JP4550330B2 - 大剥きベニヤレースから送出されるベニヤ単板の搬送方法および搬送装置 - Google Patents

大剥きベニヤレースから送出されるベニヤ単板の搬送方法および搬送装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、大剥きベニヤレースから送出されるベニヤ単板の搬送方法および該搬送方法の実施に用いる搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
公知の通り、ベニヤレースは、繊維方向の長さが短尺である心板用のベニヤ単板(以下、単に単板と称す)を削成する、所謂小剥きベニヤレースと、繊維方向の長さが長尺である表裏板用の単板を削成する、所謂大剥きベニヤレースとに大別されるが、歩留りの向上を図る意図からして、大剥きベニヤレースに於ても、原木を旋削する際に、表裏板用の単板の削成に適さない部分の中央に中罫引処理を施して、二分割状に心板用の単板を削成し、送出コンベヤを介して並行的な二列状に送出するのが通例である。
【0003】
そして、前記並行的な二列状に送出される単板を省力的に処理する為には、大剥きベニヤレースの後方に二基の単板処理装置を備えると共に、送出コンベヤと単板処理装置の間に連結用のコンベヤ類等を備えて、単板を自動的に単板処理装置まで搬送する必要が生じるが、単板の前後端等にある不要部を切除する単板切断装置や、単板に柔軟性等を付与するテンダーライザ等の単板処理装置は、単板が通過する通路の左右に、フレームや各種機器類等の配設スペースを必要とするので、仮に二基の単板処理装置を近接状に併設したとしても、並行的な二列状の単板をそのまま二基の単板処理装置へ搬送することはできない。
【0004】
そこで従来は、例えば図9・図10に例示する如く、複数条の搬送ベルト1を有し、大剥きベニヤレースAに付設された送出コンベヤBの後位の左右へ、複数条の搬送ベルト2を有し、各々が送出コンベヤBの送出方向bに対して斜め方向(符号dで示す矢印の方向)に走行する斜行コンベヤD′を対称的に固定して設けて、並行的な二列状に送出される単板Tを、徐々にハ字的な二列状に分離しながら搬送すると共に、大剥きベニヤレースAの後方の左右に夫々備えた単板処理装置Fと前記各斜行コンベヤD′の間に、複数条の搬送ベルト3を有し、単板処理装置Fの処理方向fと同方向(符号eで示す矢印の方向)に走行する搬入コンベヤEを、また各搬入コンベヤEの近隣に、案内ベルト4、幅寄せプーリー5・5a等を有する定規出し機構Gを夫々固定的に設けて、分離した各列の単板Tの搬送方向を単板処理装置Fの処理方向fと同方向に揃え直しながら、各列の単板Tの繊維方向と直交する端面Taを、単板処理装置Fの処理方向fと平行に修正して、自動的に単板処理装置Fまで搬送する搬送方法を採っている。
【0005】
尚、図中B1は、送出コンベヤBの一部を構成する振分けコンベヤであって、所望時に点線で示す位置へ揺動させることにより、表裏板用の単板や屑単板を別の通路へ振分けることができる。符号C1で示した矢印は、表裏板用の単板(図示省略)の進行方向であり、符号C2で示した矢印は、屑単板(図示省略)の進行方向である。
【0006】
そして、例えば俗称六尺用(実質約七尺、一尺は約30cm)のベニヤレースの後方に、俗称三尺用(実質三尺半弱)の単板処理装置を二基備え、繊維方向の長さが約三尺〜三尺半弱の単板を専門的に処理する場合の如く、単板処理装置の有効単板処理幅(単板処理が可能な最大幅)と、処理する単板の繊維方向の長さが概ね一致する場合には、たとえ前述の如き搬送方法を採っても、特に問題が発生する虞はない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、例えば俗称八尺用(実質約九尺)のベニヤレースの後方に、俗称四尺用(実質四尺半弱)の単板処理装置を二基備え、繊維方向の長さが約三尺〜四尺半弱の単板を代わる代わる処理する場合の如く、単板処理装置の有効単板処理幅(単板処理が可能な最大幅)と、処理する単板の繊維方向の長さが常に一致するとは限らない場合には、後述する如き問題が惹起されている。
【0008】
即ち、従来の搬送方法によると、繊維方向の長さが短い単板は、図9に於て点線で示す如く、中罫引処理が施された側に偏った状態で単板処理装置へ搬送されることになるので、単板処理装置を構成する部材の内で、例えば切断刃、アンビルロール、テンダーロール、テンダー受けロール等々の如く、単板に当接する部材が左右不均一に偏って摩滅し(当接する箇所が早く摩滅する部材と、当接しない箇所が早く摩滅する部材との両方がある)、切断作用、搬送作用、加圧作用等が比較的早期に左右不均衡となることから、それらの部材の交換頻度が意外と多くなり、結果的に、単板処理装置の維持管理費の高額化を招来する。
【0009】
また一方、前記各種のコンベヤ類は、単板の通路の周囲が開放的であることから、仮に搬送ベルトから外れた単板の繊維方向の端部が相当垂れ下がっても、搬送に支障を及ぼすことは殆どなく、また必要に応じては、単板の繊維方向の端部が過度に搬送ベルトから外れて垂れ下がらないよう、搬送ベルトの条数・配設位置等を所望通りに設定することが可能であるが、単板処理装置の大多数は、単板の通路の周囲へ別途に多くの部材類を配設する必要性からして、搬送ベルトの条数・配設位置等が著しく制約されるので、単板の繊維方向の端部が少なからず搬送ベルトから外れて垂れ下がり易く、而も垂れ下がった箇所が他の部材類に引っ掛かり易いので、該箇所を支点として転回したり、或は該箇所を起点として詰まったりする等、搬送に支障を及ぼす弊害を惹起している。
【0010】
具体的な実例に基づいて詳述すると、図11・図12の実例は、本出願人が先に「単板の連続処理装置」(特公昭59−23527号公報)に於て提案した単板処理装置である。図中Jは、単板Tの有無に応じてコロ9aを介して揺動するアーム9b、該アーム9bの揺動に伴ってON・OFF動作する接点9cを有するリミットスイッチ等から成る単板検知器9を、複数条の搬送ベルト10を有する接続コンベヤKの搬送方向と直交状に複数個配設して成る単板検知機構であって、前記単板検知器9の接点9cは常時ONで並列に接続されており、単板Tの到来によるアーム9bの揺動に伴って、全ての単板検知器9の接点9cがOFFになれば、単板Tの前端の不要部の検知信号を、また単板Tの通過によるアーム9bの揺動に伴って、何れか一個の単板検知器9の接点9cがONになれば、単板Tの後端の不要部の検知信号を、夫々後述する制御器16に発信する。
【0011】
Lは、刃受体を兼ねる一対の搬送ロール11・11、刃先を単板Tの進行方向と逆方向に向けて刃物ホルダー13により保持され、且つ流体シリンダー等から成る作動機構17の作動を制御する制御器16の制御に基づき、刃先が前記搬送ロール11・11の各々の出口側周面に接する区間内を交互に片道回動する有寸切断刃12、刃物ホルダー13を枢支する軸受14の取付け台15等を有する連続有寸切断機構であって、前記単板検知機構Jからの前端及び後端の不要部の検知信号を受信する制御器16の制御に基づき、作動機構17を介して有寸切断刃12を交互に片道回動させることにより、搬入コンベヤEから接続コンベヤKを経て到来する単板Tの前端及び後端の不要部Tbを連続的に切除する。
【0012】
Mは、複数条の搬送ベルト18を有する中間コンベヤであって、前記連続有寸切断機構Lから送出される単板Tを、後述する連続定尺切断機構Nへ搬送する。
また該中間コンベヤMの上方には、光電式スイッチ等から成る単板検出器32が備えられており、中間コンベヤMを介して搬送される単板Tの有無を検出して、後述する制御器33に単板通過信号を発信する
【0013】
Nは、刃受体を兼ねる一対の搬送ロール19・19、刃先を単板Tの進行方向と逆方向に向けて刃物ホルダー21により保持され、且つ流体シリンダー等から成る作動機構27の作動を制御する制御器26の制御に基づき、刃先が前記搬送ロール19・19の各々の出口側周面に接する区間内を交互に片道回動する定尺切断刃20、刃物ホルダー21を枢支する軸受22の取付け台23、後述する下部集積コンベヤPと上部集積コンベヤQとに順次集積される単板群の長さが所定の定尺に達する毎に、制御器26に定尺切断信号を発信する定尺検出器24・25等を有する連続定尺切断機構であって、定尺検出器24・25からの定尺切断信号を受信する制御器26の制御に基づき、作動機構27を介して定尺切断刃20を交互に片道回動させることにより、下部集積コンベヤPと上部集積コンベヤQとに交互に集積される単板群の定尺切断位置を連続的に定尺切断する。
【0014】
Pは、クラッチ&ブレーキユニット付電動機・サーボモーター等から成る間欠駆動機構34の作動を制御する制御器33の制御に基づき、間欠的に回動する適数対の搬送ベルト28・29を有する下部集積コンベヤであって、先記単板検出器32からの単板検出信号を受信する制御器33の制御に基づき、間欠駆動機構34を介して搬送ベルト28・29を都度間欠的に回動させることにより、中間コンベヤMから連続定尺切断機構Nを経て到来する単板Tの相互の間隔を近接状に詰め寄せて単板群状に集積すると共に、連続定尺切断機構Nによって定尺切断された単板群を、後述する単板堆積装置Rへ搬送する。
【0015】
Qは、クラッチ&ブレーキユニット付電動機・サーボモーター等から成る間欠駆動機構35の作動を制御する制御器33の制御に基づき、間欠的に回動する適数対の搬送ベルト30・31を有する上部集積コンベヤであって、先記単板検出器32からの単板検出信号を受信する制御器33の制御に基づき、間欠駆動機構35を介して搬送ベルト30・31を都度間欠的に回動させることにより、中間コンベヤMから連続定尺切断機構Nを経て到来する単板Tの相互の間隔を近接状に詰め寄せて単板群状に集積すると共に、連続定尺切断機構Nによって定尺切断された単板群を、後述する単板堆積装置Sへ搬送する。
【0016】
RとSは、述上の如き構成で成る単板処理装置の下部集積コンベヤPと上部集積コンベヤQとに夫々接続した公知の単板堆積装置であって、下部集積コンベヤPと上部集積コンベヤQを介して搬送されてくる単板群及び定尺単板(処理する単板が不要部を有しない連続状である場合には、連続有寸切断機構Lは途中では作動せず、連続定尺切断機構Nによる定尺切断に伴って、所定長さの定尺単板が切断弁別される)を順次と堆積する。
【0017】
述上の如き構成で成る単板処理装置Fによれば、単板Tの不要部Tbの切除から、不連続な単板Tの相互の間隔を近接状に詰め寄せて成る単板群の定尺切断、及び定尺切断した単板群毎の弁別までの処理(更に連続状の単板の定尺切断と、定尺切断した定尺単板毎の弁別までの処理)を、無人化して連続的に行うことが可能であり、必要に応じては、例示する如く公知の単板堆積装置を併設して、弁別した単板群或は定尺単板を自動的に堆積することも可能となるので、単板の処理工程の合理化には極めて好都合である。
【0018】
ところが、前記連続定尺切断機構Nの部分に注目すると、図からも明らかな如く、刃物ホルダー21の支軸21aの箇所に於ては、刃物ホルダー21、軸受22、搬送ベルト29・30(28・31)等を、相互に入り組ませて配設する必要があるので、それら各部材の配設位置には制約があり、図示した例の如く、実線で示した繊維方向の長さが長い(四尺半弱)単板Tと、点線で示した繊維方向の長さが短い(約三尺)単板Tとの繊維方向の端部に近い部分に、搬送ベルト29・30(28・31)を配設したとすると、例えば四尺強の長さの単板を処理する際には、定規側とは反対側の繊維方向の端部が約一尺余りも搬送ベルトから外れるので甚だ垂れ下がり易く、例えば搬送ベルト28・30の内方に配設するベルト受け部材(図示省略)や、ベルト受け部材の保持部材(図示省略)等に、垂れ下がった端部が引っ掛かり易いから、単板が転回したり詰まったりする等、搬送に支障を及ぼす弊害が惹起される虞が多いのである。
【0019】
因に、搬送ベルトを増設することによって、単板の繊維方向の端部の垂れ下がりを予防せんと図った場合には、増設した搬送ベルトの位置に繊維方向の端部が臨む長さの単板を処理する際に、該単板の端部が、垂れ下がり以外の要因によっても、例えば横ズレなどの要因によっても、増設した搬送ベルトのベルト受け部材やベルト受け部材の保持部材等に引っ掛かる確率が高くなるので、搬送ベルトの増設は必ずしも得策ではなく、また装置の構造の簡素化からしても、搬送ベルトの配設条数は可及的に少ない方が望ましいことは言うまでもない。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明は、斯様な従来の搬送方法の欠点を解消すべく開発したものであって、具体的には、長さが異なる複数種の原木を旋削する大剥きベニヤレースに於て、旋削する原木の中央に中罫引処理が施された際に、各原木から二分割状に削成され、大剥きベニヤレースに付設された送出コンベヤを介して、並行的な二列状に送出される単板を、徐々にハ字的な二列状に分離し、次いで各列毎に姿勢を正して、大剥きベニヤレースの後方の左右に夫々備えた単板処理装置に至るまで搬送する搬送方法であって、いずれの単板も、該単板の繊維方向の中央が、単板処理装置の有効単板処理幅の中央に至るべく搬送することを特徴とする大剥きベニヤレースから送出される単板の搬送方法(請求項1)を提案する。
【0021】
また該搬送方法の実施に用いるのに、長さが異なる複数種の原木の中央に中罫引処理を施す中罫引装置を有する大剥きベニヤレースに付設された送出コンベヤを介して、並行的な二列状に送出される単板を、徐々にハ字的な二列状に分離しながら搬送すべく、前記送出コンベヤの後位の左右へ、各々が送出コンベヤの送出方向に対して斜め方向に走行する斜行コンベヤを対称的に設けると共に、分離した各列の単板の搬送方向を、大剥きベニヤレースの後方の左右に夫々備えた単板処理装置の処理方向と同方向に揃え直すべく、前記各斜行コンベヤと各単板処理装置の間に、単板処理装置の処理方向と同方向に走行する搬入コンベヤを夫々設け、更に各列の単板の繊維方向と直交する端面を、単板処理装置の搬送方向と平行に修正すべく、各搬入コンベヤの近隣に夫々定規出し機構を設け、而も搬送する単板の繊維方向の長さに対応させて左右の斜行度合を加減すべく、前記各斜行コンベヤは、送出コンベヤ側の所望位置を中心として、搬入コンベヤ側を所望角度だけ揺動可能に、また前記定規出し機構は、搬入コンベヤの搬送方向と直交方向へ所望距離だけ平行移動可能に夫々備えて構成したことを特徴とする大剥きベニヤレースから送出される単板の搬送装置(請求項2)を提案する。
【0022】
更に、好ましい態様で成る単板の搬送装置として、各斜行コンベヤは、送出コンベヤ側の少なくとも外方側に於て、送出コンベヤに対して所望の落差を有しており、而も外方側から内方側へ向かうにつれて、落差が徐々に減少するよう構成して成る請求項2記載の大剥きベニヤレースから送出される単板の搬送装置(請求項3)と、各搬入コンベヤは、定規出し機構と一体的に平行移動するよう構成して成る請求項2又は請求項3記載の大剥きベニヤレースから送出される単板の搬送装置(請求項4)とを提案する。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に例示した実施の一例に基づいて更に詳述するが、説明を簡素化する便宜上からして、既に説明した機構・部材に準ずる機構・部材については、同じ符号を付して、重複する説明を省略する。
【0024】
本発明に係る単板の搬送装置は、例えば図1・図2に例示する如く、大剥きベニヤレースAに付設された送出コンベヤBの後位の左右へ、複数条の搬送ベルト2を有し、各々が送出コンベヤBの送出方向bに対して斜め方向に走行する斜行コンベヤDを対称的に設けると共に、大剥きベニヤレースAの後方の左右に夫々備えた単板処理装置Fと前記各斜行コンベヤDの間に、複数条の搬送ベルト3を有し、単板処理装置Fの処理方向fと同方向(符号eで示す矢印の方向)に走行する搬入コンベヤEを、また各搬入コンベヤEの近隣に、案内ベルト4、プーリー4a、ベルトガイド4b、幅寄せプーリー5a(5)等を有する定規出し機構Gを夫々設け、而も前記各斜行コンベヤDは、送出コンベヤ側の所望位置を中心として、搬入コンベヤ側を所望角度だけ揺動可能に、また各搬入コンベヤE及び定規出し機構Gは、搬入コンベヤEの搬送方向と直交方向へ所望距離だけ平行移動可能に備えて構成する。
【0025】
前記如き構成で成る単板の搬送装置によると、処理する単板の繊維方向の長さに対応させて左右の斜行度合を加減することが可能であって、例えば各斜行コンベヤD、各搬入コンベヤE、定規出し機構Gを実線で示す位置に位置させれば、実線で表わした繊維方向の長さがLmの単板Tを、符号dで示す方向に搬送した後に、該単板Tの搬送方向を単板処理装置Fの処理方向fと同方向に揃え直しながら、該単板Tの端面Taを単板処理装置Fの処理方向fと平行に修正し、併せて該単板Tの中央(Lm/2の位置)が、単板処理装置Fの有効単板処理幅Wの中央(W/2の位置)に至るように搬送することができ、また例えば各斜行コンベヤD、各搬入コンベヤE、定規出し機構Gを点線で示す位置に位置させれば、点線で表わした繊維方向の長さがLnの単板Tを、符号d′で示す方向に搬送した後に、該単板Tの搬送方向を単板処理装置Fの処理方向fと同方向に揃え直しながら、該単板Tの端面Taを単板処理装置Fの処理方向fと平行に修正し、併せて該単板Tの中央(Ln/2の位置)が、単板処理装置Fの有効単板処理幅Wの中央(W/2の位置)に至るように搬送することができる。
【0026】
斯様に繊維方向の長さが異なる単板を代わる代わる処理するに際して、いずれの単板も、該単板の繊維方向の中央が、単板処理装置の有効単板処理幅の中央に至るべく搬送するようにすれば、たとえ単板処理装置を構成する部材の内で、単板に当接する部材に、局部的に摩滅量の差異が生じても、従来の如く左右不均一に偏って摩滅することがないので、切断作用、搬送作用、加圧作用等が早期に左右不均衡となることもなく、それらの部材の交換頻度が従来に比べて少なくて済み、結果的に、単板処理装置の維持管理費を減額させることができる。
【0027】
また、斯様な搬送方法によれば、単板処理装置の構造自体を、中央を基準とした左右対称状に設計変更することが可能であって、搬送ベルトの条数等を、従来に比べて簡略化することができるので、単板処理装置の構造の簡素化に有効であるのみならず、単板の繊維方向の端部の垂れ下がりの縮小化が図れるので、搬送に支障を及ぼす弊害の発生防止にも有効である。
【0028】
即ち、先記図11に例示した単板処理装置の場合であれば、図12の態様に代えて、図8に例示する如く、点線で示した繊維方向の長さが短い(約三尺)単板Tの繊維方向の端部に近い部分に、搬送ベルト29・30(28・31)を左右対称的に二対だけ配設するよう設計変更することができ、構造の簡素化に有効であるのみならず、搬送ベルトの条数は減っているが、実線で示した繊維方向の長さが長い(四尺半弱)単板Tを搬送する場合でも、繊維方向の端部が搬送ベルトから外れる長さは、左右両側共に約八寸で済むので、従来の片側が約一尺余り外れる場合(四尺強の長さの単板を処理する場合)に比べて、垂れ下がりを約半分に縮小することができ、搬送に支障を及ぼす弊害の発生防止にも有効である。
【0029】
尚、各斜行コンベヤDを、送出コンベヤ側の所望位置を中心として、搬入コンベヤ側を所望角度だけ揺動可能に備える具体的な構造としては、例えば図3・図4に例示する如く、斜行コンベヤDの搬送ベルト2を張架するプーリー2a・2bの係止部材を兼ねるベルト受け部材2cを、保持部材6aを介して保持する保持枠6を用い、該保持枠6の送出コンベヤ側には軸保持部材6bを介して支軸6dを、また搬入コンベヤ側には滑り部材6fを夫々備えると共に、支持部材6eにより軸受6cを介して前記支軸6dを回転可能に、また支持部材6hにより前記滑り部材6fを滑り可能に夫々支持し、更に螺子・流体シリンダー等から成る移動部材(図示省略)を介して搬入コンベヤ側を所望角度だけ揺動させる構造が挙げられる。
【0030】
この場合に、図示する如く、保持部材6aによるベルト受け部材2cの保持高さを適当に調整し、各斜行コンベヤDが、送出コンベヤ側の少なくとも外方側に於て、送出コンベヤB(B1)に対して所望の落差を有しており、而も外方側から内方側へ向かうにつれて、落差が徐々に減少するよう(実施例は、最内側は落差無し)構成すれば、連続状の単板Tが送出コンベヤB(B1)から斜行コンベヤDへ移乗される際の屈曲に伴う歪みを、前記落差によって緩和し、歪みに起因する単板の割れや裂断の発生を抑止できるので有効である。
【0031】
尤も、各斜行コンベヤを、送出コンベヤ側の所望位置を中心として、搬入コンベヤ側を所望角度だけ揺動可能に備える構造としては、図3・図4に例示する構造に限るものではなく、図示は省略したが、例えば搬送ベルトを各条毎に個別に揺動させるよう備えても差し支えなく、要は送出コンベヤ側の所望位置を中心として、搬入コンベヤ側を所望角度だけ揺動可能に備えれば足りる。
【0032】
また、搬入コンベヤE及び定規出し機構Gを、搬入コンベヤEの搬送方向と直交方向へ所望距離だけ平行移動可能に備える具体的な構造としては、例えば図5に例示する如く、搬入コンベヤEの搬送ベルト3を張架するプーリー3a・3bの係止部材を兼ねるベルト受け部材3cを、保持部材7aを介して保持し、併せて定規出し機構Gのプーリー4a・4b、幅寄せプーリー5a(5)等を、軸受4c、支承部材5b等を介して支承する保持枠7を用い、該保持枠7の下部に滑り部材7bを備えると共に、支持部材7eにより滑りガイド7cを介して前記滑り部材7bを滑り可能に夫々支持し、更に螺子・流体シリンダー等から成る移動部材(図示省略)を介して搬入コンベヤE及び定規出し機構Gを、搬入コンベヤEの搬送方向と直交方向へ所望距離だけ平行移動させる構造が挙げられる。
【0033】
この場合に、例示する如く、定規出し機構と一緒に搬入コンベヤを平行移動させる構造とすれば、定規出し機構の極く近傍に搬入コンベヤの搬送ベルトを配設して、定規側にある単板の端部を安定的に支持搬送できるので好ましいが、本発明に係る単板の搬送装置としては、搬入コンベヤは必ずしも定規出し機構と一緒に平行移動させる必要はなく、要は定規出し機構を平行移動させれば足りる。
【0034】
尚、既述した定規出し機構は、従来公知の機構であり、幅寄せプーリー5を駆動側として固定的に、幅寄せプーリー5aを遊転側として上下動可能に夫々備えるのが通例であるが、本発明に係る単板の搬送装置に用いる定規出し機構としては、斯様な態様に限るものではなく、例えば図6に例示する如く、既述した幅寄せプーリー5・5aに代えて、各々が周面にスパイラル状の凸状体8aを有する上下一対の(好ましくは、上方側が上下動可能な)幅寄せロール8を、案内ベルト4と平行状に備えて成る、別の公知の定規出し機構G′であっても差し支えなく、要は単板の繊維方向と直交する端面を、単板処理装置の搬送方向と平行に修正する機能を有する定規出し機構であれば足り、更にその配設位置も、搬入コンベヤの内方側に限らず、従来できなかった外方側への配設も可能である。
【0035】
勿論、本発明に係る単板の搬送装置以外の機構・部材についても、適宜設計変更して差し支えなく、一例を挙げると、図7の例は、図1・図9の例に於ける送出コンベヤBの振分けコンベヤB1に代えて、所望時に実線で示す位置から点線で示す位置へ揺動可能な選別コンベヤB2と、所望時に実線で示す位置から点線で示す位置へ偏芯回動可能な遊転プーリー1aを有する弁別コンベヤB3とを備えると共に、該弁別コンベヤB3の上方に、吸引ベルト36、吸引フード36a等を有する吸引コンベヤHを備え、選別コンベヤB2の揺動によって、屑単板を選別廃棄し、前記遊転プーリー1aの偏芯回動によって、表裏板用の単板と心板用の単板とを弁別して搬送するよう設計変更したものである。
【0036】
また、いずれにしても、本発明に係る単板の搬送方法を実施するに際し、単板の繊維方向の中央を、単板処理装置の有効単板処理幅の中央に至らせる精度は、然程正確である必要はなく、要は単板に当接する部材の所要作用が早期に左右不均衡となるほど、各部材が左右不均一に偏って摩滅することがない範囲であれば足り、中央に対して左右各二寸程度の誤差は十分に許容される。
【0037】
【発明の効果】
以上明らかな如く、本発明に係る単板の搬送方法によれば、単板処理装置を構成する部材の内の、単板に当接する各部材が、従来の如く左右不均一に偏って摩滅することがないので、各部材の交換頻度が従来に比べて少なくて済み、単板処理装置の維持管理費を減額させることができると共に、単板処理装置の構造自体を、中央を基準とした左右対称状に設計変更することが可能であって、単板処理装置の構造の簡素化に有効であり、而も単板の繊維方向の端部の垂れ下がりの縮小化が図れるので、搬送に支障を及ぼす弊害の発生防止にも有効である。
【0038】
また、本発明に係る単板の搬送装置は、本発明に係る単板の搬送方法の実施に用いることが可能であり、中でも既述した好ましい態様のものは、相応に有益な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る単板の搬送装置の概略平面説明図である。
【図2】図1に例示した単板の搬送装置に於ける搬入コンベヤ及び定規出し機構の部分の部分拡大平面説明図である。
【図3】図1に例示した単板の搬送装置に用いる斜行コンベヤの部分拡大側面説明図である。
【図4】図3に例示した斜行コンベヤに於ける保持枠と支持部材の部分平面説明図である。
【図5】図1に例示した単板の搬送装置に用いる搬入コンベヤ及び定規出し機構を保持・支承する保持枠と支持部材の拡大側面説明図である。
【図6】定規出し機構の別の実例の側面説明図である。
【図7】送出コンベヤの別の実例の側面説明図である。
【図8】図11に例示した単板処理装置に於ける連続定尺切断機構の要部の改良例の平面説明図である。
【図9】従来の単板の搬送装置の概略平面説明図である。
【図10】図9に例示した単板の搬送装置の概略側面説明図である。
【図11】図1と図2或は図9と図10に例示した単板の搬送装置に連結する単板処理装置の拡大側面説明図である。
【図12】図11に例示した単板処理装置に於ける連続定尺切断機構の要部の従来例の平面説明図である。
【符号の説明】
A:大剥きベニヤレース
B:送出コンベヤ
D・D′:斜行コンベヤ
E:搬入コンベヤ
F:単板処理装置
G・G′:定規出し機構
H:吸引コンベヤ
J:単板検知機構
K:接続コンベヤ
L:連続有寸切断機構
M:中間コンベヤ
N:連続定尺切断機構
P:下部集積コンベヤ
Q:上部集積コンベヤ
R・S:単板堆積装置
T:単板
W:単板処理装置の有効単板処理幅
1・2・3・10・18・28・29・30・31:搬送ベルト
4:案内ベルト
5・5a:幅寄せプーリー
6・7:保持枠
8:幅寄せロール
9:単板検知器
11・19:刃受体を兼ねる一対の搬送ロール
12:有寸切断刃
16・26・33:制御器
17・27:作動機構
20:定尺切断刃
24・25:定尺検出器
32:単板検出器
34・35:間欠駆動機構

Claims (4)

  1. 長さが異なる複数種の原木を旋削する大剥きベニヤレースに於て、旋削する原木の中央に中罫引処理が施された際に、各原木から二分割状に削成され、大剥きベニヤレースに付設された送出コンベヤを介して、並行的な二列状に送出されるベニヤ単板を、徐々にハ字的な二列状に分離し、次いで各列毎に姿勢を正して、大剥きベニヤレースの後方の左右に夫々備えた単板処理装置に至るまで搬送する搬送方法であって、いずれのベニヤ単板も、該ベニヤ単板の繊維方向の中央が、単板処理装置の有効単板処理幅の中央に至るべく搬送することを特徴とする大剥きベニヤレースから送出されるベニヤ単板の搬送方法。
  2. 長さが異なる複数種の原木の中央に中罫引処理を施す中罫引装置を有する大剥きベニヤレースに付設された送出コンベヤを介して、並行的な二列状に送出されるベニヤ単板を、徐々にハ字的な二列状に分離しながら搬送すべく、前記送出コンベヤの後位の左右へ、各々が送出コンベヤの送出方向に対して斜め方向に走行する斜行コンベヤを対称的に設けると共に、分離した各列のベニヤ単板の搬送方向を、大剥きベニヤレースの後方の左右に夫々備えた単板処理装置の処理方向と同方向に揃え直すべく、前記各斜行コンベヤと各単板処理装置の間に、単板処理装置の処理方向と同方向に走行する搬入コンベヤを夫々設け、更に各列のベニヤ単板の繊維方向と直交する端面を、単板処理装置の搬送方向と平行に修正すべく、各搬入コンベヤの近隣に夫々定規出し機構を設け、而も搬送するベニヤ単板の繊維方向の長さに対応させて左右の斜行度合を加減すべく、前記各斜行コンベヤは、送出コンベヤ側の所望位置を中心として、搬入コンベヤ側を所望角度だけ揺動可能に、また前記定規出し機構は、搬入コンベヤの搬送方向と直交方向へ所望距離だけ平行移動可能に夫々備えて構成したことを特徴とする大剥きベニヤレースから送出されるベニヤ単板の搬送装置。
  3. 各斜行コンベヤは、送出コンベヤ側の少なくとも外方側に於て、送出コンベヤに対して所望の落差を有しており、而も外方側から内方側へ向かうにつれて、落差が徐々に減少するよう構成して成る請求項2記載の大剥きベニヤレースから送出されるベニヤ単板の搬送装置。
  4. 各搬入コンベヤは、定規出し機構と一体的に平行移動するよう構成して成る請求項2又は請求項3記載の大剥きベニヤレースから送出されるベニヤ単板の搬送装置。
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