JP4663405B2 - レジャービィークル - Google Patents

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Description

本発明は、自動二輪車、ATV(All Terrain Vehicle:不整地走行車両) 、小型運搬車等の、車輪によって地面を走行するレジャービィークルに関する。
レジャービィークル、例えば、ATVの場合、あらゆる状態の走行面、例えば、砂地の上を走行する場合がある。かかる砂地を走行する場合に、砂地で発進や加速するような状況も当然に存在する。
このような砂地のような車輪と接地面とのグリップ力が低い状況では、無用にスリップをさせることなく発進や加速をおこなうことが難しいときがある。つまり、大きな駆動力(回転トルク)を発進当初や加速時に駆動輪に作用させると、当該駆動輪がスリップしてしまい、円滑な発進や加速をおこなわせることができない場合がある。かかる場合には、発進当初は小さな駆動力(駆動トルク)を車輪に作用させ、発進すると徐々に駆動力(あるいは回転数)を高めてゆくような、車両の原動機(エンジン等)に対する微妙なアクセル操作が必要となる。また、車両の加速時にも、無用なスリップが生じないようなアクセル操作が必要となる。
このような状況は、車輪と接地面とのグリップ力が小さい、雪道、ぬかるみ道あるいは濡れた路面等においても同様である(特許文献1参照)。
実公平5−9562号公報
本発明は、このような状況に鑑みて行われたもので、前述のように車輪と接地面とのグリップ力が小さい砂地や雪道等においても円滑に発進や加速をすることができるレジャービィークルを提供することを目的とする。
前記本発明の目的は、以下の構成からなるレジャービィークルによって解決することができる。
本第1の発明にかかるレジャービィークルは、原動機で駆動される駆動輪が接地して該接地面との摩擦によって駆動・走行するレジャービィークルであって、
前記駆動輪の駆動を制御する回転数制御手段と、
前記駆動輪が所定状態以上にスリップしない状態を維持しつつ、前記回転数制御手段を制御して前記駆動輪を増速させる制御装置と、
を具備したことを特徴とする。
このような構成からなる本第1の発明にかかるレジャービィークルによれば、発進時や加速時に、運転者がアクセル操作をおこなうと、そのアクセル操作に応じて原動機の回転数が増加しようとするが、その際、前記制御装置が、駆動輪の駆動を、駆動輪が接地面との間で所定状態以上にスリップしない状態を維持するように制御しながら増加させる。このため、接地面がすべり易い砂地やぬかるみあるいは雪道等の状況下においても、円滑に発進させ又加速させることができる。
また、前記本第1の発明にかかるレジャービィークルにおいて、
前記原動機の回転状態を検知する原動機回転検知装置と、
前記駆動輪とは別に設けられた、回転自在な非駆動輪と、
この非駆動輪の回転状態を検知する非駆動輪回転検知装置とを、さらに備え、
前記制御装置は、前記原動機の回転数が所定回転数以上であり、前記非駆動輪回転検知装置の検知データの値が所定値未満であるときに、前記駆動輪が所定状態以上にスリップしない状態を維持しつつ、前記回転数制御手段を制御して前記駆動輪を増速させるよう制御するように構成すると、発進や加速の状況を、前記原動機回転検知装置と、スリップしない非駆動輪の回転状態から非駆動輪回転検知装置を用いて正確に検知することができ、該発進の際に所定状態以上にスリップしない状態で発進させあるいは加速させることができる構成となる。
また、前記本第1の発明にかかるレジャービィークルにおいて、
前記駆動輪とは別に設けられた、回転自在な非駆動輪と、
この非駆動輪の回転状態を検知する非駆動輪回転検知装置と、
前記駆動輪の回転数を検知する駆動輪回転検知装置とを、さらに備え、
前記制御装置が、この駆動輪回転検知装置からの回転状態の検知データと、前記非駆動輪回転検知装置からの回転状態の検知データとを比較して、前記スリップ状態を検知するよう構成されていると、駆動力によってスリップが生じる駆動輪と、車両の走行に応じて自由に回転しスリップの生じない非駆動輪との回転状態の比によって、該駆動輪のスリップの状態を把握することができる構成となる。
また、前記本第1の発明にかかるレジャービィークルにおいて、前記駆動輪の回転数を検知する駆動輪回転検知装置をさらに具備し、
前記制御装置が、この駆動輪回転検知装置からの回転状態の検知データの値と、前記非駆動輪回転検知装置からの回転状態の検知データの値とを比較して、前記スリップ状態を検知するよう構成されていると、駆動力によってスリップが生じる駆動輪と、車両の走行に応じて自由に回転しスリップの生じない非駆動輪との回転状態の比によって、該駆動輪のスリップの状態を把握することができる構成となる。
また、前記本第1の発明にかかるレジャービィークルにおいて、前記制御装置が、前記非駆動輪回転検知装置からの回転状態の検知データの値が所定値以上のとき、前記制御を停止するよう構成されていると、必要な発進時や加速時にのみ作用し、発進後や加速後のある程度以上の速度(回転状態)になると前記発進制御をおこなうことなく所望の走行状態を得ることができる、好ましい構成となる。
また、前記本第1の発明にかかるレジャービィークルにおいて、前記制御装置が、前記駆動輪回転検知装置からの回転状態の検知データの値が所定値以上のとき、前記制御を停止するよう構成しても、前記同様に、必要な発進時や加速時にのみ作用し、発進後や加速後のある程度以上の速度(回転状態)になると前記制御をおこなうことなく、所望の走行状態を得ることができる、好ましい構成となる。
また、本第2の発明にかかるレジャービィークルは、原動機で駆動される駆動輪が接地して該接地面との摩擦によって駆動・走行するレジャービィークルであって、
前記原動機の回転状態を検知する原動機回転検知装置と、
前記駆動輪の駆動を制御する回転数制御手段と、
所定以上のアクセル操作がなされても、前記原動機の回転数を所定値以上に上昇させないように前記回転数制御手段を制御する制御装置と、
を具備したことを特徴とする。
このように構成されたレジャービィークルによると、発進の際や加速の際に所定以上にスリップすることのないレジャービィークルを、シンプルな構成によって得ることができる。
また、本第3の発明にかかるレジャービィークルは、原動機で駆動される駆動輪が接地して該接地面との摩擦によって駆動・走行するレジャービィークルであって、
前記原動機の回転状態を検知する原動機回転検知装置と、
前記駆動輪の駆動を制御する回転数制御手段と、
車両の発進を検知する発進検知手段と、
前記発進検知手段が車両の発進を検知すると、所定の変化量で、前記原動機の回転数を上昇させるよう前記回転数制御手段を制御する制御装置と、
を具備したことを特徴とする。
このように構成されたレジャービィークルによると、発進の際や加速の際に所定以上にスリップすることのないレジャービィークルを、シンプルな構成によって得ることができる。
また、前記本第1〜第3の発明にかかるレジャービィークルにおいて、前記回転数制御手段が、前記原動機のスロットルバルブを開閉操作するアクチュエータによって構成されていると、好ましい。
また、前記本第1〜第3の発明にかかるレジャービィークルにおいて、前記原動機の出力を前記駆動輪に伝達する駆動経路中に配置され、駆動力の断続をおこなうクラッチ装置をさらに具備し、
前記回転数制御手段が、前記クラッチ装置を断続操作するアクチュエータによって構成されていると、クラッチを具備したレジャービィークルにおいて好ましい発進の際や加速の際の制御をおこなうことができる。
また、前記本第1〜第3の発明にかかるレジャービィークルにおいて、駆動制御ボタンあるいは変速装置の変速段を検知する変速段検知装置とを、さらに具備し、前記駆動制御ボタンがONされるとあるいは前記変速段検知装置が所定の変速段数であることを検知したときに、前記制御装置が、前記回転数制御手段を前記の如く制御するよう構成されていると、発進時の制御や加速時の制御が必要なときにのみ前述のような制御されることから、実用上、好ましい構成となる。
本各発明にかかるレジャービィークルによれば、発進時や加速時に、前記制御装置が回転数制御手段を制御することによって、路面状態の悪い砂地や雪道等でも所定状態以上にスリップすることなく円滑に発進や加速することができる、レジャービィークルを提供することができる。
以下、本願発明の1実施例を、レジャービィークルの一種である、農場や牧場等で使用される小型運搬車に適用した場合を例に挙げて、図面を参照しながら以下具体的に説明する。
図1は本発明の1実施例にかかる小型運搬車の外観を示す斜視図、図2は図1に示す小型運搬車に搭載されている、円滑に発進することができる発進の際の制御装置の構成を示すブロック図である。
図1において、1は農場や牧場等で荷役等に使用される小型運搬車で、この小型運搬車1は、図1あるいは図2に図示するように、原動機の一種である小型エンジン(内燃機関)2によって、変速機3を介して、駆動輪である後輪4を駆動して走行するよう構成されている。また、運転席に設けられたステアリングハンドル30を所定角度範囲内で時計方向あるいは反時計方向に回転させることによって、非駆動輪である前輪5を左右に操舵して、走行の方向を自在に変更することができるよう構成されている。
また、前記駆動輪である後輪4には回転状態を検知する回転検知センサー(駆動輪回転検知装置)6が配置されるとともに、前記非駆動輪である前輪5にも回転状態を検知する回転検知センサー(非駆動輪回転検知装置)7が配置されている。さらに、前記小型エンジン2のクランクシャフト2Aにも該クランクシャフト2Aの回転状態を検知する回転検知センサー(原動機回転検知装置)8が配設され、また、前記変速機3にはそのときどきの変速段を検知するシフトポジションセンサー(変速段検知装置)9が配置されている。
そして、前記回転検知センサー6、回転検知センサー7、回転検知センサー8、シフトポジションセンサー9は、それぞれ、制御線L6、L7、L8、L9を介して、制御装置10と接続されている。また、この制御装置10には、駆動制御ボタン11が制御線L11を介して接続されている。この駆動制御ボタン11は、運転席の近傍、例えば、この実施例では、運転席のシフトレバー(変速レバー)のグリップ部分に、配設されている。しかし、この位置に限定されるものでなく、例えば、運転席のダッシュボード、あるいはハンドル30に配設されていてもよい。
また、前記制御装置10は、前記小型エンジン2の回転数を制御する回転数制御手段である、スロットルバルブ(図示せず)を開閉操作するアクチュエータ(回転数制御手段の1実施例)12と、制御線L12を介して接続されており、制御装置10の制御によって、該アクチュエータ12を動作させてスロットルバルブの開閉状態を変化させて、小型エンジン2の回転数を増加させあるいは減少させることができるよう構成されている。
なお、前記回転検知センサー6に代えて、前記回転検知センサー8から得られる回転状態から、前記後輪4の回転状態を検知するように構成してもよく、かかる場合には、前記回転検知センサー6を省略することができる。
そして、前記制御装置10は、基本的に、前記駆動制御ボタン11がON操作されると、前記小型エンジン2の回転数が予め定められた所定回転数以上であり、前記前輪5に配置された回転検知センサー7の検知データの値が予め定められた所定値未満、つまり前輪5が所定回転数未満であるときに、前記後輪4が所定状態以上にスリップしない状態を維持しつつ前記小型エンジン2の回転数を制御することができるよう構成されており、この制御の詳細な内容については後述する。
また、前記小型エンジン2の吸気装置に配置されたスロットルバルブは、前記アクチュエータ12の他に、通常の小型運搬車のように、運転席近傍に配置されているアクセルレバー(アクセルペダル)34を運転者が操作することによっても、開閉することができるが、前記駆動制御ボタン11をONにすると、所定条件下では、アクセルレバー34の操作に優先して、換言すればアクセルレバー34による操作を制限して、前記制御装置10による制御にもとづく操作がおこなれわれるよう構成されている。
また、運転者は、前記運転席近傍に設けられた前記シフトレバー32のシフト操作をすることによって、前記変速機3の変速段を変更し、各変速段の所定の減速比によって、前記小型エンジン2の回転数を減速して、前記後輪4を接地面(地面)に対して相対的に回転(駆動)させて走行することができるようになっている。
そして、前述のように構成された本実施例にかかる小型運搬車は、発進および「ぬかるみ」等を走行する際には、以下のように作用する。以下、前記制御装置10の制御内容とともに、作用について説明する。
例えば、この小型運搬車1をスリップし易い箇所から発進する際に、運転者は、前記変速機3を1速にシフトするとともに、前記駆動制御ボタン11をONに操作することによって、以下のように発進時に制御がなされて、所定以上のスリップ状態を生じることなく発進することが可能となる。つまり、前記状態において、運転者が、アクセルレバー34を踏み込むと、そのアクセル操作によって、前記小型エンジン2はその踏み込み量に応じて回転数が上昇しようとする。例えば、アイドリング回転数(650rpm)から1000rpmまで上昇しようとする。
このような状態において、前記制御装置10は、図3のフローチャートに図示するように、まず、前記駆動制御ボタン11がONになっているか否か、且つ、前記変速機3の変速段が1速になっているか否か、且つ、前記回転検知センサー7からのデータに基づいて非駆動輪である前輪5の回転数が所定回転数未満になっているか否か、チェックする(ステップ1:S1)。
そして、前記全ての条件を満たすと、つまり、前記駆動制御ボタン11がONで、変速段が1速で、且つ、前輪5の回転数が所定回転数未満で、且つ小型エンジン2の回転数が所定回転数以上であると、制御装置10は、次に、前記小型エンジン2の回転数が所定回転数(この実施例1の場合、アイドリング回転数以上の回転数、例えば750rpm)以上か否か、前記回転検知センサー8からのデータに基づいてチェックする(ステップ2:S2)。一方、ステップ1でいずれかの条件を満たさなかった場合、再びステップ1のチェックが繰り返される。
次に、前記ステップ2の条件を満たした場合、つまり、前記小型エンジン2の回転数が所定回転数以上である場合、制御装置10は、前輪5の回転数を検知し、その回転数に対応させて前述したスロットルバルブのアクチュエータ12を制御して、小型エンジン2の回転数を前輪5の回転数に対応した適正な回転数、例えば、前輪5の回転数が0.5rpm未満であるときには、図4に示す制御マップ内容(横軸に前輪5の回転数を、縦軸にエンジン2の回転数をとった「制御マップ」)に従って該小型エンジン2の回転数をそのときの前輪5の回転数に対応させて制御する(ステップ3:S3)。具体的には、このステップ3では、例えば、図4によると、前輪5の回転数がゼロである場合には、前記制御マップに従って小型エンジン2の回転数が700rpmになるように、制御がおこなわれる。なお、図4の制御内容は、この小型運搬車の駆動輪の各回転数に対するグリップ状態等から予め求めておくことができる。
一方、ステップ2において、前記条件を満たさない場合には、ステップ1に戻る。
ところで、この実施例の場合、前記小型エンジン2の回転数を前述の回転数へ下げさせる場合に、スロットルバルブのアクチュエータ12を「閉」方向に動作するよう制御して、該スロットルバルブの開度を変化させておこなう。
しかし、このような構成に代えて、前記小型エンジン2の回転数を前述の回転数に下げさせるのに、小型エンジン2の点火プラグの点火の所謂「間引き」あるいは点火タイミングの遅角によって、該小型エンジン2の回転数を低減(駆動トルクを低減)するように構成してもよい。ここで、前記点火プラグの所謂「間引き」とは、所定回数毎に1度、例えば、3度に1度点火プラグを点火させないようにECU(エンジン・コントロールユニット)等が制御しておこなうことをいう。
このように「間引き」あるいは前記「遅角」によって、エンジン回転数を制御する場合には、プログラムの変更のみで実施できるため、前記アクチュエータ12が不要となり、部品点数が低減し構成をシンプルにすることができ、従って、製造コストを低減でき、且つ信頼性を向上させることができる点で、好ましい実施形態となる。
また、勿論、これら、スロットルバルブの開閉程度、点火の「間引き」、点火タイミングの遅角等を複合的に実施することによって、小型エンジン2の回転数を前述のように制御してもよい。
そして、前記制御装置10は、次に、前記前輪5に配設された回転検知センサー7からのデータにより、この回転検知センサー7で検知した前輪5の回転数から算出された車速が、所定速度(小型運搬車の場合、例えば、5km/h)より大きいか否かチェックする(ステップ4:S4)。
前記ステップ4でのチェックの結果、前輪5の回転数から算出された車速が、所定速度と等しいかあるいは該所定速度より大きい場合(例えば、5km/h以上の場合)には、制御装置10は、一連の制御を終了する。つまり、前輪5が所定回転数より大きい場合には、車両の発進状態が既に終了しているため、前述した一連の制御を終了する。一方、前輪5の回転数から算出された車速が、所定速度より小さい場合(例えば、5km/h未満の場合)には、前記ステップ3に戻る。
前記発進状態が既に終了している場合、それ以降は一連の発進の際の制御の無い状態、つまり、小型エンジン2は、運転者のアクセルレバー34の踏み込量に応じた回転数で回転する。
また、前記制御装置10による発進の際の制御中においても、運転者が、前記駆動制御ボタン11をOFFに操作するか、シフトレバー32が第2速に変速されると、制御装置10は、前記一連の発進制御を終了するよう構成されている。
ところで、前記実施例の場合、前記ステップ3において、制御装置10は、前記図4に示す制御マップに基づいて、前輪5の回転数に対応して小型エンジン2の回転数を制御するよう構成されているが、以下の実施例2あるいは実施例3のように制御するように構成してもよい。
また、前記実施例1では、レジャービィークルの発進の際の制御について説明しているが、駆動トルクの高い低速段(第1速段、第2速段等)での加速時にも同様にスリップを検出して、スリップが無用に発生しないように制御してもよいことは言うまでもない。
例えば、別の実施例(実施例2)として、
図2に示す、制御装置10が、非駆動輪である前記前輪5の回転数と、駆動輪である後輪4の回転数を、それぞれ回転検知センサー7,6からそれぞれ検知して、これらの回転数の比が所定未満の場合(例えば、これらの回転数の比が1.05未満の場合)には、前記小型エンジン2の回転数を所定の割合、例えば、1秒間に20rpmの割合で増速する。また、逆に、回転数の比が前記所定以上の場合(例えば、これらの回転数の比が1.05以上の場合)、駆動輪である後輪4に所定状態以上のスリップが生じていると判断して、前記小型エンジン2の回転数を、前記前輪5の回転数に対応する小型エンジン2の回転数(スリップの生じていない回転数)まであるいはその近傍回転数まで減速するように構成すると、さらに、スリップに対して厳格な制御をおこなうことができる。
さらに、高度な制御としては、次に述べる実施例3のように制御してもよい。
つまり、前記前輪5の回転数と後輪4の回転数の比に応じた回転数で増速させるよう構成してもよい。例えば、具体的には、例えば、前記比が1.0の場合には、小型エンジン2の回転数を1秒間に20rpmの割合で増速させ、前記比が1.0以上で且つ1.005未満のときは、1秒間に10rpmの割合で増速させ、前記比が1.005以上で且つ1.02未満のときは、1秒間に5rpmの割合で増速させ、前記比が1.02以上且つ1.03未満のときには増速させることなく同じ回転数を所定時間だけ維持し、前記比が1.03以上のときは回転数の比がゼロになるよう小型エンジン2の回転数を減速させるよう構成してもよい。
この実施例3において、前記種々の数値については、単なる例示であって、実際の数値については、所望するその車両の性能あるいは用途等によって適宜設定すればよい。
ところで、前記発進制御に関して、最も簡単な制御としては、次に述べる実施例4あるいは実施例5のように制御してもよい。
つまり、図2に図示する構成のうち、前記小型エンジン2の回転数を検知する回転検知センサー8と、該小型エンジン2の回転数を制御する前記アクチュエータ12と、前記駆動制御ボタン11を具備させて、制御装置10が以下のように制御をするように構成すると、極めてシンプルな構成となる。つまり、車両の発進時に、前記駆動制御ボタン11がONされているときに、所定以上の開度のアクセル操作が運転者によりなされた場合にも、制御装置10は、一定のエンジン回転数以上にはスロットルバルブが開かないように、制御する。具体的には、例えば、運転者によるアクセル操作が、小型エンジン2が2000rpmになるように操作されたとしても、制御装置10が、小型エンジン2の回転数が、例えば、1000rpmに達するまでは、1秒間に、20rpm以上の割合でしか増速しないように、前記アクチュエータ12を操作するように構成しても、実質上、スリップの生じない状態で車両を発進させることが可能となる。
あるいは、以下の実施例5のよう構成してもよい。
つまり、図2に図示する構成のうち、前記小型エンジン2の回転数を検知する回転検知センサー8と、該小型エンジン2の回転数を制御する前記アクチュエータ12と、前記駆動制御ボタン11と、前記非駆動輪である前輪5の回転数を検知する回転検知センサー7を具備させて、制御装置10が以下のように制御をするように構成すると、極めてシンプルな構成となる。つまり、車両の発進時に、前記駆動制御ボタン11がONされているときに、運転者がアクセル操作をしてその結果車両が発進し、前記回転検知センサー7が車両の発進を検知すると、制御装置10が、エンジン回転数が一定の値になるまで、一定の割合でエンジン回転数を上昇させるように、制御する。具体的には、例えば、小型エンジン2の回転数が、例えば、1000rpmに達するまでは、1秒間に、20rpmの割合でしか増速しないように、前記アクチュエータ12を操作するように構成しても、実質上、スリップの生じない状態で車両を発進させることが可能となる。
前記実施例4と実施例5とは、最もシンプルな構成を具備した場合の実施例であるが、車両が所定状態以上にスリップしない状態で発進することができるレジャービィークルを実現することができる。
ところで、前記実施例では、変速段数が第1速のときにのみ、前記制御をおこなうよう構成しているが、第1速以外のときにも、つまり、第2速のときにも(第1速と第2速のときにも)、前記発進制御をおこなうように構成してもよく、車両によっては、第1速〜第3速において発進制御をおこなうように構成してもよい。また、加速の際にも同様にスリップが無用に生じないように制御してもよい。また、前記いずれの実施例でも、駆動制御ボタンを具備し、この駆動制御ボタンがONのときにのみ、前述のようなスリップを防止するような制御をするよう構成されているが、この駆動制御ボタンを具備せず、スリップの発生を検知すると、前述のスリップを防止するような制御をおこなうように構成してもよい。
ところで、前記各実施例では、小型エンジンからの駆動力を後輪に伝達する駆動力伝達経路中に、所定回転数以上になると自動的に接続される「遠心クラッチ」が配設されている形態の小型運搬車について説明したが、勿論、駆動力伝達経路中に手動により操作される「手動クラッチ装置(この明細書および特許請求の範囲において、単に「クラッチ装置」という)」が配設されている形態のレジャービィークル(小型運搬車も含む)の場合においても、本願発明は同様に適用することができる。つまり、「クラッチ装置」が配設されている形態のレジャービィークルの場合、例えば手動操作で「クラッチ装置」の断続がおこなわれる図5に図示するような「自動二輪車」の場合には、以下のように制御がされることになる。なお、構成的には、駆動力伝達経路中にクラッチ装置が加わり、前輪5および後輪4が各一つである他は、前記実施例1の場合と同じであるので、構成については、便宜上、実施例1のものを引用して説明する。
前記クラッチ装置のクラッチの断続の操作は、前述したように、専ら、ライダー(運転者)の意思で手動操作によっておこなわれる。そして、車両の発進時のこのライダーのクラッチ操作は、小型エンジンの回転数が所定以上になった時点で、ライダーがクラッチを「続」になるよう操作し、かかる操作の際に、前述した一連の発進の際の制御がなされることになる。つまり、アクセル操作がなされ、クラッチが「続」に操作されると、小型エンジンから後輪に駆動力が伝達されるが、この際、タイヤの接地面に対するグリップ力と駆動輪(後輪)へ付与される駆動力(駆動トルク)との関係によって、前述のようなスリップが生じる可能性がある。このため、この発進開始時においてクラッチ「続」の操作がおこなわれる際に、前述した一連のスリップを防止する制御がおこなわれ、操作されたアクセル操作量の範囲内において、後輪のグリップ力に見合った駆動力で後輪が回転するように、前記制御装置が小型エンジンの回転数を制御をして、所定以上のスリップ状態が生じない状態で発進、加速させることができる。
発進制御の制御内容について、具体的に説明すると、図6のフローチャートに図示するように、まず、前記駆動制御ボタン11がONになっているか否か、且つ、前記変速機3の変速段が所定の変速段(例えば、1速)になっているか否か、且つ、前記回転検知センサー7からのデータに基づいて非駆動輪である前輪5の回転数が所定回転数未満になっているか否か(換言すると、車速が所定の車速未満になっているか否か)、チェックする(ステップ101:S101)。
そして、前記全ての条件を満たすと、つまり、前記駆動制御ボタン11がONで、変速段が所定の変速段で、且つ、前輪5の回転数が所定回転数未満であると、制御装置10は、次に、前記小型エンジン2の回転数が所定回転数(この実施例6の場合、アイドリング回転数以上の回転数、例えば750rpm)以上か否か、前記回転検知センサー8からのデータに基づいてチェックする(ステップ102:S102)。一方、ステップ101でいずれかの条件を満たさなかった場合、再びステップ101のチェックが繰り返される。
次に、前記ステップ102の条件を満たした場合、つまり、前記小型エンジン2の回転数が所定回転数以上である場合、制御装置10は、前輪5の回転数を検知し、その回転数に対応させて前述したスロットルバルブのアクチュエータ12を制御して、小型エンジン2の回転数を前輪5の回転数に対応した適正な回転数に制御する。つまり、前輪5の回転数が所定回転数であるとすると、図4に示す制御内容(制御マップ)に従って、その前輪5の回転数に対応した該小型エンジン2の回転数になるように制御する(ステップ103:S103)。具体的には、このステップ103では、例えば、前輪5の回転数がゼロである場合には、小型エンジン2の回転数を1000rpmになるように、制御がなされる。なお、この前輪5の回転数に対する小型エンジン2の回転数の制御の制御内容は、この自動二輪車の駆動輪たる後輪4のそのときどきの回転数に対するグリップ状態等から予め求めておくことができるのは、実施例1の場合と同じである。なお、図4の制御マップは、前輪5の回転数と制御ラインL10とが交わる位置を横軸方向へ延長して制御しようとするエンジン回転数を求めるように使用される。勿論、この制御マップを計算式の形態で制御装置10に内蔵させておいてもよい。
一方、ステップ102において、前記条件を満たさない場合には、ステップ101に戻る。
ところで、この実施例の場合、前記小型エンジン2の回転数を前述の回転数へ下げさせる場合に、スロットルバルブのアクチュエータ12を「閉」方向に動作するよう制御して、該スロットルバルブの開度を変化させておこなう。
しかし、このような構成に代えて、前記実施例1の場合と同じく、前記小型エンジン2の回転数を前述の回転数に下げさせるのに、小型エンジン2の点火プラグの点火の所謂「間引き」あるいは点火タイミングの遅角によって、該小型エンジン2の回転数を低減(駆動トルクを低減)するように構成してもよい。また、勿論、これら、スロットルバルブの開閉程度、点火の「間引き」、点火タイミングの遅角等を複合的に実施することによって、小型エンジン2の回転数を前述のように制御してもよいことは、実施例1の場合と同様である。
そして、前記制御装置10は、次に、前記前輪5に配設された回転検知センサー7からのデータにより、この回転検知センサー7で検知した前輪5の回転数から算出される車速が、所定速度(例えば、50km/h)より大きいか否かチェックする(ステップ104:S104)。
前記ステップ104でのチェックの結果、前輪5の回転数から算出された車速が、所定速度と等しいかあるいは該所定速度より大きい場合(例えば、50km/h以上の場合)には、制御装置10は、一連の制御を終了する。つまり、前輪5が所定回転数より大きい場合には、スリップが生じる可能性がある車両の発進・加速状態が既に終了しているため、前述した一連の発進制御を終了する。
一方、前輪5の回転数から算出された車速が、所定速度より小さい場合(例えば、50km/h未満の場合)には、前記ステップ101に戻り、該ステップ101の条件を満たすか否かチェックし、該条件を満たすと、前記ステップ102へ進んで、該ステップ102の条件を満たすか否かチェックし、該条件を満たすと、前記ステップ103へ進んで、前記制御マップに基づいて、そのときどきの前輪5の回転数に対応させて、小型エンジン2の回転数を制御する。このため、大きな駆動トルクが後輪4に作用する車速が50km/h未満の領域で、ライダーが大きなアクセル操作をしても、所定以上のスリップ状態にはならず、従って、駆動ロス(損失)のない効果的な状態で発進・加速することができる。なお、前記車速50km/hは単なる例示であって、この車速は「80km/h」であっても、その以上の車速あるいはそれ未満の車速であってもよい。
そして、前記発進状態が既に終了している場合、それ以降は一連の発進制御の無い状態、つまり、小型エンジン2は、ライダーのアクセル操作の操作量に対応した回転数で回転する。
また、前記制御中においても、ライダーが、前記駆動制御ボタン11をOFFに操作するか、シフトレバー32が第2速に変速操作すると、制御装置10は、前記一連の発進の際の制御を終了する。
しかし、シフトレバー32が第2速あるいは第2速,第3速の状態においても、同じような発進制御をすることによって、同様の作用効果(所定状態以上のスリップ防止)を得ることができ、このような第2速あるいは第3速の状態のときには、加速時に生じようとする所定状態以上のスリップの防止に作用する。
また、この実施例6では、図4に図示する制御マップに基づいて小型エンジンの回転数を制御するよう構成した例について説明したが、このような制御マップでなく、前記実施例2や実施例3に記載したと同じように、駆動輪たる後輪(小型エンジン2のクランクシャフト2Aであってもよい)4と非駆動輪たる前輪5との回転数の比によって、実際のスリップ状態に基づいて、図9に図示するような形態の制御マップにより、制御するよう構成すると、より正確な発進制御をおこなうことができる。
また、この実施例6のように、レジャービィークルがクラッチ装置を具備する場合には、前記回転数制御手段として、クラッチ装置の「断続」操作を制御するアクチュエータを用いてもよく、この場合には、クラッチ装置のクラッチの断続の程度(所謂「半クラッチ」の程度)を前記アクチュエータで操作することによって、駆動輪にスリップが生じない状態を形成する。従って、かかる構成の場合には、特段、エンジンの回転数を制御する必要はなく、専ら、エンジンの回転数は、ライダーのアクセル操作に依存させてもよい。また、クラッチ装置の断続の制御と合わせてエンジンの回転数も制御するように構成すると、なお、最適な制御となる。
このように、前記「回転数検知手段」として、実施例1〜6のように、スロットルバルブを開閉操作するアクチュエータであっても、あるいは前述したように、クラッチ装置の「断続」操作を制御するアクチュエータを用いてもよい。あるいは、前記「回転数検知手段」として、スロットルバルブを開閉操作するアクチュエータ及びクラッチ装置の「断続」操作を制御するアクチュエータの両方を複合的に用いることもできる。
また、前記実施例では、図1に図示する小型運搬車と図5に図示する自動二輪車に適用した場合について説明したが、他のレジャービィークル、例えば、ATVやその他のレジャービィークルにも本願発明は適用できる。また、自動二輪車に適用した場合には、濡れた路面等のグリップ力が低減するような路面での発進時の他に加速時等に同様な作用効果を得ることができる。
前記各実施例では、主として、レジャービィークルの発進の際の制御に着目して説明したが、本発明は、以下のように、加速の際に生じようとするスリップの防止にも対応することができる。以下、自動二輪車の発進時と加速時の一連の制御に本発明を適用した場合について説明する。
図5に図示する、レジャービィークルの一種である自動二輪車201は、図7に図示するように、原動機である小型エンジン(内燃機関)202によって、変速機203を介して、駆動輪である後輪204を駆動して走行するよう構成されている。また、前輪205上方に設けられたバー形のハンドル230を中央部の枢支部を中心に左右に所定角度範囲回転させることによって、非駆動輪である前記前輪205の向きを左右に変更することによって操舵できるよう構成されている。
また、前記駆動輪である後輪204には回転状態を検知する回転検知センサー(駆動輪回転検知装置)206が配置されるとともに、前記非駆動輪である前輪205にも回転状態を検知する回転検知センサー(非駆動輪回転検知装置)207が配置されている。さらに、前記原動機である小型エンジン202のクランクシャフト202Aにも該クランクシャフト202Aの回転状態を検知する回転検知センサー(原動機回転検知装置)208が配設され、また、前記変速機203にはそのときどきの変速段を検知するシフトポジションセンサー(変速段検知装置)209が配置されている。
そして、前記回転検知センサー206、回転検知センサー207、回転検知センサー208、シフトポジションセンサー209は、それぞれ、制御線L206、L207、L208、L209を介して、制御装置210と接続されている。また、この制御装置210には、駆動制御ボタン211が制御線L211を介して接続されている。この駆動制御ボタン211は、運転席の近傍、例えば、この実施例では、ハンドルの右端部のグリップ部分230Aに、配設されている。しかし、該駆動制御ボタン211の配置は、この位置に限定されるものでなく、例えば、ハンドル230前方のダッシュボード等に配設されていてもよい。つまり、運転時にライダーが扱い易い位置に設けておけばよい。
また、前記制御装置210は、駆動輪たる前記後輪204への駆動の伝達状態を制御する、クラッチ装置240のアクチュエータ(回転数制御手段の1実施形態)212と、制御線L212を介して接続されており、該制御装置210の制御によって、前記アクチュエータ212を動作させてクラッチ装置240の断続状態(伝達状態)を変化させて、小型エンジン202から後輪204に伝達される駆動力(回転数)を増加あるいは減少させることができるよう構成されている。
なお、前記回転検知センサー206に代えて、前記回転検知センサー208から得られる回転状態から、前記後輪4の回転状態を検知するように構成してもよく、かかる場合には、前記回転検知センサー206を省略することができることは、実施例1の場合と同じである。また、図7において、参照番号「250」は燃料タンク、「251」はクラッチレバー、「252」はシート、「253」はフロントフォーク、「254」は前輪の車軸、「255」は後輪の車軸、「256」は変速装置203の出力軸と後輪の車軸255を連結するドライブ用チェーンを示す。
そして、前記制御装置210は、基本的に、前記駆動制御ボタン211がON操作されると、前記小型エンジン202の回転数が予め定められた所定回転数以上であり、前記前輪205に配置された回転検知センサー207の検知データの値が予め定められた所定値未満(前輪205が所定回転数未満)であるときに、前記後輪204が所定状態以上にスリップしない状態を維持しつつ前記小型エンジン2の回転数を制御することができるよう構成されており、この制御の詳細については後述する。
また、前記クラッチ装置240は、前記アクチュエータ212の他に、通常の自動二輪車のように、ハンドル230の端部に配置されているクラッチレバー251を運転者が操作することによっても、断続することができるが、前記駆動制御ボタン211をONにすると、所定条件下では、該クラッチレバー251の操作に優先して、換言すればクラッチレバー251による操作を制限して、前記制御装置210の制御に基づく前記アクチュエータ212の動作に依存して、クラッチ操作がおこなれわれるように構成されている。
また、ライダーは、前記小型エンジン202側方に設けられたシフトレバー242を操作をすることによって、前記変速機203の変速段を所望の変速段に変更し、各変速段の所定の減速比によって、前記小型エンジン202の回転数を減速して、前記後輪204を接地面(地面)に対して相対的に回転(駆動)させて走行することができるようになっている。
そして、前述のように構成された本実施例にかかる自動二輪車は、発進の際および滑り易い路面等で加速する際には、以下のように作用する。以下、前記制御装置210の制御内容とともに、作用について説明する。
例えば、この自動二輪車201がスリップし易い路面上で発進する際に、ライダーは、前記変速機203を1速にシフトするとともに、前記駆動制御ボタン211をONに操作することによって、以下のような発進の際の制御がなされて、所定以上のスリップ状態を生じることなく発進することが可能となる。また、発進時の制御が終了し、所定条件が満たされている場合には加速時の制御が実行される。つまり、
前記状態において、ライダーが、アクセル操作をおこなうアクセル操作グリップ(一般にハンドルの右端のグリップ)を回転操作すると、その操作量に応じて前記小型エンジン202の回転数は上昇する。例えば、アイドリング回転数(650rpm)から1300rpmまで上昇させることができる。
このような状態において、前記制御装置210は、図8のフローチャートに図示するように、まず、自動二輪車201が所定速度以上(例えば、50km/h以上)で走行しているか否か前記回転検知センサー207からのデータに基づいてチェックする(ステップ201:S201)。
そして、前記ステップ201において、所定の速度以上である場合には、ステップ206に移行する。
一方、所定の速度以下の場合には、ステップ202に移行する。
このステップ202では、前記駆動制御ボタン211がONになっているか否か、且つ、前記変速機203の変速段が1速になっているか否か、且つ、前記回転検知センサー207からのデータに基づいて非駆動輪である前輪205の回転数が所定回転数未満になっているか否か、チェックする(ステップ202:S202)。
そして、前記全ての条件を満たすと、つまり、前記駆動制御ボタン211がONで、変速段数が第1速で、且つ、前輪205の回転数が所定回転数未満であると、制御装置210は、次に、前記小型エンジン202の回転数が所定回転数(この実施例7の場合、アイドリング回転数以上の回転数、例えば750rpm)以上か否か、前記回転検知センサー208からのデータに基づいてチェックする(ステップ203:S203)。
一方、ステップ202でいずれかの条件を満たさなかった場合、再びステップ201へ戻る。
次に、前記ステップ203の条件を満たした場合、つまり、前記小型エンジン202の回転数が所定回転数以上である場合、発進の際の制御モードに入り、該制御を実行する(ステップ204、S204)。つまり、前記制御装置210が、前記前輪205の回転数と、後輪204の回転数を、それぞれ回転検知センサー207,206からそれぞれ検知して、これらの回転数の比(後輪204の回転数/前輪205の回転数)が所定未満の場合(例えば、これらの回転数の比が1.05未満の場合)には、前記クラッチ装置240のアクチュエータ212の操作状態を100%に、つまり、クラッチの接続状態を100%にして、前記小型エンジン202の駆動をそのまま後輪204に伝達する。また、回転数の比が前記所定以上の場合(例えば、これらの回転数の比が1.05以上で1.10未満の場合、後輪204にスリップが生じていると判断して、前記クラッチ装置240のアクチュエータ212の操作状態を90%に、つまり、クラッチの接続状態を90%にして、前記小型エンジン202の駆動力の90%を後輪204に伝達する。さらに、前記所定以上をさらに上回る場合、例えば、回転数の比が1.10以上で1.15未満の場合、後輪204に所定のスリップが生じていると判断して、前記クラッチ装置240のアクチュエータ212の操作状態を80%に、つまり、クラッチの接続状態を80%にして、前記小型エンジン202の駆動力の80%を後輪204に伝達する。さらに加えて、前記した回転比よりさらに大きい場合、例えば、回転数の比が1.15以上で1.20未満の場合、後輪204に所定のスリップが生じていると判断して、前記クラッチ装置240のアクチュエータ212の操作状態を70%に、つまり、クラッチの接続状態を70%にして、前記小型エンジン202の駆動力の70%を後輪204に伝達する。このように、そのスリップの状態(回転比の値)に応じてクラッチ装置240のアクチュエータ212の操作状態を変化させて、可及的にスリップを防止するよう制御する。このような制御は、図9にその一部を図示するような制御ラインL210を有する制御テーブルに基づいて決定するよう構成することが望ましい。また、制御ラインL210がこのようにステップ状の制御ではなく、図9の二点鎖線で示すリニア状の制御ラインL210aにしてもよく、かかる場合制御性能上、より繊細な制御となる。
一方、ステップ203において、前記条件を満たさない場合には、ステップ202に戻る。
ところで、この実施例の場合、前述したクラッチの接続状態は、クラッチ装置240のアクチュエータ212を「続」状態から「断」状態側へ実施しようとするクラッチの接続状態に応じて動作させるように制御して、所望のクラッチの接続状態を形成する。
そして、前記制御装置210は、次に、前記前輪205に配設された回転検知センサー207からのデータにより、この回転検知センサー207で検知した前輪205の回転数から算出された車速が、所定速度(自動二輪車の場合、例えば、50km/h)より大きいか否かチェックする(ステップ205:S205)。
前記ステップ205でのチェックの結果、前輪205の回転数から算出された車速が、前記所定速度と等しいかあるいは該所定速度より大きい場合(例えば、50km/h以上の場合)には、制御装置210は、一連の発進の際の制御を終了し、後述するステップ206に移行する。つまり、前輪205が所定回転数より大きい場合には、車両の発進状態が既に終了しているため、前述した一連の発進の際の制御を終了し、ステップ206に移行する。
一方、ステップ205において、前輪205の回転数から算出された車速が、所定速度より小さい場合(例えば、50km/h未満の場合)には、前記ステップ202に戻る。
そして、ステップ206では、前記駆動制御ボタン211がONであり、且つ、変速段数が所定の変速段以上、例えば、第4速以上にシフトアップされていないか否かチェックされる(ステップ206:S206)。
そして、ステップ206において、前記条件が満たされると、前記ステップ204の制御内容と同じ制御が実行される(ステップ207:S207)。つまり、前記制御装置210が、前記前輪205の回転数と、後輪204の回転数を、それぞれ回転検知センサー207,206からそれぞれ検知して、これらの回転数の比によって、クラッチの接続状態を、後輪204が路面との間にスリップが所定以上生じない状態にする。このクラッチの接続状態は、前記ステップ204の場合と同じく、前記アクチュエータ212の状態を、得ようとするクラッチの接続状態に合わせて変化させることによって得る。
一方、前記ステップ206において、前記条件が満たされない場合には、ステップ204に戻り、再び、ステップ204移行の制御が実行される。
また、前記ステップ207からステップ208に移行して、前記駆動制御ボタン211がOFFにされるか、あるいは変速段数が第4速にシフトアップされた否か、チェックされる(ステップ208:S208)。
そして、ステップ208において、前記駆動制御ボタン211がOFFにされたか、あるいは変速段数が第4速にシフトアップされていると、加速の際の制御モードを終了し、ステップ209に移行する。
一方、前記ステップ208において、駆動制御ボタン211がONで、第4速未満の変速段であると、ステップ207に戻り、加速の際の制御が続行される。
ステップ209では、変速段数が第4速未満にシフトダウンされたか否かチェックする。
そして、ステップ209において、シフトダウンされた場合には、前記ステップ207に移行し、再び、加速の際の制御が実行されることになる。
一方、ステップ209において、シフトダウンされていない場合には、次のステップ210に移行する。
ステップ210では、駆動制御ボタン211がOFFであるか否か、チェックされる(ステップ210:S210)。
このステップ210において、駆動制御ボタン211がONである場合には、前記ステップ201へ戻る。
一方、ステップ210において、駆動制御ボタン211がOFFである場合には、前記制御装置210による制御が実行されず、ライダーのアクセル操作とクラッチ操作に依存して、走行し、所定時間間隔(例えば、0.01秒間隔)で、このステップ210のチェックが繰り返される。
この実施例7では、前記駆動制御ボタン211がOFFにされない限り、変速段数が第1速の場合には、発進の際の制御がおこなわれ、変速段数が第2速以上で第4速未満において、つまり後輪204の駆動力が大きい状態において、前記加速の際の制御がおこなわれる。従って、大きな駆動力が生じる第4速未満では、所定状態以上のスリップが生じない状態で、自動二輪車を走行させることができることになる。なお、前記変速段数の具体的数字は単なる例示であって、第4速未満で加速の際の制御がおこなわれるのでなく、第3速未満あるいは第5速未満であってもよく、これらは、自動二輪車の用途や性能によって適宜変更されるものである。
また、この実施例7では、回転数制御手段として、クラッチ装置のアクチュエータ212を採用しているが、前記実施例1〜6のように、スロットルバルブのアクチュエータによって、エンジンの回転数を制御することによっておこなってもよいし、また、エンジンの点火の「間引き」によって、エンジンの回転数を制御するようにしてもよいことは言うまでもない。
本願発明は、自動二輪車、ATV(All Terrain Vehicle:不整地走行車両) 、小型運搬車等に用いることができる。
本発明の一実施例にかかる小型運搬車の外観を示す斜視図である。 円滑に発進することができる制御装置を備えた図1に示すような小型運搬車の構成を示すブロック図である。 図2のブロック図に示す構成を有する小型運搬車の発進の際の制御の概略の内容を示すフローチャートである。 図1〜図3に示す小型運搬車の発進時の制御における小型エンジンの回転数の制御内容を、縦軸にエンジンの回転数(rpm)をとり且つ横軸に小型運搬車の非駆動輪の回転数(あるいは横軸に制御開始後の経過時間(sec))をとって、表した図である。 本発明が対象とするレジャービィークルの一種である自動二輪車の外観を示す斜視図である。 別の実施例(実施例6)にかかる発進制御の内容を示すフローチャートである。 円滑に発進と加速することができる制御装置を備えた図5に示すような自動二輪車の構成を示すブロック図である。 図7のブロック図に示す構成を有する自動二輪車の発進と加速の際の制御の概略の内容を示すフローチャートである。 図7、図8に示す自動二輪車の発進制御における小型エンジンの回転数の制御内容を、縦軸にクラッチの接続状態(%)をとり、横軸に後輪前輪の回転数の比(後輪の回転数/前輪の回転数)をとって、表した図である。
符号の説明
1…小型運搬車(レジャービィークルの一種)
2…小型エンジン(原動機)
3…変速機
4…後輪(駆動輪)
5…前輪(非駆動輪)
6…後輪の回転検知センサー(駆動輪回転検知装置)
7…前輪の回転検知センサー(非駆動輪回転検知装置)
8…エンジンの回転検知センサー(原動機回転検知装置)
9…シフトポジションセンサー
10…制御装置(制御手段)
11…駆動制御ボタン
12…スロットルバルブのアクチュエータ(回転数制御手段)

Claims (12)

  1. 原動機で駆動される駆動輪が接地して該接地面との摩擦によって駆動・走行するレジャービィークルであって、
    前記駆動輪の駆動を制御する回転数制御手段と、
    前記駆動輪が所定状態以上にスリップしない状態を維持しつつ、前記回転数制御手段を制御して前記駆動輪を増速させる制御装置と、
    を具備し、
    前記制御装置は、回転状態が所定値以上のときには、前記「駆動輪が所定状態以上にスリップしない状態を維持しつつ、前記回転数制御手段を制御して前記駆動輪を増速させる」制御をおこなわないよう構成されていることを特徴とするレジャービィークル。
  2. 前記レジャービークルが、駆動輪の他に回転自在な非駆動輪と、該非駆動輪の回転状態を検知する非駆動輪回転検知装置とをさらに備え、
    前記制御装置が、非駆動輪回転検知装置からの回転状態の検知データの値が所定値以上のとき、前記「駆動輪が所定状態以上にスリップしない状態を維持しつつ、前記回転数制御手段を制御して前記駆動輪を増速させる」制御を停止することを特徴とする請求項1記載のレジャービークル。
  3. 前記レジャービークルが、前記駆動輪の回転状態を検知する駆動輪回転検知装置をさらに具備し、
    前記制御装置が、前記駆動輪回転検知装置からの回転状態の検知データの値が所定値以上のとき、前記「駆動輪が所定状態以上にスリップしない状態を維持しつつ、前記回転数制御手段を制御して前記駆動輪を増速させる」制御を停止することを特徴とする請求項1記載のレジャービィークル。
  4. 前記制御装置は、前記原動機の回転数が所定回転数以上であるとき前記制御をおこない、
    前記原動機の回転数が所定回転数未満であるとき前記「駆動輪が所定状態以上にスリップしない状態を維持しつつ、前記回転数制御手段を制御して前記駆動輪を増速させる」制御をおこなわないよう、構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1の項に記載のレジャービークル。
  5. 前記レジャービークルが、変速装置と、該変速装置の変速段を検知する変速段検知装置とをさらに具備し、該変速段検知装置が所定の変速段数であることを検知したときに、前記制御装置が、前記「駆動輪が所定状態以上にスリップしない状態を維持しつつ、前記回転数制御手段を制御して前記駆動輪を増速させる」制御をおこなうことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1の項に記載のレジャービィークル。
  6. 前記制御装置は、前記駆動輪がスリップ状態であることを検知すると、所定以上のアクセル操作がなされても、前記原動機の回転数を所定値以上に上昇させないように前記回転数制御手段を制御することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1の項に記載のレジャービークル。
  7. 前記レジャービークルが、前記駆動輪の他に回転自在な非駆動輪と、該非駆動輪の回転状態を検知する非駆動輪回転検知装置とを備え、
    前記制御装置は、前記駆動輪がスリップ状態であることを検知すると、前記原動機の回転数を、前記非駆動輪の回転数に対応する回転数となるように、前記回転数制御手段を制御することを特徴とする請求項1記載のレジャービークル。
  8. 前記制御装置は、前記駆動輪がスリップ状態であることを検知すると、点火プラグの点火の所謂「間引き」あるいは点火タイミングの遅角をおこなせることによって、原動機の回転数を減速させるように、制御することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1の項に記載のレジャービークル。
  9. 前記レジャービークルが、駆動輪の他に回転自在な非駆動輪と、該非駆動輪の回転状態を検知する非駆動輪回転検知装置とを備え、
    前記制御装置は、前記回転検知センサーから得られた非駆動輪の回転数が所定の回転数未満である場合には、前記原動機の回転数を、該非駆動輪の回転数に対応した回転数となるように、制御することを特徴とする請求項1記載のレジャービークル。
  10. 前記レジャービークルが、駆動輪の他に回転自在な非駆動輪と、該非駆動輪の回転数を検出する非駆動輪回転検知センサーと、前記駆動輪の回転数を検知する駆動輪回転検知センサーとを具備し、
    前記制御装置は、前記駆動輪回転検知センサー及び非駆動輪回転検知センサーから得られた非駆動輪と駆動輪の回転数の比が所定値以下のときに、その比の値に基づいて単位時間当たりの原動機の回転数の増加割合を決定するような、制御をすることを特徴とする請求項1記載のレジャービークル。
  11. 前記レジャービークルが原動機の回転数の単位時間当たりの増加程度を規制する駆動制御ボタンを具備し、
    前記制御装置は、前記駆動制御ボタンが操作されていると、所定以上のアクセル操作がなされた場合にも、単位時間あたりの原動機の回転数を一定の値以上にならないように制限するよう、制御することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1の項に記載のレジャービークル。
  12. 前記レジャービークルが、
    前記原動機の回転状態を検知する原動機回転検知装置と、
    前記駆動輪とは別に設けられた、回転自在な非駆動輪と、
    この非駆動輪の回転状態を検知する非駆動輪回転検知装置とを、さらに備え、
    前記制御装置は、前記原動機の回転数が所定回転数以上であり、前記非駆動輪回転検知装置の検知データの値が所定値未満であるときに、前記駆動輪が所定状態以上にスリップしない状態を維持しつつ、前記回転数制御手段を制御して前記駆動輪を増速させるよう制御するとともに、
    該制御装置が、前記駆動輪回転検知装置からの回転状態の検知データと、前記非駆動輪回転検知装置からの回転状態の検知データとを比較して、前記スリップ状態を検知するよう構成されていることを特徴とする請求項3記載のレジャービィークル。
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