JP4673174B2 - 半導体スイッチの制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、交流系統に設置され、無効電力補償、交流電圧制御などを行う静止型無効電力補償装置(以下SVCと略称する)などに適用される例えばサイリスタスイッチからなる半導体スイッチの制御装置に関する。
従来、導体スイッチを適用した代表的な装置として、サイリスタスイッチリアクトル(TCR)を使用したSVCがある。
図13は、上記SVCの概略を示す回路構成図である。
図13において、1は交流系統、2は交流系統1に繋がる交流母線、4は交流母線2に変圧器3を介して接続された2次母線で、この2次母線4にはサイリスタ制御リアクトル(TCR)と交流フィルタ(FC)6が接続されている。
一方、10は交流母線2に接続された計器用変圧器7により検出される交流電圧と交流母線2と変圧器3との間の電路に設けられた変流器8により検出される電流がそれぞれ入力されるSVC制御装置で、このSVC制御装置10は上記交流電圧及び電流をもとに位相制御パルスPHSを作成し、この位相制御パルスPHSによりTCR5のサイリスタスイッチの点弧位相を制御することで、TCR5の無効電力出力を調整するようにしている。
図14は、図13のTCR5部分を中心に三相回路で示す3線結線図である。図14に示すようにTCR5は、3相各相に対応させてそれぞれ設けられ、一対のバルブUX,VY,WZをそれぞれ逆並列に接続してなるサイリスタスイッチ51と、これら各相のサイリスタスイッチ51の両側にそれぞれ設けられたリアクトル52とからなる直列回路をΔ結線して3相各相に対応する2次母線(a,b,c)4に接続する構成となっている。
図15は、図13のSVC制御装置10の一例を示すブロック図である。
このSVC制御装置10は、図15に示すように電圧制御回路11、無効電力/制御角変換回路12、位相制御回路13、交流電圧検出回路14、交流電流検出回路15及び位相検出回路16から構成される。
ここで、無効電力/制御角変換回路12は、詳細を後述する電圧制御回路11から出力される無効電力基準QrefからTCR5を位相制御するための制御角αに変換するものである。
上記位相制御回路13は、交流系統電圧から電圧位相を検出する位相検出回路16の出力θと制御角αとが一致したときに、位相制御パルスPHSをTCR5に出力し、TCR5を構成するサイリスタスイッチ51の位相制御を行うものである。
上記交流電圧検出回路14は、図13の計器用変圧器7より入力される電圧信号から基本波交流電圧実効値Vacを演算するものであり、交流電流検出回路15は、図13の変流器8より入力される電流信号からSVCの交流電流実効値Isvcを演算するものである。
上記位相検出回路16は、既に知られている周知の技術(例えば、特許文献1)により構成されている。
また、上記電圧制御回路11は、交流母線2の交流電圧を一定に保つようにするためのものであり、ここではその一例として、ゲイン101、積分回路102、スロープゲイン103及び加算回路104からなる構成について説明する。
なお、積分回路102の代えて比例積分、進み遅れ関数、1次遅れ関数等の関数を用いても良く、またその組合せとしても良い。
電圧制御回路11は、交流電圧の基準電圧Vref、交流電圧検出値Vac、さらにSVCの出力電流Isvcとスロープゲイン103との積を加算回路104に入力し、電圧偏差信号ΔVを下式に基づき作成する。
ΔV=Vac+Kd×Isvc−Vref
電圧制御回路11はこの電圧偏差信号ΔVを用いて、SVCの出力すべき無効電力基準Qrefを決定する。
この無効電力基準Qrefは、無効電力/制御角変換回路12により制御角αに変換され、このαに応じTCR5が位相制御され、TCR5を流れる電流が決定される。TCR5と交流フィルタ6の無効電力の和がSVCの無効電力となる。
以下に電圧制御回路11により、交流電圧が制御される動作について説明する。
事前状態では、交流電圧基準Vrefと交流電圧Vacとが一致しており、SVCの出力電流Isvcが零であると想定する。
ここで、交流電圧基準Vrefが増加する場合の動作を説明する。交流電圧基準Vref>交流電圧Vacとなるので、電圧偏差ΔV>0となり、その偏差がゲイン101を介して積分回路102により積算される。この積分回路102の出力は、SVCの無効電力基準Qrefになる。したがって、TCR5はSVCの出力電流がこの無効電力基準Qrefとなるように制御される。
