JP4666715B2 - 粘着剤組成物、粘着シートおよび粘着シートの使用方法 - Google Patents

粘着剤組成物、粘着シートおよび粘着シートの使用方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、粘着剤組成物、粘着シートおよび粘着シートの使用方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
CRTやLCD等のディスプレイには、ディスプレイ面の保護や外光の反射を防ぐ等の目的で、保護フィルムと粘着剤層とから構成された粘着シートが貼着される。
【0003】
近年、製品の軽量化の要請を受けて、ディスプレイの構成材料に、ポリカーボネート樹脂やアクリル樹脂(ポリメチルメタクリレート)などの透明性と光学特性に優れたプラスティック材料が使用されるようになってきている。そして、これらプラスティック材料に、各種保護フィルムが貼付されるようになってきた。このような保護フィルムに一般的な粘着剤を用いた場合、粘着シートと被着体との界面に気泡が発生し、これが更に蓄積して、ふくれや浮きなど、いわゆるブリスターが発生する。これはプラスティック材料の成形時に混入した水蒸気や炭酸ガスが、高温下に曝されることによってプラスティック成形品から再度ガス化し、保護フィルムなどのバリアー性基材によって揮散が妨げられる為に生じる。
【0004】
特に、外光の反射を抑制し、視認性を向上させる等の種々の目的で、フィルム基材上に薄膜を積層した保護フィルム、例えば、AR(アンチリフレクション)フィルム、その他、金属あるいは金属酸化物等の薄膜を多層積層したものが、頻繁に用いられる。これらの積層フィルムは、薄膜の存在によりフィルム基材の気体透過性が極めて低くなっており、被着体により発生するガスが粘着シートを通過して揮散しにくい。したがって、このような粘着シートは、ブリスターが極めて発生しやすい。
【0005】
このように、被着体に貼着後ブリスターが発生するおそれのある場合、粘着シートには、耐ブリスター性を有するものが用いられる。
【0006】
更に最近、カーナビゲーションシステムの普及に伴い、車載用ディスプレイや車のインスツルメンツパネルの表面保護などに用いられる粘着シートの需要が増大している。
ところが、このような車載用ディスプレイやインスツルメンツパネルは、エンジンルームに近いところに設置されることがあり、ときとして、高温になる(例えば90〜120℃程度)。
【0007】
しかし、従来の耐ブリスター性粘着シートは、使用温度限界が高いとはいえず(大抵80℃以下)、このような高温環境下で、耐ブリスター性を維持することは困難であった。
このため、現在、高温環境下でも高い耐ブリスター性を有する粘着シートの開発が望まれている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、高温環境下で高い耐ブリスター性を有する粘着剤組成物、該粘着剤組成物を用いた粘着シート、および粘着シートの使用方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
このような目的は、下記(1)〜()の本発明により達成される。
【0010】
(1) 粘着性を与える主モノマーと、アミド結合を有するアクリル系モノマーとしてのN,N−ジ置換アクリルアミドとを共重合したアクリル系共重合体と、
1分子中に2個以上のアクリロイル基またはメタクリロイル基を有するポリウレタン(メタ)アクリレートとを含有し、
前記ポリウレタン(メタ)アクリレートのガラス転移点Tgは、−80〜0℃であり、
前記アクリル系共重合体のガラス転移点Tgは、−20〜60℃であり、
前記ポリウレタン(メタ)アクリレートのガラス転移点Tgは、前記アクリル系共重合体のガラス転移点Tgよりも20〜130℃低いことを特徴とする粘着剤組成物。
【0011】
(2) 前記アクリル系共重合体中には、N,N−ジ置換アクリルアミドを、主モノマー100重量部に対して50〜200重量部含有させる上記(1)に記載の粘着剤組成物。
【0014】
) 前記ポリウレタン(メタ)アクリレートを、前記アクリル系共重合体100重量部に対して50〜250重量部含有する上記(1)または(2)に記載の粘着剤組成物。
【0015】
) さらに架橋剤および/または光重合開始剤を含有する上記(1)ないし()のいずれかに記載の粘着剤組成物。
【0016】
) 基材と、該基材上に形成された粘着剤層とを有する粘着シートであって、
前記粘着剤層は、上記(1)ないし()のいずれかに記載の粘着剤組成物で構成されたことを特徴とする粘着シート。
【0017】
) 上記()に記載の粘着シートを被着体に貼着した後、該粘着シートに放射線を照射することを特徴とする粘着シートの使用方法。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の粘着シートを好適実施例に基づいて詳細に説明する。
【0019】
本発明の粘着シートは、基材と、粘着剤層と、必要に応じて該粘着剤層に貼着される剥離シートが順に積層されて構成されている。
この粘着シートは、例えば、使用時に剥離シートを剥離した後、ディスプレイ、パネル等の被着体に貼着される。
【0020】
基材はそれ自体、環境条件、すなわち温度、湿度等の変化に対する寸法安定性に優れたものが好ましく、また、可撓性(柔軟性)を有し、貼付時における曲面追従性をもち、加工時における裁断または打ち抜き等に適したものが好ましい。
【0021】
このような基材としては、特に限定されないが、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートのようなポリエステル、ポリプロピレン、ポリアリレート、ポリウレタン、ポリカーボネート、ポリアミド等の樹脂で構成されたものが挙げられる。その中でも、基材としては、ポリエチレンテレフタレートフィルムが好ましい。
基材の厚みは、特に限定されないが、通常10〜300μm、好ましくは20〜200μm厚のものが用いられる。
【0022】
このような基材は、粘着剤層を放射線硬化させるために、放射線(光)透過性を有するものが好ましく、例えば、実質的に透明または半透明(無色または有色)であるものがよい。
【0023】
なお、本明細書において、放射線硬化性とは、例えば、紫外線、電子線などの照射により分子鎖の成長や架橋反応が誘起され、硬化性成分が硬化する性質のことを意味する。
【0024】
このような基材は、表面に反射防止層や耐擦傷層、防眩層、防汚層、抗菌コート層、親水コート層、蒸着層などの層が形成されていてもよい(表面処理がなされたものであってもよい)。
【0025】
粘着剤層は、以下に詳述するような粘着剤組成物で構成されている。なお、本明細書では、「(メタ)アクリル酸」とは、アクリル酸およびメタクリル酸の総称を表す。
【0026】
本発明の粘着剤組成物は、アミド結合を有するアクリル系モノマーを含むアクリル共重合体(以下、単に「アクリル系共重合体」という)と、1分子中に2個以上のアクリロイル基またはメタクリロイル基を有するポリウレタン(メタ)アクリレート(以下、単に「ポリウレタン(メタ)アクリレート」という)と、必要に応じて架橋剤と、光重合開始剤とを含有することを特徴とする。
【0027】
本発明者は、高温環境下でも優れた耐ブリスター性を有する粘着剤を開発すべく試行錯誤を重ねた結果、粘着剤組成物に、アミド結合を有するアクリル系モノマーを含むアクリル系共重合体と、ポリウレタン(メタ)アクリレートとを含有させることにより、高温環境下でも優れた耐ブリスター性が得られることを見い出した。
【0028】
本発明の最大の特徴は、粘着剤組成物にアミド結合を有するアクリル系モノマーを共重合したアクリル系共重合体と、ポリウレタン(メタ)アクリレートの両方をある特定の重量比でブレンドさせることにある。この場合の粘着剤組成物は、放射線硬化前の粘着物性のバランスが良く、放射線硬化後に高温環境下(例えば、120〜130℃)において、優れた耐ブリスター性が得られるようになる。
以下、本発明の粘着剤組成物の各構成成分について説明する。
【0029】
(1)アクリル系共重合体
本発明の粘着剤組成物に用いられるアクリル系共重合体は、粘着性を与える主モノマーと、アミド結合を有するアクリル系モノマーと、必要により架橋や接着性改良のための官能基含有モノマーとを含む。
【0030】
主モノマーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸アミル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸ヘプチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸デシル、(メタ)アクリル酸ラウリル等のアルキル基の炭素数が1〜18程度の(メタ)アクリル酸アルキルエステルなどが挙げられる。これらを2種以上混合して用いてもよい。
【0031】
アミド結合を有するアクリル系モノマーとしては、例えば、N−メチロールアクリルアミド、N−イソプロピルアクリルアミド、N−n−ブトキシメチルアクリルアミド、N−(1,1−ジメチル−3−オキソブチル)アクリルアミド、N,N−ジメチルアミノプロピルアクリルアミド等のモノ置換アクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、N,N−ジエチルアクリルアミド、N,N−ジ−n−プロピルアクリルアミド、N,N−ジアリルアクリルアミド、N,N−ジ−イソプロピルアクリルアミド、N,N−ジ−n−ブチルアクリルアミド、N,N−エチルメチルアクリルアミド、N−アクリロイルモルホリン、N−アクリロイルピロリドン、N−アクリロイルピペリジン、N−アクリロイルピロリジン、N−アクリロイルアジリジン等のN,N−ジ置換アクリルアミドなどが挙げられる。
【0032】
その中でも、アミド結合を有するアクリル系モノマーとしては、N,N−ジ置換アクリルアミドがより好ましい。これにより、高温環境下における粘着剤組成物の耐ブリスター性がさらに向上し、加えて、被着体への接着性も向上する。なお、アミド結合を有するアクリル系モノマーには、上述した物質を2種以上混合して用いてもよい。
【0033】
アクリル系共重合体中には、アミド結合を有するアクリル系モノマーを、主モノマー100重量部に対して50〜200重量部程度含有させることが好ましく、75〜150重量部程度含有させることがより好ましい。アミド結合を有するアクリル系モノマーの含有量が多すぎると、粘着性能が低下するおそれがある。一方、アミド結合を有するアクリル系モノマーの含有量が少なすぎると、ポリウレタン(メタ)アクリレートとの十分な相溶性が得られなくなる場合がある。また、耐ブリスター性も低下するおそれがある。
【0034】
このようなアクリル系共重合体には、接着性等、種々の物性を調整するために、必要に応じて、官能基含有モノマーが共重合される。官能基含有モノマーとしては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸等のカルボキシル基含有モノマー、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ−ト、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレ−ト、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレ−ト、アリルアルコール等のヒドロキシル基含有モノマー、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレート等の三級アミノ基含有モノマー、グリシジルメタクリレート等のエポキシ基含有モノマーなどが挙げられる。
【0035】
アクリル系共重合体中には、官能基含有モノマーを、主モノマー100重量部に対して0.2〜20重量部程度含有させることが好ましく、1〜10重量部程度含有させることがより好ましい。
【0036】
アクリル系共重合体を合成するにあたっては、特に重合方法は限定されず、公知の方法を用いれば合成することが可能である。例えば、アクリル共重合体の合成にはラジカル溶液重合法が汎用で用いられる。重合溶媒としては、酢酸エチルやメチルエチルケトンを、熱重合開始剤としては2,2’−アゾビスイソブチロニトリルや2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)、過酸化ベンゾイル、ラウリルパーオキサイド、tert−ブチルパーオキシ2−エチルヘキサノエートなどを用いることができる。熱重合開始剤は、主モノマー100重量部に対して、通常、0.01〜0.5重量部含有させることが好ましい。
【0037】
このようなアクリル系共重合体は、重量平均分子量が、30万〜300万程度であるのが好ましく、50万〜200万程度であるのがより好ましい。平均分子量が小さ過ぎると、耐ブリスター性が十分に得られなくなる場合がある。一方、平均分子量が大き過ぎると粘着剤が硬くなり、粘着性が不十分となって貼着の作業性が悪くなる場合がある。
【0038】
また、アクリル系共重合体のガラス転移点Tgは、−20〜60℃程度であることが好ましく、10〜50℃程度であることがより好ましい。ガラス転移点が高すぎると、使用温度等によっては十分な粘着性が得られなくなる場合がある。一方、ガラス転移点が低すぎると、十分な耐ブリスター性が得られなくなる場合がある。
【0039】
(2)ポリウレタン(メタ)アクリレート
前述したように、ポリウレタン(メタ)アクリレートは、1分子中に2個以上のアクリロイル基またはメタクリロイル基を有し、ウレタン結合を繰り返し構造単位に持つ化合物である。
【0040】
このポリウレタン(メタ)アクリレートは、特に限定されないが、例えば、ポリイソシアナート化合物とポリオール化合物とを反応させて、ポリウレタンプレポリマーとした後、ヒドロキシ含有(メタ)アクリル酸エステルとさらに反応させることで得ることができる。
【0041】
ポリイソシアナート化合物としては、例えば、トリレンジイソシアナート、水素化トリレンジイソシアナート、キシリレンジイソシアナート、メチレンビス(4−フェニルメタン)ジイソシアナート、ヘキサメチレンジイソシアナート、イソホロンジイソシアナート等の芳香族ジイソシアナート、脂肪族ジイソシアナートなどが挙げられる。
【0042】
また、ポリオール化合物としては、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリアクリレートポリオール、ポリカーボネートポリオール、ポリオレフィンポリオール、ポリブタジエンポリオールおよび水添物、ポリイソプレンポリオールおよび水添物、フェノーリックポリオール、エポキシポリオール、ポリスルホンポリオールなどが挙げられる。また、ポリオール化合物には、ポリエステル・ポリエーテルポリオールのような共重合体ポリオールを用いることもできる。
【0043】
ポリウレタンプレポリマーは、ポリイソシアナート化合物とポリオール化合物とを混合、攪拌することで、得ることができる。また、必要に応じてイソシアナート基が反応し得る活性水素を持たない有機溶媒(例えば、酢酸エチル、メチルエチルケトン、クロロホルムなど)と、触媒(例えば、スズ塩化物、有機スズ化合物、3級アミン化合物など)とを加え、反応を行うことも可能である。さらに、ポリウレタンプレポリマーをアクリロイル化またメタクリロイル化するには、得られたポリウレタンプレポリマーとヒドロキシル基含有(メタ)アクリル酸エステルとを混合、反応させる。これによりポリウレタン(メタ)アクリレートを得ることができる。この場合でも、不活性有機溶媒や触媒を使用することもできる。
【0044】
ヒドロキシ基含有(メタ)アクリル酸エステルとしては、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、(4−ヒドロキシメチルシクロヘキシル)メチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェニルオキシプロピル(メタ)アクリレート、ネオベンチルグリコールモノ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレートなどが挙げられる。
【0045】
このようなポリウレタン(メタ)アクリレートの重量平均分子量(ポリスチレン換算)は、1,000〜100,000程度であることが好ましく、3,000〜30,000程度であることがより好ましい。平均分子量が小さ過ぎると、アクリル系共重合体との配合比率によっては、必要とする耐ブリスター性が得られなくなる場合がある。一方、平均分子量が大き過ぎると、アクリル系共重合体との配合比率によっては、接着性が不十分となる場合がある。
【0046】
本発明者は、高温環境下において粘着剤組成物が優れた耐ブリスター性を発揮するためには、ポリウレタン(メタ)アクリレートのガラス転移点が極めて重要であることを見い出した。かかるポリウレタン(メタ)アクリレートのガラス転移点Tgは、−80〜0℃程度であることが好ましく、−60〜−20℃程度であることがより好ましい。ポリウレタン(メタ)アクリレートのガラス転移点が高すぎると、アクリル系共重合体の種類、組成、Tg、ポリウレタン(メタ)アクリレートとの配合比率等によっては、十分な耐ブリスター性が得られなくなる場合がある。一方、ポリウレタン(メタ)アクリレートのガラス転移点が低すぎると、十分な接着力が得られなくなる場合がある。
【0047】
また、高温環境下において粘着剤組成物が優れた耐ブリスター性を発揮するためには、アクリル系共重合体のTgとポリウレタン(メタ)アクリレートのTgとの差も、重要である。具体的には、ポリウレタン(メタ)アクリレートのガラス転移点Tgは、アクリル系共重合体のTgよりも20〜130℃程度低いことが好ましく、40〜110℃程度低いことがより好ましい。これにより、本発明の粘着剤組成物は、高温環境下において極めて優れた耐ブリスター性が発揮されるようになる。
【0048】
粘着剤組成物中には、このようなポリウレタン(メタ)アクリレートを、アクリル系共重合体100重量部に対して50〜250重量部程度含有させることが好ましく、75〜150重量部程度含有させることがより好ましい。アクリル系共重合体とポリウレタン(メタ)アクリレートの配合比をこの範囲内とすると、より効果的に、高温環境下における耐ブリスター性が得られるようになる。しかも、被着体に対する粘着性、貼着性も良好になる。
【0049】
(3)架橋剤
本発明の粘着剤組成物には、必要に応じて架橋剤が添加される。架橋剤の添加により、粘着剤組成物の基材への密着性、加工適性の向上が期待できる。
【0050】
このような架橋剤としては、アクリル系共重合体中の官能基と反応性を有する多官能化合物を用いることができる。この際用いる多官能性化合物としては、例えば、イソシアナート化合物、エポキシ化合物、アミン化合物、メラミン化合物、アジリジン化合物、ヒドラジン化合物、アルデヒド化合物、オキサゾリン化合物、金属アルコキシド化合物、金属キレート化合物、金属塩およびアンモニウム塩、反応性フェノール樹脂などの中から、アクリル系共重合体中の官能基の種類に応じて一種または二種以上を適宜選択して用いることができる。
【0051】
このような架橋剤を粘着剤組成物に配合する場合、架橋剤の配合量は、アクリル系共重合体100重量部に対して、0.1〜10重量部程度とするのが好ましい。
【0052】
(4)光重合開始剤
本発明の粘着剤組成物を紫外線硬化させる場合には、光重合開始剤が添加される。
【0053】
光重合開始剤としては、例えば、アセトフェノン、2,2−ジエトキシベンゾフェノン、4−メチルベンゾフェノン、2,4,6−トリメチルベンゾフェノン、ミヒラーケトン、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、ベンジルジフェニサルファイド、テトラメチルチウラムモノサルファイド、ベンジルジメチルケタール、ジベンジル、ジアセチル、1−クロルアントラキノン、2−クロルアントラキノン、2−エチルアントラキノン、2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルホリノプロパノン−1,2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルホリノフェニル)−ブタノン−1,2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−1−プロパノン、ジエチルチオキサントン、イソプロピルチオキサントン、2,4,6−トリメチルベンジルジフェニル−フォスフィンオキサイド等の低分子量重合開始剤、オリゴ{2−ヒドロキシ−2−メチル−1−[4−(1−メチルビニル)フェニル]プロパノン}等のオリゴマー化された重合開始剤などが挙げられる。これらを2種以上併せて用いてもよい。
【0054】
このような光重合開始剤を粘着剤組成物に配合する場合、光重合開始剤の配合量は、ポリウレタン(メタ)アクリレート100重量部に対して、0.5〜25重量部程度とするのが好ましい。
【0055】
また、上記光重合開始剤とともに、重合促進剤を粘着剤組成物に併せて配合することもできる。このような重合促進剤としては、例えば、N,N−ジメチルアミノ安息香酸エチル、N,N−ジメチルアミノ安息香酸イソアミル等のアミン化合物類などが挙げられる。
【0056】
このような粘着剤組成物には、例えば、紫外線吸収剤、軟化剤(可塑剤)、充填剤、老化防止剤、粘着付与剤、顔料、染料、シランカップリング剤等の各種添加剤を添加してもよい。
【0057】
以上のような粘着剤組成物により、粘着剤層が構成される。
粘着剤層の厚さ(乾燥膜厚さ)は、特に限定されないが、5〜100μm程度、特に10〜40μm程度とするのが好ましい。粘着剤層の厚さをこの範囲内とすると、粘着シートは、耐ブリスター性を好適に発揮できるようになる。
粘着シートに使用する剥離シートは、公知のいずれのものを使用してもよい。
【0058】
前述したように、本発明の粘着シートは、剥離シートを剥離した後、ディスプレイやパネル等の被着体に貼付され、放射線を照射して、粘着剤層を硬化させて使用される。これにより、被着体に粘着シートが積層された積層体が得られる。
【0059】
このように、粘着シートを被着体に貼付した後、粘着シートに放射線を照射すると、被着体に粘着剤が馴染んでから粘着剤が硬化するので、被着体に対する粘着シートの接着力が向上する。
【0060】
本発明の粘着シートが貼着される被着体としては、ポリカーボネート樹脂、ポリメチルメタクリレート等のメタクリル樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ノルボルネン樹脂、官能基化ノルボルネン樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリルニトリル−スチレン共重合体樹脂、アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体樹脂などの有機材料、ガラスなどの無機材料等が挙げられる。これらの材料で構成された被着体に本発明の粘着シートを貼付し、基材側または被着体側より放射線を照射して粘着剤層を硬化させることにより、保護フィルム等をディスプレイ表面に強固に接着し、基材の特性に関わらず、高温環境下においても、耐ブリスター性が良好に発揮されるようになる。
【0061】
以上述べた粘着シートは、例えば、剥離シート上に粘着剤層を形成し、粘着剤層上に基材を接合することにより、製造することができる。なお、粘着剤層の形成方法としては、例えば、ダイコーター、フローコーター、ナイフコーター、ロールコーター、ディッピング等の塗工法、塗布法などが挙げられる。
【0062】
以上、本発明の粘着シートを図示の実施例に基づいて説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、基材と粘着剤層との間に中間層を設けてもよい。また、例えば、基材の表面に、反射防止層、耐擦傷層等を設けてもよい。さらには、例えば、粘着剤組成物を熱硬化性、反応硬化性などにしてもよい。
【0063】
【実施例】
1.粘着シートの製造
【0064】
(実施例1)
I.アクリル系共重合体
下記に示す組成で各物質を混合し、500mLの4つ口フラスコ中で窒素雰囲気下、70℃で12時間重合させ、アクリル系共重合体(固形分)を25重量%含有する溶液を得た。
<アクリル系共重合体の組成>
n−ブチルアクリレート 100 重量部
N,N−ジメチルアクリルアミド 145 重量部
2−ヒドロキシエチルアクリレート 5.00 重量部
2,2’−アゾビスイソブチロニトリル 0.28 重量部
酢酸エチル 750 重量部
【0065】
II.ポリウレタン(メタ)アクリレート
300mlの四つ口フラスコに、ポリテトラメチレングリコール(重量平均分子量2,900)(以下、PTMG2900と略す。)90重量部と、ジラウリン酸ジブチルすず(IV)の酢酸エチル溶液(1重量%)0.48重量部とを仕込み、窒素雰囲気下、70℃で1時間攪拌した。そのまま窒素雰囲気、70℃を保ち、ヘキサメチレンジイソシアナート(以下、HMDIと略す。)5.2重量部と酢酸エチル3.0重量部とを添加し、6時間攪拌して反応させてプレポリマーを得た。この間、HMDI添加後、30分、1時間、2時間、3時間、6時間経過後に、酢酸エチル15重量部を添加した(計5回、75重量部)。
【0066】
次に、窒素雰囲気、70℃を保った状態で、2−ヒドロキシエチルアクリレート3.6重量部、2,6−ジ−tert−ブチル−p−クレゾール0.0038重量部を添加し、さらに8時間反応させてポリウレタン(メタ)アクリレートを得た。
【0067】
III.粘着剤組成物
以下の組成で各成分を混合し、粘着剤組成物を得た。
<粘着剤組成物の組成>
アクリル系共重合体 100 重量部
ポリウレタン(メタ)アクリレート 100 重量部
イソシアナート系架橋剤 2.0 重量部
(東洋インキ製造(株)製「オリバインBHS−8515」)
紫外線重合開始剤 3.0 重量部
(1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン)
酢酸エチル 150 重量部
【0068】
IV.粘着シート
次のようにして粘着シートを製造した。まず、剥離シートの剥離処理が施された面に、粘着剤組成物をナイフコーターを用いて塗布した。次に、この粘着剤組成物を90℃で1分間乾燥処理して、粘着剤層を形成した。次に、この粘着剤層に、表面にコロナ処理が施された基材のコロナ処理面を貼り合わせて、粘着シートを得た。粘着シートの各層の構成は下記の通りである。
Figure 0004666715
【0069】
(実施例2)
Figure 0004666715
に変更した以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得た。
【0070】
(実施例3)
1)<アクリル系共重合体の組成>において、n−ブチルアクリレートを2−エチルヘキシルアクリレートに、
<粘着シートの構成>において、
2)粘着シートの基材の厚さを150μmに、
3)粘着シートの粘着剤層の厚さを30μmに、
変更した以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得た。
【0071】
(実施例4)
アクリル系共重合体の組成を下記のように変更した以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得た。
<アクリル系共重合体の組成>
n−ブチルアクリレート 100 重量部
N−アクリロイルモルホリン 100 重量部
アクリル酸 4.08 重量部
2,2’−アゾビスイソブチロニトリル 0.28 重量部
酢酸エチル 750 重量部
【0072】
(実施例5)
<粘着剤組成物の組成>において、イソシアナート系架橋剤と紫外線重合開始剤を除いた以外は、実施例1と同様な粘着剤組成物を得た。
【0073】
(実施例6)
<粘着剤組成物の組成>において、イソシアナート系架橋剤2.0重量部を、アジリジン系架橋剤であるトリメチロールプロパントリーβ−アジリジニルプロピオネート0.20重量部に変更した以外は、実施例4と同様にして粘着シートを得た。
【0074】
参考例7)
アクリル系共重合体の組成を下記のように変更した以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得た。
<アクリル系共重合体の組成>
2−エチルヘキシルアクリレート 100 重量部
N,N−ジメチルアミノプロピルアクリルアミド 100 重量部
4−ヒドロキシブチルアクリレ−ト 4.08重量部
過酸化ベンゾイル 0.28重量部
酢酸エチル 750 重量部
【0075】
(実施例8)
‘II.ポリウレタン(メタ)アクリレート’において、HMDI 5.2重量部を、イソホロンジイソシアナート(以下、IDPIと略す。)6.9重量部に変更した以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得た。
【0076】
(実施例9)
‘II.ポリウレタン(メタ)アクリレート’において、PTMG2900 90重量部を、ポリカプロラクトンジオール(重量平均分子量3,000)93重量部に変更した以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得た。
【0077】
(実施例10)
‘II.ポリウレタン(メタ)アクリレート’において、ポリウレタン(メタ)アクリレートを合成せず、市販品のウレタンアクリレートであるダイヤビームUK−6078(三菱レイヨン(株)製)に変更した以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得た。
【0078】
(比較例1)
粘着剤組成物に、ポリウレタン(メタ)アクリレートおよび紫外線重合開始剤を含有させなかった以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得た。
【0079】
(比較例2)
アクリル系共重合体に、N,N−ジメチルアクリルアミドを含有させず、n−ブチルアクリレートを245重量部含有させた以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得た。
【0080】
(比較例3)
1)アクリル系共重合体の組成を下記のように変更し、
2)粘着剤組成物に、ポリウレタン(メタ)アクリレートおよび紫外線重合開始剤を含有させなかった以外は、実施例1と同様にして粘着シートを得た。
<アクリル系共重合体の組成>
n−ブチルアクリレート 100 重量部
エチルアクリレート 26.7 重量部
アクリル酸 6.67重量部
2,2’−アゾビスイソブチロニトリル 0.71重量部
酢酸エチル 307 重量部
【0081】
2.アクリル系共重合体、ポリウレタン(メタ)アクリレートおよび粘着剤組成物の物性
【0082】
1)分子量測定
各実施例および比較例で得たアクリル系共重合体およびポリウレタン(メタ)アクリレートについて、東ソー(株)製GPC装置であるHLC−8020を用い、以下の測定条件にて測定を行い、ポリスチレン換算の重量平均分子量を算出した。
溶媒 :クロロホルムもしくはDMF(LiClを0.01mol/lの濃度で添加。)
送液速度 :1.0ml/min(クロロホルム)または0.8ml/min(DMF)
カラム温度:40℃
【0083】
2)ガラス転移温度測定
各実施例および比較例で得たアクリル系共重合体およびポリウレタン(メタ)アクリレートについて、パーキン・エルマー社製示差走査熱分析装置Pyris1を用い、アルミニウムパンにサンプル充填量10mg、昇温速度10℃/minにて熱量測定を行い、ガラス転移温度Tgを測定した。
これらの結果を下記表1に示す。
【0084】
【表1】
Figure 0004666715
【0085】
3.評価方法
以下に示す各試験において、粘着シートを被着体に貼着した後、粘着シートの基材側より高圧水銀灯120W×2灯、照射距離10cm、ラインスピード5m/minの条件で紫外線を照射した。ただし、実施例5で得られた粘着シートについては、粘着シートを被着体に貼着した後、粘着シートの基材側より加速電圧200kV、照射線量5Mradの条件で電子線を照射した。
【0086】
▲1▼接着力
各実施例および各比較例で得られた粘着シートについて、被着体(厚さ2mmの透明ポリカーボネート板)に貼着後24時間経過した後に、JIS Z 0237に準じ、引き剥がし接着力を測定した。
【0087】
▲2▼保持力
各実施例および各比較例で得られた粘着シートについて、被着体(SUS304)に貼着後、JIS Z 0237に準じ、40℃で、1kg荷重のおもりが落下するまでの秒数を測定した。
【0088】
▲3▼耐ブリスター性
各実施例および各比較例で得られた粘着シート(50mm×70mm)を被着体(厚さ2mmの透明ポリカーボネート板)に貼り、これらを80℃および130℃に調節した熱風乾燥機中に1時間放置した。その後、ブリスターの発生状況を観察した。そのときの評価基準は下記の通りである。
◎:ブリスターが全く発生しなかった。
○:ブリスターがほとんど確認されなかった。
△:ブリスターが発生した。
×:ブリスターが顕著に発生した。
以上の結果を下記表2に示す。
【0089】
【表2】
Figure 0004666715
【0090】
表2に示すとおり、各比較例で得られた粘着シートは高温環境下でブリスターが発生したのに対し、各実施例で得られた粘着シートは、高温環境下でもほとんどブリスターが発生しなかった。しかも、各実施例で得られた粘着シートは、接着力、保持力も良好であった。
【0091】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、高温環境下で高い耐ブリスター性を有する粘着剤組成物、粘着シートおよび粘着シートの使用方法を提供することができる。しかも、かかる粘着剤組成物および粘着シートの接着性は、良好である。

Claims (6)

  1. 粘着性を与える主モノマーと、アミド結合を有するアクリル系モノマーとしてのN,N−ジ置換アクリルアミドとを共重合したアクリル系共重合体と、
    1分子中に2個以上のアクリロイル基またはメタクリロイル基を有するポリウレタン(メタ)アクリレートとを含有し、
    前記ポリウレタン(メタ)アクリレートのガラス転移点Tgは、−80〜0℃であり、
    前記アクリル系共重合体のガラス転移点Tgは、−20〜60℃であり、
    前記ポリウレタン(メタ)アクリレートのガラス転移点Tgは、前記アクリル系共重合体のガラス転移点Tgよりも20〜130℃低いことを特徴とする粘着剤組成物。
  2. 前記アクリル系共重合体中には、N,N−ジ置換アクリルアミドを、主モノマー100重量部に対して50〜200重量部含有させる請求項1に記載の粘着剤組成物。
  3. 前記ポリウレタン(メタ)アクリレートを、前記アクリル系共重合体100重量部に対して50〜250重量部含有する請求項1または2に記載の粘着剤組成物。
  4. さらに架橋剤および/または光重合開始剤を含有する請求項1ないしのいずれかに記載の粘着剤組成物。
  5. 基材と、該基材上に形成された粘着剤層とを有する粘着シートであって、
    前記粘着剤層は、請求項1ないしのいずれかに記載の粘着剤組成物で構成されたことを特徴とする粘着シート。
  6. 請求項に記載の粘着シートを被着体に貼着した後、該粘着シートに放射線を照射することを特徴とする粘着シートの使用方法。
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