JP2004239091A - アイドルストップ情報共有方法、同システム、同プログラム及び同プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

アイドルストップ情報共有方法、同システム、同プログラム及び同プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP2004239091A
JP2004239091A JP2003026432A JP2003026432A JP2004239091A JP 2004239091 A JP2004239091 A JP 2004239091A JP 2003026432 A JP2003026432 A JP 2003026432A JP 2003026432 A JP2003026432 A JP 2003026432A JP 2004239091 A JP2004239091 A JP 2004239091A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
idle stop
client
shared
fuel reduction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003026432A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4066827B2 (ja
Inventor
Hiroyuki Takebayashi
広行 竹林
Hidekazu Sasaki
秀和 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2003026432A priority Critical patent/JP4066827B2/ja
Publication of JP2004239091A publication Critical patent/JP2004239091A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4066827B2 publication Critical patent/JP4066827B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N11/00Starting of engines by means of electric motors
    • F02N11/08Circuits or control means specially adapted for starting of engines
    • F02N11/0814Circuits or control means specially adapted for starting of engines comprising means for controlling automatic idle-start-stop
    • F02N11/0818Conditions for starting or stopping the engine or for deactivating the idle-start-stop mode
    • F02N11/0833Vehicle conditions
    • F02N11/0837Environmental conditions thereof, e.g. traffic, weather or road conditions
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N2200/00Parameters used for control of starting apparatus
    • F02N2200/12Parameters used for control of starting apparatus said parameters being related to the vehicle exterior
    • F02N2200/123Information about vehicle position, e.g. from navigation systems or GPS signals
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N2300/00Control related aspects of engine starting
    • F02N2300/30Control related aspects of engine starting characterised by the use of digital means
    • F02N2300/302Control related aspects of engine starting characterised by the use of digital means using data communication
    • F02N2300/306Control related aspects of engine starting characterised by the use of digital means using data communication with external senders or receivers, e.g. receiving signals from traffic lights, other vehicles or base stations
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Atmospheric Sciences (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Navigation (AREA)

Abstract

【課題】アイドルストップ(I/S)を行う車両において、ユーザが道路環境を熟知していない場合であっても、その最善の実行条件(I/S実行禁止位置など)と、その条件で期待できる燃料削減量を知ることができるようにする。
【解決手段】サーバ側システム70とクライアント側システム60とを通信回線で結び、各クライアント側システム60において実行したI/Sによる燃料削減量情報をサーバ側システム70が集約して共有I/S燃料削減量情報を作成し、記憶する。各クライアント側システム60では、必要に応じてその共有情報をサーバ側システム70から取得し、表示する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定の自動停止条件が成立したときにエンジンを自動的に停止させるとともに、エンジンの自動停止中に所定の再始動条件が成立したときにエンジンを自動的に再始動させるアイドルストップを行うように構成された複数の車両間で、情報を共有する方法、システム、プログラム及びそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば特許文献1に示されるように、アイドルストップを行うように構成された車両において、エンジンの自動停止・復帰制御を行う場合の条件として、車両のユーザにより選択される誘導経路の道路環境を追加する条件追加手段を備えたものが提案されている。
【0003】
上記特許文献1のエンジン制御装置は、上記条件追加手段により特定の道路環境、例えば、踏切周辺や交差点等をアイドルストップを禁止する環境として条件設定することが可能となるため、ユーザの希望に応じた道路環境ではエンジンの自動停止を禁止しつつ、選択された道路環境以外の環境ではエンジンを自動停止させることが可能となる結果、不要なエンジンの作動を抑制して燃料を節約することができるとともに、排気エミッションを向上させることができる。
【0004】
【特許文献1】
特開平12−110608号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1のエンジン制御装置は、選択された踏切周辺や交差点等の道路環境においてアイドルストップを禁止することができるものの、その設定がユーザにとって真に好ましいものであるかどうか、ユーザ自身が容易に確認できるものではなかった。一般的に、アイドルストップは燃費や排気エミッションの向上に貢献するものであるが、一方では発進加速性能を低下させる要因ともなる。従って、ユーザにとっては、真に燃費や排気エミッションの向上に貢献するようなアイドルストップのみを行い、そうでない場合にはアイドルストップを行わないようにすることが最も好ましいものである。
【0006】
しかし従来の技術では、ユーザがアイドルストップによる効果を正確に認識しない状態でそのアイドルストップを禁止するかどうかを判断するので、若干の走行性悪化を伴っても、その効果が大であるようなアイドルストップを禁止したり、逆に効果が少なく、走行性悪化のデメリットのほうが大であるアイドルストップを禁止しなかったりする虞があった。
【0007】
また、ある程度道路環境を熟知したユーザであれば、エンジンの自動停止条件や再始動条件の有利な設定を、経験によって見出すことも可能であるが、そうでないユーザ、例えば遠方からの旅行者などはそのようなことも出来ない。その結果、道路環境を熟知さえしていれば防止できたかもしれない走行性の悪化や、燃費向上効果の低減を招き易くなっていた。
【0008】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、走行予定の経路について、アイドルストップの効果をユーザに提供するとともに、たとえユーザが道路環境を熟知していない場合であっても、その最善の実行条件設定を選択し得るようにする方法、システム、プログラム及びそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、所定の自動停止条件が成立したときにエンジンを自動的に停止させるとともに、エンジンの自動停止中に所定の再始動条件が成立したときにエンジンを自動的に再始動させるアイドルストップを行うように構成された複数の車両間で、アイドルストップ実行による燃料削減量に係る情報を共有する方法あって、共有する情報である共有アイドルストップ燃料削減量情報を提供するサーバ側コンピュータと、その提供を受ける複数のクライアント側コンピュータとを通信回線で結び、上記各クライアント側コンピュータが、個別に設定されたアイドルストップ実行条件に基づいてアイドルストップを実行するステップと、そのアイドルストップ実行による燃料削減量情報を、上記アイドルストップ実行条件と、上記各クライアント側コンピュータに記憶されたクライアント側地図上の走行経路とに関連付けて個別アイドルストップ燃料削減量情報として記憶するステップと、上記個別アイドルストップ燃料削減量情報を上記サーバ側コンピュータに出力するステップと、上記サーバ側コンピュータが、入力された上記個別アイドルストップ燃料削減量情報を分類、集約またはその他の演算を行うことによって、上記サーバ側コンピュータに記憶されたサーバ側道路地図に関連付けられた上記共有アイドルストップ燃料削減量情報を作成するステップと、上記サーバ側コンピュータが、共有アイドルストップ燃料削減量情報を記憶しておき、上記クライアント側コンピュータからの共有情報要求信号の入力に応じて、記憶した上記共有アイドルストップ燃料削減量情報を上記要求元クライアント側コンピュータに出力するステップと、上記要求元クライアント側コンピュータが、入力された上記共有アイドルストップ燃料削減量情報を、表示手段に表示させるステップとを含むことを特徴とするアイドルストップ情報共有方法である。
【0010】
この発明によれば、各クライアント側コンピュータでは、ユーザ(クライアント側コンピュータやシステムを直接操作する人。車両の運転者を含む)が個別にアイドルストップ実行条件を設定することにより、ユーザがその道路環境を熟知した道路において、経験に基づいて最善の設定とすることが出来る。
【0011】
そして更に、サーバ(情報の提供者)と複数のクライアント(情報の提供を受ける者)とが、それぞれのコンピュータ資源を用いることにより、各クライアントは、各走行経路におけるアイドルストップによる燃料削減量情報を、その実行条件情報とともに共有することが出来る。
【0012】
即ち、各クライアント車両において実行された各走行経路におけるアイドルストップによる燃料削減量情報を、その実行条件情報とともにサーバ側コンピュータが通信回線を介して収集し、更に分類、集約またはその他の演算を行うことによって共有アイドルストップ燃料削減量情報を作成すれば、それは全クライアント側コンピュータの設定範囲を網羅する包括的な情報となっている。従って、たとえユーザが、その道路環境を熟知しない場合であっても、サーバから共有アイドルストップ燃料削減量情報の提供を受ければ、そこにはその道路環境を熟知した他のユーザが設定した条件による結果が反映されている。
【0013】
このようにして、クライアント側の車両では、ユーザが道路環境を熟知する場合には自己の条件再設定により、そうでない場合にはサーバから提供される共有アイドルストップ燃料削減量情報によるアイドルストップの効果を確認できるとともに、その効果の見込める設定を知ることができるので、自己の条件再設定のための有益な情報を得ることができる。
【0014】
なお、当明細書において、燃料削減量情報とは、燃料削減量自体(質量、体積)であっても、それを求めるためのパラメータ(例えばエンジンが自動停止した時間)であっても良い。
【0015】
また、上記通信回線は、直接通信としても良いが、インターネットやLAN(Local Area Network)などのネットワークシステムが好適である。有線か無線かは問わない。
【0016】
請求項2の発明は、所定の自動停止条件が成立したときにエンジンを自動的に停止させるとともに、エンジンの自動停止中に所定の再始動条件が成立したときにエンジンを自動的に再始動させるアイドルストップを行うように構成された複数の車両間で、アイドルストップ実行による燃料削減量に係る情報を共有するシステムであって、共有する情報である共有アイドルストップ燃料削減量情報を提供するサーバ側システムと、上記共有アイドルストップ燃料削減量情報を上記サーバ側システムから通信回線を通じて提供を受ける複数のクライアント側システムとを有し、上記各クライアント側システムには、上記サーバ側システムとの情報通信を行うクライアント側通信手段と、クライアント車両の現在位置を検出する位置検出手段と、クライアント側道路地図の情報を記憶するクライアント側記憶手段と、上記アイドルストップ実行条件を、ユーザの要求に応じて変更するアイドルストップ実行条件再設定手段と、上記アイドルストップ実行条件に基づいてアイドルストップを行うアイドルストップ実行手段と、上記クライアント側道路地図および上記アイドルストップ実行条件情報を表示するクライアント側表示手段とを備えるとともに、上記サーバ側システムには、上記クライアント側システムとの情報通信を行うサーバ側通信手段と、サーバ側道路地図の情報を記憶するサーバ側記憶手段と、上記共有アイドルストップ燃料削減量情報を作成する共有情報作成手段とを備え、各クライアント側システムの上記クライアント側記憶手段は、上記アイドルストップ実行手段が実行したアイドルストップによる燃料削減量情報を、上記アイドルストップ実行条件と、上記クライアント側地図上の走行経路とに関連付けて個別アイドルストップ燃料削減量情報として記憶し、上記クライアント側通信手段は、記憶された上記個別アイドルストップ燃料削減量情報を上記サーバ側システムに送信し、上記サーバ側通信手段は、上記各クライアント側システムから送信された個別アイドルストップ燃料削減量情報を受信し、上記共有情報作成手段は、受信した複数の個別アイドルストップ燃料削減量情報を分類、集約またはその他の演算を行うことによって、上記サーバ側道路地図に関連付けられた上記共有アイドルストップ燃料削減量情報を作成し、上記サーバ側記憶手段は、上記共有アイドルストップ燃料削減量情報を記憶し、上記サーバ側通信手段は、共有情報の要求元である要求元クライアント側システムからの共有情報要求信号の受信に応じて、上記サーバ側記憶手段に記憶された上記共有アイドルストップ燃料削減量情報を上記要求元クライアント側システムに送信し、上記要求元クライアント側システムのクライアント側表示手段は、受信した上記共有アイドルストップ燃料削減量情報を表示するように構成されたことを特徴とするアイドルストップ情報共有システムである。
【0017】
この発明によれば、請求項1記載の方法を、具体的に実行するシステムを構築することが出来る。
【0018】
この発明において、上記共有情報作成手段が、車両のセグメント(セダン、スポーツなどの車両の分類)、車種(車両の銘柄)、使用状況(積載量、家族構成など)および使用日時(使用する曜日(平日か土日祝日かでも良い)や時間帯を含む。以下の記述においても同様。)のうちの少なくとも一に関連付けられた共有アイドルストップ燃料削減量情報を作成するとともに、上記クライアント側表示手段が、上記要求元クライアント側システムの車両のセグメント、車種、使用状況および使用日時のうちの少なくとも一に対応する共有アイドルストップ燃料削減量情報のみを表示するように構成する(請求項3)ことも有効である。
【0019】
アイドルストップによる燃料の削減量は、一般的に上記のような車両のセグメント、車種、使用状況および使用日時などによって異なるので、このような構成とすることにより、よりきめ細かく選別された最適条件の情報を得ることが出来る。
【0020】
そして、更に上記サーバ側記憶手段は、各クライアント側システムの車両のセグメント、車種、使用状況および使用日時のうちの少なくとも一に関連付けられたユーザ情報を記憶し、上記サーバ側通信手段は、上記要求元クライアント側システムからの共有情報要求信号に応じて、上記サーバ側記憶手段に記憶された上記共有アイドルストップ燃料削減量情報のうち、上記要求元クライアント側システムのユーザ情報に対応するもののみを上記要求元クライアント側システムに送信するように構成する(請求項4)と、クライアント側システムでは、受信する情報は既に自車両に適した選別済みの情報であるため、それを表示するだけで最適情報をユーザに提示することが出来る。
【0021】
なお、上記クライアント側システムは、上記共有アイドルストップ燃料削減量情報に応じて、上記クライアント側表示手段が、上記共有アイドルストップ燃料削減量情報のうち、当該クライアント側車両のセグメント、車種、使用状況および使用日時のうちの少なくとも一に対応するもののみを表示するように構成(請求項11)して、上記の選別をクライアント側システムで行うようにしても良い。この場合には、サーバ側システムでの演算を簡略化することが出来る。
【0022】
更に、上記クライアント側システムは、乗員による所定の操作に応じて上記クライアント側道路地図上に車両の誘導経路を設定するように構成され、上記クライアント側システムが、誘導経路を設定した状態で情報要求信号を送信した場合、上記クライアント側表示手段は、その設定した誘導経路に対応する共有アイドルストップ燃料削減量情報のみを表示するように構成(請求項5)しても良い。
【0023】
例えば、同じ交差点でも誘導経路によって(その交差点を直進して通過するか、右折或いは左折して通過するか、などによって)アイドルストップの効果が異なる場合があるが、このように設定すると、クライアント側システムで設定した誘導経路に適合した情報のみが絞り込まれてユーザに表示されるので、ユーザはより最適な設定を得ることが出来る。
【0024】
また、上記クライアント側システムは、乗員による所定の操作に応じて上記クライアント側道路地図上に車両の誘導経路を設定するように構成され、上記クライアント側システムが、誘導経路を設定した状態で情報要求信号を送信した場合、上記クライアント側表示手段が、受信した上記共有アイドルストップ実行条件情報のうち、設定した上記誘導経路に対応する共有アイドルストップ燃料削減量情報のみを表示するように構成(請求項12)して、上記の絞り込みをクライアント側システムで行うようにしても良い。この場合には、サーバ側システムでの演算を簡略化することが出来る。
【0025】
また、サーバ側システムにおいて、上記共有情報作成手段は、共有アイドルストップ燃料削減量情報を作成する際、複数のクライアント側システムからの上記個別アイドルストップ燃料削減量情報に基づいて作成するように構成(請求項7)すれば、多くのユーザによるアイドルストップ実行結果に基づいて共有情報が作成されるので、収集した個別アイドルストップ燃料削減量情報の中に特異な結果が含まれていたとしても、その影響を排除または希薄化することが出来る。
【0026】
更にサーバ側システムにおいて、上記共有アイドルストップ燃料削減量情報を、上記サーバ側道路地図の所定区間ごとに細分化して作成、記憶するように構成(請求項8)すれば、所定区間ごとの独立した情報が得られ、任意の経路についても、この独立した区間ごとの情報を適宜組み合わせることにより、容易に共有アイドルストップ燃料削減量情報を作成することができる。
【0027】
また、サーバ側システムにおいて、上記共有情報作成手段は、アイドルストップの実行頻度に対して、比較的燃料削減量が大きくなるようなアイドルストップ実行条件を設定し、その条件に基づく上記共有アイドルストップ燃料削減量情報を作成するように構成(請求項9)すれば、ユーザは、最も効果的なアイドルストップの設定と、そのときの推定燃料削減量を知ることができる。
【0028】
この発明は、請求項10に示すように、所定の自動停止条件が成立したときにエンジンを自動的に停止させるとともに、エンジンの自動停止中に所定の再始動条件が成立したときにエンジンを自動的に再始動させるアイドルストップを行うように構成された複数の車両間で、アイドルストップ実行による燃料削減量に係る情報を共有するシステムであって、共有する情報である共有アイドルストップ燃料削減量情報をサーバ側システムから受けるクライアント側システムに、上記サーバ側システムとの情報通信を行うクライアント側通信手段と、クライアント車両の現在位置を検出する位置検出手段と、クライアント側道路地図の情報を記憶するクライアント側記憶手段と、上記アイドルストップ実行条件を、ユーザの要求に応じて変更するアイドルストップ実行条件再設定手段と、上記アイドルストップ実行条件に基づいてアイドルストップを行うアイドルストップ実行手段と、上記クライアント側道路地図および上記アイドルストップ実行条件情報を表示するクライアント側表示手段とを備えるとともに、各クライアント側システムの上記クライアント側記憶手段は、上記アイドルストップ実行手段が実行したアイドルストップによる燃料削減量情報を、上記アイドルストップ実行条件と、上記クライアント側地図上の走行経路とに関連付けて個別アイドルストップ燃料削減量情報として記憶し、上記クライアント側通信手段は、記憶された上記個別アイドルストップ燃料削減量情報を上記サーバ側システムに送信し、上記クライアント側通信手段は、上記サーバ側システムから、複数個の上記個別アイドルストップ燃料削減量情報を用いて作成される上記共有アイドルストップ燃料削減量情報を受信し、上記クライアント側表示手段は、受信した上記共有アイドルストップ燃料削減量情報を表示するように構成されたことを特徴とするアイドルストップ情報共有システムとしても良い。
【0029】
このようにすると、クライアント側システムとして独立したシステムを構築することが出来る。
【0030】
上記クライアント側記憶手段は、上記共有アイドルストップ燃料削減量情報を読み出し可能に記憶する(請求項13)ようにしても良い。このようにすると、得られた情報を後に再度読み出し、再表示することが出来るので、ユーザの利便性が向上する。
【0031】
上記アイドルストップ実行条件再設定手段は、上記共有アイドルストップ実行条件情報に基づいて上記アイドルストップ実行条件を再設定する(請求項14)ように構成しても良い。このようにすると、得られた情報を表示するだけでなく、再設定することもクライアント側システムで行うので、ユーザの利便性が更に向上する。
【0032】
上記クライアント側システムは、クライアント車両の状態がアイドルストップに不適とされる所定の状態にあるとき、アイドルストップ実行に関する情報を上記個別アイドルストップ燃料削減量情報に反映させないように構成(請求項15)され、更にその不適とされる所定の状態とは、エンジン温度が所定値以下またはバッテリ容量が所定値以下である(請求項16)であるようにしても良い。
【0033】
このようにすると、このようなアイドルストップに不適とされる状態での情報収集を排除できるので、サーバ側システムにおいて、より精度の高い共有アイドルストップ燃料削減量情報を作成することができる。
【0034】
この発明において、請求項17に示すように、所定の自動停止条件が成立したときにエンジンを自動的に停止させるとともに、エンジンの自動停止中に所定の再始動条件が成立したときにエンジンを自動的に再始動させるアイドルストップを行うように構成された複数の車両間で、アイドルストップ実行による燃料削減量に係る情報を共有するシステムであって、共有する情報である共有アイドルストップ燃料削減量情報をクライアント側システムに提供するサーバ側システムに、上記クライアント側システムとの情報通信を行うサーバ側通信手段と、サーバ側道路地図の情報を記憶するサーバ側記憶手段と、上記共有アイドルストップ燃料削減量情報を作成する共有情報作成手段とを備え、上記サーバ側通信手段は、上記各クライアント側システムから送信され、アイドルストップ実行条件と、クライアント側地図上の走行経路とに関連付けられた個別アイドルストップ燃料削減量情報を受信し、上記共有情報作成手段は、受信した複数の個別アイドルストップ燃料削減量情報を分類、集約またはその他の演算を行うことによって、上記サーバ側道路地図に関連付けられた上記共有アイドルストップ燃料削減量情報を作成し、上記サーバ側記憶手段は、上記共有アイドルストップ燃料削減量情報を記憶し、上記サーバ側通信手段は、共有情報の要求元である要求元クライアント側システムからの共有情報要求信号に応じて、上記サーバ側記憶手段に記憶された上記共有アイドルストップ燃料削減量情報を上記要求元クライアント側システムに送信するように構成しても良い。
【0035】
このようにすると、サーバ側システムとして独立したシステムを構築することが出来る。
【0036】
このシステムにおいて、上記サーバ側記憶手段は、各クライアント側システムの車両のセグメント、車種、使用状況および使用日時のうちの少なくとも一に関連付けられたユーザ情報を記憶し、上記サーバ側通信手段は、上記要求元クライアント側システムからの共有情報要求信号に応じて、上記サーバ側記憶手段に記憶された上記共有アイドルストップ燃料削減量情報のうち、上記要求元クライアント側システムのユーザ情報に対応するもののみを上記要求元クライアント側システムに送信するように構成(請求項18)した場合には、全体のシステム(サーバ側システムとクライアント側システムとを併せたもの)における請求項4に相当する作用効果が得られる。
【0037】
このシステムにおいて、上記共有情報作成手段は、上記サーバ側道路地図上の誘導経路に関連付けられた共有アイドルストップ燃料削減量情報を作成し、上記サーバ側記憶手段は、上記サーバ側道路地図上の誘導経路に関連付けられた共有アイドルストップ燃料削減量情報を記憶し、上記サーバ側通信手段は、上記要求元クライアント側システムからの誘導経路を設定した状態での情報要求信号に応じて、上記サーバ側記憶手段に記憶された上記サーバ側道路地図上の誘導経路に関連付けられた共有アイドルストップ燃料削減量情報のうち、上記誘導経路に対応するもののみを上記要求元クライアント側システムに送信するように構成(請求項19)した場合には、全体のシステムにおける請求項6に相当する作用効果が得られる。
【0038】
このシステムにおいて、上記共有情報作成手段は、共有アイドルストップ燃料削減量情報を作成する際、複数のクライアント側システムからの上記個別アイドルストップ燃料削減量情報に基づいて作成するように構成(請求項20)した場合には、全体のシステムにおける請求項7に相当する作用効果が得られる。
【0039】
このシステムにおいて、上記サーバ側システムは、上記共有アイドルストップ燃料削減量情報を、上記サーバ側道路地図の所定区間ごとに細分化して作成、記憶するように構成(請求項21)した場合には、全体のシステムにおける請求項8に相当する作用効果が得られる。
【0040】
このシステムにおいて、上記共有情報作成手段は、アイドルストップの実行頻度に対して、比較的燃料削減量が大きくなるようなアイドルストップ実行条件を設定し、その条件に基づく上記共有アイドルストップ燃料削減量情報を作成するように構成(請求項22)した場合には、全体のシステムにおける請求項9に相当する作用効果が得られる。
【0041】
請求項23の発明は、所定の自動停止条件が成立したときにエンジンを自動的に停止させるとともに、エンジンの自動停止中に所定の再始動条件が成立したときにエンジンを自動的に再始動させるアイドルストップを行うように構成された複数の車両間で、アイドルストップ実行による燃料削減量に係る情報を共有するプログラムであって、共有する情報である共有アイドルストップ燃料削減量情報をサーバ側システムから受けるクライアント側コンピュータを、アイドルストップによる燃料削減量情報を、アイドルストップ実行条件と、クライアント側地図上の走行経路とに関連付けて個別アイドルストップ燃料削減量情報として記憶し、上記サーバ側コンピュータに出力する手段、上記サーバ側システムから入力された、複数個の上記個別アイドルストップ燃料削減量情報を用いて作成される上記共有アイドルストップ燃料削減量情報を、表示装置に表示させる手段として機能させることを特徴とするアイドルストップ情報共有プログラムである。
【0042】
この発明によれば、請求項1記載の方法を、具体的に実行するクライアント側コンピュータのプログラムを作成することが出来、コンピュータ資源を有効に利用することが出来る。
【0043】
請求項24の発明は、所定の自動停止条件が成立したときにエンジンを自動的に停止させるとともに、エンジンの自動停止中に所定の再始動条件が成立したときにエンジンを自動的に再始動させるアイドルストップを行うように構成された複数の車両間で、アイドルストップ実行による燃料削減量に係る情報を共有するプログラムであって、共有する情報である共有アイドルストップ燃料削減量情報をクライアント側コンピュータに提供するサーバ側コンピュータを、上記各クライアント側コンピュータから入力され、アイドルストップ実行条件と、クライアント側地図上の走行経路とに関連付けられた個別アイドルストップ燃料削減量情報に基づき、それを分類、集約し、またはその他の演算を行うことによって、サーバ側道路地図に関連付けられた上記共有アイドルストップ燃料削減量情報を作成する手段、上記共有アイドルストップ燃料削減量情報を記憶しておき、上記クライアント側コンピュータからの共有情報要求信号に応じて、記憶した上記共有アイドルストップ燃料削減量情報を上記要求元クライアント側コンピュータに出力する手段として機能させることを特徴とするアイドルストップ情報共有プログラムである。
【0044】
この発明によれば、請求項1記載の方法を、具体的に実行するサーバ側コンピュータのプログラムを作成することが出来、コンピュータ資源を有効に利用することが出来る。
【0045】
請求項25の発明は、所定の自動停止条件が成立したときにエンジンを自動的に停止させるとともに、エンジンの自動停止中に所定の再始動条件が成立したときにエンジンを自動的に再始動させるアイドルストップを行うように構成された複数の車両間で、アイドルストップ実行による燃料削減量に係る情報を共有するプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、共有する情報である共有アイドルストップ燃料削減量情報をサーバ側システムから受けるクライアント側コンピュータを、アイドルストップによる燃料削減量情報を、アイドルストップ実行条件と、クライアント側地図上の走行経路とに関連付けて個別アイドルストップ燃料削減量情報として記憶し、上記サーバ側コンピュータに出力する手段、上記サーバ側システムから入力された、複数個の上記個別アイドルストップ燃料削減量情報を用いて作成される上記共有アイドルストップ燃料削減量情報を、表示装置に表示させる手段として機能させることを特徴とするアイドルストップ情報共有プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0046】
この発明によれば、請求項1記載の方法を、具体的に実行するクライアント側コンピュータのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を作成することが出来、容易に保存、運搬、譲渡、貸与等を行うことが出来る。
【0047】
請求項26の発明は、所定の自動停止条件が成立したときにエンジンを自動的に停止させるとともに、エンジンの自動停止中に所定の再始動条件が成立したときにエンジンを自動的に再始動させるアイドルストップを行うように構成された複数の車両間で、アイドルストップ実行による燃料削減量に係る情報を共有するプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、共有する情報である共有アイドルストップ燃料削減量情報をクライアント側コンピュータに提供するサーバ側コンピュータを、上記各クライアント側コンピュータから入力され、アイドルストップ実行条件と、クライアント側地図上の走行経路とに関連付けられた個別アイドルストップ燃料削減量情報に基づき、それを分類、集約し、またはその他の演算を行うことによって、サーバ側道路地図に関連付けられた上記共有アイドルストップ燃料削減量情報を作成する手段、上記共有アイドルストップ燃料削減量情報を記憶しておき、上記クライアント側コンピュータからの共有情報要求信号に応じて、記憶した上記共有アイドルストップ燃料削減量情報を上記要求元クライアント側コンピュータに出力する手段として機能させることを特徴とするアイドルストップ情報共有プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0048】
この発明によれば、請求項1記載の方法を、具体的に実行するサーバ側コンピュータのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を作成することが出来、容易に保存、運搬、譲渡、貸与等を行うことが出来る。
【0049】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の好ましい実施形態について説明する。
【0050】
図1は、本発明に係るアイドルストップ実行条件情報共有システムの全体構成概略図である。このシステム100は、共有情報を提供するサーバ(例えば事業者)と、その提供を受けるクライアント(例えば事業者と契約した顧客)によって成立している。
【0051】
サーバ側に属するシステムがサーバ側システム70であり、当実施形態では情報配信センター71に設けられている。クライアント側に属するシステムがクライアント車載システム60とクライアント車外システム80である。クライアント車載システム60は、クライアント車両61に車載されたシステムである。クライアント車外システム80は、車外施設81(自宅やサービスショップなど)に設けられている。サーバ側システム70、クライアント車載システム60及びクライアント車外システム80は、通信回線によってネットワークシステム90に接続されており、互いに通信可能となっている。ネットワークシステム90は、インターネットやLAN(Local Area Network)などの情報網であっても直接通信であっても良い。また無線か有線かを問わず、電気通信であっても光通信であっても良い。
【0052】
クライアント車載システム60はクライアント車両61に搭載されており、クライアント側CPU40、クライアント側記憶手段41、車両用ナビゲーション装置21、表示手段21a、入力部21b、状態検出手段9、クライアント側通信手段63及びGPSセンサ68などが搭載されている。
【0053】
クライアント側CPU40は、クライアント車両61のエンジン制御手段1(図2参照)を含む各部の制御を行うための主制御部である。クライアント側CPU40はI/S(アイドルストップ)を実行するためのI/S実行手段やI/S条件再設定手段7a(図2参照)を含む。クライアント側記憶手段41は、このクライアント側CPU40の指令に応じて入出力可能に各情報を記憶するものであり、クライアント側の地図情報も記憶されている。
【0054】
車両用ナビゲーション装置21は、クライアント車両61のユーザを目的地まで案内する装置であり、表示手段21a、入力部21b、位置検出手段21cを含む。表示手段21aは、道路画像や誘導経路、自車位置などを表示してユーザを案内するほか、情報配信センター71との情報通信モニタとしても機能するクライアント側表示手段となっている。入力部21bは、目的地を入力したり、I/Sの実行条件を再設定したりするための入力を行うためのスイッチ類(リモコンを含む)である。GPSセンサ68は、GPS(Global Positioning System)によって現在位置を検出するため、GPS衛星98からの電波を受信するセンサであり、位置検出手段21c(図2参照)の一部である。
【0055】
クライアント側通信手段63は、クライアント側CPU40とネットワークシステム90とを通信可能に接続するものであり、通信端末や携帯電話などである。状態検出手段9は、I/Sを実行するために必要な車両各部の状態を検出するものであり、各部センサ、スイッチ類(図2参照)である。
【0056】
クライアント車外システム80は、車外施設81(自宅やサービスショップなど)に設けられ、車外コンピュータ85を備えている。車外コンピュータ85には、クライアント側通信手段、クライアント側記憶手段、I/S実行条件再設定手段およびクライアント側表示手段を含む。
【0057】
サーバ側システム70は情報配信センター71に設けられており、ホストコンピュータ75とサーバコンピュータ77を備える。ホストコンピュータ75には、少なくとも情報提供地域全体を含むサーバ側道路地図、クライアントやクライアント車両61を識別するためのID情報、及びクライアント車両61のセグメント、(セダン、スポーツなどの車両の分類)、車種(車両の銘柄)、使用状況(積載量、家族構成など)および使用日時(使用する曜日(平日か土日祝日かでも良い)や時間帯を含む。以下の記述においても同様。)などのユーザ情報が記憶されている。また、複数のクライアント車載システム60から送信される複数の個別アイドルストップ実行条件情報を分類、集約またはその他の演算を行うことによって、サーバ側道路地図に関連付けられた共有I/S実行条件情報を作成する。例えば、I/S禁止推奨位置を特定したり、エンジンの自動停止条件や再始動条件の推奨設定を特定したりする。また、特定の経路を推奨設定で走行したときに期待できる燃料削減量、即ち共有I/S燃料削減量情報も作成する。そしてその結果を記憶する。即ち、ホストコンピュータ75はサーバ側記憶手段及び共有情報作成手段となっている。
【0058】
サーバコンピュータ77は、ホストコンピュータ75とネットワークシステム90とを接続し、サーバ側システム70と各クライアント車載システム60との通信を行うサーバ側通信手段として機能する。
【0059】
図2は、クライアント車載システム60の詳細ブロック図である。クライアント車載システム60は、各種演算処理を実行するクライアント側CPU40と、このクライアント側CPU40の指令に応じて入出力可能に各情報を記憶するクライアント側記憶手段41とを備えている。このクライアント側CPU40は、エンジンの自動停止及び、自動再始動を行うエンジン制御手段1と、車両のインストルメントパネル等に設けられた後述の表示部27及び、車両のユーザを目的地まで案内するために設けられた後述の車両用ナビゲーション装置21を制御する表示制御手段2と、自動変速機に対する作動油の供給状態を制御するAT制御手段3と、坂道における停車時に車両の後ずさり等を防止するヒルホルダー制御手段4とを備えている。
【0060】
上記エンジン制御手段1には、予め設定された自動停止条件が成立したときにエンジンを自動的に停止させる自動停止制御手段5と、予め設定された再始動条件が成立したときにエンジンを自動的に再始動させる再始動制御手段6と、上記自動停止条件が成立し、かつ予め設定されたI/S禁止条件が成立したときにエンジンの自動停止を禁止するI/S禁止手段7と、I/Sの実行条件(禁止位置を含む)を変更して再設定するI/S条件再設定手段7aとが設けられている。自動停止制御手段5と再始動制御手段6とは、I/S実行手段として機能する。
【0061】
上記自動停止制御手段5は、ユーザによるブレーキペダルの踏込状態を検出するブレーキセンサ10、車両の走行速度を検出する車速センサ11、自動変速機のシフトレバー位置を検出するインヒビタスイッチ12、パーキングブレーキの操作状態を検出するパーキングブレーキスイッチ13、方向指示器を作動させるためのウィンカスイッチ14及び、エアコンの作動状態を検出するエアコンセンサ15等からの出力信号に応じ、エンジンの自動停止条件が成立したか否かを判別し、この自動停止条件が成立したことが確認された場合に、燃料噴射弁16からの燃料噴射を停止させるとともに、点火コイル17による混合気の点火を停止させることにより、エンジンの作動を自動的に停止させるように構成されている。
【0062】
エンジンの自動停止を行うか否かを判別する自動停止条件としては、図3に示すように、通常モードと、緩和モードと、厳格モードとの3種類があり、この3種類のうちの一つがユーザにより選択されて使用されるようになっている。通常モードの自動停止条件には、例えば第1にブレーキセンサ10がONであること、第2に車速センサ11により検出された車速が0であること、第3にインヒビタスイッチ12により検出された自動変速機のシフトレバー位置が非走行レンジであること、第4にウィンカスイッチ14がOFF状態にあること、第5にエアコンセンサ15からエアコンが停止状態であることを示す検出信号が出力されていることの5項目の条件がある。そして、これら5項目の条件が全て満たされたときに、エンジンの自動停止条件が成立したと判別してエンジンを自動的に停止させる制御が実行されるようになっている。
【0063】
一方、緩和モードの自動停止条件は、シフトレバー位置がR(後退)レンジ以外である場合に上記第3の条件が満たされたと判定され、かつ上記第4及び、第5の条件が考慮されない点を除き、上記通常モードの自動停止条件と同様に設定されている。
【0064】
また、厳格モードの自動停止条件は、ブレーキセンサ10により検出されたブレーキペダル踏込操作量が予め設定された所定値以上である場合に上記第1の条件が満たされたと判定されるとともに、シフトレバー位置がP(駐車)レンジである場合に上記第3の条件が満たされたと判定され、かつパーキングブレーキスイッチ13がON状態であることが第6の条件として追加されている点を除き、上記通常モードの自動停止条件と同様に設定されている。
【0065】
なお、エンジンの自動停止を行うか否かを判定する自動停止条件として、Gセンサ等からなる勾配検出手段により検出された路面勾配が予め設定された所定値未満であるという条件を付加してもよい。例えば、通常モードの自動停止条件に基づいて上記判定を行う際に、路面勾配の検出値が予め設定された第1基準値未満であること、つまり路面勾配があまり大きくないことを必須条件として、上記エンジンの自動停止制御を実行するようにしてもよい。また、厳格モードの自動停止条件に基づいて上記判定を行う際に、路面勾配の検出値が、上記第1基準値よりも小さな値に設定された第2基準値未満であること、つまり路面勾配が極めて小さいことを必須条件として、上記エンジンの自動停止制御を実行し、また緩和モードの自動停止条件に基づいて上記判定を行う際に、上記路面勾配を考慮することなく上記エンジンの自動停止制御を実行するようにしてもよい。
【0066】
当実施形態では、エアコンセンサ15からエアコンが停止状態であることを示す検出信号が出力されていることを第5の条件として設定しているが、エアコンが停止状態であるという条件と、エアコンの作動時に、その目標温度と実際の車室内温度との偏差が所定値未満であるという条件との何れか一方が成立した場合に、第5の条件が満たされたと判定するように構成してもよい。また、ウィンカスイッチ14の検出信号に応じて上記第4の条件が満たされたか否かを判定するように構成された上記実施形態に代え、ステアリングハンドルの操舵角度を検出する舵角センサの出力信号に応じ、上記操舵角度が予め設定された基準角度よりも小さいことが確認された場合に、第4の条件が満たされたと判定するようにしてもよい。
【0067】
上記再始動制御手段6は、エンジンの自動停止中に、ブレーキセンサ10、車速センサ11、インヒビタスイッチ12、ウィンカスイッチ14、エアコンセンサ15、ブレーキ負圧、つまりブレーキ操作力を補うための倍力装置を構成するブースター内の負圧を検出するブレーキ負圧センサ18、スロットル弁の開度を検出するスロットルセンサ19及びエンジン水温センサ20から出力される各検出信号と、バッテリのモニタ電圧に応じ、エンジンの再始動条件が成立したか否かを判別し、再始動条件が成立したことが確認された場合に、エンジンのカムシャフトを回転駆動する再始動モータ42を作動させることにより、停止状態にあるエンジンを自動的に再始動させるように構成されている。
【0068】
エンジンの再始動を行うか否かを判定する再始動条件としては、図4に示すように、通常モードと、緩和モードと、厳格モードの3種類があり、この3種類のうちからユーザにより一つが選択されて使用される。通常モードの再始動条件は、例えば第1にブレーキセンサ10がON状態からOFF状態に移行したこと、第2に車速センサ11により検出された車速が所定値よりも大きい状態が第1基準時間T1以上に亘って継続したこと、第3にインヒビタスイッチ12の検出信号に応じて自動変速機のシフトレバー位置が変化したこと、つまりシフトレバー位置が非走行レンジから走行レンジに変化し、あるいは所定の走行レンジにあったシフトレバー位置が他の走行レンジに変化したこと、第4にウィンカスイッチ14がON状態にあること、第5にブレーキ負圧センサ18により検出されたブレーキ負圧が所定の第2基準値bよりも高くなったこと(つまりブースター内の負圧の絶対値が|基準値b|よりも小さくなったこと)、第6にエアコンセンサ15から停止状態にあったエアコンが作動状態に変化したことを示す検出信号が出力されたこと、第7に水温センサ20からの信号によってエンジンの水温が所定値未満に低下したことが検出されたこと、第8にバッテリのモニタ電圧が所定値未満に低下したこと、の8項目の条件がある。そして、これら8項目の条件のうちの一つでも成立したときに、エンジンの再始動条件が成立したと判別されて停止状態のエンジンを再始動させる制御が実行されるようになっている。
【0069】
一方、緩和モードの再始動条件は、ブレーキペダルの踏込解除速度が所定値よりも大きい場合に上記第1の条件が満たされたと判定され、かつ上記第2基準値bよりも小さな値に設定された第1基準値aよりもブレーキ負圧が高くなった場合(ブースター内の負圧の絶対値が|基準値a|よりも小さくなった場合)に、上記第5の条件が満たされたと判断されるように構成されている点を除き、上記通常モードの再始動条件と同様に設定されている。
【0070】
また、上記厳格モードの再始動条件は、スロットルセンサ19の検出信号に応じてアクセルペダルが踏み込まれたことが確認された場合に、上記第1の条件が満たされたと判定されるとともに、上記第1基準時間T1よりも長い時間に設定された第2基準時間T2以上に亘り、車速が所定値よりも大きい状態で継続したことが確認された場合に、上記第2の条件が満たされたと判定され、かつ上記第2基準値bよりも大きな値に設定された第3基準値cよりもブレーキ負圧が高くなった場合(ブースター内の負圧の絶対値が|基準値c|よりも小さくなった場合)に、上記第5の条件が満たされたと判定され、さらに上記第3、第4、第6の条件が考慮されないように設定されている。
【0071】
上記I/S禁止手段7は、エンジンの冷却水温度を検出するエンジン水温センサ20、車両用ナビゲーション装置21及び、前回にエンジンの自動停止が行われた後に、エンジンが再始動された時点から現時点までの経過時間を計測する図外のタイマの出力信号に応じ、自車が所定の運転状態にあると判別された場合に、上記自動停止条件が成立した場合にあっても、上記エンジンの自動停止を禁止してエンジンを作動状態に維持するように構成されている。
【0072】
エンジンの自動停止を禁止するか否かを判定する判定条件としては、図5に示すように、緩和モードと、通常モードと、厳格モードとの3種類があり、この3種類のうちの一つがユーザにより選択されて使用される。通常モードの判定条件には、例えば第1に上記水温センサ20の検出信号に応じてエンジンの冷却水温度が所定値未満であること、つまりエンジンが未暖機状態にあること、第2に上記タイマの出力信号に応じて上記経過時間が予め設定された第2設定時間t2未満であること、第3に上記車両用ナビゲーション装置21の出力信号に応じて車両が包括的な特定位置にあること、つまり予め設定された交差点または建物内に車両が位置すること、第4に上記車両用ナビゲーション装置21の出力信号に応じて車両がI/S実行条件再設定手段7aによって追加された任意の特定位置(後に後述する)にあること、の4項目がある。そして、4項目の条件の一つでも成立したことが上記I/S禁止手段7において確認された場合に、上記自動停止制御手段5によるエンジンの自動停止制御の実行が禁止されるようになっている。
【0073】
一方、緩和モードのI/S禁止条件は、上記経過時間が、通常モードの第2設定時間t2よりも長い時間に設定された第1設定時間t1未満であることが確認された場合に、上記第2の条件が満たされたと判定される点を除いて上記通常モードのI/S禁止条件と同様に設定されている。
【0074】
また、厳格モードのI/S禁止条件は、上記経過時間が、通常モードの第2設定時間t2よりも短い時間に設定された第3設定時間t3未満であることが確認された場合に、上記第2の条件が満たされたと判定され、かつ上記車両用ナビゲーション装置21の出力信号(後述する位置検出手段21cによる出力信号)に応じて求められる車両の包括的な特定位置(エンジンの自動停止を禁止すべき位置)が、踏切内等の必要最小限に設定されている点を除き、上記通常モードのI/S禁止条件と同様に設定されている。
【0075】
なお、上記4項目の条件のうち、第3項目の包括的な特定位置は、初期設定は上記のように設定されているが、後にI/S実行条件再設定手段7aによって取捨選択して再設定できるようになっている。
【0076】
また、エンジンの自動停止を禁止するか否かを判定する第1の条件として、上記エンジンの水温に代えて、エンジンの始動後における時間を検出するタイマの計測時間を使用し、エンジンの始動後に一定時間が経過する前であることが確認された場合に、エンジンが未暖機状態にあると判定するようにしてもよい。また、速やかに発進しようとするユーザの意志を尊重するという観点から、上記第2の条件における第1〜第3設定時間t1〜t3を、シフトレバー位置の変速レンジに対応させて変化させ、シフトレバー位置がD(走行)レンジにある場合には、上記第1〜第3設定時間t1〜t3をN(ニュートラル)レンジにある場合に比べてそれぞれ大きな値に設定するように構成することが望ましい。
【0077】
上記自動停止条件、再始動条件およびI/S禁止条件を構成する3種類のモードは、エンジン制御装置に設けられたモード選択スイッチ50をユーザが手動操作することにより、何れか一つのモードが選択されて使用されるようになっている。モード選択スイッチ50は、I/Sモードを、標準、エコノミー、パワーの3モードに切り替え可能なスイッチであり、エコノミーモードは標準モードに対し、比較的自動停止が起こり易く、再始動しにくい設定となっている。パワーモードはその逆である(詳細は後述する)。なお、エンジンのスタートと同時に標準モードに設定された後、車両の状態に対応したモードが自動的に選択されるようにしてもよい。また、上記モードの手動選択状態と、自動選択状態とを切換可能に構成することも可能である。
【0078】
I/S実行条件再設定手段7aは、ユーザの入力部21bからの入力により、I/S禁止を行う包括的な特定位置(図5の第3項目)を変更したり、I/S禁止を行う誘導経路上の特定位置(図5の第4項目)を設定または解除したりする。また、モード選択スイッチ50によるI/Sモードの切り替えにより、エンジンの自動停止条件や再始動条件を変更する。即ち、I/S実行条件を、ユーザの要求に応じて個別に変更して再設定する。誘導経路上の特定位置でのI/Sを禁止する条件は、I/S禁止条件の第4の条件(図5参照)として登録される。そして、この個別I/S実行条件情報はクライアント側記憶手段41に記憶され、クライアント側通信手段63によってサーバ側システム70に送信される。
【0079】
また一方、ユーザが入力部21bから共有I/S実行条件情報を要求する旨入力すると、その要求信号はクライアント側通信手段63を通じてサーバ側システム70に送信され、サーバ側システム70からは共有I/S実行条件情報が送信される。表示手段21aは、その情報(例えば誘導経路上でのI/S禁止推奨位置や、I/Sモードの推奨設定)を表示する。ユーザは、その情報に基づき、改めてI/S実行条件を再設定するように入力部21bに入力したりモード選択スイッチ50を切り替えたりできる。また、自動的に推奨設定になるようにしても良い。
【0080】
上記表示制御手段2は、エンジン制御手段1の自動停止制御手段5によるエンジンの自動停止時に、表示部27に設けられた自動停止中ランプ28を点灯させる指令信号を出力して上記自動停止制御が実行中であることを表示するとともに、上記I/S禁止手段7によるエンジンの自動停止禁止中に、表示部27に設けられたI/S禁止中ランプ29を点灯させる指令信号を出力して自動停止禁止制御が実行中であることを表示する一方、上記再始動制御手段6によるエンジンの再始動時に、表示部27に設けられた再始動ランプ30を点灯させる指令信号を出力して上記再始動制御が実行されていることを表示するように構成されている。
【0081】
また、上記表示制御手段2は、ユーザを目的地まで誘導するために設けられた上記車両用ナビゲーション装置21を制御するように構成されている。車両用ナビゲーション装置21は、地図情報(クライアント側道路地図)や自車の現在位置等を表示する表示画面21a(クライアント側表示手段)と、この表示画面21aの周囲に設けられたパネルスイッチと、自車の現在位置を検出する位置検出手段21cと、必要事項の連絡をユーザに対して音声で報知する図略の報知手段とを備えている。
【0082】
上記パネルスイッチには、図6に示すように、目的地を案内するナビゲーション画面または、テレビ画面を上記表示画面21aへ切り替え表示させるためのナビスイッチW1、テレビスイッチW2と、上記表示画面21aへエンジンの自動停止の禁止位置を表示させる実行禁止位置表示スイッチW3と、エンジンの自動停止実行位置を表示させる実行位置表示スイッチW4と、上記位置検出手段21cにより検出された現在位置を表示させる現在位置表示スイッチW5と、ユーザの希望目的地を上記地図上に設定するための目的地セットスイッチW6と、上記表示画面21aに表示される設定項目を必要に応じて選択するとともに、表示された地図情報を上下左右へスクロールするためのカーソルキーW7と、上記車両用ナビゲーション装置21の電源をON/OFFするための電源スイッチW8とが設けられている。
【0083】
また、本実施形態では、上記表示画面21aは、液晶式のタッチパネルからなっており、上記パネルスイッチの操作に応じて表示される画面において当該表示画面21aの特定部位を触れることにより設定項目を選択するためのアイコンや、当該表示画面21aの特定部位を触れることにより、上記のように選択された設定項目を確定させるためのアイコンボタンを表示可能に構成されている。本実施形態において、上記パネルスイッチ、表示画面21aに表示されるアイコン及び、アイコンボタンが入力部21bを構成している。入力部21bにはリモコンを備えても良い。
【0084】
すなわち、上記表示制御手段2は、上記入力部21bの操作に応じ、上記地図情報、上記位置検出手段21cにより検出される車両の現在位置、自動停止実行位置及び、自動停止禁止位置を表示部21aへ表示させるように構成されている。また、上記表示制御手段2は、上記目的地セットスイッチW6が操作されるのに応じて、上記入力部21bにより設定された目的地へユーザを案内するために上記地図情報に基づいて検索された適切な誘導経路を表示手段21aへ表示させ、さらに当該誘導経路に沿って車両を走行させるために、ユーザへの音声案内を上記報知手段に出力させる機能を備えている。さらに、上記表示制御手段2は、入力部21bにより設定された設定項目を上記クライアント側記憶手段41へ記憶させる一方、入力部21bにより設定された項目と上記クライアント側記憶手段41に記憶された設定項目とを比較して、同一の設定項目がクライアント側記憶手段41内に既に記憶されている場合に、当該設定項目をクライアント側記憶手段41から抽出するとともに、当該設定項目及び、これと関連する項目を表示画面21aへ表示させる機能を備えている。例えば、上記のように誘導経路が設定された場合には、当該誘導経路がクライアント側記憶手段41内に記憶されているか否かを判定し、この判定の結果、当該誘導経路が既にクライアント側記憶手段41に記憶されている場合には、当該誘導経路と、この経路を過去に走行した際にエンジンの自動停止が実行された位置とを表示画面21aに表示させる機能を有している。
【0085】
上記AT制御手段3は、自動停止制御手段5によるエンジンの自動停止制御が実行されることにより、自動変速機に供給される作動油の圧力が低下した場合に、ATF切換弁32に切換指令信号を出力して上記作動油の供給経路をエンジンによって駆動される図外の機械式オイルポンプ側から電動オイルポンプ33側に切り換えるとともに、この電動オイルポンプ33を作動させる作動指令信号を出力して、この電動オイルポンプ33から自動変速機に所定圧力の作動油を供給するように構成されている。
【0086】
上記ヒルホルダー制御手段4は、車両が坂道で停止状態となった場合に、ブレーキオイルの供給通路を遮断するヒルホルダー用ソレノイド弁34に作動指令信号を出力することにより、上記ブレーキオイルの圧力が低下することに起因した車両の後ずさり等を防止するように構成されている。
【0087】
また、クライアント側CPU40は、I/Sを実行した際、エンジンの停止時間と、単位時間当りのアイドル時の燃料消費量(予めクライアント側記憶手段41に記憶されている)から、I/Sによる燃料削減量を測定する。
【0088】
上記クライアント側記憶手段41には、上述した地図情報、自動停止条件、再始動条件、I/S禁止条件及び、I/S位置情報が上記エンジン制御手段1及び表示制御手段2の要求に応じて読み出し可能に記憶されている。上記I/S位置情報には、過去に自動停止制御が実行された位置、過去に自動停止禁止制御が実行された位置、過去に自動停止又は自動停止禁止制御が実行された累積回数及び日時、過去に走行した誘導経路及び、上記地図情報における交差点位置及び、交差点を通過した日時等の情報が含まれている。
【0089】
そして、上記I/S位置情報は、上記車両用ナビゲーション装置21の出力信号に応じて随時更新されるとともに、このように更新された自動停止実行位置は、上記I/S禁止条件における第3及び第4の条件、すなわち図5に示すように自動停止禁止制御を行う包括的な特定位置の条件や任意の特定位置の条件とリンクした状態で、個別I/S実行条件情報としてクライアント側記憶手段41へ記憶されることとなる。
【0090】
また、クライアント側記憶手段41は、クライアント側CPU40で測定した燃料削減量を、それが得られたI/S実行条件や、走行経路とともに個別I/S燃料削減量情報として記憶する。
【0091】
一方、上記自動停止条件、再始動条件及びI/S禁止条件は、上記エンジン制御手段1の要求に応じて随時クライアント側記憶手段41から読み出され、エンジン制御手段1は、これらの情報に基づきエンジンの自動停止、再始動及び、自動停止禁止制御を行うようになっている。
【0092】
このように構成されたクライアント車載システム60では、アイドルストップは次のように行われる。ユーザによるモード選択スイッチ50の操作で、標準モードが選択されると、自動停止条件は通常モード(図3参照)、再始動条件は通常モード(図4参照)、そしてI/S禁止条件は通常モード(図5参照)が選択される。そして、それぞれの条件に従って、エンジンの停止、再始動がなされ、燃料消費の削減、排気エミッションの削減が図られる。
【0093】
モード選択スイッチ50でエコノミーモードが選択されると、自動停止条件は緩和モード、再始動条件は厳格モード、そしてI/S禁止条件は厳格モードが選択される。そして、標準モードよりも比較的頻繁にエンジンの自動停止を行うような条件設定とされる。従って標準モードよりも消費燃料や排気エミッションの削減は促進されるが、発進加速性能の低下が起こり易くなる。従って、エコノミーモードは、比較的走行性よりも燃費の向上等を優先する場合に効果的である。
【0094】
モード選択スイッチ50でパワーモードが選択されると、自動停止条件は厳格モード、再始動条件は緩和モード、そしてI/S禁止条件は緩和モードが選択される。そして、標準モードよりも比較的エンジンの自動停止を行い難いような条件設定とされる。従って標準モードよりも消費燃料や排気エミッションの削減量は減少するが、発進加速性能の低下が起こりにくくなる。従って、パワーモードは、比較的燃費の向上等よりも走行性を優先する場合に効果的である。
【0095】
いずれの場合も、I/S実行条件再設定手段7aによって設定された特定位置(図4に示すI/S禁止条件の第3、第4条件)では自動停止を行わない。このような設定は、例えばI/S緩和モードを選択しつつ、特定の交差点では自動停止を禁止したい場合に有効な設定であって、こうすることにより、通常の走行時には燃料消費等の大幅な削減を図りつつ、特定の交差点での発進加速性能を低下させないようにすることが出来る。
【0096】
そして、I/S実行条件再設定手段7aによる再設定条件は、サーバ側システム70から共有I/S実行条件情報として提供を受けることが出来る。また、サーバ側システム70からは、共有I/S燃料削減量情報として、当該経路において期待される燃料削減量の情報を得ることができる。これらにより、道路環境を熟知しないユーザであっても、熟知するユーザ並の適切さで、自動停止を禁止すべき特定位置を知ることが出来たり、燃費等の向上と走行性悪化防止とが最適に図られるI/Sモードを知ったりすることが出来る。以下に、その共有システムを中心に、表示手段21aの画面とフローチャートを参照して説明する。
【0097】
クライアントがサーバから、共有情報の提供を受けるにあたり、所定の契約が必要である。契約は書面等で取り交わしても良いが、クライアント車載システム60(クライアント車外システム80であっても良い)とサーバ側システム70とでネットワークシステム90を介して直接取り交わすことが出来る。図7〜図10は、この場合の表示手段21aの画面を示す。また図30及び図31は、これに対応するフローチャートであり、図30はサーバ側システム70のもの、図31はクライアント車載システム60のものである。
【0098】
図7は、クライアント車載システム60からサーバ側システム70へ契約を申し込む際の初期画面110である。タッチボタン115(終了)を押すと終了するが、タッチボタン113(契約)を押すとクライアント車載システム60からサーバ側システム70に契約要求信号が送信(図31のステップS41)される。それを受信したサーバ側システム70(図30のステップS11)は、図8(a)に示す購入者ID情報記入フォームをクライアント車載システム60に送信する(ステップS13)。これを受信したクライアント車載システム60(ステップS43)は、画面120aを表示する。クライアントは、名前、住所、パスワードなど、クライアントを特定するための情報を記入し、更にタッチボタン121(次頁)を押して図8(b)の画面120bに移行する。ここでは、車種、年式、車の使用目的(通勤、週末の買い物など)、家族構成(主な同乗者)等のユーザ情報を入力する。その間及びこれ以降、タッチボタン123(中止)を押すことで、いつでも操作を中止することが出来る。
