JP4593798B2 - 自動二輪車の車両用メータ装置 - Google Patents

自動二輪車の車両用メータ装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両が走行しているときは車速を表示し、車両が停止しているときは時計表示などの車速とは異なった表示情報に切換える自動二輪車の車両用メータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動二輪車の車両用メータ装置として、例えば特開昭53−134354号公報「自動車用ディジタル表示装置」が知られている。
上記技術は、同公報の第1図によれば、車速信号を発生させる車速信号発生器1(符号は同公報の符号を流用した)と、時刻信号を発生させる時刻用信号発生器2と、車両の停止を検出して車両の停止信号を発生させる停止信号発生器3と、これらの車速信号発生器1、時刻用信号発生器2及び停止信号発生器3の情報に基づいて車両の走行中は車速信号に、車両の停止中は時刻信号に切換える表示切換装置5と、この表示切換装置5の出力で車速又は時刻を表示する表示装置6を備えた自動車用ディジタル表示装置である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記の自動車用ディジタル表示装置は、車両の走行中に車速を表示し、車両の停止中に時刻を表示するものである。従って、車両の走行中に車速を表示すれば、自動車用ディジタル表示装置(以下、「車両用メータ装置」と呼ぶ)の本来の役目は果たすことができるものの、車両の停止中に時刻を表示するだけでは、運転者の関心が薄れ、車両の停止中に運転者が車両用メータ装置を見る頻度も少なくなり、車両用メータ装置自体の有用性も薄れる虞れがある。
そこで、車両の停止中に運転者へもっとサービスの向上を図った車両用メータ装置が欲しいものである。
【0004】
すなわち、本発明の目的は、車両が走行しているときは車速を表示し、車両が停止しているときは車速とは異なった表示情報に切換えることで、自動二輪車の車両用メータ装置を有効利用を図ることのできる技術を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1は、車両が走行しているときは車速を表示し、車両が停止しているときは車速とは異なった表示情報に切換える自動二輪車の車両用メータ装置において、車両停止を検出したときの車両状態に応じ、車両の停止状態を場合分けし、この場合分けに応じて表示情報を変化させ、停止状態が、メインスイッチ・ONにした直後で、且つ車両の走行前のときに、現在時刻に即した表示情報を表示させる一方、現在の日付が誕生日以外の特定日若しくは誕生日であるか否かの判断を行い、現在の日付が誕生日以外の特定日若しくは誕生日であると判断された場合には、現在時刻に即した表示情報よりも優先して誕生日以外の特定日若しくは誕生日の表示情報を表示させるように、表示情報を変化させ、表示情報としての誕生日以外の特定日若しくは誕生日、及び現在時刻又は日付を、設定可能にするとともに、日付の設定は、車両の左・右のブレーキレバーを操作することによって設定されるものであって、左・右の一方のブレーキレバーの操作によって日付を選択するとともに、左・右の他方のブレーキレバーの操作によって日付決定し、予め左ブレーキレバーのブレーキスイッチをONにした状態で右ブレーキレバーのブレーキスイッチをONにし、その状態で車両のメインスイッチをONすることで、日付の設定を含む表示情報の入力設定のモードに入ることを特徴とする。
【0006】
車両が走行しているときは車速を表示し、車両が停止しているときは車速とは異なった表示情報に切換えることは、車両用メータ装置を有効利用する上で好ましいことである。
つまり、走行中は、走行に関する情報のみを表示したので、確認が容易な上、車両用メータ装置もコンパクトになる。
車両停止を検出したときの車両状態に応じ、車両の停止状態を場合分けし、この場合分けに応じて表示情報を変化させ、停止状態が、メインスイッチ・ONにした直後で、且つ車両の走行前のときに、現在時刻に即した表示情報を表示させる一方、現在の日付が誕生日以外の特定日若しくは誕生日であるか否かの判断を行い、現在の日付が誕生日以外の特定日若しくは誕生日であると判断された場合には、現在時刻に即した表示情報よりも優先して誕生日以外の特定日若しくは誕生日の表示情報を表示させるように、表示情報を変化させるようにしたので、様々な表示情報を確認する楽しさが生まれ、車両に対する愛着はもとより、車両用メータ装置に対する関心が極めて高まり、この結果、車両の停止中に運転者へのサービスの向上を図ることができる。
また、表示情報としての誕生日以外の特定日若しくは誕生日、及び現在時刻を設定可能にすることで、様々な運転者への利便性の向上を図れる。
【0007】
請求項2は、車両が停止時にエンジンを止めるアイドリング・ストップ車であり、場合分けしたときの停止状態がアイドルストップ中であるとの情報に基づいて、表示情報をアイドルストップ表示に変化させることを特徴とする。
場合分けしたときの停止状態がアイドルストップ中であるとの情報に基づいて、表示情報をアイドルストップ表示に変化させることで、エンジン音はしないが車両は動作中であることをユーザが認識しやすい。すなわち、運転者への利便性の向上を図ることができる。
【0008】
請求項3は、車両状態が燃料不十分状態であるときは、表示情報を燃料補給を促すメッセージの表示に変化させることを特徴とする。
車両状態が燃料不十分状態であるときは、表示情報を燃料補給を促すメッセージの表示に変化させることで、運転者に車両状態を認識させ、運転者が速やかに次善の処置をできるようにする。
【0009】
請求項4は、停止状態がエンジンの回転中であるときは、表示情報を燃料残量の表示に変化させることを特徴とする。
停止状態がエンジンの回転中であるときは、表示情報を燃料残量の表示に変化させることで運転者への利便性の向上を図る。
【0010】
請求項5は、停止状態がメインスイッチ・ONにした直後で、且つ車両の走行前のときに、表示情報を車両状態に即した表示、誕生日以外の特定日若しくは誕生日の日付の表示、又は現在時刻に即した表示に変化させることを特徴とする。
停止状態がメインスイッチ・ONにした直後で、且つ車両の走行前のときに、表示情報を、例えば、燃料補給直後などの車両状態に即した表示、例えば、クリスマスやバレンタインデーに代表される特定日、若しくは運転者の誕生日などの日付表示、又はおはように代表される現在時刻に即した表示に変化させる。
すなわち、表示情報を車両状態に即した表示、誕生日以外の特定日若しくは誕生日の日付の表示、又は現在時刻に即した表示に変化させ、車両の走行前の運転者と車両とのコミニュケーションを図れるようにすることで、運転者が車両に愛着を持続できるようにする。
【0012】
請求項は、停止状態がメインスイッチ・ONにした直後で、且つ車両の走行前のとき又はメインスイッチ・OFFした後に、表示情報を車両停止積算時間に応じた表示に変化させることを特徴とする。
停止状態がメインスイッチ・ONにした直後で、且つ車両の走行前のとき又はメインスイッチ・OFFした後に、表示情報を、例えば、車両を長期間使用しない時などに、車両停止積算時間に応じた表示に変化させることで、運転者が走行距離を記憶に止め易く、利用する気持ちを高めてくれることを期待できる。また、長距離走行後などでは労をねぎらう表示を行なうことで、さらなる利用を促進する効果も期待できる。
【0013】
請求項は、停止状態がメインスイッチ・ONにした直後で、且つ車両の走行前のときに、表示情報を走行距離表示に変化させることを特徴とする。
停止状態がメインスイッチ・ONにした直後で、且つ車両の走行前のときに、表示情報を走行距離表示に変化させることで、運転者が走行距離を記憶にとどめやすい。
【0014】
請求項は、走行距離表示が複数の表示パターンから任意に選択したキャラクタ及び数値であること特徴とする。
走行距離表示をキャラクタ及び数値で表示し、これらのキャラクタ及び数値の表示の組合せた表示パターンを複数個用意し、これらの表示パターンを選択可能にした。
すなわち、複数の表示パターンから任意にキャラクタ及び数値を選択できるようにすることで、運転者が車両用メータ装置を見る楽しみが増え、これにより、走行距離表示を運転者に一層意識づけることができる。
【0015】
請求項は、停止状態がメインスイッチ・OFF時のときには、車両のメンテナンス情報又は車両のブランド名やマークに変化させることを特徴とする。
これにより、車両のメンテナンスのタイミングを強く印象づけることができ、良好な車両状態を維持することができる。また、ブランド名やマークの表示がブランドアイデンティティを高めることにもなる。
請求項10は、現在の日付が誕生日以外の特定日及び誕生日の両方に該当する場合は誕生日を優先して表示させることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図面に基づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」は運転者から見た方向に従い、Frは前側、Rrは後側、Lは左側、Rは右側を示す。また、図面は符号の向きに見るものとする。
【0017】
図1は本発明に係る車両用メータ装置を搭載した自動二輪車の側面図である。
車両としての自動二輪車10は、車体フレーム11と、車体フレーム11のヘッドパイプ11aに取付けたフロントフォーク12と、フロントフォーク12に取付けた前輪13と、フロントフォーク12に連結したハンドル14と、車体フレーム11の後部に上下スイング可能に取付けたユニットスイングエンジン15と、ユニットスイングエンジン15に取付けた後輪16と、ユニットスイングエンジン15の後端部を懸架したリヤクッションユニット17と、車体フレーム11の後部上部に取付けた収納ボックス(ラゲッジボックス)18と、収納ボックス18の上に配置し開閉可能に取付けたシート19とを、主要構成としたスクータ型自動二輪車である。
【0018】
車体フレーム11は、ヘッドパイプ11aを一体成形したダイキャスト製フロントフレーム11Fと、ダイキャスト製リヤフレーム11Rとを、連結部11Xで連結したものである。
ユニットスイングエンジン15は、エンジン21と遠心クラッチ付きベルトコンバータ無段変速機22とからなる。エンジン21は、シリンダブロック307とシリンダヘッド308とヘッドカバー311、すなわちシリンダ部分を収納ボックス18と燃料タンク35との間に臨ませ、略水平方向に傾斜した水冷式4サイクルエンジンである。
【0019】
さらに自動二輪車10は、車体フレーム11をボディカバー24で覆ったものである。ボディカバー24は、ヘッドパイプ11aの前部を覆うフロントカバー28と、ヘッドパイプ11aを挟みフロントカバー28の後部を覆うとともに運転者の脚部前方を覆うレッグシールド26と、運転者の足を載せるステップフロア(低床式足載板)27と、ステップフロア27の外縁から下方へ延ばした左右一対のフロアサイドカバー28と、これらフロアサイドカバー28の下縁間を覆うアンダカバー29と、シート19下周りの前部を覆うシート下部カバー31と、シート19下後部と後輪16の上方を覆うリヤカバー32と、左右一対のサイドカバー33とからなる。
【0020】
さらに、自動二輪車10は、レッグシールド26の部分にメインスイッチ34を配置し、ステップフロア27の下に燃料タンク35並びに燃料ポンプ36を配置し、車体フレーム11の後部上端部にラジエータ用リザーブタンク37、バッテリ38並びに制御ユニット39を配置したものである。
なお、自動二輪車10は、車両が走行しているときは車速を表示し、車両が停止しているときは時計表示などの車速とは異なった表示情報に切換える車両用メータ装置60を搭載した車両である。
【0021】
図中、41は車体左側に設けたエアクリーナ、エアクリーナ、42はキャブレータ、43はエンジン21のクランク軸21aの右端に設けたエンジン冷却用ラジエータ、44はエンジン用排気管、45は車体右側に設けた排気用マフラ、46はフロントフォーク12と共に回動するフロントフェンダ、47はリヤフェンダ、48はヘッドランプ、92はミラー、93L,93Rは左・右のフロントウインカ、94Fは前側ハンドルカバー、94Rは後側ハンドルカバー、95はフロントカバー25内に設けたホーン、96は左右一対のエンジンハンガ、97はエンジン始動用キックペダル、98はメインスタンド、99はキャリア、307はシリンダブロック、308はシリンダヘッド、311はヘッドカバー、312は吸気管、313はインテークマニホールド、Heはヘルメットである。
35aは錠付き給油キャップであり、給油用リッド91を前上方へ開放したときに現れてここから燃料タンク35に給油するものである。
【0022】
さらに、51L,51Rは左・右のハンドルグリップ、52L,52Rは左・右のブレーキレバー、53L,53Rは左・右のブレーキレバー52L,52Rで操作するスイッチとしてのブレーキスイッチ、54はエンジン21の水温を検知する水温センサ、55は車速を検出するために動力伝達機構22の後輪16側に設けたスピードセンサ、56は燃料の残量を検知するために抵抗器を主たる構成要素としたフューエルユニット、57はストップランプ、58はストップランプ57を点灯させる点灯回路ユニット、59L,59Rは左・右のリヤウインカ、Heはヘルメットである。なお、スピードセンサ55は、好ましくはホール素子を用いたホールセンサである。
【0023】
図2は本発明に係る車両用メータ装置の平面図であり、車両用メータ装置60は、長方形の液晶63に対し、楕円でたまご型の表示部61を組合せ、後述するキャラクタ表示や擬人的メッセジ表示との相乗効果で可愛らしさや親近感を表す意匠を呈している。かたスイッチなどを備えず、シンプルでコンパクトな構造がユーザに好印象を与えることを狙ったメータである。
また、車両用メータ装置60は、車両が走行しているときは車速を表示し、車両が停止しているときは時計表示などの車速とは異なった表示情報に切換える車両用のメータであって、左・右のブレーキレバー52L,52Rを操作したときにストップランプ57(図1参照)を点灯させるために、左・右のブレーキレバー52L,52Rにそれぞれ設けた左・右のブレーキスイッチ53L,53Rで、表示情報の入力設定をできるようにした車両用のメータである。以下、その詳細を説明する。
【0024】
図3は本発明に係る車両用メータ装置のシステム図であり、車両用メータ装置60は、各種情報を表示する表示部61と、この表示部61を制御する制御部62とからなる。
表示部61は、各種情報を表示する液晶63と、この液晶63を照明する液晶用照明LED(Lighting Emitting Diode)64,64と、所定の速度を超えたときに点灯させる速度警報用LED65とからなる。66は液晶63をドライブする液晶ドライバ、67は液晶用照明LED64をドライブする液晶用照明LEDドライバ、68は速度警報用LEDをドライブする速度警報用LEDドライバである。
【0025】
制御部62は、各種情報を受け液晶ドライバ66を制御するCPU(中央処理装置)71と、このCPU71に時刻を刻むためのパルスを送るクロックIC(Integrated Circuit)72と、CPU71に予め蓄えた表示情報を送るROM(Read Only Memory)73とからなる。
CPU71は、外部から表示情報用信号及び設定用入力信号の供給を受け、クロックICのバックアップのためのクロックバックアップ電源の供給を受けることで、表示部61をコントロールするものである。
【0026】
ここで、表示情報用信号とは、車速を認識するためのスピードパルス信号、燃料残量を認識するためのフューエル抵抗信号の一方及びフューエル抵抗信号の他方、アイドリング中若しくはアイドルストップ中であるかを認識するためのアイドルストップ信号、エンジン異常を認識するためのエンジン異常信号である。
また、設定用入力信号とは、左・右のブレーキレバー52L,52R(図2参照)を操作することで発生させる左ブレーキ信号及び右ブレーキ信号である。次図でこれらの信号の流れを説明する。
【0027】
図4は本発明に係る車両用メータ装置のブロック図であり、後輪16(図1参照)の回転を検知するスピードセンサ55から制御ユニット39及び車両用メータ装置60に矢印▲1▼の如くスピードパルス信号を送り、燃料タンク35(図1参照)の燃料残量を検知するフューエルユニット56から車両用メータ装置60に矢印▲2▼,▲2▼の如くフューエル抵抗信号の一方及びフューエル抵抗信号の他方を送り、制御ユニット39から車両用メータ装置60に矢印▲3▼の如くアイドルストップ信号を送り、制御ユニット39から車両用メータ装置60に矢印▲4▼の如くエンジン異常信号を送り、左のブレーキスイッチ53Lから車両用メータ装置60に矢印▲5▼の如く左ブレーキ信号を送り、右のブレーキスイッチ53Rから車両用メータ装置60に矢印▲6▼の如く右ブレーキ信号を送り、バッテリ38から車両用メータ装置60に矢印▲7▼の如くクロックバックアップ電源を供給するようにしたことを示す。
【0028】
図5(a)〜(f)は本発明に係る車両用メータ装置の代用的な表示画面の説明図である。
(a)は、メインスイッチ・ONにした直後で、且つエンジン始動前に表示されるオープニング画面であって、「Hello」の表示及び日付の表示である。
(b)は、メインスイッチ・ONにした直後で、エンジン始動後、且つ車両の走行前に表示されるオープニング画面であって、走行距離表示及び時計表示となる。
【0029】
(c)は、走行中の通常表示される運行中画面であって、速度表示及び時間表示である。
(d)は、走行中で車両を停止させたときに表示される運行中画面であって、燃料の残量表示若しくは燃料の補給を促す表示、及び時計表示である。
(e)は、走行中のアイドルストップ時の表示される運行中画面であって、アイドルストップ表示及び時計表示である。
【0030】
(f)は、メインスイッチ・OFFにした直後に表示されるエンディング画面であって、「bye-bye」の表示及び日付の表示である。
すなわち、(a)〜(f)は車両が走行しているときは車速を表示し、車両が停止しているときは時計表示などの車速とは異なった表示情報に切換える車両用メータ装置の表示画面を示し、これらの表示画面は、オープニング画面、運行中画面及びエンディング画面が表示されることを示す。
次に、表示画面は、オープニング画面、運行中画面及びエンディング画面に変化させるための運転状態検知方法を次図にて説明する。
【0031】
図6は本発明に係る車両用メータ装置の画面表示のための運行状態検知方法を示すチャートである。なお、横軸は時間、縦軸はバッテリ電圧(Hi−Lo状態)及びアイドルストップ信号(Hi−Lo状態)を示し、これらのバッテリ電圧及びアイドルストップ信号は制御ユニット39(図1参照)で検知し、この制御ユニット39から車両用メータ装置60(図3参照)に発する信号である。
車両用メータ装置60は、バッテリ電圧がHi、且つアイドルストップ信号がLoの情報に基づいて、制御部62(図3参照)でメインスイッチ・ONにした直後、且つエンジン始動前と判断し、オープニング画面に変化させる。
【0032】
車両用メータ装置60(図3参照)は、バッテリ電圧がHi、且つアイドルストップ信号がHiの情報に基づいて、制御部62(図3参照)で車両の走行中であることを判断し、運行中画面に変化させ、バッテリ電圧がHi、且つアイドルストップ信号がHi,Loの情報に基づいて、制御部62で車両の走行中であってアイドルストップ中であることを判断し、アイドルストップ表示の運行中画面に変化させる。
これらのオープニング画面及び運行中画面は、メインスイッチ・ON状態ではスピードセンサ55からの信号入力があれば、ただちに車速表示され、運行中画面に切換わることは言うまでもなく、手押し走行でも車速は表示される。
【0033】
車両用メータ装置60(図3参照)は、バッテリ電圧がLo、且つアイドルストップ信号がLoの情報に基づいて、制御部62(図3参照)でメインスイッチ・OFFにしたこと判断し、エンディング画面に変化させる。
【0034】
以上に述べた車両用メータ装置のフローを図7〜図10で説明する。なお図7〜図10においてST×××はステップ番号を示す。
図7は本発明に係る車両用メータ装置のメインフロー図(前半)である。
ST101:車両のメインスイッチをONする。即ち、停止状態としてメインスイッチをONした状態にする。
ST102:左・右のブレーキスイッチから入力があったか。NOの場合はST103へ進み、YESの場合はST104に進む。
ST103:表示情報としてオープニング画面の表示をする。なお、この表示は図9及び図10にて詳細に述べる。
ST104:設定画面を表示する。なお、この設定画面の操作方法は図11にて詳細に述べる。
【0035】
ST105:エンジンを始動する。
ST106:メインスイッチをONになっているか。YESの場合はST107に進み、NOの場合はST112に進む。
ST107:車速は0以下か(車速<0)。YESの場合はST108に進み、NOの場合は図8に示すBに進む。
ST108:車両状態としてエンジンに異常はあるか(エンジン異常信号があったか)。YESの場合はST109に進み、NOの場合は図8に示すCに進む。
【0036】
ST109:車両状態としてフェーエル(燃料)は不足か。YESの場合はST110に進み、NOの場合はST111に進む。
ST110:表示情報として表示画面を「エンジンに異常あり」と「ガソリンの補給」との繰り返し表示に変化させ、Aに戻る。
ST111:表示情報として表示画面を「エンジンに異常あり」の表示に変化させ、Aに戻る。
ST112:表示情報としてエンディング画面に変化させる。
ST113:所定の時間を経過したか。YESの場合はST113に進み、NOの場合はST112に戻る。
【0037】
すなわち、車両用メータ装置60(図3参照)は、車両が走行しているときは車速を表示し、車両が停止しているときは時計表示などの車速とは異なった表示情報に切換える車両用メータ装置において、車両停止を検出したときの車両状態に応じ、車両の停止状態を場合分けし、この場合分けに応じて表示情報を変化させるようにしたものであると言える。
【0038】
車両が走行しているときは車速を表示し、車両が停止しているときは車速とは異なった表示情報に切換えることは、車両用メータ装置60(図3参照)を有効利用する上で好ましいことである。
つまり、走行中は、走行に関する情報のみを表示したので、確認が容易な上、車両用メータ装置もコンパクトになる。
車両停止を検出したときの車両状態に応じ、車両の停止状態を場合分けし、この場合分けに応じて表示情報を変化させるようにしたので、様々な表示情報を確認する楽しさが生まれ、車両に対する愛着はもとより、車両用メータ装置60に対する関心が極めて高まり、この結果、車両の停止中に運転者へのサービスの向上を図ることができる。
【0039】
図8は本発明に係る車両用メータ装置のメインフロー図(後半)である。
ST114:車速は30km/hを超えたか。NOの場合はST115へ進み、YESの場合はST116に進む。
ST115:速度警報用LEDが点滅しているならば消灯させ、ST117に進む。
ST116:速度警報用LEDを点滅させる。
ST117:車両状態としてエンジンに異常があるか(エンジン異常信号があったか)。YESの場合はST118に進み、NOの場合はST121へ進む。
【0040】
ST118:車両状態としてフェーエル(燃料)は不足か。YESの場合はST119の表示画面に変化させ、NOの場合はST120の表示画面に変化させる。
ST119:走行中であるから運行中画面として速度表示及び時計時刻を表示し、車両状態としてエンジンに異常であるから、エンジン異常のシンボルマークを点滅させ、車両状態として燃料が少ないから燃料補給のシンボルマークを点滅させ、図7に示すAに戻る。
ST120:走行中であるから運行中画面として速度表示及び時計時刻を表示し、図7に示すAに戻る。
【0041】
ST121:車両状態としてフェーエル(燃料)は不足か。YESの場合はST122の表示画面に変化させ、NOの場合はST123の表示画面に変化させ、図7に示すAに戻る。
ST122:通常の走行中の運行中画面に加えて、車両状態として燃料が少ないから燃料補給のシンボルマークを点滅させ、図7に示すAに戻る。
ST123:車両状態としてエンジン異常なし、且つフェーエル有りなので、通常の走行中の表示である速度表示及び時計時刻の運行中画面である。
【0042】
ST124:停止状態としてアイドルストップ状態を検知したか。YESの場合はST125に進み、NOの場合はST128へ進む。
ST125:車両状態としてフェーエル(燃料)は不足か。YESの場合はST126の表示画面に変化させ、NOの場合はST127の表示画面に変化させ、図7に示すAに戻る。
ST126:停止状態としてアイドルストップ中であるからアイドルストップのシンボルマークを表示し、車両状態として燃料が少ないから燃料補給のシンボルマークを点滅させ、図7に示すAに戻る。
ST127:停止状態としてアイドルストップのシンボルマークを表示する。
【0043】
車両用メータ装置は、車両が停止時にエンジンを止めるアイドリング・ストップ車であり、場合分けしたときの停止状態がアイドルストップ中であるとの情報に基づいて、表示情報をアイドルストップ表示に変化させるものであるとも言える。
場合分けしたときの停止状態がアイドルストップ中であるとの情報に基づいて、表示情報をアイドルストップ表示に変化させることで、運転者への利便性の向上を図ることができる。
【0044】
ST128:車両状態としてフェーエル(燃料)は不足か。YESの場合はST129の表示画面に変化させ、NOの場合はST130の表示画面に変化させる。
ST129:車両状態として燃料が少ないから燃料補給のシンボルマークを点滅させると共に「ガソリンを入れて下さい。」のコーション画面と、燃料補給のシンボルマークを点滅させると共に燃料補給を促す「RES」シンボルマーク画面とを交互に表示し、図7に示すAに戻る。なお、「RES」は RESERVE(蓄えておく)の略である。
ST130:車両状態として燃料はあるので燃料の残量状態の表示をシンボルマークで表示し、図7に示すAに戻る。
【0045】
車両用メータ装置60(図3参照)は、車両状態が燃料不十分状態であるときは、表示情報を燃料補給を促すメッセージの表示に変化させるものであるとも言える。
車両状態が燃料不十分状態であるときは、表示情報を燃料補給を促すメッセージの表示に変化させることで、運転者に車両状態を認識させることができる。この結果、運転者が速やかに次善の処置をできる。
【0046】
また、車両用メータ装置60(図3参照)は、停止状態がエンジンの回転中であるときは、表示情報を燃料残量の表示に変化させるものであるとも言える。
停止状態がエンジンの回転中であるときは、表示情報を燃料残量の表示に変化させることで運転者への利便性の向上を図ることができる。
【0047】
図9は本発明に係る車両用メータ装置のオープニング画面表示処理のフロー図(前半)であり、図7におけるST103の詳細フローを示す。
ST201:車両状態として現在のフューエル(燃料)の残量を読み込む。
ST202:車両状態として前回のフューエル情報を読み込む。すなわち、前回のメインスイッチOFF時の燃料の残量を読み込む。
ST203:前回のフューエル(燃料)の残量はどうであったか。NO、すなわち、前回のフューエル情報のインプットがなければST202に戻る。YES、すなわち、前回のフューエル情報がインプットされていればST204に進む。
【0048】
ST204:現在のフューエル(燃料)の残量はどうであるか。YES、すなわち、前回のフューエル(燃料)の残量よりも増えていれば、燃料の補給があったとみなしてST205に進み、NO、すなわち、前回のフューエル(燃料)の残量に変化がなければ、燃料の補給がなかったとみなしてST214に進む。
ST205:「THANK YOU」のメッセイジ及び今日の日付を表示する。
ST206:エンジンの始動信号はあったか。NOの場合はST207に進み、YESの場合はST213に進む。
【0049】
ST207:メインスイッチをONしたか。YESの場合はST208に進み、NOの場合はST213に進む。
ST208:上記画面(ST205にて表示の画面)表示後 3 SEC を経過したか。YESの場合はST209に進み、NOの場合はST205に戻る。
ST209:走行距離表示をキャラクタ及び数値で表示すると共に現在時刻を表示する。
【0050】
すなわち、車両用メータ装置60(図3参照)は、停止状態がメインスイッチ・ONにした直後で、且つ車両の走行前のときに、表示情報を走行距離表示に変化させるものであると言える。
停止状態がメインスイッチ・ONにした直後で、且つ車両の走行前のときに、表示情報を走行距離表示に変化させるようにしたので、運転者が走行距離を記憶にとどめやすい。
【0051】
ST210:停止状態としてエンジンの始動信号はあったか。YESの場合はST211に進み、NOの場合はST212に進む。
ST211:停止状態としてメインスイッチをONしたか。NOの場合はST213に進み、YESの場合はST209に戻る。
ST212:エンジン始動となる。
ST213:表示情報としてエンディング画面に変化させる。
【0052】
ST214:内蔵カレンダより現在の日付を読み込む。
ST215:記念日・特定日情報を読み込む。すなわち、誕生日などの記念日及びクリスマスなどを記念日・特定日情報としてを読み込む。
ST216:現在の日付は、記念日又は特定日か。YESの場合はST217へ進み、NOの場合は図10に示すDへ進む。
ST217:記念日又は特定日の表示を行なう。この場合は記念日を特定に優先して表示する。
【0053】
ST218:エンジンの始動信号はあったか。NOの場合はST219に進み、YESの場合はST212に進む。
ST219:メインスイッチをONしたか。YESの場合はST220に進み、NOの場合はST213に進む。
ST220:上記画面(ST205にて表示の画面)表示後 3SEC を経過したか。YESの場合は図10に示すEに進み、NOの場合はST217に戻る。
【0054】
図10は本発明に係る車両用メータ装置のオープニング画面表示処理のフロー図(後半)であり、図7におけるST103の詳細フローを示す。
ST221:停止時間情報を読み込む。すなわち、前回のメインスイッチOFFからの積算時間(停止積算時間)及び前回のメインスイッチOFFした時の日付情報を読み込む。
ST222:停止積算時間は10日を超えたか。YESの場合はST223へ進み、NOの場合はST227に進む。
ST223:「ひさしぶり」のメッセイジ及び今日の日付を表示し、ST224に進む。
【0055】
車両用メータ装置60(図3参照)は、停止状態がメインスイッチ・ONにした直後で、且つ車両の走行前のとき又はメインスイッチ・OFFした後に、表示情報を車両停止積算時間に応じた表示に変化させるようにしたものであると言える。
停止状態がメインスイッチ・ONにした直後で、且つ車両の走行前のとき又はメインスイッチ・OFFした後に、表示情報を、例えば、車両を長期間使用しない時などに、車両停止積算時間に応じた表示に変化させることで、運転者が走行距離を記憶に止め易く、利用する気持ちを高めてくれることを期待できる。また、長距離走行後などでは労をねぎらう表示を行なうことで、さらなる利用を促進する効果も期待できる。
【0056】
ST224:エンジンの始動信号はあったか。NOの場合はST225に進み、YESの場合は図9のGに戻る。
ST225:メインスイッチをONしたか。YESの場合はST226に進み、NOの場合は図9のFに戻る。
ST226:上記画面(ST223にて表示の画面)表示後 3 SEC を経過したか。YESの場合は図9のEに戻り、NOの場合はST223に戻る。
【0057】
ST227:現在時刻はAM4:00〜AM10:00であるか。YESの場合はST228へ進み、NOの場合はST232に進む。
ST228:「おはよう」のメッセイジ及び今日の日付を表示し、ST229に進む。
ST229:エンジンの始動信号はあったか。NOの場合はST230に進み、YESの場合は図9のGに戻る。
ST230:メインスイッチをONしたか。YESの場合はST231に進み、NOの場合は図9のFに戻る。
ST231:上記画面(ST223にて表示の画面)表示後 3SEC を経過したか。YESの場合は図9のEに戻り、NOの場合はST223に戻る。
【0058】
ST232:「Hello」のメッセイジ及び今日の日付を表示し、ST233に進む。
ST233:エンジンの始動信号はあったか。NOの場合はST234に進み、YESの場合は図9のGに戻る。
ST234:メインスイッチをONしたか。YESの場合はST235に進み、NOの場合は図9のFに戻る。
ST235:上記画面(ST232にて表示の画面)表示後 3SEC を経過したか。YESの場合は図9のEに戻り、NOの場合はST232に戻る。
【0059】
車両用メータ装置60(図3参照)は、停止状態がメインスイッチ・ONにした直後で、且つ車両の走行前のときに、表示情報を車両状態に即した表示、特定日若しくは誕生日などの記念日の日付の表示、又は現在時刻に即した表示に変化させるものであると言える。
停止状態がメインスイッチ・ONにした直後で、且つ車両の走行前のときに、表示情報を、例えば、燃料補給直後などの車両状態に即した表示、例えば、クリスマスやバレンタインデーに代表される特定日、若しくは運転者の誕生日などの記念日の日付表示、又はおはように代表される現在時刻に即した表示に変化させる。
すなわち、表示情報を車両状態に即した表示、特定日若しくは誕生日などの記念日の日付の表示、又は現在時刻に即した表示に変化させるようにしたので、車両の走行前の運転者と車両とのコミニュケーションを図れる。この結果、運転者が車両に愛着を長く持続できる。
【0060】
図11は本発明に係る車両用メータ装置の設定画面の選択・決定の手順の一例を示す説明図であり、図7におけるST104の設定手順を示す。
左ブレーキレバー52Lを握り、図示せぬブレーキレバー・ロック機構で左ブレーキレバー52Lをロックした後、片手で右のブレーキレバー52Rを握り、他方の手でメインスイッチ34(図1参照)をONにすることで、入力設定のモード画面(a)を表示させる。このように、ユーザが通常行なうメインスイッチ34のON動作とは異なる操作で入力設定のモード画面に移行するようにしたので、常に又は不意に入力設定のモード画面になることはなく、使い勝手がよい。
左のブレーキレバー52Lを操作し、左のブレーキスイッチ53LをONにするたびに、「日付時刻設定」→「あなたの誕生日設定」→「オイルメンテナンスリセット」→「設定終了」を繰り返す。これらの項目のところで、右のブレーキレバー52R操作し、右のブレーキスイッチ53RをONにすることで項目を決定をする。
【0061】
すなわち、車両用メータ装置60(図3参照)は、表示情報の特定日若しくは誕生日などの記念日及び現在時刻又は日付を、設定可能にしたものであると言える。
誕生日及び現在時刻を設定可能にしたのでことで、様々な運転者への利便性の向上を図ることができる。
【0062】
モード画面(a)において「日付時刻設定」を選択し、右のブレーキレバー52Rを操作し、右のブレーキスイッチ53RをONにすることで、日付時刻設定のモードに決定し、日付時刻設定のモードの画面(b)を表示させる。このモード画面(b)では「年」→「月」→「日」→「時」→「分」を選択し決定し、モード画面(a)にもどり「設定終了」を選択し決定することで設定を終了する。
【0063】
モード画面(a)において、「あなたの誕生日設定」を選択し、右のブレーキレバー52Rを操作し、右のブレーキスイッチ53RをONにすることで、誕生日設定のモードに決定し、誕生日設定のモード画面(c)を表示させる。このモード画面(c)では「月」→「日」→「分」を選択し決定し、モード画面(a)にもどり「設定終了」を選択し決定することで設定を終了する。
【0064】
モード画面(a)において、「オイルメンテナンスリセット」を選択し、右のブレーキレバー52Rを操作し、右のブレーキスイッチ53RをONにすることで、オイル表示リセットのモードに決定し、オイル表示リセットのモード画面(c)を表示させる。このモード画面(c)では「YES」→「NO」のどちらかを選択し決定し、モード画面(a)にもどり「設定終了」を選択し決定することで設定を終了する。
【0065】
車両用メータ装置60(図3参照)は、車両が走行しているときは車速を表示し、車両が停止しているときは時計表示などの車速とは異なった表示情報に切換え、車両停止を検出したときの車両状態に応じ、車両の停止状態を場合分けし、この場合分けに応じて表示情報を変化させ、表示情報の入力設定をスイッチで設定する車両用メータ装置であって、スイッチ(左・右のブレーキスイッチ53L,53R)を、車両の左・右のブレーキレバー52L,52Rで操作するようにしたものであると言える。
【0066】
車両が走行しているときは車速を表示し、車両が停止しているときは時計表示などの車速とは異なった表示情報に切換えることは、車両用メータ装置60(図3参照)を有効利用する上で好ましいことである。
このときに、時計表示以外の表示情報を表示することは、尚一層、車両の停止中に運転者の注意を促す上で好ましいことである。
また、表示情報の入力設定を、容易にできることも好ましいことである。
そこで、車両停止を検出したときの車両状態に応じ、車両の停止状態を場合分けし、この場合分けに応じて表示情報を変化させ、表示情報の入力設定をスイッチ(左・右のブレーキスイッチ53L,53R)で設定し、スイッチを車両の左・右のブレーキレバー52L,52Rで操作するようにした。
すなわち、車両の停止状態を場合分けし、この場合分けに応じて表示情報を変化させるようにしたので、車両用メータ装置60(図3参照)を有効利用を図ることができる。表示情報の入力設定をスイッチで設定するときに、これらのスイッチを車両の左・右のブレーキレバー52L,52Rで操作するようにしたので、コスト的にも安くできる上、入力設定の利便性の向上を図ることができる。例えば、従来は、時計の時刻合せなどは専用のスイッチ(メータ内の近傍に)を設けていたが、装備されているスイッチ(左・右のブレーキスイッチ53L,53R)を利用することで外観に変更はない。
この結果、車両の停止中に運転者へのサービスの向上を図ることができる。また、表示情報の入力設定時間の短縮を図ることができる。
【0067】
また、車両用メータ装置60(図3参照)は、左・右のブレーキレバー52L,52Rと車両のメインスイッチ34(図1参照)をONすることで、入力設定のモードに入るようにしたものであるとも言える。
左・右のブレーキレバー52L,52Rと車両のメインスイッチ34(図1参照)をONすることで、入力設定のモードに入るようにしたので、例えば、スイッチを、ストップランプ57(図1参照)を点灯させるスイッチなどに兼ねさせることができる。この結果、車両の構造の簡易化を図ると共に車両のコストの低減を図ることができる。
【0068】
さらに、車両用メータ装置60(図3参照)は、スイッチ(左・右のブレーキスイッチ53L,53R)を左のブレーキレバー52Lで表示情報の入力設定のモードの中から一つの項目を選択し、この選択した項目を右のブレーキレバー53Rで決定をするようにしたものであるとも言える。
スイッチを左のブレーキレバー52Lで表示情報の入力設定のモードの中から一つの項目を選択し、この選択した項目を右のブレーキレバー52Rで決定をするようにしたので、入力設定の操作性の向上を図ることができる。この結果、入力設定時間の短縮を図ることができる。
【0069】
以上に述べた車両用メータ装置の表示画面を説明する。
図12(a)〜(c)は本発明に係る車両用メータ装置のオープニング画面の説明図(前半)である。
(a)は、燃料補給の直後に表示されるオープニング画面であり、図9のST205にて表示される画面である。「THANK YOU」のメッセイジである。
(b)は、記念日としての誕生日のオープニング画面であり、図9のST217にて表示される画面である。前述したように、日付は設定可能である。
【0070】
(c)は、特定日のオープニング画面であり、図9のST217にて表示される画面である。
すなわち、「A HAPPY NEW YEAR」、「バランタインデー」、「ひなまつり」、「エイプリルフール」、「いちごの日」、「ネコの日」、「ホワイトデー」、「アースデー」、「こどもの日」、「時の記念日」、「たなばた」、「ハチミツの日」、「アイスクリームの日」、「UFO記念日」、「スイカの日」、「バイクの日」、「救急の日」、「鉄道の日」、「犬の日」、「マジックの日」、「コスモスの日」、「ハロウィン」、「ピザの日」、「クリスマスイブ」、「クリスマス」、「大晦日」、「今日はマイバースデー」の表示である。なお、(b)の誕生日は(c)の特定日に優先して表示する。
すなわち、このような、表示設定により、ユーザの運転頻度を高める効果が期待できる。
【0071】
図13(d),(e)は本発明に係る車両用メータ装置のオープニング画面の説明図(後半)である。
(d)は、しばらくの間使用しなかたときのオープニング画面であり、図10のST223にて表示される画面である。「ひさしぶり」のメッセイジである。
【0072】
(e)は、現在時刻に即したオープニング画面である。
「おはよう」、「今日もよしく」は、現在時刻がAM4:00〜AM10:00の場合に表示される画面であり、図10のST228にて表示される画面である。また、「おはよう」、「今日もよしく」は、乱数にて確立設定する画面であり、80%の確立で「おはよう」を表示し、20%の確立で「今日もよしく」を表示する。
【0073】
「Hello」、「ヤッホー」は、現在時刻がAM4:00〜AM10:00以外の場合に表示される画面であり、図10のST232にて表示される画面である。また、「Hello」、「ヤッホー」は、乱数にて確立設定する画面であり、90%の確立で「Hello」を表示し、10%の確立で「ヤッホー」を表示する。
【0074】
すなわち、図12(a)〜(c)、図13(d),(e)において、これらのオープニング画面(a)〜(e)は、(a)>(b)>(c)>(d)>(e)の優先順に表示されるものである。
【0075】
図14(a)〜(c)は本発明に係る車両用メータ装置のオープニング画面としてのオド表示画面の説明図(その1)であり、図9のST209にて表示される画面である。
(a)〜(c)は、走行距離表示としてのオド表示画面をキャラクタが変化する様と、数値としての走行距離を組合せた表示をするものである。
(a)は、キャラクタとして、走行距離につれて車名が現れるようにしたものであって、現在時刻の秒表示の下1桁が1のときにメインスイッチ34(図1参照)をONしたときに表示されるオド表示画面である。
(b)は、キャラクタとして、走行距離につれてカエルが進化する様を表したものであって、現在時刻の秒表示の下1桁が2のときにメインスイッチ34(図1参照)をONしたときに表示されるオド表示画面である。
(c)は、キャラクタとして、走行距離につれて卵からひよこになる様を表したものであって、現在時刻の秒表示の下1桁が3のときにメインスイッチ34(図1参照)をONしたときに表示されるオド表示画面である。
キャラクタを動物とし、走行距離に応じて成長させてゆくことにより、車両をペット感覚として使用する気分を持たせ、ユーザの愛護意識を高めるという効果が生まれる。
【0076】
図15(d),(e)は本発明に係る車両用メータ装置のオープニング画面としてのオド表示画面の説明図(その2)であり、図9のST209にて表示される画面である。
(d)は、キャラクタとして、走行距離につれてバイクが進行する様を表したものであって、現在時刻の秒表示の下1桁が4のときにメインスイッチ34(図1参照)をONしたときに表示されるオド表示画面である。
(e)は、キャラクタとして、走行距離につれてバイクが進行する様を影絵で表したものであって、現在時刻の秒表示の下1桁が5のときにメインスイッチ34(図1参照)をONしたときに表示されるオド表示画面である。
【0077】
図16(f),(g)は本発明に係る車両用メータ装置のオープニング画面としてのオド表示画面の説明図(その3)であり、図9のST209にて表示される画面である。
(f)は、キャラクタとして、走行距離につれて犬が動く様を表したものであって、現在時刻の秒表示の下1桁が6のときにメインスイッチ34(図1参照)をONしたときに表示されるオド表示画面である。
(g)は、キャラクタとして、走行距離につれて猫が動く様を表したものであって、現在時刻の秒表示の下1桁が7のときにメインスイッチ34(図1参照)をONしたときに表示されるオド表示画面である。
【0078】
図17(h)〜(j)は本発明に係る車両用メータ装置のオープニング画面としてのオド表示画面の説明図(その4)であり、図9のST209にて表示される画面である。
(h)は、キャラクタとして、走行距離につれて星が移動する様を表したものであって、現在時刻の秒表示の下1桁が8のときにメインスイッチ34(図1参照)をONしたときに表示されるオド表示画面である。
(i)は、キャラクタとして、走行距離につれてペンギンが動く様を表したものであって、現在時刻の秒表示の下1桁が9のときにメインスイッチ34(図1参照)をONしたときに表示されるオド表示画面である。
(j)は、キャラクタとして、走行距離につれてイルカが動く様を表したものであって、現在時刻の秒表示の下1桁が0のときにメインスイッチ34(図1参照)をONしたときに表示されるオド表示画面である。
【0079】
すなわち、図14(a)〜(c)、図15(d),(e)、図16(f),(g)、図17(h)〜(j)において、例えば、現在時刻が、午前10時35分36秒にメインスイッチ34(図1参照)したとすれば、オド表示画面(f)の犬が動く様を表したものが表示されることになる。
【0080】
車両用メータ装置60(図3参照)は、走行距離表示が複数の表示パターンから任意に選択したキャラクタ及び数値であるものを用いたと言える。
走行距離表示をキャラクタ及び数値で表示し、これらのキャラクタ及び数値の表示の組合せた表示パターンを複数個用意し、これらの表示パターンを選択可能にした。すなわち、複数の表示パターンから任意にキャラクタ及び数値を選択できるようにしたので、走行距離表示に運転者の注意を向けることができる上、メインスイッチ34(図1参照)ON状態や、走行距離に応じて様々なキャラクタが出現したり、変化したりする楽しさがあり、運転することの楽しさを向上させることもできる。
すなわち、複数の表示パターンから任意にキャラクタ及び数値を選択できるようにすることで、運転者が車両用メータ装置を見る楽しみが増え、これにより、走行距離表示を運転者に一層意識づけることができる。
【0081】
図18(a)〜(e)は本発明に係る車両用メータ装置のオープニング画面としてのオド表示画面の説明図(その5)であり、図9のST209にて表示される画面である。
(a)は、1000km到達時のオド表示画面であり、「やったね」と「1000km達成」とを3秒毎に繰り返す。
(b)は、3000km到達時のオド表示画面であり、「おめでとう」と「3000km達成」とを3秒毎に繰り返す。
(c)は、5000km到達時のオド表示画面であり、「ありがとう」と「5000km達成」とを3秒毎に繰り返す。
【0082】
(d)は、7000km到達時のオド表示画面であり、「やったね」と7000km達成」とを3秒毎に繰り返す。
(e)は、10000km到達時のオド表示画面であり、「すごいね」と「10000km達成」とを3秒毎に繰り返す。以降、10000kmごとに40000kmになるまで同様のオド表示画面を表示する。
なお、オド表示画面(a)〜(e)は、図14から図17に示すオド表示画面に優先させて表示するようにしたものであって、メインスイッチON時に上記走行距離を超えていた場合に1回だけ表示するようにしたものである。このように、表示することでユーザの達成感を高揚でき、商品の魅力を高めることができる。
【0083】
図19(a)〜(g)は本発明に係る車両用メータ装置のエンディング画面の説明図であり、図9のST213にて表示される画面である。
(a)において、燃料の残量を表示し、3sec後に(b)の表示に移行する。
(b)において、走行距離が15km以上の場合に「おつかれさま」の表示をし、メインスイッチONがAM4:00〜AM10:00の場合に「See-you」の表示をし、上記以外には「bye-bye」の表示をし、1.5sec後に(c)の表示に移行する。これにより、走行で疲れた気持ちを癒す効果があり、電源OFF時の走行感が良好な達成感となる。
【0084】
(c)において、「OIL交換の時期だよ」と、オイル交換の時期を知らせるメッセージを表示し、1.5sec後に(d)の表示に移行する。
なお、上記メッセージは前述したようにリセットすることができ、1000kmを超えると始めて表示され、その後、6000km毎に表示される。
【0085】
(d)において、「定期点検に行こうよ」と、定期点検の時期を知らせるメッセージを表示し、1.5sec後に(d)の表示に移行する。
なお、上記メッセージは走行距離が5kmを超えた日から30日後に初回の表示をし、10回表示をした時に自動的にリセットする。そして、以降6カ月(180日)ごとに表示を繰り返す。
(e)において、ブランド名やマークの表示としてのロゴマーク(登録商標)を表示し、2sec後に終了となる。
このように、メンテナンス情報を人から話しかけられる如く表示することにより、ユーザが受ける印象が穏やかなフィーリングとなり、メンテナンスを良好に行なうことができる。
【0086】
車両用メータ装置60(図3参照)は、停止状態がメインスイッチ・OFF時のときには、車両のメンテナンス情報又は車両のブランド名やマークに変化させるものであると言える。
これにより、車両のメンテナンスのタイミングを強く印象づけることができ、良好な車両状態を維持することができる。また、ブランド名やマークの表示がブランドアイデンティティを高めることにもなる。
【0087】
図20は本発明に係る車両用メータ装置を搭載した自動二輪車の燃料ポンプの取付状態を示す平面図であり、アンダカバー29の上面に電磁式燃料ポンプ36をナット301,301で取付けたこと、及び、燃料タンク35(図1参照)にホース321で燃料フィルタ302を連結し、燃料フィルタ302にホース303で燃料ポンプ36を連結したことを示す。なお、図の左方(白抜き矢印方向)が車両前方(front)である(以下同様)。
【0088】
図21は本発明に係る車両用メータ装置を搭載した自動二輪車の燃料ポンプの取付け状態を示す斜視図であり、燃料ポンプ36をエンジン21の前方斜め上方から見た状態を示す。
304は燃料を燃料ポンプ36側からキャブレータ42(図1参照)側への一方向のみに流すチェックバルブであり、ホース305で燃料ポンプ36に連結したものである。
燃料ポンプ36は、後述するシリンダヘッドの右側下部に位置し、燃料ポンプ36を含む燃料系は、エンジン21との間に設けたシェード29aで覆って保護する。すなわち、シェード29aは、ヘッドカバー311と燃料ポンプ36及び燃料フィルタ302との間に設けることで、燃料系を保護する部材である。
315はイグニッションコイルである。
【0089】
図22は本発明に係る車両用メータ装置を搭載した自動二輪車のエンジンの斜視図であり、エンジン21は、クランクケース306と、このクランクケース306の前部に取付けたシリンダブロック307と、このシリンダブロック307の前部に取付けたシリンダヘッド308と、このシリンダヘッド308の端部を覆うヘッドカバー311と、クランクケース306の上方に配置したキャブレータ42と、このキャブレータ42からシリンダヘッド308側に延ばした吸気管312と、この吸気管312を連結するとともにシリンダヘッド308に取付けたインテークマニホールド313と、キャブレータ42からエアクリーナ41(図1参照)に接続したコネクティングチューブ314と、イグニッションコイル315にハイテンションコード316で接続したプラグキャップ317と、このプラグキャップ317を被せた点火プラグ318と、クランクケース306の側面に取付けたラジエータ43とを備える。
エンジンハンガ96は、左右一対のハンガプレート96a,96bをパイプ96cで連結したものである。319はブリーザチューブである。
【0090】
図23は本発明に係る車両用メータ装置を搭載した自動二輪車の平面図(収納ボックス下のエンジンの上方から見た図)であり、エンジン21の上方にキャブレータ42を配置し、このキャブレータ42にハンドル14(図1参照)側から延ばしたスロットルケーブル325の端部を連結し、リヤフレーム11Rの後部に、シート19(図1参照)を保持するためのシートキャッチ(不図示)を取付けるシートキャッチフレーム326を取付け、このシートキャッチフレーム326の下方にラジエータ用リザーブタンク37及びバッテリ38を配置したことを示す。
リザーブタンク37及びバッテリ38は、収納ボックス18(図1参照)の後壁に着脱自在に設けたメンテナンスリッド(不図示)を外して、メンテナンスができるようにしたものであり、これにより、これらのリザーブタンク37及びバッテリ38のメンテナンス性が良好になる。
なお、328はバッテリ38を固定するバンド、341はバッテリ38のヒューズボックス347を一体に取付けたプラス端子、342はマイナス端子、343はマイナス端子に接続した導線、345はエアクリーナ41(図1参照)からエンジン21の排気通路にエアを供給するためにヘッドカバー311(図22参照)に取付けたリードバルブ346(図22参照)に連結した二次空気導入用チューブである。
【0091】
図24は本発明に係る車両用メータ装置を搭載した自動二輪車のエンジンの斜視図であり、エンジン21の側部にラジエータ43を取付けたことを示す。なお、348はラジエータ本体の側方を覆うとともに導風口となるラジエータカバー、351はラジエータキャップである。
【0092】
図25は本発明に係る車両用メータ装置を搭載した自動二輪車の後部斜視図(車両の後方斜め上方から見た図)であり、自動二輪車10(図1参照)の後部に制御ユニット(エンジンコントロールユニット)39を取付けた状態を示す。なお、354・・・はリヤフレーム11R(図1参照)の後部を構成するリヤフレーム部11Yに制御ユニット39を取付けるための3つのボルト、356はワイヤハーネス、357は制御ユニット39に接続したレギュレータ用カプラ、358はワイヤハーネス356から分岐したCPUハーネス361を制御ユニット39に接続するためのCPUカプラである。
レギュレータ用カプラ357及びCPUカプラ358は、それぞれを車体の左右に振り分けて配置したものであり、レイアウトの自由度を高め、各カプラー357,358の大型化を抑制している。
【0093】
図26は本発明に係る車両用メータ装置を搭載した自動二輪車後部の平面図であり、自動二輪車10(図1参照)の後部から制御ユニット39(図24参照)を外した状態を示し、リザーブタンク37をホース363でラジエータ43(図25参照)に連結し、バッテリ38の後方にバッテリ切り離しリレー364を配置した状態を示す。なお、366はメインスタンド71の施錠状態(下方に下ろしたままで引き上げることができないようにした状態)を解除するためのスタンドアンロックケーブル、367はシート19(図1参照)を閉じたままに施錠した状態を解除するためのシートアンロックケーブル、368はバッテリ切り離しリレー364に接続したリレーコード、371はバッテリ38に接続したバッテリコードである。
【0094】
尚、実施の形態では図2に示すように、表示情報の入力設定をするために、ストップランプ57(図1参照)を点灯させる左・右のブレーキスイッチ53L,53Rと兼用したが、これに限るものではなく、ブレーキレバーで操作するスイッチを専用に設けるようにしたものであってもよい。
また、実施の形態では図2に示すように、左・右のブレーキレバー52L,52Rで左・右のブレーキスイッチ53L,53Rを操作するようにしたが、これに限るものではなく、左・右のブレーキレバーは、クラッチレバーでよく、ハンドルに取付けたレバーであればよい。
さらに、実施の形態では図1に示すように、車両を自動二輪車10として説明したが、これに限るものではなきく、車両は三輪車又は四輪車であってもよい。
上述のような、キャラクタ表示や擬人的メッセージなどが、ユーザの所有感を満たしてくれる効果、愛護意識の高揚、近親感を生じさせるといった感情を呼び起こし、感性に訴えるといった著しい効果を備えていると言える。
【0095】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1は、車両が走行しているときは車速を表示し、車両が停止しているときは車速とは異なった表示情報に切換える自動二輪車の車両用メータ装置において、車両停止を検出したときの車両状態に応じ、車両の停止状態を場合分けし、この場合分けに応じて表示情報を変化させたので、つまり、走行中は、走行に関する情報のみを表示したので、確認が容易な上、車両用メータ装置もコンパクトにできる。
車両停止を検出したときの車両状態に応じ、車両の停止状態を場合分けし、この場合分けに応じて表示情報を変化させ、停止状態が、メインスイッチ・ONにした直後で、且つ車両の走行前のときに、現在時刻に即した表示情報を表示させる一方、現在の日付が誕生日以外の特定日若しくは誕生日であるか否かの判断を行い、現在の日付が誕生日以外の特定日若しくは誕生日であると判断された場合には、現在時刻に即した表示情報よりも優先して誕生日以外の特定日若しくは誕生日の表示情報を表示させるように、表示情報を変化させるようにしたので、様々な表示情報を確認する楽しさが生まれ、車両に対する愛着はもとより、車両用メータ装置に対する関心が極めて高まり、この結果、車両の停止中に運転者へのサービスの向上を図ることができる。
また、表示情報としての誕生日以外の特定日若しくは誕生日、及び現在時刻又は日付を、設定可能にしたので、運転者への利便性の向上を図ることができる。
【0096】
請求項2は、車両が停止時にエンジンを止めるアイドリング・ストップ車であり、場合分けしたときの停止状態がアイドルストップ中であるとの情報に基づいて、表示情報をアイドルストップ表示に変化させるようにしたので、運転者への利便性の向上を図ることができる。
【0097】
請求項3は車両状態が燃料不十分状態であるときは、表示情報を燃料補給を促すメッセージの表示に変化させたので、運転者に車両状態を認識させることができる。この結果、運転者が速やかに次善の処置をすることができる。
【0098】
請求項4は、停止状態がエンジンの回転中であるときは、表示情報を燃料残量の表示に変化させたので、運転者への利便性の向上を図ることができる。
【0099】
請求項5は、停止状態がメインスイッチ・ONにした直後で、且つ車両の走行前のときに、表示情報を車両状態に即した表示、誕生日以外の特定日若しくは誕生日の日付の表示、又は現在時刻に即した表示に変化させたので、運転者に車両に対する愛着を持続させることができる。
【0101】
請求項は、停止状態がメインスイッチ・ONにした直後で、且つ車両の走行前のとき又はメインスイッチ・OFFした後に、表示情報を車両停止積算時間に応じた表示に変化させたので、運転者への利便性の向上を図ることができる。
【0102】
請求項は、停止状態がメインスイッチ・ONにした直後で、且つ車両の走行前のときに、表示情報を走行距離表示に変化させたので、運転者への利便性の向上を図ることができる。
【0103】
請求項は、走行距離表示が複数の表示パターンから任意に選択したキャラクタ及び数値としたので、複数の表示パターンから任意にキャラクタ及び数値を選択できる。この結果、走行距離表示に運転者の注意を向けることができる。
【0104】
請求項は、停止状態がメインスイッチ・OFF時のときには、車両のメンテナンス情報又は車両のブランド名やマークに変化させるようにしたので、車両のメンテナンスのタイミングを強く印象づけることができ、良好な車両状態を維持することができる。また、ブランド名やマークの表示がブランドアイデンティティを高めることにもなる。
請求項10は、現在の日付が誕生日以外の特定日及び誕生日の両方に該当する場合は誕生日を優先して表示させた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用メータ装置を搭載した自動二輪車の側面図
【図2】本発明に係る車両用メータ装置の平面図
【図3】本発明に係る車両用メータ装置のシステム図
【図4】本発明に係る車両用メータ装置のブロック図
【図5】本発明に係る車両用メータ装置の代用的な表示画面
【図6】本発明に係る車両用メータ装置の画面表示のための運行状態検知方法を示すチャート
【図7】本発明に係る車両用メータ装置のメインフロー図(前半)
【図8】本発明に係る車両用メータ装置のメインフロー図(後半)
【図9】本発明に係る車両用メータ装置のオープニング画面表示処理のフロー図(前半)
【図10】本発明に係る車両用メータ装置のオープニング画面表示処理のフロー図(後半)
【図11】本発明に係る車両用メータ装置の設定画面の選択・決定の手順の一例を示す説明図
【図12】本発明に係る車両用メータ装置のオープニング画面の説明図(前半)
【図13】本発明に係る車両用メータ装置のオープニング画面の説明図(後半)
【図14】本発明に係る車両用メータ装置のオープニング画面としてのオド表示画面の説明図(その1)
【図15】本発明に係る車両用メータ装置のオープニング画面としてのオド表示画面の説明図(その2)
【図16】本発明に係る車両用メータ装置のオープニング画面としてのオド表示画面の説明図(その3)
【図17】本発明に係る車両用メータ装置のオープニング画面としてのオド表示画面の説明図(その4)
【図18】本発明に係る車両用メータ装置のオープニング画面としてのオド表示画面の説明図(その5)
【図19】本発明に係る車両用メータ装置のエンディング画面の説明図
【図20】本発明に係る車両用メータ装置を搭載した自動二輪車の燃料ポンプの取付状態を示す平面図
【図21】本発明に係る車両用メータ装置を搭載した自動二輪車の燃料ポンプの取付け状態を示す斜視図
【図22】本発明に係る車両用メータ装置を搭載した自動二輪車のエンジンの斜視図
【図23】本発明に係る車両用メータ装置を搭載した自動二輪車の平面図(収納ボックス下のエンジンの上方から見た図)
【図24】本発明に係る車両用メータ装置を搭載した自動二輪車のエンジンの斜視図
【図25】本発明に係る車両用メータ装置を搭載した自動二輪車の後部斜視図(車両の後方斜め上方から見た図)
【図26】本発明に係る車両用メータ装置を搭載した自動二輪車後部の平面図
【符号の説明】
10…車両(自動二輪車)、21…エンジン、34…メインスイッチ、60…車両用メータ装置。

Claims (10)

  1. 車両が走行しているときは車速を表示し、車両が停止しているときは車速とは異なった表示情報に切換える自動二輪車の車両用メータ装置において、
    車両停止を検出したときの車両状態に応じ、車両の停止状態を場合分けし、この場合分けに応じて前記表示情報を変化させ、
    前記停止状態が、メインスイッチ・ONにした直後で、且つ前記車両の走行前のときに、現在時刻に即した表示情報を表示させる一方、
    現在の日付が誕生日以外の特定日若しくは誕生日であるか否かの判断を行い、前記現在の日付が誕生日以外の特定日若しくは誕生日であると判断された場合には、前記現在時刻に即した表示情報よりも優先して前記誕生日以外の特定日若しくは誕生日の表示情報を表示させるように、表示情報を変化させ
    前記表示情報としての誕生日以外の特定日若しくは誕生日、及び現在時刻又は日付を、設定可能にするとともに、
    前記日付の設定は、前記車両の左・右のブレーキレバーを操作することによって設定されるものであって、前記左・右の一方のブレーキレバーの操作によって日付を選択するとともに、前記左・右の他方のブレーキレバーの操作によって日付決定し、
    予め前記左ブレーキレバーのブレーキスイッチをONにした状態で前記右ブレーキレバーのブレーキスイッチをONにし、その状態で前記車両のメインスイッチをONすることで、前記日付の設定を含む表示情報の入力設定のモードに入ることを特徴とする自動二輪車の車両用メータ装置。
  2. 前記車両は、停止時にエンジンを止めるアイドリング・ストップ車であり、場合分けしたときの停止状態がアイドルストップ中であるとの情報に基づいて、前記表示情報をアイドルストップ表示に変化させることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車の車両用メータ装置。
  3. 前記車両状態が、燃料不十分状態であるときは、前記表示情報を燃料補給を促すメッセージの表示に変化させることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車の車両用メータ装置。
  4. 前記停止状態が、エンジンの回転中であるときは、前記表示情報を燃料残量の表示に変化させることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車の車両用メータ装置。
  5. 前記停止状態が、メインスイッチ・ONにした直後で、且つ前記車両の走行前のときに、前記表示情報を車両状態に即した表示、誕生日以外の特定日若しくは誕生日の日付表示、又は現在時刻に即した表示に変化させることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車の車両用メータ装置。
  6. 前記停止状態が、メインスイッチ・ONにした直後で、且つ前記車両の走行前のとき又はメインスイッチ・OFFした後に、前記表示情報を車両停止積算時間に応じた表示に変化させることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車の車両用メータ装置。
  7. 前記停止状態が、メインスイッチ・ONにした直後で、且つ前記車両の走行前のときに、前記表示情報を走行距離表示に変化させることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車の車両用メータ装置。
  8. 前記走行距離表示は、複数の表示パターンから任意に選択したキャラクタ及び数値であること特徴とする請求項記載の自動二輪車の車両用メータ装置。
  9. 前記停止状態が、メインスイッチ・OFF時のときには、車両のメンテナンス情報又は車両のブランド名やマークに変化させることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車の車両用メータ装置。
  10. 前記現在の日付が誕生日以外の特定日及び誕生日の両方に該当する場合は誕生日を優先して表示させることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車の車両用メータ装置。
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