JP4630326B2 - 加工性に優れたリン酸塩処理亜鉛系めっき鋼板の製造方法 - Google Patents

加工性に優れたリン酸塩処理亜鉛系めっき鋼板の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4630326B2
JP4630326B2 JP2007333522A JP2007333522A JP4630326B2 JP 4630326 B2 JP4630326 B2 JP 4630326B2 JP 2007333522 A JP2007333522 A JP 2007333522A JP 2007333522 A JP2007333522 A JP 2007333522A JP 4630326 B2 JP4630326 B2 JP 4630326B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ions
phosphate
steel sheet
treatment
zinc
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007333522A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008088561A (ja
Inventor
英俊 新頭
清和 石塚
敬一 真田
和夫 高橋
輝昭 山田
大輔 伊藤
茂和 大場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP2007333522A priority Critical patent/JP4630326B2/ja
Publication of JP2008088561A publication Critical patent/JP2008088561A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4630326B2 publication Critical patent/JP4630326B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

本発明は、自動車、家電、建材等の用途に用いられる加工性に優れたリン酸塩処理亜鉛系めっき鋼板の製造方法に関するものである。
自動車、家電、建材等の用途に用いられる亜鉛系めっき鋼板は、従来よりリン酸塩処理、クロメート処理、更には有機被覆処理を施し、耐食性、加工性等の付加価値を向上させて使用されることが多かった。近年環境上の問題から、特にクロメート処理された鋼板は、6価のクロムを含む可能性があることから嫌われる傾向にあり、リン酸塩処理に対する要望が高まっている。また、加工性の観点からは、Zn−Ni系の合金めっき鋼板が良好な特性を示すことから、広く用いられているが、Niを含む合金めっきであることから製造コストが高価になるといった問題がある。このため、製造コストの安価な電気亜鉛めっき鋼板、あるいは、溶融亜鉛めっき鋼板、あるいは、合金化溶融亜鉛めっき鋼板にリン酸塩処理を施し、付加価値を向上させる試みがなされている。
しかし、電気亜鉛めっき鋼板、あるいは、溶融亜鉛めっき鋼板、あるいは、合金化溶融亜鉛めっき鋼板に対する従来のリン酸塩処理では、Zn−Ni系合金めっき鋼板に比較して、必ずしも十分な加工性が得られていない。特に近年増加しているビード押さえで鋼板流入量を規制して絞り加工を行う用途においては、加工性が不十分である。
これに対して、特開平7−138764において、Fe,Co,Ni,Ca,Mg,Mn等の1種以上を含有するプレス性に優れたリン酸亜鉛処理亜鉛系めっき鋼板が開示されているが、この技術においても、先のビード押さえ絞り加工においては十分な性能が得られない。
本発明では、上記欠点を解決し、加工性に優れるリン酸塩処理亜鉛系めっき鋼板を提供することを目的とする。更に、耐食性、溶接性にも優れたリン酸塩処理亜鉛系めっき鋼板の製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、リン酸塩処理亜鉛系めっき鋼板の加工性改善を検討した結果、表面のリン酸塩結晶の形態が極めて重要な役割を果たすことを見いだし、本発明に至った。すなわち本発明は、粒状結晶を主体とする形態を有することでビード押さえ加工絞りの加工性を極めて向上せしめるものである。
また、耐食性に優れたマグネシウムを同時にリン酸塩処理皮膜に供給し、耐食性をも向上するものである。また、皮膜量を制御することにより、更に溶接性をも向上するものである。
すなわち、本発明は次のとおりである。
(1) リン酸イオンと、硝酸イオンとを含み、更にフッ化物イオンあるいは錯フッ化物イオンを含むリン酸塩処理液中に含まれる金属イオン中のMgイオン≧10.25g/lかつZnイオン≧0.5g/lであり、かつMg,Zn以外の金属イオンを含まないリン酸塩処理液を用い、亜鉛系めっき鋼板にリン酸塩処理を施すことを特徴とする加工性、耐食性に優れたリン酸塩処理亜鉛系めっき鋼板の製造方法。
(2) リン酸イオンと、硝酸イオンとを含み、更にフッ化物イオンあるいは錯フッ化物イオンを含むリン酸塩処理液中に含まれる金属イオン中のMgイオン≧10.25g/lかつZnイオン≧0.5g/lであり、かつMg,Zn以外の金属イオンとして、Ni,Coから選ばれる1種の金属イオンを5g/l以下または2種の金属イオンを2種合計で5g/l以下含有しMnを含有しないリン酸塩処理液を用い、亜鉛系めっき鋼板にリン酸塩処理を施すことを特徴とする加工性、耐食性に優れたリン酸塩処理亜鉛系めっき鋼板の製造方法。
