JP2014074277A - シリンダ錠、電子機器、レジスター - Google Patents

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大介 高阪
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    • Y10T70/7588Rotary plug

Abstract

【課題】小型軽量でありながら、クリック感を有するシリンダ錠の提供。
【解決手段】内部に円柱状の空間を有する外殻部材101と、外殻部材101の内部空間に回動可能に配置され、鍵200が挿入される鍵孔121が回動軸に沿って設けられる回動部材102と、回動部材102から突出し、外殻部材101に設けられる挿入部106に挿入されることで、回動部材102の回動を規制する回動規制部材103と、回動規制部材103を回動部材102から突出する方向に付勢する付勢手段104と、回動規制部材103の端部に設けられ、回動部材102の回転方向と交差する傾斜面151を有する傾斜部105とを備え、鍵孔121に鍵200を挿入することにより、傾斜部105が外殻部材101から回動部材102の方向に移動し、外殻部材101の内周と交差する位置に配置されるシリンダ錠。
【選択図】図4

Description

本願発明は、シリンダ錠に関し、特に机の引出しやキャビネット、ロッカーの他、レジスター等の電子機器用のシリンダ錠として適用されるものである。
例えば、料金などの計算を行い、お金を保存、および、出し入れするレジスター等の電子機器には、非通電時でもお金の出し入れができるように、レジスターの引き出しには機械的なシリンダ錠が設けられている。このようなシリンダ錠は、鍵を回動させる際に鍵の回動位置がクリック感(節度感)による手応えや音によってわかるようにクリック機構(節度機構)が設けられることがある。
例えば、特許文献1には、クリック感を発生させるクリック機構が記載されている。当該特許文献1の記載によると、クリック機構が小型であると、手作業などによる組み立てが困難となるため、クリック機構をできる限り大型化することで、シリンダ錠の組み立てなどを容易にすることが記載されている。
実開平6−74767号公報
ところが特に、レジスターなどの電子機器に設けられるシリンダ錠などについては、できる限り部品点数を少なくして小型化を図りながら、クリック感を発生させたいとの要請がある。
本願発明は、上記要請に鑑みなされたものであり、鍵を回動させる際にクリック感を発生させることができ、しかも、部品点数を減らし、小型化を可能とするシリンダ錠の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本願発明にかかるシリンダ錠は、内部に円柱状の空間を有する外殻部材と、前記外殻部材の内部空間に回動可能に配置され、鍵が挿入される鍵孔が回動軸に沿って設けられる回動部材と、前記回動部材から突出し、前記外殻部材に設けられる挿入部に挿入されることで、回動部材の回動を規制する回動規制部材と、前記回動規制部材を前記回動部材から突出する方向に付勢する付勢手段と、前記回動規制部材の端部に設けられ、前記回動部材の回転方向と交差する傾斜面を有する傾斜部とを備え、前記鍵孔に鍵を挿入することにより、前記傾斜部が前記外殻部材から前記回動部材の方向に前記回動規制部材と共に移動し、前記外殻部材の内周と交差する位置に配置されることを特徴とする。
回動部材の回動を規制する回動規制部材の端部を傾斜部とすることにより、鍵が挿入された状態の回動規制部材をクリック機構の一部として機能させることができる。したがって、クリック機構を別途設ける必要がなくなり、シリンダ錠の部品点数を減少させ、シリンダ錠の小型化に寄与することが可能となる。
前記外殻部材はさらに、前記回動部材から突出する前記傾斜部を収容するクリック部を
備えるものでもよい。
これによれば、解錠位置や施錠位置以外の位置でもクリック部によるクリック感により回動部材の回動を停止させることができる。従って、当該シリンダ錠をモード変更スイッチなどにも応用することが可能となる。