【0099】
クライアントがタッチボタン125(確認)を押すと、入力された購入者ID情報(ユーザ情報を含む)がサーバ側システム70に送信される(ステップS45)。それを受信したサーバ側システム70(ステップS15でYES)は、料金表を送信する(ステップS17)。それを受信したクライアント車載システム60(ステップS47でYES)は図9の画面130に示すような料金表を表示する。この料金表では、契約期間に対する料金が表示されており、クライアントは希望の契約期間(例えば3年)を示すタッチボタンを押した後、タッチボタン133(送信)を押してサーバ側システム70に送信する(ステップS49)。これを受信したサーバ側システム70(ステップS19)は、契約内容と料金の確認表示を送信する(ステップS21)。これを受信したクライアント車載システム60(ステップS51)は、図10の画面140に示す確認表示を表示する。クライアントがタッチボタン145(訂正)を押すと図9の状態(ステップS17)に戻って再入力を行うが、タッチボタン143(確認)を押して送信する(ステップS53)とそれを受信したサーバ側システム70(ステップS23)は、購入契約完了のメッセージを送信する(ステップS25)。その後、購入契約内容をホストコンピュータ75のメモリ(サーバ側記憶手段)に記憶(ステップS27)し、情報配信のスタンバイをして(ステップS29)契約手順が完了する。一方、クライアント車載システム60では購入契約完了のメッセージを受信(ステップS55)して手続きが完了する。
【0100】
なお、契約を行うためのサーバ側システム70は、情報配信センターに設けられたものに限定されず、別途例えば契約センターのような施設に設けても良い。
【0101】
次に、車両用ナビゲーション装置21の誘導経路の設定と施設の検索について説明する。図11〜図21は、車両用ナビゲーション装置21における誘導経路の設定画面と施設検索画面であり、それに対応するフローチャートが図32〜図34である。フローチャートはサーバ側システム70、クライアント車載システム60(クライアント車外システム80であっても良い)の双方にあるが、説明を簡潔にするため、一方を示す。図32はサーバ側システム70、図33、図34はクライアント車載システム60のものである。
【0102】
図11は、クライアント車載システム60とサーバ側システム70とがネットワークシステム90を介して接続され、サーバ側システム70から初期画像が送信(ステップS71)されたときの表示手段21aの画面150を示す。画面150にはタッチボタン153(直に現在位置表示)、タッチボタン155(道路地図情報更新)及びタッチボタン157(終了)が表示されている。クライアントがタッチボタン155(道路地図情報更新)を押した場合、その信号が受信される(ステップS73でYES)と、ID入力フォームを送信する(ステップS75)。図12は、その画面160であり、情報配信IDとパスワードとを入力するようになっている。図13は、クライアントが入力を完了した状態を示す。ここでクライアントがタッチボタン163(送信)を押すと、それを受信したサーバ側システム70(ステップS77)はID確認中メッセージを送信する(ステップS79)。図14(a)がその画面171であり、「情報配信センターと通信中」と表示されている。次にID認証がなされ(ステップS81)、認証可(ステップS83でYES)であればID認証完了メッセージを送信する(ステップS85)。図14(b)がその画面173であり、「認証完了」と表示されている。更に地図情報配信中メッセージを送信する(ステップS87)。図14(c)がその画面175であり、「地図情報配信中」と表示されている。そしてサーバ側システム70では、ホストコンピュータ75に記憶された最新のサーバ側地図情報を送信する(ステップS89)とともに、地図情報配信完了メッセージを送信する(ステップS91)。図14(d)がその画面177であり、「地図情報配信完了」と表示されている。その後、図15に示すように、クライアント車載システム60の表示手段21aにはナビ基本画像180が表示される(ステップS93)。なお、この地図情報はクライアント側記憶手段41にクライアント側地図情報として記憶される。
【0103】
遡って、図11に示す画面150において、タッチボタン153(直に現在位置表示)が押されたとき(ステップS95)には、クライアント車載システム60での地図情報の更新を行わず、既にクライアント車載システム60に記憶されている地図情報を表示(ステップS93)する。また、画面150でタッチボタン157を押した(ステップS97)ときは終了する。
【0104】
道路は工事等によって変化するので、地図情報にはデータの更新が必要である。クライアント側地図情報とサーバ側地図情報とが、連携を取ることなく別途に地図情報を更新すると、両者にはずれが生じ、位置情報の正確な伝達が困難となってしまう。しかし当実施形態のようにすると、いつでも必要に応じてクライアント側地図情報とサーバ側地図情報とを一致させることが出来るので、両者のずれを最小限に抑えることが出来る。
【0105】
次に、図15の画面180の状態からの目的地設定について説明する。対応するフローチャートは図33に示すクライアント車載システム60のものである。画面180には、道路地図の他に、クライアント車両61の現在位置マーク200、タッチボタン183(検索)及びタッチボタン185(I/S条件変更)が表示されている。図15の状態から目的地セットスイッチW6(図6参照)が押される(ステップS101でYES)と、現在位置マーク200が画面中央にあるか否かの判断がなされ(ステップS103)、Noのときは図16に示す目的地設定方法選択フォーム画面190が表示される(ステップS105)。目的地設定方法選択フォーム画面190には、タッチボタン193(目的地マニュアル設定)、タッチボタン195(○月×日設定の目的地)及びタッチボタン197(戻る)が表示されている。このボタンを含め、以降の説明で(戻る)ボタンが押されたときは、原則として前画面に戻る。
【0106】
タッチボタン193(目的地マニュアル設定)が押される(ステップS107でYES)と、図17に示す目的地マニュアル設定フォーム画面210が表示される(ステップS109)。目的地マニュアル設定フォーム画面210の中央には、十字のターゲットマーク215が表示されている。このフォームで、クライアントはカーソルキーW7(図6参照)を操作して地図情報を上下左右へスクロールさせ、ターゲットマーク215を目的地に重ねる。そして再度目的地セットスイッチW6を押すと、目的地が決定し、設定が完了する(ステップS111)。図18は、経路誘導表示画像aが表示された画面220を示す(ステップS113)。画面220では、目的地が星印の目的地マークで示されている。そして、現在位置から目的地までの誘導経路が設定され、その誘導経路が高輝度のハイライト表示(図では太線)で示される。
【0107】
遡って、図16の目的地設定方法選択フォーム画面190で、クライアントがタッチボタン195(○月×日設定の目的地)を押した場合は、○月×日に設定された目的地(クライアント車載システム60で設定したものでもクライアント車外システム80で設定したものでも良い)が、今回の目的地に設定される(ステップS119)。
【0108】
なお、当実施形態では、図15の画面180の状態において、現在位置マーク200が画面中央にある状態で目的地セットスイッチW6を押すと、その位置を目的地に設定するようになっている(ステップS115)。
【0109】
以上の目的地設定は、クライアント車外システム80で行っても良い。図19に、目的地設定をクライアント車外システム80で行った場合の経路誘導表示画像bが表示された画面220aを示す。経路誘導表示画像aとの相違は、タッチボタン221(送信)が設けられている点である。クライアントがこのボタンを押すと、クライアント車外システム80からネットワークシステム90を介してクライアント車載システム60にデータが送信される。こうして、例えば自宅(車外施設81)で設定したデータをクライアント車両61に送信して設定することが出来る。
【0110】
また、目的地を設定するにあたり、レストラン等の特定施設の位置を検索することが出来る。図15、図18または図19に示す各画面で、タッチボタン183(検索)が押される(図34のステップS131でYES)と、図20に示す検索メニュー画面230が表示される(ステップS133)。検索メニュー画面230内には、レストラン・食堂アイコン、トイレアイコン、銀行アイコン、デパートアイコン、電話ボックスアイコン、ガソリンスタンドアイコン、コンビニエンスストアアイコン、ホテル・旅館アイコン、病院アイコンという9個のアイコンと、それに対応するタッチボタンが表示されている。クライアントが所望のタッチボタンを押してメニューを選択する(ステップS135でYES)と、検索が実行され(ステップS137)、結果が表示される(ステップS139)。図21は、レストラン・食堂を検索したときの結果表示例の画面240である。画面内には、4件のレストラン241a,241b,241c,241dの位置が表示されている。クライアントは、この検索結果を参照して目的地を設定することが出来る。表示後は、タッチボタン243(戻る)が押されるか、所定時間経過後(ステップS141でYES)に再び検索メニュー画面230が表示される。
【0111】
次に、図15、図18及び図19の状態で、タッチボタン185(I/S条件変更)が押された場合のI/S実行条件の再設定について説明する。前述のように、I/Sの実行条件(自動停止条件、再始動条件、I/S禁止条件)は予め設定されている。通常の場合、クライアントはモード選択スイッチ50で標準モード、エコノミーモード、パワーモードのうちの何れかを選択すれば良い(特に選択しなければ自動的に標準モードとなるようにしても良い)。当実施形態では、更にI/S実行条件再設定手段7aを備えることにより、ユーザがI/Sの実行条件を変更し、再設定できるようになっている。そして、ユーザがその道路環境を熟知していない場合であっても、情報配信センター71からその推奨設定情報(共有I/S実行条件情報)の提供を受けられるようになっている。以下その再設定方法と、推奨設定情報の取り込みについて説明する。
【0112】
図22〜図27は、I/S禁止位置の設定状況を示す各画面である。これらは、図35〜図38のフローチャートに対応している。これらのフローチャートはクライアント車載システム60(クライアント車外システム80であっても良い)のものである。図15、図18及び図19図に示すタッチボタン185(I/S条件変更)が押される(図35のステップS161でYES)と、図22に示すI/S条件変更メニュー画面250が表示される(ステップS163)。I/S条件変更メニュー画面250には、タッチボタン253(実行禁止位置設定・解除)とタッチボタン255(実行・解除条件変更)が表示されている。この状態でタッチボタン253(実行禁止位置設定・解除)が押される(ステップS165でYES)と、図23に示す画面260の誘導経路225上に、現在設定中のI/S禁止位置270a,270b(5角形マーク)が表示される(ステップS167)。画面260の右上には凡例欄261が表示され、5角形マークが現在設定中のI/S禁止位置であることを示す。
【0113】
画面260の左下方には、タッチボタン263(情報センター推奨禁止位置入手)が表示されている。この状態でこのタッチボタン263を押す(ステップS169でYES)と、経路誘導中か否かの判定がなされ(ステップS171)、経路誘導中であればサーバ側システム70にID情報や使用日時等の自車情報および情報要求信号を送信する(ステップS173)。これを受信したサーバ側システム70は、誘導経路225に関連付けられた共有I/S実行条件情報を検索し、推奨禁止位置として特定する(ステップS175)。その際、ホストコンピュータ75内に記憶されたユーザ情報と照合し、車両のセグメント、車種、使用状況および使用日時に関連付けて更に絞り込んだものとすればより好ましい。クライアント車載システム60はその情報を受信し(ステップS177)、表示する(ステップS179)。図24にその画面280を示す。誘導経路225上にI/S禁止推奨位置(センター情報)285a,285b(丸印マーク)が表示されており、画面260の右上の凡例欄281には丸印マークがI/S禁止推奨位置(センター情報)であることが表示されている。なお、サーバ側システム70から受信した情報はクライアント側記憶手段41に記憶される。
【0114】
遡って、ステップS171でNOの場合、即ち経路誘導中でないときにタッチボタン263(情報センター推奨禁止位置入手)が押された場合、ステップS183に移行し、位置特定不可のメッセージが表示される。なお変形例として、誘導経路に関連付けのない共有I/S実行条件情報のうち、道路表示範囲にあるもの全てを表示するようにしても良い。
【0115】
また、提供すべき共有I/S実行条件情報が無いときは、図25の画面290に示すような画面が表示される。画面290の右上の凡例欄291にはI/S禁止推奨位置が現在設定されていないことが表示されている。
【0116】
更に遡って、ステップS161でNOと判定されたときは、ステップS181に移行し、経路誘導中であるか否かの判定がなされ、YESであれば結合子T4(図33)、NOであれば結合子T2(図32)に移行する。
【0117】
図24の画面280の状態で、下方のタッチボタン265(禁止位置設定)が押される(図36のステップS201でYES)と、I/S禁止位置設定待ち状態となる。ここで、ユーザが例えば図24のI/S禁止推奨位置285aを選択すると、その丸印マークは図26に示すようなI/S禁止候補位置303a(ハイライト表示。図では斜線で示す)に変わる(ステップS203)。ここで更にタッチボタン265(禁止位置設定)を押す(ステップS205でYES)と、その選択が確定し、更新される(ステップS207)。なお、この2回目のタッチボタン265の押下をせず、タッチボタン269(戻る)を押した場合(ステップS209でYES)は、そのハイライト表示を解除(ステップS211)して図24の状態に戻る。
【0118】
なお、I/S禁止位置の設定は、このように情報配信センター71からの推奨位置を選択するだけではなく、図23〜図25の何れの状態からでも誘導経路中の任意の位置で設定できるようになっている。前述のように情報配信センター71からの推奨位置が表示され、それを選択するだけでその位置に自動的に再設定するようにした場合には、改めて正確な位置設定をする必要がないので、ユーザの利便性が高くなっている。
【0119】
一方、図23〜図25の各状態で、画面下方にあるタッチボタン267(禁止位置解除)が押される(図37のステップS231でYES)と、I/S禁止位置解除待ち状態となる。ここで、ユーザが例えば図24の現在設定中のI/S禁止位置270aを選択すると、その五角形マークは図27に示すようなI/S禁止解除候補位置315(ハイライト表示。図では斜線で示す)に変わる(ステップS233)。ここで更にタッチボタン267(禁止位置解除)を押す(ステップS235でYES)と、その選択が確定し、更新される(ステップS237)。なお、この2回目のタッチボタン267の押下をせず、タッチボタン269(戻る)を押した場合(ステップS239でYES)は、そのハイライト表示を解除(ステップS241)して前画面に戻る。
【0120】
次に、図22の状態で、タッチボタン253(実行・解除条件変更)が押された場合の、I/S実行・解除条件の変更について説明する。タッチボタン253が押される(図38のステップS261でYES)と、図28に示す画面320に切り替え、現在の設定を表示する(ステップS263)。そこには、I/SのON/OFF(OFFの場合、I/Sを完全に禁止する)の設定、I/Sモードの設定(標準/エコノミー/パワー)及び現在I/Sが禁止されている包括的な特定位置(建物内/交差点内/勾配路/高速道路)の設定が表示され、現在選択されているものに黒丸印でマーキングされている。画面320の左下にはタッチボタン323(情報センター推奨条件入手)が設けられている。このタッチボタン323を押す(ステップS265でYES)と、ステップS267で経路誘導中であるか否かの判定がなされ、YESであればサーバ側システム70にID情報や使用日時等の自車情報および情報要求信号を送信する(ステップS269)。これを受信したサーバ側システム70は、誘導経路225に関連付けられた共有I/S燃料削減量情報を検索し、それに対応するI/S実行条件(I/Sモードや包括的な禁止位置の組み合わせ)を推奨条件として特定する(ステップS271)。その際、ホストコンピュータ75内に記憶されたユーザ情報と照合し、車両のセグメント、車種、使用状況および使用日時に関連付けて更に絞り込んだものとすればより好ましい。クライアント車載システム60はその情報を受信し(ステップS273)、表示する(ステップS275)。図29(a)にその画面330aを示す。「現在の設定」の右側に、「推奨」する設定が表示されている。また、その推奨する設定に対応する共有I/S燃料削減量情報が、推定燃料節約量として表示される。これは、サーバ側システム70の共有情報作成手段(ホストコンピュータ75)によって計算された値である。
【0121】
共有I/S燃料削減量情報は、各クライアント車載システム60から収集された個別I/S燃料削減量情報から計算される。その計算については後述するが、出来るだけ走行性を悪化させないように、しかしI/Sによる燃費等の改善効果が多く得られるような値であり、その際のI/S実行条件が推奨される。
【0122】
ユーザは、この推奨条件を参照して現在の設定を変更することが出来る。そして、画面330(a)の下方に表示されたタッチボタン325(実行/更新)が押される(ステップS277でYES)とその変更が確定し、設定が更新(ステップS279)される。
【0123】
遡って、ステップS267でNOの場合、即ち経路誘導中でないときにタッチボタン323(情報センター推奨条件入手)が押された場合、ステップS281に移行し、条件特定不可のメッセージが表示される。
【0124】
また、提供すべき共有I/S燃料削減量情報が無いときは、図29(b)の画面330bに示すように、推奨条件が設定されていない旨のメッセージが表示される。
【0125】
図39は、I/Sの実行についてのクライアント車載システム60のフローチャートである。まずステップS301で各センサ信号の入力や現在位置の確認がなされる。次にステップS303に移行し、I/Sによるエンジンの自動停止中であるか否かの判定がなされ、NOであればステップS305に移行し、自動停止条件が完全成立しているか否かの判定がなされる。ここで完全成立とは、図3に示すエンジン自動停止条件が成立し、かつ図5に示すI/S禁止条件が成立していない状態である。YESと判定されたときは、ステップS307に移行しエンジンを自動停止させる。詳しくは、燃料噴射弁16及び、点火コイル17を停止状態とすることにより、エンジンの作動を停止させるとともに、エンジンが自動停止状態にあることを示す自動停止中ランプ28を点灯する。また、上記AT制御手段3からATF切換弁32に切換指令信号を出力して自動変速機に対する作動油の供給経路を機械式オイルポンプ側から電動オイルポンプ33側に切り換えるとともに、上記ヒルホルダー制御手段4からヒルホルダー用ソレノイド弁34への作動指令信号を出力することにより、ブレーキオイルの供給通路を遮断する。これによりブレーキ装置に供給されるブレーキオイルの圧力低下が防止されることになる。
