JP4666962B2 - データ処理装置及びその制御方法、プログラム - Google Patents

データ処理装置及びその制御方法、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、印刷装置に対し、印刷に係る印刷コマンドを生成して出力するデータ処理装置及びその制御方法、プログラムに関するものである。
パーソナルコンピュータ等のデータ処理装置から送られてくる印刷コマンドを、印刷用紙上に可視像として印刷処理する印刷装置には、インクジェット方式や電子写真方式の印刷装置がある。
電子写真方式は、均一帯電された感光体上に1ページ分のイメージデータに応じた光像を照射するために、半導体レーザを印刷コマンドに応じてON−OFF駆動制御して、レーザビームによる光像を感光体表面に照射させて静電潜像を形成する。そして、この静電潜像を可視像とするために、この静電潜像を着色剤であるトナーを用いて現像し、現像したトナー像を印刷用紙上に転写するようにして印刷処理を実行する。電子写真方式による印刷装置は、ページプリンタとして、1ページ分のイメージデータを表現する印刷コマンドに対して印刷処理を実行する。
一方、ページプリンタに対して、1ライン毎、又は複数ライン毎にイメージデータを可視像として直接印刷用紙上に印刷処理するラスタプリンタ方式がある。このラスタプリンタは、1ページ分のイメージデータを入力しなくても必要なライン分のイメージデータが印刷コマンドとして入力されれば、その時点で印刷処理を実行することができる。
そのため、ラスタプリンタでは、印刷コマンドを複数ページに渡って記憶しておくページメモリを備えなくても、1ライン分あるいは複数ライン分のラスタメモリを備えるだけで印刷処理を実行することできる。従って、ラスタプリンタは、メモリ容量を極力少なくすることが可能であり、同時に直接印刷用紙に印刷処理を実行でき、小型化が可能となり、低コスト化を実現可能となる。
このようなラスタプリンタには、インクジェット方式の印刷装置が代表的である。インクジェット方式の印刷装置は、少なくともインクを吐出するオリフィスを備えるインクジェットヘッドを印刷用紙の送り方向と直交する方向に記録走査させることで、印刷用紙上にインクによるドット(画素)を直接形成して可視像を得る。
さて、一般に両面印刷と呼ばれる機能は、印刷用紙の表面と裏面の両方に可視象を形成することで実現される。両面印刷を行うにあたり、人手を介さずにプリンタ自身が印刷用紙の両面に可視象を形成する自動両面印刷と、印刷用紙の一方の面に可視象を形成した後に、人手により片面に印刷済みの印刷用紙を再度給紙口にセットし、他方の面に可視象を形成する手動両面印刷がある。
インクジェットプリンタにおいては、小型化、低コスト化を目的としているため自動両面印刷を行うための機構を持たないものが多く存在し、そのようなプリンタでは、両面印刷は人手を介する手動両面印刷で実現するのが通例である。
手動両面印刷には、一度の印刷において、たった一回人手を介する方法と、使用する印刷用紙の枚数と同じ回数だけ人手を介する方法がある。
前者の方法は、印刷で使用する全ての用紙の一方の面に印刷を行った後に、排紙された片面だけ印刷済の印刷用紙を人手で給紙口にセットし、全ての印刷用紙の他方の面に連続して印刷を行う方法である。つまり、全ての印刷用紙の表面を印刷した後に、全ての印刷用紙の裏面を印刷する方法であり、以下、これを通常手動両面印刷と呼ぶことにする。
これに対し、後者の方法は、1枚の印刷用紙の一方の面に印刷を行った後に、排紙された片面だけ印刷済の印刷用紙を人手で給紙口にセットし、他方の面に印刷を行う手順を印刷する枚数分繰り返す方法である。つまり、1枚の印刷用紙において表面を印刷した後に、その印刷用紙の裏面を印刷する方法であり、以下、これを手差手動両面印刷と呼ぶことにする。
手動両面印刷では、人手を介して片面が印刷済の印刷用紙を給紙口にセットし直す必要があるため、ユーザの利便性を向上させるために、一度の印刷において一回だけ人手を介する通常手動両面印刷の方法が採用されることが多い。
この通常手動両面印刷の場合、印刷で使用する全ての用紙の一方の面に印刷を行った後、ユーザが片面が印刷済の印刷用紙を再度給紙口にセットするのに時間がかかるため、他方の面に印刷を行うタイミングをユーザが印刷システムに指示する構成になっている。また、このユーザの指示をも簡略化し更に利便性を向上させる方法として、印刷システムに再度給紙された印刷用紙への印刷を、タイマーにより自動的に開始する手法が考えられている(特許文献1)。
特開平9−216431
しかしながら、上述した従来技術においては、以下のような問題があった。
インクジェットプリンタでは、印刷用紙にインクを打ち込むことで可視象を形成する性質上、印刷用紙に打ち込まれたインクが乾燥するまでに時間がかかる。多くのインクジェットプリンタの手動両面印刷で採用されている通常手動両面印刷では、印刷用紙に打ち込まれたインクが完全に乾燥する前に次の印刷用紙に印刷を行ない、排紙された印刷用紙が重ねて積み上げられる。そのため、インクの乾燥具合が印刷用紙面上の部分によって異なることがあり、その結果、印刷面の可視象に濃度ムラや色移り等の問題が発生するということになってしまう。
ここで、普通紙を用いて手動両面印刷を行う場合は、文書印刷が目的であることが多く、かつ写真画質は求められないことが多いため、印刷の際には可視象の形成にあたり使用するインク量を減らすことで、上記の問題を軽減することができる。しかしながら、印刷用紙の両面が写真画質での印刷が可能な両面光沢紙等を用いて手動両面印刷を行う場合は、可視象に写真画質が求められるため、使用するインク量を容易に減らすことはできず、また、濃度ムラや色移り等の問題が普通紙と比較し顕著に現れる。
一方、常に手差手動両面印刷を行うプリンタでは、両面に可視象が形成された印刷用紙が一枚ずつ得られるので、ユーザは両面とも印刷済の印刷用紙が重ならないように乾燥させることができる。しかし、同時に、全ての印刷用紙を一枚ずつ給紙口にセットする作業が発生するため、通常手動両面印刷と比較してユーザの利便性が著しく悪化する。特に、普通紙を用いて大量の文書印刷を手差手動両面印刷で行う場合は、大量の印刷用紙を一枚ずつ給紙口にセットし直す作業が発生するので現実的ではない。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、使用する印刷装置に対し、最適な印刷画質が得られ、かつユーザの利便性を図った手動両面印刷機能を実現することができるデータ処理装置及びその制御方法、プログラムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明によるデータ処理装置は以下の構成を備える。即ち、
印刷装置に対し、印刷に係る印刷コマンドを生成して出力するデータ処理装置であって、
前記印刷に係る印刷設定項目として、印刷に使用する印刷用紙の用紙種別の設定項目と、手動両面印刷の実行の有無を指定する設定項目を用いて、印刷設定を実行する設定手段と、
前記手動両面印刷の実行が設定されているか判定し、前記手動両面印刷の実行が設定されていると判定された場合に、前記設定手段で設定されている用紙種別が第1の用紙あるいは第2の用紙であるか判定し、
前記設定手段で設定されている用紙種別が第1の用紙であると判定された場合、印刷用紙に一方の面を全ページ印刷した後に、印刷されたユーザによりセットされた印刷用紙に他方の面を全ページ印刷するよう制御し、
前記設定手段で設定されている用紙種別が第2の用紙であると判定された場合、1枚の印刷用紙に一方の面を印刷した後に、印刷されたユーザによりセットされた印刷用紙に他方の面を印刷することを全ての印刷用紙に対して行うよう制御する
制御手段と
を備える。
また、好ましくは、前記第2の用紙は、排紙された用紙の重なりにより印刷面の可視像に濃度ムラまたは色移りの問題が発生する用紙を含む
また、好ましくは、前記設定手段は、更に、前記設定項目として、前記手差手動両面印刷の実行の有無を指定する設定項目を有し、
前記設定手段は、前記手差手動両面印刷に対する設定項目の設定状態に基づいて、前記手差手動両面印刷の実行の有無を指定する設定項目に対する設定を禁止する。
また、好ましくは、前記設定手段は、更に、前記設定項目として、前記手差手動両面印刷の実行の有無を指定する設定項目を有し、
前記設定手段は、前記用紙種別に対する設定項目の設定状態に基づいて、前記手差手動両面印刷の実行の有無を指定する設定項目に対する設定を禁止する。
また、好ましくは、前記制御手段による制御を実行する場合に、ユーザに新しい印刷用紙を印刷装置の給紙口にセットする旨を促す通知画面と、ユーザに表面が印刷済みの印刷用紙を給紙口にセットする旨を促す通知画面とを、前記制御手段により生成された印刷コマンドの出力状態に基づいて、切り替えて出力する通知画面出力手段を更に備える。
また、好ましくは、前記設定手段は、更に、前記設定項目として、印刷品質の設定項目を有し、
前記制御手段は、前記設定手段で設定されている用紙種別が第1の用紙で印刷品質が高品位であるか判定し、
前記設定手段で設定されている用紙種別が第1の用紙で印刷品質が高品位でないと判定された場合、印刷用紙に一方の面を全ページ印刷した後に、印刷されたユーザによりセットされた印刷用紙に他方の面を全ページ印刷するよう制御し、
前記設定手段で設定されている用紙種別が第1の用紙で印刷品質が高品位であると判定された場合、1枚の印刷用紙の一方の面を印刷した後に、印刷されたユーザによりセットされた印刷用紙に他方の面を印刷することを全ての印刷用紙に対して行うよう制御する。