また、前記回動規制部材は、前記鍵が挿入される挿入孔を備え、前記挿入孔と前記鍵孔とが重なるように配置されてもよい。
これにより、回動規制部材を鍵孔と重なるように配置することができるため、鍵孔を回避して回動規制部材を配置する必要がなくなる。従ってシリンダ錠の小型化を図ることが可能となる。
また、前記回動部材は、前記回動規制部材を複数備え、前記回動規制部材の少なくとも一つが、前記傾斜部を有してもよい。
これにより、錠前としての安全性を向上させることができる。
また、内部に円柱状の空間を有する外殻部材と、前記外殻部材の内部空間に回動可能に配置され、鍵が挿入される鍵孔が回動軸に沿って設けられる回動部材と、前記回動部材から突出し、前記外殻部材に設けられる挿入部に挿入されることで、回動部材の回動を規制する回動規制部材と、前記回動規制部材を前記回動部材から突出する方向に付勢する付勢手段と、前記回動規制部材の端部に設けられ、前記回動部材の回転方向と交差する面を有する傾斜部とを備え、前記鍵孔に鍵を挿入することにより、前記傾斜部が前記外殻部材から前記回動部材の方向に前記回動規制部材と共に移動し、前記外殻部材の内周と交差する位置に配置される電子機器としてもよい。
これによれば、機械的なシリンダ錠を電子機器に搭載することで、電子機器のセキュリティを向上させることができ、さらに、シリンダ錠を小型化、軽量化することができるため、携帯用の電子機器などの小型化、軽量化に寄与することが可能となる。
また、内部に円柱状の空間を有する外殻部材と、前記外殻部材の内部空間に回動可能に配置され、鍵が挿入される鍵孔が回動軸に沿って設けられる回動部材と、前記回動部材から突出し、前記外殻部材に設けられる挿入部に挿入されることで、回動部材の回動を規制する回動規制部材と、前記回動規制部材を前記回動部材から突出する方向に付勢する付勢手段と、前記回動規制部材の端部に設けられ、前記回動部材の回転方向と交差する面を有する傾斜部とを備え、前記鍵孔に鍵を挿入することにより、前記傾斜部が前記外殻部材から前記回動部材の方向に前記回動規制部材と共に移動し、前記外殻部材の内周と交差する位置に配置されるレジスターとしてもよい。
これによれば、機械的なシリンダ錠をレジスターに搭載することで、レジスターのセキュリティを向上させることができる。
また、内部に円柱状の空間を有する外殻部材と、前記外殻部材の内部空間に回動可能に配置され、鍵が挿入される鍵孔が回動軸に沿って設けられる回動部材と、前記回動部材から突出し、前記外殻部材に設けられる挿入部に挿入されることで、回動部材の回動を規制する回動規制部材と、前記回動規制部材を前記回動部材から突出する方向に付勢する付勢手段と、前記回動規制部材の端部に設けられ、前記回動部材の回転方向と交差する面を有する傾斜部とを備え、前記鍵孔に鍵を挿入することにより、前記傾斜部が前記外殻部材から前記回動部材の方向に前記回動規制部材と共に移動し、前記外殻部材の内周と交差する
位置に配置される第一錠と、前記第一錠の構成に、前記外殻部材に設けられ、前記外殻部材から前記回動部材の方向に前記回動規制部材と共に移動し、前記外殻部材の内周と交差する位置に前記傾斜部を収容するクリック部が追加される第二錠とを備えるレジスターとしても良い。
これによれば、現金が収容される引き出しの解錠施錠に用いる鍵と、レジスターのモードを変更するための鍵とを共通化することができ、より利便性の高いレジスターを提供することが可能となる。
本願発明によれば、部品点数が少なく、小型で軽量のシリンダ錠を提供することができる。
図1は、シリンダ錠の外観を模式的に示す斜視図である。 図2は、回動部材の外観を模式的に示す斜視図である。 図3は、シリンダ錠をXY平面で切断した場合の断面を模式的に示す斜視図であり、鍵が挿入されず回動規制部材が突出した状態のシリンダ錠を示している。 図4は、シリンダ錠をXY平面で切断した場合の断面を模式的に示す斜視図であり、鍵が挿入され回動規制部材が後退した状態のシリンダ錠を示している。 図5は、回動規制部材を示す斜視図である。 図6は、回動規制部材、および、回動部材の外殻部材に対する動作を説明するための断面図である。 図7は、回動規制部材、および、回動部材の外殻部材に対する動作を説明するための断面図である。 