JP4653513B2 - 皮膚外用剤 - Google Patents

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Description

本発明は、美白剤として、2位の脂肪酸組成がリノール酸20質量%以上であるホスファチジルコリンを含むリン脂質を配合したことを特徴とする皮膚外用剤及び2位の脂肪酸組成がリノール酸20質量%以上であるホスファチジルコリンを含むリン脂質を美白有効成分とする皮膚外用剤を皮膚に適用する皮膚の美白方法に関するものである。
従来から薬効剤、特に美白剤を含む化粧品が多く知られており、その一つとしてリノール酸を美白剤とする化粧料が開示されている(特許文献1)。
特開昭63−284109号公報(第1頁−第4頁)
しかしながら、リノール酸は油状で水に全く溶解しない化合物であるため、配合可能な剤型が限定されている。また、酸化を受けやすく経時で変臭・変色を起こしやすく、保存安定性が悪いなどの問題がある。更に、皮膚に対する安全性も十分なものではなかった。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、水系剤型や乳化剤型等、剤型を選ばずに幅広く皮膚外用剤に配合でき、かつリノール酸と同様の優れた美白効果を有する皮膚外用
剤を提供することを課題とした。更には、製剤中での安定性に優れるため、経時で美白効果が減弱せず、また肌なじみのよさといった優れた使用感を有する皮膚外用剤を提供することを課題とした。
リノール酸の美白効果を保持したまま上記問題点を解決する化合物の探索を行った結果、リン脂質中のホスファチジルコリン(以下PCと示す)の2位の脂肪酸にリノール酸を多く含むリン脂質には優れた美白効果が認められ、かつリノール酸と比較して安全性に優れ、更には該リン脂質を含有する皮膚外用剤は保存安定性に優れていることを見出し、本発明を完成させた。
また、PCは化粧品用途において、感触調整剤や乳化剤としては汎用原料であるが、本発明品のようなリノール酸を含有するPCはほとんど使われていなかった。さらに、その美白効果については全く知られておらず、本発明は該リン脂質を有効成分とした皮膚外用剤を皮膚に適用する皮膚の美白方法をも見出した。
すなわち本発明は、美白剤として、2位の脂肪酸組成がリノール酸20質量%(以下単に「%」で示す)以上であるホスファチジルコリンを含むリン脂質を配合したことを特徴とする皮膚外用剤を提供するものである。また、更に他の美白剤と組み合わせて配合することを特徴とする皮膚外用剤を提供するものである。
また、2位の脂肪酸組成がリノール酸20%以上であるホスファチジルコリンを含むリン脂質を美白有効成分とする皮膚の美白方法を提供するものである。
本発明のリン脂質は優れた美白効果を示すことから、化粧品、医薬部外品、医薬品等の皮膚外用剤の美白成分として有用であるばかりでなく、保存安定性に優れているため、長期に渡りその美白効果が発揮される。また、安全性にも非常に優れているため、皮膚外用剤への配合に非常に適している。更には、水系製剤、水中油型乳化製剤、油中水型乳化製剤等、幅広い剤型への配合が可能であり、また該リン脂質を配合した皮膚外用剤は、肌なじみがよいといった使用感に優れている。
本発明の皮膚外用剤に用いられるリン脂質は、リン脂質中のPCの2位脂肪酸にリノール酸を含有することが必須である。本発明におけるリン脂質中のPCの2位脂肪酸とは下記化学式の化1のR2−COOで示される脂肪酸部分である。なお下記化学式の化1で示されるR1及びR2はアルキル基を示す。
本発明の皮膚外用剤に用いられるリン脂質は、PC中の2位の脂肪酸組成がリノール酸20%以上であることが必須であり、さらに50%以上であると特に好ましい。また該リン脂質中のPC含量が25%以上であることが好ましい。リン脂質中のPC含量が上記の範囲であり、かつリン脂質に含まれるPC中の2位の脂肪酸組成が上記の範囲であるリン脂質を美白剤として製剤中に配合すると、保存安定性、安全性、使用感が特に良好となり、美白効果、特にメラニン生成抑制効果に特に優れる皮膚外用剤を得ることができる。なお、本発明において「美白」とは、肌を白くする積極的効果のみならず、肌の黒化を抑制する消極的効果も含む意味で用いるものとする。例えば、しみ、そばかす等の色素沈着を改善する効果のみならず、色素沈着を抑制する効果も含むものとする。