SVCの出力がQrefに応じた値になると、交流電圧が上昇し、交流電圧基準Vrefとの偏差が減少して積分回路102への入力信号が減少する。このような制御ループが連続的に繰返されることで、定常状態になる。
以上説明したようなSVCの制御回路を構成することは公知の技術である。
なお、図15においては、説明の簡単化のため、電圧制御回路11がゲイン101と積分回路102とから構成される場合を示したが、他の適切な伝達関数、1次遅れ、1次進み遅れ等を使用しても上述同様の機能、性能が満足されることは明らかである。
特開昭55−34851号公報
このようなSVCの制御において、交流系統の状態が変化し、特に系統の短絡容量が小さくなり、調相用コンデンサ等の容量性インピーダンスとの共振周波数が低くなり、第2あるいは第4調波等の偶数調波電圧成分が増加すると、SVCを構成するTCR5のサイリスタスイッチ51の通電電流が正方向、負方向で非対称になる場合がある。
図16は、2次高調波電圧成分重畳時のTCR電流波形の一例であり、U相電流が多く流れ、X相電流が少ない状況を示している。
このようにサイリスタスイッチ51の通電電流が正負非対称になると、UX相バルブに流れる電流には直流電流成分が重畳することになる。この直流電流成分が変圧器3に継続して流入すると、変圧器3が直流偏磁に至り、変圧器3の騒音増大や過熱状態となり、やがては破損に至る恐れがある。
また、交流系統1からの励磁電流が正負非対称となり、交流系統電圧に偶数次の歪成分を誘起することになり、交流系統1内に設置されている調相用コンデンサ、フィルタ等の過熱や破損に至る恐れがある。
このように従来のSVC制御方式では、交流電圧や交流電流の基本波実効値のみを使用して、交流電圧を一定に制御するだけであり、交流系統電圧に重畳する偶数次の高調波等により発生する直流電流成分に対して、適切な制御ができないという不具合があった。
本発明は上記の不具合を解決し、SVC等の電力系統の安定化装置に使用される半導体スイッチから交流回路側に流出する直流電流成分を抑制し、安定な運転を継続させることができる半導体スイッチの制御装置を提供することを目的とする。
本発明は上記の目的を達成するため、電力系統に設置される無効電力補償装置などの系統安定化装置に使用される複数相からなる半導体スイッチの制御装置において、前記半導体スイッチに印加する交流電圧に含まれる偶数調波電圧成分の振幅と位相の情報を検出する偶数調波検出手段と、この偶数調波検出手段より得られる偶数調波電圧成分の情報と前記半導体スイッチの点弧位相から直流電流成分を推定する直流電流成分推定手段と、この直流電流成分推定手段により推定された直流電流成分の推定値に基づいて該直流電流成分がゼロになるように前記半導体スイッチの制御角を変調して点弧タイミングを調整する変調手段とを備える。
本発明によれば、偶数調波成分により発生した直流電流成分をほぼ零にすることにより、SVC等の電力系統の安定化装置に使用される半導体スイッチから交流回路側に流出する直流電流成分を抑制し、安定な運転を継続させることができる。
まず、本発明による交流半導体スイッチの制御装置の理論について説明する。
ここでは、一例として図14に示すTCRサイリスタスイッチにおいて、3相交流のうちのab線間電圧に2次の高調波が重畳し、UX相バルブに直流電流成分が流れた場合について述べる。
図14では、UX相バルブにおいて、正方向のU相バルブが通電する期間、2次高調波電圧は基本波交流電圧から減算される例を示している。U相バルブ電流iU(t)は、下式に示すように交流電圧の電圧時間積で決まり、電圧の瞬時値が小さくなるので、正方向の電流は小さくなる。
Figure 0004673174
但し、Lはリアクトルのインダクタンス、V1は交流電圧基本波成分振幅、V2は第2調波成分振幅、ωは交流電圧基本波角周波数、φは第2調波の位相
一方、負方向のX相バルブが通電する機関では、2次高調波電圧は基本波電圧に加算される方向になる。すなわち、X相バルブの通電電流は、(1)式の180°(πラジアン)後に流れる電流なので、
Figure 0004673174
となり、2次高調波成分を表すV2項が基本波成分を表すV1の項と符号が逆になり、X相バルブが通電している期間の2次調波成分の電流に対する影響は、U相バルブが通電している間逆方向となる。したがって、正方向、負方向で電流の大きさに相違が生じ、直流電流成分が発生する。
リアクトル電流の計算式(1)において、基本波電圧振幅V1は電圧制御に使用するため、検出されている。また、L、ωは既知の値なので、リアクトル電流i(t)を推定するためには、第2調波成分振幅V2と位相φを検出すれば良い。その手段としては、第2調波成分について瞬時dq変換を行う、フーリエ分析を行うなど、種々の方式が考えられる。図15中のθは交流系統基本波電圧の位相である。従来制御でも、この位相θと制御角αが一致したときに、TCRのサイリスタスイッチに点弧パルスを与える目的で、既に検出されている信号である。また、交流電圧はVUVは、サイリスタスイッチに印加する電圧であり、電圧制御のための電圧検出あるいは位相制御のための位相検出などのために、従来制御でも既に用いている信号である。
2次調波成分の大きさが小さいとすると、U相バルブ電流はωt=α〜2π−αの期間流れる。したがって、その平均値は、基本波の周期をTとして、
Figure 0004673174
となる。
また、時間変数tをπだけシフトした時間変数t´を用いると、X相バルブ電流もωt=α〜2π−αの期間流れることになり、U相バルブ電流と同様な計算ができ、
Figure 0004673174
となる。
リアクトルを流れる電流の1サイクルでの平均電流が直流電流成分IDCとなり、それはU相バルブ電流とX相バルブ電流の平均値の和で計算できる。(2),(2a)式から、基本波電流の平均値は、符号が逆で互いに打消す方向となるが、第2調波成分の平均値は符号が同じであり、加算されることが分かる。したがって、次の(3)式となる。
Figure 0004673174
周期T、角周波数ω、リアクトルのインダクタンスLは既知の値なので、第2調波成分による直流電流成分IDCは、2次調波の振幅V2、位相φ、制御角αが与えられれば、計算できることが分かる。最近では、SVCの制御にディジタル制御装置が用いられているので、(3)式に示す計算を行うことにはリアルタイムで容易に可能である。
TCRの特性として、制御角を進めると通電電流が増加し、また制御角を遅らすと通電電流は増加する。したがって、U相バルブを流れる正方向電流は増加し、X相バルブを流れる負方向電流は減少する。この動作により、正方向電流と負方向電流の大きさが平衡し、直流電流成分がほぼ零に制御することができる。
U相バルブの制御角を変調角Δα進めたとき、U相バルブの電流は(1)式において、αをα−Δαに置換えて計算することができる。したがって、この電流iu’(t)は、(4)式で計算することができる。
Figure 0004673174
この式の第1項は定数であり、第2項は変調をしない場合のU相バルブ電流に等しい。したがって、Δαだけ変調した場合のU相バルブ電流は、変調のない場合のバルブ電流に、上式の第1項の電流IΔαだけ、かさ上げされた電流となる。
Figure 0004673174
Δαが小さいとし、積分の内部がωt=αの時の値でほぼ一定とすると、(5)式は次のように近似できる。
Figure 0004673174
2、Δαは共に小さいので、第2項は無視すると、
Figure 0004673174
となる。
したがって、Δα変調したときの平均電流I’LUは、変調しない場合の平均電流ILUに、α〜2π−αの区間のこのかさ上げ分IΔαの平均電流を加えれば良い。したがって、
Figure 0004673174
となる。
一方、X相バルブ電流がα+Δαから通電した場合の電流の平均値は、(6)式でΔαを−Δαと置けば良いので、同様に
Figure 0004673174
となる。
したがって、変調角Δαで制御角を変調すると、(6)式と(7)式を加算することで、(8)式に示す直流電流成分IDCCを補償できることが分かる。
Figure 0004673174
(8)式を用い、補償したい直流電流IDCCと制御角αが与えられたときに、逆に変調角Δαを(9)式で計算することができる。
Figure 0004673174
(9)式において補償したい直流電流IDCCとして、(3)式で推定した直流電流成分IDCを代入することで、第2調波成分により発生する直流電流成分を打消すための変調角Δαを計算できる。
以上説明したように、交流電圧に第2調波成分が重畳したことで、サイリスタスイッチに直流電流成分が発生した場合、その直流電流の推定が可能であり、また正負のバルブの制御角の変調角を得ることができるので、第2調波成分により発生した直流電流成分をほぼ零にすることができる。
上述では、第2調波成分を想定した場合であるが、第4調波成分などの偶数調波についても同様に直流電流成分が発生することは(3)式で、2ωを4ωとすれば良いことは明らかである。また、制御角を変調することで直流電流成分をほぼ零にすることができることは、第2調波成分の場合と同様である。
次に上記理論に基づく本発明の第1の実施形態を図1乃至図3を参照して説明する。
図1は本発明による交流半導体スイッチの制御装置の第1の実施形態が適用される系統構成図である。
図1に示すように、交流母線2に変圧器3を介して2次母線4が接続され、この2次母線4にTCR5及び交流フィルタ6がそれぞれ接続されている。また、2次母線4の3相各相a,b,cに第2調波検出のための計器用変圧器7がそれぞれ接続され、その2次側よりa,b,c相の相電圧が取出せるようになっている。
図2は本発明の第1の実施形態における第2調波電圧検出回路を示すブロック図である。
図2において、19は図1の計器用変圧器7より取出されたa相電圧とb相電圧からab相の線間電圧Vabを検出する線間電圧検出回路で、この線間電圧検出回路19は加算回路191とこの加算回路191の出力Vabを基本波定格電圧V10で除算する割算回路192とから構成されている。
また、20は線間電圧Vabに含まれる第2調波成分の振幅kabと位相φabを検出する第2調波成分検出回路で、この第2調波成分検出回路20は係数回路201、正弦波発生回路202、余弦波発生回路203、乗算回路204、ローパスフィルタ205、振幅演算回路206、位相演算回路207から構成されている。
図3は同実施形態における1相分の直流成分抑制回路を示すブロック図である。
この直流成分抑制回路は図2より得られるab相第2調波成分振幅kab、ab相第2調波成分位相φab及び位相制御角αを取込んで、U相制御角αu、X相制御角αxを求めるもので、加算回路21、変調角演算回路22、加算回路231,232を備えた制御角変調回路23から構成されている。
次に上記のように構成された半導体スイッチの制御装置の作用について述べる。
TCR5を構成するサイリスタスイッチのUX相の交流電圧に第2調波成分が重畳していると、既に説明したようにリアクトル電流波形が正負非対称となる。図1に示すように、通常の計測用変圧器7は、相電圧を計測するので、ab線間電圧は図2に示すように線間電圧検出回路19の減算器191によりa相電圧とb相電圧の差から求められる。さらに、図2の例の線間電圧検出回路19では、割算回路192で線間電圧Vabを基本定格電圧V10で割算することで、線間電圧の基本波電圧に対する比率を求めている。
図2には示されていないが、図15に示された位相検出器16より出力される基本波電圧位相信号θを取込んで、係数回路201により係数を掛けて第2調波の位相信号2θとする。この2θを正弦波発生回路202、余弦波発生回路203に入力し、sin2θ、cos2θを得る。これらの信号と線間電圧検出回路19からの信号とを乗算器204で乗算し、ローパスフィルタ205を通すと、第2調波成分余弦成分に比例する信号(1/2)kabcosφab、正弦成分(1/2)kabsinφabを得ることができる。
これらの成分の自乗和の平方を取り2倍する演算を振幅演算回路206で実施することで、第2調波成分の振幅kabを得ることができる。また、正弦波成分を余弦成分で除算して、逆正接を取る演算を位相演算回路207で行うことにより、第2調波成分の位相φabを得ることができる。
図3により、図2で得られた第2調波の成分の振幅kab及び位相φabを用いて、UX相の直流電流成分を補償する方法を説明する。
第2調波の成分の振幅kab及び位相φabは、制御角αとともに直流電流成分推定回路21に入力される。この直流電流成分推定回路21では、(3)式で示される計算を行い、直流電流成分Idabを推定する。
次にこの推定値と制御角を変調角演算回路22に入力し、(9)式で示される演算を行い、直流電流成分を補償するための変調角ΔαUXを演算する。この変調角αをU相バルブでは加算回路231で加算し、αU=α+ΔαUXとし、またX相バルブでは加算回路232で減算し、αx=α−ΔαUXとしてU相制御角αU、X相制御角αxを得る。
これらの制御角を用いて、U相バルブとX相バルブとを個別に異なる制御角で制御することで、直流電流成分を補償し、ほぼ零にすることができる。
このように本発明の第1の実施形態によれば、交流電圧に第2調波成分が重畳することでリアクトルに流れる直流電流成分が発生した場合に、直流電流成分を抑制することが可能であり、リアクトルの直流励磁、変圧器の直流励磁、高調波の発生、各種危機の過負荷等の不具合を防止することができる。
次に本発明の第2の実施形態を図4及び図5を参照して説明する。
図4は本発明による交流半導体スイッチの制御装置の第2の実施形態が適用される系統構成図であり、図1と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
本実施形態において、図1と異なる部分は計器用変圧器7を変圧器3の1次側の交流母線2に接続し、その2次側よりA,B,C相の相電圧を取出すようにしている。
