JP2003341906A - シート出し装置 - Google Patents

シート出し装置

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JP2003341906A JP2002148550A JP2002148550A JP2003341906A JP 2003341906 A JP2003341906 A JP 2003341906A JP 2002148550 A JP2002148550 A JP 2002148550A JP 2002148550 A JP2002148550 A JP 2002148550A JP 2003341906 A JP2003341906 A JP 2003341906A
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transfer conveyor
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    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T83/00Cutting
    • Y10T83/647With means to convey work relative to tool station
    • Y10T83/654With work-constraining means on work conveyor [i.e., "work-carrier"]

Abstract

(57)【要約】 【課題】 折機のシート出し装置においてシートの重な
りピッチに乱れを生じさせないシートの搬送を簡単な構
成で可能とする。 【解決手段】 折機のシート出し装置は、巻取紙輪転機
の折機の紙経路において、裁断機構100で連続紙をシ
ートJに裁断し、その下流の第1搬送コンベヤー200
でシートを順次間隔をあけて搬送し、搬送面が第1搬送
コンベヤーの搬送面に対し下方に段差をもち、第1搬送
コンベヤーより適宜遅く走行する下流の第2搬送コンベ
ヤー300で、第1搬送コンベヤーからのシートをうろ
こ状に重なる状態のシート列Kにして搬送し、第2搬送
コンベヤーの上流端近傍の押下げ部材500でシートの
後端部を第2搬送コンベヤー上へ押し下げ、紙押え部材
400で第2搬送コンベヤーヘ乗り移った後続シートの
先端部を案内し、第2搬送コンベヤーの搬送面へ上方か
ら押さえる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、巻取紙を引き出
して処理する処理装置に設けられたシート出し装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術における巻取紙を引き出して
処理する処理装置のシート出し装置としては、例えば、
特許第2788238号公報及び実開平03−0441
54号公報に開示されるものがある。
【0003】特許第2788238号公報に開示された
シート出し装置は、フォーマーと折畳胴群との間の紙経
路から分岐する分岐紙経路に、連続紙を裁断してシート
にする裁断機構が設けられ、下流に裁断機構の胴周速度
より若干速い搬送速度で、シートを搬送する第1搬送コ
ンベヤーが設けられ、その下流に第1搬送コンベヤーの
搬送速度より遅い搬送速度の第2搬送コンベヤーが設け
られ、更に第2搬送コンベヤーの上流端の上方に、搬送
されるシートにタイミングを合わせ、このシートに対し
て上下移動する制動ローラーが設けられている。
【0004】上記のシート出し装置においては、裁断機
構で裁断されたシートが第1搬送コンベヤーから第2搬
送コンベヤーヘ乗り移る際には、第1搬送コンベヤーか
ら離れて第2搬送コンベヤーに乗り移った先行のシート
の後端側を制動ローラーが下降して第2搬送コンベヤー
上に押え、先行のシートが第2搬送コンベヤーの速度に
なるように制動し、続いて、後続のシートの先端が第2
搬送コンベヤーの上流端に達する前に後続のシートの進
行を妨げないように制動ローラーが上昇し、後続のシー
トを先行のシート上に進行させてうろこ状に重なるシー
ト列が形成される。
【0005】そして、この動作が繰り返されて、第2搬
送コンベヤーによってシート列を搬送するのである。
【0006】実開平03−044154号公報に開示さ
れたシート出し装置は、フォーマーで折り畳まれた連続
紙を裁断してシートにする裁断機構が設けられ、下流に
裁断機構の胴周面速度より遠い搬送速度で、シートを搬
送する第1搬送コンベヤーが設けられ、その下流に第1
搬送コンベヤーの搬送速度より遅い搬送速度の第2搬送
コンベヤーが設けられ、第2搬送コンベヤー上流端の上
方に第1搬送コンベヤーから第2搬送コンベヤーヘ乗り
移るシートを、第2搬送コンベヤー上に落とし込ませる
ように作用する押下げ部材と、このシートの先端を周面
に設けた段差で受けとめるように作用して、一定区間内
でシートを減速させる減速プーリーと、その下流に設け
た上記シートを第2搬送コンベヤーの搬送速度で搬送す
る制動ローラーとを具備している。
【0007】上記のシート出し装置においては、裁断機
構で裁断されたシートが第1搬送コンベヤーから、第2
搬送コンベヤーヘ乗り移る際には、先行のシートが第2
搬送コンベヤー上に落とし込まれている先行のシート上
に後続のシートが進行し、減速状態で先行のシート上に
ずれ重なった後、制動ローラーと第2搬送コンベヤーに
挟まれて第2搬送コンベヤーの搬送速度で搬送されるの
である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の技術であ
る特許第2788238号公報に開示されたものには、
次のような問題点がある。それは、第2搬送コンベヤー
に搬送される先行のシートの上に第1搬送コンベヤーに
よって先行のシートより速く搬送される後続のシートが
乗りかかって進行する際に、先行のシートを下降して押
さえた制動ローラーが上昇して先行のシートが自由に動
ける状態であるため、後続のシートの進行にともなっ
て、シート面の摩擦力によって後続のシートが先行のシ
ートを前方へ押し出したり、曲げるなどしてシートの重
なりピッチを不揃いなものとするおそれがある。
【0009】また、実開平03−044154号公報に
開示されたものには、次のような問題点がある。それ
は、減速プーリーによる減速作用から解放された後、制
動ローラーの作用下に入るまでの間、第2搬送コンベヤ
ーに搬送される先行のシートの上に、第1搬送コンベヤ
ーによって先行のシートより速く搬送される後続のシー
トが乗りかかって進行する際に、後続のシートの進行に
ともなって、シート面の摩擦力によって、後続のシート
が先行のシートを前方へ押し出したり曲げるなどして、
シートの重なりピッチを不揃いなものとするおそれがあ
る。
【0010】また、第1搬送コンベヤーから第2搬送コ
ンベヤーヘ乗り移るシートを先行のシートと共にずれ重
なる状態にするのに、減速プーリーとその下流の制動ロ
ーラーとが設けられた機構であるため、機構の構成が複
雑になり、装置自体が大きなものとなる。
【0011】以上のように、いずれの従来の技術におい
ても、シートの重なりピッチが不揃いとなり、これによ
って下流の例えば製本機械などの作業で計数不良や紙詰
まりなどの不具合が生じることとなり、場合によって
は、製品の品質を低下させることにもなる。そして、構
成が複雑であると機械の保守点検作業における作業者の
負担が大きくなり、機械が大きいと省スペース化を阻害
する。
【0012】この発明は、上記従来の技術における問題
を解消したもので、シートの重なりピッチを乱すことな
く、シートの搬送が可能となり、構成が複雑なものでな
いので、作業者の保守点検作業の負担が軽減され、省ス
ぺース化を進めることが可能となる折機のシート出し装
置を提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明のシート出し装
置は、例えば巻取紙を引き出して処理する処理装置の紙
経路に設けられている。そして、(a)紙経路を走行す
る連続紙を所定長さのシートに紙幅方向で裁断する裁断
機構と、(b)裁断機構の下流に設けられ、裁断された
シートを順次間隔をあけて搬送する第1搬送コンベヤー
と、(c)第1搬送コンベヤーの搬送面に対し下方に段
差をもつ搬送面を備え、且つ第1搬送コンベヤーに隣接
した下流に設けられ、搬送速度が第1搬送コンベヤーよ
り適宜遅く、第1搬送コンベヤーから順次乗り移るシー
トをうろこ状に互いにずれて重なる状態のシート列にし
て、該シート列を搬送する第2搬送コンベヤーと、
(d)第2搬送コンベヤーの上流端近傍に設けられ、第
1搬送コンベヤーから第2搬送コンベヤーヘ乗り移るシ
ートの後端部を、第2搬送コンベヤー上へ押し下げる押
下げ部材と、(e)第1搬送コンベヤーの搬送面下流端
から略シート長さだけ離れた位置で、第2搬送コンベヤ
ーの搬送面と相対するよう第2搬送コンベヤーの上方に
設けられ、第1搬送コンベヤーから第2搬送コンベヤー
ヘ乗り移った後続のシートの先端部を案内して第2搬送
コンベヤーの搬送面上にある先行するシートの上にずれ
重なった後続のシートの先端部を上方から押さえる紙押
え部材とを具備している。
【0014】例えば、押下げ部材は、位相調整機構によ
り回転位相が調整され得る旋回部材であり、紙押え部材
は、第2搬送コンベヤーのベルトを挟んでガイドプレー
トと対向するプーリーである。
【0015】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態における折
機のシート出し装置を図面に従って説明する。なお、以
下の説明における上下左右方向は、図4及び図6を除く
図面における方向である。先ず、この発明の実施の形態
におけるシート出し装置が適用される処理装置の一例で
ある巻取紙輪転機の折機を図1に例示して説明する。
【0016】図1において、巻取紙輪転機の折機Aは、
印刷部(図示しない)を通過し、フォーマーBによって
縦に2つ折りされた連続紙Pを、フレームFa、Fb間
に設けられたニッピングローラーCで挟んで引っ張って
下方向に送り出し、連続紙Pを紙経路Gの折畳胴群Dに
通し、折畳胴群Dにて所定の長さに切断し、4つ折りに
して折帳(図示しない)とし、搬送コンベヤーEにより
搬送し、更に下流に設けられたチョッパー折り装置(図
示しない)でチョッパー折りを施して、又はチョッパー
折り装置を作動させないでそのまま、更に下流に設けら
れたデリバリファン(図示しない)を介して最下流の搬
送コンベヤー(図示しない)上に折帳を順次うろこ状に
ずれ重なった状態として、機外に排出するようになって
いる。
【0017】また、フォーマーB下のニッピングローラ
ーCと折畳胴群Dとの間の紙経路Gには、ガイドローラ
ーIが設けられて、紙経路Gから分岐する分岐紙経路H
が構成されており、分岐紙経路Hは、ガイドローラーI
を経由して、折畳胴群Dを挟んで搬送コンベヤーEと反
対側(図1の右側)に配置され、更に、折畳胴群Dの下
方、且つ搬送コンベヤーEの下方へと伸ばされている。
図1に例示するように、この発明の実施の形態のシート
出し装置は、折機Aにおける分岐紙経路Hに設けられて
いる。
【0018】そして、シート出し装置Sは、(a)分岐
紙経路Hを走行する連続紙Pを紙幅方向と平行に裁断
し、所定寸法のシートJにする裁断機構100と、
(b)裁断機構100の下流に設けられ、裁断された各
個のシートJ、J・・・間に間隔を生じさせ、このシー
トJを搬送する第1搬送コンベヤー200と、(c)第
1搬送コンベヤー200の下流に設けられ、第1搬送コ
ンベヤー200から乗り移るシートJをうろこ状に互い
にずれ重なる状態のシート列にして、このシート列を搬
送する第2搬送コンベヤー300と、(d)第2搬送コ
ンベヤー300の上方に設けられ、第1搬送コンベヤー
200から第2搬送コンベヤー300へ乗り移るシート
Jの先端部を所定位置で受け止めると共に、回転によっ
て、受け止めたシートJをその先端部から先行するシー
トJの上に案内してずれ重ならせ、第2搬送コンベヤー
300によって搬送されるシートJを上方から押さえる
紙押え部材400と、(e)第2搬送コンベヤー300
の上流端近傍、且つ紙押え部材400の上流に設けら
れ、第1搬送コンベヤー200から第2搬送コンベヤー
300へ乗り移るシートJの後端部を、その後端部の当
該位置通過とタイミングを合わせて第2搬送コンベヤー
300上へ押し下げる押下げ部材500と、(f)押下
げ部材500の回転駆動経路において、運転中に回転位
相調整可能な位相調整機構600とから構成されてい
る。
【0019】次に、上記のシート出し装置Sの各構成部
分について説明する。 (a)裁断機構100 裁断機構100は、図1に示すように、分岐紙経路Hに
設けられ、図2に示すように、分岐紙経路Hを走行する
連続紙Pを挟むようにして設けられた紙送りローラー対
101及び裁断胴対102から構成されている。
【0020】紙送りローラー対101は、その軸部がフ
レームFa、Fbに回転可能に支持され、図示しない駆
動手段で図2矢印方向に回転駆動されることにより、連
続紙Pを適宜な押圧力で挟み込んで下流に送り出すもの
であり、紙送りローラー対101のすぐ下流には裁断胴
対102が設けられている。
【0021】裁断胴対102は、半周面間隔で軸方向と
平行で、且つ周面から突出した、カッター103a、1
03bを設けた、カッター胴103と、カッター胴10
3の、カッター103a、103bの刃先を受ける受台
104a、104bを周面から突出させた、カッター受
胴104から構成されており、カッター胴103及びカ
ッター受胴104の軸部は、フレームFa、Fbに回転
可能に支持され、図示しない駆動手段で図2矢印方向に
回転駆動されるようになっている。
【0022】そして、カッター胴103の周面とカッタ
ー受胴104の周面とは、連続紙Pが通過可能な間隔が
あけられて対向して設けられており、両胴の回転にとも
なって、カッター胴103のカッター103a、103
bの刃先が、カッター受胴104の受台104a、10
4bに、対向位置でくい込むようになっている。
【0023】従って、紙送りローラー対101によっ
て、裁断胴対102間に連続紙Pが送り込まれ、連続紙
Pの走行速度に同調して回転する裁断胴対102を通過
する連続紙Pが紙幅方向と平行に裁断され、所定長さの
シートJが作成されるようになっている。
【0024】(b)第1搬送コンベヤー200 第1搬送コンベヤー200は、図1及び図2に示すよう
に、裁断機構100の下流において、折畳胴群の下方に
回り込むように設けられている。そして、第1搬送コン
ベヤー200は、図2に示すように、フレームFa、F
bに回転可能に軸部が支持されたローラー203、ロー
ラー204及びローラー205に無端の平ベルト201
が軸方向に間隔をおいて複数巻き掛けられた上部コンベ
ヤー200aと、フレームFa、Fbに回転可能に軸部
を支持されたローラー206及びローラー207に無端
の平ベルト202が軸方向で間隔をおいて複数巻き掛け
られた下部コンベヤー200bとから構成され、上部コ
ンベヤー200aの平ベルト201と下部コンベヤー2
00bの平ベルト202とは、軸方向の配置ピッチが同
一である。
【0025】また、ローラー203とローラー206と
は、裁断胴対102の下方に水平方向に間隔をあけて設
けられていて、その下方にローラー204が設けられて
いる。ローラー203に下流方向に巻き掛けられた平ベ
ルト201とローラー206に下流方向に巻き掛けられ
た平ベルト202とは、互いに間隔を徐々に狭めながら
下方に設けたローラー204の周面で重ねられ、ローラ
ー204に巻き掛けられており、シートJの受入れホッ
パーとして作用するようになっている。
【0026】そして平ベルト201と平ベルト202と
は、ローラー204のすぐ上流で、裁断機構100によ
って裁断されたシートJを挟み込み、垂直方向から略水
平方向に向きを変えて搬送するようになっている。ま
た、上部コンベヤー200a及び下部コンベヤー200
bは、裁断機構100の紙送りローラー対101及び裁
断胴対102の周速度より若干速い搬送速度で、紙送り
ローラー対101及び裁断胴対102の周速度に対し搬
送速度の比が一定になるように図示しない駆動源によっ
て駆動されるようになっている。
【0027】第1搬送コンベヤー200の下流部分にお
いては、上部コンベヤー200aのローラー205が、
下部コンベヤー200bの最下流側のローラー207よ
り下流に、即ち、第2搬送コンベヤー300の平ベルト
301の上方位置に設けられており、上部コンベヤー2
00aの平ベルト201は、第2搬送コンベヤー300
の平べルト301の上方において、ローラー205に向
かって(つまり下流に向かって)、緩やかに斜め上方へ
向うような構成になっている。
【0028】(c)第2搬送コンベヤー300 第2搬送コンベヤー300は、図2に示すように第1搬
送コンベヤー200の下部コンベヤー200bの下流に
設けられており、第1搬送コンベヤー200の上部コン
ベヤー200aの下に入り込むように設けられている。
図5及び図6に示すように、第1搬送コンベヤー200
の上部コンベヤー200aのローラー205の下方にお
いて、フレームFa、Fbには、軸305の両端部が角
変位可能に支持されている。
【0029】軸305には、フレームFaの内側近傍に
おいてアーム310aの一方の端部が、フレームFbの
内側近傍おいてアーム310の一方の端部が、夫々軸3
05と一体となって取り付けられており、更に、軸30
5には、アーム310、310aの内側において、アー
ム306、306aの各一方の端部が夫々軸305と一
体となって取り付けられている。
【0030】又、軸305には、アーム306、306
aの内側域で、軸方向に互に間隔をあけて複数(第2搬
送コンベヤー300のベルト数)のアーム308、30
8・・・が軸305と一体となるように取り付けられて
いる。
【0031】そして、下方に向うアーム310、310
aの各他方の端部は、流体圧シリンダー311、311
aのシリンダー本体の一方の端部から突出したロッド3
12、312aの先端に角変位可能に取りつけられてお
り、シリンダー本体の他方の端部は、フレームFa、F
bの内面に設けられたピン313、313aに角変位可
能に取り付けられている。
【0032】上流方向に向うアーム306、306aの
各他方の端部には軸303の両端部が取り付けられてお
り、軸303には、第1搬送コンベヤー200の下部コ
ンベヤー200bの下流側のローラー207に下流側で
隣接し、軸方向で複数に分割されたローラー302が回
転可能に取り付けられている。
【0033】軸305の下流側(図5で示す軸305の
左側)には駆動ローラー304の軸の両端部がフレーム
Fa、Fbに回転可能に支持されて、一方の端部はフレ
ームFaの外側へ突出し、歯車314が取り付けられて
おり、歯車314は図示しない駆動源の駆動を伝達する
歯車に噛み合っている。また、各アーム308の他方の
端部にはテンションローラー309が回転可能に支持さ
れている。
【0034】そして、第2搬送コンベヤー300は、ロ
ーラー302と駆動ローラー304とテンションローラ
ー309に、順次無端の平ベルト301が軸方向に間隔
をおいて複数巻き掛けられて構成されており、第1搬送
コンベヤー200の搬送速度より遅い速度で、第1搬送
コンベヤー200との搬送速度比が一定になるように図
示しない駆動源によって駆動されるようになっている。
【0035】ローラー302は、その上面が上流に隣り
合う第1搬送コンベヤー200のローラー207の上面
より僅かに低い位置に設けられているので、ローラー3
02と駆動ローラー304の間の平ベルト301は、上
方の第1搬送コンベヤー200の平ベルト201と間隔
をおいて平行に設けられている。図5に示すローラー3
02と駆動ローラー304との間の平ベルト301の下
側には、一方の端部がアーム306、306aに取り付
けられたガイドプレート307が設けられている。
【0036】(d)紙押え部材400 紙押え部材400は、図1及び図2に示すように、第1
搬送コンベヤー200の搬送面の下流端から、シートJ
の搬送方向長さだけ下流側に離れた位置で第2搬送コン
ベヤー300のガイドプレート307の上を走行する平
ベルト301の各ベルト上面に接触可能に設けられてい
る。図5及び図6に示すように、フレームFa、Fbに
角変位可能に支持された軸401が第1搬送コンベヤー
200の上方に設けられ、フレームFb側の端部401
aがフレームFbの外側へ突出している。
【0037】また、フレームFa、Fbの内面の軸40
1には、軸401の軸方向の移動を抑止するカラー41
3、413aが軸401と一体となるよう取り付けられ
ている。そして、アーム403とアーム404とが第2
搬送コンベヤー300の平ベルト301の各ベルトに対
応する数だけの対となって、アーム403とアーム40
4との各一方の端部が軸方向に重なって軸401に取り
付けられており、アーム403の端部は軸401に対し
角変位可能であり、アーム404の端部は軸401と一
体となって角変位するようになっている。
【0038】そして、アーム403とアーム404の対
の軸方向の移動を抑止するために、各対の間には、カラ
ー411が、対の列の両端にはカラー412、412a
が、夫々軸401と一体となるように取り付けられてい
る。アーム403の他方の端部には、プーリー402が
回転可能に支持され、その周面は第2搬送コンベヤーの
平ベルト301の上面に接触している。
【0039】アーム404の他方の端部の側面には、ブ
ロック405が角変位可能に取り付けられており、アー
ム403の中央部には、ロッド406の一方の部端が角
変位可能に取り付けられ、ロッド406の他方の端部は
ブロック405に貫通している。そしてロッド406の
中間に設けられた鍔とブロック405との間に圧縮ばね
407が装着されている。
【0040】ブロック405を貫通するロッド406の
他方の端部には、ナットなどのストッパー406aが設
けられ、ロッド406がブロック405から脱落しない
ようになっている。これにより、アーム404とアーム
403との間に圧縮ばね407の押圧力が作用して、ア
ーム403に設けたプーリー402に伝達され、所定の
押圧力でプーリー402が第2搬送コンベヤー300の
平ベルト301上を搬送されるシートJを上方から押さ
えることができる。
【0041】この際、平ベルト301の下側には、ガイ
ドプレート307があるので、プーリー402の押圧力
で平ベルト301が押し込まれることはない。また、ア
ーム403及びプーリー402は、第1搬送コンベヤー
200の上部コンベヤー200aの平ベルト201には
接触しない位置関係になっている。
【0042】図6及び図9に示すように、フレームFb
から外に突出した軸401の端部401aの周面には平
行な二面が形成され、それを挟むように二又に形成され
たハンドル409の端部が軸401の端部401aに対
し直径方向のピン408によって取り付けられ、ハンド
ル409は、ピン408を軸にして軸401に対し角変
位可能になっている。
【0043】更に、プーリー402が平ベルト301上
にある作用位置Lと、平ベルト301の上方へ離隔した
待機位置Mとの2種の状態で、ハンドル409の中央部
を保持可能であるように溝410a、410bが形成さ
れているブロック410が、フレームFbの外面に設け
られている。
【0044】(e)押下げ部材500 押下げ部材500は、図1及び図2に示す紙押え部材4
00の上流で第2搬送コンベヤー300の上流端近傍の
上方に設けられている。図3及び図4に示すように、第
2搬送コンベヤー300のローラー302の上方にフレ
ームFa、Fbに回転可能に支持され、キー溝が設けら
れた従動軸501が設けられている。
【0045】従動軸501には、アーム502とカラー
504とが交互になった列が両端のカラー505、50
5に挟まれてキーを介して取り付けられており、カラー
504は、隣接したアーム502間を所定間隔、即ち上
部コンベヤー200aの平ベルト201の間隔と同じ間
隔に保ち、平ベルト201とアーム502とが齟齬状態
なるようにしている。
【0046】アーム502は、従動軸501に取り付け
られるボス部から互いに反対の半径方向に伸びた同じ長
さの2つのアーム部が形成され、アーム部の先端にコロ
503a、503bが回転可能に取り付けられて構成さ
れている。
【0047】そして、アーム502のコロ503a、5
03bは、従動軸501が回転する際、第1搬送コンベ
ヤー200の上部コンベヤー200aの平ベルト201
に接触しないで平ベルト201の各ベルト間を通り抜け
可能で、コロ503a、503bの周面が、第2搬送コ
ンベヤー300の平ベルト301の上面と若干の間隔を
おいて対向するようになっている。
【0048】なお、従動軸501には、アーム502と
カラー504とが交互になった列の一端とフレームFa
との間において、後で説明する位相調整機構600の従
動プーリー601が取り付けられている。
【0049】(f)位相調整機構600 押下げ部材500によるシートJの押し下げ作用のタイ
ミングを、シートJの後端部が第1搬送コンベヤー20
0から第2搬送コンベヤー300に乗り移るタイミング
に整合させるべく、図3及び図4に示すように、押下げ
部材500の位相を調整する位相調整機構600が設け
られている。
【0050】位相調整機構600においては、図3及び
図4に示すように、押下げ部材500の従動軸501の
上方のフレームFaの内面に、ピン603が設けられ、
ピン603の先端には、中間プーリー602が回転可能
に取り付けられている。
【0051】更に、中間プーリー602の右側には、ガ
イド610とガイド611が上下に間隔をおいて平行
に、フレームFaの内面に取り付けられ、ガイド610
とガイド611の間にはスライダー612が左右方向に
移動可能に取り付けられている。
【0052】また、フレームFaの内面にはL字形のブ
ラケット614が設けられている。即ち、スライダー6
12の右方には、先端がフレームFaの内面に取り付ら
れフレームFaに垂直な脚部とフレームFaに平行で水
平右方に伸びる脚部とからなるL字形のブラケット61
4が設けられている。
【0053】L字形のブラケット614の一方の脚部に
は、左端部に雄ねじ部613bが形成されると共に右端
部に傘歯車615が取り付けられているねじ軸613が
回転可能に支持されており、雄ねじ部613bは、スラ
イダー612の右側面に開口したねじ穴612aにねじ
込まれている。
【0054】そして、フレームFa、Fbに垂直な軸6
17は、一端部がL字形のブラケット614の他方の脚
部に、他端部がフレームFbに夫々が回転可能に支持さ
れており、ブラケット614からの突出端には傘歯車6
15に噛み合う傘歯車616が取り付けられ、フレーム
Fbからの突出端には調整ハンドル618が取り付けら
れている。
【0055】スライダー612のフレームFbと対向す
る内側面には、図3に示すように上下と左右との位置関
係で垂直にピン607、609が設けられ、その先端部
には移動プーリー606、608が回転可能に取り付け
られている。ねじ軸613の下方のフレームFaの内面
には、垂直にピン605が設けられ、その先端部には歯
付きの中間プーリー604が回転可能に取り付けられて
いる。
【0056】フレームFaには、図示しない駆動源によ
り回転駆動される駆動軸622がねじ軸613の上方位
置において回転可能に支持されおり、フレームFa内方
への駆動軸622の突出端部には、歯付きの駆動プーリ
ー620が取り付けられている。
【0057】駆動プーリー620、移動プーリー60
6、中間プーリー604、従動プーリー601、移動プ
ーリー608、中間プーリー602には、順次無端の歯
付きベルト619が巻き掛けられ、駆動軸622は、歯
付きベルト619の走行速度と第1搬送コンベヤー20
0の上部コンベヤー200a及び下部コンベヤー200
bのベルト走行速度との速度比が一定であるように図示
しない駆動源によって駆動されるようになっている。
【0058】次に上記の折機のシート出し装置の動作・
操作の説明をする。 (1)図1に示すように、巻取紙輪転機において、印刷
部(図示しない)を通過した連続紙Pは、フォーマーB
によって縦に2つ折りされ、ニッピングローラーCに挟
まれて引っ張られる。更に、ガイドローラーIを経由し
て分岐紙経路Hを走行する連続紙Pは、裁断機構100
へ送られる。
【0059】図2に示すように、裁断機構100の紙送
りローラー対101によって送り出され裁断胴対102
の間を通過し、裁断胴対102が半回転する毎に、裁断
胴対102におけるカッター胴103のカッター103
a(又は103b)が、カッター受胴104の受台10
4a(又は104b)にくい込むことによって、連続紙
Pは定長のシートJに裁断される。
【0060】その裁断と同時に又はそれより僅かに遅
く、連続紙Pから切り離されたシートJの先端が、第1
搬送コンベヤー200の上部コンベヤー200aの平ベ
ルト201と下部コンベヤー200bの平ベルト202
が重なるすぐ上流の位置で挟まれると、第1搬送コンベ
ヤー200の搬送速度が裁断機構100による連続紙P
の送り出し速度より若干速いことによって、シートJの
後端が送り出される連続紙Pの先端から引き離され、両
者間に間隔が生じることとなり、第1搬送コンベヤー2
00では、順次切断された各シートJが間隔をおいて搬
送される。
【0061】そして、このようにして順次第1搬送コン
ベヤー200で搬送される各シートJは、その後端が上
部コンベヤー200aと下部コンベヤー200bとによ
って挟まれた状態から解放されるまで、つまりシートJ
の先端が第1搬送コンベヤー200の搬送面の下流端か
らシートJの搬送方向長さだけ下流にある紙押え部材4
00に接触するまで、第1搬送コンベヤー200によっ
て搬送される。
【0062】(2)そして、図7(a)に示すように、
シートJの第1搬送コンベヤー200への引き渡しのタ
イミングをもって第1搬送コンベヤー200で搬送され
るシートJは、第1搬送コンベヤー200から第2搬送
コンベヤー300に乗り移り、シートJの先端部は、紙
押え部材400のプーリー402により平ベルト301
上に押さえられて、平ベルト301の移動と共に搬送さ
れている。
【0063】シートJが第1搬送コンベヤー200から
第2搬送コンベヤー300に乗り移る際、このシートJ
毎に押下げ部材500が作用するように、押下げ部材5
00の従動軸501は、裁断胴対102と同じ回転数で
回転駆動されており、第1搬送コンベヤー200から第
2搬送コンベヤー300に乗り移るシートJ毎に、従動
軸501は半回転する。
【0064】従って、シートJの後端部上面の適宜の位
置にコロ503a(又は503b)の周面が接触するよ
うに回転位相が合わせられたアーム502のコロ503
a(又は503b)は、ローラー302より適宜下流側
でシートJの後端部の上面をたたくようにして、シート
Jの後端部を段差がある第2搬送コンベヤー300上の
搬送面に押し下げる。
【0065】先行のシートJの後端部がコロ503aで
押し下げられた際、後続のシートJaの先端部は第1搬
送コンベヤー200の下部コンベヤー200bのローラ
ー207の上にある。
【0066】そして、図7(b)及び図8(a)に示す
ように、後続のシートJaは、第1搬送コンベヤー20
0により第2搬送コンベヤー300へと搬送されるが、
第2搬送コンベヤー300の走行速度は、第1搬送コン
ベヤー200の走行速度に対し所定比で遅いので、第1
搬送コンベヤー200で送られる後続のシートJaの先
端部は、第2搬送コンベヤー300上の搬送面に押し下
げられて送られる先行のシートJの後端部の上方に重な
る状態になる。
【0067】その際、先行のシートJの後端部は、すで
に押下げ部材500のコロ503aによって第2搬送コ
ンベヤー300の搬送面上に押し下げられているので、
後続のシートJaの先端部が先行のシートJの後端部に
接触したり、その下に入り込むことはない。
【0068】そして、後続のシートJaの先端部が先行
のシートJの後端部に重なって進行するとき、先行のシ
ートJの先端部は既に紙押え部材400のプーリー40
2の下にあって、プーリー402の押圧力を受けなが
ら、第2搬送コンベヤー300上を搬送されているの
で、先行のシートJは、後続のシートJaの進行にとも
なって前方へ押し出されたり曲げられたりすることはな
く、シートの重なりピッチが乱れることはない。
【0069】(3)図7(b)及び図8(a)に示すよ
うに、第1搬送コンベヤー200によって、後続のシー
トJaの先端部が第2搬送コンベヤー300の上方に搬
送されてくるのにともなって、押下げ部材500は回転
し、第2搬送コンベヤー300の平ベルト301上にあ
ったコロ503aは、後続のシートJaから逃げるよう
に下流側、且つ平ベルト301と対向する側の平ベルト
201の上方に移動する。
【0070】従って、移動するコロ503aに対して、
後続のシートJaの先端部が接触することはない。そし
て、コロ503aに対して従動軸501のまわりに18
0度開いた位置のもう1つのコロ503bが、平ベルト
201の上方に移動してくる。
【0071】(4)機械の運転中に、シートJ、Ja・
・・に対するコロ503a又はコロ503bの接触位置
を調整する必要が生じた場合には、調整ハンドル618
を回転操作することにより、アーム502の回転位相を
変位させる。図3及び図4において、調整ハンドル61
8を回転操作すると傘歯車615、616を介して、ね
じ軸613が回転し、スライダー612が左右いずれか
に変位して、それにともなって移動プーリー606、6
08も左右いずれかに変位する。
【0072】そこで、アーム502の回転位相を進ませ
る場合には、中間プーリー604から従動プーリー60
1を経由して移動プーリー608に至る歯付きベルト6
19の送り速度を、調整操作によって一時的に速め、こ
の間の歯付きベルト619の走行量を増加させればよ
く、つまり図3に示すスライダー612を右方向へ変位
させることで達成できる。アーム502の回転位相を遅
らせる場合には、上記の逆の作用をすればよく、図3に
示すスライダー612を左方向へ変位させることで達成
できる。
【0073】また、裁断機構100で裁断されたシート
Jの紙厚や紙質によって、第1搬送コンベヤー200が
シートJの先端部を挟み込む第1搬送コンベヤー200
の位置やタイミングに差が生じると、第1搬送コンベヤ
ー200によって搬送されるシートJへのコロ503a
又は503bの作用位置に、ずれが生じてくることがあ
るが、このような場合でも位相調整機構600の調整操
作によって、機械の運転中において、シートJに対する
コロ503a又はコロ503bの適正な作用位置へ位相
修正することができる。
【0074】(5)図8(b)に示すように、後続のシ
ートJaが更に搬送され、その後端部が第1搬送コンベ
ヤー200から解放されるのと同時に、後続のシートJ
aの先端部は紙押え部材400のプーリー402の周面
に突き当たって、プーリー402の下側にすみやかに入
り込み、プーリー402の回転にともなって、先行のシ
ートJの上に後続のシートJaの先端部が所定のピッチ
Nで重ね合わせられ、圧縮ばね407のばね力で押圧す
るプーリー402と先行のシートJとの間に挟まれるの
で相互にずれることなく、第2搬送コンベヤー300の
搬送速度によって搬送されることとなる。
【0075】(6)上記の動作により、図8(b)に示
すように、先行のシートJと後続のシートJaとは、ピ
ッチNの間隔でうろこ状に互いにずれ重なった状態が確
実に維持されて、第2搬送コンベヤー300により搬送
される。
【0076】更に、後続のシートJaの後端部が、第1
搬送コンベヤー200の下流端を通過すると、先行のシ
ートJの場合と同様に(図7(a)参照)、押下げ部材
500のコロ503bの周面が後続のシートJaの後端
側の上面に接触し、後続のシートJaの後端を第2搬送
コンベヤー300上へと押し下げて、第1搬送コンベヤ
ー200の搬送速度で搬送されてくる、更に後続のシー
トJbの先端部が、第2搬送コンベヤー300側に進行
するスペースを確保することができる。
【0077】上記の動作が順次繰り返されることによっ
て、シートJ、Ja、Jb・・・が第1搬送コンベヤー
200から第2搬送コンベヤー300へ乗り移り、第2
搬送コンベヤー300上でシート列Kが形成される。
【0078】(7)また、上記動作中に第2搬送コンベ
ヤー300と第1搬送コンベヤー200の上部コンベヤ
ー200aの間で、紙詰りが生じた際、あるいは保守、
調整の際は、機械を停止した後、図9に示すように、図
示しないソレノイドバルプの切換えスイッチを切り換え
て、第2搬送コンベヤー300の流体圧シリンダー31
1、311aのロッド312、312aを縮退させ、ロ
ーラー302を作用位置Laから待機位置Maに移動さ
せ、第2搬送コンベヤー300の搬送面を下げる。
【0079】また、必要に応じて紙押え部材400のブ
ロック410の溝410aに、保持しているハンドル4
09を手前に引いて、溝410aから脱却し、ハンドル
409を上方へ押し上げてブロック410の溝410b
にハンドル409を押し入れて保持させることで、軸4
01を角変位させ、軸401に連結するプーリー402
を作用位置Lから平ベルト201の上方の待機位置Mへ
移動させて、作業者による紙詰りの復旧あるいは保守、
調整のための作業空間Tを作り出し、当該作業を行うこ
とができる。
【0080】
【発明の効果】この発明のシート出し装置によれば、裁
断胴で順次裁断されたシートをうろこ状に互いにずれ重
なった状態にして搬送コンベヤーにより搬送する場合、
搬送コンベヤーに乱れのない適正な重ねピッチで揃え
て、それを確実に維持して搬送することができ、且つ印
刷物の品質を損なうことなく高品質を保つことができ
る。
【0081】更に、装置の機構構成が簡易であるので、
作業者の保守点検作業の負担が軽減されると共に、装置
が小型化され、省スペース化を進めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態におけるシート出し装置
を具備した折機の構成概略図である。
【図2】この発明の実施の形態におけるシート出し装置
の構成概略図である。
【図3】図2に示す押下げ部材及び押下げ部材の位相調
整機構の部分拡大側面図である。
【図4】図3のIV−IV矢視図である。
【図5】図2に示す第2搬送コンベヤー及び紙押え部材
の部分拡大側面図である。
【図6】図5のVI−VI矢視図である。
【図7】紙押え部材及び押下げ部材の動作(前半)説明
図である。
【図8】紙押え部材及び押下げ部材の動作(後半)説明
図である。
【図9】紙押え部材と第2搬送コンベヤーの待機位置で
の状態を示す説明図である。
【符号の説明】
A 折機 B フォマー C ニッピングローラー D 折畳胴群 E 搬送コンベヤー Fa、Fb フレーム G 紙経路 H 分岐紙経路 I ガイドローラー J、Ja、Jb シート K シート列 M、Ma 待機位置 N ピッチ P 連続紙 S シート出し装置 L、La 作用位置 100 裁断機構 101 紙送りローラー対 102 裁断胴対 103 カッター胴 103a、103b カッター 104 カッター受胴 104a、104b 受台 200 第1搬送コンベヤー 200a 上部コンベヤー 200b 下部コンベヤー 201、202 平ベルト 203、204、205、206、207 ローラー 208 軸 300 第2搬送コンベヤー 301 平ベルト 302 ローラー 303、305 軸 304 駆動ローラー 306、306a、308、308a、310、310
a アーム 307 ガイドプレート 309 テンションローラー 311、311a 流体圧シリンダー 312、312a ロッド 313、313a ピン 314 ギヤー 400 紙押え部材 401 軸 401a 端部 402 プーリー 403、404 アーム 405、410 ブロック 406 ロッド 406a ストッパー 407 圧縮ばね 408 ピン 409 ハンドル 410a、410b 溝 411、412、412a、413、413a カラー 500 押下げ部材 501 従動軸 502 アーム 503a、503b コロ 504、505 カラー 600 位相調整機構 601 従動プーリー 602、604 中間プーリー 603、605、607、609 ピン 606、608 移動プーリー 610、611ガイド 612 スライダー 612a ねじ穴 613 ねじ軸 613a 雄ねじ部 614 ブラケット 615、616 傘歯車 617 軸 618 調整ハンドル 619 歯付きベルト 620 駆動プーリー 622 駆動軸

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙経路を走行する連続紙を所定長さのシ
    ートに紙幅方向で裁断する裁断機構と、 裁断機構の下流に設けられ、裁断されたシートを順次間
    隔をあけて搬送する第1搬送コンベヤーと、 第1搬送コンベヤーの搬送面に対し下方に段差をもつ搬
    送面を備え、且つ第1搬送コンベヤーに隣接した下流に
    設けられ、搬送速度が第1搬送コンベヤーより適宜遅
    く、第1搬送コンベヤーから順次乗り移るシートをうろ
    こ状に互いにずれて重なる状態のシート列にして、該シ
    ート列を搬送する第2搬送コンベヤーと、 第2搬送コンベヤーの上流端近傍に設けられ、第1搬送
    コンベヤーから第2搬送コンベヤーヘ乗り移るシートの
    後端部を、第2搬送コンベヤー上へ押し下げる押下げ部
    材と、 第1搬送コンベヤーの搬送面下流端から略シート長さだ
    け離れた位置で、第2搬送コンベヤーの搬送面と相対す
    るよう第2搬送コンベヤーの上方に設けられ、第1搬送
    コンベヤーから第2搬送コンベヤーヘ乗り移った後続の
    シートの先端部を案内して第2搬送コンベヤーの搬送面
    上にある先行するシートの上にずれ重なった後続のシー
    トの先端部を上方から押さえる紙押え部材と、 を具備するシート出し装置。
  2. 【請求項2】 押下げ部材が、位相調整機構により回転
    位相が調整され得る旋回部材である請求項1に記載のシ
    ート出し装置。
  3. 【請求項3】 紙押え部材が、第2搬送コンベヤーのベ
    ルトを挟んでガイドプレートと対向するプーリーである
    請求項1又は請求項2に記載のシート出し装置。
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