JPH1113318A - キープレート及びその製造方法 - Google Patents

キープレート及びその製造方法

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JPH1113318A
JPH1113318A JP9163921A JP16392197A JPH1113318A JP H1113318 A JPH1113318 A JP H1113318A JP 9163921 A JP9163921 A JP 9163921A JP 16392197 A JP16392197 A JP 16392197A JP H1113318 A JPH1113318 A JP H1113318A
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key
grooves
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勇一 ▲吉▼澤
Yuichi Yoshizawa
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B23CMILLING
    • B23C3/00Milling particular work; Special milling operations; Machines therefor
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    • B23C3/35Milling grooves in keys
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キープレートの2条のコード溝の加工は非能
率であり、且つ、コード溝の精度を確保し難い等の問題
があった。 【解決手段】 キープレートK1 の一方のコード溝11
の後端部と,他方のコード溝12の後端部を連結溝13
で連結することにより、コード溝11を加工したカッタ
Cをそのまま連結溝13を加工し、更にそのままコード
溝12を加工することができる。従って、カッタCを原
点に戻すことなくコード溝11,連結溝13,コード溝
12をを一度に加工することができ、コード溝の加工時
間が短縮される。加工された連結溝13は、シリンダ錠
Lのドグプレート23の没入方向の移動を許容する溝と
して利用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリンダ錠の鍵孔
に挿入したとき、係止位置にあるタンブラを係止解除位
置に押動する2条のコード溝を有するキープレートに関
する。
【0002】
【従来の技術】シリンダ錠は、筒状のシリンダケース
と、前面に鍵孔が開口しシリンダケースの内周面に回動
可能に挿入されるプラグと、プラグの外周面より出没可
能に設けられ、シリンダケースの内周面に係合する方向
に付勢されてプラグの回動を阻止している複数のタンブ
ラとを備えている。このシリンダ錠を施錠,解錠するキ
ープレートには、キープレートを鍵孔に完全挿入したと
きに、各タンブラをプラグの外周面(シャーライン)に
一致させるためのコード溝が設けられている。
【0003】図11は、シリンダ錠のプラグ内に収容さ
れるタンブラT,T′と、鍵孔に挿入されたときにタン
ブラT,T′を押動するキープレートKとの関係を説明
する図面である。プラグの長手方向に沿って複数のタン
ブラ挿入孔が設けられ、各タンブラ挿入孔には、実線で
示すタンブラTと、鎖線で示すタンブラTとは上下が逆
向きのタンブラT′が挿入される。タンブラT,T′の
右側の外面に切欠凹部1が設けられ、切欠凹部1にスプ
リング2が挿入される。タンブラTは、先端部3がプラ
グ外周面から上方に突出してシリンダケースの内周面に
係合し、タンブラT′は、先端部3がプラグ外周面から
下方に突出してシリンダケースの内周面に係合し、プラ
グの回動を阻止している。
【0004】タンブラT,T′の内部に、プラグの鍵孔
に連通するキー挿入孔4,4′が設けられ、キー挿入孔
4,4′の右側の内壁面に、コードに応じた高さを有す
るコード突起5及び5′が突設される。キープレートK
には、鍵孔に完全挿入されたときに、コード突起5を下
方に押動してタンブラTの先端部3をプラグの外周面
(シャーライン)に一致させるコード溝6と、コード突
起5′を上方に押動して各タンブラT′の先端部3′を
シャーラインに一致させるコード溝7が設けられる。
【0005】図12は、キープレートKを示す正面図で
あり、摘み部8の先端に延設された鍵孔挿入部9の平坦
面にコード溝6,7が設けられる。コード溝6は、高さ
の異なるコード突起5を備えた複数のタンブラTを係合
解除位置まで押し下げるものであり、コード溝7は、高
さの異なるコード突起5′を備えた複数のタンブラT′
を係合解除位置まで押し下げるものであるので、コード
溝6,7は特殊形状であり、各コード突起5,5′に対
応する位置は、タンブラT,T′をシャーラインに一致
させる必要から正確な位置精度が要求される。従って、
コード溝6,7の切削加工には、倣いフライス盤(特開
平4−19007号公報参照)或いはNCフライス盤が
使用される。
【0006】コード溝6,7を加工するには、フライス
盤のテーブルの上に締め付け固定した取付具にキープレ
ートKをクランプし、鍵孔挿入部9の前方に位置決めし
たエンドミル型のフライスカッタを回転させながらテー
ブルを送り、鍵孔挿入部9の前端から加工開始し、フラ
イスカッタが一方のコード溝の後端部を加工完了したと
きに、フライスカッタを鍵孔挿入部9の側面を通過して
外方に逃がしてフライスカッタを鍵孔挿入部9の前方に
復帰させる方向にテーブルを送り、次に他方のコード溝
を同様の方法で加工する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】コード溝を有するキー
プレートには、下記のような課題が残されていた。 (1) コード溝の幅とほぼ同じ直径をもったエンドミル
で、コード溝を一度に加工する場合には、溝の寸法精度
が一般に低くなり易い。コード溝の幅よりも小さい直径
のエンドミルでコード溝を二度に分けて加工する場合に
は、溝の寸法精度及び必要な表面粗さが確保され易い
が、加工時間が2倍になり非能率になる。
【0008】(2) 溝を一度で加工する場合であっても、
上記のコード溝の加工方法を分析すると、(a) フライス
カッタに対するテーブルの原点位置決め、(b) テーブル
を送って一方のコード溝の加工,(c) テーブルの移動に
よりフライスカッタを逃がして加工前の位置まで戻す、
(d) 同様にして他方のコード溝の加工,(e) テーブルを
移動してフライスカッタを逃がし加工前の位置に復帰の
5つの行程が必要である。このうち、(c) ,(e) の行程
は、コード溝の加工には直接関係しない無駄な行程であ
る。
【0009】(3) 盗難防止効果を高めるためにタンブラ
とは別にドグプレートをシリンダケースに係合させる場
合があるが、ドグプレートを追加して設ける場合には、
キープレートの平坦面にドグプレート収容溝を別に加工
しなければならない。本発明はかかる課題を解決するこ
とを目的とし、コード溝の加工時間を短縮すると共に、
コード溝の加工精度を高めることができ、ドグプレート
を備えたシリンダ錠用のキープレートの場合には、ドグ
プレート収容溝を加工する手間を省略できるキープレー
トを提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のキープレートは、摘み部と該摘み部の先端
に延設される鍵孔挿入部とを有し、該鍵孔挿入部の平坦
面に2条のコード溝が形成され、上記鍵孔挿入部をシリ
ンダ錠の鍵孔に挿入したとき、上記各コード溝がシリン
ダ錠内の複数のタンブラをそれぞれ係合解除位置に押動
してシリンダ錠の施解錠操作を可能にするキープレート
において、上記2条のコード溝の後端部(キープレート
の挿入方向の後端部)を連結する連結溝を設ける構成と
した。
【0011】上記シリンダ錠は、シリンダケースの内周
面に係合溝を設け、上記シリンダケースの内周面に挿入
されるプラグに、該プラグの外周面から出没可能に設け
られ、一端が上記係合溝から上記シリンダケースの内周
面に押し出されたときに他端が鍵孔に突出するドグプレ
ートを設けた型式のシリンダ錠であり、上記キープレー
トの連結溝の位置は、上記キープレートが上記鍵孔に完
全挿入されたときに、上記ドグプレートの他端を収容可
能な位置に設けるとよい。
【0012】上記キープレートを製造する方法は、上記
キープレートを、フライス盤のテーブル上に固定した取
付具にプランプし、フライスカッタを回転し、上記テー
ブルを移動して上記キープレートの先端側から切削を開
始し、所定の切込み深さで上記平坦部を加工して一方の
上記コード溝を形成し、一方の上記コード溝の後端部か
ら引き続いて上記連結溝を切削加工し、更に引き続いて
他方の上記コード溝の後端部から先端側に向けて切削加
工を行うことにより、上記2条のコード溝と連結溝を連
続して加工することを特徴とするものである。
【0013】上記のキープレートの製造方法において、
上記フライスカッタの回転に対する上記テーブルの送り
方向は、上記コード溝の基準面(タンブラ押動面)を加
工する領域では、フライスカッタの刃の回転方向と上記
テーブル送り方向が反対方向となるいわゆる「上向き削
り」にするとよい。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して説明すると、本発明のキープレートK1 は、
図1の正面図に示すように、摘み部8の先端に延設され
た鍵孔挿入部10の一方の平坦面に、鍵孔挿入部10の
先端に開口するコード溝11,12が設けられ、コード
溝11,12の後端部を連結する連結溝13が設けられ
る。なお、鍵孔挿入部10の上下両端面に形成される突
状部14,15は、シリンダ錠Lの鍵孔16の上下端に
形成された溝17,18(図6参照)に挿入されるもの
である。
【0015】本発明の実施の形態では、鍵孔挿入部10
の他方の平坦面は突起も溝もない平面であるが(図1の
W−W断面図である図2参照)、この他方の平坦面に、
挿入方向に平行な突状部を設け、鍵孔16の側面に突状
部を受け入れる案内溝を設け、正規のキーの突状部とは
異なる突状部を有する他のキープレートが案内溝に挿入
されないようにしてもよい。
【0016】キープレートK1 によって施解錠されるシ
リンダ錠Lは、筒状のシリンダケース19の内周面の前
端部(図3において右端部)に大径内周面19aが設け
られ、シリンダケース19に回動可能に挿入されるプラ
グ20の前端部には、大径内周面19aに挿入される鍔
部20aが設けられ、鍔部20aの前面に鍵孔16が開
口し(図3,図6参照)、プラグ20の後端には、シリ
ンダケース19の後方に突出する角軸部21が設けら
れ、角軸部21には、扉などに設けられたロック部材に
係脱するタング(図示しない)が取り付けられる。
【0017】図3のZ−Z断面図である図7に示すよう
に、鍔部20aの外周面に、断面形状が偏平な矩形状に
形成される底付きのドグ挿入孔22を設け、ドグ挿入孔
22の底壁に、鍵孔16に連通する小孔22aを設け
る。ドグ挿入孔22に挿入されるドグプレート23の先
端に、シリンダケース19の内周面に設けられた凹部2
4に係脱する突起25を設け、ドグプレート23とドグ
挿入孔22の底壁との間に挿入されるスプリング26に
より、突起25を凹部24に係入する方向に付勢する。
ドグプレート23の後端に、小孔22aを経由して鍵孔
16に出没可能な突起27が設けられ、先端の突起25
が凹部24からシリンダケース19の内周面に押し出さ
れたときに、鍵孔16に突出する。
【0018】鍔部20aの後方には、プラグ20の外周
面を貫通する複数の(本実施例では5つの)タンブラ挿
入孔28がプラグ20の長手方向に配列され(図3,図
4参照)、各タンブラ挿入孔28には、従来例のタンブ
ラT,T′と同様のタンブラ29,29′が挿入され
る。タンブラ29,29′は、従来例と同様のスプリン
グ2により相互に反対方向に付勢され、タンブラ29,
29′の先端部は、シリンダケース19に設けられた係
合凹部30に係合する(図4参照)。
【0019】図4に示すように、タンブラ29,29′
の左側に凹部31が設けられ、プラグ20には、凹部3
1に係入してタンブラ29,29′の突出量を規制する
ストッププレート32が設けられる。タンブラ29,2
9′には、従来例と同様に、鍵孔16に連通するキー挿
入孔4、4′が設けられ、キー挿入孔4、4′にはコー
ド突起5,5′が設けられる。 図3に示す符号33
は、プラグ20の軸方向移動を阻止するストップタンブ
ラであるが、本発明には無関係であるため、説明を省略
する
【0020】以上のように構成されたシリンダ錠Lの鍵
孔16にキープレートK1 を完全挿入すると、キープレ
ートK1 のコード溝11,12がコード突起5,5′を
押動し、タンブラ29,29′の先端部がプラグ20の
外周面に没入するので、プラグ20は回動可能になる。
キープレートK1 の連結溝13は、ドグプレート23の
突起27に相対する位置にある。
【0021】キープレートK1 を解錠方向に回動操作す
ると、ドグプレート23の先端の突起25が凹部24か
らシリンダケース19に内周面に押し出され、ドグプレ
ート23の後端側の突起27がキープレートK1 の連結
溝13に挿入される。すなわち、連結溝13が突起27
に相対する位置にある正規のキープレートK 1 のみが回
動操作が可能であり、シリンダ錠Lを施解錠することが
できる。
【0022】図9は、キープレートK1 の製造方法を説
明する斜視図であり、NC(或いは倣い)フライス盤の
テーブル上に取付具Fが締め付け固定される。取付具F
は載置台34とバイス35とを有し、載置台34には、
キープレートK1 を載置する載置面と、キープレートK
1 を位置決めする基準部材(図示しない)が設けられ、
載置台34に位置決めされたキープレートK1 はバイス
35によりクランプされる。
【0023】キープレートK1 のコード溝11,12の
うち位置精度が要求されるのは、コード突起5,5′を
押動する押動面11a,11bである。押動面11a,
11bは、図9においてコード溝11,12の外側の内
壁面であり、押動面11a,11bの反対面は、コード
突起5,5′に対して隙間があってもよく、位置精度は
厳しく要求されない。
【0024】図10は、切込みをdとし、テーブル送り
方向をfとして、フライスカッタCで被切削物Wの表面
を加工する状態の説明図である。切削加工には、図10
に示すように、フライスカッタCの切削する側の刃36
の回転方向に対してテーブルの送り方向を逆にする「上
向き削り」(図10参照)と、フライスカッタCの切削
する側の刃36の回転方向とテーブルの送り方向を同方
向にする「下向き削り」がある。
【0025】「上向き削り」の場合には、1刃当りの切
削量が図10のハッチングで示すようになり、小さい切
込みから削り始めるため、切刃36が食いつくときに上
滑りを生じて刃先を磨耗を助長するが、「下向き削り」
では大きな切込みから始まるのでカッタ寿命は長くな
る。然し、「下向き削り」では、構成刃先などの影響で
仕上げ面の精度が低下するのに対して、「上向き削り」
の場合は仕上げ面精度が良好になる。
【0026】このフライス加工の公知技術は、切込み量
dを与えて被切削物の表面を平面加工する一般のフライ
ス加工に適用されるだけでなく、エンドミルによる溝加
工にも適用することができる。すなわち、溝の一方の側
壁面は、仕上げ面精度が良好な「上向き削り」として加
工され、他方の側壁面は「下向き削り」として加工され
るので、コード溝11,12の押動面11a,11bが
「上向き削り」となるようにフライスカッタCの回転に
対するテーブルの移動方向を選択すればよい。
【0027】コード溝11,12の溝幅とほぼ同じ直径
を有するフライスカッタCを、キープレートK1 の鍵孔
挿入部10の前方のフライスカッタC(図9参照)を下
端面がコード溝11,12の溝の深さに一致させるまで
下降した位置を原点とし、コード溝11の押動面11a
の切削が「上向き削り」となる方向にテーブルを移動
し、鍵孔挿入部10の先端からコード溝11を加工す
る。
【0028】フライスカッタCはNC制御或いは倣いに
制御されながらコード溝11を加工し、コード溝11を
後端部からそのまま連結溝13を加工し、連結溝13か
らそのままコード溝12の後端部に移り、コード溝12
を加工して鍵孔挿入部10の前方に移動し、原点復帰す
る。コード溝12の加工でも、押動面12aが「上向き
削り」となるので、フライスカッタCの1回の切削加工
で両押動面11a,12aが高精度に加工される。従っ
て、キープレートK1 の加工時間は最少限になり、且
つ、加工寸法精度,仕上げ面精度が確保される。
【0029】従来のキープレートでは、コード溝6,7
の後端からフライスカッタをキープレートの外方に逃が
すため、キープレートをクランプするバイスに干渉を生
じ易く、クランプ個所を制限される問題があったが、本
発明のキープレートK1 では、フライスカッタをキープ
レートK1 の外方に逃がさないので、そのような制限は
なく、鍵孔挿入部10全体を挟持することができるた
め、キープレートK1 を最も効果的に挟持できる位置で
クランプすることができる。
【0030】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、以下に記載されるような効果を奏する。 (1) 2条のコード溝が、一筆書きのような最短コースで
一度に加工されるので、キープレートの加工時間が短縮
され、原価低減に貢献することができる。 (2) 2条のコード溝を加工するとき、同時に連結溝が加
工されるので、この連結溝を鍵孔方向に移動するドグプ
レートの収容孔として使用することができる。 (3) フライスカッタの回転を替えることなく、両コード
溝の押動面を「上向き削り」で仕上げることができるの
で、両コード溝を寸法及び表面粗さを高精度にすること
ができる。 (4) キープレートのコード溝を加工する際に、フライス
カッタがクランプに干渉することがないので、キープレ
ートを最も効果的に挟持できる位置をクランプすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキープレートの正面図である。
【図2】図1のW−W断面図である。
【図3】本発明のキープレートが使用されるシリンダ錠
の縦断面図である。
【図4】図3のX−X断面図である。
【図5】図4のY−Y断面図である。
【図6】シリンダ錠の正面図である。
【図7】キープレート挿入時における図3のZ−Z断面
図である。
【図8】キープレートが挿入されたシリンダ錠の縦断面
図である。
【図9】キープレートの加工を説明する斜視図である。
【図10】フライスによる切削の説明図である。
【図11】タンブラとキーとの関係の説明図である
【図12】2条のコーゴ溝をもった従来のキープレート
の正面図である。
【符号の説明】
1 キープレート L シリンダ錠 C フライスカッタ F 取付具 4,4′ キー挿入孔 5,5′ コード突起 10 鍵孔挿入部 11,12 コード溝 13 連結溝 16 鍵孔 19 シリンダケース 20 プラグ 23 ドグプレート 24 凹部 25,27 突起 29,29′ タンブラ 34 載置台 35 バイス

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 摘み部と該摘み部の先端に延設される鍵
    孔挿入部とを有し、該鍵孔挿入部の平坦面に2条のコー
    ド溝が形成され、上記鍵孔挿入部をシリンダ錠の鍵孔に
    挿入したとき、上記各コード溝がシリンダ錠内の複数の
    タンブラをそれぞれ係合解除位置に押動してシリンダ錠
    の施解錠操作を可能にするキープレートにおいて、 上記2条のコード溝の後端部を連結する連結溝を設けた
    ことを特徴とするキープレート。
  2. 【請求項2】 上記シリンダ錠は、シリンダケースの内
    周面に凹部を設け、上記シリンダケースの内周面に挿入
    されるプラグに、該プラグの外周面から出没可能に設け
    られ、一端が上記凹部から上記シリンダケースの内周面
    に押し出されたときに他端が鍵孔に突出するドグプレー
    トを設けたシリンダ錠であり、 上記キープレートの連結溝の位置は、上記キープレート
    が上記鍵孔に完全挿入されたときに、上記ドグプレート
    の他端を収容可能な位置に設けられることを特徴とする
    請求項1記載のキープレート。
  3. 【請求項3】 上記キープレートを、フライス盤のテー
    ブル上に固定した取付具にクランプし、フライスカッタ
    により、上記キープレートの先端側から切削を開始し、
    所定の切込み深さで上記平坦部を加工して一方の上記コ
    ード溝を形成し、一方の上記コード溝の後端部から引き
    続いて上記連結溝を切削加工し、更に引き続いて他方の
    上記コード溝の後端部から先端側に向けて切削加工を行
    うことにより、上記2条のコード溝と連結溝を連続して
    加工することを特徴とするキープレートの製造方法。
  4. 【請求項4】 上記フライスカッタの回転に対する上記
    テーブルの送り方向は、上記コード溝の基準面(タンブ
    ラ押動面)を加工する領域では、フライスカッタの刃の
    回転方向と上記テーブル送り方向が反対方向となるいわ
    ゆる「上向き削り」となる方向であることを特徴とする
    請求項3記載のキープレートの製造方法。
JP9163921A 1997-06-20 1997-06-20 キープレート及びその製造方法 Pending JPH1113318A (ja)

Priority Applications (7)

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