また、図5は同実施形態における第2調波電圧検出回路を示すブロック図であり、図2と異なる部分は交流母線2のA相電圧VAを計器用変圧器7より取出して線間電圧検出回路19の割算回路192に入力している点である。
それ以降のUX相バルブに流れる直流電流成分推定と図3に示される直流電流成分抑制制御については第1の実施形態と同様である。
上記構成の第2の実施形態では、変圧器3の結線がスターデルタであるため、バルブの接続する側の母線aとbとの間の交流線間電圧Vabは、計起用変圧器7で検出される交流電圧信号VAに比例する。これを基本波定格電圧V10で除算することにより、線間電圧の基本波電圧に対する比率を得ることができる。
以降は、第1の実施形態と同様な作用により、直流電流成分の推定と補償を行うことができる。
このように本発明の第2の実施形態としても、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
次に本発明の第3の実施形態を図6及び図7を参照して説明する。
図6は、第2調波電圧成分正相分検出回路を示すブロック図であり、ここでは図2と異なる部分について述べる。
第3の実施形態では、交流電圧の第2調波の正相成分を検出検出するため、3相の線間電圧を三相二相変換回路24に入力し、加算回路241,242及び係数回路243,244、割算回路245を用いて、正相成分を含む信号を作成する構成としたもので、それ以外は図2の構成と同じである。
この場合、第2調波成分検出回路20は、三相二相変換回路24の出力信号を用いるので、交流電圧第2調波の正相成分の振幅と位相となる。
ここで、上記構成の作用について述べる。
図6に示す三相二相変換回路24中、加算回路241と係数回路243により、ab相電圧に平行な成分、加算回路242と係数回路244により、ab相電圧に直交する成分が得られる。これを割算回路245にて正規化する。
ab相電圧に平行な成分と直交する成分に、第2調波成分検出回路20の正弦波発生回路202、余弦波発生回路203からの第2調波の正弦波・余弦波を乗算回路204により乗算すると、正相成分は直流量となり、逆相成分は第2調波のさらに2倍の第4調波で振動する成分に軸変換されることは良く知られている。
したがって、乗算回路204の出力信号からローパスフィルタ205を用いて直流成分を取出すことで、第2調波成分の正相分に比例する信号(1/2)k21cosφ21、正弦波成分(1/2)k21sinφ21を得ることができる。
これら各成分の自乗和の平方を取り2倍する演算を振幅演算回路206で実施することで第2調波成分の振幅k21を得ることができる。また、正弦波成分を余弦成分で割算して、逆正接を取る演算を位相演算回路207で行うことで、第2調波成分の位相φ21を得ることができる。
図7は同実施形態における三相分の直流成分抑制回路を示すブロック図で、図3と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
以下図7により、図6で得られた第2調波正相分の振幅k21及び位相φ21を用いて、三つの相の直流電流成分を補償する方法を説明する。
第2調波の振幅k21及び位相φ21は、制御角αとともに直流電流成分推定回路21に入力されると、この直流電流成分推定回路21では、(3)式で示される計算を行い、直流電流成分Idabを推定する。
次に、この推定値と制御角を変調角演算回路22に入力し、(9)式で示される計算を行い、直流電流を補償するための変調角ΔαUXを演算する。この変調角αをU相バルブでは加算回路231で加算し、αu=α+ΔαUXとしてU相制御角αU、またX相バルブではαuX=α−ΔαUXとしてX相制御角αXを得る。
VY相バルブについては、正相分の位相が定数回路24より出力される定数に示される120°(2π/3)だけ遅れるので、加算回路25により位相をずらし、直流成分推定回路21に入力することで、VY相バルブに流れる直流電流成分Idbcを推定する。
また、WZ相バルブでは、位相ずれが120°進みであることを考慮し、加算回路26により位相を進め、直流成分推定回路21に入力することで、WZ相バルブに流れる直流電流成分Idcaを推定する。
さて、ここで推定された直流電流成分は、第2調波正相分からの推定なので、UX相バルブ、VY相バルブ、WZ相バルブに流れる直流電流成分そのものではなく、その一部となる。しかし、以下に説明するように、この直流電流成分は、図1に示すようにTCR5のデルタ接続部から変圧器3に流れる線電流Ia,Ib,Icに含まれる直流電流成分の推定値である。
