JP4662425B2 - 折り畳み隠蔽シート - Google Patents

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Description

本発明は、小規模な事務所(SOHO)等で、給与や賞与支給袋として好適に利用できる印字情報を隠蔽可能な帳票に関するものである。
オフィスのIT化は、凄まじい勢いで浸透しており、今や企業の大小を問わず、幅広い企業規模、業種でITが導入されている。当然、「IT化」という言葉の示す範囲は広く、そのレベルは様々であるが、極端なことを言えば、パソコン一台あれば最低限の「IT化」と捉えられ、要は様々な資料等をデータとしてデジタル化している状態、と言うことができるであろう。
さて、そういった流れの中で、今や取引先に提出する見積書や提案書といった様々な文書は、すべてワープロや専用ソフトで作製されるようになった。これらは、メールで送信される場合もあるが、取引先の事情等もあって、プリンタで出力される場合も少なくなく、パソコンがあれば同時にプリンタも導入されている場合が一般的である。
プリンタ機種には、様々な方式があるが、中小規模の企業であれば、モノクロの小型LBP(コピー機と一体化したハイブリッド機を含む)が多い。小型LBPは、トナーを使用しており、退色や消色といった面に強く、オフィシャルな文書には好適に使用されている。
また、例えば、プレゼン資料や提案書のためにカラー文書を出力する場合には、インクジェット方式が多い。インクジェットプリンタは、小型でLBPより低速なものが多いが、ハードが安価であるため、家庭を含めてカラープリンタのスタンダードとなっている。
このインクジェットプリンタは、インキが水性染料主体であるため、耐水性、耐候性(耐光性)が悪く、また、用紙によってはフェザリングと呼ばれる滲みを生じたりするために、これらを改善するための専用紙を使用する必要がある等の課題もあるが、費用対効果の面で、現時点では完全なるスタンダードと言える。
とは言え、カラーLBPも低コスト化が進んできており、今後オフィスでの主役となるのはこちらであろう。
このオフィスのIT化は、様々な面へ展開され、現時点では勤務管理、給与管理、交通費の精算等々と、およそ企業活動とは切ってもきれない関係になってきている。これらは、これまで企業側が「紙」ベースで保管していたものを「デジタルデータ」で保管する、と言うスタイルにつながってきた。
例えば、給与明細書は、毎月社員に配布されるが、これまでノーカーボン紙を利用して、企業側の控えと、本人へ明細書を同時に印字出力していた(例えば、特許文献1)。
しかし、現在では、ノーカーボン紙で複写可能なドットインパクトプリンタ自身が少なくなってきた(費用対効果の点で前述したプリンタより見劣りする)ため、LBPで2回同じデータを印字したり、あるいは、前述したとおり「デジタルデータによる保管」を行うことにより、控えを印字しないようにしている。
特開2002−211174号公報
しかし、ここで、一つ問題が生じてきた。前述したノーカーボン紙を使用する場合は、例えば、袋の中にノーカーボンボトム紙、袋の外に企業側の控え片を設けた製袋帳票を利用することもあったのだが、LBPやIJPでは袋の中に印字できないため、出力した用紙を折り畳んだり、切り取って別途用意した封筒に封入する必要が生じてきたのである。
このとき、封筒は高価な窓空きタイプのものを使用しないと、外から誰の給与明細書かが判別できず、作業性が著しく劣るばかりでなく、誤配した場合には同僚に見られてしまうため、社員によっては嫌がられていた。
一方、例えば、A4定型コピー用紙のような白紙に印字した書類をそのまま渡されるだけだと、配布される人に懐具合を詮索されたり、離席中には、不特定多数に見られるといった不快感があった。
本発明の課題は、現在オフィスで広く利用されているプリンタで印字出力が可能(基本的に片面印字)であって、かつ、簡単な作業で印字した情報を隠蔽することができる印字情報を隠蔽可能な帳票を提供することである。
本発明の第の態様は、基材(11)と、前記基材(11)の片面に設けられた粘着剤層(12)と、前記粘着剤層(12)に剥離可能に貼り合わせた剥離シート(13)を備えた帳票であって、前記基材より一回り大きい部分(1)を有する剥離シート(13)を備え、前記粘着剤層(12)に貼り合わせた前記剥離シート(13)の裏面は印字部を設け、前記剥離シート(13)の下方の三辺の周縁部に剥離シートの一部を除去する分離線(14)を設け、前記剥離シート(13)を前記分離線(14)から剥離した際は、前記粘着剤層(12)の一部を表出させた表出粘着部(12a)が形成され、前記表出粘着部(12a)を含む部分を所定の位置で前記剥離シートの裏面が内側となるように折返す折返し部(16)を形成し、前記折返し部(16)の上下には基材がない部分を形成することで、前記折返し部(16)で対向面前記表出粘着部(12a)と貼り合わせて封緘し、前記印字部を隠蔽するようにしたこと、を特徴とする印字情報を隠蔽可能な帳票(10f)である。
本発明の第の態様は、前記印字情報を隠蔽可能な帳票(10f)において、分離線の下方二辺のコーナーに角丸部(7)を設けてあること、を特徴とする印字情報を隠蔽可能な帳票である。
本発明の第の態様は、前記印字情報を隠蔽可能な帳票(10f)において、前記折返し部(16)によるそれぞれの対向面に隠蔽情報を印字する隠蔽情報印字領域(X)を備えること、を特徴とする印字情報を隠蔽可能な帳票である。
本発明の第の態様は、前記第1〜3のいずれかの態様に記載の印字情報を隠蔽可能な帳票(10f)において、前記折返し部(16)は、前記隠蔽情報に関連する金銭、小切手、クーポン券又は商品券に代表される金券類を封入可能であること、を特徴とする印字情報を隠蔽可能な帳票である。
本発明の第の態様は、前記第1〜4のいずれかの態様に記載の印字情報を隠蔽可能な帳票(10f)において、前記折返し部(16)の上下に前記基材(11)がない部分があり、前記基材(11)側であって前記表出粘着部(12a)の内縁側に開封可能な開封用分離線(15)が形成されていること、を特徴とする印字情報を隠蔽可能な帳票である。
本発明の第の態様は、前記第1〜5のいずれかの態様に記載の印字情報を隠蔽可能な帳票(10f)において、前記折返し部(16)を形成した状態で、前記剥離シート(13)側に印字した情報の一部が外部から目視可能な公開情報印字領域(Y1)を備えること、を特徴とする印字情報を隠蔽可能な帳票である。

本発明によれば、現在オフィス等で広く利用されているプリンタで印字出力が可能であって、かつ、簡単な作業で印字した情報を隠蔽することができる。
[実施例1]
以下、図面等を参照して、本発明の実施例1について、説明する。実施例1は、現在オフィスで広く利用されているプリンタで印字出力が可能(基本的に片面印字)であって、かつ、簡単な作業で印字した情報を隠蔽することができる印字情報を隠蔽可能な帳票を提供することである。
図1は、実施例1の印字情報を隠蔽可能な帳票の実施形態を示す図、図2は、実施例1の印字情報を隠蔽可能な帳票の使用方法を説明する図である。
この実施例1の印字情報を隠蔽可能な帳票10aは、図1に示すように、基材11と、基材11の片面に設けられた粘着剤層12と、粘着剤層12に剥離可能に貼り合せられた剥離シート13とを備えたA4サイズなどのタックシートを用いて製造され、剥離シートの左右両側と下側の三辺の周縁部に、剥離シート13の一部を除去するハーフカットの分離線14が設けられている。
次に、実施例1による印字情報を隠蔽可能な帳票10aの製造方法、使用方法とともに、細部構成をさらに詳しく説明する。
この帳票10aは、図2(A)に示すように、折返し部16には、その対向面に給与明細書や勤怠記録などの隠蔽情報を印字する隠蔽情報印字領域Xを備えている。折返し部16は、基材11と剥離シート13とが剥離不用(剥離不能か剥離済み)である。
また、折返し部16を形成した状態で、折返し部16を除いた表出部17には、剥離シート13側に印字した情報の一部が外部から目視可能な、宛名人の氏名など公開情報を印字する第1の公開情報印字領域Y1を備えている。
そして、この隠蔽情報印字領域Xと、第1の公開情報印字領域Y1とを、プリンタにより片面印字する(#101)。
次に、図2(B)に示すように、剥離シート13の一部13aをハーフカットの分離線14から剥離して(#102)、粘着剤層12の一部を表出させた表出粘着部12aを形成する。
さらに、図2(C)に示すように、この表出粘着部12aを含む部分を所定の位置で、剥離シート13が内側となるように折返して折返し部16を形成し、折返し部16の対向面を、表出粘着部12aで貼り合わせて封緘して(#103)、封筒10Aを作製する。
ここで、折返し部16には、隠蔽情報に関連する金銭、小切手、クーポン券又は商品券に代表される金券類を封入することが可能である。
封筒10aAは、図2(D)に示すように、第1の公開情報印字領域Y1の宛名情報に基づいて、配布される(#104)。
折返し部16には、基材11側であって表出粘着部12aの内縁側に、開封用ミシン目による開封用分離線15aが形成されているので、図2(E)に示すように、開封用ミシン目15aで開封すれば(#105)、折返し部16の内側の隠蔽情報印字領域Xに印字された給与明細書等の隠蔽情報を確認することができる。
このように、実施例1によれば、以下のような効果がある。
(1)基材11と剥離シート13の2枚の用シートが粘着剤層12で貼り合わされたタックシートを使用する構成であるため、生産性が高く、しかも、プリンタのカセット内での形態が安定する(印字適性が高い)。
(2)剥離シート13の印字面(隠蔽情報印字領域X)を内側へ折り畳むことによっ容易に封緘することができる。
(3)基材11と剥離シート13の折返し部16を折り畳む方式のため、少額かつシート幣中心であれば、実際に現金などを封入することも可能である。
(4)開封ミシン目15aを設けてあるので、開封も容易である。
[実施例1の変形形態]
以上説明した実施例1に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
例えば、図2(A)に示すように、基材11の表出面に第2の公開情報印字領域Y2を設ければ、隠蔽情報印字領域X、及び/又は、第1の公開情報印字領域Y1と、第2の公開情報印字領域Y2とを、両面印字することも可能である。
[実施例2]
以下、図面等を参照して、本発明の実施例2について、説明する。実施例2は、現在オフィス等で広く利用されているシート給紙の各方式のプリンタにも対応が可能な単票でありながら、片面印字後に人手による簡単な製袋作業で、印字した情報を隠蔽でき、開封作業も非常に容易なるものである。
図3は、実施例2の印字情報を隠蔽可能な帳票10bの実施形態を示す図であり、図4は、実施例2の印字情報を隠蔽可能な帳票10bの使用方法を説明する図である。
この実施例2の印字情報を隠蔽可能な帳票10bは、図3に示すように、基材11と、基材11の片面に設けられた粘着剤層12と、粘着剤層12に剥離可能に貼り合せられた剥離シート13とを備えたタックシートを用いて、ミシン目加工やハーフカット加工等により、製造する。以下に実施例2の製造方法を説明する。
(1)基材面11より、左右にハーフ縦ミシン2を入れる。
(2)折返し部16の中央には、折返し作業を容易にするための横ミシンを入れ る。この
横ミシンは、左右の3の部分は、ハーフ横ミシンであり、4の部分は剥離シートまで貫通する横ミシンを入れる。
(3)基材面11の下部には、左右にハーフカットの角丸部5を有したハーフ横 ミシン6
を入る。
(4)上記(1)から(3)までの加工を施した後に、剥離シート13の面より ハーフカ
ット加工で、剥離シート13の下方三面を除去するためのハーフカットよりなる分離線14を入れる。なお、この分離線14の下側の左右には角丸部7が設けられる。さらに、表出部17の左右にはハーフ縦ミシン14aを入れる。
なお、前記ハーフ縦ミシンとは、縦ミシン刃をタックシートの粘着剤12までで止めた縦ミシン加工より得られる縦ミシンである。同じく、前記ハーフ横ミシンとは、横ミシン刃をタックシートの粘着剤12までで止めた横ミシン加工より得られる横ミシンである。また、前記ハーフカット加工とは、打ち抜き刃を粘着剤12までで止めた抜き加工である。
次に、実施例2の印字情報を隠蔽可能な単票10bの人手による製袋方法、使用方法とともに、細部構成をさらに詳しく説明する。
この帳票10bは、図4(A)に示すように、折返し部16には、その対向面に給与明細書や勤怠記録などの隠蔽情報を印字する隠蔽情報印字領域Xを備えている。
また、折返し部16を形成した状態で、折返し部16を除いた表出部17には、剥離シート13側に印字した情報の一部が外部から目視可能な、宛名人の氏名など公開情報を印字する第1の公開情報印字領域Y1を備えている。
そして、この隠蔽情報印字領域Xと、第1の公開情報印字領域Y1とを、シート給シートのプリンタにより片面印字する(#2101)。
次に、図4(B)に示すように、剥離シート11の一部11aをハーフカット加工よりなる分離線14から剥離して(#2102)、粘着剤層12の一部を表出させた表出粘着部12aさせる。このとき、剥離シート面下側部の左右の角丸部7により、剥離シート13の一部13aは、連続状に容易に剥離可能であり、作業性が優れるものである。
さらに、図4(C)に示すように、この表出粘着部12aを含む部分を所定の位置で、剥離シート13が内側となるように折返し、折返し部16の対向面を、表出粘着部12aで貼り合わせて封緘して(#2103)、封筒10bAを作製する。
封筒10bAは、図4(D)に示すように、第1の公開情報印字領域Y1の宛名情報に基づいて、配布される(#2104)。
開封時には、左右に縦ミシン目による開封用分離線15bが形成されるので、図4(E)に示すように、左右の縦ミシン目による開封用分離線15bで、左右の不要部18を容易に分離することで開封が可能であり(#2105)、折返し部16の内側の隠蔽情報印字領域Xに印字された給与明細書等の隠蔽情報を確認することができる。
このように、実施例2によれば、以下のような効果がある。
(1)基材11と剥離シート13の2枚の用シートが粘着剤層12で貼り合わされたタックシートを使用する構成であるため、生産性が高く、しかも、シート供給のプリンタのカセット内での形態が安定するほか、印字適性が高い。
(2)剥離シートの左右両側と下側の三辺の周縁部に剥離シート13の一部を除去する分離線14が設けられ、かつ、下側の左右二辺には角丸部7になっており、剥離シートを連続して容易に剥離し、剥離シート13の印字面(隠蔽情報印字領域X)を内側へ折り畳みことによって、封緘して、製袋できる。
(3)製袋作業時には、折返し部16に隠蔽情報に関連する金銭、小切手、クーポン券又は商品券に代表される金券類等も封入することが可能である。
(4)左右の縦ミシン目による開封用分離線15bにより、左右の不要部18が容易に切り取られるため、開封が容易である。
[実施例3]
以下、図面等を参照して、本発明の実施例3について、説明する。実施例3は、現在オフィス等で広く利用されているシート給紙の各方式のプリンタにも対応が可能な単票でありながら、片面印字後に人手による簡単な製袋作業で、印字した情報を隠蔽でき、開封作業も非常に容易なるものである。
図5は、実施例3の印字情報を隠蔽可能な帳票の実施形態を示す図であり、図6は、実施例3の印字情報を隠蔽可能な帳票の使用方法を説明する図である。
この実施例3の印字情報を隠蔽可能な帳票10cは、図5に示すように、基材11と、基材11の片面に設けられた粘着剤層12と、粘着剤層12に剥離可能に貼り合せられた剥離シート13とを備えたタックシートを用いて、ミシン目加工や打ち抜き加工等により、製造する。以下には実施例3の製造方法を説明する。
(1)基材面11より、左右にハーフ縦ミシン1及び2を入れる。
(2)折返し部16の中央には、折返し作業を容易にするための横ミシンを入れ る。この
横ミシンは、左右の3の部分は、ハーフ横ミシンであり、4の部分は剥離シートまで貫通する横ミシンを入れる。
(3)基材面11の下部には、左右にハーフミシンの角丸部5aを有したハーフ 横ミシン
6を入る。
(4)上記(1)から(3)までのミシン目加工を施した後に、剥離シート13 の面より
ハーフカット加工で、剥離シート13の下方三面を除去するためのハーフカット等よりなる分離線14を入れる。なお、この分離線14の下側の左右には角丸部7が設けられる。
また、このハーフカット加工では、折返し部16の上辺は、基材まで貫通する横ミシン8を入れ、さらに、折返し部16の上辺左右の角丸部には、基材まで貫通する切り込み9を入れる。
なお、前記ハーフ縦ミシンとは、縦ミシン刃をタックシートの粘着剤12までで止めた縦ミシン加工より得られる縦ミシンである。同じく、前記ハーフ横ミシンとは、横ミシン刃をタックシートの粘着剤12までで止めた横ミシン加工より得られる横ミシンである。また、前記ハーカット加工とは、抜き刃を粘着剤12までで止めた抜き加工である。
次に、実施例3による印字情報を隠蔽可能な単票10cの人手による製袋方法、使用方法とともに、細部構成をさらに詳しく説明する。
この帳票10cは、図6(A)に示すように、折返し部16には、その対向面に給与明細書や勤怠記録などの隠蔽情報を印字する隠蔽情報印字領域Xを備えている。
また、折返し部16を形成した状態で、折返し部16を除いた表出部17には、剥離シート13側に印字した情報の一部が外部から目視可能な、宛名人の氏名など公開情報を印字する第1の公開情報印字領域Y1を備えている。
そして、この隠蔽情報印字領域Xと、第1の公開情報印字領域Y1とを、シート給シートのプリンタにより片面印字する(#3101)。
次に、図6(B)に示すように、剥離シート13の一部13aをハーフカット等よりなる分離線14から剥離して(#3102)、粘着剤層12の一部を表出させた表出粘着部12aさせる。このとき、単票の下側部左右の角丸部により、剥離シート13の一部13aは、連続状に容易に剥離可能であり、作業性が優れるものである。
さらに、図6(C)に示すように、この表出粘着部12aを含む部分を所定の位置で、剥離シート13が内側となるように折返して折返し部16を形成し、折返し部16の対向面を、表出粘着部12aで貼り合わせて封緘して(#3103)、封筒10cAを作製する。
封筒10cAは、図32(D)に示すように、第1の公開情報印字領域Y1の宛名情報に基づいて、配布される(#3104)。
開封時には、角丸を有する開封用ミシン目を主体とする開封用分離線15が形成されているので、図6(E)に示すように、開封用ミシン目を主体とする開封用分離線15で連続的に容易に開封可能であり(#3105)、折返し部16の内側の隠蔽情報印字領域Xに印字された給与明細書等の隠蔽情報を確認することができる。
このように、実施例3によれば、以下のような効果がある。
(1)基材11と剥離シート13の二枚の用シートが粘着剤層12で貼り合わされたタックシートを使用する構成であるため、生産性が高く、しかも、シート供給のプリンタのカセット内での形態が安定するほか、印字適性が高い。
(2)剥離シートの左右両側と下側の三辺の周縁部に剥離シート13の一部を除去する分離線14が設けられ、かつ、下側の左右二辺には角丸部7になっており、剥離シートを連続して容易に剥離し、剥離シート13の印字面(隠蔽情報印字領域X)を内側へ折り畳みことによって、封緘して、製袋できる。
(3)製袋作業時には、折返し部16に隠蔽情報に関連する金銭、小切手、クーポン券又は商品券に代表される金券類等も封入することが可能である。
(4)角丸を有する開封用ミシン目を主体とする開封用分離線15であり、コーナー部が角丸になっているため、連続して不要部が容易に切り取られ、開封が容易である。
[実施例4]
以下、図面等を参照して、本発明の実施例4について、説明する。実施例4は、現在オフィス並びに家庭で広く利用されているシート給紙の各方式のプリンタにも対応が可能な単票でありながら、片面印字後に人手による簡単な製袋作業で、印字した情報を隠蔽でき、開封作業も非常に容易なるものである。かつ、本発明の単票は、剥離シートの方が大きいため、単票端面より粘着剤のはみ出しがないためにプリンタ内部に粘着剤が付着し、印字トラブルやフィードトラブル等を起こさないものである。
図7は、実施例4の印字情報を隠蔽可能な帳票の実施形態を示す図であり、図8は、実施例4の実施形態による印字情報を隠蔽可能な帳票の使用方法を説明する図である。
この実施例4の印字情報を隠蔽可能な帳票10dは、図7に示すように、基材11と、基材11の片面に設けられた粘着剤層12と、粘着剤層12に剥離可能に貼り合せられた剥離シート13とを備えたタックシートを用いて、かす取り加工、ミシン目加工、ハーフカット加工等により、製造する。以下に実施例4の製造方法を説明する。
(1)図示はしないが、基材11を外巻きロール状タックシートをビジネスフォームの印刷機の給紙部に装着し、ビジネスフォームの印刷機の加工部で、かす取り加工を施す。具体的には、ビジネスフォーム印刷機の加工部に円筒状の抜き刃が装着できる版胴と圧胴により、ハーフカットを入れた後にかす部を巻き上げるかす取り加工を施すことにより、基材面11より一回り大きい部分1を有する剥離シート面13が形成される。
(2)さらに、ビジネスフォーム印刷機の加工部で、基材面11より、左右にハーフ縦ミシン2を入れる。また、折返し部16の中央には、折返し作業を容易にするための横ミシンを入れる。この横ミシンは、左右の3の部分は、ハーフ横ミシンであり、4の部分は剥離シートまで貫通する横ミシンを入れる。また、下部には、左右に角丸部5を有したハーフ横ミシン6を入れる。
(3)上記(1)から(2)までのかす取り加工及びミシン目加工を連続的に施した後にビジネスフォーム印刷機でシートカットする。
(4)このシートに剥離シート13の面よりハーフカット加工で、剥離シート1 3の下方
3面を除去するためのハーフカット加工よりなる分離線14を入れる。この分離線14の下側の左右には角丸部7が設けられる。さらに、表出部17の左右にはハーフ縦ミシン14aを入れる。
なお、前記ハーフ縦ミシンとは、縦ミシン刃をタックシートの粘着剤12までで止めた縦ミシン加工より得られる縦ミシンである。同じく、前記ハーフ横ミシンとは、横ミシン刃をタックシートの粘着剤12までで止めた横ミシン加工より得られる横ミシンである。また、前記ハーカットとは、抜き刃を粘着剤12までで止めた抜き加工である。
次に、実施例4による印字情報を隠蔽可能な単票10dの人手による製袋方法、使用方法とともに、細部構成をさらに詳しく説明する。
この帳票10dは、図8(A)に示すように、折返し部16には、その対向面に給与明細書や勤怠記録などの隠蔽情報を印字する隠蔽情報印字領域Xを備えている。
また、折返し部16を形成した状態で、折返し部16を除いた表出部17には、剥離シート13側に印字した情報の一部が外部から目視可能な、宛名人の氏名など公開情報を印字する第1の公開情報印字領域Y1を備えている。
そして、この隠蔽情報印字領域Xと、第1の公開情報印字領域Y1とを、シート給シートのプリンタにより片面印字する(#4101)。
次に、図8(B)に示すように、剥離シート13の一部13aをハーフカット加工よりなる分離線14から剥離して(#4102)、粘着剤層12の一部を表出させた表出粘着部12aさせる。このとき、剥離シート面下側部の左右の角丸部7により、剥離シート13の一部13aは、連続状に容易に剥離可能であり、作業性が優れるものである。
さらに、図8(C)に示すように、この表出粘着部12aを含む部分を所定の位置で、剥離シート13が内側となるように折返して、折返し部16の対向面を、表出粘着部12aで貼り合わせて封緘して(#4103)、封筒10dAを作製する。
封筒10dAは、図8(D)に示すように、第1の公開情報印字領域Y1の宛名情報に基づいて、配布される(#4104)。
開封時には、左右に縦ミシン目による開封用分離線15bが形成されるので、図8(E)に示すように、左右の縦ミシン目による開封用分離線15bで、左右の不要部18を容易に分離することで開封が可能であり(#4105)、折返し部16の内側の隠蔽情報印字領域Xに印字された給与明細書等の隠蔽情報を確認することができる。
このように、実施例4によれば、以下のような効果がある。
(1)基材11と剥離シート13の二枚の用シートが粘着剤層12で貼り合わされたタックシートを使用する構成であるため、生産性が高く、しかも、シート供給のプリンタのカセット内での形態が安定するほか、粘着剤の端面よりのはみ出しがないため、プリンタにフィード機構部への粘着剤の端面より付着によるフィードトラブルや印字トラブルがなく印字適性が高い。
(2)剥離シートの左右両側と下側の三辺の周縁部に剥離シート13の一部を除去する分離線14が設けられ、かつ、下側の左右二辺には角丸部7になっており、剥離シートを連続して容易に剥離し、剥離シート13の印字面(隠蔽情報印字領域X)を内側へ折り畳みことによって、封緘して、製袋できる。
(3)製袋作業時には、折返し部16に隠蔽情報に関連する金銭、小切手、クーポン券又は商品券に代表される金券類等も封入することが可能である。
(4)左右の縦ミシン目による開封用分離線15bにより、左右の不要部18が容易に切り取られるため、開封が容易である。
[実施例5]
以下、図面等を参照して、本発明の実施例5の形態について、説明する。実施例5は、現在オフィス並びに家庭で広く利用されているシート給紙の各方式のプリンタにも対応が可能な単票でありながら、片面印字後に人手による簡単な製袋作業で、印字した情報を隠蔽でき、開封作業も非常に容易なるものである。かつ、本発明の単票は、剥離シートの方が大きいため、単票端面より粘着剤のはみ出しがないためにプリンタ内部に粘着剤が付着し、印字トラブルやフィードトラブル等を起こさないものである。
図9は、実施例5の印字情報を隠蔽可能な帳票の実施形態を示す図であり、図10は、実施例5の印字情報を隠蔽可能な帳票の使用方法を説明する図である。
この実施例5の印字情報を隠蔽可能な帳票10eは、図9に示すように、基材11と、基材11の片面に設けられた粘着剤層12と、粘着剤層12に剥離可能に貼り合せられた剥離シート13とを備えたタックシートを用いて、かす取り加工、ミシン目加工、ハーフカット加工等により製造する。以下に実施例5の製造方法を説明する。
(1)図示はしないが、基材11を外巻きロール状タックシートをビジネスフォームの印刷機の給紙部に装着し、ビジネスフォームの印刷機の加工部で、かす取り加工を施す。
具体的には、ビジネスフォーム印刷機に加工部の円筒状の抜き刃が装着できる版胴と圧胴により、ハーフカットを入れた後にかす部を巻き上げるかす取り加工を施すことにより、基材面11より一回り大きい部分1を有する剥離シート面13が形成される。
(2)さらに、ビジネスフォーム印刷機の加工部で、基材面11より、左右にハーフ縦ミシン2を入れる。また、折返し部16の中央には、折返し作業を容易にするための横ミシンを入れる。この横ミシンは、左右の3の部分は、ハーフ横ミシンであり、4の部分は剥離シートまで貫通する横ミシンを入れる。また、下部には、左右に角丸部5aを有したハーフ横ミシン6を入れる。
(3)上記(1)から(2)までのかす取り加工及びミシン目加工を連続的に施した後にビジネスフォーム印刷機でシートカットする。
(4)このシートに剥離シート13の面よりハーフカット加工で、剥離シート1 3の下方
三面を除去するためのハーフカット等よりなる分離線14を入れる。この分離線14の下側の左右には角丸部7が設けられる。また、このハーフカット加工では、折返し部16の上辺は、基材まで貫通する横ミシン8を入れ、さらに、折返し部16の上辺左右の角丸部には、基材まで貫通する切り込み9を入れる。
なお、前記ハーフ縦ミシンとは、縦ミシン刃をタックシートの粘着剤12までで止めた縦ミシン加工より得られる縦ミシンである。同じく、前記ハーフ横ミシンとは、横ミシン刃をタックシートの粘着剤12までで止めた横ミシン加工より得られる横ミシンである。
また、前記ハーカット加工とは、抜き刃を粘着剤12までで止めた抜き加工である。
次に、実施例5による印字情報を隠蔽可能な単票10eの人手による製袋方法、使用方法とともに、細部構成をさらに詳しく説明する。
この帳票10eは、図10(A)に示すように、折返し部16には、その対向面に給与明細書や勤怠記録などの隠蔽情報を印字する隠蔽情報印字領域Xを備えている。
また、折返し部16を形成した状態で、折返し部16を除いた表出部17には、剥離シート13側に印字した情報の一部が外部から目視可能な、宛名人の氏名など公開情報を印字する第1の公開情報印字領域Y1を備えている。
そして、この隠蔽情報印字領域(X)と、第1の公開情報印字領域Y1とを、シート給シートのプリンタにより片面印字する(#5101)。
次に、図10(B)に示すように、剥離シート13の一部13aをハーフカット等よりなる分離線14から剥離して(#5102)、粘着剤層12の一部を表出させた表出粘着部12aさせる。このとき、単票の下側部左右の角丸部により、剥離シート13の一部13aは、連続状に容易に剥離可能であり、作業性が優れるものである。
さらに、図10(C)に示すように、この表出粘着部12aを含む部分を所定の位置で、剥離シート13が内側となるように折返して折返し部16を形成し、折返し部16の対向面を、表出粘着部12aで貼り合わせて封緘して(#5103)、封筒10eAを作製する。
封筒10eAは、図10(D)に示すように、第1の公開情報印字領域Y1の宛名情報に基づいて、配布される(#5104)。
開封時には、角丸を有する開封用ミシン目を主体とする開封用分離線15が形成されているので、図10(E)に示すように、開封用ミシン目を主体とする開封用分離線15で連続的に容易に開封可能であり(#5105)、折返し部16の内側の隠蔽情報印字領域(X)に印字された給与明細書等の隠蔽情報を確認することができる。
このように、実施例5によれば、以下のような効果がある。
(1)基材11と剥離シート13の二枚の用シートが粘着剤層12で貼り合わされたタックシートを使用する構成であるため、生産性が高く、しかも、シート供給のプリンタのカセット内での形態が安定するほか、粘着剤の端面よりのはみ出しがないため、プリンタにフィード機構部への粘着剤の端面より付着によるフィードトラブルや印字トラブルがなく印字適性が高い。
(2)剥離シートの左右両側と下側の三辺の周縁部に剥離シート13の一部を除去する分離線14が設けられ、かつ、下側の左右二辺には角丸部7になっており、剥離シートを連続して容易に剥離し、剥離シート13の印字面(隠蔽情報印字領域X)を内側へ折り畳みことによって、封緘して、製袋できる。
(3)製袋作業時には、折返し部16に隠蔽情報に関連する金銭、小切手、クーポン券又は商品券に代表される金券類等も封入することが可能である。
(4)角丸を有する開封用ミシン目を主体とする開封用分離線15であり、コーナー部が角丸になっているため、連続して不要部が容易に切り取られ、開封が容易である。
[実施例6]
以下、図面等を参照して、本発明の実施例6について、説明する。実施例6は、現在オフィス並びに家庭で広く利用されているシート給紙の各方式のプリンタにも対応が可能な単票でありながら、片面印字後に人手による簡単な製袋作業で、印字した情報を隠蔽でき、開封作業も非常に容易なるものである。かつ、本発明の単票は、剥離シートの方が大きいため、単票端面より粘着剤のはみ出しがないためにプリンタ内部に粘着剤が付着し、印字トラブルやフィードトラブル等を起こさない。かつ、製袋時に折返し部の上下に基材部がなく、剥離シートに横ミシンが入っているのみなので、折りやすく、製袋作業が容易であるとの顕著なる効果がある。
図11は、実施例6の印字情報を隠蔽可能な帳票10fの実施形態を示す図であり、図12は、実施例6の印字情報を隠蔽可能な帳票10fの使用方法を説明する図である。
この実施例6の印字情報を隠蔽可能な帳票10fは、図11に示すように、基材11と、基材11の片面に設けられた粘着剤層12と、粘着剤層12に剥離可能に貼り合せられた剥離シート13とを備えたタックシートを用いて、かす取り加工、ミシン目加工、ハーフカット加工等により、製造する。以下に実施例6の製造方法を説明する。
(1)図示はしないが、基材11を外巻きロール状タックシートをビジネスフォームの印刷機の給紙部に装着し、ビジネスフォームの印刷機の加工部で、かす取り加工を施す。
具体的には、ビジネスフォーム印刷機の加工部に円筒状の抜き刃が装着できる版胴と圧胴により、ハーフカットを入れた後にかす部を巻き上げるかす取り加工を施す。すなわち、基材面11より一回り大きい部分1を有する剥離シート面13及び折返し部16の上下で分離している基材11aと基材11bが形成される。
(2)さらに、ビジネスフォーム印刷機の加工部で、基材面11より、剥離シート面13の折返し部中央に横ミシンを入れる横ミシン加工部20を形成する。なお、この剥離シート面中央の横ミシン加工部20は、左右の部分には横ミシンを入れない剥離シート面折返し部左右の横ミシン未加工部19を形成する。
(3)上記(1)から(2)までのかす取り加工及びミシン目加工を連続的に施した後にビジネスフォーム印刷機でシートカットする。
(4)このシートに剥離シート13の面よりハーフカット加工で、剥離シート1 1の下方
三面を除去するためのハーフカット加工よりなる分離線14を入れる。この分離線14の下側の左右には角丸部7が設けられる。さらに、表出部17の左右にはハーフ縦ミシン14aを入れる。
なお、前記ハーフ縦ミシンとは、縦ミシン刃をタックシートの粘着剤12までで止めた縦ミシン加工より得られる縦ミシンである。同じく、前記ハーフ横ミシンとは、横ミシン刃をタックシートの粘着剤12までで止めた横ミシン加工より得られる横ミシンである。
また、前記ハーカットとは、抜き刃を粘着剤12までで止めた抜き加工である。
さらに、実施例1から実施例6に記載のシートは、紙にとらわれることなく、合成樹脂による合成紙やフィルムシートを含むものである。
次に、実施例6による印字情報を隠蔽可能な単票10fの人手による製袋方法、使用方法とともに、細部構成をさらに詳しく説明する。
この帳票10fは、図12(A)に示すように、折返し部16には、その対向面に給与明細書や勤怠記録などの隠蔽情報を印字する隠蔽情報印字領域Xを備えている。
また、折返し部16を形成した状態で、折返し部16を除いた表出部17には、剥離シート13側に印字した情報の一部が外部から目視可能な、宛名人の氏名など公開情報を印字する第1の公開情報印字領域Y1を備えている。
そして、この隠蔽情報印字領域Xと、第1の公開情報印字領域Y1とを、シート給シートのプリンタにより片面印字する(#5101)。
次に、図12(B)に示すように、剥離シート13の一部13aをハーフカット加工よりなる分離線14から剥離して(#5102)、粘着剤層12の一部を表出させた表出粘着部12aさせる。このとき、剥離シート面下側部の左右の角丸部7により、剥離シート13の一部13aは、連続状に容易に剥離可能であり、作業性が優れるものである。
さらに、図12(C)に示すように、この表出粘着部12aを含む部分を所定の位置で、剥離シート13が内側となるように折返して、折返し部16の対向面を、表出粘着部12aで貼り合わせて封緘して(#5103)、封筒10fAを作製する。
封筒10fAは、図12(D)に示すように、第1の公開情報印字領域Y1の宛名情報に基づいて、配布される(#5104)。
開封時には、左右に縦ミシン目による開封用分離線14aが形成されるので、図12(E)に示すように、左右の縦ミシン目による開封用分離線14aで、左右の不要部を容易に分離することで開封が可能であり(#5105)、折返し部16の内側の隠蔽情報印字領域Xに印字された給与明細書等の隠蔽情報を確認することができる。
このように、実施例6によれば、以下のような効果がある。
(1)基材11と剥離シート13の二枚の用シートが粘着剤層12で貼り合わされたタックシートを使用する構成であるため、生産性が高く、しかも、シート供給のプリンタのカセット内での形態が安定するほか、粘着剤の端面よりのはみ出しがないため、プリンタにフィード機構部への粘着剤の端面より付着によるフィードトラブルや印字トラブルがなく印字適性が高い。
(2)剥離シートの左右両側と下側の三辺の周縁部に剥離シート13の一部を除去する分離線14が設けられ、かつ、下側の左右二辺には角丸部7になっており、剥離シートを連続して容易に剥離し、剥離シート13の印字面(隠蔽情報印字領域X)を内側へ折り畳みことによって、封緘して、製袋できる。なお、折返し部16の上下で、基材11aと基材11bが分離しているため、折返し作業が容易である。
(3)製袋作業時には、折返し部16に隠蔽情報に関連する金銭、小切手、クーポン券又は商品券に代表される金券類等も封入することが可能である。
(4)左右の縦ミシン目による開封用分離線14aにより、左右の不要部18が容易に切り取られるため、開封が容易である。
本発明は、現在オフィス、家庭等で広く利用されているシート給シートの各方式のプリンタでも、対応が可能な単票でありながら、片面印字後に特別な機械を必要とすることなく人手による簡単な製袋作業で、印字した情報を隠蔽でき、かつ、必要に応じて金銭等も封入することが可能である。さらに、開封作業も非常に容易なるものである。
このため、ビジネスユースを中心に説明したが、本発明はこれに限定されることなく、ホームユースでも利用が可能であるため、多方面の利用が期待できる。
実施例1による印字情報を隠蔽可能な帳票の実施形態を示す図。 実施例1による印字情報を隠蔽可能な帳票の使用方法を説明する図。 実施例2による印字情報を隠蔽可能な帳票の実施形態を示す図。 実施例2による印字情報を隠蔽可能な帳票の使用方法を説明する図。 実施例3による印字情報を隠蔽可能な帳票の実施形態を示す図。 実施例3による印字情報を隠蔽可能な帳票の使用方法を説明する図。 実施例4による印字情報を隠蔽可能な帳票の実施形態を示す図。 実施例4による印字情報を隠蔽可能な帳票の使用方法を説明する図。 実施例5による印字情報を隠蔽可能な帳票の実施形態を示す図。 実施例5による印字情報を隠蔽可能な帳票の使用方法を説明する図。 実施例6による印字情報を隠蔽可能な帳票の実施形態を示す図。 実施例6による印字情報を隠蔽可能な帳票の使用方法を説明する図。
符号の説明
1 剥離シート部が基材部より一回り大きい部分
2 基材面よりのハーフ縦ミシン
3 折返し部左右のハーフ横ミシン
4 折返し部中央の横ミシンの貫通部
5 基材面下部の角丸部
5a 基材面下部のハーフミシンよりなる角丸部
6 基材面下部のハーフ横ミシン
7 剥離シート面の分離線の下側の角丸部
8 折返し部と上辺の横ミシンの貫通部
9 折返し部と上辺の基材まで貫通する切り込みの角丸部
10a 実施例1の印字情報を隠蔽可能な帳票
10b 実施例2の印字情報を隠蔽可能な帳票
10c 実施例3の印字情報を隠蔽可能な帳票
10d 実施例4の印字情報を隠蔽可能な帳票
10e 実施例5の印字情報を隠蔽可能な帳票
10f 実施例6の印字情報を隠蔽可能な帳票
11 基材
12 粘着剤層
13 剥離シート
14 分離線
14a 表出部の左右のハーフ縦ミシン
14b 縦ミシン目による開封分離線
15 開封用ミシン目を主体とする開封用分離線
15a 開封用ミシン目による開封用分離線
15b 縦ミシン目による開封用分離線
16 折返し部
17 表出残部
18 不要部
19 剥離シート面折返し部左右の横ミシン未加工部
20 剥離シート面折返し部中央の横ミシン加工部
X 隠蔽情報印字領域
Y1 第1の公開情報印字領域
Y2 第2の公開情報印字領域







Claims (6)

  1. 基材と、前記基材の片面に設けられた粘着剤層と、前記粘着剤層に剥離可能に貼り合わせられた剥離シートを備えた帳票であって、前記基材より一回り大きい部分を有する剥離シートを備え、前記粘着剤層に貼り合わせた前記剥離シートの裏面は印字部を設け、前記剥離シートの下方の三辺の周縁部に剥離シートの一部を除去する分離線を設け、前記剥離シートを前記分離線から剥離した際は、前記粘着剤層の一部を表出させた表出粘着部が形成され、前記表出粘着部を含む部分を所定の位置で前記剥離シートの裏面が内側となるように折返す折返し部を形成し、前記折返し部の上下には基材がない部分を形成することで、前記折返し部での対向面と前記表出粘着部とを貼り合わせて封緘し、前記印字部を隠蔽するようにしたこと、を特徴とする印字情報を隠蔽可能な帳票。
  2. 請求項1に記載の印字情報を隠蔽可能な帳票において、分離線の下方二辺のコーナーに角丸部を設けてあること、を特徴とする印字情報を隠蔽可能な帳票。
  3. 請求項1に記載の印字情報を隠蔽可能な帳票において、前記折返し部によるそれぞれの対向面に隠蔽情報を印字する隠蔽情報印字領域を備えること、を特徴とする印字情報を隠蔽可能な帳票。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の印字情報を隠蔽可能な帳票において、前記折返し部は、前記隠蔽情報に関連する金銭、小切手、クーポン券又は商品券に代表される金券類を封入可能であること、を特徴とする印字情報を隠蔽可能な帳票。
  5. 請求項から請求項までのいずれか1項に記載の印字情報を隠蔽可能な帳票において、前記折返し部は、上下に前記基材がない部分があり、前記基材側であって前記表出粘着部の内縁側に開封可能な開封用分離線が形成されていること、を特徴とする印字情報を隠蔽可能な帳票。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の印字情報を隠蔽可能な帳票において、前記折返し部を形成した状態で、前記剥離シート側に印字した情報の一部が外部から目視可能な公開情報印字領域を備えること、を特徴とする印字情報を隠蔽可能な帳票。
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