JP2000045818A - 道路車両の広域運転制御方法及び運転制御装置 - Google Patents

道路車両の広域運転制御方法及び運転制御装置

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JP2000045818A
JP2000045818A JP10214570A JP21457098A JP2000045818A JP 2000045818 A JP2000045818 A JP 2000045818A JP 10214570 A JP10214570 A JP 10214570A JP 21457098 A JP21457098 A JP 21457098A JP 2000045818 A JP2000045818 A JP 2000045818A
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Japan
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vehicle
road
traffic information
information
traffic
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JP10214570A
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Haruki Inoue
春樹 井上
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Hitachi Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 (1)無駄なアイドリング運転を抑止するこ
とが難しい。 (2)ハイリッドカーにおいて駆動機構を状況に応じて
使い分けることが難しい。 (3)省エネルギー量を定量的に測定することが難し
い。 (4)一般の運転者が、省エネルギー運転を交通状況に
応じて行なうことが難しい。 という従来の課題を解消したい。 【解決手段】 車両側には、個別に車両の運転制御装置
1を設置する。車外には、道路に沿って光ビーコン10
4を、例えば交差点毎に設置する。交通情報提供手段と
してのセンタ100は、光ビーコン104を中継手段と
して、車両の運転制御装置1と交通情報等の交信を行
う。運転制御装置1は、取り込んだ交通情報から、アイ
ドリング停止制御や動力駆動機構(例えばモータとエン
ジンとの2つ)の切替えを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路交通システム
における省エネルギー/低公害を実現するシステムに関
し、特に車両の最適な広域運転制御方法と運転制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、増大する車両台数、流通ニーズの
一層の拡大により、交通事情は悪化する一方である。ま
た地球温暖化防止の為のCO2の削減、あるいは窒素酸
化物の抑制等が強く求められている。この様な省エネル
ギー/低公害下の強いニーズに対し、従来以下の様な対
策が実施されてきた。 (1)低燃費エンジンの開発と普及(天然ガス車等) (2)低排出ガス/低騒音車両の開発と普及(電気駆動
自動車等) (3)複数の駆動機構を有する車両の開発と普及(例え
ば、ガソリンで駆動されるエンジンと電池からの電力
(電流)によって駆動されるモータとを持つ如きハイブ
リッドカー等) (4)交通信号待ち、渋滞時等のアイドリング運転時間
の削減(運転者のモラル向上等) (5)広域の交通情報を監視し、交通情報をタイムリー
にかつ正確に提供するITS(高度交通管理システム)
の整備(コンピュータ、光ビーコン/電波ビーコン等の
整備)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記対策が実施されて
きたにもかかわらず、省エネルギー、低公害化は目に見
えて進展せず、むしろ車両の増加等により悪化の傾向さ
えみられるのが現状である。これらの原因は、低燃費、
低公害タイプのエンジンの開発が思う様に進展していな
いことも大きな課題であるが、一方現状の交通インフ
ラ、車両を用いた改善が十分でないことにある。すなわ
ち上記の(3)においては、複数の駆動機構を有する車
両が実用化されているにも関わらず、どの駆動機構をど
の様な場面で用いるのかは、運転者の判断に委ねられて
いる場合が多く、特徴を活かした運転になっていない場
合が多い。また、上記(4)については、運転者のモラ
ルのバラつき以上に、運転者がアイドリング運転を停止
させてよいのか、否かを的確に判断することが難しいこ
とがあげられる。すなわち、道路上を進行中に、前車が
停止してしまった場合の停止時、果して、単なる信号の
待ちなのか、慢性的な渋滞の為なのか、突発的な事故
や、情報が行き渡らなかった道路工事の為なのかが明確
にわからない場合が多い。また、原因が明確で、停止時
間が長いことが予めわかっている場合であっても、夏の
昼間でクーラーに慣れてしまっていたり、厳寒の冬等
は、エンジンを停止し難い状況もある。
【0004】以上を解決するには、渋滞が発生しない交
通システムを実現し、且つ無駄なアイドリング運転を停
止させるなどの省エネルギー/低公害を、人間の判断に
よらず画一的/自動的に行うことが要求される。
【0005】本発明の目的は、こうした省エネルギー/
低公害化を実現可能にする広域運転制御方法、及び運転
の制御装置を提供することにある。こうした目的と共
に、以下の各目的を持つ。 (1)車両の無駄なアイドリング運転を運転者の判断に
よらず、的確にかつ自動的に、停止させる装置を実現す
ること。 (2)複数の駆動機構を有する車両において、的確に低
エネルギー/低公害を両立させる様に自動選択させる装
置を実現すること。 (3)無駄なアイドリング運転を確実に回避しているか
否かを定量的に検知し得る装置を実現すること。 (4)広域の交通エリアを管理しているシステムが対象
エリアを通行中の車両に省エネルギー/低公害を実現す
る指示を的確に与えることのできる方法を実現するこ
と。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、道路上を走行
する多数の道路車両の広域運転制御方法において、道路
に沿って設けられた中継手段を介して道路上の車両に交
通情報を流し、各車両にあっては、自車両の位置を検出
し、ディジタル道路地図情報により、存在道路を特定
し、かつ該当位置及び道路に対応する交通情報を中継手
段から取り込み、自己の車両駆動機構のアイドリング運
転を停止すべきか否かを判断し、停止すべきと判断した
場合は、自己の車両駆動機構を停止することを特徴とす
る道路車両の広域運転制御方法を開示する。
【0007】更に本発明は、道路上を走行する多数の道
路車両の広域運転制御方法において、道路に沿って設け
られた中継手段を介して道路上の車両に交通情報を流
し、複数の動力駆動機構を持つ各車両にあっては、自車
両の位置を検出し、ディジタル道路地図情報により存在
道路を特定し、かつ該当位置及び道路に対応する交通情
報を中継手段から取り込み、該車両の目的地が定まって
いる場合は、上記交通情報から得られる目的地までに至
るまでの経路の交通状況に応じて、目的地が定まってい
ない場合は上記交通情報から得られる進行方向側の交通
エリア全域での交通状況に応じて、複数の駆動機構の中
から採用すべき駆動機構を決定し切替えることを特徴と
する道路車両の広域運転制御方法を開示する。
【0008】更に本発明は、道路上を走行する多数の道
路車両の広域運転管理方法において、センターと車両と
の間の中継を行う中継手段を道路に沿って設けておき、
各車両にあっては、自車両の位置を検出し、ディジタル
道路地図情報により、該車両が道路上にあることを判断
し、道路上で停止している場合は、省エネルギー可能時
間として計測し、省エネルギー可能時間帯で駆動機構が
停止している場合省エネルギー実施時間として計測し、
この2種類の時間を記憶し省エネルギー量、省エネルギ
ー率を求め、これらの諸量を、上記中継手段を介して上
記センターに送り省エネルギーを管理させることとした
道路車両の広域運転管理方法を開示する。
【0009】更に本発明は、センター側では、道路に沿
って設けた中継手段及びその他の手段を介して広域の交
通エリアの情報を収集し、多数の道路車両に中継手段を
介して交通情報を提供し、車両側では、その交通情報に
基づいて運転制御を行う道路車両の広域運転制御方法に
おいて、センター側では、対象エリアの交通情報から、
各道路の渋滞度合いと旅行時間を求め、これを中継手段
を介して該当車両に送り、車両側ではこの情報に基づい
て駆動機構の停止指示、及び又は駆動機構の切替指示を
与えることを特徴とする道路車両の広域運転制御方法を
開示する。
【0010】更に本発明は、交通情報提供手段たるセン
ターとの間で、道路に沿って離散的に設置された中継手
段を介して情報を交信する、車両に取り付けた車両の運
転制御装置において、GPSアンテナで受信した情報を
入力として自車両の位置を特定する位置特定装置と、交
通情報提供手段から提供される交通データを中継手段を
介して入力する交通情報取込装置と、ディジタル地図デ
ータ及びデータ処理用の一時的情報を記憶する記憶装置
と、一定周期時間毎の情報及び処理起動トリガーを発生
するタイマーと、車両の運行状況や駆動機構の状態を監
視し、かつ車両駆動機構の起動/停止を行う車両制御装
置と、文字や地図を表示する表示装置と、交通情報提供
手段に中継手段を介してデータを送信する送信装置と、
前記得た自車両の位置及び交通情報から車両駆動機構を
停止すべきか否かを判断し、停止すべきと判断した場合
に車両制御装置に停止指令を出力する手段と、を具備し
たことを特徴とする車両の運転制御装置を開示する。
【0011】更に本発明は、交通情報提供手段たるセン
ターとの間で、道路に沿って離散的に設置された中継手
段を介して情報を交信する、複数の動力駆動機構を持つ
車両に取り付けた車両の運転制御装置において、GPS
アンテナで受信した情報を入力として自車両の位置を特
定する位置特定装置と、交通情報提供手段から提供され
る交通データを中継手段を介して入力する交通情報取込
装置と、ディジタル地図データ及びデータ処理用の一時
的情報を記憶する記憶装置と、一定周期時間毎の情報及
び処理起動トリガーを発生するタイマーと、車両の運行
状況や駆動機構の状態を監視し、かつ車両駆動機構の起
動/停止を行う車両制御装置と、文字や地図を表示する
表示装置と、交通情報提供手段に中継手段を介してデー
タを送信する送信装置と、前記得た自車両の位置及び交
通情報から車両駆動機構の切替えを行うべきかを判断
し、切替えるべきと判断した場合に車両制御機構の切替
え指令を出力する手段と、を具備したことを特徴とする
車両の運転制御装置を開示する。
【0012】更に本発明は、交通情報提供手段たるセン
ターとの間で、道路に沿って離散的に設置された中継手
段を介して情報を交信する、複数駆動機構を持つ車両に
取り付けた車両の運転制御装置において、GPSアンテ
ナで受信した情報を入力として自車両の位置を特定する
位置特定装置と、交通情報提供手段から提供される交通
データを中継手段を介して入力する交通情報取込装置
と、ディジタル地図データ及びデータ処理用の一時的情
報を記憶する記憶装置と、一定周期時間毎の情報及び処
理起動トリガーを発生するタイマーと、車両の運行状況
や車両駆動機構の状態を監視し、かつ複数の車両駆動機
構の動作切替えを行う車両制御装置と、文字や地図を表
示する表示装置と、交通情報提供手段に中継手段を介し
てデータを送信する送信装置と、前記得た自車両の位置
及び交通情報から得られる、該車両の進行方向に対し予
め定められた距離内エリアに含まれる道路の平均移動速
度が、予め定めた値より小さい場合は、単位時間当りの
排出ガス量が小さい車両駆動機構に切替える信号を、大
きい場合は単位時間当たりの消費エネルギー量が小さい
車両駆動機構に切替える信号を前記車両制御装置に出力
する手段と、を具備したことを特徴とする車両の運転制
御装置を開示する。
【0013】更に本発明は、交通情報提供手段たるセン
ターとの間で、道路に沿って離散的に設置された中継手
段を介して情報を交信する、車両に取り付けた車両の運
転制御装置において、GPSアンテナで受信した情報を
入力として自車両の位置を特定する位置特定装置と、交
通情報提供手段から提供される交通データを中継手段を
介して入力する交通情報取込装置と、ディジタル地図デ
ータ及びデータ処理用の一時的情報を記憶する記憶装置
と、一定周期時間毎の情報及び処理起動トリガーを発生
するタイマーと、車両の運行状況や駆動機構の状態を監
視し、かつ車両駆動機構の起動/停止及び又は複数の車
両駆動機構の動作切替えを行う車両制御装置と、文字や
地図を表示する表示装置と、交通情報提供手段に中継手
段を介してデータを送信する送信装置と、前記得た自車
両の位置及び交通情報から車両駆動機構を停止すべきか
否か又は切替えるべきかを判断し、停止すべきと判断し
た場合又は切替えるべきと判断した場合は停止又は切替
えを行うべきを指示するメッセージを表示装置に表示さ
せる手段と、を具備したことを特徴とする車両の運転制
御装置を開示する。
【0014】更に本発明は、交通情報提供手段たるセン
ターとの間で、道路に沿って離散的に設置された中継手
段を介して情報を交信する、車両に取り付けた車両の運
転制御装置において、GPSアンテナで受信した情報を
入力として自車両の位置を特定する位置特定装置と、交
通情報提供手段から提供される交通データを中継手段を
介して入力する交通情報取込装置と、ディジタル地図デ
ータ及びデータ処理用の一時的情報を記憶する記憶装置
と、一定周期時間毎の情報及び処理起動トリガーを発生
するタイマーと、車両の運行状況や車両駆動機構の状態
を監視し、かつ複数の車両駆動機構の動作切替えを行う
車両制御装置と、文字や地図を表示する表示装置と、交
通情報提供手段に中継手段を介してデータを送信する送
信装置と、前記得た自車両の位置及び交通状況情報から
得られる、該車両の進行方向に対し予め定められた距離
内エリアに含まれる道路の平均移動速度が、予め定めた
値より小さい場合は、単位時間当りの排出ガス量が小さ
い車両駆動機構に切替えるべきを指示するメッセージ
を、大きい場合は単位時間当たりの消費エネルギー量が
小さい車両駆動機構に切替えるべきを指示するメッセー
ジを上記表示装置に表示させる手段と、を具備したこと
を特徴とする車両の運転制御装置を開示する。
【0015】更に本発明は、交通情報提供手段としての
センターとの間で、道路に沿って離散的に設置された中
継手段を介して情報を交信する、車両に取り付けた車両
の運転制御装置において、GPSアンテナで受信した情
報を入力として自車両の位置を特定する位置特定装置
と、交通情報提供手段から提供される交通データを中継
手段を介して入力する交通情報取込装置と、ディジタル
地図データ及びデータ処理用の一時的情報を記憶する記
憶装置と、一定周期時間毎の情報及び処理起動トリガー
を発生するタイマーと、車両の運行状況や駆動機構の状
態を監視し、かつ車両駆動機構の起動/停止及び又は複
数の車両駆動機構の動作切替えを行う車両制御装置と、
文字や地図を表示する表示装置と、交通情報提供手段に
中継手段を介してデータを送信する送信装置と、前記得
た自車両の位置及び交通情報から車両駆動機構を停止す
べきか否か又は切替えるべきかを判断し、停止すべきと
判断した場合又は切替えるべきと判断した場合は車両制
御装置に停止指令又は切替指令を出力する手段と、この
出力で制御される車両駆動機構の省エネルギーパラメー
タを求め、上記送信装置及び中継手段を介して上記セン
ターに送出させる手段と、を具備したることを特徴とす
る車両の運転制御装置を開示する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に本発明の考え方を先ず説明
する。まず目的(1)に対しては、運転者へ判断を委ね
ることは止め、自車両の位置を検出し、かつその位置に
対応する道路の交通状況を公共的インフラストラクチャ
ーを用いて情報を取得し、アイドリング運転を停止すべ
きかどうかを判断し、停止すべきと判断した場合は、運
転者の判断によらず、自動的にエンジンを止める装置を
提供する。また、直接エンジンを停止するインターフェ
ースを用いない場合は、運転者にエンジン停止を指示す
る様にした。以上により都市部等慢性的渋滞が発生して
いる重交通エリアにおいては50(%)以上の省エネル
ギー/低公害化を実現できる様になる。目的(2)に対
しては、目的(1)と同様、自車両の位置を検出し、該
車両の目的地が定まっている場合は、目的地に至るまで
の経路の状況を上記交通情報を用いて、一方、目的地が
定まっていない場合は、進行方向側の交通エリア全域を
観察して、どの駆動機構を採用すべきかを判断し、運転
者の判断によらず、自動的に駆動機構を切替える様にし
た。これにより、各駆動機構の特徴を活かした、運転を
可能としている。目的(3)に対しては、駆動機構の状
況と、交通状況を監視し、省エネルギーが可能な時間
と、実際に省エネルギーに貢献した時間を測定し、省エ
ネルギー運転の質を定量的に検出できる様にした。これ
により、従来は運転者委せの省エネルギー/低公害運転
を、一律に高い実現性が得られる運用を可能とする。例
えば車両の規制基準値や、運転モラル規準を定量的に設
定できることになる。目的(4)に対しては、従来の交
通情報提供システムが、渋滞の状況や旅行時間等の客観
的情報を各車両に提供していたのに加え、エンジンを停
止するべきタイミングやエンジンを切替えるタイミング
を木目細かく指示する様にした。
【0017】図1は本発明の省エネルギー/低公害シス
テムの実施の形態を示す図である。このシステムは車両
側装置と非車両側システムとから成る。非車両側システ
ムは、広域エリアの交通情報を集中的に管理する交通情
報提供システム100、路上に設置(例えば信号灯のあ
る交差点毎に設置)され、その下を通過する車両へ情報
を提供し、かつ車両からの情報(当然に、車両ID情報
を含む)を受信する双方向の通信機能を有する中継手段
としての光ビーコン(あるいは電波ビーコン。以下同
じ)104、及び車両の正確な位置を測定する為の複数
のGPS用人工衛星103、FM電波内に交通状況情報
を含む広域提供型の放送局102、アンテナ1、3等か
ら成る。交通情報提供情報システム100は、主として
光ビーコン104からの交通情報を収集し、各道路の総
合的判断を行い、各車両に省エネルギー/低公害の指示
を与える。人工衛星101、放送局102からのアンテ
ナ103を介しての情報も提供システム100に入力
し、利用されることもある。車両側装置は、個々の車両
に搭載されている装置であって、その中心は省エネルギ
ー/低公害達成手段としての運転制御装置1である。車
両側装置としては、この運転制御装置1の他に、図1の
下部に拡大図として示したように、光ビーコンとの情報
交換を行う投受光器2、LED等で実現される例えばフ
ロントガラス上にはりつけて設置したディスプレイ3、
前記人工衛星101の電波を把えるGPSアンテナ4、
前記FM電波を把えるFMアンテナ5、使用燃料・燃焼
方法・効率の異なる2種類の動力駆動機構7、8(A、
B)(例えば、装置7が電池をエネルギー源とするモー
タ、装置8がガソリンをエネルギー源とするエンジ
ン)、前記2種類の駆動機構7、8の起動/停止、切替
等を行うと共に車両の各種状態量を取り込む車両制御装
置6より成る。
【0018】尚、図1は一例であり、前記各センサー、
駆動機構の種類、数量等は自由に選択、構成することが
できる。また、光ビーコン、電波ビーコン、放送局によ
る広域道路情報配信等は、いづれも我国においては、V
ICS、AMIS等のシステム名称で、西暦2000年
までに整備が完了するものであり、国際的にもITS
(Intelligent Transport System)として、公共的イン
フラストラクチャーとして完備されるものである。光ビ
ーコンは、例えば近赤外線を利用し、その感応領域は、
例えば3.5m程度であり、電波ビーコンは例えば70
m程度の感応領域を持つ。両者別々に設置されること
も、同時併用設置の例もある。
【0019】図2は、各車両搭載の運転制御装置1の構
成例を示したものである。各車両搭載の運転制御装置1
は、駆動機構7、8の停止装置11、駆動機構7、8の
切替装置12、省エネルギー測定装置13、記憶装置1
4、位置特定装置15、交通情報取込装置16、タイマ
ー17、交信装置18、送信装置19、表示装置20か
ら成る。表示装置20はナビゲーションシステムとして
の本来の表示画面、及びディスプレイ3の表示制御手
段、を持つ。位置特定装置15は、GPSアンテナ4で
受信した電波情報を入力として該当車両の現在位置を特
定する。交通情報取込装置16は、光ビーコン/電波ビ
ーコン104からの光/電波を受光器/アンテナ2を介
して、及びFMアンテナ103からの電波をアンテナ5
を介してそれぞれ交通データとして入力し、該当車両の
存在位置近傍及び、目的地に至る地域の交通状況(例え
ば、現在地から前方30Km以内、及び後方10Km以
内の交通状況)を取込む。記憶装置14は、ディジタル
地図データ及びデータ処理用の一時的情報を記憶する。
タイマー17は、絶対時刻あるいは一定周期毎の情報及
び処理起動トリガーを発生する。交信装置18は、車両
の運行状況や駆動機構7、8の状態を監視したり、駆動
機構7、8の起動/停止や切替えを行う車両制御装置6
と交信を行う。表示装置20は、前記ディスプレイー3
にデータや地図を表示する。送信装置19は、光ビーコ
ン/電波ビーコン2に対し、データを送信要求する。停
止装置11は、装置15、16により該車両の存在位置
及び交通状況情報を取り込み、駆動機構7、8を停止す
べきか否かを判断し、停止すべき場合は、交信装置18
に対し、停止信号を出力する。これを受けて車両制御装
置6は現在運転中の駆動機構7及び又は8の駆動停止を
はかる。切替装置12は、装置15、16より該車両の
存在位置及び交通状況情報を取り込み、駆動機構7、8
を切替えるべきか否かを判断し、停止すべき場合は交信
装置18に対し、切替信号を出力する。これを受けて車
両制御装置6は、駆動機構7から8、又は8から7への
切替えを行う。省エネルギー量測定装置13は、装置1
5、16より該車両の存在位置及び交通状況情報を取込
み、省エネルギー可能時間と、省エネルギー実施時間を
測定し省エネルギー実施率と、省エネルギー量を測定し
求め、表示装置2に表示し、送信装置19に対し送信要
求を行い、これらの諸量を光ビーコン投光器/電波ビー
コンアンテナ2を通して提供システム100に送り、管
理させ、及び交通情報として利用する。
【0020】上記において、停止装置11は、直接に駆
動機構7、8を停止させる様に説明したが、前記表示装
置20に、運転者に対して停止を指示し、実際の停止は
運転者の判断及びアクションに任せる様にしてもよく、
実現が容易である。また、上記のうち、記憶装置14、
位置特定装置15、交通情報取込装置16、タイマー1
7、交信装置18、送信装置19、表示装置20は既に
カーナビゲーション装置として広く普及しているものと
同一でよい。切替装置12についても同様であることは
言うまでもない。省エネルギー量測定装置13を用いる
ことにより、省エネルギー/低公害車両の定量的基準を
設定することができ、積極的かつ定量的効果を実施する
ことができる。
【0021】図3に、停止装置11の処理手順を示す。
本装置はタイマー17より例えば1(秒)毎に起動され
以下の処理を行う。処理Aでは、該当車両がアイドリン
グ停止中かを判断する。ここでアイドリング停止の定義
は、(1)走行速度=0、かつ(2)駆動機構の少くと
も1台が稼働中である。上記(1)、(2)に該当する
か否かは前記車両制御装置6が取り込んだ状態量情報を
参照することにより判断できる。
【0022】処理Aの判断結果がNoの場合は、ここで
処理は終了する。Yesの場合は省エネルギー制御の可
能性があるので処理Bに進む。処理Bでは、前記位置特
定装置15より現在の位置を緯経度として取り込み、一
方記憶装置14内に記憶されているディジタル道路地図
を読み出し、道路との照合を行う。処理Cでは、この結
果、車両が道路上で停止中か否かを判断する。判断結果
がNoの場合、すなわち道路上では無い場合(又は未だ
地図情報として登録されていない未登録道路である場
合)は、運転者は走行以外の目的でアイドリング運転中
であると推定されるので、このまま処理を終了する。判
断結果がYesの場合、すなわち道路上でのアイドリン
グの場合は、処理Dを経て処理Eに進み、駆動機構7、
8を停止させるべきかの判断を行う。ここでは単に前方
へ進めないからといって、常に駆動機構7、8を停止し
ていたのでは停止/起動が頻繁になりかえって、エネル
ギー消費量、排出ガス量はかえって増大してしまう。し
かし、この停止せざるを得ない状態がどれ位続行し、こ
こで駆動機構7、8を停止させることが省エネルギー/
低公害に有効かを運転者が的確に判断することは従来困
難であった為、仲々アイドリング時間の短縮が図れなか
った。本装置では、処理Eの前段に処理Dを設けて、交
通情報取込装置16よりの交通情報を、光ビーコン/電
波ビーコン104を介して取り込むこととした。そして
処理Eではこの交通情報と記憶装置14内のディジタル
道路地図を用いて以下の様に的確な判断を行う。
【0023】即ち処理Dでは、交通情報提供システム1
00からの各道路(リンク)上の渋滞長、平均旅行時間
を光ビーコン/電波ビーコン104を介して各車両が取
り込む。更に、アンテナ103を通してもFM多重波送
信形式での交通情報を取り込む。但し、アンテナ103
からの情報とシステム100からの情報とは前者が広
域、後者が車両対応の情報である点で異なる。処理E
は、これらの情報が例えば下記条件を満たせば停止すべ
きと判断する。 (条件1)自車両は、渋滞内に存在しており、かつ (条件2)該当リンクでの平均移動速度が例えば3(k
m/h)以下である。
【0024】図4は、この状況を、具体例に示したもの
である。自車両200は、交差点(1)に向かってお
り、交差点(1)まで300(m)の位置にあるとす
る。この時この道路(リンク)P3の旅行時間t1=15
(分)=900(秒)として提供システム100から提
供されているとすると、移動速度vは、 v=(リンク長)/(旅行時間) で与えられるので、具体的にリンク長P3=550
(m)、旅行時間t1=15(分)を代入すると、 v=550(m)/15(分) =2.2(km/h) となり、(条件1)(条件2)を共に満足するので処理
Eの判断結果はYesとなる。ここで旅行時間とは、そ
のリンクを通過するまでの通過時間のことであり、渋滞
の状況により種々変化する。旅行時間は、例えば5分単
位に予測される値であり、この予測は、システム100
(又は自装置1内の処理)で行う。1リンクではなく2
個以上のリンクでの旅行時間の算出例もある。上記算出
例での2.2(km/h)とは、走行しているよりも停
止している方が時間的にはるかに長いことを示してお
り、明らかに駆動機構7又は8を停止することが省エネ
ルギー/低公害に貢献する。運転者が常にこの様な判断
を的確に行い、かつ実際に駆動機構7、8を、こまめに
停止することは困難であり、またモラルの個人差を考慮
すると運転者の判断に任せることでは、十分な効果が得
られない。しかし、処理A〜Eを導入したことにより、
常に的確な判断が可能となる。
【0025】処理Fでは、交信装置18に対し、駆動中
の駆動機構7、8用停止信号を出力し、この結果アイド
リング運転は停止される。処理Gは、処理Fで駆動機構
7、8を停止させたことを運転者に報告するもので、例
えば図5の様な、現在時刻と停止の旨のメッセージを表
示装置20を介してディスプレイ3に表示する。
【0026】処理Dでの交通情報の取り込みは、光ビー
コン/電波ビーコン104を通じて取り込むことから、
光ビーコン/電波ビーコン104の感応領域(応答領
域)外にある車両の場合、処理Dによる交通情報の取り
込みができない。そこで、以下の如き考え方で対処す
る。 (1)、過去の最新の光ビーコン/電波ビーコン104
の設置位置で得た、交通情報をそのまま利用する。 (2)、上記(1)で得た交通情報と、その時点から現
在時点までの経過時間や車両速度を考慮して渋滞状態を
算出し、現位置での新交通情報を得、これを利用する。 (3)、光ビーコンは感応領域が狭いことから、電波ビ
ーコンを使用し、且つこの電波ビーコンの感応領域を、
隣り合うビーコン設置区間でデッドゾーンがないように
設定する。そしてこの電波ビーコンを通じて交通情報を
取り込むようにする。また、直接に駆動機構7、8を制
御しない場合、すなわち処理Fがなく、運転者に指示を
与える場合は、例えば図6のようなメッセージを出力要
求する。この方法は、従来の車両のような十分な自動化
機構の装備がない場合でも容易に実現できる、大変有効
な方法である。
【0027】図4は、説明図として使ったが、VICS
システムによるナビゲーションでの表示例でもある。こ
こで、以下の各種文字・数値は必ずしも表示したもので
はない。「交差点(1)〜交差点(6)」の文字、「リ
ンク長、渋滞長」の文字及び又はそれを示す数値、「現
在位置」の文字、「200(自車両)」の文字、
「P1、P2、P3」の文字、一方、表示内容は以下の通
りである。図の道路地図、矢印斜線で示した渋滞表示
(及び又はその渋滞に沿う自動車配列表示)(渋滞の状
況によっては、大/中/小/無によって赤色/橙色/黄
色/青色の色区別表示をする)、現在位置を示す丸印。
文字の数値の中で表示する例としては、現在位置のリン
クに属するリンク長の「550m」渋滞長の「500
m」、交差点(1)までの距離の「300m」がある。
また、進行方向にあるリンクでのリンク長、渋滞長も要
求に応じて表示する。
【0028】以上の停止制御を、より詳細に説明する
為、図12以下を用いる。図12は、縦軸に消費エネル
ギー量、横軸に時間経過を示したもので、ガソリン、軽
油、LPGガス等を燃料とする燃焼機関に対し、本発明
を適用した場合を示している。停止状態から起動時にピ
ークはあるものの、アイドリング運転が無くなっている
ことがわかる。図13は、同一条件での従来方式の結果
を示したものであるが、アイドリング運転時間が長く、
図12に比べ消費エネルギー量が極めて大きくなってい
るのがわかる。
【0029】図14は、図12と同一の状況下で、縦軸
にCO2、SOX、NOX等の排気ガス量を定義したもの
である。図15の従来方式と比較すると、本発明を適用
した場合は、大きく排ガス量が低減されていることがわ
かる。
【0030】図7は、切替装置12の処理手順を示した
ものである。近年、低排出ガス量、低騒音のために、例
えばガソリンエンジンと電気モータ等の異なる駆動機構
を有するハイブリットカーが注目されているが、それら
の切替えについては運転者の判断に任されており、必ず
しも省エネルギーと低公害の双方を満足した結果が得ら
れているとはいえない。本発明は、異なる駆動機構の利
点(特徴)を有効に発揮させるものである。図7の手順
図の説明に先立ち駆動機構7、8の特徴である排ガスの
時間推移を図16、図17を用いて説明する。
【0031】図16は、例えばガソリンエンジンのよう
な燃焼機関による駆動機構7の排出ガス発生の推移を図
12と同条件で示したものである。起動時に大であり、
定運転状態であっても、一定量が排出されていることが
わかる。これに対し、電気エネルギーによるモータ等の
駆動機構8では図17に示すように、起動時も、定常時
もほぼ排出ガス量は一定であり、極めて微量である。一
方、図18は、駆動機構7のエネルギー消費量推移を示
している。起動時にはエネルギー消費量が大きく定常時
は、比較的少ないことがわかる。図19は駆動機構8の
エネルギー消費推移を示している。起動時もほぼ一定で
あるが、駆動機構7に比較すると、定常時の消費エネル
ギーは大きい。これは、エネルギー効率から考察すれば
当然の結果である。以上のように図16から図19を総
合的に観察すると、連続して一定速度以上で走行できる
場合は、排出ガス量はやや多くなるが、消費エネルギー
の少ない燃焼系の駆動機構7を選択すべきであり、一方
停止せざるを得ず且つ、速度も出すことができない状況
では駆動機構8を選択するべきであることがわかる。以
上のような的確な判断を運転者自身に委ねることは極め
て困難であり、ハイブリットカーの効果も、現状では十
分得られることはない。これに対し、図7の処理によれ
ば、以上を自動的にかつ適格に行うものである。
【0032】図7は、切替装置12の処理手順である。
図3の停止装置11と同様、タイマー17より例えば1
(秒)周期で起動される。処理H、I、Jは、図3の処
理A、B、Cと同じである。処理Kは、図8に示すよう
に少なくとも、該当車両の進行方向に対し、例えば半径
10(km)程度の情報を取り込む。次に処理Lでは、
以下のようにして駆動機構を切替えるか否かを判断す
る。判断を行う場合、2つのレベルのケースがある。第
1のケースは、該当車両が予め目的地を設定している場
合である。図8の表示地図上において、現在の車両の位
置を(A)、目的地を(B)とすると、前記渋滞長、旅
行時間等の交通情報から容易に最短時間の経路Rを求め
ることができる。この場合の条件は、例えば(1)前方
半径10(km)内の、上記経路の平均速度が10(k
m/h)以下である場合は、駆動機構8を選択する。従
って処理Lでは、現在の駆動中の駆動機構7の場合は、
切替えが必要の判断がYesとなり、処理Mで交信装置
18に対し、切替信号を出力し、処理Nにて、図9に示
すような切替えた旨の報告メッセージを表示装置20に
対し表示要求する。また、直接に駆動機構を切替えない
場合は処理Mをスキップし、処理Nで、図10に示すよ
うな切替指示メッセージを出力要求することもできる。
【0033】第2のケースは、特に目的地が設定されて
いない場合である。この場合は、処理Lでは進行方向の
2次元的エリア全体の道路状況を判断する。例えば図8
に示す、前方半径10(km)の半円エリアの交通状況
を判断する方法として、このエリア内に含まれる主要道
路の平均速度vaを以下の様にして求める。
【数1】 ここでは、tiは、道路(リンク)iの旅行時間であ
り、光ビーコンやFM多重波で与えられる。Liは道路
(リンク)iの距離であり、記憶装置14内のディジタ
ル道路地図内に記憶されている。nは上記前方半径10
(km)の半円エリアに含まれる道路(リンク)数であ
る。例えばvaが10(km/h)より小さい場合は、ど
の様な経路を選択した場合でも停止回数、停止時間が共
に大となる為、駆動機構8の方を選択すべきであること
がわかる。以上の判断を、運転者に行なわせることは極
めて困難であるが、本装置を用いると、常に的確な判断
が実現でき、省エネルギー/低公害が実現できることが
わかる。
【0034】図11は、省エネルギー量測定装置13の
処理手順を示したものである。本装置は、タイマー17よ
り1秒周期の起動と、光ビーコン/電波ビーコン2の下
の感応領域を通過した時に起動される。タイマーよりの
起動は必要であるが、光ビーコン/電波ビーコン下通過
時の割込みは必ずしも必要ではないが、全体の効果を上
げる場合には必要となる。まず処理aで、上記割込み種
別を判定し、各々の処理を行う。タイマー割込みの場合
は、処理bに進む。処理bとcはそれぞれ、図3の処理
BとCと同じである。すなわち、道路上での停止か否か
を判断している。道路上での待ちの場合は処理dに進
み、アイドリング中か停止中かを判断する。これは駆動
機構状態を自動監視することで容易に判定できる。駆動
機構7、8が停止している場合は「省エネ中」であると
して、処理eで省エネルギー実施時間teを、 te=te+1 として更新し、記憶装置14に格納する。次に処理fに
て省エネ可能トータル実施時間Teを、 Te=Te+1 として更新し、記憶装置14に格納する。ここでT
eは、道路上で停止している時間の総和であり、teは、
eの内数であり、このうち駆動機構が停止している時
間の総和である。従って、車両が停止する場合は必ず駆
動機構も停止すれば、 Te=te となるが、車両の機構上有り得ず、できるだけ上記が等
号関係が成立する様に運転することが、省エネルギーと
なる。ここで省エネルギー実施率Peを、 Pe=te/Te×100(%) で定義すると、記憶装置14には常にPeが記憶される
様になる。尚、更に効果を上げる為に、交通提供システ
ム100にリアルタイムでこの情報を報告し、積極的な
制御を行うやり方がある。処理aでビーコン下通過の割
込みである場合は処理gで通過したビーコン番号Bnを
取込み記憶する。次に処理hで省エネルギー量Eeを、 Ee=te×C として計算する。Cは該当車両の駆動機構(7及び又
は8)jの単位時間当りの消費エネルギー量である。C
jは事前又はその都度求めた値である。次に処理iで、
送信装置19に対し、te、Te、Pe、Ee、Bn、Bn-1
(前回通電ビーコン番号)を送信要求する。最後に処理
jにおいてte、Te、Pe、Ee、Bn-1を初期化(クリ
ア)し、次の走行に備える様にする。以上の各例での具
体的効果を図20以下を用いて説明する。
【0035】図20は、縦軸に、ある車両の走行速度、
横軸に、時間経過を定義したのである。時刻0〜4分
は、比較的空いた地域を走行しており、時刻4〜52
は、渋滞の激しいエリアを走行している。そして、時刻
52は再び空いたエリアに出た状況を示している。時刻
4〜52においては、渋滞の度合いや、交通信号の制御
パラメータに走行が大きく影響をうけるが、実際に走行
できているのは時間的に1/10程度あり、残り9/1
0は停止していることになる。図21は、図20の状況
で、エンジンを全く停止せずに走行した場合の消費エネ
ルギー量推移を示したものであるが、大きな無駄エネル
ギーを消費していることがわかる。図22は、同じ状況
に対し、図3の例(特に駆動機構7のみの停止制御)を
適用した結果を示している。50(%)以上のエネルギ
ーが節約されていることがわかる。図23は、同じ状況
に対し図7を適用した場合の消費エネルギー量推移を示
したものである。時刻6までは駆動機構7が動作してい
たが、時刻6で、切替装置12により駆動機構8に切替
り、また時刻51で再び駆動機構7に戻っている様子が
わかる。図22に比べ、やや消費エネルギーは大であ
る。しかし、排出ガス量は図7を適用した場合の方がは
るかに小さくなることを図24以下を用いて示す。
【0036】図24は、駆動機構7のみを使用した場合
の排出ガス量の推移を示したものである。これに対し、
図25は、図7を適用した場合の排出ガス量推移であ
る。図24に対し、排ガスが大きく低減されていることが
わかる。図26は、図20と同一状況での消費エネルギ
ー累積値推移を示したものである。時刻50において、
従来システム(1)の場合は6000(CC)を消費し
ているのに対し、図3を適用して駆動機構7のみを使用
した場合、(3)の2100(CC)の消費であるので
65(%)の省エネルギーが達成されていることにな
る。図7を適用した場合の(2)の消費エネルギーは3
400(CC)なので約43(%)の省エネルギーとな
っている。図27は、図20と同一状況での排出ガス累
積値推移を示したのもである。時刻50において、従来
システムでは6000(ppm)に対して、図3を適用
した場合(6)は2500(ppm)であり、約58
(%)の低減、図7を更に加えた場合の(5)は120
0(ppm)である為、実に80(%)の低減となって
いることがわかる。
【0037】以上の様に本発明を適用すると、従来のカ
ーナビゲーション装置に簡単な装置を追加するだけで、
運転者の個人差によらず、大きな省エネルギーと排出ガ
ス量の減少を実現できる。図28は、他の実施の形態を
示す図であり、交通情報提供システム100及び他の地
上側設備の構成例を示したものである。前記図3、図7
は、交通の主機である車両側の制御・駆動に対するもの
であったが、この例は公共的なインフラストラクテャー
に対するものである。現在我国では都道府県単位程度の
広域に対する交通状況の監視及び情報の提供は、大型の
コンピュータにより集中的に行なわれている。この例
は、この中央コンピュータから光ビーコン/電波ビーコ
ン104、FM多重波等の通信手段を用いて管理エリア
内の車両に、省エネルギー/低公害の為の具体的指示メ
ッセージを与える方法とシステムである。地上の交差点
には、光ビーコン/電波ビーコン104を設定するが、
この他にも必要に応じて各種のセンシング手段を設け
る。例えば、超音波感知器105を設ける例がある。更
に、道路に面して行き先案内や渋滞情報等の表示を行う
表示盤106を設けることも多い。
【0038】交通情報提供システム100は、広域の道
路上側に設置された超音波感知器105や、光ビーコン
104等のセンサーデータを取込むデータ入力装置11
2と、ディジタル道路地図や処理中の一時的情報を記憶
する為の記憶装置111と、光ビーコン104、FM多
重波発信の為の放送局102、路上の交通表示盤106
に指示メッセージを出力するデータ出力装置113と、
データ入力装置112より交通情報を取込み、かつ記憶
装置111よりディジタル地図情報を読み出し、交通状
況を判断し各光ビーコン104、交通表示盤106の設
置位置を通過する車両200、201に対する省エネル
ギー/低公害の為指示メッセージを前記データ出力装置
113に出力要求する交通情報提供装置110により構
成される。図29は前記交通情報提供装置110の処理
手順を示したものである。処理kでは、各センサー(光
ビーコン等)より道路(リンク)毎の存在車両台数、移
動速度、占有率、リンク旅行時間等を管理エリア全域に
亘り収集する。処理mではこれらの情報を基に、道路
(リンク)毎の渋滞長、平均旅行時間等を計算する。次
に処理nと処理sは、対象エリアに含まれる情報提供手
段である光ビーコン/電波ビーコン104、交通表示盤
106に対し、各々以下の処理を繰り返して行う様制御
する。
【0039】処理oは、図3の処理Eと同一である。図
3の処理Eでは、該当車両の存在位置は渋滞内に存在し
ており、かつ該当リンクでの平均移動速度が例えば3
(km/h)以下の条件を判定していた。処理oではこ
のうち車両の存在位置を光ビーコン/電波ビーコン/交
通表示盤の設置位置に置き換えればよい。以上の条件が
共に成立した場合は該当情報提供手段の下あるいは近傍
を通過した車両に対し、処理pにて例えば、図30に示
す様なエンジンをこまめに停止する様な指示メッセージ
を出力する。次に処理qでは、図7の処理Lと同様の処
理を行う。すなわち該当情報提供手段より例えば前方半
径10(km)内の交通状況を判断し、そのエリアの平
均速度が10(km/h)以下であるならば、処理rに
て例えば図31に示す様な「低公害駆動機構切替ガイダ
ンス」を出力する。以上の様に、提供システムから、各
々の情報提供手段の設置場所に応じた的確な運転指示を
出力することにより、車両に十分な装備が無い場合、あ
るいは、熟練していない運転者であっても、少ないエネ
ルギー消費量でかつ、低公害の交通状況を実現すること
ができる。
【0040】図29は、ガイダンス指示をする例であっ
たが、直接に停止装置11や切替装置12に指示を与え
て自動操作することも、図28の提供システム100で
は可能である。この場合、図29の処理pの代わりに、
自動停止操作処理、処理rの代わりに自動切替操作処理
を行わせる。勿論、処理p、rでのガイダンスを残し、
ガイダンスした後で自動操作処理を行わせることも可能
である。
【0041】渋滞中に停止や切替えを行わせて省エネル
ギー化、低公害化をはかったが、季節によっては困るこ
ともある。冬の寒い時に停止すると車内が冷えることに
なり、夏の暑いときに停止すると車内があつくなる恐れ
がある。こうした季節や、温度等の条件を考慮して停止
や切替えを行うようにすることも可能である。また、都
会や田舎といった地域差や上り坂と下り坂といった勾配
差を考慮して停止や切替えを行うようにすることも可能
である。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、簡単な装置及び方法に
て、消費エネルギーの低減、及び排出ガス量の低減によ
り公害を抑止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である。
【図2】省エネルギー/低公害装置の構成例である。
【図3】駆動機構停止装置の処理手順図である。
【図4】エンジン停止判断状況例である。
【図5】エンジン停止報告メッセージ例である。
【図6】エンジン停止指示メッセージ例である。
【図7】駆動機構切替装置の処理手順図である。
【図8】駆動機構切替判断状況例である。
【図9】駆動機構切替報告メッセージ例である。
【図10】駆動機構切替指示メッセージ例である。
【図11】省エネルギー量測定装置の処理手順図であ
る。
【図12】本発明適用時の消費エネルギー推移図であ
る。
【図13】従来方式の消費エネルギー推移例である。
【図14】本発明適用時の排出ガス量推移例である。
【図15】従来方式の排出ガス量推移例である。
【図16】駆動機構1の排出ガス量推移例である。
【図17】駆動機構2の排出ガス量推移例である。
【図18】駆動機構1の消費エネルギー推移例である。
【図19】駆動機構2の消費エネルギー推移例である。
【図20】実走行時の速度推移例である。
【図21】従来システムによる消費エネルギー量推移例
である。
【図22】本発明により駆動機構1のみを使用した場合
の消費エネルギー量推移例である。
【図23】本発明により駆動機構を使い分けた場合の消
費エネルギー量推移例である。
【図24】本発明により駆動機構1のみを使用した場合
の排出ガス量推移例である。
【図25】本発明により駆動機構を使い分けた場合の排
出ガス量推移例である。
【図26】消費エネルギー比較グラフである。
【図27】排出ガス量比較グラフである。
【図28】交通情報提供システム構成例である。
【図29】交通情報提供装置の処理手順図である。
【図30】エンジン停止指示メッセージ例である。
【図31】駆動機構切替指示メッセージ例である。
【符号の説明】
1 車両の運転制御装置 2 投受光器 3 ディスプレイ 4、5 アンテナ 6 車両制御装置 7、8 動力駆動機構 100 交通情報提供システム 101 GSP用人工衛星 102 放送局 104 光ビーコン/電波ビーコン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G08G 1/13 G08G 1/13 Fターム(参考) 3D044 AA17 AB01 AC27 AC55 AE07 AE15 3G084 AA00 AA01 CA03 CA07 DA00 DA02 DA10 EA05 EA07 EB02 EC03 FA00 FA05 3G092 AA01 AB02 AB03 AB07 AC02 AC03 CA02 CA10 DG07 EA17 EB05 EC09 FA15 FA24 FA30 GA04 GB02 GB10 HF21Z HG04Z 3G093 AA07 AA16 BA19 BA20 BA21 BA22 BA24 BA26 CA04 CB01 CB02 DB00 DB05 DB23 EC01 FA02 FA12 5H180 AA01 BB04 CC02 CC12 EE01 EE18 FF05 FF12 FF13 FF22 FF24 FF32 FF33 FF35

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路上を走行する多数の道路車両の広域
    運転制御方法において、道路に沿って設けられた中継手
    段を介して道路上の車両に交通情報を流し、各車両にあ
    っては、自車両の位置を検出し、ディジタル道路地図情
    報により、存在道路を特定し、かつ該当位置及び道路に
    対応する交通情報を中継手段から取り込み、自己の車両
    駆動機構のアイドリング運転を停止すべきか否かを判断
    し、停止すべきと判断した場合は、自己の車両駆動機構
    を停止することを特徴とする道路車両の広域運転制御方
    法。
  2. 【請求項2】 道路上を走行する多数の道路車両の広域
    運転制御方法において、道路に沿って設けられた中継手
    段を介して道路上の車両に交通情報を流し、複数の動力
    駆動機構を持つ各車両にあっては、自車両の位置を検出
    し、ディジタル道路地図情報により存在道路を特定し、
    かつ該当位置及び道路に対応する交通情報を中継手段か
    ら取り込み、該車両の目的地が定まっている場合は、上
    記交通情報から得られる目的地までに至るまでの経路の
    交通状況に応じて、目的地が定まっていない場合は上記
    交通情報から得られる進行方向側の交通エリア全域での
    交通状況に応じて、複数の駆動機構の中から採用すべき
    駆動機構を決定し切替えることを特徴とする道路車両の
    広域運転制御方法。
  3. 【請求項3】 道路上を走行する多数の道路車両の広域
    運転管理方法において、センターと車両との間の中継を
    行う中継手段を道路に沿って設けておき、各車両にあっ
    ては、自車両の位置を検出し、ディジタル道路地図情報
    により、該車両が道路上にあることを判断し、道路上で
    停止している場合は、省エネルギー可能時間として計測
    し、省エネルギー可能時間帯で駆動機構が停止している
    場合省エネルギー実施時間として計測し、この2種類の
    時間を記憶し省エネルギー量、省エネルギー率を求め、
    これらの諸量を、上記中継手段を介して上記センターに
    送り省エネルギーを管理させることとした道路車両の広
    域運転管理方法。
  4. 【請求項4】 センター側では、道路に沿って設けた中
    継手段及びその他の手段を介して広域の交通エリアの情
    報を収集し、多数の道路車両に中継手段を介して交通情
    報を提供し、車両側では、その交通情報に基づいて運転
    制御を行う道路車両の広域運転制御方法において、セン
    ター側では、対象エリアの交通情報から、各道路の渋滞
    度合いと旅行時間を求め、これを中継手段を介して該当
    車両に送り、車両側ではこの情報に基づいて駆動機構の
    停止指示、及び又は駆動機構の切替指示を与えることを
    特徴とする道路車両の広域運転制御方法。
  5. 【請求項5】 交通情報提供手段たるセンターとの間
    で、道路に沿って離散的に設置された中継手段を介して
    情報を交信する、車両に取り付けた車両運転制御装置に
    おいて、GPSアンテナで受信した情報を入力として自
    車両の位置を特定する位置特定装置と、交通情報提供手
    段から提供される交通データを中継手段を介して入力す
    る交通情報取込装置と、ディジタル地図データ及びデー
    タ処理用の一時的情報を記憶する記憶装置と、一定周期
    時間毎の情報及び処理起動トリガーを発生するタイマー
    と、車両の運行状況や駆動機構の状態を監視し、かつ車
    両駆動機構の起動/停止を行う車両制御装置と、文字や
    地図を表示する表示装置と、交通情報提供手段に中継手
    段を介してデータを送信する送信装置と、前記得た自車
    両の位置及び交通情報から車両駆動機構を停止すべきか
    否かを判断し、停止すべきと判断した場合に車両制御装
    置に停止指令を出力する手段と、を具備したことを特徴
    とする車両の運転制御装置。
  6. 【請求項6】 交通情報提供手段たるセンターとの間
    で、道路に沿って離散的に設置された中継手段を介して
    情報を交信する、複数の動力駆動機構を持つ車両に取り
    付けた車両の運転制御装置において、GPSアンテナで
    受信した情報を入力として自車両の位置を特定する位置
    特定装置と、交通情報提供手段から提供される交通デー
    タを中継手段を介して入力する交通情報取込装置と、デ
    ィジタル地図データ及びデータ処理用の一時的情報を記
    憶する記憶装置と、一定周期時間毎の情報及び処理起動
    トリガーを発生するタイマーと、車両の運行状況や駆動
    機構の状態を監視し、かつ車両駆動機構の起動/停止を
    行う車両制御装置と、文字や地図を表示する表示装置
    と、交通情報提供手段に中継手段を介してデータを送信
    する送信装置と、前記得た自車両の位置及び交通情報か
    ら車両駆動機構の切替えを行うべきかを判断し、切替え
    るべきと判断した場合に車両制御機構の切替え指令を出
    力する手段と、を具備したことを特徴とする車両の運転
    制御装置。
  7. 【請求項7】 交通情報提供手段たるセンターとの間
    で、道路に沿って離散的に設置された中継手段を介して
    情報を交信する、複数の駆動機構を持つ車両に取り付け
    た車両の運転制御装置において、GPSアンテナで受信
    した情報を入力として自車両の位置を特定する位置特定
    装置と、交通情報提供手段から提供される交通データを
    中継手段を介して入力する交通情報取込装置と、ディジ
    タル地図データ及びデータ処理用の一時的情報を記憶す
    る記憶装置と、一定周期時間毎の情報及び処理起動トリ
    ガーを発生するタイマーと、車両の運行状況や車両駆動
    機構の状態を監視し、かつ複数の車両駆動機構の動作切
    替えを行う車両制御装置と、文字や地図を表示する表示
    装置と、交通情報提供手段に中継手段を介してデータを
    送信する送信装置と、前記得た自車両の位置及び交通情
    報から得られる、該車両の進行方向に対し予め定められ
    た距離内エリアに含まれる道路の平均移動速度が、予め
    定めた値より小さい場合は、単位時間当りの排出ガス量
    が小さい車両駆動機構に切替える信号を、大きい場合は
    単位時間当たりの消費エネルギー量が小さい車両駆動機
    構に切替える信号を前記車両制御装置に出力する手段
    と、を具備したことを特徴とする車両の運転制御装置。
  8. 【請求項8】 交通情報提供手段たるセンターとの間
    で、道路に沿って離散的に設置された中継手段を介して
    情報を交信する、車両に取り付けた車両の運転制御装置
    において、GPSアンテナで受信した情報を入力として
    自車両の位置を特定する位置特定装置と、交通情報提供
    手段から提供される交通データを中継手段を介して入力
    する交通情報取込装置と、ディジタル地図データ及びデ
    ータ処理用の一時的情報を記憶する記憶装置と、一定周
    期時間毎の情報及び処理起動トリガーを発生するタイマ
    ーと、車両の運行状況や駆動機構の状態を監視し、かつ
    車両駆動機構の起動/停止及び又は複数の車両駆動機構
    の動作切替えを行う車両制御装置と、文字や地図を表示
    する表示装置と、交通情報提供手段に中継手段を介して
    データを送信する送信装置と、前記得た自車両の位置及
    び交通情報から車両駆動機構を停止すべきか否か又は切
    替えるべきかを判断し、停止すべきと判断した場合又は
    切替えるべきと判断した場合は停止又は切替えを行うべ
    きを指示するメッセージを表示装置に表示させる手段
    と、を具備したことを特徴とする車両の運転制御装置。
  9. 【請求項9】 交通情報提供手段たるセンターとの間
    で、道路に沿って離散的に設置された中継手段を介して
    情報を交信する、車両に取り付けた車両の運転制御装置
    において、GPSアンテナで受信した情報を入力として
    自車両の位置を特定する位置特定装置と、交通情報提供
    手段から提供される交通データを中継手段を介して入力
    する交通情報取込装置と、ディジタル地図データ及びデ
    ータ処理用の一時的情報を記憶する記憶装置と、一定周
    期時間毎の情報及び処理起動トリガーを発生するタイマ
    ーと、車両の運行状況や車両駆動機構の状態を監視し、
    かつ複数の車両駆動機構の動作切替えを行う車両制御装
    置と、文字や地図を表示する表示装置と、交通情報提供
    手段に中継手段を介してデータを送信する送信装置と、
    前記得た自車両の位置及び交通状況情報から得られる、
    該車両の進行方向に対し予め定められた距離内エリアに
    含まれる道路の平均移動速度が、予め定めた値より小さ
    い場合は、単位時間当りの排出ガス量が小さい車両駆動
    機構に切替えるべきを指示するメッセージを、大きい場
    合は単位時間当たりの消費エネルギー量が小さい車両駆
    動機構に切替えるべきを指示するメッセージを上記表示
    装置に表示させる手段と、を具備したことを特徴とする
    車両の運転制御装置。
  10. 【請求項10】 交通情報提供手段としてのセンターと
    の間で、道路に沿って離散的に設置された中継手段を介
    して情報を交信する、車両に取り付けた車両の運転制御
    装置において、GPSアンテナで受信した情報を入力と
    して自車両の位置を特定する位置特定装置と、交通情報
    提供手段から提供される交通データを中継手段を介して
    入力する交通情報取込装置と、ディジタル地図データ及
    びデータ処理用の一時的情報を記憶する記憶装置と、一
    定周期時間毎の情報及び処理起動トリガーを発生するタ
    イマーと、車両の運行状況や駆動機構の状態を監視し、
    かつ車両駆動機構の起動/停止及び又は複数の車両駆動
    機構の動作切替えを行う車両制御装置と、文字や地図を
    表示する表示装置と、交通情報提供手段に中継手段を介
    してデータを送信する送信装置と、前記得た自車両の位
    置及び交通情報から車両駆動機構を停止すべきか否か又
    は切替えるべきかを判断し、停止すべきと判断した場合
    又は切替えるべきと判断した場合は車両制御装置に停止
    指令又は切替指令を出力する手段と、この出力で制御さ
    れる車両駆動機構の省エネルギーパラメータを求め、上
    記送信装置及び中継手段を介して上記センターに送出さ
    せる手段と、を具備したことを特徴とする車両の運転制
    御装置。
  11. 【請求項11】 上記省エネルギーパラメータは、道路
    上で停車している場合はその時間を省エネルギー可能時
    間とし、道路上で停止しておりかつ駆動機構が停止して
    いる場合はその時間を省エネルギー実施時間として求め
    た値とする請求項10の車両運転制御装置。
  12. 【請求項12】 上記中継手段は、光ビーコン及び又は
    電波ビーコンとした請求項5〜10のいずれかの車両の
    運転制御装置。
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