したがって、この推定値に応じて、各相の変調角ΔαUX,ΔαVY,ΔαWZを得て、直流電流成分を補償することで、TCR5から変圧器3に流出する直流電流成分を抑制することができる。
交流電圧の三相の第2調波成分Vab2,Vbc2,Vca2は、その正相分振幅をk21、位相をφ21、逆相成分振幅をk22、位相をφ22とすると、下式のように表される。
Figure 0004673174
基本波成分の位相に着眼して、(11)式、(12)式を変形すると、次式のようになる。
Figure 0004673174
(11a)(12a)式から、第2調波成分の逆相成分は、各相の基本波成分と同一の位相差を有することが分かる。
UX相バルブで発生する直流電流成分は、(3)式で示される。VW相バルブの通電期間は、UX相バルブから基本波ベースで120°(2π/3ラジアン)遅れた期間になるので、(3)式の積分範囲を120°ずらして計算すればよいが、第2調波逆相成分の電圧も、同様に基本波ベースで120°遅れるので、計算結果はUX相バルブの直流電流成分と同じ大きさ・極性になることが分かる。WZ相バルブについても同様であり、結局、三相とも同じ大きさ・極性の直流電流成分となることが分かる。この状況を図8に示す。
図8において、交流電圧第2調波成分により発生する直流電流成分Id2は、TCR5のデルタ結線中を循環する成分となり、外部には流出しない。したがって、この直流電流成分は、変圧器3には影響を与えない。
一方、交流電圧第2調波成分の正相成分により発生する直流電流成分は、三相で異なる大きさ・極性となり、Idab1,Idbc1,Idca1となり、TCR5のデルタ結線から流出し、変圧器3に影響を与える可能性がある。つまり、図8でIda,Idb,Idcは次のようになる。
Ida=Idab1−Idbc1
Idb=Idbc1−Idca1
Idc=Idca1−Idab1
このように本発明の第3の実施形態によっても、第1の実施形態と同様の効果が得られ、さらに第1の実施形態と比較して、変圧器の直流偏磁抑制に必要最小限の制御を行うので、高調波の増加などへの影響が少ないという利点がある。
次に本発明の第4の実施形態を説明する。
第3の実施形態では、三相個々に第2調波成分の正相成分から直流電流成分の推定とその抑制のための変調角を求めたが、本実施形態では、第2調波成分の正相分の三相の合計がゼロになることに着目し、二相の直流電流成分の推定値から第3相目の直流電流成分を推定するか、二相の変調角から第3相目の変調角を得ることが可能である。
図9は、後者の三相分の直流成分抑制回路を示すブロック図で、図7と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
ここで、その作用について述べる。
前記した(10),(11a),(12a)式の正相成分に着目すると、第2調波の正相分は、各相の基本波成分の位相を基準とすると、三相間で120°(2π/3ラジアン)づつ位相がずれていることが示される。(3)式で各相の直流電流成分を計算することを考えると、積分内の正弦波の位相が各相間で120°ずれることになり、三相の直流電流成分の和がゼロになることが分かる。
したがって、例えばWZ相バルブの直流電流成分推定値は、Idca1=−Idab1−Idbc1で得ることができる。さらに、(9)式から変調角は、補償したい直流電流成分に比例するので、直流電流成分と同様に、例えば図9に示すようにWZバルブの変調角ΔαWZ1=−ΔαdUX1−ΔαdVY1で得ることができる。
このような第4の実施形態においても、第3の実施形態と同様の効果を得ることができる。
次に本発明の第5の実施形態について図10を参照して説明する。
図10は三相分の直流成分抑制回路を示すブロック図である。
図10において、入力側は図示していないが、図2に示す第2調波成分検出回路を三相分個々に設け、その出力信号を入力するようにしている。図10において、21は直流電流成分推定回路、22は変調角演算回路、23は加算回路231,232からなる制御角変調回路、27は加算回路271及び係数回路272からなる平均値演算回路、28は加算回路である。
本実施形態では、第2調波成分検出回路からの出力信号により、各相ごとに直流電流成分を推定する構成とし、さらにその推定値の平均値を平均値演算回路27により演算し、加算回路28により平均値演算回路27の出力を各相の直流電流推定値から減算して変調角演算回路22に入力する構成としたものである。
このような構成の直流成分抑制回路の作用を述べる。
第4の実施形態で説明したように、第2調波成分の正相分の三相の合計がゼロになること、また第3の実施形態で説明したように逆相成分については三相とも値が等しいことに着目し、各相の直流電流成分の推定値から、逆相成分による直流電流成分を推定し、それを各相の直流電流推定値から減算することにより、各相の第2調波成分の正相電圧成分による直流電流成分が推定できる。
したがって、その推定値を用いれば、第3の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
なお、図10に示す実施形態では、直流電流推定値につき、平均値を各相の直流電流推定値から減算するようにしたが、直流電流推定値と変調角とは線形の関係にあるので、同様な構成を変調角で行っても良い。つまり、3相の変調角の平均値を求め、各相の変調角から減算した信号を用いて、抑制制御を行っても第3の実施形態と同様の効果が得られることは明らかである。
次に本発明の第6の実施形態について図11を参照して説明する。
図11は一相分の直流成分抑制回路の構成例を示すブロック図である。
本実施形態は、既に述べた実施形態の構成とほぼ同様であるが、さらに交流系統事故を検出する事故検出回路29、パターン発生回路30、リミット回路31を設け、直流成分抑制制御のための変調角を系統の交流系統の事故時にリミット可能な構成としたものである。
この場合、交流系統事故を検出する回路としては、交流電圧低下を検出する回路、自己電流が流れることを検出する回路、事故除去用遮断器が動作したことを検出する回路等、一般に交流系統自己を検出・除去するための回路が適用できる。
交流系統に事故が発生した場合は、交流系統電圧には、非常に大きな歪が生じるので、直流成分推定回路21が通常よりも大きな直流電流成分を推定することになる。そのまま放置すると、変調角演算回路22の出力である変調角が大きく変化し、制御角に不要に変調してしまう恐れがある。
本実施形態では、このような現象が発生する可能性のある期間は、事故検出回路29の出力信号で、変調角をリミットすることにより、不要な制御角変調を防止することができる。また、事故が除去された後は、緩やかに変調角を戻すことで、急激な変調を防止することができる。
このように本発明の第6の実施形態によれば、交流系統事故が発生した場合でも、不要な動作を防止でき、さらに安定した直流電流成分抑制制御が可能になる。
なお、上記では変調角をリミットする構成を示したが、直流電流成分推定値をリミットすることでも、上記実施形態と同様の効果が得られることは明らかである。
また、図11では一相分の構成を示したが、三相全てで同様に実施することも可能である。
次に本発明の第7の実施形態について図12を参照して説明する。
図12は、一相分の直流成分抑制回路の構成例を示すブロック図である。
本実施形態は、既に述べた実施形態の構成とほぼ同様であるが、変調角演算回路22の出力を制御角変調回路23にローパスフィルタ32を通して入力する構成としたものである。
上記ローパスフィルタ32としては、一次遅れ回路、二次のローパスフィルタ回路などで構成できる。
交流系統に事故が発生した場合は、交流系統電圧には、非常に大きな歪が生じるので、直流成分推定回路21が通常よりも大きな直流電流成分を推定することになる。そのまま放置すると、変調角演算回路22の出力である変調角が大きく変化し、制御角に不要に変調してしまう恐れがある。
本実施形態では、このような現象が発生する可能性のある期間に対し、応答時間が十分長いローパスフィルタを設けることで、交流系統事故による不要な動作を防止することができ、さらに安定に直流電流成分抑制制御が可能になる。
なお、上記では変調角をローパスフィルタに通す構成を示したが、直流電流成分推定値をローパスフィルタに通すことでも上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
上記構成の直流成分抑制回路において、
また、図12では一相分の構成を示したが、三相全てで同様に実施することも可能である。
なお、前述した各実施形態では、半導体スイッチとしてサイリスタスイッチを用いたが、スイッチを構成できるものであればどのようなものでも良く、例えばトランジスタ、トライアック、GTO、IGBT等を用いたものでも良い。
