JP4658764B2 - シリンダ錠、キー、及び携帯機 - Google Patents

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Description

本発明は、シリンダ錠、キー、及び携帯機に関するものである。
従来、シリンダ錠のキーには、長尺板状をなすキープレートを有し、該キープレートの厚み方向の少なくとも一方の面にはその長手方向に延びるキー溝が凹設されるとともに、該キー溝の両側面には波状の照合面が形成された所謂内溝キーがある(例えば、特許文献1参照)。そして、こうした内溝キーには、ピッキング等の不正解錠操作やキーの複製がされにくいという特徴があることから、多岐にわたる分野においてその採用が進められている。
また、近年、こうしたメカニカルキーにおける対策もさることながら、より高い水準の安全を実現するとともにその更なる利便性の向上を可能とする所謂電子キーシステムが提案されている(例えば、特許文献2参照)。即ち、電子キーシステムとは、無線通信を介して携帯機とロック装置との間で識別コードの送受信を行うことにより同ロック装置の施錠・解錠を可能とするシステムであり、識別コードに基づく認証を行うことで、より高い安全性を確保することができる。そして、キーを鍵孔に挿入する必要がなく利便性が高いことから、車両や住宅等の用途において急速にその普及が進んでいる。
しかしながら、如何に高い安全性と利便性とを両立できるとはいえ、何らかの要因(例えば電気系・通信系の不具合等)により電子キーシステムがフェールした場合を考慮すれば、やはりメカニカルキーとの併用が望ましい。このため、多くの携帯機には、非常用のメカニカルキー(エマージェンシーキー)が内蔵されており、非常時には、このエマージェンシーキーを用いてロック装置の施錠・解錠ができるような構成となっている。
特開平7−259400号公報 特開2005−226254号公報
ところで、上記のような電子キーシステムの携帯機には、大別して、扁平箱状の箱型のものと、その厚みが薄いカード型のものとがあり、これら箱型のものとカード型のものとでは、内蔵されるエマージェンシーキーの厚みが異なる。即ち、カード型の携帯機では、その薄い厚みに対応して内蔵されるエマージェンシーキーもまたその厚みの薄いものを採用する必要がある。一方、施錠・解錠操作時おいてキープレートに作用する捻りトルクを考慮すれば、その厚みはより厚い方が望ましい。従って、箱型の携帯機では厚みのあるエマージェンシーキーが採用されている。
しかし、従来のシリンダ錠では、薄型キーに対応したものに厚型キーを挿入することができないのはいうまでもなく、厚型キーに対応したものに薄型キーを挿入した場合もまた、その厚みの違いにより生ずるグラツキのため安定的な施錠・解錠を行うことができない。このため、このような二つの型式のうち何れを採用するかについては、多くの場合、その適用される用途及び想定されるユーザ等に基づいて事前に決定されるのが実情である。
しかしながら、ユーザの立場からすれば、やはり、その時々の状況・気分(所謂TPO)に合わせて持ち歩く携帯機の型式を選択したいという欲求が生ずるのが必然であり、こうした要求に応えることが可能なキーロック装置の開発が強く求められている。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、厚みの異なるキーを使用可能なシリンダ錠、及びそれに用いられるキー、並びにそのキーを内蔵する携帯機を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、鍵孔に正規のキーが挿入されることによりロータに設けられた複数の板タンブラが前記ロータの周面より内側に退避して該ロータが回動可能となるシリンダ錠において、前記キーは、長尺板状をなすキープレートを有し、該キープレートの厚み方向の少なくとも一方の面には長手方向に延びるキー溝が凹設されるとともに該キー溝の側面には波状の起伏が形成され、該側面は前記鍵孔に挿入された際に前記各板タンブラの照合突部と係合することにより該各板タンブラを前記内側に退避させる照合面を構成する内溝キーであって、前記鍵孔は、前記キープレートの厚み方向において前記キー溝の形成されない基部に対応する第1孔部と、前記照合面を構成する前記キー溝の側面を含み前記基部から突出する照合面形成部に対応する第2孔部と、前記キープレートの厚み方向の少なくとも一方の面に形成されて該キープレートの長手方向に延びるリブの挿入を許容する第3孔部とにより形成されてなること、を要旨とする。
