JP4633592B2 - 無線通信端末 - Google Patents

無線通信端末 Download PDF

Info

Publication number
JP4633592B2
JP4633592B2 JP2005281564A JP2005281564A JP4633592B2 JP 4633592 B2 JP4633592 B2 JP 4633592B2 JP 2005281564 A JP2005281564 A JP 2005281564A JP 2005281564 A JP2005281564 A JP 2005281564A JP 4633592 B2 JP4633592 B2 JP 4633592B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
transmission power
value
transmission
wireless communication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005281564A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007096600A (ja
Inventor
肇 永野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2005281564A priority Critical patent/JP4633592B2/ja
Priority to US11/535,883 priority patent/US7561858B2/en
Publication of JP2007096600A publication Critical patent/JP2007096600A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4633592B2 publication Critical patent/JP4633592B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/16Constructional details or arrangements
    • G06F1/20Cooling means
    • G06F1/206Cooling means comprising thermal management
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D10/00Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Transmitters (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)

Description

本発明は、送信電力制御機能を有する無線通信端末に関する。
従来から無線通信端末の温度上昇を抑えるために、通常電力での連続送信中にタイマをカウントし、一定のカウント値になった時点で送信出力を減衰させるともに、温度センサの出力が所定値を超えた場合に送信出力を停止する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、予め設定した許容温度を超えた時に送信出力を下げ、許容温度より低くなった時に送信出力を上げて元の出力に戻す技術も知られている(例えば、特許文献2参照)。また、温度センサの出力が予め設定した基準値を超えると、送信時間を一定時間に制限し、一定時間経過後は送信を停止し、温度が更に上昇して基準値を超えると、送信は一切出来なくするようにしたもの(例えば、特許文献3参照)、さらには、送信出力モード(電力)に応じた規制時間を設定し、連続送信時間がこの規制時間を越える場合、所定時間送信を停止または送信出力を低減させるというものも知られている(例えば、特許文献4参照)。
特開2003−309473号公報 特開2002−271124号公報 特開平04−326211号公報 特開平09−214363号公報
ところで、パソコンのカードスロットに差し込んで使用するPCカードタイプの無線通信端末は、送信時に電力増幅部より多大な熱を発生する。機構構造上、この熱はパソコンのPCカードスロット内に滞留しがちであり、外部大気への放熱はしにくい状態であるため、自身が発生した熱により、デバイスや無線通信端末そのものの寿命が短くなってしまうという問題がある。従って、無線通信端末が発生する熱をいかにして外部へ放熱するか、もしくは発生しないようにするかを検討しなければならないが、PCカードタイプの無線通信端末は、PCカードスロット内に取り込まれるため、放熱効果を上げるのが困難であり、無線通信端末が発生する熱を抑えることが重要である。
しかしながら、特許文献1等に記載の温度制御は、単純な制御手順であったため、送信中に動作保証温度上限値を超えてしまう可能性があるという問題がある。また、カードスロットに差し込んで使用する無線通信端末は、機構構造上周囲の温度が上昇してしまう可能性があり、この周囲温度の影響を受けて無線通信端末の温度も上昇してしまうという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、送信電力を制御することにより無線通信端末自身の温度制御を行うことができる無線通信端末を提供することを目的とする。
本発明に係る無線通信端末は、現時点の無線通信端末の温度を計測し、該無線通信端末の温度と動作保証温度上限値を比較し、当該無線通信端末の温度が前記動作保証温度上限値を超える場合には、表示部にオーバーヒート状態であることを示す警告のメッセージを表示し、当該無線通信端末の電源をオフし、周囲温度が高く当該無線通信端末の送信電力を下げている場合、表示部に送信電力を下げていることを示すメッセージを表示することを特徴とする。
本発明によれば、現在の送信電力を増加させた場合の無線通信端末の温度を推定し、この推定端末温度が動作保証温度上限を超える場合は、動作保証温度上限を超えない範囲で送信電力を制御するようにしたため、端末温度が動作保証温度上限値を超えてしまうことを防止することができるという効果が得られる。
また、周囲温度の推定収束値から求めた無線通信端末温度の推定値が動作保証温度上限値を超えると判定された場合に、事前に送信電力を下げるようにしたため、端末温度が動作保証温度上限値を超えてしまうことを防止することができるという効果が得られる。
また、送信電力を下げるのに加え、送信レートも下げるようにしたため、端末温度が動作保証温度上限値を超えることを防止することができるという効果が得られる。
以下、本発明の一実施形態による無線通信端末を図面を参照して説明する。
<第1の実施形態>
図1は第1の実施形態の構成を示すブロック図である。この図において、符号1は、無線通信端末の動作を統括して制御する主制御部である。符号2は、無線通信端末を動作させるためのソフトウェアが記憶されたソフトウェア記憶部である。符号3は、無線通信端末の動作を制御するためのデータが記憶されるデータ記憶部であり、各送信電力値毎に、端末温度と周囲温度との差の値が関係付けられたΔTテーブル31が記憶されている。主制御部1、ソフトウェア記憶部2、データ記憶部3はデータバスBに接続される。また、図1に図示していないが、データバスBにはダイヤルキー等が配列された入力部、液晶のディスプレイ等から構成する表示部が接続される。符号4は、送受信の切替を行う切替器である。符号5は、アンテナである。符号6は、伝送波の信号を受信する受信部である。符号7は、受信した信号を復調する復調部である。符号8は、送信しようとする信号を変調する変調部である。符号9は、変調した信号を増幅して送信する電力増幅部であり、主制御部1からの送信電力指定値に基づいて送信電力制御が行われる。符号10は、電力増幅部9の温度を検出して電気信号に変換する温度−電圧変換部である。符号11は、温度−電圧変換部10から出力するアナログ信号(電圧)をAD変換してデジタル信号(端末温度値)を出力するAD変換部である。符号12は、電力増幅部9から出力する信号の電力を検出する送信電力検出部である。符号13は、送信電力検出部12から出力するアナログ信号(電力値)をAD変換してデジタル信号(送信電力値)を出力するAD変換部である。
ここで、データ記憶部3に記憶されるΔTテーブル31について説明する。ΔTテーブル31は、ある送信電力で送信を行っている時の無線通信端末の電力増幅部9の温度(以下、端末温度と称する)から該無線通信端末の周囲の温度(以下、周囲温度と称する)を減算して得られる値であるΔTを各送信電力に対して予め計測しておき、送信電力とΔTを関連つけたテーブルである。例えば、送信電力Pの時の端末温度がTPnであって、周囲温度がTである場合、ΔTPn=TPn−T(>0)となる。従って、PをP(非送信時)とPmin(送信電力最小時)からPmax(送信電力最大時)まで可変させて各送信電力における端末温度を計測することにより、各送信電力とその送信電力におけるΔTの関係が得られることになる。ΔTテーブル31は、この計測結果に基づいて、各送信電力値毎の端末温度と周囲温度との差の値ΔTを関係付けてデータ記憶部3に予め記憶したものである。
次に、図2を参照して、図1に示す無線通信端末の制御動作を説明する。まず、主制御部1は、送信開始前において、温度−電圧変換部10が計測した端末温度TbeforeTXを読み取る(ステップS1)とともに、ΔTテーブル31から非送信時のΔTの値ΔTP0を読み取る(ステップS2)。主制御部1は、周囲温度Tを、T=TbeforeTX−ΔTP0により算出する(ステップS3)。
次に、主制御部1は、送信しようとする送信電力値Pm(通信網の基地局から指示(要求)された値)に関係付けられたΔTの値ΔTPmをΔTテーブル31から読み出し(ステップS4)、送信電力値Pmで送信した場合の推定端末温度TafterTX@pmを、TafterTX@pm=ΔTPm+Tにより算出する(ステップS5)。そして、主制御部1は、得られた推定端末温度TafterTX@pmと動作保証温度上限値Toperation_maxを比較して、TafterTX@pm<Toperation_maxを満たすか否かを判定する(ステップS6)。この判定の結果、TafterTX@pm<Toperation_maxを満たさなければ、主制御部1は、推定端末温度<動作保証温度上限値Toperation_maxを満たす送信電力PLOWがあるか否かを判定する(ステップS7)。そして、送信電力PLOWが存在しない場合、主制御部1は送信を行わず(ステップS8)、表示部に送信されていないことを示すメッセージを表示する(ステップS9)。このとき表示部に表示されるメッセージ例を図4(符号G2)に示す。
一方、送信電力PLOWが存在する場合、主制御部1は、送信電力指定値にPLOWを設定し、この送信電力指定値PLOWを電力増幅部9へ出力し、送信開始を電力増幅部9に対して指示する(ステップS10)。これにより、電力増幅部9は、送信電力をPLOWにして送信を行う。このとき、主制御部1は、送信電力が通信網からの指示であるPmでなく、これより低い送信電力PLOWにより送信していることを示すメッセージを表示部に表示する(ステップS11)。このとき表示部に表示されるメッセージ例を図3(符号G1)に示す。
また、ステップS6の判定の結果、TafterTX@pm<Toperation_maxを満たしていれば、主制御部1は、送信電力指定値にPmを設定し、この送信電力指定値Pmを電力増幅部9へ出力し、送信開始を電力増幅部9に対して指示する(ステップS12)。これにより、電力増幅部9は、送信電力をPmにして送信を行う。
このように、現在の送信電力を増加させた場合の無線通信端末の温度を推定し、この推定端末温度が動作保証温度上限を超える場合は、動作保証温度上限を超えない範囲で送信電力を制御するようにしたため、端末温度が動作保証温度上限値を超えてしまうことを防止することができる。また、通信網からの送信電力アップの指示に従わず、指示の値より低い送信電力で送信していることを表示するようにしたため、送信電力値が低い状態で送信していること知ることができる。
<第2の実施形態>
図5は第2の実施形態の構成を示すブロック図である。この図において、図1に示す無線通信端末と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。図5に示す無線通信端末が図1に示す無線通信端末と異なる点は、周囲温度収束値推定部14を新たに備えた点である(なお、第2の実施形態における無線通信端末は、第1の実施形態と異なり、パソコンのカードスロットに差し込んで使用するPCカードタイプのもので構成されている)。電力増幅部9から送信を行うと、電力増幅部9からの発熱を外部大気へ全て発散できず、無線通信端末の周囲温度(カードスロット内)が徐々に上昇する可能性がある。従って、周囲温度値の更新は常に周期的に行う必要があり、この周囲温度の収束値を把握し送信電力を下げるか否かの判断をしなければならないため、無線通信端末の温度の変化から周囲温度の収束値を推定する必要がある。周囲温度収束値推定部14は、AD変換部11から出力する端末温度値と、AD変換部13から出力する送信電力値とを入力して周囲温度の収束値を推定し、推定した周囲温度の収束値を主制御部1へ出力する。
次に、図6を参照して、図5に示す無線通信端末の制御動作を説明する。ここでは、電力増幅部9から現時点で送信されている電力値がPnであるものとして説明する。まず、主制御部1は、温度−電圧変換部10が計測した現時点の端末温度Tnowを読み取り(ステップS21)、端末温度Tnowと動作保証温度上限値Toperation_maxを比較して、Tnow<Toperation_maxを満たすか否かを判定する(ステップS22)。この判定の結果、Tnow<Toperation_maxを満たしていなければ、主制御部1は、表示部にオーバーヒート状態であることを示す警告のメッセージを表示し(ステップS23)、送信停止または無線通信端末の電源をOFFにする(ステップS24)。
一方、Tnow<Toperation_maxを満たしている場合、主制御部1は、周囲温度値の更新を行うために、前回測定されたTanowをTaoldへ代入し(ステップS25)、周囲温度Tanowについては、Tanow=Tnow−ΔTPnの算出結果に基づいて更新する(ステップS26:なお、この場合、ΔTPnは、ΔTテーブル31から読み出されるものである)。そして、主制御部1は、TanowとTaoldとを比較して、Tanow≠Taoldを満たしているか否かを判定する(ステップS27)。この判定の結果、Tanow≠Taoldを満たしていれば、さらに、Tanow>Taoldを満たしているか否かを判定する(ステップS28)。この判定の結果、Tanow>Taoldを満たしている場合は、周囲温度が上昇している状態であるため、主制御部1は、周囲温度の収束値Ta収束値を推定する(ステップS29)。図7に示すように周囲温度は、端末の筐体の放熱状況や冷却状態により、所定の温度に収束するため、送信電力値がPnである場合の端末温度もTPn収束値に収束する。端末温度の収束値(TPn収束値)は、周囲温度の収束値Ta収束値にΔTPnを加算して求められる。この端末温度の収束値(TPn収束値)は、周囲温度の収束値Ta収束値が推定された値であることから、推定値となる。
主制御部1は、端末温度の収束値(TPn収束値=Ta収束値+ΔTPn)と動作保証温度上限値Toperation_maxを比較して、Ta収束値+ΔTPn<Toperation_maxを満たすか否かを判定する(ステップS30)。この判定の結果、Ta収束値+ΔTPn<Toperation_maxを満たさない場合、主制御部1は、Ta収束値+ΔT<Toperation_maxを満たすΔTのうち、最大であるΔTPmをΔTテーブル31から選択する(ステップS31)。そして、主制御部1は、送信電力値をPnからPmへ下げて、この送信電力値Pmを送信電力指定値として電力増幅部9へ出力する(ステップS32)。これにより、電力増幅部9は、送信電力をPmにして送信を行う。このとき、主制御部1は、送信電力が通信網からの指示であるPnでなく、これより低い送信電力により送信していることを示すメッセージを表示部に表示する。このとき表示部に表示されるメッセージ例を図8(符号G3)に示す(なお、図8は、第1の実施形態と同じ表示部における表示態様を示しているが、本実施形態は、PCカードタイプの無線通信端末であるため、この場合のメッセージの表示は、パソコンの表示画面にて行われることとなる)。
一方、ステップS30の判定の結果、Ta収束値+ΔTPn<Toperation_maxを満たしている場合、主制御部1は、現時点の送信電力値Pnが通信網の基地局から指示されている送信電力と同じ値であるか否かを判定する(ステップS33)。この判定の結果、同じ値であれば、現状を維持したままステップS1へ戻る。送信電力値Pnが指示されている送信電力値より低い場合、主制御部1は、Ta収束値+ΔT<Toperation_maxを満たすΔTのうち、最大であるΔTPkをΔTテーブル31から選択し(ステップS34)、Pn=Pkを満たしているか否かを判定する(ステップS35)。これを満たしていれば現状を維持したままステップS1へ戻る。満たしていない場合、主制御部1は、送信電力値をPnからPkへ上げて、この送信電力値Pkを送信電力指定値として電力増幅部9へ出力する(ステップS36)。これにより、電力増幅部9は、送信電力をPkにして送信を行う。また、送信電力値Pnが指示されている送信電力値より高い場合、主制御部1は、通信網の基地局から指示されている送信電力値に下げて、電力増幅部9へ出力する(ステップS41)。
次に、ステップS27において、Tanow≠Taoldを満たしていない場合、またはステップS28においてTanow>Taoldを満たしていない場合、主制御部1は、現時点の送信電力値Pnが通信網の基地局から指示されている送信電力と同じ値であるか否かを判定する(ステップS37)。この判定の結果、同じ値であれば、現状を維持したままステップS1へ戻る。送信電力値Pnが指示されている送信電力値より低い場合、主制御部1は、TaNOW+ΔT<Toperation_maxを満たすΔTのうち、最大であるΔTPoをΔTテーブル31から選択し(ステップS38)、Pn=Poを満たしているか否かを判定する(ステップS39)。これを満たしていれば現状を維持したままステップS1へ戻る。満たしていない場合、主制御部1は、送信電力値をPnからPoへ上げて、この送信電力値Poを送信電力指定値として電力増幅部9へ出力する(ステップS40)。これにより、電力増幅部9は、送信電力をPoにして送信を行う。また、送信電力値Pnが指示されている送信電力値より高い場合、主制御部1は、通信網の基地局から指示されている送信電力値に下げて、電力増幅部9へ出力する(ステップS41)。
このように、周囲温度の推定収束値から求めた無線通信端末温度の推定値が動作保証温度上限値を超えると判定された場合に、事前に送信電力を下げるようにしたため、端末温度が動作保証温度上限値を超えてしまうことを防止することができる。また、通信網からの送信電力アップの指示に従わず、指示の値より低い送信電力で送信していることを表示するようにしたため、送信電力値が低い状態で送信していること知ることができる。
<第3の実施形態>
図9は第3の実施形態の構成を示すブロック図である。この図において、図1示す無線通信端末と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。図9に示す無線通信端末が図1に示す無線通信端末と異なる点は、1xEV−DO規格に基づいて動作する点と、主制御部1から出力する送信レート制御信号に基づき送信レートを変更する送信レート制御部15を新たに備えた点と、図10に示す送信レートと送信電力を関係付けたテーブルをデータ記憶部3に記憶した点である。主制御部1は、図2または図6に示す手順に従って、送信電力を下げる制御を行う(図2に示すステップS10または図6に示すステップS31、S32)場合に、送信レート制御部15に対して、送信電力を下げることを指示するとともに、1xEV−DO規格に基づいて、送信レートを下げる送信レート制御信号を出力することにより制御する。送信レートの選択は、図2または図6に示す手順に従って、動作保証温度上限値を超えない送信電力Pを求め、これに対応した送信レートを図10に示す送信レートと送信電力を関係付けたテーブルを参照して選択する。
次に、図11、12を参照して、送信動作と無線通信端末の温度の時間変化について説明する。図11は、温度に対する制御を行わない場合と、送信電力を制御することにより端末温度を制御した場合において、送信動作と無線通信端末の温度の時間変化を比較した図である。図11(a)に示すように、端末温度に対する制御を行わない場合、時刻t1において送信電力Pnにして送信すると、端末温度は徐々に上昇し、時刻t3において動作保証温度上限値を超えてしまい、送信を停止するまで(時刻t4)温度上昇が続行する。これに対して、図11(b)に示すように、送信電力の制御を行った場合、時刻t1からt2の間に端末温度の推定を行い、時刻t2の時点で送信電力をPnからPmへ下げる制御を行うことにより、送信停止(時刻t4)までの間に動作保証温度上限値を超えることを防止することができる。
次に、図12は、温度に対する制御を行わない場合と、送信電力と送信レートを制御することにより端末温度を制御した場合において、送信動作と無線通信端末の温度の時間変化を比較した図である。図12(a)に示すように、端末温度に対する制御を行わない場合、時刻t1において送信電力Pnにして送信すると、端末温度は徐々に上昇し、時刻t3において動作保証温度上限値を超えてしまい、送信を停止するまで(時刻t4)温度上昇が続行する。これに対して、図12(b)に示すように、送信電力の制御を行った場合、時刻t1からt2の間に端末温度の推定を行い、時刻t2の時点で送信電力をPnからPmへ下げるとともに、送信レートを下げる制御を行うことにより、送信停止(時刻t5)までの間に動作保証温度上限値を超えることを防止することができる。送信レートを下げた場合は、通信網の基地局から送信電力を上げる要求が出されないため、送信時間は長くなるが、確実に情報通信を行うことが可能となる。
このように、送信中に温度が想定した以上に上昇している場合、1xEV−DO規格に基づき送信レートを下げるとともに、送信電力を下げるようにしたため、端末温度が動作保証温度上限値を超えることを防止することができる。また、1xEV−DO規格に従った動作であり、送信電力を下げたことに対して通信網から送信電力アップの要求が送られてくることはないため、結果として当初の予定より送信に時間はかかるが、通信網に余分な負担をかけずに無線通信端末の温度上昇を抑えることができる。
なお、本発明の無線通信端末は、移動通信を使用した携帯電話機や移動通信機能を有した携帯情報端末(PDA)、モバイル端末、さらにはパソコン等に接続して使用する通信カードなどを含むものである。
また、通信網からの送信電力アップの指示に従わず、指示の値より低い送信電力で送信していることを表示する場合において、指示の値より低い送信電力で送信していることを示す表示は、メッセージ表示に限らずLEDの点滅、音の発音、振動発生などによって通知するようにしてもよい。
また、図1、5、9における主制御部1の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより温度制御を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
本発明の第1の実施形態の構成を示すブロック図である。 図1に示す無線通信端末の動作を示すフローチャートである。 メッセージの表示例を示す説明図である。 メッセージの表示例を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態の構成を示すブロック図である。 図5に示す無線通信端末の動作を示すフローチャートである。 無線通信端末温度及び周囲温度の時間変化を示す説明図である。 メッセージの表示例を示す説明図である。 本発明の第3の実施形態の構成を示すブロック図である。 送信レートと送信電力の関係を示す説明図である。 無線通信端末温度の時間変化を示す説明図である。 無線通信端末温度の時間変化を示す説明図である。
符号の説明
1・・・主制御部、2・・・ソフトウェア記憶部、3・・・データ記憶部、31・・・ΔTテーブル、4・・・切替器、5・・・アンテナ、6・・・受信部、7・・・復調部、8・・・変調部、9・・・電力増幅部、10・・・温度−電圧変換部、11・・・AD変換部、12・・・送信電力検出部、13・・・AD変換部、14・・・周囲温度収束値推定部、15・・・送信レート制御部、B・・・データバス

Claims (1)

  1. 現時点の無線通信端末の温度を計測し、
    該無線通信端末の温度と動作保証温度上限値を比較し、
    当該無線通信端末の温度が前記動作保証温度上限値を超える場合には、表示部にオーバーヒート状態であることを示す警告のメッセージを表示し、当該無線通信端末の電源をオフし、
    周囲温度が高く当該無線通信端末の送信電力を下げている場合、表示部に送信電力を下げていることを示すメッセージを表示することを特徴とする無線通信端末。
JP2005281564A 2005-09-28 2005-09-28 無線通信端末 Expired - Fee Related JP4633592B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005281564A JP4633592B2 (ja) 2005-09-28 2005-09-28 無線通信端末
US11/535,883 US7561858B2 (en) 2005-09-28 2006-09-27 Wireless communication terminal

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005281564A JP4633592B2 (ja) 2005-09-28 2005-09-28 無線通信端末

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007096600A JP2007096600A (ja) 2007-04-12
JP4633592B2 true JP4633592B2 (ja) 2011-02-16

Family

ID=37981788

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005281564A Expired - Fee Related JP4633592B2 (ja) 2005-09-28 2005-09-28 無線通信端末

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7561858B2 (ja)
JP (1) JP4633592B2 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8620235B2 (en) 2008-05-23 2013-12-31 Qualcomm Incorporated Thermal management for data modules
EP2312759A4 (en) * 2008-08-06 2015-01-14 Nec Corp RADIO COMMUNICATION DEVICE, RADIO COMMUNICATION METHOD, RADIO COMMUNICATION SYSTEM, AND COMPUTER-READABLE RECORDING MEDIUM WITH A RECORDED CONTROL PROGRAM FOR THE RADIO COMMUNICATION DEVICE
US8218493B2 (en) * 2008-09-08 2012-07-10 Wisconsin Alumni Research Foundation System and method for interference mitigation in wireless networks
US8229492B2 (en) * 2009-05-08 2012-07-24 Qualcomm Incorporated Throttling transmit power in a WWAN device based upon thermal input
US8504213B2 (en) * 2009-06-26 2013-08-06 General Electric Company Regulation of generating plant
US8498328B2 (en) * 2009-10-13 2013-07-30 Qualcomm Incorporated Energy management for wireless devices
US8937863B2 (en) * 2010-04-12 2015-01-20 Qualcomm Incorporated Scheme and apparatus for multi-resource flow control
US9667280B2 (en) * 2010-09-24 2017-05-30 Qualcomm Incorporated Methods and apparatus for touch temperature management based on power dissipation history
US20120329410A1 (en) * 2011-06-24 2012-12-27 Qualcomm Incorporated Thermal-based flow control
US8452323B2 (en) * 2011-09-22 2013-05-28 Qualcomm Incorporated Method and system for selecting a thermally optimal uplink for a portable computing device
US9525440B2 (en) * 2013-12-26 2016-12-20 Silicon Laboratories Inc. Transmission-based temperature control for an electrical device
WO2024076053A1 (ko) * 2022-10-04 2024-04-11 삼성전자 주식회사 온도에 기반하여 전자 장치를 제어하는 방법 및 그 전자 장치

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5887923A (ja) * 1981-11-19 1983-05-25 Mitsubishi Electric Corp 送信制御装置
JPH02501522A (ja) * 1987-03-09 1990-05-24 モトローラ・インコーポレーテッド 電子機器のための安全動作温度を自動的に保証する方法および装置
JPH11298341A (ja) * 1998-04-06 1999-10-29 Nec Shizuoka Ltd 携帯電話機の過熱防止の方法とその装置
JPH11355059A (ja) * 1998-06-04 1999-12-24 Alpine Electronics Inc 増幅器の熱保護回路
JP2002531023A (ja) * 1998-11-20 2002-09-17 エリクソン インコーポレイテッド ワイアレスデータモデムにおける温度による送信制御
JP2003092516A (ja) * 2001-09-18 2003-03-28 Hitachi Kokusai Electric Inc 増幅装置
JP2004254021A (ja) * 2003-02-19 2004-09-09 Rohm Co Ltd 増幅器の保護方法及び、増幅器を備えた半導体装置
JP2005229563A (ja) * 2003-10-28 2005-08-25 Thine Electronics Inc 電源電圧監視回路及びそれを内蔵する電子機器
JP2005236927A (ja) * 2004-02-23 2005-09-02 Nec Saitama Ltd 多帯域型携帯電話機
JP2005260868A (ja) * 2004-03-15 2005-09-22 Nec Saitama Ltd 移動通信機器

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01314431A (ja) * 1988-06-15 1989-12-19 Mitsubishi Electric Corp 送信電力制御回路
JPH0738594B2 (ja) 1991-04-25 1995-04-26 八重洲無線株式会社 無線通信機の熱保護方式
JP3591792B2 (ja) 1996-01-31 2004-11-24 アイコム株式会社 無線通信機
JPH09321681A (ja) * 1996-05-31 1997-12-12 Fujitsu Ltd 送信電力制御装置
JP3240998B2 (ja) * 1998-07-27 2001-12-25 日本電気株式会社 送信パワー制御回路
JP4490594B2 (ja) 2001-03-06 2010-06-30 株式会社日立国際電気 アンテナ方向調整装置、アンテナ方向調整方法
JP2003309473A (ja) 2002-04-18 2003-10-31 Hitachi Kokusai Electric Inc 移動局無線機の送信出力制御方式

