JPH1035324A - ヘッドアップディスプレイ装置 - Google Patents

ヘッドアップディスプレイ装置

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JPH1035324A
JPH1035324A JP8192643A JP19264396A JPH1035324A JP H1035324 A JPH1035324 A JP H1035324A JP 8192643 A JP8192643 A JP 8192643A JP 19264396 A JP19264396 A JP 19264396A JP H1035324 A JPH1035324 A JP H1035324A
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vehicle speed
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JP8192643A
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Inventor
Akihiro Misawa
明弘 三沢
Takao Mukogawa
隆夫 向川
Tadanobu Iwasa
忠信 岩佐
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車速表示が不要なときには別の内容の情報を
ヘッドアップ表示する。 【解決手段】 制御手段31により、情報投光手段20
によるコンバイナ11への表示内容を、現在の車速が所
定速度以上のときは車速表示とし、所定速度未満のとき
は車速表示以外の表示内容とする。かかる表示内容とし
ては、発車時、駐車時等の車体1周囲の障害物を表示し
たり、交差点で左右から接近する他車を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はヘッドアップディス
プレイ装置に関するものであり、特に、複数の表示内容
を選択的に切り替えて表示可能なヘッドアップディスプ
レイ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ヘッドアップディスプレイ装置は、速度
計、ウォーニング等の各種情報を運転者の視野内へ重ね
て表示するものであり、運転者が視線を移動することな
く自車の状態判断を行うことができる等の利点を有して
いる。かかるヘッドアップディスプレイ装置として、例
えば、特開昭62−216839号公報、特開平4−2
74279号公報、特開平4−219900号公報、特
開平6−255396号公報等に掲載の技術をあげるこ
とができる。これらの技術は、速度情報、車間距離情報
等の情報をヘッドアップ表示し、または、その表示態様
を一定の条件に応じて変更するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のヘッドアップデ
ィスプレイ装置は、上記のように、一定の情報をヘッド
アップ表示して運転者に提供できる。ここで、従来の速
度情報をヘッドアップ表示するものは、常に、速度表示
を行っている。しかし、徐行速度(例えば、15km/h)
未満の速度では、速度表示の必要性は低く、車体周囲の
障害物に関する情報等、他の情報を表示することが好ま
しい場合がある。また、例えば、ヘッドアップディスプ
レイ装置による速度表示において、運転者に現在の車速
に関する速度感を与えれれば、運転者に速度抑制の注意
等を促すことができ、より好ましい情報を提供すること
ができる。
【0004】そこで、本発明は、車速表示が不要なとき
には別の内容の情報をヘッドアップ表示することができ
るヘッドアップディスプレイ装置の提供を課題とするも
のである。
【0005】また、本発明は、車速表示が不要なときに
は別の内容の情報をヘッドアップ表示することができ、
車速表示中にはドライバに速度感を与えることができる
ヘッドアップディスプレイ装置の提供を別の課題とする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかるヘッド
アップディスプレイ装置は、コンバイナと、前記コンバ
イナに所定の表示内容を投光する情報投光手段と、前記
情報投光手段の表示内容を、現在の車速が所定速度以上
のときは車速表示とし、前記所定速度未満のときは車速
表示以外の表示内容とする制御手段とを具備する。
【0007】請求項2にかかるヘッドアップディスプレ
イ装置は、コンバイナと、前記コンバイナに所定の表示
内容を投光する情報投光手段と、前記情報投光手段の表
示内容を、現在の車速が徐行速度以上のときは車速を表
示する走行時表示モードとすると共に、前記徐行速度未
満のときは、所定の条件に応じて、発車時に車体周囲の
物体を検出して表示する発車時表示モードと、駐車時に
車体周囲の物体を検出して表示する駐車表示モードと、
交差点での一時停止時に進入道路上の他車を検出して表
示する一時停止表示モードとの間で選択的に切り替える
制御手段とを具備する。
【0008】請求項3にかかるヘッドアップディスプレ
イ装置は、請求項1または請求項2において、前記制御
手段は、前記走行時表示モードでは、前記情報投光手段
による車速表示の大きさを、車速が増加するにつれ拡大
させる。
【0009】請求項4にかかるヘッドアップディスプレ
イ装置は、請求項1または請求項2において、前記情報
投光手段は、液晶ディスプレイと、前記液晶ディスプレ
イをバックライト照明する発光ダイオード(以下、『L
ED』という)からなり、前記制御手段は、前記情報投
光手段の液晶ディスプレイを制御して前記複数の表示内
容を選択的に表示させる。
【0010】請求項5にかかるヘッドアップディスプレ
イ装置は、請求項4において、前記LEDは複数色を発
光自在であり、前記制御手段は、前記LEDによるバッ
クライト照明色を前記複数色間で選択的に切り替えて、
前記情報投光手段による表示内容の表示色を変更制御す
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0012】図1は本発明の一実施の形態のヘッドアッ
プディスプレイ装置の全体構成を示す基本的構成図であ
る。図2は本発明の一実施の形態のヘッドアップディス
プレイ装置の情報投光手段の概略構成を示す斜視図であ
る。図3は本発明の一実施の形態のヘッドアップディス
プレイ装置の距離センサの配置構成を示す平面図であ
る。図4は本発明の一実施の形態のヘッドアップディス
プレイ装置の発車時表示モードにおけるコンバイナの画
面表示を示す説明図である。図5は本発明の一実施の形
態のヘッドアップディスプレイ装置の走行時表示モード
におけるコンバイナの画面表示を示す説明図であり、
(a)〜(e)は車速表示される数字の寸法が変化する
過程を順に例示する。図6(a)は自動車の交差点進入
動作を示す説明図であり、図6(b)は本発明の一実施
の形態のヘッドアップディスプレイ装置の一時停止表示
モードにおけるコンバイナの画面表示を示す説明図であ
る。図7(a)は自動車の駐車動作を示す説明図であ
り、図7(b)は本発明の一実施の形態のヘッドアップ
ディスプレイ装置の駐車表示モードにおけるコンバイナ
の画面表示を示す説明図である。図8は本発明の一実施
の形態のヘッドアップディスプレイ装置の制御系の概略
構成を示すブロック図である。
【0013】なお、図中、従来例と同一符号及び同一記
号は、従来例の構成部分と同一または相当部分を示すも
のであるから、ここでは、重複する説明を省略する。
【0014】本実施の形態のヘッドアップディスプレイ
装置は、図1に示すように、自動車のフロントガラス3
等、運転者の運転中の視野内の所定位置に配設され、所
定の内容の情報表示光を運転者が視認できる方向に反射
または回折する公知の構成のコンバイナ11と、自動車
の計器盤(図示略)に内装され、前記コンバイナ11に
所定の表示内容を投光表示する情報投光手段20と、前
記情報投光手段20の表示内容を変更制御する図8に示
す制御手段31を備える。コンバイナ11は、コーティ
ングまたはフィルム処理によりフロントガラス3に一体
的に配設したハーフミラーより構成される。
【0015】前記情報投光手段20は、図2に示すよう
に、液晶ディスプレイ21と、前記液晶ディスプレイ2
1をバックライト照明する複数のLED23からなるバ
ックライト手段と、上端を開口すると共に小室25aを
マトリックス状に配置してなる四角箱状のハウジング2
5より構成される。なお、本実施形態では、LED23
は、前記ハウジング25の小室25a内にそれぞれ配置
され、各LED23が、液晶ディスプレイ21の対応す
る部分をバックライト照明して、輝度を向上するように
なっている。前記各LED23は、複数色を発光自在で
あり、本実施の形態では、図8に示すように、LED2
3を赤色LED23R、緑色LED23G及び青色LE
D23Bの3原色のLEDより構成し、任意の色をフル
カラーで発光するようになっている。かかるフルカラー
発光可能なLED23としては、赤色、緑色及び青色の
LEDチップを一体的にモールドレンズ内に内装した単
独でフルカラー発光自在なLEDを使用する。なお、L
ED23は、赤色、緑色及び青色の各色のLEDを適宜
位置に交互に配置してフルカラー発光するようにしても
よい。また、バックライト手段は、LED光を下方に向
けて照射し、LEDの下方に配置したパラボラ面状の反
射面により、LEDからの照射光を略平行光として情報
に放射する反射タイプのLEDより構成してもよい。
【0016】前記液晶ディスプレイ21は、例えば、ネ
ガタイプのツイステッドネマチック(TN)液晶ディス
プレイを使用し、図4乃至図7に示す各種表示モードに
対応して、予め定めた複数の表示内容を選択的に表示自
在となっている。即ち、液晶ディスプレイ21は、図4
に示す発車時表示モードでは、車体を示す車体表示C
と、車体1周囲の物体、例えば障害物を示す障害物表示
B1と、車体1と障害物との間隔を示す距離表示D1と
をコンバイナ11に投射表示する。また、図5に示す走
行時表示モードでは、車速を示す数字表示Nと、速度単
位を示す単位表示Uとをコンバイナ11に投射表示す
る。更に、図6に示す一時停止表示モードでは、車体表
示Cと、車体の左右から接近する他車を示す接近車表示
B2と、自車と接近する他車との間隔を示す距離表示D
2とをコンバイナ11に投射表示する。そして、図7に
示す駐車表示モードでは、車体表示Cと、車体1周囲の
物体、例えば障害物を示す障害物表示B3と、車体1と
障害物との間隔を示す距離表示D3とをコンバイナ11
に投射表示する。なお、情報投光手段20の発光側に
は、図示しないレンズ等からなる光学系が配設されてい
る。
【0017】図3に示すように、車体1の四隅のコーナ
部並びに前端中央及び後端中央には、それぞれ、第1〜
第6の距離センサ41〜46が配設されている。第1〜
第6の距離センサ41〜46各々は、所定角度の検出範
囲を有し、それらの検出範囲により車体周囲の全角度の
物体を検出するようになっている。この第1〜第6の距
離センサ41〜46としては、計測する距離の大小に応
じて、超音波センサ、レーザレーダ、電波レーダ等、最
適特性の車載用の種々の距離センサを使用することがで
きる。特に、車体前端の左右のコーナ部に配置される第
1及び第2の距離センサ41及び42は、図6に示す一
時停車表示モードで他車の接近を検出してその距離を表
示可能なよう、かかる比較的長距離の測定に最適なレー
ダ等の距離センサを使用することが好ましい。なお、他
の第3乃至第6の距離センサ43〜46としては、車体
1周囲の障害物等、比較的近距離に位置する物体との距
離測定を行うため、かかる測定に適した超音波センサを
使用することが好ましい。
【0018】図8に示すように、前記制御手段31は、
例えば、CPU、ROM、RAM等よりなるワンチップ
マイクロコンピュータを使用し、入力側に、第1〜第6
の距離センサ41〜46と、パーキングブレーキの作動
状態を検出するパーキングブレーキスイッチ33と、車
速を検出するスピードセンサ35を接続している。ま
た、制御手段31は、出力側に、情報投光手段20の液
晶ディスプレイ21を接続すると共に、LEDドライバ
37を介してバックライト手段のLED23の赤色LE
D23R,緑色LED23Gおよび青色LED23Bを
接続している。そして、制御手段31は、第1〜第6の
距離センサ41〜46、パーキングブレーキスイッチ3
3およびスピードセンサ35からの入力信号に応じて、
液晶ディスプレイ21の液晶シャッタを通電制御して、
情報投光手段20の表示内容を、図4乃至図7の各表示
モード間で切り替え制御し、対応する表示内容を選択的
にコンバイナ11に投光表示させる等の各種制御を行
う。
【0019】次に、かかる制御手段31による情報投光
手段20の制御動作を説明する。
【0020】図9は本発明の一実施の形態のヘッドアッ
プディスプレイ装置の制御系を構成する制御手段31の
全体動作を示すフローチャートである。図10は本発明
の一実施の形態のヘッドアップディスプレイ装置の発車
時表示モードのサブルーチンを示すフローチャートであ
る。図11は本発明の一実施の形態のヘッドアップディ
スプレイ装置の走行時表示モードのサブルーチンを示す
フローチャートである。図12は本発明の一実施の形態
のヘッドアップディスプレイ装置の駐停車時表示モード
のサブルーチンを示すフローチャートである。図13は
本発明の一実施の形態のヘッドアップディスプレイ装置
の一時停止表示モードのサブルーチンを示すフローチャ
ートである。図14は本発明の一実施の形態のヘッドア
ップディスプレイ装置の駐車表示モードのサブルーチン
を示すフローチャートである。
【0021】まず、制御手段31は、イグニションスイ
ッチのオン等、所定の動作開始条件が与えられ、電源が
供給されると、ステップS1で初期化を行い、ステップ
S2で、パーキングブレーキスイッチ33からの入力信
号によりパーキングブレーキが作動状態にあるか否かを
判断する。パーキングブレーキが作動状態にある場合、
制御手段31は、ステップS3で、図4に示す発車時表
示モードの制御動作を、図10のサブルーチンにしたが
って実行する。
【0022】即ち、図10に示すように、制御手段31
は、ステップS11で、第1〜第6の距離センサ41〜
46からの入力信号に基づき、車両のパーキング状態を
読み込み、ステップS12で、読み込み条件に異常があ
るかないか、具体的には、車体1の周囲に障害物が存在
するか否かを判断する。そして、発車時に車体1周囲の
設定範囲内に障害物等の物体が存在しない場合、制御手
段31は、ステップS13で液晶ディスプレイ21の液
晶シャッタを通電制御して、自車を示す車体表示Cのみ
を生成する。即ち、車体1の周囲に障害物等の物体が存
在しないときは、障害物表示B1及び距離表示D1はコ
ンバイナ11に表示されず、車体表示Cのみがコンバイ
ナ11に表示される。その後、制御手段31はこのサブ
ルーチンを脱する。
【0023】また、制御手段31は、第1〜第6の距離
センサ41〜46からの入力信号に基づき、発車時に車
体1周囲の設定範囲内に障害物等の物体が存在する場
合、自車を示す車体表示Cに加え、障害物を示す障害物
表示B1と、車体1と障害物との間隔を示す距離表示D
1とを、液晶ディスプレイ21の液晶シャッタを通電制
御して生成する。即ち、制御手段31は、ステップS1
4で、距離センサからの検出信号に基づき、障害物の車
体1に対する相対位置を演算し、ステップS15で、か
かる障害物と車体1との距離を演算する。そして、制御
手段31は、ステップS16で、車体表示C、障害物表
示B1及び距離表示D1をコンバイナ11に表示する。
【0024】具体的には、車体1の周囲に障害物等の物
体が存在するときは、第1〜第6の距離センサ41〜4
6の1以上がその障害物を検出し、対応する信号を制御
手段31に入力する。例えば、車体1の前側左方に障害
物が存在するときは、第1の距離センサ41がその障害
物を検出し、車体1の前側右方に障害物が存在するとき
は、第2の距離センサ42がその障害物を検出し、車体
1の後側左方に障害物が存在するときは、第3の距離セ
ンサ43がその障害物を検出し、車体1の後側右方に障
害物が存在するときは、第4の距離センサ44がその障
害物を検出して、それぞれ、対応する信号を出力する。
同様に、車体1の前方に障害物が存在するときは、第5
の距離センサ45がその障害物を検出し、車体1の後方
に障害物が存在するときは、第6の距離センサ46がそ
の障害物を検出して、対応する信号を出力する。そし
て、かかる入力信号に基づき、制御手段31が、情報投
光手段20の液晶ディスプレイ21等を制御して、コン
バイナ11上において障害物の存在する側に障害物表示
B1を表示すると共に、車体1と障害物との距離に応じ
て距離表示D1を変更表示する。
【0025】例えば、図4に示すように、車体1の後側
に障害物が存在する場合、コンバイナ11には、車体表
示Cの後方に所定間隔を置いて障害物表示B1が表示さ
れると共に、障害物との距離を示す距離表示D1が表示
される。なお、障害物表示B1は、液晶ディスプレイ2
1及び/またはLED23を適宜制御して、任意の色付
表示としたり、点滅表示としたりして、障害物の存在を
運転者に効果的に報知してもよい。また、図4の例で
は、車体1の後方に障害物が存在する場合を四角形の障
害物表示B1として表示したが、障害物表示B1は、円
形等、他の形状としてもよい。そして、車体1の前方、
左方、右方等、別の位置に障害物が存在する場合、かか
る位置に所定形状の障害物表示B1が表示される。
【0026】一方、ステップS2で、パーキングブレー
キが解除されたと判断すると、制御手段31は、ステッ
プS4で、スピードセンサ35からの入力信号により、
現在の車速を演算する。そして、ステップS5で、現在
の車速が徐行速度(例えば15km/h)以上のときは、制
御手段31は、ステップS6で、図5に示す車速を表示
する走行時表示モードの制御動作を、図11のサブルー
チンにしたがって実行する。
【0027】即ち、制御手段31は、スピードセンサ3
5からの入力信号に基づき、液晶ディスプレイ21の液
晶シャッタを通電制御して、現在の車速を示す数字表示
Nと、速度単位を示す単位表示Uとを生成する。そし
て、制御手段31は、情報投光手段20の液晶ディスプ
レイ21等を制御して、コンバイナ11にかかる数字表
示N及び単位表示Uを表示する。ここで、数字表示N
は、車速が増加するにつれ、その寸法を拡大して表示す
るようになっており、例えば、図5に示すように、20
km/h毎にその寸法を段階的に拡大して、運転者に速度感
を付与するようになっている。
【0028】より詳細には、図11に示すように、制御
手段31は、ステップS21で、現在の車速が予め設定
した第1の速度閾値V1(例えば20km/h)以上である
か否かを判断し、第1の速度閾値V1未満のときは、ス
テップS22において、第1の大きさの数字表示N(図
示略)により車速表示を行う。また、現在の車速が予め
設定した第1の速度閾値V1以上のときは、制御手段3
1は、ステップS23で、現在の車速が予め設定した第
2の速度閾値V2(例えば40km/h)以上であるか否か
を判断し、第2の速度閾値V2未満のときは、ステップ
S24において、第2の大きさの数字表示N(図5
(a)参照)により車速表示を行う。更に、現在の車速
が予め設定した第2の速度閾値V2以上のときは、制御
手段31は、ステップS25で、現在の車速が予め設定
した第3の速度閾値V3(例えば60km/h)以上である
か否かを判断し、第3の速度閾値V3未満のときは、ス
テップS26において、第3の大きさの数字表示N(図
5(b)参照)により車速表示を行う。そして、現在の
車速が予め設定した第3の速度閾値V3以上のときは、
制御手段31は、ステップS27で、現在の車速が予め
設定した第4の速度閾値V4(例えば80km/h)以上で
あるか否かを判断し、第4の速度閾値V4未満のとき
は、ステップS28において、第4の大きさの数字表示
N(図5(c)参照)により車速表示を行う。また、現
在の車速が予め設定した第4の速度閾値V4以上のとき
は、制御手段31は、ステップS29で、現在の車速が
予め設定した第5の速度閾値V5(例えば100km/h)
以上であるか否かを判断し、第5の速度閾値V5未満の
ときは、ステップS30において、第5の大きさの数字
表示N(図5(d)参照)により車速表示を行う。そし
て、現在の車速が予め設定した第5の速度閾値V5以上
のときは、制御手段31は、ステップS31において、
第6の大きさの数字表示N(図5(e)参照)により車
速表示を行う。
【0029】なお、図5の例では、単位表示Uの寸法は
車速変化にかかわらず同一とされているが、数字表示N
と同様に、車速の増加に応じて拡大表示してもよい。ま
た、制御手段31は、車速の増加に応じて、数字表示N
または単位表示Uの寸法のみならず、色をも変更するよ
う制御してもよい。例えば、制御手段31は、車速が制
限速度を示す設定値を超えたときに、少なくとも数字表
示Nの色を緑色から黄色若しくは赤色等、注意を喚起す
る色に変更し、または、点滅する等、運転者への警告効
果を奏するようにしてもよい。
【0030】一方、ステップS5で、車速が前記徐行速
度未満のときは、制御手段31は、ステップS7で、図
6に示す一時停止表示モード及び図7に示す駐車表示モ
ードからなる駐停車時表示モードの制御動作を行う。こ
の駐停車時表示モードでは、制御手段31は、所定の条
件に応じて、情報投光手段20による表示を、駐車時に
車体1周囲の障害物を検出して表示する駐車表示モード
と、交差点での一時停止時に進入道路上の他車を検出し
て表示する一時停止表示モードとの間で選択的に切り替
える。かかる切り替え動作のための条件としては、例え
ば、図12に示すように、第1及び第2の距離センサ4
1,42の入力信号により、車体1の左右側方の物体と
の間隔が所定の設定値以上のとき、若しくは、車体1の
左右には物体が存在しないときは、一時停止表示モード
とし、車体1の左右側方の物体との間隔が設定値未満の
ときは、駐車表示モードとするよう制御する。
【0031】即ち、ステップS41で、第1及び第2の
距離センサ41,42からの入力信号により、自車の前
端左右側方に他車等の物体が存在するか否か判断し、第
1または第2の距離センサ41,42が物体を検出した
場合、ステップS42で車体1とその物体との距離を演
算する。そして、ステップS43で、演算した距離Dが
設定距離以上か否か判断し、設定距離以上のときはステ
ップS44で図6に示す一時停止表示表示モードの制御
動作を行い、設定距離未満のときはステップS45で図
7に示す駐車表示モードの制御動作を行う。前記設定距
離Dは、例えば、一時停止時に自車の左右から接近する
他車との距離が十分確保されるような距離とする。
【0032】なお、制御手段31は、これ以外にも、一
時停止時における車両の挙動の特徴及び駐車時における
車両の挙動の特徴を判断して、前記切り替え動作を行う
ようにしてもよく、その他、一時停止表示モード及び駐
車表示モードの切り替えが可能となる種々の制御を行う
ようにしてもよい。
【0033】図6に示す一時停止表示モードでは、制御
手段31は、図13に示すサブルーチンを実行する。例
えば、図6(a)に示すように、交差点に進入する場合
において、自車の左方または右方から他車101が接近
するときは、制御手段31は、ステップS51で、第1
及び第2の距離センサ41,42からの入力信号に基づ
き、接近する他車101が、左右いずれの位置にあるか
を演算し、ステップS52で、接近する他車101と自
車との距離を演算する。そして、制御手段31は、ステ
ップS53で、液晶ディスプレイ21の液晶シャッタを
通電制御して、自車を示す車体表示Cに加え、車体の左
右から接近する他車101を示す接近車表示B2及び自
車と他車101との間隔を示す距離表示D2を生成し、
コンバイナ11に表示する。
【0034】即ち、図6(a)に示すように、左方から
他車101が接近する場合、第1の距離センサ41が、
その他車101を検出すると共に、自車と他車との距離
を測定して、制御手段31に対応する信号を入力する。
すると、制御手段31は、かかる入力信号に基づき、情
報投光手段の液晶ディスプレイ21等を制御して、図6
(b)に示すように、コンバイナ11に、車体表示C
と、車体の左右から接近する他車101を示す接近車表
示B2と、自車と接近する他車101との間隔を示す距
離表示D2とを投光して表示する。
【0035】なお、接近車表示B2は、液晶ディスプレ
イ21及び/またはLED23を適宜制御して、任意の
色付表示としたり、点滅表示としたりして、接近車の存
在を運転者に効果的に報知してもよい。また、図6の例
では、車体1の左方から他車101が接近する場合を車
体側面形状に対応する形状の接近車表示B2として表示
したが、接近車表示B2は、車体平面形状等、他の形状
としてもよい。そして、車体1の右方から他車101が
接近する場合、かかる位置に所定形状の接近車表示B2
が表示される。ここで、第1及び第2の距離センサ4
1,42からの入力信号に基づき、自車の左右にいかな
る他車も存在しないときは、制御手段31はこのルーチ
ンを脱するが、この場合、液晶ディスプレイ21の液晶
シャッタを通電制御して、自車を示す車体表示Cのみを
生成するよう制御してもよい。
【0036】図7に示す一時停止表示モードでは、制御
手段31は、図14に示すサブルーチンを実行する。例
えば、路肩への駐車または車庫入れ等をする場合におい
て、自車の前後左右等に塀、側溝等の障害物が存在する
ときは、制御手段31は、ステップS61で、第1〜第
6の距離センサ41〜46からの入力信号に基づき、障
害物103が、前後左右等、車体1の周囲のいずれの位
置にあるかを演算し、ステップS62で、障害物103
と自車との距離を演算する。そして、制御手段31は、
ステップS63で、液晶ディスプレイ21の液晶シャッ
タを通電制御して、自車を示す車体表示Cに加え、車体
1の前後左右等に存在する障害物103を示す障害物表
示B3及び車体1と障害物103との間隔を示す距離表
示D3を生成する。
【0037】即ち、図7(a)に示すように、例えば、
車体1の左方及び後方に塀等の障害物103が存在する
場合、第1及び第3の距離センサ41,43が、左側の
障害物103を検出すると共に、車体1と障害物103
との距離を測定して、制御手段31に対応する信号を入
力する。また、第6の距離センサ46が、後側の障害物
103を検出すると共に、車体1と障害物103との距
離を測定して、制御手段31に対応する信号を入力す
る。すると、制御手段31は、かかる入力信号に基づ
き、情報投光手段20の液晶ディスプレイ21等を制御
して、図7(b)に示すように、コンバイナ11に、車
体表示Cと、車体1の左方及び後方に存在する障害物1
03を示す障害物表示B3と、車体1と車体1左方及び
後方の障害物103との間隔を示す距離表示D3とを投
光して表示する。
【0038】なお、図7の例では、車体1の左方及び後
方に障害物としての塀が存在する場合を障害物表示B3
として表示し、車体1と左方の障害物103との間隔及
び後方の障害物103との間隔を距離表示D3として表
示しているが、車体1の右方、前方等、他の位置に障害
物が存在する場合、かかる位置に障害物表示B3として
表示し、これに対応して車体1と障害物との間隔表示D
3を表示する。また、障害物としては、塀の他、側溝
等、駐車時に存在する他の任意の障害物を表示してもよ
い。更に、障害物表示B3は、液晶ディスプレイ21及
び/またはLED23を適宜制御して、任意の色付表示
としたり、点滅表示としたりして、障害物の存在を運転
者に効果的に報知してもよい。ここで、第1〜第6の距
離センサ41〜46からの入力信号に基づき、自車の周
囲にいかなる障害物も存在しないときは、液晶ディスプ
レイ21の液晶シャッタを通電制御して、自車を示す車
体表示Cのみを生成する。
【0039】このように、上記実施の形態のヘッドアッ
プディスプレイ装置は、コンバイナ11と、前記コンバ
イナ11に所定の表示内容を投光する情報投光手段20
と、前記情報投光手段20の表示内容を、現在の車速が
徐行速度以上のときは車速を表示する走行時表示モード
とすると共に、前記徐行速度未満のときは、所定の条件
に応じて、発車時に車体周囲の物体を検出して表示する
発車時表示モードと、駐車時に車体周囲の障害物を検出
して表示する駐車表示モードと、交差点での一時停止時
に進入道路上の他車を検出して表示する一時停止表示モ
ードとの間で選択的に切り替える制御手段31とを具備
する。
【0040】したがって、上記実施の形態は、制御手段
31が、現在の車速を判断し、車速が徐行速度以上のと
き、即ち、運転者に車速を報知する必要があるときは、
情報投光手段20の表示内容を走行時表示モードとし
て、コンバイナ11に車速を表示する。これにより、運
転者は、その視界内にあるコンバイナ11を視認するこ
とにより、少ない視線移動で容易に車速情報を得ること
ができ、運転操作性が向上する。一方、車速が徐行速度
未満のとき、即ち、車速表示が不要な時には、制御手段
31は、情報投光手段20の表示内容を、所定の条件に
応じて、発車時表示モードと、一時停止表示モードと、
駐車表示モードとの間で選択的に切り替える。そして、
発車時表示モードでは、発車時に車体周囲に存在する物
体を検出して、コンバイナ11に対応する表示を行う。
また、一時停止表示モードでは、交差点での一時停止時
に進入道路上の他車を検出して対応する表示を行う。更
に、駐車表示モードでは、駐車時に車体周囲に存在する
障害物を検出して対応する表示を行う。よって、運転者
は、発車時の障害物、交差点での他車、駐車時の障害物
等の物体を確認して、運転操作を行うことができ、死角
部等、運転者の視認が容易でない位置の障害物等の物体
を注意しながら、適切な回避動作等を行うことができ、
運転安全性を向上することができる。即ち、交差点等で
の死角地点の情報を提供したり、夜間或るいは霧中等に
おける運転者の視覚を支援して補強することができる。
特に、運転非熟練者にとって、交差点進入操作、駐車操
作等の運転操作を容易にすることができる。その結果、
通常の走行時は車速表示を行い、車速表示が不要なとき
には別の内容の情報をヘッドアップ表示することがで
き、より多くの有用な情報を運転者に提供することがで
きる。
【0041】また、上記実施の形態は、前記制御手段3
1が、前記走行時表示モードでは、前記情報投光手段2
0による車速表示の大きさを、車速が増加するにつれ拡
大させる。よって、通常走行時は、運転者に速度感を与
え、速度を抑制する必要があるときには、速度抑制を警
告することができる。
【0042】更に、上記実施の形態は、前記情報投光手
段20が、液晶ディスプレイ21と、前記液晶ディスプ
レイ21をバックライト照明するLED23からなり、
前記制御手段31が、前記情報投光手段20の液晶ディ
スプレイ21を制御して前記複数の表示内容を選択的に
表示させる。よって、液晶ディスプレイ21により種々
の形態の情報を表示することができ、かつ、LED23
により明瞭なバックライト照明を行うことができる。
【0043】更に、上記実施の形態は、前記LED23
が、複数色を発光自在であり、前記制御手段31が、前
記LED23によるバックライト照明色を前記複数色間
で選択的に切り替えて、前記情報投光手段20による表
示内容の表示色を変更制御する。よって、他種類の情報
を表示可能な上、それらの各情報についても、表示色を
変更して一層多くの情報を提供することができる。な
お、LEDの表示色は、上記実施の形態のように3原色
のLED23R,23G,23Bを使用してフルカラー
発光してもよく、また、任意の2色以上のLEDを組み
合わせて、所定の複数の色を発光するようにしてもよ
い。
【0044】ところで、本発明を実施する場合には、上
記実施の形態に限定されるものではなく、少なくとも、
コンバイナ11と、前記コンバイナ11に所定の表示内
容を投光する情報投光手段20と、前記情報投光手段2
0の表示内容を、現在の車速が所定速度以上のときは車
速表示とし、前記所定速度未満のときは車速表示以外の
表示内容とする制御手段31とを具備するものであれば
よい。この場合も、制御手段31が、現在の車速を判断
し、車速が所定速度以上のときは、情報投光手段20を
制御して、コンバイナ11に車速を表示する。これによ
り、運転者は、その視界内にあるコンバイナ11を視認
することにより、少ない視線移動で容易に車速情報を得
ることができ、運転操作性が向上する。一方、車速が所
定速度未満のときは、制御手段31は、情報投光手段2
0の表示内容を、車速表示意外の表示とする。その結
果、通常の走行時は車速表示を行い、車速表示が不要な
ときには別の内容の情報をヘッドアップ表示することが
でき、より多くの有用な情報を運転者に提供することが
できる。
【0045】また、上記実施の形態のヘッドアップディ
スプレイ装置は、制御手段31により、発車時表示モー
ドをパーキングブレーキの作動状態を判断して行うよう
構成されているが、本発明を実施する場合には、これに
限定されるものではなく、例えば、車速が零の停車状態
のときに、前記発車時表示モードを行うようにしてもよ
い。この場合、発車時表示モードを前記駐車時表示モー
ドと兼用し、停車時に車体1の周囲に存在する物体及び
物体までの距離をコンバイナ11に表示してもよい。
【0046】そして、上記実施の形態のヘッドアップデ
ィスプレイ装置は、上記表示モード以外の情報、例え
ば、燃料計等の他の計器情報を表示するようにしてもよ
い。
【0047】
【発明の効果】以上のように、請求項1にかかるヘッド
アップディスプレイ装置は、コンバイナと、前記コンバ
イナに所定の表示内容を投光する情報投光手段と、前記
情報投光手段の表示内容を、現在の車速が所定速度以上
のときは車速表示とし、前記所定速度未満のときは車速
表示以外の表示内容とする制御手段とを具備する。した
がって、制御手段が、現在の車速を判断し、車速が所定
速度以上のときは、情報投光手段を制御して、コンバイ
ナに車速を表示する。これにより、運転者は、その視界
内にあるコンバイナを視認することにより、少ない視線
移動で容易に車速情報を得ることができ、運転操作性が
向上する。一方、車速が所定速度未満のときは、制御手
段は、情報投光手段の表示内容を、車速表示意外の表示
とする。その結果、通常の走行時は車速表示を行い、車
速表示が不要なときには別の内容の情報をヘッドアップ
表示することができ、より多くの有用な情報を運転者に
提供することができる。
【0048】請求項2にかかるヘッドアップディスプレ
イ装置は、コンバイナと、前記コンバイナに所定の表示
内容を投光する情報投光手段と、前記情報投光手段の表
示内容を、現在の車速が徐行速度以上のときは車速を表
示する走行時表示モードとすると共に、前記徐行速度未
満のときは、所定の条件に応じて、発車時に車体周囲の
物体を検出して表示する発車時表示モードと、駐車時に
車体周囲の物体を検出して表示する駐車表示モードと、
交差点での一時停止時に進入道路上の他車を検出して表
示する一時停止表示モードとの間で選択的に切り替える
制御手段とを具備する。したがって、制御手段が、現在
の車速を判断し、車速が徐行速度以上のとき、即ち、運
転者に車速を報知する必要があるときは、情報投光手段
の表示内容を走行時表示モードとして、コンバイナに車
速を表示する。これにより、運転者は、その視界内にあ
るコンバイナを視認することにより、少ない視線移動で
容易に車速情報を得ることができ、運転操作性が向上す
る。一方、車速が徐行速度未満のとき、即ち、車速表示
が不要な時には、制御手段は、情報投光手段の表示内容
を、所定の条件に応じて、発車時表示モードと、一時停
止表示モードと、駐車表示モードとの間で選択的に切り
替える。そして、発車時表示モードでは、発車時に車体
周囲に存在する物体を検出して、コンバイナに対応する
表示を行う。また、一時停止表示モードでは、交差点で
の一時停止時に進入道路上の他車を検出して対応する表
示を行う。更に、駐車表示モードでは、駐車時に車体周
囲に存在する障害物を検出して対応する表示を行う。よ
って、運転者は、発車時の障害物、交差点での他車、駐
車時の障害物等の物体を確認して、運転操作を行うこと
ができ、死角部等、運転者の視認が容易でない位置の障
害物等の物体を注意しないがら、適切な回避動作等を行
うことができ、運転安全性を向上することができる。即
ち、交差点等での死角地点の情報を提供したり、夜間或
るいは霧中等における運転者の視覚を支援して補強する
ことができる。特に、運転非熟練者にとって、交差点進
入操作、駐車操作等の運転操作を容易にすることができ
る。その結果、通常の走行時は車速表示を行い、車速表
示が不要なときには別の内容の情報をヘッドアップ表示
することができ、より多くの有用な情報を運転者に提供
することができる。
【0049】請求項3にかかるヘッドアップディスプレ
イ装置は、請求項1または請求項2において、前記制御
手段は、前記走行時表示モードでは、前記情報投光手段
による車速表示の大きさを、車速が増加するにつれ拡大
させる。したがって、通常走行時は、運転者に速度感を
与え、速度を抑制する必要があるときには、速度抑制を
警告することができる。
【0050】請求項4にかかるヘッドアップディスプレ
イ装置は、請求項1または請求項2において、前記情報
投光手段は、液晶ディスプレイと、前記液晶ディスプレ
イをバックライト照明するLEDからなり、前記制御手
段は、前記情報投光手段の液晶ディスプレイを制御して
前記複数の表示内容を選択的に表示させる。したがっ
て、液晶ディスプレイにより種々の形態の情報を表示す
ることができ、かつ、LEDにより明瞭なバックライト
照明を行うことができる。
【0051】請求項5にかかるヘッドアップディスプレ
イ装置は、請求項4において、前記LEDは複数色を発
光自在であり、前記制御手段は、前記LEDによるバッ
クライト照明色を前記複数色間で選択的に切り替えて、
前記情報投光手段による表示内容の表示色を変更制御す
る。したがって、他種類の情報を表示可能な上、それら
の各情報についても、表示色を変更して一層多くの情報
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の一実施の形態のヘッドアップ
ディスプレイ装置の全体構成を示す基本的構成図であ
る。
【図2】 図2は本発明の一実施の形態のヘッドアップ
ディスプレイ装置の情報投光手段の概略構成を示す斜視
図である。
【図3】 図3は本発明の一実施の形態のヘッドアップ
ディスプレイ装置の距離センサの配置構成を示す平面図
である。
【図4】 図4は本発明の一実施の形態のヘッドアップ
ディスプレイ装置の発車時表示モードにおけるコンバイ
ナの画面表示を示す説明図である。
【図5】 図5は本発明の一実施の形態のヘッドアップ
ディスプレイ装置の走行時表示モードにおけるコンバイ
ナの画面表示を示す説明図であり、(a)〜(e)は車
速表示される数字の寸法が変化する過程を順に例示す
る。
【図6】 図6(a)は自動車の交差点進入動作を示す
説明図であり、(b)は本発明の一実施の形態のヘッド
アップディスプレイ装置の一時停止表示モードにおける
コンバイナの画面表示を示す説明図である。
【図7】 図7(a)は自動車の駐車動作を示す説明図
であり、(b)は本発明の一実施の形態のヘッドアップ
ディスプレイ装置の駐車表示モードにおけるコンバイナ
の画面表示を示す説明図である。
【図8】 図8は本発明の一実施の形態のヘッドアップ
ディスプレイ装置の制御系の概略構成を示すブロック図
である。
【図9】 図9は本発明の一実施の形態のヘッドアップ
ディスプレイ装置の制御系の全体動作を示すフローチャ
ートである。
【図10】 図10は本発明の一実施の形態のヘッドア
ップディスプレイ装置の発車時表示モードのサブルーチ
ンを示すフローチャートである。
【図11】 図11は本発明の一実施の形態のヘッドア
ップディスプレイ装置の走行時表示モードのサブルーチ
ンを示すフローチャートである。
【図12】 図12は本発明の一実施の形態のヘッドア
ップディスプレイ装置の駐停車時表示モードのサブルー
チンを示すフローチャートである。
【図13】 図13は本発明の一実施の形態のヘッドア
ップディスプレイ装置の一時停止表示モードのサブルー
チンを示すフローチャートである。
【図14】 図14は本発明の一実施の形態のヘッドア
ップディスプレイ装置の駐車表示モードのサブルーチン
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11 コンバイナ 20 情報投光手段 21 液晶ディスプレイ 23 LED 31 制御手段 101 他車 103 障害物(物体)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンバイナと、 前記コンバイナに所定の表示内容を投光する情報投光手
    段と、 前記情報投光手段の表示内容を、現在の車速が所定速度
    以上のときは車速表示とし、前記所定速度未満のときは
    車速表示以外の表示内容とする制御手段とを具備するこ
    とを特徴とするヘッドアップディスプレイ装置。
  2. 【請求項2】 コンバイナと、 前記コンバイナに所定の表示内容を投光する情報投光手
    段と、 前記情報投光手段の表示内容を、現在の車速が徐行速度
    以上のときは車速を表示する走行時表示モードとすると
    共に、前記徐行速度未満のときは、所定の条件に応じ
    て、発車時に車体周囲の物体を検出して表示する発車時
    表示モードと、駐車時に車体周囲の物体を検出して表示
    する駐車表示モードと、交差点での一時停止時に進入道
    路上の他車を検出して表示する一時停止表示モードとの
    間で選択的に切り替える制御手段とを具備することを特
    徴とするヘッドアップディスプレイ装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記走行時表示モード
    では、前記情報投光手段による車速表示の大きさを、車
    速が増加するにつれ拡大させる請求項1または請求項2
    に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  4. 【請求項4】 前記情報投光手段は、液晶ディスプレイ
    と、前記液晶ディスプレイをバックライト照明する発光
    ダイオードからなり、前記制御手段は、前記情報投光手
    段の液晶ディスプレイを制御して前記複数の表示内容を
    選択的に表示させる請求項1または請求項2に記載のヘ
    ッドアップディスプレイ装置。
  5. 【請求項5】 前記発光ダイオードは複数色を発光自在
    であり、前記制御手段は、前記発光ダイオードによるバ
    ックライト照明色を前記複数色間で選択的に切り替え
    て、前記情報投光手段による表示内容の表示色を変更制
    御する請求項4に記載のヘッドアップディスプレイ装
    置。
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