【0126】
その後、ステップS309に移行する。ステップS309では、情報配信センター71との交信が終了直前であるか否かの判定がなされ、NOであれば更にステップS317に移行し、前回の送信から所定時間が経過しているか否かの判定がなされ、ステップS309でYESまたはステップS317でYESであればステップS311に移行し、自車ID情報とともに、記憶した個別I/S実行条件情報、個別I/S燃料削減量情報等を情報配信センター71に送信した後、リターンする。ステップS317でNOであればこれらを情報配信センター71に送信せず、クライアント側記憶手段41に記憶した状態でリターンする。このように、情報の送信は、ユーザが意図的に情報配信センター71と交信した機会を捉え、その交信終了直前に送信するか、または前回の送信から所定時間が経過したときに送信するようにしている。こうすることで、情報配信センター71へ頻繁にアクセスしないようになり、通信費の増大を防止している。
【0127】
遡って、ステップS305でNOと判定されると、ステップS313に移行し、I/S禁止条件(図5参照)による禁止であるか否かが判定され、YESであればステップS315に移行し、I/S禁止中ランプ29を点灯する。これにより、ユーザは、何らかの禁止条件によってI/Sが実行されないことを認識することが出来る。ステップS313でNOであればステップS309に移行する。
【0128】
更に遡って、ステップS303でYESと判定されると、ステップS319に移行し、再始動条件が成立しているか否か、即ち図4に示す再始動条件のうち、少なくとも1項目が成立しているか否かが判定される。NOであればステップS309に移行するが、YESであれば、更にその再始動条件が、バッテリ要求(図4の第8項)またはエミッション要求(図4の第7項)であるか否かの判定が行われ(ステップS321)、NOであればステップS323に移行し、燃料削減量を測定する。これは、エンジンが自動停止していた時間と、アイドル時の単位時間当りの燃料消費量との積で求められる。単位時間当りのアイドル時の燃料消費量は、クライアント車両61の車種等によって異なる値であり、例えば20cc/minなど、予め記憶されている値である。なお、経路中に複数回I/Sを行った場合には、削減量は累積する。
【0129】
その結果は、次のステップS325で誘導経路情報に対応させて、I/S実行条件とともに個別I/S燃料削減量情報としてクライアント側記憶手段41に記憶される。そしてステップS327に移行してエンジンを再始動させる。詳しくは、燃料噴射弁16及び、点火コイル17の作動停止状態を解除して再始動モータ42を作動させることにより、エンジンを自動的に再始動させるとともに、上記自動停止中ランプ28を消灯し、エンジンが再始動状態にあることを示す再始動ランプ30を点灯する。また、上記AT制御手段3からATF切換弁32に切換指令信号を出力して自動変速機に対する作動油の供給経路を電動オイルポンプ33側から機械式オイルポンプ側に切り換えるとともに、上記ヒルホルダー制御手段4からヒルホルダー用ソレノイド弁34への作動指令信号の出力を停止してブレーキオイルの供給通路を開放することにより、通常のブレーキ油圧供給状態に復帰させる。その後、ステップS309に移行する。
【0130】
遡って、ステップS321でYESと判定されたときは、ステップS323及びステップS325をスキップしてステップS327に移行する。即ち、バッテリ電圧の低下やエンジン水温の低下によって再始動する場合は、特異なケースとして、個別I/S燃料削減量情報から除外される。こうすることにより、このような特異なケースのデータが共有I/S燃料削減量情報に反映されることを防止している。
【0131】
図40は、サーバ側システム70のホストコンピュータ75による、共有情報作成の主要フローチャートである。クライアント車載システム60からの個別I/S実行条件情報または個別I/S燃料削減量情報の受信によりスタートする。最初のステップS341で受信情報の分類を行う。即ち、第1は経路毎のI/S実行禁止位置(個別I/S実行条件情報)であり、共有I/S実行条件情報を作成するデータとして用いられる。第2は経路毎のI/S実行条件と燃料削減量(個別燃料削減量情報)であり、共有I/S燃料削減量情報を作成するデータとして用いられる。
【0132】
次のステップS343で、分類した情報を、更に経路毎、クライアント車両61の固有情報(セグメント、車種、使用状況および使用日時など)別に分類して記憶する。
【0133】
次のステップS345で、上記第1の個別I/S実行条件情報について、過去3ヶ月以内に同前提(車両の固有情報が同じ)の他車から、同経路、同位置のI/S実行禁止位置情報があったか否かの判定がなされる。YESであればステップS347に移行し、同前提の車に対し、共有I/S実行条件情報として情報提供可能に記憶する。一方、ステップS345でNOであった場合、ステップS357に移行し、それを3ヶ月間仮記憶する。即ち、それが特異データかどうかの判定を3ヶ月間保留する。その間、そのデータはクライアント車載システム60に提供しない(共有I/S実行条件情報としない)。このようにすることにより、複数のクライアント車載システム60から得たI/S実行禁止位置情報を共有化できるので、特異データ(特殊な設定を行った少数のクライアントの情報)を排除でき、より一般的な情報を共有化することが出来る。なお、ステップS357で仮記憶された情報は、その後3ヶ月の間に、同前提の他車から、同経路、同位置のI/S実行禁止位置情報を得た(ステップS345でYES)ときに、共有I/S実行条件情報となる(ステップS347)。なお、得られた情報が少ないときは、経路は異なっても同位置であれば共有I/S実行条件情報に反映させるようにしても良い。
【0134】
以上のようにして共有I/S実行条件情報が更新されていくことにより、その情報は、同前提の複数のユーザによって過去にその経路において設定されたI/S実行禁止位置(I/S実行条件)が蓄積されて行く。それは、同情報の数が多い程、その条件設定による効果が大である可能性が高い。従って、その共有情報の提供を受けたユーザは、I/S実行条件を共有情報通りに再設定することにより、たとえその走行経路の道路環境を熟知していなくても、効果的なI/S実行条件の設定を行うことができる。
【0135】
次のステップS349で、上記第2の個別I/S燃料削減量情報について、過去3ヶ月以内に同前提(車両の固有情報が同じ)の他車から、同経路の燃料削減量情報があったか否かの判定がなされる。YESであればステップS351に移行し、そのデータが異常値であるか否かの判定がなされる。異常値とは、例えば極端に燃料削減量が多すぎたり少なすぎたりするものであり、共有に適さない。従ってYESであれば終了し、その情報を共有I/S燃料削減量情報に反映させないようにする。
【0136】
ステップS351でNOであれば、更にステップS353に移行し、今回受信した燃料削減量(A)と、同前提、同経路に対して既に共有I/S燃料削減量として記憶されている燃料削減量(B)との比較を行う。そして、その差が所定の値(第1所定値C1)より大か否か、即ち(A)−(B)>(C1)であるか否かの判定がなされる。ステップS353でYESであれば、ステップS355に移行する。そして、今回のI/S実行条件が、燃料削減効果大であるとして、そのI/S実行条件を当該経路の推奨条件として記憶するとともに、その個別I/S燃料削減量情報を共有I/S燃料削減量情報として更新して記憶する。
【0137】
一方、ステップS353でNOであれば、ステップS361に移行し、今回受信した燃料削減量(A)と、同前提、同経路に対して既に共有I/S燃料削減量として記憶されている燃料削減量(B)との差と所定の値(第2所定値C2)より小か否か、即ち(A)−(B)<(C2)であるか否かの判定がなされる。なお、第2所定値C2は、ステップS353における第1所定値C1より小さな値である。
【0138】
ステップS361YESであれば、今回のI/S実行条件は、記憶している条件に比べ、燃料削減効果が小であるとする。従って、今回のI/S実行条件を共有I/S燃料削減量情報に反映させずに、そのまま終了する。
【0139】
ステップS361でNOであれば、ステップS363に移行する。この場合、今回のI/S実行条件は、記憶している条件に比べ、燃料削減量が大とも小とも言えない(ばらつきの範囲である)とする。この場合、I/S実行条件の厳しい方(I/Sを実行し難い方)を当該経路の推奨条件として記憶するとともに、その削減量を共有I/S燃料削減量情報として記憶する。これは、燃料削減量に大差がないのであれば、走行性の悪化を招く可能性のあるI/Sを行わない方が、ユーザにとって好ましいからである。
【0140】
遡って、ステップS349でNOであった場合、ステップS359に移行し、それを3ヶ月間仮記憶する。即ち、それが特異データかどうかの判定を3ヶ月間保留する。その間、そのデータはクライアント車載システム60に提供しない(共有I/S燃料削減量情報としない)。このようにすることにより、複数のクライアント車載システム60から得た個別I/S燃料削減量情報に基づいて共有I/S燃料削減量情報を作成することができるので、特異データ(何らかの原因で異常な結果が得られた少数のクライアントの情報)を排除でき、より一般的な情報を共有化することが出来る。なお、ステップS359で仮記憶された情報は、その後3ヶ月の間に、同前提の他車から、同経路のI/S燃料削減量情報を得た(ステップS349でYES)ときに、共有I/S燃料削減量情報の作成に供される(ステップS351に移行する)。
【0141】
以上のようにして共有I/S燃料削減量情報と、そのI/S実行条件が更新されていくことにより、その情報は、大きな燃料削減効果が得られ、かつI/Sを実行し難い実行条件、及びそのときの燃料削減量情報に収束して行く。従って、その共有情報の提供を受けたユーザは、I/S実行条件を推奨条件通りに再設定することにより、たとえその走行経路の道路環境を熟知していなくても、高度にバランスした燃料削減効果と走行性悪化防止効果とが得られる。
【0142】
図41は、クライアント車載システム60(クライアント車外システム80でも良い)から情報要求信号を受信した際のサーバ側システム70の主要フローチャートである。情報要求信号を受信(スタート)すると、ステップS381で、それが推奨禁止位置の要求であるか否かの判定がなされ、YESであればステップS383に移行し、更に該当する推奨禁止位置情報(共有I/S実行条件情報)があるか否かの判定がなされる。YESであればステップS385に移行し、その情報をクライアント車載システム60に送信する。一方、ステップS383でNOであればステップS387に移行し、該当する推奨禁止位置情報がない旨クライアント車載システム60に送信する。
【0143】
遡って、ステップS381でNOであればステップS389に移行し、更に該当する推奨条件情報および共有I/S燃料削減量情報があるか否かの判定がなされる。YESであればステップS391に移行し、その情報をクライアント車載システム60に送信する。一方、ステップS389でNOであれば、ステップS393に移行し、該当する推奨禁止位置情報がない旨クライアント車載システム60に送信する。
【0144】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこの実施形態に限定するものではなく、特許請求の範囲で変形して良い。例えば、クライアント車外システム80は必ずしも必要ではなく、なくても良い。
【0145】
また、共有I/S燃料削減量情報を車両のセグメント、車種、使用状況および使用日時と関連付けるのは、必ずしもサーバ側システム70で行う必要はなく、クライアント車載システム60で行っても良い。
【0146】
また、個別I/S燃料削減量情報には、燃料削減量自体(質量、体積)でなくても良く、それを求めるためのパラメータ(エンジンが自動停止した時間)であっても良い。
【0147】
【発明の効果】
以上説明したことから明らかなように、本発明の請求項1のアイドルストップ情報共有方法によれば、所定の自動停止条件が成立したときにエンジンを自動的に停止させるとともに、エンジンの自動停止中に所定の再始動条件が成立したときにエンジンを自動的に再始動させるアイドルストップを行うように構成された複数の車両間で、アイドルストップ実行による燃料削減量に係る情報を共有する方法あって、共有する情報である共有アイドルストップ燃料削減量情報を提供するサーバ側コンピュータと、その提供を受ける複数のクライアント側コンピュータとを通信回線で結び、上記各クライアント側コンピュータが、個別に設定されたアイドルストップ実行条件に基づいてアイドルストップを実行するステップと、そのアイドルストップ実行による燃料削減量情報を、上記アイドルストップ実行条件と、上記各クライアント側コンピュータに記憶されたクライアント側地図上の走行経路とに関連付けて個別アイドルストップ燃料削減量情報として記憶するステップと、上記個別アイドルストップ燃料削減量情報を上記サーバ側コンピュータに出力するステップと、上記サーバ側コンピュータが、入力された上記個別アイドルストップ燃料削減量情報を分類、集約またはその他の演算を行うことによって、上記サーバ側コンピュータに記憶されたサーバ側道路地図に関連付けられた上記共有アイドルストップ燃料削減量情報を作成するステップと、上記サーバ側コンピュータが、共有アイドルストップ燃料削減量情報を記憶しておき、上記クライアント側コンピュータからの共有情報要求信号が入力されたときに、記憶した上記共有アイドルストップ燃料削減量情報を上記要求元クライアント側コンピュータに出力するステップと、上記要求元クライアント側コンピュータが、入力された上記共有アイドルストップ燃料削減量情報を、表示手段に表示させるステップとを含むことを特徴とするので、クライアント側の車両では、ユーザが道路環境を熟知する場合には自己の条件再設定により、そうでない場合にはサーバから提供される共有アイドルストップ燃料削減量情報によるアイドルストップの効果を確認できるとともに、その効果の見込める設定を知ることができるので、自己の条件再設定のための有益な情報を得ることができる。
【0148】
また、本発明の請求項2に示すアイドルストップ情報共有システムによれば、請求項1記載の方法を具体的に実行するシステムを構築することが出来る。更に請求項10の発明によれば請求項2に示すシステムの一部として、独立したクライアント側システムを構築することが出来る。更に請求項17の発明によれば請求項2に示すシステムの一部として、独立したサーバ側システムを構築することが出来る。
【0149】
本発明の請求項23または24に示すアイドルストップ情報共有プログラムによれば、請求項1記載の方法を、具体的に実行するクライアント側コンピュータまたはサーバ側コンピュータのプログラムを作成することが出来、コンピュータ資源を有効に利用することが出来る。
【0150】
本発明の請求項25または26に示すアイドルストップ情報共有プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体によれば、請求項1記載の方法を、具体的に実行するクライアント側コンピュータまたはサーバ側コンピュータのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を作成することが出来、容易に保存、運搬、譲渡、貸与等を行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアイドルストップ実行条件情報共有システムの全体構成概略図である。
【図2】クライアント車載システムのブロック図である。
【図3】エンジンの自動停止条件を示す表である。
【図4】エンジンの再始動条件を示す表である。
【図5】エンジンのI/S禁止条件を示す表である。
【図6】車両用ナビ装置を示す正面図である。
【図7】クライアントとサーバとの契約のための画面表示である。
【図8】クライアントとサーバとの契約のための画面表示である。
【図9】クライアントとサーバとの契約のための画面表示である。
【図10】クライアントとサーバとの契約のための画面表示である。
【図11】ナビゲーション装置起動時の画面表示である。
【図12】情報配信センターへのアクセスのための画面表示である。
【図13】情報配信センターへのアクセスのための画面表示である。
【図14】地図情報取得中の画面表示である。
【図15】ナビゲーション装置の基本画面表示である。
【図16】目的地設定方法選択フォーム画面表示である。
【図17】目的地設定中画面表示である。
【図18】目的地設定後画面表示である。
【図19】目的地設定後画面表示である。
【図20】検索メニュー画面表示である。
【図21】検索結果画面表示である。
【図22】I/S条件変更メニュー画面表示である。
【図23】I/S禁止位置を示す画面表示である。
【図24】推奨I/S禁止位置を示す画面表示である。
【図25】推奨I/S禁止位置を示す画面表示である。
【図26】I/S禁止位置設定中の画面表示である。
【図27】I/S禁止位置解除中の画面表示である。
【図28】現在のI/S条件を示す画面表示である。
【図29】推奨するI/S条件を示す画面表示である。
【図30】クライアントとサーバの契約に関するサーバ側のフローチャートである。
【図31】クライアントとサーバの契約に関するクライアント側のフローチャートである。
【図32】サーバ側道路地図送信に関するサーバ側のフローチャートである。
【図33】ナビゲーション装置の目的値設定に関するクライアント側のフローチャートである。
【図34】施設検索に関するクライアント側のフローチャートである。
【図35】共有I/S実行条件情報取得に関するクライアント側のフローチャートである。
【図36】共有I/S実行条件情報に基づくI/S禁止位置設定に関するクライアント側のフローチャートである。
【図37】I/S実行条件解除に関するクライアント側のフローチャートである。
【図38】共有I/S燃料削減量情報取得に関するクライアント側のフローチャートである。
【図39】I/S実行に関するクライアント側のフローチャートである。
【図40】共有情報作成に関するサーバ側のフローチャートである。
【図41】共有情報提供に関するサーバ側のフローチャートである。
【符号の説明】
1 エンジン制御手段
2 表示制御手段
5 自動停止制御手段
6 再始動制御手段
7 I/S禁止手段
7a I/S実行条件再設定手段
21 車両用ナビゲーション装置
21a 表示画面(クライアント側表示手段)
21b 入力部
21c 位置検出手段
40 CPU
41 クライアント側記憶手段
50 モード切替スイッチ
60 クライアント車載システム(クライアント側システム)
61 クライアント車両
63 クライアント側通信手段
70 サーバ側システム
75 ホストコンピュータ(サーバ側記憶手段、共有情報作成手段)
77 サーバコンピュータ(サーバ側通信手段)
80 クライアント車外システム(クライアント側システム)
85 車外コンピュータ

Claims (26)

  1. 所定の自動停止条件が成立したときにエンジンを自動的に停止させるとともに、エンジンの自動停止中に所定の再始動条件が成立したときにエンジンを自動的に再始動させるアイドルストップを行うように構成された複数の車両間で、アイドルストップ実行による燃料削減量に係る情報を共有する方法あって、
    共有する情報である共有アイドルストップ燃料削減量情報を提供するサーバ側コンピュータと、その提供を受ける複数のクライアント側コンピュータとを通信回線で結び、
    上記各クライアント側コンピュータが、個別に設定されたアイドルストップ実行条件に基づいてアイドルストップを実行するステップと、
    そのアイドルストップ実行による燃料削減量情報を、上記アイドルストップ実行条件と、上記各クライアント側コンピュータに記憶されたクライアント側地図上の走行経路とに関連付けて個別アイドルストップ燃料削減量情報として記憶するステップと、
    上記個別アイドルストップ燃料削減量情報を上記サーバ側コンピュータに出力するステップと、
    上記サーバ側コンピュータが、入力された上記個別アイドルストップ燃料削減量情報を分類、集約またはその他の演算を行うことによって、上記サーバ側コンピュータに記憶されたサーバ側道路地図に関連付けられた上記共有アイドルストップ燃料削減量情報を作成するステップと、
    上記サーバ側コンピュータが、共有アイドルストップ燃料削減量情報を記憶しておき、上記クライアント側コンピュータからの共有情報要求信号の入力に応じて、記憶した上記共有アイドルストップ燃料削減量情報を上記要求元クライアント側コンピュータに出力するステップと、
    上記要求元クライアント側コンピュータが、入力された上記共有アイドルストップ燃料削減量情報を、表示手段に表示させるステップと
    を含むことを特徴とするアイドルストップ情報共有方法。
  2. 所定の自動停止条件が成立したときにエンジンを自動的に停止させるとともに、エンジンの自動停止中に所定の再始動条件が成立したときにエンジンを自動的に再始動させるアイドルストップを行うように構成された複数の車両間で、アイドルストップ実行による燃料削減量に係る情報を共有するシステムであって、
    共有する情報である共有アイドルストップ燃料削減量情報を提供するサーバ側システムと、上記共有アイドルストップ燃料削減量情報を上記サーバ側システムから通信回線を通じて提供を受ける複数のクライアント側システムとを有し、
    上記各クライアント側システムには、
    上記サーバ側システムとの情報通信を行うクライアント側通信手段と、
    クライアント車両の現在位置を検出する位置検出手段と、
    クライアント側道路地図の情報を記憶するクライアント側記憶手段と、
    上記アイドルストップ実行条件を、ユーザの要求に応じて変更するアイドルストップ実行条件再設定手段と、
    上記アイドルストップ実行条件に基づいてアイドルストップを行うアイドルストップ実行手段と、
    上記クライアント側道路地図および上記アイドルストップ実行条件情報を表示するクライアント側表示手段と
    を備えるとともに、
    上記サーバ側システムには、
    上記クライアント側システムとの情報通信を行うサーバ側通信手段と、
    サーバ側道路地図の情報を記憶するサーバ側記憶手段と、
    上記共有アイドルストップ燃料削減量情報を作成する共有情報作成手段と
    を備え、
    各クライアント側システムの上記クライアント側記憶手段は、上記アイドルストップ実行手段が実行したアイドルストップによる燃料削減量情報を、上記アイドルストップ実行条件と、上記クライアント側地図上の走行経路とに関連付けて個別アイドルストップ燃料削減量情報として記憶し、
    上記クライアント側通信手段は、記憶された上記個別アイドルストップ燃料削減量情報を上記サーバ側システムに送信し、
    上記サーバ側通信手段は、上記各クライアント側システムから送信された個別アイドルストップ燃料削減量情報を受信し、
    上記共有情報作成手段は、受信した複数の個別アイドルストップ燃料削減量情報を分類、集約またはその他の演算を行うことによって、上記サーバ側道路地図に関連付けられた上記共有アイドルストップ燃料削減量情報を作成し、
    上記サーバ側記憶手段は、上記共有アイドルストップ燃料削減量情報を記憶し、
    上記サーバ側通信手段は、共有情報の要求元である要求元クライアント側システムからの共有情報要求信号の受信に応じて、上記サーバ側記憶手段に記憶された上記共有アイドルストップ燃料削減量情報を上記要求元クライアント側システムに送信し、
    上記要求元クライアント側システムのクライアント側表示手段は、受信した上記共有アイドルストップ燃料削減量情報を表示する
    ように構成されたことを特徴とするアイドルストップ情報共有システム。
  3. 上記共有情報作成手段は、車両のセグメント、車種、使用状況および使用日時のうちの少なくとも一に関連付けられた共有アイドルストップ燃料削減量情報を作成するとともに、
    上記クライアント側表示手段は、上記要求元クライアント側システムの車両のセグメント、車種、使用状況および使用日時のうちの少なくとも一に対応する共有アイドルストップ燃料削減量情報のみを表示する
    ように構成されていることを特徴とする請求項2記載のアイドルストップ情報共有システム。
  4. 上記サーバ側システムにおいて、
    上記サーバ側記憶手段は、各クライアント側システムの車両のセグメント、車種、使用状況および使用日時のうちの少なくとも一に関連付けられたユーザ情報を記憶し、
    上記サーバ側通信手段は、上記要求元クライアント側システムからの共有情報要求信号に応じて、上記サーバ側記憶手段に記憶された上記共有アイドルストップ燃料削減量情報のうち、上記要求元クライアント側システムのユーザ情報に対応するもののみを上記要求元クライアント側システムに送信する
    ように構成されていることを特徴とする請求項3記載のアイドルストップ情報共有システム。
  5. 上記クライアント側システムは、乗員による所定の操作に応じて上記クライアント側道路地図上に車両の誘導経路を設定するように構成され、
    上記クライアント側システムが、誘導経路を設定した状態で情報要求信号を送信した場合、上記クライアント側表示手段は、その設定した誘導経路に対応する共有アイドルストップ燃料削減量情報のみを表示する
    ように構成されていることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載のアイドルストップ情報共有システム。
  6. 上記サーバ側システムにおいて、
    上記共有情報作成手段は、上記サーバ側道路地図上の誘導経路に関連付けられた共有アイドルストップ燃料削減量情報を作成し、
    上記サーバ側記憶手段は、上記サーバ側道路地図上の誘導経路に関連付けられた共有アイドルストップ燃料削減量情報を記憶し、
    上記サーバ側通信手段は、上記要求元クライアント側システムからの誘導経路を設定した状態での情報要求信号の受信に応じて、上記サーバ側記憶手段に記憶された上記サーバ側道路地図上の誘導経路に関連付けられた共有アイドルストップ燃料削減量情報のうち、上記誘導経路に対応するもののみを上記要求元クライアント側システムに送信する
    ように構成されていることを特徴とする請求項5記載のアイドルストップ情報共有システム。
  7. 上記共有情報作成手段は、共有アイドルストップ燃料削減量情報を作成する際、複数のクライアント側システムからの上記個別アイドルストップ燃料削減量情報に基づいて作成する
    ように構成されていることを特徴とする請求項2乃至6のいずれか1項に記載のアイドルストップ情報共有システム。
  8. 上記サーバ側システムは、上記共有アイドルストップ燃料削減量情報を、上記サーバ側道路地図の所定区間ごとに細分化して作成、記憶するように構成されていることを特徴とする請求項2乃至7のいずれか1項に記載のアイドルストップ情報共有システム。
  9. 上記共有情報作成手段は、アイドルストップの実行頻度に対して、比較的燃料削減量が大きくなるようなアイドルストップ実行条件を設定し、その条件に基づく上記共有アイドルストップ燃料削減量情報を作成するように構成されていることを特徴とする請求項2乃至8のいずれか1項に記載のアイドルストップ情報共有システム。
  10. 所定の自動停止条件が成立したときにエンジンを自動的に停止させるとともに、エンジンの自動停止中に所定の再始動条件が成立したときにエンジンを自動的に再始動させるアイドルストップを行うように構成された複数の車両間で、アイドルストップ実行による燃料削減量に係る情報を共有するシステムであって、
    共有する情報である共有アイドルストップ燃料削減量情報をサーバ側システムから受けるクライアント側システムに、
    上記サーバ側システムとの情報通信を行うクライアント側通信手段と、
    クライアント車両の現在位置を検出する位置検出手段と、
    クライアント側道路地図の情報を記憶するクライアント側記憶手段と、
    上記アイドルストップ実行条件を、ユーザの要求に応じて変更するアイドルストップ実行条件再設定手段と、
    上記アイドルストップ実行条件に基づいてアイドルストップを行うアイドルストップ実行手段と、
    上記クライアント側道路地図および上記アイドルストップ実行条件情報を表示するクライアント側表示手段と
    を備えるとともに、
    各クライアント側システムの上記クライアント側記憶手段は、上記アイドルストップ実行手段が実行したアイドルストップによる燃料削減量情報を、上記アイドルストップ実行条件と、上記クライアント側地図上の走行経路とに関連付けて個別アイドルストップ燃料削減量情報として記憶し、
    上記クライアント側通信手段は、記憶された上記個別アイドルストップ燃料削減量情報を上記サーバ側システムに送信し、
    上記クライアント側通信手段は、上記サーバ側システムから、複数個の上記個別アイドルストップ燃料削減量情報を用いて作成される上記共有アイドルストップ燃料削減量情報を受信し、
    上記クライアント側表示手段は、受信した上記共有アイドルストップ燃料削減量情報を表示する
    ように構成されたことを特徴とするアイドルストップ情報共有システム。
  11. 上記クライアント側システムは、上記共有アイドルストップ燃料削減量情報に応じて、上記クライアント側表示手段が、上記共有アイドルストップ燃料削減量情報のうち、当該クライアント側車両のセグメント、車種、使用状況および使用日時のうちの少なくとも一に対応するもののみを表示するように構成されていることを特徴とする請求項2乃至10のいずれか1項に記載のアイドルストップ情報共有システム。
  12. 上記クライアント側システムは、乗員による所定の操作に応じて上記クライアント側道路地図上に車両の誘導経路を設定するように構成され、
    上記クライアント側システムが、誘導経路を設定した状態で情報要求信号を送信した場合、上記クライアント側表示手段が、受信した上記共有アイドルストップ燃料削減量情報のうち、設定した上記誘導経路に対応する共有アイドルストップ燃料削減量情報のみを表示する
    ように構成されていることを特徴とする請求項2乃至11のいずれか1項に記載のアイドルストップ情報共有システム。
  13. 上記クライアント側記憶手段は、上記共有アイドルストップ燃料削減量情報を読み出し可能に記憶することを特徴とする請求項2乃至12のいずれか1項に記載のアイドルストップ情報共有システム。
  14. 上記アイドルストップ実行条件再設定手段は、上記共有アイドルストップ燃料削減量情報に基づいて上記アイドルストップ実行条件を再設定することを特徴とする請求項2乃至13のいずれか1項に記載のアイドルストップ情報共有システム。
  15. 上記クライアント側システムは、クライアント車両の状態がアイドルストップに不適とされる所定の状態にあるとき、アイドルストップ実行に関する情報を上記個別アイドルストップ燃料削減量情報に反映させないように構成されていることを特徴とする請求項2乃至14のいずれか1項に記載のアイドルストップ情報共有システム。
  16. 上記所定の状態は、エンジン温度が所定値以下またはバッテリ容量が所定値以下であることを特徴とする請求項2乃至16のいずれか1項に記載のアイドルストップ情報共有システム。
  17. 所定の自動停止条件が成立したときにエンジンを自動的に停止させるとともに、エンジンの自動停止中に所定の再始動条件が成立したときにエンジンを自動的に再始動させるアイドルストップを行うように構成された複数の車両間で、アイドルストップ実行による燃料削減量に係る情報を共有するシステムであって、
    共有する情報である共有アイドルストップ燃料削減量情報をクライアント側システムに提供するサーバ側システムに、
    上記クライアント側システムとの情報通信を行うサーバ側通信手段と、
    サーバ側道路地図の情報を記憶するサーバ側記憶手段と、
    上記共有アイドルストップ燃料削減量情報を作成する共有情報作成手段と
    を備え、
    上記サーバ側通信手段は、上記各クライアント側システムから送信され、アイドルストップ実行条件と、クライアント側地図上の走行経路とに関連付けられた個別アイドルストップ燃料削減量情報を受信し、
    上記共有情報作成手段は、受信した複数の個別アイドルストップ燃料削減量情報を分類、集約またはその他の演算を行うことによって、上記サーバ側道路地図に関連付けられた上記共有アイドルストップ燃料削減量情報を作成し、
    上記サーバ側記憶手段は、上記共有アイドルストップ燃料削減量情報を記憶し、
    上記サーバ側通信手段は、共有情報の要求元である要求元クライアント側システムからの共有情報要求信号に応じて、上記サーバ側記憶手段に記憶された上記共有アイドルストップ燃料削減量情報を上記要求元クライアント側システムに送信する
    ように構成されたことを特徴とするアイドルストップ情報共有システム。
  18. 上記サーバ側記憶手段は、各クライアント側システムの車両のセグメント、車種、使用状況および使用日時のうちの少なくとも一に関連付けられたユーザ情報を記憶し、
    上記サーバ側通信手段は、上記要求元クライアント側システムからの共有情報要求信号に応じて、上記サーバ側記憶手段に記憶された上記共有アイドルストップ燃料削減量情報のうち、上記要求元クライアント側システムのユーザ情報に対応するもののみを上記要求元クライアント側システムに送信する
    ように構成されていることを特徴とする請求項17記載のアイドルストップ情報共有システム。
  19. 上記共有情報作成手段は、上記サーバ側道路地図上の誘導経路に関連付けられた共有アイドルストップ燃料削減量情報を作成し、
    上記サーバ側記憶手段は、上記サーバ側道路地図上の誘導経路に関連付けられた共有アイドルストップ燃料削減量情報を記憶し、
    上記サーバ側通信手段は、上記要求元クライアント側システムから、誘導経路を設定した状態での情報要求信号に応じて、上記サーバ側記憶手段に記憶された上記サーバ側道路地図上の誘導経路に関連付けられた共有アイドルストップ燃料削減量情報のうち、上記誘導経路に対応するもののみを上記要求元クライアント側システムに送信する
    ように構成されていることを特徴とする請求項17または18記載のアイドルストップ情報共有システム。
  20. 上記共有情報作成手段は、共有アイドルストップ燃料削減量情報を作成する際、複数のクライアント側システムからの上記個別アイドルストップ燃料削減量情報に基づいて作成する
    ように構成されていることを特徴とする請求項17乃至19のいずれか1項に記載のアイドルストップ情報共有システム。
  21. 上記サーバ側システムは、上記共有アイドルストップ燃料削減量情報を、上記サーバ側道路地図の所定区間ごとに細分化して作成、記憶するように構成されていることを特徴とする請求項17乃至20のいずれか1項に記載のアイドルストップ情報共有システム。
  22. 上記共有情報作成手段は、アイドルストップの実行頻度に対して、比較的燃料削減量が大きくなるようなアイドルストップ実行条件を設定し、その条件に基づく上記共有アイドルストップ燃料削減量情報を作成するように構成されていることを特徴とする請求項17乃至21のいずれか1項に記載のアイドルストップ情報共有システム。
  23. 所定の自動停止条件が成立したときにエンジンを自動的に停止させるとともに、エンジンの自動停止中に所定の再始動条件が成立したときにエンジンを自動的に再始動させるアイドルストップを行うように構成された複数の車両間で、アイドルストップ実行による燃料削減量に係る情報を共有するプログラムであって、
    共有する情報である共有アイドルストップ燃料削減量情報をサーバ側システムから受けるクライアント側コンピュータを、
    アイドルストップによる燃料削減量情報を、アイドルストップ実行条件と、クライアント側地図上の走行経路とに関連付けて個別アイドルストップ燃料削減量情報として記憶し、上記サーバ側コンピュータに出力する手段、
    上記サーバ側システムから入力された、複数個の上記個別アイドルストップ燃料削減量情報を用いて作成される上記共有アイドルストップ燃料削減量情報を、表示装置に表示させる手段
    として機能させることを特徴とするアイドルストップ情報共有プログラム。
  24. 所定の自動停止条件が成立したときにエンジンを自動的に停止させるとともに、エンジンの自動停止中に所定の再始動条件が成立したときにエンジンを自動的に再始動させるアイドルストップを行うように構成された複数の車両間で、アイドルストップ実行による燃料削減量に係る情報を共有するプログラムであって、
    共有する情報である共有アイドルストップ燃料削減量情報をクライアント側コンピュータに提供するサーバ側コンピュータを、
    上記各クライアント側コンピュータから入力され、アイドルストップ実行条件と、クライアント側地図上の走行経路とに関連付けられた個別アイドルストップ燃料削減量情報に基づき、それを分類、集約し、またはその他の演算を行うことによって、サーバ側道路地図に関連付けられた上記共有アイドルストップ燃料削減量情報を作成する手段、
    上記共有アイドルストップ燃料削減量情報を記憶しておき、上記クライアント側コンピュータからの共有情報要求信号に応じて、記憶した上記共有アイドルストップ燃料削減量情報を上記要求元クライアント側コンピュータに出力する手段
    として機能させることを特徴とするアイドルストップ情報共有プログラム。
  25. 所定の自動停止条件が成立したときにエンジンを自動的に停止させるとともに、エンジンの自動停止中に所定の再始動条件が成立したときにエンジンを自動的に再始動させるアイドルストップを行うように構成された複数の車両間で、アイドルストップ実行による燃料削減量に係る情報を共有するプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    共有する情報である共有アイドルストップ燃料削減量情報をサーバ側システムから受けるクライアント側コンピュータを、
    アイドルストップによる燃料削減量情報を、アイドルストップ実行条件と、クライアント側地図上の走行経路とに関連付けて個別アイドルストップ燃料削減量情報として記憶し、上記サーバ側コンピュータに出力する手段、
    上記サーバ側システムから入力された、複数個の上記個別アイドルストップ燃料削減量情報を用いて作成される上記共有アイドルストップ燃料削減量情報を、表示装置に表示させる手段
    として機能させることを特徴とするアイドルストップ情報共有プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  26. 所定の自動停止条件が成立したときにエンジンを自動的に停止させるとともに、エンジンの自動停止中に所定の再始動条件が成立したときにエンジンを自動的に再始動させるアイドルストップを行うように構成された複数の車両間で、アイドルストップ実行による燃料削減量に係る情報を共有するプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    共有する情報である共有アイドルストップ燃料削減量情報をクライアント側コンピュータに提供するサーバ側コンピュータを、
    上記各クライアント側コンピュータから入力され、アイドルストップ実行条件と、クライアント側地図上の走行経路とに関連付けられた個別アイドルストップ燃料削減量情報に基づき、それを分類、集約し、またはその他の演算を行うことによって、サーバ側道路地図に関連付けられた上記共有アイドルストップ燃料削減量情報を作成する手段、
    上記共有アイドルストップ燃料削減量情報を記憶しておき、上記クライアント側コンピュータからの共有情報要求信号に応じて、記憶した上記共有アイドルストップ燃料削減量情報を上記要求元クライアント側コンピュータに出力する手段
    として機能させることを特徴とするアイドルストップ情報共有プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP2003026432A 2003-02-03 2003-02-03 アイドルストップ情報共有方法、同システム、同プログラム及び同プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Expired - Fee Related JP4066827B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003026432A JP4066827B2 (ja) 2003-02-03 2003-02-03 アイドルストップ情報共有方法、同システム、同プログラム及び同プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003026432A JP4066827B2 (ja) 2003-02-03 2003-02-03 アイドルストップ情報共有方法、同システム、同プログラム及び同プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004239091A true JP2004239091A (ja) 2004-08-26
JP4066827B2 JP4066827B2 (ja) 2008-03-26

