JP4640927B2 - 樹脂成形金型、および樹脂成形品の製造方法 - Google Patents

樹脂成形金型、および樹脂成形品の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、摺動部材が内部に配設された摺動室を有する樹脂成形金型、および、このような金型を使用して行う樹脂成形品の製造方法に関する。
自動車を構成するための部品としては、インストルメントパネルのような樹脂成形品が数多く用いられる。樹脂成形品は、これの形状を規定するキャビティを形成するための樹脂成形金型を使用して樹脂材料を成形することにより、製造される。自動車部品製造における樹脂成形技術については、例えば下記の特許文献1や特許文献2に記載されている。
特開平7−329077号公報 特開平8−281685号公報
樹脂成形金型としては、油圧シリンダなどのシリンダロッドが内部に配設された摺動室を有するタイプのものが知られている。図5は、そのようなタイプの金型の一例である樹脂成形金型X2を備えた成形装置の部分断面を表す。
樹脂成形金型X2は、図6に示すようなインストルメントパネルY2を樹脂成形品として形成するためのものであり、固定型51および可動型52を備える。これら固定型51および可動型52は、型締め状態において、インストルメントパネルY2の形状を規定するキャビティ53を形成する。インストルメントパネルY2は、図6に示すように、破断用溝61(インストルメントパネルY2の裏側に形成されている)により周囲から区画されるエアバッグドア62を有する。エアバッグドア62は、インストルメントパネルY2の内側に配されるエアバッグが膨張展開する際に、破断用溝61に沿って破断してインストルメントパネルY2に開口部を生じさせるための部位である。可動型52は、このようなエアバッグドア62を形成するためのエアバッグドア形成機構54を内部に有する。エアバッグドア形成機構54は、破断用溝61を形成するためのコア54aと、これを固定支持するための支持板54bと、支持板54bに連結されたシリンダロッド54cを有して当該支持板54bおよびコア54aを往復動させるための油圧シリンダ(シリンダロッド54c以外を省略)とを備える。また、可動型52内には、支持板54bを収容するための収容室52aと、内部をシリンダロッド54cが摺動可能な摺動室52bとを含む、所定の空間が設けられている。
樹脂成形金型X2を使用して行うインストルメントパネル製造においては、まず、図5に示すように固定型51および可動型52が締め合わされる(型締め工程)。次に、所定の樹脂材料(図示略)がキャビティ53内に射出される(射出工程)。射出工程の前に又は後に、エアバッグドア形成機構54の油圧シリンダが駆動され、コア54aの先端がキャビティ53内に所定の長さ突出される。そして、キャビティ53内に充填された樹脂材料(図示略)が硬化した後に型開きされ、樹脂成形品(破断用溝61ないしエアバッグドア62が形成されたインストルメントパネルY2)が取り出される。
樹脂成形金型X2では、その型締め状態において、固定型51および可動型52が互いに当接してなるパーティングラインPLが生ずる。このパーティングラインPLと摺動室52bの間の最短距離(型厚)Dについては、可動型52におけるパーティングラインPLと摺動室52bの間の型強度を確保すべく、所定以上の長さ(例えば50mm以上)に設定される。型締め工程で固定型51および可動型52が締め合わされる際にはパーティングラインPLにて衝撃が生じ、且つ、型締め状態で可動型52において固定型51に突き合わされる部位には所定の押圧力が作用するところ、この衝撃や押圧力に抗して、可動型52におけるパーティングラインPLと摺動室52bの間の変形を、従って摺動室52bの変形を、防止する必要がある。摺動室52bが有意に変形してしまうと、摺動室52b内でのシリンダロッド54cの摺動動作が阻害され、適切に破断用溝61を形成できなくなる。
しかしながら、樹脂成形金型X2では、パーティングラインPLと摺動室52bの間の最短距離Dを上述のように所定以上に設定する必要があるため、成形目的のインストルメントパネルY2のデザイン(意匠)が制限を受ける。結果的に例えば図7に示すように最短距離Dが不当に短くなるようなインストルメントパネルデザインは、実際上採用することができない。インストルメントパネルY2について、図7に示すように最短距離Dが不当に短くなるような金型構造を要するデザインを採用する場合、パーティングラインPLと可動型52の間の型強度を確保することは困難であり、上述のような衝撃や押圧力が生ずる型締め工程において摺動室52bは変形しやすい。
このように、従来の樹脂成形金型X2においては、樹脂成形品(インストルメントパネルY2)のデザイン(意匠)の自由度を確保することと、可動型52におけるパーティングラインPLと摺動室52bの間について、シリンダロッド54cの摺動動作が阻害されない程度の充分な型強度を確保することとを、両立するのは困難である。
本発明は、このような事情の下で考え出されたものであって、樹脂成形品のデザイン(意匠)の自由度を確保しつつ、摺動室の内部に配設された摺動部材の摺動動作が阻害されない程度の充分な型強度を確保することが可能な樹脂成形金型、および、このような金型を使用して行う樹脂成形品の製造方法を提供することを、目的とする。
本発明の第の側面によると、樹脂成形金型が提供される。この金型は、樹脂成形体の本体部の形状を規定する第1キャビティと、当該第1キャビティと連通して樹脂成形体の駄肉部の形状を規定する第2キャビティと、を有する成形キャビティを形成するための第1型体および第2型体を備え、第1型体は、摺動部材が内部に配設された摺動室を有し、第2キャビティは、第1型体および第2型体が互いに当接してなるパーティングラインに近付くほど摺動室から遠ざかって当該パーティングラインと連なる部位と、第1キャビティに近付くほど摺動室から遠ざかる部位とを有し、当該両部位の間にて屈曲する。
本発明の第の側面の樹脂成形金型は、その型締め状態において、第1キャビティと、第2キャビティと、パーティングラインとがこの順で連なる所定の断面構造を有し、第2キャビティは、上述のように、パーティングラインに近付くほど(即ち、第1キャビティから遠ざかるほど)摺動室から遠ざかって当該パーティングラインと連なる部位(パーティングライン隣接部位)を、有する。このような樹脂成形金型では、第1キャビティにおける第2キャビティ近傍の部位と摺動室との間の距離が短い場合であっても、第2キャビティにおける少なくともパーティングライン隣接部位について、パーティングラインに近付くほど摺動室から所定距離遠ざかるように設計することにより、当該第2キャビティに連なるパーティングラインと摺動室との間の最短距離を(即ち、パーティングラインと摺動室の間における第1型体の型厚を)、所定以上に確保することができる。パーティングラインと摺動室の間の最短距離を所定以上に確保することができる本樹脂成形金型においては、型締め工程での上述の衝撃や押圧力に抗して、第1型体におけるパーティングラインと摺動室の間の変形を、従って摺動室の変形を、防止ないし充分に抑制することが可能である。また、第2キャビティは、パーティングラインに近付くほど摺動室から遠ざかる部位に加え、第1キャビティに近付くほど摺動室から遠ざかる部位を有し、当該両部位の間にて屈曲するので、樹脂成形金型の成形キャビティに樹脂材料を射出供給するときに、第1キャビティおよび第2キャビティの連通箇所において樹脂材料の良好な流動性を得ることができる場合がある。
加えて、第2キャビティの存在によりパーティングラインと摺動室の間の最短距離を所定以上に確保することができる本樹脂成形金型においては、第1キャビティの設計の自由度、従って、第1キャビティにより形状が規定される樹脂成形体の本体部(樹脂成形品)のデザインの自由度を、確保することが可能である。
このように、本発明の第の側面の樹脂成形金型においては、樹脂成形品のデザイン(意匠)の自由度を確保しつつ、摺動室の内部に配設された摺動部材の摺動動作が阻害されない程度の充分な型強度を確保することが、可能なのである。
本発明の第1の側面において、好ましくは、第2キャビティは、第1キャビティとの境界に狭窄部を有する。このような構成は、樹脂成形金型を使用して形成される樹脂成形体の本体部から駄肉部を除去するうえで好適である。
本発明の第の側面によると、樹脂成形品の製造方法が提供される。この製造方法は、上述の第1の側面に係る金型を使用して、本体部およびこれと一体の駄肉部を有する樹脂成形体を形成するための工程と、駄肉部を切断除去するための工程とを含む。本方法によると、高い自由度の下でデザインされた所望の樹脂成形品を適切に製造することが可能である。
図1は、本発明に係る樹脂成形金型X1を備えた成形装置の部分断面図である。樹脂成形金型X1は、インストルメントパネルを得るための図2に示すような樹脂成形体Y1を形成するためのものであり、固定型1および可動型2を備える。
固定型1は成形装置の図外の固定型取付板に固定支持され、可動型2は当該固定型取付板に対して進退動可能な図外の可動型取付板に固定支持されている。これら固定型1および可動型2は、型締め状態において、樹脂成形体Y1の形状を規定する成形キャビティ3を形成する。樹脂成形体Y1は、図2に示すように、本体部21(インストルメントパネル)および駄肉部22を有し、また、本体部21は、破断用溝21a(本体部21の裏側に形成されている)により周囲から区画されるエアバッグドア21bを有する。エアバッグドア21bは、樹脂成形体Y1の内側に配されるエアバッグが膨張展開する際に、破断用溝21aに沿って破断して樹脂成形体Y1に開口部を生じさせるための部位である。可動型2は、このようなエアバッグドア21bを形成するためのエアバッグドア形成機構4を内部に有する。
エアバッグドア形成機構4は、破断用溝21aを形成するためのコア4aと、これを固定支持するための支持板4bと、支持板4bに連結されたシリンダロッド4cを有して当該支持板4bおよびコア4aを往復動させるための油圧シリンダ(シリンダロッド4c以外を省略)とを備える。このようなエアバッグドア形成機構4を内部に配設するため、可動型2には、コア4aが挿通するコア用貫通溝2aと、支持板4bを収容するための収容室2bと、内部をシリンダロッド4cが摺動可能な摺動室2cとを含む、所定の空間が設けられている。
成形キャビティ3は、第1キャビティ3Aおよびこれに連通する第2キャビティ3Bを有する。第1キャビティ3Aは、樹脂成形体Y1の本体部21(図2参照)の形状を規定し、第2キャビティ3Bは、樹脂成形体Y1の駄肉部22(図2参照)の形状を規定する。
第2キャビティ3Bは、固定型1および可動型2が互いに当接してなるパーティングラインPLと第1キャビティ3Aとの間に位置し、第1部位31および第2部位32を有してこれらの連通箇所で屈曲する。
第1部位31は、パーティングラインPLの延長上に位置し、パーティングラインPLに近付くほど摺動室2cから遠ざかってパーティングラインPLと連なり、パーティングラインPLを摺動室2cから遠ざける機能を有する。パーティングラインPLと摺動室2cの間の最短距離Dは、例えば50mm以上である。
第2部位32は、第1キャビティ3Aの延長上に位置し、第1キャビティ3Aに近付くほど摺動室2cから遠ざかって第1キャビティ3Aと連なり、第1部位31と第2部位32との間の屈曲箇所を第1キャビティ3Aから遠ざける機能を有する。
また、第2キャビティ3Bは、その第2部位32において、第1キャビティ3Aとの境界に狭窄部32aを有する。狭窄部32aは、樹脂成形体Y1の駄肉部22における本体部21との境界を薄肉に成形するためのものである。
樹脂成形金型X1を使用して行うインストルメントパネル製造においては、例えば、以下の型締め工程、射出工程、コア前進工程、保圧工程、コア後退工程、型開き工程、冷却工程、および切断工程を、順次行う。
型締め工程においては、可動型2を変位させ、図1に示すように固定型1および可動型2を締め合わす。これにより、樹脂成形金型X1内に成形キャビティ3が生ずる。本工程中、エアバッグドア形成機構4のコア4aは、油圧シリンダによって退避位置に位置決めされており、待機状態にある。本実施形態において、退避位置とは、コア4aの先端が可動型2のキャビティ規定面2’から退避した位置である。
射出工程においては、図3に示すように、溶融状態にある樹脂材料20を成形キャビティ3に射出して充填する。具体的には、図外の樹脂射出装置で溶融された樹脂材料20を、当該射出装置から、成形キャビティ3に連通するように例えば固定型1に形成された図外の射出孔を介して、所定の圧力で成形キャビティ3に射出する。このとき、コア4aは、上述の退避位置に待機したままとされる。
また、射出工程では、第1キャビティ3Aと第2キャビティ3Bの第2部位32とが直線的に連なっているので、第1キャビティ3Aから第2キャビティ3Bに樹脂材料20は流入しやすい。仮に、第1キャビティ3Aと第2部位32との連通箇所が屈曲していると、第1キャビティ3Aから第2キャビティ3Bへの樹脂材料20の流入は不当に阻まれてしまう場合がある。樹脂成形金型X1では、第1キャビティ3Aと第2部位32とが直線的に連なり(即ち、第2部位32が第1キャビティ3Aの延長上に位置し)且つ第2キャビティ3Bが屈曲する構成を採用することにより、第1キャビティ3Aと第2部位32との連通箇所において樹脂材料20の流動性が確保されているのである。このような構成は、最終的に得られるインストルメントパネルの本体部21における駄肉部22との境界にヒケなどの問題が生じるのを回避するうえで、好適である。
コア前進工程においては、図4に示すように、油圧シリンダがそのシリンダロッド4cを伸長駆動することにより、支持板4bに支持固定されているコア4aを、上述の退避位置から溝形成位置に進出させる。本実施形態において、溝形成位置とは、コア4aの先端が、成形キャビティ3に既に充填されている樹脂材料20に押入して、破断用溝21aを形成する位置である。
保圧工程においては、樹脂材料20が型崩れしない程度に硬化するまで、コア4aを溝形成位置に待機させ、成形キャビティ3に充填された樹脂材料20を保圧する。保圧時間などの諸条件は、任意に設定すればよい。
コア後退工程においては、油圧シリンダがそのシリンダロッド4cを短縮駆動することにより、支持板4bに支持固定されているコア4aを、上述の溝形成位置から退避位置に後退させる。
型開き工程においては、コア4aを退避位置に待機させたまま、可動型2を固定型1から離隔して型開きする。そして、形成された樹脂成形体Y1を樹脂成形金型X1から取り出す。この後、冷却工程において、樹脂成形体Y1を充分に放冷する。
切断工程においては、所定のカッタを使用して、樹脂成形体Y1の本体部21から駄肉部22を切断除去する。具体的には、第2キャビティ3Bの狭窄部32aにて駄肉部22の一部として成形された薄肉部に沿って、駄肉部22を切断除去する。狭窄部32aにて成形された薄肉部は切断されやすく、当該薄肉部の存在は、駄肉部22を良好に切断除去するうえで好適である。以上の一連の工程により、エアバッグドア21bが一体成形されたインストルメントパネルを製造することができる。
本発明の樹脂成形金型X1は、その型締め状態において、例えば図1に示すように、第1キャビティ3Aと、第2キャビティ3Bと、パーティングラインPLとがこの順で連なる所定の断面構造を有し、第2キャビティ3Bは、パーティングラインPLに近付くほど摺動室2cから遠ざかって当該パーティングラインPLと連なる第1部位31を、有する。このような樹脂成形金型X1では、第1キャビティ3Aにおける第2キャビティ近傍の部位と摺動室2cとの間の距離が短い場合であっても、第2キャビティ3Bの存在により、当該第2キャビティ3Bに連なるパーティングラインPLと摺動室2cとの間の最短距離Dを(即ち、パーティングラインPLと摺動室2cの間における可動型2の型厚を)、所定以上に確保することができる。型締め工程で固定型1および可動型2が締め合わされる際にはパーティングラインPLにて衝撃が生じ、且つ、型締め状態で可動型2において固定型1に突き合わされる部位には所定の押圧力が作用するところ、パーティングラインPLと摺動室2cの間の最短距離Dを所定以上に確保することができる本樹脂成形金型X1においては、型締め工程での衝撃や押圧力に抗して、可動型2におけるパーティングラインPLと摺動室2cの間の変形を、従って摺動室2cの変形を、防止ないし充分に抑制することが可能である。
加えて、第2キャビティ3Bの存在によりパーティングラインPLと摺動室2cの間の最短距離Dを所定以上に確保することができる本樹脂成形金型X1においては、第1キャビティ3Aの設計の自由度、従って、第1キャビティ3Aにより形状が規定される本体部21(インストルメントパネル)のデザインの自由度を、確保することが可能である。
このように、樹脂成形金型X1においては、インストルメントパネルのデザイン(意匠)の自由度を確保しつつ、摺動室2cの内部に配設されたシリンダロッド4cの摺動動作が阻害されない程度の充分な型強度を確保することが、可能なのである。
以上、本発明の具体的な実施形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、発明の思想から逸脱しない範囲内で種々な変更が可能である。例えば、上述の実施形態は、エアバッグドア一体型インストルメントパネルを形成するための樹脂成形金型を例にとって説明したが、本発明に係る樹脂成形金型はこれには限られず、例えばバンパを形成するための樹脂成形金型としてもよい。
本発明の第1の実施形態に係る樹脂成形金型を備えた成形装置の部分断面図である。 図1に示す成形装置を使用して形成された樹脂成形体の斜視図である。 本発明に係る樹脂成形品の製造方法における射出工程を表す。 本発明に係る樹脂成形品の製造方法における溝形成工程を表す。 従来の樹脂成形金型を備えた成形装置の部分断面図である。 図5に示す成形装置を使用して形成された樹脂成形品の斜視図である。 図5に示す樹脂成形金型の変形例を表す。
符号の説明
X1,X2 樹脂成形金型
Y1 樹脂成形体
PL パーティングライン
D 最短距離
1,51 固定型
2,52 可動型
2c 摺動室
3 成形キャビティ
3A 第1キャビティ
3B 第2キャビティ
4 エアバッグドア形成機構
4a コア
4c シリンダロッド
21 本体部
21a 破断用溝
21b エアバッグドア
22 駄肉部

Claims (4)

  1. 樹脂成形体の本体部の形状を規定する第1キャビティと、当該第1キャビティと連通して前記樹脂成形体の駄肉部の形状を規定する第2キャビティと、を有する成形キャビティを形成するための第1型体および第2型体を備え、
    前記第1型体は、摺動部材が内部に配設され摺動室を有し、
    前記第2キャビティは、前記第1型体および前記第2型体が互いに当接してなパーティングラインに近付くほど前記摺動室から遠ざかって当該パーティングラインと連なる部位と、前記第1キャビティに近付くほど前記摺動室から遠ざかる部位とを有し、当該両部位の間にて屈曲する、樹脂成形金型。
  2. 前記第2キャビティは、前記第1キャビティとの境界に狭窄部を有する、請求項1に記載の樹脂成形金型。
  3. 請求項1または2に記載の樹脂成形金型を使用して、本体部およびこれと一体の駄肉部を有する樹脂成形体を形成するための工程と、
    前記駄肉部を切断除去するための工程と、を含む、樹脂成形品の製造方法
  4. 樹脂成形体の本体部の形状を規定する第1キャビティと、当該第1キャビティと連通して前記樹脂成形体の駄肉部の形状を規定する第2キャビティと、を有する成形キャビティを形成するための第1型体および第2型体を備え、
    前記第1型体は、摺動部材が内部に配設され、所定の方向に直線状に延びる摺動室を有し、
    前記第2キャビティは、前記第1型体および前記第2型体が互いに当接してなり、前記摺動室の側方に位置するように設定されたパーティングラインと前記第1キャビティとの間に、前記パーティングラインに近付くほど前記摺動室から遠ざかって当該パーティングラインと連なる部位、を有する、樹脂成形金型を使用して
    体部およびこれと一体の駄肉部を有する樹脂成形体を形成するための工程と、
    前記駄肉部を切断除去するための工程と、を含む、樹脂成形品の製造方法。
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