上記の目的を達成するための本発明によるデータ処理装置の制御方法は以下の構成を備える。即ち、
印刷装置に対し、印刷に係る印刷コマンドを生成して出力するデータ処理装置の制御方法であって、
前記印刷に係る印刷設定項目として、印刷に使用する印刷用紙の用紙種別の設定項目と、手動両面印刷の実行の有無を指定する設定項目を用いて、印刷設定を実行する設定工程と、
前記手動両面印刷の実行が設定されているか判定し、前記手動両面印刷の実行が設定されていると判定された場合に、前記設定工程で設定されている用紙種別が第1の用紙あるいは第2の用紙であるか判定し、
前記設定工程で設定されている用紙種別が第1の用紙であると判定された場合、印刷用紙に一方の面を全ページ印刷した後に、印刷されたユーザによりセットされた印刷用紙に他方の面を全ページ印刷するよう制御し、
前記設定工程で設定されている用紙種別が第2の用紙であると判定された場合、1枚の印刷用紙に一方の面を印刷した後に、印刷されたユーザによりセットされた印刷用紙に他方の面を印刷することを全ての印刷用紙に対して行うよう制御する
制御工程と
を備える。
上記の目的を達成するための本発明によるプログラムは以下の構成を備える。即ち、
印刷装置に対し、印刷に係る印刷コマンドを生成して出力するデータ処理装置の制御をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記印刷に係る印刷設定項目として、印刷に使用する印刷用紙の用紙種別の設定項目と、手動両面印刷の実行の有無を指定する設定項目を用いて、印刷設定を実行する設定工程と、
前記手動両面印刷の実行が設定されているか判定し、前記手動両面印刷の実行が設定されていると判定された場合に、前記設定工程で設定されている用紙種別が第1の用紙あるいは第2の用紙であるか判定し、
前記設定工程で設定されている用紙種別が第1の用紙であると判定された場合、印刷用紙に一方の面を全ページ印刷した後に、印刷されたユーザによりセットされた印刷用紙に他方の面を全ページ印刷するよう制御し、
前記設定工程で設定されている用紙種別が第2の用紙であると判定された場合、1枚の印刷用紙に一方の面を印刷した後に、印刷されたユーザによりセットされた印刷用紙に他方の面を印刷することを全ての印刷用紙に対して行うよう制御する
制御工程と
をコンピュータに実行させる。
本発明によれば、使用する印刷装置に対し、最適な印刷画質が得られ、かつユーザの利便性を図った手動両面印刷機能を実現することができるデータ処理装置及びその制御方法、プログラムを提供できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
<<実施形態1>>
尚、以下において、USBとは、ユニバーサルシリアルバス(Universal Serial Bus)の略であり、双方向通信が可能な公知のインタフェースであるので、その詳細説明は省略する。
<印刷システムの構成>
図1は本発明の実施形態1の印刷システムの構成を示すブロック図である。
図1において、プリンタ101は、画像形成を行うインクジェット方式の印刷装置であり、後述するデータ処理装置102で生成された印刷コマンドに基づいて画像の形成を行う。印刷装置の種類については特に問わないが、ここではインクジェット方式のカラープリンタを想定している。また、これ以外のプリンタの種類としては、例えば、レーザビーム方式や熱転写方式等の各種印刷方式のプリンタが挙げられる。
プリンタ101は、各種機能ブロック110〜113、120〜125によって構成される。
データ処理装置102は、アプリケーションソフトが印刷ジョブを作成し、プリンタドライバが印刷ジョブの印刷命令からイメージデータを作成し、接続されたプリンタ101の印刷動作を制御する印刷コマンドの生成を行う。実施形態1では、データ処理装置102としてパーソナルコンピュータを用いている。また、このデータ処理装置102では、印刷の設定に関するユーザからの指示や入力を受ける役割も果たす。
データ処理装置102は、各種機能ブロック130〜134、140〜143によって構成される。また、データ処理装置102には、データ処理装置102を制御するオペレーティングシステム(以降、OSと略す)として、例えば、Microsoft Windows(登録商標)XPが組み込まれており、このOS上で各種機能ブロックが動作する。
通信インタフェース(I/F)103は、データ処理装置102とプリンタ101を接続する通信インタフェースである。実施形態1では、通信インタフェース103として、例えば、シリアルインタフェースであるUSBを想定しているが、この他に、IEEE1394、Ethernet(登録商標)、IrDA、IEEE802.11、電力線等のシリアルインタフェースを想定することができる。また、シリアルインタフェースに限らず、パラレルインタフェースとして、セントロニクス、SCSI等の各種インタフェースを想定することができる。いずれにしても、データ処理装置102とプリンタ101間で双方向の通信を実現するものであれば、有線/無線を問わずどのような通信インタフェースであっても構わない。
このように、実施形態1における印刷システムとは、単体の装置ではなく、データ処理装置102と画像形成を行うプリンタ101とが特定の双方向の通信インタフェース103で接続された構成をとっているが、この例に限られることなく、このようなデータ処理装置102とプリンタ101の機能が一体となった装置一体型の印刷システムであってもよい。
尚、プリンタ101及びデータ処理装置102とも、実施形態1の特徴を説明する上で特に必要ないと思われる機能については省略する。
プリンタ101において、印刷制御部110は、データ処理装置102から送信されてきた印刷コマンドを受信して印刷部120の印刷動作の制御を行う。印刷部120は、記録媒体100を搬送したり、記録媒体100に印刷を行うための部分である。記録媒体100は、一般に印刷用紙と呼ばれ、プリンタ101に備え付けられた給紙トレイやカセット等の給紙部に積載されているものとする。
ヘッド制御部111は、ヘッド駆動部121の動作の制御を行ない、インクジェットヘッドのオリフィスよりインクを吐出させる。フィード制御部112は、記録媒体100をプリンタ101に備えつけられた給紙トレイや給紙カセットから1枚ずつ給紙し、搬送路上の定位置を経由して印刷可能位置に搬送し、ラスタ印刷とともに排紙動作を行うために、用紙搬送部123の制御を行う。
画像形成部113は、データ処理装置102から発行された印刷コマンドに含まれるイメージデータを展開する。印刷制御部110には、印刷制御部110による制御動作の作業領域や、イメージデータの展開、受信した印刷コマンドの保存のためにメモリが用意されており、そのメモリが画像形成部113により使用される。
このように、印刷制御部110は、印刷コマンドに含まれる印刷制御用コマンドに従ってプリンタエンジンである画像形成部113の制御を総合的に行う。
具体的には、印刷制御部110は、CPU(不図示)により制御用手順を記述したプログラムを実行することで実現できる。また、印刷制御用コマンドとしては、印刷用の量子化されたイメージデータ(2値あるいは2値化前の中間データ)とインクの打込量、パス数、印刷方向及び印刷用紙の搬送量を制御する各種コマンド、および、後述する入力操作部131で設定される用紙種別指示で構成されるコマンドが使用される。
ヘッド駆動部121は、印刷制御部110で展開された印刷コマンドのイメージデータに基づき記録媒体100に対して印刷を行う。プリンタ101はインクジェット方式のプリンタであるため、インクジェットヘッドからのインク吐出によって画像形成を行う。
用紙ピックアップ部122は、給紙トレイや給紙カセットに積載されている記録媒体100を搬送路に載せる動作を行う。用紙搬送部123は、用紙ピックアップ部122により搬送路に載せられた記録媒体100を搬送路に沿って定位置を経由して、排紙までの搬送動作を行う。用紙検知センサ124は、搬送路途中に設置されており、搬送されている記録媒体100の端部を検出し、記録媒体100が搬送路中の定位置にあることを確認する。
I/F(インタフェース)制御部125は、プリンタ101のインタフェース機能を司るI/F制御部である。実施形態1では、用いているインタフェースがUSBであるため、USBの周辺機器側のコントローラによって構成される。I/F制御部125では、用紙種別情報の送信や印刷コマンド等のデータ受信が行われる。また、I/F制御部125は、プリンタ101本体で発生したエラーや通信状態等のステータス情報に関しても、要求があればデータ処理装置102に対して送信する。
データ処理装置102において、中央制御部141は、データ処理装置102の各種機能を制御し、CPUの持つ機能がこれに該当する。入力操作部142は、ユーザの意図を印刷設定に反映させるための各種入力機器(マウス、キーボード、タッチパネル等)から構成される。
設定情報通知部143は、印刷設定をユーザに通知する。通知方法としては、モニタ等の表示装置(CRTやLCD)を使用する場合や音声による通知方法が考えられる。I/F制御部140は、データ処理装置102のインタフェース機能を司る。I/F制御部140はUSBのホスト側のコントローラによって構成され、USBホストとしての機能を有する。USBホストとしての機能の一部は、OSやドライバなどソフトウェアによっても構成される。
