JPS6024779B2 - 新規金属有機酸塩の製造方法 - Google Patents

新規金属有機酸塩の製造方法

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JPS6024779B2
JPS6024779B2 JP6564076A JP6564076A JPS6024779B2 JP S6024779 B2 JPS6024779 B2 JP S6024779B2 JP 6564076 A JP6564076 A JP 6564076A JP 6564076 A JP6564076 A JP 6564076A JP S6024779 B2 JPS6024779 B2 JP S6024779B2
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acid
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祥平 井上
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、新規金属有機酸塩の製造方法に関する。
更に詳しくは、ェポキサィドの共重合反応などに対して
すぐれた触媒活性を示す新規の金属有機酸塩の製造方法
に関する。ェポキサィドの共重合、特にェポキサィドと
二酸化炭素との共重合反応の触媒として、有機亜鉛化合
物、有機マグネシウム化合物、有機アルミニウム化合物
などの周期律表第0族またはm族の金属の有機金属化合
物や1・3−ジェンーマグネシウム鈴化合物などが単独
で、あるいは活性水素を無機化合物または有機化合物と
絹合せたものが従釆から用いられている。
これらの触媒系を用いてのェポキサィドと二酸化炭素と
の共重合反応は、それぞれェポキサイドと二酸化炭素と
が1:1で反応して対応するカーボネートを与えるなど
所期の目的は達成されるが、いかんせん有機金属化合物
は一般に高価であり、その種類によっては取扱上の危険
性を避けることができない。また、触媒を高活性にする
ためには、有機金属化合物と活性水素化合物との使用割
合を特定値に厳密に限定しなければならず、またその触
媒調製条件もきわめて複雑である。しかも、調製された
触媒は、溶媒分散系であり、触媒自体を固定状態で取出
すことはあまり容易なことでない。本発明は、従来用い
られていたこれらの触媒とは本質的に異なり、廉価で安
全性に富み、かつ触媒の調製法が簡単でありしかもェポ
キサィドの単独重合のみならず、これと二酸化炭素との
共重合反応などにもすぐれた触媒活性を示す新規の金属
有機酸塩を提共することをその目的をする。
従って、本発明は新規金属有機酸塩の製造方法に係り、
この新規金属有機酸塩の製造は、■イソフタル酸、マレ
ィン酸またはこれらジカルボン酸のェステルあるいは金
属塩に、脚力ルシワム、マグネシウムまたは亜鉛の酸化
物、水酸イ玖物、ハロゲン化物あるいは酢酸塩、アルミ
ニウムートリプトキサイドまたはシブチル錫オキサイド
および‘C’プロピオン酸、安息香酸またはこれらのェ
ステルあるいは金属塩の両者あるいは(B′)酢酸亜鉛
のみを反応させることにより行われる。得られた新規金
属有機酸塩は、多価金属にジカルボン酸基およびモノカ
ルボン酸基を結合させており、次のような一般式で示さ
れる構造を有しているものと考えられる。
(ここで、MはCa、Mg、Zn、山、Snであり、一
OCORCOO−基はィソフタル酸またはマレィン酸か
ら導かれるジカルボン酸基であり、金属が2価金属およ
びSnの場合にはR′COO−およびR″COO−基は
酢酸、プロピオン酸または安息香酸から導かれるモノカ
ルボン酸基であり、金属が2価金属の場合にはR,〜R
4基は置換基を形成せず、金属がSnの場合にはR,〜
