JP4606812B2 - シート状媒体製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、非接触状態にて情報の書き込み及び読み出しが可能なRF−IDメディア等のシート状媒体を製造するシート状媒体製造装置に関し、特に、非接触状態にて情報の書き込み及び読み出しが可能なICチップが搭載されたインレット等の個片シートを連続状として供給し、この個片シートを、レーザ光を用いて単片状に断裁して表面シート上に搭載するシート状媒体製造装置に関する。
従来より、荷物や商品等に添付されるタグは、様々な用途に用いられている。このようなタグとしては、表面に文字や画像等の情報が印刷されたものや、最近では、非接触状態にて情報の書き込みや読み出しが可能なICチップが内蔵されたもの等がある。
このようなタグにおいては、連続状のシート部材が断裁されることにより製造されることが一般的に行われており、その場合、連続状のシート部材に対して所定の情報がタグ毎に印刷され、その後、シート部材がタグ毎の形状に断裁されて製造される(例えば、特許文献1参照。)。また、非接触状態にて情報の書き込みや読み出しが可能なICチップが内蔵された非接触型ICタグや非接触型ICラベルなどのRF−IDメディアにおいても、ICチップやアンテナがRF−IDメディア毎にシート部材に内蔵された後、このシート部材がRF−IDメディア毎に断裁されて製造されることが一般的に行われている。
ここで、近年においては、紙等の被加工物をレーザ光を用いて加工する技術が採用されている(例えば、特許文献2参照。)。このように、被加工物をレーザ光を用いて加工する技術においては、加工する形状が異なる場合であっても、多大なコストをかけることなく被加工物の加工を行うことができる。そこで、上述したシート部材をRF−IDメディアの形状に合わせて断裁するための断裁手段として、レーザ光を用い、RF−IDメディアの形状に応じてシート部材にレーザ光を照射し、それによりシート部材を断裁してRF−IDメディアを製造すれば、シート部材に対するレーザ光の照射領域をRF−IDメディアの形状に応じて適宜設定することにより、多大なコストをかけることなく様々な形状のRF−IDメディアを製造することができる。
特開平11−242441号公報 特開2003−164988号公報
しかしながら、上述したように被加工物をレーザ光を用いて加工する場合、レーザ光によって加工された部分に煤が生じてしまう。このような煤は、上述したようなRF−IDメディアにおいては、外観が悪くなるだけではなく、アンテナの短絡や断線を発生させる要因となる。特に、樹脂シート上にアンテナが形成されるとともにICチップが搭載されてなるインレットをレーザ光によって断裁する場合、レーザ光によって生じた煤が、ICチップとアンテナからなる回路部分に悪影響を及ぼす可能性が高く、また、このインレットを表面シートや剥離紙に挟み込む際に、生じた煤もインレットとともに表面シートや剥離紙に挟み込まれてしまう虞れがある。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、非接触状態にて情報の書き込み及び読み出しが可能なICチップが搭載されたインレット等の個片シートを連続状として供給し、この個片シートを、レーザ光を用いて単片状に断裁して表面シート上に搭載する場合であっても、レーザ光によって断裁された部分に生じた煤を除去することができるシート状媒体製造装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
個片シートが表面シート上に搭載されたシート状媒体を製造するシート状媒体製造装置であって、
連続状となった個片シートを供給する供給手段と、
前記供給手段から供給された連続状の個片シートを、レーザ光を照射することにより単片状に断裁する断裁手段と、
前記断裁手段にて単片状に断裁された個片シートを、前記供給手段から供給された連続状の個片シートの面と平行な方向を接線方向とし、かつ、前記供給手段からの連続状の個片シートの供給方向と同一方向に搬送し、前記表面シート上に搭載する個片シート搭載手段と有し、
前記個片シート搭載手段は、
前記供給手段から供給された個片シートを、該個片シートが前記断裁手段にて断裁される領域から吸着し、前記断裁手段にて単片状に断裁された個片シートを、該個片シートの前記表面シート上への搭載領域まで搬送する吸着部と、
前記吸着部と同一面上の該吸着部の周囲に設けられた粘着部とを具備する。
また、前記供給手段から供給された連続状の個片シートの一方の面に粘着剤層を付与する粘着剤層付与手段を有し、
前記断裁手段は、前記連続状の個片シートの前記粘着剤層が付与された面側からレーザ光を照射し、
前記個片シート搭載手段は、前記個片シートを前記粘着剤層が付与されていない面を被吸着面として吸着し、前記粘着剤層が付与された面が被搭載面となるように前記表面シート上に搭載することを特徴とする。
また、前記個片シートは、非接触状態にて情報の書き込み及び読み出しが可能なICチップが搭載されたインレットであることを特徴とする。
上記目的を達成するために本発明は、
個片シートが表面シート上に搭載されたシート状媒体を製造するシート状媒体製造装置であって、
連続状となった個片シートを供給する供給手段と、
前記供給手段から供給された連続状の個片シートを、レーザ光を照射することにより単片状に断裁する断裁手段と、
前記断裁手段にて単片状に断裁された個片シートを、個片シートの面と平行な方向接線方向となるように回転しながら搬送し、前記表面シート上に搭載する個片シート搭載手段と有し、
前記個片シート搭載手段は、
前記供給手段から供給された個片シートを、該個片シートが前記断裁手段にて断裁される領域から吸着し、前記断裁手段にて単片状に断裁された個片シートを、該個片シートの前記表面シート上への搭載領域まで搬送する吸着部具備する。
また、前記個片シート搭載手段は、
前記吸着部と同一面上の該吸着部の周囲に設けられ、前記断裁手段による連続状の個片シートの断裁によって生じた煤を付着させるための粘着部を具備する。
このように、連続状の個片シートを単片状に断裁する際に生じた煤が、個片シート搭載手段における個片シートの表面シートの搭載領域までの搬送動作に伴って粘着部によって掻き取られるので、連続状となって供給された個片シートをレーザ光を用いて単片状に断裁する場合であっても、レーザ光によって断裁された部分に生じた煤を除去することができる。
以上説明したように本発明においては、連続状の個片シートを単片状に断裁する際に生じた煤が、個片シート搭載手段における個片シートの表面シートの搭載領域までの搬送動作に伴って粘着部によって掻き取られる構成としたため、連続状となって供給された個片シートをレーザ光を用いて単片状に断裁する場合であっても、レーザ光によって断裁された部分に生じた煤を除去することができる。また、この粘着部は、両面テープ等によって形成することができるため、レーザ光によって断裁された部分に生じた煤を安価に除去することができる。
また、供給手段から供給された連続状の個片シートの一方の面に粘着剤層を付与しておき、断裁手段において、連続状の個片シートの粘着剤層が付与された面側からレーザ光を照射し、個片シート搭載手段において、個片シートを粘着剤層が付与されていない面を被吸着面として吸着し、粘着剤層が付与された面が被搭載面となるように表面シート上に搭載するものにおいては、個片シートを表面シート上に搬送した後に個片シートをそのまま表面シート上に搭載することにより、個片シートの粘着剤層によって個片シートと表面シートとを接着することができ、また、そのために個片シート搭載手段にて個片シートの粘着剤層が形成されていない面を被吸着面として吸着しながらも、断裁手段に粘着剤層がくっついて個片シートが上方に持ち上がってしまうことなく、個片シートを断裁することができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明のシート状媒体製造装置の実施の一形態を示す図である。また、図2は、図1に示したインレット搭載機5を図中X方向から見た図である。
本形態は図1に示すように、表面シート130bが連続状となって巻き付けられたローラ1aと、個片シートであるインレット110が連続状のインレットシートとなって巻き付けられた供給手段であるローラ1bと、連続状の剥離紙121の一方の面に粘着剤層140bが積層されてなる両面テープが巻き付けられたローラ1nと、互いに対向して異なる方向に回転することにより、ローラ1bに巻き付けられたインレットシート及びローラ1nに巻き付けられた両面テープを引き出すローラ1e,1fと、ローラ1nから引き出された両面テープをローラ1bから引き出されたインレットシートの一方の面に貼付することにより、インレットシートの一方の面に粘着剤層140bを付与する粘着剤層付与手段であるローラ1oと、ローラ1oにてインレットシートに貼付された両面テープのうち、剥離紙121のみをインレットシート及び粘着剤層140bとは異なる方向に導くことにより、インレットシート及び粘着剤層140bから剥離紙121を剥離するローラ1dと、ローラ1dによってインレットシート及び粘着剤層140bから剥離された剥離紙121を回収するためのローラ1cと、ローラ1dによって剥離紙121が剥離されたインレットシート及び粘着剤層140bに対して粘着剤層140b側からレーザ光2aを照射し、それにより、連続状のインレットシート及び粘着剤層140bを単片状に断裁し、粘着剤層140bが付与された単片状のインレット110を作製する断裁手段であるレーザ光源2と、レーザ光源2から照射されるレーザ光2aによって単片状に断裁されたインレット110に対する情報の書き込み及び読み出しを行い、インレット110の動作状態の検査を行うリーダ/ライタ3と、リーダ/ライタ3にて動作不良と判断されたインレット110を回収するための回収箱6と、ローラ1dによって剥離紙121が剥離されたインレット110及び粘着剤層140bを、インレット110及び粘着剤層140bにレーザ光2aが照射される領域から、インレット110側の面を吸着して、リーダ/ライタ3にて動作状態が検査される領域、ローラ1aから供給された表面シート130b上にインレット110が搭載される領域、並びに、回収箱6によってインレット110が回収されるための領域に順次搬送する個片シート搭載手段であるインレット搭載機5と、表面シート130aが連続紙状となって一方の面に形成された粘着剤層140aによって剥離紙122と剥離可能に接着されてなるタック紙が巻き付けられたローラ1gと、ローラ1gから供給されたシートのうち、剥離紙122のみを表面シート130a及び粘着剤層140aとは異なる方向に導くことにより、表面シート130a及び粘着剤層140aから剥離紙122を剥離するローラ1iと、ローラ1iによって表面シート130a及び粘着剤層140aから剥離された剥離紙122を回収するためのローラ1hと、ローラ1iによって剥離紙122から剥離された表面シート130a及び粘着剤層140aを搬送するローラ1jと、互いに対向して異なる方向に回転することにより、ローラ1aに巻き付けられた表面シート130bと、ローラ1gに巻き付けられた表面シート130a、粘着剤層140a及び剥離紙122とをそれぞれ引き出すとともに、ローラ1jによって搬送された表面シート130a及び粘着剤層140aを、インレット搭載機5によって搬送されてきたインレット110が搭載された表面シート130bのインレット110が搭載された面に重ね合わせるためのローラ1k,1lと、ローラ1k,1lによって重ね合わされた表面シート130a,130b及び粘着剤層140aを非接触型ICタグの表面シートの形状に断裁する断裁部4と、断裁部4にて非接触型ICタグの表面シートの形状に断裁された表面シート130a,130b及び粘着剤層140aを搬送するコンベヤー7と、ローラ1k,1lによって重ね合わされた表面シート130a,130b及び粘着剤層140aのうち、断裁部4にて非接触型ICタグの表面シートの形状に断裁された部分以外を巻き取るローラ1mとから構成されている。また、インレット搭載機5は、ローラ1bから引き出されたインレット110及び粘着剤層140bが搭載可能に構成され、搭載されたインレット110及び粘着剤層140bを吸着する吸着部5aと、吸着部5aにて吸着されたインレット110及び粘着剤層140bを表面シート130b上に搭載するためのアーム5bとが設けられており、これらが環状のフレーム5cとともに回転することにより、インレット110及び粘着剤層140bを、インレット110及び粘着剤層140bにレーザ光2aが照射される領域から、リーダ/ライタ3にて動作状態が検査される領域、ローラ1aから供給された表面シート130b上にインレット110が搭載される領域、並びに、回収箱6によってインレット110が回収されるための領域に順次搬送する。また、この環状のフレーム5dには図2に示すように、吸着部5aが環状面から露出するための穴部5dが形成されており、さらに、環状面のその他の領域には粘着剤5eが塗布されている。この粘着剤5eが塗布された領域が粘着部となるが、粘着剤5eは、フレーム5dの環状面における穴部5d以外の全ての領域に塗布されている必要はなく、穴部5dの周囲に塗布されていればよい。また、この粘着部は、例えば、フレーム5cに両面テープを貼付することによって形成することが考えられ、その場合、粘着部を安価に形成することができる。また、吸着部5aのインレット110及び粘着剤層140bが吸着される面は、非導電材料から構成されている。なお、ローラ1d,1i,1j,1oの代わりにV字型の板金等を用いることも考えられる。また、回収箱6の代わりに、コンベヤ等の回収手段を用いることも考えられる。
以下に、上記のように構成されたシート状媒体製造装置における非接触型ICタグの製造方法について説明する。
図3は、図1に示したシート状媒体製造装置にて製造された非接触型ICタグの構造を示す図であり、(a)は内部構造を示す図、(b)は(a)に示したA−A’部分における断面図である。
本形態にて製造された非接触型ICタグは図3に示すように、樹脂シート115上に、外部からの情報の書き込み及び読み出しが可能なICチップ111が搭載されるとともに、接点114を介してICチップ111と接続され、外部に設けられた情報書込/読出装置(不図示)からの電磁誘導によりICチップ111に電流を供給し、ICチップ111に対する情報の書き込み及び読み出しを非接触状態にて行うための導電性のアンテナ112が形成されたインレット110と、樹脂シート115のICチップ111が搭載された面とは反対側の面に積層された粘着剤層140bとが、粘着剤層140aが積層され、ICチップ111及びアンテナ112を保護するとともにその表面に情報が印字される表面シート130aと、表面シート130bとに挟み込まれるように構成されている。
上記のように構成された非接触型ICタグ100においては、外部に設けられた情報書込/読出装置に近接させることにより、情報書込/読出装置からの電磁誘導によりアンテナ112からICチップ111に電流が供給され、それにより、非接触状態において、情報書込/読出装置からICチップ111に情報が書き込まれたり、ICチップ111に書き込まれた情報が情報書込/読出装置にて読み出されたりする。
以下に、図1及び図2に示したシート状媒体製造装置にて図3に示した非接触型ICタグ100を製造する場合の動作について説明する。
まず、ローラ1aに連続状となって巻き付けられた表面シート130bが、ローラ1k,1lの回転によってローラ1aから引き出される。
また、ローラ1bに巻き付けられたインレットシートとローラ1nに巻き付けられた両面テープとが、ローラ1e,1fの回転によってそれぞれ引き出されると、まず、ローラ1oによって、ローラ1bから引き出されたインレットシートの一方の面に、ローラ1nから引き出された両面テープが貼付され、その後、ローラ1dによって、インレットシート及び両面テープの粘着剤層140bと剥離紙121とに剥離される。ここで、ローラ1bから引き出されたインレットシート及び両面テープのうちインレットシート及び粘着剤層140bは、ローラ1e,1fの回転により所定の方向に引っ張られており、それに対して、両面テープの剥離紙121はローラ1cに巻き取られる方向に引っ張られており、それにより、インレットシート及び両面テープの粘着剤層140bと剥離紙121とは、ローラ1dによって、インレットシート及び粘着剤層140bと剥離紙121とに剥離され、その後、インレットシート及び粘着剤層140bは、レーザ光源2によってレーザ光2aが照射される領域に搬送され、また、剥離紙121はローラ1cに巻き取られていく。これにより、ローラ1bから引き出されたインレットシートの一方の面に粘着剤層140bが付与される。
ローラ1dにて剥離紙121が剥離されたインレットシート及び粘着剤層140bは、ローラ1e,1fの回転によってレーザ光2aが照射される領域に搬送される。この領域においては、インレット110が連続状となってインレットシート及び粘着剤層140bのうち、1つの非接触型ICタグ100に含まれる単片状のインレット110及び粘着剤層140bが、インレット110側を被搭載面としてインレット搭載機5の吸着部5aに搭載される。
ローラ1bから引き出されたインレットシート及び粘着剤層140bのうち、1つの非接触型ICタグ100に含まれる単片状のインレット110及び粘着剤層140bが吸着部5a上に搭載された後、インレットシート及び粘着剤層140bが吸着部5aにてインレット110側から吸着され、その状態で、インレットシート及び粘着剤層140bに対してレーザ光源2からレーザ光2aが照射され、単片状のインレット110及び粘着剤層140bに断裁される。ここで、吸着部5aに搭載されるインレット110及び粘着剤層140bは、インレット110側を被搭載面として吸着部5aに搭載されるため、インレット110及び粘着剤層140bは粘着剤層140b側から断裁されることになる。そのため、インレット110及び粘着剤層140bをカッター等の刃を用いて断裁した場合、カッター等の刃に粘着剤層140bがくっつき、インレット110及び粘着剤層140bがカッター等の刃の動きに伴って例えば上方に持ち上げられてしまう。そこで、レーザ光源2において、インレット110及び粘着剤層121の粘着剤層121側からレーザ光2aを照射することにより連続状のインレット110及び粘着剤層140bを断裁すれば、インレット110及び粘着剤層140bが上方に持ち上げられることなく、単片状に正確に断裁することができる。また、この際、インレット110の断裁部分には、レーザ光2aの照射のよって煤が生じている。
レーザ光源2から照射されるレーザ光2aによって単片状に断裁されたインレット110及び粘着剤層140bは、吸着部5aに吸着された状態で、インレット搭載機5が図中矢印A方向に回転することにより、リーダ/ライタ3と対向する領域に搬送されていく。
図4は、図1に示したシート状媒体製造装置において、インレット搭載機5が回転した際におけるレーザ光2a照射領域近傍の状態を示す図である。
上述したように、インレットシート及び粘着剤層140bをレーザ光2aによって断裁すると、インレット110の断裁部分に煤101が生じる(図4(a))。この状態においては、インレット搭載機5の吸着部5aの吸着面とフレーム5cに塗布された粘着剤層5eの表面とは同一面上となっている。そのため、インレットシートから単片状のインレット110が断裁された際のインレットシートの搬送方向先端部分は、フレーム5cに塗布された粘着剤層5eに接している。
この状態から、インレット搭載機5が回転すると、インレット搭載機5は、インレットシートの面と平行な方向を接線方向とし、かつ、ロール1bからのインレットシートの供給方向と同一方向にインレット110及び粘着剤層140bを搬送するため、インレット110が断裁されたインレットシートの先端部分に生じていた煤101が、回転するインレット搭載機5のフレーム5cに塗布された粘着剤5eに付着してインレットシートから除去され、搬送されていく(図4(b))。また、この際、インレットシートの断裁領域に対して、インレットシートの供給方向上流側からエアーを吹き付ければ、断裁されたインレット110の後端部分に生じていた煤101も除去することができる。
リーダ/ライタ3においては、対向する領域にインレット110及び粘着剤層140bが搬送されてくると、インレット110内のICチップ111に対する情報の書き込み及び読み出しが行われ、インレット110の動作状態が検査される。この際、吸着部5aのインレット110及び粘着剤層121が吸着される面が非導電材料から構成されているため、リーダ/ライタ3における検査に吸着部5aが影響を及ぼすことはない。
リーダ/ライタ3にて動作状態が検査されたインレット110及び粘着剤層140bは、吸着部5aに吸着された状態で、インレット搭載機5が図中矢印A方向にさらに回転することにより、ローラ1aから引き出された表面シート130bと対向する領域に搬送されていく。ここで、リーダ/ライタ3にて動作状態が検査され、正常であると判断されたインレット110が表面シート130bと対向する領域に搬送されると、インレット搭載機5のアーム5bが表面シート130bに向かう方向に伸びるとともに、吸着部5aによる吸着力が解除され、それにより、粘着剤層140bが形成されたインレット110が表面シート130b上に搭載される。なお、吸着部5aにおいては、インレット110側を被搭載面としてインレット110及び粘着剤層140bが搭載、吸着されているため、図示するように、インレット110及び粘着剤層140bは、粘着剤層140b側を被搭載面として表面シート130b上に搭載されることになり、それにより、インレット110は粘着剤層140bによって表面シート130bと接着される。表面シート130b上に搭載され、接着されたインレット110は、表面シート130bの搬送に伴う方向に搬送されていく。なお、吸着部5aにおいては、正常であると判断されたインレット110が表面シート130bと対向する領域に搬送された場合に、インレット110が吸着された面から排気を行うことも考えられ、その場合、インレット110を表面シート130bに確実に接着することができる。また、インレット110及び粘着剤層140bが表面シート130b上に搭載される領域の表面シート130bの下方、あるいはインレット110及び粘着剤層140bが表面シート130b上に搭載される領域よりも表面シート130bの搬送方向下流側に金属探知機を設けておき、この金属探知機にてインレット110を検出することにより、インレット110が粘着剤層140bによって表面シート130bに貼付されたかどうかを検査することも考えられる。
一方、リーダ/ライタ3にて動作状態が検査され、動作が正常ではないと判断されたインレット110が表面シート130bと対向する領域に搬送された場合は、インレット搭載機5のアーム5bは表面シート130bに向かう方向には伸びず、また、吸着部5aにおける吸着力も解除されず、インレット110及び粘着剤層140bは吸着部5aに吸着された状態でさらにインレット搭載機5の回転によって搬送されていき、所定の領域にて吸着部5aによる吸着力が解除され、それにより、インレット110及び粘着剤層140bが吸着部5aから離間して自重により下方に落下する。そして、その領域下方に設けられた回収箱6に回収される。なお、吸着部5aにおいては、インレット110側を被搭載面としてインレット110及び粘着剤層140bが搭載、吸着されているため、図示するように、インレット110及び粘着剤層140bは、吸着部5aにおける吸着力が解除された場合、吸着部5aから離間して自重により下方に落下する。
また、表面シート130aが連続紙状となって粘着剤層140aによって剥離紙122と剥離可能に接着されてなるタック紙が巻き付けられたローラ1gから、ローラ1k,1lの回転によって、表面シート130a、粘着剤層140a及び剥離紙122が引き出されると、ローラ1gから引き出された表面シート130a、粘着剤層140a及び剥離紙122は、ローラ1iによって、表面シート130a及び粘着剤層140aと剥離紙122とに剥離される。ここで、ローラ1gから引き出された表面シート130a、粘着剤層140a及び剥離紙122のうち表面シート130a及び粘着剤層140aは、ローラ1k,1lの回転により所定の方向に引っ張られており、それに対して、剥離紙122はローラ1hに巻き取られる方向に引っ張られており、それにより、ローラ1gから引き出された表面シート130a、粘着剤層140a及び剥離紙122は、ローラ1iによって、表面シート130a及び粘着剤層140aと剥離紙122とに剥離され、その後、表面シート130a及び粘着剤層140aは、ローラ1k,1lが対向する領域に搬送され、また、剥離紙122はローラ1hに巻き取られていく。
粘着剤層140bを介してインレット110が接着された表面シート130bと、ローラ1gから供給され、ローラ1iにて剥離紙122が剥離された表面シート130a及び粘着剤層140aは、ローラ1k,1lにおいて、粘着剤層140aと表面シート130bとによってインレット110及び粘着剤層140bを挟み込むように重ね合わされ、表面シート130aと表面シート130bとが粘着剤層140bによって互いに接着される。
その後、断裁部4において、ローラ1k,1lによって重ね合わされた表面シート130a,130b及び粘着剤層140aが非接触型ICタグ100の表面シートの形状に断裁され、それにより、非接触型ICタグ100が完成する。なお、断裁部4における断裁方法は、レーザ光を照射する方法や、上下胴式のカッターを用いる方法等が考えられる。
断裁部4にて断裁された非接触型ICタグ100は、断裁部4内のコンベヤー4aに吸着された後、コンベヤー7上に移載され、コンベヤー7上を順次搬送されていき、所定の領域に格納される。
また、ローラ1k,1lによって重ね合わされた表面シート130a,130b及び粘着剤層140aのうち、断裁部4にて非接触型ICタグの表面シートの形状に断裁された部分以外は、ローラ1mに巻き取られていく。
なお、本形態においては、ローラ1gから供給され、ローラ1iにて剥離紙122が剥離された表面シート130a及び粘着剤層140aが、インレット110及び粘着剤層140bが搭載された表面シート130bに重ね合わされ、表面シート130aと表面シート130bとが粘着剤層140aによって接着されているが、ローラ1gから表面シート130aのみを供給し、ローラ1iとローラ1jとの間にて表面シート130aの表面シート130bと重ね合わされる面に糊を塗工し、この糊によって表面シート130aと表面シート130bとを接着することも考えられる。このような構成にすることによって、糊の塗布パターンや塗布領域、塗布間隔をインレット110の形状や搭載間隔に応じて変更することも可能となる。
また、本形態においては、インレットシートがレーザ光2aによって単片状のインレット110に断裁された後にリーダ/ライタ3にてそのインレット110の検査を行っているが、検査を行うことなくインレット110を表面シート130b上に搭載して非接触型ICタグ100を製造する構成としてもよい。
また、本形態においては、RF−IDメディアとして非接触型ICタグ100を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、非接触型ICカードや非接触型ICラベルについても適用できることは言うまでもない。ただし、非接触型ICラベルを製造する場合には、2つの表面シートのうちいずれか一方を剥離可能な剥離紙としたり、他方の表面シートとの接着面にシリコンを塗工したりする必要がある。
また、本形態においては、インレット110を連続状のインレットシートとして供給し、このインレットシートをレーザ光2aによって単片状のインレット110に断裁し、その後、単片状のインレット110を表面シート130b上に搭載するものを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、表面シート130b上に搭載される個片シートを連続状として供給し、この連続状の個片シートをレーザ光2aによって単片状に断裁し、その後、単片状の個片シートを表面シート130b上に搭載するものであればよい。
本発明のシート状媒体製造装置の実施の一形態を示す図である。 図1に示したインレット搭載機を図中X方向から見た図である。 図1に示したシート状媒体製造装置にて製造された非接触型ICタグの構造を示す図であり、(a)は内部構造を示す図、(b)は(a)に示したA−A’部分における断面図である。 図1に示したシート状媒体製造装置において、インレット搭載機が回転した際におけるレーザ光照射領域近傍の状態を示す図である。
符号の説明
1a〜1o ローラ
2 レーザ光源
2a レーザ光
3 リーダ/ライタ
4 断裁部
4a,7 コンベヤー
5 インレット搭載機
5a 吸着部
5b アーム
5c フレーム
5d 穴部
5e 粘着剤
6 回収箱
100 非接触型ICタグ
110 インレット
111 ICチップ
112 アンテナ
114 接点
115 樹脂シート
130a,130b 表面シート
140a,140b 粘着剤層

Claims (4)

  1. 個片シートが表面シート上に搭載されたシート状媒体を製造するシート状媒体製造装置であって、
    連続状となった個片シートを供給する供給手段と、
    前記供給手段から供給された連続状の個片シートを、レーザ光を照射することにより単片状に断裁する断裁手段と、
    前記断裁手段にて単片状に断裁された個片シートを、個片シートの面と平行な方向接線方向となるように回転しながら搬送し、前記表面シート上に搭載する個片シート搭載手段と有し、
    前記個片シート搭載手段は、
    前記供給手段から供給された個片シートを、該個片シートが前記断裁手段にて断裁される領域から吸着し、前記断裁手段にて単片状に断裁された個片シートを、該個片シートの前記表面シート上への搭載領域まで搬送する吸着部具備するシート状媒体製造装置
  2. 請求項1に記載のシート状媒体製造装置において、
    前記個片シート搭載手段は、
    前記吸着部と同一面上の該吸着部の周囲に設けられ、前記断裁手段による連続状の個片シートの断裁によって生じた煤を付着させるための粘着部を具備するシート状媒体製造装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のシート状媒体製造装置において、
    前記供給手段から供給された連続状の個片シートの一方の面に粘着剤層を付与する粘着剤層付与手段を有し、
    前記断裁手段は、前記連続状の個片シートの前記粘着剤層が付与された面側からレーザ光を照射し、
    前記個片シート搭載手段は、前記個片シートを前記粘着剤層が付与されていない面を被吸着面として吸着し、前記粘着剤層が付与された面が被搭載面となるように前記表面シート上に搭載することを特徴とするシート状媒体製造装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート状媒体製造装置において、
    前記個片シートは、非接触状態にて情報の書き込み及び読み出しが可能なICチップが搭載されたインレットであることを特徴とするシート状媒体製造装置。
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