プリンタドライバ130は、印刷のための各種設定や印刷データの生成及びプリンタ101の制御をデータ処理装置102上で行うためのソフトウェアである。中央制御部141(即ち、パーソナルコンピュータのCPU)によりプリンタドライバ130のプログラムが実行されて、印刷設定処理部131や印刷ページ順制御部134、イメージデータ生成部132、データ通信処理部133等の各機能ブロックの機能が実現される。
印刷設定処理部131は、印刷用紙の設定や印刷品位の設定等を含む各種印刷設定を行う。また、印刷設定処理部131は、ユーザからの指示や入力を受け付け、設定された内容を表示もしくは通知する機能を有する。印刷ページ順制御部134は、アプリケーションにより作成された印刷ジョブの印刷データのページ順を制御し、逆順印刷や部単位印刷、両面印刷等のページ順に並び替え、ページ単位で印刷データをイメージデータ生成部132に供給する。
イメージデータ生成部132は、印刷ページ順制御部134によって供給された印刷データからイメージデータを作成して印刷コマンドを生成する。イメージデータ生成部132で作成された印刷ジョブの印刷コマンドは、データ通信処理部133を介してI/F制御部140に送られ、プリンタ101へ印刷コマンドが送られる。
<プリンタの構造>
次に、プリンタ101の一例であるインクジェットプリンタの概略構成について、図2を用いて説明する。
図2は本発明の実施形態1のインクジェットプリンタの概略構成を示す図である。
尚、実施形態1の特徴を説明する上で特に必要ないと思われる機能については省略する。
ラスタプリンタであるインクジェットプリンタは、データ処理装置102から転送されてくる印刷コマンドに含まれる1ラスタ又は複数ラスタのイメージデータを記憶できる程度の必要最小限のラスタメモリを持ち、このラスタメモリに展開されたイメージデータを用いて印刷処理を実行できる。
インクジェットヘッド1000は、図の紙面に垂直な方向に沿って往復走査され、インクジェットヘッド1000に対向した部分(ここを記録位置と呼ぶ)にインクが吐出される。記録媒体100である印刷用紙Pは、インクジェットヘッド1000による1回の走査毎に一定量ずつ搬送される。
印刷用紙Pは、プリンタ101本体に対して着脱可能に設けられている自動給紙のための給紙カセット1004と給紙トレイ1006とに収容されており、そのいずれかから、データ処理装置102上で実現される印刷設定ダイアログ(例えば、図4A及び図4B)における印刷設定に従い選択的に給紙される。給紙カセット1004上部には、それが装着された状態で用紙先端部分に給紙搬送ローラ1008が配置されている。給紙搬送ローラ1008は、給紙カセット1004に載置された最上部の印刷用紙Pと圧接されている。そのため、給紙搬送ローラ1008が駆動されることで、最上部の印刷用紙Pが記録位置に供給される。
給紙トレイ1006は、給紙先端部分に給紙搬送ローラ1010が配置されている。給紙搬送ローラ1010は、給紙トレイ1006の最上部の印刷用紙Pと給紙トレイカムにより印刷時に圧接される。そのため、給紙搬送ローラ1010が駆動されることで、最上部の印刷用紙Pの給紙を行う。
この構成により、給紙トレイ1006または給紙カセット1004のいずれかを給紙する側の給紙搬送ローラ1010または1008が選択駆動され、給紙トレイ1006または給紙カセット1004の最上部の1枚の印刷用紙P(以下、1枚の印刷用紙Pをシートとも呼ぶ)の給紙が行われる。
給紙トレイ1006には、任意のサイズの印刷用紙をセットすることも可能で、ユーザは給紙カセット1004とは別のサイズの印刷用紙をセットすることができる。給紙カセット1004または給紙トレイ1006から選択的に給紙された印刷用紙Pは、インクジェットヘッド1000が設けられている印刷位置の手前に配置された搬送ローラ1016の位置へ送り込まれる。
搬送ローラ1016は、給紙されてきた印刷用紙Pを一旦停止させ、印刷動作と同期してインクジェットヘッド1000の印刷位置へと搬送を開始するように構成されている。インクジェットヘッド1000と対向する印刷位置には、印刷用紙Pを裏面から支持し、印刷状態を安定させるためのプラテン1002が設けられている。インクジェッドヘッド1000とプラテン1002とで印刷位置での印刷部を構成している。
インクジェットヘッド1000には、インクドットを吐出するためのオリフィスが印刷用紙Pの印刷面と対向する側に設けられており、インク供給部より供給されるインクをヘッド駆動部121(図1)にてオリフィスより吐出させる。インクジェットヘッド1000は、印刷用紙Pの搬送方向(副走査方向)と直交する方向(主走査方向)、つまり、図2の左から右側へと搬送される印刷用紙Pに対して紙面に直交する方向に沿って往復走査されながらインクドットの吐出を行い、複数ラスタで構成されるイメージデータに応じた可視像を印刷用紙Pの印刷面に形成する。
ここで、インクジェットヘッド1000による走査が行われるときには、印刷用紙Pの搬送は停止され一方向への走査が行われ、1回の走査分の画像の形成が終了した時点で印刷したラスタ数に応じた量の印刷用紙Pの搬送が行われる。この動作を、往復走査の各方向について繰返し行うことで、印刷用紙Pに1ページ分のイメージデータの印刷画像を形成する。
インクジェットヘッド1000と対向する印刷位置を通過した印刷用紙Pは、印刷位置の下流側に配置されている排出ローラ1018を介して、プリンタ101の本体外へと排出される。排出される位置には、排出トレイ1020が設けられており、排紙トレイ1020に印刷済のシートが印刷画像を上面にして排出される。
プリンタ101は、次のページの印刷コマンドがデータ処理装置102から送られてくると、次の印刷用紙Pの給紙を開始して搬送ローラ1016へと送り込むように制御する。給紙カセット1004から給紙される場合、給紙された印刷用紙Pは反転してから搬送ローラ1016に送られるため、反転時に印刷用紙Pを支えるための反転押えローラ1012と1014が給紙カセット1004から搬送ローラ1016を結ぶ搬送路上に設けられている。
印刷用紙検知センサ1022は、搬送ローラ1016の上流側に設けられ、給紙トレイ1006また給紙カセット1004より給紙される印刷用紙Pの有無を検知する。この印刷用紙検知センサ1022は、マイクロスイッチ等の機械式あるいはフォトセンサ等の光学式であってもよく、印刷用紙Pが存在するときには存在信号を、存在しない場合には無しの信号を出力する。特に、印刷用紙先端が通過するときには、印刷用紙有りを示す信号を出力し、印刷用紙が通過した後は印刷用紙無しを示す信号を出力することで、印刷用紙先端、後端が検知される。これにより、印刷用紙の排紙処理を正しく完了することが可能になり、手動両面印刷においては一方の面に印刷済みの印刷用紙を給紙口にセットするためのユーザへの通知を正しいタイミングで行うことができる。
<プリンタドライバの動作>
次に、プリンタドライバ130の動作について、図3を用いて説明する。
図3は本発明の実施形態1のプリンタドライバの動作を説明するための図である。
データ処理装置102では、印刷するための文書を作成するアプリケーション1110が動作する。アプリケーション1110で文書が作成され、作成された文書の印刷処理を実行するにあたり、アプリケーション1110はOSの印刷機能を介してプリンタドライバ130の印刷設定処理部131により、後述する印刷設定ダイアログを用いて各種印刷設定を行うことが可能である。
アプリケーション1110は、最初に文書の印刷処理を開始する。そして、その文書の各ページにおいてページの印刷処理を開始し、文書のページ内に含まれるデータを印刷データとしてOSの印刷機能を介してスプールファイル1111に格納し、各ページにおいてページの印刷処理を終了する。以上の各ページの処理を印刷する文書のページに対して行なった後、文書の印刷処理を終了する。
このようにして、アプリケーション1110で作成された文書は印刷データの形式でスプールファイル1111に格納される。ここで、アプリケーション1110が文書の印刷処理の開始/終了、ページの印刷処理の開始/終了を行うタイミングで、文書あるいはページの開始/終了の通知がOSの印刷機能によりプリンタドライバ130に通知される。スプールファイル1111は、OSの一部として提供される機能を利用することができる。
プリンタドライバ130の印刷ページ順制御部134は、スプールファイル1111に格納された印刷データから手動両面印刷等の印刷設定に従うページ順でページ単位で印刷データをイメージデータ生成部132に供給する。イメージデータ生成部132は、印刷ページ順制御部134により供給された印刷データから印刷するイメージデータを作成し、作成したイメージデータをプリンタ101が解釈可能な印刷コマンドに変換する。
イメージデータ生成部132により作成された印刷コマンドは、データ通信処理部133を介して、データ処理装置102とプリンタ101を接続するI/F103を介してプリンタ101に送信される。プリンタ101は、受信した印刷コマンドにより制御され記録媒体100にイメージデータを可視像として形成する。
<印刷設定画面>
次に、実施形態1における印刷モードや各種用紙設定を行う際に表示される印刷設定画面(印刷設定ダイアログ)の一例について、図4A及び図4Bを用いて説明する。
図4A及び図4Bは本発明の実施形態1の印刷設定ダイアログの一例を示す図である。
図4Aにおいて、印刷設定ダイアログ301は、表示エリア302〜311、320〜331から構成される。印刷設定では表示する設定項目が非常に多いため、タブシートを使用して設定項目を内容ごとに分けて見やすい構成にするのが通例である。実施形態1でも、複数のタブシートを使用している。同様に、図4Bにおいては、表示エリア302〜311、340〜353から構成される。
