JPH10340011A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置及び画像形成方法

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JPH10340011A
JPH10340011A JP9149618A JP14961897A JPH10340011A JP H10340011 A JPH10340011 A JP H10340011A JP 9149618 A JP9149618 A JP 9149618A JP 14961897 A JP14961897 A JP 14961897A JP H10340011 A JPH10340011 A JP H10340011A
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JP9149618A
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English (en)
Inventor
Masaru Kaneko
勝 金子
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 厚紙や一度印刷が行なわれた転写紙を使用す
る場合におけるトナー飛散等の画像ムラを防止する。 【解決手段】 選択された給紙部から給紙される転写紙
の種類を紙種判別手段Aによって判別し、判別した転写
紙の種類に応じて転写条件設定手段Cにより転写手段B
の転写電圧又は転写電流等の転写条件を設定する。例え
ば、上記給紙部から給紙される転写紙が厚紙(普通紙よ
り抵抗値が高い)又は一度印刷が行なわれた転写紙(前
回の印刷時の定着処理によって含水分が少なくなり、抵
抗値が高くなっている)の場合には、普通紙の場合より
も転写電圧又は転写電流を増加させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、帯電,露光,現
像,転写,定着の各プロセスを経て転写紙に画像を印刷
(形成)するレーザプリンタ等の光プリンタ,複写機,
ファクシミリ装置等の電子写真方式の画像形成装置及び
画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような画像形成装置は、感光体上
を帯電手段によって一様に帯電させた後、露光手段によ
って原稿画像又は画像データに応じて感光体の帯電面を
露光させて静電潜像を形成させた後、その静電潜像を現
像手段によりトナーを付着させて現像してトナー画像を
形成させ、そのトナー画像を給紙部から給紙された転写
紙上に転写手段によって転写させた後、その用紙を定着
手段に送り込んで用紙上のトナー画像を熱定着させ、そ
の転写紙を機外の排紙トレイに排紙する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の画像形成装置では、厚紙や一度印刷が行なわ
れた転写紙(裏面が白紙のもの)を使用する場合、その
含水分,抵抗値は普通紙と異なるため、厚紙や一度印刷
が行なわれた転写紙に対して普通紙と同じ転写条件(転
写電流又は転写電圧等)で転写処理を行なうと、その転
写紙の状態によってはトナー飛散等の画像ムラを起こす
要因となる。
【0004】この発明は上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、厚紙や一度印刷が行なわれた転写紙を使用
する場合におけるトナー飛散等の画像ムラを防止するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、次のような画像形成装置及び画像形成方
法を提供する。
【0006】請求項1の発明は、それぞれ種類の異なる
転写紙を収納する複数の給紙部を有し、その各給紙部の
うちのいずれかを選択する給紙部選択手段と、感光体上
を一様に帯電する帯電手段と、該手段による感光体の帯
電面を露光して静電潜像を形成する露光手段と、該手段
によって形成された静電潜像をトナーにより現像してト
ナー画像を形成する現像手段と、該手段によって感光体
上に形成されたトナー画像を給紙部選択手段によって選
択された給紙部から給紙された転写紙上に転写する転写
手段と、該手段によって転写紙上に転写されたトナー画
像を熱定着する定着手段とを備えた画像形成装置におい
て、以下の各手段を設けたものである。
【0007】すなわち、図1の機能ブロック図に示すよ
うに、給紙部選択手段によって選択された給紙部から給
紙される転写紙の種類を判別する紙種判別手段Aと、該
手段Aによって判別された転写紙の種類に応じて転写手
段Bの転写電圧又は転写電流等の転写条件を設定する転
写条件設定手段Cとを設けたものである。
【0008】請求項2の発明は、転写条件設定手段C
を、紙種判別手段Aによって給紙される転写紙が厚紙又
は一度印刷が行なわれた転写紙であると判別された場合
には、普通紙と判別された場合よりも転写手段Bの転写
電圧又は転写電流を増加させる手段としたものである。
【0009】請求項3の発明は、感光体上を一様に帯電
し、その帯電面を露光して静電潜像を形成し、その静電
潜像をトナーにより現像してトナー画像を形成し、その
トナー画像をそれぞれ種類の異なる転写紙を収納する複
数の給紙部のいずれかから給紙された転写紙上に転写
し、その転写されたトナー画像を転写紙に熱定着する画
像形成方法において、上記給紙部から給紙される転写紙
の種類を判別し、判別した転写紙の種類に応じて転写電
圧又は転写電流等の転写条件を設定するものである。
【0010】請求項4の発明は、その画像形成方法であ
って、上記給紙部から給紙される転写紙が厚紙又は一度
印刷が行なわれた転写紙の場合には、普通紙の場合より
も転写電圧又は転写電流を増加させるものである。
【0011】この発明の画像形成装置及び画像形成方法
によれば、選択された給紙部から給紙される転写紙の種
類を判別し、判別した転写紙の種類に応じて転写電圧又
は転写電流等の転写条件を設定する。例えば、上記給紙
部から給紙される転写紙が厚紙(普通紙より抵抗値が高
い)又は一度印刷が行なわれた転写紙(前回の印刷時の
定着処理によって含水分が少なくなり、抵抗値が高くな
っている)の場合には、普通紙の場合よりも転写電圧又
は転写電流を増加させる。したがって、ユーザの手を煩
わせることなく、トナー飛散等の画像ムラを防止して高
品質の画像を保持することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて具体的に説明する。図2は、この発明の一実
施形態であるレーザプリンタの機構部の概略構成を示す
図である。
【0013】このレーザプリンタは、主にレーザプリン
タ本体1とオプションであるテーブル2とによって構成
され、レーザプリンタ本体1には上下2個の給紙カセッ
ト(給紙部)3,4を着脱可能に備え、上部に第1,第
2排紙スタッカ6,7を2段重ねて設け、後部に第3排
紙スタッカ8を排紙口9に対して開閉可能に設けてい
る。
【0014】さらに、レーザプリンタ本体1には、エン
ジンユニット(プリンタエンジン)の作像部を構成する
感光体ドラム10,帯電チャージャ(帯電手段)11,
レーザ書込装置(露光手段)12,現像装置(現像手
段)13,転写チャージャ(転写手段)14,定着装置
(定着手段)15と、上下2個の給紙ローラ16,17
及びレジストローラ対19等による給紙装置と、多数の
搬送ローラとペーパガイド板等からなる排紙用搬送部2
0と、電源ユニット21,コントローラ(基板)50,エ
ンジンドライバ(基板)60と、レジストセンサ24及び
8個の位置センサ31〜38とを設けている。
【0015】一方、テーブル2には大量給紙トレイ(給
紙部)5及び上述した給紙装置に含まれる給紙ローラ1
8と、両面機(両面ユニット)を構成する多数の搬送ロ
ーラとペーパガイド板等からなる両面印刷(両面プリン
ト)用の反転部25及び反転紙給送部26と、5個の位
置センサ39〜43とを設けている。
【0016】コントローラ50から給紙命令が送出され
ると、エンジンドライバ60が給紙ローラ16,17,
18のいずれかを駆動して、給紙カセット3,4,又は
大量給紙トレイ5のいずれか選択されたものから転写紙
の給紙を開始し、その先端をレジストセンサ24によっ
て検知すると、その転写紙をレジストローラ対19に先
端を突き当てた状態で一時停止させる。
【0017】そして、ビデオデータが1ページ分以上作
成されると、コントローラ50からプリント命令が送出
され、それによってエンジンドライバ60はプリントシ
ーケンスを開始する。このとき、感光体ドラム10は矢
示方向へ回転し、帯電チャージャ11によって帯電され
た表面に、レーザ書込装置12によってビデオデータに
応じて変調されたレーザビームをドラム軸方向に主走査
しながら照射して露光し、潜像を形成する。
【0018】次いで、その潜像を現像装置13からのト
ナーによって現像し、所定のタイミングでレジストロー
ラ対19によって給送される転写紙に転写チャージャ1
4によって転写した後、その転写紙を感光体ドラム10
から剥離して定着装置15へ搬送して定着加熱し、さら
に定着加熱された転写紙を排紙部へ送出する。その際、
排紙部として排紙用搬送部20を介したプリンタ上部に
位置する第1排紙スタッカ6又は第2排紙スタッカ7、
あるいはプリンタ後部に位置する第3排紙スタッカ8の
いずれか選択された排紙スタッカに排紙される。
【0019】なお、通常は第1排紙スタッカ6,第2排
紙スタッカ7のいずれかが選択されるが、封筒や葉書な
どのカールし易い紙を使用する場合等、特別な場合には
第3排紙スタッカ8が選択される。ただし、排紙口9が
閉じて排紙可能な状態になっていない時は、第3排紙ス
タッカ8を選択することはできない。
【0020】ところで、両面印刷モードが選択されてい
る時には、表面印刷によって一方の面(表面)に画像が
印刷された転写紙を両面印刷用の反転部25へ送り込
み、その後搬送方向を反転して反転紙給送部26へ搬送
し、そこで一時待機させる。そして、ビデオデータが1
ページ以上作成されていれば所定のタイミングでその転
写紙を給紙して、その裏面にそのビデオデータによって
画像を印刷する裏面印刷を行なった後、いずれかの排紙
スタッカへ排紙する。
【0021】なお、このレーザプリンタでは、帯電チャ
ージャ11を使用したが、帯電ローラ等の他の帯電手段
を使用してもよい。また、転写チャージャ14を使用し
たが、転写ローラ等の他の転写手段を使用してもよい。
【0022】図3は、このレーザプリンタの制御系を示
すブロック構成図である。このレーザプリンタは、コン
トローラ50,エンジンユニット90,オペレーション
パネル80,フォントカートリッジ81,オプション8
2によって構成されている。
【0023】コントローラ50は、ホストマシン83と
のインタフェース制御や、その時設定されている制御モ
ード及びホストマシン83からの制御コードに従って、
ホストマシン83からの印字データをビデオデータに変
換してエンジンユニット90内のエンジンドライバ60
へ出力する制御及び処理部の総称で、次の各部を備えて
いる。
【0024】すなわち、ホストインタフェース(以下
「インタフェース」を「I/F」と略称する)51,エ
ンジンI/F52,パネルI/F53の各インタフェー
ス回路と、中央処理装置(以下「コントローラCPU」
という)54,プログラムROM55,フォントROM
56,RAM57,オプションRAM58とを備えてい
る。
【0025】ホストI/F51は、ホストマシン83と
の間で各種の制御命令やデータの送受信を司るためのイ
ンタフェース回路であり、接続するホストマシンに合わ
せて各種のシリアルインタフェース又はパラレルインタ
フェースを選択する。エンジンI/F52は、エンジン
ユニット90との間で命令コマンドやステータス情報等
のデータの送受信を司る。パネルI/F53は、オペレ
ーションパネル80との間で表示制御データの送信と各
キー情報の受信を行なっている。
【0026】コントローラCPU54は、汎用の16又
は32ビットの中央処理装置であり、プログラムROM
55に記憶されている制御プログラムに従ってコントロ
ーラ50全体の統括制御を司る。プログラムROM55
はコントローラCPU54によりコントローラ50内で
のデータの処理や周辺のモジュールを制御するための制
御プログラムを、フォントROM56は印字に使用され
る種々のフォントをそれぞれ格納した読み出し専用のメ
モリである。
【0027】RAM57はランダムアクセスメモリであ
り、コントローラCPU54がデータを処理する際に使
用するワークメモリと、ホストマシン83からのデータ
をページ単位に管理して一時格納するバッファと、その
バッファに一時格納したデータを実際の印字パターンに
変換し、ビデオデータとして記憶するためのビットマッ
プメモリ等に使用される。
【0028】オプションRAM58は、例えば電源が切
れても内部のデータを記憶保持する不揮発性メモリであ
り、オペレーションパネル80によって設定されている
モード情報(選択されたプリントフォーマット,フォン
ト,エミュレーション,給紙口,排紙口,解像度,転写
条件,ID(用紙番号),ホストインタフェース等)
や、サービス情報(エラー情報,稼働情報等)などを記
憶する。
【0029】オペレーションパネル80は、プリンタの
状態等の各種情報を表示する表示部とプリンタの動作モ
ードやフォント等を設定するための操作部とを備えてい
る。フォントカートリッジ81は、オプションのフォン
トデータを格納したRAMあるいはROMを内蔵してお
り、これをプリンタ外面に設けられたスロットに挿着す
ることによって、そのフォントデータを使用してプリン
トを行なわせることができる。
【0030】ホストマシン83は、オフィスコンピュー
タ,パーソナルコンピュータ,ワードプロセッサ,デー
タ処理装置あるいは画像処理装置等のホスト装置であ
り、ここで作成された文書情報等の画像を転写紙に印刷
するために、レーザプリンタへ対応する印字データ及び
制御コード等を送信する。
【0031】エンジンユニット90は、ディップスイッ
チ73と、図2に示したレーザ書込装置12,感光体ド
ラム10,その周囲の各プロセス機器(転写チャージャ
14を含む)と、各ローラとそれらを駆動するためのシ
ーケンス機器類(センサ・スイッチ類72,モータ7
4,クラッチ75を含む)等からなる転写紙搬送部など
によって構成される機構部と、その制御部(転写チャー
ジャ14を接続する高圧電源76も含む)であるエンジ
ンドライバ60とにより構成され、エンジンドライバ6
0がコントローラ50からのコマンド及びビデオデータ
によって機構部の各プロセス機器及び転写紙搬送部のシ
ーケンス動作とレーザ書込装置12へのビデオ変調信号
を制御して印刷を行なったり、プリンタの状態監視等を
行なう。
【0032】エンジンドライバ60は、コントローラI
/F61,オプションI/F62の各インタフェース回
路と、中央処理装置(以下「エンジンCPU」という)
63,割込制御回路64,65,ROM66,フラッシ
ュROM67,RAM68,EEPROM69,入力ポ
ート70,出力ポート71とを備えている。
【0033】コントローラI/F61は、コントローラ
50との間で命令コマンドやステータス情報等のデータ
の送受信を司る。オプションI/F62は、大量給紙ト
レイ,両面機,ソータ等のオプション82を接続し、そ
のオプション82との間で命令コマンドやステータス情
報等のデータの送受信を司る。ここでは、オプションI
/F62には大量給紙トレイ5及び両面機等からなるテ
ーブル2が接続されている。
【0034】エンジンCPU63は、汎用の16又は3
2ビットの中央処理装置であり、ROM66又はフラッ
シュROM67に記憶されている制御プログラムに従っ
てエンジンドライバ60全体の統括制御を司る。割込制
御回路64,65は、エンジンCPU63に対する各割
込状態を制御する回路である。
【0035】ROM66は、エンジンCPU63により
エンジンドライバ60内でのデータの処理や周辺のモジ
ュールを制御するための制御プログラムを格納している
読み出し専用のメモリである。フラッシュROM67
は、ROM66に格納されている常駐の制御プログラム
以外の制御プログラム等を格納できる読み書き可能なメ
モリである。
【0036】RAM68は、バッファレジスタとしての
機能を有するメモリである。EEPROM69は、メン
テナンスのサイクルを記録する読み書き可能な不揮発性
メモリである。入力ポート70は、レジストセンサ2
4,位置センサ31〜43,レーザ書込装置12の同期
検知センサ等のセンサ・スイッチ類72やディップスイ
ッチ73等の状態を取り込むものである。
【0037】出力ポート71は、図2に示した感光体ド
ラム10や各ローラを回動させるためのモータ74やク
ラッチ75等のシーケンス機器類、及び高圧電源76を
含む電源ユニット21へ制御信号を出力するものであ
る。なお、上記各部が図1に示した紙種判別手段A,転
写手段B,転写条件設定手段Cとしての機能を果たす。
【0038】図4は、エンジンユニット90における1
枚印刷時のプリントシーケンス及びプロセスシーケンス
のタイミング例を示す図である。エンジンドライバ60
は、コントローラ50から給紙命令を受信すると、選択
された給紙口(給紙カセット3,4,又は大量給紙トレ
イ5)が給紙可能状態であれば図3のモータ74中の紙
搬送モータ(MMTR)をオンにし、クラッチ75中の
給紙クラッチ(FDCL)をオンにして給紙ローラ1
6,17,18のうちの対応する給紙ローラを駆動し、
選択された給紙口から転写紙の給紙を開始する。
【0039】その後、各プロセス、つまり帯電チャージ
ャ11への帯電電圧(MCGR),現像装置13の現像
ローラへの現像バイアス(BIAS),転写チャージャ
14への転写電圧(TCGR),図示しない除電ランプ
(QLED)への除電電圧の出力をそれぞれ所定のタイ
ミングでオンにする。なお、給紙される転写紙の種類に
応じて転写電圧(TCGR)の切り替えも行なうが、そ
れについては追って詳細に説明する。
【0040】また、給紙された転写紙の先端がレジスト
センサ(RGSN)24に達すると、所定時間が経過し
た後、給紙クラッチ(FDCL)をオフにし、上記転写
紙をレジストローラ対19に先端を突き当てた状態で一
旦停止させ、画像書き込み信号(FGAT)がオンにな
って所定時間が経過した後、クラッチ75中のレジスト
クラッチ(RGCL)をオンにしてレジストローラ対1
9を駆動させる。
【0041】そして、そのレジストローラ対19によっ
て今まで停止させていた転写紙を再搬送させ、画像書き
込み信号(FGAT)がオフになった後、各プロセス
(MCGR,BIAS,TCGR,QLED)を順次オ
フにし、転写紙の後端が排紙センサ(EXIT)を抜け
たら、レジストクラッチ(RGCL),紙搬送モータ
(MMTR)をオフにする。
【0042】図5は、図3のコントローラCPU54及
びエンジンCPU63によるメインルーチンを示すフロ
ーチャートである。このルーチンは電源がオンになると
スタートし、まず各ポートの設定,RAMのチェック等
の初期設定(システムイニシャライズ)を行ない、その
後以下の(1)〜(5)に示す制御を繰り返す。
【0043】(1)エンジンステータスチェックタスク エンジンユニット90の状態をチェックする処理であ
り、例えばセンサ入力の状態,給紙口の有無,転写紙の
有無,メンテナンス発生要求の有無,エラー発生の有無
等をチェックし、状態変化があればフラグのオン,オフ
(RAMへの状態保持)等の手段により認識する。
【0044】(2)エンジン〜コントローラインタフェ
ースタスク コントローラ50とエンジンユニット90との間のコマ
ンド,信号等のインタフェース制御(給紙命令,プリン
ト命令,解像度設定命令,給紙口設定命令,排紙口設定
命令の受信等)を行なう。 (3)エンジン〜オプションインタフェースタスク エンジンユニット90とは別に、専用の制御用CPUを
持つオプション82とエンジンユニット90との間のイ
ンタフェース制御を行なう。
【0045】(4)プリントコントロールタスク メンテナンス発生要求やエラー発生要求等のエンジンユ
ニット90の内部状態をチェックしたり、通紙タイミン
グ(給紙タイミング),クラッチ,ソレノイド,チャー
ジャ等のオン/オフタイミングなどのプリンタ内のシー
ケンス機器類の制御を司る。 (5)キュー(Que)コントロールタスク 後述するキューを制御する。
【0046】図6は、図3のエンジンCPU63による
割り込み処理のルーチンを示すフローチャートである。
このルーチンは予め設定された所定時間毎にスタート
し、割込制御回路64,又は65からの信号により割り
込みチェックの有無を判断し、割り込みチェックが無け
ればそのまま、有れば各処理を行なうための時間監視及
び制御のための各割り込み処理を行なった後、図5のメ
インルーチンへリターンする。
【0047】図7はこのレーザプリンタにおけるキュー
(Que)の構成例を示す図、図8はそのキューの記憶
内容の異なる例を示す図である。この例では、1バイト
(byte)×5個=5バイト構成のキューが16個あ
るものとする。この場合、RAM領域(例えば図3のR
AM68)は少なくとも1バイト×5個×16個=30
バイトを要する。キューとは、印刷(プリント)される
ページ毎の所定のモードデータを給紙開始から排紙完了
まで管理する領域(管理領域)のことをいう。
【0048】エンジンドライバ60は、コントローラ5
0から給紙プリント命令(ここでは説明の都合上、給紙
命令とプリント命令とをまとめて給紙プリント命令と呼
ぶことにする)を受信した時、1ページ分の給紙口,排
紙口,解像度,ID(転写紙番号)をデータ(モードデ
ータ)としてそれぞれキューの1,2,3,5バイト目
に取り込む(設定する)。例えば、コントローラ50か
ら給紙プリンタ命令を3回(3ページ分)受信する場
合、その各ページのモードデータをそれぞれ各キューの
1,2,3,5バイト目に設定する。
【0049】なお、キューの各バイトに設定されている
給紙口,排紙口,解像度であるが、給紙プリント命令を
受信する直前まで前回の給紙プリント命令の受信時に指
示された給紙口,排紙口,解像度がキューに設定されて
いるため、各ページ毎に給紙口,排紙口,解像度を変え
る場合は、コントローラ50がエンジンドライバ60
へ、例えば以下の(1)〜(3)に示す各命令(コマン
ド)を送信する。それによって、エンジンドライバ60
は図8の(a)〜(c)に示すように先頭の3つのキュ
ーにそれぞれ所望のモードデータを設定することができ
る。
【0050】(1)給紙口1(給紙カセット3とする)
設定命令,排紙口2(第2排紙スタッカ7とする)設定
命令,解像度600dpi設定命令,給紙プリント命令 (2)給紙口3(大量給紙トレイ5とする)設定命令,
排紙口1(第1排紙スタッカ6とする)設定命令,解像
度400dpi設定命令,給紙プリント命令 (3)給紙口2(給紙カセット4とする)設定命令,排
紙口2設定命令,解像度300dpi設定命令,給紙プ
リント命令
【0051】また、各キューの1,2,3,5バイト目
に上述したモードデータを設定する時、その4バイト目
には通常の転写条件(転写電圧又は転写電流)で図2に
示した転写チャージャ14をオンにする(転写チャージ
ャ14に転写出力を行なわせる)ための通常転写モード
(「0」)を設定する。
【0052】その後、印刷を開始し、転写チャージャ1
4に転写出力を行なわせるタイミング(図4のTCGR
参照)に達した時に、そのページのキューの4バイト目
の転写モードを確認し、以下の(1)(2)のいずれかの処
理を行なう。なお、選択(設定)された給紙口から給紙
される転写紙が厚紙又は一度印刷が行なわれた転写紙の
場合には、そのページのキューの4バイト目に通常の転
写条件とは異なる転写条件で転写チャージャ14をオン
にするための特殊転写モード(「1」)を設定する。
【0053】(1)表1に示すように、上記キューの4
バイト目の転写モードが通常転写モード(通常の転写電
圧又は転写電流による転写出力を指示するモード)
「0」であれば、つまり選択された給紙部から給紙され
る転写紙が普通紙であれば、高圧電源76に接続されて
いる出力ポート71中の転写出力ポートバッファTCH
G1,2をそれぞれオン(ON),オフ(OFF)にし
て転写チャージャ14に転写出力を行なわせる。
【0054】(2)上記転写モードが特殊転写モード
(特殊転写電圧又は転写電流による転写出力を指示する
モード)「1」であれば、つまり選択された給紙口から
給紙される転写紙が厚紙又は一度印刷が行なわれた転写
紙であれば、転写出力ポートバッファTCHG1,2を
いずれもオンにして通常転写モード(普通紙)の場合よ
りも転写チャージャ14の転写電圧又は転写電流を増加
させ、その転写チャージャ14に転写出力を行なわせ
る。
【0055】
【表1】
【0056】一方、画像が印刷された転写紙が排紙され
ると、その時点でそのページのモードデータが設定され
ているキューを解放する。16個のキューにモードデー
タが設定されている場合、先頭のキューにモードデータ
を設定できるかどうかは、その先頭のキューに設定され
ているモードデータに対応する転写紙が排紙されたかど
うかで決定する。その転写紙が排紙されていない場合、
17番目のモードデータを受け付けることはできない。
【0057】図9は、図5に示したエンジンステータス
チェックタスク中のこの発明に係る転写モード設定処理
の一例を示すフローチャートである。ここで例えば、給
紙カセット3及び大量給紙トレイ5に普通紙が、給紙カ
セット4に厚紙又は一度印刷が行なわれた転写紙がそれ
ぞれ収納されている場合、その各給紙口と転写紙の種類
との関係をディップスイッチ73又はオペレーションパ
ネル80上の各キーの操作等によって予め設定しておく
ことができる。
【0058】エンジンドライバ60は、コントローラ5
0から給紙命令を受信すると、選択した給紙口から給紙
される転写紙の種類を上記設定内容から判別し、その転
写紙が普通紙の場合には印刷が開始されたページを管理
しているキュー(Que)の4バイト目に通常転写モー
ドを、厚紙又は一度印刷が行なわれた転写紙の場合には
印刷が開始されたページを管理しているキューの4バイ
ト目に特殊転写モードをそれぞれ設定する。
【0059】図10は、図5に示したプリントコントロ
ールタスク中のこの発明に係る転写オン制御の一例を示
すフローチャートである。エンジンドライバ60は、転
写オンタイミング(転写チャージャ14に転写出力を行
なわせるタイミング)に達した時に、印刷中のページを
管理しているキュー(Que)の4バイト目の転写モー
ドをチェックする。
【0060】そして、その転写モードが通常の転写モー
ドの場合(給紙された転写紙が普通紙の場合)には、転
写出力ポートバッファTCHG1,2をそれぞれオン,
オフにして転写チャージャ14に転写出力を行なわせ
る。また、転写モードが特殊転写モードの場合(給紙さ
れた転写紙が厚紙又は一度印刷が行なわれた転写紙の場
合)には、転写出力ポートバッファTCHG1,2をい
ずれもオンにして普通紙の場合よりも転写チャージャ1
4の転写電圧又は転写電流を増加させ、その転写チャー
ジャ14に転写出力を行なわせる。
【0061】次に、このレーザプリンタが印刷を行なう
場合におけるコントローラ50及びエンジンドライバ6
0によるこの発明に係る具体的な処理例について説明す
る。なお、転写以外のプロセスに関する説明は省略す
る。また、ホストマシン83からは5ページ分の印字デ
ータが順次送られてくるものとする。さらに、給紙カセ
ット3及び大量給紙トレイ5に普通紙が、給紙カセット
4に厚紙又は一度印刷が行なわれた転写紙がそれぞれ収
納され、その各給紙口と転写紙の種類との関係がディッ
プスイッチ73又はオペレーションパネル80上の各キ
ーの操作等によって設定されているものとする。
【0062】コントローラ50は、ホストマシン83か
ら1ページ目の印字データを受信すると、その印字デー
タを印字パターン(ビデオデータ)に展開するデータ展
開処理を開始すると共に、エンジンドライバ60へ給紙
口1設定命令,排紙口1設定命令,及び解像度600d
pi設定命令を順次送信し、1ページ目のデータ展開処
理を完了した時点で、エンジンドライバ60へプリント
命令を送信する(この時ビデオデータも送信する)。
【0063】エンジンドライバ60は、コントローラ5
0から給紙口1設定命令,排紙口1設定命令,及び解像
度600dpi設定命令を受信すると、図11の(a)
に示すように先頭(1ブロック目)のキューの各バイト
にそれぞれ給紙口1(給紙カセット3),排紙口1(第
1排紙スタッカ6),解像度600dpi,通常転写モ
ード(「0」),ID1を設定し、コントローラ50か
らプリント命令を受信した時に1ページ目の印刷を開始
する。
【0064】このとき、給紙カセット3から普通紙を給
紙するため、転写オンタイミングに達した時に、上記1
ブロック目のキューの4バイト目の転写モードを確認
し、高圧電源76に接続されている出力ポート71中の
転写出力ポートバッファTCHG1,2をそれぞれオ
ン,オフにして転写チャージャ14に転写出力を行なわ
せる。
【0065】コントローラ50は、1ページ目のデータ
展開処理を完了した後、2ページ目のデータ展開処理を
開始すると共に、エンジンドライバ60へ1ページ目と
同様に給紙口1設定命令,排紙口1設定命令,及び解像
度600dpi設定命令を順次送信し、2ページ目のデ
ータ展開処理を完了した時点で、エンジンドライバ60
へプリント命令を送信する。
【0066】エンジンドライバ60は、コントローラ5
0から再び給紙口1設定命令,排紙口1設定命令,及び
解像度600dpi設定命令を受信すると、図11の
(b)に示すように2ブロック目のキューの各バイトに
それぞれ給紙口1,排紙口1,解像度600dpi,通
常転写モード(「0」),ID2を設定し、コントロー
ラ50からプリント命令を受信した時に2ページ目の印
刷を開始する。
【0067】このとき、再び給紙カセット3から普通紙
を給紙するため、転写オンタイミングに達した時に、上
記2ブロック目のキューの4バイト目の転写モードを確
認し、高圧電源76に接続されている出力ポート71中
の転写出力ポートバッファTCHG1,2をそれぞれオ
ン,オフにして転写チャージャ14に転写出力を行なわ
せる。
【0068】コントローラ50は、2ページ目のデータ
展開処理を完了した後、3ページ目のデータ展開処理を
開始すると共に、エンジンドライバ60へ給紙口3設定
命令,排紙口1設定命令,及び解像度400dpi設定
命令を順次送信し、3ページ目のデータ展開処理を完了
した時点で、エンジンドライバ60へプリント命令を送
信する。
【0069】エンジンドライバ60は、コントローラ5
0から給紙口3設定命令,排紙口1設定命令,及び解像
度400dpi設定命令を受信すると、図11の(c)
に示すように3ブロック目のキューの各バイトにそれぞ
れ給紙口3(大量給紙トレイ5),排紙口1,解像度4
00dpi,通常転写モード(「0」),ID3を設定
し、コントローラ50からプリント命令を受信した時に
3ページ目の印刷を開始する。
【0070】このとき、大量給紙トレイ5から普通紙を
給紙するため、転写オンタイミングに達した時に、上記
3ブロック目のキューの4バイト目の転写モードを確認
し、高圧電源76に接続されている出力ポート71中の
転写出力ポートバッファTCHG1,2をそれぞれオ
ン,オフにして転写チャージャ14に転写出力を行なわ
せる。
【0071】コントローラ50は、3ページ目のデータ
展開処理を完了した後、4ページ目のデータ展開処理を
開始すると共に、エンジンドライバ60へ給紙口2設定
命令,排紙口1設定命令,及び解像度400dpi設定
命令を順次送信し、4ページ目のデータ展開処理を完了
した時点で、エンジンドライバ60へプリント命令を送
信する。
【0072】エンジンドライバ60は、コントローラ5
0から給紙口2設定命令,排紙口1設定命令,及び解像
度400dpi設定命令を受信すると、図11の(d)
に示すように4ブロック目のキューの各バイトにそれぞ
れ給紙口2(給紙カセット4),排紙口1,解像度40
0dpi,特殊転写モード(「1」),ID4を設定
し、コントローラ50からプリント命令を受信した時に
4ページ目の印刷を開始する。
【0073】このとき、給紙カセット4から厚紙又は一
度印刷が行なわれた転写紙を給紙するため、転写オンタ
イミングに達した時に、上記4ブロック目のキューの4
バイト目の転写モードを確認し、高圧電源76に接続さ
れている出力ポート71中の転写出力ポートバッファT
CHG1,2をいずれもオンにして転写チャージャ14
に転写出力を行なわせる。
【0074】コントローラ50は、4ページ目のデータ
展開処理を完了した後、5ページ目のデータ展開処理を
開始すると共に、エンジンドライバ60へ給紙口2設定
命令,排紙口1設定命令,及び解像度300dpi設定
命令を順次送信し、5ページ目のデータ展開処理を完了
した時点で、エンジンドライバ60へプリント命令を送
信する。
【0075】エンジンドライバ60は、コントローラ5
0から給紙口2設定命令,排紙口1設定命令,及び解像
度300dpi設定命令を受信すると、図11の(e)
に示すように5ブロック目のキューの各バイトにそれぞ
れ給紙口2,排紙口1,解像度300dpi,特殊転写
モード(「1」),ID5を設定し、コントローラ50
からプリント命令を受信した時に5ページ目の印刷を開
始する。
【0076】このとき、再び給紙カセット4から厚紙又
は一度印刷が行なわれた転写紙を給紙するため、転写オ
ンタイミングに達した時に、上記5ブロック目のキュー
の4バイト目の転写モードを確認し、高圧電源76に接
続されている出力ポート71中の転写出力ポートバッフ
ァTCHG1,2をいずれもオンにして転写チャージャ
14に転写出力を行なわせる。
【0077】このように、この実施形態のレーザプリン
タでは、選択された給紙口(給紙部)から給紙される転
写紙の種類を判別し、判別した転写紙の種類に応じて転
写電圧又は転写電流等の転写条件を設定する。すなわ
ち、選択された給紙口から給紙される転写紙が厚紙(普
通紙より抵抗値が高い)又は一度印刷が行なわれた転写
紙(前回の印刷時の定着処理によって含水分が少なくな
り、抵抗値が高くなっている)の場合には、普通紙の場
合よりも転写電圧又は転写電流を増加させる。したがっ
て、ユーザの手を煩わせることなく、トナー飛散等の画
像ムラを防止して高品質の画像を保持することができ
る。
【0078】以上、この発明をレーザプリンタに適用し
た実施例について説明したが、この発明はこれに限ら
ず、LEDプリンタや液晶シャッタプリンタ等の他の光
プリンタには勿論、複写機,ファクシミリ装置等の各種
の電子写真方式の画像形成装置に適用可能である。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の画像形
成装置によれば、厚紙や一度印刷が行なわれた転写紙を
使用する場合でも、トナー飛散等の画像ムラを防止して
高品質の画像を保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の基本構成を示す機能ブロック図であ
る。
【図2】この発明の一実施形態であるレーザプリンタの
機構部の概略構成を示す図である。
【図3】図2に示したレーザプリンタの制御系を示すブ
ロック構成図である。
【図4】図3のエンジンユニット90における1枚印刷
時のプリントシーケンス及びプロセスシーケンスのタイ
ミング例を示す図である。
【図5】図3のコントローラCPU54及びエンジンC
PU63によるメインルーチンを示すフロー図である。
【図6】同じくエンジンCPU63による割り込み処理
のルーチンを示すフロー図である。
【図7】図3に示したエンジンドライバ60におけるキ
ュー(Que)の構成例を示す図である。
【図8】図7のキューの記憶内容の異なる例を示す図で
ある。
【図9】図5に示したエンジンステータスチェックタス
ク中のこの発明に係る転写モード設定処理の一例を示す
フロー図である。
【図10】同じくプリントコントロールタスク中のこの
発明に係る転写オン制御の一例を示すフロー図である。
【図11】図3に示したエンジンドライバ60における
印刷時の1ブロック目〜4ブロック目の各キューの記憶
内容の一例を示す図である。
【図12】同じく5ブロック目,6ブロック目の各キュ
ーの記憶内容の一例を示す図である。
【符号の説明】
1:レーザプリンタ本体 2:テーブル 3,4:給紙カセット 5:大量給紙トレイ 6:第1排紙スタッカ 7:第2排紙スタッカ 8:第3排紙スタッカ 14:転写チャージャ 50:コントローラ 54:コントローラCPU 60:エンジンドライバ 63:エンジンCPU 68:RAM 71:出力ポート 73:ディップスイッチ 76:高圧電源 80:オペレーションパネル 90:エンジンユニット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ種類の異なる転写紙を収納する
    複数の給紙部を有し、該各給紙部のうちのいずれかを選
    択する給紙部選択手段と、感光体上を一様に帯電する帯
    電手段と、該手段による前記感光体の帯電面を露光して
    静電潜像を形成する露光手段と、該手段によって形成さ
    れた静電潜像をトナーにより現像してトナー画像を形成
    する現像手段と、該手段によって前記感光体上に形成さ
    れたトナー画像を前記給紙部選択手段によって選択され
    た給紙部から給紙された転写紙上に転写する転写手段
    と、該手段によって前記転写紙上に転写されたトナー画
    像を熱定着する定着手段とを備えた画像形成装置におい
    て、 前記給紙部選択手段によって選択された給紙部から給紙
    される転写紙の種類を判別する紙種判別手段と、該手段
    によって判別された転写紙の種類に応じて前記転写手段
    の転写電圧又は転写電流等の転写条件を設定する転写条
    件設定手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記転写条件設定手段が、前記紙種判別
    手段によって給紙される転写紙が厚紙又は一度印刷が行
    なわれた転写紙であると判別された場合には、普通紙と
    判別された場合よりも前記転写手段の転写電圧又は転写
    電流を増加させる手段であることを特徴とする請求項1
    記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 感光体上を一様に帯電し、その帯電面を
    露光して静電潜像を形成し、その静電潜像をトナーによ
    り現像してトナー画像を形成し、そのトナー画像をそれ
    ぞれ種類の異なる転写紙を収納する複数の給紙部のいず
    れかから給紙された転写紙上に転写し、その転写された
    トナー画像を転写紙に熱定着する画像形成方法におい
    て、 前記給紙部から給紙される転写紙の種類を判別し、判別
    した転写紙の種類に応じて転写電圧又は転写電流等の転
    写条件を設定することを特徴とする画像形成方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の画像形成方法であって、
    前記給紙部から給紙される転写紙が厚紙又は一度印刷が
    行なわれた転写紙の場合には、普通紙の場合よりも転写
    電圧又は転写電流を増加させることを特徴とする画像形
    成方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007253486A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Canon Inc 画像形成システムおよび方法
US7844196B2 (en) 2007-09-25 2010-11-30 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus

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