JP3570913B2 - 半導体スイッチの制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、交流系統に設置され、無効電力補償、交流電圧制御等を行う静止型無効電力補償装置(以下SVC)等に使用されるサイリスタスイッチ等の半導体スイッチを適用した装置の制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】
以下に於いては、半導体スイッチ適用装置の代表的な物であるサイリスタスイッチリアクトル(TCR)を使用したSVCを例に説明するが、他の半導体スイッチについても同様に本発明が適用できる。また、交流相数は3相で説明するが、本発明は3相以外の相数の場合にも適用が可能である。
【0003】
また、半導体としては、スイッチを構成することの出来るものであれば、どのような物でもよく、例えば、トランジスタ、トライアック、GTO、IGBT等々でも構わない。
【0004】
図13にSVCの概略構成図を示す。図13において、1は交流系統、2は交流母線、3は変圧器、4は2次母線である。SVCは、リアクトルに流れる電流をサイリスタスイッチで制御するサイリスタ制御リアクトル(TCR)5と交流フィルタ(FC)6から構成される。
【0005】
さらに、SVC制御のために、計器用変成器7、変流器8、SVC制御装置10が設けられ、SVC制御装置10からの位相制御パルスPHSにより、サイリスタスイッチの点弧位相が制御され、TCR5の無効電力出力が調整される。
【0006】
図14は、図13のTCR5部の3線結線図である。TCR5は、サイリスタスイッチ51、リアクトル52から構成されており、各相のサイリスタスイッチは、各々U・Xサイリスタバルブ、V・Yサイリスタバルブ、W・Zサイリスタバルブから構成される。
【0007】
図15に図13のSVCの従来の制御装置10の1例を示す。この制御装置10は、電圧制御回路11、無効電力/制御角変換回路12、位相制御回路13、交流電圧検出回路14、交流電流検出回路15から構成される。
【0008】
無効電力/制御角変換回路12は、電圧制御回路11から出力される無効電力基準QrefをTCR5を位相制御するための制御角αに変換する。位相制御回路13は、交流系統電圧に同期した制御角αの位相制御パルスPHSをTCR5に出力し、TCR5を構成するサイリスタスイッチの位相制御を行う。
【0009】
交流電圧検出回路は14は、図13の計器用変成器7からの電圧信号から交流電圧実効値Vacを演算する。交流電流検出回路15は、図13の変流器8からの電流信号からSVCの交流電流実効値lsvcを演算する。
【0010】
電圧制御回路11は、交流母線2の交流電圧を一定に保つことを目的にする制御ブロックである。電圧制御回路11の1例として、ゲイン101、積分回路102、スロープゲイン103、加算回路104から構成される例について説明する。尚、積分回路102の代わりに、比例積分、進み遅れ関数、1次遅れ関数等の関数を用いても良いし、また、その組合せとしても良い。
【0011】
電圧制御回路11は、交流電圧の基準電圧Vref、交流電圧検出値Vac、さらに、SVCの出力電流Isvcとスロープゲイン103との積を加算回路104に入力し、電圧偏差信号△Vを下式に基づき作成する。
【0012】
【数1】
△V=Vac+Kd×Isvc−Vref…(1)
電圧制御回路11は、この電圧偏差信号△Vを用いて、SVCの出力すべき無効電力基準Qrefを決定する。
【0013】
無効電力基準Qrefは無効電力/制御角変換回路12により制御角αに変換され、このαに応じTCR5が位相制御され、TCR5を流れる電流が決定される。そして、TCR5と交流フィルタ6の無効電力の和がSVCの無効電力となる。
【0014】
以下に電圧制御回路11により、交流電圧が制御される動作を説明する。
事前状態では、交流電圧基準Vrefと交流電圧Vacとが一致しており、SVCの出力電流Isvcは零であったと想定する。ここで、交流電圧基準Vrefが増加する場合の動作を説明する。
【0015】
交流電圧基準Vrefが増加すると、交流電圧基準Vref>交流電圧Vacとなるので、電圧偏差△V>0となり、ゲイン101を介して積分回路102により偏差が積算される。積分回路102からの出力は、SVCの無効電力基準Qrefになる。SVCの出力電流がこのQrefとなるようTCR5が制御される。
【0016】
SVCの出力がQrefに応じた値になると、交流電圧が上昇するので、電圧偏差△Vは減少し、積分回路102への入力信号が減少する。このようなループが連続的に繰り返され、定常状態に落ち着く。
【0017】
以上説明したようにSVCの制御回路を構成することは公知の技術である。図15においては、説明の簡単化のため、電圧制御回路がゲイン101と積分回路102とから構成されているとしたが、他の適切な伝達関数、1次遅れ、1次進み遅れ等、を使用しても同様な機能・性能が満足されることは明らかである。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
このようなSVCの制御において、交流系統の状態が変化し、特に、系統の短絡容量が小さくなり、調和用コンデンサ等の容量性インピーダンスとの共振周波数が低くなり、第2あるいは第4調波等の偶数調波電圧成分が増加すると、SVCを構成するTCR5のサイリスタスイッチ51の通電電流が、正方向、負方向で非対称になる場合がある。この状況を図16に示す。図16では、U相電流が多く流れ、X相電流が少ない状況を示している。
【0019】
電流が正負非対称になると、U−X相サイリスタスイッチに流れる電流には直流電流成分が重畳することになる。この直流電流成分が変圧器3に継続して流入すると、変圧器3が直流偏磁に至り、変圧器3の騒音増大、過熱に至り、破損に至るおそれがある。また、交流系統1からの励磁電流が正負非対称となり、交流系統電圧に偶数次の歪成分を誘起することになり、交流系統1内に設置されている調和用コンデンサ、フィルタ等の過熱、破損に至るおそれがある。
【0020】
従来のSVC制御方式では、交流電圧の基本波実効値あるいは交流電流の基本波実効値のみを使用し、交流電圧を一定に制御するだけであり、高調波成分、直流電流成分に対し、適切な制御が出来ない。
【0021】
以上説明したように、従来のSVC制御方式では、交流系統電圧に重畳する偶数次の高調波等により発生する直流電流成分に対し、適切な制御が取れないという不具合があった。
【0022】
よって、本発明の目的は、上記の不具合を解決するものであり、半導体スイッチから交流回路側に流出する直流電流成分を抑制し、SVC等の半導体スイッチを応用した装置の安定な運転を継続させることのできる制御装置を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る半導体スイッチの制御装置では、複数のから交流回路に流出する直流電流成分をほぼ零にするように半導体スイッチの点弧タイミングを制御することにより、サイリスタスイッチから外部の交流回路に流出する直流電流成分を抑制することが可能であり、変圧器の直流偏磁、高調波の発生、各種機器の過負荷等の不具合を防止することができる。
【0024】
本発明の請求項2に係る半導体スイッチの制御装置では、検出手段により各相に流れる直流電流成分を検出し、この直流電流成分が所定の制御目標値とほぼ一致するように各相の半導体スイッチの制御角を変調する。これにより、各相間で同じ直流電流成分が流れる状態となるので、直流電流成分は複数の間を還流するだけとなり、サイリスタスイッチから外部の交流回路に流出する直流電流成分を抑制することが可能で、変圧器の直流偏磁、高調波の発生、各種機器の過負荷等の不具合を防止することができる。
【0025】
本発明の請求項3に係る半導体スイッチの制御装置では、制御目標値を、半導体スイッチの複数の相を流れる直流電流成分の平均値とすることにより、任意に制御目標値を設定した場合と比較し、各相の制御角の変調量の和を小さくすることができる。
【0026】
本発明の請求項4に係る半導体スイッチの制御装置では、制御目標値を、半導体スイッチの複数の相を流れる直流電流成分内の最大値と最小値の平均値とすることにより、任意に制御目標値を設定した場合と比較し、各相の制御角の変調量の和を小さくすることができる。
【0027】
本発明の請求項5に係る半導体スイッチの制御装置では、制御目標値を、半導体スイッチの複数の相を流れる直流電流成分内の中間値とすることにより、任意に制御目標値を設定した場合と比較し、各相の制御角の変調量の和を小さくすることができる。
【0028】
本発明の請求項6に係る半導体スイッチの制御装置では、検出手段を半導体スイッチと交流回路との接続部に配置し、線電流中の直流電流成分を検出する。この線電流中の直流電流成分を基に各相に流れる直流電流成分が所定の制御目標値とほぼ一致するように各相の半導体スイッチの制御角を変調することにより、サイリスタスイッチから外部の交流回路に流出する直流電流成分を抑制することが可能となり、変圧器の直流偏磁、高調波の発生、各種機器の過負荷等の不具合を防止することができる。
【0029】
本発明の請求項7に係る半導体スイッチの制御装置では、制御手段の数を相数より1つ少なく設け、制御手段の無いには、他相の制御手段の出力信号を合成する合成手段の出力により制御する。制御手段が線形回路である場合には、1相の制御変調量は、他相の制御変調量から演算することができるので、制御手段の数を相数より1つ少なくしても請求項1と同様の効果を得ることができる。
【0030】
本発明の請求項8に係る半導体スイッチの制御装置では、交流系統事故時等の擾乱時及び擾乱が継続している期間は、制御手段の制御をリセットすることにより、事故直前に流れていた電流がサイリスタスイッチを循環することで、直流電流成分が検出され、制御角変調量が大きく変化するという現象を防止することができる。
【0031】
本発明の請求項9に係る半導体スイッチの制御装置では、交流系統事故時等の擾乱時及び擾乱が継続している期間は、検出手段の検出をリセットすることにより、事故直前に流れていた電流がサイリスタスイッチを循環することで、直流電流成分が検出され、制御角変調量が大きく変化するという現象を防止することができる。
【0032】
本発明の請求項10に係る半導体スイッチの制御装置では、制御手段の応答時間を、交流系統事故時等の擾乱時及び擾乱が継続している期間をより十分長くすることにより、交流系統事故及びその後の擾乱に対して不要な応答することが無くなり、安定な直流電流抑制制御を実現することができる。
【0033】
本発明の請求項11に係る半導体スイッチの制御装置では、検出手段の応答時間を、交流系統事故時等の擾乱時及び擾乱が継続している期間をより十分長くすることにより、交流系統事故及びその後の擾乱に対して不要な応答することが無くなり、安定な直流電流抑制制御を実現することができる。
【0034】
本発明の請求項12に係る半導体スイッチの制御装置では、半導体スイッチが停止している期間は、制御手段の制御をリセットする。サイリスタスイッチへの位相制御パルスが停止しているゲートブロック状態では、サイリスタスイッチに電流は流れない。よって、検出手段にも電流は流れないが、検出手段の誤差、検出手段から制御手段に至る電気回路中のオフセット誤差等により、不要な直流電流成分信号が入力される恐れがあり、実際の直流電流成分はゼロであるにもかかわらず、誤差を累積し、不要に制御角を変調する可能性がある。そこで、半導体スイッチが停止している期間は、制御手段の制御をリセットすることにより、不要な制御角変調を防止することができる。
【0035】
本発明の請求項13に係る半導体スイッチの制御装置では、半導体スイッチが停止している期間は、検出手段の検出をリセットする。サイリスタスイッチへの位相制御パルスが停止しているゲートブロック状態では、サイリスタスイッチに電流は流れない。よって、検出手段にも電流は流れないが、検出手段の誤差、検出手段から制御手段に至る電気回路中のオフセット誤差等により、不要な直流電流成分信号が入力される恐れがあり、実際の直流電流成分はゼロであるにもかかわらず、誤差を累積し、不要に制御角を変調する可能性がある。そこで、半導体スイッチが停止している期間は、検出手段の検出をリセットすることにより、不要な制御角変調を防止することができる。
【0036】
本発明の請求項14に係る半導体スイッチの制御装置では、半導体スイッチが停止している期間は、検出手段のオフセットを自動的に調整する。サイリスタスイッチへの位相制御パルスが停止しているゲートブロック状態では、サイリスタスイッチに電流は流れない。よって、検出手段にも電流は流れないが、検出手段の誤差、検出手段から制御手段に至る電気回路中のオフセット誤差等により、不要な直流電流成分信号が入力される恐れがあり、実際の直流電流成分はゼロであるにもかかわらず、誤差を累積し、不要に制御角を変調する可能性がある。そこで、半導体スイッチが停止している期間は、検出手段のオフセットを自動的に調整することにより、オフセット誤差による不要な制御角変調を防止することができる。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)請求項1,2に対応
図1、2、3は、本発明の第1の実施の形態の構成図である。
【0038】
図1は、第1の実施の形態のTCR5の構成図であり、従来のSVC制御のための検出手段に加え、直流変流器(以下DCCT)201を使用する構成となっている。
【0039】
図2は、第1の実施の形態の直流電流成分抑制回路であり、DCCT201からの信号より直流電流成分を抽出する直流成分検出回路202と、直流電流成分の基準を設定する直流成分基準回路203と、直流成分検出回路202の出力と直流成分基準回路203の出力とを基に直流電流成分が直流成分基準にほぼ一致するように制御する直流成分抑制回路204と、加算回路205と、減算回路206とから構成される。
【0040】
図3は、第1の実施の形態の直流成分抑制回路204の1相分の一例であり、減算回路211と、不感帯回路212と、積分回路213とからなる。
図1、2、3により、本実施の形態の作用を説明する。
【0041】
TCR5を構成するサイリスタスイッチ各相に直流電流成分が発生すると、DCCT201はその電流波形を忠実に信号変換するので、DCCT201の出力信号は、正負非対称となる。直流成分検出回路202は、この正負非対称の信号から、その直流電流成分を抽出する。
【0042】
直流電流成分を抽出する方法としては、低域通過フィルタを使用する方法、低域通過フィルタを数段組み合わせて行う方法、半サイクル毎に電流信号の積分を行い正波の積分と負波の積分との差により直流電流成分を検出する方法等がある。
【0043】
直流成分基準回路203は、TCR5の中を循環する直流電流成分の大きさの基準値となる直流成分基準Idrefを作成する。
直流成分抑制回路204は、直流成分基準Idrefと直流成分検出回路202の出力の直流電流成分Idab、Idbc、Idcaとを入力する。図3にてU−X相スイッチの例により動作説明する。
【0044】
減算回路211により、直流電流成分Idabと直流成分基準Idrefとの差を演算し、その差が所定値より大きいことを不感帯回路212により演算し、その出力を積分器213に入力する。積分器213は、直流電流成分Idabと直流成分基準Idrefがほぼ一致するまで、その差を積分しつづけ、制御角変調信号△αabを出力する。他の相についても同様な演算が行われ、△αbc、△αcaが演算される。
【0045】
図3では、不感帯回路、リミッタ付き積分回路から構成される例を示したが、不感帯は無くても良いし、また、リミッタは無くても良い。さらに、積分回路の代わりに1次遅れ回路等を用いても良い。
【0046】
直流成分抑制回路204の出力は、加算回路205、減算回路206に入力され、各相のサイリスタスイッチの制御角αu〜zを変調することで、直流電流成分が直流成分基準Idrefとほぼ一致するように制御する。
【0047】
このように、3相間で同じ直流電流成分が流れる状態になれば、直流電流成分は3相のサイリスタスイッチアーム間を還流するだけになり、サイリスタスイッチから外部の2次母線4、変圧器3、交流系統1には流出しなくなる。
【0048】
ここで、図14において3相交流の内のA−B相電圧に2次の高調波が重畳し、U−X相サイリスタスイッチに直流電流成分が流れた場合の作用につき説明する。
【0049】
U−X相サイリスタスイッチにおいて、正方向のU相サイリスタバルブ電流が小さく、負方向のX相サイリスタバルブ電流が大きい状態で、直流電流成分が発生したとする。この直流電流成分は、TCR5と変圧器3とを接続する交流母線Aから流出し、変圧器3を経由し、交流母線Bと通って、サイリスタスイッチに還流する。
【0050】
この直流電流成分を直流電流成分検出手段により検出して、直流電流成分検出手段の出力信号に応じ、直流成分抑制手段は制御角の変調量を演算する。制御角変調手段は、その変調量に応じ、U相サイリスタバルブの制御角を進め、X相サイリスタの制御角を遅らすように、個々のサイリスタバルブの点弧タイミングを調整する。
【0051】
TCRの特性として、制御角を進めると通電電流が増加し、また、制御角を遅らすと通電電流は減少する。従って、U相サイリスタバルブを流れる正方向電流は増加し、X相サイリスタバルブを流れる負方向電流は減少する。
【0052】
この動作により、正方向電流と負方向電流の大きさが平衡し、直流電流成分がほぼ零に制御され、U−X相サイリスタスイッチを流れる直流電流成分がほぼ零になるので、変圧器3を流れる直流電流成分もほぼ零になる。
【0053】
以上説明したように、本実施の形態によれば、サイリスタスイッチに流れる電流に直流電流成分が重畳した場合、正負のサイリスタバルブの制御角を変調することで、サイリスタスイッチから外部の交流回路に流出する直流電流成分を抑制することが可能であり、変圧器の直流偏磁、高調波の発生、各種機器の過負荷等の不具合を防止することができる。
(第2の実施の形態)請求項3に対応
図4は、本発明の第2の実施の形態の直流成分基準回路の構成図である。図4は、第1の実施の形態の構成において、直流成分基準Idrefとして、3相のサイリスタスイッチに流れている直流電流成分の平均値を用いる構成とするため、直流成分基準回路203を加算回路223、係数224から構成する。
【0054】
直流成分基準回路203は、3相のサイリスタスイッチの直流電流成分Idab、Idbc、Idcaを加算回路223により加算し、係数224により1/3を乗ずるので、その出力として直流電流成分の平均値を得ることができる。
【0055】
この出力を直流成分基準Idrefとして用いることにより、第1の実施の形態に説明した作用と同様な作用により、直流電流成分の抑制が可能である。さらに、任意に直流電流成分基準Irefを設定した場合に比較し、3相の制御角の変調量の和が小さくなる利点がある。
【0056】
以上説明したように、本実施の形態によっても、第1の実施の形態と同様な効果を得ることができる。
(第3の実施の形態)請求項4に対応
図5は、本発明の第3の実施の形態の構成図である。図5は、第1の実施の形態の構成において、直流成分基準Idrefとして、3相のサイリスタスイッチに流れている直流電流成分の内の最大値と最小値の平均値を用いる構成とするため、直流成分基準回路203を最大値検出回路231、最小値検出回路232、加算回路233、係数234から構成する。
【0057】
直流成分基準回路203は、3相のサイリスタスイッチの直流電流成分Idab、Idbc、Idcaの最大値を最大値検出回路231により選択し、最小値を最小値検出回路232により選択する。その最大値と最小値を加算回路233により加算し、係数234により1/2を乗ずるので、その出力として直流電流成分の最大値と最小値の平均値を得ることができる。
【0058】
この出力を直流成分基準Idrefとして用いることにより、第1の実施の形態に説明した作用と同様な作用により、直流電流成分の抑制が可能である。さらに、任意に直流電流成分基準Irefを設定した場合に比較し、3相の制御角の変調量の和が小さくなる利点がある。
【0059】
以上説明したように、本実施の形態によっても、第1の実施の形態と同様な効果を得ることができる。
(第4の実施の形態)請求項5に対応
図6は、本発明の第4の実施の形態の構成図である。図6は、第1の実施の形態の構成において、直流成分基準Idrefとして、3相のサイリスタスイッチに流れている直流電流成分の内の中間値(ミディアン)を用いる構成とするため、直流成分基準回路203を中間値選択回路241から構成する。
【0060】
直流成分基準回路203は、3相のサイリスタスイッチの直流電流成分Idab、Idbc、Idcaの中間値を中間値検出回路241により得ることができる。
【0061】
この出力を直流成分基準Idrefとして用いることにより、第1の実施の形態に説明した作用と同様な作用により、直流電流成分の抑制が可能である。さらに、任意に直流電流成分基準lrefを設定した場合に比較し、3相の制御角の変調量の和が小さくなる利点がある。
【0062】
以上説明したように、本実施の形態によっても、第1の実施の形態と同様な効果を得ることができる。
(第5の実施の形態)請求項6に対応
図7、8は、本発明の第5の実施の形態の構成図である。
【0063】
図7は、第5の実施の形態のTCR5の構成図であり、TCR5と2次母線との接続部にDCCT201を配置した構成となっている。
図8は、第5の実施の形態の直流電流成分抑制回路であり、DCCT201からの直流変流器出力信号より線電流直流電流成分を抽出する直流成分検出回路202と、2つの線電流直流電流成分より直流成分合成信号を求める減算回路207と、直流分の基準を設定する直流成分基準回路203と、減算回路207の出力と直流成分基準回路203の出力とを基に直流電流成分が直流成分基準にほぼ一致するように制御する直流成分抑制回路204と、加算回路205と、減算回路206とから構成される。
【0064】
ここで仮に、TCR5内のU−X相サイリスタスイッチに正方向の直流電流成分Idabが正方向流れており、他の相には流れていないと想定する。この状態では、線電流中の直流電流成分は、Ida=ldab、Idb=−Idabとなる。従って、減算回路207の出力信号は、2×Idabとなる。この信号が直流成分抑制回路204に使用されるので、第1の実施の形態と同様にU−X相サイリスタスイッチの直流電流成分を制御できる。
【0065】
また、他の相に直流電流成分が流れている場合でも、1つの相に直流電流成分が流れている状態の重ね合わせと考えられるので、同様にTCR5内の直流電流成分を制御でき、線電流中の直流電流成分流Ida、Idb、Idcを零に制御できる。
【0066】
以上説明したように、本実施の形態によっても、第1の実施の形態と同様な効果が得られる。尚、本実施の形態においても、既に説明した実施の形態と同様、直流電流成分基準Idrefを様々な値に設定することが可能であることは明らかである。
(第6の実施の形態)請求項7に対応
図9に本発明の第6の実施の形態の構成図を示す。図9において、第5の実施の形態の構成と異なる点は、直流成分検出回路202、直流成分抑制回路204は、2相分だけが設置され、2相目の直流成分合成のためには、係数251、加算回路252を設け、3相目の直流成分抑制のためには、加算回路253、係数254を設ける構成となっている。
【0067】
TCRの3相から流出する線電流を考えると、直流成分の総和は常に零である。従って、2相の直流電流成分が検出可能であれば、残りの1相の直流成分はその2相の直流電流成分から合成が可能であり、例えばIdc=−Ida−Idbで計算できる。従って、2相目の直流成分合成信号は、Idb’=2×Idb+Idaで演算できる。
【0068】
また、直流電流成分検出回路202以降の制御回路は線形回路であるので、2相の直流成分抑制回路204の出力、制御角変調量から、残りの1相の制御角変調量を演算できる。例えば、△αca=−△αab−△αbcとなる。
【0069】
従って、図9の構成によっても、TCR内の直流電流成分を制御でき、線電流中の直流電流成分Ida、Idb、Idcを零に制御できる。
以上説明したように、本実施の形態によっても、第5の実施の形態と同様な効果を得ることができる。
(第7の実施の形態)請求項8,9に対応
図10は、本発明の第7の実施の形態の構成図である。本実施の形態は、第1の実施の形態の構成とほぼ同様で異なる点は、交流系統事故を検出する事故検出回路261を設け、直流成分検出回路202、直流成分抑制制御回路204をリセット可能な回路にした点である。
【0070】
交流系統事故を検出する事故検出回路としては、交流電圧低下を検出する回路、事故電流が流れた事を検出する回路、事故除去用遮断器が動作したことを検出する回路等、一般に交流系統事故を検出・除去するための回路が適用できる。
【0071】
交流系統に事故が発生し、特に、TCR5から見て、その両端が短絡したように見える事故の場合は、事故直前にリアクトルに流れていた電流がリアクトル、サイリスタスイッチを循環する現象が発生する。
【0072】
このような現象が発生すると、TCR5には非常に大きな直流電流が継続して流れたことになり、直流成分検出回路202が、通常よりも大きな直流電流成分を検出することになる。
【0073】
この状態をそのまま放置すると、直流成分抑制回路204の出力である制御角変調量が大きく変化し、制御角を不要に変調してしまうおそれがある。
よって、本実施の形態の構成では、このような現象が発生ずる可能性のある期間は、事故検出回路261の出力信号で、直流成分検出回路202及び直流成分抑制回路204をリセットすることにより、不要な制御角変調を防止することができる。
【0074】
例えば、直流成分検出回路202、直流成分抑制回路204がディジタル演算にて実現されている場合は、その入力変数、内部変数、出力変数を全て強制的に零にすることでリセットが実現可能である。
【0075】
以上説明したように、本実施の形態により、上述した実施の形態につき、交流系統事故が発生した場合でも、不要な動作を防止でき、さらに安定に直流電流成分抑制制御が可能になる。本実施の形態では、直流電流成分検出回路及び積分回路を双方ともリセットする構成を示したが、いずれか一方をリセットすることでも本実施の形態と同様な効果が得られることは明らかである。
(第8の実施の形態)請求項10,11に対応
本発明の第8の実施の形態は、既に説明した図2、8、及び9において、直流成分検出回路202の応答時間を、想定される交流系統事故及び事故後の擾乱が継続する期間程度では影響を受けないパラメータとする構成である。
【0076】
これにより、交流系統に事故が発生し、また、その後擾乱が発生しても、直流成分検出回路202の出力は特に影響を受けないので、直流成分抑帝制制御204の出力が不要に変動せず安定な制御が行える。
【0077】
例えば、直流成分検出回路202が低域通過フィルタで構成されている場合は、そのフィルタの周波数特性を、積分回路で構成されている場合は、積分回路後段にフィルタを設ける等により、応答時間を調整することができる。
【0078】
以上説明したように、交流系統事故及びその後の擾乱に対し、不要な応答をすることが無くなるので、安定な直流電流抑制制御が実現できる。
本実施の形態では、直流成分検出回路202の応答時間につき、適切な速度とすることで説明したが、直流成分抑制回路204の応答時間を、交流系統事故及びその後の擾乱では応答することの無いような特性としても同様な効果が得られることは明らかである。
(第9の実施の形態)請求項12,13に対応
図11は、本発明の第9の実施の形態の構成図である。図11は、第1の実施の形態の構成とほぼ同様であり異なる点は、直流成分検出回路202、直流成分抑制制御回路204をゲートブロック信号GBでリセット可能な回路にした点である。
【0079】
SVCが停止中は、TCR5を構成するサイリスタスイッチへの位相制御パルスが停止する。この状態をゲートブロック状態と言い、この状態では、サイリスタスイッチは電流を流さないので、DCCT201には電流が流れない。
【0080】
しかし、DCCT201の誤差、DCCT201から直流成分検出回路202に至る電気回路中のオフセット誤差等により、不要な直流電流成分信号が入力されるおそれがあり、実際の直流電流成分は零であるにもかかわらず、直流電流成分抑制回路204が誤差を累積し、TCR停止中にもかかわらず、不要に制御角を変調するおそれがある。
【0081】
そこで、本実施の形態の構成では、このような現象が発生する可能性のある期間は、直流成分検出回路202及び直流成分抑制回路204をリセットすることにより、不要な制御角変調を防止することができる。
【0082】
以上説明したように、本実施の形態により、TCRが停止中の不要な動作を防止でき、安定に直流電流成分抑制制御が可能になる。本実施の形態では、直流電流成分検出回路及び積分回路を双方ともリセットする構成を示したが、いずれか一方をリセットすることでも本実施の形態と同様な効果が得られることは明らかである。
(第10の実施の形態)請求項14に対応
図12は、本発明の第10の実施の形態の構成図である。図12において、第1の実施の形態と異なる点は、TCRのゲートブロック信号GBにより直流成分検出回路202の出力を保持するホールド回路271及び減算回路272を設けた点である。
【0083】
第9の実施の形態で説明したように、ゲートブロック中に、DCCT201の誤差、DCCT201から直流成分検出回路202に至る電気回路中のオフセット誤差等により、不要な直流電流成分信号が入力されるおそれがある。
【0084】
そこで、本実施の形態ではゲートブロック中の直流成分検出回路202の出力信号をホールド回路271により保持し、その値を直流成分検出回路202の出力から減算回路272により差し引くことで、自動的にオフセット誤差を零にする。
【0085】
オフセット誤差があると、実際の直流電流成分は零であるにもかかわらず、オフセット誤差が累積することで、直流電流成分抑制回路が不要に制御角を変調するおそれがある。しかし、本実施の形態の構成では、オフセット誤差がゲートブロック中に自動的に補正されるので、オフセット誤差による不要な制御が行われない。
【0086】
以上説明したように、本実施の形態の構成では、直流電流成分検出回路に関係するオフセット誤差を自動的に補正するので、直流電流成分抑制回路の精度を向上し、安定な動作を実現できる。
【0087】
本実施の形態では、オフセット誤差を補正するために、減算回路272を直流成分検出回路202の出力側に設けたが、入力側に設けても同様な効果が得られる。また、保持回路271を使用する構成としたが、あるタイミングで信号を保持する機能が実現できる他の回路によっても同様な効果が得られることは明らかである。
【0088】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明により、複数の相から構成される半導体スイッチから発生する直流電流成分を安定にほぼ零にし、半導体スイッチを適用するシステムを安定に運転できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のTCRの構成図。
【図2】本発明の第1の実施の形態の直流電流成分抑制回路の構成図。
【図3】本発明の第1の実施の形態の直流成分抑制回路の構成図。
【図4】本発明の第2の実施の形態の直流成分基準回路の構成図。
【図5】本発明の第3の実施の形態の直流成分基準回路の構成図。
【図6】本発明の第4の実施の形態の直流成分基準回路の構成図。
【図7】本発明の第5の実施の形態のTCRの構成図。
【図8】本発明の第5の実施の形態の直流電流成分抑制回路の構成図。
【図9】本発明の第6の実施の形態の直流電流成分抑制回路の構成図。
【図10】本発明の第7の実施の形態の直流電流成分抑制回路の構成図。
【図11】本発明の第9の実施の形態の直流電流成分抑制回路の構成図。
【図12】本発明の第10の実施の形態の直流電流成分抑制回路の構成図。
【図13】静止型無効電力補償装置の概略構成図。
【図14】TCR部の3線結線図。
【図15】従来の静止型無効電力補償装置の制御回路図。
【図16】2次高調波電圧成分重畳時の電流波形図。
【符号の説明】
1・・・交流系統
2・・・交流母線
3・・・変圧器
4・・・2次母線
5・・・TCR(サイリスタ制御リアクトル)
6・・・交流フィルタ
7・・・計器用変成器
8・・・変流器
10・・・SVC制御装置
51・・・サイリスタスイッチ
52・・・リアクトル
201・・・直流変流器(DCCT)
202・・・直流成分検出回路
203・・・直流成分基準回路
204・・・直流成分抑制回路
205,223,233,252,253・・・加算回路
206,207,211,272・・・減算回路
212・・・不感帯回路
213・・・積分回路
224,234,251,254・・・係数
231・・・最大値選択回路
232・・・最小値選択回路
241・・・中間値選択回路
261・・・事故検出回路
271・・・ホールド回路

Claims (14)

  1. 半導体スイッチを有する複数の相をΔ接続して構成される半導体スイッチの制御装置において、複数のから交流回路に流出する直流電流成分をほぼ零にするように半導体スイッチの点弧タイミングを制御する制御手段を有することを特徴とする半導体スイッチの制御装置。
  2. 半導体スイッチを有する複数の相をΔ接続して構成される半導体スイッチの制御装置において、各相に流れる直流電流成分を検出する検出手段と、前記直流電流成分が所定の制御目標値となるように半導体スイッチの点弧タイミングを制御する制御手段を有することを特徴とする半導体スイッチの制御装置。
  3. 前記制御目標値を、半導体スイッチの複数の相を流れる直流電流成分の平均値とする手段を有することを特徴とする請求項2に記載の半導体スイッチの制御装置。
  4. 前記制御目標値を、半導体スイッチの複数の相を流れる直流電流成分内の最大値と最小値の平均値とする手段を有することを特徴とする請求項2に記載の半導体スイッチの制御装置。
  5. 前記制御目標値を、半導体スイッチの複数の相を流れる直流電流成分内の中間値とする手段を有することを特徴とする請求項2に記載の半導体スイッチの制御装置。
  6. 前記検出手段を半導体スイッチと交流回路との接続部に配置することを特徴とする請求項2に記載の半導体スイッチの制御装置。
  7. 前記制御手段の数を相数より1つ少なく設け、前記制御手段の無いには、他相の前記制御手段の出力信号を合成する合成手段の出力により制御することを特徴とする請求項1に記載の半導体スイッチの制御装置。
  8. 交流系統事故時等の擾乱時及び擾乱が継続している期間を検出する擾乱検出手段と、この擾乱検出手段からの信号により前記制御手段の制御をリセットするリセット手段を有することを特徴とする請求項2に記載の半導体スイッチの制御装置。
  9. 交流系統事故時等の擾乱時及び擾乱が継続している期間を検出する擾乱検出手段と、この擾乱検出手段からの信号により前記検出手段の検出をリセットするリセット手段を有することを特徴とする請求項2に記載の半導体スイッチの制御装置。
  10. 前記制御手段の応答時間を、交流系統事故時等の擾乱時及び擾乱が継続している期間をより十分長くすることを特徴とする請求項2に記載の半導体スイッチの制御装置。
  11. 前記検出手段の応答時間を、交流系統事故時等の擾乱時及び擾乱が継続している期間をより十分長くすることを特徴とする請求項2に記載の半導体スイッチの制御装置。
  12. 半導体スイッチが停止している期間は、前記制御手段の制御をリセットすることを特徴とする請求項2に記載の半導体スイッチの制御装置。
  13. 半導体スイッチが停止している期間は、前記検出手段の検出をリセットすることを特徴とする請求項2に記載の半導体スイッチの制御装置。
  14. 半導体スイッチが停止している期間に前記検出手段のオフセットを自動的に調整する手段を有することを特徴とする請求項2に記載の半導体スイッチの制御装置。
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