基本設定タブ302では、印刷の基本に関する内容を表示する。ページ設定タブ303は、印刷用紙の用紙サイズ、印刷方向(印刷向き)、印刷レイアウト(N−up)等の各種ページ設定に関する内容を表示する。これらのタブにおける詳細については後述する。
尚、N−upとは、1枚の紙にNページ分(Nページ以上(N−up))の文書をレイアウトして印刷することを意味する。
スタンプ/背景タブ304は、印刷文書に対して文字を重ねるスタンプ機能や、画像を重ねる背景機能等の、印刷文書を変更することなしに印刷時に付加するパターンの選択画面を表示する。特殊効果タブ305は、各種画像補整やセピア調等の特殊効果を画像に与える場合に使用する機能の選択画面を表示する。お気に入りタブ306は、頻繁に使用する印刷設定等の保存と呼出機能の選択画面を表示する。ユーティリティタブ307は、ヘッドの調整やクリーニング等の機能の選択画面を表示する。
図4Aは、基本設定タブ302が選択された場合の表示例を示している。
基本設定タブ302の簡易表示エリア320には、文字情報だけでなく視覚に訴える形で設定された画像情報を表示する。プリントアドバイザ321が選択されると、ユーザにより印刷設定を適切に入力させるために、印刷目的から最適な印刷設定を段階的に導く機能を持つサブダイアログを表示する。
用紙種別選択部322は、用紙の種類を表示するとともにユーザにより選択させることができる。用紙種別選択部322は、ドロップダウンメニューとなっており、普段は選択されている用紙の種類が表示され、そこをクリックすることで選択可能な用紙種別がリスト表示される。選択可能な用紙の種類は、プリンタ101で印刷可能な用紙であり、図示されているスーパーフォトペーパー両面(両面光沢紙)の他にも、例えば、普通紙や光沢紙、コート紙、写真専用紙、ハガキ等が含まれる。
給紙方法選択部323は、プリンタ101本体が印刷用紙を給紙する給紙方法を表示し、ユーザによる給紙方法の選択をさせることができる。ユーザは、給紙方法選択部323により、例えば、自動給紙口である給紙トレイ(オートシートフィーダ)や給紙カセットが選択できる。
印刷品質選択部324は、ユーザに印刷の品位を設定させるための設定項目であり、ラジオボタンで構成される。ここでは、設定項目として、きれい、標準、速い、カスタムがある。色調整部325は、ユーザに印刷の色を調整させるための設定項目であり、ラジオボタンで構成される。ここでは、設定項目として、自動、マニュアル調整がある。グレースケール設定部326は、印刷文書がカラーであっても印刷結果をグレースケールにするためのチェックボックスである。プレビュー設定部327は、印刷前に印刷イメージをプレビューするためのチェックボックスである。
バージョン情報ボタン330は、本印刷設定ダイアログ301を表示するドライバのバージョンを示すサブダイアログを表示させるためのボタンである。標準設定部331が押されると、基本設定タブ302の各種設定が標準(出荷時設定)に戻される。
ユーザは、各設定項目を適宜選択した後に、OKボタン308を押下することで印刷設定ダイアログ301を閉じ、選択した印刷設定を印刷に反映させることができる。一方、キャンセルボタン309を押下すると、印刷設定ダイアログ301が閉じ、選択した設定項目の内容は破棄され印刷に反映されることはない。適用ボタン310は、印刷設定ダイアログ301は開いたままで選択した印刷設定を印刷に反映させることができる。ヘルプボタン311は、基本設定タブ302の各設定項目に関する説明文を別ウィンドウで表示させることができる。
図4Bは、ページ設定タブ303が選択された場合の表示例を示している。
ページ設定の簡易表示エリア340には、文字情報だけでなく視覚に訴える形で設定された画像情報を表示する。用紙サイズ選択部341は、アプリケーションで作成する原稿の用紙サイズを表示するとともにユーザにより選択させることができる。また、出力用紙サイズ選択部343は、プリンタ101で印刷するのに使用する用紙サイズを表示し、選択させることができる。
用紙サイズ選択部341と出力用紙サイズ選択343には、図示されているA4の他にもA5、B5、Letter、葉書等のプリンタ101で利用できる用紙サイズが含まれる。また、用紙サイズ選択部341には、プリンタ101で扱うことのできないサイズのB4、A3、A2等を用意してもよい。
印刷の向き選択部342は、アプリケーションで作成する原稿の向きを選択することができる。印刷の種類のフチなし全面印刷選択部344は、印刷用紙に対して余白無しの印刷を行うことを指示することができるチェックボックスである。印刷の種類選択部345は、等倍印刷やアプリケーションの原稿を出力用紙サイズに合わせるフィットページ印刷、任意の拡大率を設定できる拡大/縮小印刷、印刷レイアウト(N−up)等を設定することが可能である。
手動両面印刷選択部346は、手動両面印刷を行うかどうかを選択できるチェックボックスである。とじ方向選択部348は、印刷後にとじる辺を指定することができる。とじしろ指定ボタン350を押すと、別のダイアログが表示され、とじしろ幅を設定することができる。
逆順指定部347は、ページ順を逆順に設定するためのチェックボックスである。印刷部数設定部351は、印刷部数をユーザに設定させるための項目である。ここで、印刷部数を示すの数値を設定することにより、アプリケーションが作成した印刷ジョブの印刷データを、プリンタドライバ130が設定された数値が示す回数繰り返し印刷することにより、複数部数の印刷結果を得ることができる。部単位設定部352は、印刷を部単位で行うかどうかを設定するためのチェックボックスであり、印刷部数351の設定が2以上の場合に設定が有効となる。
標準設定部353が押されると、基本設定タブ302の各種設定が標準(出荷時設定)に戻される。
尚、文書の印刷設定時においては、図4Aの用紙選択部322で、用紙の種類として、両面印刷可能な記録媒体が設定されているときのみ、図4Bの手動両面印刷選択部346を操作可能にするとよいことは言うまでもない。
<手動両面印刷の印刷ページ順>
次に、手動両面印刷の印刷ページ順について、図5を用いて説明する。
図5は本発明の実施形態1の手動両面印刷の印刷ページ順を説明するための図である。
両面印刷では、印刷用紙の一方の面(表面)に印刷した後、他方の面(裏面)に印刷を行う、つまり、表面、裏面の両方に印刷処理を実行するための総印刷ページ数は偶数として扱うと都合が良い。ここで、アプリケーションが作成した印刷文書の総ページ数が奇数であるなら、印刷用紙の裏面の偶数ページに白紙ページがあるとして扱うとよい。
例えば、図5(a)で示すように、アプリケーションが作成した印刷文書のページ数が3ページであるなら、4ページ目に空白ページがあるものとして扱う。但し、アプリケーションが作成した印刷文書の総ページ数が1ページである場合に限っては、手動両面印刷で裏面を印刷する必要が無いため、片面印刷と同様なページ順制御でよいことは言うまでもない。
さて、手動両面印刷を行う際には、人手を介して一方の面に印刷済の印刷用紙を給紙口に再度セットする必要があるが、今後、この操作を再給紙と呼ぶことにする。再給紙にあたっては、図2の給紙トレイ1006では印刷された面を下向きにセットすればよいが、給紙カセット1008では印刷された面を上向きにセットしなければいけない。
従って、通常手動両面印刷と手差手動両面印刷における再給紙では、使用する給紙口の種類によって、印刷ページ順を変更する必要がある。
このことを図5(b)と図5(C)を用いて説明する。
図5(b)では、図5(a)で示した印刷文書を、給紙トレイ1006を用いて通常手動両面印刷を行う際の印刷ページ順を示している。まず、奇数ページを1、3ページのように昇順に印刷用紙に印刷してしまい、片面に印刷済の印刷用紙を給紙トレイ1006に再給紙し、偶数ページを2、4ページの順に印刷する。図中の黒丸「●」が再給紙のタイミングを表している。
一方、図5(c)は、給紙カセット1008を用いて通常手動両面印刷を行う際の印刷ページ順を示している。まず、奇数ページを印刷用紙に印刷するのだが再給紙の際に印刷した面を上向きにセットする必要があるため、奇数ページは大きいページから3、1ページのように降順で印刷し、片面に印刷済の印刷用紙を給紙カセットに再給紙し、偶数ページを2、4ページの順に印刷する。
このように、給紙トレイ1006と給紙カセット1008を用いた場合に、最終的に得られる印刷物のページ順を同じようにするためには、給紙カセット1008を用いる場合では先に片面印刷を行う部分で印刷ページ順を給紙トレイを用いた場合の順番と逆にする必要がある。以降、説明を簡潔にするために、給紙トレイ1006を用いることを想定して記述する。
図5(d)は、一枚ずつ表面、裏面の順に印刷していく手差手動両面印刷の印刷ページ順を示している。手差手動両面印刷の印刷ページ順は、奇数ページの次は偶数ページを、偶数ページの次は奇数ページを印刷すればよい。従って、1ページを印刷した後に片面が印刷された印刷用紙を給紙トレイ1006にセットして2ページを印刷し、次に、新しい印刷用紙に3ページを印刷した後に、片面が印刷された印刷用紙を給紙トレイ1006にセットし4ページを印刷するページ順となる。
逆順印刷が設定されていなく、かつ部数設定が1部の時は、上述したページ順制御を行えば、それぞれの手動両面印刷を行うことができる。ここで、複雑な印刷設定が行われたページ順序の制御の例として、逆順設定、かつ、部数設定が2部、かつ、部単位印刷設定の場合のページ順制御を、図5(e)と図5(f)を用いて説明する。
図5(e)は、上記設定で通常手動両面印刷を行う際の印刷ページ順を示している。まず、先に片面に偶数ページの印刷を行うが、部単位なので4、2ページの順番を2回繰り返し、4、2、4、2ページの順番となる。続いて、片面に印刷済の印刷用紙を再給紙し、奇数ページを3、1ページの順で2回繰り返し、3、1、3、1ページの順番となる。
一方、図5(f)は、上記設定で手差手動両面印刷を行う際の印刷ページ順を示している。最終ページから降順に印刷を行うが、4ページを印刷した後に片面が印刷された印刷用紙を再給紙し3ページを印刷し、2ページを印刷した後に片面が印刷された印刷用紙を再給紙し1ページを印刷する動作を2回繰り返すページ順となる。
以上のように、手動両面印刷のページ順制御では、通常手動両面印刷でも手差手動両面印刷でも、アプリケーションが作成した印刷文書のページ数と印刷設定と再給紙する際に使用する給紙口の特性(給紙方法)とを考慮することで決定することが可能である。また、再給紙の際に、ユーザに印刷用紙を給紙口にセットするための正しい手順を通知することが必須であるが、これについては、図6A及び図6B、図7を用いて、以下に説明する。
<再給紙の通知>
図6A及び図6B、図7を用いて、手動両面印刷で再給紙の際にユーザに通知する通知画面(通知ダイアログ)について説明する。
図6Aは本発明の実施形態1の手差手動両面印刷において、ユーザにより新しい印刷用紙のセットが必要な時に表示される通知ダイアログの一例を示す図である。また、図6Bは本発明の実施形態1の手差手動両面印刷において、再給紙が必要な時に表示される通知ダイアログの一例を示す図である。更に、図7は本発明の実施形態1の通常手動両面印刷において、ユーザによる再給紙が必要な時に表示される通知ダイアログの一例を示す図である。
ここで、手動両面印刷では少なくとも何も印刷されていない印刷用紙の一方の面に印刷を行った後に、他方の面に印刷を行う必要があるので、以後、便宜上、先に印刷される面を表面、後に印刷される他方の面を裏面と呼ぶことにする。
手差手動両面印刷においては、前述したように印刷用紙の表面を印刷してから裏面を印刷する操作を、全ての印刷用紙毎に行う。手差手動両面印刷においては、表面の印刷後に裏面を印刷する操作を繰り返すが、裏面を印刷する前に再給紙が必要であるため、ユーザに正しく通知する必要がある。また、給紙口に何も印刷されていない印刷用紙がセットされていると、裏面を印刷する際に再給紙を忘れることがあるので、給紙口には印刷用紙をセットせず、表面を印刷する時に新しい印刷用紙を1枚セットするように促した方がユーザの間違いが少なくなる。
このように、手差手動両面印刷では、表面を印刷する際と、裏面を印刷する際にユーザに通知(図6A及び図6B)を行うとよい。
図6Aは、特に、プリンタドライバ130が表面の印刷を開始する直前に表示する通知ダイアログの一例を示している。
通知ダイアログ810は、表示エリア821、822及び830で構成される。イメージ表示エリア821は、新しい印刷用紙をセットする際の説明を、簡易的な絵で表現しユーザの理解を容易にするために設けられている。操作手順表示エリア822は、表面を印刷するにあたり新しい印刷用紙をセットする際の説明を文章で行っており、ここでは、新しい印刷用紙をオートシートフィーダ、つまり、図2の給紙トレイ1006にセットするように促している。ユーザは、新しい印刷用紙を指示された給紙口にセットし、ボタン830を押下することで、表面の印刷が開始される。
図6Bは、特に、プリンタドライバ130が裏面の印刷を開始する直前に表示する通知ダイアログの一例を示している。
通知ダイアログ840は、表示エリア851、852及び860で構成される。操作手順表示エリア852は、裏面を印刷するにあたり表面が印刷された印刷用紙を再給紙する際の説明を文章で行っており、ここでは、表面が印刷された印刷用紙をオートシートフィーダ、つまり、図2の給紙トレイ1006に再給紙するように促している。イメージ表示エリア851は、操作手順表示エリア852に応じて、操作手順を段階的に簡易的な絵で表示するようになっている。ユーザは、表面が印刷された印刷用紙を指示された給紙口にセットしボタン860を押下することで、裏面の印刷が開始される。
ここで、操作手順表示エリア852において再給紙する際に、既にセットされている印刷用紙があれば、取り除いてから表面が印刷された印刷用紙をセットするように促し、かつ図6Aの通知ダイアログを表示する。これにより、ユーザが新しい印刷用紙に裏面を印刷してしまう等の誤操作を少なくすることができる。
一方、通常手動両面においては、全ての表面を先に印刷してから、裏面の印刷を行う。表面が印刷される時は連続して印刷が行われるべきであるので、給紙口には何も印刷されていない印刷用紙がセットされているべきであるので、ユーザには裏面の印刷を介する直前に再給紙の手順を通知(図7)すればよい。
図7は、特に、プリンタドライバが裏面の印刷を開始する直前に表示する通知ダイアログの一例を示している。
通知ダイアログ910は、表示エリア921、922及び930で構成される。操作手順表示エリア922は、裏面を印刷するにあたり表面が印刷されれた印刷用紙を再給紙する際の説明を文章で行っており、ここでは、表面が印刷された印刷用紙をオートシートフィーダ、つまり、図2の給紙トレイ1006に再給紙するように促している。イメージ表示エリア921は、操作手順エリア922に応じて、操作手順を段階的に簡易的な絵で表示するようになっている。ユーザは、表面が印刷された印刷用紙を指示された給紙口にセットし、ボタン930を押下することで、裏面の印刷が開始される。
以上のように、ユーザに通知を行うことにより、正しい手動両面印刷の再給紙操作が行うことができる。ここで、使用する給紙口は給紙トレイである例を示したが、使用する給紙口は給紙カセットでもよいことは言うまでもない。また、再給紙する際の手順を変えることで、図4Bのとじ方向選択部348の機能を実現することができることも言うまでもない。
<プリンタドライバによる表面と裏面の印刷順制御>
次に、プリンタドライバ130による表面と裏面の印刷順制御について、図8〜図11を用いて説明する。
手動両面印刷における印刷ページ順について、図5を用いて既に説明したように、手動両面印刷におけるページ順は、アプリケーションが作成した印刷文書のページ数と印刷設定、使用する給紙口により異なる。
ここで、印刷設定の内、逆順印刷設定に関してはページ順を逆にすればよいので制御が容易であるが、部単位設定においては設定値により表面と裏面に割り当てるページ番号が大きく変わるため、特に考慮すべきである。従って、ここでは、部数設定と、特に、部単位設定に着目して、実施形態1のプリンタドライバ130による表裏面の印刷順制御について説明する。
図8は本発明の実施形態1のプリンタドライバの印刷ページ順制御部が印刷時に行なう表裏面印刷順制御処理を示すフローチャートである。
まず、ステップS401で、印刷にあたり設定された印刷設定の中で手動両面印刷が指定されているか否かを判定する。手動両面印刷が設定されていない場合(ステップS401でNO)、ステップS410に進み、片面印刷表裏面印刷順制御を実行する。一方、手動両面印刷が設定されている場合(ステップS401でYES)、ステップS402に進む。
ステップS402で、印刷設定で設定されている用紙種別は手差手動両面印刷が必須であるか否かを判定する。手差手動両面印刷が必須である場合(ステップS402でYES)、ステップS412に進み、手差手動両面印刷表裏面印刷順制御を実行する。一方、手差手動両面印刷が必須でない場合(ステップS402でNO)、ステップS411に進み、通常手動両面印刷表裏面印刷順制御を実行する。
このようにして、印刷にあたり設定された用紙種別に応じて手動両面印刷の印刷方法を、プリンタドライバ130が自動的に判別し制御を行うことで、ユーザは手動両面印刷の印刷方法の設定を意識することなく、適切な手動両面印刷の印刷方法を実行させることができる。
尚、ステップS402の判定においては、排紙された印刷用紙が重ねて積み上げられることで、インクの乾燥具合が印刷用紙面上の部分によって異なり、その結果、印刷面の可視象に濃度ムラや色移り等の問題が発生するような印刷用紙の場合に、手差手動両面印刷が必須であると判定する。特に、実施形態1の場合は、印刷用紙の種別が、両面光沢紙の場合に、手差手動両面印刷が必須であると判定する。
また、実施形態1や後述する実施形態2では、ステップS402において、用紙種別に応じて、手動両面印刷の印刷方法として、手差手動両面印刷を選択して実行する構成としているが、これに限定されるものではない。
例えば、用紙種別以外の印刷設定の内、特に、印刷用紙に付着する記録剤の記録状態(例えば、記録量、記録剤の乾燥速度)に関する印刷設定、例えば、印刷品質に応じて、手動両面印刷の印刷方法として、手差手動両面印刷を選択して実行する構成としても良い。この構成の場合では、例えば、印刷品質が「きれい(高品位)」の場合は、印刷用紙に付着する記録剤(インク)の量が、「速い(低品位)」の場合に比べて多いので、このような場合は、手動両面印刷の印刷方法として、手差手動両面印刷を選択して実行する。
更には、記録用紙の種類と印刷品質の組み合わせに応じて、手動両面印刷の印刷方法として、手差手動両面印刷を選択して実行する構成としても良い。この構成の場合では、例えば、印刷用紙が「普通紙」で、印刷品位が「きれい」の場合は、印刷用紙に付着する記録剤の量「速い」の場合に比べて多いので、このような場合は、手動両面印刷の印刷方法として、手差手動両面印刷を選択して実行する。逆に、印刷用紙が「普通紙」で、印刷品位が「速い」の場合は、印刷用紙に付着する記録剤の量「きれい」の場合に比べて少ないので、このような場合は、手動両面印刷の印刷方法として、通常手動両面印刷を選択して実行する。
次に、ステップS410、ステップS411及びステップS412の各処理の詳細について、それぞれ図9〜図11を用いて説明する。
図9は本発明の実施形態1のステップS410の片面印刷表裏面印刷順制御の詳細を示すフローチャートである。
まず、ステップS501で、印刷設定で部単位印刷が指定されているか否かを判定する。部単位印刷が指定されていない場合(ステップS501でNO)、ステップS510以降の処理に進み、通常の部数印刷の処理を実行する。一方、部単位印刷が指定されている場合(ステップS501でYES)、ステップS520以降の処理に進み、部単位印刷の処理を実行する。
まず、ステップS510〜ステップS514の通常の部数印刷処理について説明する。
ステップS510は、印刷面のループの開始であり、印刷文書の最終ページまで印刷面pに関して順次制御を行う。続く、ステップS511は、部数ループの開始であり、印刷設定で指定された部数の回数だけ繰り返す。続く、ステップS512で、印刷文書の印刷面pに対応する印刷データをスプールファイル1111から読み出し、イメージデータ生成部132に供給することで印刷面pの印刷処理を実行する。
続く、ステップS513は、部数ループの終端であり、繰返し回数が印刷設定で指定された部数の回数になるまで、ステップS511に戻り順次、処理を繰り返す。続く、ステップS514は、印刷面のループの終端であり、印刷面pが印刷文書の最終ページに到達するまで、ステップS510に戻り処理を繰り返し、最終ページを印刷した後に制御を終了する。
次に、ステップS520〜ステップS524の部単位印刷の処理を実行する。
この場合、部単位印刷が指定されているため、ステップS520は、部数ループの開始になっており、印刷設定で指定された部数の回数だけ繰り返す。続く、ステップS521は、印刷面のループの開始であり、印刷文書の最終ページまで印刷面pに関して順次制御を行う。続く、ステップS522で、印刷文書の印刷面pに対応する印刷データをスプールファイル1111から読み出し、イメージデータ生成部132に供給することで印刷面pの印刷処理を実行する。
続く、ステップS523は、印刷面のループの終端であり、印刷面pが印刷文書の最終ページに到達するまで、ステップS521に戻り処理を繰り返す。続く、ステップS524は、部数ループの終端であり繰返し回数が印刷設定で指定された部数の回数になるまで、ステップS520に戻り順次、処理を繰り返す。
以上のように、印刷ページ順制御部134の片面印刷裏表面印刷順制御では、単に表面にのみ印刷を行えばよく、印刷設定に部単位印刷が指定されているか否かにより部数ループと印刷面ループを入れ換えることで実現できる。
図10は本発明の実施形態1のステップS411の通常手動両面印刷表裏面印刷順制御の詳細を示すフローチャートである。
まず、ステップS601で、印刷する文書の表面の総数を計算し、これを裏返し枚数としてデータ通信処理部133に通知する。続く、ステップS602で、印刷設定で部単位印刷が指定されているか否かを判定する。部単位印刷が指定されていない場合(ステップS602でNO)、ステップS610以降の処理に進み、通常の部数印刷の処理を実行する。一方、部単位印刷が指定されている場合(ステップS602でYES)、ステップS620以降の処理に進み、部単位印刷の処理を実行する。
まず、ステップS610〜ステップS619の通常の部数印刷処理について説明する。
ステップS610は、表面の印刷ループの開始であり、印刷文書の表面の最終面まで表面pに関して順次制御を行う。続く、ステップS611は、表面の部数ループの開始であり、印刷設定で指定された部数の回数だけ繰り返す。続く、ステップS612で、印刷文書の表面pに対応する印刷データをスプールファイル1111から読み出し、イメージデータ生成部132に供給することで表面pの印刷処理を実行する。
続く、ステップS613は、表面の部数ループの終端であり、繰返し回数が印刷設定で指定された部数の回数になるまで、ステップS611に戻り順次、処理を繰り返す。続く、ステップS614は、表面の印刷ループの終端であり、表面pが表面の最終面に到達するまで、ステップS610に戻り処理を繰り返す。ステップS615は、裏面の印刷ループの開始であり、印刷文書の裏面の最終面まで裏面p'に関して順次制御を行う。
続く、ステップS616は、裏面の部数ループの開始であり、印刷設定で指定された部数の回数だけ繰り返す。続く、ステップS617で、印刷文書の裏面p'に対応する印刷データをスプールファイル1111から読み出し、イメージデータ生成部132に供給することで裏面p'の印刷処理を実行する。
続く、ステップS618は、裏面の部数ループの終端であり、繰返し回数が印刷設定で指定された部数の回数になるまで、ステップS616に戻り順次、処理を繰り返す。続く、ステップS619は、裏面のループの終端であり、裏面p'が裏面の最終面に到達するまで、ステップS615に戻り処理を繰り返し最終ページを印刷した後に制御を終了する。
次に、ステップS620〜ステップS629の部単位印刷の処理を実行する。
ステップS620は、表面の部数ループの開始であり、印刷設定で指定された部数の回数だけ繰り返す。続く、ステップS621は、表面の印刷ループの開始であり、印刷文書の表面の最終面まで表面pに関して順次制御を行う。続く、ステップS622で、印刷文書の表面pに対応する印刷データをスプールファイル1111から読み出し、イメージデータ生成部132に供給することで表面pの印刷処理を実行する。
続く、ステップS623は、表面の印刷ループの終端であり、表面pが表面の最終面に到達するまで、ステップS621に戻り処理を繰り返す。続く、ステップS624は、表面の部数ループの終端であり繰返し回数が印刷設定で指定された部数の回数になるまで、ステップS620に戻り順次、処理を繰り返す。
ステップS625は、裏面の部数ループの開始であり、印刷設定で指定された部数の回数だけ繰り返す。続く、ステップS626は、裏面の印刷ループの開始であり、印刷文書の裏面の最終面まで裏面p'に関して順次制御を行う。続く、ステップS627で、印刷文書の裏面p'に対応する印刷データをスプールファイル1111から読み出し、イメージデータ生成部132に供給することで裏面p'の印刷処理を実行する。
続く、ステップS628は、裏面のループの終端であり、裏面p'が裏面の最終面に到達するまで、ステップS626に戻り処理を繰り返す。続く、ステップS629は、裏面の部数ループの終端であり、繰返し回数が印刷設定で指定された部数の回数になるまで、ステップS625に戻り順次、処理を繰り返し最終ページを印刷した後に制御を終了する。
以上のように、印刷ページ順制御部134の通常手動両面印刷裏表面印刷順制御では、まず、表面の印刷ループの中で部単位ループを回し全ての表面を印刷した後に、裏面の印刷ループの中で部単位ループを回し全ての裏面を印刷すればよい。また、印刷設定に部単位印刷が指定されている場合は、部数ループと印刷面ループを入れ換えることで印刷面の制御を実現できる。
ここで、通常手動両面印刷においては、全ての表面を印刷し、裏面を印刷を開始する前にユーザに再給紙を促す必要がある。
そこで、データ通信処理部133は、上記裏返し枚数に対応するページ分の印刷コマンドをプリンタ110に送信した後に一旦送信を中断し、図7の通知ダイアログを画面上に表示することにより、ユーザに正しく再給紙の操作を促すことができる。そして、ユーザが再給紙を行ない、図7の通知ダイアログのOKボタンを押すことで、データ通信処理部133は印刷コマンドの送信を再開し、裏面の印刷を行うことができる。
図11は本発明の実施形態1のステップS412の手差手動両面印刷の表裏面印刷順制御の詳細を示すフローチャートである。
まず、ステップS701で、手差手動両面である旨をデータ通信処理部133に通知する。続く、ステップS702で、印刷設定で部単位印刷が指定されているか否かを判定する。部単位印刷が指定されていない場合(ステップS702でNO)、ステップS710以降の処理に進み、通常の部数印刷の処理を実行する。一方、部単位印刷が指定されている場合(ステップS702でYES)、ステップS720以降の処理に進み、部単位印刷の処理を実行する。
まず、ステップS710〜ステップS715の通常の部数印刷処理について説明する。
ステップS710は、表裏面の印刷ループの開始であり、印刷文書の裏面の最終面まで表面pと裏面p'に関して順次制御を行う。続く、ステップS711は、部数ループの開始であり、印刷設定で指定された部数の回数だけ繰り返す。続く、ステップS712で、印刷文書の表面pに対応する印刷データをスプールファイル1111から読み出し、イメージデータ生成部132に供給することで表面pの印刷処理を実行する。
続く、ステップS713で、印刷文書の裏面p'に対応する印刷データをスプールファイル1111から読み出し、イメージデータ生成部132に供給することで裏面p'の印刷処理を実行する。続く、ステップS714は、部数ループの終端であり、繰返し回数が印刷設定で指定された部数の回数になるまで、ステップS711に戻り順次、処理を繰り返す。続く、ステップS715は、印刷面のループの終端であり、裏面p'が印刷文書の裏面の最終面に到達するまで、ステップS710に戻り処理を繰り返し、最終面を印刷した後に制御を終了する。
次に、ステップS720〜ステップS825の部単位印刷の処理を実行する。
ステップS720は、部数ループの開始であり、印刷設定で指定された部数の回数だけ繰り返す。続く、ステップS721は、表裏面の印刷ループの開始であり、印刷文書の裏面の最終面まで表面pと裏面p'に関して順次制御を行う。続く、ステップS722で、印刷文書の表面pに対応する印刷データをスプールファイル1111から読み出し、イメージデータ生成部132に供給することで表面pの印刷処理を実行する。
続く、ステップS723は、印刷文書の裏面p'に対応する印刷データをスプールファイル1111から読み出し、イメージデータ生成部132に供給することで裏面p'の印刷処理を実行する。続く、ステップS724は、印刷面のループの終端であり、裏面p'が印刷文書の裏面の最終面に到達するまで、ステップS720に戻り処理を繰り返す。続く、ステップS725は、部数ループの終端であり繰返し回数が印刷設定で指定された部数の回数になるまで、ステップS721に戻り順次、処理を繰り返し、最終面を印刷した後に制御を終了する。
以上のように、印刷ページ順制御部134の手差手動両面印刷裏表面印刷順制御では、表裏面の印刷ループの中で部単位ループを回し、この中で先ず表面を印刷し表面に対応する裏面を印刷すればよい。また、印刷設定に部単位印刷が指定されている場合は、部数ループと印刷面ループを入れ換えることで印刷面の制御を実現できる。
ここで、手差手動両面印刷においては、各印刷用紙においてまず何も印刷されていない印刷用紙を給紙口にユーザにセットしてもらい表面を印刷し、次にその裏面を印刷を開始する前にユーザに再給紙を促す必要がある。
そこで、データ通信処理部133は、表面の印刷データに対応する印刷コマンドをプリンタ101に送信する前に、図6Aの通知ダイアログを画面上に表示することによりユーザに正しく新しい印刷用紙をセットしてもらうことができる。また、表面の印刷コマンドを送信した後に一旦送信を中断し、図6Bの通知ダイアログを画面上に表示することによりユーザに正しく再給紙の操作を促すことができる。そして、裏面の印刷コマンドを送信した後に再び送信を中断し、図6Aの通知ダイアログを画面上に表示する。以上の送信処理を繰り返し行うことで、ユーザによる誤操作を軽減しつつ手差手動両面印刷を行うことができる。
以上説明したように、実施形態1によれば、ユーザにより部数設定や部単位設定、逆順印刷がなされていて、使用できる給紙口が複数あっても、手動両面印刷時においては印刷設定で指定された用紙種別に応じて、プリンタドライバ130が印刷ページ順制御を変更する。これにより、用紙種別に応じて最適なページ順制御が行われ、特に、ユーザは印刷開始時に手動両面印刷の印刷方法を指定しなくても好ましい印刷結果を得ることができる。
<<実施形態2>>
実施形態2に関しては、実施形態1と共通の説明は省き、異なる特徴的な点についてのみ述べる。特に、実施形態2では、ユーザは印刷設定を行うにあたり、手動両面印刷に関して通常手動両面印刷を行うか、手差手動両面印刷を行うかを指定できる点が実施形態1と異なる。
<印刷設定画面>
まず、実施形態2における印刷モードや各種用紙設定を行う際に表示される印刷設定画面(印刷設定ダイアログ)の一例について、図12を用いて説明する。
図12は本発明の実施形態2の印刷設定ダイアログの一例を示す図である。
図12では、実施形態1の図4Bの印刷設定ダイアログに対し、手動両面印刷選択部346でチェックボックスをチェック(ON)にすると、手差手動両面選択部349が表示される。この手差手動両面選択部349は、手差手動両面印刷を行うかどうかを選択できるチェックボックスであり、これにより、ユーザが手動両面印刷を行うにあたり、その印刷方法を指定することできる。
ここで、手動両面印刷選択部346がOFF(チェックなし)の場合は、手差手動両面選択部349はグレーアウトし選択ができないようになる。つまり、手差手動両面選択部に対する操作を禁止する。このようにすることで、手動両面印刷が指定された時のみ、ユーザに手差手動両面を選択させることができる。
また、さらに、図4Aの基本設定タブ302の用紙種別選択部322において、手差手動両面印刷が必須な用紙種別が設定されている時は、手動両面印刷346をグレーアウトし、手差手動両面印刷が必須ではない用紙種別が設定されている時のみ、手動両面印刷選択部346をユーザが選択可能になるように構成してもよい。
<プリンタドライバによる表面と裏面の印刷順制御>
次に、プリンタドライバによる表面と裏面の印刷順制御について、図13を用いて説明する。
図13は本発明の実施形態2のプリンタドライバの印刷ページ順制御部が印刷時に行なう表裏面印刷順制御処理を示すフローチャートである。
尚、実施形態1の図8と共通のステップについては、同一のステップ番号を付加して、その詳細については省略する。
ステップS402で、手差手動両面印刷が必須でない場合(ステップS402でNO)、ステップS403に進み、印刷設定で手差手動両面が指定されているか否かを判定する。手差手動両面が設定されている場合(ステップS403でYES)、ステップS412に進み、手差手動両面印刷表裏面印刷順制御を実行する。一方、手差手動両面が指定されていない場合(ステップS403でNO)、ステップS411に進み、通常手動両面印刷表裏面印刷順制御を実行する。
このようにして、印刷にあたり設定された用紙種別に応じて手動両面印刷の印刷方法を、プリンタドライバ130が自動的に判別し制御を行い、かつ、ユーザが手動両面印刷の印刷方法を選択できるようにする。これにより、手差手動両面印刷が必須である用紙種別の場合には、プリンタドライバ130が自動的に手差手動両面印刷を行ない、手差手動両面印刷を必須としない用紙種別を用いた場合でも、ユーザが手差手動両面印刷を指示することで、高品位の手動両面印刷結果を得ることが可能となる。
以上説明したように、実施形態2によれば、ユーザにより部数設定や部単位設定、逆順印刷がなされていて、使用できる給紙口が複数あっても、手動両面印刷時においては手差手動両面印刷が必須な用紙種別が印刷設定で指定された場合には、プリンタドライバ130が自動的に手差手動両面印刷を実行する。また、手差手動両面印刷が必須ではない用紙種別が印刷設定で指定された場合においても、ユーザが手差手動両面を指定することが可能となるので、実施形態1よりも、柔軟な印刷設定が可能となり、ユーザが好みに応じて高品位の手動両面印刷結果を得ることが可能となる。
[実施形態の変形例]
尚、本発明は、上記実施形態に限定されず種々の変形が可能である。その変形例としては、例えば次のようなものがある。
本発明の特徴として印刷システムの構成要素の一つであるデータ処理装置を説明するのに、上記実施形態ではパーソナルコンピュータを想定したが、何もパーソナルコンピュータに固有の機能を有しているわけではない。即ち、上記実施形態で説明してきたように、データ処理装置側で印刷に関する部数や部単位で印刷する項目を設定する機能を備えていればその種類については問わない。つまり、印刷システムとしてトータルの機能を満たしていれば個々のデバイス、装置を限定するものではない。
本発明の実施形態においては、例として、OSにマイクロソフト社のWindows(登録商標)XPを使用したが、このOSに限られることなく、同様な構成をとることにより、任意のOSにおいて実現することができる。
本発明の実施形態においては、データ処理装置102とプリンタ101との間のインタフェースとして、USBインタフェースを用いたが、このインタフェースに限られることなく、同様な構成をとることにより、任意のインタフェースにおいて実現することができる。
以上説明したように、本発明の実施形態によれば、次のような効果が得られる。
(1)ユーザが使用する用紙種別を指定するだけで、プリンタドライバにより最適な手動両面印刷ページ順制御を実行することができる。
(2)手差手動両面印刷ページ順制御を必須としない用紙種別を利用する場合にも、ユーザの意図で手差手動両面印刷を指定することで高画質な印刷結果を得ることができる。 (3)手差手動両面印刷ページ順制御を必須としない用紙種別が選択されている時のみ、ユーザによる手差手動両面印刷の操作を可能としたため、ユーザの印刷設定の誤操作をなくすことができる。
(4)手差手動両面印刷ページ順制御を行う時は、表面の印刷と裏面の印刷の開始前のタイミングで、ユーザに操作の誘導を促す通知を行うことで、ユーザの印刷用紙の誤操作を軽減することができる。
以上、実施形態例を詳述したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
尚、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(実施形態では図に示すフローチャートに対応したプログラム)を、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であっても良い。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などがある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
