JPH0758922B2 - 温度上昇警告装置 - Google Patents

温度上昇警告装置

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JPH0758922B2
JPH0758922B2 JP61197283A JP19728386A JPH0758922B2 JP H0758922 B2 JPH0758922 B2 JP H0758922B2 JP 61197283 A JP61197283 A JP 61197283A JP 19728386 A JP19728386 A JP 19728386A JP H0758922 B2 JPH0758922 B2 JP H0758922B2
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JP
Japan
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temperature
temperature rise
unit
handset
warning device
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JP61197283A
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良知 桑本
真一 萩谷
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、セルラー無線電話機などの小型無線電話装置
に用いて好適な温度上昇警告装置に関する。
〔従来の技術〕
セルラー無線電話機においては、その送信系が動作する
とき発熱する。この発熱量はかなり大きく、周囲温度が
高い環境中で長時間送信系が動作すると、送信系が非常
に高温となり、特に、そこに設けられている水晶発信器
などの特性に悪影響を与えることになる。
そこで、従来、セルラー無線電話機においては、送受信
系が1つの筐体内に収納され、送受話器、表示部やこれ
らを制御する制御部などは置台に取りはずし可能なハン
ドセツトに設けられているが、送信系の温度上昇を防止
するために、筐体に放熱器が設けられている(たとえ
ば、NEC製TYPEEZ−1120−IBのカタログ)。また、送信
時間を計測し、一定時間連続して送信(通話)すると、
自動的に送信を停止させるようにした方法も知られてい
る(たとえば、ELECTRONIC INDUSTRIES ASSOCI ATIOMIS
−19 6.7.2(Feb,1986))。
〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、上記前者の従来技術のように、放熱器の
みで送信系の温度上昇を防止しようとすると、この放熱
器は非常に大型のものとしなければならなず、小型化が
要求されるセルラー無線電話機にとつては好ましくな
い。
また、上記後者の従来技術のように、送信(通話)時間
を制限して温度上昇を防止しようとすると、周囲温度が
低くて送信系で温度上昇がない場合でも通話時間が制限
されてしまい、実用上問題がある。
本発明の目的は、かかる問題点を解消し、無線電話装置
の小型化に支障を与えることなく、実用上有用な機能を
付与する温度上昇警告装置を提供するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、温度を検出する
第1の手段と、該第1の手段の検出出力によって温度が
設定値を越えたか否かを判定する第2の手段と、該第2
の手段の判定出力に応じて温度が設定値を越えた時に警
報作動する第3の手段と、該第3の手段が警報作動して
から所定時間を経過した時に中央局へ終話する旨の通知
のための処理を行なう第4の手段とで構成する。
〔作用〕
検出温度が上記設定値を越えると警告が発せられ、温度
上昇をユーザに知らせると共に、所定時間経過後に中央
局へ終話する旨の報知を行なう。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面によつて説明する。
第1図は本発明による温度上昇警告装置の一実施例を備
えた無線電話装置を示すブロツク図であつて、1は分波
器、2は受信部、3は回線制御信号処理部、4は送信
部、5は制御部、6は送受話器、7は表示部、8はキー
操作部、9はハンドセツト、10は検出スイツチ、11は電
源制御部、12は温度検出部である。
同図において、制御部5,送受話器6,表示部7,およびキー
操作部8はハンドセツト9に設けられており、また、分
波器1,受信部2,回線制御信号処理部3および送信部4は
1つの筐体内(図示せず)に収納されている。ハンドセ
ツト9と筐体との間のカールコード(図示せず)で結線
されており、ハンドセツト9は図示しない置台に着脱可
能となつている。検出スイツチ10は置台に設けられてお
り、ハンドセツト9が置台に置かれているとき(オンフ
ツク)には閉じ、置台からはずされているとき(オフフ
ツク)には開く。制御部5はこの検出スイツチ10の検出
出力を判定し、音声系の切換などを行なう。
温度検出部12は送信部4などを収納した筐体の適当な個
所に取りつけられ、その温度を検出する。以上の各部に
は、電源制御部11を介して電源電圧が供給される。
第2図はこの温度検出部12の一具体例を示す回路図であ
つて、13,14は抵抗、15は感熱抵抗素子、16はダイオー
ド、17はトランジスタである。
同図において、トランジスタ17のコレクタは抵抗14を介
してVCC(=5(v))の電源に接続され、エミツタは
接地されている。また、抵抗13の一端は電源に接続さ
れ、他端は、ダイオード16を介してトランジスタ17のベ
ースに接続されるとともに、感熱抵抗素子15にも接続さ
れている。この感熱抵抗素子15の他端は接地されてい
る。この感熱抵抗素子15の抵抗値が上記筐体の温度に応
じて変化する。感熱抵抗素子15の温度特性は、第3図に
示すように、温度上昇とともにその抵抗値が増大するも
のである。
次に、この温度検出部の動作を説明する。
いま、抵抗13および感熱抵抗素子15の抵抗値を夫々R13,
R15とすると、点Pの電位VPは次のように表わされる。
送信部4の発熱量が少なく、筐体の温度が低いときには
電位VPは低く、 VP<VD+VBE のときには、ダイオード16はオフ状態にあり、したがつ
て、トランジスタ17もオフ状態にある。そこで、トラン
ジスタ17のコレクタ電位はVCCの電源電圧に等しくな
り、これが温度検出部12のレベル“1"の検出出力として
回線制御信号処理部3に供給される。
送信部4の発熱量が順次増加して筐体の温度が上昇する
と、感熱抵抗素子15の抵抗値R15も増加して点Pの電位V
Pが上昇し、 VP≧VD+VBE になると、ダイオード16がオンしてトランジスタ17もオ
ンする。そこで、トランジスタ17のコレクタ電位はほぼ
零(v)となり、これがレベル“0"の検出出力として回
線制御信号処理3に供給される。
このように、この具体例では、ダイオード16とトランジ
スタ17の特性によつて閾値が設定され、温度がこの閾値
を越えると、検出出力のレベルが“1"から“0"に反転す
る。
第1図に戻つて、回線制御信号処理部3は、送信周波数
や受信周波数を設定するための周波数シンセサイザやこ
れを制御するためのマイクロプロセサを有している。こ
のマイクロプロセサは、温度検出部12の検出出力を取り
込み、第4図で示すような温度上昇警告処理を行なう。
すなわち、温度検出部12の検出出力のレベルが“1"であ
るか“0"であるかを判定し(ステツプ101)、“1"であ
るときには、温度上昇警告のための処理を行なわない。
この検出出力が“0"となると、温度上昇警告信号を出力
し(ステツプ102)、制御部5を介して表示部7に送
る。表示部7では、たとえば、第5図に示すように、温
度が閾値を越えたことを示す文字「TEMP」などが表示さ
れる。
その後、マイクロプロセサ3は時間を計測し、温度上昇
警告信号を出力してたとえば1分間経過すると(ステツ
プ103)、中央局(図示せず)へ終話する旨の通知のた
めの処理を行ない(ステツプ104)、しかる後、電源制
御部11に信号を送つて電源を遮断する(ステツプ10
5)。これによつて無線電話装置は非作動状態となり、
送信部4での発熱が止められる。
このようにして、無線電話装置は、高温環境下で使用さ
れても、損傷がまぬがれ、また、低温環境下では通話が
遮断されることはない。上記筐体には、従来技術と同様
に、放熱器が設けられるが、これは小型のものを用いる
ことができる。
なお、上記実施例では、温度検出部12の検出出力の判定
を回線制御信号処理部3で行なつていたが、ハンドセツ
ト9内の制御部5で行なうようにしてもよい。但し、検
出出力の取り込みや電源制御部11の制御のための結線が
必要となり、ハンドセツト9と筐体との間のコード数が
増加する。
また、温度検出部12としても、第2図に示した構成のも
ののみに限定されるものではない。たとえば、感熱抵抗
素子として、温度上昇とともに抵抗値が減少するものを
用いることもできるし、感熱抵抗素子の温度による抵抗
値変化を表わすアナログデータをデイジタルデータに変
換し、これを回線制御信号処理部3で閾値と比較して温
度上昇警告信号を出力することもできる。
さらに、第1図では図示していないが、無線電話装置に
は、相手方からの呼出音やオンフツク時の相手方の音声
のためのスピーカが設けられているが、表示部7での温
度上昇警告表示と同様に、このスピーカから警告音を発
生させるようにしてもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、無線電話装置の
高温環境下使用時における温度上昇の警告と中央局への
終話報知とを実現でき、小型の放熱器を用いても、加熱
による核無線電話装置の損傷を防止可能としてその性能
の信頼性を高め、また、このような損傷を惹き起こすこ
とがないような環境の下で該無線電話装置が使用される
場合には、先の従来技術のような通話が中断することも
なくなり、該無線電話装置を非常に使い易いものとす
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による温度上昇警告装置の一実施例を示
すブロツク図、第2図は第1図における温度検出部の一
具体例を示す回路図、第3図は第2図における感熱抵抗
素子の一例の温度による抵抗値変化を示す特性図、第4
図は第1図における回線制御信号処理部の温度上昇警告
処理動作を示すフローチャート、第5図は第1図におけ
る表示部での温度上昇警告表示の一具体例を示す説明図
である。 1……分波器、2……受信部、3……回線制御信号処理
部、4……送信部、5……制御部、6……送受話器、7
……表示部、8……キー操作部、9……ハンドセツト、
10……検出スイツチ、11……電源制御部、12……温度検
出部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無線電話装置において、温度を検出する第
    1の手段と、該第1の手段の検出出力によって温度が設
    定値を越えたか否かを判定する第2の手段と、該第2の
    手段の判定出力に応じて温度が設定値を越えた時に警報
    作動する第3の手段と、該第3の手段が警報作動してか
    ら所定時間を経過した時に中央局へ終話する旨の通知の
    ための処理を行なう第4図の手段とを具備してなる温度
    上昇警告装置。
JP61197283A 1986-08-25 1986-08-25 温度上昇警告装置 Expired - Lifetime JPH0758922B2 (ja)

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JPS6354026A JPS6354026A (ja) 1988-03-08
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