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5887923A (ja) * 1981-11-19 1983-05-25 Mitsubishi Electric Corp 送信制御装置
JPH02501522A (ja) * 1987-03-09 1990-05-24 モトローラ・インコーポレーテッド 電子機器のための安全動作温度を自動的に保証する方法および装置
JPH11298341A (ja) * 1998-04-06 1999-10-29 Nec Shizuoka Ltd 携帯電話機の過熱防止の方法とその装置
JPH11355059A (ja) * 1998-06-04 1999-12-24 Alpine Electronics Inc 増幅器の熱保護回路
JP2002531023A (ja) * 1998-11-20 2002-09-17 エリクソン インコーポレイテッド ワイアレスデータモデムにおける温度による送信制御
JP2003092516A (ja) * 2001-09-18 2003-03-28 Hitachi Kokusai Electric Inc 増幅装置
JP2004254021A (ja) * 2003-02-19 2004-09-09 Rohm Co Ltd 増幅器の保護方法及び、増幅器を備えた半導体装置
JP2005229563A (ja) * 2003-10-28 2005-08-25 Thine Electronics Inc 電源電圧監視回路及びそれを内蔵する電子機器
JP2005236927A (ja) * 2004-02-23 2005-09-02 Nec Saitama Ltd 多帯域型携帯電話機
JP2005260868A (ja) * 2004-03-15 2005-09-22 Nec Saitama Ltd 移動通信機器

Also Published As

Publication number Publication date
US7561858B2 (en) 2009-07-14
JP2007096600A (ja) 2007-04-12
US20070132607A1 (en) 2007-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4633592B2 (ja) 無線通信端末
JP4267435B2 (ja) 送信増幅器
TWI521993B (zh) 基於功率消耗歷史之觸摸溫度管理的方法及裝置
US8457620B2 (en) Methods and apparatus for limiting communication capabilities in mobile communication devices
AU2004229023B2 (en) Methods and apparatus for limiting communication capabilities in mobile communication devices
US5519886A (en) Method and apparatus for controlling device temperature during transmissions
JP2017537598A (ja) ワイヤレス誘導電力伝送
JP2009124478A (ja) 移動通信端末及び移動通信端末における送信電力制御方法
JP2011229077A (ja) 無線通信端末及び通信処理制御方法
CN102025533A (zh) 一种主控单元、网络处理单元、过热保护系统和方法
JP5106421B2 (ja) ポーラ変調送信装置
KR20070040080A (ko) 이동통신 단말기의 과열 경보장치 및 방법
JP4784358B2 (ja) 無線通信装置
EP3035746B1 (en) Method and apparatus for power management
KR100711721B1 (ko) 발열완화 기능을 갖는 이동통신 단말기 및 그 방법
KR101054817B1 (ko) 발열량을 표시하는 이동통신 단말기 및 그 제어방법
JP2006186696A (ja) 温度補償回路及びその方法並びにそれを用いた無線端末及びプログラム
JPS6324570B2 (ja)
JP2003243995A (ja) 電力制御方法及び送信機
JP2008061012A (ja) 無線装置
JPH0758922B2 (ja) 温度上昇警告装置
JP5370223B2 (ja) 無線端末及びデバイスの冷却方法
JP2014036338A (ja) 通信装置、通信装置の制御方法、基地局、通信システム、制御プログラム、および記録媒体
CA2697574C (en) Methods and apparatus for limiting communication capabilities in mobile communication devices
JP2011018144A (ja) 温度制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080216

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100119

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100323

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100413

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100614

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100706

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101006

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20101014

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101109

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101117

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131126

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees