JP3735171B2 - 切出し装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、積み重ねられた雑誌,書籍等の本を1冊ずつ切り出すための切出し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、本の取次店の配送センタでは、小売店から返品された雑誌,書籍等の本を出版社毎に仕分けるために仕分け装置が広く用いられており、この種の仕分け装置では、積み重ねられた本を1冊ずつ切り出して搬送するために、例えば特開平7−242335号公報に開示される切出し装置が用いられている。
【0003】
図8は、この公報に開示される切出し装置を示すもので、架台1には、先端を下向きに傾斜して配置され、積み重ねられた本2を先端側に供給する整列コンベヤ3が取り付けられている。
整列コンベヤ3の先端側には、積み重ねられた本2の表紙面を支持するストッパガイド4が配置されている。
【0004】
ストッパガイド4の本2と反対側には、揺動アーム5が配置されており、この揺動アーム5の揺動軸5aは、架台1に回動自在に支持されている。
この揺動アーム5のストッパガイド4に対向する対向面には、3本のエアシリンダ6が取り付けられている。
これ等のエアシリンダ6には、ストッパガイド4に向けて伸縮されるピストンロッド7が収容されている。
【0005】
ピストンロッド7の先端には、吸着面がストッパガイド4に対向する吸着盤8が配置されている。
架台1の整列コンベヤ3の先端近傍には、架台1に揺動自在に支持される第1揺動レバー9が配置されている。
揺動アーム5の揺動軸5aには、連結リンク10を介して第1揺動レバー9に連結される第2揺動レバー11が取り付けられている。
【0006】
架台1の底面には、モータ12が配置されており、このモータ12の回転軸12aには、回転板13が取り付けられている。
回転板13の側面の外周近傍には、連結軸13aが回転自在に取り付けられており、この連結軸13aの先端は、連結リンク10の中央近傍の側面に回転自在に連結されている。
【0007】
そして、架台1の上部には、切り出された本2を搬出する搬出コンベヤ14が配置されている。
上述した切出し装置では、揺動アーム5が図に実線で示した状態の時に、エアシリンダ6のピストンロッド7が伸ばされ、ストッパガイド4に当接される本2の表紙面に吸着盤8が当接されて、本2が吸着盤8に吸着される。
【0008】
この状態で回転板13がモータ12により回転駆動され、回転板13の連結軸13aに接続されている連結リンク10を介して、回転板13の回転運動が揺動運動に変換され、第1揺動レバー9と第2揺動レバー11とに伝達される。
そして、揺動軸5aを介して第2揺動レバー11に連結されている揺動アーム5が図に1点鎖線で示したように、上方に配置される搬出コンベヤ14まで揺動された後、エアシリンダ6のピストンロッド7が縮められて、整列コンベヤ3から切り出された本2が搬出コンベヤ14上に乗せられる。
【0009】
すなわち、上述した切出し装置では、回転板13,連結リンク10,第1揺動レバー9、および、第2揺動レバー11からなる揺動機構を配置し、この揺動機構により揺動される揺動アーム5の対向面にエアシリンダ6を介して吸着盤8を配置して、本2の表紙面を吸着盤8により直接吸着して整列コンベヤ3から切り出した後、揺動アーム5の揺動により搬出コンベヤ14上に本2が搬送されるため、本2の表紙面を確実に吸着することができ、本2を1冊ずつ確実に切り出すことができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した切出し装置では、エアシリンダ6を介して吸着盤8が配置される揺動アーム5を、回転板13,連結リンク10,第1揺動レバー9、および、第2揺動レバー11からなる揺動機構により揺動させているため、構成部品が多く、装置が大型化して、広大な設置面積を必要とするという問題があった。
【0011】
また、エアシリンダ6を介して吸着盤8が配置される揺動アーム5を、回転板13,連結リンク10,第1揺動レバー9、および、第2揺動レバー11からなる揺動機構により揺動させているため、モータ12の駆動力で駆動される構成部品が重く、駆動能力の大きなモータ12を配置する必要があり、装置が大型化して、広大な設置面積を必要とするという問題があった。
【0012】
さらに、上述した切出し装置では、揺動アーム5に配置される吸着盤8に吸着された本2が、揺動アーム5の揺動軸5aを中心とした大きな円弧状の軌跡を描いて搬送されるため、搬送速度を速くすることが困難であり、本2を切り出す切出し速度を速くすることが困難であるという問題があった。
本発明は、かかる従来の問題を解決するためになされたもので、設置面積を確実に小さくすることができ、従来よりも大幅に切出し速度を速くすることができる切出し装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の切出し装置は、先端を下向きに傾斜して配置され、搬送方向に積み重ねられた本を搬送する搬入コンベヤと、前記搬入コンベヤの側面に配置され、前記積み重ねられた本の一端を案内する整列部材と、前記搬入コンベヤの先端側に配置されると共に、前記積み重ねられた本の表紙面を支持する切出し面が形成され、前記切出し面の上下方向に搬送溝が形成される案内部材と、前記案内部材の前記搬入コンベヤと反対側に配置され、前記案内部材の前記切出し面に対向して配置される周回路に連動して周回され前記切出し面の前記搬送溝に沿って移動される吸着盤により、前記切出し面に当接される前記本の表紙面を吸着し、前記本を前記切出し面に沿って上側に搬送する切出し手段と、前記案内部材の上方に前記搬入コンベヤと反対側に配置される搬出コンベヤと、前記案内部材の上方に配置され、前記案内部材の前記切出し面の上側に搬送された前記本を前記搬出コンベヤ側に押し出す押出し手段とを備えてなることを特徴とする。
【0014】
請求項2記載の切出し装置は、請求項1記載の切出し装置において、前記切出し手段には、前記案内部材の幅方向に間隔を置いて平行に複数の周回路が配置され、前記隣接する周回路上には、吸着盤が交互に反対側に配置されていることを特徴とする。
請求項3記載の切出し装置は、請求項1または請求項2記載の切出し装置において、前記切出し手段は、前記案内部材の前記搬入コンベヤと反対側に前記切出し面と平行に配置されると共に、駆動モータにより回転駆動され、回動自在に連結される前記吸着盤を前記切出し面の前記搬送溝に沿って周回させる楕円環状の切出しチェーンと、前記吸着盤に負圧を供給またこの負圧の供給を停止する吸引ポンプと、一端を前記吸着盤に固定される切出し伸縮ロッドと、前記切出し伸縮ロッドを前記案内部材に向けて移動自在に支持する切出し移動基台と、前記切出しチェーンと平行に配置され、前記切出し移動基台を移動自在に支持する切出し基台支持レールとを有してなることを特徴とする。
【0015】
請求項4記載の切出し装置は、請求項1ないし請求項3のいずれか1項記載の切出し装置において、前記押出し手段は、前記案内部材の上方に前記切出し面に対向して配置され、駆動モータにより回転駆動される楕円環状の押出しチェーンと、一端を前記押出しチェーンに回動自在に連結される押出し伸縮ロッドと、前記押出し伸縮ロッドの他端に固定され、前記案内部材の前記切出し面に向けて突出する押出し部材と、前記押出し伸縮ロッドを前記案内部材の前記切出し面に向けて移動自在に支持する押出し移動基台と、前記押出しチェーンと平行に配置され、前記押出し移動基台を移動自在に支持する押出し基台支持レールとを有してなることを特徴とする。
【0016】
請求項5記載の切出し装置は、請求項1ないし請求項4のいずれか1項記載の切出し装置において、前記搬入コンベヤと前記案内部材との間に配置され、前記吸着盤の吸着動作の開始に連動して前記本を前記案内部材の前記切出し面側に移動させる吸着連動コンベヤを配置してなることを特徴とする。
請求項6記載の切出し装置は、請求項1ないし請求項5のいずれか1項記載の切出し装置において、前記搬入コンベヤは、前記整列部材側を下にして傾斜して配置されていることを特徴とする。
【0017】
(作用)
請求項1記載の切出し装置では、一端を整列部材に案内されて搬送方向に積み重ねられた本が、搬入コンベヤにより案内部材側に搬送され、案内部材の切出し面に本の表紙面が当接される。
そして、この本の表紙面が切出し面の搬送溝に開口する吸着盤により吸着され、この状態で吸着盤が周回路に沿って周回され、本が案内部材の切出し面に沿って上側に搬送された後、押出し手段により搬送コンベア側に押し出されて、本が搬出コンベヤ上に乗せられる。
【0018】
請求項2記載の切出し装置では、案内部材の幅方向に間隔を置いて複数の周回路が平行に配置され、これ等の隣接する周回路上に吸着盤が交互に反対側に配置され、先行の吸着盤に吸着された本が切り出された後、次の本が後行の吸着盤により吸着され切り出される。
請求項3記載の切出し装置では、案内部材の搬入コンベヤと反対側に、切出し面と平行に切出しチェーンが配置され、この切出しチェーンに回動自在に連結される吸着盤が、駆動モータにより切出しチェーンが回転駆動されることにより、切出し面の搬送溝に沿って周回される。
【0019】
また、同時に吸着盤は、吸着盤に固定される切出し伸縮ロッドを案内部材に向けて移動自在に支持する切出し移動基台により、切出し面に向けて案内され、切出し移動基台は、切出しチェーンに沿って移動自在に支持される切出し基台支持レールにより、切出し面に沿って上下に案内される。
【0020】
すなわち、切出し移動基台が切出しチェーンの周回に連動して切出し基台支持レールに案内され、切出し面の下側に移動した時に、切出し移動基台に案内される切出しロッドが切出しチェーンの周回に連動して切出し面側に案内されて、吸着盤が切出し面の搬送溝に移動され、本の表紙面が吸着盤に吸着される。
この状態で、切出し移動基台が切出しチェーンの周回に連動して切出し基台支持レールに案内され、切出し面の上側に移動して本の搬送が終了すると、吸着盤への吸引ポンプからの負圧の供給が停止され、切出し移動基台に案内される切出しロッドが切出しチェーンの周回に連動して切出し面と反対側に案内されて、吸着盤が切出し面の搬送溝から退避される。
【0021】
請求項4記載の切出し装置では、案内部材の上方に、切出し面に対向して押出しチェーンが配置され、押出しチェーンに押出し伸縮ロッドの一端が回動自在に連結され、押出し伸縮ロッドの他端に、切出し面に向けて突出して固定される押出し部材は、押出しチェーンが駆動モータにより回転駆動されることにより、押出しチェーンに連動して周回される。
【0022】
また、同時に押出し部材は、押出し伸縮ロッドを案内部材の切出し面に向けて移動自在の支持する押出し移動基台により、切出し面に向けて案内され、押出し移動基台を押出しチェーンに沿って移動自在に支持する押出し基台支持レールにより、切出し面に沿って上下に案内される。
すなわち、押出し移動基台が押出しチェーンの周回に連動して押出し基台支持レールに案内され、押出しチェーンの下側に移動した時に、押出し移動基台に案内される押出しロッドを介して、押出し部材が押出しチェーンの周回に連動して切り出し面側に移動し、切出し面の上側に搬送された本の下端が押出し部材に支持される。
【0023】
この状態で、押出し移動基台が押出しチェーンの周回に連動して押出し基台支持レールに案内され、押出しチェーンの上側に移動して本の押出しが終了すると、押出し移動基台に案内される押出しロッドが押出しチェーンの周回に連動し、切出し面の反対側に移動して、押出し部材が案内部材の切出し面から退避される。
請求項5記載の切出し装置では、吸着盤の吸着動作の開始に連動して、搬入コンベヤと案内部材との間に配置される吸着連動コンベヤにより、案内部材の切出し面側に本が移動され、最下段の本の表紙面が切出し面に押圧される。
【0024】
請求項6記載の切出し装置では、搬入コンベヤが整列部材側を下にして傾斜して配置され、搬入コンベヤ上に積み重ねられた本の一端が平坦に整列される。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の詳細を図面に示す実施形態について説明する。
【0026】
図1ないし図3は、本発明の切出し装置の一実施形態(請求項1ないし請求項6に対応)を示しており、図において符号21は、箱形状の本体ケースを示している。
本体ケース21は、図3に示すように、上方に向けて傾斜する傾斜面21aを有している。
【0027】
本体ケース21の傾斜面21aには、矩形板形状の案内部材23が傾斜角度に沿って配置されており、この案内部材23は、本体ケース21と反対側に平坦な切出し面23aを有している。
また、本体ケース21の傾斜面21aには、案内部材23の下端側に、本体ケース21の外側に突出する箱形状のコンベヤケース25が配置されている。
【0028】
コンベヤケース25は、本体ケース21の傾斜面21aに対して直角に形成される上面25aを有しており、この上面25aには、矩形板形状の搬送部材27が案内部材23の切出し面23aに対して直角に配置されている。
搬送部材27の上面の図の右側側部には、上方に突出する板形状の整列部材29が案内部材23に沿って切出し面23aに対して直角に配置されている。
【0029】
そして、整列部材29の上部には、箱形状の押出しケース31が配置されており、この押出しケース31は、案内部材23の切出し面23aに対向して開口する開口部31aを有している。
この実施形態では、本体ケース21は、整列部材29側を下にして傾斜して配置されており、架台33を介して床35に固定されている。
【0030】
すなわち、コンベヤケース25の上面に配置される搬送部材27は、整列部材29側を下にして傾斜して配置されている(請求項6に対応)。
また、この実施形態では、本体ケース21,案内部材23,コンベヤケース25,搬送部材27,整列部材29、および、押出しケース31は、金属材により形成されている。
【0031】
さらに、この実施形態の切出し装置では、図1に示すように、コンベヤケース25の内側に搬入コンベヤ37が配置されている。
コンベヤケース25の内側には、搬送部材27の下側の案内部材23側に、搬入コンベヤ用アイドルシャフト39が切出し面23aと平行に固定されている。搬入コンベヤ用アイドルシャフト39には、タイミングプーリからなる搬入コンベヤ用アイドルプーリ41が回転自在に支持されている。
【0032】
また、コンベヤケース25の内側には、搬送部材27の下側の案内部材23と反対側に、先端をコンベヤケース25の外側に貫通され搬入コンベヤ用駆動シャフト43が切出し面23aと平行に回転自在に支持されている。
搬入コンベヤ用駆動シャフト43のコンベヤケース25の内側には、タイミングプーリからなる搬入コンベヤ用駆動プーリ45が嵌合され固定されている。
【0033】
また、搬入コンベヤ用駆動シャフト43のコンベヤケース25の外側には、タイミングプーリからなる搬入コンベヤ用連結プーリ47が嵌合され固定されている。
【0034】
コンベヤケース25の外側の中央近傍には、搬入コンベヤ用駆動モータ49が配置されている。
この実施形態では、搬入コンベヤ用駆動モータ49は、電動モータの回転駆動力を減速して、駆動軸49aに出力する減速機が内蔵されるギヤ内蔵モータとされている。
【0035】
搬入コンベヤ用駆動モータ49の駆動軸49aには、タイミングプーリからなる搬入コンベヤ用モータプーリ51が嵌合され固定されている。
搬入コンベヤ用モータプーリ51と搬入コンベヤ用連結プーリ47との間には、タイミングベルトからなる搬入コンベヤ用駆動ベルト53が掛けられている。
そして、搬入コンベヤ用アイドルプーリ41と搬入コンベヤ用駆動プーリ45との間には、上述した搬入コンベヤ37が掛けられている。
【0036】
この実施形態では、搬入コンベヤ37は、図2に示すように、搬送部材27の幅方向に間隔を置いて配置される第1コンベヤベルト37A,第2コンベヤベルト37B,第3コンベヤベルト37C、および、第4コンベヤベルト37Dからなる。
搬送部材27には、搬入コンベヤ用アイドルシャフト39と搬入コンベヤ用駆動シャフト43との間に、案内部材23に向けて長孔形状の第1搬入ベルト用溝27a,第2搬入ベルト用溝27b,第3搬入ベルト用溝27c、および、第4搬入ベルト用溝27dが形成されている。
【0037】
そして、第1コンベヤベルト37A,第2コンベヤベルト37B,第3コンベヤベルト37C、および、第4コンベヤベルト37Dの上面側は、搬送部材27と平行に第1搬入ベルト用溝27a,第2搬入ベルト用溝27b,第3搬入ベルト用溝27c、および、第4搬入ベルト用溝27dから外側に露出されている。
これ等のコンベヤベルト37A,37B,37D,37Dは、搬入コンベヤ用アイドルシャフト39に回転自在に支持される第1搬入コンベヤ用アイドルプーリ41A,第2搬入コンベヤ用アイドルプーリ41B,第3搬入コンベヤ用アイドルプーリ41C,第4搬入コンベヤ用アイドルプーリ41Dと、搬入コンベヤ用駆動シャフト43に固定される第1搬入コンベヤ用駆動プーリ45A,第2搬入コンベヤ用駆動プーリ45B,第3搬入コンベヤ用駆動プーリ45C,第4搬入コンベヤ用駆動プーリ45Dとの間に掛けられている。
【0038】
また、搬入コンベヤ37の上面側には、図1に示すように、大きさの異なる複数の本55が搬送方向に積み重ねられている。
すなわち、この実施形態では、搬入コンベヤ37は、案内部材23側を下向きに傾斜して配置されており、積み重ねられた本55は、表紙面が案内部材23の切出し面23aに対向した状態で案内部材23側に搬送される。
【0039】
また、搬入コンベヤ37は、上述した搬送部材27の整列部材29側を下にした傾斜(図3に図示)に対応して、整列部材29側を下にして傾斜して配置されている(請求項6に対応)。
さらに、上述した実施形態では、搬入コンベヤ用アイドルシャフト39,搬入コンベヤ用アイドルプーリ41,搬入コンベヤ用駆動シャフト43,搬入コンベヤ用駆動プーリ45,搬入コンベヤ用連結プーリ47、および、搬入コンベヤ用モータプーリ51は、金属材により形成されている。
【0040】
また、この実施形態の切出し装置では、図1に示すように、本体ケース21の内側における案内部材23の下端部近傍に、連動コンベヤ用アイドルシャフト57が切出し面23aと平行に回転自在に支持されている(以下請求項5に対応)。
この連動コンベヤ用アイドルシャフト57には、タイミングプーリからなる連動コンベヤ用ガイドプーリ59が嵌合され固定されている。
【0041】
コンベヤケース25の内側には、搬入コンベヤ用アイドルシャフト39の下方に、先端をコンベヤケース25の外側に貫通される連動コンベヤ用駆動シャフト61が切出し面23aと平行に回転自在に支持されている。
【0042】
連動コンベヤ用駆動シャフト61のコンベヤケース25の内側には、タイミングプーリからなる連動コンベヤ用駆動プーリ63が嵌合され固定されている。
また、連動コンベヤ用駆動シャフト61のコンベヤケース25の外側には、タイミングプーリからなる連動コンベヤ用連結プーリ65が嵌合され固定されている。
【0043】
コンベヤケース25の外側には、搬入コンベヤ用駆動モータ49の下方に、連動コンベヤ用駆動モータ67が配置されている。
この実施形態では、連動コンベヤ用駆動モータ67は、搬入コンベヤ用駆動モータ49と同様のギヤ内蔵モータとされている。
連動コンベヤ用駆動モータ67の駆動軸67aには、タイミングプーリからなる連動コンベヤ用モータプーリ69が嵌合され固定されている。
【0044】
連動コンベヤ用モータプーリ69に連動コンベヤ用連結プーリ65との間には、タイミングベルトからなる連動コンベヤ用駆動ベルト71が掛けられている。
また、搬入コンベヤ用アイドルシャフト39には、タイミングプーリからなる連動コンベヤ用アイドルプーリ73が回転自在に支持されている。
そして、連動コンベヤ用ガイドプーリ59,連動コンベヤ用駆動プーリ63、および、連動コンベヤ用アイドルプーリ73には、吸着連動コンベヤ75が掛けられている。
【0045】
この実施形態では、吸着連動コンベヤ75は、図2に示すように、搬送部材27の幅方向に間隔を置いて配置される第5コンベヤベルト75A,第6コンベヤベルト75B、および、第7コンベヤベルト75Cからなる。
搬送部材27には、搬入コンベヤ用アイドルシャフト39と案内部材23との間に、案内部材23に向けて長孔形状の第1連動ベルト用溝27e,第2連動ベルト用溝27f、および、第3連動ベルト用溝27gが形成されている。
【0046】
そして、第5コンベヤベルト57A,第6コンベヤベルト75B、および、第7コンベヤベルト75Cの上面側は、搬送部材27と平行に第1連動ベルト用溝27e,第2連動ベルト用溝27f、および、第3連動ベルト用溝27gから外側に露出されている。
これ等のコンベヤベルト75A,75B,75Cは、搬入コンベヤ用アイドルシャフト39に回転自在に支持されている第1連動コンベヤ用アイドルプーリ73A,第2連動コンベヤ用アイドルプーリ73B、および、第3連動コンベヤ用アイドルプーリ73Cに掛けられている。
【0047】
すなわち、この実施形態では、搬入コンベヤ37により搬送されてきた本55は、吸着連動コンベヤ75に乗せ変えられた後、案内部材23の切出し面23a側に搬送される。
また、この実施形態では、連動コンベヤ用アイドルシャフト57,連動コンベヤ用ガイドプーリ59,連動コンベヤ用駆動シャフト61,連動コンベヤ用駆動プーリ63,連動コンベヤ用連結プーリ65、および、連動コンベヤ用モータプーリ69は、金属材により形成されている。
【0048】
さらに、この実施形態の切出し装置では、図1に示すように、本体ケース21の内側に切出し手段77が配置されている(以下請求項3に対応)。
この切出し手段77は、案内部材23の搬入コンベヤ37と反対側に配置される切出しチェーン79を有している。
切出しチェーン79は、楕円環状のローラチェーンからなり、対向する平行部が切出し面23aと平行に配置されている。
【0049】
本体ケース21の内側には、案内部材23の下部近傍に、切出しチェーン用アイドルシャフト81が切出し面23aと平行に固定されている。
切出しチェーン用アイドルシャフト81には、チェーンスプロケットからなる切出しチェーン用下側ガイドスプロケット83が回転自在に支持されている。
【0050】
また、本体ケース21の内側には、案内部材23の上部近傍に、切出しチェーン用駆動シャフト85が切出し面23aと平行に回転自在に支持されている。
切出しチェーン用駆動シャフト85には、チェーンスプロケットからなる切出しチェーン用上側ガイドスプロケット87と切出しチェーン用駆動スプロケット89とが間隔を置いて嵌合され固定されている。
【0051】
この実施形態では、切出しチェーン用上側ガイドスプロケット87と切出しチェーン用駆動スプロケット89とは、同一形状に形成されている。
さらに、本体ケース21の内側には、切出しチェーン用駆動シャフト85の案内部材23と反対側に、先端を本体ケース21の外側に貫通される切出しチェーン用連結シャフト91が切出し面23aと平行に回転自在に支持されている。
【0052】
切出しチェーン用連結シャフト91の本体ケース21の内側には、チェーンスプロケットからなる切出しチェーン用連結スプロケット93が嵌合され固定されている。
また、切出しチェーン用連結シャフト91の本体ケース21の外側には、タイミングプーリからなる切出しチェーン用連結プーリ95が嵌合され固定されている。
【0053】
本体ケース21の外側の中央近傍には、切出しチェーン用駆動モータ97が配置されている。
この実施形態では、切出しチェーン用駆動モータ97は、電動モータの回転駆動力を減速して、駆動軸97aに出力する減速機が内蔵されるギヤ内蔵モータとされている。
【0054】
切出しチェーン用駆動モータ97の駆動軸97aには、タイミングプーリからなる切出しチェーン用モータプーリ99が嵌合され固定されている。
切出しチェーン用モータプーリ99と切出しチェーン用連結プーリ95との間には、タイミングベルトからなる切出しチェーン用駆動ベルト101が掛けられている。
【0055】
また、切出しチェーン用連結スプロケット93と切出しチェーン用駆動スプロケット89との間には、ローラチェーンからなる切出しチェーン用駆動チェーン103が掛けられている。
そして、切出しチェーン用上側ガイドスプロケット87と切出しチェーン用下側ガイドスプロケット83との間には、上述した切出しチェーン79が掛けられている。
【0056】
また、本体ケース21の内側には、切出しチェーン79の案内部材23と反対側に、2本のパイプ材からなる切出し基台支持レール105が切出しチェーン79の平行部と平行に配置されている。
切出し基台支持レール105の両端部には、切出しチェーン用レール支持部材107が取り付けられており、切出し基台支持レール105は、切出しチェーン用レール支持部材107を介して本体ケース21に固定されている。
【0057】
切出し基台支持レール105には、矩形形状の切出し移動基台109が軸長方向に移動自在に支持されている。
切出し移動基台109の切出し基台支持レール105の手前側には、2本のパイプ材からなる切出し伸縮ロッド111が案内部材23の切出し面23aに向けて直角に移動自在に支持されている。
【0058】
切出し伸縮ロッド111の案内部材23側の端部には、上側に突出する板形状の吸着盤支持プレート113が固定されている。
吸着盤支持プレート113の上部の案内部材23側には、矩形形状の吸着盤支持ブロック115が固定されている。
この吸着盤支持ブロック115は、吸着盤支持ブロック115の側面を貫通する連結ピン117により、切出しチェーン79に回動自在に連結されている。
【0059】
吸着盤支持ブロック115の案内部材23側には、切出し面23aの後述する搬送溝23b側に吸着面が対向する吸着盤119が固定されている。
この実施形態では、吸着盤119は、ゴム材からなり、横断面形状が楕円形状に形成されている。
また、吸着盤支持ブロック115の下面には、先端を吸着盤119に連通される負圧ホース121が接続されている。
【0060】
負圧ホース121の吸着盤119と反対側の先端には、吸引ポンプ123が接続されている。
この実施形態では、図2に示すように、切出し手段77は、案内部材23の幅方向に間隔を置いて平行に配置される4条の切出しチェーン79A,79Bを有している(請求項2に対応)。
【0061】
これ等の切出しチェーン79A,79Bには、吸着盤119A,119Bが交互に周回路の反対側に位置するように1個ずつ配置されている(請求項2に対応)。
案内部材23の吸着盤119A,119Bが対向する位置には、切出し面23a側と切出しチェーン79側とを連通する上下方向に長孔形状の搬送溝23bが切出しチェーン79A,79Bに沿って形成されている。
【0062】
すなわち、吸着盤119A,119Bは、切出しチェーン79A,79Bの周回に連動して、案内部材23側に交互に移動され、搬送溝23bに挿入可能とされており、搬送溝23bを介して図1に示した本55の表紙面に当接可能とされている。
この実施形態では、切出しチェーン79,切出しチェーン用アイドルシャフト81,切出しチェーン用下側ガイドスプロケット83,切出しチェーン用駆動シャフト85,切出しチェーン用上側ガイドスプロケット87,切出しチェーン用駆動スプロケット89,切出しチェーン用連結シャフト91,切出しチェーン用連結スプロケット93,切出しチェーン用連結プーリ95,切出しチェーン用モータプーリ99,切出しチェーン用駆動チェーン103,切出し基台支持レール105,切出しチェーン用レール支持部材107,切出し移動基台109,切出し伸縮ロッド111,吸着盤支持プレート113,吸着盤支持ブロック115、および、連結ピン117は、金属材により形成されている。
【0063】
また、この実施形態の切出し装置では、図1に示すように、押出しケース31の内側に押出し手段125が配置されている(以下請求項4に対応)。
この押出し手段125は、楕円環状のローラチェーンからなる押出しチェーン127を有している。
押出しチェーン127は、対向する平行部が案内部材23の切出し面23aと平行に配置されている。
【0064】
押出しケース31の内側の下部近傍には、押出しチェーン用アイドルシャフト129が切出し面23aと平行に固定されている。
押出しチェーン用アイドルシャフト129には、チェーンスプロケットからなる押出しチェーン用下側ガイドスプロケット131が回転自在に支持されている。
また、押出しケース31の内側の上部近傍には、先端を押出しケース31の外側に貫通される押出しチェーン用駆動シャフト133が切出し面23aと平行に回転自在の支持されている。
【0065】
押出しチェーン用駆動シャフト133の押出しケース31の内側には、チェーンスプロケットからなる押出しチェーン用上側ガイドスプロケット135が嵌合され固定されている。
また、押出しチェーン用駆動シャフト133の押出しケース31の外側には、タイミングプーリからなる押出しチェーン用駆動プーリ137が嵌合され固定されている。
【0066】
押出しケース31の外側の上部近傍には、押出しチェーン用駆動モータ139が配置されている。
この実施形態では、押出しチェーン用駆動モータ139は、切出しチェーン用駆動モータ97と同様のギヤ内蔵モータとされている。
【0067】
押出しチェーン用駆動モータ139の駆動軸139aには、タイミングプーリからなる押出しチェーン用モータプーリ141が嵌合され固定されている。
この押出しチェーン用モータプーリ141と押出しチェーン用駆動プーリ137との間には、タイミングベルトからなる押出しチェーン用駆動ベルト143が掛けられている。
【0068】
そして、押出しチェーン用上側ガイドスプロケット135と押出しチェーン用下側ガイドスプロケット131との間には、上述した押出しチェーン127が掛けられている。
また、押出しケース31の押出しチェーン127と案内部材23との間には、パイプ材からなる押出し基台支持レール145が押出しチェーン127と平行に配置されている。
【0069】
この押出し基台支持レール145の両端部は、ビスB1,B2により押出しケース31に固定されている。
押出し基台支持レール145には、押出し移動基台147が軸長方向に移動自在に支持されている。
押出し移動基台147の押出し基台支持レール145の手前側には、パイプ材からなる押出し伸縮ロッド149が案内部材23の切出し面23aに向けて直角に移動自在に支持されている。
【0070】
押出し伸縮ロッド149の案内部材23側の端部には、切出し面23a側に突出する矩形板形状の押出し部材151が取り付けられている。
また、押出し伸縮ロッド149の押出しチェーン127側の端部には、ロッド連結部材153が固定されている。
そして、ロッド連結部材153は、ロッド連結部材153の側面を貫通する連結ピン155により、押出しチェーン127に回動自在に連結されている。
【0071】
この実施形態では、押出しチェーン127,押出しチェーン用アイドルシャフト129,押出しチェーン用下側ガイドスプロケット131,押出しチェーン用駆動シャフト133,押出しチェーン用上側ガイドスプロケット135,押出しチェーン用駆動プーリ137,押出しチェーン用モータプーリ141,押出し基台支持レール145,押出し移動基台147,押出し伸縮ロッド149,押出し部材151,ロッド連結部材153、および、連結ピン155は、金属材により形成されている。
【0072】
そして、この実施形態の切出し装置では、図1に示すように、切出しチェーン79の上方に、ベルトコンベヤからなる搬出コンベヤ157が配置されている。
この実施形態では、搬出コンベヤ157は、上流側の端部が切出しチェーン79の上端部の直上に位置されている。
上述した切出し装置では、図4に示すように、手作業により搬入コンベヤ37の上に背部を上にして積み重ねられた本55が、下端側を整列部材29に案内されて平坦に整列された状態で、搬入コンベヤ37により案内部材23側に搬送され、吸着連動コンベヤ75に乗せ変えられた後、吸着連動コンベヤ75により案内部材23側に搬送され、一番下に位置する本55Aの表紙面55aが切出し面23aに当接される。
【0073】
この状態で、切出しチェーン用駆動モータ97により、連続して周回される切出しチェーン79に連動して吸着盤119Aが周回され、切出しチェーン79の切出し面23aに近い側の平行部79aの下端部に吸着盤119Aが位置すると、図2に示した搬送溝23bから搬入コンベヤ37側に吸着盤119Aが露出され、本55Aの表紙面55aに当接される。
【0074】
そして、同時に吸着連動コンベヤ75の搬送動作が開始され、本55Aが案内部材23の切出し面23aに押し付けられた状態で、本55Aの表紙面55aが吸着盤119Aに密着された後、吸引ポンプ123から負圧ホース121,吸着盤支持ブロック115を介して吸着盤119Aに負圧が供給され、吸着盤119Aに本55Aが吸着される。
【0075】
この時に、切出しチェーン79Aに隣接する切出しチェーン79Bの切出し面23aと遠い側の平行部79bの上端部には、後行する吸着盤119Bが位置されている。
そして、図5に示すように、切出しチェーン79Aの周回に連動して、切出し移動基台109が切出し基台支持レール105に支持されて上方に移動され、吸着盤119Aに吸着された本55Aが案内部材23の切出し面23aに沿って上方に搬送される。
【0076】
さらに、切出しチェーン79Aが周回し、図6に示すように、本55Aを吸着した吸着盤119Aが切出しチェーン79Aの平行部79aの上端部に到達すると、押出しチェーン用駆動モータ139が稼働され押出しチェーン127の周回動作が開始される。
これにより、押出し伸縮ロッド149が、押出しチェーン127の下端部を周回し、押出し基台支持レール145に支持されている押出し移動基台147に案内されて、押出しチェーン127の切出し面23a側の平行部127aに移動され、押出し伸縮ロッド149の先端に取り付けられている押出し部材151の上面に本55Aが支持され、同時に、吸引ポンプ123から吸着盤119Aに供給されていた負圧の供給が停止される。
【0077】
そして、図7に示すように、押出し伸縮ロッド149が、押出しチェーン127の周回に連動して、押出しチェーン127の切出し面23aに近い側の平行部127aを周回し、押出し移動基台147と共に押出し基台支持レール145に案内されて、押出し基台支持レール145の上側まで移動されると、押出し部材151に支持されていた本55Aが上方に押し出されて、搬出コンベヤ157に乗せられる。
【0078】
この後、押出し伸縮ロッド149は、押出しチェーン127の切出し面23aと遠い側の平行部127bを周回し、図4に示した位置で待機され、吸着盤119Aは、切出しチェーン79の上端部を周回し、切出しチェーン79の切出し面23aと遠い側の平行部79bに移動される。
すなわち、この時に、後行の吸着盤119Bが切出しチェーン79Bの下端部を周回して、図2に示した搬送溝23bから搬入コンベヤ37側に露出され、上述した動作が連続して行われる。
【0079】
以上のように構成された切出し装置では、搬送方向に積み重ねられた本55を搬送する搬入コンベヤ37の先端側に、本55Aの表紙面55aを支持する切出し面23aが形成される案内部材23を配置し、この案内部材23の搬入コンベヤ37と反対側に、切出し面23aに対向して配置される切出しチェーン79に連動して周回され切出し面23aの搬送溝23bに沿って移動される吸着盤119により、切出し面23aに当接された本55Aの表紙面55aを吸着し、この本55Aを切出し面23aに沿って上側に搬送する切出し手段77を配置し、案内部材23の上方に切出し面23aの上側に搬送された本55Aを搬出コンベヤ157側に押し出す押出し手段125を配置したので、設置面積を確実に小さくすることができ、且つ、従来よりも大幅に切出し速度を速くすることができる。
【0080】
また、案内部材23の幅方向に、間隔を置いて4条の切出しチェーン79A,79Bを平行に配置し、隣接する切出しチェーン79A,79B上に吸着盤119A,119Bを交互に反対側に配置したので、先行の吸着盤119Aによる本55Aの切出しが終了すると同時に、後行の吸着盤119Bによる次の本の吸着を行うことができ、切出し効率を確実に向上することができる。
【0081】
さらに、上述した切出し装置では、案内部材23の搬入コンベヤ37と反対側に、吸着盤119が移動自在に支持され、切出し面23aの搬送溝23bに沿って周回される楕円環状の切出しチェーン79を切出し面23aと平行に配置し、一端を吸着盤支持プレート113,吸着盤支持ブロック115を介して吸着盤119に固定される切出し伸縮ロッド111を案内部材23に向けて移動自在に支持する切出し移動基台109を配置して、この切出し移動基台109を移動自在に支持する切出し基台支持レール105を切出しチェーン79と平行に配置したので、吸着盤119を切出しチェーン79の周回に連動して、切出し面23aの搬送溝23bに沿って容易に移動させることができ、切出し面23aの上側に本55Aを確実に搬送することができる。
【0082】
また、上述した切出し装置では、案内部材23の上方に、対向する平行部127a,127bが案内部材23の切出し面23aに対向する押出しチェーン127を配置し、押出しチェーン127側の端部をロッド連結部材153を介して押出しチェーン127に回動自在に連結され、案内部材23側の端部に、切出し面23aに向けて突出する押出し部材151が配置される押出し伸縮ロッド149を配置し、押出し伸縮ロッド149を切出し面23aに向けて移動自在に支持する押出し移動基台147を配置して、この押出し移動基台147を切出し面23aと平行に移動自在に支持する押出し基台支持レール145を配置したので、押出し部材151を押出しチェーン127の周回に連動して切出し面23aに沿って容易に移動させることができ、切出し面23aの上側に搬送された本55Aを確実に搬出コンベヤ157側に押し出すことができる。
【0083】
さらに、搬入コンベヤ37と案内部材23との間に、吸着盤119の吸着動作の開始に連動して本55Aを案内部材23の切出し面23a側に移動させる吸着連動コンベヤ75を配置したので、本55Aを吸着盤119に確実に吸着させることができる。
また、搬入コンベヤ37を整列部材29側を下にして傾斜して配置したので、本55の下端部を揃えて確実に切り出すことができる。
【0084】
なお、上述した実施形態では、案内部材23の幅方向に、間隔を置いて4条の切出しチェーン79A,79Bを平行に配置し、隣接する切出しチェーン79A,79B上に、吸着盤119A,119Bを交互に反対側に配置した例について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、切り出すべき本の大きさに応じて配置する条数を変えることもできる。
【0085】
例えば、切り出すべき本の大きさがコミック本サイズから写真集等のB4判までの場合は、2条から8条配置するのが良く、この場合には、切出し効率を低下させることなく、本の大きさに幅広く対応することができる。
また、上述した実施形態では、ローラチェーンからなる切出しチェーン79,押出しチェーン127を配置した例について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、タイミングベルト,サイレントチェーンからなる切出しチェーン,押出しチェーンを配置することもでき、この場合には、作動音を確実に低減することができる。
【0086】
さらに、上述した実施形態では、上下に長孔形状の搬送溝23bが形成される板形状の案内部材23を配置した例について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、間隔を置いて平行に配置される複数の棒材からなる案内部材を配置して、隣接する棒材の間に吸着盤を挿入して本を吸着することもできる。
【0087】
この場合には、案内部材と本の表紙面との摩擦抵抗が減少し、本を容易に上側に搬送することができる。
【0088】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1記載の切出し装置では、搬送方向に積み重ねられた本を搬送する搬入コンベヤの先端側に、本の表紙面を支持する切出し面が形成される案内部材を配置し、この案内部材の搬入コンベヤと反対側に、切出し面に対向して配置される周回路に連動して周回され切出し面の搬送溝に沿って移動される吸着盤により、切出し面に当接される本の表紙面を吸着し、この本を切出し面に沿って上側に搬送する切出し手段を配置し、案内部材の上方に切出し面の上側に搬送された本を搬出コンベヤ側に押し出す押出し手段を配置したので、設置面積を確実に小さくすることができ、且つ、従来よりも大幅に切出し速度を速くすることができる。
【0089】
請求項2記載の切出し装置では、案内部材の幅方向に間隔を置いて複数の周回路を平行に配置し、隣接する周回路上に吸着盤を交互に反対側に配置したので、先行の吸着盤による本の切出しが終了すると同時に、後行の吸着盤による次の本の吸着を行うことができ、切出し効率を確実に向上することができる。
請求項3記載の切出し装置では、案内部材の搬入コンベヤと反対側に、吸着盤が回動自在に支持され、切出し面の搬送溝に沿って周回される楕円環状の切出しチェーンを切出し面と平行に配置し、一端を吸着盤に固定される切出し伸縮ロッドを案内部材に向けて移動自在に支持する切出し移動基台を配置して、この切出し移動基台を移動自在に支持する切出し基台支持レールを切出しチェーンと平行に配置したので、吸着盤を切出しチェーンの周回に連動して切出し面の搬送溝に沿って容易に移動させることができ、切出し面の上側に本を確実に搬送することができる。
【0090】
請求項4記載の切出し装置では、案内部材の上方に切出し面に対向する楕円環状の押出しチェーンを配置し、一側を押出しチェーンに回動自在に連結され他側に切出し面に向けて突出する押出し部材が配置される押出し伸縮ロッドを配置し、押出し伸縮ロッドを切出し面に向けて移動自在に支持する押出し移動基台を配置して、この押出し移動基台を移動自在に支持する押出し基台支持レールを押出しチェーンと平行に配置したので、押出し部材を押出しチェーンの周回に連動して切出し面に沿って容易に移動させることができ、切出し面の上側に搬送された本を確実に搬出コンベヤ側に押し出すことができる。
【0091】
請求項5記載の切出し装置では、搬入コンベヤと案内部材との間に、吸着盤の吸着動作の開始に連動して本を案内部材の切出し面側に移動させる吸着連動コンベヤを配置したので、本を吸着盤に確実に吸着させることができる。
請求項6記載の切出し装置では、搬入コンベヤを整列部材側を下にして傾斜して配置したので、本の一端を確実に揃えて切り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の切出し装置の一実施形態の要部を示す正面図である。
【図2】図1の切出し装置の要部を示す上面図である。
【図3】図1の切出し装置の外観を示す外観図である。
【図4】本発明の切出し装置の切出し動作を示す説明図である。
【図5】図4に続く切出し動作を示す説明図である。
【図6】図5に続く切出し動作を示す説明図である。
【図7】図6に続く切出し動作を示す説明図である。
【図8】従来の切出し装置を示す正面図である。
【符号の説明】
23 案内部材
23a 切出し面
29 整列部材
37 搬入コンベヤ
55 本
75 吸着連動コンベヤ
77 切出し手段
79 切出しチェーン
97 切出しチェーン用駆動モータ
105 切出し基台支持レール
109 切出し移動基台
111 切出し伸縮ロッド
119 吸着盤
123 真空ポンプ
125 押出し手段
127 押出しチェーン
139 押出しチェーン用駆動モータ
145 押出し基台支持レール
147 押出し移動基台
149 押出し伸縮ロッド
151 押出し部材
157 搬出コンベヤ

Claims (6)

  1. 先端を下向きに傾斜して配置され、搬送方向に積み重ねられた本を搬送する搬入コンベヤと、
    前記搬入コンベヤの側面に配置され、前記積み重ねられた本の一端を案内する整列部材と、
    前記搬入コンベヤの先端側に配置されると共に、前記積み重ねられた本の表紙面を支持する切出し面が形成され、前記切出し面の上下方向に搬送溝が形成される案内部材と、
    前記案内部材の前記搬入コンベヤと反対側に配置され、前記案内部材の前記切出し面に対向して配置される周回路に連動して周回され前記切出し面の前記搬送溝に沿って移動される吸着盤により、前記切出し面に当接される前記本の表紙面を吸着し、前記本を前記切出し面に沿って上側に搬送する切出し手段と、
    前記案内部材の上方に前記搬入コンベヤと反対側に配置される搬出コンベヤと、
    前記案内部材の上方に配置され、前記案内部材の前記切出し面の上側に搬送された前記本を前記搬出コンベヤ側に押し出す押出し手段と、
    を備えてなることを特徴とする切出し装置。
  2. 請求項1記載の切出し装置において、
    前記切出し手段には、前記案内部材の幅方向に間隔を置いて平行に複数の周回路が配置され、前記隣接する周回路上には、吸着盤が交互に反対側に配置されていることを特徴とする切出し装置。
  3. 請求項1または請求項2記載の切出し装置において、
    前記切出し手段は、
    前記案内部材の前記搬入コンベヤと反対側に前記切出し面と平行に配置されると共に、駆動モータにより回転駆動され、回動自在に連結される前記吸着盤を前記切出し面の前記搬送溝に沿って周回させる楕円環状の切出しチェーンと、
    前記吸着盤に負圧を供給またこの負圧の供給を停止する吸引ポンプと、
    一端を前記吸着盤に固定される切出し伸縮ロッドと、
    前記切出し伸縮ロッドを前記案内部材に向けて移動自在に支持する切出し移動基台と、
    前記切出しチェーンと平行に配置され、前記切出し移動基台を移動自在に支持する切出し基台支持レールと、
    を有してなることを特徴とする切出し装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項記載の切出し装置において、
    前記押出し手段は、
    前記案内部材の上方に前記切出し面に対向して配置され、駆動モータにより回転駆動される楕円環状の押出しチェーンと、
    一端を前記押出しチェーンに回動自在に連結される押出し伸縮ロッドと、
    前記押出し伸縮ロッドの他端に固定され、前記案内部材の前記切出し面に向けて突出する押出し部材と、
    前記押出し伸縮ロッドを前記案内部材の前記切出し面に向けて移動自在に支持する押出し移動基台と、
    前記押出しチェーンと平行に配置され、前記押出し移動基台を移動自在に支持する押出し基台支持レールと、
    を有してなることを特徴とする切出し装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項記載の切出し装置において、
    前記搬入コンベヤと前記案内部材との間に配置され、前記吸着盤の吸着動作の開始に連動して前記本を前記案内部材の前記切出し面側に移動させる吸着連動コンベヤを配置してなることを特徴とする切出し装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか1項記載の切出し装置において、
    前記搬入コンベヤは、前記整列部材側を下にして傾斜して配置されていることを特徴とする切出し装置。
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