請求項2に記載の発明は、前記キー溝は、前記キープレートの厚み方向の一方の面に形成され、前記リブは、前記キー溝と反対側の面に形成されるものであって、前記第3孔部は、前記第1孔部を挟んで前記第2孔部の反対側に位置すること、を要旨とする。
上記各構成によれば、リブを設けて厚みを厚くし捻り剛性を高めた厚型のキーと、その基部及び照合面形成部の形状が同厚型のキーと同一の形状を有する薄型のキーとの併用が可能になる。即ち、リブを有しない薄型のキーを挿入した場合であっても、基部が同基部に対応する第1孔部により保持されるためグラツキが発生せず、安定的に施錠・解錠操作を行うことができる。その結果、例えば、これら厚型又は薄型の二種類の正規のキーをそれぞれエマージェンシーキーとして内蔵する箱型の携帯機又はカード型の携帯機を、その時々の状況に応じて使い分けることができるようになる。
請求項3に記載の発明は、前記第3孔部は、前記照合面形成部の挿入を許容しない形状であること、を要旨とする。
請求項4に記載の発明は、前記第2孔部は、前記リブの挿入を許容しない形状であること、を要旨とする。
上記各構成によれば、キーの表裏(例えば、キー溝形成側を表とした場合)が逆の状態で鍵孔に同キーを挿入しようとした場合であっても(所謂「逆差し」)、これを防止することができる。
請求項5に記載の発明は、前記各板タンブラは、前記鍵孔に挿入された前記キーが挿通されるキー挿通孔を有し、該キー挿通孔は、前記第1孔部に対応する基部挿通部と、前記第2孔部に対応して照合突部が設けられた照合部と、前記第3孔部に対応するリブ挿通部とにより形成されてなること、を要旨とする。
上記構成によれば、薄型のキーの挿入時において、より確実に同薄型のキーを保持することができ、その結果、更に安定的に施錠・解錠操作を行うことができるようになる。
請求項6に記載の発明は、長尺板状をなすキープレートを有し、該キープレートの厚み方向の少なくとも一方の面には長手方向に延びるキー溝が凹設されるとともに該キー溝の側面には波状の起伏が形成され、該側面はシリンダ錠の鍵孔に挿入された際にそのロータに設けられた各板タンブラの照合突部と係合することにより該各板タンブラを前記ロータの周面より内側に退避させる照合面を構成するキーにおいて、前記キープレートの厚み方向の少なくとも一方には該キープレートの長手方向に延びるリブが形成されるとともに、前記キープレートは、厚み方向において前記キー溝の形成されない基部を有し、前記リブは、その挿入側端部が、前記照合面を構成する前記キー溝の側面を含み前記基部から突出する照合面形成部の挿入側端部よりも抜脱側に位置するように形成されること、を要旨とする。
請求項7に記載の発明は、長尺板状をなすキープレートを有し、該キープレートの厚み方向の少なくとも一方の面には長手方向に延びるキー溝が凹設されるとともに該キー溝の側面には波状の起伏が形成され、該側面はシリンダ錠の鍵孔に挿入された際にそのロータに設けられた各板タンブラの照合突部と係合することにより該各板タンブラを前記ロータの周面より内側に退避させる照合面を構成するキーにおいて、前記キープレートの厚み方向の少なくとも一方には該キープレートの長手方向に延びるリブが形成され、前記キー溝は、前記キープレートの厚み方向の一方の面に形成され、前記リブは、前記キー溝が形成された面の反対側の面に形成されるとともに、前記キープレートは、厚み方向において前記キー溝の形成されない基部を有し、前記リブは、その挿入側端部が、前記照合面を構成する前記キー溝の側面を含み前記基部から突出する照合面形成部の挿入側端部よりも抜脱側に位置するように形成されること、を要旨とする。
請求項8に記載の発明は、長尺板状をなすキープレートを有し、該キープレートの厚み方向の少なくとも一方の面には長手方向に延びるキー溝が凹設されるとともに該キー溝の側面には波状の起伏が形成され、該側面はシリンダ錠の鍵孔に挿入された際にそのロータに設けられた各板タンブラの照合突部と係合することにより該各板タンブラを前記ロータの周面より内側に退避させる照合面を構成するキーにおいて、前記キープレートの厚み方向の少なくとも一方には該キープレートの長手方向に延びるリブが形成されるとともに、
前記リブは、前記各板タンブラの照合突部と係合しないように、その幅が設定されてなること、を要旨とする。
請求項9に記載の発明は、長尺板状をなすキープレートを有し、該キープレートの厚み方向の少なくとも一方の面には長手方向に延びるキー溝が凹設されるとともに該キー溝の側面には波状の起伏が形成され、該側面はシリンダ錠の鍵孔に挿入された際にそのロータに設けられた各板タンブラの照合突部と係合することにより該各板タンブラを前記ロータの周面より内側に退避させる照合面を構成するキーにおいて、前記キープレートの厚み方向の少なくとも一方には該キープレートの長手方向に延びるリブが形成され、前記キー溝は、前記キープレートの厚み方向の一方の面に形成され、前記リブは、前記キー溝が形成された面の反対側の面に形成されるとともに、前記各板タンブラの照合突部と係合しないように、その幅が設定されてなること、を要旨とする。
請求項10に記載の発明は、請求項6又は請求項7に記載のキーにおいて、前記リブは、前記各板タンブラの照合突部と係合しないように、その幅が設定されてなること、を要旨とする。
上記各構成によれば、厚みを厚くしてその捻り剛性を高めることができるとともに、上記請求項1〜請求項5のシリンダ錠と組み合わせて使用することで、該キーと同一の基部及び照合面形成部の形状を有する薄型のキーとの共用が可能となる。また、仮に「逆差し」が発生した場合であっても、リブが各板タンブラの照合突部と係合しないため、「逆差し」に伴う不具合の発生を防止することができる。
請求項1に記載の発明は、無線通信を介して識別コードの送受信を行うことによりロック装置の施錠・解錠を可能な携帯機において、エマージェンシーキーとして請求項6〜請求項10の何れか一項に記載のキーを内蔵すること、を要旨とする。
上記構成によれば、上記請求項1〜請求項5のシリンダ錠と組み合わせて使用することで、該キーと同一の基部及び照合面形成部の形状を有する薄型のキーをエマージェンシーキーとして内蔵する携帯機とを併用することが可能になる。
本発明によれば、厚みの異なるキーを使用可能なシリンダ錠、及びそれに用いられるキー、並びにそのキーを内蔵する携帯機を提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1〜図3に示すように、本実施形態のシリンダ錠1は、正規のキー2と協同して施錠・解錠を行うものであり、キー2が挿入される鍵孔3を有するロータ4と、該ロータ4を回動可能に収容するシリンダ5が形成されたロータケース6とを備えて構成されている。ロータ4は、円柱状に形成されており、鍵孔3は、同ロータ4の意匠面7からその軸方向に沿って穿設されている。そして、ロータ4は、この鍵孔3の形成された意匠面7が外部に露出する状態でシリンダ5内に収容されている。
また、ロータ4には、同ロータ4を径方向に貫通する複数のタンブラ収容孔8が形成されており、各タンブラ収容孔8には、それぞれ板タンブラ9が該各タンブラ収容孔8から出没可能に配設されている。本実施形態では、各タンブラ収容孔8の一端には、該各タンブラ収容孔8と連通するバネ収容穴10が併設されており、各板タンブラ9は、その周面に形成された係合突部11がバネ収容穴10内に収容されたコイルバネ12の一端に係合することにより、対応する各タンブラ収容孔8から突出する方向に付勢されている。そして、コイルバネ12の弾性力により各タンブラ収容孔8、即ちロータ4の周面4aから突出した各板タンブラ9の一端がシリンダ5の壁面5aに形成された係合凹部13と係合し、これによりロータ4の回動が規制されるようになっている。