R4はブチル基であり、金属力ミA1の場合には、R2
およびR4は置換基を形成せず、R′COO基およびR
,基はプロピオン酸から導かれるモノカルボン酸基があ
り、R″COO一基およびR2基はプロピオン酸から導
かれるモ/カルボン酸基または−OCORCOOA1(
一OCOR′)2であり、そしてnは一般に10以下の
正の整数である)これらの金属有機酸塩の合成法として
は、次に挙げるような種々の方法を用いることができ、
それらの具体例を以下に列挙する。
‘11 金属酸化物、ジカルポン酸およびモノカルボン
酸の反応:(後記実施例1〜4参照) 【21金属水酸化物、ジカルボン酸およびモノカルボン
の反応:(後記実施例5〜6参照) ■ 有機酸金属塩、ジカルボン酸およびモノカルボンの
反応:(後記実施例7参照) 【4} ジカルボン酸とモノカルボン酸金属塩との反応
:(後記実施例8〜9参照)■ 無機金属塩(ハロゲン
化物)、ジカルボン酸およびモノカルボン酸のアルカリ
金属塩またはアルカリ士類金属塩の反応:{6} 金属
アルコキサィド、ジカルボン酸およびモノカルボン酸の
反応:(後記実施例1頂参照) ‘7’アルキル金属またはアルキル金属オキサィド、ジ
カルボン酸およびモノカルボン酸の反応:(後記実施例
11参照) 棚 上記各金属化合物とジカルボン酸およびモノカルボ
ン酸のェステルとの反応:これらの反応は、ジオキサン
、テトラヒドロフラン、ジメチルスルホキサィドの如き
有機溶媒、水などの溶媒の存在下または不存在下で行わ
れる。
原料の金属化合物、ジカルボン酸およびモノカルボン酸
は、同時に反応させることもできるが、一般には反応生
成物の末端に少くとも2個のモノカルボン酸基を形成さ
せるために、まず金属化合物とジカルボン酸とを反応さ
せ、その中間反応生成物とモノカルボン酸とを反応させ
ることが好ましい。本発明に係る新規金属有機酸塩は、
これ単独で金属塩含有重合体として用いられるばかりで
はなく、ポリエステル合成反応の触媒、無機重合体の合
成触媒あるいは二酸化炭素ガスの反応触媒などにも用い
られるが、特にェポキサイドと二酸化炭素との共重合反
応の触媒として用いるのに好適であり、これらの重合反
応に用いられたときにすぐれた触媒活性を示すと共に、
反応終了回収された触媒はなお触媒活性を保持しており
、これを再使用することが可能であるという顕著な効果
を示す。エポキサイドとしては、エチレンオキサイド、
プロピレンオキサイド、1ーブテンオキサイド、2ーブ
テンオキサイド、イソブチレンオキサイド、ブタジエン
モ/オキサイド、ブタジヱンジオキサイド、スチレンオ
キサイド、シクロヘキセンオキサイド、グリシジルメタ
クリレート、メチルグリシジルエーテル、フエニルグリ
シジルエーブル、ェピハロヒドリン、更にはこれらの混
合物などが用いられる。
これらのヱポキサィドと二酸化炭素とが共重合される場
合、ガス状、液状または固体状の二酸化炭素を室温で気
化状態になったとき、一般に0.1〜250k9′地、
好ましくは1〜100kg/係の圧力を示す系を形成す
るように加える。重合反応は、溶媒の不存在下でも行わ
れるが、溶媒を用いて行なう方が操作上安全でもある。
溶媒としては不活性溶媒であれば任意のものを使用する
ことができ、例えば脂肪族炭化水素、ェーナル、ェステ
ル、カーボネートなどが使用される。かかる溶媒として
、n−へキサン、ジクロヘキサン、ベンゼン、トルエン
、エチレンジクロライド、ジエチルエーテル、エチルイ
ソフ。ロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン、エチレンカーボネ−ト、更し、はこれらの混合物で
あるトルェンージオキサン、ヘキサンージオキサイド混
合溶媒などが具体的に例示される。金属有機酸塩よりな
る重合触媒は、用いられる単量体ェポキサイドに対して
0.001〜10モル%、好ましくは0.01〜5モル
%程度用いられる。そして、50〜200℃、好ましく
は0〜15疎星度の重合温度で、1〜2独特間程度重合
反応が継続して行なわれる。ェポキサィドと二酸化炭素
との共重合反応の場合、反応温合が6ぴ0以上であると
、環状カーボネートやポリェーテル結合含有率の高い共
重合体が多く生成され易いので、なるべく60qo以下
での反応が望ましい。このような反応温度で共重合反応
に重合活性を示す金属有機酸塩触媒を得るには、金属有
機酸縞中に徴量に付着または吸着された状態で存在する
遊離のカルボン酸を除去し、不活性化することが、きわ
めて望ましい。そのために、合成された金属有機酸塩を
加熱したり(後記実施例3および参考例F)あるいは不
活性化剤として金属ナトリウムなどのアルカリ金属、ジ
ェチル亜鉛、トリエチルアルミニウムなどの有機金属化
合物、カルシウムハイドラィドなどのアルカリ金属また
はアルカリ士類金属ハイドラィドなどを反応させたり、
(後記参考例K参照)して処理することが行われ、この
ような処理は特に金属有機酸塩合成原料間のモル比から
みて、生成有機酸塩中に遊離のカルボキシル基が存在す
る場合に必要である。重合反応終了後の処理は、例えば
次のようにして行われる。
反応系から炭酸ガスを放出させてから、反応混合物をク
ロロホルム、ベンゼンなどの有機溶媒に溶解させ、ロ過
もし〈は遠心分離などの操作により触媒の除去を行ない
、ロ液を濃縮した後真空乾燥して重合生成物を取得する
か、あるいは共重合体溶液をメタノール、ィソプロパノ
ールなどの不溶性溶媒中に注入して共重合体を沈澱させ
、乾燥させてそれを取得する。この共重合反応の生成物
は、既存の共重合体と赤外吸収スペクトル、NMRなど
を測定、比較することによって、それが共重合体である
ことを確認した。触媒を除去する場合、触媒は少なくと
も一方の重合体末端に結合されていると考えられるので
、、酢酸、プロピオン酸などの有機カルボン酸または塩
酸、硫酸などの無機酸を少量加えて、結合触媒部分を分
離させることが好ましい。そして、回収した触媒を再度
重合反応の触媒として再度用いる場合のことを考慮する
と、この場合には有機カルボン酸を用いることが好まし
い。また、触媒は、重合反応系内では良好に分散してい
て、ロ過などによるが分離操作がきわめて困難な場合が
あるが、この場合にも少量の酸を添加することにより、
重合体末端に結合している触媒成分が分離し、凝集が起
るので、分離は非常に容易となる。回収された触媒の再
使用に際しては、反応混合物から分離された触媒をその
まま使用してもよいが、金属有機酸塩の合成に用いられ
たモノカルポン酸を反応混合物に添加して触媒の分離操
作を行ない、分離された触媒を新たに合成された金属有
機酸塩と同機に乾燥した後重合反応に用いた方が、重合
触媒としてより効果的な働きを示し、新たに合成された
金属有機酸塩を重合反応触媒に用いた場合とほぼ同等の
触媒効果を奏する。
次に、実施例について本発明を説明する。
〔金属有機酸塩の合成) 実施例 1 市販のィソフタル酸16.16夕(0.1モル)および
酸化亜鉛16.28夕(0.2モル)ジオキサン100
必中で、かきまぜながら約2時間環流させ、反応混合物
から原料化合物から消滅したことを赤外吸収スペクトル
で確認した。
その後、減圧下で溶媒を留去し、新たにプロピオン酸1
4.82夕(0.2モル)およびジオキサン100の‘
を加え、再びかきまぜながら約3時間還流下に反応させ
た。減圧下溶媒を留去し、150午0の油裕上で12時
間真空乾燥すると、次の構造式を有すると考えられる金
属有機酸塩〔略称:IP舵岬r(1/2/2)〕が定量
的に得られた。(C,4日,408Znとしての元素分
析値)C 日 Zn計算値:38.12%
3.21% 29.64%実測値:37.70% 3
.18% 29.58%また、赤外吸収スペクトルの測
定結果では、ィソフタル酸の1710弧‐1の赤外吸収
スペクトルが全く消滅しており、元素分析の結果と考え
合せて、生成物は前記の如き構造式を有すると考えるこ
とができる。
実施例 2〜4 実施例1において、原料化合物のィソフタル酸、酸化亜
鉛およびプロピオン酸の使用量を変化させて、金属有機
酸塩の合成を行なった。
反応の結果、次の構造式を有すると考えられる金属有機
化合物が得られ、元素分析の結果もこれを支持している
(略称および元素分析値) 実施例 5 ィソフタル酸16.16夕(0.1モル)、水酸化カル
シウム14.82夕(0.2モル)およびプロピオン酸
14.82夕(0.2モル)をジオキサン200泌中で
18時間還流下に反応させ、その後150午○の油浴上
で溶媒の蟹去を徐々に行ない、続いて200午0の油裕
上で減圧蟹去を、更に真空乾燥を行なって、次の構造式
を有すると考えられる金属有機酸塩が得た。
赤外吸収スペクトルの測定では原料化合物のピークの消
滅および140比松‐1と1600肌‐1付近における
金属有機酸塩の特徴がある吸収の発現が確認された。実
施例 6 実施例5において、水酸化カルシウムの代りに水酸化マ
グネシウム11.67夕(0.2モル)を用いて反応を
行ない、次の構造式を有すると考えられる金属有機酸塩
を得た。
実施例 7 マレイン酸11.6夕(0.10モル)および酢酸亜鉛
163夕(0.20モル)をジオキサン100の‘中で
約6時間還流下に反応させた後溶媒を留去し、新たに安
息香酸24.4夕(0.20モル)およびジオキサン1
00の‘を加え、再び約2時間かきまぜながら還流下で
反応させた。
125マ○で溶媒を蟹去した後、生成物の真空乾燥を行
なった。
赤外吸収スペクトルの測定結果から、次の構造式を有す
ると考えられる金属有機酸塩が得られた。実施例 8 ィソフタル酸6.22夕(0.0375モル)および酢
酸亜鉛9.18夕(0.05モル)をジオキサン200
泌中に約1幼時間還流下に反応させ、そのまま凍結乾燥
を行なった後、200℃の油浴上で真空乾燥を行ない、
次の構造式を有すると考えられる金属有機酸塩を得た。
この生成物は、実施例4で得られた生成物と殆んど同様
の赤外吸収スペクトルを示した。実施例 9 イソフタル酸6.22夕(0.0375モル)および酢
酸亜鉛9.18夕(0.05モル)をテトラヒドロフラ
ン200地中で約3時間還流下に反応させ、次いで熱時
ロ遇したものを6回テトラヒドロフランで洗浄し、反応
生成物の赤外吸収スペクトルを測定することにより、原
料物質の吸収の消滅を確認した。
その後、一昼夜真空乾燥を行ない、実施例8で得られた
生成物と同様の金属有機酸塩を得た。実施例 10ィソ
フタル酸14.95夕(0.09モル)およびアルミニ
ウムートリーn−ブトキサイド29.52夕(0.12
モル)ジオキサン100泌中で2時間還流させ、減圧下
で溶媒の蟹去を行なった後、プロピオン酸13.33夕
(0.18モル)およびジオキサン100のZを加え、
再び約2時間還流下に反応させた。
減圧下で溶媒を留去し、20ぴ0の油裕上で約8時間夏
.・空乾燥を行なった。次の組成式を有すると考えられ
る金属有機酸塩〔略称:IPh山Pr(3/4/6)が
得られた。上記組成式で示されるアルミニウム有機酸塩
は、赤外吸収スペクトルの測定結果などから次のような
構造を有する化合物の混合物であると推定される:実施
例 11 ィソフタル酸14.9夕(0.09モル)およびジーn
ープチル錫オキサイド24.9夕(0.10モル)をジ
オキサン100泌中で約6時間還流下に反応させた後溶
媒の留去を行ない、新たにプロピオン酸1.5夕(0.
02モル)およびジオキサン100の‘を加え、更に約
4時間還流下に反応させた。
溶媒を150℃で蟹去し、その後凍結乾燥した。赤外吸
収スペクトルの測定結果から、次のような構造式を有す
ると考えられる金属有機酸塩が得られた。図面の第1〜
3図には、それぞれ前記実施例3、10および11で得
られた金属有機酸塩の赤外吸収スペクトルが示されてお
り、いずれも1710〜170ルネ‐1にみられる−C
OO日吸収の消滅、1600〜155比布‐1にみられ
る−COO‐吸収の発現、1500〜140瓜勿‐1の
芳香核C−日に基〈吸収の発現などから、元素分析の結
果などとも合まって、前記の如きZn、AI、Snのカ
ルボン酸塩構造を特定することができる。
〔ェポキサィドと二酸化炭素との共重合反応〕参考例
A〜Fオートクレープ中に前記各実施例で合成された金
属有機酸塩3.0夕を触媒として投入し、減圧乾燥後エ
チレンオキサィド50の上を注入し、二酸化炭素ガスで
加圧し、所定温度で約1錨時間重合反応を行わしめ、脱
気後関桧し、反応混合物を塩化メチレンに溶解して触媒
をロ別し、濃縮物にした後〆タノールまたはイソプロパ
ノール中に加え、重合生成物の沈澱させた。
得られた結果は、次の表に示される。表 参考例Dにおいて、反応混合物を塩化メチレン200の
‘に溶解させた後、酢酸0.5泌を添加する。
この酢酸の添加により、触媒は凝集を起し、溶液中での
沈降速度が加速される。この結果、溶液系をひだ折りロ
紙を用いてロ遇した場合には、酢酸を添加しない場合と
比較して約5倍の速度で触媒成分をロ別することができ
た。参考比較例 A イソフタル酸29.91夕(0.18モル)および酸化
亜鉛16.28夕(0.2モル)をジオキサン300必
中で8時間かきまぜながら還流させ、その後減圧下で溶
媒を留去し、125℃の油裕上で真空乾燥して亜鉛有機
酸塩触媒を調製した。
このようにして調製された重合触媒3.0夕を用い、オ
ートクレープ中にエチレンオキサィド50の【を加え、
二酸化炭素ガス60k9/地の加圧下に8び0で1糊時
間重合反応を行なった。得られた共重合体は、低分子量
の水不落性重合体で、収量は3.3のこすぎなかった。
参考例 G実施例5で得られたカルシウム有機酸塩1.
0夕をオートクレープに仕込み、プロピレンオキサイド
10の【を注入し、二酸化炭素ガス30k9/地の加圧
下に100℃で1母音間重合反応を行なった。
反応終了後脱気し、反応混合物を塩化メチレンに溶解し
て触媒をロ別し、ロ液を濃縮してからメタノール中に加
え、沈澱物としてメタノール不溶性の白色重合体0.4
夕を得た。この重合体は、プロピレンオキサィドと二酸
化炭素とがほぼ1:1の割合で共重合したポリプロピレ
ンカーボネートである。参考例 日実施例10で得られ
たアルミニウム有機酸塩5.0夕をオートクレープに仕
込み、減圧乾燥後100の‘のエチレンオキサィドを加
え、二酸化炭素ガス30k9/地の加圧下に6ぴ○で1
錨時間重合反応を行なった。
反応終了後脱気し、反応混合物をアセトンに溶解して触
媒をロ別し、ロ液を濃縮し、水洗をくり返して水不熔性
の重合体47夕を得た。この重合体は、赤外吸収スペク
トルの測定結果から約2の重量%のカーボネート結合(
C02成分)を有している共重合体であり、固有極限粘
度は0.48(クロロホルム3ぴ0)だった。参考例
I 実施例11で得られた錫有機酸塩3.0夕をオートクレ
ープに仕込み、エチレンオキサイド50の‘を注入し、
二酸化炭素ガス40k9/地の加圧下に10000で1
母時間重合反応を行なった。
触媒を含んだままの反応生成物をジィソプロピルェーテ
ル中での洗浄をくり返し、粘穂な褐色重合体を得た。得
られた重合体は、赤外吸収スペクトルの測定結果から約
2の重量%のカーボネート結合(C02成分)を含有し
ている共重合体である。〔回収触媒を使用した共重合反
応〕 参考例 J 実施例1で得られた亜鉛有機酸塩0.6夕をオートクレ
ープ中に仕込み、密栓後プロピレンオキサイド10の‘
を氏入し、炭酸ガスで30k9/仇に加圧した。
80qoで3q時間反応させた後脱気し、反応混合物を
塩化メチレンに溶解して、触媒をロ別した。
ロ液をメタノール中に加えて重合生成物を沈澱させると
、メタノール不溶性共重合体が30タ得られた。前記の
ロ8Uした触媒を風乾後、その0.3夕をオートクレー
プ中に仕込み、密栓後150℃で真空乾燥させてからプ
ロピレンオキサィド10私を圧入し、20k9/仇の二
酸化炭素ガス加圧下に10び○で2時間反応させた。
この反応後、室温に1岬時間放置して反応を続行し、反
応終了後同様の処理を行なうと、10夕のメタノール不
落性重合体が得られた。参考比較例 B ィソフタル酸6.雄夕(0.0375モル)およびプロ
ピオン酸亜鉛10.班夕(0.05モル)をジオキサン
200の‘中で65時間還流させ、次いで熱ロ過を6回
くり返し、その後ジオキサン50の‘を用いて凍結乾燥
を行なった。
このようにして調製された亜鉛有機酸塩1.1夕を重合
触媒としてオートクレープ中に採取し、エチレンオキサ
ィド8のとをこれに注入し、二酸化炭素ガスで50qo
で40k9/仇となるように加圧し、55℃で1独時間
かきまぜながら反応させた。
その後、室溢に3虫寿間放置してから反応混合物を取り
出し、クロロホルムに落籍させて触媒をロ別し、ロ液を
メタノール中に沈澱させたが、メタノール不落性の共重
合体は得られなかった。参考例 K 参考比較例8で得られた金属有機酸塩を金属ナトリウム
0.1夕とジオキサン100の【中でかさまぜながら8
時間環流させた後、そのまま凍結乾燥を行なった。
このように処理された亜鉛有機酸塩を用いて、比較例B
と同機のエチレンオキサイドと二酸化炭素との共重合反
応を行なうと、メタ/ール不溶性の1:1交互共重合体
である白色のポリエチレンカーボネートが3.2タ得ら
れた。金属ナトリウムの代りに、ジェチル亜鉛、トリエ
チルアルミニウム、カルシウムハイドライドなどを用い
て処理された亜鉛有機酸塩を触媒としてヱポキサイドと
二酸化炭素との共重合反応を行なうと、やはりいずれの
場合にも1:1の交互共重合体が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は、それぞれ実施例3、10および11で得
られた金属有機酸塩の赤外吸収スペクトルである。 図 蝦 図 N 蛇 図 n 蛾

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (A)イソフタル酸、マレイン酸またはこれらジカ
    ルボン酸のエステルあるいは金属塩に、(B)カルシウ
    ム、マグネシウムまたは亜鉛の酸化物、水酸化物、ハロ
    ゲン化物あるいは酢酸塩、アルミニウム−トリブトキサ
    イドまたはジブチル錫オキサイドおよび(C)プロピオ
    ン酸、安息香酸またはこれらのエステルあるいは金属塩
    の両者または(B′)酢酸亜鉛のみを反応させることを
    特徴とする多価金属にジカルボン酸基およびモノカルボ
    ン酸基を結合させた新規金属有機酸塩の製造方法。 2 (A)成分に(B)成分を反応させた後、その反応
    生成物に(C)成分を反応させる特許請求の範囲第1項
    記載の新規金属有機酸塩の製造方法。 3 (A)成分、(B)成分および(C)成分を同時に
    反応させる特許請求の範囲第1項記載の新規金属有機酸
    塩の製造方法。
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