JP2014070407A - 携帯型キー - Google Patents

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Abstract

【課題】建具用錠前のシリンダ錠の鍵穴に差し込み、解錠操作しても、把手とキーブレードとの接合部分が破損しない。
【解決手段】携帯型把手と、使用時に建具用錠前のシリンダ錠の鍵穴に差し込まれるキーブレードとから成る携帯型キーに於いて、キーブレードを構成するキーホルダーに可動支軸を介してキー本体を設けると共に、該キー本体を常に中立位置に保持する保持バネ部材を可動支軸に巻装し、キー本体の突出時、該キー本体は前記キーホルダーを介して携帯型把手から該携帯型把手の先端面と略直交する使用位置まで回転し、該携帯型把手を回して操作する時に、保持バネ部材の保持係数の設定トルク値に対して、固定支軸とキーホルダーの接合部分に該設定トルク値を超える荷重が加わると、キー本体は保持バネ部材のバネ力に抗して左右いずれかの方向に傾倒すること。
【選択図】図6

Description

本発明は、建物の扉の錠前の施・解錠に使用することができる携帯型キーに関する。
特許文献1乃至特許文献3は、携帯型キーに関するものである。この種の携帯型キーは、合成樹脂材で成形された扁平状のキーヘッドと、このキーヘッドに一体的に取付けられた金属製のキーブレードとか成る。そして、使用時、前記キーブレードは、キーヘッドの側壁部に形成された凹所状収納部から引き出され、或いは付勢バネを含む飛び出し機構によって、凹所状収納部から飛び出し、使用位置まで突出する。なお、特許文献如何によっては、上記キーブレードは、キーケースの収納部から使用位置までそのままスライドさせて引き出す構造のものがある。いずれにしても、キーブレードは、錠前の鍵穴に差し込む使用時に、キーヘッドの先端部の先端面と直交するように、コンパクト型キーヘッドの長手方向に突出し、この突出した位置を「中立位置」とする。
しかしながら、特許文献1乃至特許文献3のメカニカルキーは、日常的に使用するメカニカルキーではないので、例えば建具の玄関ドアに設けられた錠前用の鍵穴に使用するには不向きであった。
何故ならば、これら公知のメカニカルキーは、使用時は、把手を介してキーブレードに過度の荷重がかかった場合に、荷重を逃がす工夫が施されていないからである。
建具としてのドア用錠前は、色々にものが存在するが、中には、機械的にも電気的にも解錠可能な「電気錠」が存在する。そして、電気錠も種々の型式のものが存在するが、メカニカルキーで電気錠を解錠する際、デッドボルトを押し戻すバネ部材のバネ力が常に作用しているものもある。
付言すると、携帯型キーが、もっぱら車両のエンジンを切り換えるために使用されるのであれば問題はないが、比較的、デッドボルトを施錠方向に付勢するバネ力が強い建具用錠前に使用するためには、携帯型キーの「中立位置」を保持しながら、把手を介してキーブレードに掛かる過度の荷重を逃がしてやることが望まれる。それは、大きな操作力が把手を介してキーブレードに加わった時、キーの基端部の嵌合内周面(接合面)と把手の内面に形成された筒状支軸の外周面(接合面)や、合成樹脂材に成形された把手の先端部のキーが接触する先端縁が破損し、或いは破損する恐れがあるからである。そこで、このような問題点を解決するために本発明が出現した。
なお、特許文献4乃至特許文献6は、「ポップアップ式携帯キー」に関するもので、例えば特許文献6には、把手を構成するベース体(下方ケース)29の先端部に割溝を有する筒状の支軸27bを形成し、該筒状支軸内にコイルバネ42と操作ボタン41を組み込むと共に、該筒状支軸にキーの基端部(ヘッド部)16の支持孔(嵌合孔)48を外嵌合し、さらに、前記支持孔48にキー飛び出し用のねじりばね50を組み込み、キーを支持する挟持部材28をカバー30側に設ける事項が記載されている(符号は特許文献6のもの)。
特開2006−249875 特開2008−7549 特開2009−95683 特許第3886692号 特表2012−501392 特許第4673776号
本願発明の所期の目的は、建具用錠前のシリンダ錠の鍵穴に差し込み、解錠操作しても、把手とキーブレードとの接合部分が破損しない携帯型キーを提供することである。第2の目的は、キーブレードに掛かる過度の荷重に対して、キーブレードを構成するキーホルダーに可動支軸を介して設けられているキー本体が、該キー本体を常に中立位置に保持する保持バネ部材のバネ力に抗してスムースに把手の左右方向のいずれかに傾倒することである。第3の目的は、操作ボタンを操作すると、キー本体が把手から外方向へ飛び出すようにし、操作性の向上を図ることである。第4の目的は、把手の先端部のスペースを有効的に活用することである。
本発明の携帯型キーは、携帯型把手と、該携帯型把手の先端部に固定支軸を介して回転可能に設けられ、かつ使用時に建具用錠前のシリンダ錠の鍵穴に差し込まれるキーブレードとから成る携帯型キーに於いて、前記キーブレードを構成するキーホルダーに可動支軸を介してキー本体を設けると共に、該キー本体を常に中立位置に保持する保持バネ部材を前記可動支軸に巻装し、前記キー本体の突出時、該キー本体は前記キーホルダーを介して前記携帯型把手から該携帯型把手の先端面と略直交する使用位置まで回転し、該携帯型把手を回して操作する時に、前記保持バネ部材の保持係数の設定トルク値に対して、前記固定支軸と前記キーホルダーの接合部分に該設定トルク値を超える荷重が加わると、前記キー本体は、前記保持バネ部材のバネ力に抗して左右いずれかの方向に傾倒することを特徴とする。
上記構成に於いて、固定支軸に操作ボタンを初期位置に復帰させる機能とキー本体が外方向へ飛び出すようにキーブレードを回転させる機能の両方を兼用する付勢バネを巻装し、該付勢バネの上端部は操作ボタンに係止され、その下端部は携帯型把手に固定されていることを特徴とする。さらに、携帯型把手はトランスポータを内蔵し、また固定支軸は、携帯型把手の中心を通る中心線に対して偏心する位置に設けられていることを特徴とする。
(a)請求項1に記載の発明は、建具用錠前のシリンダ錠の鍵穴に差し込み、解錠操作しても、把手とキーブレードとの接合部分が破損しない。付言すると、キーブレードに掛かる過度の荷重に対して、キーホルダーに可動支軸を介して設けられているキー本体を左右方向にそれぞれ傾倒させることができる。
(b)請求項2に記載の発明は、操作性の向上を図ることができる。
(c)請求項3に記載の発明は、把手の先端部のスペースを有効的に活用することができる。したがって、電気部品を収納するスペースを多く取ることができる。
図1乃至図15は本発明の実施形態を示す各説明図。
携帯型キーを構成するキーブレードが使用(中立)位置まで回転した状態の斜視図。 キーブレードが収納位置に収まっている状態の右側面図。 図2に於いて、携帯型把手の先端部側から見た説明図。 図1の4−4線概略断面説明図。 図1の5−5線概略断面説明図。 主要部の分解斜視図(キーブレードの分解も含む)。 要部(付勢バネ、操作ボタン等)の斜視図。 要部(キーホルダー、可動支軸、保持バネ部材、キー本体の支持部分)の斜視図。 要部の平面視からの分解状態の概略説明図。 要部の平面視からの概略説明図(中立位置からの左右方向の揺れ状態を示す)。 キーブレードの収納位置の説明図。 キーブレードが使用位置まで回転した状態の説明図。 保持力が左側に解除された説明図。 保持力が右側に解除された説明図。 建物の扉の錠前の施・解錠に使用する説明図。
図1乃至図15を参照にして、実施形態の携帯型キーXを説明する。図1は携帯型キーXを構成するキーブレード2が使用(中立)位置まで回転した状態の斜視図、図2はキーブレード2が収納位置に収まっている状態の右側面図、図3は、図2に於いて、携帯型把手1の先端部側から見た説明図である。
ここで図1を参照にして、各部分を簡単に説明する。1は携帯型把手(以下、「把手」という。)、1aはその先端部、1bは後端部、Oは携帯型把手の先端部1a及び後端部1bを通る中心線、2はキーブレード(以下、「キー」という。)、3はキーを構成するキーホルダー、4はキーホルダー3に後述する可動支軸8を介して軸支されたキー本体、4aはキー本体を構成するキーホルダー3側の支持部分、4bは前記支持部分4aに差し込み固定されたブレード部分、5は把手1の先端部1aの偏心部位に設けられた固定支軸(軸受部分)、6はキーホルダー3の筒状基端部に組み込まれた操作ボタン、7はキープレート用収納部である。前記可動支軸8には、本発明の要部である保持バネ部材9が巻装され、該保持バネ部材9はキー本体4を常に中立位置に保持する(例えば図6参照)。
携帯型キーXは、扁平状の把手1と、この把手1の先端部1aに固定支軸5を介して所定範囲まで回転可能に設けられたキー2とから成る。図1は、キー2のキーホルダー3が先端部1aの偏心位置に存する固定支軸5に軸支され、その支持部分4a及びブレード部分4bが収納部7に収納された収納位置から中心線O上の使用位置(中立位置)まで回転し、保持バネ部材9の保持力により、把手1の先端部1aの左右に揺れないように保持されている状態を示す(図9、図12参照)。
この種の携帯型キーは、普通一般に、鍵(キーブレード)が、固定支軸(軸受部分)を介して把手(ケース)の側壁の凹所状収納部から回転して把手の先端面と直交する位置まで突出し、鍵の基端部或いは把手の先端部及び支軸に形成されたオス・メスの係止手段によって左右に振れないように係止されている(例えば特開昭63−110377号の図1、特表2012−501392号の図1)。
しかしながら、本実施形態では、キー2を構成するキーホルダー3に可動支軸8を介してキー本体4を設けると共に、該キー本体4を常に中立位置に保持する保持バネ部材9を前記可動支軸8に巻装し、前記キー本体4の突出時、該キー本体4は前記キーホルダー3を介して把手1から該把手1の先端面と直交する使用位置まで回転し、該把手1を回す操作時に、前記保持バネ部材9の保持係数の設定トルク値に対して、前記固定支軸5と前記キーホルダー3の接合部分に該設定トルク値を超える荷重が加わると、前記キー本体4は、前記保持バネ部材9のバネ力に抗して左右いずれかの方向に傾倒する(特徴部分)。
またこの種の携帯型キーは、普通一般に、筒状支軸或いは鍵の基端部に形成した軸受リングに嵌め込んで操作ボタンを軸方向に押し込むと(例えば特開昭63−110377号)、鍵側の係止部分から操作ボタン側の係合突起が外れ、その結果、筒状支軸等に組み込まれた圧縮バネの復帰力により、鍵がケースの収納部から飛び出す構造となっているが、本実施形態も、図5、図6、図7等で示すように、固定支軸5と操作ボタン6に操作ボタン兼用キー用の付勢バネ10が設けられ、該操作ボタン6をボタン用付勢バネ10のバネ力に抗して押し込むと、該ボタン用付勢バネ10のバネ力によって、キー2は把手1の一側壁の凹所状収納部7から飛び出す。
付言すると、上記ボタン用付勢バネ10は、操作ボタンを初期位置に復帰させる機能とキー2を把手1の収納部7から出させる機能の両方を兼用し、その上端部は操作ボタン6の係止溝6aに係止され、下端部はベース12の固定支軸5或いは支持突起12bに適宜に挿入固定されている。したがって、使用時、操作ボタン6を付勢バネ10のバネ力に抗して把手1を構成するベース体12の方向に押し込むと、把手1の蓋体13の被係止部分17bから係合状態を解かれた該操作ボタン6は、前記付勢バネ10のバネ力により外方向へ回転し、それと同時にキーホルダー3も一緒に共働回転する(キー2が自動的に飛び出す)。このようにキー(鍵)2が飛び出す携帯型キーXは、「ポップアップ式キー」とも称されている。実施形態の操作ボタン6は、内部の係止部分6a、外部の縦方向の係合部分6b、突起状の当り部分6c等を有し、複数の機能を発揮する。
さて、図15で示すように、本実施形態の携帯型キーXは、主に、建具としてのドア38の自由端部38aに設けられた錠前39のシリンダ錠40の鍵穴40aにメカニカルキーとしてのブレード部分4bを差し込む際に使用される。その際、大きな操作力が把手1を介してキー2に加わった時、キーの基端部、本実施形態では、キーホルダー3の筒状基端部3aの嵌合内周面(接合面)と把手1の内面に形成された固定支軸5の外周面(接合面)や、合成樹脂材で成形された把手1の先端部1aのキーホルダー3の筒状基端部3aの外面が接触する先端縁が破損し、或いは破損する恐れがある。そこで、このような問題点を解決するために本発明が出現した。
図2及び図3は、キー2がコンパクト型ケース或いは扁平型ケースの把手1の一側部にその長手方向に形成されたキー収納溝或いは凹所状収納部7に完全に収まっている状態である。これに対して、図1はキー2が使用位置まで回転した状態である。すなわち、この時、キー2は略中心線O上の中立位置に保持バネ部材9に保持されている。ここで「略中心線O上」の「略」とは、おおよその意味であり、例えば多少の、+αの回転角を加味した場合も含まれる。したがって、キーブレード2が完全に中立位置まで突出した際に、キーが容易に動かないように保持バネ部材9でキー2を保持するためのα角を、例えば2度程度加味したやや傾倒状態の場合も含まれる。この実施形態では、把手1と、該把手1にキー2を構成するキーホルダー3の筒状基端部3aに、前述したように、操作ボタン6を備えた弾性復帰的な鍵飛び出し用付勢バネ10を組み込むために、やや複雑を構成になっているが、筒状基端部3aの嵌合孔25の構造や固定支軸5の構成は、任意に設計変更することができる。
図4は、図1の4−4線概略断面説明図、図5は、図1の5−5線概略断面説明図、そして、図6は主要部の分解斜視図である。例えば図6で示すように、把手1は、例えばベース体(下ケース)12と、図示しない固定手段(例えば単数又は複数個の固着具)を介して該ベース体12に重なるように合体する蓋体(上ケース)13とから成る。把手1は、単なる扁平型基盤であっても良く、又はドア38側の錠前39の錠制御装置に対する電子認証用の交換手段を含む電子回路(トランスポーター)を内蔵した扁平状のケースであっても良い。本実施形態では、図示しないトランスポータを内蔵するために、ベース体12の内面に形成された突壁状周壁12aで囲まれた凹所14に電子回路が収納される。そのために、固定支軸5をベース体12の先端部内面の偏心位置に突出形成している。
付言すると、前記固定支軸5は、把手1(ベース体12)の中心を通る中心線Oに対して偏心する右側の位置に設けられている。また12bは、把手1の固定支軸5の直ぐ近傍に設けられ、かつ付勢バネ10の端部を固定するバネ端支持部或いはストッパー部である。このバネ端支持部12bは、図6で示す操作ボタン6の下端部に水平方向に突設した小突起状の当り部分6cを受け止めることが可能である。ベース体12のその余の細部の説明は省略する。
小判形状の蓋体(上ケース)13の先端部には、操作ボタン6用の円形貫通孔17が形成され、該円形貫通孔17は固定支軸5と同軸上に形成されている。符号10はキー飛び出し用付勢バネで、この付勢バネ10の上端部はキャップ状操作ボタン6の内部に形成された係止部分6aに係止され、一方、他端部は把手1を構成するベース体12に設けられた突起状のバネ端支持部分12b或いは固定支軸に固定されている。
図6にはキー2の分解状態も示されている。本実施形態のキー2は、把手1に対して、交換可能な鍵部品である。キー2は、組合せの際、ベース体12の固定支軸5に、その筒状基端部3aの嵌合孔25を外嵌合する。キー2を筒状固定支軸5に装着すると、キー2は筒状固定支軸5を中心として軸周りに回転可能と成る。キー2は、固定支軸5に外嵌合する嵌合孔25が形成された筒状接合部分(本実施形態では筒状基端部3a)を有するキーホルダー3と、該キーホルダー3に可動支軸9を介して接続するキー本体4とから成り、さらに、前記キー本体4は前記可動支軸8を介して接続する支持部分4aと、該支持部分4aにその後端部が固定的に設けられたブレード部分4bから成る。そして、キー本体4は、前述したように、可動支軸8に巻装された保持バネ部材9によって常に揺動しないように中立位置に保持されている。
ここで図8を参照にして、キーホルダー3の構成を説明する。3aは嵌合孔25を有する筒状基端部、3bは前記筒状基端部3aの弧状外周面の一部から外方向に連設する環状接続部分である。前記環状接続部分3bには、保持バネ部材9の下端部9aを支持するバネ端支持部分20が設けられている。また、キー本体4のブロック形態の支持部分4aの構成を説明すると、この支持部分4aは、基端部側に上下一対の可動軸用軸受部分15を有し、該可動軸用軸受部分15に角筒状嵌合部分16が突出形成され、該角筒状嵌合部分16の開口16aにブレード部分4bの後端部が差し込み固定される。なお、符号18は前記角筒状嵌合部分16の一側壁に形成された固着具19用のネジ孔である。
図8及び図9で示すように、保持バネ部材9は、その下端部9aは、前述したように環状接続部分3bのバネ端支持部分20(例えば係止小孔)に係止され、一方、上端部9bはキー本体4の支持部分4aに形成されたバネ端支持部分21(例えば係止小孔)に係止され、キー本体4を常に中立位置に保持する保持係数(設定トルク値)は適宜に設定されている。
ここで、図11乃至図15を参照にして、さらに本発明の主要部について説明する。図11はキー2の収納位置の説明図である。キー2が把手1の凹所状収納部7に収納されると、例えば操作ボタン6の外周面に縦方向に突設された単数又は複数の係合部分6bと蓋体13の円形貫通孔17の周壁に形成された被係合部分(例えば拘束溝)17aとの係合構造により、キー2は自由に飛び出ないように凹所状収納部7にセットされる。
ここでは、説明の便宜上、図11を正面図とするが、この図11に於いて、キーホルダー3及びキー本体4は、全てベース体12内に位置する。図面右側に見えるのが可動支軸8と固定支軸5である。これに対して、図12はキー2が使用位置まで回転した状態の説明図である。また、図10は要部の平面視からの概略説明図で、中立位置から左右方向のいずれかに揺れた状態を示す。これらの図から明らかなように、キー本体4の突出時、該キー本体4はキーホルダー3を介して把手1から該把手1の先端面と直交する使用位置まで回転し、該把手1を回す操作時に、保持バネ部材9の保持係数の設定トルク値に対して、固定支軸5とキーホルダー3の接合部分に該設定トルク値を超える荷重が加わると、キー本体4は保持バネ部材9のバネ力に抗して左右いずれかの方向に傾倒する。このように、本実施形態では、キー2は中立位置から左右いずれの方向へ傾倒しても、一つの保持バネ部材9のバネ力によって中立位置へと戻る。
本実施形態は、特許文献4乃至特許文献6に記載の如く「ポップアップ式携帯キー」であるが、本実施形態も、望ましくは、ポップアップ式携帯キーである。また、ドア38側の錠前39の錠制御装置に対する電子認証用の交換手段を含む電子回路(トランスポーター)を内蔵するか否かを問わず適用することができる。
本発明は、建物の扉の錠前を機械式に施・解錠する際に使用することができる。
X…携帯型キー2…携帯型把手、1a先端部、2…キーブレード、3…キーホルダー、3a…筒状基端部、3b…環状接続部分、4…キー本体、4a…支持部分、4b…ブレード部分、5…固定支軸、6…操作ボタン、8…可動支軸、9…保持バネ部材、10…付勢バネ、12…ベース体、13…蓋体、O…中心線、20、21…バネ端支持部分、38…ドア、39…錠前。

Claims (3)

  1. 携帯型把手と、該携帯型把手の先端部に固定支軸を介して回転可能に設けられ、かつ使用時に建具用錠前のシリンダ錠の鍵穴に差し込まれるキーブレードとから成る携帯型キーに於いて、前記キーブレードを構成するキーホルダーに可動支軸を介してキー本体を設けると共に、該キー本体を常に中立位置に保持する保持バネ部材を前記可動支軸に巻装し、前記キー本体の突出時、該キー本体は前記キーホルダーを介して前記携帯型把手から該携帯型把手の先端面と略直交する使用位置まで回転し、該携帯型把手を回して操作する時に、前記保持バネ部材の保持係数の設定トルク値に対して、前記固定支軸と前記キーホルダーの接合部分に該設定トルク値を超える荷重が加わると、前記キー本体は、前記保持バネ部材のバネ力に抗して左右いずれかの方向に傾倒することを特徴とする携帯型キー。
  2. 請求項1に於いて、固定支軸に操作ボタンを初期位置に復帰させる機能とキー本体が外方向へ飛び出すようにキーブレードを回転させる機能の両方を兼用する付勢バネを巻装し、該付勢バネの上端部は操作ボタンに係止され、その下端部は携帯型把手に固定されていることを特徴とする携帯型キー。
  3. 請求項1に於いて、携帯型把手はトランスポータを内蔵し、また前記固定支軸は、携帯型把手の中心を通る中心線に対して偏心する位置に設けられていることを特徴とする携帯型キー。
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