JP4670260B2 - 積層型電子部品 - Google Patents

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Description

本発明は、電圧の印加により変位を生じる積層型圧電素子等の積層型電子部品に関するものである。
従来の積層型電子部品としては、例えば特許文献1に記載されているような積層型圧電素子が知られている。この文献に記載の積層型圧電素子は、内部電極が印刷された圧電セラミックスグリーンシートを複数枚積層して形成された圧電セラミックス体を有し、この圧電セラミックス体には、各内部電極を貫通する2つのビアホールが形成されている。ビアホール内には、上下一層おきに並んだ内部電極を電気的に接続する導体リードが配置されている。
特開2000−261055号公報
しかしながら、上記従来技術においては、一層おきに配列された同極の内部電極同士が圧電セラミックス体の一端側に配置された1本の導体リードのみで接続されているので、プラス極の内部電極とマイナス極の内部電極との間に電圧を印加したときに、内部電極を流れる電流分布に片寄りが生じ、各内部電極間に生じる電界分布が不均一になる可能性がある。この場合には、圧電セラミックス体の変位量分布にバラツキが生じ、本来必要とする変位量が得られなくなる虞がある。
本発明の目的は、各内部電極間に生じる電界分布の均一性を向上させることができる積層型電子部品を提供することである。
本発明は、素体層と内部電極とを交互に積層してなる積層型電子部品であって、素体層及び内部電極はそれぞれ複数有し、複数の内部電極は、第1電極と、素体層を挟んで第1電極と対向する第2電極とを含んでなり、各素体層には、異なる第1電極同士を電気的に接続する複数の第1スルーホールと、異なる第2電極同士を電気的に接続する複数の第2スルーホールとが形成され、各素体層は四角形状を有し、複数の第1スルーホールは、各素体層の中心を挟んで対向する各素体層の1対の隅部のうち、第1電極と第2電極とが重なり合う圧電活性領域の外側の部位に形成され、複数の第2スルーホールは、各素体層の中心を挟んで対向する各素体層のもう1対の隅部のうち、圧電活性領域の外側の部位に形成されていることを特徴とするものである。
このような積層型電子部品においては、例えば複数の第1スルーホールを各素体層に離して形成すると共に、複数の第2スルーホールを各素体層に離して形成することにより、第1電極と第2電極との間に電圧を印加した時に各電極に生じる電流分布の片寄りを低減することができる。この場合には、第1電極と第2電極との間に生じる電界が速く全体に均一に広がるようになるため、電界分布の均一性が向上する。従って、本発明の積層型電子部品を積層型圧電素子として使用した場合に、素体層の変位量の均一性を向上させることが可能となる。また、第1スルーホール及び第2スルーホールをそれぞれ複数設けることにより、これらのスルーホールの一つが万が一断線した場合でも、積層型電子部品の性能低下を最小限に抑えることができる。
また、複数の第1スルーホールは、素体層の中心を挟むように素体層に形成され、複数の第2スルーホールは、第1スルーホールと異なる位置で素体層の中心を挟むように素体層に形成されている。これにより、第1電極と第2電極との間に電圧を印加したときには、各電極間に生じる電界が素体層の中心に対してほぼ均等に広がるようになるため、電界分布の均一性が更に向上する。
また、素体層は四角形状を有し、複数の第1スルーホールは、素体層の中心を挟んで対向する素体層の1対の隅部に形成され、複数の第2スルーホールは、素体層の中心を挟んで対向する素体層のもう1対の隅部に形成されている。これにより、第1スルーホール及び第2スルーホールを含まずに第1電極と第2電極とが重なり合う領域を十分大きく形成することが可能となる。従って、積層型電子部品を積層型圧電素子として使用した場合、圧電活性領域のスペースが大きく取れると共に、第1スルーホール及び第2スルーホールが素体層の変位を阻害することは殆ど無い。これにより、素体層の変位量を増大させることができる。また、第1スルーホール及び第2スルーホール自体は変位しないので、積層型圧電素子の駆動(変位)時に、これらのスルーホールが断線することを確実に防止できる。
ましくは、複数の素体層は、内部電極を介して交互に積層された第1素体層及び第2素体層を含んでなり、第1素体層は、表面に第1電極が形成されると共に第1スルーホールを有する第1電極形成領域と、第2スルーホールをそれぞれ有する複数の第1接続領域とを有し、第2素体層は、表面に第2電極が形成されると共に第2スルーホールを有する第2電極形成領域と、第1スルーホールをそれぞれ有する複数の第2接続領域とを有し、複数の第1接続領域は、第1電極形成領域を挟むように第1素体層の端部に設けられ、複数の第2接続領域は、第1接続領域と異なる位置で第2電極形成領域を挟むように第2素体層の端部に設けられ、第1電極形成領域に形成された各第1スルーホールは、複数の第2接続領域に対応する部位にあり、複数の第2接続領域に形成された第1スルーホールに対してずれており、第2電極形成領域に形成された各第2スルーホールは、複数の第1接続領域に対応する部位にあり、複数の第1接続領域に形成された第2スルーホールに対してずれている。
この場合には、第1スルーホール及び第2スルーホールは、素体層の内部において、第1電極と第2電極とが重なり合う領域以外の領域に形成されることになる。ここで、積層型電子部品を積層型圧電素子として使用した場合には、第1電極と第2電極とが重なり合う領域は、第1電極と第2電極との間に電圧を印加した時に素体層に変位を生じさせる圧電活性領域となる。他方、第1スルーホール及び第2スルーホールが形成されている領域(圧電活性領域以外の領域)は、素体層の変位に対しては殆ど関与しない領域である。従って、これらのスルーホール自体が素体層の変位を阻害することは殆ど無いため、素体層の変位量を増大させることができる。また、第1スルーホール及び第2スルーホールは圧電活性領域に形成されていないので、積層型圧電素子の駆動(変位)時に、スルーホールが断線することを確実に防止できる。
また、複数の第1接続領域は、第1電極形成領域を挟むように第1素体層に設けられ、複数の第2接続領域は、第1接続領域と異なる位置で第2電極形成領域を挟むように第2素体層に設けられている。これにより、第1電極と第2電極との間に電圧を印加すると、各電極間に生じる電界が電極の端部側から中心側に向けてほぼ均等に広がるため、電界分布の均一性を高める作用が有効に発揮されるようになる。
また、複数の第1接続領域は、第1素体層の端部に形成され、複数の第2接続領域は、第2素体層の端部に形成されている。素体層の端部は、素体層の変位の影響を特に受けにくい部位である。このため、第1素体層の端部に第1接続領域を形成し、第2素体層の端部に第2接続領域を形成することにより、圧電活性領域をより有効に形成することができる。また、積層型圧電素子の駆動時におけるスルーホールの断線をより確実に防止することができる。
また、第1接続領域及び第2接続領域のスペースを小さくし、第1電極形成領域及び第2電極形成領域のスペースを大きくすることが可能となる。従って、積層型電子部品を積層型圧電素子として使用した場合には、圧電活性領域のスペースを増やせるため、その分だけ素体層の変位量をより増大させることができる。
さらに、好ましくは、第1素体層における各第1接続領域の表面には、第2スルーホールと電気的に接続された第1接続用パターンが形成され、第2素体層における各第2接続領域の表面には、第1スルーホールと電気的に接続された第2接続用パターンが形成されている。これにより、数多くの第1電極同士を、複数の第1スルーホール及び第2接続用パターンを介して簡単かつ確実に接続することができ、数多くの第2電極同士を、複数の第2スルーホール及び第1接続用パターンを介して簡単かつ確実に接続することができる。従って、素体層の層数が多い場合でも、内部電極の接続に係わる信頼性を向上させることが可能となる。
また、好ましくは、第1電極形成領域及び第1接続領域は、第1素体層の外面よりも内側に形成され、第2電極形成領域及び第2接続領域は、第2素体層の外面よりも内側に形成されている。これにより、内部電極が素体層の外面に露出することは無い。従って、積層型電子部品を積層型圧電素子として使用した場合、積層型圧電素子を連続して駆動(変位)させても、素体層と内部電極との界面にクラックが発生することを防止できる。また、積層型圧電素子を特に湿性雰囲気中で駆動させる際、積層型圧電素子の側面に付着した水分により金属や金属イオンのマイグレーションが発生することも防止できる。
