JP2517571B2 - 横断面l字形状の長尺材の転回搬送方法 - Google Patents

横断面l字形状の長尺材の転回搬送方法

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JP2517571B2 JP29730286A JP29730286A JP2517571B2 JP 2517571 B2 JP2517571 B2 JP 2517571B2 JP 29730286 A JP29730286 A JP 29730286A JP 29730286 A JP29730286 A JP 29730286A JP 2517571 B2 JP2517571 B2 JP 2517571B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、アングル材などの長尺材の転回搬送方法に
関する。アングル材は、長尺状の長尺材であり、横断面
で、一辺部とこれに対して屈曲する他辺部とをもつ。以
下、アングル材等の長尺体の一辺部及び他辺部とは、横
断面における一辺部及び他辺部を意味する。
[従来の技術] 従来より、長尺材例えばアングル材の矯正は、外周部
にリング状にのびるV字溝をもつローラと、V字溝に対
応する形状をもつローラとを多数個一列に並設した矯正
ローラ群を用いて、両ローラで鋼材を挟圧しつつ行って
いる。この矯正では、アングル材の一辺部および他辺部
を斜め上向きにした状態で行う。
そのため、矯正後にアングル材を搬送するときも、外
周部にリング状にのびるV字溝をもつローラを多数個一
列に列設した搬送ローラ群を用い、アングル材の一辺部
および他辺部が斜め上方に向いた状態で行うのが一般的
である。
ところで、矯正後に行なう後工程では、アングル材の
一辺部および他辺部が斜め上向きの状態で処理するより
も、一辺部および他辺部の向きを変えた方が、アングル
材を処理しやすい場合がある。例えば、アングル材の特
定の面に表面処理する場合、アングル材を積層する場合
である。
このようにアングル材の一辺部および他辺部の向きを
変えるに当っては、従来では、しのなどの治具を用いて
人手によるのが一般的であった。そのため作業能率は必
ずしも充分ではなかった。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は上記した実情に鑑みなされたものであり、そ
の目的は、人手を要することなく、あるいはほとんど人
手を要することなく、アングル材などのように横断面で
L字部をもつ長尺状の長尺材を、一辺部および他辺部が
斜め上向きにした状態から転回し、更に一辺部および他
辺部が斜め下方に向く方向に反転させる長尺材の反転方
法を提供するにある。
ここで、長尺材とは、横断面で一辺部および一辺部に
屈曲して連続する他辺部とからなる少なくともL字部を
もち、かつある程度の剛性と、ある程度の長さをもつ長
尺材の意味である。長尺材としては、横断面L字形状の
アングル材が代表的なものである。又、長尺材の材質
は、鉄鋼、非鉄金属、セラミックス、プラスチックを問
わない。
[問題点を解決するための手段] 本発明に係る横断面L字形状の長尺材の転回搬送方法
は、外周部にV字溝をもちV字溝の最下部を境界として
軸芯方向で第1ローラ体と第2ローラ体とに2分割され
たローラを一列に列設した搬送ローラ群と、搬送ローラ
群とほぼ直交する方向に配置された横送コンベヤ群と、
横送りコンベヤ群とほぼ平行に並設され保持部をもつ反
転用コンベヤ群を使用し、 横断面で少なくとも一辺部と一辺部に屈曲して連続す
る他辺部とからなる横断面でL字部をもつ長尺状の長尺
材を、縦送ローラ群のローラのV字溝で保持し、L字部
の一辺部および他辺部を斜め上方へ向かせたまま長尺材
をこれの長手方向へ搬送ローラ群で搬送する縦搬送工程
と、 縦送ローラ群のローラのうち第1ローラ体と第2ロー
ラ体のいずれか一方を降下させることにより、縦送ロー
ラ群のV字溝に保持されている長尺材を、L字部の一辺
部と他辺部とが斜め上方へ向いた状態から、長尺材の横
断面方向へ転回させ、L字部の一辺部をほぼ上方向へ直
立させると共に他辺部をほぼ水平方向へ寝かせた状態
で、横送コンベヤ群上に移し変える転回工程と、 転回させた長尺材を、該一辺部が上方向に直立し、該
他辺部が水平方向に寝たまま横送コンベヤ群で長尺材の
長手方向とほぼ直交する方向へ搬送する横搬送工程と、 該一辺部が上向きに直立し、該他辺部が水平方向に寝
たまま長尺材を反転用コンベヤ群の保持部で保持させる
ことにより、横送用コンベヤ群から反転用コンベヤ群に
移し変える移し変え工程と、 保持部で保持されている該長尺材を、反転用コンベヤ
群の回転駆動により、反転用コンベヤ群の反転部で反転
し、反転させるときに、保持部による該長尺材の保持を
解除し自重で長尺材をこれの横断面方向で回転させ、該
一辺部および該他辺部を斜め下向きとし載置面上に長尺
材を載置する反転工程と、を順に実施することを特徴と
するものである。
転回工程では、後述の実施例のように、縦送ローラ群
のローラを、L字溝の最下部でローラの軸芯方向に分割
された第1ローラ体および第2ローラ体としている。
ここで第1ローラ体は、外周部にV字溝の片側を形成
する第1傾斜部をもち、かつ軸芯に同軸的な第1軸をも
つ構成とすることができる。又、第2ローラ体は、第1
ローラ体とほぼ対称的な形状で形成することができる。
転回工程では、後述の実施例のように、一列状態に配
置された第1ローラ体および第2ローラ体のうち、いず
れか一方を一列状態のまま、降下移動させることによっ
て行う。降下させる機構は、リンク機構とこれを作動さ
せるシリンダとで形成することができる。
又、場合によっては、各ローラの第1ローラ体および
第2ローラ体のいずれか一方を、一列状態のまま降下さ
せるとともに、第1ローラ体および第2ローラ体の他方
を一列状態のまま上昇させ、これにより長尺材を転回さ
せることにしてもよい。
移し変え工程では、一辺部が上向きに直立し、他辺部
が搬送方向に指向して寝かせた状態の長尺材を、反転用
コンベヤ群の保持部で保持させることにより、その状態
を維持したまま、長尺材を横送用コンベヤ群から反転用
コンベヤ群に移し変える。
反転工程では、反転用コンベヤ群の反転部で保持部に
よる長尺材の保持を解除する。その結果、長尺材はその
自重で長尺材の横断面方向に回転し、長尺材の一辺部お
よび他辺部が斜め下向きとなり、その状態で載置面上に
載置される。載置面は、コンクリート床面などのように
固定状態のものでもよく、あるいは第3搬送コンベヤ群
の搬送面のように移動するものとしてもよい。
なお、本発明に係る長尺材の転回搬送方法では、反転
用コンベヤ群の保持部としては、係止爪の他に電磁石、
真空装置に連通する吸引孔を用いることもできる。保持
部として電磁石を用いた場合には、移し変え工程で電磁
石の磁力を発生させれば、長尺材が磁性材料で形成され
ている場合には、長尺材を容易に吸着し得、長尺材の移
し変えを簡単になし得るし、また反転工程で、反転用コ
ンベヤ群の反転部で電磁石磁力の発生を中止すれば、反
転用コンベヤ群の反転部で長尺材の保持を簡単に解除す
ることができる。
また保持部として吸引孔を用いた場合には、移し変え
工程で真空装置からの吸引で吸引孔に長尺材を容易に吸
着することができ、従って容易に移し変えることができ
るし、又、反転工程で反転用コンベヤ群の反転部で真空
装置の作動を停止すれば、反転用コンベヤ群の反転部で
長尺材の保持を解除することができる。
[発明の効果] 本発明に係る長尺材の転回搬送方法によれば、人手を
要することなく、あるいはほとんど人手を要することな
く、アングル材などの長尺材の一辺部および他辺部が斜
め上方に向いた状態から、一辺部が上方に直立し他辺部
がほぼ水平方向に寝た状態に転回させることとし、一辺
部および他辺部が斜め下方に向いた状態にするため、ア
ングル材等の長尺材を後処理する後処理工程、長尺材を
積層して収納する収納工程で便利である。
[実施例] 本発明の一実施例を第1図〜第7図に示す。
まず説明の便宜上、本実施例に係る搬送ローラ群から
説明する。
(縦送ローラ群) 本実施例では、第1図に示すように、基台1と、軸芯
が横向きのローラ2を多数個一列状態に基台1に列設し
た縦送ローラ群3をもつ。
第1図に示すように基台1には、フレーム11が多数個
平行に、縦送ローラ群の搬送方向(第1図に示す矢印X
方向)とほぼ直交する方向に配置されている。各フレー
ム11上には、突起部110が設けられている。突起部110
は、第3図に示すように、ローラ2の軸芯方向のほぼ中
間部に位置している。又、第1図に示すように、基台1
には、モータ12および13更には18が据付けられている。
又、基台1には支軸14が軸受装置15を介して軸支されて
いる。第2図に示すように支軸14にはスプロケット16お
よび17が回り止めされて装着されており、さらにはスプ
ロケット19が回り止めされて装着されている。第1図に
示すように、隣り合うスプロケット16間にはチェーン16
aが介装されている。隣り合うスプロケット17間にはチ
ェーン17aが介装されている。従ってモータ18の回転駆
動力は、スプロケット16、17、チェーン16a、チェーン1
7aを介して全部の支軸14に伝達され、全部の支軸14が回
転する。
さらには第1図に示すように基台1には、縦送ローラ
群3の端にストッパー100が設けられている。このスト
ッパー100は、図示しないリミットスイッチを作動させ
るものであり、このリミットスイッチはシリンダ42及び
44の制御装置に接続されている。従ってストッパー100
にアングル材Wが当ると、リミットスイッチが作動し、
制御装置が作動し、シリンダ44およびシリンダ42のいず
れか一方を所定時間作動させる。
縦送ローラ群3を構成する各ローラ2は、第2図に示
すように、軸芯が横向きであり、外周部に断面V字形状
のV字溝20をもつ。各ローラ2はV字溝20の最下部20a
を境界として、第1ローラ体21と第2ローラ体22とに分
割されている。第1ローラ体21の第1傾斜部210は、V
字溝20の最下部20aから斜め上方へ傾斜している。第2
ローラ体22の第2傾斜部220はV字溝20の最下部20aから
第1傾斜部210と反対方向へ斜め上方へ傾斜している。
従って第2図に示すように、第1傾斜部210と第2傾斜
部220とは、V字溝20の最下部20aを介して対称とされて
いる。第2図に示すように、第1ローラ体21は、軸芯に
軸受20bを介して第1軸211をもつ。第2ローラ体22は、
これの軸芯に第1軸211と同軸的な第2軸221をもつ。こ
こで、第1ローラ体21、第2ローラ22は、第1軸211、
第2軸221を中心として遊転自在にされている。第1軸2
11、第2軸221にはスプロケット23、24が装着されてい
る。ここで第2図に示すようにスプロケット23およびス
プロケット24と、支軸14のスプロケット19との間にはチ
ェーン24a、チェーン23aが介装されている。従って支軸
14の回転駆動力は、スプロケット19、チェーン23a、24a
を介して、第1ローラ体21、第2ローラ体22に伝達され
る。
基台1とローラ群3と間には降下機構4が設けられて
いる。降下機構4は第1ローラ体21および第2ローラ体
22を降下自在に保持する機構である。降下機構4は、第
2図に示すように、前記支軸14と、2本1組のL字リン
ク40および46と、第1図に示すように縦送ローラ群3の
ほぼ全長の長さをもつ計2本の長尺ロッド41および43
と、第1図に示す2個のシリンダ42および44とからな
る。
L字リンク40及び46は、第4図に示したようにL字形
状をなしている。第3図に示すように、L字リンク40の
中央部400は、軸受401aおよび軸受筒401bを介して基台
1の支軸14に縦方向につまり矢印A方向(第4図参照)
およびこれと逆方向へ揺動自在に枢支されている。L字
リンク40の一端部402には第1軸211が軸支されている。
L字リンク46についても、L字リンク40の同様な構造で
枢支されている。各L字リンク40の他端部403はピン404
を介して長尺なロッド41に連結されている。
このロッド41は、第1図に示すようにシリンダ42のピ
ストンロッド420に接続されている。又、ロッド43はシ
リンダ44のピストンロッド440に接続されている。ここ
で、シリンダ42、44が作動して、シリンダ42のピストン
ロッド420、シリンダ44のピストンロッド440が前進およ
び後退すると、ロッド41、43もこれの長手方向にそって
前進および後退し、L字リンク40、46が支軸14を中心と
して矢印A方向またはこれと逆方向へ揺動する。この揺
動により第4図(A)(B)から明らかなように第1ロ
ーラ体21、第2ローラ体22が降下する。
(横送コンベヤ群) さらに本実施例では、第1図に示すように、基台1に
は縦送ローラ群3とほぼ直交する方向に配置された横送
コンベヤ群5が配置されている。横送コンベヤ群5は、
多数個のスプロケット51をもち軸受55で支持された長尺
な回転軸50と、スプロケット52をもち回転軸50と平行な
長尺な軸53と、各スプロケット51と各スプロケット52と
の間に介装された多数個のチェーン54とからなる。軸53
は軸受56に支持されている。ここでチェーン54は、第1
図から明らかなように、フレーム11上にフレーム11にそ
って走行するようにされている。ここで第1図から明ら
かなように、モータ12の回転力は、チェーン120を介し
て回転軸50のスプロケット51さらには回転軸50に伝達さ
れる。ここでモータ12の正転により、チェーン54を矢印
B方向(第1図)へ駆動させたり、又はモータ12の逆転
によりチェーン54を反対方向へ駆動させる。
(反転用コンベヤ群) 本実施例に係る装置は、第1図に示すように、反転用
コンベヤ群7を具備する。
反転用コンベヤ群7は、第1図に示すように、数個の
反転用コンベヤ70を横送り用コンベヤ群5とほぼ平行に
基台1に配設して形成されている。反転用コンベヤ70
は、第5図に示すように、軸53に取着されたスプロケッ
ト74及びスプロケット74に対向するスプロケット75と、
スプロケット74及び75間に張設されたチェーン76とから
なる。
ところで第1図から明らかなようにモータ13の回転力
はチェーン130を介してスプロケット74を回転させる。
ここで、横送用コンベヤ群5は、反転用コンベヤ70の搬
送速度よりも速く設定されている。
さて、反転用コンベヤ70のチェー76は、第5図に示す
ように、外周部に4個の保持部としての係止爪71をも
つ。係止爪71は、第5図に示すように、反転用コンベヤ
70の搬送方向つまり矢印B方向と逆の方向に向けて開口
する係止溝710をもつ。係止溝710の溝幅t(第5図)は
長尺材としてのアングル材Wの厚みよりも若干大きい程
度である。ここで、反転用コンベヤ群7の反転用コンベ
ヤ70が駆動して矢印B方向へ搬送されているときには、
各反転用コンベヤ70の係止爪71は、隣り合う他の反転用
コンベヤ70の係止爪71と搬送方向で同じ位相で移動する
ように設定されている。
(第3搬送コンベヤ群) 第8図に示すように、載置面としての第3搬送コンベ
ヤ群8は、スプロケット80および82と、スプロケット80
および82に巻回されたチェーン81とからなり、第1図に
示すように、反転用コンベヤ群7の反転用コンベヤ70間
に位置して基台1に設けられている。第5図に示すよう
に、第3搬送コンベヤ群8のスプロケット80は、反転用
コンベヤ70の搬送面が上向きから下向きへと変わる反転
部に近接して設けられている。ここで、第8図に示すモ
ータ88が駆動すると、チェーン880、スプロケット881、
軸882を介してスプロケット82に伝達され、第3搬送コ
ンベヤ群8が駆動する。
(転回搬送方法) 次に長尺材の転回搬送方法について説明する。
(縦搬送工程) 縦搬送工程では、モータ18を回転させて縦送ローラ群
3のローラ2の第1ローラ体21および第2ローラ体22を
第1軸211および第2軸221を中心として回転させる。こ
の状態で長尺材としての長尺材のアングル材Wが、別の
コンベヤなどから第1図に示す矢印X方向にそって、縦
送ローラ群3によりアングル材Wの長手方向にそって移
送されてくる。このとき、第2図に示すように、アング
ル材Wの一辺部W1および他辺部W2はV字溝20にそって搬
送されてくるので、第2図に示すようにアングル材Wの
一辺部W1および他辺部W2は斜め上向きである。
(転回工程) 移送されたアングル材Wの先端が第1図に示すストッ
パー100に当接すると、転回工程が開始される。転回工
程では、図示しないリミットスイッチが作動しシリンダ
44が作動しピストンロッド440が前進する。すると、ピ
ストンロッド440に連結されたロッド43が第4図に示す
矢印D方向に移動するため、L字リンク46が第4図に示
す矢印A方向に支軸14を中心として揺動する。
この結果、一列状態の縦送ローラ群3のうち第2ロー
ラ体22は、一列状態を確保したまま、第3図に示すよう
に降下する。すると、縦送ローラ群3上のアングル材W
は、第3図に2点鎖線で示すようにこれの一辺部W1がほ
ぼ上向きに直立するとともに、他辺部W2がほぼ水平方向
に寝かされ、この状態でチェーン54上に移し変えられ
る。
このとき本実施例では、第3図に示すようにフレーム
11上には突起部110が設けられている。そのため第3図
に示すように、アングル材Wがフレーム11上の突起部11
0上に落下し、更にその衝撃で横断面方向へアングル材
Wが回転する。更にアングル材Wがチェーン54上に落下
すると、横送コンベヤ群5のチェーン54が矢印B方向へ
移動してくるので、第3図に2点鎖線で示すようにアン
グル材Wの一辺部W1がほぼ上向きに直立するとともに他
辺部W2がほぼ水平方向に寝かされる。
なお、シリンダ44は所定時間経過すると元の位置に復
帰するため、シリンダ44のピストンロッド440に連結さ
れたロッド43も元の位置に復帰し、よって一旦降下した
第2ローラ体22は、所定時間経過すると第2図に示すよ
うに元の位置に上昇して復帰し、次のアングル材Wが搬
送されるのを待機する。
(横搬送工程) 横搬送工程では、横送コンベヤ群5上に移し変えられ
たアングル材Wは、チェーン54によってアングル材Wの
長手方向とほぼ直交する方向へ、即ち、第5図に示す矢
印B方向へ搬送される。
ところで、シリンダ44、ロッド43、L字リンク46側に
故障などが生じたときには、シリンダ44の作動を中止
し、モータ12を逆転させれば、横送コンベヤ群5は矢印
B方向と逆の方向へ搬送される。そしてストッパー100
にアングル材Wが当ったときにリミットスイッチにより
シリンダ42を作動させる。するとシリンダ42のピストン
ロッド420の作動によりロッド41が作動し、よってL字
リンク40が前述した支軸14を中心として矢印A方向へ揺
動する。そのため第1ローラ体21が一列状態のまま降下
する。よってアングル材Wはこれの他端部W2が上向きに
直立しかつ一辺部W1がほぼ水平方向に寝た状態で横送コ
ンベヤ群5に移し変えられ、さらにアングル材Wは矢印
B方向(第1図参照)とは逆の方向へ、即ち、回転軸50
側へ搬送される。
(移し変え工程) 次に本実施例に係る長尺材の移し変え工程について説
明する。移し変え工程では、反転用コンベヤ群7の搬送
速度よりも、横送用コンベヤ群5の搬送速度の方が速い
ため、第5図に示すように、横送用コンベヤ群5で搬送
されるアングル材Wは係止爪71の係止溝710に嵌挿さ
れ、保持される。このように係止爪71で保持された状態
のままアングル材Wは、第5図に示すように、一辺部W1
が上向きに直立し他辺部W2が搬送方向に指向して寝た状
態で、横送用コンベヤ群5から反転用コンベヤ群7に移
し変えられる。
(反転工程) 反転工程では、係止爪71に保持されているアングル材
Wは反転用コンベヤ群7の反転部まで至ると、載置面と
しての第3搬送コンベヤ群8にアングル材Wの一辺部W1
が当たるため、アングル材Wは、係止爪71から外れ一辺
部W1の自重で、アングル材Wの横断面方向に回転する。
この結果、第5図に二点鎖線で示すように、アングル材
Wは、一辺部W1および他辺部W2が斜め下向きとされた状
態で第3搬送コンベヤ群8上に載置される。アングル材
Wは、一辺部W1および他辺部W2が斜め下向きとなった状
態のまま第3搬送コンベヤ群8でスプロケット82側へ移
動される。
更にアングル材Wは第8図に示す第4搬送コンベヤ群
8Aで搬送される。第4搬送コンベヤ群8Aは、スプロケッ
ト80Aおよび82Aと、チェーン81Aとからなる。ここで、
第8図に示すモータ88Aが回転すると、チェーン880A、
スプロケット881A、軸882Aを介して、第4搬送コンベヤ
群8Aが駆動する。
本実施例にかかる転回搬送方法では、以下説明するコ
ンベヤ間移し変装置でアングル材Wの第2移し変えを行
なう。
(コンベヤ間移し変え装置) 本実施例に係るコンベヤ間移し変え装置は、ストッパ
ー部3′(主に第6図に示す)と、ワーク移載機構5′
(主に第7図に示す)と、を具備する。このワークのコ
ンベヤ間移し変え装置のストッパー部3′、ワーク移載
機構5′はそれぞれ、第8図に示すように、アングル材
Wの長手方向にそって所定間隔で複数個平行に並設され
ている。
ストッパー部3′は、第6図に示すように基台1に保
持された保持部30′と、保持部30′に摺動自在に保持さ
れたスライド体30′aの立板300′aにピン31′aを介
して揺動自在に枢支されたアーム31′と、アーム31′の
先端部に固着された受け面32′と、基台1のブラケット
11′aに枢支されたシリンダ33′とからなる。ここでシ
リンダ33′のピストンロッド330′の先端部はピン331′
を介してアーム31′に枢支されている。
第7図に示すワーク移載機構5′は、基台1に設けら
れた保持台50′と、保持台50′のガイド面550′にそっ
て転動するローラ52′をもつ摺動体53′と、摺動体53′
に一体に保持された上向きシリンダ56′と、一端部54′
aが摺動体53′のブラケット530′にピン540′を介して
枢支された第1リンク54′と、一端部55′aが第1リン
ク54′の他端部54′bにピン541′を介して枢支されか
つ他端部55′bがピン550′を介して基台1に枢支され
た第2リンク55′とからなる。なお、保持台50′の脚51
0′は、第7図に示すように、一端部がピン502′aを介
して基台1に枢支されたリンク502′と、リンク502′の
他端部にピン502′bを介して枢支されるとともに保持
台50′に固着された脚体503′とからなる。又、保持台5
0′の脚504′は、一端部がピン505′aを介して基台1
に枢支されたリンク505′と、リンク505′の他端部にピ
ン505′bを介して枢支されたリンク506′と、リンク50
6′にピン506′aを介して枢支されるとともに保持台5
0′に固着された脚体507′とからなる。
摺動体53′は第7図に示すようにライナ530′を有し
ている。そして、ライナ530′で形成された空間に、ワ
ーク持ち上げ用ロッド57′が上下方向に摺動自在に嵌装
されている。ワーク持ち上げ用ロッド57′の先端部は、
アングル材Wの下面部に相応するように断面三角形状で
ある。このロッド57′の下端部は第7図に示すように、
上向きシリンダ56′のピストンロッド560′の先端に保
持されている。
前記ストッパー部3′は第6図に示すように水平位置
調整機構34′をもつ。水平位置調整機構34′は基台1に
螺進退可能に設けられたねじ軸340′と、ねじ軸340′を
螺進退させる歯車をもつギヤボックス301′とからな
る。ここで、ねじ軸340′が螺進退すると、保持部30′
は第6図に示す矢印A方向にそって前進または後退し、
従ってアーム31′も前進または後退し、受け面32′とワ
ーク持ち上げ用ロッド57′の軸芯Mとの間の距離を調整
することができる。
ところで、第3搬送コンベヤ群8および他方のコンベ
ヤ12′の双方が駆動している状態のまま、アングル材W
を移し変える場合について説明する。即ち、第3搬送コ
ンベヤ群8の搬送面122′で、アングル材Wがこれの長
手方向へほぼ直交する方向へつまり矢印B方向へ横送り
されてくる。このとき、アングル材Wは第7図に示すよ
うに、一辺部W1および他辺部W2が斜め下向きになる山形
状で搬送されてくる。搬送されたアングルWは、第6図
に示すごとく、ストッパー部3′の受け面32′に受け止
められる。すると、図示しないリミットスイッチが作動
してワーク受け信号が発せられ、シリンダ33′のピスト
ンロッド330′が後退し、アーム31′が第6図に二点鎖
線で示すように降下するとともに第3搬送コンベヤ群8
の駆動回路を断電し、第3搬送コンベヤ群8の駆動を停
止する。このようにアングル材Wがストッパー部3′の
受け面32に受け止められたときには、第7図に示すよう
に、シリンダ56′の軸芯Mとアングル材Wの屈曲部W3と
はほぼ同一線上にある。
上記のようにして第3搬送コンベヤ群8が停止したな
らば、次に、上記ワーク受け信号により上向きシリンダ
56′が作動し、ピストンロッド560′が前進し、よって
ワーク持ち上げ用ロッド57′が上昇する。この結果、ア
ングル材Wがロッド57′の先端部で持ち上げられ、第3
搬送コンベヤ群8の搬送面から浮上する。
次に、第8図に示すシリンダ57′を駆動してピストン
ロッド570′を作動し、軸550′を回動し、ワーク移裁機
構5′の第2リンク55′を第7図の矢印C方向へ揺動さ
せる。すると、第1リンク54′を介して摺動体53′が引
っ張られ、摺動体57′のローラ52′がガイド面500′に
そって転動し、従って摺動体53′が第7図の矢印B方向
へ移動し、他方のコンベヤ12′に至る。
次に、摺動体53′が他方のコンベヤ12′に至ると、リ
ミットスイッチが作動し、上向きシリンダ56′を作動さ
せ、ピストンロッド560′を後退させる。すると、ワー
ク持ち上げ用ロッド57′は降下する。この時、ワーク持
ち上げ用ロッド57′の先端部は、他方のコンベヤ12′
(プーリ120′とプーリ121′との間に張設)の搬送面12
2′の上方から下方にかけて降下する。そのため、アン
グル材Wは、他方のコンベヤ12′の搬送面122′上に移
し変えられる。移し変えられたアングル材Wは、第7図
に二点鎖線で示すように、一辺部W1および他辺部W2が斜
め下向きになった山形形状のまま、他方のコンベヤ12′
によって矢印B方向へ搬送される。
以上のように、アングル材Wの移し変えを終了した
ら、第6図に示すシリンダ33′が作動してピストンロッ
ド330′が前進し、よってアーム31′が第6図に実線で
示す位置に戻り、次のアングル材Wを受け止め可能とす
る。
なお、第8図に示すパワーシリンダ80は、コネクティ
ングロッド81を作動させてガイド面500′を昇降すべ
く、リンク502′、リンク505′を作動させるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第8図は本発明の1実施例を示し、第1図は長
尺状のアングル材を縦送ローラ群で保持して縦搬送工程
をしている状態の平面図であり、第2図は縦搬送工程の
要部を断面にして示す正面図、第3図は第2ローラ体を
降下させる転回工程を示し、その一部を断面にして示す
正面図であり、第4図(A)(B)はL字リンクの作動
状態を示す側面図であり、第5図は移し変え工程を実施
している反転用コンベヤ群7の正面図である。第6図は
コンベヤ間の移し変え装置のストッパー部の正面図、第
7図はワーク移裁機構の正面図である。第8図はコンベ
ヤ間移し変え装置付近の平面図である。 図中、1は基台、11はフレーム、110は突起部、12、13
はモータ、2はローラ、20はV字溝、20aは最下部、21
は第1ローラ体、210は第1傾斜部、211は第1軸、22は
第2ローラ体、220は第2傾斜部、221は第2軸、3は縦
送ローラ群、4は降下機構、40はL字リンク、42はシリ
ンダ、44はシリンダ、46はL字リンク、5は横送コンベ
ヤ群、54はチェーン、7は反転用コンベヤ群、70は反転
用コンベヤ、71は係止爪、710は係止溝、8は第3搬送
コンベヤ群(載置面)をそれぞれ示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太田 幸作 刈谷市板倉町3の11の8 (56)参考文献 特開 昭62−136429(JP,A) 実開 昭56−128317(JP,U) 実公 昭57−15860(JP,Y2)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周部にV字溝をもち該V字溝の最下部を
    境界として軸芯方向で第1ローラ体と第2ローラ体とに
    2分割されたローラを一列に列設した搬送ローラ群と、
    該搬送ローラ群とほぼ直交する方向に配置された横送コ
    ンベヤ群と、該横送りコンベヤ群とほぼ平行に並設され
    保持部をもつ反転用コンベヤ群を使用し、 横断面で少なくとも一辺部と該一辺部に屈曲して連続す
    る他辺部とからなる横断面でL字部をもつ長尺状の長尺
    材を、該縦送ローラ群のローラのV字溝で保持し、該L
    字部の該一辺部および該他辺部を斜め上方へ向かせたま
    ま該長尺材をこれの長手方向へ該搬送ローラ群で搬送す
    る縦搬送工程と、 該縦送ローラ群のローラのうち第1ローラ体と第2ロー
    ラ体のいずれか一方を降下させることにより、該縦送ロ
    ーラ群のV字溝に保持されている該長尺材を、該L字部
    の該一辺部と該他辺部とが斜め上方へ向いた状態から、
    該長尺材の横断面方向へ転回させ、該L字部の該一辺部
    をほぼ上方向へ直立させると共に該他辺部をほぼ水平方
    向へ寝かせた状態で、該横送コンベヤ群上に移し変える
    転回工程と、 転回させた該長尺材を、該一辺部が上方向に直立し、該
    他辺部が水平方向に寝たまま該横送コンベヤ群で該長尺
    材の長手方向とほぼ直交する方向へ搬送する横搬送工程
    と、 該一辺部が上向きに直立し、該他辺部が水平方向に寝た
    まま該長尺材を反転用コンベヤ群の該保持部で保持させ
    ることにより、該横送用コンベヤ群から該反転用コンベ
    ヤ群に移し変える移し変え工程と、 該保持部で保持されている該長尺材を、該反転用コンベ
    ヤ群の回転駆動により、該反転用コンベヤ群の反転部で
    反転し、反転させるときに、該保持部による該長尺材の
    保持を解除し自重で該長尺材をこれの横断面方向で回転
    させ、該一辺部および該他辺部を斜め下向きとし裁置面
    上に該長尺材を裁置する反転工程と、を順に実施するこ
    とを特徴とする横断面L字形状の長尺材の転回搬送方
    法。
  2. 【請求項2】載置面は、第3搬送コンベヤ群の搬送面で
    あり、反転工程の次に、第3搬送コンベヤ群の駆動を停
    止して第3搬送コンベヤ群上の長尺体を、一辺部および
    他辺部を斜め下向きとしたまま、他の場所へ移し変える
    第2移し変え工程、を実施する特許請求の範囲第1項記
    載の横断面L字形状の長尺体の転回搬送方法。
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