JP4610128B2 - 酸化反応触媒の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、プロパンまたはイソブタンの気相接触アンモ酸化反応または気相接触酸化反応に用いる、Mo、V、Sbおよび/またはTe、およびNbを含有する触媒の製造方法、およびこの触媒を用いた不飽和ニトリルの製造方法および不飽和カルボン酸の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近、プロピレンまたはイソブチレンに代わってプロパンまたはイソブタンを原料とし、気相接触アンモ酸化反応や気相接触酸化反応によって不飽和ニトリルや不飽和カルボン酸を製造する技術が着目されており、多数の触媒が提案されている。それらの中でも特に注目されている触媒系は、反応温度が低く、不飽和ニトリルや不飽和カルボン酸の選択率および収率が比較的高いMo−V−Te−NbまたはMo−V−Sb−Nbを含む触媒系である。
【0003】
Mo−V−Te−NbまたはMo−V−Sb−Nbを含む触媒系を用いて不飽和ニトリルや不飽和カルボン酸の選択率を高める方法として、これらの触媒系に第5の元素を用いる方法が提案されている。このような触媒の製造方法として、第5の元素を原料調合工程の触媒原料液に添加する方法が特開平5−148212号公報、特開平5−208136号公報、特開平5−279313号公報、特開平6−228074号公報、特開平9−157241号公報、特開平10−45664号公報、特開平11−244702号公報、特開平11−114426号公報、特開2000−126599号公報、特開2000−178242号公報、特開2000−202293号公報、米国特許第6,043,185号明細書、特開2000−246108号公報等に開示されている。しかし、有効な第5の元素は限られており、選択率はいまだ十分でない。
【0004】
一方、特開平11−57479号公報には、Mo−Feからなる複合酸化物とMo−V−Te−Nbからなる複合酸化物をCoとMoを含む水溶液中で混合して触媒を製造する方法が開示されている。ここに開示されている触媒は、複雑な工程を経て得られたMo−V−Te−Nbからなる複合酸化物を水溶液中に懸濁させて、再度噴霧乾燥し焼成するという複雑な工程を経て製造される。
このような従来技術に鑑みて、Mo−V−Te−Nb系またはMo−V−Sb−Nb系触媒の選択率を高めることができる新たな触媒原料を用いる方法で、しかも簡易な工程で触媒を製造する方法が求められていた。
【0005】
【発明の解決しようとする課題】
本発明の目的は、プロパンまたはイソブタンの気相接触アンモ酸化反応による不飽和ニトリルの製造または気相接触酸化反応による不飽和カルボン酸の製造に際して用いる、Mo、V、Sbおよび/またはTe、およびNbを含有する触媒の製造方法において、不飽和ニトリルまたは不飽和カルボン酸の選択率の大きい触媒の製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、Moのプレカーサー、Vのプレカーサー、Sbおよび/またはTeのプレカーサー、Nbのプレカーサー、および複合酸化物を含む触媒原料液を用いて製造された触媒を用いることによって、不飽和ニトリルまたは不飽和カルボン酸の選択率が高くなることを見いだし、本発明を完成するに至った。
【0007】
即ち、本発明は、以下の通りである。
(1) プロパンまたはイソブタンの気相接触アンモ酸化反応による不飽和ニトリルの製造または気相接触酸化反応による不飽和カルボン酸の製造に用いるための、化学式(1)で示す触媒を製造するに際して、 Moのプレカーサー、Vのプレカーサー、Sbおよび/またはTeのプレカーサー、Nbのプレカーサー、および触媒を構成する元素の少なくとも二種の元素を含む複合酸化物を含んだ触媒原料液を用いることを特徴とする酸化反応触媒の製造方法。
Mo1VaXbNbcZdOn (1)
(式中、XはSbおよび/またはTe、ZはAl、Fe、Ni、B、Ga及びInから選ばれた少なくとも一種の元素、a、b、c、dおよびnはMo1原子あたりの原子比、0.1≦a≦1、0.01≦b≦0.6、0.01≦c≦0.3、0≦d≦1、nは構成金属の酸化状態によって決まる原子比)
【0008】
(2)複合酸化物がSbおよびMoから選ばれた少なくとも一種の元素を含むことを特徴とする(1)に記載の酸化反応触媒の製造方法。
(3)複合酸化物がSb、Al、Fe、Ga及びInから選ばれた少なくとも一種の元素を含むことを特徴とする(1)に記載の酸化反応触媒の製造方法。
(4)触媒が、化学式(1)の酸化物の質量とシリカの質量との総和に対して20〜60質量%のシリカに担持されていることを特徴とする(1)〜(3)のいずれか1つに記載の酸化反応触媒の製造方法。
【0009】
(5)触媒が実質的に酸素を含まないガス雰囲気下、500℃〜700℃で焼成して製造されることを特徴とする(1)〜(4)のいずれか1つに記載の酸化反応触媒の製造方法。
(6)プロパンまたはイソブタンの気相接触アンモ酸化反応によって不飽和ニトリルを製造する方法において、(1)〜(5)のいずれか1つに記載の触媒の製造方法により得られた触媒を用いることを特徴とする不飽和ニトリルの製造方法。
(7)プロパンまたはイソブタンの気相接触酸化反応によって不飽和カルボン酸を製造する方法において、(1)〜(5)のいずれか1つに記載の触媒の製造方法で得られた触媒を用いることを特徴とする不飽和カルボン酸の製造方法。
【0010】
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の触媒は、化学式(1)で示される成分組成を有する。
Mo1VaXbNbcZd On (1)
式中、XはSbおよび/またはTe、ZはAl、Fe、Ni、B、Ga及びInから選ばれた少なくとも一種の元素、a、b、c、dおよびnはMo1原子あたりの原子比、aは0.1≦a≦1、好ましくは0.1≦a≦0.5、より好ましくは0.2≦a≦0.4、bは0.01≦b≦0.6、好ましくは0.1≦b≦0.4、より好ましくは0.13≦b≦0.3、cは0.01≦c≦0.3、好ましくは0.02≦c≦0.2、より好ましくは0.03≦c≦0.15、dは0≦d≦1、好ましくは0.01≦d≦0.5、より好ましくは0.03≦d≦0.3、好ましくはa<b、nは構成金属の酸化状態によって決まる原子比である。
【0011】
本発明の触媒の製造方法は、原料調合工程、乾燥工程および焼成工程からなり、触媒は、Moのプレカーサ、Vのプレカーサ、Sbおよび/またはTeのプレカーサ、Nbのプレカーサー、および触媒を構成する元素の少なくとも二種の元素を含む複合酸化物を含んだ触媒原料液を用いて製造されることに特徴がある。
本発明において、Zを含む触媒を製造する際には、必要に応じて、上記の成分の他に、触媒原料液にZのプレカーサを加えることができる。
本発明において、Zを含まない触媒、すなわち、dが0の触媒を製造する際には、複合酸化物として、Mo、V、Sbおよび/またはTe、およびNbから選ばれた元素の少なくとも二種の元素を含む複合酸化物が用いられる。好ましくはSbおよび/またはMoを含む複合酸化物、より好ましくはSbを含む複合酸化物である。
【0012】
本発明において、Zを含む触媒を製造する際には、複合酸化物として、触媒を構成する元素の少なくとも二種を含む元素からなる複合酸化物が用いられる。複合酸化物は、SbおよびMoから選ばれた少なくとも一種の元素を含む複合酸化物であることが好ましい。SbおよびBiから選ばれた少なくとも一種以上の元素を含む複合酸化物がより好ましく、特にはSbを含む複合酸化物であることが好ましい。Sbを含む複合酸化物を用いた場合、Sb、およびAl、Fe、Ni、B、Ga及びInから選ばれた少なくとも一種の元素を含む複合酸化物が好ましく、特に好ましくはSb、およびAl及びFeから選ばれた少なくとも一種の元素を含む複合酸化物である。Zは、触媒原料液にZのプレカーサを加えるか、Zを含む複合酸化物を加えるか、両者を併用することにより供給される。
【0013】
複合酸化物は一種類でもよいし、二種類以上用いることもきる。
触媒原料液中の複合酸化物の割合は、触媒原料液中のMoプレカーサー中のMoモル数に対して、複合酸化物中に含まれる最も多い元素のモル数が0.01〜1であることが好ましく、より好ましくは0.03〜0.3である。
複合酸化物中の各々の元素のモル数は、各々の元素の仕込での酸化数を持つものとして複合酸化物の組成式とそのときの式量を規定することによって、組成式のモル数を求め、各々の元素と該組成式複合酸化物のモル比から、各々の元素のモル数を決定することができる。
【0014】
複合酸化物の製造方法としては、公知の方法を用いることができる。先ず、複合酸化物を構成する元素の酸化物原料をボールミル等によって混合し、次いで焼成する方法、該元素の水溶性の原料を混合し、共沈させて前駆体を得、次いで焼成する方法、該元素の水溶性または不溶性の原料を混合し、噴霧乾燥または蒸発乾固させて前駆体を得、次いで焼成する方法、該元素の混合液を水熱合成法する方法等を例示することができる。
【0015】
焼成温度は400〜1500℃が好ましく、より好ましくは600〜1000℃である。焼成時間は1〜200時間が好ましい。酸化物原料を用いる固相反応方法では、好ましくは50〜150時間である。共沈、噴霧乾燥、蒸発乾固で得られた前駆体を焼成する方法では、好ましくは1〜10時間である。焼成雰囲気は、大気雰囲気下、イナート雰囲気下、真空下等、いずれであってもよい。得られた複合酸化物は結晶性であってもよいし、アモルファスであってもよい。
【0016】
次に、本発明の触媒製造方法において用いるMo、V、Sbおよび/またはTe、NbおよびZのプレカーサーについて説明する。
Moのプレカーサーとしては、例えば、ヘプタモリブデン酸アンモニウム、モリブデン酸化物、モリブデン酸、モリブデンのオキシ塩化物、モリブデンの塩化物、モリブデンのアルコキシド等を用いることができ、好ましくはヘプタモリブデン酸アンモニウムである。
【0017】
Vのプレカーサーとしては、例えば、メタバナジン酸アンモニウム、酸化バナジウム(V)、バナジウムのオキシ塩化物、バナジウムのアルコキシド等を用いることができ、好ましくはメタバナジン酸アンモニウム、酸化バナジウム(V)であり、特に好ましくはメタバナジン酸アンモニウムである。
Sbのプレカーサーとしては、例えば、酸化アンチモン(III)、酸化アンチモン(IV)、酸化アンチモン(V)、メタアンチモン酸(III)、アンチモン酸(V)、アンチモン酸アンモニウム(V)、塩化アンチモン(III)、塩化酸化アンチモン(III)、硝酸酸化アンチモン(III)、アンチモンのアルコキシド、アンチモンの酒石酸塩等の有機酸塩、金属アンチモン等を用いることができ、好ましくは酸化アンチモン(III)である。
【0018】
Teのプレカーサーとしては、例えば、テルル酸や金属テルル等を用いることができ、好ましくはテルル酸である。
Nbのプレカーサーとしては、例えば、シュウ酸水溶液にニオブ酸を溶解させた水溶液を好適に用いることができる。シュウ酸/ニオブのモル比は通常、1〜10であり、好ましくは2〜6、より好ましくは2〜4である。得られた水溶液に過酸化水素を添加してもよい。過酸化水素/ニオブのモル比は好ましくは0.5〜10であり、特に好ましくは2〜6である。
【0019】
Z成分を含む触媒の場合は、触媒原料液にZのプレカーサを加えることができる。Z成分のプレカーサーとしては、例えば、Z成分のシュウ酸塩、水酸化物、酸化物、硝酸塩、酢酸塩、アンモニウム塩、炭酸塩、アルコキシド等を用いることができる。
担体としてシリカを用いる場合は、原料としてシリカゾルが好適に用いられる。中でも、アンモニウムイオンで安定化したシリカゾルを用いることが好ましい。
【0020】
触媒を構成する元素の原子比は、触媒原料液に仕込んだ元素の原子比により制御する。
本発明の触媒は、触媒の強度および選択率の点から、化学式(1)の酸化物の質量とシリカの質量との総和に対して、好ましくは20〜60質量%、より好ましくは30質量%〜55質量%のシリカに担持して用いる。
シリカの質量%は、化学式(1)の酸化物の質量をW1、シリカの質量をW2として、下記式で定義される。W1は、仕込み組成と仕込み金属成分の酸化数に基づいて算出された質量である。W2は、仕込み組成に基づいて算出された質量である。
シリカの質量%=100×W2/(W1+W2)
【0021】
本発明の触媒の製造方法は、原料調合工程、乾燥工程および焼成工程の3つの工程からなる。
以下にこれらの工程についてX成分がSbである場合を例に具体的に説明する。X成分がTeであっても同様に製造できる。
【0022】
<原料調合工程>
ヘプタモリブデン酸アンモニウム、メタバナジン酸アンモニウムおよび酸化アンチモン(III)を水に懸濁させ、好ましくは70〜100℃、1〜5時間攪拌しながら反応させる。得られたモリブデン、バナジウムおよびアンチモンを含有する混合液を空気酸化、または過酸化水素等によって液相酸化し、混合液(A)を得る。液相酸化に過酸化水素水を用いる場合は、過酸化水素/Sbのモル比は好ましくは0.5〜2である。目視でオレンジ色〜茶色になるまで酸化するのが好ましい。
【0023】
一方、ニオブ酸をシュウ酸水溶液に溶解してニオブ原料液を調製する。ニオブ原料液に過酸化水素水を添加しておくことが好ましい。他方、複合酸化物を水に懸濁させて複合酸化物原料液を調製する。複合酸化物原料液は、ホモジナイザー等用いて、原料液中の触媒原料を1μm以下に粉砕しておくことが好ましい。混合液(A)にニオブ原料液と複合酸化物原料液を添加して触媒原料液を得ることができる。
シリカ担持触媒を製造する場合には、上記調合順序のいずれかのステップにおいてシリカゾルを添加して触媒原料液を得ることができる。
Z成分のプレカーサーを用いる場合は、上記調合順序のいずれかのステップにおいてZ成分を含む原料を添加して触媒原料液を得ることができる。
【0024】
<乾燥工程>
原料調合工程で得られた触媒原料液を噴霧乾燥法または蒸発乾固法によって乾燥させ、乾燥粉体を得る。好ましくは噴霧乾燥法を用いる。噴霧乾燥法における噴霧化は、遠心方式、二流体ノズル方式または高圧ノズル方式を採用することができる。乾燥熱源は、スチーム、電気ヒーターなどによって加熱された空気を用いることができる。このとき、熱風の乾燥機入口温度は150〜300℃が好ましい。噴霧乾燥は簡便には100℃〜300℃に加熱された鉄板上へ触媒原料液を噴霧することによって行うこともできる。
【0025】
<焼成工程>
乾燥工程で得られた乾燥粉体を焼成することによって酸化物触媒を得る。焼成は回転炉、トンネル炉、管状炉、流動焼成炉等を用い、実質的に酸素を含まない窒素等の不活性ガス雰囲気下、好ましくは、不活性ガスを流通させながら、500〜700℃、好ましくは570〜670℃で実施することができる。焼成時間は0.5〜5時間、好ましくは1〜3時間である。不活性ガス中の酸素濃度は、ガスクロマトグラフィーまたは微量酸素分析計で測定して、1000ppm以下、好ましくは100ppm以下にする。焼成は反復することができる。この焼成の前に大気雰囲気下または大気流通下で200℃〜420℃、好ましくは250℃〜350℃で10分〜5時間前焼成することができる。焼成の後に、大気雰囲気下で200℃〜400℃、5分〜5時間、後焼成することもできる。
【0026】
このようにして製造された触媒は、プロパンまたはイソブタンを気相接触アンモ酸化して不飽和ニトリルを製造する際の触媒として使用できる。また、プロパンまたはイソブタンを気相接触酸化させて、不飽和カルボン酸を製造する際の触媒としても使用できる。好ましくは不飽和ニトリルの製造用の触媒として使用される。
不飽和ニトリルの製造に用いるプロパンまたはイソブタンとアンモニアの供給原料は必ずしも高純度である必要はなく、工業グレードのガスを使用することができる。
【0027】
反応系に供給する酸素源として、空気、酸素を富化した空気、純酸素などを用いることができる。更に、水蒸気、ヘリウム、アルゴン、炭酸ガス、窒素などを供給してもよい。
反応系に供給するアンモニアの、プロパンまたはイソブタンに対するモル比は0.1〜1.5、好ましくは0.2〜1.2である。反応系に供給する分子状酸素の、プロパンまたはイソブタンに対するモル比は0.2〜6、好ましくは0.4〜4である。
【0028】
反応圧力は絶対圧で0.01〜1MPa、好ましくは0.1〜0.3MPa、反応温度は300℃〜600℃、好ましくは350℃〜470℃、接触時間は0.1〜30(g・s/ml)、好ましくは0.5〜10(g・s/ml)である。
反応は、固定床、流動床、移動床など従来の方式を採用できるが、なかでも流動床が好ましい。反応は単流方式でもリサイクル方式でもよいがリサイクル方式が好ましい。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明をプロパンのアンモ酸化反応およびプロパンの酸化反応を実施例により説明する。
プロパン転化率、アクリロニトリル選択率およびアクリル酸選択率は、それぞれ次の定義にしたがう。
プロパン転化率(%)=(反応したプロパンのモル数)/(供給したプロパンのモル数)×100
アクリロニトリル選択率(%)=(生成したアクリロニトリルのモル数)/ (反応したプロパンのモル数)×100
アクリル酸選択率(%)=(生成したアクリル酸のモル数)/(反応したプロパンのモル数)×100
【0030】
【実施例1】
<触媒調製>
組成式がMo1V0.30Sb0.29Nb0.05Al0.09On/SiO2(45質量%)で示される触媒を次のようにして調製した。
(複合酸化物の製造)Al1Sb1O3で規定される複合酸化物を次のようにして製造した。
水1500gに硝酸アルミニウム[Al(NO3)3・9H2O]200gを溶解し、続いて、酸化アンチモン(III)[Sb2O3]77.7gを添加した後、80℃で2時間激しく攪拌し、複合酸化物原料液を得た。得られた複合酸化物原料液を遠心式噴霧乾燥器を用い、入口温度230℃と出口温度120℃の条件で乾燥して微小球状の乾燥粉体を得た。得られた乾燥粉体100gを空気中、900℃で2時間焼成して複合酸化物を得た。得られた複合酸化物のX線回折(XRD)を理学電器製RAD−IIIA型X線回折装置を用いて測定したところ、AlSbO4という複合酸化物を含んでいた。
【0031】
(触媒の製造)水1000gにヘプタモリブデン酸アンモニウム[(NH4)6Mo7O24・4H2O]250g、メタバナジン酸アンモニウム[NH4VO3]49.6gおよび酸化アンチモン(III)[Sb2O3]41.3gを添加し、油浴を用いて100℃で2時間、大気下で還流して反応させた。その後、50℃に冷却し、続けて、シリカ含有率30質量%のシリカゾルを868g添加した。1時間攪拌した後、5質量%過酸化水素水193gを添加し、50℃で1時間撹拌することによって酸化処理を行い、混合液(A)を得た。この酸化処理によって液色は濃紺色から茶色へと変化した。
【0032】
一方、水120gにNb2O5換算で76質量%を含有するニオブ酸12.4gおよびシュウ酸二水和物[H2C2O4・2H2O]24.1gを加え、攪拌下、60℃にて加熱して溶解させた後、30℃にて冷却してニオブ原料液を得た。
他方、水100gに複合酸化物25.1gを加え、ホモジナイザーで8000rpmで10分攪拌して、複合酸化物原料液を得た。
上記混合液(A)に複合酸化物原料液を添加し、続いて、ニオブ原料液を添加した後、空気雰囲気下、50℃で30分間撹拌して触媒原料液を得た。
【0033】
得られた触媒原料液を遠心式噴霧乾燥器を用い、入口温度230℃と出口温度120℃の条件で乾燥して微小球状の乾燥粉体を得た。得られた乾燥粉体100gを石英容器に充填し、容器を回転させながら600ml/min.の窒素ガス流通下、630℃で2時間焼成して触媒を得た。用いた窒素ガスの酸素濃度はテレダインアナリティカルインスルーメント社製306WA型微量酸素分析計(商標)を用いて測定した結果、1ppmであった。触媒の組成と主要な製法因子を表1に示す。
【0034】
<プロパンのアンモ酸化反応試験>
触媒W=0.35gを内径4mmの固定床型反応管に充填し、反応温度T=420℃、プロパン:アンモニア:酸素:ヘリウム=1:0.7:1.7:5.3のモル比の混合ガスを流量F=3.6(ml/min)で流した。このとき圧力Pはゲージ圧で0MPaであった。接触時間は2.3(=W/F×60×273/(273+T)×((P+0.101)/0.101))(g・s/ml)であった。反応ガスの分析はオンラインガスクロマトグラフィーにより行った。得られた結果を表1に示す。
【0035】
【比較例1】
<触媒調製>
組成式がMo1V0.30Sb0.20Nb0.05On/SiO2(45質量%)で示される触媒を次のようにして調製した。
シリカゾル868gに代えて799gを用い、複合酸化物原料液を用いなかった以外は実施例1の触媒調製と同様にして触媒を調製した。
<プロパンのアンモ酸化反応試験>
得られた触媒について実施例1と同じ条件にてプロパンのアンモ酸化反応試験を行った。得られた結果を表1に示す。
【0036】
【比較例2】
<触媒調製>
組成式がMo1V0.30Sb0.29Nb0.05Al0.09On/SiO2(45質量%)で示される触媒を次のようにして調製した。
硝酸アルミニウム47.8gと酸化アンチモン18.6を水100gに懸濁させた後、ホモジナイザーで8000rpmで10分攪拌して、アルミニウム−アンチモン混合液を得た。複合酸化物原料液に代えてアルミニウム−アンチモン混合液を用いた以外は実施例1の触媒調製法と同様の方法で触媒を調製した。
<プロパンのアンモ酸化反応試験>
得られた触媒について、流量F=3.0(ml/min)および接触時間を2.7(g・s/ml)とした以外は実施例1と同じ条件にてプロパンのアンモ酸化反応試験を行った。得られた結果を表1に示す。
【0037】
【比較例3】
<触媒調製>
Mo1V0.30Sb0.20Nb0.05On/SiO2(45質量%)とAl1Sb1O3との混合触媒(混合モル比Mo:Al=1:0.09)を次のようにして調製した。
実施例1の複合酸化物の製造で得られたAl1Sb1O3複合酸化物0.016gと比較例1の触媒0.334gを5ccガラス容器に入れ、ふたを閉めて5分間激しく振とうさせて混合触媒を得た。
<プロパンのアンモ酸化反応試験>
得られた触媒について実施例1と同じ条件下にてプロパンのアンモ酸化反応試験を行った。得られた結果を表1に示す。
【0038】
【実施例2】
<触媒調製>
組成式がMo1V0.30Sb0.29Nb0.05Al0.11On/SiO2(45質量%)で示される触媒を次のようにして調製した。
(複合酸化物の製造)Al1.2Sb1O3.3で規定される複合酸化物を次のようにして製造した。
硝酸アルミニウム200gに代えて240gを用いた以外は実施例1の複合酸化物の製造方法と同じ方法で複合酸化物を製造した。得られた複合酸化物のXRDを測定したところ、AlSbO4という複合酸化物を含んでいた。
(触媒の製造)シリカゾル868gに代えて871gを、また複合酸化物原料液については、Al1Sb1O3の25.1gに代えてAl1.2Sb1O3.3を26.4gを用いた以外は実施例1の触媒調製法と同様の方法にて触媒を調製した。
<プロパンのアンモ酸化反応試験>
得られた触媒について実施例1と同じ条件下にてプロパンのアンモ酸化反応試験を行った。得られた結果を表1に示す。
【0039】
[実施例3]
<触媒調製>
組成式がMo1V0.30Sb0.25Nb0.05Fe0.05On/SiO2(45質量%)で示される触媒を次のようにして調製した。
(複合酸化物の製造)Fe1Sb1O3で示される複合酸化物を次のようにして製造した。
水1500gに硝酸鉄[Fe(NO3)3・9H2O]200gを添加し攪拌して溶解させ、続いて、酸化アンチモン(III)[Sb2O3]72.2gを添加した後、80℃で2時間激しく攪拌し、複合酸化物原料液を得た。得られた複合酸化物原料液を遠心式噴霧乾燥器を用い、入口温度230℃と出口温度120℃の条件で乾燥して微小球状の乾燥粉体を得た。得られた乾燥粉体100gを空気中900℃で2時間焼成して複合酸化物を得た。得られた複合酸化物のXRDを測定したところ、FeSbO 3 という複合酸化物を含んでいた。
(触媒の製造)シリカゾル868gに代えて843gを、また複合酸化物原料液については、Al1Sb1O3の25.1gに代えてFe1Sb1O3を16.0gを用いた以外は実施例1の触媒調製法と同じ方法で触媒を調製した。
<プロパンのアンモ酸化反応試験>
得られた触媒について実施例1と同じ条件にてプロパンのアンモ酸化反応試験を行った。得られた結果を表1に示す。
【0040】
【比較例4】
<触媒調製>
組成式がMo1V0.30Sb0.25Nb0.05Fe0.05On/SiO2(45質量%)で示される触媒を次のようにして調製した。
硝酸鉄28.6gと酸化アンチモン10.3を水100gに懸濁させた後、ホモジナイザーで8000rpmで10分攪拌して、鉄−アンチモン混合液を得た。シリカゾル868gに代えて843gを、複合酸化物原料液に代えて鉄−アンチモン混合液を用いた以外は実施例1の触媒調製法と同じ方法で触媒を調製した。
<プロパンのアンモ酸化反応試験>
得られた触媒について、流量F=3.3(ml/min)にして接触時間を2.5(g・s/ml)とした以外は実施例1と同じ条件下にてプロパンのアンモ酸化反応試験を行った。得られた結果を表1に示す。
【0041】
[比較例5]
<触媒調製>
Mo1V0.30Sb0.20Nb0.05On/SiO2(45質量%)とFe1Sb1O3との混合触媒(混合モル比Mo:Fe=1:0.05)を次のようにして調製した。
実施例3の複合酸化物の製造で得られたFe1Sb1O3複合酸化物0.010gと比較例1の触媒0.340gを5ccガラス容器に入れ、ふたを閉めて5分間激しく振とうさせ混合触媒を得た。
<プロパンのアンモ酸化反応試験>
得られた触媒について実施例1と同じ条件下にてプロパンのアンモ酸化反応試験を行った。得られた結果を表1に示す。
【0042】
【実施例4】
<触媒調製>
組成式がMo1V0.30Sb0.29Nb0.05Al0.09Onで示される触媒を次のようにして調製した。
シリカゾル添加しなかった以外は実施例1の触媒調製法と同じ条件で触媒を調製した。
<プロパンの酸化反応試験>
得られた触媒0.35gを内径4mmの固定床型反応管に充填し、反応温度T=380℃(外温)、プロパン:酸素:水蒸気:ヘリウム=1:3:14:10のモル比の混合ガスを流量F=4.5(ml/min)で流した。このとき圧力Pはゲージ圧で0MPaであった。接触時間は2.0(g・s/ml)であった。得られた結果を表2に示す。
【0043】
【比較例6】
<触媒調製>
組成式がMo1V0.30Sb0.20Nb0.05Onで示される触媒を次のようにして調製した。
シリカゾル添加しなかった以外は比較例1の触媒調製法と同じ条件で触媒を調製した。
<プロパンの酸化反応試験>
得られた触媒について実施例4と同じ条件下にてプロパンの酸化反応試験を行った。得られた結果を表2に示す。
【0044】
【表1】
【0045】
【表2】
【0046】
【発明の効果】
本発明の方法で製造された触媒を用いると、比較的低い温度にて、プロパンまたはイソブタンから高い選択率で不飽和ニトリルや不飽和カルボン酸を製造することができる。また、本発明の方法によると、触媒の製造工程も簡易である。
Claims (7)
- プロパンまたはイソブタンの気相接触アンモ酸化反応による不飽和ニトリルの製造または気相接触酸化反応による不飽和カルボン酸の製造に用いるための、化学式(1)で示す触媒を製造するに際して、 Moのプレカーサー、Vのプレカーサー、Sbおよび/またはTeのプレカーサー、Nbのプレカーサー、および触媒を構成する元素の少なくとも二種の元素を含む複合酸化物を含んだ触媒原料液を用いることを特徴とする酸化反応触媒の製造方法。
Mo1VaXbNbcZdOn (1)
(式中、XはSbおよび/またはTe、ZはAl、Fe、Ni、B、Ga及びInから選ばれた少なくとも一種の元素、a、b、c、dおよびnはMo1原子あたりの原子比、0.1≦a≦1、0.01≦b≦0.6、0.01≦c≦0.3、0≦d≦1、nは構成金属の酸化状態によって決まる原子比) - 複合酸化物がSbおよびMoから選ばれた少なくとも一種の元素を含むことを特徴とする請求項1記載の酸化反応触媒の製造方法。
- 複合酸化物がSb、およびAl、Fe、Ga及びInから選ばれた少なくとも一種の元素を含むことを特徴とする請求項1記載の酸化反応触媒の製造方法。
- 触媒が、化学式(1)の酸化物の質量とシリカの質量との総和に対して20〜60質量%のシリカに担持されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の酸化反応触媒の製造方法。
- 触媒が実質的に酸素を含まないガス雰囲気下、500℃〜700℃で焼成して製造されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の酸化反応触媒の製造方法。
- プロパンまたはイソブタンの気相接触アンモ酸化反応によって不飽和ニトリルを製造する方法において、請求項1〜5のいずれか1項に記載の触媒の製造方法により得られた触媒を用いることを特徴とする不飽和ニトリルの製造方法。
- プロパンまたはイソブタンの気相接触酸化反応によって不飽和カルボン酸を製造する方法において、請求項1〜5のいずれか1項に記載の触媒の製造方法で得られた触媒を用いることを特徴とする不飽和カルボン酸の製造方法。
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