また、好ましくは、第1電極形成領域の面積は、複数の第1接続領域の総面積よりも大きく、第2電極形成領域の面積は、複数の第2接続領域の総面積よりも大きい。これにより、積層型電子部品を積層型圧電素子として使用した場合に、圧電活性領域を有効に形成することができる。
本発明によれば、第1電極と第2電極との間に電圧を印加したときに、各電極間の圧電体層に生じる電界分布の均一性が向上するので、積層型電子部品の性能劣化を抑制することが可能となる。
以下、本発明に係わる積層型電子部品の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明に係わる積層型電子部品の一実施形態を示す垂直方向断面図である。同図において、本実施形態の積層型電子部品1は、四角柱状の積層型圧電素子である。積層型圧電素子1は、圧電素子本体部2と、この圧電素子本体部2の上部に設けられた上フタ部3と、圧電素子本体部2の下部に設けられた下フタ部4とを備えている。
圧電素子本体部2は、素体層である圧電体層5と内部電極6とを交互に積層してなるものである。圧電体層5及び内部電極6は、それぞれ複数有している。複数の圧電体層5は圧電体層5A,5Bを含んでなり、これらの圧電体層5A,5Bは、内部電極6を介して交互に積層されている。圧電体層5A,5Bは、例えばPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)を主成分とした圧電セラミック材料で形成されている。
複数の内部電極6は電極6A,6Bを含んでなり、これらの電極6A,6Bは、圧電体層5を挟んで対向するように交互に積層されている。電極6A,6Bの一方はプラス電極層を構成し、電極6A,6Bの他方はマイナス電極層を構成している。電極6A,6Bは、例えばAg:Pd=7:3の比率で構成された金属材料からなっている。なお、電極6A,6Bを形成する金属材料としては、Ag、Pdの他に、Au、Pt及びこれらの合金を用いても良い。
圧電体層5A,5Bは、図2に示すように、四角形状(正方形状)を有している。圧電体層5A,5Bの1層当たりの寸法は、例えば縦7.5mm×横7.5mm×厚さ80μmである。
圧電体層5Aは、図2(a)に示すように、電極形成領域7Aと、この電極形成領域7Aを挟んで対向するように形成された2つの接続領域8Aとを有している。これらの接続領域8Aは、圧電体層5Aの中心を挟んで対向する圧電体層5Aの1対の隅部に形成されている。
電極形成領域7Aの表面には、上記の電極6Aが形成されている。また、電極形成領域7Aには、1層おきに積層された上下の電極6A同士を電気的に接続する2つの円形のスルーホール9Aが形成されている。これらのスルーホール9Aは、圧電体層5Aの中心を挟んで対向する圧電体層5Aのもう1対の隅部に形成されている。各接続領域8Aには、1層おきに積層された上下の電極6B同士を電気的に接続する円形のスルーホール10Aが形成されている。また、各接続領域8Aの表面には、スルーホール10Aと電気的に接続された四角形状の接続用パターン11Aが形成されている。接続用パターン11Aの寸法は、例えば150μm×150μmである。なお、接続用パターン11Aは、電極6Aとは電気的に接続されていない状態となっている。
スルーホール9A,10Aは、圧電体層5Aに開けた貫通穴に導電材料を充填して形成されたものである。導電材料は、電極6Aと同様に、例えばAg:Pd=7:3の比率で構成された金属材料である。また、導電材料としては、Ag、Pdの他に、Au、Pt及びこれらの合金を用いても良い。スルーホール9A,10Aの穴径は、例えば50μm程度である。
電極形成領域7A及び各接続領域8Aは、圧電体層5Aの外面よりも内側に形成されている。これにより、電極6A及び接続用パターン11Aが圧電体層5Aの外面より露出することは無い。このとき、圧電体層5Aの外面から電極形成領域7A及び各接続領域8Aまでの距離(絶縁ギャップ)Lと圧電体層5Aの上下面の一辺長さLとの比率(L/L)は、0%よりも大きく且つ3%以下であるのが好ましく、0.2%〜1.0%であるのが特に好ましい。
また、電極形成領域7Aの面積は、各接続領域8Aの総面積よりも大きくなっている。このとき、電極形成領域7Aの面積Sと各接続領域8Aの総面積Sとの比率(S/S)は、1%以下であるのが好ましく、0.5%以下であるのが特に好ましい。
圧電体層5Bは、図2(b)に示すように、電極形成領域7Bと、この電極形成領域7Bを挟んで対向するように形成された2つの接続領域8Bとを有している。これらの接続領域8Bは、圧電体層5Bにおいて、各接続領域8Aの形成部位に対応する隅部とは異なる1対の隅部に形成されている。
電極形成領域7Bの表面には、上記の電極6Bが形成されている。また、電極形成領域7Bには、1層おきに積層された上下の電極6B同士を電気的に接続する2つの円形のスルーホール9Bが形成されている。これらのスルーホール9Bは、圧電体層5Bにおいて、各接続領域8Aの形成部位に対応する1対の隅部に形成されている。このとき、スルーホール9Bは、接続領域8Aのスルーホール10Aに対してずれた位置に形成されている。
各接続領域8Bには、1層おきに積層された上下の電極6A同士を電気的に接続する円形のスルーホール10Bが形成されている。このとき、スルーホール10Bは、スルーホール9Aに対してずれた位置に形成されている。また、各接続領域8Bの表面には、スルーホール10Bと電気的に接続された接続用パターン11Bが形成されている。なお、接続用パターン11Bは、電極6Bとは電気的に接続されていない状態となっている。また、スルーホール9B,10Bの構造及び寸法等はスルーホール9A,10Aと同様であり、接続用パターン11Bの構造及び寸法等は接続用パターン11Aと同様である。
電極形成領域7B及び各接続領域8Bも、上記の電極形成領域7A及び各接続領域8Aと同様に、圧電体層5Bの外面よりも内側に形成されている。このとき、電極形成領域7B及び各接続領域8Bの絶縁ギャップLや、電極形成領域7Bの面積と各接続領域8Bの総面積との関係については、上記の電極形成領域7A及び各接続領域8Aと同様である。
このような電極6Aが形成された圧電体層5Aと電極6Bが形成された圧電体層5Bとを交互に積層した状態では、図1に示すように、複数の電極6A同士は、スルーホール9A、接続用パターン11B、スルーホール10Bを介して電気的に接続され、複数の電極6B同士は、スルーホール9B、接続用パターン11A、スルーホール10Aを介して電気的に接続されるようになる。
このとき、上述したようにスルーホール9A,10Bの配置位置がずれているので、スルーホール9A,10Bは圧電体層5A,5Bの積層方向に千鳥状に配置されることになる。また、上述したようにスルーホール9B,10Aの配置位置がずれているので、スルーホール9B,10Aは圧電体層5A,5Bの積層方向に千鳥状に配置されることになる。従って、圧電体層5A,5Bを数多く積層した場合であっても、スルーホール9A〜10Bの複雑な位置合わせを行うことなく、上下の電極6A同士及び上下の電極6B同士を確実に接続することが可能である。
以上のような圧電素子本体部2において、電極6A,6B同士が重なり合う領域Sは、電極6A,6B間に電圧を印加した時に圧電体層5A,5Bに変位を生じさせる圧電活性領域を形成している。ここで、スルーホール9A,10Aは圧電体層5Aの4つの隅部に形成され、スルーホール9B,10Bは圧電体層5Bの4つの隅部に形成されている。しかも、圧電体層5A,5Bの外面に対する電極6A,6Bの絶縁ギャップが十分に小さく、電極6A,6Bの面積が接続用パターン11A,11Bの面積に対して十分に大きいので、スペース的に大きな圧電活性領域Sが形成されることになる。また、スルーホール9A〜10Bは圧電活性領域S以外の領域に形成されており、スルーホール9A〜10B自体が変位することはないので、スルーホール9A〜10Bが圧電体層5A,5Bの変位を阻害することは殆ど無い。従って、圧電体層5A,5Bの変位量を十分に得ることができる。
このとき、電極6A同士は2組のスルーホール9A,10Bを介して電気的に接続され、電極6B同士は2組のスルーホール9B,10Aを介して電気的に接続されているので、電極6A,6B間に電圧を印加した時に電極6A,6Bを流れる電流分布のバラツキが少なくなり、電極6A,6B間の圧電体層5に発生する電界(電圧)分布の面内均一性が良くなる。つまり、圧電体層5の1対の隅部から圧電体層5の中心に向かって電界が均等に広がるようになるため、電極6A同士及び電極6B同士がそれぞれ1組のスルーホールだけを介して接続される場合に比べて、圧電体層5に生じる電界分布が速く全体的にほぼ均等になる。これにより、圧電体層5の変位量の面内均一性が高くなる。
また、スルーホール9A〜10Bの形成部位は、圧電体層5の変位の影響を最も受けにくい圧電体層5の隅部であるので、圧電体層5の変位によるスルーホール9A〜10Bの断線・破壊を防止することができる。
さらに、内部電極6は圧電体層5の外面に露出していないので、圧電体層5を繰り返し変位させても、内部電極6と圧電体層5との界面にクラックが容易に発生することは無い。このため、内部電極6と圧電体層5との層間剥離や破壊を防止することができる。また、特に湿性雰囲気中において圧電体層5を変位させたときに、圧電素子本体部2の側面に付着した水分により金属または金属イオンのマイグレーションが生じることが防止されるため、圧電体層5の絶縁破壊等を防ぐことができる。
以上のような圧電素子本体部2の上部に配置される上フタ部3は、内部電極の無いセラミック層12A,12Bを交互に積層してなるものである。セラミック層12A,12Bは、上記の圧電体層5と同様の圧電セラミック材料で形成されている。セラミック層12A,12Bは、図3に示すように、上記の圧電体層5と同様に四角形状を有している。
図3(a)に示すように、セラミック層12Aの4つの隅部のうち対向する1対の隅部には、円形のスルーホール13Aと、このスルーホール13Aと電気的に接続された接続用パターン14Aとが形成されている。セラミック層12Aの対向するもう1対の隅部には、円形のスルーホール15Aと、このスルーホール15Aと電気的に接続された接続用パターン16Aとが形成されている。なお、接続用パターン14A,16Aの寸法等は、上記の接続用パターン11A,11Bと同様である。
図3(b)に示すように、セラミック層12Bの4つの隅部のうちスルーホール13A及び接続用パターン14Aの形成部位に対応する1対の隅部には、円形のスルーホール13Bと、このスルーホール13Bと電気的に接続された接続用パターン14Bとが形成されている。セラミック層12Bの対向するもう1対の隅部、つまりスルーホール15A及び接続用パターン16Aの形成部位に対応する1対の隅部には、円形のスルーホール15Bと、このスルーホール15Bと電気的に接続された接続用パターン16Bとが形成されている。なお、接続用パターン14B,16Bの寸法等は、上記の接続用パターン11A,11Bと同様である。
セラミック層12Aの各スルーホール13Aは、セラミック層12Bの各スルーホール13Bに対してずれた位置に形成され、セラミック層12Aの各スルーホール15Aは、セラミック層12Bの各スルーホール15Bに対してずれた位置に形成されている。このため、セラミック層12A,12Bを交互に積層した状態では、各スルーホール13A,13B同士が積層方向に対して千鳥状に配列され、各スルーホール15A,15B同士が積層方向に対して千鳥状に配列されることになる。この状態では、各スルーホール13A,13B同士が接続用パターン14A,14Bを介して電気的に接続され、各スルーホール15A,15B同士が接続用パターン16A,16Bを介して電気的に接続される。これにより、上フタ部3の最上面の接続用パターン14Bは、複数の電極6Aと電気的に接続され、上フタ部3の最上面の接続用パターン16Bは、複数の電極6Bと電気的に接続されることになる。
上フタ部3の上端部の側面には、図4に示すように、各接続用パターン14B,16Bと電気的に接続された端子電極17,18がそれぞれ設けられている。端子電極17,18は、上フタ部3の4つの側面に設けられている。端子電極17,18には、電圧印加用のリード線(図示せず)が接続される。端子電極17,18は、Ag、Au、Cu等の金属材料で形成されている。
このような端子電極17,18を設けることにより、圧電素子本体部2の電極6A,6B間に電圧を印加して、圧電体層5の圧電活性領域Sを変位させることが可能となる。このとき、端子電極17,18は上フタ部3の上面ではなく側面上端部に形成されているので、端子電極17,18が圧電体層5の積層方向の変位を阻害することは殆ど無い。
また、圧電素子本体部2の下部に配置される下フタ部4は、内部電極、スルーホール及び接続用パターンが全く無いセラミック層19を複数積層してなるものである。
このような積層型圧電素子1において、圧電素子本体部2の圧電体層5の層数は、例えば350層である。上フタ部3のセラミック層12A,12Bの層数は、例えば各々6層であり、下フタ部4のセラミック層19の層数は、例えば12層である。なお、このような上フタ部3及び下フタ部4を設けるのは、圧電素子本体部2の圧電活性領域Sを保護するためと、装置(図示せず)への積層型圧電素子1の組み込みを容易に行うためである。
次に、上述した積層型圧電素子1を製作する手順について説明する。まず、圧電素子本体部2の圧電体層5A,5Bを形成するグリーンシート、上フタ部3のセラミック層12A,12Bを形成するグリーンシート、下フタ部4のセラミック層19を形成するグリーンシートをそれぞれ成形する。具体的には、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)を主成分とした圧電セラミック粉体を用意し、これに有機バインダ・有機溶剤等を混合したペーストを作製し、PETフィルムをキャリアフィルムとして所定の厚みでグリーンシートを成形する。
続いて、YAGの3次高調波レーザを用いて、圧電体層5Aを形成するグリーンシートにスルーホール9A,10Aを加工し、圧電体層5Bを形成するグリーンシートにスルーホール9B,10Bを加工し、セラミック層12Aを形成するグリーンシートに13A,15Aを加工し、セラミック層12Bを形成するグリーンシートに13B,15Bを加工する。具体的には、まずYAGの3次高調波レーザよりグリーンシートの所定位置にレーザ光を照射して、貫通穴を形成する。そして、スクリーン印刷法を用いて、貫通穴を形成するグリーンシートの内壁面に対して導電ペーストの充填を行う。使用する導電材料は、例えばAg:Pd=7:3の比率で構成された金属材であり、この粉体に有機バインダ・有機溶剤等を混合してペーストとする。
続いて、圧電体層5Aを形成するグリーンシート上に、電極6Aを形成する内部電極パターンと接続用パターン11Aとを印刷し、圧電体層5Bを形成するグリーンシート上に、電極6Bを形成する内部電極パターンと接続用パターン11Bとを印刷する。具体的には、例えばスルーホールの充填材と同様に、Ag:Pd=7:3の比率で構成された金属材と有機バインダ・有機溶剤等とを混合したペーストを作製し、スクリーン印刷法によりグリーンシート上にパターンを形成する。
このとき、後述する焼成時に内部電極パターンの収縮率がグリーンシートの収縮率よりも若干大きくなるように、グリーンシートを形成するセラミック材料と同じ材料の粉体を内部電極ペースト中に混錬しても良い。この場合には、粉体の混錬量を調整することにより、焼成時の内部電極パターンの収縮率を変えることが可能となる。
また、上記と同様の手法を用いて、セラミック層12Aを形成するグリーンシート上に接続用パターン14A,16Aを印刷し、セラミック層12Bを形成するグリーンシート上に接続用パターン14B,16Bを印刷する。
続いて、下フタ部4のセラミック層19を形成するグリーンシートを所定枚数だけ積層し、その上に、圧電素子本体部2の圧電体層5A,5Bを形成する2種類のグリーンシートを所定枚数だけ交互に積層し、更にその上に、上フタ部3のセラミック層12A,12Bを形成する2種類のグリーンシートを所定枚数だけ交互に積層する。
続いて、積層後のグリーンシート(以下、積層体グリーンという)に対し、60℃程度の熱を加えながら100MPa程度の圧力でプレス加工を行い、積層体グリーンの各層を圧着させる。そして、積層体グリーンを所定寸法になるように切断する。この切断後の時点では、内部電極パターン及び接続用パターンが積層体グリーンの側面より露出した状態となっている。
その後、その積層体グリーンをセッターに載せ、400℃程度にて10時間程度の条件で積層体グリーンの脱脂(脱バインダ)を行う。その後、積層体グリーンが載置されたセッターを密閉炉内に入れた状態で、1100℃程度にて2時間程度の条件で積層体グリーンの焼成を行い、焼結体を得る。このような積層体グリーンの焼成時には、収縮率の違いによって内部電極パターンが積層体グリーンの側面から積層体グリーンの内部に引っ込む。従って、焼成後には、積層体グリーンの側面と内部電極パターンとの間に十分小さな絶縁ギャップが確保された状態になる。
続いて、焼成後の積層体グリーンの上部各側面にAg等の焼付を施して、リード線接続用の端子電極17,18をそれぞれ形成する。なお、端子電極17,18の形成手法としては、焼付だけでなく、スパッタリングや無電解メッキ法等を用いることも可能である。
その後、例えば温度120℃程度の環境下で、電界強度が2kV/mmになるように75Vdcの電圧を3分間程度印加することにより、分極処理を行う。これにより、圧電アクチュエータとして機能する積層型圧電素子1が得られる。
以上のように本実施形態によれば、圧電体層5Aに、電極6A同士を接続する2つのスルーホール9Aと電極6B同士を接続する2つのスルーホール10Aとを形成し、圧電体層5Bに、電極6B同士を接続する2つのスルーホール9Bと電極6A同士を接続する2つのスルーホール10Bとを形成し、これらの圧電体層5A,5Bを交互に積層する構成としたので、上述したように電極6A,6B間に生じる電界分布の面内均一性が高くなる。これにより、積層型圧電素子1の変位量の面内均一性も高くなる。従って、積層型圧電素子1を所望の方向に容易に変位させることが可能となる。
また、スルーホール9A,10Aを圧電活性領域S内に無い圧電体層5Aの隅部に形成し、スルーホール9B,10Bを同じく圧電活性領域S内に無い圧電体層5Bの隅部に形成したので、スルーホール9A〜10Bによって積層型圧電素子1の変位が拘束されることなく、十分なスペースの圧電活性領域Sが確保されるようになる。これにより、積層型圧電素子1の変位量を増大させることができる。また、スルーホール9A〜10B自体は殆ど変位しないため、積層型圧電素子1を変位させた時に生じるスルーホール9A〜10Bの断線を確実に回避できる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、各圧電体層5に、電極6A同士を接続する2つのスルーホールと電極6B同士を接続する2つのスルーホールとを設ける構成としたが、電極6A同士を接続するスルーホール及び電極6B同士を接続するスルーホールは、それぞれ複数あれば良い。この場合、スルーホールの形成部位は特に限定されないが、積層型圧電素子1の変位量の均等化や増大化等を図るためには、上記実施形態のように、複数のスルーホールを圧電体層5の端部に形成したり、内部電極6を挟むように圧電体層5に形成するのが望ましい。
また、上記実施形態では、各圧電体層5が積層された状態において、スルーホールが積層方向に千鳥状に配列されるような構成としたが、特にこれに限られず、例えば圧電体層5に接続用パターンを設けずに、上下のスルーホール同士を直接つなげるような構成としても良い。また、スルーホールの形状も、上記のような円形に限られず、楕円形や角形等であっても良い。
さらに、圧電体層及び内部電極の形状や寸法等についても、特に上記実施形態のものには限られない。例えば内部電極の形状は、円形状や細長状等であっても良い。
また、上記実施形態の積層型電子部品は積層型圧電素子であるが、本発明の積層型電子部品は、誘電体層と内部電極とを交互に積層してなる積層セラミックコンデンサ等の積層誘電体素子にも適用可能である。この場合には、誘電体層に生じる電界分布の面内均一性が高くなるので、静電電荷分布の面内均一性を向上させることが可能となる。
本発明に係わる積層型電子部品の一実施形態として積層型圧電素子を示す垂直方向断面図である。 図1に示す圧電素子本体部の水平方向断面図である。 図1に示す上フタ部の水平方向断面図である。 図1に示す積層型圧電素子の上部側面図である。
符号の説明
1…積層型圧電素子(積層型電子部品)、5…圧電体層(素体層)、5A…圧電体層(第1素体層)、5B…圧電体層(第2素体層)、6…内部電極、6A…電極(第1電極)、6B…電極(第2電極)、7A…電極形成領域(第1電極形成領域)、7B…電極形成領域(第2電極形成領域)、8A…接続領域(第1接続領域)、8B…接続領域(第2接続領域)、9A…スルーホール(第1スルーホール)、9B…スルーホール(第2スルーホール)、10A…スルーホール(第2スルーホール)、10B…スルーホール(第1スルーホール)、11A…接続用パターン(第1接続用パターン)、11B…接続用パターン(第2接続用パターン)。

Claims (5)

  1. 素体層と内部電極とを交互に積層してなる積層型電子部品であって、
    前記素体層及び前記内部電極はそれぞれ複数有し、
    前記複数の内部電極は、第1電極と、前記素体層を挟んで前記第1電極と対向する第2電極とを含んでなり、
    前記各素体層には、異なる前記第1電極同士を電気的に接続する複数の第1スルーホールと、異なる前記第2電極同士を電気的に接続する複数の第2スルーホールとが形成され
    前記各素体層は四角形状を有し、
    前記複数の第1スルーホールは、前記各素体層の中心を挟んで対向する前記各素体層の1対の隅部のうち、前記第1電極と前記第2電極とが重なり合う圧電活性領域の外側の部位に形成され、
    前記複数の第2スルーホールは、前記各素体層の中心を挟んで対向する前記各素体層のもう1対の隅部のうち、前記圧電活性領域の外側の部位に形成されていることを特徴とする積層型電子部品。
  2. 前記複数の素体層は、前記内部電極を介して交互に積層された第1素体層及び第2素体層を含んでなり、
    前記第1素体層は、表面に前記第1電極が形成されると共に前記第1スルーホールを有する第1電極形成領域と、前記第2スルーホールをそれぞれ有する複数の第1接続領域とを有し、
    前記第2素体層は、表面に前記第2電極が形成されると共に前記第2スルーホールを有する第2電極形成領域と、前記第1スルーホールをそれぞれ有する複数の第2接続領域とを有し、
    前記複数の第1接続領域は、前記第1電極形成領域を挟むように前記第1素体層の端部に設けられ、
    前記複数の第2接続領域は、前記第1接続領域と異なる位置で前記第2電極形成領域を挟むように前記第2素体層の端部に設けられ、
    前記第1電極形成領域に形成された前記各第1スルーホールは、前記複数の第2接続領域に対応する部位にあり、前記複数の第2接続領域に形成された前記第1スルーホールに対してずれており、
    前記第2電極形成領域に形成された前記各第2スルーホールは、前記複数の第1接続領域に対応する部位にあり、前記複数の第1接続領域に形成された前記第2スルーホールに対してずれていることを特徴とする請求項1記載の積層型電子部品。
  3. 前記第1素体層における前記各第1接続領域の表面には、前記第2スルーホールと電気的に接続された第1接続用パターンが形成され、
    前記第2素体層における前記各第2接続領域の表面には、前記第1スルーホールと電気的に接続された第2接続用パターンが形成されていることを特徴とする請求項記載の積層型電子部品。
  4. 前記第1電極形成領域及び前記第1接続領域は、前記第1素体層の外面よりも内側に形成され、
    前記第2電極形成領域及び前記第2接続領域は、前記第2素体層の外面よりも内側に形成されていることを特徴とする請求項2又は3記載の積層型電子部品。
  5. 前記第1電極形成領域の面積は、前記複数の第1接続領域の総面積よりも大きく、
    前記第2電極形成領域の面積は、前記複数の第2接続領域の総面積よりも大きいことを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項記載の積層型電子部品
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