Family

ID=32954444

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003026432A Expired - Fee Related JP4066827B2 (ja) 2003-02-03 2003-02-03 アイドルストップ情報共有方法、同システム、同プログラム及び同プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4066827B2 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006138245A (ja) * 2004-11-11 2006-06-01 Toyota Motor Corp 消費燃料低減制御装置
JP2006161778A (ja) * 2004-12-10 2006-06-22 Toyota Motor Corp 動力出力装置およびこれを搭載する自動車並びに動力出力装置の制御装置,動力出力装置の制御方法
JP2007046546A (ja) * 2005-08-10 2007-02-22 Toyota Motor Corp アイドルストップ車両の制御装置
WO2009001418A1 (ja) * 2007-06-22 2008-12-31 Pioneer Corporation 情報収集装置、情報収集方法、情報収集プログラム、および記録媒体
JP2011185202A (ja) * 2010-03-10 2011-09-22 Denso Corp アイドリングストップ判定装置
JP2011190761A (ja) * 2010-03-16 2011-09-29 Aisin Aw Co Ltd 運転支援装置、方法およびプログラム
JP2014129026A (ja) * 2012-12-28 2014-07-10 Mitsubishi Motors Corp 車両の制御装置
JP2014129746A (ja) * 2012-12-28 2014-07-10 Mitsubishi Motors Corp 車両の制御装置
US9067583B2 (en) 2008-04-14 2015-06-30 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle travel control system
JP2018145805A (ja) * 2017-03-01 2018-09-20 トヨタ自動車株式会社 車両の制御装置
JP2019007419A (ja) * 2017-06-26 2019-01-17 トヨタ自動車株式会社 車両の制御装置

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0861110A (ja) * 1994-08-24 1996-03-05 Aqueous Res:Kk エンジン制御装置
JPH09222035A (ja) * 1996-02-15 1997-08-26 Isuzu Motors Ltd エンジン自動停止・始動装置
JP2000018059A (ja) * 1998-07-07 2000-01-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 情報提供装置、エンジンの自動始動停止装置および媒体
JP2000045818A (ja) * 1998-07-29 2000-02-15 Hitachi Eng Co Ltd 道路車両の広域運転制御方法及び運転制御装置
JP2002222491A (ja) * 2001-01-24 2002-08-09 Denso Corp 自動車位置情報による自動車の制御方法
JP2002322942A (ja) * 2001-04-25 2002-11-08 Fuji Heavy Ind Ltd 車両管理システム
JP2003042046A (ja) * 2001-07-27 2003-02-13 Mazda Motor Corp 車両の遠隔操作用サーバ、車両の遠隔操作方法、車両の遠隔操作用プログラム、及び、車載遠隔操作装置
JP2003044985A (ja) * 2001-07-31 2003-02-14 Mazda Motor Corp 車両の走行制御装置
JP2003051096A (ja) * 2001-08-07 2003-02-21 Mazda Motor Corp 走行支援用サーバ、走行支援方法、及び、走行支援用プログラム

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0861110A (ja) * 1994-08-24 1996-03-05 Aqueous Res:Kk エンジン制御装置
JPH09222035A (ja) * 1996-02-15 1997-08-26 Isuzu Motors Ltd エンジン自動停止・始動装置
JP2000018059A (ja) * 1998-07-07 2000-01-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 情報提供装置、エンジンの自動始動停止装置および媒体
JP2000045818A (ja) * 1998-07-29 2000-02-15 Hitachi Eng Co Ltd 道路車両の広域運転制御方法及び運転制御装置
JP2002222491A (ja) * 2001-01-24 2002-08-09 Denso Corp 自動車位置情報による自動車の制御方法
JP2002322942A (ja) * 2001-04-25 2002-11-08 Fuji Heavy Ind Ltd 車両管理システム
JP2003042046A (ja) * 2001-07-27 2003-02-13 Mazda Motor Corp 車両の遠隔操作用サーバ、車両の遠隔操作方法、車両の遠隔操作用プログラム、及び、車載遠隔操作装置
JP2003044985A (ja) * 2001-07-31 2003-02-14 Mazda Motor Corp 車両の走行制御装置
JP2003051096A (ja) * 2001-08-07 2003-02-21 Mazda Motor Corp 走行支援用サーバ、走行支援方法、及び、走行支援用プログラム

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006138245A (ja) * 2004-11-11 2006-06-01 Toyota Motor Corp 消費燃料低減制御装置
JP2006161778A (ja) * 2004-12-10 2006-06-22 Toyota Motor Corp 動力出力装置およびこれを搭載する自動車並びに動力出力装置の制御装置,動力出力装置の制御方法
JP4626440B2 (ja) * 2005-08-10 2011-02-09 トヨタ自動車株式会社 アイドルストップ車両の制御装置
JP2007046546A (ja) * 2005-08-10 2007-02-22 Toyota Motor Corp アイドルストップ車両の制御装置
JP4750207B2 (ja) * 2007-06-22 2011-08-17 パイオニア株式会社 情報収集装置、情報収集方法、情報収集プログラム、および記録媒体
EP2161697A1 (en) * 2007-06-22 2010-03-10 Pioneer Corporation Information collecting device, information collecting method, information collecting program, and recording medium
WO2009001418A1 (ja) * 2007-06-22 2008-12-31 Pioneer Corporation 情報収集装置、情報収集方法、情報収集プログラム、および記録媒体
EP2161697A4 (en) * 2007-06-22 2011-09-28 Pioneer Corp INFORMATION COLLECTING, INFORMATION COLLECTING, INFORMATION COLLECTING AND RECORDING MEDIUM
US9067583B2 (en) 2008-04-14 2015-06-30 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle travel control system
JP2011185202A (ja) * 2010-03-10 2011-09-22 Denso Corp アイドリングストップ判定装置
JP2011190761A (ja) * 2010-03-16 2011-09-29 Aisin Aw Co Ltd 運転支援装置、方法およびプログラム
JP2014129026A (ja) * 2012-12-28 2014-07-10 Mitsubishi Motors Corp 車両の制御装置
JP2014129746A (ja) * 2012-12-28 2014-07-10 Mitsubishi Motors Corp 車両の制御装置
JP2018145805A (ja) * 2017-03-01 2018-09-20 トヨタ自動車株式会社 車両の制御装置
JP2019007419A (ja) * 2017-06-26 2019-01-17 トヨタ自動車株式会社 車両の制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4066827B2 (ja) 2008-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8825402B2 (en) Route display device, route display method, route display program, and route display system
CN101604480B (zh) 停车场引导装置、停车场引导方法以及程序
US20180373249A1 (en) Apparatus and method of controlling autonomous driving and autonomous parking through navigation apparatus
JP6394790B2 (ja) 共用車両管理装置及び共用車両管理方法
JP4066827B2 (ja) アイドルストップ情報共有方法、同システム、同プログラム及び同プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
WO2014061224A1 (ja) エリアマップ提供システム、端末装置、及びサーバ装置
JP2001141492A (ja) ナビゲーション装置
EP1969313A2 (en) Predictive navigation
US20100004852A1 (en) Navigation apparatus, navigation method and navigation program
US20070276585A1 (en) Navigation apparatus, vehicle lending system, and vehicle lending method
JP2001148092A (ja) ナビゲーション装置、情報センタ、案内システム、及び経路送信装置
US8577605B2 (en) Vehicle feedback method and system
JP2009069064A (ja) 経路案内システム
KR20040097116A (ko) 차량 탑재 장치용 전원 관리 시스템
JP7044002B2 (ja) 車両予約システム、車両予約方法およびプログラム
JP2016033501A (ja) 車両用情報提供装置
JP2011221738A (ja) カーシェアリングシステム、カーシェアリング方法およびカーシェアリングプログラム
JP4066826B2 (ja) アイドルストップ実行条件情報共有方法、同システム、同プログラム及び同プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2003232648A (ja) ナビゲーション装置
JP2003185451A (ja) ナビゲーション装置用データ作成システム及びプログラム
JP2005320742A (ja) 車両用情報システム、車載情報端末、コンピュータ装置
JP2007241943A (ja) 店舗情報提供システムおよび店舗情報提供方法
JP2009103623A (ja) 規制情報提供装置、その制御方法及びその制御プログラム
JP2006309744A (ja) 情報サービス提供方法及び情報サービス提供システム
US20220009350A1 (en) System and method for generating content recommendation rules for a vehicle

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051110

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071231

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110118

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120118

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees