明の第11実施例のループアンテナの結合部を拡大して示す図である。 本発明の第11実施例のループアンテナにおけるゲインの周波数特性を示す図である。 本発明の第11実施例のループアンテナにおける反射損失の周波数特性を示す図である。 本発明の第12実施例のループアンテナの構成を示す正面図である。 本発明の第12実施例のループアンテナの構成を示す側面図である。 本発明の第12実施例のループアンテナにおけるゲインの周波数特性を示す図である。 本発明の第12実施例のループアンテナにおける反射損失の周波数特性を示す図である。 本発明の第7実施例の変形例のループアンテナの構成を示す正面図である。 本発明の第7実施例の変形例のループアンテナの構成を示す側面図である。 本発明の第13実施例のループアンテナにおけるゲインの周波数特性を示す図である。 本発明の第13実施例のループアンテナにおける反射損失の周波数特性を示す図である。 本発明の第5実施例の変形例のループアンテナの構成を示す正面図である。 本発明の第5実施例の変形例のループアンテナの構成を示す側面図である。 本発明の第14実施例の変形例のループアンテナの構成を示す正面図である。 本発明の第14実施例の変形例のループアンテナの構成を示す側面図である。 無給電素子を備える本発明のループアンテナの等価回路図である。 従来のループアンテナの一例の構成を示す正面図である。 従来のループアンテナの一例の構成を示す側面図である。 従来のループアンテナの一例におけるゲインの周波数特性を示す図である。 従来のループアンテナの一例における反射損失の周波数特性を示す図である。 従来のループアンテナの他の例の構成を示す正面図である。 従来のループアンテナの他の例におけるゲインの周波数特性を示す図である。 従来のループアンテナの他の例における反射損失の周波数特性を示す図である。 従来のループアンテナの他の例の構成を示す正面図である。 従来のループアンテナの他の例におけるゲインの周波数特性を示す図である。 従来のループアンテナの他の例における反射損失の周波数特性を示す図である。 従来のループアンテナの他の例の構成を示す正面図である。 従来のループアンテナの他の例におけるゲインの周波数特性を示す図である。 従来のループアンテナの他の例における反射損失の周波数特性を示す図である。 従来のループアンテナの他の例の構成を示す正面図である。 従来のループアンテナの他の例におけるゲインの周波数特性を示す図である。 従来のループアンテナの他の例における反射損失の周波数特性を示す図である。 従来のループアンテナのさらに他の例の構成を示す正面図である。 従来のループアンテナのさらに他の例の構成を示す正面図である。
符号の説明
1 ループアンテナ、1a ループ素子、1b 無給電素子、1c 給電点、2 ループアンテナ、2a ループ素子、2b 無給電素子、2c 給電点、3 ループアンテナ、3a ループ素子、3b 無給電素子、3c 給電点、4 ループアンテナ、4a ループ素子、4b 無給電素子、4c 給電点、5 ループアンテナ、5a ループ素子、5a 双ループ素子、5b 無給電素子、5c 給電点、6 ループアンテナ、6a 双ループ素子、6b 無給電素子、6c 給電点、7 ループアンテナ、7a 双ループ素子、7b 無給電素子、7c 給電点、8 ループアンテナ、8a 双ループ素子、8b 第1無給電素子、8c 第2無給電素子、8d 給電点、9 ループアンテナ、9a 双ループ素子、9b 結合部、9b1 Rコイル部、9b2 Lコイル部、9c1 給電点、9c2 給電点、10 ループアンテナ、10a 双ループ素子、10b コイル部、10b 結合部、10b1 Rコイル部、10b2 Lコイル部、10c 給電点、10c1 給電点、10c2 給電点、11 ループアンテナ、11a 双ループ素子、11b 結合部、11b1 Rコイル部、11b2 Lコイル部、11c 給電点、11c1 給電点、11c2 給電点、12 ループアンテナ、12a 双ループ素子、12b 結合部、12b1 Rコイル部、12b2 Lコイル部、12c 給電点、12c1 給電点、12c2 給電点、13 パッチアンテナ、13 ループアンテナ、13a 双ループ素子、13b 結合部、13b1 Rコイル部、13b2 Lコイル部、13c 給電点、13c1 給電点、13c2 給電点、14 ループアンテナ、14a 双ループ素子、14b 結合部、14c 無給電素子、14d 給電点、15 ループアンテナ、15a 双ループ素子、15b 第1無給電素子、15c 第2無給電素子、15d 給電点、16 ループアンテナ、16a 双ループ素子、16b 第1無給電素子、16c 第2無給電素子、16d 給電点、17 ループアンテナ、17a 双ループ素子、17b 無給電素子、17c 給電点、18 ループアンテナ、18a1 第1ループ素子、18a2 第2ループ素子、18b 無給電素子、18d 給電点、20 ループアンテナ、20a ループ素子、20b 無給電素子、22 給電点、100 ループアンテナ、100a ループ素子、100b 給電点、101 ループアンテナ、101a ループ素子、101b 給電点、102 ループアンテナ、102a ループ素子、102b 給電点、103 ループアンテナ、103a ループ素子、103b 給電点、104 ループアンテナ、104a 双ループ素子、104b 給電点、105 ループアンテナ、105a ループ素子、106 ループアンテナ、106a ループ素子、C1 コンデンサ、C2 コンデンサ、L1 コイル、L2 コイル、L3 コイル、L4 コイル、R1 抵抗、R2 抵抗

Claims (12)

  1. 使用周波数帯域の低域あるいは高域において共振する長さとされており、ほぼ中央に給電点が設けられているループ素子と、
    該ループ素子の前記給電点をほぼ中心として、該ループ素子に近接して配置され、前記使用周波数帯域の高域あるいは低域において共振する長さとされている無給電素子と、
    を備えることを特徴とするループアンテナ。
  2. 使用周波数帯域の低域あるいは高域において共振する長さとされている第1のループ素子と、該第1のループ素子より動作周波数帯域が高くなるよう一回り小さく形成されている第2のループ素子とを有し、前記第1のループ素子と前記第2のループ素子との給電点が共通とされている双ループ素子と、
    該双ループ素子の前記給電点をほぼ中心として、該双ループ素子に近接して配置され、前記使用周波数帯域の高域あるいは低域において共振する長さとされている無給電素子と、
    を備えることを特徴とするループアンテナ。
  3. 前記無給電素子が導電線により構成されていることを特徴とする請求項1または2記載のループアンテナ。
  4. 前記無給電素子が板状の導電体により構成されていることを特徴とする請求項1または2記載のループアンテナ。
  5. 前記ループ素子の前記給電点をほぼ中心として、前記無給電素子および前記ループ素子に近接して配置された第2の無給電素子が設けられていることを特徴とする請求項1または2記載のループアンテナ。
  6. 前記ループ素子の前記給電点をほぼ中心として、前記無給電素子および前記ループ素子に近接して配置された第2の無給電素子が設けられており、
    前記無給電素子と前記ループ素子との間隔と、前記第2の無給電素子と前記ループ素子との間隔とが異なる間隔とされていることを特徴とする請求項1または2記載のループアンテナ。
  7. 前記無給電素子とで前記ループ素子の前記給電点をほぼ中心とする前記ループ素子を挟むよう近接して配置された第2の無給電素子が設けられていることを特徴とする請求項1または2記載のループアンテナ。
  8. 使用周波数帯域の低域あるいは高域において共振する長さとされている第1のループ素子と、該第1のループ素子と同形状の第2のループ素子とを有し、前記第1のループ素子と前記第2のループ素子との給電点が共通とされている双ループ素子と、
    該双ループ素子の前記給電点をほぼ中心として、該双ループ素子に近接して配置され、前記使用周波数帯域の高域あるいは低域において共振する長さとされている無給電素子と、
    を備えることを特徴とするループアンテナ。
  9. 使用周波数帯域の低域あるいは高域において共振する長さとされている第1のループ素子と、該第1のループ素子より動作周波数帯域が高くなるよう一回り小さく形成されている第2のループ素子とを有し、前記第1のループ素子と前記第2のループ素子との給電点が共通とされている双ループ素子と、
    該双ループ素子の前記給電点をほぼ中心として、該双ループ素子に近接して配置され、前記使用周波数帯域の高域あるいは低域において共振する長さとされている無給電素子とを備え、
    前記給電点において、前記第1のループ素子の一端と前記第2のループ素子の一端とを接続する第1接続部と、前記第1のループ素子の他端と前記第2のループ素子の他端とを接続する第2接続部とが給電点とされていると共に、前記第1接続部と前記第2接続部とが電磁気的に結合していることを特徴とするループアンテナ。
  10. 前記第1接続部と前記第2接続部とがコイル状に形成されて電磁気的に結合していることを特徴とする請求項9記載のループアンテナ。
  11. 前記第1接続部に形成された第1コイル部と、前記第2接続部に形成された第2コイル部とが対向して配置されて電磁気的に結合していることを特徴とする請求項9記載のループアンテナ。
  12. 前記第1接続部に形成された第1コイル部と、前記第2接続部に形成された第2コイル部とが重なるように配置されて電磁気的に結合していることを特徴とする請求項9記載のループアンテナ。
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