JP4665886B2 - 垂直磁気記録媒体、垂直磁気記録媒体用基板、および、それらの製造方法 - Google Patents

垂直磁気記録媒体、垂直磁気記録媒体用基板、および、それらの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4665886B2
JP4665886B2 JP2006292757A JP2006292757A JP4665886B2 JP 4665886 B2 JP4665886 B2 JP 4665886B2 JP 2006292757 A JP2006292757 A JP 2006292757A JP 2006292757 A JP2006292757 A JP 2006292757A JP 4665886 B2 JP4665886 B2 JP 4665886B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic recording
polishing
recording medium
substrate
perpendicular magnetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006292757A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008108396A (ja
Inventor
庄司 坂口
裕行 中村
秀樹 松尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Device Technology Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Device Technology Co Ltd filed Critical Fuji Electric Device Technology Co Ltd
Priority to JP2006292757A priority Critical patent/JP4665886B2/ja
Priority to SG200706207-8A priority patent/SG142215A1/en
Priority to MYPI20071429A priority patent/MY145789A/en
Priority to US11/925,333 priority patent/US8167685B2/en
Publication of JP2008108396A publication Critical patent/JP2008108396A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4665886B2 publication Critical patent/JP4665886B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/84Processes or apparatus specially adapted for manufacturing record carriers
    • G11B5/8404Processes or apparatus specially adapted for manufacturing record carriers manufacturing base layers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B19/00Single-purpose machines or devices for particular grinding operations not covered by any other main group
    • B24B19/02Single-purpose machines or devices for particular grinding operations not covered by any other main group for grinding grooves, e.g. on shafts, in casings, in tubes, homokinetic joint elements
    • B24B19/028Single-purpose machines or devices for particular grinding operations not covered by any other main group for grinding grooves, e.g. on shafts, in casings, in tubes, homokinetic joint elements for microgrooves or oil spots
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B21/00Machines or devices using grinding or polishing belts; Accessories therefor
    • B24B21/004Machines or devices using grinding or polishing belts; Accessories therefor using abrasive rolled strips

Description

本発明は、垂直磁気記録媒体、垂直磁気記録媒体用基板、および、それらの製造方法に関する。
磁気記録媒体の高密度化を実現する技術として従来の長手磁気記録方式に代えて垂直磁気記録方式が実用に供されている。
従来の長手磁気記録方式では、円周方向に磁気が配向しやすくするため、且つ磁気ヘッドが磁気記録媒体の表面に吸着するのを防ぐため、非磁性基板上のNi−Pめっき層に円周方向の微細な筋を付与するテクスチャ加工が行われている。通常テクスチャ加工は、回転しているNi−Pめっき層を有する非磁性基板に研磨材であるスラリーを供給しながら研磨テープを押し付けることで形成される。
磁気配向を垂直に施す垂直磁気記録方式の場合、円周方向にテクスチャ痕があると、その方向に磁気配向してしまうので磁気記録に必要な低ノイズ特性が得られない場合がある。一般的に、垂直磁気記録方式では、基板面の平面度がより高精度である程、磁気ノイズが減少し、磁気の方向がより垂直方向に向き易いことが知られている。そこで、例えば、特許文献1および2にも示されるように、磁気記録媒体の一連の製造工程において、円周方向のテクスチャ加工を実施せずに、高精度の平坦面を確保するポリッシング加工を、磁気記録媒体を構成するNi−Pめっき層を有する非磁性基板面に対して用いることが提案されている。
しかしながら、磁気記録媒体の一連の製造工程において、テクスチャ加工が実施されない場合、Ni−Pめっき層を有する非磁性基板面が高精度に平坦面に加工されるとき、磁気ヘッドの磁気記録媒体の記録面に対する吸着を防止していたテクスチャ加工がないことにより、磁気ヘッドと磁気記録媒体の記録面との接触確率が増加し、その信頼性が低下してしまう虞がある。また、近年では、磁気記録媒体の記録密度の高密度化に伴って磁気ヘッドの低浮上化の傾向があり、ポリッシング加工により形成される虞がある磁気記録媒体の記録面上の異常突起でヘッドクラッシュが生じることにより、磁気記録媒体の記録面が傷付けられたり、あるいは、テクスチャ加工が施されない垂直磁気記録方式の磁気記録媒体の記録面において、ヘッドクラッシュに至らないような微小な突起が形成される場合、磁気ヘッドによる情報の読み書きの際、種々のエラーの原因となり易いといった問題がある。
このような問題を解消し磁気ヘッドの浮上性を安定化させるため、例えば、特許文献3にも示されるように、軟磁性下地層の表面におけるポリッシング工程後、平滑化された軟磁性下地層の表面に対し円周方向の微細な筋状の凹凸を形成する方法が提案されている。斯かる方法においては、先ず、磁気記録媒体における半径方向に沿った微細な筋状の凹凸が磁気記録媒体を構成する非磁性基板の表面に形成された後、無電解めっき法等により、その表面に軟磁性下地層が形成される。次に、軟磁性下地層の表面がポリッシングにより平滑化され、続いて、平滑化された軟磁性下地層の表面に対し円周方向の微細な筋状の凹凸が形成されるものである。
なお、従来の長手磁気記録方式の記録媒体の一連の製造工程において、円周方向に磁気が配向し易くし、且つ磁気ヘッドが磁気記録媒体の表面に吸着するのを防ぐために採用されているテクスチャ加工は、例えば、特許文献4にも示されるように、非磁性基板上のNi−Pめっき層に円周方向の微細な筋を付与するものである。その微細な円周方向の筋は、回転しているNi−Pめっき層を有する非磁性基板に、研磨材であるスラリーを供給しながら研磨テープを押し付けることにより形成される。その際、このようなテクスチャ加工で突起やバリが生じてしまう場合、これを抑制するためにスラリーに研磨材、有機酸、水を含むスラリーを用いることが提案されている。また、特許文献5にも示されるように、基板表面の研磨処理後、コロイダルシリカ砥粒(平均粒径が0.03〜0.5μm、3〜30質量%濃度)とカルボン酸等の添加剤とを含むスラリーと、発泡ポリウレタン製テープとを用い、非磁性基板を研磨することにより、前述したテクスチャ加工を行うことも提案されている。
特開2005−216465号公報 特開2005−149603号公報 特開2005−353177号公報 特開2003−49159号公報 特開2003−173517号公報
上述のように、垂直磁気記録方式の磁気記録媒体(垂直磁気記録媒体)の一連の製造工程において、テクスチャ加工を施すことなく、Ni−P系合金からなる下地層の表面の平滑化のためにポリッシング工程が用いられ、平滑化された下地層の表面に対し円周方向の微細な筋状の凹凸が形成される場合、ポリッシング工程において形成される虞がある異常突起とされる残存するパーティクル(削りかす)を取り除く工程がさらに必要となる。さらに、ポリッシング工程では、ランダムな表面形状が残ってしまうので磁気ヘッドが浮上し難いという問題も伴う。
以上の問題点を考慮し、本発明は、Ni−P系合金からなる下地層における高精度の平坦面を確保しつつ、下地層における異常突起を自動的に除去でき、しかも、垂直磁気記録媒体における磁気配向に悪影響を及ぼすことがなく、垂直方向の磁気配向が容易となるような適度なテクスチャ痕を形成できる垂直磁気記録媒体、垂直磁気記録媒体用基板、および、それらの製造方法を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明に係る垂直磁気記録媒体およびその基板の製造方法は、Ni−P系合金からなる下地層を有する基板の下地層に、界面活性剤と第1の研磨材とを含む第1のスラリー液を供給しながら不織布製の第1の研磨テープで複数の溝を形成するテクスチャ加工工程と、テクスチャ加工工程により加工された下地層の表面を、多孔質材料で作られる第2の研磨テープで、該第2の研磨テープの平均開口径よりも小なる粒径を有する第2の研磨材と、有機酸とを含む第2のスラリー液を供給しながら垂直方向の磁気配向が容易となるテクスチャ痕を残存させるような表面粗さに研磨するテクスチャ研磨工程と、を含み、第2の研磨材が、コロイダルシリカ砥粒であることを特徴とする。
本発明に係る垂直磁気記録媒体およびその基板は、上述の製造方法により製造される。
以上の説明から明らかなように、本発明に係る垂直磁気記録媒体、垂直磁気記録媒体用基板、および、それらの製造方法によれば、テクスチャ研磨工程において、テクスチャ加工工程により加工されたNi−P系合金からなる下地層の表面を、多孔質材料で作られる第2の研磨テープで、第2の研磨テープの平均開口径よりも小なる粒径を有する第2の研磨材と、有機酸とを含む第2のスラリー液を供給しながら垂直方向の磁気配向が容易となるテクスチャ痕を残存させるような表面粗さで研磨するので下地層における高精度の平坦面を確保しつつ、下地層における異常突起を自動的に除去でき、しかも、垂直磁気記録媒体における磁気配向に悪影響を及ぼすことがなく、垂直方向の磁気配向が容易となるような適度なテクスチャ痕を形成できる。
図2は、本発明に係る垂直磁気記録媒体の製造方法の一例における一連の工程を示す。
図2に示される一連の工程により得られる垂直磁気記録媒体10は、図3(A)(B)に示されるように、非磁性基体2の表面上に初期反応層4、Ni−P系合金からなる下地層6、軟磁性裏打ち層7(図3(A))、非磁性シード層8、垂直磁気記録層12、保護層14が順次、積層されて形成されており、Ni−P系合金からなる下地層6が、非磁性である場合の実施形態を図3(A)に、軟磁性である場合の実施形態を図3(B)にそれぞれ示す。
ここで、非磁性基体2は、好ましくは中央部に透孔を有するディスク(円盤)状の基体からなり、その非磁性基体2の上にNi−P系合金からなる下地層6が設けられてなるディスク状の基板22が、本発明に係る垂直磁気記録媒体用基板の実施形態を構成する。なお、図3(A),(B)は、その基板22上に垂直磁気記録層12等を形成してなる垂直磁気記録媒体10の半径方向に沿った断面の一部分を概略的に示す。図示はしてないが、非磁性基体2上の各層は、他面側にも同様に設けることができる。
非磁性基体2は、非磁性材料、例えば、アルミニウム合金で作られている。アルミニウム合金以外の他の非磁性材料としては、強化ガラス、結晶化ガラス、ポリカーボネート、ポリオレフィンおよびその他のプラスチック樹脂が用いられてもよく、従って、それを射出成形することで作製した基板を非磁性基体2として用いることもできる。
アルミニウム合金で作製された非磁性基体2の表面上に形成される初期反応層4は、ジンケート液(酸化亜鉛および苛性ソーダ水溶液を含む液)に浸漬して形成されるZn膜層である。
なお、強化ガラス、結晶化ガラス、プラスチック等で作製された非磁性基体上の初期反応層の場合、塩酸酸性塩化スズ溶液と塩酸酸性塩化パラジウム溶液に順次浸漬して表面にPd核を析出させる活性化処理を行うのが一般的である。スパッタ法やイオンプレーティング法等の物理蒸着法を用いて、Ni、Ni−P、Cu、Cr、Fe、またはPdなどを形成することも可能である。
初期反応層4上に積層される下地層6は、非磁性または軟磁性のNi−P系合金層からなり、主として無電解めっき法により積層される。無電解Ni−P系合金層は、P濃度を10wt%程度以上とすると、ほぼ非磁性となり、それ以下のP濃度では、磁性を有し軟磁性を示す。下地層6が軟磁性のNi−P系合金層からなる場合には、例えば、図3(B)のように、垂直磁気記録媒体の軟磁性裏打ち層の少なくとも一部とすることができる。また、非磁性Ni−P合金層の上に軟磁性Ni−P合金層を設けることもできる。その場合、本発明は、非磁性Ni−P合金層と軟磁性Ni−P合金層のどちらか一方または両方に適用可能である。なお、Ni−P系合金層は、安価大量生産の観点から無電解めっき法により積層することが望ましいが、これに限定されず、求められる特性等により、スパッタ法やイオンプレーティング法等の物理蒸着法等の一般的な他の成膜方法を用いてもよい。本明細書では、便宜上、非磁性基板2の上に、非磁性または軟磁性のNi−P系合金層からなる下地層6まで形成したものを基板22とする。
下地層6上に形成される非磁性シード層8は、後述する垂直磁気記録層12の結晶配向および結晶粒径等を好ましく制御するための材料、例えば、垂直磁気記録層12がCo系合金等とPt等とが積層された磁化膜である場合、特には、Ti、Ru、Re、Os等およびこれらの合金からなる層で形成されるのが望ましい。
垂直磁気記録層12は、垂直磁気記録媒体としての記録再生を担うことができるいかなる材料で形成されてもよく、例えば、Co系合金、Pt等で形成されてもよい。特には、CoCrPt系合金とシリコンやチタン等の酸化物からなるグラニュラ構造を有しているものや、Co系とPtまたはPd系とを組み合わせた多層膜からなる構造を有しているものが望ましい。
保護層14は、例えば、カーボンを主体とする薄膜とされる。
保護層14上には、パーフルオロポリエーテル等の液体潤滑剤を塗布してなる液体潤滑剤層(不図示)を形成することが好ましい。
なお、非磁性シード層8、垂直磁気記録層12、および、保護層14は、スパッタリング法、CVD法、真空蒸着法、めっき法などのいずれの薄膜形成方法でも形成することが可能である。また、下地層6が非磁性のNi−P系合金層からなる場合には、下地層6と非磁性シード層8との間に軟磁性裏打ち層7(図3(A))を設けることが好ましい。さらに、軟磁性裏打ち層7を有していない場合(図3(B))は、Ni−P系合金層からなる下地層6と非磁性シード層8との間に、軟磁性裏打ち層7を有している場合(図3(A))は、軟磁性裏打ち層7と非磁性シード層8の間に、さらに、別の非磁性シード層(例えば、Pt、Pd、Ta等からなる層)あるいは軟磁性シード層(例えば、CoNiFe等からなる層)を有しても良い(不図示)。説明した各層の間には、各層の特性を損なわない範囲で、さらなる層を設けても良い。また、例えば、特開2006−120231号には、好ましい垂直磁気記録媒体の一例が詳述されている(ただし、各層の名称・表現は若干異なる)。
上述した垂直磁気記録媒体10の製造工程は、大別すると、図2に示すように、Ni−Pめっき工程S1、アニール工程S2、ポリッシング工程S3、テクスチャ工程S4、スパッタ工程S5、および液体潤滑剤塗布工程S6からなる。テクスチャ工程S4は、本発明の特徴とする工程であり、テクスチャ加工工程S41とテクスチャ研磨工程S42とを含む。以下に各工程について説明する。
〔Ni−Pめっき工程S1〕
Ni−Pめっき工程S1では、非磁性基体2がアルミニウム合金基板の場合、まず、円盤状に加工された非磁性基体2の表面がアルカリ洗浄および酸エッチングにより清浄化される。次に、清浄化された非磁性基体2は、ジンケート液に浸漬される。これにより、所定の膜厚を有する所定の亜鉛膜が初期反応層4として形成される。非磁性基体2がガラス基板やシリコン基板の場合は、塩酸酸性塩化スズ溶液と塩酸酸性塩化パラジウム溶液に順次浸漬して表面にPd核を析出させる活性化処理層が初期反応層4として形成されたり、スパッタ法やイオンプレーティング法等の物理蒸着法を用いて、Ni、Ni−P、Cu、Cr、Fe、またはPdなどが初期反応層4として形成される。
続いて、下地層6が、非磁性基体2の初期反応層4上にNi−Pの無電解めっきにより形成される。
〔アニール工程S2〕
続いて、アニール工程S2において、下地層6が形成された非磁性基体2(すなわち基板22)に対し所定の温度範囲で、所定期間だけ加熱処理が施される。
〔ポリッシング工程S3〕
次に、下地層6の表面にポリッシング加工を施して表面を平滑に研磨する。
〔テクスチャ工程S4〕
(テクスチャ加工工程S41)
続いて、テクスチャ加工工程S41において、基板22の下地層6の表面がテクスチャ加工される。テクスチャ加工は、図4乃至図6に示されるようなテクスチャ加工装置を使用して行なわれる。斯かるテクスチャ加工装置は、図示が省略される制御ユニットにより各動作が制御される。
テクスチャ加工装置は、中央に孔を有し下地層6が形成された基板22を着脱可能に保持するチャック機構24と、チャック機構24に連結され基板22とともにチャック機構24を回転させる回転駆動部26と、研磨テープ34の一部を基板22の両面の各被加工面にそれぞれ押し付け研磨するテープ研磨機構28Aおよび28Bと、テープ研磨機構28Aおよび28Bをチャック機構24の中心軸線に沿って互いに近接または離隔させるテープ研磨機構送り装置30Aおよび30Bと、テープ研磨機構28Aおよび28Bを同時に基板22の半径方向に沿って移動させるオシレーション装置32と、スラリー液を基板22の被加工面に供給するスラリー液供給部42Aおよび42Bとを含んで構成されている。
その基板22の透孔との共通の中心軸線上に配されるチャック機構24は、その基板22の平坦面がその中心軸線を略垂直に横切るように基板22を保持するものとされる。回転駆動部26は、例えば、駆動用モータとされ、その基板22およびチャック機構24を例えば、約50〜500rpmの範囲で回転させるものとされる。
基板22を挟んで相対向して配されるテープ研磨機構28Aおよび28Bは、互いに同一の構造を有するのでテープ研磨機構28Aについて説明し、テープ研磨機構28Bについての説明を省略する。
テープ研磨機構28Aは、後述する研磨テープ34を送り出す送出ローラ40cと、その研磨テープ34を巻き取る巻取ローラ40bと、連続して送られる研磨テープ34の一部を基板22の被加工面に向けて押し付ける押圧ローラ40aと、研磨テープ34における押圧ローラ40aと送出ローラ40cとの間に巻き掛けられた部分、および、押圧ローラ40aと巻取ローラ40bとの間に巻き掛けられた部分にそれぞれ初張力を付与するテンショナローラ40dとを含んで構成されている。
研磨テープ34は、例えば、不織布タイプの加工布とされる。その研磨テープ34の幅は、基板22の被加工面の半径方向の全幅を覆う幅とすることが好ましい。
巻取ローラ40bは、図示が省略される駆動用モータの出力軸に連結されている。これにより、その駆動用モータが作動状態とされることにより、送出ローラ40cから送り出される研磨テープ34が図4に示される矢印の示す方向に移動され押圧ローラ40aを経由して巻取ローラ40bにより所定の速度で連続して巻き取られることとなる。従って、連続的に送られる押圧ローラ40aの外周面に巻き掛けられる研磨テープ34の一部は、常に基板22の被加工面に対し新しい部分が接触することとなる。さらに、テープ研磨機構28Aおよび28Bには、スラリー液を基板22の被加工面に供給するスラリー液供給部42Aおよび42Bが設けられている。スラリー液は、例えば、界面活性剤と多結晶ダイヤモンド砥粒との混合スラリーとされる。
スラリー液供給部42Aおよび42Bは、それぞれ、その先端が基板22の被加工面に臨むようにテープ研磨機構28Aおよび28B内に配置されている。従って、スラリー液供給部42Aおよび42Bは、図6に拡大されて示されるように、基板22を挟んで相対向して配されることとなる。また、スラリー液供給部42Aおよび42Bは、それぞれ、テープ研磨機構28Aおよび28Bとともに移動せしめられる。
テープ研磨機構28Aおよび28Bは、それぞれ、テクスチャ加工を行うにあたり、先ず、図4に二点鎖線で示されるように、基板22の被加工面から離隔した待機位置から図4に実線で示される研磨実行位置までテープ研磨機構送り装置30Aおよび30Bにより基板22の中心軸線方向に沿って移動せしめられる。次に、テープ研磨機構28Aおよび28Bは、それぞれ、図6に拡大して示されるように、研磨テープ34の一部が、スラリー液供給部42Aおよび42Bからのスラリー液が供給される状態で回転せしめられる基板22の被加工面に摺接した状態で、図5に示されるように、オシレーション装置32により基板22の半径方向に所定の期間内で移動せしめられる。これにより、所定の複数の溝が、基板22の被加工面である下地層6に略円周方向に沿って形成されることとなる。
続いて、基板22の被加工面全体についてのテクスチャ加工終了後、スラリー液供給部42Aおよび42Bからのスラリー液の供給が停止される。
そして、テープ研磨機構28Aおよび28Bは、作動を停止するとともにテープ研磨機構送り装置30Aおよび30Bにより、基板22の被加工面に対し互いに離隔され待機位置に戻される。
(テクスチャ研磨工程S42)
図2において、続くテクスチャ研磨工程S42においては、テクスチャ加工工程S41のテクスチャ加工が完了した基板22の表面に対しテクスチャ研磨加工が約30秒間、施される。テクスチャ研磨加工は、研磨テープ34が後述する研磨テープ36に取り替えられた図4に示されるテクスチャ加工装置が使用されることにより、行なわれる。
研磨テープ36は、図1に部分的に拡大されて示されるように、多孔質材料、例えば、発泡ウレタンパッドで作られる。その発泡ウレタンパッドにおける平均開孔径Da、開孔率は、それぞれ、40μm、25%である。その研磨テープ36の幅は、基板22の被加工面の半径方向の全幅を覆う幅とすることが好ましい。
使用されるスラリー液は、例えば、研磨剤38と有機酸とを少なくとも含むものとされる。研磨材38は、例えば、研磨テープ36の平均開孔径Daよりも小なる粒径を有する単結晶または多結晶ダイヤモンド、あるいは、コロイダルシリカとされる。また、有機酸は、例えば、クエン酸である。なお、有機酸としては、例えば、マレイン酸、リンゴ酸、コハク酸、ギ酸等のうちの1つからなる酸、またはこれらの混合酸、あるいは、これらの混合酸と界面活性剤との混合酸であってもよい。
このようなテクスチャ研磨加工より、適度なテクスチャ痕が、基板22の下地層6の表面に形成されることとなる。即ち、得られた基板22の下地層6の表面の粗さ(算術平均粗さ)(Ra)が、例えば、0.5nm(5Å)以下、好ましくは、0.05nm以上0.2nm以下となる。
〔スパッタ工程S5〕
続いて、洗浄、乾燥工程(不図示)を経た後、図2におけるスパッタ工程S5において、非磁性シード層8、垂直磁気記録層12、および、保護層14が、例えば、スパッタリング法等により、その研磨された下地層6上に順次、積層され形成される。
〔液体潤滑剤塗布工程S6〕
そして、液体潤滑剤塗布工程S6において、保護層14上に液体潤滑剤層が塗布形成される。これにより、垂直磁気記録媒体10が得られることとなる。
〔実施例1〕
〔基板の作製〕
非磁性基体2として3.5 インチφディスク状のAl−5wt%Mg合金を用い、これをアルカリ洗浄及び酸エッチングによって表面を清浄化し、無電解Ni−P めっきの初期反応層としてジンケート(置換亜鉛めっき) を施した。その後、市販のハードディスク基板用無電解Ni−Pめっき液(上村工業社製ニムデンHDX)をNi濃度6.0±0.1g/L,pH4.5±0.1,液温92±1℃ に管理しためっき浴を用いて、膜厚を約13μmのNi−P合金からなる非磁性下地層を形成した。この非磁性Ni−Pめっき膜の平均P濃度は12wt%であった。その後、250℃にて30分間アニール処理を行い、ポリッシュにより、表面を平滑にした。
次に、上述したテクスチャ加工工程S41に従い、約4cm幅のナイロン製不織布の研磨テープと、平均粒子径0.05μmの多結晶ダイヤモンド約0.1wt%とクーラントを含むスラリー液とを用い、テクスチャ加工を行った。テクスチャ加工条件は、ディスク基板の回転数は、400rpmとし、押圧ローラに、硬度50duroのニトリルゴム製のものを用い、研磨テープの押し付け圧力を1.5kgf/cmとした。研磨テープの移動速度を35mm/min、オシレーションを5Hz、オシレーション幅を1mmとし、スラリー液の供給量は、20ml/minとした。テクスチャ加工時間は、両面同時で、1枚あたり20secとした。得られたテクスチャ痕を有するディスク基板の表面の算術平均粗さRaを測定したところ、Raは、0.15nmであった。
次に、上述したテクスチャ研磨工程S42に従い、研磨時間とスラリー液を各種変えて基板22をテクスチャ研磨加工を行い基板22を作製した。テクスチャ研磨条件は、ディスク基板の回転数は、400rpmとし、押圧ローラに、硬度50duroのニトリルゴム製のものを用い、研磨テープの押し付け圧力を1.5kgf/cmとした。研磨テープの移動速度を35mm/min、オシレーションを5Hz、オシレーション幅を1mmとし、スラリー液の供給量は、20ml/minとした。
〔評価1:基板の表面粗さ(AFMによるRa値)〕
図7に、実験結果を示す。
図7においては、縦軸に表面粗さ(算術平均粗さ)(Ra)、横軸に研磨時間(秒)をとり、各スラリー液における研磨時間に対するテクスチャ研磨された各基板22の非磁性のNi−P系合金層からなる下地層6の表面粗さの変化の特性線L1、L2を示す。
特性線L1は、スラリー液がクエン酸(3%溶液)のみで研磨された比較例の基板22のものであり、特性線L2は、スラリー液がそのクエン酸液に多結晶ダイヤモンド(平均粒径0.05μm)を0.2wt%添加したもので研磨された実施例の基板22のものである。ここで、Raは、表面10μm角の矩形領域についての原子間力顕微鏡(AFM)による表面形状測定結果を用い、日本工業規格JISB0601の算術平均粗さ(Ra)に準拠して算出した。
図7における特性線L1および特性線L2から明らかなように、両者ともに加工時間(研磨時間)が30秒付近で算術平均粗さRa(nm)は、飽和状態を示している。テクスチャ研磨工程以前のテクスチャ粗さに対して、算術平均粗さRaは、特性線L2の方が特性線L1の約2倍で効率のよい低下を示している。
〔垂直磁気記録媒体の作製〕
上述のテクスチャ研磨工程S42まで行った各種ディスク基板22上に、垂直磁気記録層12等を形成して(基板以外は、特開2006−120231号の実施例1と同様のもの)、図3(A)に示すような垂直磁気記録媒体10を作製した。
すなわち、テクスチャ研磨工程S42まで行って洗浄・乾燥した基板22をスパッタ装置内に導入し、Co3Zr5Nbターゲット(ここで、大文字の数字は原子%を表し、Zrが3原子%、Nbが5原子%、残余がCoであることを表す。以下、同様である。)を用いてCoZrNb非晶質軟磁性裏打ち層7を160nm成膜した。次にCo35Ni4Feターゲットを用いてCoNiFe軟磁性シード層(不図示)を6nm成膜した。引き続いて、Ruターゲットを用いて、Arガス圧4.0Pa下でRu非磁性シード層8を10nm成膜した。引き続いて90モル%(Co12Cr14Pt)−10モル%(SiO)ターゲットを用いてガス圧5.3Pa下でCoCrPt−SiO垂直磁気記録層12を10nm成膜した。最後にカーボンターゲットを用いてカーボンからなる保護層14を7nm成膜後、真空装置から取り出した。Ru非磁性シード層8およびCoCrPt−SiO垂直磁気記録層12を除くこれらの成膜はすべてArガス圧0.67Pa下で行い、CoCrPt−SiO垂直磁気記録層12はRFマグネトロンスパッタリング法により、それ以外の各層はDCマグネトロンスパッタリング法により形成した。その後、パーフルオロポリエーテルからなる液体潤滑層をディップ法により2nm形成し、垂直磁気記録媒体10とした。
〔評価2:磁気記録媒体のノイズ特性〕
図8は、本発明者らにより検証された垂直磁気記録媒体10の比較実験例の実験結果を示す。図8は、上述の各スラリー液が使用され研磨された同様な各基板22をそれぞれ用いた各垂直磁気記録媒体10のノイズ特性を示す。図8においては、縦軸にノイズ特性(dB)をとり、横軸に、基板22におけるテクスチャ研磨加工後の算術平均粗さRaをとり、各値をプロットしたグラフL1は、スラリー液がクエン酸(3%溶液)のみで研磨された比較例の基板22のものであり、グラフL2は、スラリー液がそのクエン酸液に多結晶ダイヤモンド(平均粒径0.05μm)を0.2wt%添加したもので研磨された実施例の基板22のものである。なお、ノイズ特性(dB)は、ノイズ測定器(Guzik社製RWA2002)を利用して測定された。
図8に示されるグラフL1、および、L2から明らかなように、ノイズ特性は、テクスチャ研磨加工後の算術平均粗さ(Ra)と相関関係にあり、算術平均粗さ(Ra)が低下するに従い、ノイズ特性も良くなる傾向にある事がわかる。また、グラフL1から明らかなように、酸を用いたテクスチャ研磨加工の場合、ダイヤモンドを添加することで、より効率よく鏡面化でき、短時間で目的の特性を得る事ができることが確認された。
〔実施例2〕
また、本発明者らにより、上述のクエン酸液に多結晶ダイヤモンド(平均粒径0.05μm)を0.2wt%添加したスラリー液に代えて、その多結晶ダイヤモンドの代わりに、コロイダルシリカを添加したスラリー液の効果について比較検証された。
スラリー液における砥粒として使用したコロイダルシリカは、粒径40nmのコロイダルシリカと粒径10nmのコロイダルシリカとを80%/20%の混合比で混合したものが用いられる。また、スラリー液に混合される酸については、マレイン酸が使用される。その他の条件は、上述の図7に示される例と同様な条件とした。
本実験において、検証される各基板22は、従来の長手テクスチャ加工(不織布とクラスターダイヤおよびクーラントを含むスラリー液を使用)が2段階行われたもの(以下A加工と記す)、従来の長手テクスチャ加工の後に研磨テープに上述の研磨テープ36(発泡ウレタンパッド)を使用し砥粒に微小多結晶ダイヤ、スラリー液にクーラントを用いたもので研磨されたもの(以下B加工と記す)、従来の長手テクスチャ加工の後に研磨テープ36を使用し砥粒に微小多結晶ダイヤ、上述のスラリー液が用いられ研磨されたもの(以下C加工と記す)、従来の長手テクスチャ加工の後に研磨テープ36を使用し砥粒にコロイダルシリカ、上述のスラリー液が用いられテクスチャ加工装置により2回研磨されたもの(以下D加工と記す)である。
本発明者らの検証によれば、比較例のA加工は、算術平均粗さRaが高く鋭利なテクスチャ痕のため垂直磁気記録媒体には適さない長手(面内)磁気記録媒体に適した表面形状であるのが確認された。また、比較例のB加工についても、やや低い算術平均粗さRaではあるが鋭利なテクスチャ痕が残り面内に磁気配向し易い形状を示していることが確認された。
一方、実施例のC加工、D加工を用いた場合、低い算術平均粗さRaが得られている上、鋭利なテクスチャ痕も取り除かれており、垂直磁気記録媒体に良好な表面形状を得ることができていることが確認された。
図14(A)〜(C)、図13(B)は、それぞれ、上述のA加工乃至D加工がそれぞれ施された各基板22の表面において1×1(μm)角の矩形領域について原子間力顕微鏡(AFM)で表面粗さを測定したとき、その表面粗さAFM(Ra)(nm)の変化を示す。
図14(A)は、A加工が施された比較例の基板22の表面粗さを示す。図14(B)は、B加工が施された比較例の基板22の表面粗さを示す。図14(C)は、C加工が施された実施例の基板22の表面粗さを示す。図13(B)は、D加工が施された実施例の基板22の表面粗さを示す。図13(A)は、ポリッシング加工のみの比較例の基板22の表面粗さ(算術平均粗さRa:0.230)を示す。
図14(A)および(B)に示されるように、A加工、または、B加工が施された比較例の基板22の算術平均粗さRaが、それぞれ、0.262nm、0.230nmであり、0.2nm以上であるのに対し、C加工、またはD加工が用いられた場合、図14(C)、図13(B)に示されるように、実施例の基板22の算術平均粗さRaが、それぞれ、0.101nm,0.119nmであり、0.1nm強とかなり低い値となり、垂直磁気記録媒体に適した基板表面形状を得ることができることが確認された。以上より、研磨砥粒にコロイダルシリカを用いた場合においても、ダイヤモンドと同等、またはそれ以上に基板の表面を鏡面化することが可能である。
〔評価3:基板の表面粗さ(AFM観察)〕
図11(A)〜(C)、図12(A)〜(C)は、それぞれ、本発明者らにより、上述のテクスチャ研磨の加工時間の変化の基板22の表面粗さに与える影響を検証すべく行なわれた評価の結果である。
図11(A)〜(C)、図12(A)〜(C)は、上述のテクスチャ研磨の加工時間を5秒、10秒、30秒に設定した場合、それぞれ、得られた実施例の基板22の表面粗さの原子間力顕微鏡写真および表面粗さデータを示す。図11(D)および図12(D)は、テクスチャ加工のみ施された比較例の基板22の表面粗さの原子間力顕微鏡AFMによる写真および表面粗さデータを示す。
図11(A)〜(C)、および、図12(A)〜(C)より明らかなように、テクスチャ研磨工程S42を施すことにより、Ni−Pめっき層(下地層)6上の傷が取り除かれている。また、上述のようにテクスチャ研磨工程に酸を用いてウレタンパッドで研磨を行っても、適度な円周方向のテクスチャ痕を残すことができるのでテクスチャ痕がわずかに残った平面形状を得ることができる。ここで、この基板の平面形状は、テクスチャ研磨工程の加工時間を制御することにより、算術平均粗さRaを調整できることも本発明者らにより確認された。
〔評価4:垂直磁気記録媒体のタッチダウンハイト評価〕
さらに、磁気記録媒体の記録密度および基板表面上の異常突起の有無の評価にあたって、タッチダウンハイトが用いられる場合がある。
タッチダウンハイトとは、検査ヘッドを浮上させた状態で磁気記録媒体の回転速度を落としていき、検査ヘッドが磁気記録媒体と接触する高さのことである。
タッチダウンハイトは、試験機(試験機RQ7800:日立DECO製)により測定される。該試験機は、検査ヘッドに取り付けられ試験片との衝突により電圧を発生する衝突信号発生部を有しており、検査ヘッドが磁気記録媒体の半径方向に沿った所定の測定位置に固定され、磁気記録媒体の回転速度を徐々に落としていった時の該電圧変化を計測するものである。また、検査ヘッドの浮上の高さは、検査ヘッド浮上高さ測定装置によって磁気記録媒体の回転速度に対してあらかじめ測定されているので回転速度から取得可能である。
磁気ヘッドの浮上の高さと磁気記録媒体の記録密度との関係は、記録密度が高密度であるほど磁気ヘッドが低浮上化するという関係があるので上述のタッチダウンハイトを測定することにより、記録密度の評価が可能となる。つまり、タッチダウンハイトが低い程、高密度化が可能であることを示していると判断できるのである。
また、基板表面にパーティクルなどの異常突起が存在する場合、検査ヘッドがこの異常突起に衝突するのでタッチダウンハイトは高くなる。従って、タッチダウンハイトを測定することで異常突起の有無についての評価も可能となるのである。
そこで、本発明者らにより検証された比較実験例における各垂直磁気記録媒体のタッチダウンハイトの測定がなされた。
図9は、基板22の下地層6の加工がテクスチャ加工のない、ポリッシング加工のみ施された場合において、得られた比較例の垂直磁気記録媒体のタッチダウンハイトの測定結果である。また、図10は、基板22の下地層6の研磨加工が、上述の例と同様に、テクスチャ加工工程S41の後、酸による上述のテクスチャ研磨工程S42が施こされ、下地層6上に算術平均粗さ0.5nm(5Å)以下の適度なテクスチャ痕が残存する基板22が用いられた実施例の垂直磁気記録媒体10のタッチダウンハイトの測定結果である。
図9および図10は、それぞれ、縦軸に衝突信号発生部の電圧(V)をとり、横軸に検査ヘッドの浮上高さの値(nm)をとり、特性線L1,L2、L3を示す。特性線L1,L2、L3は、それぞれ、検査ヘッドの測定位置が半径20mm、30mm、40mmに設定された場合におけるタッチダウンハイトを示す。
図9に示される特性線L1〜L3から明らかなように、比較例の垂直磁気記録媒体においては、検査ヘッドの浮上の高さが8〜10nm付近で検査ヘッドの衝突による電圧が発生しているのに対し、実施例の垂直磁気記録媒体においては、図10に示される特性線L1〜L3から明らかなように、検査ヘッドの浮上の高さが4〜6nm付近まで安定した浮上であることを表している。
これは、テクスチャ加工工程S41でNi−Pめっき層(下地層)6上のポリッシング加工工程S3により生じる傷を取り除いた後、さらに、酸によるテクスチャ研磨工程S42を施すことにより、異常突起が除去され、適度の円周方向のテクスチャ痕をわずかに有した平面が形成されるので傷によるヘッドクラッシュや磁気ヘッドの磁気記録媒体の記録面への吸着を防ぐことができることを示すものであり、従って、浮上特性を維持した状態での垂直方向の磁気配向が可能となる。即ち、基板22上に、算術平均粗さRaが0.5nm(5Å)以下、好ましくは、0.05nm以上0.2nm以下のテクスチャ痕を施すことにより、従来の垂直磁気記録媒体に比べて高密度化が可能であると共に、浮上特性も向上することとなる。
本発明に係る垂直磁気記録媒体の製造方法の一例に用いられる研磨テープの一部を、基板の一部とともに拡大して示す部分断面図である。 本発明に係る垂直磁気記録媒体の製造方法の一例の製造工程を示す工程図である。 (A)および(B)は、それぞれ、Ni−P系合金からなる下地層が非磁性である場合と軟磁性である場合の本発明に係る垂直磁気記録媒体の異なる実施形態の一部を示す部分断面図である。 本発明に係る垂直磁気記録媒体の製造方法の一例に用いられるテクスチャ加工装置の要部の構成を概略的に示す構成図である。 図4に示されるテクスチャ加工装置の側面図である。 図4に示されるテクスチャ加工装置の動作説明に供される図である。 比較例および実施例の基板における表面粗さと加工時間との関係を示す特性図である。 比較例および実施例の垂直磁気記録媒体におけるノイズ特性と基板表面粗さとの関係を示す特性図である。 比較例の垂直磁気記録媒体におけるタッチダウンハイトの測定結果を示す特性図である。 実施例の垂直磁気記録媒体におけるタッチダウンハイトの測定結果を示す特性図である。 (A)、(B)、および(C)は、それぞれ、テクスチャ研磨の加工時間を5秒、10秒、30秒に設定した場合、それぞれ、得られた実施例の基板の表面の原子間力顕微鏡写真を示し、(D)は、テクスチャ加工のみ施された比較例の基板の表面の原子間力顕微鏡写真を示す。 (A)、(B)、(C)および(D)は、それぞれ、図11(A),(B)、(C)、および(D)に対応した表面粗さデータを示す。 (A)は、ポリッシング加工のみの比較例の基板の表面形状を示す原子間力顕微鏡写真であり、(B)は、D加工が施された実施例の基板の表面形状を示す原子間力顕微鏡写真である。 (A),(B)、および(C)は、それぞれ、A加工乃至C加工がそれぞれに施された各比較例・実施例の基板の表面形状を示す原子間力顕微鏡写真である。
符号の説明
2 非磁性基体
6 Ni−P系合金からなる下地層
10 垂直磁気記録媒体
12 垂直磁気記録層
22 基板
34、36 研磨テープ

Claims (11)

  1. Ni−P系合金からなる下地層を有する基板の該下地層に、界面活性剤と第1の研磨材とを含む第1のスラリー液を供給しながら不織布製の第1の研磨テープで複数の溝を形成するテクスチャ加工工程と、
    前記テクスチャ加工工程により加工された下地層の表面を、多孔質材料で作られる第2の研磨テープで、該第2の研磨テープの平均開口径よりも小なる粒径を有する第2の研磨材と、有機酸とを含む第2のスラリー液を供給しながら垂直方向の磁気配向が容易となるテクスチャ痕を残存させるような表面粗さに研磨するテクスチャ研磨工程と、を含み、
    前記第2の研磨材が、コロイダルシリカ砥粒であることを特徴とする垂直磁気記録媒体の製造方法。
  2. 前記テクスチャ研磨工程において、前記下地層の表面における算術平均粗さRaが、0.05nm以上0.2nm以下となるまで研磨されることを特徴とする請求項1に記載の垂直磁気記録媒体の製造方法。
  3. 前記有機酸は、クエン酸、マレイン酸、リンゴ酸、コハク酸、および、ギ酸の群から選択されたいずれかの酸、又はこれらの混合酸であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の垂直磁気記録媒体の製造方法。
  4. 前記多孔質材料で作られる第2の研磨テープは、ウレタンパッドであることを特徴とする請求項1乃至3のうちのいずれかに記載の垂直磁気記録媒体の製造方法。
  5. 請求項1乃至4のうちのいずれかに記載の製造方法により製造された垂直磁気記録媒体。
  6. 垂直磁気記録媒体におけるタッチダウンハイトが、8nm以下であることを特徴とする請求項5記載の垂直磁気記録媒体。
  7. Ni−P系合金からなる下地層を有する基板の該下地層に、界面活性剤と第1の研磨材
    とを含む第1のスラリー液を供給しながら不織布製の第1の研磨テープで複数の溝を形成するテクスチャ加工工程と、
    前記テクスチャ加工工程により加工された下地層の表面を、多孔質材料で作られる第2の研磨テープで、該第2の研磨テープの平均開口径よりも小なる粒径を有する第2の研磨材と、有機酸とを含む第2のスラリー液を供給しながら垂直方向の磁気配向が容易となるテクスチャ痕を残存させるような表面粗さに研磨するテクスチャ研磨工程と、を含み、
    前記第2の研磨材が、コロイダルシリカ砥粒であることを特徴とする垂直磁気記録媒体用基板の製造方法。
  8. 前記テクスチャ研磨工程において、前記下地層の表面における算術平均粗さRaが、0.05nm以上0.2nm以下となるまで研磨されることを特徴とする請求項7に記載の垂直磁気記録媒体用基板の製造方法。
  9. 前記有機酸は、クエン酸、マレイン酸、リンゴ酸、コハク酸、および、ギ酸の群から選択されたいずれかの酸、又はこれらの混合酸であることを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の垂直磁気記録媒体用基板の製造方法。
  10. 前記多孔質材料で作られる第2の研磨テープは、ウレタンパッドであることを特徴とする請求項7乃至9のうちのいずれかに記載の垂直磁気記録媒体用基板の製造方法。
  11. 請求項7乃至10のうちのいずれかに記載の製造方法により製造された垂直磁気記録媒体用基板。
JP2006292757A 2006-10-27 2006-10-27 垂直磁気記録媒体、垂直磁気記録媒体用基板、および、それらの製造方法 Expired - Fee Related JP4665886B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006292757A JP4665886B2 (ja) 2006-10-27 2006-10-27 垂直磁気記録媒体、垂直磁気記録媒体用基板、および、それらの製造方法
SG200706207-8A SG142215A1 (en) 2006-10-27 2007-08-24 Method of manufacturing a perpendicular magnetic recording medium, method of manufacturing a substrate for said recording medium, a medium and a substrate manufactured by the methods
MYPI20071429A MY145789A (en) 2006-10-27 2007-08-24 Method of manufacturing a perpendicular magnetic recording medium, a method of manufacturing a substrate for a perpendicular magnetic recording medium, and a medium and a substrate manufactured by the methods
US11/925,333 US8167685B2 (en) 2006-10-27 2007-10-26 Method of manufacturing a perpendicular magnetic recording medium, a method of manufacturing a substrate for a perpendicular magnetic recording medium, and a medium and a substrate manufactured by the methods

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006292757A JP4665886B2 (ja) 2006-10-27 2006-10-27 垂直磁気記録媒体、垂直磁気記録媒体用基板、および、それらの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008108396A JP2008108396A (ja) 2008-05-08
JP4665886B2 true JP4665886B2 (ja) 2011-04-06

Family

ID=39426741

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006292757A Expired - Fee Related JP4665886B2 (ja) 2006-10-27 2006-10-27 垂直磁気記録媒体、垂直磁気記録媒体用基板、および、それらの製造方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8167685B2 (ja)
JP (1) JP4665886B2 (ja)
MY (1) MY145789A (ja)
SG (1) SG142215A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010080022A (ja) 2008-09-29 2010-04-08 Showa Denko Kk 垂直磁気記録媒体の製造方法
JP5326638B2 (ja) * 2009-02-18 2013-10-30 富士電機株式会社 磁気記録媒体用ガラス基板の製造方法、それが使用される磁気記録媒体用ガラス基板、および、垂直磁気記録媒体
US8808459B1 (en) * 2010-09-01 2014-08-19 WD Media, LLC Method for cleaning post-sputter disks using tape and diamond slurry
US8668953B1 (en) * 2010-12-28 2014-03-11 WD Media, LLC Annealing process for electroless coated disks for high temperature applications
JP2013030235A (ja) * 2011-07-27 2013-02-07 Alphana Technology Co Ltd 回転機器および回転機器を製造する方法
CN110326042B (zh) * 2017-03-31 2020-09-11 Hoya株式会社 磁盘用非磁性基板和磁盘
JP6467118B1 (ja) 2017-06-30 2019-02-06 Hoya株式会社 磁気ディスク用基板及び磁気ディスク
CN108970434A (zh) * 2018-08-17 2018-12-11 成都天成鑫钻纳米科技股份有限公司 一种纳米金刚石团簇粉碎及分散方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003049159A (ja) * 2001-08-02 2003-02-21 Fujimi Inc テクスチャー加工用組成物及びそれを用いたメモリーハードディスクの製造方法
JP2003173517A (ja) * 2001-11-30 2003-06-20 Showa Denko Kk 磁気記録媒体、その製造方法および媒体基板
JP2005353177A (ja) * 2004-06-11 2005-12-22 Fuji Electric Device Technology Co Ltd 垂直磁気記録媒体用ディスク基板並びにその基板の製造方法及びその基板を用いた垂直磁気記録媒体
JP2006268984A (ja) * 2005-03-25 2006-10-05 Nihon Micro Coating Co Ltd 垂直磁気記録ディスク及びその製造方法

Family Cites Families (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10334460A (ja) 1997-05-29 1998-12-18 Hitachi Ltd 記録媒体および記録装置
US6149696A (en) * 1997-11-06 2000-11-21 Komag, Inc. Colloidal silica slurry for NiP plated disk polishing
JP4536866B2 (ja) * 1999-04-27 2010-09-01 キヤノン株式会社 ナノ構造体及びその製造方法
US6248395B1 (en) * 1999-05-24 2001-06-19 Komag, Inc. Mechanical texturing of glass and glass-ceramic substrates
US6488729B1 (en) * 1999-09-30 2002-12-03 Showa Denko K.K. Polishing composition and method
US6866883B2 (en) * 2000-07-25 2005-03-15 Seagate Technology Llc Mechanical texturing of sol-gel—coated substrates for magnetic recording media
US6790763B2 (en) * 2000-12-04 2004-09-14 Ebara Corporation Substrate processing method
JP3995902B2 (ja) * 2001-05-31 2007-10-24 Hoya株式会社 情報記録媒体用ガラス基板及びそれを用いた磁気情報記録媒体
MY133305A (en) * 2001-08-21 2007-11-30 Kao Corp Polishing composition
US20030110803A1 (en) * 2001-09-04 2003-06-19 Nippon Sheet Glass Co., Ltd. Method of manufacturing glass substrate for magnetic disks, and glass substrate for magnetic disks
US20030077983A1 (en) * 2001-10-12 2003-04-24 International Business Machines Corporation Cleaning polish etch composition and process for a superfinished surface of a substrate
US7314402B2 (en) * 2001-11-15 2008-01-01 Speedfam-Ipec Corporation Method and apparatus for controlling slurry distribution
US6808830B2 (en) * 2001-12-28 2004-10-26 Showa Denko K.K. Magnetic recording medium, production process and apparatus thereof, and magnetic recording and reproducing apparatus
US7025659B2 (en) * 2002-01-14 2006-04-11 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. Simultaneous planarization of pole piece and coil materials for write head applications
JP4123806B2 (ja) * 2002-03-29 2008-07-23 高橋 研 磁気記録媒体、その製造方法および磁気記録装置
JP3577486B2 (ja) * 2002-04-25 2004-10-13 Hoya株式会社 磁気記録媒体及びその製造方法
MY138480A (en) * 2002-05-09 2009-06-30 Maxtor Corp Method of simultaneous two-disk processing of single-sided magnetic recording disks
US6811467B1 (en) * 2002-09-09 2004-11-02 Seagate Technology Llc Methods and apparatus for polishing glass substrates
JP4659338B2 (ja) * 2003-02-12 2011-03-30 Hoya株式会社 情報記録媒体用ガラス基板の製造方法並びにそれに使用する研磨パッド
JP3940693B2 (ja) * 2003-02-24 2007-07-04 日本ミクロコーティング株式会社 磁気ハードディスク基板及びその製造方法
RU2356926C2 (ru) * 2003-07-11 2009-05-27 У.Р. Грэйс Энд Ко.-Конн. Абразивные частицы для механической полировки
JP4126657B2 (ja) 2003-11-13 2008-07-30 富士電機デバイステクノロジー株式会社 垂直記録用磁気ディスク基板の研磨方法
JP2005216465A (ja) 2004-02-02 2005-08-11 Fuji Electric Device Technology Co Ltd 記録媒体用ディスク基板、その研磨方法、および、垂直磁気記録媒体の製造方法
US20060204792A1 (en) * 2004-04-06 2006-09-14 Hiroshi Osawa Magnetic recording medium, production process therefor, and magnetic recording and reproducing apparatus
JP2006092719A (ja) 2004-08-27 2006-04-06 Showa Denko Kk 磁気ディスク用基板および磁気ディスクの製造方法
JP4380577B2 (ja) * 2005-04-07 2009-12-09 富士電機デバイステクノロジー株式会社 垂直磁気記録媒体
TW200717635A (en) * 2005-09-06 2007-05-01 Komatsu Denshi Kinzoku Kk Polishing method for semiconductor wafer

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003049159A (ja) * 2001-08-02 2003-02-21 Fujimi Inc テクスチャー加工用組成物及びそれを用いたメモリーハードディスクの製造方法
JP2003173517A (ja) * 2001-11-30 2003-06-20 Showa Denko Kk 磁気記録媒体、その製造方法および媒体基板
JP2005353177A (ja) * 2004-06-11 2005-12-22 Fuji Electric Device Technology Co Ltd 垂直磁気記録媒体用ディスク基板並びにその基板の製造方法及びその基板を用いた垂直磁気記録媒体
JP2006268984A (ja) * 2005-03-25 2006-10-05 Nihon Micro Coating Co Ltd 垂直磁気記録ディスク及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
US8167685B2 (en) 2012-05-01
JP2008108396A (ja) 2008-05-08
MY145789A (en) 2012-04-30
US20080131737A1 (en) 2008-06-05
SG142215A1 (en) 2008-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4665886B2 (ja) 垂直磁気記録媒体、垂直磁気記録媒体用基板、および、それらの製造方法
US6972135B2 (en) Texturing of magnetic disk substrates
US6248395B1 (en) Mechanical texturing of glass and glass-ceramic substrates
US20090142625A1 (en) Magnetic recording medium, production process thereof, and magnetic recording and reproducing apparatus
JP2007042263A (ja) 磁気記録媒体用基板及び磁気記録媒体並びに磁気記録再生装置
JP4023408B2 (ja) 垂直磁気記録媒体用基板、垂直磁気記録媒体及びそれらの製造方法
US6497925B1 (en) Surface treatment on solgel coated substrate to improve glide height performance
JP4172412B2 (ja) 垂直磁気記録媒体用基板及びそれを用いた垂直磁気記録媒体
JP4860580B2 (ja) 磁気ディスク用基板及び磁気ディスク
JP2007111852A (ja) 磁気ディスク用ガラス基板の製造方法、磁気ディスクの製造方法及び研磨布
US8932110B2 (en) Method of manufacturing perpendicular magnetic recording medium substrate and perpendicular magnetic recording medium substrate manufactured by the same
JP5032758B2 (ja) 磁気ディスク用ガラス基板の製造方法及び磁気ディスクの製造方法
US6764738B1 (en) Magnetic recording medium with patterned substrate
US8398870B2 (en) Method for manufacturing perpendicular magnetic recording medium
JP2007026536A (ja) 磁気記録媒体およびその製造方法並びに磁気記録再生装置
US8101049B2 (en) Method for producing low cost media
JP2005216465A (ja) 記録媒体用ディスク基板、その研磨方法、および、垂直磁気記録媒体の製造方法
US20080096052A1 (en) Method of texturing substrate for perpendicular magnetic recording media, texturing device, and perpendicular magnetic recording media
JP2004259378A (ja) 垂直記録用磁気ディスク基板とその製造方法
JP3869380B2 (ja) 磁気記録媒体用ガラス基板の製造方法および磁気記録媒体の製造方法
JP2003059034A (ja) 磁気記録媒体用ガラス基板及び磁気記録媒体
JPH09231561A (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JP2012018723A (ja) 磁気記録媒体の製造方法および磁気記録媒体の製造システム
JPH11232631A (ja) 磁気ディスク基板
JPH05282668A (ja) 垂直磁気記録用サブストレート、磁気ディスク及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090914

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100325

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100330

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100528

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100702

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100930

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20101013

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101214

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101227

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140121

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4665886

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140121

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140121

Year of fee payment: 3

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140121

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees