JPS61127532A - 可撓性の扁平な製品、特に印刷物をその処理装置に装入する装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は可撓性の扁平な製品、特に印刷物をその処理装
置に装入する装置に関する。より詳しくは可撓性の扁平
な製品から成る横倒し積重ね体を支持する細長い載置台
と、積重ね体を構成している製品を載置台に沿って抜取
り部にむかって押進める手段を含む、可撓性の扁平な製
品、特に印刷物をその処理装置に装入する装置に関する
。

〔従来の技術〕

積重ね体の載置台を、前後に配置された２対のコンベア
チェーンで構成するフィーダへの装入装置は、スイス特
許第５８４６４２号から公知である。処理すべき印刷用
紙は圧縮された積重ね体の形でコンベアチェーンに載置
され、該コンベアチェーンによって保持板にむかって送
られる。積重ね体の印刷用紙は配列を乱さずに抜取るこ
とができるように圧縮されているから、この公知装置で
は抜取りの前に印刷用紙相互の密着を解く手段を講する
必要がある。このため、制止手段に近い方のコンベアチ
ェーン対を他方のコンベアチェーン対に対して下方へ弯
曲させることにより、印刷用紙の搬送路を折曲げる。こ
の弯曲部を通過する際に積重ね体の印刷用紙が扇状に開
らく。しかし、これによって達成されるゆるめ効果だけ
では不充分なため、弯曲部に積重ね体の印刷用紙の幅よ
りも広い間隔で搬送路を挾んで対向する２枚の上方へ延
びる案内板を設ける。この案内板に調整ねじを螺入し、
その先端が印刷用紙の搬送路へ適度に突出するように調
整する。

ドイツ公開公報第３４２５３９７号に記載されている装
入装置の場合、印刷用紙は圧縮された積重ね体の形で載
置台に載置されるのではなく、１枚ずつ前後して積重ね
体へ押上げられる。このようにすればルースな積重ね体
が形成されるものの、搬送の途中で印刷用紙が搬送路か
らずれたり、転倒したり、あるいはその他の態様で積重
ね体中での姿勢を変えるおそれがある。なぜなら印刷用
紙が互いに圧接していないからである。しかし、この現
象を回避するために印刷物を互いに圧接さ゛せることは
上記スイス特許第５８４６４２号装置の場合と同じ理由
から好ましくない。

〔発明が解決しようとする問題点〕

そこで本発明の目的は積重ね体内における製品の配列が
乱れることなく、製品がルーズな積重ね体の形で抜取り
部に達するような頭書の装置を提供することにある。　
　　　　□ 〔問題点を解決するための手段〕 本発明の目的は、載置台の上方にあって製品の搬送通路
を挾んで互いに対向し、相互の間隔が積重ね体の幅より
も狭く、抜取り部へ向けての搬送方向を有する２つの搬
送素子を含んで成ることを特徴とする装入装置によって
達成される。

好ましくは巡回駆動可能なコンベアベルトから成る側方
の搬送素子により、積重ね体の製品がルーズな状態のま
ま送られる。この場合、製品は側方からは搬送素子で、
下方からはＳ！載置台よってそれぞれ姿勢を保持される
から、積重ね体内における製品の配列は搬送の過程でも
変化しない。

必要条件ではないが載置台を巡回駆動可能なコンベア装
置で構成する場合、巡回速度が搬送素子の搬送速度と少
なくとも近似するように前記コンヘア装置を駆動するこ
とが好ましい。このようにすれば、搬送素子によって送
られる製品と載置台との相対運動が防止される。

両側搬送素子の間隔は製品または積重ね体の幅よりも狭
いから、両側を搬送素子によって限定される搬送路を通
過する際に製品が弯曲状態に維持され、このことが製品
の姿勢安定性を高める結果となる。搬送素子の端部は抜
取り部から距離を保って手前に位置するから、製品が抜
取り部の寸前で搬送路を離れるやいなや、製品の縁端部
ばその固有弾性の作用下に再び初期姿勢に戻る。この時
製品の側縁が後続の製品から解放され、その結果、ただ
でさえルーズな積重ね体中の製品が抜取り部の直前で一
般とルーズな状態となる。従って、積重ね体から必らず
１枚ずつ製品が抜取られるという確実性がさらに高めら
れる。

〔実施例〕

以下、添付図面に沿って本発明の実施例を詳細に説明す
る。

第１図において、ｌは編集装置またはステッチャの集束
チェーンであり、この集束チェーンに沿って公知の態様
で複数のフィーダが配列されている。図面ではフィーダ
の１つを略示し、参照番号２を付してあり、例えば上記
スイス特許第５８４６４２号に記載されているような公
知構成のものである。

フィーダの上流には、互いに間隔を保つ２本の搬送チェ
ーン４．５を含む装入装置３が接続されている。各搬送
チェーン４．５は軸８，９にそれぞれ１対ずつ取付けた
案内輪６，７によって案内される。軸９は搬送チェーン
の上段４ａ　、５ａが矢印への方向に走行するように駆
動モータ１０によって駆動される。水平面に対してやや
傾斜した搬送チェーン４．５は折たたまれた印刷物１２
から成る横倒し積重ね体１１の載置台として作用する。

搬送チェーン４，５は保持板１３によって形成される制
止手段にむかって印刷物１２を送る。。

制止手段１３と当接する先頭の印刷物１２′がフィーダ
２によって公知の態様で積重ね体１１から抜取られ、集
束チェーン１に押上げられる。

搬送チェーン４．５の側上方には、制止手段１３と距離
を保つ位置を起点として後方に延びる搬送素子１４　、
１５が配置されている。各搬送素子１４゜１５は図示の
実施例では歯付きベルトの形に形成されたエンドレス・
コンベアベルト１６　、１７から成る。

それぞれの歯付きベルト１６　、１７は第２図に示すよ
うな内側の歯２０を介して２つの案内輪１８　、１９と
咬合し、この案内輪によって案内される。歯付きベルト
１６　、１７の互いに対向する部分１６ａ、１７ａは互
いにほぼ平行に走行して、積重ね体１１の印刷用紙１２
の搬送路２１　（第２図）を側方から限定する。この互
いに対向するベルト部分１６ａ、１７ａの間隔ａは印刷
用紙１２の、従って、積重ね体１１の幅すよりも挾い（
第２図）。従って、案内素子１．４．１５間の印刷用紙
１２の側縁１２ａ、１２ｂが後方へ弯曲し、積重ね体１
１の中でこれも第２図に示すようにＵ字形またはＶ字形
を呈する。

第１図から明らかなように、案内輪１８はかさ歯車装置
２２、及び軸９に装着したチェーンホイール２４によっ
て案内される駆動チェーン２３を介してモータ１０によ
って駆動される。これによって歯付きベルト１６　、１
７が巡回駆動され、対向するベルト部分１６ａ、１７ａ
が矢印Ｂ（第２図）の方向に、即ち、印刷用紙１２の送
り方向Ａに走行する。歯付きベルト１６　、１７の走行
速度は搬送チェーン４，５の巡回速度とほぼ一致する。

歯付きベルト１６　、１７は外側に接着性の面を具備す
る。

積重ね体１１の前端において上述のように印刷用紙１２
が１枚ずつ抜取られるのと同時に、積重ね体１１の、制
止手段１３とは反対側の端部において、ドイツ特許出願
Ｐ　３４２５３９７．　ｌに記載されているように印刷
用紙１２が積重ね体１１へ押上げられる。図面では印刷
用紙１２を供給し、押上げる手段２５を略示するにとど
めたが、構成及び作用態様において上記ドイツ特許出願
に記載されている手段と同じである。即ち、この供給／
押上げ手段２５は互いに間隔を保って平行に走行する２
つのコンベア部材２６　、２７を含み、それぞれのコン
ベア部材はチェーンホイール２８　、２９　、３０によ
って案内される。これらのチェーンホイールの１つ、例
えばチェーンホイール２８を詳しくは図示しない態様で
駆動することにより、コンベア部材２６゜２７を（第１
図上）矢印Ｃの方向に巡回させる。それぞれのコンベア
部材２６　、２７には、第１図に２個だけを図示したよ
うな一連の咬合カム３１を等間隔に配置しである。うろ
こ状に供給される印刷用紙１２の後縁がこの咬合カム３
１と咬合する。第１図に示すよう暁、コンベア部材２６
　、２７は積重ね体１１にむかちで上向きに傾斜した部
分２６ａを含み、この傾斜部分２６ａの作用下に印刷用
紙１２が積重ね体の後ろ側にむかって案内され、積重ね
体１１へ押上げられる。この傾斜部分２６ａの領域にお
いて印刷用紙１２の側縁１２ａ、１２ｂは上記ドイツ公
開公報第３４２５３９７号に詳しく述べられている態様
で弯曲する。従って、歯付きベル）　１６　、１７間を
上向きに移動する時点で印刷用紙１２はすでにＵ字形ま
たはＶ字形に弯曲している。

積重ね体１１の裏側に作用する押圧手段３２は詳しくは
図示しない態様で矢印りの方向に回転駆動される支持デ
ィスク３３を含む。この支持ディスク３３には等間隔に
、かつ該ディスク３３から半径方向に突出するアーム３
４が固設されている。

これらのアーム３４はその自由端に回転自在な押圧ロー
ラ３５を具備している。印刷用紙１２を積重ね体１１へ
押上げる際に、押圧手段３２は上記ドイツ特許出願Ｐ　
３４２５３９７．１に詳しく述べられているように、押
上げ中の印刷用紙１２に作用するコトなく、常に押圧ロ
ーラ３２の１つを介して積重ね体１１に作用する。

第１図及び第２図から明らかなように、歯付きベル）　
１６　、１７は印刷用紙１２の押上げ位置Ｓよりもさら
に後方へ延びている。従って、積重ね体１１の後方部分
は必らず歯付きベルト１６　、１７間に位置する。

すでに述べたように、積重ね体１１はその後端へ印刷用
紙１２を押上げられることで形成されるから、印刷用紙
１２は積重ね体１１の中でルーズ゛な状態にある。押圧
手段３２によって積重ね体１１に作用する圧力は印刷用
紙１２を互いに密着させるほど大きくはない。側方の搬
送素子１４　、１５は搬送路２１に沿って送られる過程
で印刷用紙１２がずれたり、転倒したりするのを防止す
ると共に互いに圧接状態となるのを防止する。歯付きベ
ルト１６　、１７によって側方から把持される印刷用紙
１２は積重ね体１１における相対位置を変えることなく
搬送路２１内を支持されながら移動する。

従゛って、印刷用紙１２は抜取りが正しく行われる状態
にあり、互いに密着しないまま制止手段１３にむかって
搬送される。

積重ね体１１の印刷用紙１２が歯付きベルト１６゜１７
によって両側を限定された搬送路２１を移動する間、す
でに述べたように、印刷用紙１２の側縁１２ａ、１２ｂ
が後方へ弯曲する。即ち、印刷用紙１２は歯付きベルト
１６　、１７間に弯曲状態で保持される。すでに第２図
に関連して述べたように、搬送路２１の端部は制止手段
１３よりも距離Ｃだけ手前に位置する。搬送路２１を離
れると、印刷用紙１２の側縁１２ａ、１２ｂはその固有
弾性の作用下に常態位１に戻り、従って、印刷用紙１２
は再び扁平な形となる。第２図において、１２″は搬送
路２１から出て、すでに扁平な形に戻っている先行の印
刷用紙１２”’に重なろうとしている印刷用紙である。

側縁１２ａ、１２ｂが後方へ弯曲すると、搬送路２１を
離れる印刷用紙１２が後続の印刷用紙から離脱する。そ
の結果、搬送路２１の端部と制止手段１３との間の印刷
用紙１２が一段とルーズな状態になる。搬送路２１中に
位置する印刷用紙１２は側方から歯付きベルト１６　、
１７で支持されるから、積重ね体１１の、搬送路２１内
に位置する部分はその質量の一部分だけが制止手段１３
に対する荷重として作用する。ルースな状態にある印刷
用紙１２は比較的小さい圧力で制止手段１３に圧接する
から、印刷用紙１２は確実に１枚ずつフィーダ２によっ
て抜取られることになる。

装入装置３の各部を以上に述べた図示実施例とは異なる
態様で構成できることはいうまでもない。

例えば、歯付きベルト１６　、１７の代りに、歯のない
平ベルトまたはＶベルトを採用することができる。

ただし、このように実施した場合、スリップのためベル
トの巡回速度が搬送チェーン４．５の巡回速度と食違い
、その結果、ベルトまたは搬送チェーン４．５と印刷用
紙１２との間に、場合によって好ましくない影響を生む
相対運動が起こるおそれがある。

上述のように両側案内素子１４　、１５間の積重ね体１
１へ後方から連続的に印刷用紙１２を押上げるのではな
く、両側案内素子１４　、１５によって限定される搬送
路２１の入口後方において、既製のルーズな積重ね体を
載置台に載置し、搬送路２１に送込む方式も考えられる
。この場合、狭い搬送路２１への入口で、またはこの入
口の手前で印刷用紙の側縁が後方へ弯曲する。

また、上述のように積重ね体１１の載置台を巡回駆動さ
れる搬送チェーン４，５で構成する代りに、摩擦の少な
い載置面を有する固設載置台を採用することも可能であ
る。このような実施態様では、印刷用紙１２の送りをも
っばら両側の案内素子１４　、１５によって行う。

【図面の簡単な説明】

第１図はフィーダに対する装入装置の側面図；第２図は
俯轍図である。 １・・・集束チェーン、　　２・・・フィーダ、３・・
・装入装置、　　　４，５・・・搬送チェーン、１０・
・・駆動モータ、　　　１１・・・積重ね体、１２・・
・印刷用紙、 １３・・・保持板（制止手段）、 １４　、１５・・・搬送素子、　　　１６．１７・・・
歯付きベルト、２１・・・搬送路、　　　　２５・・・
供給／押上げ装置、３２・・・押圧装置、　　　３３・
・・支持輪、３５・・・押圧ローラ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、可撓性の扁平な製品から成る横倒し積重ね体を支持
   する細長い載置台と、積重ね体を構成している製品を載
   置台に沿って抜取り部にむかって押進める手段を含む、
   可撓性の扁平な製品、特に印刷物をその処理装置に装入
   する装置において、載置台（４、５）の上方にあって製
   品（１２）の搬送通路（２１）を挾んで互いに対向し、
   相互の間隔（ａ）が積重ね体（１１）の幅（ｂ）よりも
   狭く、抜取り部（１３）へ向けての搬送方向（Ｂ）を有
   する２つの搬送素子（１４、１５）を含んで成ることを
   特徴とする装入装置。 ２、それぞれの搬送素子（１４、１５）が好ましくは歯
   付きベルトとして構成された巡回駆動可能な少なくとも
   １つの巡回駆動可能なコンベアベルト（１６、１７）か
   ら成ることを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の
   装置。 ３、それぞれの搬送素子（１４、１５）が接着性の表面
   を具備することを特徴とする特許請求の範囲第１項また
   は第２項に記載の装置。 ４、搬送素子（１４、１５）の端部が、好ましくは積重
   ね体（１１）から抜取られる個々の製品（１２′）に対
   する制止手段（１３）によって限定される抜取り部の手
   前に距離（Ｃ）を保って位置することを特徴とする特許
   請求の範囲第１項から第３項までのいずれか１項に記載
   の装置。 ５、載置台が巡回駆動可能な少なくとも１つのコンベア
   装置（４、５）から成ることを特徴とする特許請求の範
   囲第１項から第４項までのいずれか１項に記載の装置。 ６、コンベア装置（４、５）の巡回速度が搬送素子（１
   ４、１５）の搬送速度と少なくとも近似であることを特
   徴とする特許請求の範囲第５項に記載の装置。 ７、製品（１２）を積重ね体（１１）の抜取り部（１３
   ）とは反対側の後端に押上げる手段（２５）を含んで成
   ることを特徴とする特許請求の範囲第１項から第６項ま
   でのいずれか１項に記載の装置。 ８、側方の搬送素子（１４、１５）の後端が少なくとも
   製品（１２）の押上げ部（１９）にまで達していること
   を特徴とする特許請求の範囲第７項に記載の装置。