(3) リン酸イオンと、硝酸イオンとを含み、更にフッ化物イオンあるいは錯フッ化物イオンを含むリン酸塩処理液中に含まれる金属イオン中のMgイオン≧10g/lかつ0≦Znイオン<0.5g/lであり、かつ該リン酸塩処理液中の硝酸イオン≧40g/lであるリン酸塩処理液を用い、亜鉛系めっき鋼板にリン酸塩処理を施すことを特徴とする加工性、耐食性に優れたリン酸塩処理亜鉛系めっき鋼板の製造方法。
(4) (1)〜(3)の何れか一項に記載のリン酸塩処理後、表面に重リン酸マグネシウムを皮膜量で0.5g/m以下を塗布乾燥にて生成させることを特徴とする加工性、耐食性に優れたリン酸塩処理亜鉛系めっき鋼板の製造方法。
本発明に用いる亜鉛系めっき鋼板には特に限定がなく、純亜鉛めっき、合金めっきのいずれについても使用でき、その良好な加工性改善効果を享受できるが、製造コストの観点からは、電気亜鉛めっき、溶融亜鉛めっき、合金化溶融亜鉛めっき等が好ましい。
亜鉛系めっきの上に形成されるリン酸塩皮膜の結晶形態以外には特に限定はないが、一般的には、いわゆるホパイト結晶を形成するリン酸亜鉛皮膜、また、Fe,Ni,Co,Mn,Mg,Ca,Cu等の元素で変性されたリン酸亜鉛皮膜、およびこれらのリン酸亜鉛皮膜に後処理を施した複合リン酸塩処理皮膜を挙げることができる。
これまでの亜鉛系めっき鋼板上のリン酸塩処理皮膜は、図1に示すように数μmの長さの針状結晶であるが、本発明においては、これら結晶の形態を粒状結晶とすることが極めて重要である。
結晶の形態については表面SEMにより容易に観察できる。具体的には、鋼板の表面を(塗油材の場合は溶剤脱脂後)SEM(加速電圧15Kv、傾斜なし、5000倍)で観察すれば、容易に粒状結晶及び針状結晶の区別が可能である。本発明ではこの粒状結晶を主体とすることが重要である。粒状結晶を主体とするリン酸塩処理皮膜を図2に示す。
さらに厳密に区別するためには結晶の長径と短径の比を測定することで区別できる。本長径と短径の比が1.0に近いほど粒状結晶に近いということになる。具体的には任意の視野でSEM写真(×5000倍)で撮影した場合に見られる結晶の中、全てで最も長径と短径の長さ比率が1.00に近いものと最も長径と短径の長さ比率が大きいものとの平均値を測定し、平均比率とする。
例えば図3、図4は、図1、図2の写真の結晶を平面図にトレースした結果である。
図1の針状結晶の場合には、視野中の全ての結晶の長径と短径の比を測定し、最も長径と短径の長さ比率が1.00に近いもの(図3a部)、最も長径と短径の長さ比率が大きいもの(図3b部)を選び、この平均比率を求めれば良い。
同様に図2の粒状結晶の場合は、最も長径と短径の長さ比率が1.00に近いものは、図4a部となり、最も長径と短径の長さ比率が大きいものは図4b部となる。
この平均比率が1.00以上2.90以下であれば図5に示すようにビード付き成形性に優れることが明らかである。尚、ビード付き成形性は連続して加工した時の連続成形可能回数で評価し、10回以上連続して加工可能なもののみ合格とした。
本発明者らは、上記のように結晶形態を針状から粒状にするために種々の方法を検討し、工業的にも安定して粒状結晶を確保する製造方法についても発明した。
通常、リン酸亜鉛処理液は、Znイオン濃度0.5〜5g/リットルと、リン酸イオン5〜50g/リットルと、硝酸イオンを0.5〜30g/lとフッ化物イオンあるいは錯フッ化物イオンのフッ素換算で0.1〜2.0g/リットル、必要によりNiイオン等を0.1〜5g/リットルと、が含まれるものが用いられる。通常は、めっき鋼板をスプレーあるいは浸漬方式により、浴温度40〜70℃、反応時間1秒〜10秒程度で処理され、リン酸亜鉛系処理皮膜を析出させる。このとき生成される皮膜の結晶形態が針状であることはいうまでもない。
本発明者らは、前述の通常の処理浴をベースとするリン酸亜鉛処理液中にMgイオンを添加し、Mgイオン≧10.25g/lかつZnイオン≧0.5g/lであれば安定して本発明である粒状結晶を製造できることを見出した。
ここで特にMgイオンを10.25g/l以上にすることが重要であり、Mgイオンが10.25g/l未満では、粒状結晶にならない。また、Znイオンが0.5g/l未満では、反応速度が遅く皮膜が生成しにくい。
以下に本発明であるリン酸塩処理液について示す。
本発明に用いるリン酸塩処理液において、リン酸イオン、硝酸イオン、フッ化物イオンの濃度には特に限定しないがリン酸イオン5〜50g/Lと、硝酸イオンを0.5g/l以上と、フッ化物イオンあるいは錯フッ化物イオンのフッ素換算で0.1〜2.0g/Lが含まれるものを用いれば良い。
この場合最も重要なのは前述した通り、Mgイオン≧10.25g/lかつZnイオン≧0.5g/lにすることである。
また、リン酸イオン、硝酸イオン、亜鉛イオン、マグネシウムイオンの供給源については特に制限はないが、それぞれオルソリン酸、硝酸、リン酸亜鉛あるいは硝酸亜鉛、硝酸マグネシウムを用いられる。
また、フッ化物イオン及び錯フッ化物の供給源には、特に制限はないが、フッ酸、ケイフッ酸、ホウフッ酸などを用いることができる。
また、共存するZn,Mgイオン以外の金属イオンについても特に限定しないが、Fe、Ni,Co,Mn,Ca,Cu等から選ばれる1種または2種以上の金属イオンが含有していても良い。実質的にはMgがZnに取り込まれる場合の競争反応になるため5g/リットル以下が望ましい。
本リン酸塩処理方法においても特に限定しないが、亜鉛系めっき鋼板を、予め、チタンコロイドを含む処理液で活性化処理を行うことが望ましい。その後、本リン酸塩処理液をスプレー処理方式あるいは浸漬処理方式により、浴温度40〜70℃、処理時間1秒〜10秒程度で処理することが望ましい。
浴温度が40℃未満では、反応性が十分でなく、所定の皮膜重量が確保できない。また70℃超では、処理浴が劣化しやすくなる。また、処理時間が1秒未満では所定の皮膜量が生成しにくく、10秒以上では生産コスト的に不利である。
また、更に検討を重ねた結果、リン酸塩処理液中に含まれるZnイオンが0.5g/l未満、あるいは0g/lでもMgイオン≧10g/lでかつ硝酸イオン≧40g/lであれば本発明の皮膜が形成されることが判明した。
すなわち、処理液中のZnイオン濃度が少ない、あるいは処理液中にZnイオンがないにもかかわらず、硝酸イオンを多量に共存させることによりめっき中のZn溶解を促進し、本リン酸塩皮膜を形成できることが判明した。
また、本発明において前記したようにMgイオン≧10.25g/lかつZnイオン≧0.5g/lまたは、Mgイオン≧10g/lかつ0≦Znイオン<0.5g/lであり、かつ硝酸イオン≧40g/lであるリン酸処理液を用い、亜鉛系めっき鋼板にリン酸塩処理を施すことで結晶構造を変化させたことが大きな特徴であるが、リン酸亜鉛皮膜中に取り込まれるMg量も増加することに更に特長がある。更に誠意研究を重ねた結果、本リン酸塩皮膜中に取り込まれるMgの量により耐食性にも優れることが判明した。すなわち、該リン酸塩皮膜に含まれるMg含有量が10mg/m以上であれば耐食性に優れることが判明した。一例であるがZnイオン濃度1g/l、Mgイオン濃度30g/lの場合、リン酸亜鉛皮膜量1.6g/mで皮膜中のMg量は、60mg/mにもなる。
さらに良好なスポット溶接性を得るためには、その皮膜量を0.5〜3.0g/mに制御すれば良いことが判明した。0.5g/m未満では、亜鉛めっきと電極(Cu-Cr)とが直接接触する面が増加し、ZnとCuが合金をつくるため連続打点性が劣る。一方、3.0g/m超では、本発明のリン酸塩皮膜自身の電気抵抗が大きすぎて溶接時に散り発生がおこるため連続打点性が劣る。
本鋼板は、そのままでも優れた耐食性を有するが、中間防錆のために、防錆油を塗布することが望ましい。
また、更に耐食性を向上するために、上記方法で作製したリン酸亜鉛処理皮膜の上層にさらに重リン酸マグネシウムの水溶液を塗布乾燥する方法を検討した。その結果、その付与した皮膜量が0.5g/m以下であれば、粒状結晶のままであり、ビード付きの加工性に優れることをも見出した。
この機構は明確でないが塗布した重リン酸マグネシウムは、リン酸亜鉛処理皮膜の結晶構造と関係があり、その下層の結晶構造の安定な面にそって成長するものと思われる。0.5g/m超では、粒状結晶にはならず針状結晶が生成するため加工性に劣る。
また、本複合リン酸塩処理皮膜では、リン酸亜鉛処理皮膜と付与した重リン酸マグネシウムの全皮膜量が0.5〜3.0g/mであれば良好なスポット溶接性が得られる。
また、本複合鋼板におても中間防錆性のために防錆油を塗布することが望ましい。
更に本発明者らは、結晶形態が変化していることから何らかの結晶構造の変化があるものと予測し、X線回折により簡易的に定量化する方法についても検討した。その結果、 X線回折パターン測定とビード押さえ加工絞り加工性の関係を調査した結果、該リン酸塩処理皮膜が、CuKα線特性X線を用いたX線回折パターン測定において2θ=9.540°以上9.800°以下の最大ヒ゜ークの最高強度値(Ia)と2θ=19.200°以上19.660°以下の最大ヒ゜ークの最高強度値(Ib)の強度比(Ia/Ib)とビード押さえ加工絞り性に大きな相関があることを見出し本発明に至ったものである。すなわち、図6に示す前記強度比(Ia/Ib)とビード押さえ加工絞り性との関係図から示すように強度比(Ia/Ib)が3.0以上である結晶構造を有する該リン酸塩処理被膜であればビード押さえ絞り加工においても極めて優れた加工性を有する。参考に図7に本発明品であるCuKα線特性X線を用いたX線回折パターン測定結果を示す。図7の強度比(Ia/Ib)は9.9である。尚、図8のパターン測定では強度比(Ia/Ib)は2.6であった。
本強度比が変化するとビード押さえ絞り加工性が変化する機構は明確でないが、結晶構造が変化し、本来の単斜晶の対称性が悪くなって様々なピークがでるためと考えられる。工業上、単一結晶を生成し、それぞれの結晶構造を特定することは非常に困難であるが、本発明は、複数の結晶構造であっても本範囲内であれば加工性が良好であり、製品性能を簡易的に判断できる点にも大きな利点がある。
(実施例)
以下に本発明の実施例を示すが、本発明は下記実施例に限定されるものではない。
1.(供試材サンプル調整)
素材;供試材としては、板厚0.7mm、r(ランクフォート゛値)=1.9の電気亜鉛めっき鋼板(目付量30g/m(片面あたり))を用いた。
2.(表面活性化処理)
本素材(亜鉛めっき鋼板)を脱脂した後、市販のチタンコロイド系処理剤(日本パーカライジング(株)製PL−Zn)を使用して前処理を行った後、種々のリン酸亜鉛処理を行い、水洗して乾燥させた。
3−1.(リン酸亜鉛処理方法(1))
処理液Aベース(実施例1〜6及び比較例1〜2)
ベース処理液としてリン酸塩処理浴A(リン酸イオン5g/l,Znイオン1g/l,Niイオン2g/l,Mgイオン0.5g/l,フッ素0.15g/l、硝酸イオン1g/l)を用い、処理浴温度を60℃としスプレー処理してリン酸塩処理し、水洗して乾燥させた(比較例1)。
A処理浴に硝酸マグネシウムを金属イオン量で5.0、10,30g/l添加し、同様の処理を行った後、処理時間を変えて表1に示す皮膜量のリン酸亜鉛皮膜を生成させた。
表に示すように浴中Mgイオンが5.5(比較例2)では、粒状結晶とならず加工性を満足できない。ここで浴中Mgイオン濃度は、この場合、ヘ゛ース浴中のMgイオン0.5g/lに添加したMgイオン5.0g/lの和となるので5.5g/lとなる。Mgイオンを10,30g/l添加したものは全て加工性に優れる(実施例1〜6)。また、皮膜中のMg量が多い、実施例2と4は耐食性においても良好である。また、実施例1のように皮膜量が少ないと溶接性に劣る。
処理液Bベース(実施例7〜8及び比較例3)
ベース処理液としてリン酸塩処理浴B(リン酸イオン2.5g/l,Znイオン0.5g/l,Niイオン1g/l,Mgイオン0.25g/l,フッ素0.1g/l、硝酸イオン1g/l )を用い、処理浴温度を60℃としスプレー処理してリン酸塩処理し、水洗して乾燥させた(比較例3)。
B処理浴に硝酸マグネシウムを金属イオン量で10、30g/l添加し、同様の処理を行った後、処理時間を変えて表1に示すリン酸亜鉛皮膜を生成させた(実施例7〜8)。
比較例は、加工性に劣るが本範囲においても良好である。
処理液Cベース(実施例9)
処理液としてMgイオンを含まないリン酸塩処理浴C(リン酸イオン10g/l,Znイオン2.0g/l,Niイオン5g/l,フッ素0.2g/l、硝酸イオン1g/l )を用い、硝酸マグネシウムを金属イオン量で30g/l添加し、処理浴温度を60℃としスプレー処理してリン酸塩処理し、水洗して乾燥させた(実施例9)。本範囲においても良好な加工性を有する。
処理液Dベース(実施例10)
処理液としてMgイオンを含まないリン酸塩処理浴D(リン酸イオン20g/l,Znイオン4.0g/l,Niイオン1g/l,フッ素0.2g/l、硝酸イオン1g/l )を用い、硝酸マグネシウムを金属イオン量で60g/l添加し処理浴温度を60℃としスプレー処理してリン酸塩処理し、水洗して乾燥させた(実施例10)。本範囲においても良好な加工性を有する。
処理液Eベース(実施例11及び比較例4〜5)
ベース処理液としてNi,Mgイオンを含まないリン酸塩処理浴E(リン酸イオン10g/l,Znイオン2.0g/l,フッ素0.2g/l、硝酸イオン1g/l )を用い、処理浴温度を60℃としスプレー処理してリン酸塩処理し、水洗して乾燥させた(比較例4、5)。
E処理浴に硝酸マグネシウムを金属イオン量で30g/l添加し、同様の処理を行った後、リン酸亜鉛皮膜を生成させた(実施例11)。比較例は、加工性に劣るが本範囲においても良好である。
処理液Fベース(実施例12及び比較例6)
前述したAベース処理液にCoを添加し、リン酸塩処理浴F(リン酸イオン5g/l,Znイオン1g/l,Niイオン2g/l,Mgイオン0.5g/l,Coイオン2g/l,フッ素0.15g/l、硝酸イオン1g/l )を作製し、処理浴温度を60℃としスプレー処理してリン酸塩処理し、水洗して乾燥させた(比較例6)。
F処理浴に硝酸マグネシウムを金属イオン量で30g/l添加し、同様の処理を行った後、1.6g/mのリン酸亜鉛皮膜を生成させた。比較例は、加工性に劣るが本範囲においても良好である。
表1に示すように本発明の実施例では、良好なビード付き成形性においても優れた加工性が得られるのに対し、本発明範囲から外れる比較例については、加工性が顕著に悪化した。
3−2.(リン酸亜鉛処理方法(2))
処理液Gベース(実施例13,14及び比較例7,8)
ベース処理液としてZn,Mgを含まないリン酸塩処理浴G(リン酸イオン10g/l、フッ素0.2g/l、硝酸イオン1g/l )を作製した(G浴)。
このG浴に硝酸亜鉛、硝酸マグネシウム、硝酸をZnイオン及びMgイオン、硝酸イオンとして調整添加して表2に示す液濃度にした。そして処理浴温度を60℃としスプレー処理してリン酸塩処理し、水洗して乾燥させた。尚、実施例は処理時間を2秒間とした。比較例は処理時間を10秒間とした。
実施例13,14のようにMgイオンが10g/l以上かつ硝酸イオンを40g/l以上含むものは皮膜生成が可能である。
しかしながら比較例7,8では、Mgイオン及び硝酸イオンが不十分であるため処理時間10秒でも皮膜が生成しなかった。
3−3.複合リン酸塩処理皮膜の作製方法
(実施例15−18、比較材9−11)
本素材(亜鉛めっき鋼板)を脱脂した後、市販のチタンコロイド系処理剤(日本パーカライジング(株)製PL−Zn)を使用して前処理を行った後、実施例4、6と同様の方法を用いて、予めリン酸亜鉛皮膜を生成させた基材a(皮膜量0.6g/m),基材b(皮膜量1.6g/m)を作製した。
また、比較例1と同様の方法を用いて基材cを作製した。
リン酸亜鉛皮膜を処理した基材a,b,cを用い、更に重リン酸Mg水溶液(米山化学工業(株)製重リン酸Mg50%水溶液を5倍希釈して使用)をロールコーターで塗布し、到達板温度が110℃になるように乾燥した。塗布皮膜の重量は表3中に記載の皮膜量になるように回転数を制御して塗布した。
表3に示すように実施例では、良好なビード付き成形性においても優れた加工性が得られるのに対し、本発明範囲から外れる比較例については、加工性が顕著に悪化した。
4.性能評価方法
(1)長径と短径の平均比率測定;
・各素材を溶剤(n−ヘキサン)脱脂した後、SEM(日本電子製JSM−6400)により、任意の場所を鋼板表面から撮影(加速電圧15KV、倍率5000倍)し、平均比率測定を行った。
・撮影した写真を用い、視野内の結晶粒境界が判別可能な全結晶粒の中から長径と短径の比が1.00の最も近いものと、長径と短径の比が最も大きいものを測定した。
・最後に上記、長径と短径の比が1.00の最も近いものと、長径と短径の比が最も大きいものを平均して、平均比率とした。
(2)Ia/Ib強度比測定;
・各素材を溶剤(n−ヘキサン)脱脂した後、40mm丸形に打ち抜きXRD(X線回折装置)(理学電気製RINT−1500)により以下の条件で測定した。
(XRD測定条件)
ターゲット:Cu(Kα) 管電圧:40KV 管電流:200mA
測定面積:5mm×12mm 測定走査角度範囲:5〜40°
発散スリット:1° 受光スリット:0.6mm
Scan Step:0.02° ScanSpeed:4°/min
カウンター:シンチレーションカウンター
面法線:板面に対して垂直。
・測定したピークのうち、2θ=9.540°以上9.800°以下の最大ヒ゜ークの最高強度値(Ia)(単位cps)と2θ=19.200°以上19.660°以下の最大ヒ゜ークの最高強度値(Ib)(単位cps)を求める。
最後に強度比(Ia/Ib)を求めた。
(3)Uビード曲げ加工性
サンプルを30mm×300mmにせん断した後、洗浄油(RL55出光興産製)に浸漬、ロール絞りした後、連続でのUビード曲げ加工を行った。加工は、60トンクランクプレス機を用い、加工条件は、BHF=1ton、加工高さ=40mm、ビード部ポンチR=5mm、ビード部ダイスR=1mm、ポンチR=5mm、加工速度=25spm、である。評価は、連続成形可能回数で評価し、10回以上割れなく加工できるもののみ合格である。
(4)耐食性
サンプルを150mm×70mmにせん断した後、切断端面をシールし、腐食サイクル試験*を用いて裸耐食性調査を行った。評価は5サイクル後の赤錆発生面積率を画像解析により測定し行った。5サイクル後の赤錆発生面積率が1%以下のものを合格とした。
*腐食サイクル試験条件
塩水噴霧(6時間)→乾燥(3時間)→湿潤(14時間)→乾燥(1時間)
5%NaCl
35℃ 50℃-45%RH 50℃-95%RH 50℃-45%RH
を1サイクルとし、繰り返し。
(5)溶接性
サンプルを100mm×300mmにせん断した後、防錆油(Noxrust530F60ハ゜ーカー興産製)を塗油し、電元社製(ND70-24)を用いて、以下の条件*に設定し、予め、チリ発生電流値を測定し、チリ発生電流値から0.3KA下の電流値で、混合連続打点性を調査し、500打点後、ナゲット径3.6mm以上であれば合格とした。
*スポット溶接条件
電極:電極CF型(Cu-Cr)先端径5mm、水量:3L/min、加圧力:200kgf
シーケンス:Sq.Time 60cyc、UpSlope 1cyc、WeldTime 13cyc、Ho.Time 2cyc
混合連続打点方法:
試験材(25打点)→10秒休止→冷延鋼板(25打点)→10秒休止の繰り返しで500打点
(6)皮膜量及び皮膜中Mg量分析
1)リン酸亜鉛処理皮膜の皮膜量は、下記に示す方法で測定した。
・まず、精密天秤を用いて試験片の重量を測定しておき、5%クロム酸中に常温で5分間溶解し、水洗後、乾燥し、試験片重量を測定し、溶解前後での重量差を溶解面積でわって皮膜量(g/m)とした。
・更に皮膜重量測定に用いたクロム酸液を用いて、ICP(誘導結合プラズマ発光法)により、リン酸塩皮膜中の単位面積当たりのMg付着量を測定した。
2)複合リン酸塩処理皮膜の全皮膜量は、下記に示す方法で測定した。
・まず、予め形成したリン酸亜鉛処理皮膜を有する試験片の重量を測定しておき、重リン酸マグネシムを塗布乾燥後、試験片の重量を測定する。この増加分が重リン酸マグネシウム皮膜量になる。
・さらに複合リン酸塩全皮膜量を測定するには、試験片の重量を測定しておき、5%クロム酸中に常温で5分間溶解し、水洗後、乾燥し、試験片重量を測定し、溶解前後での重量差を溶解面積でわって皮膜量(g/m)とした。
・更に皮膜重量測定に用いたクロム酸液を用いて、ICP(誘導結合プラズマ発光法)により、複合リン酸塩皮膜中の単位面積当たりの全Mg付着量を測定した。
本発明によれば、従来にない良好な加工性を有したリン酸塩処理亜鉛系めっき鋼板を得ることが可能になる。本発明の鋼板は、簡易的でコスト的にも優れ、自動車、家電、建材等各種の用途に好適なものである。
比較例針状結晶のSEM写真(×5000)に基づく図である。 実施例粒状結晶のSEM写真(×5000)に基づく図である。 図1を表面から投影した場合のリン酸塩結晶の模式図であり、斜線で示したa部が長径/短径比率の1.00に最も近い結晶、斜線で示したb部が長径/短径比率の最も大きい結晶である。 図2を表面から投影した場合のリン酸塩結晶の模式図であり、斜線で示したa部が長径/短径比率の1.00に最も近い結晶、斜線で示したb部が長径/短径比率の最も大きい結晶である。 ビード付き成形性と長径/短径平均比率の関係図である。 強度比(Ia/Ib)とビード付き成形性の関係図である。 実施例9のXRD回折パターンチャートである。 比較例10のXRD回折パターンチャートである。

Claims (4)

  1. リン酸イオンと、硝酸イオンとを含み、更にフッ化物イオンあるいは錯フッ化物イオンを含むリン酸塩処理液中に含まれる金属イオン中のMgイオン≧10.25g/lかつZnイオン≧0.5g/lであり、かつMg,Zn以外の金属イオンを含まないリン酸塩処理液を用い、亜鉛系めっき鋼板にリン酸塩処理を施すことを特徴とする加工性、耐食性に優れたリン酸塩処理亜鉛系めっき鋼板の製造方法。
  2. リン酸イオンと、硝酸イオンとを含み、更にフッ化物イオンあるいは錯フッ化物イオンを含むリン酸塩処理液中に含まれる金属イオン中のMgイオン≧10.25g/lかつZnイオン≧0.5g/lであり、かつMg,Zn以外の金属イオンとして、Ni,Coから選ばれる1種の金属イオンを5g/l以下または2種の金属イオンを2種合計で5g/l以下含有しMnを含有しないリン酸塩処理液を用い、亜鉛系めっき鋼板にリン酸塩処理を施すことを特徴とする加工性、耐食性に優れたリン酸塩処理亜鉛系めっき鋼板の製造方法。
  3. リン酸イオンと、硝酸イオンとを含み、更にフッ化物イオンあるいは錯フッ化物イオンを含むリン酸塩処理液中に含まれる金属イオン中のMgイオン≧10g/lかつ0≦Znイオン<0.5g/lであり、かつ該リン酸塩処理液中の硝酸イオン≧40g/lであるリン酸塩処理液を用い、亜鉛系めっき鋼板にリン酸塩処理を施すことを特徴とする加工性、耐食性に優れたリン酸塩処理亜鉛系めっき鋼板の製造方法。
  4. 請求項1〜3の何れか一項に記載のリン酸塩処理後、表面に重リン酸マグネシウムを皮膜量で0.5g/m以下を塗布乾燥にて生成させることを特徴とする加工性、耐食性に優れたリン酸塩処理亜鉛系めっき鋼板の製造方法。
JP2007333522A 1999-08-09 2007-12-26 加工性に優れたリン酸塩処理亜鉛系めっき鋼板の製造方法 Expired - Fee Related JP4630326B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007333522A JP4630326B2 (ja) 1999-08-09 2007-12-26 加工性に優れたリン酸塩処理亜鉛系めっき鋼板の製造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22545499 1999-08-09
JP23019899 1999-08-17
JP2007333522A JP4630326B2 (ja) 1999-08-09 2007-12-26 加工性に優れたリン酸塩処理亜鉛系めっき鋼板の製造方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001515354A Division JP4088069B2 (ja) 1999-08-09 2000-08-08 加工性に優れたリン酸塩処理亜鉛系めっき鋼板およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008088561A JP2008088561A (ja) 2008-04-17
JP4630326B2 true JP4630326B2 (ja) 2011-02-09

Family

ID=39373002

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007333522A Expired - Fee Related JP4630326B2 (ja) 1999-08-09 2007-12-26 加工性に優れたリン酸塩処理亜鉛系めっき鋼板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4630326B2 (ja)

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5194437A (en) * 1975-02-19 1976-08-19 Tetsukozairyono boseishoriho
JPS5554576A (en) * 1978-10-13 1980-04-21 Nippon Parkerizing Co Ltd Forming method for phosphate film of steel
JPS60204890A (ja) * 1984-03-28 1985-10-16 Nippon Parkerizing Co Ltd 鉄鋼線材のリン酸塩処理方法
JPS6233780A (ja) * 1985-08-08 1987-02-13 Nippon Kokan Kk <Nkk> 金属材料の表面処理方法
JPS63190178A (ja) * 1986-10-25 1988-08-05 メタルゲゼルシャフト アクチェンゲゼルシャフト リン酸塩皮膜の形成方法
JPH01259180A (ja) * 1988-02-03 1989-10-16 Metallges Ag りん酸塩皮膜の形成方法
JPH02101175A (ja) * 1988-08-24 1990-04-12 Metallges Ag りん酸塩化成処理方法
JPH0320476A (ja) * 1989-06-15 1991-01-29 Nippon Paint Co Ltd 金属表面のリン酸亜鉛皮膜形成方法
JPH03107469A (ja) * 1989-09-21 1991-05-07 Nippon Parkerizing Co Ltd 裸耐食性に優れたりん酸塩化成皮膜を有する亜鉛系めっき材料
JPH06322550A (ja) * 1993-03-02 1994-11-22 Metallges Ag 冷間加工を容易にする方法
JPH0949086A (ja) * 1995-08-09 1997-02-18 Nippon Parkerizing Co Ltd 高白色で塗装性に優れた電気亜鉛めっき鋼板の製造方法
JP2000008175A (ja) * 1998-04-23 2000-01-11 Nippon Steel Corp 耐食性、加工性に優れた表面処理鋼板およびその製造方法

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5194437A (en) * 1975-02-19 1976-08-19 Tetsukozairyono boseishoriho
JPS5554576A (en) * 1978-10-13 1980-04-21 Nippon Parkerizing Co Ltd Forming method for phosphate film of steel
JPS60204890A (ja) * 1984-03-28 1985-10-16 Nippon Parkerizing Co Ltd 鉄鋼線材のリン酸塩処理方法
JPS6233780A (ja) * 1985-08-08 1987-02-13 Nippon Kokan Kk <Nkk> 金属材料の表面処理方法
JPS63190178A (ja) * 1986-10-25 1988-08-05 メタルゲゼルシャフト アクチェンゲゼルシャフト リン酸塩皮膜の形成方法
JPH01259180A (ja) * 1988-02-03 1989-10-16 Metallges Ag りん酸塩皮膜の形成方法
JPH02101175A (ja) * 1988-08-24 1990-04-12 Metallges Ag りん酸塩化成処理方法
JPH0320476A (ja) * 1989-06-15 1991-01-29 Nippon Paint Co Ltd 金属表面のリン酸亜鉛皮膜形成方法
JPH03107469A (ja) * 1989-09-21 1991-05-07 Nippon Parkerizing Co Ltd 裸耐食性に優れたりん酸塩化成皮膜を有する亜鉛系めっき材料
JPH06322550A (ja) * 1993-03-02 1994-11-22 Metallges Ag 冷間加工を容易にする方法
JPH0949086A (ja) * 1995-08-09 1997-02-18 Nippon Parkerizing Co Ltd 高白色で塗装性に優れた電気亜鉛めっき鋼板の製造方法
JP2000008175A (ja) * 1998-04-23 2000-01-11 Nippon Steel Corp 耐食性、加工性に優れた表面処理鋼板およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008088561A (ja) 2008-04-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8956468B2 (en) Zr-/Ti-containing phosphating solution for passivation of metal composite surfaces
JP5462467B2 (ja) 金属材料用化成処理液および処理方法
WO2004055237A1 (ja) 金属の表面処理用処理液及び表面処理方法
JP2006342398A (ja) 緑色三価クロム化成皮膜
JP4088069B2 (ja) 加工性に優れたリン酸塩処理亜鉛系めっき鋼板およびその製造方法
Narayanan Phosphate conversion coatings-a metal pretreatment process
JP2004360056A (ja) 黒色化溶融Zn−Al−Mg系合金めっき鋼板及びその製造方法
JP4630326B2 (ja) 加工性に優れたリン酸塩処理亜鉛系めっき鋼板の製造方法
JP2000008175A (ja) 耐食性、加工性に優れた表面処理鋼板およびその製造方法
JP3204823B2 (ja) 亜鉛含有金属めっき鋼板上に高速プレス成形性に優れたりん酸亜鉛複合皮膜層を形成する方法
JPH03107469A (ja) 裸耐食性に優れたりん酸塩化成皮膜を有する亜鉛系めっき材料
JP4100358B2 (ja) プレフォスフェイト鋼板及びその製造方法
JP3898122B2 (ja) 耐食性亜鉛めっき鋼板の製造方法
JPH0723542B2 (ja) 鉄鋼および亜鉛系めっき鋼板用りん酸塩化成処理液
JP2713002B2 (ja) 亜鉛系めっき鋼板の製造方法
JP3600759B2 (ja) 加工性に優れたリン酸塩処理亜鉛系メッキ鋼板およびその製造方法
JP2000313965A (ja) 高耐食性表面処理鋼板およびその製造方法
JP2004197143A (ja) 亜鉛系めっき鋼板
WO2005045097A1 (ja) 無機有機複合処理亜鉛系めっき鋼板
JP2004027330A (ja) 有機複合亜鉛系メッキ鋼板
JPS59167249A (ja) 防食性の優れた溶接性塗装鋼板
JPH03249180A (ja) プレス成形性、化成処理性に優れた亜鉛系めっき鋼板
JP2000328258A (ja) 高耐食性表面処理鋼板およびその製造方法
JP2000313966A (ja) 塗装後耐食性に優れる表面処理鋼板
JP2003221676A (ja) 亜鉛系めっき鋼板

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100914

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100921

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101015

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101102

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101112

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131119

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4630326

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131119

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131119

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees