JP3189980B2 - 棒材の整列分離搬送装置及び同整列分離装置 - Google Patents

棒材の整列分離搬送装置及び同整列分離装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無秩序に並んだ管材、
丸棒材、角棒材、凹凸棒材等(以上および以下において
単に棒材という。)、とくに5〜6mmφというごく小径
の棒材を自動的に一本ずつ次工程へ送り出すための棒材
の整列分離搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一般に
このような小径の棒材を多数本束ねると、互いに交叉し
あい無秩序となる。このため処理場、作業現場等におい
ては、処理工程や作業工程へ送り出すためには人手等に
より1本ずつ分離して搬送ライン等へ載せたり、所定位
置に置いたりする必要があり、面倒で時間の掛かる作業
を要求されるものとなっていた。本発明は、このような
問題点に鑑みてなしたもので、棒材を束のまま載せるだ
けで自動的に一本ずつ次工程に送り出すことができる棒
材の整列分離搬送装置を提供することを目的とする。
【0003】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る棒材の整列分離搬送装置は、上下方向で
回動可能にした棒材載置テーブルを備える棒材収納部
と、 各々上下動可能に水平に並べた複数の上下従動部
材、表面に突起を周期的に設けた円柱体、及び該円柱体
を軸のまわりに回転させる回転駆動装置からなる上下駆
動装置と、上記上下従動部材の下方に間隔をあけて併設
して該上下従動部材を周期的に上下させつつ上記棒材を
水平方向へ搬送する棒材水平搬送部と、及び所定角度に
上向き傾斜させかつ所定間隔をあけて回転体を並設し、
各回転体表面に上記棒材搬送用の溝をスパイラル状に設
けてなる棒材斜め上方搬送部とからなる構成としてあ
る。
【0004】本発明に係る棒材の整列分離搬送装置は、
上記上下従動部材の上端面が搬送方向へ向って傾いてい
るように構成することができる。
【0005】
【0006】
【0007】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。なお本発明は図示の実施例の寸法、形状、構造、材
質等に限定されるものではない。
【0008】図1は本発明の一実施例を示す部分断面側
面図、図2は同部分平面図である。本実施例の装置は、
直方体状に枠組みした基台1の長手方向の両側縁にそれ
ぞれ沿わせて支持枠2、3を取付け、支持枠2に棒材収
納部4、基台1上に棒材水平搬送部5、支持枠3に棒材
斜め上方搬送部6の各構成部分を取り付けた構成となっ
ている。なお図2に示すように、棒材収納部4と棒材斜
め上方搬送部6とは基台1の短手方向でほぼ一線上に並
ぶように配してある。
【0009】棒材収納部4は棒材載置テーブル7と昇降
駆動用の電動シリンダ8とからなり、電動シリンダ8の
下端は支持枠2に回動可能に軸支され、上端はリンク機
構8aで棒材載置テーブル7の下面に取付けてある。も
ちろん昇降駆動用の装置は、この例のものに限定されず
種々の公知の手段を採用できる。なお図中8bは連結台
で、棒材収納部4と棒材水平搬送部5との間を連結して
いる。
【0010】棒材水平搬送部5は多数の上下従動部材9
・・・と、上下駆動装置10とから構成されている。上
下従動部材9はその上端面が搬送方向(図1では左向
き)に向かって傾いており、独立して上下動可能に互い
に組み合わされ、基台1の長手方向に沿って水平に並べ
られている。上下駆動装置10は、表面に多数の突起1
1・・・を周期的間隔で設けた円柱体12と、円柱体1
2を軸の回りに回転させる回転駆動装置13とからな
る。突起11は、それぞれ上下従動部材9に対応してい
るが、図示の例では隣り合う突起11の間は円柱体12
の回転方向に90度ずつ位相をずらして設けてある。そ
して図示の例では3本の突起11が、円柱体12の回転
方向に同じ位相に配置されるようにしてある。なお、隣
り合う突起の間の位相差は90度に限定する必要はな
く、適宜の角度に設定できる。また突起11の先端に図
3に示すようにローラー11a等を設けると上下従動部
材9との接触がスムーズになって都合がよい。また円柱
体12は回転駆動装置から軸端のプーリー14に掛け回
されたベルト15によって回転させられるようになって
いるが、この回転駆動機構も図示の例に限定されず、種
々公知の機構を採用できる。
【0011】棒材斜め上方搬送部6は、支持枠3から斜
め上方に突出させた支柱16上に支持した回転体17、
回転体17の一端を軸支する軸受18、回転体17の一
端に取付けたかさ歯車19、基台1の長手方向に沿って
配置した駆動軸20及びこの駆動軸20に取付けたかさ
歯車21とからなる。回転体17の表面には棒材搬送用
の溝22がスパイラル状あるいはらせん状に設けられて
いる。この溝22の幅は棒材と嵌合して棒材21を回転
体17の軸に沿って斜め上方へ搬送するのに充分な寸法
となっている。なお、本実施例においてはスパイラル状
の溝を設けた回転体を用いているが、代わりにスパイラ
ル状の突起を設けた回転体を用いてもよい。図中23は
連結用平板で、棒材水平搬送部5と棒材斜め上方搬送部
6との間に掛け渡されている。
【0012】次に本実施例の動作および動作を説明す
る。まず棒材載置テーブル7を水平位置(図1中に鎖線
で示す)にし、その上に棒材xを載せる。もちろん結束
してあれば解いておく。この状態では一般に棒材xは互
いに重なり合ったりして整列状態にはない。
【0013】ついで電動シリンダー8を駆動し、ロッド
を伸ばして図1に実線で示すように棒材載置テーブル7
を傾斜させる。すると、棒材載置テーブル7の上に載っ
ている棒材xは連結台8b上を滑落して棒材水平搬送装
置5の上下従動部材9上に移動するが、上昇している上
下従動部材9のうち最も右端のもの9aに突き当たり、
その右側に乱雑に集積する。
【0014】続いて、円柱体12を回転させると、次々
に突起11が上方に移動してきてその直上の対応する上
下従動部材9を押し上げ、突起11が接触しなくなった
上下従動部材9は下方に下がる。そして円柱体12を回
転させ続けると、押し上げられた上下従動部材9a上の
棒材xが、上下従動部材9の上端面の傾斜によって次段
(図中左側)の上下従動部材9上へと落ちる。この動作
を周期的に繰り返すと、上下従動部材9の動作によって
乱雑に集積していた棒材xは平行に整列されてゆき、最
終段の上下従動部材9に至るころには1本ずつ水平方向
左方向に搬送される状態となり、最終的には棒材水平搬
送部5の左端から連結用平板23上へと排出される。
【0015】連結用平板23上へと排出された棒材4
は、棒材斜め上方搬送部6の回転体17の下端に至り、
回転体17の回転につれて回転体17の溝12内に嵌ま
り込み、回転体17の回転によって溝12を伝って斜め
上方へと持ち上げられて移動させられ、次工程へと搬出
可能となる。
【0016】ここで回転体17の溝12は棒材xが二本
程度入れ得る寸法として連結用平板23からの棒材xの
移行をスムーズに行なえるようにしてある。このため、
回転体17の基部近傍では溝12に複数本の棒材xが入
り込む。ところが、本装置では棒材xが回転体17の上
部に近づくと自然に一つの溝に棒材xが1本の状態とな
る。
【0017】即ち、溝12内に入っている状態とする
と、下側の棒材xは自重の回転体17の軸方向に沿う分
力に対する溝12の下側壁面による反力によって上方へ
押し上げられつつ上方へと回転し、一方上側の棒材xは
自重の回転体17の軸方向に沿う分力及び下側の棒材x
との接触によって生ずる摩擦力のために下方向へと回転
する。この状態で回転体17が回転し、溝12によって
棒材xが回転体17の軸方向に沿って持ち上げられ続け
ると、下側の棒材xが溝12から外れて回転体17の基
部側に転落し、回転体17の上端部では一つの溝12に
1本の棒材xのみが残る状態となる。
【0018】本発明者らの行なった実験によれば、5〜
6mmφの棒材の処理において回転体17の傾斜角度を
約30度としたときに、一つの溝12に複数の棒材xが
介在し得るのは約2ピッチ分の回転の間のみであった。
【0019】なお、基台1の下部に車輪を設けるように
すれば、装置全体を移動させられるようになり、さらに
回転体17の端部に棒材の昇降装置を設ければ、棒材を
地面等の上に順次並べたり、壁などに垂直方向で順次に
並べたりすることができるようになる。また回転体17
の基部と連結用平板23とが重なり合う部位や、回転体
17の上端部近傍に棒材のセンサーを設ければ、各装置
の駆動、回転体17の回転駆動等に対して一連の動作制
御を行なえるようになる。
【0020】
【発明の効果】本発明に係る棒材の整列分離装置及び棒
材の整列分離装置は以上説明してきたようなものなの
で、小径の棒材を束のまま棒材収納部に載せるだけで交
叉等して乱雑状態にあった棒材を整列させつつ分離して
自動的に一本ずつ次工程に送り出すことができるように
なるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る棒材の整列分離搬送装置の一実施
例を示す部分断面側面図である。
【図2】同部分平面図である。
【図3】棒材水平搬送部の円柱体と上下従動部材を拡大
して示す断面図である。
【図4】棒材の水平搬送状態を拡大して示す図1の要部
の側面図である。
【符号の説明】
1 基台 4 棒材収納部 5 棒材水平搬送部 7 棒材載置テーブル 8 昇降用電動シリンダ 6 棒材斜め上方搬送部 9、9a 上下従動部材 10 上下駆動装置 11 突起 12 円柱体 13 回転駆動装置 14 プーリー 15 ベルト 16 支柱 17 回転体 20 駆動軸 21 棒材 22 溝 23 連結用平板 x 棒材
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 25/00 - 25/12 B65G 47/00 - 47/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向で回動可能にした棒材載置テー
    ブルを備える棒材収納部と、各々上下動可能に水平に並
    べた複数の上下従動部材、表面に突起を周期的に設けた
    円柱体、及び該円柱体を軸のまわりに回転させる回転駆
    動装置からなる上下駆動装置と、 上記上下従動部材の下方に間隔をあけて併設して該上下
    従動部材を周期的に上下させつつ上記棒材を水平方向へ
    搬送する棒材水平搬送部と、及び所定角度に上向き傾斜
    させかつ所定間隔をあけて回転体を並設し、各回転体表
    面に上記棒材搬送用の溝をスパイラル状に設けてなる棒
    材斜め上方搬送部とからなる棒材の整列分離搬送装置。
  2. 【請求項2】 上記上下従動部材の上端面が搬送方向へ
    向って傾いていることを特徴とする請求項1に記載の棒
    材の整列分離搬送装置。
JP31328891A 1991-11-01 1991-11-01 棒材の整列分離搬送装置及び同整列分離装置 Expired - Fee Related JP3189980B2 (ja)

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