本発明の皮膚外用剤に用いられるリン脂質は、動物、植物、魚介類、藻類、微生物等を原料として得られるが、特に植物性原料から得られるものが望ましい。植物性原料として植物の使用部位は特に限定されないが、種、胚芽、果実を選択することが望ましい。また、植物性原料として植物種は特に限定されないが、ヒマワリ、月見草、小麦、米、ゴマ、トウモロコシ、アーモンド、パーシック、茶、キウイ、シア、オリーブ、サージ(沙棘)、ヒマシ、アボカド、マカデミアナッツ、大豆、アブラナ(なたね)、綿、松、ベニバナなどから選択される。植物性原料としては、ヒマワリ、大豆を選択することが好ましく、さらにはヒマワリを選択するのが特に好ましい。ヒマワリ又は大豆に含まれるPCの2位脂肪酸は、リノール酸含有量が高いため、本発明の皮膚外用剤に用いられるリン脂質を容易に得ることができる。
前記原料から本発明に関わるリン脂質を得るには、圧搾法、煮とり法、抽出法等の常法によればよい。抽出法の場合、例えばヘキサン、エーテル、石油エーテル等の疎水性有機溶媒、または必要に応じてこれにメタノール、エタノール、イソプロパノール等の親水性アルコールを加えた混合溶媒を用い、常温でもしくは加温して、常圧または加圧下、適宜攪拌して油分を抽出する。これに水を添加して脱ガム処理し、分離したガム質画分をバッチ式、半バッチ式、あるいは連続薄膜式乾燥法などにより常圧または加圧下で適宜攪拌して乾燥して、リン脂質含有量が20〜60%のリン脂質含有油分を得ることができる。このリン脂質含有油分にアセトン沈殿処理を施してリン脂質含有量がさらに高いリン脂質含有油分を得ることができ、また、シリカゲル、アルミナ、イオン交換樹脂等の吸着剤を充填したカラムクロマトグラフィー処理を施すことにより、リン脂質含有量が90%以上のリン脂質含有油分を得ることができる。こうして得られるリン脂質含有油分に対して、部分水素添加処理や酵素反応による脂肪酸の交換反応処理による改質を施してもよい。
リン脂質含有油分中のリン脂質組成は、アセトン法、高速液体クロマトグラフィー(以下、HPLCと示す)、薄層クロマトグラフィー(以下、TLCと示す)などの一般的に知られている方法に従って分析することができる。また、PCの脂肪酸組成は、PCをTLCにより分離した後、ガスクロマトグラフィー(以下、GCと示す)などの一般的に知られている方法に供することで分析することができる。
本発明の皮膚外用剤における前記リン脂質の含有量は、好ましくは0.001〜10%であり、より好ましくは0.1〜5%である。この範囲内であれば、前記リン脂質を安定に配合することができ、かつ高い美白効果を発揮することができる。
また、本発明のリン脂質を既知の美白剤と組み合わせて配合することにより、相乗的に美白効果を高めることができる。
本発明のリン脂質と組み合わせて配合できる他の美白剤としては、アルブチン、エラグ酸、アスコルビン酸及びその誘導体、ビタミンE及びその誘導体、グリチルリチン酸及びその誘導体、トラネキサム酸、胎盤抽出物、カミツレ抽出物、カンゾウ抽出物、エイジツ抽出物、オウゴン抽出物、海藻抽出物、クジン抽出物、ケイケットウ抽出物、ゴカヒ抽出物、コメヌカ抽出物、小麦胚芽抽出物、サイシン抽出物、サンザシ抽出物、サンペンズ抽出物、シラユリ抽出物、シャクヤク抽出物、センプクカ抽出物、大豆抽出物、茶抽出物、糖蜜抽出物、ビャクレン抽出物、ブドウ抽出物、ホップ抽出物、マイカイカ抽出物、モッカ抽出物、ユキノシタ抽出物、ヨクイニン抽出物等が挙げられる。中でも、アルブチン、エラグ酸、アスコルビン酸及びその誘導体、ビタミンE及びその誘導体、グリチルリチン酸及びその誘導体、トラネキサム酸、カミツレ抽出物、カンゾウ抽出物は、本発明のリン脂質と併用して皮膚外用剤に配合すると、美白効果が顕著に良好となるので、特に好ましい。
本発明の皮膚外用剤において本発明のリン脂質と併用され得るその他の美白剤の配合量は、好ましくは0.1〜5%であり、更に好ましくは、0.5〜3.5%である。この範囲で、本発明のリン脂質と併用すると、美白効果が顕著に良好となる。
本発明に美白剤として使用されるリン脂質は、幅広く皮膚外用剤に安定に配合することが可能である。例えば、水系、可溶化系、水中油型乳化系、油中水型乳化系、油系、粉末等いずれの剤型であっても、また液状、乳液状、クリーム状、固形、粉末等いずれの形状であっても安定に配合できる。
本発明の皮膚外用剤への配合形態は特に限定されることはなく、例えば乳液、クリーム、化粧水、美容液、パック、洗浄料、メーキャップ化粧料、分散液、軟膏、液剤、エアゾール、貼付剤、パップ剤、リニメント剤等、いずれの形態の化粧料であっても外用医薬品等であってもよい。
本発明の皮膚外用剤には、必要に応じて本発明の効果を損なわない範囲で、通常、化粧料や医薬部外品、外用医薬品等の製剤に使用される成分、すなわち、水(精製水、温泉
水、深層水等)、アルコール、油剤、界面活性剤、金属セッケン、ゲル化剤、粉体、アルコール類、水溶性高分子、皮膜形成剤、樹脂、紫外線防御剤、包接化合物、防腐剤、抗菌剤、香料、消臭剤、塩類、pH調整剤、清涼剤、動物・微生物由来抽出物、植物抽出物、血行促進剤、収斂剤、抗脂漏剤、抗炎症剤、活性酸素消去剤、細胞賦活剤、保湿剤、キレート剤、角質溶解剤、酵素、ホルモン類、ビタミン類等を加えることができる。
アルコールとしては、溶解、清涼感、防腐、保湿等の目的で、エタノール等の低級アルコール、グリセリン、ジグリセリン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール等の多価アルコール等を用いることができる。
油剤としては、基剤の構成成分又は使用性、使用感を良くするものとして、通常の化粧料に使用されるものであれば、天然系油であるか、合成油であるか、或いは、固体、半固体、液体であるか等の性状は問わず、炭化水素類、ロウ類、脂肪酸類、高級アルコール類、エステル油、シリコーン油類、フッ素系油類等を使用することができる。例えば、流動パラフィン、スクワラン、ワセリン等の炭化水素類、トリ2−エチルヘキサン酸セチル、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリット等の合成エステル油、オリーブ油、ヒマシ油、ホホバ油、ミンク油、マカデミアンナッツ油、杏仁油、パーシック油、サフラワー油、ヒマワリ油、アボガド油、メドゥホーム油、ツバキ油、アーモンド油、エゴマ油、ゴマ油、ボラージ油、シア脂等の植物や動物由来の油脂、ミツロウ、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、ゲイロウ等のロウ類等が挙げられる。
紫外線防御剤としては、パラメトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−硫酸ナトリウム、4−ブチル−4‘−メトキシジベンゾイルメタン、2−フェニル−ベンズイミダゾール−5−硫酸、酸化チタン、酸化亜鉛等が挙げられる。
水溶性高分子は、系の安定化や使用性、使用感を良くするために用いられ、又保湿効果を得るためにも用いられる。水溶性高分子の具体例として、カラギーナン、ペクチン、寒天、ローカストビーンガム等の植物系高分子、キサンタンガム、ヒアルロン酸等の糖系高分子、ゼラチン等の動物系高分子、デンプン等のデンプン系高分子、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース等のセルロース系高分子、アルギン酸ナトリウム等のアルギン酸系高分子、カルボキシビニルポリマー、アルキル変性カルボキシビニルポリマー等のアクリル酸系高分子等が挙げられる。
防腐剤、抗菌剤としては、安息香酸、安息香酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸エステル、塩化ベンザルコニウム、フェノキシエタノール、イソプロピルメチルフェノール等が挙げられる。
抗炎症剤は、日焼け後の皮膚のほてりや紅斑等の炎症を抑制する目的で用いられ、イオウ及びその誘導体、グリチルリチン酸及びその誘導体、グリチルレチン酸及びその誘導体、アロエ抽出物、アルテア抽出物、アシタバ抽出物、アルニカ抽出物、インチンコウ抽出物、イラクサ抽出物、オウバク抽出物、オトギリソウ抽出物、カミツレ抽出物、キンギンカ抽出物、クレソン抽出物、コンフリー抽出物、サルビア抽出物、シコン抽出物、シソ抽出物、シラカバ抽出物、ゲンチアナ抽出物等が挙げられる。
細胞賦活剤は、肌荒れの改善等の目的で用いられ、カフェイン、鶏冠抽出物、貝殻抽出物、貝肉抽出物、ローヤルゼリー、シルクプロテイン及びその分解物又はそれらの誘導体、ラクトフェリン又はその分解物、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸等のムコ多糖類またはそれらの塩、コラーゲン、酵母抽出物、乳酸菌抽出物、ビフィズス菌抽出物、醗酵代謝抽出物、イチョウ抽出物、オオムギ抽出物、センブリ抽出物、タイソウ抽出物、ニンジン抽出物、ローズマリー抽出物、グリコール酸、クエン酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、コハク酸等の有機酸及びそれらの誘導体等が挙げられる。
活性酸素除去剤は、過酸化脂質生成抑制等の酸化障害抑制の目的で用いられ、スーパーオキサイドディスムターゼ、マンニトール、クエルセチン、カテキン及びその誘導体、ルチン及びその誘導体、ボタンピ抽出物、ヤシャジツ抽出物、メリッサ抽出物、羅漢果抽出物、レチノール及びその誘導体、カロチノイド等のビタミンA類、チアミンおよびその誘導体、リボフラビンおよびその誘導体、ピリドキシンおよびその誘導体、ニコチン酸およびその誘導体等のビタミンB類、トコフェロール及びその誘導体等のビタミンE類、ジブチルヒドロキシトルエン及びブチルヒドロキシアニソール等が挙げられる。
保湿剤としては、エラスチン、ケラチン等のタンパク質またはそれらの誘導体、加水分解物並びにそれらの塩、グリシン、セリン、アスパラギン酸、グルタミン酸、アルギニン、テアニン等のアミノ酸及びそれらの誘導体、ソルビトール、エリスリトール、トレハロース、イノシトール、グルコース、蔗糖およびその誘導体、デキストリン及びその誘導体、ハチミツ等の糖類、D−パンテノール及びその誘導体、尿素、リン脂質、セラミド、オウレン抽出物、ショウブ抽出物、ジオウ抽出物、センキュウ抽出物、ゼニアオイ抽出物、タチジャコウソウ抽出物、ドクダミ抽出物、ハマメリス抽出物、ボダイジュ抽出物、マロニエ抽出物、マルメロ抽出物等が挙げられる。
以下に製造例、試験例、実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明するが、本発明の範囲は下記の実施例に限定されることはない。
(製造例1)
製造原料として、ヒマワリ種子を用い、下記の方法により本発明で使用されるリン脂質を製造した(非特許文献1参照)。
(非特許文献1)レシチン その基礎と応用(菰田衛著 幸書房)
ヒマワリ種子を秤量、精選、加熱乾燥後にクラッキングロールに通すことにより粗砕した。この原料を圧扁ロールに通した後、ヘキサンを用いて油を抽出した。抽出された油を蒸留し得られた粗油を60℃に温め、粗油に対して3%の水を添加し、5分間攪拌した後、遠心分離法により原油とガム質に分画した。得られたガム質を、バッチ式乾燥法により60mmHgの減圧下で加熱攪拌しながら脱水し、水分量が1%以下になるように乾燥させ、直ちに50℃以下に冷却した。アセトン処理後、さらにシリカゲルカラムクロマトグラフィー処理により精製し、リン脂質を得た(以下、製造例1で得られた製造品を製造品1とする)。
製造後のサンプルをTLCにより分離し、遊離脂肪酸にあたる部分に関してGCを用いて分析した結果、製造品1のPC中の2位脂肪酸リノール酸含有量は72.0%であることが判明した。また、製造後の試料をHPLCにより分析した結果、製造品1中のPC含有量は71.6%であることが判明した。
(製造例2)
製造原料として、大豆種子を用い、上記製造例1と同様の方法により本発明で使用されるリン脂質を製造した。以下、製造例2で得られた製造品を製造品2とする。
製造後のサンプルをTLCにより分離し、遊離脂肪酸にあたる部分に関してGCを用いて分析した結果、製造品2のPC中の2位脂肪酸リノール酸含有量は62.3%であることが判明した。また、製造後の試料をHPLCにより分析した結果、製造品2のリン脂質中のPC含有量は45.0%であることが判明した。
(試験例1)
製造品1に関して、培養色素細胞に対するメラニン生成抑制試験を行なった。
(培養細胞によるメラニン生成抑制試験)
培養細胞はマウス由来B−16メラノーマ細胞を用いて行った。製造品1をエチルアルコールに溶解したエチルアルコール溶液および対照としてエチルアルコールのみを、培地中に添加した。途中培地交換を行い、5日間培養後、細胞を回収した。対照のエチルアルコールのみを加えた時の細胞数を100%として、各試料の細胞数から細胞生育率(%)を算出した。細胞生育率が70%以上である試料を安全性に優れていると判断し、細胞生育率が70%以上である試料濃度における細胞の白化度を、以下の基準により目視により評価した。
(判定基準)
<判定> <内容>
◎ 対照に対してきわめて白色である。
△ 対照に対してやや白色である。
× 対照と同じ黒色である。
また、比較品1として、一般的にその美白作用が知られているリノール酸を用いて、試験例1と同様の試験を行った。また、比較品2として、市販されている水添レシチン ニッコール レシノールS−10E(日光ケミカルズ社製)を用いて、試験例1と同様の試験を行った。なお、比較品2のPC含有量は70%であり、PC中の2位脂肪酸に含まれるリノール酸含有量は0%であった。製造品1及び比較品1、2の試験例1の結果を表1に示した。なお、細胞生育率は製造品1が90%、比較品1が75%、比較品2が95%であった。
表1より製造品1は比較品1よりも細胞生育率が高い試料濃度で、比較品1に比べメラニン生成抑制に効果があったことから、比較品1に比べて、安全性が高く、更に優れた美白効果を有することが明らかとなった。また、比較品2の市販されている水添レシチンには、美白効果はなかった。以上の結果より、本製造品1は安全性に優れ、かつ美白効果にも優れることが明らかとなった。
(試験例2)
表2に示す組成及び下記製法によりクリームを調製し、くすみ改善効果と使用感、保存安定性を評価した。
(実施例1〜10、及び比較例1〜10の製法)
成分(1)〜(7)及び(18)を混合し、加熱して70℃に維持した混合物に、70℃に維持した成分(20)の一部を加えて乳化した。この乳化物に、成分(8)〜(17)、(19)、残りの(20)を加えた後、冷却してクリームを得た。
(試験方法:くすみ改善効果と使用感)
実施例1〜10の各クリームに関して、1品につき35〜59才の女性10名をパネルとし、毎日朝と夜の2回、12週間にわたって洗顔後に被験クリームの適量を顔面左半分に塗布してもらった。同時に、比較例1〜10に関して、上記と同様の方法で適量を顔面右半分に塗布してもらった。塗布によるくすみ改善効果と使用感を以下のそれぞれの基準によって評価した。各評価基準に該当する人数を表2及び表3に示す。
(評価基準)
くすみ改善効果
<評価> <内容>
有 効 肌のくすみが目立たなくなった。
やや有効 肌のくすみがあまり目立たなくなった。
無 効 使用前と変化がなかった。
使用感
<評価> <内容>
良 好 肌へのなじみが非常に良い
やや良好 肌へのなじみが良い
好ましくない 肌へのなじみが悪い
保存安定性試験(変臭、変色)
5℃及び40℃の恒温槽に、それぞれ3ヶ月間保存した後、両サンプルの経日による臭いと色の変化を比較した。評価は、5℃保存のサンプルを基準とし、これに対して40℃保存のサンプルを比較し、下記の評価基準により評価した。結果を表2及び表3に示す。
(評価基準)
○:基準品と変化(変臭、変色)がない。
×:基準品と比べ明らかに変化(変臭、変色)があり、問題である。
表2及び表3に示した結果から明らかなように、実施例1〜10は、比較例1〜10と比べて肌のくすみ等の防止および改善効果が見られ、また優れた使用感を発揮した。更に保存安定性にも優れていた。このことから、製造品1を配合した化粧品は肌へのなじみといった使用感に非常にすぐれ、該外用剤を肌に塗布することにより、すぐれた美白効果が得られることが明らかとなった。さらに実施例2〜10は、比較例2〜10に比べて肌のくすみ等の防止および改善効果を発揮した。このことから、製造品1と既知の美白剤を同時に配合した化粧品を肌に塗布することにより、更に良好な美白効果が得られた。以上のことから、本発明品はすぐれた使用感と美白効果、また良好な保存安定性を示すことがわかった。また、既知の美白剤と組み合わせることで、更に美白効果を高めることが明らかとなった。
実施例11 化粧水:
(処方) (%)
(1)グリセリン 5.0
(2)1,3−ブチレングリコール 6.5
(3)ポリオキシエチレン(20)ソルビタン 1.2
モノラウリン酸エステル
(4)エチルアルコール 8.0
(5)製造品1*1 5.0
(6)水添レシチン*2 5.0
(7)リン酸−L−アスコルビルマグネシウム*3 0.5
(8)乳酸 0.05
(9)乳酸ナトリウム 0.1
(10)パラメトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル 3.0
(11)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(12)香料 適量
(13)精製水 残量
*1 製造例1で製造したもの
*2 日光ケミカルズ社製 ニッコールレシノールS−10E
*3 日本サーファクタント社製
(製法)
A.成分(3)、〜(6)、および(10)〜(12)を混合溶解した。
B.成分(1)、(2)、(7)〜(9)及び(13)を混合溶解した。
C.AとBを混合して均一にし、化粧水を得た。
上記製法により製造した化粧水は、保存安定性に優れ、また肌なじみが非常によい使用感に優れた化粧水であった。また、上記化粧水や乳液を肌に塗布することにより、優れ
た美白効果があった。更に、保存安定性にも優れていた。
実施例12 乳液:
(処方) (%)
(1)ポリオキシエチレン(10)ソルビタン 1.0
モノステアレート
(2)ポリオキシエチレン(60)ソルビット 0.5
テトラオレエート
(3)グリセリルモノステアレート 1.0
(4)ステアリン酸 0.5
(5)ベヘニルアルコール 0.5
(6)スクワラン 8.0
(7)パルミチン酸レチノール*1 0.002
(8)グリチルリチン酸ジカリウム*2 0.3
(9)製造品1*3 5.0
(10)水添レシチン*4 5.0
(11)カンゾウ抽出物*5 0.1
(12)ヒアルロン酸 0.1
(13)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(14)カルボキシビニルポリマー 0.1
(15)水酸化ナトリウム 0.05
(16)エチルアルコール 5.0
(17)精製水 残量
(18)香料 適量
*1 日本ロシュ社製
*2 シグマ社製
*3 製造例1で製造したもの
*4 日光ケミカルズ社製 ニッコールレシノールS−10E
*5 丸善製薬社製
(製法)
A.成分(14)、(17)を加熱混合し、70℃に保った。
B.成分(1)〜(10)、(13)及び(16)を加熱混合し、70℃に保った。
C.BにAを加えて混合し、均一に乳化した。
D.Cを冷却後(11),(12)を加え均一に混合した。
E.Dに(15)を加え、十分に攪拌し、さらに(18)を加え、均一に混合して乳液を得た。
上記製法により製造した乳液は、保存安定性に優れ、また肌なじみが非常によい使用感に優れた乳液であった。また、上記乳液を肌に塗布することにより、優れた美白効果があった。更に、保存安定性にも優れていた。
実施例13 パック
(成分) (%)
(1)ポリビニルアルコール 15.0
(2)無水ケイ酸 0.5
(3)ポリエチレングリコール 0.5
(4)ポリオキシプロピレン(10)メチルグルコシド 5.0
(5)グリセリン 5.0
(6)水添レシチン*1 0.1
(7)精製水 残量
(8)製造品2*2 0.5
(9)エチルアルコール 20.0
(10)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(11)マイカイカ抽出液*3 3.0
*1 日光ケミカルズ社製 ニッコールレシノールS−10E
*2 製造例2で製造したもの
*3 丸善製薬社製
(製法)
A.成分(1)〜(8)を混合し、70℃に加熱し溶解する。
B.成分(9)、(10)を混合溶解する。
C.BをAに加え、混合した後、冷却し成分(11)を均一に分散して、パックを得た。
実施例13のパックは保存安定性に優れ、また肌なじみが非常によい使用感に優れたパックであった。また、上記パックを肌に塗布することにより、優れた美白効果があった。更に、保存安定性にも優れていた。
実施例14 リキッドファンデーション
(成分) (%)
(1)液状ラノリン 2.0
(2)流動パラフィン 5.0
(3)ステアリン酸 2.0
(4)セタノール 1.0
(5)自己乳化型モノステアリン酸グリセリル 1.0
(6)パラメトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル 8.0
(7)4−tert−ブチル−4’−メトキシ
ジベンゾイルメタン 2.0
(8)製造品2*1 0.5
(9)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(10)グリセリン 5.0
(11)トリエタノールアミン 1.0
(12)カルボキシメチルセルロース 0.2
(13)ベントナイト 0.5
(14)精製水 残量
(15)酸化チタン 6.0
(16)微粒子酸化チタン 2.0
(17)微粒子酸化亜鉛 5.0
(18)マイカ 2.0
(19)タルク 4.0
(20)着色顔料 4.0
(21)オウゴン抽出物*2 0.5
(22)香料 適量
*1 製造例2で製造したもの
*2 一丸ファルコス社製
(製法)
A.成分(1)〜(8)を混合溶解する。
B.Aに成分(15)〜(20)を加え、均一に混合し、70℃に保つ。
C.成分(9)〜(14)を均一に溶解し、70℃に保つ。
D.CにBを添加して、均一に乳化する。
E.Dを冷却後、成分(21)、(22)を添加してリキッドファンデーションを得た。
実施例14のリキッドファンデーションは保存安定性に優れ、また肌なじみが非常によい使用感に優れたリキッドファンデーションであった。また、上記リキッドファンデーションを肌に塗布することにより、優れた美白効果があった。更に、保存安定性にも優れていた。
実施例15 日焼け止め乳液
(成分) (%)
(1)ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン 1.0
(2)ジメチルポリシロキサン 5.0
(3)オクタメチルシクロテトラシロキサン 20.0
(4)イソノナン酸イソトリデシル 5.0
(5)パラメトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル 5.0
(6)水添レシチン*1 1.0
(7)製造品1*2 1.0
(8)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(9)シリコーン処理微粒子酸化チタン 10.0
(10)シリコーン処理微粒子酸化亜鉛 10.0
(11)ポリスチレン末 3.0
(12)トリメチルシロキシケイ酸 0.5
(13)ジプロピレングリコール 3.0
(14)エチルアルコール 10.0
(15)精製水 残量
(16)塩化ナトリウム 0.2
(17)サンザシ抽出物*2 1.0
(18)香料 適量
*1 日光ケミカルズ社製 ニッコールレシノールS−10E
*2 製造例1で製造したもの
*3 丸善製薬社製
(製法)
A.成分(1)〜(12)を混合する。
B.成分(13)〜(16)を混合する。
C.AにBを添加して、均一に乳化する。
D.Cに成分(17)、(18)を加えて日焼け止め乳液を得た。
実施例15の日焼け止め乳液は、保存安定性に優れ、また肌なじみが非常によい使用感に優れたものであった。また、上記日焼け止め乳液を肌に塗布することにより、優れた美白効果があった。更に、保存安定性にも優れていた。

Claims (5)

  1. 美白剤として、ヒマワリ種子から抽出された油から分画され、アセトン処理後、カラムクロマトグラフィー処理により精製されたガム質から得られた、2位の脂肪酸組成がリノール酸50質量%以上であるホスファチジルコリンを含むリン脂質を配合したことを特徴とする美白用皮膚外用剤。
  2. 更に、他の美白剤を配合したことを特徴とする請求項1に記載の美白用皮膚外用剤。
  3. ヒマワリ種子から抽出された油を脱ガム処理し、分離したガム質を分画すること、及び
    分画されたガム質にアセトン処理を施し、カラムクロマトグラフィー処理により精製し、リン脂質の含有割合を高めること、
    を少なくとも含む美白剤の製造方法。
  4. ヒマワリ種子から抽出された油を脱ガム処理し、分離したガム質を分画すること、及び
    分画されたガム質にアセトン処理を施し、カラムクロマトグラフィー処理により精製し、リン脂質の含有割合を高めること、及び
    リン脂質の含有割合が高められたガム質を配合すること、
    を少なくとも含む美白用皮膚外用剤の製造方法。
  5. ヒマワリ種子から抽出された油から分画され、アセトン処理後、カラムクロマトグラフィー処理により精製されたガム質から得られた、2位の脂肪酸組成がリノール酸50質量%以上であるホスファチジルコリンを含むリン脂質を美白有効成分とする皮膚外用剤を皮膚に適用する皮膚の美白方法。
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