本発明による交流半導体スイッチの制御装置の第1の実施形態が適用される系統構成図。 本発明の第1の実施形態における第2調波電圧検出回路を示すブロック構成図。 同実施形態における1相分の直流成分抑制回路を示すブロック図。 本発明による交流半導体スイッチの制御装置の第2の実施形態が適用される系統構成図。 同実施形態における第2調波電圧検出回路を示すブロック図。 本発明の第3の実施形態における第2調波電圧成分正相分検出回路を示すブロック図。 同実施形態における三相分の直流成分抑制回路を示すブロック図。 同実施形態において、正相分・逆相分による直流電流成分の分布状況を示す系統構成図。 本発明の第4の実施形態における三相分の直流成分抑制回路を示すブロック図。 本発明の第5の実施形態における三相分の直流成分抑制回路を示すブロック図。 本発明の第6の実施形態における一相分の直流成分抑制回路を示すブロック図。 本発明の第7の実施形態における一相分の直流成分抑制回路を示すブロック図。 SVCの概略を示す回路構成図。 TCR5部分を中心に三相回路で示す3線結線図。 従来のSVC制御装置10の一例を示すブロック図。 2次高調波電圧成分重畳時のTCR電流波形の一例を示す図。
符号の説明
1…交流系統、2…交流母線、3…変圧器、4…2次母線、5…TCR、6…交流フィルタ、7…計器用変圧器、8…変流器、10…SVC制御装置、11…電圧制御回路、12…無効電力/制御角変換回路、13…位相制御回路、14…電圧検出回路、15…電流検出回路、16…位相検出回路、19…線間電圧検出回路、20…第2調波成分検出回路、21…直流電流成分推定回路、22…変調角演算回路、23…制御角変調回路、24…三相二相変換回路、25,26,28…加算回路、27…平均値演算回路、29…事故検出回路、30…パターン作成回路、31…リミット回路、32…ローパスフィルタ、51…サイリスタスイッチ、52…リアクトル

Claims (7)

  1. 電力系統に設置される無効電力補償装置などの系統安定化装置に使用される複数相からなる半導体スイッチの制御装置において、
    前記半導体スイッチに印加する交流電圧に含まれる偶数調波電圧成分の振幅と位相の情報を検出する偶数調波検出手段と、
    この偶数調波検出手段より得られる偶数調波電圧成分の情報と前記半導体スイッチの点弧位相から直流電流成分を推定する直流電流成分推定手段と、
    この直流電流成分推定手段により推定された直流電流成分の推定値に基づいて該直流電流成分がゼロになるように前記半導体スイッチの制御角を変調して点弧タイミングを調整する変調手段と、
    を備えたことを特徴とする半導体スイッチの制御装置。
  2. 請求項1記載の半導体スイッチの制御装置において、
    前記直流電流成分推定手段は、前記電力系統の交流電圧検出点と前記半導体スイッチとの間に変圧器が存在する場合には該変圧器の巻線構成を考慮して、交流電圧検出信号から前記半導体スイッチに印加する電圧を推定する
    ことを特徴とする半導体スイッチの制御装置。
  3. 請求項1記載の半導体スイッチの制御装置において、
    前記偶数調波検出手段は、交流電圧の偶数調波電圧成分を三相二相変換し、その信号から正相分を抽出する
    ことを特徴とする半導体スイッチの制御装置。
  4. 請求項3記載の半導体スイッチの制御装置において、
    前記変調手段は、三相のスイッチアーム内の二相の点弧タイミング調整を演算し、残りの一相については演算した二相の点弧タイミング調整から導き出す
    ことを特徴とする半導体スイッチの制御装置。
  5. 請求項1記載の半導体スイッチの制御装置において、
    前記直流電流成分推定手段は、前記偶数調波検出手段により検出された偶数調波電圧成分から、三相各々の直流電流成分を推定するとともに、その平均値を演算し、
    前記変調手段は、各相の直流電流成分から前記平均値を減算した信号を用いて前記半導体スイッチの点弧タイミングを調整する
    ことを特徴とする半導体スイッチの制御装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の半導体スイッチの制御装置において、
    前記交流系統の事故時等の擾乱時及び擾乱が継続している期間を検出する手段と、この手段からの検出信号により前記変調手段による点弧タイミングの調整をリミットする手段とを設けた
    ことを特徴とする半導体スイッチの制御装置。
  7. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の半導体スイッチの制御装置において、
    前記交流系統の事故時等の擾乱時及び擾乱が継続している期間を前記変調手段の応答時間を引延ばすための手段を設けた
    ことを特徴とする半導体スイッチの制御装置。
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