JP4642462B2 - 脂肪族ポリカーボネート重合用触媒の製造方法、及びこれを使用した脂肪族ポリカーボネートの重合方法 - Google Patents

脂肪族ポリカーボネート重合用触媒の製造方法、及びこれを使用した脂肪族ポリカーボネートの重合方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4642462B2
JP4642462B2 JP2004515219A JP2004515219A JP4642462B2 JP 4642462 B2 JP4642462 B2 JP 4642462B2 JP 2004515219 A JP2004515219 A JP 2004515219A JP 2004515219 A JP2004515219 A JP 2004515219A JP 4642462 B2 JP4642462 B2 JP 4642462B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
zinc
aliphatic polycarbonate
precursor
dicarboxylic acid
catalyst
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004515219A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005530022A (ja
Inventor
ムン,ソン−ゼ
リー,ムン−ホー
キム,ジョン−ソン
キム,ギ−スウ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Posco Co Ltd
Original Assignee
Posco Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Posco Co Ltd filed Critical Posco Co Ltd
Publication of JP2005530022A publication Critical patent/JP2005530022A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4642462B2 publication Critical patent/JP4642462B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G64/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carbonic ester link in the main chain of the macromolecule
    • C08G64/20General preparatory processes
    • C08G64/32General preparatory processes using carbon dioxide
    • C08G64/34General preparatory processes using carbon dioxide and cyclic ethers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G64/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carbonic ester link in the main chain of the macromolecule
    • C08G64/20General preparatory processes

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)

Description

本発明は、脂肪族ポリカーボネート重合用触媒の製造方法、及びこれを使用した脂肪族ポリカーボネートの重合方法に係り、より詳しくは、高い触媒活性を示す脂肪族ポリカーボネート重合用触媒の製造方法に関するものである。
産業活動によって排出される大気汚染源の中の二酸化炭素は、人類の生存を脅かす気候変化の原因であって、事情を知る世界各国は、国連気候変動枠組会議(UNFCCC)を中心に二酸化炭素放出量を減少させるために努力している。したがって、二酸化炭素を炭素源として活用して、亜鉛含有触媒下でエポキシドと反応させて脂肪族ポリカーボネートを製造する方法は、地球環境の保護と資源活用の大きな意味を有する。
前記脂肪族ポリカーボネートはフィルムや粒子の形態で成形が可能であり、セラミックバインダー、蒸発型鋳型、接着剤などの多くの分野に応用性を持っている。しかし、二酸化炭素の反応性が低いため、前記脂肪族ポリカーボネートの製造収率が低い。したがって、このような方法を産業的に利用することには限界があり、脂肪族ポリカーボネートの製造収率を増加させるための高い効率の触媒の開発が切実に求められている。
二酸化炭素とエポキシドより脂肪族ポリカーボネートを製造する方法は、井上によって始めて報告されており、先行技術の詳細な説明は、例えば、特許文献1に記載されている(例えば、特許文献1を参照)。
井上方法は、触媒として、ジエチル亜鉛と活性水素を含む化合物(例えば、水、ジカルボン酸、二水酸化フェノール)を反応させて得、典型的な触媒グラム当り収率は2.0から10.0グラム程度である。しかし、これら触媒は、安定性及び水分又は他の触媒毒に対する敏感性のために使用及び保管が難しく、収率もまた低いために他の触媒系に対する研究が続けられてきた。
ソガ(Soga)により報告された亜鉛ジカルボン酸エステルは、二酸化炭素とプロピレンオキシドの共重合に非常に効果的な触媒であり、ジエチル亜鉛の場合のような取扱い難さのない安定した化合物として、最も商業化可能性の高い触媒候補物質である(例えば、非特許文献1を参照。)。
モチカ(Motika)による亜鉛ジカルボン酸エステルの製造方法は、酸化亜鉛とジカルボン酸を有機溶媒下で反応させて製造する。亜鉛ジカルボン酸エステルの中で、特に、グルタル酸(Glutaric acid)とアジピン酸(adipic acid)の触媒活性が最も優れており、この時に得られた触媒による脂肪族ポリカーボネートの触媒グラム当り収率は2〜26グラム程度である(例えば、特許文献2を参照。)。
亜鉛ジカルボン酸エステルは、多様な亜鉛前駆体によっても製造が可能であり、結晶性が高いほど触媒グラム当り収率が高いものと報告された(例えば、非特許文献2を参照。)。
米国特許公報第3,585,168号 米国特許公報第5026676号 ポリマージャーナル(Polymer J.), 高分子学会(Society of Polymer Science),日本,1981年,13巻(4号), p.407 リー、外(Ree. et al.),ジャーナルポリマーサイエンス、パートA:高分子化学(J. Polym. Sci: Part A: Polym. Chem.),1999年,37巻, p.1863
本発明は、亜鉛ジカルボン酸エステル触媒グラム当り脂肪族ポリカーボネートの製造収率を増加させるためのものであって、本発明の目的は、触媒効率が高い脂肪族ポリカーボネート重合用触媒の製造方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、前記触媒を使用して脂肪族ポリカーボネートを高収率で製造することができる脂肪族ポリカーボネートの重合方法を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、ジカルボン酸前駆体と亜鉛前駆体を加圧条件下で酸化反応させる工程を含む脂肪族ポリカーボネート重合用触媒の製造方法を提供する。
本発明は、また、ジカルボン酸前駆体と亜鉛前駆体を加圧条件下で酸化反応させる工程で製造された触媒存在下で、アルキルオキシドと二酸化炭素を共重合させる工程を含む脂肪族ポリカーボネートの重合方法を提供する。
請求項1に記載の発明は、脂肪族ポリカーボネート重合用触媒の製造方法において、ジカルボン酸前駆体と亜鉛前駆体を加圧条件及び水中で酸化反応させる工程を含み、前記ジカルボン酸前駆体は、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、1,5−ジブロモペンタン、1,5−ジクロロペンタン、1,6−ジクロロヘキサン、1,6−ジブロモヘキサン、グルタロニトリル、アジポニトリル、グルタルイミド、アジピックイミド、グルタルジアルデヒド、及びアジピックジアルデヒドからなる群より選択され、前記亜鉛前駆体は、酢酸亜鉛−エステル、水酸化亜鉛、亜硝酸亜鉛、過塩素酸亜鉛、酸化亜鉛、及び硫酸亜鉛からなる群より選択され、前記酸化反応工程は120乃至180℃で実施する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の脂肪族ポリカーボネート重合用触媒の製造方法において、前記亜鉛前駆体とジカルボン酸前駆体の当量比が1:3乃至3:1である。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の脂肪族ポリカーボネート重合用触媒の製造方法において、前記水に対する前記ジカルボン酸前駆体と亜鉛前駆体の比率が各々0.1乃至50体積%である。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の脂肪族ポリカーボネート重合用触媒の製造方法において、前記水に対する前記ジカルボン酸前駆体と亜鉛前駆体の比率が各々1乃至10体積%である。
請求項5に記載の発明は、脂肪族ポリカーボネートの重合方法において、ジカルボン酸前駆体と亜鉛前駆体を加圧条件及び水中で酸化反応させる工程で製造された触媒存在下で、アルキルオキシドと二酸化炭素を共重合させる工程を含み、前記ジカルボン酸前駆体は、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、1,5−ジブロモペンタン、1,5−ジクロロペンタン、1,6−ジクロロヘキサン、1,6−ジブロモヘキサン、グルタロニトリル、アジポニトリル、グルタルイミド、アジピックイミド、グルタルジアルデヒド、及びアジピックジアルデヒドからなる群より選択され、前記亜鉛前駆体は、酢酸亜鉛−エステル、水酸化亜鉛、亜硝酸亜鉛、過塩素酸亜鉛、酸化亜鉛、及び硫酸亜鉛からなる群より選択され、前記酸化反応工程は120乃至180℃で実施する。
本発明の製造方法によれば、単結晶形態の触媒を製造することができ、この触媒は高い結晶性により触媒活性が高く、製造工程で有機溶媒を使用することのない、汚れの無い方法を用いて、脂肪族ポリカーボネート製造の商業化触媒として使用可能である。この時に得られるポリカーボネートはフィルムや粒子の形態で成形が可能であり、セラミックバインダー、蒸発型鋳型、接着剤などの多くの分野に応用することができる。また、この高分子は、二酸化炭素を単量体として利用しているので、二酸化炭素の再利用により、二酸化炭素による大気汚染及び気候変化現象を抑制させるという効果がある。
本発明は、脂肪族ポリカーボネートを製造するのに使用するための高い触媒効率を有する亜鉛含有触媒を製造する方法に関する。
本発明の亜鉛含有触媒の製造方法は、ジカルボン酸前駆体と亜鉛前駆体を加圧条件下で酸化反応させる工程として構成される。この方法の一例を下記の反応式1に示した。下記反応式1に示したように、この反応は、ジカルボン酸の前駆体を圧力条件下で酸化させ、亜鉛前駆体と錯化合物を形成させる水熱反応である。
Figure 0004642462
前記反応式1で、Rは(CH2x(ここで、xは0乃至10の整数)であって、例えば、フェニル、ナフタロイル(naphthaloyl)である。
前記反応に使用できるる亜鉛前駆体としては、酢酸亜鉛−エステル、水酸化亜鉛、亜硝酸亜鉛(zinc nitrite)、過塩素酸亜鉛、酸化亜鉛、硫酸亜鉛、二水和酢酸亜鉛、又は硝酸亜鉛六水和物(hexahydrate zinc nitrate)などが挙げられる。より好ましい亜鉛前駆体としては、リガンドによる置換が容易な酢酸亜鉛−エステル、水酸化亜鉛、亜硝酸亜鉛、過塩素酸亜鉛、酸化亜鉛又は硫酸亜鉛などがある。
前記ジカルボン酸前駆体としては、脂肪族の両末端にハロゲン、シアン、アルデヒド又は無水和基を含む化合物を使用でき、このような例としては、二個の水酸基を有する脂肪族化合物、二個の水酸基を有する芳香族化合物、二個のハロゲンを有するアルカン、二個のハロゲンを有する芳香族化合物、二個のシアン基を有する脂肪族化合物、二個のニトリルを有する芳香族化合物、二個のアミド基を有する脂肪族化合物又は二個のアルデヒド基を有する脂肪族化合物を使用できる。
前記脂肪族化合物の例としては、エチレングリコール、プロパンジオール、ブタンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、オクタンジオール、デカンジオール、ドデカンジオールなどがあり、前記二個の水酸基を有する芳香族化合物の例としては、1,2−ベンゼンジメタノール、1,3−ベンゼンジメタノール、1,4−ベンゼンジメタノール、1,2−ナフタレンジメタノール、1,3−ナフタレンジメタノール、1,4−ナフタレンジメタノール、1,5−ナフタレンジメタノール、1,7−ナフタレンジメタノール、1,8−ナフタレンジメタノール、2,3−ナフタレンジメタノール、2,5−ナフタレンジメタノール、2,6−ナフタレンジメタノール、2,7−ナフタレンジメタノールなどがある。また、前記二個のハロゲンを有するアルカンとしては、1,2−ジブロモエタン、1,2−ジクロロエタン、1,3−ジブロモプロパン、1,3−ジクロロプロパン、1,4−ジブロモブタン、1,4−ジクロロブタン、1,5−ジブロモペンタン、1,5−ジクロロペンタン、1,6−ジクロロヘキサン、1,6−ジブロモヘキサン、1,8−ジブロモオクタン、1,8−ジクロロオクタン、1,10−ジクロロデカン、1,10−ジブロモデカンなどがあり、前記二ハロゲン化芳香族化合物の例としては、α,α´−ジクロロ−o−キシレン、α,α´−ジクロロ−m−キシレン、α,α´−ジクロロ−p−キシレン、α,α´−ジブロモ−o−キシレン、α,α´−ジブロモ−m−キシレン、α,α´−ジブロモ−p−キシレンなどがある。前記二個のシアン基を有する脂肪族化合物としては、オキサロニトリル、マロノニトリル、サクシノニトリル、グルタロニトリル、アジポニトリル、1,5−ペンタンジニトリル、1,6−ヘキサンジニトリル、1,8−オクタンジニトリル、1,10−デカンジニトリルがあり、前記芳香族ジニトリルの例としては、1,2−ベンゼンジニトリル、1,3−ベンゼンジニトリル、1,4−ベンゼンジニトリル、1,2−ナフタレンジニトリル、1,3−ナフタレンジニトリル、1,4−ナフタレンジニトリル、1,5−ナフタレンジニトリル、1,7−ナフタレンジニトリル、1,8−ナフタレンジニトリル、2,3−ナフタレンジニトリル、2,5−ナフタレンジニトリル、2,6−ナフタレンジニトリル、2,7−ナフタレンジニトリルなどがある。前記二個のアミド基を有する脂肪族化合物としては、オキサルイミド、マロンイミド、サクシンイミド、グルタルイミド、アジピックイミド、1,5−ジイミドペンタン、1,6−ジイミドヘキサン、1,8−ジイミドオクタン、1,10−ジイミドデカンなどがあり、前記ジアルデヒド基を有する脂肪族化合物としては、シュウ酸ジアルデヒド、マロン酸ジアルデヒド、琥珀酸ジアルデヒド、グルタルジアルデヒド、アジピックジアルデヒド、1,5−ジアルデヒドペンタン、1,6−ジアルデヒドヘキサン、1,8−ジアルデヒドオクタン、1,10−ジアルデヒドデカンなどが挙げられる。
更に好ましいジカルボン酸前駆体としては、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、1,5−ジブロモペンタン、1,5−ジクロロペンタン、1,6−ジクロロヘキサン、1,6−ジブロモヘキサン、グルタロニトリル、アジポニトリル、グルタルイミド、アジピックイミド、グルタルジアルデヒド、アジピックジアルデヒドなどがある。
前記亜鉛前駆体とジカルボン酸前駆体の混合比率は1:10乃至10:1の重量比率が好ましく、1:3乃至3:1の比率が更に好ましい。前記反応は、水、好ましくは蒸溜水で実施し、前記混合物を水に溶解させた後で加圧反応器に加える。この時、水に対する二つの前駆体の比率は0.1乃至50体積%であり、好ましくは1乃至10体積%である。
その後、前記加圧反応器を120乃至180℃に加熱して、蒸溜水が気化して生じる自然圧力条件を維持する。この条件で1時間乃至40時間、好ましくは20時間乃至40時間加熱を持続して、亜鉛含有触媒、つまり、亜鉛ジカルボン酸エステルを製造する。一般に、広く知られているように、前記の水熱反応条件を利用する場合は、一般的な条件では得られない結晶状態の結果物を製造できると知られている。
次に、得られた触媒に、一般的な水洗工程を実施して純度を増加させる。加圧反応器を室温まで冷却させ後、透明な単結晶の形態で得られた沈殿物を濾過によって得た後、蒸溜水とアセトンで数回洗浄して結果物を得た。得られた結果物は常温の真空乾燥オーブンで乾燥させる。
この方法で製造された本発明の亜鉛ジカルボン酸エステルは、規則的に配列されている内部構造によって誘導された、均一な表面構造を有する単結晶の形態で得られる。このような表面構造の均一性により、二酸化炭素とアルキルオキシドの共重合反応に対し、既存触媒に比べて高い触媒活性を示すことができる。また、前記単結晶の形態により、共重合反応時に一定の収率及び分子量分布を有する脂肪族ポリカーボネートを製造することができる。また、触媒製造時に溶媒として水を用いるので、従来の製造方法で使用していた代表的溶媒であるトルエンなどの有機溶媒を使用しないので、製造工程の環境親和性が高くなる。
前記亜鉛ジカルボン酸エステルを触媒として用いて脂肪族ポリカーボネートを製造する方法は、当該分野に広く知られているので詳細な説明は省略するが、本明細書では代表的な一例を挙げて説明する。まず、製造された触媒を粉砕し、この粉砕された触媒をアルキルオキシドに添加する。次に、二酸化炭素を所定圧力(例えば、300psi)で供給した後で、共重合反応を実施する。共重合反応が完了すれば、反応混合物にジクロロメタンなどの有機溶媒を加えた後、希塩酸溶液で数回洗浄する。この後に、蒸溜水で数回洗浄して得られた結果物にメタノールを利用して沈殿物を得る。得られた沈殿物を常温の真空乾燥オーブンで乾燥して脂肪族ポリカーボネートを製造する。
前記共重合反応は、別途の有機溶媒なしで、又は1,4−ジオキサン、トルエン、ベンゼン、ジクロロメタン、シクロヘキサンなどのような有機溶媒の存在下で実施する。共重合反応時に別途の有機溶媒を使用しない場合には、共重合反応に参与しない過剰のアルキルオキシド、脂肪族環状エステルを反応溶媒として用いることもできる。共重合反応が終わった後の残留アルキルオキシドと脂肪族環状エステルは回収して再使用可能である。
前記方法によって形成された脂肪族ポリカーボネートは、分子量が500乃至5×106であるのが好ましいが、その理由は、この範囲にあれば、化学的性質、物理的性質、及び加工性を調節するのに容易であるからである。
以下、本発明を実施例により説明するが、本発明が下記の実施例にのみ限られるものではない。
<実施例1>
(触媒の製造)
過塩素酸亜鉛1gとグルタロニトリル0.25gを蒸溜水24mlに溶解した。この溶液をテフロン(登録商標)で内部処理された加圧反応器に加えた。次に、加圧反応器を完全に設置した後、160℃に加熱して40時間反応させた。
反応が終われば室温まで冷却させた後、図1乃至図4に示したような透明な結晶形態の結果物を濾過によって分離し、蒸溜水とアセトンで3回以上洗浄した。図1及び図2は、製造された触媒の光学顕微鏡写真であり、図3及び図4はSEM写真である。図1乃至図4によれば、製造された触媒は透明で輝く結晶構造を有することが分かる。
洗浄された化合物を50℃/5mmHgの真空で残りの溶媒を除去して0.8gの触媒を製造した。触媒の元素分析結果は次の通りである。C:30.72%、H:3.08%、O:32.52%。
(脂肪族ポリカーボネート重合反応)
窒素雰囲気下のグローブボックス(glove box)内の加圧反応器に、先に製造した触媒1gを粉砕して加えた後、プロピレンオキシド100mlを加えた。その後、加圧反応器を完全に設置してから、二酸化炭素を300psiの圧力で注入した。得られた反応混合物を60℃に維持しながら40時間反応させた。
反応が終われば、二酸化炭素を除去した後、反応混合物にジクロロメタンを加えて希釈させた。反応混合物を希塩酸で3回以上洗浄し蒸溜水で洗浄した後、反応混合物内の触媒を除去した。触媒除去が完了すれば、ジクロロメタンを蒸発させた後、メタノールを利用して沈殿物を形成した。得られた沈殿物を濾過及び乾燥して、プロピレンカーボネート重合体50gを得た。
赤外線と核磁気共鳴分光法を利用した分析により、上記の結果物は1:1モル比のプロピレンオキシドと二酸化炭素の共重合体であることが分かった。
<実施例2〜4>
反応時間を下記表1に示したように変更したことを除いては、前記実施例1と同一に実施して触媒を製造した。製造された触媒の収率結果を下記表1に示した。
Figure 0004642462
<実施例5>
過塩素酸化亜鉛1gとグルタロニトリル0.5gを使用したことを除いては、前記実施例1と同一な方法で実施して、亜鉛グルタル酸エステル触媒0.75gを得た。
(プロピレンカーボネート重合反応)
前記で製造した触媒を利用し、前記実施例1と同一な方法でプロピレンカーボネート重合反応を実施して、重合体41gを得た。
<実施例6>
アジポニトリル0.29gを使用したことを除いては、前記実施例1と同一な方法で実施して、亜鉛アジピン酸エステル触媒0.71gを得た。
(プロピレンカーボネート重合反応)
前記で製造した触媒を利用し、前記実施例1と同一な方法でプロピレンカーボネート重合反応を実施して、重合体12gを得た。
<比較例1>
反応温度を110℃に維持したことを除いては、前記実施例1と同一な方法で実施した。この場合では単結晶の結果物でなく白い粉末が製造された。
<比較例2>
亜鉛前駆体として塩化亜鉛を使用したことを除いては、前記実施例1と同一な方法で実施した。この場合では単結晶の結果物でなく白い粉末が製造された。
<比較例3>
溶媒としてエタノール20mlと蒸溜水4mlを使用したことを除いては、前記実施例1と同一な方法で実施した。この場合では単結晶の結果物でなく白い粉末が製造された。
結果的に、前記比較例1乃至3の方法で製造された化合物は全て非晶質形態であるため、この化合物を触媒として用いて脂肪族ポリカーボネートを製造すると、その収率が実施例1乃至6に比べて低いことが予測できる。
以上のことより、単結晶形態の触媒を製造することができ、この触媒は高い結晶性により触媒活性が高く、製造工程で有機溶媒を使用することのない、汚れの無い方法を用いて、脂肪族ポリカーボネート製造の商業化触媒として使用可能である。この時に得られるポリカーボネートはフィルムや粒子の形態で成形が可能であり、セラミックバインダー、蒸発型鋳型、接着剤などの多くの分野に応用することができる。また、この高分子は、二酸化炭素を単量体として利用しているので、二酸化炭素の再利用により、二酸化炭素による大気汚染及び気候変化現象を抑制させることができる。
本発明の実施例1の方法で製造された触媒の光学顕微鏡写真である。 本発明の実施例1の方法で製造された触媒の光学顕微鏡写真である。 本発明の実施例1の方法で製造された触媒のSEM写真である。 本発明の実施例1の方法で製造された触媒のSEM写真である。

Claims (5)

  1. ジカルボン酸前駆体と亜鉛前駆体を加圧条件及び水中で酸化反応させる工程を含む脂肪族ポリカーボネート重合用触媒の製造方法であって、
    前記ジカルボン酸前駆体は、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、1,5−ジブロモペンタン、1,5−ジクロロペンタン、1,6−ジクロロヘキサン、1,6−ジブロモヘキサン、グルタロニトリル、アジポニトリル、グルタルイミド、アジピックイミド、グルタルジアルデヒド、及びアジピックジアルデヒドからなる群より選択され、
    前記亜鉛前駆体は、酢酸亜鉛−エステル、水酸化亜鉛、亜硝酸亜鉛、過塩素酸亜鉛、酸化亜鉛、及び硫酸亜鉛からなる群より選択され、
    前記酸化反応工程は120乃至180℃で実施する脂肪族ポリカーボネート重合用触媒の製造方法。
  2. 前記亜鉛前駆体とジカルボン酸前駆体の当量比が1:3乃至3:1である、請求項1に記載の脂肪族ポリカーボネート重合用触媒の製造方法。
  3. 前記水に対する前記ジカルボン酸前駆体と亜鉛前駆体の比率が各々0.1乃至50体積%である、請求項1に記載の脂肪族ポリカーボネート重合用触媒の製造方法。
  4. 前記水に対する前記ジカルボン酸前駆体と亜鉛前駆体の比率が各々1乃至10体積%である、請求項3に記載の脂肪族ポリカーボネート重合用触媒の製造方法。
  5. ジカルボン酸前駆体と亜鉛前駆体を加圧条件及び水中で酸化反応させる工程で製造された触媒存在下で、アルキルオキシドと二酸化炭素を共重合させる工程を含む脂肪族ポリカーボネートの重合方法であって、
    前記ジカルボン酸前駆体は、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、1,5−ジブロモペンタン、1,5−ジクロロペンタン、1,6−ジクロロヘキサン、1,6−ジブロモヘキサン、グルタロニトリル、アジポニトリル、グルタルイミド、アジピックイミド、グルタルジアルデヒド、及びアジピックジアルデヒドからなる群より選択され、
    前記亜鉛前駆体は、酢酸亜鉛−エステル、水酸化亜鉛、亜硝酸亜鉛、過塩素酸亜鉛、酸化亜鉛、及び硫酸亜鉛からなる群より選択され、
    前記酸化反応工程は120乃至180℃で実施する脂肪族ポリカーボネートの重合方法。
JP2004515219A 2002-06-20 2003-06-19 脂肪族ポリカーボネート重合用触媒の製造方法、及びこれを使用した脂肪族ポリカーボネートの重合方法 Expired - Fee Related JP4642462B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1020020034519A KR100722380B1 (ko) 2002-06-20 2002-06-20 지방족 폴리카보네이트 중합용 촉매의 제조 방법 및 이를사용한 지방족 폴리카보네이트의 중합 방법
PCT/KR2003/001212 WO2004000912A1 (en) 2002-06-20 2003-06-19 Method of preparing catalyst for polymerization of aliphatic polycarbonate and method of polymerizing aliphatic polycarbonate using same

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005530022A JP2005530022A (ja) 2005-10-06
JP4642462B2 true JP4642462B2 (ja) 2011-03-02

Family

ID=29997363

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004515219A Expired - Fee Related JP4642462B2 (ja) 2002-06-20 2003-06-19 脂肪族ポリカーボネート重合用触媒の製造方法、及びこれを使用した脂肪族ポリカーボネートの重合方法

Country Status (8)

Country Link
US (1) US7148317B2 (ja)
EP (1) EP1534768B1 (ja)
JP (1) JP4642462B2 (ja)
KR (1) KR100722380B1 (ja)
CN (1) CN1300214C (ja)
AT (1) ATE370177T1 (ja)
DE (1) DE60315667T2 (ja)
WO (1) WO2004000912A1 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100722381B1 (ko) * 2002-06-20 2007-05-28 주식회사 포스코 지방족 폴리카보네이트 중합용 촉매의 제조 방법 및 이를사용한 지방족 폴리카보네이트의 중합 방법
EP1824900B1 (de) * 2004-12-10 2009-07-08 Basf Se Herstellung und verwendung von ultrahochmolekularen polycarbonaten
JP5213352B2 (ja) * 2007-05-15 2013-06-19 昭和電工株式会社 生分解性樹脂組成物および生分解性フィルム
CN101440159B (zh) * 2008-12-17 2011-10-26 中国科学院广州化学研究所 脂肪族聚碳酸酯的合成方法
CN101759849B (zh) * 2009-09-18 2012-09-26 广州科梦催化材料有限公司 用于二氧化碳和环氧丙烷共聚合的锌羟基酸类络合物催化剂及制备方法
KR101406989B1 (ko) * 2011-01-18 2014-06-13 에스케이이노베이션 주식회사 다층필름
KR101640244B1 (ko) 2013-10-30 2016-07-15 주식회사 엘지화학 유기 아연 촉매의 제조 방법 및 폴리알킬렌 카보네이트 수지의 제조 방법
KR101639363B1 (ko) 2013-11-04 2016-07-14 주식회사 엘지화학 유기 아연 촉매의 제조 방법
KR101703275B1 (ko) 2013-11-18 2017-02-06 주식회사 엘지화학 폴리알킬렌 카보네이트 수지의 제조 방법
KR101729300B1 (ko) 2014-06-13 2017-04-21 주식회사 엘지화학 유기 아연 촉매, 이의 제조 방법 및 상기 촉매를 이용한 폴리알킬렌 카보네이트 수지의 제조 방법
WO2015190874A1 (ko) * 2014-06-13 2015-12-17 주식회사 엘지화학 유기 아연 촉매, 이의 제조 방법 및 상기 촉매를 이용한 폴리알킬렌 카보네이트 수지의 제조 방법
WO2017155307A2 (ko) 2016-03-09 2017-09-14 주식회사 엘지화학 유기 아연 촉매, 이의 제조 방법 및 상기 촉매를 이용한 폴리알킬렌 카보네이트 수지의 제조 방법
EP3778022A4 (en) * 2018-12-20 2021-11-17 Lg Chem, Ltd. A method for producing an organic zinc catalyst and a method for producing a polyalkylene carbonate resin using an organic zinc catalyst made therewith

