JP4612758B2 - 映像信号処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、映像信号処理装置に関し、特に、入力映像信号に位相同期したクロックの発生動作に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の液晶表示装置では、外部の各メーカ製のコンピュータから送られてくる映像信号や表示画面ドット数の周波数の異なる映像信号を忠実に再現し、表示することを目的としている。この目的を達成するために、画像モード判別手段により入力映像信号の水平同期信号HDと垂直同期信号VDとから画像モードを判別し、その画像モードに適した画素周波数を決定し、PLL回路の周波数を設定するようにしている。PLL回路では、水平同期信号HDを基準としてN倍のクロックを発生し、このクロックを用いたA/D変換によりビデオ信号のサンプリングを行うようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、PLL回路により水平同期信号HDを基準としてA/D変換のサンプリングクロックの位相が決まるが、水平同期信号HDと映像信号との位相関係は、接続されるコンピュータ等の映像出力機器の違いや、接続される配線の長さの違い等により、水平同期信号HDのなまりやジッタ等の影響が異なるため、一定ではない。このため、接続されるソース毎にサンプリング位相を再設定する必要があった。特に、マルチスキャンディスプレイのように各種の画像モードに対応するためには、各モードにおけるサンプリング位相のずれが画質を劣化させる大きな要因となっていた。特に、ピクセルデータの最適ポイントでサンプリングできない場合には、ダイナミックレンジ及び階調がとれず、このためコントラストが低い、ノイズが大きい、等の画質劣化が顕著となり、高画質表示の妨げとなっていた。
【0004】
また、従来の液晶表示装置では、水平同期信号HDが積分された波形で入力されると、基準となる信号のタイミングを正確に把握することができないため、前ピクセルと次ピクセルとの境界付近でサンプリングしてしまい、ジッタの影響により、ピクセルデータが一定でなくチラツキが発生していた。
【0005】
特に、大画面の表示装置に複数のPCを接続して切り換えて使用する会議用や教育用のシステムの場合には、各PC毎に水平同期信号HDと映像信号との位相が異なる上に、映像信号を切り換える装置を用いて、長い配線で接続された各PCを切り換えて表示するため、配線や切り換え装置の影響により、水平同期信号HDがなまり、最適なサンプリング位相を得ることがさらに困難となっていた。
【0006】
本発明は、上記の問題を解決するために成されたものであり、入力される様々なモードの映像信号に対応した最適な位相で映像信号をサンプリングし、入力された映像信号の画像品位を損なわず、高品位な映像を提供することができるようにすることを目的とする。
また、本発明は、映像信号のサンプリング位相を最適な位相に制御することをも目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の映像信号処理装置は、入力映像信号に位相同期したクロックを発生するクロック発生手段と、前記クロック発生手段により発生されたクロックに応じて前記入力映像信号をサンプリングするサンプリング手段と、前記サンプリング手段から出力される複数のサンプルのうち、両側の隣接サンプルよりも大きな値を持つサンプルを選択すると共に、前記選択したサンプルのうち最大値を持つサンプルを検出する最大値検出手段と、前記サンプリング手段が互いに異なる複数の位相の前記クロックに応じて前記入力映像信号をサンプリングした場合に前記複数の位相についてそれぞれ前記最大値検出手段が検出した前記最大値のサンプルを比較し、この比較結果に基づいて前記クロック発生手段を制御して前記クロックの位相を調整する制御手段とを備えることを特徴とする。
【0008】
また、本発明の映像信号処理装置は、入力映像信号に位相同期したクロックを発生するクロック発生手段と、前記クロック発生手段により発生されたクロックに応じて前記入力映像信号をサンプリングするサンプリング手段と、前記サンプリング手段から出力される複数のサンプルのうち、両側の隣接サンプルよりも大きな値を持つサンプルを選択すると共に、前記選択したサンプルのうち最大値を持つサンプルを検出する最大値検出手段と、それぞれ前記クロック発生手段が異なる位相の前記クロックを発生し、前記サンプリング手段が前記異なる位相のクロックに応じて前記入力映像信号をサンプリングする複数のモードの間でモードを切り替えるモード切り替え手段と、前記複数のモードにおいてそれぞれ前記最大値検出手段が検出した複数の前記最大値のサンプルを比較し、この比較結果に基づいて前記クロック発生手段を制御して前記クロックの位相を調整する制御手段とを備えることを特徴とする。
【0013】
前記のように構成した本発明によれば、入力映像信号に同期した位相を持つクロックを発生させ、このクロックに応じて、前記入力映像信号がサンプリングされ、そのうちの最大値を持つサンプルが検出される。そして、異なる複数の位相のクロックに応じて前記入力映像信号をサンプリングした場合に、複数の位相について検出された最大値のサンプルを比較し、その比較結果に基づいて前記クロックの位相が調整される。これにより、各種の画像モードの映像信号が入力されたとしても、サンプリングに用いるクロックと入力映像信号との位相のずれがなくなるようにクロックの位相が調整され、最適なサンプリング位相で映像信号をサンプリングできるようになる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面と共に説明する。
(第1の実施形態)
図1は第1の実施形態による映像信号処理装置を用いた液晶表示装置の一構成例を示すブロック図である。
図1において、1は各コンピュータ等の外部機器からのビデオ信号を入力する入力端子、2は入力端子1より入力されたビデオ信号をサンプリングし各サンプルを量子化して1サンプル複数ビットのデジタル信号に変換するA/D変換器である。
【0018】
3は水平同期信号HDを入力するための水平同期信号入力端子、4は水平同期信号入力端子3より入力された水平同期信号HDを処理するための水平同期処理回路、5は水平同期処理回路4より出力された水平同期信号HD1を入力し、水平同期信号HD1にロックしたN倍のクロックwck1及び信号処理用のタイミング信号wck2を発生するPLL回路を含むクロック発生回路である。
【0019】
6はA/D変換器2によりサンプリングされたビデオ信号の最大値を検出する最大値検出回路、7は最大値検出回路6に検出開始信号を出力すると共に、最大値検出回路6の最大値検出結果に基づいてクロック発生回路5に対して、クロックの位相を制御する制御信号Cphを発生するCPU、8はA/D変換器2の出力であるビデオ信号を入力し、各種の信号処理を行う信号処理回路であり、コントラスト、ブライト、ガンマ補正等の信号処理や、マルチスキャン対応の表示装置の場合にはスキャンコンバータ等により解像度変換などを行う処理が含まれる。
【0020】
9は信号処理回路8の出力をアナログ信号に変換するためのD/A変換器、10はD/A変換器9より出力されたビデオ信号を表示する液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)、11は信号処理回路8、D/A変換器9及びLCD10にタイミング信号Rck1、Rck3及びクロックRck2を供給する読み出しタイミング信号発生回路、13は垂直同期信号VDの入力端子、12は画像モード判別回路であり、水平同期信号HD1と垂直同期信号VDとから入力ビデオ信号の画像モードを判別し、その画像モードに適した画素周波数を決定してクロック発生回路5内のPLL回路のクロック周波数を設定する。また、判別した画像モードを示す画像モード信号modeにより、各回路の動作モードを設定する。
【0021】
図12は、図1に示したクロック発生回路5の要部の構成を示すブロック図である。
図12において、位相比較回路501には水平同期処理回路4からの水平同期信号HD1と分周器509からの出力とが入力される。位相比較回路501は、これらの信号の間の位相差を検出し、ループフィルタ503を介してVCO(Voltage Controlled Oscillator)505に出力する。VCO505は入力信号に応じた周波数のクロックを発生し、遅延回路507及び分周器509に出力する。
【0022】
分周器509はカウンタで構成され、VCO505から出力されるクロックを1/n分周して位相比較回路501に出力する。分周期509の分周比nは後述の如く画像モード判別回路12により判別された画像モードを示す画像モード信号modeにより変更可能である。
遅延回路507はVCO505から出力されるクロックの位相を制御し、wck1として出力する。遅延回路507からのクロックの出力位相(タイミング)はCPU7からの制御信号Cphにより設定される。
【0023】
次に図2を参照して、本実施形態による液晶表示装置における表示位置調整方法の原理について説明する。図2は、ビデオ信号中の映像データとそのサンプリングタイミング、及びサンプル後の映像データの関係を示す図である。
図示しないCCD等により出力され、入力端子1から入力されるリセット電位を持つ画素D1、D2、D3、・・・の映像データは、図2(a)に示すように、それぞれ黒レベルより信号レベルに向かった山型の形状をしている。そのため、サンプリングタイミング(b)のように山型の信号の頂点(最大値)でサンプリングを行った場合には、サンプリング後のデータは、(c)のようにダイナミックレンジを有効に用いたコントラストの高い画像を得ることができる。
【0024】
しかしながら、サンプリングタイミング(d)のように、信号の頂点以外でサンプリングした場合には、サンプリング後のデータは(e)のようにダイナミックレンジが狭く、コントラストが低く、そのためノイズが大きく、階調性の乏しい画像となってしまうという問題がある。特に、サンプリングタイミング(f)のように、前後の2つの画素の間で、サンプリングを行った場合には、ジッタの影響によりピクセルデータが一定でない画像となり、画像品位をさらに悪くしてしまうという問題がある。
【0025】
そこで、本実施形態では、信号レベルの最大値を検出する最大値検出回路6を設けて、信号の最適ポイントとして最大値を検出し、サンプリングタイミングが(d)や(f)であったとしても、自動的に最適なサンプリングタイミング(a)を得るようにしている。
【0026】
CPU7によるこのクロック位相の制御動作の手順を図3のフローチャートと共に説明する。
まずステップS301で、CPU7は最大値検出回路6を制御して、A/D変換器2からの出力データのうち、ビデオ信号中の指定された画像領域(例えば、1ライン又は1フレーム)内の映像データのレベルを1サンプル毎に1順次比較し、最大値Dmaxを検出する。次にステップS302で、CPU7はクロック位相が前回のクロック位相から変化量ΔTだけ変更するようにクロック発生回路5を制御することにより、サンプリングタイミングを変え、再び同様に所定ラインのサンプル値の最大値Dmax(1)を検出する。このときの位相の変化方向は進み方向あるいは遅れ方向のどちらでもよい。
【0027】
次に、ステップS303で、DmaxとDmax(1)とを比較し、Dmax(1)がDmaxより大きい場合には、ステップS304に進み、DmaxをDmax(1)とし、さらにこのときのクロック位相を内部のメモリに記憶する。一方、Dmax(1)がDmax以下である場合には、そのままステップS305に進む。
【0028】
ステップS305では、ステップS302からS304の比較処理を所定回数終了したか否かを判別し、所定回数に達していない場合には、ステップS302に戻って同様の処理(ステップS302→S303→S304)を繰り返す。また、所定回数終了した場合には、ステップS306に進み、内部のメモリに記憶したDmaxに対応したクロック位相の値を読み出し、クロック発生回路5を制御してこのDmaxに対応したクロック位相に設定する。
【0029】
図3に示した処理によれば、1画素期間内でサンプリングポイントを変化量ΔTずつ順次に移動させ、映像データのレベルのサンプル値が最大となる最大値Dmax(n)を検出し、そのときのサンプリングポイントPH(n)を最適位相値とする。このときの変化量ΔTは1画素(隣接画素間)期間に関連する値であり、本実施形態では、1画素期間をn等分した値である。
このような処理を行うことにより、自動的に最適なサンプリングポイントを得ることができる。
【0030】
本実施形態では、信号の最大値として正極性信号の場合について説明したが、負極性信号でも同様であり、信号の振幅が大きいことを意味する。本実施形態で示したCCD信号の場合には、実際に入力端子1から入力されるビデオ信号は負極性の信号であるが、ここでは反転した信号として説明した。
また、本実施形態による最適なサンプリングポイントである最適位相値にするクロック位相の調整は、所定のタイミングにて行う。
即ち、電源投入後に行ってもよいし、あるいは入力される映像ソースに応じたモード切り換え毎に行ってもよいし、一定時間毎や温度変化毎に行ってもよい。
【0031】
(第2の実施形態)
第2の実施形態では、第1の実施形態とは異なるタイプの信号に対して、より有効なサンプリング位相を検出する方法について説明する。
第1の実施形態では、リセット電位を持つような山型の形状をしたビデオ信号を処理する場合に、簡単な方法により最適なサンプリングポイントを得ることが可能であった。
【0032】
一方、グラフィックボード等のD/A変換器等を介してビデオ信号を得る場合には、図4(a)のように階段状の画像信号となるため、最大値となる画素が2画素以上連続すると、サンプリングポイントをずらしても、常に最大値が得られるため、最適な位相を検出することができないという問題がある。
図4において、例えば、画素D3のサンプリングタイミングを(b)に示すタイミングから(d)に示すタイミングに変えても、サンプリングされた値は(c)から(e)となって同じ最大値となるため、最適な位相を検出することができない。
【0033】
第1の実施形態においても、例えば解像度テスト用パターンのような、水平方向に1画素毎に白黒が連続するような画像を用いれば、容易に最適な位相に調整することが可能である。
【0034】
しかし、本実施形態においては、このような階段状のビデオ信号に対して解像度テスト用パターン等を用いることなく、最適なサンプリングタイミングを得るための方法を提示する。
図5において、(a)のような階段状の信号から(b)、(d)に示すタイミングで最大値を検出すると、(c)、(e)に示すように連続して最大値が現れる場合に最適な位相を検出することができないため、本実施形態では、(c’)、(e’)に示すように、隣接画素(サンプル)との差(エッジ量)を検出することにより、最大値が連続する中間の画素以外の部分でサンプリングを行うようにクロックの位相を制御可能としたものである。
本実施形態でのクロック位相の制御動作は、上述した第1の実施形態とほぼ同様であるが、最大値検出回路6にて隣接画素(サンプル)間の差を求め、これらの差の値を比較して最大値を求める点が異なる。
【0035】
ここで、正極性の差信号のみを用いれば、映像信号の立ち上りエッジを検出することが可能であるし、負極性の差信号を用いれば、映像信号の立ち下がりエッジを検出することができる。
従って、差信号の絶対値を比較すると、立ち上りと立ち下がりとの両側のエッジを検出して、最適なサンプリング位相を得ることができる。
【0036】
(第3の実施形態)
第3の実施形態では、着目画素と両側の画素とのエッジ量を検出、又は着目画素と両側画素値との比較を行い、着目画素が隣接画素値より大きい場合のみ、着目画素を検出画素とする。検出画素と判断した場合のみ最大値として記憶し、次に得られる検出画素の最大値と比較するようにする。
このように、着目画素と少なくとも1つの隣接画素とを比較し、その比較結果、着目画素が検出を行うのに適当な画素か否かを判断し、処理を行う。
【0037】
このような方法により、連続する値が2画素以上続く映像信号を、検出対象画素から除くことができるため、階段上の映像信号であっても精度良く最適なサンプリング位相に制御することができる。
【0038】
(第4の実施形態)
上述した第1の実施形態では、入力ビデオ信号中の指定されたラインの最大値を用いて最適な位相を設定している。そのため、1フレーム毎に映像が異なる動画像を用いる場合には最適な位相の設定が困難であることが考えられる。
また、最大値を検出するラインがフレーム内で指定されているため、次のサンプリング位相にてサンプリングを行った際の最大値を求めるためには、1フレーム期間待たなくてはならない。そのため、1画素期間内の全てのサンプリング位相について最大値の検出動作を試みるには、多くの時間を要してしまう。
そこで、第4の実施形態では、サンプリング位相の調整用の画像領域を特定せず、迅速に最適なサンプリング位相に調整可能とした方法について説明する。
【0039】
図6は本実施形態における図1に示すCPU7によるクロック位相の制御動作を説明するためのフローチャートである。
【0040】
まず、電源スイッチがON、あるいは、映像ソースが切り変わった場合のように、新たに入力映像信号が入力された場合、ステップS601で信号処理回路8を制御して、ブルーバックの表示やスクリーンセーバーの表示などの予め決められた映像の表示を行う。
【0041】
ここでは、次のように、予め決められた表示を行うことで、入力映像信号の調整が確定するまでは、入力映像を表示しない。そのため、調整時の不安定な画像を表示しないという効果がある。
例えば、RGB各色8bit表示の場合、(R,G,B)=(0,0,255)のデータを出力することにより、ブルーバック表示を行う。
または、信号処理回路8内のメモリ領域に格納された画像を表示する。
【0042】
次に、ステップS602で水平同期信号HDあるいは垂直同期信号VDを確認することにより、入力信号が入力されているか否かを確認する。
入力される映像信号が存在する場合には、ステップS603に進み、以下の位相調整のフローを行う。また、入力される映像信号が存在しない場合には、ステップS601に戻り、入力される映像信号の確認動作を繰り返す。
【0043】
ステップS602で、入力される映像信号が存在する場合に進む、ステップS603では、まず、画像モードの判別を行う。ここでは、水平同期信号HDと垂直同期信号VDとのタイミング関係により画像モードを判別することが可能である。
ここで、入力映像信号の画像サイズや画素周波数、水平周波数、垂直周波数や、入力映像信号が、インタレース信号かプログレッシブ信号の何れか、等を判定する。
次に、ステップS603での画像モードの判別結果に基づき、ステップS604で、以前に表示したことがある画像モードであるか否かを判別し、以前に表示したことがある画像モードであれば、ステップS605に進み、クロックの初期位相を以前に記憶したその画像モードに対する所定の位相に設定する。一方、以前に表示したことがない画像モードであれば、ステップS606に進み、クロックの初期位相にデフォルト値を設定する。
【0044】
次に、ステップS607では、設定した位相で、1フレーム内の所定ライン(ここでは、2ラインとする)のサンプル値の最大値を検出し、現時点での最大値であるDmaxとして記憶する。
ここで、サンプル値の最大値の検出方法としては、上述した第1〜第3の実施形態に示す方法を用いることができるが、本実施形態では上述した第2の実施形態に示したように、予め決められた画像領域内の隣接画素との差分(微分)値の最大値を求める方法を用いる。
【0045】
次に、ステップS608で、位相を所定の方向(進みまたは遅れ方向)に予め決められた変化量ΔTだけ変化させて、次の2ラインの最大値を求め、比較対象とする変数Dmax(n)として記憶する。なお、このときの変化量ΔTは上述した実施形態と同様、1画素期間をn等分した値である。
【0046】
そして、ステップS609で、Dmaxと今回求めた最大値Dmax(n)とを比較し、今回求めた最大値Dmax(n)がDmaxより大きければ、ステップS610に進み、Dmaxを今回の最大値Dmax(n)とし、今回の位相を記憶する。
また、今回求めた最大値Dmax(n)がDmax以下であれば、今回の位相を記憶しないで、前回の位相値を保持したまま、S611に進む。
【0047】
次に、ステップS611で、所定回数(1画素期間内)の各クロック位相について最大値の判別を行ったか否かを確認し、終了していない場合には、ステップS612に進み、前回のクロック位相に変化量ΔTを加算し、次の2ラインの最大値を検出し、Dmax(n)として記憶する。そして、ステップS609で上述したようにDmaxとの比較を行う。
また、所定回数終了している場合には、ステップS613で、クロック発生回路5を制御して、記憶されているDmaxに対応したクロック位相に設定して入力ビデオ信号に応じた画像の表示を行う。
【0048】
以上の処理を行うことにより、最適な表示を行うことが可能となる。
ここで、1画素内を64stepでサンプリング位相を調整する場合について考える。この場合、変化量ΔTは1画素期間の1/64となる。
本実施形態のように、1stepあたり2ライン内の最大値を求めるとすると、全てのクロック位相について最大値の検出を行うためには、合計で、
64ステップ×2ライン=128ライン
が必要になる。例えば、VESA(Video Electronics Standards Association)規格のXGA(extended graphics array)60Hzの映像信号を処理する場合には、水平周波数は48.363KHz(20.7μs)であるから、128ライン分の2.6msのわずかな時間で最適な位相を求めることが可能となる。
【0049】
この様に本実施形態では、最適なクロック位相を検出するために入力映像信号中の特定のラインを使う必要がないため、非常に速く最適なサンプリングによる高画質表示を得ることが可能となる。
【0050】
(第5の実施形態)
第4の実施形態では、1画素期間内の全てのクロック位相について、そのサンプル値の最大値を求めて最適なクロック位相を検出したが、第5の実施形態ではサンプルの最大値を求める回数を少なくし、より迅速に最適なクロック位相を設定可能とした構成について説明する。
【0051】
図7は本実施形態におけるCPU7の制御動作を示すフローチャートである。
まず、ステップS701で、クロックの位相を所定の初期位相値(デフォルト値)に設定し、所定ライン(ここでは、2ラインとする)のサンプル値の最大値を求め、Dmaxとして記憶する。
次に、ステップS702で、予めCPU7内に記憶されている所定値RmaxとDmaxとを比較し、Dmaxの方が大きい場合には、ステップS703に進み、フラグDirを1とし、クロック位相を変化させる方向をプラス方向(位相進み方向)に設定する。一方、DmaxがRmax以下の場合には、ステップS704に進み、フラグDirを0とし、クロックの位相を変化させる方向をマイナス方向(位相遅れ方向)に設定する。
【0052】
そして、ステップS705で、フラグDirに基づいてクロック位相を変化させる方向を判別し、フラグDirが1のときには、ステップS706に進み、前回の位相に対して変化量ΔTを加算する。また、フラグDirが0のときには、ステップS707に進み、前回の位相に対して変化量ΔTを減算する。そして、ステップS708で、変化させたクロック位相にて映像信号をサンプリングし、次の2ラインの映像データの最大値を検出してDmax(T)として記憶する。
【0053】
次に、ステップS709で、Dmax(T)とDmaxとの値を比較し、今回検出したDmax(T)がDmaxより大きい場合には、ステップS710に進み、DmaxをDmax(T)として記憶すると共にそのときのクロック位相を記憶し、ステップS705に戻って同様の処理を繰り返す。また、今回検出したDmax(T)がDmax以下の場合には、ステップS711に進み、このときのDmaxに対応したクロック位相を読み出してクロック発生回路5を制御し、出力クロックの位相をこのときのクロック位相に設定する。そして、設定されたクロックにて映像信号をサンプリングして画像を表示する。
【0054】
このように、本実施形態では、映像信号の入力時に求めた所定ラインの最大値と基準値とを比較してクロック位相を変化させる方向を設定し、これ以降はこのときに設定した方向に対してクロック位相を変化させながら映像信号のサンプル値の最大値が得られるクロック位相をサーチしている。そして、ステップS709において、クロック位相を変化させて得られたサンプル値の最大値が今までの最大値以下となった時点でフローを抜け、このときのDmaxに対応するクロック位相を最適クロック位相としている。
【0055】
従って、1画素間の全てのクロック位相について最大値の検出を行う必要がない場合が多く、第4の実施形態より、さらに迅速に最適位相を検出可能となる。
また、本実施形態によれば、より迅速に最適クロックを検出できるため、調整による画像劣化が少なく、画像の表示を行いながら、ステップS701〜S711の調整フローを行うことも可能である。
【0056】
(第6の実施形態)
次に、第6の実施形態について説明する。
図8は本実施形態におけるCPU7による制御動作を示すフローチャートである。
映像データが入力されると、まず、ステップS801でクロック発生回路5を制御してクロック位相Tを所定値T0に設定する。
【0057】
次に、ステップS802で、Tに変化量ΔTを加えた値T1をクロック位相に設定して入力映像データをサンプリングし、最大値Dmax(T1)を検出する。次に、ステップS803で、Tから変化量ΔTを減算した値T2をクロック位相に設定して入力映像データをサンプリングし、最大値Dmax(T2)を検出する。
【0058】
そして、ステップS804で、Dmax(T1)とDmax(T2)とを比較し、Dmax(T1)の方が大きい場合には、ステップS805に進み、最適な位相TmaxをT1とし、最大値DmaxをDmax(T1)とし、TをT1として入力映像信号をサンプリングする。一方、Dmax(T2)がDmax(T1)以下の場合には、ステップS806に進み、最適な位相TmaxをT2とし、最大値DmaxをDmax(T2)とし、TをT2として入力映像信号をサンプリングする。なお、ステップS802、S803にて最大値を求めるラインは入力映像データ中のいずれのラインでもよく、また、上述した第4、第5の実施形態のように、2ライン毎に繰り返す必要もない。
【0059】
以下、ステップS802に戻り同様の処理を繰り返す。
このように、本実施形態によれば、現在のクロックの位相を前後に変化させながら最適クロック位相をサーチするため、より迅速に最適クロック位相を設定することができる。
【0060】
(第7の実施形態)
図9において、14は表示装置内の温度を検出するための温度検出回路である。他の部分は図1と同じ構成である。
周囲温度の変化により、水平同期信号HDの遅延量の温度特性や、クロック発生回路5やA/D変換器2の温度特性のために、最適なサンプリングポイントが温度により異なる。
【0061】
このため、本実施形態においては、装置内に設けた温度検出回路14により温度を検出し、温度TMPが変化した場合には、再度、これまでの各実施形態で述べたようにして映像信号のサンプリング位相の調整を行う。
【0062】
(第8の実施形態)
図10は上記各実施形態で述べた映像信号処理装置を用いた投射型液晶表示装置(液晶プロジェクタ)の構成を示すブロック図である。
図10において、1310はパネルドライバであり、RGB映像信号を極性反転し、かつ所定の電圧増幅をした液晶駆動信号を形成すると共に、対向電極の駆動信号、各種のタイミング信号等を形成している。さらに、信号のDCレベルの調整も行っている。
【0063】
1312はインターフェースであり、各種映像信号及び制御伝送信号を標準映像信号にデコードしている。1311はデコーダであり、インターフェース1312からの標準映像信号をRGB原色映像信号及び同期信号に、即ち液晶パネル1302に対応した画像信号にデコード・変換している。1314はバラストである点灯回路であり、楕円リフレクタ1307内のアークランプ1308を駆動点灯する。13ユ5は電源回路であり、各回路ブロックに対して電源を供給している。また、1313は図示しない操作部を有するコントローラで、上記各回路ブロックを総合的にコントロールするものであり、特に極性反転の指示や調整時にどのフィールド毎に切り換えるか、何色で設定するか等の制御をパネルドライバ1310に指示する。
【0064】
このように本実施形態による投射型液晶表示装置は、メタルハライドランプ等のアークランプ1308から液晶パネル1302に白色光を照射し、反射型の液晶パネル1302の映像信号を反射光として図示しないレンズを介して、スクリーンに投射することにより、プロジェクタとして大画面の拡大映像を見ることができる。
【0065】
本実施形態では、単板式の液晶パネルを使用した場合について説明したが、アークランプ1308からの白色光をダイクロイックミラー等を用いて色分離を行い、各々のパネルに照射することにより、三板式のプロジェクタとして使用してもよい。
また、透過型のパネルを用いた場合は、液晶パネルの透過光をレンズを介してスクリーンに投射すればよい。
【0066】
ここで、第1〜第7の実施形態で述べた映像信号処理装置を、インターフェース1312に使用することにより、最適な位相で映像信号をサンプリングすることができる。
【0067】
(第9の実施形態)
図11は本発明の第9の実施形態による表示装置を示すもので、コンピュータPCやDVD、ビデオなどの複数の映像信号ソースを切り換えて表示するシステムに用いた場合であり、会議システムや教育システム等として用いられるものである。
【0068】
図11において、21〜23はコンピュータPC1〜PC3であり、映像信号切り換えスイッチ26を介して表示装置27に映像を表示する。24はDVD、25はインターネット端末であり、上記PC1〜PC3と同様に、出力である映像信号を上記スイッチ26を介して表示装置27に表示する。
【0069】
特に、本実施形態のように大画面の表示装置27に複数のPCを接続して切り換えて使用する会議用や教育用のシステムの場合には、各PC毎に水平同期信号と映像信号との位相が異なる。このため、映像信号を切り換える装置を用いて、長い配線で接続された各PCを切り換えて表示するため、配線や切り換え装置の影響により、水平同期信号がなまるため、最適なサンプリング位相を得ることがさらに困難となっていた。
【0070】
このため、配線等の影響により水平同期信号が積分された波形で入力されると、基準となる信号のタイミングを正確に把握できないため、図2(f)で説明したように、前ピクセルと次ピクセルとの境界付近でサンプリングしてしまい、ジッタあ影響により、ピクセルデータが一定でなくチラツキが発生していた。
【0071】
そこで、本実施形態では、第1〜第7の実施形態で述べた図1、図9の映像信号処理装置を、表示装置27の映像信号入カインターフェース部に使用することにより、最適な位相で映像信号をサンプリングすることができ、高品位の映像を表示することができる。
【0072】
なお、第1〜第7の実施形態においては、図12の回路により出力されるクロックの位相を遅延させることにより、サンプリング位相を制御するものとして説明したが、水平同期信号HDとの位相を調整可能なPLL回路を用いる、あるいは、クロック発生回路5に入力する水平同期信号HDを遅延素子等により遅延させることでクロックの位相を変更することも可能である。
さらに、クロック発生回路5の出力であるクロックを遅延させてもよいし、A/D変換器2でサンプリングを行うビデオ信号を遅延させてもよく、要するにビデオ信号のサンプリングポイントを制御することが可能な手段であればよい。
【0073】
また、ビデオ信号をサンプリングする手段としてA/D変換器2を用いた場合を説明したが、アナログ的にサンプリングを行うサンプルホールド回路等を用いてもよく、ビデオ信号をサンプルする手段であればよい。
また、最適なサンプリングポイントよりも、温度マージン、ノイズ、電源変動などが原因で遅延量が変化することにより、サンプリング位相が変動することを考慮して、最適サンプリングポイントよりもマージンを持って、最大値付近で位相を変化量ΔTずらして設定してもよい。
【0074】
次に本発明の他の実施形態としての記憶媒体について説明する。
本発明はハードウェアで構成することもできるが、CPUとメモリとで構成されるコンピュータシステムで構成することもできる。コンピュータシステムで構成する場合、上記メモリは本発明による記憶媒体を構成する。即ち、上述した各実施形態で説明した動作を実行するためのソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体をシステムや装置で用い、そのシステムや装置のCPUが上記記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し、実行することにより、本発明の目的を達成することができる。
【0075】
また、この記憶媒体としては、ROM、RAM等の半導体メモリ、光ディスク、光磁気ディスク、磁気媒体等を用いてよく、これらをCD−ROM、フロッピィディスク、磁気テープ、磁気カード、不揮発性メモリカード等に構成して用いてよい。
【0076】
従って、この記憶媒体を図1、図9、図10、図11に示したシステムや装置以外の他のシステムや装置で用い、そのシステムあるいはコンピュータがこの記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し、実行することによっても、上記各実施形態と同等の機能を実現できると共に、同等の効果を得ることができ、本発明の目的を達成することができる。
【0077】
また、コンピュータ上で稼働しているOS等が処理の一部又は全部を行う場合、あるいは記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された拡張機能ボードやコンピュータに接続された拡張機能ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づいて、上記拡張機能ボードや拡張機能ユニットに備わるCPU等が処理の一部又は全部を行う場合にも、上記各実施の形態と同等の機能を実現できると共に、同等の効果を得ることができ、本発明の目的を達成することができる。
【0078】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、クロック発生手段により入力映像信号に同期した位相を持つクロックを発生し、このクロックに応じて、前記入力映像信号をサンプリングし、サンプリングされたサンプルのうち最大値を持つサンプルを検出する。そして、異なる複数の位相のクロックに応じて前記入力映像信号をサンプリングした場合に、複数の位相について検出された最大値のサンプルを比較し、その比較結果に基づいて前記クロック発生手段を制御して、クロックの位相を調整する。これにより、各種の画像モードの映像信号が入力されたとしても、サンプリングに用いるクロックと入力映像信号との位相のずれがない最適なサンプリング位相で映像信号がサンプリングでき、入力映像信号の画像品位を損なわず、高品位な映像を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による映像信号処理装置を用いた液晶表示装置の一構成例を示すブロック図である。
【図2】第1の実施形態の動作を示すタイミングチャートである。
【図3】第1の実施形態の動作を示すフローチャートである。
【図4】第2の実施形態の動作を示すタイミングチャートである。
【図5】第3の実施形態の動作を示すタイミングチャートである。
【図6】第4の実施形態の動作を示すフローチャートである。
【図7】第5の実施形態の動作を示すフローチャートである。
【図8】第6の実施形態の動作を示すフローチャートである。
【図9】第7の実施形態による映像信号処理装置を用いた液晶表示装置の一構成例を示すブロック図である。
【図10】第8の実施形態による映像信号処理装置を用いた投射型液晶表示装置の一構成例を示すブロック図である。
【図11】第9の実施形態による映像信号処理装置を用いた表示装置の切り換え表示システムを示すブロック図である。
【図12】図1に示すクロック発生回路5の要部の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 映像信号入力端子
2 A/D変換器
3 水平同期信号入力端子
4 水平同期処理回路
5 クロック発生回路
6 最大値検出回路
7 CPU
8 信号処理回路
9 D/A変換器
10 LCD
11 読み出しタイミング信号発生回路
12 画像モード判別回路
13 垂直同期信号入力端子
14 温度検出回路
Claims (4)
- 入力映像信号に位相同期したクロックを発生するクロック発生手段と、
前記クロック発生手段により発生されたクロックに応じて前記入力映像信号をサンプリングするサンプリング手段と、
前記サンプリング手段から出力される複数のサンプルのうち、両側の隣接サンプルよりも大きな値を持つサンプルを選択すると共に、前記選択したサンプルのうち最大値を持つサンプルを検出する最大値検出手段と、
前記サンプリング手段が互いに異なる複数の位相の前記クロックに応じて前記入力映像信号をサンプリングした場合に前記複数の位相についてそれぞれ前記最大値検出手段が検出した前記最大値のサンプルを比較し、この比較結果に基づいて前記クロック発生手段を制御して前記クロックの位相を調整する制御手段とを備えることを特徴とする映像信号処理装置。 - 前記制御手段は、前記入力映像信号の1画素期間をn等分した変化量ずつ位相が異なるクロックを発生するよう前記クロック発生手段を制御すると共に、前記変化量ずつ異なる複数の位相について前記最大値検出手段が検出した最大値のサンプルを比較することを特徴とする請求項1記載の映像信号処理装置。
- 入力映像信号に位相同期したクロックを発生するクロック発生手段と、
前記クロック発生手段により発生されたクロックに応じて前記入力映像信号をサンプリングするサンプリング手段と、
前記サンプリング手段から出力される複数のサンプルのうち、両側の隣接サンプルよりも大きな値を持つサンプルを選択すると共に、前記選択したサンプルのうち最大値を持つサンプルを検出する最大値検出手段と、
それぞれ前記クロック発生手段が異なる位相の前記クロックを発生し、前記サンプリング手段が前記異なる位相のクロックに応じて前記入力映像信号をサンプリングする複数のモードの間でモードを切り替えるモード切り替え手段と、
前記複数のモードにおいてそれぞれ前記最大値検出手段が検出した複数の前記最大値のサンプルを比較し、この比較結果に基づいて前記クロック発生手段を制御して前記クロックの位相を調整する制御手段とを備えることを特徴とする映像信号処理装置。 - 前記最大値検出手段は、前記入力映像信号の指定された領域内における前記サンプリング手段から出力される複数のサンプルのうち、両側の隣接サンプルよりも大きな値を持つサンプルを選択することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の映像信号処理装置。
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