また、各板タンブラ9には、鍵孔3に挿入されたキー2が挿通されるキー挿通孔14が形成されており、同キー挿通孔14には、正規のキー2と係合することによりコイルバネ12の弾性力に抗して該各板タンブラ9をタンブラ収容孔8内に没入させる照合突部15が形成されている。そして、正規のキー2の挿入により全ての板タンブラ9がロータ4の周面4aより内側に退避することにより、ロータ4が回動可能、即ちロック状態が解除されるようになっている。
詳述すると、本実施形態では、シリンダ錠1に使用されるキー2は、長尺板状のキープレート21を有しており、該キープレート21の厚み方向の一方の面にはその長手方向に延びるキー溝22が凹設されるとともに、該キー溝22の両側面22a,22bには、波状の起伏が形成されている。そして、この該キー溝22の両側面22a,22bにより、各板タンブラ9の照合突部15と係合して該各板タンブラ9をロータ4の周面4aより内側に退避させる照合面23,24が構成されている。
即ち、本実施形態のシリンダ錠1は、所謂内溝キー用のシリンダ錠であり、各板タンブラ9の照合突部15は、正規のキー2が所定の挿入位置まで差し込まれた状態におけるその各照合面23,24の起伏に対応し、この状態においてのみ全ての板タンブラ9がタンブラ収容孔8内に没入するように設定されている。そして、これにより、正規のキー2を使用する場合にのみ、同シリンダ錠1の施錠・解錠ができるように構成されている。
尚、本実施形態のロータ4は、キー2の照合面23に対応する板タンブラ9a〜9dと、同じく照合面24に対応する板タンブラ9e〜9hとを有している。そして、タンブラ収容孔8、バネ収容穴10、及びコイルバネ12は、これら各板タンブラ9a〜9hにそれぞれ対応するように設けられている。
また、本実施形態のシリンダ錠1は、図4(a)(b)、図5、図6に示す箱型の携帯機25aにエマージェンシーキーとして内蔵される厚型キー2a、及び図7(a)(b)、図8、図9に示すカード型の携帯機25bにエマージェンシーキーとして内蔵される薄型キー2bの厚みd0の異なる2つの正規のキー2の使用を可能として構成されている。
詳述すると、本実施形態の厚型キー2aは、薄型キー2bのキー溝22が形成された側の面と反対側の面にその長手方向に延びるリブ26を設けた形状とすることにより、その厚みdaが薄型キー2bの厚みdbよりも大(da>db)となるように形成されている。尚、本実施形態の厚型キー2aでは、同キー溝22と反対側の面の両側端部に2本のリブ26が設けられている。
即ち、これら2つの正規のキー2においては、キープレート21の厚み方向においてキー溝22の形成されない断面矩形状の部分(基部27)の形状、及び各照合面23,24を構成するキー溝22の側面22a,22bを含み上記基部27から突出する部分(照合面形成部28)の形状が互いに略同一となるように形成されている。具体的には、厚型キー2a及び薄型キー2bは、そのキープレート21の幅w0、基部27の厚みd1、並びに照合面形成部28の厚みd2が同一となるように形成されている。そして、それぞれの各照合面23,24の起伏形状もまた互いに完全一致するように形成されている。
また、各リブ26の挿入側端部26aは、照合面形成部28の挿入側端部28aよりも抜脱側(キー挿入時後方側)に位置する、即ちキープレート21の挿入側端部21aから各リブ26の挿入側端部26aまでの長さL3は、キープレート21の挿入側端部21aから照合面形成部28の挿入側端部28aまでの長さL2よりも長く設定されている。
一方、図10〜図12に示すように、本実施形態のシリンダ錠1において、鍵孔3は、上記各キー2の基部27に対応する第1孔部31、照合面形成部28に対応する第2孔部32、及び厚型キー2aのリブ26の挿入を可能とする第3孔部33により形成されている。尚、本実施形態では、厚型キー2aのリブ26は、キー溝22と反対側の面に形成されているため、第3孔部33は、第1孔部31を挟んで第2孔部32の反対側に形成されている。また、各板タンブラ9のキー挿通孔14も同様に、上記第1孔部31に対応する基部挿通部35と、第2孔部32に対応して照合突部15が設けられた照合部36と、第3孔部に対応するリブ挿通部37とにより形成されている。そして、第1孔部31及び基部挿通部35の厚み方向の長さD1は、各キー2(厚型キー2a及び薄型キー2b)の基部27の厚みd1と略同一(僅かに幅広)に形成され、第2孔部32及び照合部36の厚み方向の長さD2は、照合面形成部28の厚みd2と略同一(僅かに幅広)に形成されている。
また、本実施形態では、厚型キー2aの各リブ26は、その厚み(突出高)d3が、照合面形成部28の厚みd2よりも薄く形成されている。そして、第3孔部33及びリブ挿通部37の厚み方向の長さD3は、第2孔部32及び照合部36の厚み方向の長さD2よりも小さく設定されている。即ち、本実施形態でのシリンダ錠1では、キー2の表裏(例えば、キー溝形成側を表とした場合)が逆の状態で鍵孔3に同キー2を挿入しようとした場合であっても(所謂「逆差し」)、第3孔部33及びリブ挿通部37は、照合面形成部28の挿入を許容しない形状となっている。これにより、「逆差し」の発生を予防することができるように構成されている。尚、本実施形態では、厚型キー2aの各リブ26は、仮に「逆差し」が発生した場合であっても、各板タンブラ9の照合突部15と係合しないように、その幅w3が設定されている。
以上、本実施形態によれば、以下のような作用・効果を得ることができる。
(1)厚型キー2aは、薄型キー2bのキー溝22が形成された側の面と反対側の面にその長手方向に延びるリブ26を設けた形状とすることにより、その厚みdaが薄型キー2bの厚みdbよりも大(da>db)となるように形成される。そして、シリンダ錠1の鍵孔3は、キープレート21の厚み方向においてキー溝22の形成されない基部27に対応する第1孔部31、照合面23,24を構成するキー溝22の側面22a,22bを含み上記基部27から突出する照合面形成部28に対応する第2孔部32、及び上記リブ26の挿入を許容する第3孔部33とにより形成される。
上記構成によれば、各キー2の挿入時、該各キー2は、その基部27が同基部27に対応する第1孔部31により保持される。従って、リブ26を有しない薄型キー2bを挿入した場合であっても同薄型キー2bにグラツキが発生せず、安定的に施錠・解錠操作を行うことができる。その結果、厚みの異なるキーを正規のキーとして使用することが可能となり、ひいては、これら各キー2をそれぞれエマージェンシーキーとして内蔵する箱型の携帯機25a又はカード型の携帯機25bを、その時々の状況に応じて使い分けることができるようになる。
(2)また、厚型キー2aを上記形状とすることで、その捻り剛性を高めるとともに、シリンダ錠1と組み合わせて使用することで、薄型キー2bとの共用が可能となる。
(3)第3孔部33(及びリブ挿通部37)は、照合面形成部28の挿入を許容しない形状に形成される。
上記構成によれば、キー2の表裏(例えば、キー溝形成側を表とした場合)が逆の状態で鍵孔3に同キー2を挿入しようとした場合であっても(所謂「逆差し」)、これを防止することができる。
(4)各リブ26は。その挿入側端部26aが、照合面形成部28の挿入側端部28aよりも抜脱側(キー挿入時後方側)に位置するように形成される。
(5)厚型キー2aの各リブ26は、仮に「逆差し」が発生した場合であっても、各板タンブラ9の照合突部15と係合しないように、その幅w3が設定される。
上記(4)(5)の構成によれば、仮に「逆差し」が発生した場合であっても、リブ26が各板タンブラ9の照合突部15と係合しないため、「逆差し」に伴う不具合の発生を防止することができる。
なお、本実施形態は以下のように変更してもよい。
・本実施形態では、本発明を電子キーシステムの携帯機に内蔵されるエマージェンシーキー及び同携帯機、並びにこれに対応するシリンダ錠に具体化した。しかし、これに限らず、エマージェンシーキー以外のキーに具体化してもよい。
・また、本実施形態では、厚型キー2aは、薄型キー2bのキー溝22が形成された側の面と反対側の面にその長手方向に延びるリブ26を設けた形状とすることにより、その厚みdaが薄型キー2bの厚みdbよりも大とした。しかし、このようなキー溝22がキープレート21の厚み方向の一方の面にのみ形成されるものに限らず、キー溝が厚み方向の両面に形成されたものについて、その厚み方向の少なくとも一方の面にリブを形成する構成でもよい。
具体的には、例えば、図13(a)(b)及び図14(a)(b)に示す2つの正規のキー42(42a,42b)のように、キープレート51の厚み方向の両面にキー溝52が形成され、そのうちの一方の面については、一の照合面形成部58(a)のみが形成されたキー42bをベース、即ち薄型キーとする。そして、厚型キーとなるキー42aについては、上記一の照合面形成部58のみが形成された面に、その厚みd7が同照合面形成部58の厚みd5よりも厚いリブ56を該照合面形成部58と並行するように設けた形状とすることにより(d7>d5)、その厚みdcがキー42bの厚みddよりも大(dc>dd)となるように形成する。即ち、これらキー42a,42bにおいて、それぞれの各照合面63,64,65の起伏形状、並びに基部57及び照合面形成部58の形状(キープレート21の幅w0、基部57の厚みd4、及び照合面形成部58の厚みd5)は、互いに同一となるように形成する。
一方、図15(a)(b)及び図16(a)(b)に示すように、シリンダ錠側については、その鍵孔43及びキー挿通孔44の形状をこれら各キー42a,42bに対応した形状とする。即ち、鍵孔43は、それぞれ基部57に対応する第1孔部71及び各照合面形成部58に対応する第2孔部72に加え、上記リブ56の挿入を可能とする第3孔部73を備えて構成され、キー挿通孔44は、これら第1孔部71、第2孔部72、及び第3孔部73にそれぞれ対応する基部挿通部75、照合部76及びリブ挿通部77を備えて構成される。そして、第1孔部71及び基部挿通部75の厚み方向の長さD4は、各キー42a,42bの基部57の厚みd4と略同一(僅かに幅広)に形成され、第2孔部72及び照合部76の厚み方向の長さD5は、照合面形成部58の厚みd5と略同一(僅かに幅広)に形成される。そして、これにより、厚みd0の異なる二つのキー42a,42bを使用することが可能となる。
尚、このような両面にキー溝52が形成されたキー42a,42bにおいては、上述の「逆差し」が行われやすい。従って、厚型のキー42aのリブ56の厚み(突出高)d3を照合面形成部58の厚みd5よりも小さく設定するとともに、第3孔部73及びリブ挿通部77の厚み方向の長さD7を第2孔部72及び基部挿通部75の厚み方向の長さD5よりも小さく設定して、同第3孔部73及びリブ挿通部77を照合面形成部58の挿入を許容しない形状とする。或いは、仮に「逆差し」が発生した場合であっても、各板タンブラ9の照合突部15と係合しないように、厚型のキー42aのリブ56の幅w3を設定する。又は、リブ56の挿入側端部56aを、照合面形成部58の挿入側端部58aよりも抜脱側(キー挿入時後方側)に位置、即ちキープレート51の挿入側端部51aからリブ56の挿入側端部56aまでの長さL7を、キープレート51の挿入側端部51aから照合面形成部58の挿入側端部58aまでの長さL5よりも長く設定するとよい。
・本実施形態では、「鍵孔」としたが、鍵孔3は必ずしもロータ4を貫通するものである必要はなく、鍵孔3と該鍵孔3に連通する各タンブラ収容孔8との関係において「孔」であればよい。従って、ロータ4を貫通するまでは至らない「鍵穴」としても同義であることはいうまでもない。
・本実施形態では、第3孔部33を照合面形成部28の挿入を許容しない形状としたが、第2孔部32をリブ26の挿入を許容しない形状としてもよい。
本実施形態のシリンダ錠の分解斜視図。 シリンダ錠の断面図。 同じくシリンダ錠の断面図。 (a)厚型キーの斜視図、(b)厚型キーを内蔵する携帯機の斜視図。 厚型キー(キープレート)の三面図。 厚型キー(キープレート)の断面図。 (a)薄型キーの斜視図、(b)薄型キーを内蔵する携帯機の斜視図。 薄型キー(キープレート)の三面図。 薄型キー(キープレート)の断面図。 鍵孔の形状を示す模式図。 キー挿通孔の形状を示す模式図。 (a)(b)鍵孔へのキー挿入状態を示す説明図。 (a)(b)別例の厚型キー及び薄型キー(キープレート)の三面図。 (a)(b)別例の厚型キー及び薄型キー(キープレート)の断面図。 (a)(b)別例の鍵孔及びキー挿通孔の形状を示す模式図。 (a)(b)別例の鍵孔へのキー挿入状態を示す説明図。
符号の説明
1…シリンダ錠、2,42,42a,42b…キー、2a…厚型キー、2b…薄型キー、3,43…鍵孔、4…ロータ、4a…周面、5…シリンダ、8…タンブラ収容孔、9,9a〜9h…板タンブラ、14,44…キー挿通孔、15…照合突部、21,51…キープレート、21a,51a…挿入側端部、22,52…キー溝、22a,22b…側面、23,24,63,64,65…照合面、25a,25b…携帯機、26,56…リブ、26a,56a…挿入側端部、27,57…基部、28,58…照合面形成部、28a,58a…挿入側端部、31,71…第1孔部、32,72…第2孔部、33,73…第3孔部、35,75…基部挿通部、36,76…照合部、37,77…リブ挿通部。

Claims (11)

  1. 鍵孔に正規のキーが挿入されることによりロータに設けられた複数の板タンブラが前記ロータの周面より内側に退避して該ロータが回動可能となるシリンダ錠において、
    前記キーは、長尺板状をなすキープレートを有し、該キープレートの厚み方向の少なくとも一方の面には長手方向に延びるキー溝が凹設されるとともに該キー溝の側面には波状の起伏が形成され、該側面は前記鍵孔に挿入された際に前記各板タンブラの照合突部と係合することにより該各板タンブラを前記内側に退避させる照合面を構成する内溝キーであって、
    前記鍵孔は、前記キープレートの厚み方向において前記キー溝の形成されない基部に対応する第1孔部と、前記照合面を構成する前記キー溝の側面を含み前記基部から突出する照合面形成部に対応する第2孔部と、前記キープレートの厚み方向の少なくとも一方の面に形成されて該キープレートの長手方向に延びるリブの挿入を許容する第3孔部とにより形成されてなること、を特徴とするシリンダ錠。
  2. 請求項1に記載のシリンダ錠において、
    前記キー溝は、前記キープレートの厚み方向の一方の面に形成され、
    前記リブは、前記キー溝と反対側の面に形成されるものであって、
    前記第3孔部は、前記第1孔部を挟んで前記第2孔部の反対側に位置すること、
    を特徴とするシリンダ錠。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のシリンダ錠において、
    前記第3孔部は、前記照合面形成部の挿入を許容しない形状であること、
    を特徴とするシリンダ錠。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか一項に記載のシリンダ錠において、
    前記第2孔部は、前記リブの挿入を許容しない形状であること、
    を特徴とするシリンダ錠。
  5. 請求項1〜請求項4の何れか一項に記載のシリンダ錠において、
    前記各板タンブラは、前記鍵孔に挿入された前記キーが挿通されるキー挿通孔を有し、
    該キー挿通孔は、前記第1孔部に対応する基部挿通部と、前記第2孔部に対応して照合突部が設けられた照合部と、前記第3孔部に対応するリブ挿通部とにより形成されてなること、を特徴とするシリンダ錠。
  6. 長尺板状をなすキープレートを有し、該キープレートの厚み方向の少なくとも一方の面には長手方向に延びるキー溝が凹設されるとともに該キー溝の側面には波状の起伏が形成され、該側面はシリンダ錠の鍵孔に挿入された際にそのロータに設けられた各板タンブラの照合突部と係合することにより該各板タンブラを前記ロータの周面より内側に退避させる照合面を構成するキーにおいて、
    前記キープレートの厚み方向の少なくとも一方には該キープレートの長手方向に延びるリブが形成されるとともに、
    前記キープレートは、厚み方向において前記キー溝の形成されない基部を有し、前記リブは、その挿入側端部が、前記照合面を構成する前記キー溝の側面を含み前記基部から突出する照合面形成部の挿入側端部よりも抜脱側に位置するように形成されること、
    を特徴とするキー。
  7. 長尺板状をなすキープレートを有し、該キープレートの厚み方向の少なくとも一方の面には長手方向に延びるキー溝が凹設されるとともに該キー溝の側面には波状の起伏が形成され、該側面はシリンダ錠の鍵孔に挿入された際にそのロータに設けられた各板タンブラの照合突部と係合することにより該各板タンブラを前記ロータの周面より内側に退避させる照合面を構成するキーにおいて、
    前記キープレートの厚み方向の少なくとも一方には該キープレートの長手方向に延びるリブが形成され
    前記キー溝は、前記キープレートの厚み方向の一方の面に形成され、
    前記リブは、前記キー溝が形成された面の反対側の面に形成されるとともに、
    前記キープレートは、厚み方向において前記キー溝の形成されない基部を有し、前記リブは、その挿入側端部が、前記照合面を構成する前記キー溝の側面を含み前記基部から突出する照合面形成部の挿入側端部よりも抜脱側に位置するように形成されること、
    を特徴とするキー。
  8. 長尺板状をなすキープレートを有し、該キープレートの厚み方向の少なくとも一方の面には長手方向に延びるキー溝が凹設されるとともに該キー溝の側面には波状の起伏が形成され、該側面はシリンダ錠の鍵孔に挿入された際にそのロータに設けられた各板タンブラの照合突部と係合することにより該各板タンブラを前記ロータの周面より内側に退避させる照合面を構成するキーにおいて、
    前記キープレートの厚み方向の少なくとも一方には該キープレートの長手方向に延びるリブが形成されるとともに、
    前記リブは、前記各板タンブラの照合突部と係合しないように、その幅が設定されてなること、を特徴とするキー。
  9. 長尺板状をなすキープレートを有し、該キープレートの厚み方向の少なくとも一方の面には長手方向に延びるキー溝が凹設されるとともに該キー溝の側面には波状の起伏が形成され、該側面はシリンダ錠の鍵孔に挿入された際にそのロータに設けられた各板タンブラの照合突部と係合することにより該各板タンブラを前記ロータの周面より内側に退避させる照合面を構成するキーにおいて、
    前記キープレートの厚み方向の少なくとも一方には該キープレートの長手方向に延びるリブが形成され
    前記キー溝は、前記キープレートの厚み方向の一方の面に形成され、
    前記リブは、前記キー溝が形成された面の反対側の面に形成されるとともに、前記各板タンブラの照合突部と係合しないように、その幅が設定されてなること、
    を特徴とするキー。
  10. 請求項6又は請求項7に記載のキーにおいて、
    前記リブは、前記各板タンブラの照合突部と係合しないように、その幅が設定されてなること、を特徴とするキー。
  11. 無線通信を介して識別コードの送受信を行うことによりロック装置の施錠・解錠を可能な携帯機において、
    エマージェンシーキーとして請求項6〜請求項10の何れか一項に記載のキーを内蔵すること、を特徴とする携帯機。
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