図8は、回動規制部材、および、回動部材の外殻部材に対する動作を説明するための断面図である。 図9は、回動規制部材、および、回動部材の外殻部材に対する動作を説明するための断面図である。 図10は、外殻部材にクリック部が設けられたシリンダ錠をXY平面で切断した場合の断面を模式的に示す斜視図であり、鍵が挿入され回動規制部材が後退した状態のシリンダ錠を示している。 図11は、回動規制部材を複数備えたシリンダ錠の回動部材を鍵とともに示す斜視図である。 図12は、レジスターの外観の一例を模式的に示す斜視図である。 図13は、別態様のシリンダ錠をXY平面で切断した場合の断面を模式的に示す斜視図である。
次に、本願発明に係るシリンダ錠の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下の実施の形態は、本願発明に係るシリンダ錠の一例を示したものに過ぎない。従って本願発明は、以下の実施の形態を参考に請求の範囲の文言によって範囲が画定されるものであり、以下の実施の形態のみに限定されるものではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、本発明の課題を達成するのに必ずしも必要ではないが、より好ましい形態を構成するものとして説明される。
(実施の形態1)
図1は、シリンダ錠の外観を模式的に示す斜視図である。
図2は、回動部材の外観を模式的に示す斜視図である。
図3は、シリンダ錠をXY平面で切断した場合の断面を模式的に示す斜視図であり、鍵が挿入されず回動規制部材が突出した状態のシリンダ錠を示している。
図4は、シリンダ錠をXY平面で切断した場合の断面を模式的に示す斜視図であり、鍵が挿入され回動規制部材が後退した状態のシリンダ錠を示している。
これらの図に示すように、シリンダ錠100は、外殻部材101と、回動部材102と、回動規制部材103と、付勢手段104と、傾斜部105と、挿入部106とを備えている。
外殻部材101は、内部に回動部材102を収容するための円柱状の空間を有する部材である。本実施の形態の場合、外殻部材101は、内方に円柱状の空間を有する円筒形状の部材である。また、外殻部材101は、収容する回動部材102が鍵200のひき抜き方向(図1中Z軸の正の向き)に抜け出るのを防止するフランジ部111を備えている。フランジ部111は、外殻部材101の端部内周から内方に突き出した状態で一体に設けられている。
回動部材102は、外殻部材101の内方に外殻部材101に対して回動可能に配置され、鍵200が挿入される鍵孔121が回動軸に沿って設けられる外形が円柱状の部材である。回動部材102の回動軸と外殻部材101の円柱形状の内部空間の中心軸とは同軸に配置されており、回動部材102は、外殻部材101の内部空間の中心軸と一致する回動軸を中心に回動可能に保持される。
図5は、回動規制部材を示す斜視図である。
回動規制部材103は、回動部材102から突出し、外殻部材101に設けられる挿入部106に挿入されることで、外殻部材101と回動部材102との境界を跨ぐように配置され、回動部材102の外殻部材101に対する回動を規制する(図3に示す状態)部材である。本実施の形態の場合、回動規制部材103は、回動部材102から突出した状態において、外殻部材101と回動部材102との境界面と交差する第一面131と第一面131と反対側の第二面132と備える断面矩形の外形を備えた部材であり、回動軸を中心とする放射方向(図中X軸方向)に沿って配置されている。回動規制部材103は、前記放射方向(図中X軸方向)に沿って延び回動部材102に設けられる回動規制部材収容部107に前記放射方向(図中X軸方向)に移動できるように配置されている。回動規制部材103が外殻部材101と回動部材102との境界と交差するように配置されることにより、外殻部材101に第一面131、または、第二面132が押しつけられて回動部材102の回動が規制される。
また本実施の形態の場合、回動規制部材103は、鍵200が挿入される挿入孔133を備えている。挿入孔133は、鍵孔121と重なるように、つまり、鍵孔121に挿入された鍵が挿入孔133にも挿入される位置に配置されている。挿入孔133は、鍵200が挿入された状態(図4に示す状態)において、前記放射方向(図中X軸方向)に回動規制部材103を図4中X軸負の方向に移動させることができる大きさの孔である。
また、回動規制部材103は、鍵孔121に挿入された鍵200によって回動部材102の内方に後退する。具体的には、回動規制部材103が突出した状態(図3に示す状態)から傾斜部105が外殻部材101の内周と交差する状態(図4に示す位置)まで後退する。本実施の形態の場合、回動規制部材103は、鍵孔121に挿入される鍵と当接す
る当接面部134を、傾斜部105とは反対側の端部に備えている。
回動規制部材103は、回動規制部材103の移動方向(図中X軸方向)と交差する方向(図中Y軸方向)に延び、第一面131から突出する係合部135を備えている。係合部135は、付勢手段104と接続され、付勢手段104からの付勢力を受け止める部分である。
付勢手段104は、回動規制部材103を前記放射方向に付勢するものである。本実施の形態の場合、付勢手段104は、ばねであり、回動規制部材103を回動部材102から外殻部材101に向かって付勢するように、回動規制部材103の係合部135と回動部材102との間に形成される付勢手段配置空間141に配置されている。
なお、付勢手段104は、係合部135を介することなく直接回動規制部材103を付勢するものでもよい。また、付勢手段104としては、圧縮ばね、引張ばね、板ばね、樹脂ばね、ゴムなどの弾性部材などを例示することができる。
傾斜部105は、回動規制部材103の外殻部材101側の端部に設けられている。鍵孔121に鍵が挿入されることにより回動規制部材103が回動部材102の内方に移動することで、外殻部材101の内周と交差する位置に配置される。傾斜部105は、回動部材102の回転方向と交差する傾斜面151を備えており、鍵200が挿入され、外殻部材101に対し回動部材102を回動させることにより、外殻部材101に傾斜面151が押しつけられるものとなっている。以上の構成により、挿入された鍵200を介して回動部材102を回動させることで、回動規制部材103は、付勢手段104の付勢力に抗して回動部材102の内方に後退する。なお、傾斜面151は、平面ばかりでなく曲面でもかまわない。
挿入部106は、外殻部材101の内周面に設けられ、回動規制部材103の一部を収容することができる大きさを備えた空間である。本実施の形態の場合、挿入部106は、傾斜部105を収容し、さらに、回動規制部材103の一部を収容することができる大きさを備えている。挿入部106は、外殻部材101を放射方向に貫通した状態で設けられている。このように外殻部材101を貫通した挿入部106とすることで、外殻部材101を容易に形成することができる。
なお、図中では挿入部106は、外殻部材101を貫通する貫通孔として記載しているが、図13に示すように、一端部が閉塞された穴であってもかまわない。
回動規制部材収容部107は、回動部材102に設けられ、回動規制部材103収容することのできる空間である。なお、本実施の形態では、回動規制部材収容部107は、回動部材102を貫通しているが、これに限定されるものではなく、回動規制部材収容部107の一端が閉塞されるものでもかまわない。
次に、本実施の形態におけるシリンダ錠100の動作を説明する。
まず、図3、図6に示すように、鍵200が鍵孔121に挿入されていない状態においては、回動規制部材103は、挿入部106に挿入され、第一面131、および、第二面132と外殻部材101と回動部材102との境界とが交差する状態で配置されている。つまり、外殻部材101に設けられた挿入部106に、傾斜部105全体が侵入した状態となっている。この状態では、回動部材102を回動させようとしても、回動規制部材103の第一面131、または、第二面132が外殻部材101に押しつけられるため、外殻部材101に対し回動部材102を回動することはできない。つまり、シリンダ錠10
0は、いわゆる施錠状態となっている。
次に、鍵200を鍵孔121に挿入することにより、図4、図7に示すように、鍵200が回動規制部材103の当接面部134と当接し、回動規制部材103は、傾斜部105が外殻部材101の内周と交差する位置まで回動部材102の内方に移動する。
次に、操作者が鍵200を回動させると、回動部材102の回動に伴って回動規制部材103も回動軸を中心に回動する。この回動の初期段階においては、傾斜部105の傾斜面151が外殻部材101に押しつけられ、回動規制部材103は、図8に示すように、傾斜部105が回動部材102の回動規制部材収容部107に収容されるまで回動規制部材103は、回動部材102の内方に移動する。この段階において、外殻部材101に対し付勢手段104により押しつけられている傾斜部105の部分が、傾斜面151から先端面に変化する感覚がクリック感として操作者に感じ取られる。
そして、図8に示す状態、すなわち回動規制部材収容部107に傾斜部105を含む回動規制部材103が収容された状態においては、回動部材102はスムーズに回動する。
次に、回動部材102を回動し続けると、図9に示すように、回動規制部材103は、付勢手段104の付勢力により第二の挿入部106に挿入される。この挿入される段階において、外殻部材101に対し付勢手段104により押しつけられている傾斜部105の部分が、先端面から傾斜面151に変化する感覚、および、傾斜面151から第一面131、または、第二面132に変化する感覚が鍵200を操作する操作者にクリック感として感じ取られる。本実施の形態の場合、当接面部134が、鍵200に衝突するため、当該衝撃もクリック感として感じ取られる場合がある。
以上の動作を繰り返すことで、本実施の形態に係るシリンダ錠100は、解錠や施錠を行うと共に、クリック感を得ることが可能となる。しかも、回動部材102の回動を規制する回動規制部材103がクリック感を発生させる部材としても機能するため、シリンダ錠100の部品点数を減少させ、小型、軽量化を図ることが可能となる。
なお、上記シリンダ錠100は、図10に示すような構成を有していてもかまわない。すなわち、上記シリンダ錠100の構成に加えて、外殻部材101に設けられ、回動部材102から突出する傾斜部105を収容する空間であるクリック部108を備えてもかまわない。
本実施の形態の場合、クリック部108は、傾斜部105が挿入されてクリック感は発生するが、傾斜部105が外殻部材101の内周と交差する位置に維持できる大きさとなっている。また、クリック部108は、挿入部106と同様、外殻部材101を貫通する貫通孔であってもかまわない。
以上の様な構成とすることにより、鍵200を挿入して回動部材102を回動させる際、回動規制部材103が、付勢手段104の付勢力によりクリック部108に挿入される。このとき、外殻部材101に対し付勢手段104により押しつけられている傾斜部105の位置の変化によりクリック感が発生する。ただし、この場合、回動規制部材103の第一面131、および、第二面132は外殻部材101と回動部材102との境界に跨がって配置されていないため、回動部材102を回動し続けることができる。
従って、シリンダ錠100に解錠位置、および、施錠位置以外にクリック感を発生させる位置を設けることができ、シリンダ錠100に解錠、施錠をする錠前としての機能以外に他の機能を付与することができる。
また、上記シリンダ錠100は、図11に示すように、回動規制部材103を複数備えるものでもよい。また、複数の回動規制部材103の内、少なくとも一つの回動規制部材103の先端に傾斜部105を設け、他の回動規制部材103は、傾斜部105を備えず、鍵200が挿入されることによって、回動部材102の内方に全て挿入されるものでもかまわない。
この場合、外殻部材101には、回動規制部材103の数に対応する以上の挿入部106が設けられる。
以上の構成のシリンダ錠100とすることで、クリック感を回動規制部材103で発生させることができると共に、シリンダ錠100の錠前としての安全性を高めることができる。
なお、図11中では、一つの回動規制部材103に傾斜部105が設けられているが、傾斜部105を設ける回動規制部材103は任意であり、全ての回動規制部材103に傾斜部105を設けてもよい。
(実施の形態2)
次に、本願発明に係る電子機器(レジスター含む)の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下の実施の形態は、本願発明に係る電子機器(レジスター含む)の一例を示したものに過ぎない。従って本願発明は、以下の実施の形態を参考に請求の範囲の文言によって範囲が画定されるものであり、以下の実施の形態のみに限定されるものではない。
図12は、レジスターの外観の一例を模式的に示す斜視図である。
同図に示すようにレジスター300は、挿入部106が設けられる外殻部材101と、回動規制部材収容部107と鍵孔121とが設けられる回動部材102と、鍵200の挿入により回動部材102の内方に移動する回動規制部材103と、回動規制部材103を回動部材102から突出する方向に付勢する付勢手段104と、回動規制部材103の先端に設けられ、クリック感を発生させるための傾斜面151を備える傾斜部105とを備えるシリンダ錠100を第一錠191として備えている。
第一錠191は、現金を収容する引き出し301に取り付けられており、引き出し301の解錠施錠に用いられる。第一錠191は、施錠状態であっても鍵200を抜き差しすることができ、かつ、解錠状態であっても鍵を抜き差しすることができるものとなっている。
さらに本実施の形態の場合、レジスター300は、第一錠191の構成(実施の形態1で説明したシリンダ錠100の構成)に、外殻部材101に設けられ、回動部材102から突出する傾斜部105を収容する空間であるクリック部108を備えるシリンダ錠100を第二錠192として備えている。
第二錠192は、レジスター300本体のキー配置部302の上方に取り付けられており、レジスター300のモードの切り替えに用いられている。具体的にレジスター300は、第一錠191に挿入され、第一錠191を解錠状態とした鍵200を第二錠192に挿入することで第二錠192を解錠することができるものとなっている。つまり第一錠191と第二錠192とは共通の鍵200が適用される。そして、第二錠192に挿入された鍵200をクリック感とレジスター300の表面に記載された記号や文字(図示せず)
を頼りに、操作者は希望のモードとなるように鍵200を回動させる。具体的に例えば、図10に示すような、外殻部材101に設けられる挿入部106の位置や、クリック部108の位置に対応してレジスター300の表面に記号や文字が記載されており、操作者が目的のモードを示す記号や文字を目指して鍵200を回動させ、挿入部106やクリック部108に傾斜部105が挿入された時のクリック感を目印として回動を停止する。
以上によって、回動部材102の回動位置が解錠位置や施錠位置以外の位置で停止したとしても、回動部材102の回動と連動して動作する電気接点(図示せず)を正確にONまたはOFFすることができ、レジスター300を所望のモードで動作させることができる。
なお、本願発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、本明細書において記載した構成要素を任意に組み合わせて、また、構成要素のいくつかを除外して実現される別の実施の形態を本願発明の実施の形態としてもよい。また、上記実施の形態に対して本願発明の主旨、すなわち、請求の範囲に記載される文言が示す意味を逸脱しない範囲で当業者が思いつく各種変形を施して得られる変形例も本願発明に含まれる。
例えば、挿入部106、回動規制部材収容部107、クリック部108の個数は制限されるものでは無く、例えば、シリンダ錠100が取り付けられた電子機器(レジスター含む)の必要なモードの数等に対応して設ければ良い。
また、外殻部材101は、レジスターなどの電子機器の筐体と一体であってもかまわない。
また、付勢手段104としてつるまきばねを例示しているが、付勢手段104は、例えば板ばねのような他の種類のばねでも良く、また、材質も、金属や樹脂などに限定されるものではない。
本願発明は、ロッカーや机等の施解錠や、レジスターや情報端末や携帯電話などの電子機器などのモード変更やセキュリティ対策に利用することができる。
100 シリンダ錠
101 外殻部材
102 回動部材
103 回動規制部材
104 付勢手段
105 傾斜部
106 挿入部
107 回動規制部材収容部
108 クリック部
111 フランジ部
121 鍵孔
131 第一面
132 第二面
133 挿入孔
134 当接面部
135 係合部
151 傾斜面
191 第一錠
192 第二錠
200 鍵
300 レジスター
301 引き出し
302 キー配置部

Claims (7)

  1. 内部に円柱状の空間を有する外殻部材と、
    前記外殻部材の内部空間に回動可能に配置され、鍵が挿入される鍵孔が回動軸に沿って設けられる回動部材と、
    前記回動部材から突出し、前記外殻部材に設けられる挿入部に挿入されることで、回動部材の回動を規制する回動規制部材と、
    前記回動規制部材を前記回動部材から突出する方向に付勢する付勢手段と、
    前記回動規制部材の端部に設けられ、前記回動部材の回転方向と交差する傾斜面を有する傾斜部とを備え、
    前記鍵孔に鍵を挿入することにより、前記傾斜部が前記外殻部材から前記回動部材の方向に前記回動規制部材と共に移動し、前記外殻部材の内周と交差する位置に配置される
    シリンダ錠。
  2. さらに、
    前記外殻部材はさらに、
    前記回動部材から突出する前記傾斜部を収容するクリック部を備える
    請求項1に記載のシリンダ錠。
  3. 前記回動規制部材は、
    前記鍵が挿入される挿入孔を備え、
    前記挿入孔と前記鍵孔とが重なるように配置される
    請求項1または2に記載のシリンダ錠。
  4. 前記回動部材は、前記回動規制部材を複数備え、
    前記回動規制部材の少なくとも一つが、前記傾斜部を有する
    請求項1から3のいずれか1項に記載のシリンダ錠。
  5. 内部に円柱状の空間を有する外殻部材と、
    前記外殻部材の内部空間に回動可能に配置され、鍵が挿入される鍵孔が回動軸に沿って設けられる回動部材と、
    前記回動部材から突出し、前記外殻部材に設けられる挿入部に挿入されることで、回動部材の回動を規制する回動規制部材と、
    前記回動規制部材を前記回動部材から突出する方向に付勢する付勢手段と、
    前記回動規制部材の端部に設けられ、前記回動部材の回転方向と交差する面を有する傾斜部とを備え、
    前記鍵孔に鍵を挿入することにより、前記傾斜部が前記外殻部材から前記回動部材の方向に移動し、前記外殻部材の内周と交差する位置に配置される
    電子機器。
  6. 内部に円柱状の空間を有する外殻部材と、
    前記外殻部材の内部空間に回動可能に配置され、鍵が挿入される鍵孔が回動軸に沿って設けられる回動部材と、
    前記回動部材から突出し、前記外殻部材に設けられる挿入部に挿入されることで、回動部材の回動を規制する回動規制部材と、
    前記回動規制部材を前記回動部材から突出する方向に付勢する付勢手段と、
    前記回動規制部材の端部に設けられ、前記回動部材の回転方向と交差する面を有する傾斜部とを備え、
    前記鍵孔に鍵を挿入することにより、前記傾斜部が前記外殻部材から前記回動部材の方向に前記回動規制部材と共に移動し、前記外殻部材の内周と交差する位置に配置される
    レジスター。
  7. 内部に円柱状の空間を有する外殻部材と、
    前記外殻部材の内部空間に回動可能に配置され、鍵が挿入される鍵孔が回動軸に沿って設けられる回動部材と、
    前記回動部材から突出し、前記外殻部材に設けられる挿入部に挿入されることで、回動部材の回動を規制する回動規制部材と、
    前記回動規制部材を前記回動部材から突出する方向に付勢する付勢手段と、
    前記回動規制部材の端部に設けられ、前記回動部材の回転方向と交差する面を有する傾斜部とを備え、
    前記鍵孔に鍵を挿入することにより、前記傾斜部が前記外殻部材から前記回動部材の方向に前記回動規制部材と共に移動し、前記外殻部材の内周と交差する位置に配置される第一錠と、
    前記第一錠の構成に、前記外殻部材に設けられ、前記外殻部材から前記回動部材の方向に前記回動規制部材と共に移動し、前記外殻部材の内周と交差する位置に前記傾斜部を収容するクリック部が追加される第二錠と
    を備えるレジスター。
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