本発明の実施形態1の印刷システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態1のインクジェットプリンタの概略構成を示す図である。 本発明の実施形態1のプリンタドライバの動作を説明するための図である。 本発明の実施形態1の印刷設定ダイアログの一例を示す図である。 本発明の実施形態1の印刷設定ダイアログの一例を示す図である。 本発明の実施形態1の手動両面印刷の印刷ページ順を説明するための図である。 本発明の実施形態1の手差手動両面印刷において、ユーザにより新しい印刷用紙のセットが必要な時に表示される通知ダイアログの一例を示す図である。 本発明の実施形態1の手差手動両面印刷において、再給紙が必要な時に表示される通知ダイアログの一例を示す図である。 本発明の実施形態1の通常手動両面印刷において、ユーザによる再給紙が必要な時に表示される通知ダイアログの一例を示す図である。 本発明の実施形態1のプリンタドライバの印刷ページ順制御部が印刷時に行なう表裏面印刷順制御処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態1のステップS410の片面印刷表裏面印刷順制御の詳細を示すフローチャートである。 本発明の実施形態1のステップS411の通常手動両面印刷表裏面印刷順制御の詳細を示すフローチャートである。 本発明の実施形態1のステップS412の手差手動両面印刷の表裏面印刷順制御の詳細を示すフローチャートである。 本発明の実施形態2の印刷設定ダイアログの一例を示す図である。 本発明の実施形態2のプリンタドライバの印刷ページ順制御部が印刷時に行なう表裏面印刷順制御処理を示すフローチャートである。
符号の説明
100 記録媒体
101 プリンタ
102 データ処理装置(PC)
110 印刷制御部
111 ヘッド制御部
112 フィード制御部
113 画像形成部
120 印刷部
121 用紙ピックアップ部
123 用紙搬送部
124 用紙検知センサ
125 I/F制御部
130 プリンタドライバ
131 印刷設定処理部
132 イメージデータ生成部
133 データ通信処理部
134 印刷ページ順制御部
140 I/F制御部
141 中央制御部
142 入力操作部
143 設定情報通知部

Claims (9)

  1. 印刷装置に対し、印刷に係る印刷コマンドを生成して出力するデータ処理装置であって、
    前記印刷に係る印刷設定項目として、印刷に使用する印刷用紙の用紙種別の設定項目と、手動両面印刷の実行の有無を指定する設定項目を用いて、印刷設定を実行する設定手段と、
    前記手動両面印刷の実行が設定されているか判定し、前記手動両面印刷の実行が設定されていると判定された場合に、前記設定手段で設定されている用紙種別が第1の用紙あるいは第2の用紙であるか判定し、
    前記設定手段で設定されている用紙種別が第1の用紙であると判定された場合、印刷用紙に一方の面を全ページ印刷した後に、印刷されたユーザによりセットされた印刷用紙に他方の面を全ページ印刷するよう制御し、
    前記設定手段で設定されている用紙種別が第2の用紙であると判定された場合、1枚の印刷用紙に一方の面を印刷した後に、印刷されたユーザによりセットされた印刷用紙に他方の面を印刷することを全ての印刷用紙に対して行うよう制御する
    制御手段と
    を備えることを特徴とするデータ処理装置。
  2. 前記第2の用紙は、排紙された用紙の重なりにより印刷面の可視像に濃度ムラまたは色移りの問題が発生する用紙を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  3. 前記設定手段は、更に、前記設定項目として、前記手差手動両面印刷の実行の有無を指定する設定項目を有し、
    前記設定手段は、前記手動両面印刷に対する設定項目の設定状態に基づいて、前記手差手動両面印刷の実行の有無を指定する設定項目に対する設定を禁止する
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  4. 前記設定手段は、更に、前記設定項目として、前記手差手動両面印刷の実行の有無を指定する設定項目を有し、
    前記設定手段は、前記用紙種別に対する設定項目の設定状態に基づいて、前記手差手動両面印刷の実行の有無を指定する設定項目に対する設定を禁止する
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  5. 前記制御手段による制御を実行する場合に、ユーザに新しい印刷用紙を印刷装置の給紙口にセットする旨を促す通知画面と、ユーザに表面が印刷済みの印刷用紙を給紙口にセットする旨を促す通知画面とを、前記制御手段により生成された印刷コマンドの出力状態に基づいて、切り替えて出力する通知画面出力手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  6. 前記設定手段は、更に、前記設定項目として、印刷品質の設定項目を有し、
    前記制御手段は、前記設定手段で設定されている用紙種別が第1の用紙で印刷品質が高品位であるか判定し、
    前記設定手段で設定されている用紙種別が第1の用紙で印刷品質が高品位でないと判定された場合、印刷用紙に一方の面を全ページ印刷した後に、印刷されたユーザによりセットされた印刷用紙に他方の面を全ページ印刷するよう制御し、
    前記設定手段で設定されている用紙種別が第1の用紙で印刷品質が高品位であると判定された場合、1枚の印刷用紙の一方の面を印刷した後に、印刷されたユーザによりセットされた印刷用紙に他方の面を印刷することを全ての印刷用紙に対して行うよう制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  7. 印刷装置に対し、印刷に係る印刷コマンドを生成して出力するデータ処理装置の制御方法であって、
    前記印刷に係る印刷設定項目として、印刷に使用する印刷用紙の用紙種別の設定項目と、手動両面印刷の実行の有無を指定する設定項目を用いて、印刷設定を実行する設定工程と、
    前記手動両面印刷の実行が設定されているか判定し、前記手動両面印刷の実行が設定されていると判定された場合に、前記設定工程で設定されている用紙種別が第1の用紙あるいは第2の用紙であるか判定し、
    前記設定工程で設定されている用紙種別が第1の用紙であると判定された場合、印刷用紙に一方の面を全ページ印刷した後に、印刷されたユーザによりセットされた印刷用紙に他方の面を全ページ印刷するよう制御し、
    前記設定工程で設定されている用紙種別が第2の用紙であると判定された場合、1枚の印刷用紙に一方の面を印刷した後に、印刷されたユーザによりセットされた印刷用紙に他方の面を印刷することを全ての印刷用紙に対して行うよう制御する
    制御工程と
    を備えることを特徴とするデータ処理装置の制御方法。
  8. 印刷装置に対し、印刷に係る印刷コマンドを生成して出力するデータ処理装置の制御をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記印刷に係る印刷設定項目として、印刷に使用する印刷用紙の用紙種別の設定項目と、手動両面印刷の実行の有無を指定する設定項目を用いて、印刷設定を実行する設定工程と、
    前記手動両面印刷の実行が設定されているか判定し、前記手動両面印刷の実行が設定されていると判定された場合に、前記設定工程で設定されている用紙種別が第1の用紙あるいは第2の用紙であるか判定し、
    前記設定工程で設定されている用紙種別が第1の用紙であると判定された場合、印刷用紙に一方の面を全ページ印刷した後に、印刷されたユーザによりセットされた印刷用紙に他方の面を全ページ印刷するよう制御し、
    前記設定工程で設定されている用紙種別が第2の用紙であると判定された場合、1枚の印刷用紙に一方の面を印刷した後に、印刷されたユーザによりセットされた印刷用紙に他方の面を印刷することを全ての印刷用紙に対して行うよう制御する
    制御工程と
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  9. 印刷装置に対し、印刷に係る印刷コマンドを生成して出力するデータ処理装置の制御をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記印刷に係る印刷設定項目として、印刷に使用する印刷用紙の用紙種別の設定項目と、手動両面印刷の実行の有無を指定する設定項目を用いて、印刷設定を実行する設定工程と、
    前記手動両面印刷の実行が設定されているか判定し、前記手動両面印刷の実行が設定されていると判定された場合に、前記設定工程で設定されている用紙種別が両面光沢用紙であるか判定し、
    前記設定工程で設定されている用紙種別が両面光沢用紙以外の用紙であると判定された場合、印刷用紙に一方の面を全ページ印刷した後に、印刷されたユーザによりセットされた印刷用紙に他方の面を全ページ印刷するよう制御し、
    前記設定工程で設定されている用紙種別が両面光沢用紙であると判定された場合、1枚の印刷用紙に一方の面を印刷した後に、印刷されたユーザによりセットされた印刷用紙に他方の面を印刷することを全ての印刷用紙に対して行うよう制御する
    制御工程と
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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