JP4616493B2 - 基板ストック装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、基板ストック装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、プラズマディスプレイに使用するガラス板等の基板は、加工ラインに送られて種々の加工が行われ、製品となる。この場合基板は、加工ラインの処理能力に対応して確実に加工ラインに供給し得るよう、予め所定の枚数だけストックしておく必要がある。而して、従来においては、基板のストックには台車が使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、基板を台車にストックしたり台車から加工ラインに供給する際には、人手が必要となる。従って、台車を用いて基板をストックする場合には、人手を省くことができず、省力化、省人化を図ることができない。
【0004】
本発明は、斯かる実情に鑑み、基板進行方向上流側から搬入した基板を人手を要さず自動的にストックし得るようにすると共に、ストックしておいた基板を人手を要さず自動的に基板進行方向下流側の搬送ラインに搬出し得るようにした基板ストック装置を提供することを目的としてなしたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1の基板ストトック装置は、床に固定される方形枠体3に前後搬送ラインの高さ位置にある基板4の搬入口と搬出口を有する、遮蔽されたカバーが取付けられたケーシング内に、昇降可能なリフタテーブル8を配設し、
支持部材14,15の前端及び後端を接続部材で接続して全体として額縁状に形成され、前記支持部材14,15に所定の間隔で複数穿孔された中空孔14a,15aに嵌入された軸受を介して、一端を前記支持部材から突出させ、且つ長手方向へ所定の間隔で複数の搬送ローラ30が外嵌された1本の駆動軸22及び複数の従動軸29が軸支された、搬入口から搬入した基板4をストックし得ると共にストックされていた基板4を搬出口から搬出し得るようにしたローラコンベヤを形成するストックユニット12を前記リフタテーブル8に複数段に設置し、
前記基板4を搬入搬出するための前記ストックユニット12の駆動機構として、
前記従動軸29と前記支持部材から突出した従動軸29の一端にプーリ34を備えた複数の従動ローラユニット21と、
前記駆動軸22と前記支持部材から突出した駆動軸22の一端にプーリ27とその外側において軸心部にクラッチ孔22aを同心状に複数のクラッチ孔28aを有するクラッチ28とを備えた一つの駆動ローラユニット20と、
複数のプーリ34と前記プーリ27とに巻き掛けられる無端状のベルト36と、
前記方形枠3に設置されて、前記駆動軸22と平行な方向へ移動するベース41と、前記クラッチ28に近接離反し得る出力軸42aには、クラッチ28に近接した際に、クラッチ孔22aに嵌入するピン49及びクラッチ孔28aに嵌入する複数のピン50を備えるクラッチ44を有する前記ベース41に搭載される減速電動機42とからなる一つの駆動装置39と、
を備え、
搬送ラインの高さ位置に位置するクラッチ28と近接離反可能なクラッチ44とを接合することで、搬送ラインの高さ位置に位置する前記ストックユニット12の駆動軸22及び従動軸29だけを駆動するよう構成し、
前記ケーシングに排気手段を設けたものである。
【0006】
本発明の請求項2の基板ストック装置は、
前記ケーシングに設けた排気手段とは別に、第二の排気手段として、一端側が閉塞され他端側が開放されるよう、駆動軸22及び従動軸29に形成された、駆動軸22及び従動軸29の長手方向へ延びる中空孔22b、29bと、
該中空孔22b、29bと駆動軸22及び従動軸29の径方向外方が連通するよう、駆動軸22及び従動軸29の径方向外方が連通するよう、駆動軸22及び従動軸29の径方向へ形成された複数の吸気孔22c,29cと、
前記支持部材14に形成されると共に、駆動軸22及び従動軸29の中空孔22b、29bに連通するよう形成された連通孔14a,14bと、
該連通孔14a,14bを経てきた空気を吸引し得るよう前記支持部材14の側部に取付けた蓋板37に形成した吸引孔37aと、
該吸引孔37aに近接離反し得るよう、ケーシングの方形枠体3側に設けられた吸気ノズル63と、
該吸気ノズル63からの空気を吸引して排気する排気ファンを設けたものである。
【0007】
本発明の請求項3の基板ストック装置は、
前記ケーシングに設けた排気手段として、ケーシング内の基板4入側上部に取付けられたヘパフィルタ51付きの送気ファン52と、ケーシング内の基板4出側側上部に取付けられ且つ所定の隙間Wに調整可能なスリット54a,55aを有する複数枚の風量調整板54,55と、該風量調整板54,55のスリット54a,55aを経て排気された空気が導入されるよう、一端側がケーシング内に設けられた吸気管58と、該吸気管58からの空気を排気する排気ファン61とを備えている。
【0008】
本発明の請求項4の基板ストック装置は、
基板4の搬入口と搬出口を有するケーシング内に、昇降可能なリフタテーブル8を配設し、該リフタテーブル8に、搬入口から搬入した基板4をストックし得ると共にストックされていた基板4を搬出口から搬出し得るようにしたコンベヤを備えた複数のストックユニット12を複数段に設置し、前記ケーシングに第一の排気手段を設け、前記ストックユニット12に第二の排気手段を設けた
基板ストック装置であって、
第二の排気手段は、
一端側が閉塞され他端側が開放されるよう、駆動軸22及び従動軸29に形成された、駆動軸22及び従動軸29の長手方向へ延びる中空孔22b,29bと、
該中空孔22b,29bと駆動軸22及び従動軸29の径方向外方が連通するよう、駆動軸22及び従動軸29の径方向へ形成された複数の吸気孔22c,29cと、
ストックユニット12の枠体13における駆動軸22及び従動軸29の支持部材14に形成されると共に駆動軸22及び従動軸29の中空孔22b,29bに連通するよう形成された中空孔14a,14bと、
該中空孔14a,14bを経てきた空気を吸引し得るよう前記枠体13の側部に取付けた蓋板37に形成した吸引孔37aと、
該吸引孔37aに近接離反し得るよう、ケーシングの方形枠体3側に設けられた吸気ノズル63と、該吸気ノズル63からの空気を吸引して排気する排気ファンを設けたものである。
【0009】
本発明においては、基板4は基板4の搬送ラインの高さ位置で各ストックユニット12に搬入され、ストックされる。又、各ストックユニット12から搬出する場合も基板4の搬送ラインの高さ位置で行われる。
【0010】
基板4のストック時には、排気手段が駆動され、ケーシング及び/又はストックユニット12内の塵埃は空気に同伴されて外部へ排出される。
【0011】
本発明においては、基板進行方向D1上流側から搬入した基板4を人手を要さず自動的にストックできると共に、ストックしておいた基板4を人手を要さず自動的に基板進行方向D1下流側の搬送ラインに搬出できるため、省力化、省人化を図ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。
図1〜図16は本発明を実施する形態の一例である。
基板ストック装置は加工ラインを備えた基板の搬送ラインの中途部に配置されている。すなわち、基板ストック装置は、図1〜図4に示すごとく、支柱1や梁2を備えて方形枠体3が形成されており、方形枠体3には、図示してないが、基板4の搬入口と搬出口とを備え、搬入口と搬出口以外は、遮蔽されたカバーが取付けられ、全体で中空方形状のケーシングが形成されている。
【0013】
ケーシング内には、図1、4に示すごとくリフタ5が配置されている。而して、リフタ5は側面から見て互に交叉するごとく枢着された、起伏自在なアーム6,7を備えており、アーム6,7の上端にはリフタテーブル8が支持されている。
リフタ5は減速電動機のごとき駆動装置9によって、水平配置されたボールネジ軸10を駆動することにより、ボールネジ軸10を水平移動させ、ボールネジ軸10の先端に取付けられてアーム6,7により挟持されている駆動輪11を介してアーム6,7を起伏させ、アーム6,7の起伏によりリフタテーブル8を昇降させ得るようになっている。
【0014】
リフタテーブル8上には、図1、4に示すごとく、複数のストックユニット12が積重ねられて多段に設置されている。ストックユニット12の詳細は図5〜図7に示されている。すなわち、ストックユニット12を形成する枠体13は、基板進行方向D1における左右両側に、基板進行方向D1へ延在する角鋼状の細長い支持部材14,15を備えると共に、支持部材14,15の前端及び後端は、フラットバー状の接続部材16,17により接続され、全体として額縁状に形成されている。
接続部材16,17の長手方向中間部には、接続部材16,17を接続するよう、支持部材14,15と平行に角鋼状の中間支持部材18が取付けられている。更に、支持部材14,15の長手方向中間部には、左右の支持部材14,15及び中間支持部材18を接続するように、接続部材19が取付けられている。
【0015】
枠体13における支持部材14の基板進行方向D1後端及び支持部材15の基板進行方向D1先端における上面には、ピン14c,15cが突出されており、ピン14c,15cは、ストックユニット12の組付け時に、上側のストックユニット12における支持部材14の基板進行方向D1後端及び支持部材15の基板進行方向D1先端における下面に形成した孔に嵌入して、ストックユニット12の位置決めを行い得るようになっている。
【0016】
枠体13の基板進行方向D1先端部には、駆動ローラユニット20が配設されており、駆動ローラユニット20よりも枠体13の基板進行方向D1上流側には、一定間隔で複数組の従動ローラユニット21が配設されている。
【0017】
駆動ローラユニット20は、図8に拡大して示すように、左右方向へ延在する駆動軸22を備え、駆動軸22には、長手方向へ所定の間隔で複数の搬送ローラ23が外嵌され、固定されている。又、支持部材14,15の基板進行方向D1先端部に形成した中空孔14a,15bには軸受24,25が嵌入され、駆動軸22はその長手方向両端部において、軸受24,25に回転自在に支持されている。
駆動軸22の中間支持部材18を横切る部分には、半円筒状の凹部が形成され、該凹部にはブッシュ状の軸受26が配設され、駆動軸22はその長手方向中間部において、軸受26に回転自在に支持されている。
【0018】
駆動軸22の支持部材15から外方へ突出した部分には、プーリ27が外嵌、固定され、駆動軸22のプーリ27取付け部よりも更に外方部には、プーリ27と並んでクラッチ28が外嵌、固定されている。
【0019】
而して駆動軸22の端部には、端部側が大径の円錐形状のクラッチ孔22aが形成されていると共に、クラッチ28のプーリ27側とは反対側の端部には、中心から所定の半径位置に位置するよう、複数のクラッチ孔28aが同心状に形成されている。
【0020】
駆動軸22の軸心部には、長手方向へ延在する中空孔22bが穿設されていると共に、中空孔22bの軸受25取付け側端部は閉塞されており、中空孔22bの軸受24取付け側端部は開放されて中空孔14aに連通している。又、駆動軸22には、長手方向へ所定の間隔で、中空孔22bと駆動軸22の径方向外方とを連通させるよう、複数の吸気孔22cが、駆動軸22の径方向へ向くよう、穿設されている。
【0021】
各従動ローラユニット21は、図9に拡大して示すように、左右方向へ延在する従動軸29を備え、従動軸29には、長手方向へ所定の間隔で複数の搬送ローラ30が外嵌され、固定されている。又、支持部材14,15の長手方向へ従動ローラユニット21に対応して所定の間隔で形成した中空孔14a,15aには、軸受31,32が嵌入され、従動軸29はその長手方向両端部において、軸受31,32に回転自在に支持されている。
従動軸29の中間支持部材18を横切る部分には、半円筒状の凹部が形成され、該凹部には、ブッシュ状の軸受33が配置され、従動軸29はその長手方向中間部において、軸受33に回転自在に支持されている。又、従動軸29の支持部材15から外方へ突出した部分には、プーリ34が外嵌、固定されている。
【0022】
従動軸29の軸心部には、長手方向へ延在する中空孔29bが穿設されていると共に、中空孔29bの軸受32取付け側端部は閉塞されており、中空孔29bの軸受31取付け側端部は開放されて中空孔14aに連通している。又、従動軸29には、長手方向へ所定の間隔で、中空孔29bと従動軸29の径方向外方とを連通させるよう、複数の吸気孔29cが穿設されている。
【0023】
図5、6に示すごとく、支持部材15には、プーリ27,34間及びプーリ34,34間に位置するよう、アイドルローラ35がプーリ27,34と平行に取付けられており、プーリ27,34及びアイドルローラ35には、無端状のタイミングベルト36が巻掛けられて、全体として基板4を搬送し得るようにしたコンベヤが形成されている。
【0024】
支持部材14には、隣合う中空孔14aを連通させるよう、図8、9においては紙面に直行する方向、図7においては紙面と平行な方向へ延在する連通孔14bが形成されている。中空孔14a及び連通孔14bの外側部は図8、9に示すように、開放されており、支持部材14の外側面には、中空孔14a及び連通孔14bを塞ぐよう、前後で2枚に分割したフラットバー状の蓋板37が取付けられている。又、各蓋板37には、何れかの中空孔14aと同心状に連通するよう、図7に示すように吸引孔37aが、蓋板37を厚さ方向へ貫通するよう穿設されている。
【0025】
中間支持部材18の上面には、中間支持部材18に沿い延在する蓋板38が取付けられており、中間支持部材18に形成された凹部に取付けた軸受26,33が脱落しないようになっている。
【0026】
方形枠体3には、ストックユニット12に搭載されて搬送ラインの高さ位置にある基板4を搬入、搬出し得るよう、図10、11に示すごとく、駆動装置39が設置されている。而して、駆動装置39はLMガイド40に沿って駆動軸22と平行な方向へ移動するベース41と、ベース41に搭載されてベース41が移動することにより図8に示すクラッチ28に対し近接離反し得るようにした減速電動機42と、ベース41を介し減速電動機42を駆動軸22と平行な方向へ移動させるための流体圧シリンダ43を備えており、減速電動機42の出力軸42aにはクラッチ44が設けられている。
【0027】
クラッチ44は、減速電動機42の出力軸42aに直接外嵌、固定される円筒体45と、円筒体45の先端に出力軸42aを包囲するごとく取付けられた、弾性のある円筒蛇腹状の動力伝達部46と、動力伝達部46の先端に取付けられた円筒体47と、円筒体47に嵌入したクラッチ本体48とを備え、クラッチ本体48には、クラッチ28に近接した際に、クラッチ孔22aに嵌入するピン49及びクラッチ孔28aに嵌入する複数のピン50を備えている。
【0028】
方形枠体3とカバー53により構成されるケーシングの基板進行方向D1上流側の面には、図1、2、13に示すように、ヘパフィルタ51を有する送気ファン52が取付けられている。又、図12〜図14に示すように、ケーシングの基板進行方向D1下流側のカバー53内には、カバー53から所定の間隔を置いて、ケーシングを基板進行方向D1上流側と下流側を仕切るごとく、スリット54a,55aを有する2枚の風量調整板54,55が設けられ、スリット調整ボルト56によりスリット54a,55aの互いに重なる部分の隙間Wを調整し得るようになっている。隙間Wは一旦調整されればその状態が維持されるようになっている。
【0029】
カバー53等と風量調整板54とにより形成される空間57内には、基板進行方向D1に対し直交する方向へ水平に延びる複数段の吸気管58が配設されており、吸気管58の空間57内に位置する部分には、吸気管58に沿い複数の短管状の吸気口59が、上端部が開放されるよう、取付けられている。
【0030】
吸気管58はケーシング外へ延在し、その端部は図4に示すごとく、縦向きに設置した排気筒60に接続されており、排気筒60の下部には、排気ファン61が設置されている。而して、基板4のストックユニット12へのストック時には、送気ファン52を駆動することにより、ケーシング内に空気を供給してケーシング内の塵埃を空気に同伴させ、スリット54a,55aにより形成される隙間から空間57内へ排気し得るようになっており、又空間57内へ排気された空気は排気ファン61により吸気口59を介して吸気管58内へ導入され、排気ファン61によって外部へ排出し得るようになっている。
【0031】
方形枠体3の駆動装置39を設置した側とは反対側には、基板4の搬送ラインと略同じ高さ位置となるよう、図3に示すごとく吸気ユニット62が配置されている。吸気ユニット62の詳細は図15、16に示されており、吸気ユニット62は、有底中空状で軸心が従動ローラユニット21における所定の従動軸29と同一軸線上となるよう配置された吸気ノズル63と、吸気ノズル63を蓋板37の吸引孔37aに対し近接離反させる流体圧シリンダ64と、吸気ノズル63にハーフユニオン65を介して接続されたフレキシブルチューブ66を備えており、フレキシブルチューブ66には図示してないが、吸込みファンが接続されている。
【0032】
而して、吸込みファンを駆動することにより、駆動ローラユニット20及び従動ローラユニット21に付着した塵埃、或は駆動ローラユニット20及び従動ローラユニット21近傍の塵埃は、空気に同伴されて吸気孔22c,29cから駆動軸22及び従動軸29の中空孔22b,29b内に吸込まれ、中空孔22b,29bから中空孔14a、連通孔14b、吸気ノズル63が対向配置してある中空孔14aを経て、又一部は直接、吸気ノズル63が対向配置してある中空孔14aを経て、蓋板37の吸引孔37aを通り吸気ノズル63に吸込まれ、ハーフユニオン65、フレキシブルチューブ66を経て吸込みファンにより外部へ排気され得るようになっている。
【0033】
なお、図3中、67はケーシング内の一側に基板進行方向D1下流側に位置するよう設けられ、送給されてきた基板4の先端を検出したら駆動装置39の減速電動機42に減速指令を与える減速指令センサ、68は減速指令センサ67よりも基板進行方向D1下流側に設けられ、送給されてきた基板4の先端を検出したら駆動装置39の減速電動機42に停止指令を与える停止指令センサ、69は停止指令センサ68よりも基板進行方向D1下流側に設けられ、停止すべき位置を越えた基板4の先端を検出するオーバラン検出センサであり、センサ67〜69は何れも光センサである。
又、70はケーシング内の他側にセンサ67〜69と対向するよう設けられ、基板4の先端を検出しない場合には、センサ67〜69から出射されてきた光を反射する反射ミラーである。
【0034】
更に、図3中、71a,71bは基板4がオーバラン位置よりももっと前方へはみ出したことを検出する光センサ型のはみ出し検出センサであり、はみ出し検出センサ71a,71bは対向配置されている。
【0035】
図4中、73はリフタテーブル8の高さ位置延いてはストックユニット12のうち、何段目のストックユニット12が基板4の搬送ラインにあるかを検出するためのシリンダ型の高さ位置検出センサ、74はリフタテーブル8の下限位置検出センサ、75はリフタテーブル8の上限位置検出センサである。
【0036】
図1、3中、76は天端が基板4の搬送ラインと同一レベルの入側ピンチローラ、77は同じく出側ピンチローラであり、図1、4中、78は最上部のストックユニット12の上方に載置され、ストックユニット12と共に昇降し得るようにした蓋、図8、9中、79は駆動軸22及び従動軸29の下方に位置すると共に枠体13の下面全面を覆い得るよう配置された防塵カバーである。
【0037】
次に、上記図示例の作動を説明する。
基板4をストックユニット12にストックする際には、予め送気ファン52、排気ファン61等のファン類を駆動しておき、各センサ類も作動させておく。而してリフタ5の駆動装置9を駆動してボールネジ軸10を最大限に突出させると、リフタテーブル8延いてはストックユニット12は自重で下限位置まで下降する。従って、最上段のストックユニット12における搬送ローラ23,30の上面は基板4の搬送ラインの高さに位置する。リフタテーブル8が下限位置まで下降したことは、下限位置検出センサ74により検出される。
【0038】
最上段のストックユニット12における搬送ローラ23,30の上面が基板4の搬送ラインの高さに位置したら、駆動装置39の減速電動機42を駆動すると共に、流体圧シリンダ43を作動させて減速電動機42を前進させる。このため、クラッチ44は最上段の駆動ローラユニット20のクラッチ28に近接し、ピン49はクラッチ孔22aに嵌入し、ピン50はクラッチ孔28aに嵌入する。その結果、最上段の駆動ローラユニット20の駆動軸22、プーリ27、搬送ローラ23が回転を開始し、又同時にタイミングベルト36が回動を開始する。
【0039】
そうすると、従動ローラユニット21のプーリ34がタイミングベルト36により回転を開始し、延いては、従動軸29、搬送ローラ30が回転を開始する。従って、搬送ラインを送給されてきた基板4は、搬送ラインからピンチローラ76を経て基板ストック装置の最上段のストックユニット12に取込まれ、ストックユニット12内を搬送ローラ23,30により基板進行方向D1へ送られる。
【0040】
基板4が最上段のストックユニット12内で搬送ローラ23,30により搬送されて所定位置に達すると、基板4の進行方向先端位置が減速指令センサ67により検出され、その検出信号が減速電動機42に与えられ、減速電動機42は減速され、搬送ローラ23,30も減速されて基板4の送り速度は遅くなる。又、減速された基板4が更に前進してその先端が停止指令センサ68により検出されると、停止指令が減速電動機42にて与えられ、減速電動機42は制動を掛けられ、停止する。このため、搬送ローラ23,30も停止して基板4は最上段のストックユニット12内に所定の状態で停止し、ストックされる。
【0041】
基板4がストックユニット12内でオーバランした場合には、オーバラン検出センサ69が基板4のオーバランを検出し、ストックユニット12からはみ出した場合には、はみ出し検出センサ71a,71bが検出を行う。この場合には、次にリフタテーブル8を昇降させようとしても、昇降できないように電気系統がインターロックされている。
【0042】
減速電動機42が停止すると、図10に示す流体圧シリンダ43によりベース41を介して減速電動機42が駆動ローラユニット20から離反する方向へ移動し、クラッチ44はクラッチ28から離脱する。
【0043】
一方、上述のように、最上段のストックユニット12に基板4を搬入する際には、図15、16に示す流体圧シリンダ64が作動して吸気ノズル63が所定の従動ローラユニット21側に移動し、吸気ノズル63の先端部は、最上段におけるストックユニット12における蓋板37に設けられている吸引孔37aに嵌入する。このため、最上段のストックユニット12に設けられている駆動軸22の吸気孔22c及び従動軸29の吸気孔29cから、塵埃を同伴した空気が中空孔22b,29bに導入され、中空孔22b,29bや中空孔14a、連通孔14bを通って吸気ノズル63に吸引され、ハーフユニオン65、フレキシブルチューブ66を経てファンにより外部へ排気される。このため、最上段のストックユニット12に搬入されてストックされた基板4は清浄に保持される。
【0044】
又、送気ファン52が駆動されることにより、外気がケーシング内に導入され、ケーシング内の上部にある塵埃は空気に同伴されてスリット55a,54aの間の隙間Wから図13、14に示す空間57に排出され、吸気口59から吸気管58に導入されて排気筒60を通り、排気ファン61によって外部へ排出される。このため、ケーシング内の上部は清浄に保持され、基板4も清浄な状態を保持することができる。
【0045】
最上段のストックユニット12に基板4が取込まれてストックされたら、リフタ5の駆動装置9が駆動されて、ボールネジ軸10が駆動され、駆動輪11がアーム6,7を起立させる方向へ作動するため、リフタテーブル8延いてはストックユニット12が上昇する。而して、上から2段目のストックユニット12における搬送ローラ23,30の上面が基板4の搬送ラインの高さに位置したら、高さ位置検出センサ73から指令が出力されてリフタ5の駆動装置9に与えられ、駆動装置9は停止する。
【0046】
第二段目のストックユニット12における搬送ローラ23,30の上面が基板4の搬送ラインの高さに位置したら、上述と同様、駆動装置39の減速電動機42を駆動すると共に、流体圧シリンダ43を作動させて減速電動機42を前進させる。このため、クラッチ44は第二段目の駆動ローラユニット20のクラッチ28に近接し、ピン49はクラッチ孔22aに嵌入し、ピン50はクラッチ孔28aに嵌入する。その結果、第二段目の駆動ローラユニット20の駆動軸22、プーリ27、搬送ローラ23が回転を開始し、又同時にタイミングベルト36が回動を開始する。
【0047】
そうすると、従動ローラユニット21のプーリ34がタイミングベルト36により回転を開始し、延いては、従動軸29、搬送ローラ30が回転を開始する。従って、搬送ラインを送給されてきた基板4は、搬送ラインからピンチローラ76を経て基板ストック装置の第二段目のストックユニット12に搬入され、ストックユニット12内を搬送ローラ23,30により基板進行方向D1へ送られる。
【0048】
基板4が第二段目のストックユニット12内で搬送ローラ23,30により搬送されて所定位置に達すると、基板4の進行方向先端位置が減速指令センサ67荷より検出され、その検出信号が減速電動機42に与えられ、減速電動機42は減速され、搬送ローラ23,30も減速されて基板4の送り速度は遅くなる。又、減速された基板4が更に前進してその先端が停止指令センサ68により検出されると、停止指令が減速電動機42にて与えられ、減速電動機42は制動を掛けられ、停止する。このため、搬送ローラ23,30も停止して基板4は第二段目のストックユニット12内に所定の状態で停止し、ストックされる。
【0049】
基板4がストックユニット12内でオーバランした場合には、オーバラン検出センサ69が基板4のオーバランを検出し、ストックユニット12からはみ出した場合には、はみ出し検出センサ71a,71bが検出を行う。この場合には、次にリフタテーブル8を昇降させようとしても、昇降できないように電気系統がインターロックしてある。
【0050】
減速電動機42が停止すると、図10に示す流体圧シリンダ43によりベース41を介して減速電動機42が駆動ローラユニット20から離反する方向へ移動し、クラッチ44はクラッチ28から離脱する。
【0051】
一方、ストックユニット12に基板4を送給する際には、図15、16に示す流体圧シリンダ64が作動して吸気ノズル63が所定の従動ローラユニット21側に移動し、吸気ノズル63の先端部は、第二段目のストックユニット12における蓋板37に設けられている吸引孔37aに嵌入する。このため、最上段のストックユニット12に設けられている駆動軸22の吸気孔22c及び従動軸29の吸気孔29cから、塵埃を同伴した空気が中空孔22b,29bに導入され、中空孔22b,29bや中空孔14a、連通孔14bを通って吸気ノズル63に吸引され、ハーフユニオン65、フレキシブルチューブ66を経てファンにより外部へ排気される。このため、最上段のストックユニット12に取込まれてストックされた基板4は清浄に保持される。
【0052】
又、送気ファン52が駆動されることにより、外気がケーシング内に導入され、ケーシングの上部にある塵埃は空気に同伴されてスリット55a,54aの間の隙間から図13、14に示す空間57に排出され、吸気口59から吸気管58に導入されて排気筒60を通り、排気ファン61によって外部へ排出される。このため、ケーシング内の上部は清浄に保持され、基板4も清浄な状態を保持することができる。
【0053】
第二段目のストックユニット12に基板4が取込まれてストックされたら、リフタ5の駆動装置9が駆動されて、ボールネジ軸10が駆動され、駆動輪11が更にアーム6,7を起立させる方向へ作動するため、リフタテーブル8延いてはストックユニット12が上昇する。
而して、上から三段目のストックユニット12における搬送ローラ23,30の上面が基板4の搬送ラインの高さに位置したら、高さ位置検出センサ73から指令が出力されてリフタ5の駆動装置9に与えられ、駆動装置9は停止し、以降は最上段や二段目に基板4を取込みストックする場合と同様にして、基板4の搬入作業が行われる。又、四段目よりも下方のストックユニット12に対しても同様に作業が行われる。
【0054】
全てのストックユニット12に基板4が取込まれストックされると、ストックユニット12は最上方に位置する。ストックユニット12が上限位置まで上昇したことは、上限位置検出センサ75により検出される。
【0055】
而して、基板4が全てのストックユニット12にストックされている間は、送気ファン52は駆動されており、各ストックユニット12内には空気が流通されて各ストックユニット12内の塵埃の除去が行われる。
【0056】
各ストックユニット12にストックされている基板4を搬出する場合には、リフタ5の駆動装置9を駆動してボールネジ軸10を最大限に突出させる。そうすると、リフタテーブル8延いてはストックユニット12は自重で下限位置まで下降する。従って、最上段のストックユニット12における搬送ローラ23,30の上面は基板4の搬送ラインの高さに位置する。リフタテーブル8が下限位置まで下降したことは、下限位置検出センサ74により検出される。
【0057】
最上段のストックユニット12における搬送ローラ23,30の上面が基板4の搬送ラインの高さに位置したら、駆動装置39の減速電動機42を駆動すると共に、流体圧シリンダ43を作動させて減速電動機42を前進させる。このため、クラッチ44は最上段の駆動ローラユニット20のクラッチ28に近接し、ピン49はクラッチ孔22aに嵌入し、ピン50はクラッチ孔28aに嵌入する。その結果、最上段の駆動ローラユニット20の駆動軸22、プーリ27、搬送ローラ23が回転を開始し、又同時にタイミングベルト36が回動を開始する。
【0058】
そうすると、従動ローラユニット21のプーリ34がタイミングベルト36により回転を開始し、延いては、従動軸29、搬送ローラ30が回転を開始する。従って、最上段のストックユニット12にストックされていた基板4は、搬送ローラ23,30により基板進行方向D1へ搬送され、ストックユニット12からピンチローラ77を介して搬送ラインへ搬出される。
【0059】
最上段のストックユニット12にストックされていた基板4が下流側に搬出されると、減速電動機42が停止させられ、このため、搬送ローラ23,30が停止する。又、減速電動機42が停止したら、図10に示す流体圧シリンダ43によりベース41を介して減速電動機42を駆動ローラユニット20から離反する方向へ移動し、クラッチ44はクラッチ28から離脱させる。
【0060】
最上段のストックユニット12にストックされていた基板4が搬出されたら、リフタ5の駆動装置9が駆動されて、ボールネジ軸10が駆動され、駆動輪11がアーム6,7を起立させる方向へ作動するため、リフタテーブル8延いてはストックユニット12が上昇する。而して、上から2段目のストックユニット12における搬送ローラ23,30の上面が基板4の搬送ラインの高さに位置したら、高さ位置検出センサ73から指令が出力されてリフタ5の駆動装置9に与えられ、駆動装置9は停止する。
【0061】
第二段目のストックユニット12における搬送ローラ23,30の上面が基板4の搬送ラインの高さに位置したら、駆動装置39の減速電動機42を駆動すると共に、流体圧シリンダ43を作動させて減速電動機42を前進させる。このため、クラッチ44は第二段目の駆動ローラユニット20のクラッチ28に近接し、ピン49はクラッチ孔22aに嵌入し、ピン50はクラッチ孔28aに嵌入する。その結果、第二段目の駆動ローラユニット20の駆動軸22、プーリ27、搬送ローラ23が回転を開始し、又同時にタイミングベルト36が回動を開始する。
【0062】
そうすると、上記した場合と同様、従動ローラユニット21のプーリ34がタイミングベルト36により回転を開始し、延いては、従動軸29、搬送ローラ30が回転を開始する。従って、第二段目のストックユニット12にストックされていた基板4は搬送ローラ23,30により基板進行方向D1へ送られて、ストックユニット12から搬送ラインへ搬出される。
【0063】
而して、第二段目のストックユニット12から基板4が搬送ラインへ搬出されると、減速電動機42が停止させられ、このため、搬送ローラ23,30が停止する。又、減速電動機42が停止したら、図10に示す流体圧シリンダ43によりベース41を介して減速電動機42を駆動ローラユニット20から離反する方向へ移動し、クラッチ44はクラッチ28から離脱させる。
【0064】
第二段目のストックユニット12から基板4が搬送ラインに搬出されたら、又リフタ5の駆動装置9が駆動され、リフタテーブル8が所定量上昇することにより、ストックユニット12が上昇し、第三段目のストックユニット12における搬送ローラ23,30の上面が搬送ラインの高さに位置する。そこで前記したところと同様にして、第三段目のストックユニット12の駆動ローラユニット20及び従動ローラユニット21を駆動し、上述したと同様にして基板4を第三段目のストックユニット12から搬送ラインへ搬出する。又第四段目よりも下方のストックユニット12においても、基板4は上述した手順でストックユニット12から搬送ラインへ搬出される。
【0065】
本発明の図示例によれば、基板4のいわゆる先入れ先出しを行うことができるが、先入れ先出しを行わなくとも実施は可能である。又、本発明の図示例では、搬送ラインの基板進行方向D1上流側から搬入した基板4を人手を要さず自動的にストックできると共に、ストックしておいた基板4を人手を要さず自動的に基板進行方向D1下流側の搬送ラインに搬出できるため、省力化、省人化を図ることができる。
【0066】
なお、本発明の基板ストック装置は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0067】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明の請求項1〜4記載の基板ストック装置によれば、搬送ラインの基板進行方向D1上流側から搬入した基板4を人手を要さず自動的にストックできると共に、ストックしておいた基板4を人手を要さず自動的に基板進行方向D1下流側の搬送ラインに搬出できるため、省力化、省人化を図ることができるという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基板ストック装置の実施の形態の一例を示す側面図である。
【図2】図1のII−II方向矢視図である。
【図3】図1のIII−III方向矢視図である。
【図4】図1のIV−IV方向矢視図である。
【図5】本発明の基板ストック装置に適用するストックユニットにおける枠体の平面図である。
【図6】図5のVI−VI方向矢視図である。
【図7】図5のVII−VII方向矢視図である。
【図8】本発明の基板ストック装置に適用するストックユニットにおける駆動ローラユニットの正面図である。
【図9】本発明の基板ストック装置に適用するストックユニットにおける従動ローラユニットの正面図である。
【図10】本発明の基板ストック装置に適用するストックユニットにおける駆動ローラユニットの駆動装置の平面図である。
【図11】図10のXI−XI方向矢視図である。
【図12】本発明の基板ストック装置に適用する風量調整板及び排気用のスリット並びに吸気管の正面図である。
【図13】図12のXIII−XIII方向矢視図である。
【図14】図12のXIV−XIV方向矢視図である。
【図15】本発明の基板ストック装置に適用する吸気ユニットの平面図である。
【図16】図15のXVI−XVI方向矢視図である。
【符号の説明】
方形枠体
4 基板
8 リフタテーブル
12 ストックユニット
13 枠体
14 支持部材
14a 中空孔
14b 中空孔
15 支持部材
15a 中空孔
20 駆動ローラユニット
21 従動ローラユニット
22 駆動軸
22a クラッチ孔
22b 中空孔
22c 吸気孔
23 搬送ローラ
27 プーリ
28 クラッチ
29 従動軸
29b 中空孔
29c 吸気孔
30 搬送ローラ
34 プーリ
36 タイミングベルト(ベルト)
37 蓋板
37a 吸引孔
39 駆動装置
41 ベース
49 ピン
50 ピン
42 減速電動機( 駆動装置)
44 クラッチ
51 ヘパフィルタ
52 送気ファン
54 風量調整板
54a スリット
55 風量調整板
55a スリット
57 空間
58 吸気管
61 排気ファン
63 吸気ノズル
W 隙間

Claims (4)

  1. 床に固定される方形枠体(3)に前後搬送ラインの高さ位置にある基板(4)の搬入口と搬出口を有する、遮蔽されたカバーが取付けられたケーシング内に、昇降可能なリフタテーブル(8)を配設し、
    支持部材(14)(15)の前端及び後端を接続部材で接続して全体として額縁状に形成され、前記支持部材(14)(15)に所定の間隔で複数穿孔された中空孔(14a)(15a)に嵌入された軸受を介して、一端を前記支持部材から突出させ、且つ長手方向へ所定の間隔で複数の搬送ローラ(30)が外嵌された1本の駆動軸(22)及び複数の従動軸(29)が軸支された、搬入口から搬入した基板(4)をストックし得ると共にストックされていた基板(4)を搬出口から搬出し得るようにしたローラコンベヤを形成するストックユニット(12)を前記リフタテーブル(8)に複数段に設置し、
    前記基板(4)を搬入搬出するための前記ストックユニット(12)の駆動機構として

    前記従動軸(29)と前記支持部材から突出した従動軸(29)の一端にプーリ(34)を備えた複数の従動ローラユニット(21)と、
    前記駆動軸(22)と前記支持部材から突出した駆動軸(22)の一端にプーリ(27)とその外側において軸心部にクラッチ孔(22a)を同心状に複数のクラッチ孔(28a)を有するクラッチ(28)とを備えた一つの駆動ローラユニット(20)と、
    複数のプーリ(34)と前記プーリ(27)とに巻き掛けられる無端状のベルト(36)と、
    前記方形枠(3)に設置されて、前記駆動軸(22)と平行な方向へ移動するベース(41)と、前記クラッチ(28)に近接離反し得る出力軸(42a)には、クラッチ(28)に近接した際に、クラッチ孔(22a)に嵌入するピン(49)及びクラッチ孔(28a)に嵌入する複数のピン(50)を備えるクラッチ(44)を有する前記ベース(41)に搭載される減速電動機(42)とからなる一つの駆動装置(39)と、
    を備え、
    搬送ラインの高さ位置に位置するクラッチ(28)と近接離反可能なクラッチ(44)とを接合することで、搬送ラインの高さ位置に位置する前記ストックユニット(12)の駆動軸(22)及び従動軸(29)だけを駆動するよう構成し、
    前記ケーシングに排気手段を設けたことを特徴とする基板ストック装置。
  2. 前記ケーシングに設けた排気手段とは別に、第二の排気手段として、一端側が閉塞され他端側が開放されるよう、駆動軸(22)及び従動軸(29)に形成された、駆動軸(22)及び従動軸(29)の長手方向へ延びる中空孔(22b)(29b)と、
    該中空孔(22b)(29b)と駆動軸(22)及び従動軸(29)の径方向外方が連通するよう、駆動軸(22)及び従動軸(29)の径方向外方が連通するよう、駆動軸(22)及び従動軸(29)の径方向へ形成された複数の吸気孔(22c)(29c)と、
    前記支持部材(14)に形成されると共に、駆動軸(22)及び従動軸(29)の中空孔(22b)(29b)に連通するよう形成された中空孔(14a)(14b)と、
    該中空孔(14a)(14b)を経てきた空気を吸引し得るよう前記支持部材(14)の側部に取付けた蓋板(37)に形成した吸引孔(37a)と、
    該吸引孔(37a)に近接離反し得るよう、ケーシングの方形枠体(3)側に設けられた吸気ノズル(63)と、
    該吸気ノズル(63)からの空気を吸引して排気する排気ファンを設けた請求項1に記載の基板ストック装置。
  3. 前記ケーシングに設けた排気手段として、ケーシング内の基板(4)入側上部に取付けられたヘパフィルタ(51)付きの送気ファン(52)と、ケーシング内の基板(4)出側側上部に取付けられ且つ所定の隙間(W)に調整可能なスリット(54a)(55a)を有する複数枚の風量調整板(54)(55)と、該風量調整板(54)(55)のスリット(54a)(55a)を経て排気された空気が導入されるよう、一端側がケーシング内に設けられた吸気管(58)と、該吸気管(58)からの空気を排気する排気ファン(61)とを備えた請求項1又は2に記載の基板ストック装置。
  4. 基板(4)の搬入口と搬出口を有するケーシング内に、昇降可能なリフタテーブル(8)を配設し、該リフタテーブル(8)に、搬入口から搬入した基板(4)をストックし得ると共にストックされていた基板(4)を搬出口から搬出し得るようにしたコンベヤを備えた複数のストックユニット(12)を複数段に設置し、前記ケーシングに第一の排気手段を設け、前記ストックユニット(12)に第二の排気手段を設けた
    基板ストック装置であって、
    第二の排気手段は、
    一端側が閉塞され他端側が開放されるよう、駆動軸(22)及び従動軸(29)に形成された、駆動軸(22)及び従動軸(29)の長手方向へ延びる中空孔(22b)(29b)と、
    該中空孔(22b)(29b)と駆動軸(22)及び従動軸(29)の径方向外方が連通するよう、駆動軸(22)及び従動軸(29)の径方向へ形成された複数の吸気孔(22c)(29c)と、
    ストックユニット(12)の枠体(13)における駆動軸(22)及び従動軸(29)の支持部材(14)に形成されると共に駆動軸(22)及び従動軸(29)の中空孔(22b)(29b)に連通するよう形成された中空孔(14a)(14b)と、
    中空孔(14a)(14b)を経てきた空気を吸引し得るよう前記枠体(13)の側部に取付けた蓋板(37)に形成した吸引孔(37a)と、
    該吸引孔(37a)に近接離反し得るよう、ケーシングの方形枠体(3)側に設けられた吸気ノズル(63)と、該吸気ノズル(63)からの空気を吸引して排気する排気ファンを設けたことを特徴とする基板ストック装置。
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