JPH09216431A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09216431A
JPH09216431A JP8026637A JP2663796A JPH09216431A JP H09216431 A JPH09216431 A JP H09216431A JP 8026637 A JP8026637 A JP 8026637A JP 2663796 A JP2663796 A JP 2663796A JP H09216431 A JPH09216431 A JP H09216431A
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JP
Japan
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paper
printing
mode
paper feed
unit
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Application number
JP8026637A
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English (en)
Inventor
Takashi Ito
孝 伊藤
Makoto Sekiya
真 関谷
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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  • Counters In Electrophotography And Two-Sided Copying (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Manual Feeding Of Sheets (AREA)
  • Handling Of Cut Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 両面ユニットを用いずに、また特定の給紙機
能を必要とせずに、容易にかつ誤りなく両面印刷を行う
ことができるようにする。 【解決手段】 手動両面モードが設定されたとき、制御
部による制御の下、以下のようにしてプリントを行う。
まず給紙トレイ5から給紙ローラ6により用紙を複写枚
数だけ供給する。これにより、1ページ目の画像が複写
枚数分だけ用紙の表面にプリントされる。次にプリント
禁止状態でタイマーにより所定時間待機し、この間に操
作者が表面プリント済みの用紙を給紙トレイ5に挿入す
る。所定時間経過すると、プリント禁止が解除されて給
紙ローラ6による給紙が開始され、2ページ目の画像が
上記用紙の裏面へ複写枚数分だけプリントされる。以
下、同様にして、待機なしでの表面へのプリントと待機
してからの裏面へのプリントとを交互に行うことによ
り、両面プリントが実行されていく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、用紙の両面に画像
を印刷する機能を備えたプリンタや複写機などの画像形
成装置に関し、更に詳しくは、このような両面印刷を両
面ユニットを用いることなく行う機能を備えた画像形成
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプリンタや複写機などの画像形成
装置の中には両面印刷を行うための両面ユニットを備え
たものがあるが、両面ユニットを備えると装置の大型化
やコスト上昇を招くという問題がある。このため、両面
ユニットを持たないプリンタや複写機において、以下の
ような方法により用紙の両面に印刷することも行われて
いた。
【0003】<プリンタの場合>両面ユニットを持たな
いプリンタでは次のような方法で両面印刷を行ってい
た。 (1)第1の方法 プリンタが接続されるホストコンピュータにおいて、ま
ず、印刷すべき各ページの画像データを、前半は奇数ペ
ージのデータ、後半は偶数ページのデータとなるように
並べ替える。次に、前半データの画像の印刷をプリンタ
に指示することにより、プリンタにおいて奇数ページの
画像を印刷する。そして、その印刷済みの用紙を給紙カ
セットに裏向きにセットした後、ホストコンピュータに
おいて後半データの画像の印刷をプリンタに指示するこ
とにより、プリンタにおいて印刷済み用紙の裏面に偶数
ページの画像を印刷する。この方法では、ホストコンピ
ュータにおいて画像データを前半が奇数ページのデータ
で後半が偶数ページのデータとなるように並べ替えなけ
ればならず、また、この並べ替えの際にページ順にも配
慮しなければならないため、この並べ替えの作業が煩雑
である。
【0004】(2)第2の方法 まず、ホストコンピュータにおいて奇数ページを順に指
定して1ページずつプリンタに印刷を指示し、プリンタ
において奇数ページの画像を印刷する。次に、その印刷
済みの用紙を給紙カセットに裏向きにセットした後、ホ
ストコンピュータにおいて偶数ページを順に指定して1
ページずつプリンタに印刷を指示し、プリンタにおいて
偶数ページの画像を印刷済み用紙の裏面に印刷する。こ
の方法では、第1の方法とは異なり、印刷すべき各ペー
ジの画像データを並べ替える必要はないが、ホストコン
ピュータにおいて1ページずつプリンタに印刷を指示し
なければならず、この印刷指示の操作が煩雑である。
【0005】(3)第3の方法 ホストコンピュータにおいて印刷すべき複数ページの画
像の印刷をプリンタに指示し、プリンタにおいて1ペー
ジずつ手差し給紙によって印刷することにより両面印刷
を行う。すなわち、手差し給紙で用紙の表面に奇数ペー
ジの画像を印刷した後、その用紙の裏表を反転させて手
差し給紙で用紙の裏面に偶数ページの画像を印刷すると
いう操作を繰り返すことにより、両面印刷を行う。この
方法では、プリンタが手差し給紙機能を備えていなけれ
ばならない。また、手差し給紙の後、次の用紙を手差し
口に挿入すると、すぐに給紙が開始されるため、挿入す
べきでない用紙を挿入してプリントのページ順を誤るお
それがある。
【0006】<複写機の場合>両面ユニットを持たない
複写機では次のような方法で両面印刷(両面複写)を行
っていた。 (1)ADF(自動原稿供給装置)を有しない複写機で
複写する場合 原稿を複写機にセットしてコピーボタンを押すことによ
り用紙の表面に複写を行った後、次の原稿をセットし
(両面原稿の場合は原稿の裏表を反転させてセット
し)、用紙の裏表を反転させて手差し給紙で用紙の裏面
に複写を行う。この方法では、プリンタの場合の前記第
3の方法と同様、複写機が手差し給紙機能を備えていな
ければならない。また、1回複写する毎に原稿をセット
してコピーボタンを押さなければならず、操作が煩雑で
ある。
【0007】(2)ADFを有する複写機で両面原稿を
複写する場合 まず、ADFに原稿をセットし複写機に対して「片面原
稿」を指定してコピーボタンを押すことにより、各原稿
の一方の面の画像を用紙の表面に複写する。次に、原稿
の裏表を反転させてADFにセットするとともに、複写
済みの用紙を給紙カセットに裏向きにセットしてコピー
ボタンを押すか、または複写済み用紙を裏向きにして手
差し給紙することにより、複写済み用紙の裏面に原稿の
他方の面の画像を複写する。この方法では、用紙の表面
に複写される原稿のページと用紙の裏面に複写される原
稿のページとの対応を誤りやすいという問題がある。こ
のような誤りを回避するために操作者は、原稿の順番と
表面が複写済みの用紙の順番とが一致するように、原稿
のセットや複写済み用紙の給紙に細心の注意を払わなけ
ればならない。
【0008】(3)ADFを有する複写機で片面原稿を
複写する場合 原稿を奇数ページと偶数ページとに分け、まず、奇数ペ
ージの原稿をADFにセットしてコピーボタンを押すこ
とにより、奇数ページの画像を用紙の表面に複写する。
次に、偶数ページの原稿をADFにセットするととも
に、複写済みの用紙を給紙カセットに裏向きにセットし
てコピーボタンを押すか、または複写済み用紙を裏向き
にして手差し給紙することにより、複写済み用紙の裏面
に偶数ページの原稿の画像を複写する。この方法では、
上記(2)の場合の方法と同様、用紙の表面に複写され
る原稿のページと、その用紙の裏面に複写される原稿の
ページとの対応を誤りやすいという問題がある。さら
に、この方法では、原稿を奇数ページと偶数ページとに
分けるという煩雑な作業が必要となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、両面ユ
ニットを持たないプリンタや複写機で両面印刷を行うに
際し、印刷すべき全ての用紙の表面に印刷を行った後に
それらの用紙の裏面に印刷する場合(プリンタにおける
上記(1)、(2)の場合、および、複写機における上
記(2)、(3)の場合)には、奇数ページと偶数ペー
ジに分けるための煩雑な操作が必要となり、また、用紙
などのセットやプリント指示においてページ順に注意が
必要となり、ページ順に誤りが生じやすい。一方、用紙
1枚毎に表面と裏面に印刷する場合(プリンタにおける
上記(3)の場合、および、複写機における上記(1)
の場合)には、手差し給紙機能が必要であり、また、1
ページの印刷毎にコピーボタンを押すなどの煩雑な操作
が必要となる。さらに、用紙の挿入順に誤りが生じるお
それもある。
【0010】用紙1枚毎に表面と裏面に印刷する場合に
ついては、タイマーを用いて所定時間毎に自動的に印刷
が開始されるようにすることにより、手差し給紙機能を
不要とし、1ページ毎のボタン操作を省略することがで
きる。このような構成のプリンタとして、通常は給紙ト
レイ上に用紙が積載されていて、印刷毎に給紙ローラが
回転して1枚ずつ給紙トレイ上の用紙が内部へ供給され
るものがある。このプリントにおいて、手動で両面印刷
を行う場合には、1枚目の用紙の表面への印刷後、その
用紙が給紙トレイに積載された用紙の上に置かれる。そ
して、タイマーで設定された所定時間が経過すると、給
紙ローラが回転して次の印刷が開始される。しかし、こ
の場合、その表面印刷済みの用紙を給紙トレイ上の用紙
の上に置く前に、次の給紙が開始されてしまうおそれが
ある。そこで従来は、給紙トレイ上に積載された全ての
用紙を除去した後、まず、1枚目の用紙のみを給紙トレ
イ上に載置してその用紙の表面に印刷し、次に、その片
面印刷済みの用紙を再び他の用紙の積載されていない給
紙トレイ上に載置してその用紙の裏面に印刷していた。
そして、以下、このような動作を繰り返すことにより所
望枚数の両面プリントを行っていた。しかし、このよう
な方法によると、給紙トレイ上に用紙を載置する回数が
増え、作業効率が低下する。一方、給紙トレイ上に積載
された用紙を除去せずに、上記タイマーの設定を変更し
て次の給紙の開始を遅らせることにより、上記問題を解
決することも可能である。しかし、このようにタイマー
の設定を変更すると、所望とする用紙のセット作業を伴
わない無駄な待機時間が生じ、両面印刷の作業効率が低
下する。
【0011】上記の他、1回印刷を行う毎に次の給紙を
待機する状態となり、操作者による所定の入力操作によ
り次の給紙を開始するモード(「プリント・プレビュー・
モード」と呼ばれる)を有するプリンタがあり、このプ
リンタでは、プリント・プレビュー・モードを利用するこ
とにより、上記問題すなわち片面印刷済みの用紙を給紙
トレイ上の用紙の上に置く前に次の給紙が開始されてし
まうという問題を解消することができる。しかし、この
方法では、各印刷毎に、次の給紙を待機し入力操作を必
要とするため、両面印刷の作業効率が低下し操作が煩雑
となる。
【0012】また、プリンタや複写機で両面印刷をする
ための上記いずれの方法においても、用紙に印刷された
画像の向きや余白の大きさなどの印刷形態を表面と裏面
とで変えるためには印刷を中断して所定の設定をしなけ
ればならず、事実上、表面と裏面との間で印刷形態を変
更することはできない。
【0013】本発明は、以上の問題を解決するためにな
されたものであり、両面ユニットを用いずに、また特定
の給紙機能を必要とせずに、容易にかつ誤りなく適切な
形態で両面印刷を行うことができる、作業効率の高い両
面印刷機能を備えた画像形成装置を提供することを目的
とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた本発明に係る第1の画像形成装置では、所定
の給紙位置に積層された複数の用紙を1枚ずつ内部へ供
給する給紙手段と、画像を1ページ分ずつ外部から順次
入力する画像入力手段と、給紙手段により供給された用
紙に外部から入力された画像を印刷する印刷手段と、印
刷手段により画像が印刷された用紙を外部へ排出する排
紙手段とを備える画像形成装置において、給紙手段によ
る前の用紙の供給後、次の用紙の供給を開始しても印刷
可能である状態になると、直ちに次の用紙を給紙手段に
供給させる第1給紙モードと、給紙手段による前の用紙
の供給後、所定条件が満たされない間は次の用紙の供給
を給紙手段に禁じる第2給紙モードのうちのいずれかの
給紙モードを選択し、選択した給紙モードによる用紙の
供給を給紙手段に行わせる給紙制御手段と、画像入力手
段によって外部から入力された画像が異なる毎に、第1
給紙モードと第2給紙モードとを給紙制御手段に交互に
選択させる給紙モード切換手段と、を有する構成として
いる。
【0015】本発明に係る第2の画像形成装置では、上
記第1の画像形成装置において、前記所定条件は、前記
排紙手段によって前の用紙が排出されてから所定時間が
経過したことであり、前記給紙手段は、第2給紙モード
のとき、該所定時間の経過後に次の用紙の供給を開始す
ることを特徴としている。
【0016】本発明に係る第3の画像形成装置では、上
記第1の画像形成装置において、前記給紙位置に用紙が
置かれたことを検出する用紙検出手段を更に備え、前記
給紙制御手段は、第2給紙モードのとき、前記排紙手段
による前の用紙の排出後に用紙検出手段により前記給紙
位置に用紙が置かれたことが検出されると、前記給紙手
段に該用紙の供給を開始させることを特徴としている。
【0017】本発明に係る第4の画像形成装置では、上
記第1の画像形成装置において、操作者が用紙の供給開
始を指示するための第1入力操作手段を更に備え、前記
給紙制御手段は、第2給紙モードのとき、前記排紙手段
による前の用紙の排出後に第1入力操作手段により用紙
の供給開始が指示されると、前記給紙手段に次の用紙の
供給を開始させることを特徴としている。
【0018】本発明に係る第5の画像形成装置では、上
記第1の画像形成装置において、第1給紙モードと第2
給紙モードとの間での給紙モードの切り換えを前記給紙
モード切換手段に所定の指示がなされる毎に1回省略さ
せることができる給紙モード制御手段を、更に備えるこ
とを特徴としている。
【0019】本発明に係る第6の画像形成装置では、前
記印刷手段によって片面が印刷された用紙の裏表を反転
させ該用紙を再び前記印刷手段に向けて供給する両面ユ
ニットを装着することができる上記第1の画像形成装置
において、両面ユニットを使用して両面印刷を行う自動
両面モードと、第1給紙モードと第2給紙モードとを前
記給紙モード切換手段により交互に切り換えながら両面
印刷を行う手動両面モードのうちのいずれかの両面モー
ドを選択する両面モード選択手段と、両面モード選択手
段による選択結果に応じて自動両面モードまたは手動両
面モードによる両面印刷を行うように前記給紙手段およ
び前記給紙モード切換手段を制御する両面印刷制御手段
と、を更に備えることを特徴としている。
【0020】本発明に係る第7の画像形成装置では、上
記第6の画像形成装置において、前記両面ユニットは着
脱自在であり、前記両面ユニットが装着されているか否
かを検出する装着検出手段を備え、前記両面モード選択
手段は、装着検出手段による検出結果に基づき、前記両
面ユニットが装着されている場合には自動両面モードを
選択し、前記両面ユニットが装着されていない場合には
手動両面モードを選択する、ことを特徴としている。
【0021】本発明に係る第8の画像形成装置では、上
記第6の画像形成装置において、前記両面モード選択手
段は、自動両面モードと手動両面モードのいずれを選択
するかを操作者が指定するための第2入力操作手段を有
することを特徴としている。
【0022】本発明に係る第9の画像形成装置では、上
記第1の画像形成装置において、第2給紙モードにおけ
るジャムを検出するジャム検出手段と、ジャムが検出さ
れると、該検出時点のページの画像と該検出時点の前ペ
ージの画像とを再生する画像再生手段と、検出されたジ
ャムを解消するための処理の終了後に、前記給紙手段に
より第1給紙モードで用紙を供給し、前記印刷手段によ
り該用紙に前記検出時点の前ページの画像を印刷し、前
記給紙手段により第2給紙モードで用紙を供給し、前記
印刷手段により該用紙に前記検出時点のページの画像を
印刷するという処理を順に行うように制御するジャム復
帰制御手段と、を更に備えることを特徴としている。
【0023】本発明に係る第10の画像形成装置では、
積層された複数の用紙を1枚ずつ内部へ供給する給紙手
段と、画像を1ページ分ずつ外部から順次入力する画像
入力手段と、給紙手段により供給された用紙に外部から
入力された画像を印刷する印刷手段と、印刷手段により
画像が印刷された用紙を外部へ排出する排紙手段とを備
える画像形成装置において、給紙手段による前の用紙の
供給後、次の用紙の供給を開始しても印刷可能である状
態になると、直ちに次の用紙を給紙手段に供給させる第
1給紙モードと、給紙手段による前の用紙の供給後、所
定条件が満たされない間は次の用紙の供給を給紙手段に
禁じる第2給紙モードのうちのいずれかの給紙モードを
選択し、選択した給紙モードによる用紙の供給を給紙手
段に行わせる給紙制御手段と、外部より入力された画像
の印刷形態として予め設定された第1印刷形態および第
2印刷形態のうち、第1給紙モードが選択されている場
合には第1印刷形態を実現するための処理を前記画像に
対して行い、第2給紙モードが選択されている場合には
第2印刷形態を実現するための処理を前記画像に対して
行う画像処理手段と、を有する構成としている。
【0024】本発明に係る第11の画像形成装置では、
上記第10の画像形成装置において、第1印刷形態と第
2印刷形態とでは、用紙に印刷された画像の方向が異な
ることを特徴としている。
【0025】本発明に係る第12の画像形成装置では、
上記第10の画像形成装置において、第1印刷形態と第
2印刷形態とでは、印刷された用紙における余白部分が
異なることを特徴としている。
【0026】本発明に係る第13の画像形成装置では、
上記第10の画像形成装置において、第1印刷形態およ
び第2印刷形態の内容を設定するための設定手段を備え
ることを特徴としている。
【0027】本発明に係る第14の画像形成装置では、
上記第10の画像形成装置において、前記画像入力手段
によって外部から入力された画像が異なる毎に、第1給
紙モードと第2給紙モードとを前記給紙制御手段に交互
に選択させる給紙モード切換手段を備えることを特徴と
している。
【0028】
【発明の効果】本発明に係る第1の画像形成装置では、
給紙制御手段により外部から入力された画像が異なる毎
に第1給紙モードと第2給紙モードとが交互に選択さ
れ、第2給紙モードにおいて所定条件が満たされない間
は次の用紙の供給が行われない。したがって、この間に
操作者が、第1給紙モードで片面(表面)印刷済みの用
紙を白紙面を上向きにして給紙位置に置くと、その後、
所定条件が満たされたときにその用紙が内部へ供給さ
れ、その用紙の他方の面(裏面)への印刷が行われる。
このようにして、両面ユニットや特定の給紙手段を必要
とせず、一つの給紙手段を用いるだけで、容易に両面印
刷を行うことができる。また、第1給紙モードでは前の
用紙の印刷に連続して次の用紙の印刷が行われ、無駄な
待機時間が生じないため、従来の手動による両面印刷に
比べて作業効率が向上する。さらに、表面への印刷を行
う第1給紙モードと裏面への印刷を行う第2給紙モード
とが交互に切り換えられるため、ページ順に両面印刷を
行うことができ、これにより誤操作による印刷順の誤り
が抑えられる。
【0029】本発明に係る第2の画像形成装置によれ
ば、第2給紙モードのときには、前の用紙が排出されて
から所定時間経過後に次の用紙の供給が開始されるた
め、操作者は、次の用紙の供給前の所定時間の間に、表
面に印刷が行われた前の用紙を給紙位置に置くことがで
きる。これにより、用紙検出手段を使用することなく容
易に両面印刷を行うことができる。
【0030】本発明に係る第3の画像形成装置によれ
ば、第2給紙モードのときには、前の用紙の排出後に、
操作者が片面印刷済みの前の用紙を給紙位置に置くと、
それが用紙検出手段によって検出され、用紙の供給が開
始される。これにより、手動による両面印刷を容易に行
うことができる。また、第2給紙モードのときには、用
紙が給紙位置に置かれるまで次の給紙が開始されないた
め、両面印刷中において片面印刷済みの用紙を給紙位置
に置くの忘れても、別の用紙が供給されることはない。
【0031】本発明に係る第4の画像形成装置によれ
ば、第2給紙モードのときには、前の用紙の排出後に、
操作者が片面印刷済みの前の用紙を供給位置に置いて入
力操作手段で指示すると、用紙の供給が開始される。こ
れにより、用紙検出手段を使用することなく手動による
両面印刷を行うことができる。また、操作者が給紙位置
に用紙を置いてから前記指示がなされるため、次に供給
すべき用紙のセットが確実に行われる。
【0032】本発明に係る第5の画像形成装置によれ
ば、両面印刷中に給紙モード制御手段により給紙モード
の切り換えが省略されたときには、用紙の一方の面への
印刷が行われない。したがって、両面印刷中に片面印刷
を混入させることができ、例えば、表紙や章の終わりな
どに相当するページについてのみ片面印刷とすることが
可能となる。
【0033】本発明に係る第6または第8の画像形成装
置によれば、選択により、両面ユニットを使用した自動
両面モードによる印刷と、両面ユニットを使用しない手
動両面モードによる印刷の双方が可能となる。このた
め、使用する用紙のサイズや厚さなどの関係で両面ユニ
ットでの通紙性がよくない場合や両面ユニットが故障し
ている場合であっても、手動両面モードを選択すること
により確実に両面印刷を行うことができる。
【0034】本発明に係る第7の画像形成装置によれ
ば、両面ユニットが装着されているか否かに応じて自動
両面モードと手動両面モードのいずれかが選択されるた
め、自動的に選択される適切な両面モードで両面印刷を
行うことができる。
【0035】本発明に係る第9の画像形成装置によれ
ば、ジャムが発生した場合、ジャムを解消するための処
理が終了すると、ジャムに係る用紙の両面に印刷すべき
画像が再生され、第1給紙モードおよび第2給紙モード
において、再生された画像が新たに供給された用紙の両
面に印刷される。このため、発生したジャムが解消され
れば、その後、操作者による特別な操作を必要とするこ
となく、ジャムによる影響を除去して両面印刷を再開す
ることができる。
【0036】本発明に係る第10〜第13の画像形成装
置によれば、画像処理手段により外部から入力された画
像に対して画像処理が行われる結果、第1給紙モードで
は第1印刷形態で、第2給紙モードでは第2印刷形態で
それぞれ印刷が行われる。このため、第1給紙モードと
第2給紙モードとで、印刷された用紙における画像の方
向や余白部分などの印刷形態を変えることができる。し
たがって、第1給紙モードで用紙の表面に印刷し第2給
紙モードでその裏面に印刷することにより、とじ代の作
成や画像の上下合わせを容易に行うことができる。
【0037】本発明に係る第14の画像形成装置によれ
ば、上記第1の画像形成装置と同様、給紙モード切換手
段により第1給紙モードと第2給紙モードとが交互に切
り換えられるため、両面ユニットを使用しなくとも容易
にかつ誤りなく両面印刷を行うことができ、この両面印
刷において、画像処理手段により用紙の裏と表を別の印
刷形態とすることができるため、とじ代の確保や画像の
上下合わせを容易に行うことができる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態である
レーザプリンタについて説明する。 <1.機構>本実施形態のレーザプリンタは、本体に両
面ユニットを着脱できるようになっている。図1は、両
面ユニット20を装着しない状態の本プリンタの機構を
示す縦断面図であり、図2は、両面ユニット20を装着
した状態の本プリンタの機構を示す縦断面図である。
【0039】本プリンタの本体1は、搬送系、現像転写
系、および定着系から成り、これらの各駆動部分の駆動
源としてメインモータ(図示せず)を備えている。本体
1における搬送系は、用紙を積載する給紙トレイ5、給
紙トレイ5上への用紙の挿入を検出する用紙センサ3、
および給紙ローラ6と、第1の搬送ローラ7a、7b
と、タイミングセンサ19とから構成されている。現像
転写系は、図1または図2において反時計方向に回転駆
動される感光体ドラム8と、帯電チャージャ9と、レー
ザ走査部10と、現像器11と、転写ローラ12とから
構成されている。定着系は、定着ローラ13a、13b
と、排紙センサ14と、方向切換爪15と、用紙をフェ
イスダウン・トレイ17に排出するための第1の排紙ロ
ーラ16a、16bと、用紙をフェイスアップ・トレイ
23に排出するための第2の排紙ローラ18a、18b
とから構成されている。また本体1には、両面ユニット
20が装着されているか否かを検出する両面ユニットセ
ンサ28が設けられている。
【0040】両面ユニット20は、図2に示すように、
用紙をフェイスアップ・トレイ23に排出するための第
3の排紙ローラ21a、21bと、この排紙ローラ21
a、21bを駆動するモータ22と、用紙を再度本体1
へ送り込むための第2の搬送ローラ24a、24b、第
3の搬送ローラ25a、25b、および第4の搬送ロー
ラ26a、26bと、これら第2〜第3の搬送ローラを
駆動するモータ27とから構成されている。
【0041】以下、上記構成の本プリンタについて、両
面ユニット20を装着していない場合の動作を図1を参
照しつつ、両面ユニット20を装着した場合の動作を図
2を参照しつつ、それぞれ説明する。 <1-1 両面ユニットを装着していない場合の動作>
本プリンタでは、給紙トレイ5に積載された用紙が給紙
ローラ6の回転によって本体1内に取り込まれる。本体
1内に取り込まれた用紙は、搬送ローラ7a、7bおよ
びタイミングセンサ19を経て感光体8付近に達する。
【0042】この間に感光体ドラム8上には、帯電チャ
ージャ9による帯電、レーザ走査部10によるレーザビ
ーム照射、および現像器11による現像という一連の動
作により、トナー像が形成されている。このトナー像
は、用紙が感光体ドラム8と転写ローラ12との間を通
過するときにその用紙に転写され、定着ローラ13a、
13bによってその用紙に定着される。その後、用紙
は、排紙センサ14を経て方向切換爪15に達する。
【0043】ここで、排紙口がフェイスダウン・トレイ
17に指定されていると、方向切換爪15はオフ位置す
なわち図1において実線で示される位置にある。これに
より、用紙は、排紙ローラ16a、16bを経て、フェ
イスダウン・トレイ17上に排出される。一方、排紙口
がフェイスアップ・トレイ23に指定されていると、方
向切換爪15はオン位置すなわち図1において破線で示
される位置にある。これにより用紙は、排紙ローラ18
a、18bを経て、フェイスアップ・トレイ23上に排
出される。
【0044】<1-2 両面ユニットを装着した場合の
動作>両面ユニット20を装着していない場合と同様
に、給紙トレイ5から供給された用紙は、現像、転写、
および定着という一連の動作によってその片面(表面)
にプリント(印刷)が行われた後、排紙センサ14を経
て方向切換爪15に達する(図2参照)。フェイスアッ
プ・トレイ23および両面ユニット20へ用紙が送られ
る場合は、方向切換爪15はオン位置(破線で示された
位置)にある。この場合、用紙は、排紙ローラ18a、
18bおよびモータ22により回転する排紙ローラ21
a、21bを経て、まず、フェイスアップ・トレイ23
へ達する。
【0045】ここで用紙の後端が排紙ローラ21a、2
1bを通過する直前にモータ22が逆回転し、これによ
り用紙は両面ユニット20内に取り込まれる。そして用
紙は、モータ27によって回転する3対の搬送ローラ2
4a、24bと25a、25bと26a、26bとによ
り、再び本体1に送り込まれる。
【0046】本体1に送り込まれた用紙は、1回目のプ
リント(印刷)が行われた面とは反対の面(裏面)に2
回目のプリントが行われる。このようにして両面にプリ
ントが行われた用紙は、フェイスダウン・トレイ17上
またはフェイスアップ・トレイ23上に排出される。
【0047】なお、両面プリント(両面印刷)を行う場
合、本プリンタでは、スループットを向上させるため
に、外部から順次入力される画像に対し以下のようにし
てプリントが行われる。すなわち、給紙トレイ5から供
給された用紙に1回目の画像がプリントされ、その用紙
が両面ユニット20に送られている間に、給紙トレイ5
から次の用紙が供給されて2回目の画像がプリントされ
る。そして次に、1回目の画像がプリントされて両面ユ
ニット20を経て再び本体1に送り込まれた用紙の裏面
に、3番目の画像がプリントされる。その後、2回目の
画像がプリントされた用紙が両面ユニット20に送られ
ている間に、給紙トレイ5から供給される新たな用紙に
4回目の画像がプリントされる。以降、本体1では、両
面ユニット20から送り込まれる用紙と給紙トレイ5か
ら供給される新たな用紙とに対して交互に、順次入力さ
れる画像がプリントされていく。
【0048】<2.操作パネル>図3は、本プリンタの
操作パネル30の構成を示す図である。この操作パネル
30には、本プリンタが接続されるコンピュータまたは
ワープロなど(以下「ホスト」という)に対してオンラ
インとするかオフラインとするかを切り換えるためのオ
ンライン(ON LINE)・キー31と、ホストに対してオン
ライン状態か否かを示すオンライン表示用LED31a
と、本プリンタに記憶されているデータのプリントアウ
トを指示するためのフォームフィード(FORM FEED)・キ
ー32と、本プリンタにデータが記憶されているか否か
を表示するフォームフィード表示用LED32aと、メ
ニュー選択画面などを表示するための液晶表示パネル3
8と、液晶表示パネル38にメニュー選択画面が表示さ
れるメニュー選択モードを指定するためのメニュー(ME
NU)・キー34と、メニュー選択画面に表示されている
項目の保存を指示したり、メニュー選択画面に表示され
る項目を切り換えるためのエンター(ENTER)・キー33
と、メニューの項目の値を変えたり、モードの変更(詳
細は後述)を行ったりするためのプラス・キー35およ
びマイナス・キー36と、本プリンタがレディ状態か否
かを示すプリンタ・レディ(READY)表示用LED37と
が設けられている。
【0049】<3.制御部> <3-1 全体構成>図4は、本実施形態のレーザプリ
ンタにおける制御部の全体構成を示すブロック図であ
る。本プリンタにおける制御部は、コントローラ制御部
40およびエンジン制御部50を中心に構成されてい
る。
【0050】コントローラ制御部40は、ホスト60よ
り送られてくる画像データを処理して描画用データを作
成する。そして、前述の操作パネル30における各種キ
ー31〜36から成る操作部やエンジン制御部50より
送られてくる情報を監視しながら、エンジン制御部50
に対して給紙口や排紙口などの指示やプリントの指示を
行い、レーザ走査部10に描画用データを送る。
【0051】エンジン制御部50は、コントローラ制御
部40からの指示に従い、用紙センサ3や、タイミング
センサ19、両面ユニット検出センサ28、排紙センサ
14などから入力される信号に基づいて、レーザ走査部
10や、給紙ローラ6、両面ユニット20内のモータ2
2、27、排紙口を切り換える方向切換爪15などを制
御する信号を出力することによりプリントを行ったり、
現像、転写、定着を行う感光体8周辺部の状態すなわち
エンジンの状態を示す情報をコントローラ制御部40に
送ったりする。
【0052】<3-2 操作パネルによるモードの設定
>図5〜図15は、本プリンタの操作パネル30による
設定を説明するための図である。オフライン状態すなわ
ちオンライン表示用LED31aが消灯している状態で
メニュー・キー34を押していくと、図5に示すよう
に、片面モードか両面モードかを選択するための選択画
面が液晶表示パネル38に表示される。図5では「SIMP
LEX」という表示の横に「*」印が表示されており、こ
れは、片面モードであることを示している。ここでプラ
ス・キー35またはマイナス・キー36を1回押すと、図
6に示すように「DUPLEX」という表示の横に「*」印が
表示される。ここで更にエンター・キー33を押すと、
両面モードが確定して次の画面が表示される。
【0053】図7に、次の画面が表示された操作パネル
を示す。この画面は、同じ画像をプリントする枚数を表
示しており、複写枚数表示画面と呼ばれる。最初は複写
枚数表示画面に「01」と表示され、これは複写枚数が1
枚であることを表している。操作者は、同じ画像を複数
枚プリントしたい場合は、プラス・キー35で複写枚数
として表示される数値を大きくした後、エンター・キー
33を押す。一方、複写枚数表示画面に大きい数値が表
示されていて複写枚数を減らしたい場合は、マイナス・
キー36でその数値を小さくした後、エンター・キー3
3を押す。エンター・キー33を押すと、複写枚数が確
定し、次の画面が表示される。
【0054】図8に、次の画面が表示された操作パネル
を示す。この画面は、片面モードまたは両面モードにお
いて用紙の表面にプリントするときの印刷形態を定める
プリント条件1のシフト量表示画面である。この画面に
おいて、「X 00」はX方向(横方向)のシフト量が0
であることを、「Y 00」はY方向(縦方向)のシフト
量が0であることを、それぞれ示し、「X」の横に表示
された「*」印はX方向のシフト量の設定変更が可能で
あることを示している。図8に示した状態から例えばシ
フト量をX方向+20mm、Y方向-20mmに設定したい場合、
操作者は、まずプラス・キー35やマイナス・キー36を
使って「X+20」とした後、エンター・キー33を押す。
これによりシフト量表示画面は図9に示すようになる。
このとき「Y」の横に表示された「*」印は、Y方向の
シフト量の設定変更が可能であることを示している。次
に操作者は、プラス・キー35やマイナス・キー36を使
って「Y-20」とする(図10参照)。この後、エンタ
ー・キー33を押すと、プリント条件1のシフト量が確
定し、次の画面が表示される。
【0055】両面モードが選択されている場合、次に表
示される画面は、両面モードにおいて用紙の裏面にプリ
ントするときの印刷形態を定めるプリント条件2のシフ
ト量表示画面である(片面モードが選択されている場合
には他の画面が表示されるが、本発明に直接関係しない
ので説明を省略する)。ここで例えばシフト量をX方向
-20mm、Y方向+20mmに設定したい場合、操作者は、プリ
ント条件1のシフト量を設定するための前記手順と同様
の手順により、操作パネル30の液晶表示パネル38を
図11に示すような表示とした後、エンター・キー33
を押す。これにより、プリント条件2のシフト量が確定
し、次の画面が表示される。
【0056】以上のように本プリンタでは、プリント条
件1とプリント条件2とでシフト量の設定が別個に行わ
れるため、例えば、プリント条件1は左側余白、プリン
ト条件2は右側余白となるように設定して後述するプリ
ント手順で両面プリントを行うことにより、とじ代を作
成することができる。
【0057】両面モードの場合、次に表示される画面は
図12に示すようになり、これはプリント条件1とプリ
ント条件2の画像方向を表示している。この画面におい
て、「↑↓」は、プリント条件1とプリント条件2とで
はプリントされる画像の方向が180度異なることを示
しており、この場合、プリント条件1でプリントされる
画像とプリント条件2でプリントされる画像とは、図1
3(a)に示すような関係となる。一方、「↑↑」は、
プリント条件1とプリント条件2とでプリントされる画
像の方向が同じであることを示しており、この場合、プ
リント条件1でプリントされる画像とプリント条件2で
プリントされる画像とは、図13(b)に示すような関
係となる。最初は「↑↓」の横に「*」印が表示されて
おり、これは、「↑↓」によって示される画像方向が設
定されていることを示している。この画像方向の設定
は、プラス・キー35またはマイナス・キー36を操作し
て「↑↑」の横に「*」印を表示させることにより変更
することができる。所望の画像方向を設定した後、エン
ター・キー33を押すと、画像の方向が確定し、次の画
面が表示される。このような画像方向の設定機能を利用
することにより、後述する手動両面モードにおいて用紙
を給紙トレイ5上へ挿入する際に、操作者にとって都合
のよい方向で用紙を挿入できるようになる。
【0058】また、エンター・キー33により図14に
示すような画面を表示させて、プラス・キー35やマイ
ナス・キー36を操作することにより、排紙口をフェイ
スアップ・トレイ23とするかフェイスダウン・トレイ1
7とするかを指定することができる。
【0059】さらに、例えば、両面ユニット20におけ
る通紙性が悪い用紙にプリントする場合や、両面ユニッ
ト20が故障中の場合などには、エンター・キー33に
より図15に示すような画面を表示させて、プラス・キ
ー35やマイナス・キー36を操作することにより、両
面ユニット20が装着されている状態においても手動で
両面プリントを行えるようにすることができる。
【0060】以上のようにして操作パネル30から必要
な設定を行った後、操作者はオンライン・キー31を押
す。これにより、本プリンタはオンライン状態となって
設定を終了する。
【0061】<3-3 コントローラ制御部>図16
は、本実施形態のレーザプリンタにおけるコントローラ
制御部40の動作を示すメインルーチンのフローチャー
トである。このコントローラ制御部40は、本プリンタ
のメインスイッチ(図示せず)のオンによって処理を開
始し、まずステップS10において、電源オン時の初期
設定処理を行う。次にステップS11においてメインル
ーチン用タイマーをスタートさせた後、以下に述べるス
テップS12〜S18の処理を順に実行する。
【0062】ステップS12ではホスト60からの画像
データの受け取りなどのための通信制御を行い、ステッ
プS13ではエンジン制御部50との間での各種の命令
や状態を示すデータの授受のための通信制御を行う。ス
テップS14では操作パネル30の操作部からの入力操
作に対する処理を行い、ステップS15では操作パネル
30の表示部である液晶表示パネル38へ出力するため
の処理を行う。ステップS16では、片面モードと両面
モードのいずれのモードが設定されているか判定し、そ
の判定結果に応じたモードの制御処理を行う。ステップ
S17では、ホスト60より受け取った画像データを描
画データに変換して、一旦コントローラ制御部40内の
メモリに格納した後、プリントの際にレーザ走査部10
に描画データを1ライン分ずつ送ったり、プリントする
ページの順番を制御したり、紙詰まり等により停止すべ
きでない搬送路中で用紙が停止したとき即ちジャムが発
生したときに画像を再生したりする。ステップS18で
はその他の処理を行う。
【0063】上記ステップS12〜S18の処理のうち
本発明に直接的に関係するのはステップS16における
モード制御の処理であり、その詳細については後述す
る。
【0064】上記ステップS12〜S18の処理を行っ
た後は、ステップS19において、メインルーチン用タ
イマーをスタートさせてから所定時間が経過したか否か
(ステップS11参照)、すなわちメインルーチン用タ
イマーが終了しているか否かを判定しながら、このタイ
マーが終了するまで待機する。このタイマーが終了する
と、ステップS11へ戻る。以降、同様にして、ステッ
プS11〜S19の処理が繰り返し実行される。
【0065】図17は、上記メインルーチンのステップ
S16におけるモード制御のサブルーチンの処理内容を
示すフローチャートである。このサブルーチンでは、ま
ずステップS21において、両面モードが設定されてい
るか否かを判定する。その結果、両面モードでない場合
は、ステップS30において片面モードの制御処理を行
った後、このサブルーチンからメインルーチンへ復帰す
る。
【0066】ステップS21において両面モードが設定
されていると判定された場合は、本体1に両面ユニット
20が装着されているか否かを判定するステップS22
と手動両面モードが指定されているか否かを判定するス
テップS23との判定処理に基づき、ステップS40ま
たはS50の処理を行う。すなわち、両面ユニット20
が装着されていて手動両面モードが指定されていない場
合には、ステップS40へ進んで自動両面モードの制御
処理を行い、両面ユニット20が装着されていないか又
は手動両面モードが指定されている場合には、ステップ
S50に進んで手動両面モードの制御処理を行う。そし
て、自動両面モード又は手動両面モードの制御処理が行
われた後、このサブルーチンから復帰する。
【0067】図18〜図20は、上記モード制御のサブ
ルーチンのステップS40における自動両面モード制御
のサブルーチンの処理内容を示すフローチャートであ
る。このサブルーチンでは、エラー発生の有無を判定す
るステップS41およびオフラインか否かを判定するス
テップS42の判定処理に基づき、ジャムや故障などに
よってエラーが発生している場合またはオフラインとな
っている場合に、ステップS45へ進んで状態を示す変
数Stに0を設定した後(以下、変数Stの値がiのとき
の状態を「ステートi」という)、このサブルーチンか
ら復帰する。エラーの発生が無くオフラインでもない場
合は、ステップS43においてその時点の変数Stの値
を調べ、その値によって示されるステートに応じて以下
のような処理を行う。
【0068】(1)ステート0の場合(図19参照) ステップS401においてオンラインか否かを判定す
る。この結果、オンラインでなければそのままこのサブ
ルーチンから復帰し、オンラインであればステップS4
02へ進んで変数Stの値を変更することによりステー
ト1に設定した後、このサブルーチンから復帰する。
【0069】(2)ステート1の場合(図19参照) ステップS411において給紙トレイ5からの給紙を指
定し、ステップS412において両面ユニット20への
排紙を指定し、ステップS413においてプリント条件
1を指定し、ステップS414において変数Stの値を
変更することによりステート2に設定し、その後、この
サブルーチンから復帰する。
【0070】(3)ステート2の場合(図19参照) これは両面ユニット20内に用紙がないときにプリント
をする場合である。この場合には、まず、ステップS4
21によりこのサブルーチンの呼び出しと復帰を繰り返
しながらプリントの開始まで待機する。プリントが開始
されると、次のプリントの有無を判定するステップS4
22と次の次のプリントの有無を判定するステップS4
23との判定処理に基づき次のような処理を行う。すな
わち、これらの判定の結果、次のプリントとともに次の
次のプリントも有る場合には、再度ステート2と同じ条
件でプリントするためにステップS424においてステ
ート3に設定した後、このサブルーチンから復帰する。
次のプリントは有るが次の次のプリントが無い場合に
は、用紙の裏面にプリントするためにステップS426
においてステート4に設定した後、このサブルーチンか
ら復帰する。次のプリントが無い場合には、ステップS
425においてステート0に設定した後、このサブルー
チンから復帰する。
【0071】(4)ステート3の場合(図20参照) これは両面ユニット20内に用紙が有るときにプリント
をする場合である。この場合には、ステート2の場合と
同様、まず、ステップS431によりこのサブルーチン
の呼び出しと復帰を繰り返しながらプリントの開始まで
待機する。プリントが開始されると、ステップS432
において両面ユニット20からの再給紙を指定し、ステ
ップS433において指定排紙口への排紙(フェイスア
ップ・トレイ23またはフェイスダウン・トレイ17への
排紙)を指定し、ステップS434においてプリント条
件2を指定し、ステップS435においてステート4に
設定し、その後、このサブルーチンから復帰する。
【0072】(5)ステート4の場合(図20参照) これは両面ユニット20から本体1へ再給紙してプリン
トをする場合である。この場合には、まず、ステップS
441によりこのサブルーチンの呼び出しと復帰を繰り
返しながらプリントの開始まで待機する。プリントが開
始されると、次のプリントの有無を判定するステップS
442と次の次のプリントの有無を判定するステップS
443との判定処理に基づき次のような処理を行う。す
なわち、これらの判定の結果、次のプリントとともに次
の次のプリントも有る場合には、ステップS444にお
いて給紙トレイ5からの給紙を指定し、ステップS44
5において両面ユニット20内への排紙を指定し、ステ
ップS446においてプリント条件1を指定する。これ
により各指定が元に戻ったことになる。その後、ステッ
プS447においてステート3に設定した後、このサブ
ルーチンから復帰する。次のプリントは有るが次の次の
プリントが無い場合には、両面ユニット20内に残った
用紙にプリントするために、ステート4のままでこのサ
ブルーチンから復帰する。次のプリントが無い場合に
は、ステップS448においてステート0に設定した
後、このサブルーチンから復帰する。
【0073】以上のようにしてプリントする場合、給紙
の指定順序は、給紙トレイからの給紙→給紙トレイから
の給紙→両面ユニットからの再給紙→(以下、給紙トレ
イからの給紙と両面ユニットからの再給紙とが交互に切
り換わる)→両面ユニットからの再給紙→両面ユニット
からの再給紙(最後)となる。この場合、ページを揃え
るために、プリントされるページの順序は、 (1)フェイスアップ・トレイ23へ排出するときには 1→3→2→5→4→7→… (2)フェイスダウン・トレイ17へ排出するときには 2→4→1→6→3→8→… となる。
【0074】図21〜図24は、図17に示したモード
制御のサブルーチンのステップS50における手動両面
モード制御のサブルーチンの処理内容を示すフローチャ
ートである。このサブルーチンでは、エラー発生の有無
を判定するステップS51、オフラインか否かを判定す
るステップS52、および紙詰まり等のジャムが発生し
たか否かを判定するステップS54の判定処理に基づ
き、エラーが発生しているがジャムによるものではない
場合又はオフラインの場合には、ステップS55へ進
み、ステート0に設定した後、このサブルーチンから復
帰する。ジャムによるエラーが発生した場合には、ステ
ップS56〜S62の再生プリントのための処理が行わ
れる。この処理の詳細については後述する。
【0075】ステップS51およびS52における判定
の結果、ジャムや故障等というエラーの発生が無くオフ
ラインでもない場合は、ステップS53においてその時
点の変数Stの値を調べ、その値によって示されるステ
ートに応じて以下のような処理を行う。
【0076】(1)ステート0の場合(図21参照) ステップS501においてオンラインか否かを判定し、
オンラインでなければそのままこのサブルーチンから復
帰する。オンラインであると判定された場合は、ステッ
プS502においてプリント条件1での残り複写枚数m
の値を0とし、ステップS503においてプリント条件
2での残り複写枚数nの値を0とし、ステップS504
において変数Stの値を変更することによりステート1
に設定した後、このサブルーチンから復帰する。
【0077】(2)ステート1の場合(図22参照) ステップS511においてプリント条件1を指定し、ス
テップS512においてフェイスダウン・トレイ17へ
の排紙を指定し、ステップS513においてプリント条
件1での残り複写枚数mの値が0か否かを判定する。こ
の結果、m=0であれば、ステップS514において操
作パネル30から設定された複写枚数をmに代入した後
に、ステップS515へ進み、m≠0であれば(再生プ
リント時)、mの値をそのままとしてステップS515
へ進む。ステップS515では変数Stの値を変更する
ことによりステート2に設定し、その後、このサブルー
チンから復帰する。
【0078】(3)ステート2の場合(図22参照) まず、ステップS521およびS526により、プラス
・キー35とマイナス・キー36のいずれも押されない
限り、このサブルーチンの呼び出しと復帰を繰り返しな
がらプリントの開始まで待機する。プリントが開始され
ると、ステップS522においてプリント条件1での残
り複写枚数mの値を1だけ減らして、ステップS523
においてmが0か否かを判定し、m≠0ならばこのサブ
ルーチンから復帰する。以後、m=0となるまでこのサ
ブルーチンの呼び出しと復帰を繰り返しながら(ステッ
プS522、S523参照)ステート2にとどまり、同
一画像のプリントを繰り返す。m=0となると(このと
き次に外部から入力される画像は同一画像ではない)、
ステップS524へ進む。ステップS524では次のプ
リントを禁止する。そしてステップS525において変
数Stの値を変更することによりステート3に設定した
後、このサブルーチンから復帰する。また、プリントが
開始される前にプラス・キー35又はマイナス・キー36
が押されると、プリント条件1となって未だ1枚もプリ
ントしていない場合には、ステップS526、S52
7、S528により残り複写枚数mの値を0とし、ステ
ップS529において次のプリントの禁止を解除し、ス
テップS530においてステート4に設定した後、この
サブルーチンから復帰する。
【0079】(4)ステート3の場合(図23参照) まず、ステップS531およびS537により、プラス
・キー35とマイナス・キー36のいずれも押されない限
り、このサブルーチンの呼び出しと復帰を繰り返しなが
らプリントが終了するまで、すなわち用紙が本プリンタ
の外部に排出されるまで待機する。このとき用紙の排出
は、用紙後端が排紙センサ14を通過してから所定時間
経過したか否かにより検出される。プリントが終了する
と、ステップS532において次のページの有無を判定
する。その結果、次のページが有る場合は、ステップS
533において次のプリントの禁止を解除するためのタ
イマーをスタートさせ(タイマーのセット)、ステップ
S534においてステート4に設定した後、このサブル
ーチンから復帰する。次のページが無い場合は、ステッ
プS535において次のプリントの禁止を解除し、ステ
ップS536においてステート2に設定した後、このサ
ブルーチンから復帰する。また、プリントが終了する前
にプラス・キー35又はマイナス・キー36が押される
と、ステップS537により、ステップS535へ進ん
で次のプリントの禁止を解除し、ステップS536にお
いてステートを2に設定した後、このサブルーチンから
復帰する。
【0080】(5)ステート4の場合(図24参照) まず、ステップS541およびS548により、プラス
・キー35とマイナス・キー36のいずれも押されない限
り、このサブルーチンの呼び出しと復帰を繰り返しなが
らタイマーが終了するまで待機する。この間に操作者
は、片面プリント済みの用紙を給紙トレイ5にセットす
る。タイマーが終了すると、ステップS542へ進んで
次のプリントの禁止を解除し、ステップS543におい
てプリント条件2での残り複写枚数nの値が0か否かを
判定する。この結果、n=0であれば、ステップS54
4において操作パネル30から設定された複写枚数をn
に代入した後に、ステップS545へ進み、n≠0であ
れば(再生プリントのときは)nの値をそのままとして
ステップS545へ進む。ステップS545ではプリン
ト条件2を指定し、その後、ステップS546において
フェイスアップ・トレイ23への排出を指定し、ステッ
プS547においてステート5に設定した後、このサブ
ルーチンから復帰する。また、タイマーが終了する前に
プラス・キー35又はマイナス・キー36が押されると、
ステップS548により、ステップS549へ進んで次
のプリントの禁止を解除し、ステップS550において
ステートを2に設定した後、このサブルーチンから復帰
する。
【0081】(6)ステート5の場合(図24参照) ステート2の場合と同様に、まず、ステップS551お
よびS555により、プラス・キー35とマイナス・キー
36のいずれも押されない限り、このサブルーチンの呼
び出しと復帰を繰り返しながらプリントの開始まで待機
する。プリントが開始されると、ステップS552にお
いてプリント条件2での残り複写枚数nの値を1だけ減
らして、ステップS553においてnが0か否かを判定
し、n≠0ならば、ステップS554においてm=nか
否かを判定し、m≠nならばこのサブルーチンから復帰
する。以後、m≠nである限り、n=0となるまでこの
サブルーチンの呼び出しと復帰を繰り返しながらステー
ト5にとどまり、同一画像のプリントを繰り返す(ステ
ップS551〜S553)。n=0となると(このとき
次に外部から入力される画像は同一画像ではない)、ス
テップS555へ進んでステート1に設定し、その後、
このサブルーチンから復帰する。また、n≠0の間にn
=mとなったときも(再生プリントが必要なときも)、
同様にステート1に設定した後、このサブルーチンから
復帰する。さらに、プリントが開始される前にプラス・
キー35又はマイナス・キー36が押されると、プリン
ト条件2となって未だ1枚もプリントしていない場合に
は、ステップS556、S557、S558により残り
複写枚数nの値を0とし、ステップS559においてス
テート1に設定した後、このサブルーチンから復帰す
る。
【0082】上述のステート3におけるステップS53
7(図23参照)、ステート4におけるステップS54
8(図23参照)、ステート5におけるステップS55
6(図24参照)により、プリント条件1での最後のプ
リント開始からプリント条件2での最初のプリント開始
までにプラス・キー35またはマイナス・キー36が押さ
れると、プリント条件2でのプリントが取り消されて、
プリント条件1でのプリントが行われる。
【0083】以上の(1)〜(6)の処理からわかるよ
うに(図21〜図24参照)、ステート0の後、ステー
ト1→ステート2→ステート3→ステート4→ステート
5→ステート1というループにより各ステートの処理が
繰り返し実行され、これにより両面プリントが実行され
ていく。
【0084】このような手動両面モード制御によれば、
プリント条件1での複写枚数分のプリントの最後のプリ
ントが開始されると次のプリントが禁止され(ステップ
S524)、その最後のプリントの用紙が排出されてか
ら所定時間経過後に次のプリントの禁止が解除される
(ステップS531、S533、S541、S54
2)。そして、プリント条件2でのプリントが行われた
後、再びプリント条件1でのプリントが行われ、ステッ
プS524において次のプリントが再び禁止されるまで
は、次のプリントの禁止は解除されたままとなる(図2
4参照)。したがって、複写枚数が1に設定されている
場合は、1ページ・プリントされる毎に、前の用紙が排
出されてから所定時間プリントが禁止される状態と禁止
されない状態とが交互に生じ、複写枚数が複数に設定さ
れている場合は、複写枚数分がプリントされる毎に、複
写枚数分の最初の1ページは前の用紙が排出されてから
所定時間プリントが禁止される状態と禁止されない状態
とが交互に生じる。
【0085】また、最終排紙口がフェイスアップ・トレ
イ23であるため(ステップS546参照)、1→2→
3→4→5→…というようにページ順のままでプリント
することにより、ページ揃えが行われていく。
【0086】上述の手動両面モードによるプリント中に
ジャムが発生した場合は、以下のような動作が行われ
る。
【0087】プリント条件1でのプリント中にジャムが
発生した場合は、図21に示すように、ステップS57
においてプリント条件1での残り複写枚数mを1だけ増
やし、ステップS58においてステート2に設定した
後、このサブルーチンから復帰する。このようにして複
写枚数を1枚分増やすことにより、ジャムに係る用紙に
プリントされるべき画像が別の用紙にプリントされ(再
生プリント)、ジャムによる影響が除去される。
【0088】プリント条件2でのプリント中にジャムが
発生した場合は、ステップS59において2ページ分の
画像を再生するように指示し、ステップS60において
プリント条件1での残り複写枚数mを1だけ増やし、ス
テップS61においてプリント条件2での残り複写枚数
nを1だけ増やし、ステップS62においてステート5
に設定した後、このサブルーチンから復帰する。これに
より、ジャム解消のための処理の終了後、残りの片面プ
リント済み用紙にプリント条件2でのプリントが行われ
(ステップS551、S552、S553、S55
4)、残りの片面プリント済み用紙へのプリントが終了
すると、m=nとなるため、前ページの画像がプリント
条件1でプリントされる(ステップS554、S55
5、S511参照)。このとき、給紙トレイ5上にあっ
た片面プリント済みの用紙は無くなっているため、白紙
が給紙されてその片面にプリント条件1でプリントされ
る。その後、所定時間プリントが禁止され(ステップS
524、S533、S541参照)、その間に操作者が
その片面プリント済み用紙を給紙トレイ5上に置くと、
プリント禁止の所定時間経過後にジャム発生時点のペー
ジがプリント条件2でプリントされる(ステップS54
2、S545参照)。これにより、ジャムによる影響が
除去されたことになる。
【0089】<3-4 エンジン制御部>図25は、本
実施形態のレーザプリンタにおけるエンジン制御部50
の動作を示すメインルーチンのフローチャートである。
このエンジン制御部50は、本プリンタのメインスイッ
チ(図示せず)のオンにより処理を開始し、まずステッ
プS100において、電源オン時の初期設定処理を行
う。次にステップS101においてメインルーチン用タ
イマーをスタートさせた後、以下に述べるステップS1
02〜S108の処理を順に実行する。
【0090】ステップS102ではコントローラ制御部
40との間での各種の命令や状態を示す情報の授受のた
めの通信制御を行い、ステップS103ではレーザ走査
部10などから成る画像書込部の制御を行い、ステップ
S104では帯電チャージャ9や、現像器11、転写ロ
ーラ12、定着ローラ13aのランプなどから成るプロ
セス部の制御を行い、ステップS105では給紙制御を
行い、ステップS106では排紙制御を行い、ステップ
S107では各種センサからの信号を入力し、ステップ
S108ではその他の処理を行う。
【0091】上記ステップS102〜S108の処理の
うち本発明に直接的に関係するのはステップS105〜
S107における給紙制御、排紙制御およびセンサ信号
入力の各処理であり、これらの詳細については後述す
る。
【0092】上記ステップS102〜S108の処理を
行った後は、ステップS109において、メインルーチ
ン用タイマーをスタートさせてから所定時間が経過した
か否か(ステップS101参照)、すなわちメインルー
チン用タイマーが終了しているか否かを判定しながら、
このタイマーが終了するまで待機する。そしてこのタイ
マーが終了すると、ステップS101へ戻る。以降、同
様にして、ステップS101〜S109の処理が繰り返
し実行される。
【0093】図26は、上記メインルーチンのステップ
S107におけるセンサ信号入力のサブルーチンの処理
内容を示すフローチャートである。このサブルーチンで
は、まずステップS91において、排紙センサ14から
の信号を入力して排紙センサ14の状態を読み取る。排
紙センサ14は、用紙が排紙センサ14を通過している
ときにオン状態となり、それ以外のときにオフ状態とな
る。そこで、図23のステップS531における、プリ
ントが終了したか否かの判定は、排紙センサ14の状態
がオンからオフへと変化してから所定時間経過したか否
かにより行う。
【0094】排紙センサ14の状態を読み取った後は、
ステップS92において給紙センサからの信号を入力し
て給紙センサの状態を読み取り、ステップS93におい
て用紙センサ3からの信号を入力して用紙センサ3の状
態を読み取り、ステップS94においてその他のセンサ
からの信号を入力してその他のセンサの状態を読み取
る。その後、このサブルーチンから復帰する。
【0095】図27は、上記メインルーチンのステップ
S106における排紙制御のサブルーチンの処理内容を
示すフローチャートである。このサブルーチンでは、ス
テップS81において、フェイスアップ・トレイ23へ
の排紙が指定されているか否かを判定する。この結果、
フェイスアップ・トレイ23への排紙が指定されていれ
ば、ステップS83へ進んで方向切換爪15をオン位置
とするための制御信号を出力し、フェイスアップ・トレ
イ23への排紙が指定されていなければ(フェイスダウ
ン・トレイ17への排出が指定されていれば)、ステッ
プS82へ進んで方向切換爪15をオフ位置とするため
の制御信号を出力する。その後、このサブルーチンから
復帰する。
【0096】図28は、上記メインルーチンのステップ
S105における給紙制御のサブルーチンの処理内容を
示すフローチャートである。このサブルーチンでは、ま
ずステップS71において給紙中か否かを判定し、給紙
中でなければ、ステップS72によりこのサブルーチン
の呼び出しと復帰を繰り返しながらプリントが要求され
るまで待機する。プリント要求は、次のプリントが禁止
されているときにはなされない。プリントが要求される
と、ステップS73へ進んで給紙ローラ6の回転を開始
させ、次のステップS74において給紙オフタイマーを
スタートさせ(タイマーのセット)、その後、このサブ
ルーチンから復帰する。
【0097】給紙中の場合には、ステップS71および
S75により、このサブルーチンの呼び出しと復帰を繰
り返しながら給紙オフタイマーが終了するまで待機す
る。給紙オフタイマーが終了すると、ステップS76へ
進んで給紙ローラ6の回転を停止させた後、このサブル
ーチンから復帰する。
【0098】<4.手動両面モードにおけるプリントの
基本手順>既述のようにして操作パネル30から必要な
設定を行った後(<3-2 操作パネルによるモードの
設定>参照)、操作者はホスト60にプリントを指示す
る。以下、複写枚数の設定が1枚(1部プリント)であ
るとして、操作パネル30の表示図である図29〜図3
4を参照しつつ、手動両面モード(図17のステップS
50)におけるプリントの基本手順について説明する。
【0099】プリント条件1の指定およびフェイスダウ
ン・トレイ17への排紙の指定がなされて、給紙トレイ
5上の用紙(白紙)の1枚目の表面に対する1ページ目
のプリントが開始されると、操作パネル30の表示部に
は図29に示すような表示が行われる。この表示は、1
ページ目がプリント中であることを示している。
【0100】1ページ目のプリントが終了すると、操作
パネル30の表示部に図30に示すような表示が行われ
る。この表示は、1ページ目がプリント済みの用紙を給
紙トレイ5上にセットするよう操作者に促すものであ
る。この表示に応じて操作者は、1ページ目プリント済
の用紙を白紙面を上向きにしたまま(フェイスダウン・
トレイ17へ排出されたときの向きのまま)給紙トレイ
5上にセットする。
【0101】1ページ目のプリントが終了してから所定
時間経過すると、給紙トレイ5上にセットされた用紙が
給紙され、プリント条件2およびフェイスアップ・トレ
イ23への排紙が指定された状態で2ページ目のプリン
トが行われる。このとき操作パネル30の表示部には、
2ページ目がプリント中であることを示す表示、すなわ
ち図31に示すような表示が行われる。なお、後述の変
形例においては、1ページ目のプリントが終了した後、
操作者が操作パネル30のエンター・キー33を押す
か、または給紙トレイ5上に用紙がセットされたことが
用紙センサ3によって検出されると、2ページ目のプリ
ントが開始される。
【0102】2ページ目のプリントに続けて、給紙トレ
イ5上の次の用紙(白紙の2枚目)が給紙され、その用
紙の表面に対する3ページ目のプリントが開始される。
このとき操作パネル30の表示部には、3ページ目がプ
リント中であることを示す表示、すなわち図32に示す
ような表示が行われる。
【0103】3ページ目のプリントが終了すると、1ペ
ージ目のプリントの終了の場合と同様の表示、すなわち
図33に示すような表示が行われる。この表示は、3ペ
ージ目プリント済みの用紙を給紙トレイ5上にセットす
るよう操作者に促すものである。この表示に応じて操作
者は3ページ目プリント済みの用紙を白紙面を上向きに
したまま給紙トレイ5上にセットする。
【0104】この後、2ぺージ目のプリント開始の場合
と同様に所定時間待機してから4ページ目のプリントが
開始される。このとき操作パネル30の表示部には、4
ページ目がプリント中であることを示す表示、すなわち
図34に示すような表示が行われる。
【0105】4ページ目のプリントに続けて、給紙トレ
イ5上の次の用紙(白紙の3枚目)が給紙されて5ペー
ジ目のプリントが開始される。このとき操作パネル30
の表示部には、5ページ目がプリント中であることを示
す表示、すなわち図35に示すような表示が行われる。
【0106】以降同様にして、待機することなく給紙さ
れて行われる用紙の一方の面(表面)へのプリントと、
所定時間待機してから開始される用紙の他方の面(裏
面)へのプリントとが交互に行われることにより、両面
プリントが実行されていく。
【0107】<5.効果>本実施形態によれば、手動両
面モードにおいて、用紙の表面へのプリントが終了した
後はプリントを禁止して所定時間待機する状態となり
(図22のステップS524、図23のステップS53
3、図24のステップS541、S542)、操作者
は、この間に、フェイスダウン・トレイ17へ排紙され
た表面プリント済みの用紙を排紙された向きのまま(白
紙面を上向きにしたまま)給紙トレイ5へセットすれば
よい。このため、両面ユニットを使用することなく、容
易にかつ誤りなく両面プリントを行うことができる。ま
た、従来の手動両面プリントとは異なり、奇数ページと
偶数ページとに分けることなくページ順にプリントされ
るため、操作ミスによるプリント順の誤りも防止でき
る。そして、両面にプリントが行われた用紙はフェイス
アップ・トレイ23へ排出されるため(図24のステッ
プS546)、ページ順のままでプリントすることによ
りページ揃えを行うことができる。
【0108】また、用紙の表面へのプリントの際には、
待機することなく自動的に給紙されてプリントが行われ
るため、両面プリントにおける作業効率が向上する。
【0109】さらに、両面プリントにおいて、用紙の表
面の印刷形態をプリント条件1として設定し、裏面の印
刷形態をプリント条件2として設定できるため(図8〜
図12参照、図22のステップS511および図24の
S545参照)、用紙の表面と裏面とで印刷形態を変更
することも容易である。これにより、両面プリントされ
た用紙におけるとじ代の作成や画像の上下あわせを容易
に行うことができる。
【0110】なお、本実施形態のプリンタは、従来のプ
リンタに対して特別な装置を追加することなく、コント
ローラ制御部40によるモード制御(図17、図21〜
図24参照)などの制御内容を変更するだけで実現でき
るため、大きなコスト上昇を招くこともない。
【0111】<6.変形例>上記実施形態では、手動両
面モードにおいて、用紙の表面へのプリントの終了後は
プリント禁止状態となっていて、タイマーでセットされ
た所定時間経過後にプリント禁止が解除されて(図24
のステップS542)裏面のプリントが開始されるが、
タイマーを用いてプリント禁止を解除する代わりに、操
作パネル30のエンター・キー33が操作者によって押
されたことを検出してプリント禁止を解除するようにし
てもよい。また、図23のステップS533および図2
4のステップS548〜S550を削除することによ
り、用紙の表面のプリントの終了とともにプリント禁止
を解除するようにし、用紙センサ3が給紙トレイ5への
用紙(表面プリント済み)の挿入を検出すると裏面のプ
リントを開始するようにしてもよい。この場合、図28
に示した給紙制御のサブルーチンを図36に示すように
変更することにより(ステップS77、S78参照)、
以下のような給紙制御を行うようにする。すなわち、給
紙中ではないときにプリントが要求されると、ステップ
S77において、次プリントの禁止の待機後か否かによ
り表面のプリント終了後か否かを判定し、表面のプリン
トの終了後ではないときはステップS73へ進んで給紙
ローラ6の回転を開始させ、表面のプリントの終了後の
ときにはステップS78へ進む。そして、ステップS7
8により、このサブルーチンの復帰と呼び出しを繰り返
しながら用紙センサ3によって用紙の挿入が検出される
まで待機し、用紙の挿入が検出されるとステップS73
へ進んで給紙ローラ6の回転を開始させる。
【0112】この他、上記実施形態の変形例として以下
の構成が可能である。上記実施形態では、用紙の表面の
印刷形態をプリント条件1とし裏面の印刷形態をプリン
ト条件2として別個に設定できる構成となっているが、
両面プリントされた用紙におけるとじ代の作成や画像の
上下あわせ等を特に必要としない場合には、表面と裏面
を同じプリント条件とし、印刷形態の設定を分けないよ
うにしてもよい。
【0113】また上記実施形態では、裏面プリント時に
ジャムが発生した場合に2ページ分の画像が再生される
が(図21のステップS59)、1ページ分だけ再生す
ることとしメモリの容量を1ページ分減らした構成とし
てもよい。
【0114】なお、上記実施形態では、両面ユニット2
0が装着されている場合と装着されていない場合とで両
面プリントの方法を変えているが(図17のステップS
22参照)、本発明は、両面ユニットを装着できないプ
リンタにおいても有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態である、両面ユニットを
装着しない状態のレーザプリンタの機構を示す縦断面
図。
【図2】 本発明の一実施形態である、両面ユニットを
装着した状態のレーザプリンタの機構を示す縦断面図。
【図3】 本発明の一実施形態のレーザプリンタにおけ
る操作パネルの構成を示す図。
【図4】 本発明の一実施形態のレーザプリンタにおけ
る制御部の全体構成を示すブロック図。
【図5】 操作パネルによる設定を説明するための図。
【図6】 操作パネルによる設定を説明するための図。
【図7】 操作パネルによる設定を説明するための図。
【図8】 操作パネルによる設定を説明するための図。
【図9】 操作パネルによる設定を説明するための図。
【図10】 操作パネルによる設定を説明するための
図。
【図11】 操作パネルによる設定を説明するための
図。
【図12】 操作パネルによる設定を説明するための
図。
【図13】 両面モードにおいてプリントされる画像方
向を説明するための図。
【図14】 操作パネルによる設定を説明するための
図。
【図15】 操作パネルによる設定を説明するための
図。
【図16】 本発明の一実施形態のレーザプリンタにお
けるコントローラ制御部の動作を示すメインルーチンの
フローチャート。
【図17】 モード制御のサブルーチンのフローチャー
ト。
【図18】 自動両面モード制御のサブルーチンのフロ
ーチャート。
【図19】 自動両面モード制御のサブルーチンのフロ
ーチャート。
【図20】 自動両面モード制御のサブルーチンのフロ
ーチャート。
【図21】 手動両面モード制御のサブルーチンのフロ
ーチャート。
【図22】 手動両面モード制御のサブルーチンのフロ
ーチャート。
【図23】 手動両面モード制御のサブルーチンのフロ
ーチャート。
【図24】 手動両面モード制御のサブルーチンのフロ
ーチャート。
【図25】 本発明の一実施形態のレーザプリンタにお
けるエンジン制御部の動作を示すメインルーチンのフロ
ーチャート。
【図26】 センサ信号入力のサブルーチンのフローチ
ャート。
【図27】 排紙制御のサブルーチンのフローチャー
ト。
【図28】 給紙制御のサブルーチンのフローチャー
ト。
【図29】 手動両面プリントの基本手順を説明するた
めの表示図。
【図30】 手動両面プリントの基本手順を説明するた
めの表示図。
【図31】 手動両面プリントの基本手順を説明するた
めの表示図。
【図32】 手動両面プリントの基本手順を説明するた
めの表示図。
【図33】 手動両面プリントの基本手順を説明するた
めの表示図。
【図34】 手動両面プリントの基本手順を説明するた
めの表示図。
【図35】 手動両面プリントの基本手順を説明するた
めの表示図。
【図36】 前記実施形態の変形例における給紙制御の
サブルーチンのフローチャート。
【符号の説明】
1 …本体 3 …用紙センサ 5 …給紙トレイ 6 …給紙ローラ 8 …感光体ドラム 9 …帯電チャージャ 10 …レーザ走査部 11 …現像器 12 …転写ローラ 13a、13b …定着ローラ 14 …排紙センサ 15 …方向切換爪 16a、16b、18a、18b …排紙ローラ 17 …フェイスダウン・トレイ 20 …両面ユニット 23 …フェイスアップ・トレイ 30 …操作パネル 40 …コントローラ制御部 50 …エンジン制御部

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の給紙位置に積層された複数の用紙
    を1枚ずつ内部へ供給する給紙手段と、画像を1ページ
    分ずつ外部から順次入力する画像入力手段と、給紙手段
    により供給された用紙に外部から入力された画像を印刷
    する印刷手段と、印刷手段により画像が印刷された用紙
    を外部へ排出する排紙手段とを備える画像形成装置にお
    いて、 給紙手段による前の用紙の供給後、次の用紙の供給を開
    始しても印刷可能である状態になると、直ちに次の用紙
    を給紙手段に供給させる第1給紙モードと、給紙手段に
    よる前の用紙の供給後、所定条件が満たされない間は次
    の用紙の供給を給紙手段に禁じる第2給紙モードのうち
    のいずれかの給紙モードを選択し、選択した給紙モード
    による用紙の供給を給紙手段に行わせる給紙制御手段
    と、 画像入力手段によって外部から入力された画像が異なる
    毎に、第1給紙モードと第2給紙モードとを給紙制御手
    段に交互に選択させる給紙モード切換手段と、を有する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像形成装置におい
    て、 前記給紙制御手段は、第2給紙モードのとき、前記排紙
    手段によって前の用紙が排出されてから所定時間が経過
    した後に前記給紙手段に次の用紙の供給を開始させるこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の画像形成装置におい
    て、 前記給紙位置に用紙が置かれたことを検出する用紙検出
    手段を更に備え、 前記給紙制御手段は、第2給紙モードのとき、前記排紙
    手段による前の用紙の排出後に用紙検出手段により前記
    給紙位置に用紙が置かれたことが検出されると、前記給
    紙手段に該用紙の供給を開始させる、ことを特徴とする
    画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の画像形成装置におい
    て、 操作者が用紙の供給開始を指示するための第1入力操作
    手段を更に備え、 前記給紙制御手段は、第2給紙モードのとき、前記排紙
    手段による前の用紙の排出後に第1入力操作手段により
    用紙の供給開始が指示されると、前記給紙手段に次の用
    紙の供給を開始させる、ことを特徴とする画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の画像形成装置におい
    て、 第1給紙モードと第2給紙モードとの間での給紙モード
    の切り換えを前記給紙モード切換手段に所定の指示がな
    される毎に1回省略させることができる給紙モード制御
    手段を、更に備えることを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記印刷手段によって片面が印刷された
    用紙の裏表を反転させ該用紙を再び前記印刷手段に向け
    て供給する両面ユニットを装着することができる請求項
    1に記載の画像形成装置において、 両面ユニットを使用して両面印刷を行う自動両面モード
    と、第1給紙モードと第2給紙モードとを前記給紙モー
    ド切換手段により交互に切り換えながら両面印刷を行う
    手動両面モードのうちのいずれかの両面モードを選択す
    る両面モード選択手段と、 両面モード選択手段による選択結果に応じて、自動両面
    モードまたは手動両面モードによる両面印刷を行うよう
    に前記給紙手段および前記給紙モード切換手段を制御す
    る両面印刷制御手段と、を更に備えることを特徴とする
    画像形成装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の画像形成装置におい
    て、 前記両面ユニットは着脱自在であり、 前記両面ユニットが装着されているか否かを検出する装
    着検出手段を備え、 前記両面モード選択手段は、装着検出手段による検出結
    果に基づき、前記両面ユニットが装着されている場合に
    は自動両面モードを選択し、前記両面ユニットが装着さ
    れていない場合には手動両面モードを選択する、ことを
    特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載の画像形成装置におい
    て、 前記両面モード選択手段は、自動両面モードと手動両面
    モードのいずれを選択するかを操作者が指定するための
    第2入力操作手段を有することを特徴とする画像形成装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の画像形成装置におい
    て、 第2給紙モードにおけるジャムを検出するジャム検出手
    段と、 ジャムが検出されると、該検出時点のページの画像と該
    検出時点の前ページの画像とを再生する画像再生手段
    と、 検出されたジャムを解消するための処理の終了後に、前
    記給紙手段により第1給紙モードで用紙を供給し、前記
    印刷手段により該用紙に前記検出時点の前ページの画像
    を印刷し、前記給紙手段により第2給紙モードで用紙を
    供給し、前記印刷手段により該用紙に前記検出時点のペ
    ージの画像を印刷するという処理を順に行うように制御
    するジャム復帰制御手段と、を更に備えることを特徴と
    する画像形成装置。
  10. 【請求項10】 積層された複数の用紙を1枚ずつ内部
    へ供給する給紙手段と、画像を1ページ分ずつ外部から
    順次入力する画像入力手段と、給紙手段により供給され
    た用紙に外部から入力された画像を印刷する印刷手段
    と、印刷手段により画像が印刷された用紙を外部へ排出
    する排紙手段とを備える画像形成装置において、 給紙手段による前の用紙の供給後、次の用紙の供給を開
    始しても印刷可能である状態になると、直ちに次の用紙
    を給紙手段に供給させる第1給紙モードと、給紙手段に
    よる前の用紙の供給後、所定条件が満たされない間は次
    の用紙の供給を給紙手段に禁じる第2給紙モードのうち
    のいずれかの給紙モードを選択し、選択した給紙モード
    による用紙の供給を給紙手段に行わせる給紙制御手段
    と、 外部より入力された画像の印刷形態として予め設定され
    た第1印刷形態および第2印刷形態のうち、第1給紙モ
    ードが選択されている場合には第1印刷形態を実現する
    ための処理を前記画像に対して行い、第2給紙モードが
    選択されている場合には第2印刷形態を実現するための
    処理を前記画像に対して行う画像処理手段と、を有する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の画像形成装置にお
    いて、 第1印刷形態と第2印刷形態とでは、用紙に印刷された
    画像の方向が異なることを特徴とする画像形成装置。
  12. 【請求項12】 請求項10に記載の画像形成装置にお
    いて、 第1印刷形態と第2印刷形態とでは、印刷された用紙に
    おける余白部分が異なることを特徴とする画像形成装
    置。
  13. 【請求項13】 請求項10に記載の画像形成装置にお
    いて、 第1印刷形態および第2印刷形態の内容を設定するため
    の設定手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
  14. 【請求項14】 請求項10に記載の画像形成装置にお
    いて、 前記画像入力手段によって外部から入力された画像が異
    なる毎に、第1給紙モードと第2給紙モードとを前記給
    紙制御手段に交互に選択させる給紙モード切換手段を備
    えることを特徴とする画像形成装置。
JP8026637A 1996-02-14 1996-02-14 画像形成装置 Pending JPH09216431A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7444095B2 (en) * 2005-03-15 2008-10-28 Kyocera Mita Corporation Image forming apparatus and printing control method therefor
US8194276B2 (en) 2004-06-30 2012-06-05 Canon Kabushiki Kaisha Data processing apparatus, control method therefor, and program

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US8194276B2 (en) 2004-06-30 2012-06-05 Canon Kabushiki Kaisha Data processing apparatus, control method therefor, and program
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