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6024779B2 (ja) * 1976-06-07 1985-06-14 エヌオーケー株式会社 新規金属有機酸塩の製造方法
US4783445A (en) * 1987-12-14 1988-11-08 Arco Chemical Company Soluble epoxide/carbon dioxide copolymerization catalysts
JPH023425A (ja) * 1988-06-15 1990-01-09 Mitsui Petrochem Ind Ltd ポリアルキレンカーボネートの製造方法
JP2571269B2 (ja) * 1988-08-09 1997-01-16 三井石油化学工業株式会社 ポリアルキレンカーボネートの製造方法
DE68927577T2 (de) * 1988-08-09 1997-06-05 Mitsui Petrochemical Ind Verfahren zur Herstellung eines zinkhaltigen festen Katalysators und Verfahren zur Herstellung von Polyalkylencarbonat
JP2732475B2 (ja) * 1988-08-09 1998-03-30 三井化学株式会社 亜鉛含有固体触媒およびこの触媒を用いたポリアルキレンカーボネートの製法
US4960862A (en) * 1989-03-31 1990-10-02 Air Products And Chemicals, Inc. Regeneration of metallo-organic catalyst for carbon dioxide-epoxide copolymerization
US5026676A (en) * 1989-06-07 1991-06-25 Air Products And Chemicals, Inc. Catalyst for the copolymerization of epoxides with CO2
JP2693584B2 (ja) * 1989-06-26 1997-12-24 三井石油化学工業株式会社 ポリアルキレンカーボネート製造用触媒成分の製造方法
US5296587A (en) * 1993-03-22 1994-03-22 Eastman Chemical Company Copolymerization of dicarboxylic acids and dialkyl esters of dicarboxylic acids to form polyesters
KR19980034110A (ko) * 1996-11-05 1998-08-05 조규향 지방족 폴리카보네이트 중합용 촉매의 제조방법
DE19737547A1 (de) 1997-08-28 1999-03-04 Buna Sow Leuna Olefinverb Gmbh Katalysatorsystem zur Herstellung von Polyalkylencarbonaten
JP4048335B2 (ja) 1998-07-01 2008-02-20 三菱瓦斯化学株式会社 脂肪族ポリエステルカーボネートの製造方法
CN1095403C (zh) * 2000-11-22 2002-12-04 中国科学院广州化学研究所 二元羧酸锌催化剂的制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN1300214C (zh) 2007-02-14
WO2004000912A1 (en) 2003-12-31
DE60315667D1 (de) 2007-09-27
ATE370177T1 (de) 2007-09-15
EP1534768A4 (en) 2006-04-12
JP2005530022A (ja) 2005-10-06
CN1692135A (zh) 2005-11-02
KR20030097236A (ko) 2003-12-31
DE60315667T2 (de) 2008-06-05
KR100722380B1 (ko) 2007-05-28
EP1534768B1 (en) 2007-08-15
US7148317B2 (en) 2006-12-12
US20050272904A1 (en) 2005-12-08
EP1534768A1 (en) 2005-06-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4642462B2 (ja) 脂肪族ポリカーボネート重合用触媒の製造方法、及びこれを使用した脂肪族ポリカーボネートの重合方法
JP4708019B2 (ja) 脂肪族ポリカーボネート重合用触媒の製造方法、及びこれを使用した脂肪族ポリカーボネートの重合方法
JP6194119B2 (ja) 有機亜鉛触媒の製造方法およびポリアルキレンカーボネート樹脂の製造方法
CN107417899B (zh) 一种环状化合物开环聚合的方法
WO2008150033A1 (ja) エポキシドと二酸化炭素との立体選択的交互共重合
CN109988290B (zh) 一种低聚金属卟啉配合物和聚碳酸酯的制备方法
KR20110097282A (ko) 나이트레이트 음이온의 이산화탄소/에폭사이드 공중합 촉매 시스템
KR20130125388A (ko) 중합용 카보촉매
CN102516537B (zh) 芳香二胺型含氰基苯并噁嗪树脂及其制备方法
Bouyhayi et al. Aluminum, calcium and zinc complexes supported by potentially tridentate iminophenolate ligands: synthesis and use in the ring‐opening polymerization of lactide
JP2008296066A (ja) 環状炭酸エステルの合成のための固定化触媒に用いる触媒架橋剤の製造方法、及びその固定化触媒の製造方法、及びその固定化触媒に用いる触媒架橋剤、及びその固定化触媒
CN106220662A (zh) 一种含碳硼烷二胺单体及其制备方法
CN106565866A (zh) 一种席夫碱配体钌金属催化剂及其制备和应用
CN114989408B (zh) 一种二氧化碳/环氧化合物共聚用固相催化剂及其制备方法
CN111748085A (zh) 一种生物降解材料多嵌段聚酯及其制备方法
KR20170030279A (ko) 3,3-비스-[비스-(2-메톡시페닐)포스파닐메틸]-1,5-디옥시-스파이로[5,5]운데칸 및 그의 유도체 제조방법
KR102084769B1 (ko) 유기 아연 촉매의 제조 방법
US8329769B2 (en) Facile synthesis of microporous triple-bond based polymer networks using acetylene gas as a building unit
JP5262623B2 (ja) スルホンアミド化合物の製造方法
CN114790281A (zh) 一种用于偶联反应制备聚酯的金属基离子液体催化剂及其制备方法与应用
Wang et al. Investigation of a Novel Catalyst KOH/K 2 CO 3@ γ-Al 2 O 3 Toward Polycarbonate Diol Synthesis
JP2019151770A (ja) ポリカーボネート環状体及びポリカーボネートの製造方法
TWI614259B (zh) 雙金屬鎳錯合物、其製備方法及其用途
TWI596103B (zh) 稀土金屬錯合物、其製備方法、其用途及聚乳酸交酯的製造方法
KR101279104B1 (ko) 전이금속 착화합물 및 이를 이용하여 폴리에틸렌 테레프탈레이트를 제조하는 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060619

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090323

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100517

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101102

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101201

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131210

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees