JP2002052400A - 乾燥装置 - Google Patents
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Abstract
な荷役車両を不要とし、さらに、作業者の労力を軽減し
得る乾燥装置を提供する。 【解決手段】 汚泥2を支持する複数のトレー3と、こ
れらトレー3を一定の乾燥経路5に沿って移動させる移
動手段6とが備えられ、各トレー3は、注入された汚泥
2中の水分を下方へ排水可能に構成され、乾燥経路5上
に排出部30が形成され、排出部30に、トレー3を傾
斜させて乾燥した汚泥2を排出させる排出手段31が設
けられている。
Description
物を自然乾燥させる乾燥装置に関する。
0に示すように、汚泥101を注入した複数のトレー1
02と、これらトレー102を保持する棚103とで構
成されたものがある。上記各トレー102は、前後左右
に四角枠状に設けられた側板104と、これら側板10
4の下部に設けられたメッシュ状の底部材105とによ
って、上面が開放された浅い箱状に構成されている。
部106が形成され、各保持部106毎に、複数のトレ
ー102が保持されるように構成されている。また、上
記棚103は屋外に設置されている。
1を注入し、これらトレー102を保持部106に保持
する。これにより、各トレー102の汚泥101は天日
によって自然乾燥される。
106のトレー102は、最も太陽光線に照射され、さ
らに、上方ほど風通しも良いため、短期間で乾燥する。
これに対して、下位の保持部106のトレー102は、
上位の保持部106のトレー102の影になって、太陽
光線の照射が少なく、乾燥に長期間を要した。したがっ
て、このままでは、各トレー102に対して、乾燥に要
する期間(日数)にばらつきが生じてしまい、このよう
なばらつきを無くすために、下記〜のように、各ト
レー102を最下段の保持部106から順次上位の保持
部106へ移し替えている。
4段形成されている場合、 作業者は、フォークリフト107等を用いて、最上段
の保持部106の乾燥が完了したトレー102を地面に
下ろし、これらトレー102から乾燥した汚泥101を
手作業で排出する。
て、上から2段目の保持部106のトレー102を最上
段の保持部106へ移し替え、上から3段目の保持部1
06のトレー102を上から2段目の保持部106へ移
し替え、最下段の保持部106のトレー102を上から
3段目の保持部106へ移し替え、さらに、上記で空
になったトレー102を最下段の保持部106へ移し替
える。
ホース108から上記最下段の保持部106の空のトレ
ー102へ注入する。 上記〜の作業を一定日数(期間)ごとに行なうこと
により、汚泥101が乾燥される。この際、上位の保持
部106のトレー102ほど、日数が多く経過している
ため、汚泥101の乾燥度合が進んでいる。
来形式では、乾燥作業にフォークリフト107等の特別
な荷役車両が必要であるといった問題があり、さらに、
作業者は上記荷役車両を操縦して多数のトレー102を
移し替えなければならないため、労力を要した。さら
に、乾燥が完了した汚泥101をトレー102から排出
する場合、その都度、作業者が手作業で排出していたた
め、より一層の労力を要するといった問題もあった。
フト等の特別な荷役車両を不要とし、さらに、作業者の
労力を軽減し得る乾燥装置を提供することを目的とす
る。
に本第1発明は、含水固形物を乾燥させる乾燥装置であ
って、上記含水固形物を支持する複数の受け部材と、こ
れら受け部材を一定の乾燥経路に沿って移動させる移動
手段とが備えられ、上記各受け部材は、注入された含水
固形物中の水分を下方へ排水可能に構成されているもの
である。
受け部材は、移動手段により、乾燥経路に沿って移動す
る。これにより、各受け部材に対して、乾燥に要する期
間(日数)を一定にすることができる。
て行われるため、従来のように作業者がフォークリフト
等の荷役車両を操縦する必要はない。これにより、特別
な荷役車両は不要となり、作業者の労力も軽減される。
が形成され、上記排出部に、乾燥した含水固形物を受け
部材から排出させる排出手段が設けられているものであ
る。
は、移動手段により、乾燥経路上を排出部まで移動す
る。その後、排出部において、乾燥した含水固形物が、
排出手段により、受け部材から排出される。したがっ
て、従来のように作業者が手作業で含水固形物を受け部
材から排出する場合に比べて、作業者の労力が軽減され
る。
数の水平経路と、これら水平経路の上下間を結ぶ第1の
垂直経路と、最上位の水平経路と最下位の水平経路との
間を結ぶ第2の垂直経路とで構成されているものであ
る。
受け部材は、移動手段により、乾燥経路に沿って移動す
る。この際、受け部材が、一定期間毎に、下位の水平経
路から第1の垂直経路を通って上位の水平経路へ移動
し、これにより、各受け部材に対して、乾燥に要する期
間(日数)を一定にすることができる。また、最上位の
水平経路の受け部材は、一定期間経過後、第2の垂直経
路を経て、最下位の水平経路に戻る。
輪体と、これら輪体に巻回されて乾燥経路に沿って配設
された無端回動体と、上記無端回動体を回動させる回動
駆動装置とで構成され、上記無端回動体に複数の受け部
材が連結されているものである。
を回動させることにより、各受け部材が乾燥経路に沿っ
て移動する。また、本第5発明は、乾燥経路は水平軸心
を中心とした円環状に形成されているものである。
受け部材は、移動手段により、乾燥経路に沿って回転す
る。この際、各受け部材の垂直方向の位置を水平軸心の
前後へずらすことにより、天日の当り具合を均一化で
き、これにより、各受け部材に対して、乾燥に要する期
間(日数)を一定にすることができる。
心を中心に回転自在な回転体と、この回転体を回転させ
る回転駆動装置とで構成され、上記回転体に、受け部材
が周方向に複数連結されているものである。
転させることにより、各受け部材が乾燥経路に沿って回
転する。
の形態を図1〜図5に基づいて説明する。図1,図2に
示すように、1は、浄水過程で発生する汚泥2(含水固
形物の一例)を天日で自然乾燥させる乾燥装置であり、
屋外に設置されている。上記乾燥装置1は、汚泥2を支
持する複数のトレー3(受け部材の一例)と、これらト
レー3を保管する棚4と、これらトレー3を上記棚4に
形成された一定の乾燥経路5に沿って循環移動させる移
動手段6とを備えている。
後左右各側面と底面とを有して上面が開放された四角箱
形状に形成され、多数の交差した棒状部材8によってメ
ッシュ構造に構成されている。これら各棒状部材8間に
は、水を排出するための一定の隙間が形成されている。
また、各トレー3の内側には、汚泥2に含まれる水分の
みを排出する濾過用のシート9が敷かれている。
右に複数本並ベられた前部縦支柱14および後部縦支柱
15と、これら前部縦支柱14の左右間および後部縦支
柱15の左右間に連結された複数本の横部材16と、上
記前部縦支柱14と後部縦支柱15との前後間に連結さ
れた複数本の連結部材17とで構成されている。上記棚
4には上下4段の収納部18a〜18dが形成されてお
り、各収納部18a〜18dにはそれぞれ5台のトレー
3が収納可能となっている。また、棚4の上端部には、
上方を覆う樹脂製の透明な天板10が設けられている。
尚、上記樹脂としては、強度の高いアクリルが最適であ
る。
18dを通る上下複数の水平経路19a〜19dと、こ
れら水平経路19a〜19dの上下間を結んでジグザグ
状の経路を形成する複数の第1の垂直経路20と、最上
位の水平経路19dの終端部と最下位の水平経路19a
の始端部とに連続する第2の垂直経路21とで、循環経
路として構成されている。
のスプロケット23a〜23h(輪体の一例)と、これ
らスプロケット23a〜23hに巻回されて上記乾燥経
路5に沿って配設されたチェン24(無端回動体の一
例)と、最上位の一端のスプロケット23hを回転させ
ることによりチェン24を回動するモータ25(回動駆
動装置の一例)とで構成されている。尚、上記スプロケ
ット23a〜23hとチェン24とモータ25とはそれ
ぞれ前後一対設けられており、同期駆動するように構成
されている。
7が前後一対設けられており、前部の連結アーム27の
上端が前部のチェン24にピン28を介して連結されて
いる。同様に、後部の連結アーム27の上端も後部のチ
ェン24にピン28を介して連結されている。これによ
り、各トレー3は、連結アーム27を介して前後両チェ
ン24に垂下され、かつピン28を中心として左右へ揺
動自在に連結されている。これにより、上記前後両モー
タ25を駆動することによって、前後両チェン24が乾
燥経路5に沿って回動し、各トレー3が乾燥経路5に沿
って移動する。
部30が形成されており、この排出部30には、乾燥し
た汚泥2をトレー3から排出させる排出手段31と、排
出した汚泥2を受け取る容器41とが設けられている。
図1,図5に示すように、上記排出手段31は、前後一
対の係合部材32と、前後両係合部材32を昇降させる
前後一対の昇降駆動装置33とで構成されている。尚、
上記係合部材32はそれぞれ、トレー3の前後両面の左
右一端部に設けられたピン状の被係合部材35に対して
下方から係脱自在に構成されている。
のスプロケット36と、これらスプロケット36間に巻
回されたチェン37と、上部のスプロケット36を回転
駆動させるモータ38とで構成されており、棚4に取付
けられている。上記係合部材32は、チェン37に連結
されており、ガイドローラ39を介してガイドレール
(図示せず)に案内されて昇降するように構成されてい
る。
る。汚泥2の乾燥は、例えば、乾燥に要する期間を4週
間とすると、5台のトレー3を1組として行われる。す
なわち、 図1の状態で、一定期間(例えば1週間)、天日で乾
燥した後、前後両モータ25を駆動して、各水平経路1
9a,19b,19cのトレー3を一段上位の水平経路
19b,19c,19dへ移し替える。
ー3は第2の垂直経路21に移動し、第2の垂直経路2
1のトレー3は、排出部30で汚泥2を排出した後、順
次、排出部30から最下段の水平経路19aへ移動す
る。
間(例えば1週間)毎に行われ、一度に5台分が移動す
る。したがって、各トレー3が一度移動すると、上記排
出部30において、5台のトレー3から汚泥2が排出さ
れる。そして、作業者は、未乾燥の汚泥2を、注入用の
ホース40から最下位の水平経路19a上にある空のト
レー3へ注入する。
の手順を繰り返すことにより、注入された汚泥2は、
乾燥し、4週間後に排出部30から排出される。尚、水
平経路19a〜19dのうち、上位の水平経路ほど日数
が多く経過しているため、汚泥2の乾燥度合が進んでお
り、さらに、最上位の水平経路19d後の第2の垂直経
路21において、汚泥2の乾燥度合が最も進む。この
際、汚泥2は、乾燥度合が進むほど、その体積が減少す
るため、トレー3内の汚泥2の高さは乾燥するにつれて
低減する。
て、汚泥2に含まれる水分は、濾過用のシート9を通
り、メッシュ状に構成されたトレー3の棒状部材8間か
ら下方へ排出される。
で遮られるため、雨が各トレー3内の汚泥2に降りかか
ることを防止することができる。さらに、上記天板11
は、透明であるため、太陽光線を透過し、以って、汚泥
2の乾燥に支障を来すことはない。
動は移動手段6によって行われるため、従来のように作
業者がフォークリフト等の荷役車両を操縦する必要はな
い。これにより、特別な荷役車両は不要となり、作業者
の労力も軽減される。
排出部30まで移動したトレー3から乾燥した汚泥2を
以下のようにして排出させる。すなわち、図5に示すよ
うに、排出部30のトレー3に対して、排出手段31の
モータ38の駆動により、チェン37が回動して、前後
一対の係合部材32が下限位置A(仮想線)から上限位
置B(実線)まで上昇する。これにより、上記係合部材
32が下方から上記排出部30のトレー3の被係合部材
35に係合するため、トレー3の左右一端部が持ち上げ
られ、トレー3がピン28を中心として揺動して傾斜す
る。これにより、乾燥した汚泥2は、自動的にトレー3
の左右他端部から排出され、容器41へ投入される。
一対の係合部材32が上限位置Bから下限位置Aまで下
降することにより、上記係合部材32が被係合部材35
の下方に離脱し、空になったトレー3が傾斜姿勢から水
平姿勢に戻る。
平経路19aに沿って排出部30の隣りへ移動する。こ
れにより、後続のトレー3が排出部30まで移動する。
そして、排出部30において、上記と同様に排出手段3
1が作動することにより、乾燥した汚泥2が順次自動的
にトレー3から排出される。上記のように、乾燥が完了
した汚泥2の排出は排出手段31によって行われるた
め、従来のように作業者が手作業で汚泥2をトレーから
排出する場合に比べて、作業者の労力が軽減される。
尚、容器41に回収された汚泥2はトラック等で搬送さ
れ、煉瓦や瓦等の材料として再利用される。
9aの空のトレー3に汚泥2を注入し、トレー3を最下
位の水平経路19aから順次最上位の水平経路19dへ
移し替えているため、最も含水量の多い汚泥2が最下位
に位置し、上位の汚泥2ほど含水量が減少する。したが
って、トレー3から滴下する水は上位の汚泥2ほど少な
くなるため、上位のトレー3から多量の水が下位のトレ
ー3へ降り注ぐことはなく、これにより、乾燥効率が向
上する。
棚4に上下4段の収納部18a〜18dを形成している
が、4段に限定されるものではなく、4段以外の複数段
形成してもよい。また、各収納部18a〜18d毎に5
台のトレー3を収納可能にしているが、5台以外の複数
台収納可能にしてもよい。
組とし、1回の移動によって各トレー3を5台分移動さ
せているが、5台に限定されるものではなく、1回の移
動によって各トレー3を5台以外の複数台分または単数
台分移動させてもよい。
経過する毎にトレー3を移動しているが、1週間に限定
されるものではない。上記実施の形態では、トレー3に
汚泥2を注入して、4週間(複数週間)経過後、排出部
30において汚泥2をトレー3から排出しているが、乾
燥所要期間は4週間に限定されるものではなく、一定の
期間であればよい。
せて、トレー3を最下位の水平経路19aから順次最上
位の水平経路19dへ移し替え、さらに、第2の垂直経
路21を上方から下方へ移動させているが、上記モータ
25を逆転させて、トレー3を最上位の水平経路19d
から順次最下位の水平経路19aへ移し替え、さらに、
第2の垂直経路21を下方から上方へ移動させてもよ
い。
モータ25で最上位の一端のスプロケット23hを回転
させているが、これ以外のスプロケット23a〜23g
のいずれかを回転させてもよい。また、上記スプロケッ
ト23a〜23h以外に駆動用のスプロケットをチェン
24に歯合させ、この駆動用のスプロケットをモータ2
5で回転させてもよい。
移動手段6を構成する輪体の一例としてスプロケット2
3a〜23hを用いるとともに無端回動体の一例として
チェン24を用いたが、輪体としてプーリーを用いると
ともに無端回動体としてワイヤーやロープ等を用いても
よい。
スプロケット36とチェン37とモータ38とから成る
昇降駆動装置33を用いて係合部材32を昇降させてい
るが、シリンダ装置を用いて係合部材32を昇降させて
もよい。
て、トレー3から排出された汚泥2を容器41で受け止
めているが、トレー3の下方にベルトコンベヤ等の搬送
装置を設置し、トレー3から排出された汚泥2を上記搬
送装置で搬送してもよい。また、地面へ排出してもよ
い。
図6〜図9に基づいて説明する。60は、汚泥2を天日
で自然乾燥させる乾燥装置であり、屋外に設置されてい
る。尚、図6,図7では、上記乾燥装置60を2台並べ
て設置している。各乾燥装置60は、汚泥2を支持する
複数のトレー3と、これらトレー3を一定の乾燥経路6
1に沿って移動させる移動手段62とを備えている。
と同じように構成されているため、説明を省略する。上
記乾燥経路61は、図8に示すように、左右方向の水平
軸心63を中心とした円環状に形成されている。また、
上記移動手段62は、上記水平軸心63を中心に回転自
在な回転体64と、この回転体64を回転させる回転駆
動装置65とで構成されている。
の上部間に軸受装置68を介して回転自在に支持された
回転軸69と、この回転軸69の両端部および中央部に
設けられた複数のアーム体70とで構成されている。上
記各アーム体70は十形状に交差した複数本(4本)の
アーム71a〜71dを有している。
ム73が左右一対設けられ、これら連結アーム73の上
端部はピン88を介して各アーム71a〜71dの先端
部に連結されている。これにより、各トレー3は、連結
アーム73を介して左右で相対向する一対のアーム71
a〜71d間に垂下されて周方向に複数台(4台)設け
られ、かつ上記ピン88を中心として前後へ揺動自在に
構成されている。
軸69の一端に設けられたスプロケット74(輪体の一
例)と、上記スプロケット74の下方に位置しかつ一方
の脚部材67に設けられたスプロケット75(輪体の一
例)と、これら両スプロケット74,75間に巻回され
たチェン76(無端回動体の一例)と、上記一方の脚部
材67に設けられかつ上記スプロケット75を回転駆動
させるモータ77とで構成されている。上記モータ77
を駆動することにより、チェン76が回動し、回転軸6
9と共にアーム体70が回転して、各トレー3が乾燥経
路61上を回転する。
経路61上において、最上位と最下位との中間部におけ
る前端部には排出部79が形成されており、この排出部
79には、乾燥した汚泥2をトレー3から排出させる排
出手段80が設けられている。
0は、係合部材81と、この係合部材81を昇降させる
昇降駆動装置82とで構成されている。上記係合部材8
1は、トレー3の左右両側面の前部に設けられたピン状
の被係合部材84に対して上方から係脱自在に構成され
ている。尚、図6に示すように、上記各排出手段80
は、上記各被係合部材84に対向するように、左右方向
において複数設置されている。
プロケット85と、これらスプロケット85間に巻回さ
れたチェン86と、下部のスプロケット85を回転駆動
させるモータ87とで構成されている。上記係合部材8
1は、下限位置A(図9の実線参照)と上限退避位置B
(図9の仮想線参照)との間を昇降し、上限退避位置B
においては起立して上記トレー3の前方へ退避するよう
に構成されている。
下方には、各トレー3から排出された汚泥2を受け取っ
て搬送するベルトコンベヤ90(搬送装置の一例)が設
置され、ベルトコンベヤ90の排出側には容器91が設
置される。
汚泥2の乾燥は、例えば、図6に示すように、左右4台
のトレー3を一組とし、4週間かけて行われる。すなわ
ち、 図6状態で、一定期間(例えば1週間)、天日で乾燥
した後、排出部30に位置する左右4台のトレー3から
乾燥した汚泥2が排出され、排出された汚泥2は、ベル
トコンベヤ90で搬送されて、容器91へ投入され、容
器91ごとトラック等で運ばれる。
に示すように、両モータ77を駆動して、回転体64を
反時計回りに1/4回転する。これにより、各トレー3
が乾燥経路61に沿って1/4回転し、上記において
汚泥2を排出して空になったトレー3が排出部30から
乾燥経路61の最下位に達する。そして、作業者は、未
乾燥の汚泥2を、注入用のホース40から上記乾燥経路
61の最下位にある空のトレー3へ注入する。
64を反時計回りに1/4ずつ回転し、上記,の手
順を繰り返す。これにより、乾燥経路61の最下位で空
のトレー3に注入された汚泥2は、トレー3に支持され
た状態で、4週間かけて排出部30まで乾燥経路61上
を回転し、排出部30で排出される。尚、汚泥2は、乾
燥度合が進むほど、その体積が減少するため、トレー3
内の汚泥2の高さは乾燥するにつれて低減する。
動(回転)は移動手段62によって行われるため、従来
のように作業者がフォークリフト等の荷役車両を操縦す
る必要はない。これにより、特別な荷役車両は不要とな
り、作業者の労力も軽減される。
排出部79に位置するトレー3から乾燥した汚泥2を以
下のようにして排出させる。すなわち、図9に示すよう
に、排出部79のトレー3に対して、排出手段80のモ
ータ87の駆動により、チェン86が回動して、係合部
材32が上限退避位置B(仮想線参照)から下限位置A
(実線参照)まで下降する。これにより、係合部材32
が上方から上記排出部79のトレー3の被係合部材84
に係合するため、トレー3の前部が押し下げられ、トレ
ー3がピン88を中心として揺動して傾斜する。これに
より、乾燥した汚泥2は、自動的にトレー3の前端部か
らベルトコンベヤ90上に排出される。
部材32が下限位置Aから上昇して上限退避位置Bへ戻
ることにより、上記係合部材32が被係合部材84から
離脱し、空になったトレー3が傾斜姿勢から水平姿勢に
戻る。その後、各トレー3を乾燥経路61に沿って回転
させる場合、上記係合部材32は、上限退避位置Bに退
避しているため、トレー3や被係合部材84に干渉する
ことはない。
出は排出手段80によって行われるため、従来のように
作業者が手作業で汚泥2をトレーから排出する場合に比
べて、作業者の労力が軽減される。
装置60の上方を透明な樹脂(アクリル等)製の天板で
覆って、雨よけとしてもよい。上記第2の実施の形態で
は、図6に示すように、乾燥装置60を2台並べて設置
しているが、汚泥2の処理量等に応じて、3台以上設置
したり、あるいは1台のみ設置してもよい。また、乾燥
装置60を複数台設置する場合、回転軸69同士を軸継
手で一体に連結し、両端の乾燥装置60(またはいずれ
か一端の乾燥装置60)のみに回転駆動装置65を設け
てもよい。
うに、1台の乾燥装置60において、乾燥経路61(周
方向)上に4台のトレー3を設けているが、4台に限定
されるものではなく、4台以外の複数台であってもよ
い。また、図6に示すように、水平軸心63の方向に2
台のトレー3を設けているが、2台に限定されるもので
はなく、3台以上または1台であってもよい。さらに、
上記のようにトレー3の台数を増減する場合は、それに
応じて、アーム体70の数やアーム71a〜71dの数
が増減される。
うに、左右4台のトレー3を一組とし、4週間かけて乾
燥を行っているが、上記4台以外の複数台または1台を
一組としてもよい。また、乾燥所要期間は上記4週間
(複数週間)に限定されるものではなく、一定の期間で
あればよい。
期間)経過する毎にトレー3を移動しているが、1週間
に限定されるものではない。上記第2の実施の形態で
は、図8に示すように、トレー3を乾燥経路61に沿っ
て反時計回りに回転させているが、時計回りに回転させ
てもよい。
65を、スプロケット74,75とチェン76とモータ
77とで構成しているが、スプロケット74,75の代
わりにプーリーを用い、チェン76の代わりにワイヤー
やロープを用いてもよい。
排出された汚泥2をベルトコンベヤ90で搬送している
が、ベルトコンベヤ90を設けず、直接、容器91等に
排出したり、あるいは地面に排出してもよい。
うに、排出部79を乾燥経路61上の最上位と最下位と
の中間部における前端部に形成しているが、前端部に限
定されるものではなく、乾燥経路61上の別の位置(例
えば最下部)であってもよい。
4に示すように、トレー3を複数の棒状部材8でメッシ
ュ状に形成しているが、板に多数の排水用の孔をあけた
多孔板で構成してもよい。
水固形物の一例として汚泥2を挙げたが、汚泥2に限定
されるものではない。
部材の移動は移動手段によって行われるため、従来のよ
うに作業者がフォークリフト等の荷役車両を操縦する必
要はない。これにより、特別な荷役車両は不要となり、
作業者の労力も軽減される。
によって乾燥経路上を排出部まで移動する。その後、排
出部において、乾燥した含水固形物が排出手段によって
受け部材から排出される。したがって、従来のように作
業者が手作業で含水固形物を受け部材から排出する場合
に比べて、作業者の労力が軽減される。
正面図である。
る。
ある。
正面図であり、2台の乾燥装置を並べて配置した状態を
示す。
装置を並べて配置した状態を示す。
ある。
Claims (6)
- 【請求項1】 含水固形物を乾燥させる乾燥装置であっ
て、上記含水固形物を支持する複数の受け部材と、これ
ら受け部材を一定の乾燥経路に沿って移動させる移動手
段とが備えられ、上記各受け部材は、注入された含水固
形物中の水分を下方へ排水可能に構成されていることを
特徴とする乾燥装置。 - 【請求項2】 乾燥経路上に排出部が形成され、上記排
出部に、乾燥した含水固形物を受け部材から排出させる
排出手段が設けられていることを特徴とする請求項1記
載の乾燥装置。 - 【請求項3】 乾燥経路は、上下複数の水平経路と、こ
れら水平経路の上下間を結ぶ第1の垂直経路と、最上位
の水平経路と最下位の水平経路との間を結ぶ第2の垂直
経路とで構成されていることを特徴とする請求項1また
は請求項2に記載の乾燥装置。 - 【請求項4】 移動手段は、複数の輪体と、これら輪体
に巻回されて乾燥経路に沿って配設された無端回動体
と、上記無端回動体を回動させる回動駆動装置とで構成
され、上記無端回動体に複数の受け部材が連結されてい
ることを特徴とする請求項3記載の乾燥装置。 - 【請求項5】 乾燥経路は水平軸心を中心とした円環状
に形成されていることを特徴とする請求項1または請求
項2に記載の乾燥装置。 - 【請求項6】 移動手段は、水平軸心を中心に回転自在
な回転体と、この回転体を回転させる回転駆動装置とで
構成され、上記回転体に、受け部材が周方向に複数連結
されていることを特徴とする請求項5記載の乾燥装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2000241954A JP3570356B2 (ja) | 2000-08-10 | 2000-08-10 | 乾燥装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000241954A JP3570356B2 (ja) | 2000-08-10 | 2000-08-10 | 乾燥装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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JP3570356B2 JP3570356B2 (ja) | 2004-09-29 |
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JP (1) | JP3570356B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007160211A (ja) * | 2005-12-14 | 2007-06-28 | Mk:Kk | 乾燥用容器への処理汚泥の自動搬入方法および自動搬入装置 |
JP2007160214A (ja) * | 2005-12-14 | 2007-06-28 | Mk:Kk | 乾燥用容器への処理汚泥の自動搬入方法および自動搬入装置 |
JP2009101276A (ja) * | 2007-10-22 | 2009-05-14 | Metawater Co Ltd | 汚泥乾燥装置及び汚泥乾燥方法 |
-
2000
- 2000-08-10 JP JP2000241954A patent/JP3570356B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP4625758B2 (ja) * | 2005-12-14 | 2011-02-02 | 株式会社エムケイ | 乾燥用容器への処理汚泥の自動搬入方法および自動搬入装置 |
JP4625759B2 (ja) * | 2005-12-14 | 2011-02-02 | 株式会社エムケイ | 乾燥用容器への処理汚泥の自動搬入方法および自動搬入装置 |
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